diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/cp.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/cp.1 index 3bae9a6dd6..a25bd85005 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/cp.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/cp.1 @@ -1,220 +1,227 @@ .\" Copyright (c) 1989, 1990, 1993, 1994 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" This code is derived from software contributed to Berkeley by .\" the Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)cp.1 8.3 (Berkeley) 4/18/94 -.\" %FreeBSD: src/bin/cp/cp.1,v 1.11.2.2 1999/08/29 14:11:32 peter Exp % +.\" %FreeBSD: src/bin/cp/cp.1,v 1.11.2.3 1999/12/11 20:33:30 mharo Exp % .\" .\" jpman %Id: cp.1,v 1.2 1997/03/26 15:42:56 horikawa Stab % .Dd April 18, 1994 .Dt CP 1 .Os BSD 4 .Sh 名称 .Nm cp .Nd ファイルをコピーする .Sh 書式 .Nm cp .Oo .Fl R .Op Fl H | Fl L | Fl P .Oc .Op Fl f | i -.Op Fl p +.Op Fl pv .Ar source_file target_file .br .Nm cp .Oo .Fl R .Op Fl H | Fl L | Fl P .Oc -.Op Fl fip +.Op Fl f | i +.Op Fl pv .Ar source_file ... target_directory .Sh 解説 1 番目の書式の場合、 .Nm は .Ar source_file の内容を .Ar target_file にコピーします。 2 番目の書式の場合、 .Ar source_file の各々が .Ar target_directory の中へコピーされます。このとき 名前は変更されません。 コピー先が元のファイル自身になるような 指定を .Nm が検出した場合、コピーは失敗します。 .Pp 以下のオプションが使用できます。 .Bl -tag -width flag .It Fl H .Fl R オプションが指定されている時、コマンド行で指定されたシンボリックリンク を追跡します。(木構造の検索中に見つかったシンボリックリンクは追跡 しません) .It Fl L .Fl R オプションが指定されている時、すべてのシンボリックリンクを追跡します。 .It Fl P .Fl R オプションが指定されている時、シンボリックリンクを一切追跡しません。 .It Fl R .Ar source_file としてディレクトリが指定された場合、 .Nm はそのディレクトリとそれ以下の 部分木を構成するすべてのファイルをコピーします。シンボリックリンクに ついては、それが指している先のファイルをコピーするのではなく シンボリックリンクのままコピーします。特殊ファイルについても 通常ファイルとしてではなく .Nm が特殊ファイルを生成することでコピーします。 -作成されるディレクトリの属性はプロセスのumask値の +作成されるディレクトリの属性はプロセスの umask 値の 影響を受けず、対応するコピー元ディレクトリと同じ属性となります。 .It Fl f コピー先にすでに同名のファイルが存在する場合、そのファイルのパー ミッションに関わらず、確認を求めずにそれを消去して新しくファイル を作成します。( .Fl f オプションより前の .Fl i オプションは無視されます。) .It Fl i すでに存在するファイルへの上書きを伴うコピーを実行する前に、 上書きするかどうかの確認プロンプトを標準エラー出力へ出力するよう .Nm に指示します。標準入力からの返答が 文字 .Sq Li y か .Sq Li Y で始まっていればコピーが実行されます。 ( .Fl i オプションより前の .Fl f オプションは無視されます。) .It Fl p -ファイルの変更時刻・アクセス時刻・フラグ・モード・ユーザID・グループID +ファイルの変更時刻・アクセス時刻・フラグ・モード・ユーザ ID・グループ ID などを、パーミッションが許す範囲内で可能な限り保存してコピーするよう .Nm に指示します。 .Pp -ユーザIDやグループIDが保存できない場合でも、エラーメッセージは出力されず +ユーザ ID やグループ ID が保存できない場合でも、エラーメッセージは出力されず 戻り値も変化しません。 .Pp -コピー元ファイルにSETUIDビットが立っておりかつそのユーザIDが保存できない -場合、SETUIDビットは保存されません。コピー元ファイルにSETGIDビットが -立っておりかつそのグループIDが保存できない場合、SETGIDビットは保存されません。 -コピー元のファイルにSETUIDビットとSETGIDビットが共に -立っておりかつそのユーザIDかグループIDのいずれか一方でも保存できない場合、 +コピー元ファイルに SETUID ビットが立っておりかつそのユーザ ID が保存できない +場合、SETUID ビットは保存されません。コピー元ファイルに SETGID ビットが +立っておりかつそのグループIDが保存できない場合、SETGID ビットは保存されません。 +コピー元のファイルに SETUID ビットと SETGID ビットが共に +立っておりかつそのユーザ ID かグループ ID のいずれか一方でも保存できない場合、 .Fl p オプションが指定されていない限り、 -SETUIDビットとSETGIDビットの両方が保存されません。 +SETUID ビットと SETGID ビットの両方が保存されません。 +.It Fl v +.Nm +を冗長にし、コピーする時ファイルを表示させます。 .El .Pp すでに存在するコピー先ファイルについては、パーミッションが許せば -内容は上書きされますが、モード・ユーザID・グループIDは変化しません。 +内容は上書きされますが、モード・ユーザ ID・グループ ID は変化しません。 .Pp 2 番目の書式では、 .Ar source_file としてディレクトリが一つだけ指定されかつ .Fl R オプションが指定されている場合を除き、 .Ar target_directory は存在していなければなりません。 .Pp コピー先ファイルが存在しない場合、コピー元ファイルのモードに ファイルモード生成マスク .Pf ( Ic umask , .Xr csh 1 を参照 ) を適用したものがコピー先ファイルのモードとして使用されます。 -コピー元ファイルのSETUIDビットが立っていても、コピー元ファイルとコピー先 +コピー元ファイルの SETUID ビットが立っていても、コピー元ファイルとコピー先 ファイルの所有者が同一でない限り、それは落とされます。 -コピー元ファイルのSETGIDビットが立っていても、コピー元ファイルとコピー先 +コピー元ファイルの SETGID ビットが立っていても、コピー元ファイルとコピー先 ファイルが同一グループに属しかつコピーを行うユーザがそのグループ に入っていない限りそれは落とされます。 -SETUIDビットとSETGIDビットの両方が立っている場合、上記のすべての +SETUID ビットと SETGID ビットの両方が立っている場合、上記のすべての 条件が満たされない限り、両方のビットが落とされます。 .Pp ファイルの生成および上書きには、適切なパーミッションがなければなりません。 .Pp .Fl R フラグが指定されるとシンボリックリンクは追跡されませんが、 そうでない限りデフォルトでシンボリックリンクは常に追跡されます。 .Fl H または .Fl L フラグ ( .Fl R フラグと併用) を用いると、シンボリックリンクの追跡を前述したように動作さ せることができます。 .Fl H , .Fl L , .Fl P オプションは、 .Fl R オプションが指定されていなければ無視されます。 また、これらのオプションは互いに打ち消し合い、 最後に指定されたものが有効になります。 .Sh 診断 .Nm ユーティリティは は成功すると戻り値 0 を、エラーが発生すると 0 より大きな戻り値を返します。 .Sh 互換性 従来版の .Nm には .Fl r オプションがありました。本実装でもこのオプションはサポートされていますが、 -特殊ファイル・シンボリックリンク・FIFOなどを正しくコピーできないため、 +特殊ファイル・シンボリックリンク・FIFO などを正しくコピーできないため、 これを使用することは奨められません。 +.Pp +.Fl v +は標準ではありませんし、スクリプト中での使用はお勧めしません。 .Sh 関連項目 .Xr mv 1 , .Xr rcp 1 , .Xr umask 2 , .Xr fts 3 , .Xr symlink 7 .Sh 規格 .Nm コマンドは、 .St -p1003.2 互換を想定しています。 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .At v1 から登場しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/dd.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/dd.1 index af1c618f33..99f16ff876 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/dd.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/dd.1 @@ -1,336 +1,337 @@ .\" Copyright (c) 1990, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" This code is derived from software contributed to Berkeley by .\" Keith Muller of the University of California, San Diego. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)dd.1 8.2 (Berkeley) 1/13/94 -.\" %FreeBSD: src/bin/dd/dd.1,v 1.8.2.2 1999/08/29 14:12:10 peter Exp % +.\" %FreeBSD: src/bin/dd/dd.1,v 1.8.2.3 1999/12/12 01:54:04 green Exp % .\" .\" jpman %Id: dd.1,v 1.3 1997/05/16 00:16:21 h-nokubi Stab % .Dd January 13, 1994 .Dt DD 1 .Os .Sh 名称 .Nm dd .Nd ファイルのコンバートおよびコピー .Sh 書式 .Nm dd .Op operands ... .Sh 解説 .Nm ユーティリティは、標準入力を標準出力にコピーします。入力データは -ブロック単位 (デフォルトでは512バイト) で読み書きされます。 +ブロック単位 (デフォルトでは 512 バイト) で読み書きされます。 入力データのブロック数が短かった場合は、何回か読み込みを行い、 ブロック数単位にまとめて出力します。 終了時に、 .Nm は、入力と出力の各々について、ブロック単位で処理できたブロック数と 最終ブロックを満たさず半端になったブロック数を 標準エラー出力に表示します。ブロック単位の変換で切り捨てられた 入力レコードがあった場合には、そのブロック数も表示します。 .Pp 以下のオペランドが利用可能です: .Bl -tag -width of=file .It Cm bs= Ns Ar n 入出力両方のブロックサイズを .Va n バイトに設定します。 .Cm ibs , obs の指定に優先します。 .Cm noerror , .Cm notrunc , .Cm sync 以外の変換指定がない場合は、入力ブロック数が小さい場合のまとめ処理なしで 入力ブロックを出力ブロックに 1 ブロック単位でコピーします。 .It Cm cbs= Ns Ar n 変換レコードサイズを .Va n バイトにします。 レコード指向の変換が指定された場合には変換レコードサイズが必要です。 .It Cm count= Ns Ar n 入力のうち .Va n 個のブロックだけをコピーします。 .It Cm files= Ns Ar n .Va n 個の入力ファイルをコピーします。このオペランドは入力デバイスが テープのときだけ有効です。 .It Cm ibs= Ns Ar n 入力ブロックのサイズを、デフォルトの 512 バイトに代えて .Va n バイトにします。 .It Cm if= Ns Ar file 標準入力のかわりに .Ar file から入力を行います。 .It Cm obs= Ns Ar n 出力ブロックのサイズをデフォルトの 512 バイトに代えて .Va n バイトにします。 .It Cm of= Ns Ar file 標準出力のかわりに .Ar file に対し出力を行います。 .Cm notrunc が指定されないかぎり、普通の出力ファイルでは最後の 1 ブロックサイズに 満たないデータは切り詰められます。 出力ファイルの最初の部分がスキップされる場合は ( .Cm seek オペランド参照) 出力ファイルは そこまで切り詰められます。 .It Cm seek= Ns Ar n コピーする前に、出力側ファイルの開始位置を先頭から .Va n ブロックだけ進めます。出力がテープデバイスでない場合は、 .Xr lseek 2 システムコールを使ってシークが実行され ます。テープデバイスの場合は、既存のブロックを読み捨てる事で指定位置まで 進める処理を実行します。もしユーザがテープデバイスに対し読み込みのアクセス権 を持っていないときは、テープデバイスに対する .Xr ioctl 2 システムコールを使います。シーク処理がファイルの最後を超えて行われる場合は、 ファイルの末尾から指定のシーク位置に相当する部分まで .Tn NUL データのブロックを挿入します。 .It Cm skip= Ns Ar n コピーする前に、入力側ファイルの開始位置を先頭から .Va n ブロックだけ進めます。入力がシーク機能を持っているなら、 .Xr lseek 2 システムコールが使用されます。シーク機能がなければ、既存のブロックを 読み捨てる事で指定位置まで進める処理を実行します。入力がパイプから渡される 場合は、正確に指定されたバイト数が読まれます。 それ以外のデバイスでは、読まれたブロックのサイズが指定のブロックサイズに 満たない物や完全な物の区別をせずに、正確に指定されたブロック数が 読まれます。 .It Xo .Cm conv= .Ns Cm value Ns Op \&, Cm value \&... .Xc .Cm value に以下のリストから 1 つのシンボルを指定して変換を行います。 .Bl -tag -width unblock .It Cm ascii , oldascii レコードの変換を行う前に .Tn EBCDIC から .Tn ASCII への文字コード変換を行います。そのほかは .Cm unblock と同じです。 (これらの指定では .Cm cbs も指定されている場合は暗黙の内に .Cm unblock も指定された事になります。) .Tn ASCII 用に 2 つの変換マップがあります。 .Cm ascii は System V 互換の お奨め変換マップです。 .Cm oldascii は昔の .Tn AT&T および pre-4.3BSD-reno システムで使われていた変換マップです。 .It Cm block 入出力のブロック境界に関係なく、入力を newline (改行) もしくは end-of-file (ファイル末) で区切られる可変長レコード列として 扱います。各入力レコードは .Cm cbs で指定する長さの固定長レコードに変換されます。 変換するレコード・サイズより短い入力レコードは space (空白) で パディングされます。変換するレコード・サイズより長い入力レコードは 長い部分が切り捨てられます。切り捨てがあった入力レコード数は、 もしあれば、コピーの終了時に標準エラー出力に表示されます。 .It Cm ebcdic , ibm , oldebcdic , oldibm レコードが変換された後で .Tn ASCII から .Tn EBCDIC への変換を行う以外は .Cm block と同じです。 (これらの指定では .Cm cbs も指定されている場合は暗黙の内に .Cm block も指定された事になります。) .Tn EBCDIC 用に 4 つの変換マップがあります。 .Cm ebcdic は .At V 互換の お奨め変換マップです。 .Cm ibm は微妙に違う変換マップで、 .At V で変換に .Cm ibm を指定した場合に相当します。 .Cm oldebcdic と .Cm oldibm は、昔の .Tn AT&T および pre-4.3BSD-reno システムで使われていた変換マップです。 .It Cm lcase 英大文字を小文字に変換します。 .It Cm noerror 入力にエラーがあっても処理を止めないようにします。入力エラーが 起こったときは、診断メッセージに続けて その時の入力と出力の ブロック数を、正常動作終了時に表示するメッセージと同じ フォーマットで標準エラー出力に表示します。 もし .Cm sync 変換も指定されていた場合は、入力データのうち失われた物を .Tn NUL バイト (ブロック指向の変換のときは space) に置き換えて、 通常の入力バッファとして処理します。 .Cm sync 変換が指定されていなければ、その入力ブロックは出力から削除されます。 テープかパイプ以外の入力ファイルでは、ファイル・オフセットは .Xr lseek 2 を使ってエラーの発生したブロック以降にも設定されます。 .It Cm notrunc 出力ファイルを切り詰めません。 これによって出力ファイルのブロックの内で明らかに .Nm によって書き込まれる部分以外は保存されます。 .Cm notrunc はテープではサポートされません。 .It Cm osync 最後の出力ブロックを出力ブロックサイズを満たすようにパディングします。 もし変換後に入力ファイルが出力ブロックサイズの整数倍でなかった場合に、 書き込む際に一定サイズのブロックが必要なデバイスで使う時のため、 最後の出力ブロックが直前のブロックと同じなるようにします。 このオプションは .Cm bs= Ns Ar n によるブロックサイズ指定とは両立しません。 .It Cm sparse 一つ以上の出力ブロックが .Tn NUL バイトのみからなる場合、 .Tn NUL で埋める代りに、必要な空間だけ出力ファイルのシークを試みます。 結果として、疎なファイルとなります。 .It Cm swab 入力データを 2 バイトごとのペアとみなし、入れ替えます。入力が奇数 バイトだった場合、最後のデータはそのままになります。 .It Cm sync 各入力ブロックを入力バッファ・サイズになるようにパディングします。 パディングには、ブロック指向の変換の場合は空白を、そうでなければ .Tn NUL バイトを使います。 .It Cm ucase 英小文字を大文字に変換します。 .It Cm unblock 入出力のブロック境界に関係なく、入力を固定長レコード列として扱います。 入力レコードの長さは .Cm cbs オペランドで指定します。 データの後ろにパディングされている space を除去して newline をつけます。 .El .El .Pp サイズの指定は 10 進のバイト数が期待されます。 -数字の最後に ``b'', ``k'', ``m'', ``w'' をつけた場合は、 -それぞれ数字に 512、1024 (1K)、1048576 (1M)、integer (整数) のバイト数が -乗ぜられます。 -2つ以上の数字を ``x'' でつないだ物を積の意味で使用できます。 +数字の最後に ``b'', ``k'', ``m'', ``g'', ``w'' をつけた場合、 +その数字に、 +512, 1024 (1K), 1048576 (1M), 1073741824 (1G), +integer (整数) に格納されるバイト数が、それぞれ乗ぜられます。 +2 つ以上の数字を ``x'' でつないだ物を積の意味で使用できます。 .Pp 終了時に、 .Nm は、きちんともしくは部分的に入出力を行ったブロックの数、 切り詰められた入力レコードの数、奇数長のバイト入れ換えを行った ブロックの数を標準エラー出力に表示します。 部分的入力ブロックとは、入力ブロックサイズより少なく読まれた 物のことです。 部分出力ブロックとは、出力ブロックサイズより少なく書かれた 物のことです。 テープデバイスで部分出力ブロックが出た場合は致命的なエラーとみなされます。 それ以外の場合は、そのブロックの残りが書かれます。 キャラクタ・デバイスで部分出力ブロックが出た場合は警告メッセージが出ます。 切り詰められた入力ブロックとは、可変長レコード指向の変換が 指定され入力行が変換レコードに合わせるには長すぎるか newline で 終っていない場合の物です。 .Pp 通常、入力または変換の もしくは両方の結果のデータは 指定されたサイズの出力ブロックに集められます。 入力データが最後に達した場合、残っている出力データはブロックとして 出力されます。これは、最後の出力ブロックのサイズは 出力ブロックサイズより短くなる可能性がある事を意味します。 .Pp .Nm が .Dv SIGINFO ( .Xr stty 1 の引数 ``status'' 参照) シグナルを受けた場合、その時点の入出力ブロック数を標準エラー出力に 通常の処理完了時と同じフォーマットで出力します。 .Nm が .Dv SIGINT シグナルを受けた場合、その時点の入出力ブロック数を標準エラー出力に 通常の処理完了時と同じフォーマットで出力して .Nm は終了します。 .Sh 診断 .Nm ユーティリティは成功した場合は 0 を、 エラーが起きた場合は 0 より大きな値を返します。 .Sh 関連項目 .Xr cp 1 , .Xr mt 1 , .Xr tr 1 .Sh 規格 .Nm ユーティリティは .St -p1003.2 規格のスーパセットです。 .Cm files オペランドおよび、 .Cm ascii , .Cm ebcdic , .Cm ibm , .Cm oldascii , .Cm oldebcdic , .Cm oldibm は .Tn POSIX 規格を拡張しています。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/mv.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/mv.1 index 52093e4a3c..04f4b5ce2c 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/mv.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/mv.1 @@ -1,151 +1,159 @@ .\" %NetBSD: mv.1,v 1.8 1995/03/21 09:06:51 cgd Exp % .\" .\" Copyright (c) 1989, 1990, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" This code is derived from software contributed to Berkeley by .\" the Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)mv.1 8.1 (Berkeley) 5/31/93 -.\" %FreeBSD: src/bin/mv/mv.1,v 1.11.2.2 1999/08/29 14:12:55 peter Exp % +.\" %FreeBSD: src/bin/mv/mv.1,v 1.11.2.3 1999/12/11 20:33:33 mharo Exp % .\" .\" jpman %Id: mv.1,v 1.2 1997/03/29 06:23:50 horikawa Stab % .Dd May 31, 1993 .Dt MV 1 .Os .Sh 名称 .Nm mv .Nd ファイルの移動 .Sh 書式 .Nm mv -.Op Fl fi +.Op Fl f | Fl i +.Op Fl v .Ar source target .Nm mv -.Op Fl fi +.Op Fl f | Fl i +.Op Fl v .Ar source ... directory .Sh 解説 1 番目の書式の場合、 .Nm ユーティリティは .Ar source オペランドで指定される名前のファイルの名前を、 .Ar target オペランドで指定される名前のデスティネーションパスに変更します。 最後に指定されるオペランドが既に存在するディレクトリの名前ではない場合に この書式であるとされます。 .Pp 2 番目の書式の場合、各々の .Ar source オペランドで指定される名前のファイルを、 .Ar directory オペランドで指定される名前で既に存在するディレクトリの中の デスティネーションファイルに移動します。 各々のオペランドに対応するデスティネーションパスは、 ``最後のオペランド''と``スラッシュ''と``ファイルのパス名の最後の部分'' の結合によって生成されるパス名です。 .Pp オプションとしては以下のものがあります: .Bl -tag -width flag .It Fl f デスティネーションパスを上書きする前に、 書き込みパーミッションがあるなしにかかわらず、確認せず実行します。 ( .Fl f オプションが指定されると、それ以前の .Fl i オプションは無視されます。) .It Fl i すでに移動先に同名のファイルが存在する場合、実行してよいかどうか確認を 標準エラー出力を使用して 求めます。標準入力から .Sq Li y または .Sq Li Y で始まる文字列が入力されると、実行されます。 ( .Fl i オプションが指定されると、それ以前の .Fl f オプションは無視されます。) +.It Fl v +.Nm +を冗長にし、移動後にファイルを表示させます。 .El .Pp .Ar source オペランドとデスティネーションパスがともにディレクトリである場合を除き、 オペランドもしくはデスティネーションパスに ディレクトリを指定することは誤りです。 .Pp デスティネーションパスが書き込み許可をしていない場合、 .Nm は、 .Fl i オプションと同じように、 ユーザの確認を求めます。 .Pp .Nm は、通常、システムコール .Xr rename 2 を使ってファイルの移動をします。しかし、 .Xr rename 2 は、ファイルシステムを越えてファイルを移動することがで きません。このため、 .Ar source と .Ar target が違うファイルシステム上の場合、 .Nm は、 .Xr cp 1 と .Xr rm 1 を使って移動を行います。これは、次の結果と等価です。 .Bd -literal -offset indent rm -f destination_path && \e \tcp -pRP source_file destination && \e \trm -rf source_file .Ed .Sh 診断 .Nm ユーティリティは、成功時には 0 を、エラー時には 0 より大きな値を返し、 終了します。 .Sh 関連項目 .Xr cp 1 , .Xr rm 1 , .Xr symlink 7 +.Sh 互換性 +.Fl v +は標準ではありませんし、スクリプト中での使用はお勧めしません。 .Sh 規格 .Nm ユーティリティは .St -p1003.2 互換です。 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .At v1 から登場しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/telnet.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/telnet.1 index 94f6ecd7a0..31e9351934 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/telnet.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/telnet.1 @@ -1,1332 +1,1332 @@ .\" Copyright (c) 1983, 1990, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)telnet.1 8.5 (Berkeley) 3/1/94 .\" %FreeBSD: src/usr.bin/telnet/telnet.1,v 1.10.2.3 1999/08/29 15:33:30 peter Exp % .\" .\" jpman %Id: telnet.1,v 1.2 1997/05/23 00:55:09 mutoh Stab % .\" .Dd March 1, 1994 .Dt TELNET 1 .Os BSD 4.2 .Sh 名称 .Nm telnet .Nd .Tn TELNET プロトコルを用いて他のホストと通信する .Sh 書式 .Nm .Op Fl 8EFKLNacdfrx .Op Fl S Ar tos .Op Fl X Ar authtype .Op Fl e Ar escapechar .Op Fl k Ar realm .Op Fl l Ar user .Op Fl n Ar tracefile .Op Fl s Ar src_addr .Oo .Ar host .Op Ar port .Oc .Sh 解説 .Nm コマンドは、 他のマシンとの間で .Tn TELNET プロトコルを用いた通信を行なう時に用いられます。 .Nm が、 .Ar host 引数なしで起動された場合には、 .Pq Nm telnet\&> プロンプトを表示して、コマンドを受け付けるモードに移行します。 本モードでは、telnet は、後述のコマンドを解釈し、実行できます。 .Nm が .Ar host 引数を付加して起動された場合には、 .Ic open コマンドをその引数で実行した場合と同様の動作を行ないます。 .Pp .Nm コマンドでは、以下のオプションが使用可能です。 .Bl -tag -width indent .It Fl 8 8ビットデータをそのまま通すよう指示します。本オプションは、データ入出力時に .Dv TELNET BINARY オプションを使用することを意味します。 .It Fl E エスケープ文字の解釈を禁止します。 .It Fl F もし Kerberos V5 ユーザ認証を使用している場合 .Fl F オプションはローカル credential をリモートシステムに送るのを許可します。 すでにローカルに送られているすべての credential を含みます。 .It Fl K リモートシステムへの自動ログインを行なわないよう指示します。 .It Fl L 出力を 8 ビットクリーンにします。 本オプションは、データ出力時に .Dv BINARY オプションを使用することを意味します。 .It Fl N 接続先ホストが IP アドレスで与えられた場合、 IP アドレスを元にした名前の検索を抑止します。 .It Fl S Ar tos IP のサービス型 (TOS) を設定します。 TOS は、数字で指定するか、システムが .Pa /etc/iptos ファイルをサポートしている場合には、そのファイル中で定義された 値と対応するシンボルを指定します。 .It Fl X Ar atype .Ar atype で指定されたユーザ認証を無効にします。 .It Fl a 自動ログインを行ないます。リモートシステムで ENVIRON オプションの サポートをしている場合には、 .Ev ENVIRON オプションの .Ev USER 変数をログイン名として用います。 使用されるログイン名は、カレントユーザ ID とログイン名の対応が 一致する場合には、 .Xr getlogin 2 で取得される名前です。それ以外の場合は、 UID に対応する名前が 用いられます。 .It Fl c ユーザの .Pa \&.telnetrc ファイルを使いません (本マニュアル中の .Ic toggle skiprc コマンドを参照してください)。 .It Fl d 変数 .Ic debug の初期値を .Dv TRUE に設定します。 .It Fl e Ar escapechar .Nm のエスケープ文字の初期値を .Ar escapechar に設定します。 .Ar escapechar が省略された場合には、 エスケープ文字は無いことになります。 .It Fl f もし Kerberos V5 ユーザ認証を使用している場合 .Fl f オプションはローカル credential をリモートシステムに送るのを許可します。 .It Fl k Ar realm もし Kerberos ユーザ認証を使用している場合 .Fl k オプションを指定すると、 .Xr krb_realmofhost 3 で決定されるリモートホストの realm の代わりに、 .Ar realm からリモートホストに対するチケットが得られるように要求します。 .It Fl l Ar user リモートシステムが .Ev ENVIRON オプションをサポートしている場合、リモートシステムへの接続時に リモートシステムに変数 .Ev USER の値として .Ar user を送信します。 本オプションは、 .Fl a オプションとともに使用します。 また、本オプションは、 .Ic open コマンドととも一緒に使用します。 .It Fl n Ar tracefile トレース情報を記録するために .Ar tracefile をオープンします。 後述の .Ic set tracefile コマンドを参照して下さい。 .It Fl r .Xr rlogin 1 と似たインタフェースを提供します。 本モードでは、エスケープ文字はチルダ文字 (~) に設定されます。 ただし、 .Fl e オプションで変更された場合には、この限りではありません。 .It Fl s Ar src_addr .Nm 接続の送信元 IP アドレスを、 .Ar src_addr に設定します。 IP アドレスとホスト名のどちらでも指定可能です。 .It Fl x 可能であれば、データストリームの暗号化を有効にします。本オプション は、米国およびカナダ以外の国では使用できません。 .It Ar host リモートホストの公式な名前、別名、または IP アドレスを指定します。 .It Ar port telnet が叩くリモートホストの TCP ポート番号を指定します。指定されない 場合には、デフォルトの .Nm ポート番号が使われます。 .El .Pp rlogin モードでは、~. をコマンドラインの先頭で入力すると、 リモートホストとの接続が切れます。この時、~ は .Nm のエスケープ文字 として働きます。 また、~^Z をコマンドラインの先頭で入力すると、 .Nm セッションはサスペンドされます。 そして、~^] をコマンドラインの先頭で入力すると、通常の .Nm のエスケーププロンプトが出力され、コマンド入力モードに移行します。 .Pp コネクションが開設されると、 .Nm は .Dv TELNET LINEMODE を有効にしようとします。 これが失敗すると、次に .Nm は \*(Lqcharacter at a time\*(Rq と \*(Lqold line by line\*(Rq の 2 つの入力モードのうち、どちらか 1 つを選択します。 これは、リモートシステムがサポートするモードに依存します。 .Pp .Dv LINEMODE が有効になった場合、 文字処理は、 リモートシステムの制御のもとでローカルシステムで行なわれます。 入力行の編集や、文字エコーは無効になり、 リモートシステムがそれらの操作情報を中継します。 リモートシステムは、 リモートシステムで生成された特殊文字をすべてローカルシステムに送ります。 その結果、ローカルシステムの制御が可能になります。 .Pp \*(Lqcharacter at a time\*(Rq モードでは、ほとんどのテキスト入力は、 すぐにリモートシステムに送られて処理されます。 .Pp \*(Lqold line by line\*(Rq モードでは、すべてのテキストはローカルにエコーバック されます。そして、通常、完全な行のみがリモートホストに送信されます。 .Pp \*(Lqold line by line\*(Rq モードでは、すべてのテキストはローカルに エコーされ (普通は) 完全な行だけがリモートホストに送られます。 \*(Lqlocal echo character\*(Rq (初期設定は\*(Lq^E\*(Rq)は、ローカルエコー の有効/無効を切り替えるのに用いられます (これは、パスワードをエコーバックし ないために、パスワード入力時によく用いられる機能です)。 .Pp .Dv LINEMODE オプションが有効になっている場合、もしくは .Ic localchars が .Dv TRUE になっている場合には (デフォルトでは、\*(Lqold line by line\*(Rq に設定されて います。以下を参照)、ユーザの .Ic quit , .Ic intr , .Ic flush 文字はローカルでトラップされます。そして、 .Tn TELNET プロトコルシーケンスとしてリモートホストに送信されます。 .Dv LINEMODE が有効になっている場合には、 ユーザの .Ic susp および .Ic eof もまた .Tn TELNET プロトコルシーケンスとしてリモートホストに送信されます。そして、 .Ic quit は .Dv BREAK のかわりに .Dv TELNET ABORT として送信されます。 また、 (リモートホストが TELNET シーケンスを認識するまで) 端末へのサブシーケンス出力をフラッシュするオプション ( .Ic toggle , .Ic autoflush , .Ic toggle , .Ic autosynch を参照して下さい) や、( .Ic quit , .Ic intr の場合に) 端末の先行入力をフラッシュするオプションもあります。 .Pp リモートホストと接続中に \*(Lqescape character\*(Rq (初期値は \*(Lq^]\*(Rq です) を入力することで、 .Nm コマンドモードに移行できます。 コマンドモードに移行すると、通常の対話的画面編集が可能になります。 .Pp .Nm のコマンドモードでは、以下のコマンドが使用できます。 コマンドを入力する場合には、先頭からコマンドを特定できるだけの文字を入れ るだけでコマンドが認識されます。 ( .Ic mode , .Ic set , .Ic toggle , .Ic unset , .Ic slc , .Ic environ , .Ic display コマンドの引数についても同じことがいえます)。 .Pp .Bl -tag -width "mode type" .It Ic auth Ar argument ... auth コマンドは、 .Dv TELNET AUTHENTICATE オプションを用いて送られる認証情報を操作します。 .Ic auth コマンドのとりうる引数は、以下の通りです。 .Bl -tag -width "disable type" .It Ic disable Ar type 指定した認証タイプを無効にします。認証タイプの一覧を見たい場合には、 .Ic auth disable \&? とコマンドを実行して下さい。 .It Ic enable Ar type 指定された認証タイプを有効にします。 認証タイプの一覧を見たい場合には、 .Ic auth enable \&? とコマンドを実行して下さい。 .It Ic status 認証タイプの現在の状態一覧を表示します。 .El .It Ic close .Tn TELNET セッションを終了し、コマンドモードに復帰します。 .It Ic display Ar argument ... .Ic set および .Ic toggle で設定された値 (後述) のすべて、もしくは一部を表示します。 .It Ic encrypt Ar argument ... encrypt コマンドは、 .Dv TELNET ENCRYPT オプションによって送られる情報を操作します。 .Pp 注意: 輸出規制の関係上、 .Dv TELNET ENCRYPT オプションは、米国およびカナダ以外の国ではサポートされません。 .Pp .Ic encrypt コマンドのとりうる引数は以下の通り: .Bl -tag -width Ar .It Ic disable Ar type Ic [input|output] 指定されたタイプの暗号化を無効にします。 input か output かが省略された場合、両方が無効になります。 .Ic encrypt disable \&? コマンドを使えば type として何が使用できるかを表示できます。 .It Ic enable Ar type Ic [input|output] 指定されたタイプの暗号化を有効にします。 input か output かが省略された場合、両方が無効になります。 .Ic encrypt enable \&? コマンドを使えば type として何が使用できるかを表示できます。 .It Ic input .Ic encrypt start input コマンドと同じです。 .It Ic -input .Ic encrypt stop input コマンドと同じです。 .It Ic output .Ic encrypt start output コマンドと同じです。 .It Ic -output .Ic encrypt stop output コマンドと同じです。 .It Ic start Ic [input|output] 暗号化を開始します。 .Ic input か .Ic output かが省略された場合、 両方が暗号化されます。 .Ic encrypt enable \&? コマンドを使えば type として何が使用できるかを表示できます。 .It Ic status 暗号化の現在の状態を表示します。 .It Ic stop Ic [input|output] 暗号化を中止します。 input か output かを省略した場合は 両方に対して作用します。 .It Ic type Ar type .Ic encrypt start や .Ic encrypt stop が使われた時のデフォルトの暗号化タイプを設定します。 .El .It Ic environ Ar arguments... .Ic environ コマンドは、 .Dv TELNET ENVIRON オプションを用いて送られる変数を取り扱うのに用いられます。 最初に設定される変数は、ユーザ環境変数から取られ、 デフォルトでは .Ev DISPLAY および .Ev PRINTER のみ値が環境に取り込まれます。 変数 .Ev USER が環境に取り込まれるのは、 .Fl a もしくは .Fl l オプションが起動時に指定された場合です。 .Pp .Ic environ コマンドの取りうる引数は、以下の通りです。 .Bl -tag -width Fl .It Ic define Ar variable value 変数 .Ar variable を .Ar value と定義します。 本コマンドで定義された変数は、自動的に環境に取り込まれます。 .Ar value については、スペースやタブを含む場合には、シングルクォーテーション、 もしくはダブルクォーテーションで囲んでも構いません。 .It Ic undefine Ar variable 環境変数 .Ar variable の定義を無効にします。 .It Ic export Ar variable 変数 .Ar variable が、リモートホストの環境に取り込まれるように設定します。 .It Ic unexport Ar variable 変数 .Ar variable を、リモートホストに取り込まないように設定します。ただし、リモートホストへ 明示的に取り込むよう指定された変数に関しては、意味を持ちません。 .It Ic list 現在設定されている環境変数の一覧を表示します。 .Cm * マークが付加されている環境変数については、リモートホストに自動的に取り込ま れます。他の変数は、明示的に要求されない限り、取り込まれることはありません。 .It Ic \&? .Ic environ コマンドのヘルプメッセージを表示します。 .El .It Ic logout .Dv TELNET LOGOUT オプションをリモートホストに送信します。 本コマンドは、 .Ic close と似てますが、リモートホストが .Dv LOGOUT オプションをサポートしていない場合には、何も起きません。 しかしながら、リモートホストが .Dv LOGOUT オプションをサポートしている場合には、本コマンドはリモートホストに .Tn TELNET コネクションの切断を指示します。 リモートホストが再接続のためにセッションのサスペンドもサポートしている場合には、 logout 引数は、セッションを即時切断することを示します。 .It Ic mode Ar type .Ar type は、 .Tn TELNET セッションの状態に依存するオプションの 1 つです。 リモートホストはリクエストモードに入るための許可を求められます。 リモートホストが許可を得られればリクエストモードに入ります。 .Bl -tag -width Ar .It Ic character .Dv TELNET LINEMODE オプションを無効にする、 あるいはリモートホストが .Dv LINEMODE オプションを解釈できない場合に \*(Lqcharacter at a time\*(Rq モードに入ります。 .It Ic line .Dv TELNET LINEMODE オプションを有効にする、 あるいはリモートホストが .Dv LINEMODE オプションを解釈できない場合に \*(Lqold-line-by-line\*(Rq モードに入ろうとします。 .It Ic isig Pq Ic \-isig .Dv LINEMODE オプションの .Dv TRAPSIG モードを有効 (無効) にします。 .Dv LINEMODE オプションが有効になっている必要があります。 .It Ic edit Pq Ic \-edit .Dv LINEMODE オプションの .Dv EDIT モードを有効 (無効) にします。 .Dv LINEMODE オプションが有効になっている必要があります。 .It Ic softtabs Pq Ic \-softtabs .Dv LINEMODE オプションの .Dv SOFT_TAB モードを有効 (無効) にします。 .Dv LINEMODE オプションが有効になっている必要があります。 .It Ic litecho Pq Ic \-litecho .Dv LINEMODE オプションの .Dv LIT_ECHO モードを有効 (無効) にします。 .Dv LINEMODE オプションが有効になっている必要があります。 .It Ic \&? .Ic mode コマンドのヘルプメッセージを表示します。 .El .It Xo .Ic open Ar host .Op Fl l Ar user .Oo Op Fl .Ar port Oc .Xc 指定されたホストとの間で、コネクションを開設します。 ポート番号が指定されない場合は、 .Nm は、デフォルトのポート番号を用いて、指定されたホストの .Tn TELNET サーバとの接続を試みます。 ホストの指定については、ホスト名 ( .Xr hosts 5 を参照して下さい) もしくは、 ドット表記のIPアドレス ( .Xr inet 3 を参照して下さい) で指定します。 .Fl l オプションは .Ev ENVIRON オプションによってリモートシステムに渡されるユーザ名を指定するのに 使われます。 標準でないポートにつなげた時は .Nm はすべての .Tn TELNET オプションの自動初期化を省略します。 マイナス記号の後にポート番号が指定されている場合は、 -初期オプション交渉 (initial option negotiation) が行なわれます。 +初期オプションネゴシエーション (initial option negotiation) が行なわれます。 接続した後、ホームディレクトリの .Pa \&.telnetrc ファイルが読み込まれます。 # で始まる行はコメントです。 空行は無視されます。 空白以外で始まっている行は マシンエントリの始まりです。 最初の項目は接続しているマシンの名前です。 その後の項目、およびそれに続く空白で始まっている 行は .Nm コマンドであるとみなされ、 .Nm コマンドプロンプトでそのコマンドを入力した場合と 同じように処理されます。 .It Ic quit .Tn TELNET セッションをただちに切断し、 .Nm を終了します。 コマンドモードにおいて、 EOF を入力した場合も同様です。 .It Ic send Ar arguments 1つ以上の特殊文字シーケンスをリモートホストに送信します。 以下は指定可能な引数です (1 度に複数の引数を指定できます)。 .Pp .Bl -tag -width escape .It Ic abort .Dv TELNET ABORT (Abort processes) シーケンスを送ります。 .It Ic ao .Dv TELNET AO (Abort Output) シーケンスを送ります。 これはリモートシステム .Em に 端末 .Em へ すべての出力をフラッシュさせます。 .It Ic ayt .Dv TELNET AYT (Are You There) シーケンスを送ります。 リモートシステムはそれに応答するかしないかを選択できます。 .It Ic brk .Dv TELNET BRK (Break) シーケンスを送ります。 リモートシステムにとって 重要な意味があるかもしれません。 .It Ic ec .Dv TELNET EC (Erase Character) シーケンスを送ります。 これはリモートシステムに最後に入力された文字を 消去させます。 .It Ic el .Dv TELNET EL (Erase Line) シーケンスを送ります。 これはリモートシステムに現在入力中の行を 消去させます。 .It Ic eof .Dv TELNET EOF (End Of File) シーケンスを送ります。 .It Ic eor .Dv TELNET EOR (End of Record) シーケンスを送ります。 .It Ic escape 現在の .Nm エスケープ文字を送ります (初期値は \*(Lq^\*(Rq です)。 .It Ic ga .Dv TELNET GA (Go Ahead) シーケンスを送ります。 おそらくリモートシステムにとってたいした意味は無いでしょう。 .It Ic getstatus リモートシステムが .Dv TELNET STATUS コマンドをサポートしていれば、 .Ic getstatus はサーバに現在のオプションステータスを送るように要求します。 .It Ic ip .Dv TELNET IP (Interrupt Process) シーケンスを送ります。 これはリモートシステムに現在実行中のプロセスを 中断させます。 .It Ic nop .Dv TELNET NOP (No OPeration) シーケンスを送ります。 .It Ic susp .Dv TELNET SUSP (SUSPend process) シーケンスを送ります。 .It Ic synch .Dv TELNET SYNCH シーケンスを送ります。 このシーケンスはリモートシステムに、 それまでに送られた (しかしまだ読み込まれていない) 入力を 捨てさせます。 このシーケンスは .Tn TCP 緊急データとして送られます (しかしリモートシステムが .Bx 4.2 の場合、効かないかも知れません。 もし効かなかった場合は端末に \*(Lqr\*(Rq が返される場合があります)。 .It Ic do Ar cmd .It Ic dont Ar cmd .It Ic will Ar cmd .It Ic wont Ar cmd .Dv TELNET DO .Ar cmd シーケンスを送ります。 .Ar cmd は 0 から 255 までの十進数か、 特定の .Dv TELNET コマンドに対するシンボル名です。 .Ar cmd として 既知のシンボル名のリストを含むヘルプメッセージを表示する .Ic help または .Ic \&? を指定可能です。 .It Ic \&? .Ic send コマンドのヘルプメッセージを表示します。 .El .It Ic set Ar argument value .It Ic unset Ar argument value .Ic set コマンドは、指定した .Nm 変数の 1 つを、特定の値を設定するか、 .Dv TRUE にします。 特別な値 .Ic off は、変数に関連する機能を無効にします。これは、 .Ic unset コマンドと同じです。 .Ic unset コマンドは、指定された機能を無効にするか、 .Dv FALSE に設定します。 変数の値は .Ic display コマンドによって調べることができます。 トグルでなく設定、無効にされる変数を以下に示します。 また .Ic toggle コマンドに対する変数は .Ic set および .Ic unset コマンドによって明示的に 設定および無効にすることができます。 .Bl -tag -width escape .It Ic ayt .Tn TELNET がローカル文字モードになっているか、 あるいは .Dv LINEMODE が有効になっていて、 ステータス文字が入力された場合、 .Dv TELNET AYT シーケンス (前述の .Ic send ayt 参照) がリモートホストに送られます。\*(LqAre You There\*(Rq 文字の初期値は ターミナルステータス文字です。 .It Ic echo これは \*(Lqline by line\*(Rq モード時に 入力された文字をローカルに表示する (通常処理) か しないか (たとえばパスワード入力時) を 切替えるのに使われる値 (初期値は \*(Lq^E\*(Rq ) です。 .It Ic eof .Nm が .Dv LINEMODE あるいは \*(Lqold line by line\*(Rq モードで動作していれば、 行の最初の文字としてこの文字を入力すると、 この文字をリモートシステムに送ります。 初期値として、端末の .Ic eof 文字が使われます。 .It Ic erase .Nm が .Ic localchars モード (後述の .Ic toggle .Ic localchars を参照) になっていて、 .Sy そして \*(Lqcharacter at a time\*(Rq モードで動作していれば、 この文字が入力された時に .Dv TELNET EC シーケンス (前述の .Ic send .Ic ec を参照) が リモートシステムに送られます。 初期値として、端末の .Ic erase 文字が使われます。 .It Ic escape これは (リモートシステムと接続している時に) .Nm コマンドモードに入る .Nm エスケープ文字 (初期値 \*(Lq^[\*(Rq) です。 .It Ic flushoutput .Nm が .Ic localchars モード (後述の .Ic toggle .Ic localchars を参照) になっていて、 .Ic flushoutput 文字が入力された時に .Dv TELNET AO シーケンス (前述の .Ic send .Ic ao を参照) が リモートシステムに送られます。 初期値として、端末の .Ic flush 文字が使われます。 .It Ic forw1 .It Ic forw2 .Nm が .Dv LINEMODE で動作している時に この文字が入力されると 行の一部がリモートシステムに送られます。 初期値として、端末の eol および eol2 文字が 使われます。 .It Ic interrupt .Nm が .Ic localchars モード (後述の .Ic toggle .Ic localchars を参照) になっている時に、 .Ic interrupt 文字が入力されると .Dv TELNET IP シーケンス (前述の .Ic send .Ic ip を参照) が リモートホストに送られます。 初期値として、端末の .Ic intr 文字が使われます。 .It Ic kill .Nm が .Ic localchars モード (後述の .Ic toggle .Ic localchars を参照) になっていて、 .Ic そして \*(Lqcharacter at a time\*(Rq モードで動作していれば、この文字が入力された時に .Dv TELNET EL シーケンス (前述の .Ic send .Ic el を参照) がリモートシステムに送られます。 初期値として、端末の .Ic kill 文字が使われます。 .It Ic lnext .Nm が .Dv LINEMODE か \*(Lqold line by line\*(Rq モードで動作している時に、端末の .Ic lnext 文字がこの文字として使われます。 初期値として、端末の .Ic lnext 文字が使われます。 .It Ic quit .Nm が .Ic localchars モード (後述の .Ic toggle .Ic localchars を参照) になっていて、 .Ic quit 文字が入力されると、 .Dv TELNET BRK シーケンス (前述の .Ic send .Ic brk を参照) が リモートホストに送られます。 初期値として、端末の .Ic quit 文字が使われます。 .It Ic reprint .Nm が .Dv LINEMODE あるいは \*(Lqold line by line\*(Rq モードで動作している時に、端末の .Ic reprint 文字がこの文字として使われます。 初期値として、端末の .Ic reprint 文字が使われます。 .It Ic rlogin これは rlogin エスケープ文字です。 もし設定されていれば、行の最初でこの文字が入力されている場合を除き、 通常の .Nm エスケープ文字は無視されます。 行の最初でこの文字に続けて "." が入力された場合、 接続が切れます。 続けて ^Z が入力された場合、 .Nm コマンドが中断されます。 初期状態では .Nm rlogin エスケープ文字は 無効になっています。 .It Ic start もし .Dv TELNET TOGGLE-FLOW-CONTROL オプションが有効になっていれば、端末の .Ic start 文字としてこの文字が使われます。 初期値として、端末の .Ic start 文字が使われます。 .It Ic stop もし .Dv TELNET TOGGLE-FLOW-CONTROL オプションが有効になっていれば 端末の .Ic stop 文字がこの文字として使われます。 初期値として、端末の .Ic stop 文字が使われます。 .It Ic susp .Nm が .Ic localchars モードになっているか、 .Dv LINEMODE が有効になっている場合に .Ic suspend 文字が入力されると、 .Dv TELNET SUSP シーケンス (前述の .Ic send .Ic susp を参照) が リモートホストに送られます。 初期値として、端末の .Ic suspend 文字が使われます。 .It Ic tracefile これは .Ic netdata あるいは .Ic option によって トレースが .Dv TRUE になっている場合に、出力が書き出されるファイルです。 もし .Dq Fl に設定されていれば、 トレース情報は標準出力 (デフォルト) に書き出されます。 .It Ic worderase .Nm が .Dv LINEMODE か \*(Lqold line by line\*(Rq モードで動作している時に、端末の .Ic worderase 文字がこの文字として使われます。 初期値として、端末の .Ic worderase 文字が使われます。 .It Ic \&? .Ic set .Pq Ic unset コマンドのヘルプメッセージを表示します。 .El .It Ic skey Ar sequence challenge .Ic skey コマンドは、S/Key チャレンジへの応答を計算します。 .It Ic slc Ar state .Ic slc (Set Local Characters) コマンドは、 .Dv TELNET LINEMODE オプションが有効な時に働く特殊文字を設定したり変更したりします。 特殊文字は ( .Ic ip や .Ic quit のような) .Tn TELNET コマンドシーケンスや、( .Ic erase .Ic kill のような) 行編集文字に割り付けられます。 特殊文字はデフォルトで環境に取り込まれます。 .Bl -tag -width Fl .It Ic check 現在の特殊文字の設定を確認します。 現在のすべての特殊文字の設定を送るように リモートに要求を送り、 もしローカルな設定と違いがあれば、 ローカルな設定をリモートの値にします。 .It Ic export ローカルの特殊文字のデフォルトを変えます。 ローカルの特殊文字のデフォルトは .Nm を起動した時の端末の特殊文字です。 .It Ic import リモートの特殊文字のデフォルトを変えます。 リモートの特殊文字のデフォルトは .Tn TELNET 接続が確立した時のリモートの特殊文字です。 .It Ic \&? .Ic slc コマンドのヘルプメッセージを表示します。 .El .It Ic status .Nm の現在のステータスを表示します。 これには現在のモードと同じくらい接続先のモードについての状態が含まれています。 .It Ic toggle Ar arguments ... .Nm の動作を制御するさまざまな変数の値 ( .Dv TRUE か .Dv FALSE ) を切替えます。 この変数は前述の .Ic set や .Ic unset を使って明示的に .Dv TRUE または .Dv FALSE に設定できます。複数の引数を指定可能です。 これらの変数の値は .Ic display コマンドによって調べることができます。 有効な引数の値は以下の通りです。 .Bl -tag -width Ar .It Ic authdebug 認証コードに対するデバッグ情報を有効にする。 .It Ic autoflush .Ic autoflush と .Ic localchars が両方とも .Dv TRUE で、 .Ic ao または .Ic quit 文字が設定されている (そして .Tn TELNET シーケンスに変換されている; 詳細は前述の .Ic set を参照)場合、 リモートシステムが ( .Dv TELNET TIMING MARK によって) それらの .Tn TELNET シーケンスを処理したと認められるまで、 .Nm がどんなデータも端末に表示しないようにします。 初期値は、端末で "stty noflsh" を実行していなければ .Dv TRUE 、 していれば .Dv FALSE です ( .Xr stty 1 参照)。 .It Ic autodecrypt .Dv TELNET ENCRYPT -オプションが交渉 (negotiate) されている時、デフォルトでは +オプションがネゴシエートされている時、デフォルトでは データの暗号 (復号) 化は自動的には始まりません。 autoencrypt (autodecrypt) コマンドは 出力 (入力) の暗号化ができるだけ早く有効になるようにします。 .Pp 注意: 輸出規制の関係上、 .Dv TELNET ENCRYPT オプションは、米国およびカナダ以外の国ではサポートされません。 .It Ic autologin もしリモートで .Dv TELNET AUTHENTICATION オプションがサポートされている場合、 .Nm は自動認証を行うために、それを使おうとします。 .Dv AUTHENTICATION オプションがサポートされていない場合、 ログイン名は .Dv TELNET ENVIRON オプションを使用して伝えられます。 このコマンドは .Ic open コマンドで .Fl a オプションが指定された場合と同じです。 .It Ic autosynch .Ic autosynch と .Ic localchars が両方とも .Dv TRUE になっている時に .Ic intr または .Ic quit 文字が入力されると ( .Ic intr および .Ic quit 文字の詳細は前述の .Ic set を参照)、 .Tn TELNET シーケンスが送られた結果は .Dv TELNET SYNCH に従います。 これは、リモートシステムに、 両方の .Tn TELNET シーケンスが読み込まれて作用するまで、 それまでのすべての入力を捨てさせる .Ic べき です。 初期値は .Dv FALSE です。 .It Ic binary 入力と出力の両方に対して、 .Dv TELNET BINARY オプションを有効または無効にします。 .It Ic inbinary 入力に対する .Dv TELNET BINARY オプションを有効または無効にします。 .It Ic outbinary 出力に対する .Dv TELNET BINARY オプションを有効または無効にします。 .It Ic crlf もし .Dv TRUE なら、キャリッジリターンが .Li として送られます。 .Dv FALSE なら .Li として送られます。 初期値は .Dv FALSE です。 .It Ic crmod キャリッジリターンモードを切替えます。 このモードが有効なら リモートホストから受けとられたほとんどのキャリッジリターンは キャリッジリターンとラインフィードに割り当てられます。 このモードはこれらの文字が入力された時には作用せず、 受けとらえた時にだけ作用します。 このモードはリモートホストがキャリッジリターンだけを送らなければ、 ラインフィードしないので、必ず役に立つというわけではありません。 初期値は .Dv FALSE です。 .It Ic debug ソケットレベルデバッグ ( .Ic スーパユーザ にのみ役立つ) を切替えます。 初期値は .Dv FALSE です。 .It Ic encdebug 暗号化コードに対するデバッグ情報を有効にする。 .It Ic localchars もし .Dv TRUE ならば、 .Ic flush , .Ic interrupt , .Ic quit , .Ic erase , .Ic kill 文字 (前述の .Ic set 参照) はローカルに認識され、(うまくいけば) 適当な .Tn TELNET コントロールシーケンス (それぞれ .Ic ao , .Ic ip , .Ic brk , .Ic ec , .Ic el ; 前述の .Ic send 参照) に変換されます。 初期値は \*(Lqold line by line\*(Rq モードでは .Dv TRUE \*(Lqcharacter at a time\*(Rq モードでは .Dv FALSE です。 .Dv LINEMODE オプションが有効の時は、 .Ic localchars の値は無視されて、常に .Dv TRUE になります。 もし .Dv LINEMODE が有効になったことがあれば、 .Ic quit は .Ic abort として送られ、 .Ic eof and .Ic suspend は .Ic eof and .Ic susp として送られます (前述の .Ic send 参照)。 .It Ic netdata (16 進フォーマットによる) すべてのネットワークデータの表示を切替えます。 初期値は .Dv FALSE です。 .It Ic options ( .Tn TELNET オプションを処理する時の) 内部の .Nm プロトコルの処理の表示を切替えます。 初期値は .Dv FALSE です。 .It Ic prettydump .Ic netdata が有効になっている時、 .Ic prettydump が有効になっていれば、 .Ic netdata コマンドの出力を、より見やすいフォーマットにします。 出力の各文字の間にはスペースがはさまれ、 .Nm エスケープシーケンスの前には、 探しやすいように '*' が置かれます。 .It Ic skiprc skiprc が .Dv TRUE になっていると、 .Nm はコネクションが開設される時に ホームディレクトリから .Pa \&.telnetrc を読まないようにします。 初期値は .Dv FALSE です。 .It Ic termdata (16 進フォーマットによる) すべての端末データの表示を切替えます。 初期値は .Dv FALSE です。 .It Ic verbose_encrypt .Ic verbose_encrypt が .Dv TRUE になっていると、 .Nm はメッセージを表示するたびに暗号化が有効か無効かを表示します。 初期値は .Dv FALSE です。 注意: 輸出規制の関係上、 データの暗号化は、米国およびカナダ以外の国ではサポートされません。 .It Ic \&? .Ic toggle コマンドのヘルプメッセージを表示します。 .El .It Ic z .Nm コマンドをサスペンドします。このコマンドは、ユーザが .Xr csh 1 を使用している時にのみ使用可能です。 .It Ic \&! Op Ar command ローカルシステムのサブシェルで、コマンドを1つ実行できます。 .Ar command が指定されなかった場合、サブシェルが対話モードで起動されます。 .It Ic \&? Op Ar command ヘルプメッセージを表示します。 引数が指定されなかった場合、 .Nm はコマンド一覧を表示します。 .Ar command が指定された場合、 .Nm はそのコマンドのヘルプメッセージを表示します。 .El .Sh 環境変数 .Nm は、少なくとも .Ev HOME , .Ev SHELL , .Ev DISPLAY , .Ev TERM 環境変数を用います。 他の環境変数は、 .Dv TELNET ENVIRON オプションによりリモートホストに送られます。 .Sh 関連項目 .Xr rlogin 1 , .Xr rsh 1 , .Xr hosts 5 , .Xr nologin 5 , .Xr telnetd 8 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width ~/.telnetrc -compact .It Pa ~/.telnetrc ユーザカスタマイズ可能な telnet 初期設定ファイル .El .Sh 歴史 .Nm コマンドは、 .Bx 4.2 ではじめて実装されました。 .Sh 注意 リモートシステムの中には、\*(Lqold line by line\*(Rq モードで 手動でエコーバックを切り替えなければならない場合があります。 .Pp \*(Lqold line by line\*(Rq モードもしくは .Dv LINEMODE では、端末の .Ic eof 文字は、 それが行の先頭にある時だけ 認識され (リモートシステムに送られ) ます。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man5/dhcp-options.5 b/ja_JP.eucJP/man/man5/dhcp-options.5 index 66f5001ace..cd213bfa10 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man5/dhcp-options.5 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man5/dhcp-options.5 @@ -1,745 +1,745 @@ .\" dhcp-options.5 .\" .\" Copyright (c) 1995, 1996, 1997, 1998 The Internet Software Consortium. .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. Neither the name of The Internet Software Consortium nor the names .\" of its contributors may be used to endorse or promote products derived .\" from this software without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE INTERNET SOFTWARE CONSORTIUM AND .\" CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, .\" INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE IMPLIED WARRANTIES OF .\" MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE ARE .\" DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE INTERNET SOFTWARE CONSORTIUM OR .\" CONTRIBUTORS BE LIABLE FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, .\" SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT .\" LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS OR SERVICES; LOSS OF .\" USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) HOWEVER CAUSED AND .\" ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT LIABILITY, .\" OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY OUT .\" OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" This software has been written for the Internet Software Consortium .\" by Ted Lemon in cooperation with Vixie .\" Enterprises. To learn more about the Internet Software Consortium, .\" see ``http://www.isc.org/isc''. To learn more about Vixie .\" Enterprises, see ``http://www.vix.com''. .\" .\" Original Revision: 1.1.1.2.2.2 .\" jpman %Id: dhcp-options.5,v 1.4 1999/05/09 07:10:44 horikawa Stab % .\" WORD: Dynamic Host Configuration Protocol 動的ホスト設定プロトコル .\" WORD: Path MTU Discovery パス MTU 発見 .\" WORD: Router Discovery ルータ発見 [routed.8] .\" WORD: Mask Discovery マスク発見 .TH dhcpd-options 5 .SH 名称 dhcp-options - 動的ホスト構成プロトコルのオプション .SH 解説 動的ホスト設定プロトコル (DHCP: Dynamic Host Configuration Protocol) を使用することにより、クライアントは DHCP サーバから、 ネットワーク設定やネットワーク上で利用可能な様々なサービスについて記述している .B オプション を受け取ることができます。 .B dhcpd(8) や .B dhclient(8) を設定するときに、オプションを宣言することが多いでしょう。 オプションを宣言する文法、 そして宣言可能なオプションの名前と書式を、ここに文書化しています。 .SH リファレンス: オプション文 .PP 常に DHCP \fIoption\fR 文は、 キーワード \fIoption\fR で開始し、単一のオプション名が続き、 オプションデータが続きます。 オプションの名前とデータの書式は後述します。 全 DHCP オプションを網羅的に指定する必要はありません。 クライアントに必要なオプションのみを指定する必要があります。 .PP オプションデータには、次のように様々な書式があります: .PP .B ip-address データタイプは、明示的な IP アドレス (例えば 239.254.197.10) または ドメイン名 (例えば haagen.isc.org) のいずれかで指定可能です。 ドメイン名で指定する場合、 そのドメイン名を解決すると単一の IP アドレスになるようにしてください。 .PP .B int32 データタイプは符号付き 32 ビット整数を指定します。 .B uint32 データタイプは符号無し 32 ビット整数を指定します。 .B int16 および .B uint16 のデータタイプは、符号付きおよび符号無しの 16 ビット整数を指定します。 .B int8 および .B uint8 のデータタイプは、符号付きおよび符号無しの 8 ビット整数を指定します。 符号無し 8 ビット整数は、オクテットと呼ばれることもあります。 .PP .B string データタイプは NVT ASCII 文字列を指定します。 文字列はダブルクォートで括る必要があります。 例えば domain-name オプションを指定する文法は .nf .sp 1 option domain-name "isc.org"; .fi となります。 .PP .B flag データタイプはブール値を指定します。 ブール値は真または偽のいずれかです (オンまたはオフの方が分かりやすければ、こちらでもかまいません)。 .PP .B data-string データタイプは、ダブルクォートで括られる NVT ASCII 文字列か、 コロン区切りで 16 進数で指定されるオクテットの連続のいずれかを指定します。 例えば次のようになります: .nf .sp 1 option dhcp-client-identifier "CLIENT-FOO"; または option dhcp-client-identifier 43:4c:49:45:54:2d:46:4f:4f; .fi .PP 次に示す様々なオプションに関する記述は、 DHCP オプションに関する最新の IETF ドラフト文書のものです。 名前が掲載されていないオプションは、 option-\fInnn\fR という名前で定義されているかもしれません。 \fInnn\fR はオプションコードの 10 進数表記です。 .\" \fInnn\fI は \fInnn\fR でしょう (horikawa@jp.freebsd.org 19990404) これらのオプションには、 クォートで括った文字列か、 2 桁の 16 進数をコロンで区切ったオクテットの連続を、続けられます。 例えば次のようになります: .PP .nf option option-133 "my-option-133-text"; option option-129 1:54:c9:2b:47; .fi .PP dhcpd は、これらの未定義オプションコードの書式を知りませんので、 指定されたデータの正当性を保証するための確認は行いません。 .PP 標準オプションを示します: .PP .B option subnet-mask \fIip-address\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP サブネットマスクオプションは、 RFC 950 に従って、クライアントのサブネットマスクを指定します。 スコープ中のどこにもサブネットマスクを指定しないと、 最終手段として、 アドレスを割り当てようとしているネットワークに対するサブネット宣言から、 dhcpd はサブネットマスクを使用します。これに対し、 アドレスを割り当てようとしているネットワークのスコープ中の サブネットマスク宣言であれば .I どのようなものであっても 、サブネット宣言におけるサブネットマスク指定に優先します。 .RE .PP .B option time-offset \fIint32\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP time-offset オプションは、 協定世界時 (UTC) を基点として、 クライアントのサブネットのオフセットを秒で指定します。 .RE .PP .B option routers \fIip-address\fR [\fB,\fR \fIip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP routers オプションは、 クライアントのサブネット上にあるルータの IP アドレスのリストを指定します。 ルータは、優先されるものから順にリストしてください。 .RE .PP .B option time-servers \fIip-address\fR [, \fIip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP time-server オプションは、 クライアントが利用可能な RFC 868 時刻サーバのリストを指定します。 サーバは、優先されるものから順にリストしてください。 .RE .PP .B option \fBien116-name-servers\fR \fIip-address\fR [\fB,\fR \fIip-address\fR... ]; .RS 0.25i .PP ien116-name-servers オプションは、 クライアントが利用可能な IEN 116 ネームサーバのリストを指定します。 サーバは、優先されるものから順にリストしてください。 .RE .PP .B option \fBdomain-name-servers\fR \fIip-address\fR [\fB,\fR \fIip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP domain-name-servers は、クライアントが利用可能な ドメインネームシステム (STD 13, RFC 1035) ネームサーバのリストを指定します。 サーバは、優先されるものから順にリストしてください。 .RE .PP .B option \fBlog-servers\fR \fIip-address\fR [\fB,\fR \fIip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP log-server オプションは、 クライアントが利用可能な MIT-LCS UDP ログサーバのリストを指定します。 サーバは、優先されるものから順にリストしてください。 .RE .PP .B option \fBcookie-servers\fR \fIip-address\fR [\fB,\fR \fIip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP クッキーサーバオプションは、 クライアントが利用可能な RFC 865 クッキーサーバのリストを指定します。 サーバは、優先されるものから順にリストしてください。 .RE .PP .B option \fBlpr-servers\fR \fIip-address \fR [\fB,\fR \fIip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP LPR サーバオプションは、 クライアントが利用可能な RFC 1179 ラインプリンタサーバのリストを指定します。 サーバは、優先されるものから順にリストしてください。 .RE .PP .B option \fBimpress-servers\fR \fIip-address\fR [\fB,\fR \fIip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP impress-server オプションは、 クライアントが利用可能な Imagen Impress サーバのリストを指定します。 サーバは、優先されるものから順にリストしてください。 .RE .PP .B option \fBresource-location-servers\fR \fIip-address\fR [\fB,\fR \fIip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 クライアントが利用可能な RFC 887 リソースロケーションサーバのリストを指定します。 サーバは、優先されるものから順にリストしてください。 .RE .PP .B option \fBhost-name\fR \fIstring\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、クライアントの名前を指定します。 この名前は、 ローカルのドメイン名に適合してもしなくてもかまいせん (domain-name オプションを使用してドメイン名を指定する方が良いです)。 文字集合の制約については RFC 1035 を参照してください。 クライアントマシンのホスト名が設定されていない場合 (すなわち .B rc.conf(5) で空文字列に設定されている場合)、 .B dhclient-script(8) のみが本オプションを尊重します。 .RE .PP .B option \fBboot-size\fR \fIuint16\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 クライアント用のデフォルトのブートイメージの長さを、 512 オクテットブロック数で指定します。 .RE .PP .B option \fBmerit-dump\fR \fIstring\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 クライアントがクラッシュするときに クライアントのコアイメージがダンプされるファイルのパス名を指定します。 パスの書式は、NVT ASCII 文字集合の文字からなる文字列です。 .RE .PP .B option \fBdomain-name\fR \fIstring\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 ドメインネームシステムを使用してホスト名を解決するときに クライアントが使用すべきドメイン名を指定します。 .RE .PP .B option \fBswap-server\fR \fIip-address\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、クライアントのスワップサーバの IP アドレスを指定します。 .RE .PP .B option \fBroot-path\fR \fIstring\fB;\fR\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、クライアントのルートディスクが含まれるパス名を指定します。 パスの書式は、NVT ASCII 文字集合の文字からなる文字列です。 .RE .PP .B option \fBip-forwarding\fR \fIflag\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 パケットをフォワードするように、 クライアントが自己の IP 層を設定すべきかを指定します。 値 0 は IP フォワードを無効にし、 値 1 は IP フォワードを有効にすることを意味します。 .RE .PP .B option \fBnon-local-source-routing\fR \fIflag\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 非ローカルな送信元経路指定 (non-local source route) を持つ データグラムをフォワードするように、 クライアントが自己の IP 層を設定すべきかを指定します (本項目については [4] の 3.3.5 節を参照してください)。 値 0 はそのようなデータグラムのフォワードを許可しないことを意味し、 値 1 はフォワード許可を意味します。 .RE .PP .B option \fBpolicy-filter\fR \fIip-address ip-address\fR [\fB,\fR \fIip-address ip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 非ローカルな送信元経路指定データグラムに対するポリシフィルタを指定します。 フィルタは、IP アドレスとマスクの組のリストからなり、 到着する送信元経路指定データグラム用のフィルタとなる、 宛先/マスクの組を指定します。 .PP 次ホップアドレスがフィルタのいずれにも適合しない送信元経路指定データグラムは、 クライアントが破棄すべきです。 .PP 更なる情報は STD 3 (RFC1122) を参照してください。 .RE .PP .B option \fBmax-dgram-reassembly\fR \fIuint16\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、クライアントが再組み立て準備をすべき、 最大データグラムサイズを指定します。 最小の正当値は 576 です。 .\" The minimum value legal value is 576. .\" The minimum legal value is 576. かな (horikawa@jp.freebsd.org 19990404) .RE .PP .B option \fBdefault-ip-ttl\fR \fIuint8;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 クライアントが出力するデータグラムに使用すべき、 デフォルトの生存時間を指定します。 .RE .PP .B option \fBpath-mtu-aging-timeout\fR \fIuint32\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 RFC 1191 で定義される機構で発見されたパス MTU 値のエージングに使用する タイムアウト (秒単位) を指定します。 .RE .PP .B option \fBpath-mtu-plateau-table\fR \fIuint16\fR [\fB,\fR \fIuint16\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、MTU サイズの表を指定します。 この表は、 RFC 1191 で定義される、パス MTU 発見 (Path MTU Discovery) 実施時に使用します。 表の書式は、最小から最大への順の、 16 ビット符号無し整数のリストです。 最小 MTU は 68 以上であることが必要です。 .RE .PP .B option \fBinterface-mtu\fR \fIuint16\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、このインタフェースに対して使用する MTU を指定します。 MTU に対する最小の正当値は 68 です。 .RE .PP .B option \fBall-subnets-local\fR \fIflag\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 クライアントが接続されている IP ネットワークの全サブネットが使用する MTU が、 クライアントが直接接続されているサブネットの MTU と同じであると、 クライアントが仮定して良いかを指定します。 値 1 は、全サブネットは同一の MTU であることを意味します。 値 0 は、直接接続されているネットワークのサブネットには より小さな MTU を持つものがあると、クライアントが仮定すべきことを意味します。 .RE .PP .B option \fBbroadcast-address\fR \fIip-address\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 クライアントのサブネットで使用されているブロードキャストアドレスを指定します。 正当なブロードキャストアドレスの値は、 STD 3 (RFC1122) の 3.2.1.3 節に記述されています。 .RE .PP .B option \fBperform-mask-discovery\fR \fIflag\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 クライアントが ICMP を使用してサブネットマスク発見を実施すべきかを指定します。 値 0 は、クライアントはマスク発見を実施すべきでないことを意味します。 値 1 は、クライアントはマスク発見を実施すべきであることを意味します。 .RE .PP .B option \fBmask-supplier\fR \fIflag\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 ICMP を使用したサブネットマスク要求に対して、 クライアントが応答すべきかを指定します。 値 0 は、クライアントが応答すべきでないことを意味します。 値 1 は、クライアントが応答すべきであることを意味します。 .RE .PP .B option \fBrouter-discovery\fR \fIflag\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 RFC 1256 で定義されるルータ発見 (Router Discovery) 機構を使用して ルータを請求すべきかを指定します。 値 0 は、クライアントはルータ発見を実施すべきでないことを意味します。 値 1 は、クライアントはルータ発見を実施すべきであることを意味します。 .RE .PP .B option \fBrouter-solicitation-address\fR \fIip-address\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 クライアントのルータ請求リクエスト送出先アドレスを指定します。 .RE .PP .B option \fBstatic-routes\fR \fIip-address ip-address\fR [\fB,\fR \fIip-address ip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 クライアントが経路キャッシュに組み込むべき静的ルータのリストを指定します。 同じ宛先に対して複数のルータを指定すると、 優先度が低くなる順序でリストされます。 .PP 経路は IP アドレスの組のリストからなります。 最初のアドレスは宛先アドレスであり、 2 番目のアドレスは宛先に対するルータのアドレスです。 .PP デフォルト経路 (0.0.0.0) は、静的経路に対しては不正な宛先です。 デフォルト経路を指定するには、 .B routers オプションを使用してください。 .RE .PP .B option \fBtrailer-encapsulation\fR \fIflag\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 ARP プロトコル使用時に、 -クライアントがトレイラ使用交渉 (RFC 893 [14]) すべきかを指定します。 +クライアントがトレイラ使用ネゴシエート (RFC 893 [14]) すべきかを指定します。 値 0 は、クライアントがトレイラ使用を試みるべきでないと意味します。 値 1 は、クライアントがトレイラ使用を試みるべきであると意味します。 .RE .PP .B option \fBarp-cache-timeout\fR \fIuint32\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、ARP キャッシュエントリのタイムアウトを秒単位で指定します。 .RE .PP .B option \fBieee802-3-encapsulation\fR \fIflag\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 インタフェースがイーサネットである場合に、 クライアントがイーサネットバージョン 2 (RFC 894) か、 IEEE 802.3 (RFC 1042) のカプセル化を使用すべきかを指定します。 値 0 は、クライアントは RFC 894 のカプセル化を使用すべきであると意味します。 値 1 は、クライアントは RFC 1042 のカプセル化を使用すべきであると意味します。 .RE .PP .B option \fBdefault-tcp-ttl\fR \fIuint8\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 クライアントが TCP セグメントを送出するときに使用すべき、 デフォルトの TTL を指定します。最小値は 1 です。 .RE .PP .B option \fBtcp-keepalive-interval\fR \fIuint32\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 クライアントの TCP が キープアライブ (keepalive) メッセージを TCP 接続上に送信する前に 待つべき間隔 (秒単位) を指定します。 時間は 32 ビット符号無し整数で指定します。 値 0 は、 アプリケーションが明示的に要求しなければ、 クライアントが接続上にキープアライブメッセージを生成すべきでないことを 意味します。 .RE .PP .B option \fBtcp-keepalive-garbage\fR \fIflag\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、古い実装との互換性のために、ゴミのオクテットと一緒に、 TCP キープアライブメッセージをクライアントが送るべきかを指定します。 値 0 は、ゴミのオクテットを送るべきでないことを意味します。 値 1 は、ゴミのオクテットを送るべきであることを意味します。 .RE .PP .B option \fBnis-domain\fR \fIstring\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、クライアントの NIS (Sun Network Information Services) ドメインを指定します。 ドメインの書式は、NVT ASCII 文字集合の文字からなる文字列です。 .RE .PP .B option \fBnis-servers\fR \fIip-address\fR [\fB,\fR \fIip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 クライアントが利用可能な NIS サーバの IP アドレスを指定します。 サーバは、優先されるものから順にリストしてください。 .RE .PP .B option \fBntp-servers\fR \fIip-address\fR [\fB,\fR \fIip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 クライアントが利用可能な NTP (RFC 1035) サーバの IP アドレスを指定します。 サーバは、優先されるものから順にリストしてください。 .RE .PP .B option \fBnetbios-name-servers\fR \fIip-address\fR [\fB,\fR \fIip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP NetBIOS ネームサーバ (NBNS) オプションは、 RFC 1001/1002 の NBNS ネームサーバのリストを、 優先されるものから順に指定します。 現在では、NetBIOS Name Service は WINS と呼ばれることの方が多いです。 netbios-name-servers オプションを使用して、WINS サーバを指定可能です。 .RE .PP .B option \fBnetbios-dd-server\fR \fIip-address\fR [\fB,\fR \fIip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP NetBIOS データグラム配布サーバ (NBDD) オプションは、 RFC 1001/1002 の NBDD サーバのリストを、 優先されるものから順に指定します。 .RE .PP .B option \fBnetbios-node-type\fR \fIuint8\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP NetBIOS ノードタイプオプションは、 設定可能な NetBIOS オーバ TCP/IP クライアントを、 RFC 1001/1002 に記述されているように設定します。 値は単一のオクテットとして指定され、 クライアントタイプを意味します。 .PP 使用可能なノードタイプは次の通りです: .PP .TP 5 .I 1 B ノード: ブロードキャスト - WINS 無し .TP .I 2 P ノード: ピア - WINS のみ .TP .I 4 M ノード: ミックス - ブロードキャスト後に WINS .TP .I 8 H ノード: ハイブリッド - WINS 後にブロードキャスト .RE .PP .B option .B netbios-scope .I string\fB;\fR .RS 0.25i .PP NetBIOS スコープオプションは、 RFC 1001/1002 に指定されるように、 クライアントの NetBIOS オーバ TCP/IP スコープパラメータを指定します。 文字集合の制約については RFC1001, RFC1002, RFC1035 を参照してください。 .RE .PP .B option \fBfont-servers\fR \fIip-address\fR [\fB,\fR \fIip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 クライアントが利用可能な X Window System フォントサーバを指定します。 サーバは、優先されるものから順にリストしてください。 .RE .PP .B option \fBx-display-manager\fR \fIip-address\fR [\fB,\fR \fIip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 クライアントが利用可能な X Window System Display Manager を実行している システムのリストを指定します。 アドレスは、優先されるものから順にリストしてください。 .RE .PP .B option \fBdhcp-client-identifier\fR \fIdata-string\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションを使って、ホスト宣言中で DHCP クライアント識別子を 指定することができます。これは、クライアント識別子に対する照合を 用いて、dhcpd がそのホストのレコードを発見できるようにするための ものです。 .RE .B option \fBnisplus-domain\fR \fIstring\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 クライアントの NIS+ ドメインの名前を指定します。 ドメインの書式は、NVT ASCII 文字集合の文字からなる文字列です。 .RE .B option \fBnisplus-servers\fR \fIip-address\fR [\fB,\fR \fIip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 クライアントが利用可能な NIS+ サーバを示す IP アドレスのリストを指定します。 サーバは、優先されるものから順にリストしてください。 .RE .PP .B option \fBtftp-server-name\fR \fIstring\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは TFTP サーバを指定し、 クライアントがサポートする場合には \fBserver-name\fR 宣言と同じ効果を持ちます。 BOOTP クライアントは、本オプションをサポートしないでしょう。 DHCP クライアントによってはサポートしているものがあり、 実際必須としているものがあります。 .RE .PP .B option \fBbootfile-name\fR \fIstring\fR\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、ブートストラップファイルを指定するために使用します。 クライアントにサポートされている場合、 \fBfilename\fR 宣言と同じ効果を持ちます。 DHCP クライアントによってはサポートするものがあり、 実際必須としているものがあります。 .RE .PP .B option \fBmobile-ip-home-agent\fR \fIip-address\fR [\fB,\fR \fIip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP 本オプションは、 クライアントが利用可能なモバイル IP ホームエージェントの IP アドレスのリストを 指定します。 エージェントは、優先されるものから順にリストしてください。 ただし、通常はエージェントは 1 つでしょう。 .RE .PP .B option \fBsmtp-server\fR \fIip-address\fR [\fB,\fR \fIip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP SMTP サーバオプションは、 クライアントが利用可能な SMTP サーバのリストを指定します。 サーバは、優先されるものから順にリストしてください。 .RE .PP .B option \fBpop-server\fR \fIip-address\fR [\fB,\fR \fIip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP POP3 サーバオプションは、クライアントが利用可能な POP3 のリストを指定します。 サーバは、優先されるものから順にリストしてください。 .RE .PP .B option \fBnntp-server\fR \fIip-address\fR [\fB,\fR \fIip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP NNTP サーバオプションは、クライアントが利用可能な NNTP のリストを指定します。 サーバは、優先されるものから順にリストしてください。 .RE .PP .B option \fBwww-server\fR \fIip-address\fR [\fB,\fR \fIip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP WWW サーバオプションは、クライアントが利用可能な WWW のリストを指定します。 サーバは、優先されるものから順にリストしてください。 .RE .PP .B option \fBfinger-server\fR \fIip-address\fR [\fB,\fR \fIip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP Finger サーバオプションは、 クライアントが利用可能な Finger のリストを指定します。 サーバは、優先されるものから順にリストしてください。 .RE .PP .B option \fBirc-server\fR \fIip-address\fR [\fB,\fR \fIip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP IRC サーバオプションは、クライアントが利用可能な IRC のリストを指定します。 サーバは、優先されるものから順にリストしてください。 .RE .PP .B option \fBstreettalk-server\fR \fIip-address\fR [\fB,\fR \fIip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP StreetTalk サーバオプションは、 クライアントが利用可能な StreetTalk のリストを指定します。 サーバは、優先されるものから順にリストしてください。 .RE .PP .B option \fBstreetalk-directory-assistance-server\fR \fIip-address\fR [\fB,\fR \fIip-address\fR... ]\fB;\fR .RS 0.25i .PP StreetTalk Directory Assistance (STDA) サーバオプションは、 クライアントが利用可能な STDA のリストを指定します。 サーバは、優先されるものから順にリストしてください。 .RE .SH 関連項目 dhcpd.conf(5), dhcpd.leases(5), dhclient.conf(5), dhcpd(8), dhclient(8), RFC2132, RFC2131 .SH 作者 .B dhcpd(8) は、Vixie Labs との契約のもとで、Ted Lemon が記述しました。 本プロジェクトの資金は、Internet Software Corporation が提供しました。 Internet Software Consortium に関する情報は、 .B http://www.isc.org/isc にあります。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man5/isdnd.rc.5 b/ja_JP.eucJP/man/man5/isdnd.rc.5 index a55996288d..5b6dc57acb 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man5/isdnd.rc.5 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man5/isdnd.rc.5 @@ -1,784 +1,785 @@ .\" .\" Copyright (c) 1997, 1999 Hellmuth Michaelis. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHOR AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" %FreeBSD: src/usr.sbin/i4b/isdnd/isdnd.rc.5,v 1.1.2.3 1999/11/15 22:40:56 joe Exp % .\" .\" last edit-date: [Wed Jul 28 15:57:02 1999] .\" .\" jpman %Id: isdnd.rc.5,v 1.4 1999/02/11 15:43:12 horikawa Stab % .\" .\" WORD: exchange 交換局 .\" WORD: subscribe (AOCD サービス等を) 申し込んでいる .Dd May 20, 1999 .Dt ISDND.RC 5 .Os .Sh 名称 .Nm isdnd.rc .Nd isdn4bsd ISDN 接続管理デーモンの設定ファイル書式 .Sh 解説 (コマンドラインで別のものを指定しない限り) ファイル .Pa /etc/isdn/isdnd.rc は、 .Xr isdnd 8 ISDN 接続管理デーモンの実行時設定を格納します。 本デーモンは、isdn4bsd パッケージの一部です。 .Pp 設定ファイルには、第 1 桁から始まるキーワードが複数含まれます。 キーワードの後には、1 個以上の空白・タブ、単一の等号、1 個以上の空白・タブ、 キーワード依存のパラメータ値と続きます。 .Pp 文字 '#' で開始する行はコメント行として扱われます。 .Pp ブール値指定を要求するキーワードに対しては、真を .Em yes または .Em on で与え、偽を .Em no または .Em off で与えます。 .Pp 設定ファイルには、単一の .Em システム セクションと 1 個以上の .Em エントリ セクションが含まれます。 .Em システム セクションでは、デーモンの操作に関するパラメータや 単一のリモート接続に関連付けられないパラメータを設定可能です。 .Em エントリ セクションでは、 単一のリモート接続に直接関連付けられたパラメータを設定可能です。 .Pp 次のキーワードを .Nm isdnd は理解します: .Pp .Bl -tag -width system -compact .It Li system 本キーワードにより、システム設定セクションが開始します。 パラメータを伴ってはなりませんし、1 度のみ使用可能です。 本キーワードは必須です。 次のキーワードは、システム設定セクション内で有効です: .Bl -tag -width useacctfile -compact .It Li acctall 本パラメータを .Em on に設定すると、 ローカルサイトが課金されてない場合や、 課金情報が利用不能だったり課金情報を申し込んでいない場合でも、 アカウンティング情報が書き込まれます。(省略可能) .It Li acctfile キーワード .Em useacctfile (後述) が .Em on に設定されたときに使用されるアカウンティングファイルの名前を指定します。 システムキーワード .Em rotatesuffix を参照してください。 本キーワードを指定しないと、システムデフォルトが使用されます。(省略可能) .It Li aliasing 本パラメータが .Em on に設定されると、電話番号から名前へのエイリアス処理が有効にされます (後述の .Em aliasfile キーワードも参照)。デフォルトは off です。(省略可能) .It Li aliasfile .Em aliasing キーワードによりエイリアス処理が有効にされたときに .Xr isdntel 1 ユーティリティと共有される、 電話番号から名前へのエイリアスデータベースファイルの名前を指定します。 (省略可能) .It Li beepconnect 全画面モードにおいて、本パラメータが .Em on に設定されると、呼の接続または切断時にベルを鳴らします。 .It Li isdntime 本パラメータが .Em on に設定されると、(提供されるならば) 交換局から得られる日付/時刻情報を ログファイルに書き込みます。デフォルトは off です。(省略可能) .It Li monitor-allowed 本パラメータが .Em on または .Em yes に設定されると、 ローカルマシンまたはリモートマシンを介した監視が有効になります。 本パラメータは省略可能であり、デフォルトで .Em off に設定されます。 .It Li monitor-port リモート監視用の TCP ポート番号を設定します。 本整数パラメータは省略可能であり、デフォルトでポート 451 に設定されます。 .It Li monitor 本キーワードは、ローカルソケット名または、 リモート監視用にホストまたはネットワークを指定します。 .Em monitor の指定は次のいずれかです: .Pp .Bl -tag -width Ds -compact -offset .It Ar ローカル (UNIX ドメイン) ソケット名 文字 "/" で開始する必要があります。例: /var/run/isdn-monitor .It Ar ドット付き 4 つ組のホスト指定 例: 192.168.1.2 .It Ar ドット付き 4 つ組のネットワークアドレスとネットマスク 例: 192.168.1.0/24 .It Ar 解決可能なホスト名 例: localhost .It Ar 解決可能なネットワーク名とネットマスク 例: up-vision-net/24 .El .It Li monitor-access 本キーワードは、以前使用した .Em monitor キーワードのアクセス権限を指定します。 サポートされているアクセス権限は次の通りです: .Pp .Bl -tag -width Ds -compact -offset .It Ar fullcmd .It Ar restrictedcmd .It Ar channelstate .It Ar logevents .It Ar callin .It Ar callout .El .It Li ratesfile 料金ファイルの名前を指定します。 本キーワードが省略された場合、システムデフォルトが使用されます。(省略可能) .It Li regexpr 本キーワードは、正規表現を指定するために使用されます。 1 度以上、コンパイル時依存の回数 (現在、ソースにおける MAX_RE の定義では 5 回) まで指定することが可能です。 .Pp 指定した全正規表現は実行時にログ文字列と比較され、 マッチした場合には、ログテキストをパラメータとしてプログラムが実行されます (後述のキーワード .Em regprog も参照)。 .Pp 正規表現の指定方法については、 .Xr re_format 7 と .Xr regex 3 を参照してください。 .Em 拡張 正規表現の書式がサポートされています。 .Pp ヒント: 設定ファイルのパーザが不適切に解釈することを避けるために、 式を適切にクォートする必要があるかもしれません。 (省略可能) .It Li regprog 本キーワードは、対応する正規表現がログ文字列にマッチした場合に実行される、 プログラムの名前を指定するために使用されます。 .Nm isdnd は、パス .Pa /etc/isdn 以下でプログラムを見付けられるものと期待します。 このパスは、本キーワードのパラメータとして指定された文字列の前に付けられます。 (省略可能) .It Li rotatesuffix ログファイルおよびアカウンティングファイルの改名に使用するサフィックスを 指定します。 rotatesuffix が使用され USR1 シグナルが isdnd に送られた場合、 ログファイルとアカウンティングファイルは、 閉じられて再度開けられることに加え、 元の名前に rotatesuffix 文字列を後置した名前に改名されます。 本キーワードを省略すると、ログファイルは単に閉じられて再度開けられます。 これはまたデフォルト時の動作です。(省略可能) .It Li rtprio .Nm isdnd が実行されるリアルタイム優先度を、0 〜 31 の範囲の整数値で指定します。 0 は最高の優先度です。 本キーワードは省略可能です。 指定しない場合、 .Nm isdnd の処理優先度はまったく修正されません。( .Xr rtprio 1 も参照)。 本キーワードは、 .Nm を -DUSE_RTPRIO 付きでコンパイルした場合にのみ利用可能です。 .It Li useacctfile 本パラメータが .Em on に設定された場合、(利用可能な場合) 課金情報とアカウンティング情報が アカウンティングファイルに書き込まれます。(省略可能) .El .It Li entry 本キーワードにより、単一の設定エントリが開始します。 パラメータを伴ってはなりません。 本キーワードは、少なくとも 1 度は使用する必要があります。 次のキーワードは、エントリセクション内で有効です: .Bl -tag -width unitlengthsrc -compact .It Li answerprog 本キーワードは、着信電話接続が設定エントリにおいて .Em answer を指定した場合に実行される、プログラムの名前を指定するために使用されます。 デフォルト名は .Em answer です。 .Nm isdnd は、パス .Pa /etc/isdn 以下でプログラムを見付けられるものと期待します。 このパスは、本キーワードのパラメータとして指定された文字列の前に付けられます。 (省略可能) .It Li alert 呼 (call) を受け付ける前に待つ秒数を指定するために使用します。 本キーワードは、電話着呼 (dialin-reaction = answer) のためにのみ指定可能です。 留守番マシンが実行を開始する前に、 電話の着呼 (incoming call) を受け付ける機会を持つために使用します。 本パラメータの最小値は 5 秒であり、パラメータの最大値は 180 秒です。 (省略可能) .It Li b1protocol 本接続に使用される B チャネルのレイヤ 1 プロトコルです。 本キーワードは必須です。 現在設定可能な値は次の通りです: .Pp .Bl -tag -width Ds -compact -offset .It Ar hdlc HDLC フレーミング。 .It Ar raw フレーミングを行わない (電話通信のために使用)。 .El .It Li callbackwait リモートサイトからの呼を切ってから リモートサイトにコールバックするまでに待つ秒数です。(省略可能) .It Li calledbackwait ローカルサイトがリモートサイトを呼び出した後、 リモートサイトがローカルサイトにコールバックするまでに待つ秒数です。(省略可能) .It Li dialin-reaction 着信接続要求を受けた場合にどうするかを指定するために使用します。 本キーワードは必須です。 現在サポートされているパラメータは次の通りです: .Pp .Bl -tag -width calledback -compact -offset .It Ar accept 着呼を受け付けます。 .It Ar reject 着呼を拒否します。 .It Ar ignore 着呼を無視します。 .It Ar answer 着信音声呼び出しに対して、留守番電話を開始します。 .It Ar callback リモートサイトが呼び出したとき、 その呼を切ってリモートサイトにコールバックします。 .El .It Li dialout-type 本キーワードは、どのタイプのダイヤルアウトモードが使用されるかを設定します。 本キーワードは必須です。 現在サポートされているパラメータは次の通りです: .Pp .Bl -tag -width Ds -compact -offset .It Ar normal 通常動作。呼を受け付けると思われるリモートサイトを呼び出します。 .It Ar calledback コールバック動作。 呼を拒否してから当方にコールバックするリモートサイトを呼び出します。 .El .It Li dialrandincr ダイヤル時または再ダイヤル時、本パラメータが .Em on に設定されていると、 ダイヤル再試行時間に乱数 (現在 0 〜 3 秒) が加えられます。 2 つのサイトが同期してダイヤルしてしまい、 他方もダイヤルしているために双方がダイヤルする度にビジーを検出するという機会を 最小化します。 .It Li dialretries ダイヤルをあきらめる前に再試行する回数です。(省略可能) .It Li direction 本キーワードは、発信着信・発信のみ・着信のみのいずれの接続が可能であるかを 設定するために使用します。 本キーワードは省略可能であり、デフォルトは .Em inout です。 .Pp 現在サポートされているパラメータは次の通りです: .Pp .Bl -tag -width Ds -compact -offset .It Ar inout 通常動作。接続の確立は、リモートからでもローカルからでも可能です。 .It Ar in 着信接続のみ可能です。 .It Ar out 発信接続のみ可能です。 .El .It Li downtries 失敗する試行回数を指定するために使用します。 試行 (=再試行サイクルです!) がこの回数だけ失敗すると、 インタフェースを ( .Em downtime 秒だけ) 無効にします。 (詳細はキーワード .Em usedown を参照)。本キーワードは省略可能です。 .It Li downtime .Em downtries の設定値の回数の後、 インタフェースが無効化される秒数を設定するために使用されます。 (詳細はキーワード .Em usedown を参照)。 本キーワードは省略可能であり、デフォルトで 60 秒に設定されます。 .It Li earlyhangup 次の課金単位となる前に接続を切るための (保険の) 秒数を指定します。 (省略可能) .It Li idle-algorithm-outgoing 発呼 (outgoing call) がアイドルであるとき、 何時接続を切るかを判定するのに使用するアルゴリズム。 現在使用可能なアルゴリズムは次の通りです: .Pp .Bl -tag -width calledback -compact -offset .It Ar fix-unit-size 呼全体を通じて、固定長の課金単位を仮定する、アイドルアルゴリズムです。 .\" idle algorithm which assumes fixed sized changing units during the whole call. .\" の changing は charging であるはず。send-pr する .\" Nov 20 1999 .It Ar var-unit-size 最初の課金単位後は、時間ベースの課金を仮定する、アイドルアルゴリズムです。 .El .It Li idletime-outgoing 接続を切る前に発呼がアイドルとなる秒数。(省略可能) アイドルタイムアウトに 0 を指定すると、この機能を無効にします。 .It Li idletime-incoming 接続を切る前に着呼がアイドルとなる秒数。(省略可能) アイドルタイムアウトに 0 を指定すると、この機能を無効にします。 .It Li isdncontroller 本エントリの接続に使用される ISDN コントローラ番号。(必須) .It Li isdnchannel 本エントリの接続に対して使用される ISDN コントローラチャネル番号。 ここで明示的にチャネルを選択すると SETUP メッセージはそのチャネルを要求しますが、 リクエストに .Em 望ましい (preferred) (指定チャネルを望む) とマークするだけであって、 排他的 (指定チャネルのみ受け付ける) とマークするのではありません。 よって、交換局は要求されたチャネル以外を選択することが依然として可能です! (必須) .It Li isdntxdel-incoming .Em timeout() カーネルサブルーチンに適合する遅延値であり、 .Em 着信 ISDN 接続に対して接続確立が成功した後に、 最初のパケットの送出をこの値だけ遅延させます。 指定単位は 1/100 秒です。 ゼロ (0) を指定すると本機能を無効化します。これがデフォルト値です。 本機能は .Xr i4bipr 4 IP over raw HDLC ISDN ドライバ用に実装されました (本ドライバに対してのみ意味を持ちます)。(省略可能) .It Li isdntxdel-outgoing .Em timeout() カーネルサブルーチンに適合する遅延値であり、 .Em 発信 ISDN 接続に対して接続確立が成功した後に、 最初のパケットの送出をこの値だけ遅延させます。 指定単位は 1/100 秒です。 ゼロ (0) を指定すると本機能を無効化します。これがデフォルト値です。 本機能は .Xr i4bipr 4 IP over raw HDLC ISDN ドライバ用に実装されました (本ドライバに対してのみ意味を持ちます)。(省略可能) .It Li local-phone-dialout ローカルサイトからダイヤルアウトする場合に使用される、ローカルの電話番号。 リモートサイトに対してダイヤルアウトするとき、 ここで指定した番号が .Em "発番号情報要素 (Calling Party Number Information Element)" に埋め込まれます。 .Pp 本キーワードは、 .Em ipr ユーザランドインタフェースのために必須です。 .It Li local-phone-incoming 着呼の宛先を確認するために使用する、ローカルの電話番号です。 リモートサイトがダイヤルインするとき、 リモートサイトの希望接続先がローカルサイトであることを確認するために、 本番号を使用します。 この値は、電話交換局から得られる .Em "着番号情報要素 (Called Party Number Information Element)" と比較されます。 .Pp 本キーワードは .Em ipr インタフェースのために必須です。 .It Li name その設定エントリにシンボルによる名前を定義します。 全画面表示においてこの名前を使用して リモートサイトへのリンクを識別しやすくすることと、 アカウンティングに使用することを目的としています。(必須) .It Li ratetype 料金ファイル中の、使用する料金エントリ。(省略可能) .br 例えば、 ratetype=0 は /etc/isdn/isdnd.rates 中で "ra0" で開始する行を選択します (典型的には ra0 行は、 各曜日および各時刻における、ローカルの呼び出し料金の表集合です。) .It Li recoverytime ダイヤル再試行とダイヤル再試行の間に待つ秒数。(省略可能) .It Li remdial-handling 複数個の発信番号が指定された場合のダイヤルアウト動作を指定するために 使用されます。 現在サポートされているパラメータは次の通りです: .Pp .Bl -tag -width Ds -compact -offset .It Ar first 新規 (非再試行) 呼設定 (call setup) の度に、最初の番号から開始します。 .It Ar last 新規 (非再試行) 呼設定の度に、 接続確立が成功した最後の番号から開始します。 .It Ar next 新規 (非再試行) 呼設定の度に、 最後に使用したものの次の番号から開始します。 .El .It Li remote-phone-dialout ローカルサイトからダイヤルアウトする場合に使用される、リモートの電話番号。 リモートサイトに対してダイヤルアウトするとき、 ここで指定した番号が .Em "着番号情報要素 (Called Party Number Information Element)" に埋め込まれます。 .Pp 本キーワードは、ipr インタフェースのために必須です。 .\" 原文の .em (Execute Macro) は、引数無しの場合効果が無いので削除 .\" horikawa@jp.freebsd.org 1999/01/19 複数回指定して、 どれかひとつが成功するまでいくつかの番号に対して試行させることもできます。 .It Li remote-phone-incoming 着呼を確認するために使用する、リモートの電話番号です。 リモートサイトがダイヤルインするとき、 ローカルシステムに対して接続する権限がある 正しいリモートサイトであることを確認するために、 本番号を使用します。 この値は、電話交換局から得られる .Em "発番号情報要素 (Calling Party Number Information Element)" と比較されます。 .Pp 本キーワードは ipr インタフェースのために必須です。 .Pp 本キーワードにワイルドカードパラメータ '*' を渡して、 誰もがダイヤルイン可能とできます。 .It Li unitlength 秒数による課金単位の長さ。 アイドル時間とともに使用して、いつ接続を切るのかを決定します。 (省略可能) .It Li unitlengthsrc 本キーワードは、ショートホールドモードにおいて .Xr isdnd 8 がどこから unitlength を取得するかを指定します。 現在設定可能な値は次の通りです: .Pp .Bl -tag -width Ds -compact -offset .It Ar none unitlength は、どこにも指定されません。 .It Ar cmdl コマンドラインで指定される unitlength を使用します。 .It Ar conf 設定ファイルでキーワード .Em unitlength で指定される unitlength を使用します。 .It Ar rate 設定ファイルにおいてキーワード .Em ratetype で指定される料金ファイル中の unitlength を使用します。 .It Ar aocd ISDN 回線において AOCD を申し込んでいる場合、 動的に計算される unitlength を使用します。 (AOCD は ```Advice Of Charge During the call (呼の間の課金アドバイス)'' の頭文字で、遠距離通信 (すなわち電話) 業者が提供する、 課金単位を示すサービスです)。 .El .It Li usrdevicename ISDN B チャネルデータをユーザランドにインタフェースするために使用する、 ユーザランドインタフェースを指定します。 本キーワードは必須です。 本キーワードは次のパラメータを受け付けます: .Pp .Bl -tag -width Ds -compact -offset .It Ar ipr 本パラメータは raw HDLC IP over ISDN インタフェースを設定します。 .It Ar isp 本パラメータは shyncronous PPP over ISDN インタフェースを設定します。 .It Ar rbch 本パラメータは Raw B CHannel アクセスインタフェースを設定します。 .It Ar tel ISDN 電話通信。 .El .It Li usrdeviceunit usrdevicename が指定するデバイスの、ユニット番号を指定します。 .It Li usedown エントリセクションにおいて、キーワード .Em downtries と .Em downtime を有効にするために使用します。 (回線ビジーの場合等) 遷移に失敗する場合に、 過度のダイヤル動作を避けるために、 .Nm isdnd が IP インタフェースの有効・無効を動的に切り替えるために使用します。 本パラメータは省略可能であり、デフォルトで .Em off に設定されます。 .It Li connectprog -接続が確立してアドレス交渉が完了した後 (すなわち接続を使用可能となった後)、 +接続が確立してアドレスネゴシエーションが完了した後 +(すなわち接続を使用可能となった後)、 毎回実行するプログラムを指定します。 .Nm isdnd は、パス .Pa /etc/isdn 以下でプログラムを見付けられるものと期待します。 このパスは、本キーワードのパラメータとして指定された文字列の前に付けられます。 接続および切断により指定されるプログラムは、 -d (device) -f (flag) [ -a (addr) ] というコマンドライン引数を得ます。 ここで、 .Em device はデバイス名であり、例えば "isp0" です。また、 .Em flag は、接続がまさに確立した時は "up" であり、 インタフェースがダウン状態に変化した時は "down" です。 また、 .Em addr は、インタフェースに割り当てられたアドレスであり、 ドット区切り 4 つ組の IP アドレスです (isdnd のみが理解可能な場合には省略可能です)。 (省略可能) .It Li disconnectprog 接続がシャットダウンされた後、毎回実行するプログラムを指定します。 .Nm isdnd は、パス .Pa /etc/isdn 以下でプログラムを見付けられるものと期待します。 このパスは、本キーワードのパラメータとして指定された文字列の前に付けられます。 (省略可能) .El .El .Sh アイドル時間の計算とショートホールドモード .Bl -tag -width incoming calls -compact .It Li 着呼 呼び出し側が課金構造などのほとんどを知っているものと見なすので、キーワード .Em idletime-incoming のみが着呼に機能します。 .Pp 着呼に対しては回線は定常的に監視され、 .Em idletime-incoming で指定する秒数の期間トラフィックが無い場合には、呼は閉じられます。 .Pp 典型的には、 .Em idletime-incoming は最終手段として使用するため、課金単位時間よりもずっと大きな値を設定します。 典型的な値は 1 〜 5 分です。 .It Li 発呼 発呼の切断時間を、3 種類の方法のいずれかに設定可能です: .Bl -tag -width shorthold mode -compact .It Li 単純モード 単純なモードであり、 .Em idle-algorithm-outgoing は .Em fix-unit-size であることが必要で、 .Em unitlength の選択値は 0 (ゼロ) であり .Em idletime-outgoing は 0 より大きいことが必要です。 .Pp 送信のトラフィックは定常的に監視され、 .Em idletime-outgoing で指定された秒数だけトラフィックが無かった場合、呼は閉じられます。 .Pp 単純なモードの典型値は 10 〜 30 秒です。 .It Li 固定単位課金用ショートホールドモード このショートホールドモードでは、 .Em idle-algorithm-outgoing であることが必要で、 .Em unitlength と .Em idletime-outgoing の選択値は 0 (ゼロ) より大きいことが必要であり、 .Em earlyhangup は 0 (ゼロ) 以上であることが必要です 。 .Bd -literal |||| | | | | +------------------+-------------+--------------+ | | | | | |<-idle-time->|| |<--------------unitlength--------------------->| .Ed チェック対象外ウィンドウ (uncheked window) は、 (unitlength - (idle-time + earlyhangup)) の長さであり、 この間アイドルチェックはされません。 チェック対象外ウィンドウが終ると、idle-time の期間、 回線にトラフィックが無いかチェックされます。 チェックウィンドウ (check-window) の期間にトラフィックが検出された場合、 次の単位 (unit) の先頭から同じ手続きが再度開始されます。 チェックウィンドウの期間トラフィックが検出されない場合、 チェックウィンドウ終了時に回線が閉じられます、 .Pp 注: .Em unitlength は .Em idletime-outgoing と .Em earlyhangup の合計よりも大きいことが必要 (!) です! .It 可変単位課金用ショートホールドモード このショートホールドモードでは、 .Em idle-algorithm-outgoing は .Em var-unit-size であることが必要で、 .Em unitlength と .Em idletime-outgoing の選択値は 0 (ゼロ) より大きいことが必要です。 .Pp このショートホールドモードは、 呼の課金が、経過時間と固定の接続課金からなる場合に向いています。 例えば British Telecom の課金がこの方法です。 .Pp 各呼は、2 つの期間に分割されます。 1 番目は .Em チェック対象外 (unchecked) 期間であり、2 番目は .Em チェック対象 (checked) 期間です。 .Em チェック対象 期間は、最初の単位時間が終る 1 秒前に開始します。 .Pp .Em チェック対象 期間では、 .Em idle-time 秒の間にトラフィックが無い場合、呼が切断されます。 .Pp .Bd -literal |<---unchecked------------------>|<------checked------> +------------------+-------------+ | |<-idle-time->| |<--------------unitlength------->| .Ed 経験からは、有用な idle-time は 15 秒から 30 秒です。 .Pp idle-time が短か過ぎると、 ネットワーク処理をまだ終えていないアプリケーションが新たな呼を発生します。 .Pp .El .El .Pp .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /etc/isdn/isdnd.rc -compact .It Pa /etc/isdn/isdnd.rc .Nm isdnd ISDN デーモンのデフォルトの設定ファイル。 .El .Sh 関連項目 .Xr regex 3 , .Xr re_format 7 , .Xr isdnd 8 , .Xr isdnmonitor 8 .Sh 作者 .Xr isdnd 8 デーモンと本マニュアルページは .An Hellmuth Michaelis が書きました。 彼の連絡先は、hm@kts.org です。 .Pp 本マニュアルページへ .An Barry Scott Aq barry@scottb.demon.co.uk が追加しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/camcontrol.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/camcontrol.8 index 3fbaea67d1..64e289db48 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/camcontrol.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/camcontrol.8 @@ -1,734 +1,736 @@ .\" .\" Copyright (c) 1998, 1999 Kenneth D. Merry. .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. The name of the author may not be used to endorse or promote products .\" derived from this software without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHOR AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" %FreeBSD: src/sbin/camcontrol/camcontrol.8,v 1.9.2.8 1999/10/28 17:20:07 mph Exp % .\" .\" jpman %Id: camcontrol.8,v 1.4 1998/12/22 02:35:45 oku Stab % .\" WORD: defect list ディフェクトリスト[camcontrol.8] .\" WORD: tagged queing タグ付きキューイング .\" .Dd September 14, 1998 .Dt CAMCONTROL 8 .Os FreeBSD 3.0 .Sh 名称 .Nm camcontrol .Nd CAM コントロールプログラム .Sh 書式 .Nm camcontrol .Aq command .Op device id .Op generic args .Op command args .Nm camcontrol devlist .Op Fl v .Nm camcontrol periphlist .Op device id .Op Fl n Ar dev_name .Op Fl u Ar unit_number .Nm camcontrol tur .Op device id .Op generic args .Nm camcontrol inquiry .Op device id .Op generic args .Op Fl D .Op Fl S .Op Fl R .Nm camcontrol start .Op device id .Op generic args .Nm camcontrol stop .Op device id .Op generic args .Nm camcontrol eject .Op device id .Op generic args .Nm camcontrol rescan .Aq bus Ns Op :target:lun .Nm camcontrol reset .Aq bus Ns Op :target:lun .Nm camcontrol defects .Op device id .Op generic args .Aq Fl f Ar format .Op Fl P .Op Fl G .Nm camcontrol modepage .Op device id .Op generic args .Aq Fl m Ar page .Op Fl P Ar pgctl .Op Fl e .Op Fl d .Nm camcontrol cmd .Op device id .Op generic args .Aq Fl c Ar cmd Op args .Op Fl i Ar len Ar fmt .Bk -words .Op Fl o Ar len Ar fmt Op args .Ek .Nm camcontrol debug .Op Fl I .Op Fl T .Op Fl S .Op Fl c .Aq all|off|bus Ns Op :target Ns Op :lun .Nm camcontrol tags .Op device id .Op generic args .Op Fl N Ar tags .Op Fl q .Op Fl v .Nm camcontrol negotiate .Op device id .Op generic args .Op Fl c .Op Fl D Ar enable|disable .Op Fl O Ar offset .Op Fl q .Op Fl R Ar syncrate .Op Fl T Ar enable|disable .Op Fl U .Op Fl W Ar bus_width .Op Fl v .Nm camcontrol help .Sh 解説 .Nm camcontrol は、ユーザが .Tn FreeBSD CAM サブシステムにアクセスし制御できるようにする方法を提供する ために設計されたユーティリティです。 .Pp .Nm camcontrol を不適切に使用すると、 データの損失や、システムクラッシュにつながる可能性があります。経験 豊富なユーザであっても、このコマンドを使用する際には注意を払うことを お勧めします。素人さんはこのユーティリティに近付いてはいけません。 .Pp .Nm camcontrol はいくつかの主機能を持っています。 その多くは、省略可能なデバイス識別子をサポートします。 デバイス識別子は、次の 3 種類の書式のいずれかを取り得ます: .Bl -tag -width 01234567890123 .It deviceUNIT デバイス名とデバイス番号の組み合わせを、"da5" や "cd3" のように指定します。 キャラクタデバイスノード名 (例えば /dev/rsd0.ctl) は、ここでは許され .Em ない ことに注意してください。 .It bus:target バス番号とターゲット id を指定します。 バス番号は .Dq camcontrol devlist の出力により決定可能です。 論理ユニット番号 (lun) はデフォルトの 0 になります。 .It bus:target:lun デバイスのバス (bus) とターゲット (target) と論理ユニット番号 (lun) を、 (例えば 1:2:0 のように) 指定します。 .El .Pp デバイス識別子は、指定された場合には、 機能名の直後にかつ、すべての共通引数または機能固有引数の前に置かれることが .Em 必要 です。 後述する .Fl n と .Fl u の引数は、その前に指定されるデバイス名やユニット番号をオーバライドすることに 注意してください。しかし、 .Fl n と .Fl u の引数は、bus:target または bus:target:lun の指定はオーバライドしません。 .Pp .Nm camcontrol の主機能の多くは下に示す共通引数 (generic argument) をサポートします: .Bl -tag -width 01234567890123 .It Fl C Ar count SCSI コマンドのリトライカウント。この機能が動作するためには、エラーリカバリ .Po .Fl E .Pc をオンにしておく必要があります。 .It Fl E 指定したコマンドのための汎用の SCSI エラーリカバリを遂行 するよう、カーネルに指示を出します。リトライカウント機能 .Po .Fl C .Pc を有効にするためにはこれが必要です。 コマンドのリトライの他に、コード中にある汎用のエラーリカバリによって、 回っていない HDD を回転させるような試みが通常なされます。コマンドから 返されたセンスコードによっては、他の操作が行なわれることもあります。 .It Fl n Ar dev_name 操作を行なうデバイスのタイプを指定します。デフォルトは .Em da です。 .It Fl t Ar timeout SCSI コマンドのタイムアウトを秒単位で指定します。指定したコマンドのすべてに おいて、これで指定する値はデフォルトのタイムアウトより優先されます。 .It Fl u Ar unit_number デバイスユニット番号を指定します。デフォルトは 0 です。 .It Fl v 冗舌になります。SCSI コマンドに失敗するとセンス情報を表示します。 .El .Pp 主コマンド機能は次のとおりです。 .Bl -tag -width periphlist .It devlist CAM サブシステムに接続されたすべての物理デバイス (論理ユニット) の リストを表示します。このリストには各デバイスに接続された周辺ドライバの 一覧も含まれます。 引数 .Fl v を指定すると、SCSI バス番号、アダプタ名、ユニット番号もあわせて 表示されます。 .It periphlist 指定した物理デバイス (論理ユニット) に接続されたすべての周辺ドライバの リストを表示します。 .It tur 指定したデバイスに SCSI test unit ready (0x00) コマンドを送信します。 .Nm camcontrol は、そのデバイスがレディ状態であるかどうかを報告します。 .It inquiry デバイスに SCSI inquiry (0x12) コマンドを送信します。デフォルトでは、 .Nm camcontrol 標準の inquiry データ、デバイスのシリアル番号、転送レート情報を表示します。 特定のタイプの inquiry データだけを表示するように指定することもできます。 .Bl -tag -width 1234 .It Fl D 標準 inquiry データを得ます。 .It Fl S シリアル番号を表示します。このフラグだけが指定された場合、 .Nm camcontrol は、ドライブが返す値の前に "Serial Number" を表示しません。これは スクリプトを書く際に役立ちます。 .It Fl R 転送レートの情報を表示します。 .El .It start 指定したデバイスに、start ビットをセットした SCSI Start/Stop Unit (0x1B) コマンドを送信します。 .It stop 指定したデバイスに、start ビットをクリアした SCSI Start/Stop Unit (0x1B) コマンドを送信します。 .It eject 指定したデバイスに、start ビットをクリアし eject ビットをセットした SCSI Start/Stop Unit (0x1B) コマンドを送信します。 .It rescan カーネルに指定したバス (XPT_SCAN_BUS)、もしくは bus:target:lun (XPT_SCAN_LUN) をスキャンさせ、新規のデバイスや外されたデバイスを 探させます。ユーザが指定できるのは、スキャンするバスもしくは 論理ユニット番号だけです。あるターゲットのすべての論理ユニット番号を スキャンすることはサポートされていません。 .It reset 指定したバス (XPT_RESET_BUS) または指定した bus:target:lun (XPT_RESET_DEV) を、 カーネルにリセットさせます。 前者は、バスに SCSI バスリセットを発行することにより行います。 後者は、典型的には当該デバイスにコネクトした後に、 BUS DEVICE RESET メッセージを発行することにより行います。 本コマンドはシステムに破壊的な影響を与えることがあることに注意してください。 .It defects 指定したデバイスに、SCSI READ DEFECT DATA (10) コマンド (0x37) を送信し、 ディフェクト総数、初期ディフェクトリスト (PLIST)、増分ディフェクトリスト (GLIST) を組み合わせて表示します。 .Bl -tag -width 01234567890 .It Fl f Ar format 書式オプションは以下の 3 つです。 .Em block , リストを論理ブロック形式で表示します。 .Em bfi , リストをインデックスからのバイト数の形式で表示します。 .Em phys , リストを物理セクタ形式で表示します。書式引数は必須です。ほとんどのドライブ は、物理セクタ形式をサポートしています。一部のドライブは論理ブロック形式を サポートしています。指定した書式をサポートしていない場合、多くのドライブは、 指定したデータ書式をサポートしていないことを示すセンス情報とともに、 別の書式でデータを返します。 .Nm camcontrol は、それを検知して ドライブが返す書式ならどのようなものでも表示しようとします。ドライブが 指定した書式をサポートしていないことを報告する際に、非標準のセンスコードを 用いた場合、 .Nm camcontrol は、おそらくそのエラーをリクエスト完了に失敗したためのものと見なすでしょう。 .It Fl G 増分ディフェクトリストを表示します。これは、工場出荷時以降に再マップ された不良ブロックのリストです。 .It Fl P 初期ディフェクトリストを表示します。 .El .Pp .Fl P も .Fl G もどちらも指定していない場合、 .Nm camcontrol は、ドライブから返された READ DEFECT DATA ヘッダから得られるディフェクト数を 表示します。 .It modepage SCSI モードページを表示します。もしくは、オプション指定により ユーザがモードページを編集できるようにします。モードページの書式は .Pa /usr/share/misc/scsi_modes にあります。 環境変数 .Ev SCSI_MODES に別のファイルが指定されている場合はそちらが優先されます。 modepage コマンドは以下のようないくつかの引数を取ります。 .Bl -tag -width 012345678901 .It Fl d モードセンスのためのブロック記述子を禁止します。 .It Fl e このフラグを指定することで、ユーザはモードページ中の値を編集することが できます。 .It Fl m Ar mode_page ユーザが表示/編集したいモードページ番号を指定します。この引数は必須です。 .It Fl P Ar pgctl このフラグを指定することで、ユーザはページ制御フィールドを指定することが できます。指定可能な値は次の通りです。 .Bl -tag -width xxx -compact .It 0 現在の値 .It 1 変更可能な値 .It 2 デフォルトの値 .It 3 保存された値 .El .El .It cmd 任意のデバイスに任意の SCSI CDB を送信するために用いることができます。 cmd 機能は、CDB を指定するための .Fl c 引数が必要です。他の引数はオプションで、コマンドの型に依存します。コマンドと データを指定する文法は、 .Xr cam 3 に記述されています。 注: 指定した CDB によって、対象の SCSI デバイスとのデータ送受信が 発生する場合、 .Fl i または .Fl o を指定する必要があります。 .Bl -tag -width 01234567890123456 .It Fl c Ar cmd Op args これは SCSI CDB を指定します。CDB は 6, 10, 12, 16 バイトのいずれか が可能です。 .It Fl i Ar len Ar fmt これは、読み込むデータの量と、どのように表示するかとを指定します。書式が .Sq - である場合、 .Ar len バイトのデータがデバイスから読み込まれ、標準出力に書き出されます。 .It Fl o Ar len Ar fmt Op args これは、デバイスに書き出すデータの量と、書き出されるデータとを指定します。 書式が .Sq - である場合、 .Ar len バイトのデータが標準入力から読み込まれデバイスに書き出されます。 .El .It debug カーネルの CAM デバッグ用 printf をオンにします。カーネルの設定 ファイル中に CAMDEBUG オプションが指定されている必要があります。 注意: 現在のところ、デバッグ 用 printf を使えるようにすると、極めて多数のカーネル printf が生じる ことになります。 一度デバッグ用 printf をスタートさせてしまうと、停止させるのは難しい でしょう。というのは、カーネルはメッセージを表示するのに忙しくなるので、 他のリクエストをすぐにサービスすることができなくなるからです。 デバッグ機能はいくつかの引数を取ります。 .Bl -tag -width 012345678901234567 .It Fl I CAM_DEBUG_INFO printf を有効にします。 .It Fl T CAM_DEBUG_TRACE printf を有効にします。 .It Fl S CAM_DEBUG_SUBTRACE printf を有効にします。 .It Fl c CAM_DEBUG_CDB printf を有効にします。これにより、カーネルが、指定した デバイスに送信した SCSI CDB を表示することになります。 .It all すべてのデバイスについてデバッグ出力を有効にします。 .It off すべてのデバイスについてデバッグ出力を無効にします。 .It bus Ns Op :target Ns Op :lun 指定したバス、ターゲット、論理ユニット番号(lun)についてデバッグ出力を 有効にします。論理ユニット番号、もしくはターゲットと論理ユニット番号が 指定されない場合は、ワイルドカード指定されたものとして扱います。(すなわち、 バスだけを指定すると、そのバスのすべてのデバイスについてデバッグ用 printf が有効になります。) .El .It tags "tagged openings" の数を、表示または設定します。 この値は、特定のデバイスに対して同時にキューイング可能な トランザクション数です。 デフォルトでは、コマンド固有の引数が無いと (一般的な引数のみを指定すると)、 .Sq tags コマンドは、 対象のデバイスにキューイング可能なトランザクション数の "soft" 最大値を表示します。 さらに詳細な情報を得るには、次に説明する .Fl v 引数を指定してください。 .Bl -tag -width 0123456 .It Fl N Ar tags 指定したデバイスのタグ数を設定します。 この値は、 カーネル中の癖の表 (quirk table) にある最小値と最大値の間にある必要があります。 タグ付きキューイングをサポートするほとんどのデバイスのデフォルトは、 最小値が 2 で最大値が 255 です。 指定したデバイスの最大値と最小値を調べるには、 .Fl v スイッチを使用します。 この .Nm camcontrol サブコマンドに対する .Fl v スイッチの意味は後述します。 .It Fl q 静かになり、タグ数を報告しません。 一般的には、タグ数を設定するときに使用します。 .It Fl v 冗長フラグは、 .Em tags 引数に対しては特殊な機能があります。 このフラグを指定すると .Nm camcontrol は、XPT_GDEV_TYPE CCB のタグ付きキューイング関連フィールドを表示します: .Bl -tag -width 0123456789012 .It dev_openings 指定されたデバイスに対してキューイング可能なトランザクションの総数です。 .It dev_active 指定されたデバイスに対して現在キューイングされているトランザクション数です。 .It devq_openings トランザクション用のカーネルキュー空間です。 通常この数は dev_openings を反映します。 エラーリカバリ時は例外であり、対象デバイスのキューは凍結されるか (デバイスはコマンド受信を許されません)、 dev_openings の数が減じられるか、トランザクションの再実行が行われます。 .It devq_queued カーネルキュー内でデバイスが空くのを待っているトランザクション数です。 エラーリカバリ中でなければ、通常この数は 0 です。 .It held held 数は、周辺装置ドライバが保持する CCB 数です。 このような CCB は、丁度完了したものであるか、 デバイスによってサービスを受けるために転送層に渡されようとしているものです。 保持されている CCB は、対象のデバイスに空きを予約します。 .It mintags 同時にデバイスにキューイング可能なトランザクション数の、 現在の "hard" 最小値です。既出の .Ar dev_openings 値はこの数より小さくはなり得ません。 .Ar mintags のデフォルト値は 2 ですが、 デバイスによってはより大きくまたはより小さく設定され得ます。 .It maxtags 同時にデバイスにキューイング可能なトランザクション数の、 現在の "hard" 最大値です。既出の .Ar dev_openings はこの値より大きくはなり得ません。 .Ar maxtags のデフォルト値は 255 ですが、 デバイスによってはより大きくまたはより小さく設定され得ます。 .El .El .It negotiate -様々な通信パラメータを、表示または交渉します。 +様々な通信パラメータを、表示またはネゴシエートします。 コントローラによっては、特定の値の設定や変更をサポートしません。 例えば Adaptec 174x コントローラは、 デバイスの同期レートやオフセットの変更をサポートしません。 あるパラメータの設定をサポートしないとコントローラが示す場合、 .Nm camcontrol はそのパラメータの設定を試みません。 コントローラがサポートするものを調べるには、 .Fl v フラグを使用します。 .Sq negotiate コマンドでの .Fl v フラグの意味は後述します。 また、コントローラドライバによっては、 -下位のコントローラがある交渉パラメータの変更をサポートしているにもかかわらず、 -その交渉パラメータの設定をサポートしません。 +下位のコントローラがあるネゴシエーションパラメータの変更を +サポートしているにもかかわらず、 +そのネゴシエーションパラメータの設定をサポートしません。 Advansys ワイドコントローラのように、 -コントローラの同期交渉の有効と無効をサポートしているにもかかわらず、 -同期交渉レートの設定をサポートしないコントローラがあります。 +コントローラの同期ネゴシエーションの有効と無効をサポートしているにも +かかわらず、 +同期ネゴシエーションレートの設定をサポートしないコントローラがあります。 .Bl -tag -width 01234567890123456 .It Fl a -交渉設定がすぐに効果を持つようにするため、 +ネゴシエーション設定がすぐに効果を持つようにするため、 対象デバイスに Test Unit Ready コマンドを送ります。 .It Fl c -現在の交渉設定を、表示または設定します。これがデフォルトです。 +現在のネゴシエーション設定を、表示または設定します。これがデフォルトです。 .It Fl D Ar enable|disable 切断 (disconnection) を、有効または無効にします。 .It Fl O Ar offset コマンド遅延オフセットを設定します。 .It Fl q 静かになり、なにも表示しません。 一般的には、パラメータを設定したいが状態情報は不要であるときに有用です。 .It Fl R Ar syncrate デバイスの同期レートを変更します。 同期レートは、MHz で指定される浮動小数点値です。 例えば .Sq 20 としては、 .Sq 20.000 が正しい値です。 .It Fl T Ar enable|disable デバイスのタグ付きキューイングを、有効または無効にします。 .It Fl U -ユーザの交渉設定を、表示または設定します。 -デフォルトでは、現在の交渉設定を表示または設定します。 +ユーザのネゴシエーション設定を、表示または設定します。 +デフォルトでは、現在のネゴシエーション設定を表示または設定します。 .It Fl v 冗長フラグは、 .Sq negotiate サブコマンドに対しては特殊な意味があります。 このフラグを指定すると .Nm camcontrol は、コントローラデバイスに送った Path Inquiry (XPT_PATH_INQ) CCB の内容を 表示します。 .It Fl W Ar bus_width -デバイスと交渉するバス幅を指定します。 +デバイスとネゴシエートするバス幅を指定します。 バス幅はビット数で指定します。 指定可能な値は、8, 16, 32 のいずれかのビット数です。 設定が効果を持つためには、 そのバス幅をコントローラがサポートする必要があります。 .El .Pp 一般的には、あるデバイスの同期レートとオフセット設定が効果をあらわすのは、 そのデバイスに対してコマンドが送られてからです。 前述の .Fl a -スイッチは、交渉パラメータが効果をあらわすようにするため、 +スイッチは、ネゴシエーションパラメータが効果をあらわすようにするため、 自動的に Test Unit Ready をデバイスに送ります。 .It help 冗長な、使用方法に関する情報を表示します。 .El .Sh 環境変数 変数 .Ev SCSI_MODES によって、別のモードページの書式ファイルを指定することができます。 .Pp 変数 .Ev EDITOR によって、 .Nm camcontrol は、モードページの編集を行なう際に どのテキストエディタを起動するかを決定します。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /usr/share/misc/scsi_modes -compact .It Pa /usr/share/misc/scsi_modes SCSI モード書式データベース。 .It Pa /dev/xpt0 トランスポート層デバイス。 .It Pa /dev/pass* CAM アプリケーションパススルーデバイス。 .El .Sh 使用例 .Dl camcontrol eject -n cd -u 1 -v .Pp cd1 から CD をイジェクトし、コマンド実行に失敗した場合は SCSI センス情報を 出力します。 .Pp .Dl camcontrol tur .Pp SCSI test unit ready コマンドを da0 に送信します。 .Nm camcontrol はそのディスクがレディ状態であるかどうかを報告しますが、 .Fl v スイッチが指定されていないため、コマンド実行に失敗してもセンス情報を 表示しません。 .Pp .Bd -literal -offset foobar camcontrol tur da1 -E -C 4 -t 50 -v .Ed .Pp SCSI test unit ready コマンドを da1 に送信します。カーネルエラーリカバリ を有効にします。リトライカウントを 4 に、タイムアウトを 50 秒に 設定します。コマンド実行に失敗した場合( .Fl v フラグがあるので)センス情報が出力されます。エラーリカバリが設定されて いるので、ディスクが回転していない場合は回転させられます。 .Nm camcontrol はディスクがレディ状態かどうかを報告します。 .Bd -literal -offset foobar camcontrol cmd -n cd -u 1 -v -c "3C 00 00 00 00 00 00 00 0e 00" \e -i 0xe "s1 i3 i1 i1 i1 i1 i1 i1 i1 i1 i1 i1" .Ed .Pp READ BUFFER コマンド (0x3C) を cd1 に対して発行します。cd1 のバッファサイズと cd1 のキャッシュの最初の 10 バイトを表示します。コマンド実行に失敗した場合 SCSI センス情報を表示します。 .Pp .Bd -literal -offset foobar camcontrol cmd -n cd -u 1 -v -c "3B 00 00 00 00 00 00 00 0e 00" \e -o 14 "00 00 00 00 1 2 3 4 5 6 v v v v" 7 8 9 8 .Ed .Pp WRITE BUFFER コマンド (0x3B) を cd1 に対して発行します。(予約済の) 4 バイト ヘッダを含まないデータ 10 バイトを書き出します。コマンド実行に失敗した場合 センス情報を表示します。このコマンドには細心の注意を払って下さい。不適切に 使用した場合、データが破壊されるかもしれません。 .Pp .Bd -literal -offset foobar camcontrol modepage da3 -m 1 -e -P 3 .Ed .Pp da3 のモードページ 1 (Read-Write Error Recover ページ)を編集し、編集結果を そのドライブにセーブします。モードページ 1 には、 ディスクドライブの読み出し、書き込みの自動再配置の設定などが含まれます。 .Pp .Dl camcontrol rescan 0 .Pp SCSI バス 0 を再スキャンし、追加、削除、変更されたデバイスを探します。 .Pp .Dl camcontrol rescan 0:1:0 .Pp SCSI バス 0, ターゲット 1, 論理ユニット番号 0 を再スキャンし、そのデバイスが 追加、削除、変更されたかどうかを調べます。 .Pp .Dl camcontrol tags da5 -N 24 .Pp da5 の同時トランザクション数を 24 に設定します。 .Pp .Bd -literal -offset foobar camcontrol negotiate -n da -u 4 -T disable .Ed .Pp da4 のタグ付きキューイングを無効にします。 .Pp .Bd -literal -offset foobar camcontrol negotiate -n da -u 3 -R 20.000 -O 15 -a .Ed .Pp -同期レート 20MHz とオフセット 15 を、da3 と交渉します。 +同期レート 20MHz とオフセット 15 を、da3 とネゴシエートします。 その後 Test Unit Ready コマンドを送り、設定が効果をあらわすようにします。 .Pp .Bd -literal -offset foobar camcontrol cmd -n da -u 3 -v -t 7200 -c "4 0 0 0 0 0" .Ed .Pp FORMAT UNIT (0x04) コマンドを da3 に送ります。 これは、ディスクをローレベル (low-level) フォーマットします。 コマンド失敗時にはセンス情報を表示します。 また、タイムアウトを 2 時間 (7200 秒) に設定します。 .Pp .Em 警告! 警告! 警告! .Pp ディスクをローレベルフォーマットすると、 ディスク上の「すべて」のデータを破壊します。 このコマンドを発行するときには、非常に注意してください。 本当はローレベルフォーマットが不要なディスクに対し、 多くのユーザがローレベルフォーマットを行っています。 ローレベルフォーマットが必要となる状況は、比較的少ないです。 ローレベルフォーマットが必要となる理由のひとつは、 ディスクの物理セクタの大きさを変えるためです。 ローレベルフォーマットが必要となる別の理由は、 ディスクへの読み込みまたは書き込みの要求に対して "medium format corrupted" (メディアフォーマットが壊れている) エラーとなる場合に、そのディスクを復活させるためです。 .Pp ディスクによっては、 他のディスクよりもフォーマットに時間がかかります。 フォーマットが完了するために十分なタイムアウト値を、 ユーザが指定する必要があります。 ハードディスクによっては、非常に短い期間 (5 分以下の単位) でフォーマット操作が完了します。 このような場合のほとんどは、 FORMAT UNIT コマンドをドライブが実際にはサポートをしていないため、 すなわちコマンドを受け付けて数分待ってから戻るだけであるためです。 .Sh 関連項目 .Xr cam 3 , .Xr cam_cdbparse 3 , .Xr cam 4 , .Xr pass 4 , .Xr xpt 4 .Sh 歴史 .Nm camcontrol コマンドは、 .Fx 3.0 で最初に現れました。 .Pp モードページ編集のコードと任意の SCSI コマンドのコードは、 Julian Elischer と Peter Dufault が書いた、かつての .Xr scsi 8 ユーティリティと .Xr scsi 3 ライブラリのものに基づいています。 .Xr scsi 8 プログラムが最初に出現したのは 386BSD 0.1.2.4 で、 .Tn FreeBSD で最初に出現したのは、 .Fx 2.0.5 です。 .Sh 作者 .An Kenneth Merry Aq ken@FreeBSD.org .Sh バグ コマンド行引数を解釈するコードは、どのサブコマンドが複数の引数を取るかを 知りません。ですから、たとえば、 .Bd -literal -offset foobar camcontrol -n da -u 1 -c "00 00 00 00 00 v" 0x00 -v .Ed .Pp のようなことを試みた場合、test unit ready コマンドで得られるセンス情報は 出力されません。というのは、 .Fl c の 2 番目の引数 .Po 0x00 .Pc を見た時点で、 .Nm camcontrol の最初の .Xr getopt 3 呼び出しが 終ってしまうためです。 この動作を修正するには、ある程度の規模のコードを書き加えるか、 .Xr getopt 3 インタフェースを変更するかのどちらかが必要でしょう。 この問題を回避するもっとも良い方法は、常に .Nm camcontrol 共通引数をコマンド固有の引数の前に指定していることを確認することです。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/ppp.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/ppp.8 index 558b243764..b1f725d6a6 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/ppp.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/ppp.8 @@ -1,5079 +1,5083 @@ .\" %FreeBSD: src/usr.sbin/ppp/ppp.8,v 1.142.2.16 1999/11/19 23:48:01 brian Exp % .\" .\" jpman %Id: ppp.8,v 1.4 1997/06/08 18:41:58 saeki Stab % .\" WORD: expect string 受信待ち文字列 (chat.8) -.\" WORD: negotiation 交渉 .Dd 20 September 1995 .nr XX \w'\fC00' .Os FreeBSD .Dt PPP 8 .Sh 名称 .Nm ppp .Nd PPP (Point to Point Protocol) (別名 user-ppp) .Sh 書式 .Nm .Op Fl Va mode .Op Fl nat .Op Fl quiet .Op Fl unit Ns Ar N .Op Fl alias .Op Ar system Ns .No ... .Sh 解説 本プログラムは、ユーザプロセスとして動作する .Em PPP パッケージです。 .Em PPP は通常、( .Xr pppd 8 でそうなっているように) カーネルの一部として実装されますが、 そのため、デバッグや動作の変更が少々難しい場合があります。 それに対し、この実装ではトンネルデバイスドライバ (tun) を利用して、 ユーザプロセスで .Em PPP を実現しています。 .Pp .Fl nat フラグ (または後方互換性のための .Fl alias フラグ) は、 .Dq nat enable yes と等価であり、 .Nm のネットワークアドレス変換機能を有効にします。 これにより .Nm は、内部 LAN 上の全マシンに対する NAT、 すなわちマスカレーディングエンジンとして動作します。 詳細は .Xr libalias 3 を参照してください。 .Pp .Fl quiet フラグを指定すると、 .Nm は起動時に静かになり、 モードとインタフェースを標準出力へ表示しなくなります。 .Pp .Fl unit フラグは、 .Nm が .Pa /dev/tun Ns Ar N のみのオープンを試みるように指定します。 通常、 .Nm は .Ar N に対して値 0 から開始し、成功するまで .Ar N を値 1 ずつ増加させて、トンネルデバイスのオープンを試みます。 デバイスファイルが存在しないために、3 回連続して失敗すると、諦めます。 .Pp .Nm は次の .Va mode を理解します: .Bl -tag -width XXX -offset XXX .It Fl auto .Nm は tun インタフェースをオープンし、 これを設定した後バックグラウンドになります。 出力データが tun インタフェース上で検出されるまでリンクはアップせず、 出力データが tun インタフェース上で検出されると .Nm はリンクをアップしようとします。 .Nm がリンクをアップしようとしている間に受信したパケット (最初のものを含みます) は、デフォルトで 2 分間キューにとどまります。 後述の .Dq set choked コマンドを参照してください。 .Pp .Fl auto モードでは、 コマンドラインには少なくとも 1 つの .Dq system を指定する必要があり (後述)、 インタフェース設定時に使用する相手の IP アドレスを指定する .Dq set ifaddr を、システムプロファイルで実行する必要があります。 通常、 .Dq 10.0.0.1/0 のようなものが適切です。例としては、 .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.conf.sample の .Dq pmdemand システムを参照してください。 .It Fl background この場合、 .Nm は相手との接続をすぐに確立しようとします。 成功すると、 .Nm はバックグラウンドになり、親プロセスは終了コード 0 を返します。 失敗すると、 .Nm は非 0 の結果で終了します。 .It Fl foreground フォアグラウンドモードでは、 .Nm は相手との接続をすぐに確立しようとしますが、デーモンにはなりません。 リンクはバックグラウンドモードで作成されます。 .Nm の起動を別のプロセスから制御したい場合に有用です。 .It Fl direct これは入力接続を受け付けるために使用します。 .Nm は .Dq set device 行を無視し、リンクにデスクリプタ 0 を使用します。 .Pp コールバックの設定を行うと、ダイヤルバック時に .Nm は .Dq set device 情報を使用します。 .It Fl dedicated このオプションは、専用線で接続されたマシンのためにデザインされています。 .Nm はデバイスを常にオープンに保ち、設定チャットスクリプトは一切使用しません。 .It Fl ddial .Fl auto モードと等価ですが、なんらかの理由でリンクが落ちた場合に .Nm が再度リンクをアップすることが違います。 .It Fl interactive これは no-op であり、 前述のフラグがどれも指定されなかった場合の動作を行います。 .Nm はコマンドラインで指定されたセクションをロードし、対話プロンプトを提供します。 .El .Pp .Po Pa /etc/ppp/ppp.conf に指定される .Pc 設定エントリ、すなわち system を、コマンドラインで 1 つ以上指定可能です。 起動時に .Nm は .Pa /etc/ppp/ppp.conf から .Dq default システムを読み込み、その後コマンドラインで指定した各 system を読み込みます。 .Sh 主な特徴 .Bl -diag .It 対話的なユーザインタフェースを提供 コマンドモードで利用する場合、ユーザがコマンドを 入力することで、簡単にリモートコンピュータとの接続の確立、 接続状態の確認、 接続の切断を行うことができます。 オプションとして、セキュリティ確保のために すべての機能をパスワードで保護することができます。 .It 手動と自動でのダイヤルをサポート 対話モードでは、直接デバイスと通信できるように .Dq term コマンドが用意されています。 リモートホストと接続されて、 .Em PPP での通信が始まったら、 .Nm はそれを検出して自動的にパケットモードに移行します。 ひとたびリモートホストとの接続に必要なコマンドシーケンスがわかったら、 後々の接続を簡単にするため、必要なダイヤル手順やログイン手順を定義した チャットスクリプトを書くことができます。 .It オンデマンドでのダイヤルアップをサポート .Fl auto モード (自動モード) では .Nm はデーモンとして動作し、 .Em PPP リンクを通して送られるパケットを待ちうけます。 パケットを検出すると、デーモンが自動的にダイヤルを行って接続を確立します。 .Fl ddial モード (直接ダイヤルモード) でも ほぼ同様に、自動ダイヤルと接続の確立を行います。 しかしながらこのモードは、送るべきパケットが存在しない場合にも、 リンクが切れていることを検出するといつでもリモートへダイヤルするという点が auto モードと異なります。 このモードは、電話料金よりも常時接続されていることが重視される場合に有用です。 3 番目の .Fl dedicated モード (専用線モード) も利用可能です。 このモードは 2 つのマシン間の専用線を対象にしています。 専用線モードでは .Nm は自発的に動作を終了することはありません - 終了するには .Dq quit all コマンドを診断ソケットを介して送る必要があります。 .Dv SIGHUP -は LCP の再交渉を強要し、 +は LCP の再ネゴシエーションを強要し、 .Dv SIGTERM は終了を強要します。 .It クライアントコールバックをサポート .Nm は標準 LCP コールバックプロトコルならびに Microsoft コールバック制御プロトコル (ftp://ftp.microsoft.com/developr/rfc/cbcp.txt) を使用できます。 .It NAT、すなわちパケットエイリアシングをサポート パケットエイリアシング (別名: IP マスカレード) により、 未登録でプライベートなネットワーク上のコンピュータからも インターネットにアクセスすることが可能です。 .Em PPP ホストはマスカレードゲートウェイとして動作します。 送信パケットの IP アドレスと TCP や UDP のポート番号は どちらもエイリアスされ、返信パケットではエイリアスが元に戻されます。 .It バックグラウンド PPP 接続をサポート バックグラウンドモードでは、接続を確立するのに成功した場合に .Nm はデーモンになります。 それ以外の場合はエラーで終了します。 これにより、 接続が成功裏に確立した場合のみコマンドを実行するようなスクリプト をセットアップすることが出来ます。 .It サーバとしての PPP 接続をサポート ダイレクトモードでは、 .Nm は標準入力/標準出力からの .Em PPP 接続を受け入れるサーバとして動作させることができます。 .It PAP と CHAP (rfc 1994) による認証をサポート PAP もしくは CHAP を用いることにより、Unix スタイルの .Xr login 1 手続きをスキップし、 .Em PPP プロトコルを代りに認証に使用することが可能です。 相手が Microsoft CHAP 認証を要求し、かつ .Nm が DES をサポートするようにコンパイルされている場合、適当な MD4/DES 応答がなされます。 .It RADIUS (rfc 2138) 認証をサポート PAP と CHAP の拡張である .Em \&R Ns No emote .Em \&A Ns No ccess .Em \&D Ns No ial .Em \&I Ns No n .Em \&U Ns No ser .Em \&S Ns No ervice は、集中データベースまたは分散データベースに、 ユーザごとに異なる接続特性を含んだ認証情報を、格納できます。 コンパイル時に .Pa libradius が利用可能な場合、利用するように設定すると、 .Nm はこれを使用して .Em RADIUS 要求を作成します。 .It 代理 arp (Proxy Arp) をサポート .Nm が相手のために 1 個以上の代理 arp エントリを作成するように、設定可能です。 LAN 上の各マシンでの設定を行わずに、 相手側から LAN へのルーティングを可能とします。 .It パケットのフィルタリングをサポート ユーザは 4 種類のフィルタを定義できます。 .Em in は受信パケットに対するフィルタです。 .Em out は送信パケットに対するフィルタです。 .Em dial はダイヤルを行うきっかけとなるパケットを定義するフィルタで、 .Em alive は接続を保持するためのパケットを定義するフィルタです。 .It トンネルドライバは bpf (Berkeley Packet Filter) をサポート .Em PPP リンクを流れるパケットを調べるために、 .Xr tcpdump 1 を使うことができます。 .It PPP オーバ TCP および PPP オーバ UDP をサポート デバイス名が .Em host Ns No : Ns Em port Ns .Xo .Op / Ns tcp|udp , .Xc 形式で指定された場合、 .Nm は通常のシリアルデバイスを使うのではなく、 データ転送のための TCP または UDP の 接続を開きます。 UDP 接続は、 .Nm を強制的に同期モードにします。 .It PPP オーバ ISDN をサポート .Nm がオープンすべきリンクとして 生の B チャネル i4b デバイスを指定すると、 .Xr isdnd 8 と対話して ISDN 接続を確立できます。 .It PPP オーバイーサネットをサポート (rfc 2516) .Nm が .No PPPoE: Ns Ar iface Ns Xo .Op \&: Ns Ar provider Ns .Xc の書式のデバイス指定を与えられ、 .Xr netgraph 4 が利用可能な場合、 .Nm は .Ar iface ネットワークインタフェースを使用し、 .Ar provider に対して .Em PPP オーバイーサネットを話そうとします。 .It "IETF ドラフトの Predictor-1 (rfc 1978) と DEFLATE (rfc 1979) 圧縮をサポート .Nm は VJ 圧縮の他に Predictor-1 と DEFLATE 圧縮もサポートしています。 モデムは通常 (例えば v42.bis のような) 組み込みの圧縮機能を持っており、 その結果システムは .\"(訳注)「転送データレートよりも」をここにいれたいと考えています。 .\" 2.2.1R 対象(1997/04/02) Takeshi MUTOH より高いデータレートで通信できます。 これは一般には良いことですが、より高速のデータによってシリアル回線からの 割り込みが増加します。 システムはこの割り込みをモデムと通信して処理しなくてはならないため、 システムの負荷と遅延時間が増加することになります。 VJ 圧縮とは異なり、Predictor-1 と DEFLATE 圧縮はリンクを通る .Em すべての ネットワークトラフィックをあらかじめ圧縮しておくことで、オーバヘッドを 最小にします。 .It Microsoft の IPCP 拡張をサポート (rfc 1877) Microsoft の .Em PPP スタックを使用するクライアント (つまり Win95, WinNT) との間で ネームサーバのアドレスと NetBIOS ネームサーバのアドレスを -交渉することができます。 +ネゴシエーションできます。 .It マルチリンク PPP をサポート (rfc 1990) 接続先への複数の物理的な回線をオープンし、すべてのリンクの 帯域幅を合わせてより高いスループットを得ることができます。 .El .Sh パーミッション .Nm はユーザ .Dv root 、グループ .Dv network 、パーミッション .Dv 04554 でインストールされます。 デフォルトでは .Nm は、起動したユーザ ID が 0 でない場合には実行しません。 これは .Dq allow users コマンドを .Pa /etc/ppp/ppp.conf に記載することにより変更することが可能です。 通常ユーザとして実行する場合には、 .Nm はユーザ ID 0 に変わり、システムの経路表の変更と、 システムロックファイルの作成と、 ppp の設定ファイルの読み込みを行います。 すべての外部コマンド ("shell" や "!bg" で実行されます) は、 .Nm を起動したユーザ ID で実行されます。 ユーザ ID 0 にて正確になにが行われているのかに興味がある場合には、 ログ機能の .Sq ID0 を参照してください。 .Sh 始める前に 最初に .Nm を実行する時には、いくつかの初期設定を整える必要があります。 .Bl -bullet .It カーネルにトンネルデバイスが含まれていることが必要です (GENERIC カーネルではデフォルトで 1 つ含まれます)。 tun デバイスが含まれていない場合や、 複数の tun インタフェースが必要な場合、 次の行をカーネル設定ファイルに追加して、 カーネルを再構築する必要があります: .Pp .Dl pseudo-device tun N .Pp ここで .Ar N は .Em PPP 接続を行いたい最大の数です。 .It .Pa /dev ディレクトリにトンネルデバイスのエントリ .Pa /dev/tunN があるかどうかを調べてください。 ここで .Sq N は、0 から始まる tun デバイスの番号です。 もし無いようならば、"sh ./MAKEDEV tunN" を実行すれば作ることができます。 これにより 0 から .Ar N までの tun デバイスが作成されます。 .It あなたのシステムの .Pa /etc/group ファイルに .Dq network グループがあり、そのグループが .Nm を使うと想定されるすべてのユーザ名を含んでいることを確かめてください。 詳細は .Xr group 5 マニュアルページを参照してください。また、これらのユーザは .Pa /etc/ppp/ppp.conf ファイルで .Dq allow users コマンドを使用してアクセス権が与えられなければなりません。 .It ログファイルを作成します。 .Nm は .Xr syslog 3 を使用して情報を記録します。通常のログファイル名は .Pa /var/log/ppp.log です。 このファイルに出力を行うためには、次の行を .Pa /etc/syslog.conf ファイルに記述してください: .Bd -literal -offset indent !ppp *.*/var/log/ppp.log .Ed .Pp .Nm の実行形式にリンクを作成することにより、複数の .Em PPP ログファイルを持つことが可能です: .Pp .Dl # cd /usr/sbin .Dl # ln ppp ppp0 .Pp として .Pa /etc/syslog.conf で .Bd -literal -offset indent !ppp0 *.*/var/log/ppp0.log .Ed .Pp とします。 .Pa /etc/syslog.conf を更新した後に、 .Xr syslogd 8 に .Dv HUP シグナルを送ることをお忘れなく。 .It 厳密には .Nm の操作とは関係ありませんが、リゾルバが正しく働くように設定した方が 良いでしょう。 これは .Pq Xr named 8 を用いて ローカルな DNS サーバを設定するか、もしくは .Pa /etc/resolv.conf ファイルに適切な .Sq name-server 行を加えることで行われます。 詳細は .Xr resolv.conf 5 のマニュアルを参照してください。 .Pp 他の方法として、もし接続先がサポートしている場合には .Nm が接続先にネームサーバのアドレスを尋ねて、自動的に .Pa /etc/resolv.conf を更新することができます。詳細は後述の .Dq enable dns コマンドを参照してください。 .El .Sh 手動ダイヤル 次の例では、あなたのマシン名が .Dv awfulhak であるとして説明します。 .Nm を引数無しで起動すると (前述の .Sx パーミッション 参照) 次のプロンプトが表示されます: .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> .Ed .Pp プロンプトの .Sq ON の部分は常に大文字であるべきです。ここが小文字の場合、 .Dq passwd コマンドを使用してパスワードを入力しなければならないことを意味します。 実行中の .Nm に接続し、 まだ正しいパスワードを入力していない場合にのみこのような状態になります。 .Pp .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> set device /dev/cuaa0 ppp ON awfulhak> set speed 38400 .Ed .Pp 通常ハードウェアフロー制御 (CTS/RTS) を使用します。 しかし、特定の場合 (特定の PPP 可能な端末サービスに直接接続している場合に起り得ます)、 .Nm が通信リンクにデータを書き込もうとしたときに、 永遠に来ない CTS (送信時にクリア) シグナルを待つことにより .Nm がハングします。 直通線で接続できない場合は、 .Dq set ctsrts off で CTS/RTS をオフにしてみてください。 これが必要な場合、後述の .Dq set accmap の記述も参照してください - .Dq set accmap 000a0000 も必要かもしれません。 .Pp 通常、パリティは .Dq none に設定します。これが .Nm ppp のデフォルトです。 パリティはどちらかというと古風なエラーチェック機構であり、 今となっては使用しません。 最近のモデムは各自のエラーチェック機構を持っており、 ほとんどのリンク層プロトコル ( .Nm はこれです) はより信頼できるチェック機構を使用します。 パリティは相対的に大きなオーバヘッドを持ちますので (トラフィックが 12.5% 増加します)、 .Dv PPP がオープンされると常に無効化 .Po Dq none に設定 .Pc されます。 しかし、ISP (インターネットサービスプロバイダ) によっては、 特定のパリティ設定を接続時 ( .Dv PPP がオープンする前) に使用するものがあります。 特に、Compuserve はログイン時に偶数パリティに固執しています: .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> set parity even .Ed .Pp ここで、現在のデバイス設定がどのようになっているか見られます: .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> show physical Name: deflink State: closed Device: N/A Link Type: interactive Connect Count: 0 Queued Packets: 0 Phone Number: N/A Defaults: Device List: /dev/cuaa0 Characteristics: 38400bps, cs8, even parity, CTS/RTS on Connect time: 0 secs 0 octets in, 0 octets out Overall 0 bytes/sec ppp ON awfulhak> .Ed .Pp ここでは、直接デバイスと通信するために term コマンドを使用可能です: .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> term at OK atdt123456 CONNECT login: myispusername Password: myisppassword Protocol: ppp .Ed .Pp 相手が .Em PPP で話しはじめると、 .Nm はそれを自動的に検出してコマンドモードに戻ります。 .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> # リンクは確立していません Ppp ON awfulhak> # 接続完了、LCP 完了 PPp ON awfulhak> # 認証完了 PPP ON awfulhak> # IP アドレス合意完了 .Ed .\" your end で「あなた側」 .Pp -このようにならない場合、接続先がこちらの開始交渉を +このようにならない場合、接続先がこちらのネゴシエーション開始を 待っている可能性があります。 強制的に .Nm に接続先への PPP 設定パケットの送出を開始させるためには .Dq ~p コマンドを使い、端末モードを抜けてパケットモードに移行して下さい。 .Pp それでもログインプロンプトが得られない場合、 Unix 的なログイン/パスワード認証ではなく、PAP または CHAP の認証を、 相手は要求している可能性が非常に高いです。 正しく設定するためには、プロンプトに戻り、 認証用の名前とキーを設定し、再度接続します: .Bd -literal -offset indent ~. ppp ON awfulhak> set authname myispusername ppp ON awfulhak> set authkey myisppassword ppp ON awfulhak> term at OK atdt123456 CONNECT .Ed .Pp -ここで再度、交渉開始するように ppp に指定できます: +ここで再度、ネゴシエーションを開始するように ppp に指定できます: .Bd -literal -offset indent ~p ppp ON awfulhak> # リンクは確立していません Ppp ON awfulhak> # 接続完了、LCP 完了 PPp ON awfulhak> # 認証完了 PPP ON awfulhak> # IP アドレス合意完了 .Ed .Pp これで接続されました! プロンプトの .Sq PPP が大文字に変化して、接続されたことを知らせます。もし 3 つの P の内 いくつかだけが大文字になっている場合には、すべての文字が大文字もしくは 小文字になるまで待ってください。もし小文字に戻った場合には、それは .Nm -が接続先との交渉に成功しなかったことをを意味します。 +が接続先とのにネゴシエーションに成功しなかったことをを意味します。 この時点での問題解決の第一歩としては、次のようにし、再挑戦します。 .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> set log local phase lcp ipcp .Ed .Pp 詳細は、下記の .Dq set log コマンドの説明を参照してください。 この時点でも失敗する場合、 ログを有効にして再挑戦することが非常に重要です。 プロンプトの変化に注意し、あなたを助けてくれる人に報告することもまた重要です。 .Pp リンクが確立したら、show コマンドを使用することで、 どのように事態が進行しているのかが分ります: .Bd -literal -offset indent PPP ON awfulhak> show physical * モデム関連の情報がここに表示されます * PPP ON awfulhak> show ccp * CCP (圧縮) 関連の情報がここに表示されます * PPP ON awfulhak> show lcp * LCP (回線制御) 関連の情報がここに表示されます * PPP ON awfulhak> show ipcp * IPCP (IP) 関連の情報がここに表示されます * PPP ON awfulhak> show link * (高レベル) リンク関係の情報がここに表示されます * PPP ON awfulhak> show bundle * (高レベル) 論理接続関係の情報がここに表示されます * .Ed .Pp この時点で、マシンは接続先に対するホスト単位の経路 (host route) を持っています。 これはリンクの相手のホストとのみ接続可能であるという意味です。 デフォルト経路のエントリ (他の経路エントリを持たずに、全パケットを .Em PPP リンクの相手に送る ように、あなたのマシンに指示します)を追加したければ、 次のコマンドを入力してください。 .Bd -literal -offset indent PPP ON awfulhak> add default HISADDR .Ed .Pp .Sq HISADDR という文字列は、相手側の IP アドレスを表します。 既存の経路のために失敗する場合には、 .Bd -literal -offset indent PPP ON awfulhak> add! default HISADDR .Ed .Pp を用いることで既存の経路を上書きできます。 このコマンドは、実際に接続を作成する前に実行可能です。 -新しい IP アドレスを接続時に交渉する場合、これに従って +新しい IP アドレスを接続時にネゴシエートする場合、これに従って .Nm がデフォルト経路を更新します。 .Pp ここで、(ping, telnet, ftp のような) ネットワークアプリケーションを、 あなたのマシンの別のウィンドウまたは端末で使用可能です。 現在の端末を再利用したい場合、 .Nm をバックグラウンドモードにするために、 標準のシェルのサスペンドとバックグラウンドコマンド (通常 .Dq ^Z の後に .Dq bg ) を使用可能です。 .Pp 使用可能コマンドの詳細は .Sx PPP コマンドリスト の節を参照してください。 .Sh 自動ダイヤル 自動ダイヤルを行うためには、ダイヤルとログインのチャットスクリプトを 用意しなければなりません。定義の例は .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.conf.sample を見てください ( .Pa /etc/ppp/ppp.conf の書式は非常に簡単です)。 各行は単一のコメント、インクルード、ラベル、コマンドのいずれかを含みます。 .Bl -bullet .It .Pq Dq # 文字で始まる行は、コメントとして扱われます。 コメント行と認識した場合、先行する空白は無視されます。 .It インクルードは語 .Sq !include から始まる行です。 1 つの引数 - インクルードするファイル - を持つ必要があります。 古いバージョンの .Nm との互換性のために、 .Dq !include ~/.ppp.conf を使用したいかもしれません。 .It ラベルは行頭から始まり、最後にコロン .Pq Dq \&: が続かなければなりません。 .It コマンド行は、最初の桁に空白かタブを含む必要があります。 .El .Pp .Pa /etc/ppp/ppp.conf ファイルには少なくとも .Dq default セクションが存在する必要があります。 このセクションは常に実行されます。 このファイルには 1 つ以上のセクションが含まれます。 セクション名は用途に応じて付けます。例えば、 .Dq MyISP はあなたの ISP を表したり、 .Dq ppp-in は入力の .Nm 構成を表したります。 .Nm ppp を立ち上げる際に、接続先のラベル名を指定可能です。 .Dq default ラベルに関係づけられたコマンドが実行されてから、 接続先ラベルに関連づけられたコマンドが実行されます。 .Nm を引数無しで起動した場合、 .Dq default だけは実行されます。load コマンドを使用して、 .Pa /etc/ppp/ppp.conf のセクションを手動でロード可能です: .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> load MyISP .Ed .Pp セクションロード後には、 .Nm はいかなる動作も行わないことに注意してください。 これは、コマンドラインでラベルを指定した結果でも、 .Dq load コマンドを使用した結果でも同様です。 設定ファイル中で、そのラベルに対して指定されたコマンドのみが、実行されます。 一方、 .Nm を .Fl background , .Fl ddial , .Fl dedicated のいずれかのスイッチ付きで起動したときには、 .Nm が接続を確立するように、リンクモードが指示します。 更なる詳細については、後述の .Dq set mode コマンドを参照してください。 .Pp ひとたび接続が確立したなら、プロンプトの .Sq ppp は .Sq PPP に変わります: .Bd -literal -offset indent # ppp MyISP \&... ppp ON awfulhak> dial Ppp ON awfulhak> PPp ON awfulhak> PPP ON awfulhak> .Ed .Pp Ppp プロンプトは .Nm が認証フェースに入ったことを示します。PPp プロンプトは .Nm がネットワークフェーズに入ったことを示します。PPP プロンプトは .Nm -がネットワーク層プロトコルの交渉に成功し、使用可能状態にあることを示します。 +がネットワーク層プロトコルのネゴシエーションに成功し、 +使用可能状態にあることを示します。 .Pp もし .Pa /etc/ppp/ppp.linkup が利用可能ならば、 .Em PPP 接続が確立された時に、その内容が実行されます。 接続が確立された後のバックグラウンドでのスクリプト実行については、 提供されている .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.conf.sample (使用可能な置換文字列については、後述の .Dq shell と .Dq bg を参照してください) の .Dq pmdemand の例を参照してください。 同様に、接続が閉じられると、 .Pa /etc/ppp/ppp.linkdown ファイルの内容が実行されます。 これらのファイルのフォーマットは .Pa /etc/ppp/ppp.conf と同じです。 .Pp 以前のバージョンの .Nm では、デフォルト経路のような経路は .Pa ppp.linkup ファイルで追加し直す必要がありました。 現在では .Nm は、 .Dv HISADDR もしくは .Dv MYADDR が変化したときに、自動的に .Dv HISADDR もしくは .Dv MYADDR 文字列を含むすべての経路を更新する .Sq スティッキー経路 をサポートします。 .Sh バックグラウンドダイヤル .Nm を使って非対話的に接続を確立したい場合 (例えば .Xr crontab 5 エントリや .Xr at 1 ジョブから使うような場合) には、 .Fl background オプションを使います。 .Fl background が指定された場合、 .Nm はすぐに接続を確立しようとします。 複数の電話番号が指定された場合には、各電話番号が 1 回づつ試されます。 これらに失敗すると、 .Nm は即座に終了し、0 でない終了コードを返します。 接続に成功すると .Nm はデーモンになり、呼び出し側に終了コード 0 を返します。 デーモンは、リモートシステムが接続を終了した場合、 もしくは .Dv TERM シグナルを受け取った場合に、自動的に終了します。 .Sh ダイヤルオンデマンド デマンドダイヤル機能は .Fl auto または .Fl ddial オプションにて有効にされます。この場合にも .Pa /etc/ppp/ppp.conf で定義された接続先のラベルを指定しなければなりません。 これには、リモート接続先の IP アドレスを指定するための .Dq set ifaddr コマンドも書かれていなければなりません ( .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.conf.sample を参照してください)。 .Bd -literal -offset indent # ppp -auto pmdemand .Ed .Pp .Fl auto または .Fl ddial が指定された時に .Nm はデーモンとして動作しますが、 .Pa /etc/ppp/ppp.conf 中で .Dq set server コマンドを使うことで、設定を確認したり変更したりすることができます。 .Po たとえば、 .Dq set server +3000 mypasswd とすると .Pc 次のように診断ポートを通じて接続することができます。 .Bd -literal -offset indent # pppctl 3000 (tun0 を仮定) Password: PPP ON awfulhak> show who tcp (127.0.0.1:1028) * .Ed .Pp .Dq show who コマンドは現在 .Nm 自身に接続しているユーザの一覧を表示します。診断ソケットが閉じられる、 もしくは異なるソケットに変更された場合、すべての接続は即座に終了します。 .Pp .Fl auto モードにて 送信パケットが検出された時、 .Nm は (チャットスクリプトに基づいて) ダイヤルを行い、 通信相手に接続しようとします。 .Fl ddial モードでは回線がダウンしていることが確認された場合にはいつでも ダイヤルが行われます。 接続に失敗したら、デフォルトの動作では 30 秒間待ってから、 別の送信パケットが検出された時に接続しようとします。 .Pp この動作は .Dq set redial コマンドで変更できます。 .Pp .No set redial Ar secs Ns Xo .Oo + Ns Ar inc Ns .Op - Ns Ar max Ns .Oc Op . Ns Ar next .Op Ar attempts .Xc .Pp .Bl -tag -width attempts -compact .It Ar secs は、再び接続しようとするまでの秒数です。 引数がリテラル文字列 .Sq Li random の場合には、待ち時間を 1 秒以上から 30 秒以下の間でランダムに選びます。 .It Ar inc は秒数であり、 新規にダイヤルするときに .Ar secs に加えられます。 このタイムアウト値が .Ar secs に戻るのは、接続が成功裏に確立した後だけです。 .Ar inc のデフォルト値は 0 です。 .It Ar max は、 .Nm が .Ar secs を増加させる最大回数です。 .Ar max のデフォルト値は 10 です。 .It Ar next は電話番号リストの中の次の番号をダイヤルする前に待つ秒数です。( .Dq set phone コマンドを参照してください)。これのデフォルトは 3 秒です。 繰り返しますが、引数がリテラル文字列 .Sq Li random の場合には、待ち時間を 1 秒以上 30 秒以下の間でランダムに選びます。 .It Ar attempts は、受け取った個々の送信パケットに対して、何回接続を試みるのかを示す 数字です。 .It Ar attempts に 0 を指定すると、接続されるまで試みを続けます。 .Bd -literal -offset indent set redial 10.3 4 .Ed .Pp は個々の送信パケットに対して 4 回接続を試み、 番号間の待ち時間が 3 秒で、すべての番号を試した後に 10 秒待つことを表します。 複数の電話番号が指定されている場合でも、トータルのダイヤル回数は 4 回のままです。 (それぞれの番号を 4 回ダイヤルするのではありません)。 .Pp 代りに、 .Pp .Bd -literal -offset indent set redial 10+10-5.3 20 .Ed .Pp は、 .Nm に接続を 20 回試みさせます。最初の試みの後は、 .Nm は 10 秒待ちます。 次の試みの後は 20 秒待ちということを、 6 番目の試みの後では 1 分待つところまで行います。 次の 14 回の停止は、同じ 1 分間となります。 .Nm が接続し、切断した後、再度接続に失敗した場合、 タイムアウト値は再度 10 秒から開始します。 .Pp リンクの両端が .Nm の .Fl auto ダイヤルモードを利用している場合は、 ダイヤル間隔を変更しておくのが良いでしょう。 もし、リンクの両端が同じタイムアウト時間に設定されていて、 リンクが切れて両方に送信待ちのパケットがあった場合、 両方が同時に相手を呼び出しあうことになってしまいます。 場所によっては、シリアルリンクに信頼性がなく、 切れるべきでない時にキャリアが失われるかもしれません。 セッションの途中で予期せずキャリアが失われた場合、 .Nm にリダイヤルさせることができます。 .Bd -literal -offset indent set reconnect timeout ntries .Ed .Pp このコマンドは、キャリアが失われた時に .Ar timeout 秒の間隔を置いて .Ar ntries 回まで接続を再確立するよう .Nm に指示します。例えば、 .Bd -literal -offset indent set reconnect 3 5 .Ed .Pp は、予期せぬキャリア喪失の際に .Ar 3 秒待ってから再接続を試みるように .Nm に指示します。これは .Nm があきらめる前に .Ar 5 回まで行われます。 ntries のデフォルト値は 0 (再接続しない) です。 このオプションを使用する際には注意が必要です。 もしローカル側のタイムアウトがリモート側よりもわずかに長いと、 リモート側がタイムアウトにより回線を切断した場合に、 再接続機能が (指定した回数まで) 起動されてしまいます。 注: この文脈においては、多くの LQR を喪失するとキャリア喪失を引き起こし、 ひいては再接続を引き起こします。 .Fl background フラグが指定された場合、接続が行えるまで すべての電話番号が最大 1 回ダイヤルされます。 .Dq set redial コマンドにて、リダイヤル期間の後に、 再接続回数を指定します。 リダイヤル値が指定した電話番号数より少ない場合、 指定した電話番号で使用されないものが出来ます。 プログラムを終了させるには、次のように入力してください。 .Bd -literal -offset indent PPP ON awfulhak> close ppp ON awfulhak> quit all .Ed .Pp .Dq quit コマンドは .Xr pppctl 8 もしくは .Xr telnet 1 による接続を終了しますが、 プログラム自身は終了させません。 .Nm も終了させたい場合には、 .Dq quit all を実行してください。 .Sh PPP 接続の受け入れ (方法その 1) .Em PPP 接続要求を受け入れるには、次の手順にしたがってください。 .Bl -enum .It モデムと、 (必要であれば) .Pa /etc/rc.serial が正しく設定されていることを確認します。 .Bl -bullet -compact .It フロー制御にはハードウェアハンドシェイク (CTS/RTS) を使います。 .It モデムはエコーバックを行わず (ATE0) 、コマンドの結果も報告しない (ATQ1) ように設定されていなければなりません。 .El .Pp .It モデムが接続されているポートで .Xr getty 8 が起動されるように .Pa /etc/ttys を編集します。 例えば、次のように設定すれば良いでしょう: .Pp .Dl ttyd1 "/usr/libexec/getty std.38400" dialup on secure .Pp .Xr getty 8 を起動するために .Xr init 8 プロセスに .Dv HUP シグナルを送るのを 忘れないでください: .Pp .Dl # kill -HUP 1 .It .Pa /usr/local/bin/ppplogin ファイルを次のような内容で作成します: .Bd -literal -offset indent #!/bin/sh exec /usr/sbin/ppp -direct incoming .Ed .Pp ダイレクトモード .Pq Fl direct では、 .Nm は標準入力と標準出力を使って動作します。クライアント動作の .Nm と同様に、 .Xr pppctl 8 を使用することで、構成された診断ポートに接続可能です。 .Pp ここで .Pa /etc/ppp/ppp.conf 中の .Ar incoming セクションが設定されていなければなりません。 .Pp .Ar incoming セクションに適当な .Dq allow users コマンドがあることを確かめておいてください。 .It 受け入れるユーザのアカウントを用意してください。 .Bd -literal ppp:xxxx:66:66:PPP Login User:/home/ppp:/usr/local/bin/ppplogin .Ed .Pp 詳細は .Xr adduser 8 と .Xr vipw 8 のマニュアル項目を参照してください。 .Dq accept dns および .Dq set nbns コマンドを使うことで IPCP によるドメインネームサーバと NetBIOS ネームサーバの -交渉を有効にすることが可能です。 +ネゴシエーションを有効にすることが可能です。 下記の記述を参照してください。 .El .Pp .Sh PPP 接続の受け入れ (方法その 2) この方法は、 .Xr login 1 ではなく .Nm ppp で接続の認証を行うという点が異なります。 .Bl -enum .It .Pa /etc/gettytab の default セクションに .Dq pp ケーパビリティを指定することで ppp を自動的に認識するように 設定してください。 .Bd -literal default:\\ :pp=/usr/local/bin/ppplogin:\\ ..... .Ed .It 上記の方法その 1 の最初の 3 手順と同じように、 シリアルデバイスを設定し、 .Xr getty 8 を有効にして、 .Pa /usr/local/bin/ppplogin を作成してください。 .It .Pa /etc/ppp/ppp.conf の .Sq incoming ラベル (もしくは .Pa ppplogin が用いるラベルならなんでも構いません) 下に .Dq enable chap か .Dq enable pap .Pq もしくはその両方 を加えてください。 .It .Pa /etc/ppp/ppp.secret に、受け入れるユーザそれぞれについて、エントリを作成してください。 .Bd -literal Pfredxxxx Pgeorgeyyyy .Ed .El .Pp これで、 .Xr getty 8 は (HDLC フレームヘッダを認識することで) ppp 接続を検出すると、すぐに .Dq /usr/local/bin/ppplogin を実行します。 .Pp 上記のように PAP もしくは CHAP を有効にすることは .Em 必須 です。そうしなければ、あらゆる人があなたのマシンにパスワード .Em なしに ppp セッションを確立することを許可し、 あらゆる種類の潜在的な攻撃に対して門戸を開いていることになります。 .Sh 内向き接続の認証 通常、接続の受信側は相手が相手自身を認証することを要求します。 これは通常 .Xr login 1 にて行われますが、代りに PAP か CHAP を使用可能です。 2 つのうちで CHAP の方がより安全ですが、 クライアントによってはサポートしていないものがあります。 どちらを使いたいか決めたら、 .Sq enable chap または .Sq enable pap を .Pa ppp.conf の適切なセクションに追加してください。 .Pp その後、 .Pa /etc/ppp/ppp.secret ファイルの設定を行う必要があります。 このファイルは、クライアントになりうるマシンごとに 1 行を含みます。 各行は 5 つまでのフィールドからなります: .Pp .Ar name Ar key Oo .Ar hisaddr Op Ar label Op Ar callback-number .Oc .Pp .Ar name と .Ar key は期待されるクライアントのユーザ名とパスワードを指定します。 .Ar key が .Dq \&* で PAP が使用される場合、 .Nm は認証時にパスワードデータベース .Pq Xr passwd 5 を検索します。 .Pa ppp.secret の如何なる .Ar name Ns No / Ar key の組み合わせにおいても適切でない返答をクライアントが与える場合、 認証は失敗します。 .Pp 認証に成功したならば、 .Pq 指定時には .Ar hisaddr -を IP 番号交渉時に使用します。詳細は +を IP 番号ネゴシエーション時に使用します。詳細は .Dq set ifaddr コマンドを参照してください。 .Pp 認証に成功し .Ar label が指定された場合、現在のシステムラベルは .Ar label にマッチするように修正されます。 このことはファイル .Pa ppp.linkup と .Pa ppp.linkdown の後続のパーズに影響があります。 .Pp 認証に成功し .Ar callback-number が指定され .Dq set callback が .Pa ppp.conf で指定された場合、クライアントは指定された番号でコールバックされます。 CBCP が使用される場合、 .Dq set cbcp コマンドに渡すのと同様の形式で、 .Ar callback-number にもまた番号のリストまたは .Dq \&* を含むことが可能です。 この値は、 .Nm で後続する CBCP フェーズで使用します。 .Sh PPP オーバ TCP と PPP オーバ UDP (別名: トンネリング) シリアルリンク上以外の .Nm の使用方法として、 device にホストとポートを指定することにより、 TCP 接続を使用することが可能です: .Pp .Dl set device ui-gate:6669/tcp .Pp シリアルデバイスをオープンする代りに、 .Nm は指定されたマシンの指定されたソケットへの TCP 接続をオープンします。 .Nm は telnet プロトコルを使用しないこと、 -telnet サーバと交渉できないことに注意を払うべきです。 +telnet サーバとネゴシエーションできないことに注意を払うべきです。 受信マシン (ui-gate) 上に、 この ppp 接続を受信するポートを設定する必要があります。まず .Pa /etc/services を更新して、サービスを定義します: .Pp .Dl ppp-in 6669/tcp # Incoming PPP connections over tcp .Pp そして .Pa /etc/inetd.conf を更新して、このポートへの受信接続をどのように扱うかを .Xr inetd 8 に指示します: .Pp .Dl ppp-in stream tcp nowait root /usr/sbin/ppp ppp -direct ppp-in .Pp .Pa /etc/inetd.conf を更新した後には、 .Xr inetd 8 に .Dv HUP シグナルを送るのをお忘れなく。 ここではラベル名 .Dq ppp-in を使用します。 ui-gate (受信側) の .Pa /etc/ppp/ppp.conf エントリは次の内容を含みます: .Bd -literal -offset indent ppp-in: set timeout 0 set ifaddr 10.0.4.1 10.0.4.2 add 10.0.1.0/24 10.0.4.2 .Ed .Pp セキュリティのために PAP もしくは CHAP の設定をしたいかもしれません。 PAP を有効にするには次の行を追加します: .Bd -literal -offset indent enable PAP .Ed .Pp また、次のエントリを .Pa /etc/ppp/ppp.secret に作成する必要があります: .Bd -literal -offset indent MyAuthName MyAuthPasswd .Ed .Pp .Ar MyAuthPasswd が .Pq Dq * の場合には、パスワードは .Xr passwd 5 データベースから検索されます。 .Pp awfulhak (起動側) の .Pa /etc/ppp/ppp.conf エントリは次の内容を含む必要があります: .Bd -literal -offset indent ui-gate: set escape 0xff set device ui-gate:ppp-in/tcp set dial set timeout 30 set log Phase Chat Connect hdlc LCP IPCP CCP tun set ifaddr 10.0.4.2 10.0.4.1 add 10.0.2.0/24 10.0.4.1 .Ed .Pp PAP を有効にしようとしている場合、次の設定も必要です: .Bd -literal -offset indent set authname MyAuthName set authkey MyAuthKey .Ed .Pp 我々は、 ui-gate に 10.0.4.1 のアドレスを割り当て、 awfulhak に 10.0.4.2 のアドレスを割り当てようとしています。 接続をオープンするためには、次の内容をタイプするだけで良いです。 .Pp .Dl awfulhak # ppp -background ui-gate .Pp 結果として、 awfulhak にはネットワーク 10.0.2.0/24 への新たな「経路」が、 ui-gate にはネットワーク 10.0.1.0/24 への新たな「経路」が、 TCP 接続経由でそれぞれ作成されます。 ネットワークは実質的にブリッジされます - 下位レベルの TCP 接続はパブリックなネットワーク (例えばインターネット) を またがっても良いです。 また 2 つのゲートウェイ間では ppp トラフィックは 概念的に TCP ストリーム中でカプセル化されます (パケットがパケットに対応するわけではありません)。 .Pp この機構の大きな欠点は、同時に 2 つの「配送保証」機構が存在することです - この 2 つとは、下位レベルの TCP ストリームと .Em PPP リンク上で使用されるプロトコルであり、おそらくまた TCP でしょう。 パケット喪失が起ると、両者はそれぞれの方法で喪失した パケットを再送しようと するでしょう。 .Pp このオーバヘッドを避けるために、 トランスポートとして TCP の代りに UDP を使用できます。 これは単にプロトコルを "tcp" から "udp" に変えるだけで可能です。 トランスポートとして UDP を使用するとき、 .Nm は同期モードで動作します。 入力データがパケットに再構成されないという、別の利点もあります。 .Pp .Sh ネットワークアドレス変換 (パケットエイリアシング) .Fl nat .Pq または Fl alias コマンドラインオプションにより、 ネットワークアドレス変換 (別名、パケットエイリアシング) が有効になります。 これにより、 .Nm ホストがローカルエリアネットワークの他のコンピュータに対して マスカレードゲートウェイとして動作するようになります。 送信される IP パケットは、まるで .Nm ホストから来たかのようにエイリアスされ、 受信パケットは、それがローカルエリアネットワークの正しいマシンに 送られるようにエイリアスが戻されます。 パケットエイリアシングにより、 未登録でプライベートなサブネット上のコンピュータを 外部から見えないようにしつつ、 インターネットへアクセス可能とします。 一般に、 .Nm が正しく動作していることの確認は、 まず最初にネットワークアドレス変換を禁止して行います。 次に .Fl nat オプションを有効にして、 .Nm ホストの上で (ウェブブラウザや .Xr telnet 1 , .Xr ftp 1 , .Xr ping 8 , .Xr traceroute 8 などの) ネットワークアプリケーションの動作を確認します。 最後に、LAN 上の別のコンピュータの上で同様なアプリケーションの 動作を確認することになります。 .Nm ホストではネットワークアプリケーションが正しく動作するのに、 LAN 上の別のコンピュータでは動かないのであれば、マスカレードソフトウェアは 正しく動いているけれども、ホストが IP パケットをフォワーディングしないか、 ひょっとするとパケットが送られて来ていないかのどちらかです。 .Pa /etc/rc.conf で IP フォワーディングが有効にされていることと、 他のコンピュータで .Nm ホストがその LAN のゲートウェイとして 指定されていることを確認してください。 .Sh パケットのフィルタリング この実装では、パケットのフィルタリングがサポートされています。 .Em in フィルタ、 .Em out フィルタ、 .Em dial フィルタ、そして .Em alive フィルタの 4 種類のフィルタがあります。 ここでは基本的なことについて書くことにします。 .Bl -bullet .It フィルタ定義は次のような構文になっています。 .Pp set filter .Ar name .Ar rule-no .Ar action .Op \&! .Oo .Op host .Ar src_addr Ns Op / Ns Ar width .Op Ar dst_addr Ns Op / Ns Ar width .Oc .Oo Ar proto Op src Ar cmp port .Op dst Ar cmp port .Op estab .Op syn .Op finrst .Oc .Bl -enum .It .Ar name は .Sq in , .Sq out , .Sq dial , .Sq alive のいずれかです。 .It .Ar rule-no は .Sq 0 から .Sq 39 までの数値で、ルール番号を指定します。 ルールは .Ar rule-no の番号順に指定されます。 ただしルール .Sq 0 が指定されている場合のみです。 .It .Ar action は .Sq permit , .Sq deny を指定可能であり、 あるパケットがこれらのルールに一致した場合、 結びつけられた action が直ちに実行されます。 また .Ar action には .Sq clear も指定可能です。 この場合、このルールに結びつけられた action をクリアします。 また .Ar action には、現在のルール番号よりも大きなルール番号を指定可能です。 この場合には、あるパケットが現在のルールに一致した場合、 (次のルール番号の代りに) この新しいルールに対して次にパケットが一致するかを確認します。 .Pp .Ar action にはエクスクラメーションマーク .Pq Dq ! を続けることが可能です。この場合、 .Nm は後続する一致の意味を反転させます。 .It .Op Ar src_addr Ns Op / Ns Ar width と .Op Ar dst_addr Ns Op / Ns Ar width は始点と終点の IP アドレスです。 .Op / Ns Ar width が指定された場合には、それによって適切なネットマスクのビット値を与え、 アドレスの範囲を指定することができます。 .Pp .Ar src_addr と .Ar dst_addr には、 .Dv MYADDR と .Dv HISADDR という値を使用可能です (これらの値の解説は .Dq bg を参照してください)。 これらの値を使用した場合、これらの値が変化するたびにフィルタが更新されます。 これは、後述の .Dq add コマンドの動作と似ています。 .It .Ar proto は .Sq icmp , .Sq igmp , .Sq ospf , .Sq udp , .Sq tcp のうちのいずれか 1 つです。 .It .Ar cmp は .Sq \< , .Sq \&eq , .Sq \> のうちいずれか 1 つです。それぞれ、より小さい、等しい、 より大きいを意味します。 .Ar port はポート番号で指定するか、 .Pa /etc/services のサービス名で指定することができます。 .It .Sq estab , .Sq syn , .Sq finrst フラグは .Ar proto が .Sq tcp に設定されているときにのみ許可され、それぞれ TH_ACK、TH_SYN、および TH_FIN もしくは TH_RST という TCP フラグを表わします。 .El .Pp .It 各フィルタはルール 0 から始まり、40 個までのルールをもつことができます。 規則のルールは、ルール 0 が定義されていなければ、有効にはなりません。 すなわち、デフォルトではすべてが通されます。 .It パケットにマッチするルールが無い場合は、パケットは破棄 (ブロック) されます。 .It すべての規則を消去するには、 .Dq set filter Ar name No -1 を使ってください。 .El .Pp .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.conf.sample . を参照してください。 .Sh アイドルタイマの設定 アイドルタイマを調べたり/設定するためには、それぞれ .Dq show bundle と .Dq set timeout コマンドを使ってください: .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> set timeout 600 .Ed .Pp タイムアウト時間は秒数で指定します。デフォルト値は timeout が 180 秒 .Pp 3 分 です。 アイドルタイマ機能を使わないようにするためには、 次のコマンドを利用してください。 .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> set timeout 0 .Ed .Pp .Fl ddial と .Fl dedicated モードではアイドルタイムアウトは無視されます。 .Fl auto モードでは、アイドルタイムアウトが発生すると .Nm プログラムは実行したままで .Em PPP セッションを終了します。別の引金となるパケットがきた時に リンクを再び確立しようとします。 .Sh Predictor-1 および DEFLATE 圧縮 .Nm は Predictor type 1 圧縮および deflate 圧縮をサポートしています。 デフォルトでは、 .Nm は、接続相手が同意 .Pq あるいは要求 した場合に、 この機能を使おうと (もしくは受け入れようと) します。 .Nm は deflate プロトコルを優先します。 これらの機能を使用したくない時には .Dq disable と .Dq deny のコマンドを参照してください。 .Pp .Dq disable deflate か .Dq deny deflate の一方を使用することにより、 方向ごとに異ったアルゴリズムを使用することができます。 .Pq 接続相手が両方のプロトコルをサポートしていると仮定しています。 .Pp -デフォルトでは、DEFLATE について交渉するときには +デフォルトでは、DEFLATE についてネゴシエートするときには .Nm はウィンドウサイズとして 15 を使います。この動作を変更したい場合には .Dq set deflate コマンドを参照してください。 .Pp デフォルトでは無効にされ受け付けませんが、DEFLATE24 と呼ばれる特殊な アルゴリズムを使用することもできます。これは CCP ID 24 を -交渉に使う点を除いては DEFLATE と完全に同じものです。 +ネゴシエーションに使う点を除いては DEFLATE と完全に同じものです。 これを使用することで .Nm は .Nm pppd -バージョン 2.3.* と DEFLATE 交渉を成功させることができます。 +バージョン 2.3.* と DEFLATE ネゴシエーションを成功させることができます。 .Sh IP アドレスの制御 .Nm -は IP アドレスの交渉のために IPCP を使います。接続の両側は、自分が +は IP アドレスのネゴシエーションのために IPCP を使います。接続の両側は、自分が 使おうとするアドレスを提示し、要求された IP アドレスが受け入れ可能な ものであれば、相手に ACK (肯定応答) を返します。 受け入れることができなければ、別の IP アドレスの使用を促すために .Nm は相手に NAK (否定応答) を返します。 接続の両側が受け取った要求に同意し (ACK を送っ) た時、 IPCP はオープン状態にセットされ、ネットワーク層での接続が確立されます。 IPCP の動作を制御するために、この実装はローカルとリモートの IP アドレスを定義するための .Dq set ifaddr コマンドを持っています。 .Bd -literal -offset indent .No set ifaddr Oo Ar src_addr Ns .Op / Ns Ar \&nn .Oo Ar dst_addr Ns Op / Ns Ar \&nn .Oo Ar netmask .Op Ar trigger_addr .Oc .Oc .Oc .Ed .Pp ここで、 .Sq src_addr はローカル側で使おうと思っている IP アドレスで、 .Sq dst_addr はリモート側が使用すべき IP アドレスです。 .Sq netmask は使用すべきネットマスクです。 .Sq src_addr のデフォルトは現在の .Xr hostname 1 のもの、 .Sq dst_addr のデフォルトは 0.0.0.0 であり、 .Sq netmask のデフォルトは .Sq src_addr に適したマスク値です。 .Sq netmask はデフォルトより小さくすることのみ可能です。 ほとんどのカーネルが POINTOPOINT インタフェースのネットマスクを 無視するので、便利な値は 255.255.255.255 でしょう。 .Pp 誤った .Em PPP -の実装には、接続交渉のために、 +の実装には、接続ネゴシエーションのために、 .Sq src_addr ではなく特別な IP アドレスを使用しなければならないものがあります。 この場合、 .Sq trigger_addr で指定した IP アドレスが使用されます。 相手がこの提案された番号に同意しない限り、経路表には影響しません。 .Bd -literal -offset indent set ifaddr 192.244.177.38 192.244.177.2 255.255.255.255 0.0.0.0 .Ed .Pp 上の例の意味は次の通りです: .Pp .Bl -bullet -compact .It 自分の IP アドレスとしてまず 0.0.0.0 を提案しますが、アドレス 192.244.177.38 のみは受け付けます。 .It 相手側のアドレスとして 192.244.177.2 を使うように要求し, 192.244.177.2 以外のどんなアドレスを使うことも許可しません。 相手側が別の IP アドレスを要求してきた時は、いつでも 192.244.177.2 を提案します。 .It 経路表のネットマスク値は 0xffffffff に設定されます。 .El .Pp これは、両側が既に決まった IP アドレスを持っている場合には うまくいきますが、多くの場合、一方がすべての IP アドレスを制御する サーバとして動作しており、もう一方はその方針に従います。 より柔軟な動作をさせるために、 .Dq set ifaddr コマンドで IP アドレス指定をもっと緩やかにすることが可能です: .Pp .Dl set ifaddr 192.244.177.38/24 192.244.177.2/20 .Pp スラッシュ .Pq Dq / に続く数字は、この IP アドレスで意味のあるビットの数を 表現しています。上の例は次のことを示しています。 .Pp .Bl -bullet -compact .It 可能なら自分のアドレスとして 192.244.177.38 を使おうとしますが、 192.244.177.0 から 192.244.177.255 の間の任意の IP アドレスも受け入れます。 .It 相手のアドレスとして 192.244.177.2 を使うことを希望しますが、 192.244.176.0 から 192.244.191.255 の間の任意の IP アドレスも許可します。 .It すでにお気づきと思いますが、 192.244.177.2 は 192.244.177.2/32 と書くことと 等価です。 .It 例外として、0 は 0.0.0.0/0 と等価であり、希望する IP アドレスは 特に無く、リモート接続先の選択に従うことを意味します。 0 を使用した場合は、接続が確立するまで、経路表のエントリは まったく設定されません。 .It 192.244.177.2/0 は、どんな IP アドレスでも受け入れる/許可することを 意味しますが、最初に 192.244.177.2 を使うように提案します。 .El .Pp .Sh インターネットサービスプロバイダと接続する プロバイダに接続する際には、次のステップを踏む必要があるでしょう: .Bl -enum .It .Dq set phone コマンドを使って、ダイヤルスクリプトにプロバイダの電話番号を記述します。 ダイヤルやリダイヤルに使用する電話番号は、 パイプ .Pq Dq \&| またはコロン .Pq Dq \&: で区切って複数指定することができます。例えば、次のようになります。 .Pq Dq \&: : .Bd -literal -offset indent .No set phone Ar telno Ns Xo .Oo \&| Ns Ar backupnumber .Oc Ns ... Ns Oo : Ns Ar nextnumber .Oc Ns ... .Xc .Ed .Pp 最初のパイプで区切られたリストの番号は、 直前の番号でダイヤルもしくはログインスクリプトが失敗した場合のみ使用されます。 コロンで区切られた番号は、直前の番号の使用によりなにが起ったのかにかかわらず、 この順番で使用されます。例えば: .Bd -literal -offset indent set phone "1234567|2345678:3456789|4567890" .Ed .Pp この場合、まず 1234567 にダイヤルしてみます。 ダイヤルもしくはログインスクリプトに失敗したら、 次は 2345678 を使用します。 しかしこれはダイヤルもしくはログインスクリプトに失敗したとき *のみ* です。 このダイヤルの後、3456789 が使用されます。 4567890 は 345689 でダイヤルもしくはログインスクリプトに失敗したときのみ 使用されます。 2345678 のログインスクリプトが失敗したとしても、次の番号は 3456789 です。 必要な数だけ、パイプとコロンを使用可能です (しかし、通常はパイプのみかコロンのみであり両方の使用はないでしょう)。 次の番号へのリダイヤルまでのタイムアウトは、すべての番号にて使用されます。 リストが終了すると、 通常のリダイヤル期間だけ待ち、 最初から再開します。 .Dq set dial コマンドの \\\\T 文字列は選択された番号で置きかえられます。 (以降を参照してください)。 .It リダイヤルに関する設定は、 .Dq set redial で行います。 例えば回線の調子が悪かったり、 (最近では それほど多くないでしょうが) プロバイダがいつも話中だったりすると、 次のように設定したくなるかもしれません: .Bd -literal -offset indent set redial 10 4 .Ed .Pp これは最初の番号にリダイヤルを行う前に 10 秒待って、 4 回までダイヤルしてみるという意味になります。 .It .Dq set dial と .Dq set login コマンドを使ってログイン手続きを記述します。 .Dq set dial コマンドはモデムと通信してプロバイダへのリンクを確立するのに使われます。 例えば、次のようになります: .Bd -literal -offset indent set dial "ABORT BUSY ABORT NO\\\\sCARRIER TIMEOUT 4 \\"\\" \e ATZ OK-ATZ-OK ATDT\\\\T TIMEOUT 60 CONNECT" .Ed .Pp このモデム「チャット」文字列の意味は次の通りです。 .Bl -bullet .It \&"BUSY" または "NO CARRIER" を受信した場合には処理を中止します。 .It タイムアウトを 4 秒にセットします。 .It 文字列の受信待ちは行いません。 .It ATZ を送信します。 .It OK の受信待ちを行います。もし 4 秒以内に受信できなければ、 もう 1 度 ATZ を送信し、OK の受信待ちを行います。 .It ATDTxxxxxxx を送信します。xxxxxxx は 上記の電話番号リストの中の、次にダイヤルする番号です。 .It タイムアウトを 60 にセットします。 .It 文字列 CONNECT の受信待ちを行います。 .El .Pp 一旦接続が確立されると、ログインスクリプトが実行されます。 このスクリプトはダイヤルスクリプトと同じスタイルで書かれますが、 パスワードが記録されないように注意してください: .Bd -literal -offset indent set authkey MySecret set login "TIMEOUT 15 login:-\\\\r-login: awfulhak \e word: \\\\P ocol: PPP HELLO" .Ed .Pp このログイン「チャット」文字列の意味は次の通りです。 .Bl -bullet .It タイムアウトを 15 秒にセットします。 .It "login:" の受信待ちを行います。もし受信できなければ 復改文字を送信して、再び "login:" の受信待ちを行います。 .It "awfulhak" を送信します。 .It "word:" ("Password:" プロンプトの末尾) の受信待ちを行います。 .It .Ar authkey に現在設定されている値を送信します。 .It "ocol:" ("Protocol:" プロンプトの末尾) の受信待ちを行います。 .It "PPP" を送信します。 .It "HELLO" の受信待ちを行います。 .El .Pp .Dq set authkey コマンドのログは特別な方法でとられます。 .Ar command または .Ar chat のログが有効な時は、実際のパスワードは記録されません。 代りに .Sq ******** Ns が記録されます。 .Pp ログインスクリプトはプロバイダによって大きく違うものになるでしょう。 始めてそれを設定するときには .Em チャットログを有効化 することで、あなたのスクリプトが予定通りに動いているかを 調べることができます。 .It シリアル回線と通信速度を指定するためには .Dq set device と .Dq set speed を使います。例えば次のようになります。 .Bd -literal -offset indent set device /dev/cuaa0 set speed 115200 .Ed .Pp FreeBSD では cuaa0 が 1 つめのシリアルポートになります。 OpenBSD で .Nm を実行している場合には cua00 が 1 つめです。 あなたのモデムが 28800 かそれ以上のビットレートで通信することが できるなら、シリアルポートの速度には 115200 を指定しておくべきでしょう。 一般に、シリアルポートの速度はモデムの速度の約 4 倍にしておきます。 .It .Dq set ifaddr コマンドで IP アドレスを定義します。 .Bl -bullet .It プロバイダがどの IP アドレスを使っているのか知っている場合には、 それをリモートアドレス (dst_addr) として使ってください。 知らない場合には、10.0.0.2/0 か何かを使ってください (以降を参照してください)。 .It 特定の IP アドレスをプロバイダから割り当てられている場合は、 それをローカルアドレス (src_addr) として使ってください。 .It プロバイダが IP アドレスを動的に割り当てる場合は、適当に控えめで 緩やかに記述した IP アドレスをローカルアドレスに選んでください。 10.0.0.1/0 が適切でしょう。 / に続く数値は、このアドレスのうち何ビットを重視しているかを示します。 もしもクラス C のネットワーク 1.2.3.0 上のアドレスを使うことを 主張したいのなら、1.2.3.1/24 と指定することができます。 .It プロバイダがあなたが提示した最初の IP 番号を受け付ける場合、 第 3, 4 の引数に .Dq 0.0.0.0 を指定してください。 これによりプロバイダが番号を割り当てます。 (3 つめの引数は、 .Sq src_addr に対してデフォルトのマスクよりも制約が緩いため、無視されます。) .El .Pp 自分の IP アドレスもプロバイダの IP アドレスも 知らない場合には、次の例のようにするとよいでしょう。 .Bd -literal -offset indent set ifaddr 10.0.0.1/0 10.0.0.2/0 0.0.0.0 0.0.0.0 .Ed .Pp .It ほとんどの場合、プロバイダはデフォルトルータでもあるでしょう。 この場合、次の行を .Pa /etc/ppp/ppp.conf に追加します。 .Bd -literal -offset indent add default HISADDR .Ed .Pp これは、 .Nm 接続先のアドレスが何であっても .Pq この例では 10.0.0.2 デフォルト経路として追加するように指示します。 この経路は .Sq スティッキー です。これは .Dv HISADDR の値が変わると、経路もそれに従って自動的に更新されるという意味です。 .Pp 以前のバージョンの .Nm では .Pa /etc/ppp/ppp.linkup ファイルにこれと似たエントリが必要でした。 .Sq スティッキー経路 の出現により、これはもはや必要ではなくなりました。 .It プロバイダが PAP/CHAP による認証を要求している場合は、 .Pa /etc/ppp/ppp.conf ファイルに次の行を追加してください: .Bd -literal -offset indent set authname MyName set authkey MyPassword .Ed .Pp デフォルトではどちらも受け付けられますので、ISP が何を要求しても大丈夫です。 .Pp PAP もしくは CHAP を使用する場合、ログインスクリプトはほとんどの場合、 必要とされないことを記述しておくべきでしょう。 .It 次のような行を加え、ISP にネームサーバアドレスを確認してください。 .Bd -literal -offset indent enable dns .Pp .Ed ローカル DNS を走らせている場合には、これを .Em やらない でください。 .Nm は単純に .Pa /etc/resolv.conf に nameserver 行を入れることで、ローカル DNS の使用を 出し抜いてしまうからです。 .El .Pp 現実の例を見たい場合には、 .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.conf.sample と .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.linkup.sample を参照してください。 ラベル pmdemand は、ほとんどのプロバイダで使用できるでしょう。 .Sh ログ機能 .Nm は次のログ情報を、 .Xr syslog 3 経由で、もしくはスクリーンに出力することができます: .Pp .Bl -tag -width XXXXXXXXX -offset XXX -compact .It Li Async 非同期レベルパケットの 16 進ダンプ。 .It Li CBCP CBCP (CallBack Control Protocol) ログの生成。 .It Li CCP CCP パケットトレースの生成。 .It Li Chat .Sq dial , .Sq login , .Sq logout , .Sq hangup のチャットスクリプトのトレースログの生成。 .It Li Command コマンド実行のログ。 .It Li Connect 文字列 "CONNECT" を含むチャット行のログ。 .It Li Debug デバッグ情報のログ。 .It Li HDLC HDLC パケットの 16 進ダンプ。 .It Li ID0 ユーザ ID 0 で実行された全関数呼び出しを詳細に記録。 .It Li IPCP IPCP パケットトレースの生成。 .It Li LCP LCP パケットトレースの生成。 .It Li LQM LQR レポートの生成。 .It Li Phase フェーズ遷移ログの出力。 .It Li Physical 物理レベルパケットの 16 進ダンプ。 .It Li Sync 同期レベルパケットの 16 進ダンプ。 .It Li TCP/IP 全 TCP/IP パケットのダンプ。 .It Li Timer タイマ操作のログ。 .It Li TUN ログの各行に tun デバイスを含めます .It Li Warning 端末デバイスへの出力。端末が存在しない場合は、 .Dv LOG_WARNING を使用してログファイルに送ります。 .It Li Error 端末デバイスとログファイルへの出力で、 .Dv LOG_ERROR を使用します。 .It Li Alert ログファイルへの出力で、 .Dv LOG_ALERT を使用します。 .El .Pp .Dq set log コマンドで、ログの出力レベルを設定することができます。 また、複数のレベルを単一コマンドラインにて指定することも可能です。 デフォルトは、 .Dq set log Phase です。 .Pp スクリーンに直接ログを表示することも可能です。 文法は同じで、語 .Dq local が .Dq set log の直後に付くことだけが違います。 デフォルトは .Dq set log local (つまり、マスクされない警告、エラーと注意のみ出力) です。 .Pp .Dq set log Op local への最初の引数が .Sq + か .Sq - の文字で始まる場合、現在のログレベルを消去せずに修正します。例えば: .Bd -literal -offset indent PPP ON awfulhak> set log phase PPP ON awfulhak> show log Log: Phase Warning Error Alert Local: Warning Error Alert PPP ON awfulhak> set log +tcp/ip -warning PPP ON awfulhak> set log local +command PPP ON awfulhak> show log Log: Phase TCP/IP Warning Error Alert Local: Command Warning Error Alert .Ed .Pp レベル Warning, Error, Alert のメッセージログは .Dq set log Op local では制御できません。 .Pp .Ar Warning レベルは特別で、ローカルに表示可能な場合には記録されません。 .Sh シグナルハンドリング .Nm は次のシグナルを扱います: .Bl -tag -width XX .It INT このシグナルを受信すると、現在の接続がもしあればそれを終了します。 .Fl auto もしくは .Fl ddial のモードではない場合、 .Nm は終了します。 .It HUP, TERM, QUIT .Nm を終了させます。 .It USR2 .Nm に全サーバソケットを閉じさせ、すべての既存の診断ポートへの接続を 取り下げます。 .El .Pp .Sh マルチリンク PPP .Em PPP 相手に接続するのに複数の物理的なリンクを利用したいなら、 接続相手も .Em マルチリンク PPP プロトコルを理解する必要があります。 仕様の詳細は RFC 1990 を参照してください。 .Pp 接続先は、 .Dq 終点の選択 とその .Dq 認証 ID の組み合わせによって識別されます。 これらの一方、もしくは両方を指定することができます。 最低でも片方は指定しておくことが推奨されます。 そうでないと、すべてのリンクが実際に同一のプログラムに接続されていることを 確認する方法がなくなり、 混乱してロックアップを引き起こすことがあります。 ローカルには、これらの識別変数は .Dq set enddisc と .Dq set authname コマンドを用いることで指定されます。先立って接続相手と .Sq authname .Pq と Sq authkey について合意しておく必要があります。 .Pp マルチリンクの能力は .Dq set mrru コマンド (set maximum reconstructed receive unit) を用いることで 有効になります。一度マルチリンクが有効になれば、 .Nm -は接続相手とマルチリンク接続の交渉を行います。 +は接続相手とマルチリンク接続のネゴシエーションを行います。 .Pp デフォルトでは .Po .Sq deflink と呼ばれる .Pc ただ 1 つの .Sq リンク のみが有効です。さらにリンクを作成するには .Dq clone コマンドが使われます。このコマンドは既存のリンクを複製します。 それは次の点を除いてすべての性質が同じものです: .Bl -enum .It 新しいリンクは .Dq clone コマンドラインで指定された独自の名前を持ちます。 .It 新しいリンクは .Sq interactive リンクです。そのモードは次の .Dq set mode コマンドで変更することができます。 .It 新しいリンクは .Sq closed の状態にあります。 .El .Pp すべての有効なリンクのまとめは、 .Dq show links コマンドを用いて見ることができます。 .Pp 一度リンクが作成されると、コマンドの使用方法が変わります。 すべてのリンク固有のコマンドの前には、 .Dq link Ar name プレフィックスをつけて、 コマンドを適用するリンクを指定する必要があります。 .Nm は十分賢いので、 利用可能なリンクが 1 つだけの場合には、 .Dq link Ar name プレフィックスは不要です。 .Pp コマンドの中には依然としてリンクの指定なしに使用できるものがあり、それは .Sq バンドル レベルの操作を行います。たとえば、2 つ以上のリンクが存在するとき .Dq show ccp はマルチリンクレベルの CPP 設定と統計を表示し .Dq link deflink show ccp は .Dq deflink のリンクレベルの同じ情報を表示します。 .Pp これらの情報を用いて、次の設定を用いることができます: .Pp .Bd -literal -offset indent mp: set timeout 0 set log phase chat set device /dev/cuaa0 /dev/cuaa1 /dev/cuaa2 set phone "123456789" set dial "ABORT BUSY ABORT NO\\sCARRIER TIMEOUT 5 \\"\\" ATZ \e OK-AT-OK \\\\dATDT\\\\T TIMEOUT 45 CONNECT" set login set ifaddr 10.0.0.1/0 10.0.0.2/0 set authname ppp set authkey ppppassword set mrru 1500 clone 1,2,3 link deflink remove .Ed .Pp すべての複製が設定の最後で行われていることに注意してください。 一般にはリンクは最初に設定され、そして複製されます。 あなたが常にすべてのリンクがアップ状態であることを望む場合には、 設定の最後に次の行を追加することができます。 .Pp .Bd -literal -offset indent link 1,2,3 set mode ddial .Ed .Pp リンクが必要に応じてダイヤルされることを望む場合には、次のコマンドを 使うことができます。 .Pp .Bd -literal -offset indent link * set mode auto .Ed .Pp 上記の .Dq set device 行を取り除き、 .Dq clone コマンドに続けて次の内容を指定することで、 リンクを特定の名前に結びつけることもできます: .Pp .Bd -literal -offset indent link 1 set device /dev/cuaa0 link 2 set device /dev/cuaa1 link 3 set device /dev/cuaa2 .Ed .Pp どのコマンドが ( .Dq link コマンドを使用した) コンテキスト (文脈) を要求し、 どのコマンドがコンテキストをオプションとし、 そしてどのコマンドがコンテキストを一切とらないかを調べるには、 .Dq help コマンドを使用します。 .Pp .Nm が接続相手と .Em マルチリンク -モードで交渉をすると、 +モードでネゴシエートすると、 .Nm はローカルドメインソケットを .Pa /var/run ディレクトリに作成します。このソケットは、 リンク情報 (実際のリンクファイル記述子も含む) を、異なる .Nm の間で受け渡しするために使われます。 この機能によって、 .Nm はシリアル回線の初期制御を行う必要なしに .Xr getty 8 から、もしくは直接 .Pa /etc/gettydefs から ( .Sq pp= ケーパビリティを用いて) 実行することが可能となっています。 ひとたび .Nm -がマルチリンクモードの交渉を行うと、 +がマルチリンクモードのネゴシエーションを行うと、 .Nm は自分がオープンした リンクをすでに実行されている任意の他のプロセスに渡すことができます。 すでに実行されているプロセスがない場合、 .Nm はマスタとして振る舞い、ソケットを作成し、新たな接続を待ちます。 .Sh PPP コマンドリスト この節では利用可能コマンドとその効果をリストします。 .Nm ppp セッションで対話的に使用することも、 設定ファイルで指定することも、 .Xr pppctl 8 もしくは .Xr telnet 1 セッションで指定することも可能です。 .Bl -tag -width XX .It accept|deny|enable|disable Ar option.... これらのディレクティブは -最初の接続においてどのように相手と交渉するかを +最初の接続においてどのように相手とネゴシエートするかを .Nm に指示します。各 .Dq option は、accept/deny および enable/disable のデフォルトを持ちます。 .Dq accept は相手がこのオプションを要求したら、ACK を送ることを意味します。 .Dq deny は相手がこのオプションを要求したら、NAK を送ることを意味します。 .Dq enable はこのオプションを当方が要求することを意味します。 .Dq disable はこのオプションを当方が要求しないことを意味します。 .Pp .Dq option は次のいずれかです: .Bl -tag -width XX .It acfcomp デフォルト: enable かつ accept。 ACFComp はアドレスおよびコントロールフィールド圧縮 (Address and Control Field Compression) を意味します。 LCP パケット以外は通常、 アドレスフィールド 0xff (全ステーションアドレス) と 制御フィールド 0x03 (番号付けされていない情報コマンド) を持ちます。 -このオプションが交渉されると、これらの 2 バイトは単に送信されなくなり、 +このオプションがネゴシエートされると、これらの 2 バイトは単に送信されなくなり、 流量が少なくなります。 .Pp 詳細は .Pa rfc1662 を参照してください。 .It chap Ns Op \&05 デフォルト: disable かつ accept。 CHAP はチャレンジ交換認証プロトコル (Challenge Handshake Authentication Protocol) を意味します。 -CHAP もしくは PAP (後述) のどちらか一方のみ交渉可能です。 +CHAP もしくは PAP (後述) のどちらか一方のみネゴシエーション可能です。 CHAP では、認証者は「チャレンジ」メッセージを相手に送ります。 相手は一方向ハッシュ関数を使用して「チャレンジ」を暗号化し、 結果を送り返します。 認証者は同じことを行い結果を比較します。 この機構の利点は、接続を介してパスワードを送らないことです。 接続が最初に確立する時にチャレンジが行われます。 更なるチャレンジが行われるかもしれません。 相手の認証を行いたい場合は、 .Dq enable chap を .Pa /etc/ppp/ppp.conf に書き、相手のエントリを .Pa /etc/ppp/ppp.secret に書く必要があります。 .Pp クライアントとして CHAP を使用する場合、 .Dq AuthName と .Dq AuthKey を .Pa /etc/ppp/ppp.conf に指定するだけで良いです。 CHAP はデフォルトで accept されます。 .Em PPP の実装によっては、チャレンジの暗号化に MD5 ではなく "MS-CHAP" を使用するものがあります。 MS-CHAP は MD4 と DES の組み合わせです。もし .Nm が DES ライブラリの存在するマシン上で構築された場合 MS-CHAP 認証要求に応答しますが、要求はしません。 .It deflate デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは圧縮制御プロトコル (Compression Control Protocol; CCP) に deflate 圧縮を使用するか否かを決定します。 使用されるアルゴリズムは .Xr gzip 1 プログラムが使用するものと同じです。 注: .Xr pppd 8 - 多くのオペレーティングシステムで使用可能な .Em PPP の実装 - との .Ar deflate -能力についての交渉には問題があります。 +能力についてのネゴシエーションには問題があります。 .Nm pppd (バージョン 2.3.1) が .Ar deflate -圧縮の交渉を行おうとする CCP コンフィギュレーションタイプは、 +圧縮のネゴシエーションを行おうとする CCP コンフィギュレーションタイプは、 .Pa rfc1979 に規定されたタイプ .Em 26 ではなくタイプ .Em 24 であり、誤っています。 タイプ .Ar 24 は実際には .Pa rfc1975 では .Dq PPP Magna-link Variable Resource Compression と指定されています! .Nm は .Nm pppd -と交渉する能力がありますが、 +とネゴシエートする能力がありますが、 .Dq deflate24 が .Ar enable かつ .Ar accept されている場合のみです。 .It deflate24 デフォルト: disable かつ deny。 これは .Ar deflate のバリエーションで、 .Xr pppd 8 -プログラムとの交渉を許可します。 +プログラムとのネゴシエーションを許可します。 詳細は上記の .Ar deflate セクションを参照してください。 これは .Pa rfc1975 に反するため、デフォルトでは disable となっています。 .It dns デフォルト: disable かつ deny。 -このオプションは DNS 交渉を許可します。 +このオプションは DNS ネゴシエーションを許可します。 .Pp .Dq enable にすることにより、 .Nm は接続相手が .Pa /etc/resolv.conf ファイルのエントリを確認することを要求します。 もし接続相手が当方の要求に否定応答をした場合 (新しい IP アドレスを 提案したら)、 .Pa /etc/resolv.conf ファイルは更新され、新しいエントリを確認するように要求を送ります。 .Pp .Dq accept にすることにより、 .Nm は接続相手からの DNS 検索要求を拒否せずに、返答します。 .Dq set dns コマンドの使用によって上書きされていない場合には、応答は .Pa /etc/resolv.conf から採られます。 .It enddisc デフォルト: enable かつ accept。 -このオプションは、終点選択値を交渉するか否かを制御します。 +このオプションは、終点選択値をネゴシエートするか否かを制御します。 .Dq set enddisc が使用され .Ar enddisc が enable の場合のみ、当方の選択値を送ります。 .Ar enddisc が disable の場合、相手の選択値を拒否します。 .It LANMan|chap80lm デフォルト: disable かつ accept。 この認証プロトコルの使用は勧められません。 単一の CHAP タイプ (0x80) を装って、 2 つの異った機構 (LANMan と NT) を実装することにより、 部分的に認証プロトコルを侵害しているからです。 .Dq LANMan は単純な DES 暗号化機構を使用するものであり、 CHAP 代替としては最低の安全性のものです (それでも PAP よりは安全です)。 .Pp 更なる詳細は後述の .Dq MSChap の記述を参照してください。 .It lqr デフォルト: disable かつ accept。 このオプションはリンク品質要求 (Link Quality Request) を送信する、 もしくは受け入れるかどうかを決定します。 LQR は、モデムのキャリア検出を使用せずに、リンクダウンを .Nm に決定させるプロトコルです。 LQR が enable になっていると、 .Nm は LCP 要求の一部として .Em QUALPROTO オプション (後述の .Dq set lqrperiod を参照) を送ります。 接続相手が同意した場合、両端は同意した間隔で LQR パケットを交換し、 LQM ロギングを有効にすることで、詳細なリンク品質を監視することが 可能になります。 接続相手が同意しなかった場合、ppp は代りに ECHO LQR 要求を 送ります。これらのパケットは興味ある情報を何も渡しませんが、 .Em 必ず 接続相手に応答しなければなりません。 .Pp LQR, ECHO LQR のいずれを用いるにせよ、 .Nm は 5 つのパケットを送ったが確認応答が無い場合、6 つ目のパケットを送らずに 回線を切断します。 メッセージを .Em PHASE レベルで記録し、回線切断の原因が接続相手にあるものとして、適当な .Dq reconnect 値を使用します。 .It MSChap|chap80nt デフォルト: disable かつ accept。 この認証プロトコルの使用は勧められません。 単一の CHAP タイプ (0x80) を装って、 2 つの異った機構 (LANMan と NT) を実装することにより、 部分的に認証プロトコルを侵害しているからです。 標準の CHAP (タイプ 0x05) に非常に良く似ていますが、 チャレンジを固定 8 バイト長で発行し、 標準の MD5 機構ではなく MD4 と DES を組み合わせてチャレンジを暗号化するところが違います。 LANman 用の CHAP タイプ 0x80 もまたサポートされています - 詳細は .Dq enable LANMan を参照してください。 .Pp .Dq LANMan と .Dq NT の両方が CHAP タイプ 0x80 を使用しますので、両方を .Dq enable にして認証者として動作するときには、 相手が誤った方のプロトコルを使用して応答した場合には、 .Nm は最大 3 回相手に再チャレンジします。 これにより、相手が両方のプロトコルを使用する機会を与えます。 .Pp 逆に、両プロトコルを .Dq enable にして .Nm が被認証者となる場合、チャレンジに答えるたびに使用プロトコルを交換します。 .Pp 注: LANMan のみが enable にされた場合、 .Xr pppd 8 (バージョン 2.3.5) は被認証者としては誤った動作を行います。 NT と LANMan の両方の応答を行いますが、 NT の応答のみ使用すべきことも指示してしまうのです。 .It pap デフォルト: disable かつ accept。 PAP はパスワード認証プロトコル (Password Authentication Protocol) を 意味します。 -CHAP (前述) もしくは PAP のどちらか一方のみ交渉可能です。 +CHAP (前述) もしくは PAP のどちらか一方のみネゴシエーション可能です。 PAP では、ID とパスワードが相手に送られ続け、 認証されるか接続が終了されるまでこれが続きます。 これは比較的良くないセキュリティ機構です。 接続が最初に確立した時のみ実行可能です。 相手の認証を行いたい場合は、 .Dq enable pap を .Pa /etc/ppp/ppp.conf に書き、相手のエントリを .Pa /etc/ppp.secret に書く必要があります (ただし、後述の .Dq passwdauth と .Dq set radius オプションを参照)。 .Pp クライアントとして PAP を使用する場合、 .Dq AuthName と .Dq AuthKey を .Pa /etc/ppp/ppp.conf に指定するだけで良いです。 PAP はデフォルトで accept されます。 .It pred1 デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは圧縮制御プロトコル (Compression Control Protocol; CCP) に Predictor 1 圧縮を使用するかどうかを決定します。 .It protocomp デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは PFC (プロトコルフィールド圧縮) -の交渉を行うために使用されます。 +のネゴシエートするために使用されます。 この機構により、 プロトコルフィールド数が 2 オクテットから 1 オクテットに減ります。 .It shortseq デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは .Nm -がマルチリンクモードの交渉時に +がマルチリンクモードのネゴシエーション時に .Pq 12 ビットの 短いシーケンス番号を要求し、そして受け入れるかどうかを決定します。 これは、当方の MMRU が設定されたときのみ (マルチリンクが有効になっているときのみ) 適用されます。 .It vjcomp デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは Van Jacobson ヘッダ圧縮を使用するかどうかを決定します。 .El .Pp -次に示すオプションは、実際には相手と交渉しません。 +次に示すオプションは、実際には相手とネゴシエートしません。 それゆえ accept および deny は意味を持ちません。 .Bl -tag -width 20 .It idcheck デフォルト: enable。 低レベルな LCP, CCP, IPCP 設定トラフィックを交換するときに、 すべての応答の識別子フィールドはその要求の識別子フィールドと 同一であることが予定されています。デフォルトでは .Nm は予定された識別子フィールドを持たないすべての応答パケットを 捨て、それぞれのログレベルで報告します。もし .Ar idcheck が disable になっている場合、 .Nm は識別子フィールドを無視します。 .It keep-session デフォルト: disable。 .Nm がマルチリンクサーバとして動作するとき、別の .Nm インスタンスが最初に各接続を受け付けます。 リンクが (別の .Nm によって制御されている) 既存のバンドルに属すと判定すると、 .Nm はこのリンクを当該別プロセスへ移管します。 .Pp リンクが tty デバイスである場合かこのオプションが enable されている場合、 .Nm は終了せず、自己のプロセス名を .Dq session owner に変え、リンクを制御する方の .Nm が処理を完了してアイドルプロセスの方へシグナルを返すまで待ちます。 リンク資源が再利用可能であると .Nm の親がみなす結果により生じる混乱を、これにより防ぎます。 .Pp .Pa /etc/ttys にエントリがある tty デバイスの場合、別の .Xr getty 8 の開始を防ぐために、これが必要です。 .Xr sshd 8 のようなプログラムリンクの場合、子供の死による .Xr sshd 8 の終了を防ぐために、これが必要です。 .Nm は親の要件を判断できませんので (tty の場合を除く)、 状況に応じて手動で本オプションを設定する必要があります。 .It loopback デフォルト: enable。 .Ar loopback が enable の場合、 .Nm は自動的に .Em PPP インタフェースと同じ終点アドレス宛に送出されたパケットを ループバックします。 disable の場合、 .Nm がパケットを送ると、おそらく他の終点からの ICMP リダイレクトとなります。 インタフェースがデフォルト経路であるため、 ループバック経路を必要とすることを避けたい場合、 このオプションを enable にすると便利です。 .It passwdauth デフォルト: disable。 このオプションを enable にすることにより、 PAP 認証コードが呼び出し側を認証する時に、 .Pa /etc/ppp/ppp.secret ファイル中でみつからない場合、パスワードデータベース ( .Xr passwd 5 参照) を使用します。 .Pa /etc/ppp/ppp.secret は常に、最初に調べられます。 .Xr passwd 5 からパスワードを調べ、かつそのクライアントに対して IP アドレスもしくは ラベルを指定したい場合には、 .Pa /etc/ppp/ppp.secret ファイル中のクライアントのパスワードとして .Dq \&* を用いてください。 .It proxy デフォルト: disable。 このオプションを enable にすることにより、 .Nm に相手のために代理 ARP をさせます。 .Dv HISADDR と .Dv HISADDR がいるローカルネットワークの .Dv MAC アドレスを使用して、 .Nm が ARP 表に単一エントリを作成することを意味します。 .Dv HISADDR が LAN からのアドレスではない場合、代理エントリは作成できません。 .It proxyall デフォルト: disable。 このオプションを enable にすることにより、 .Nm に代理 ARP エントリを追加させます。 追加されるエントリは、 tun インタフェースによってルーティングされる すべてのクラス C もしくはそれ以下のサブネットの中の、全 IP アドレスです。 .Pp 代理 arp エントリは、 .Dq add コマンドによって追加されたスティッキー経路に対してのみ作成されます。( .Dq set ifaddr コマンドによって作成された) インタフェースアドレス自身に対しては、代理 arp エントリは作成されません。 .It sroutes デフォルト: enable。 .Dq add コマンドが .Dv HISADDR もしくは .Dv MYADDR という値とともに用いられると、エントリは .Sq スティック経路 リストに格納されます。 .Dv HISADDR もしくは .Dv MYADDR が変更される度に、このリストが経路表に適用されます。 .Pp このオプションを disable にすると、 スティッキー経路が適用されなくなります。 .Sq スティック経路 リストは依然として保守されます。 .It throughput デフォルト: enable。 このオプションを有効にすると、 .Nm はスループット統計を収集します。 ずれ動く 5 秒間のウィンドウにおいて入出力が検査され、 現在、最良時、総計の数値が保持されます。 このデータは関連する .Em PPP 層が終了するときに出力され、また .Dq show コマンドで表示することで得られます。スループット統計は .Dq IPCP と .Dq physical のレベルで利用可能です。 .It utmp デフォルト: enable。 通常ユーザが PAP もしくは CHAP で認証された時で、 .Nm が .Fl direct モードで実行されている時は、このユーザのエントリが utmp ファイルおよび wtmp ファイルに作成されます。 このオプションを disable にすると、 .Nm は utmp および wtmp のエントリを作成しません。 通常、 ユーザがログインしかつ認証することを要求する場合のみ必要です。 .It iface-alias デフォルト: .Fl nat が指定された場合 enable。 このオプションは、 インタフェースのアドレスを交換するのではなく、 インタフェースに新規アドレスを追加するように、 .Nm に指示します。 ネットワークアドレス変換が有効な場合のみ .Pq Dq nat enable yes 、本オプションを enable にできます。 .Pp 本オプションを enable にすると、 .Nm は古いインタフェースアドレスのトラフィックを NAT エンジン .Pq Xr libalias 5 参照 を通すようになり、( .Fl auto モードでは) 最初に PPP リンクを立ち上げたプロセスが正しく接続できるようにします。 .Pp .Dq nat enable no として NAT を disable すると、 .Sq iface-alias も disable します。 .El .Pp .It add Ns Xo .Op \&! .Ar dest Ns Op / Ns Ar nn .Op Ar mask .Op Ar gateway .Xc .Ar dest は宛先 IP アドレスです。 ネットマスクは .Ar /nn によってビット数で指定するか、もしくは .Ar mask を用いて IP 番号で指定します。 .Ar 0 0 ならびにマスクなしの .Ar 0 はデフォルト経路を意味します。 .Ar 0 の代りにシンボル名 .Ar default を使うことが可能です。 .Ar gateway は、 .Ar dest マシン/ネットワークに至る、次のホップのゲートウェイです。 詳細は .Xr route 8 コマンドを参照してください。 .Pp 宛先にシンボル名 .Sq MYADDR と .Sq HISADDR を使用可能であり、 .Ar gateway には .Sq HISADDR を使用可能です。 .Sq MYADDR はインタフェースアドレスに置き換えられ、 .Sq HISADDR はインタフェースの宛先 (相手の) アドレスに置き換えられます。 .Pp .Ar add! コマンド .Po .Dq \&! に注意 .Pc 使用時には、経路が存在する場合には .Sq route change コマンド (詳細は .Xr route 8 参照) にて経路を更新します。 .Pp .Dq HISADDR もしくは .Dq MYADDR を含む経路は .Sq スティッキー と見なされます。これらはリスト (リストを見るには .Dq show ipcp コマンドを使用します) に格納され、 .Dv HISADDR もしくは .Dv MYADDR の値が変更される度に、経路表の関連するエントリが更新されます。 この機能は .Dq disable sroutes を使用することで無効にできます。 .It allow user Ns Xo .Op s .Ar logname Ns No ... .Xc このコマンドは .Nm と設定ファイルへのアクセスを制御します。 ユーザレベルでのアクセスは可能であり、 設定ファイルのラベルと .Nm の実行モードに依存します。 例えば、ユーザ .Sq fred のみがラベル .Sq fredlabel に .Fl background モードでアクセスできるように、 .Nm を構成したいかもしれません。 .Pp ユーザ ID 0 はこれらのコマンドの対象外です。 .Bl -tag -width XX .It allow user[s] Ar logname... デフォルトでは、ユーザ ID 0 のみが .Nm へのアクセスを許されています。 このコマンドが指定されると、 .Dq allow users が記載されているセクションに列挙されているユーザのアクセスが可能となります。 .Sq default セクションは 常に最初にチェックされます (スタートアップ時に常にロードされる唯一の セクションです)。後続する .Dq allow users コマンドは、先行するコマンドに優先します。 あるラベル以外のすべてにアクセスを許すことが可能であり、 そのためにはデフォルトユーザを .Sq default セクションで指定し、新しいユーザリストをこのあるラベルに指定します。 .Pp ユーザ .Sq * が指定されると、全ユーザにアクセスが許されます。 .It allow mode Ns Xo .Op s .Ar mode Ns No ... .Xc デフォルトでは全 .Nm モードが使用可能です。 このコマンドが使用されると、 このコマンドが指定されたラベルのロードに許されるアクセス .Ar mode が制限されます。 .Dq allow users コマンドと同様、 各 .Dq allow modes コマンドは先行するコマンドに優先し、 .Sq default セクションは常に最初にチェックされます。 .Pp 使用可能なモードは次の通りです: .Sq interactive , .Sq auto , .Sq direct , .Sq dedicated , .Sq ddial , .Sq background , .Sq * 。 .Pp マルチリンクモードで動作するときには、 現在存在する回線モードを許可するセクションをロード可能です。 .El .Pp .It nat Ar command Op Ar args このコマンドは .Nm 組込みのネットワークアドレス変換機能 (マスカレーディングや IP エイリアシングとしても知られています) を 制御するために使用します。 NAT は、外部インタフェースでのみ動作し、 .Fl direct フラグと共に使用してもおそらく意味がありません。 .Pp 後方互換性のために、語 .Dq alias を .Dq nat の代りに使用可能です。 あなたのシステムで nat を有効にすると (コンパイル時に削除できます)、 次のコマンドが使用可能となります: .Bl -tag -width XX .It nat enable yes|no このコマンドは、ネットワークアドレス変換を有効もしくは無効にします。 .Fl nat コマンドラインフラグは .Dq nat enable yes と同じ意味です。 .It nat addr Op Ar addr_local addr_alias このコマンドには、 .Ar addr_alias のデータを .Ar addr_local へリダイレクトします。 少数の実 IP アドレスを持ち、 それらをゲートウェイの後の特定のマシンにマップしたい場合に有用です。 .It nat deny_incoming Op yes|no yes に設定すると、 ファイアウォールとほぼ同様にパケットを落とすことにより、 このコマンドは全入力接続を拒否します。 .It nat help|? このコマンドは、使用可能な nat コマンドのまとめを表示します。 .It nat log Op yes|no このオプションは、NAT の様々な統計と情報がファイル .Pa /var/log/alias.log に記録されるようにします。 このファイル名は、近い将来変わるでしょう。 .It nat port Ar proto Ar targetIP Ns Xo .No : Ns Ar targetPort Ns .Oo .No - Ns Ar targetPort .Oc Ar aliasPort Ns .Oo .No - Ns Ar aliasPort .Oc Oo Ar remoteIP : Ns .Ar remotePort Ns .Oo .No - Ns Ar remotePort .Oc Oc .Xc このコマンドは、 .Ar aliasPort への入力の .Ar proto 接続を、 .Ar targetIP の .Ar targetPort へリダイレクトします。 .Ar proto は、 .Dq tcp または .Dq udp です。 .Pp ポート番号の範囲は、前述のように指定可能です。 範囲は同じ大きさであることが必要です。 .Pp .Ar remoteIP が指定された場合、この IP 番号から来たデータのみがリダイレクトされます。 .Ar remotePort は、 .Dq 0 .Pq すべての送信元ポート か、もう一方の範囲と同じ大きさのポート範囲です。 .Pp あなたのゲートウェイの後のマシンでインターネット電話等を実行したい場合に、 このオプションは有用です。 しかし、送信元ホストと宛先ポートにつき 内部マシン 1 台のみに接続可能という制限があります。 .It nat pptp Op Ar addr すべての .Em G Ns No eneral .Em R Ns No outing .Em E Ns No encapsulated .Pq Dv IPPROTO_GRE パケットを、ローカルインタフェースアドレスではなく .Ar addr を使用することにより、 .Nm に変換させます。 これは、マシンの内部ネットワーク上で .Em P Ns No oint to .Em P Ns No oint .Em T Ns No unneling .Em P Ns No rotocol の使用を許します。 .Pp .Ar addr を指定しないと、 .Dv PPTP アドレス変換は無効になります。 .It "nat proxy cmd" Ar arg Ns No ... このコマンドは、 .Nm に特定の接続に対する代理をさせ、 これらの接続を指定したサーバにリダイレクトします。 使用可能なコマンドについての詳細は .Xr libalias 3 の .Fn PacketAliasProxyRule の記述を参照してください。 .It nat same_ports yes|no 有効になると、 ネットワークアドレス変換エンジンが 出力パケットのポート番号を変更しようとすることを、 止めさせます。 RPC や LPD といった、 ウェルノウンポート (well known port) からの接続を要求する プロトコルをサポートするのに有用です。 .It nat use_sockets yes|no 有効になると、 ネットワークアドレス変換エンジンにソケットを作成させ、 正しい ftp データ入力や IRC 接続を保証できるようになります。 .It nat unregistered_only yes|no 登録されていない送信元アドレスの出力パケットのみを、変更します。 RFC1918 によると、登録されていない送信元アドレスは 10.0.0.0/8, 172.16.0.0/12, 192.168.0.0/16 です。 .El .Pp これらのコマンドはソース配布物の .Pa README.alias ファイル中でも議論されています。 .Pp .It Op \&! Ns Xo .No bg Ar command .Xc 指定した .Ar command を、次の語を置換した後に、バックグラウンドで実行します: .Bl -tag -width PEER_ENDDISC .It Li AUTHNAME これは、ローカルの .Ar authname の値と置き換えられます。後述の .Dq set authname コマンドを参照してください。 .It Li ENDDISC これは、ローカルの終点選択値と置き換えられます。 後述の .Dq set enddisc コマンドを参照してください。 .It Li HISADDR これは、相手の IP 番号と置き換えられます。 .It Li INTERFACE これは、使用中のインタフェース名と置き換えられます。 .It Li LABEL これは、最後に使用したラベル名と置き換えられます。 ラベルは、 .Nm のコマンドラインから .Dq load または .Dq dial のコマンドから指定するか、 .Pa ppp.secret ファイルから指定可能です。 .It Li MYADDR これは、ローカルインタフェースに割り当てられた IP 番号と置き換えられます。 .It Li PEER_ENDDISC これは、相手の終点選択番号と置き換えられます。 .It Li PROCESSID これは、現在のプロセス ID と置き換えられます。 .It Li USER これは、PAP もしくは CHAP で認証されたユーザ名と置き換えられます。 通常、この変数は -direct モードでのみ割り当てられます。 この値は、utmp ロギングが有効になっているかどうかに関わらず、利用可能です。 .El .Pp これらの置換は .Dq set proctitle コマンドによっても実行されます。 .Pp コマンド実行中に .Nm を停止させたい場合は、 .Dq shell コマンドを使用してください。 .It clear physical|ipcp Op current|overall|peak... .Dq physical もしくは .Dq ipcp 階層で、指定されたスループット値をクリアします。 .Dq modem を指定する場合にはコンテキストが与えられなければなりません (後述の .Dq link コマンドを参照)。 第 2 引数が与えられない場合、すべての値がクリアされます。 .It clone Ar name Ns Xo .Op \&, Ns Ar name Ns .No ... .Xc 指定されたリンクを複製し、引数の .Ar name に関連づけた新しいリンクを作成します。 このコマンドは、リンクが 1 つしかない場合 (この場合にはそのリンクがデフォルトになります) を除いて後述の .Dq link コマンドから使用する必要があります。 リンクは下記の .Dq remove コマンドで削除できます。 .Pp デフォルトのリンク名は .Dq deflink です。 .It close Op lcp|ccp Ns Op \&! 引数が与えられないと、適切なプロトコル層がダウンし、リンクが閉じられます。 .Dq lcp が指定されると LCP 層がダウンしますが、 .Nm をオフラインにはしません。例えば .Dq slirp のようなものを使用すれば、 .Dq term .Pq 後述 を使用して相手のマシンと会話できます。 .Dq ccp が指定されると適切な圧縮層が閉じられます。 .Dq \&! が使用されると、圧縮層はクローズ状態のままとなります。 使用されない場合には、STOPPED 状態へ再度入り、 -相手が更なる CCP 交渉を開始するのを待ちます。 +相手が更なる CCP ネゴシエーションを開始するのを待ちます。 なにが起きようとも、ユーザを .Nm から切り離すことはありませんし、 .Nm を終了させることもありません。 後述の .Dq quit を参照してください。 .It delete Ns Xo .Op \&! .Ar dest .Xc このコマンドは指定した .Ar dest IP アドレスの経路を削除します。 .Ar dest に .Sq ALL が指定された場合、 現在のインタフェースの経路表の非直接エントリと .Sq スティッキー経路 がすべて削除されます。 .Ar dest に .Sq default が指定された場合、デフォルト経路が削除されます。 .Pp .Ar delete! コマンドが使用された場合 .Po 最後の .Dq \&! に注意 .Pc 、存在しない経路について .Nm は文句を言わなくなります。 .It dial|call Op Ar label Ns Xo .No ... .Xc このコマンドは、 .Dq load label の次に .Dq open を指定することと同等です。後方互換性のために提供されています。 .It down Op Ar lcp|ccp 適切な階層をダウンさせますが、 綺麗な方法ではなく、下位層が使用不能になったように見えます。 オープン状態にある有限状態機械でこのコマンドを使用することは、 丁寧ではないとされています。 引数が与えられない場合、すべてのリンクが閉じられます (コンテキストが与えられない場合にはすべてのリンクが終了されます)。 .Sq lcp が指定された場合、 .Em LCP 層は終了されますが、デバイスはオフラインに移行せず、 リンクも閉じられません。 .Sq ccp が指定された場合、 関連する圧縮層のみが終了されます。 .It help|? Op Ar command 利用可能なコマンドをリストします。 .Ar command を指定した場合、このコマンドの使用方法を表示します。 .It iface add Ns Xo .Op \&! .Ar addr Ns Op / Ns Ar bits .Op Ar peer .Xc .It iface add Ns Xo .Op \&! .Ar addr .Ar mask .Ar peer .Xc このコマンドは、 .Nm ppp が使用するインタフェースを制御します。 .Ar command は次のいずれかです: .Bl -tag -width XX .It iface add[!] Ar addr[[/bits| mask] peer] 指定された .Ar addr mask peer の組み合わせをインタフェースに追加します。 .Ar mask を指定する代りに、 .Ar /bits を使用可能です .Pq addr との間に空白を入れてはなりません 。指定したアドレスが既に存在する場合、 .Dq \&! を使用していない限りコマンドは失敗します - この場合、 以前のインタフェースアドレスエントリは新しいもので置き換えられ、 ネットマスクと相手のアドレスの変更を許します。 .Pp .Ar addr のみが指定されると、 .Ar bits はデフォルト値 .Dq 32 になり、 .Ar peer はデフォルト値 .Dq 255.255.255.255 になります。 このアドレス (ブロードキャストアドレス) は、 相手のアドレスとして複数存在することを .Nm が唯一許すものです。 .It iface clear .Nm が OPENED 状態または .Fl auto モードの場合にこのコマンドを使用すると、 -IPCP 交渉されたアドレス以外の全アドレスがインタフェースから削除されます。 +IPCP ネゴシエートされたアドレス以外の全アドレスが +インタフェースから削除されます。 .Nm が OPENED 状態でも .Fl auto モードでもない場合、全インタフェースアドレスが削除されます。 .Pp .It iface delete Ns Xo .Op \&! Ns .No |rm Ns Op \&! .Ar addr .Xc このコマンドは、指定した .Ar addr をインタフェースから削除します。 .Dq \&! が指定されると、現在そのアドレスがインタフェースに割り当てられていなくても、 エラーは報告されません (削除も行われません)。 .It iface show インタフェースの現在の状態と現在のアドレスを表示します。 .Dq ifconfig INTERFACE を実行することと、ほとんど同じです。 .It iface help Op Ar sub-command このコマンドを .Ar sub-command 無しで起動すると、利用可能な .Dq iface サブコマンドと、おのおのの短い書式を表示します。 .Ar sub-command 付きで起動すると、指定した sub-command の書式のみを表示します。 .El .It Op data Ns Xo .No link .Ar name Ns Op , Ns Ar name Ns .No ... Ar command Op Ar args .Xc コマンドが影響を与えるリンクを特定したい場合に、このコマンドを 任意の他のコマンドのプレフィックスとして使うことができます。 これはマルチリンクモードで .Dq clone コマンドを使って複数のリンクを作成した後でのみ適用されます。 .Pp .Ar name は存在するリンク名を指定します。 .Ar name がコンマ区切りのリストの場合には、 .Ar command はそれぞれのリンクに対して実行されます。 .Ar name が .Dq * の場合には、 .Ar command はすべてのリンクに対して実行されます。 .It load Op Ar label Ns Xo .No ... .Xc .Pa ppp.conf ファイルから指定された .Dq label (複数指定可) をロードします。 .Dq label が指定されない場合、 .Dq default ラベルが仮定されます。 .Pp .Ar label セクションが .Dq set mode , .Dq open , .Dq dial のいずれのコマンドも使用しない場合、 .Nm はすぐに接続を確立しようとはしません。 .It open Op lcp|ccp|ipcp これは .Dq close の反対のコマンドです。 閉じられているリンクのうち、2 番目以降の .Ar demand-dial リンク以外、全リンクがすぐに立ち上がります - 2 番目以降の .Ar demand-dial リンクは、どのような .Dq set autoload コマンドが使用されたかに依存して立ち上ります。 .Pp LCP 層がすでにオープンされているときに .Dq lcp -引数を指定すると、LCP は再度交渉されます。 +引数を指定すると、LCP は再度ネゴシエートされます。 したがって、種々の LCP オプションを変更したあとで .Dq open lcp コマンドを用いることで、変更を有効にすることができます。 -LCP が再度交渉された後、 +LCP が再度ネゴシエートされた後、 同意したあらゆる認証が実行されます。 .Pp .Dq ccp 引数が用いられると、関連する圧縮層がオープンされます。 -すでにオープンされている場合には、再度交渉されます。 +すでにオープンされている場合には、再度ネゴシエートされます。 .Pp .Dq ipcp 引数が用いられると、リンクが通常通り起動されます。すでに IPCP が -オープンされている場合には、IPCP は再度交渉され、 +オープンされている場合には、IPCP は再度ネゴシエートされ、 ネットワークインタフェースが再設定されます。 .Pp このようにして PPP の状態機械を再オープンするのは、 おそらく良い手段ではありません。 接続相手が正しく振る舞わない可能性があるためです。 しかしながら、強制的に CCP もしくは VJ 辞書をリセットする手段としては 便利です。 .It passwd Ar pass すべての .Nm コマンドセットにアクセスするために要求されるパスワードを指定します。 このパスワードは診断ポート ( .Dq set server コマンド参照) に接続するときに必要です。 .Ar pass は .Dq set server コマンドラインで指定します。 .Ar command ログが有効でも、値 .Ar pass は記録されず、文字列 .Sq ******** が記録されます。 .It quit|bye Op all .Dq quit が制御接続もしくはコマンドファイルから実行されると、 ppp はすべての接続を閉じた後に終了します。その他の場合、 つまりユーザが診断ソケットから接続している場合には、 単にその接続が失われます。 .Pp .Ar all 引数が与えられた場合、 .Nm はコマンドがどこから発行されたかに関わらず、 すべての存在する接続を閉じて終了します。 .It remove|rm このコマンドは与えられたリンクを消去します。 これはマルチリンクモードでのみ有用です。リンクは消去する前に .Dv CLOSED 状態になっていなければなりません。 .It rename|mv Ar name このコマンドは与えられたリンクの名前を .Ar name に変更します。 .Ar name がすでに他のリンクで使用されている場合には、失敗します。 .Pp デフォルトリンクの名前は .Sq deflink です。これを .Sq modem , .Sq cuaa0 , .Sq USR のいずれかに変更すると、ログファイルの可読性が向上するかも知れません。 .It save このオプションは (まだ) 実装されていません。 .It set Ns Xo .No Op up .Ar var value .Xc このオプションは次に示す変数の設定のために使用します: .Bl -tag -width XX .It set accmap Ar hex-value ACCMap は非同期制御文字マップ (Asyncronous Control Character Map) を 意味します。 -これはいつも相手と交渉され、デフォルト値は 16 進数で 00000000 です。 +これはいつも相手とネゴシエートされ、デフォルト値は 16 進数で 00000000 です。 このプロトコルが必要なのは、 (XON/XOFF などの) 特定の文字を終点間で受渡すことに依存するハードウェアを 使用する場合です。 .Pp XON/XOFF については .Dq set accmap 000a0000 を使用します。 .It set Op auth Ns Xo .No key Ar value .Xc -クライアントモードでの PAP または CHAP の交渉で使用される +クライアントモードでの PAP または CHAP のネゴシエーションで使用される 認証キー (もしくはパスワード) を、指定した値に設定します。 ダイヤルまたはログインスクリプトの .Sq \\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\P シーケンスで使用するパスワードもまた指定します。 これにより実際のパスワードは記録されません。 .Ar command または .Ar chat のログが有効な場合、セキュリティの観点から、 .Ar value は .Sq ******** として記録されます。 .Pp .Ar value の最初の文字がエクスクラメーションマーク .Pq Dq \& の場合、 .Nm は残りの文字列を、 .Dq authname と .Dq authkey の値を確定するために実行すべきプログラムとして扱います。 .Pp .Dq \&! を無視し、前述の .Dq !bg コマンドと同様に特殊な名前を同様に置換しながら、 .Ar value は実行すべきプログラムとしてパーズされます。 プログラムを実行すると、 .Nm はこのプログラムに対して 3 行の入力を与えます。 各行は改行文字で終了しています: .Bl -bullet .It CHAP チャレンジに含めて送られるホスト名。 .It CHAP チャレンジに含めて送られるチャレンジ文字列。 .It ローカルに定義された .Dq authname 。 .El .Pp 2 行の出力が期待されています: .Bl -bullet .It CHAP 応答と共に送るべき .Dq authname 。 .It チャレンジと要求 ID で暗号化した .Dq authkey であり、応答は CHAP 応答パケットに含めて送られます。 .El .Pp .Nm をこのように設定するとき、 ホストチャレンジは ASCII の数値もしくは文字であることが期待されます。 指定されたチャレンジに対する適切な秘密情報を、 暗号化デバイスまたは Secure ID カードが計算することが求められています。 .It set authname Ar id -クライアントモードでの PAP または CHAP の交渉で使用される +クライアントモードでの PAP または CHAP のネゴシエーションで使用される 認証 ID を設定します。 .Pp CHAP を enable にして .Fl direct モードで利用すると、 .Ar id は初期認証チャレンジで用いられ、通常はローカルマシン名に設定されます。 .It set autoload Xo .Ar min-percent max-percent period .Xc これらの設定はマルチリンクモードでのみ適用され、 デフォルト値はそれぞれ 0, 0, 5 です。 1 つ以上の .Ar demand-dial .Po .Fl auto としても知られる .Pc モードのリンクが存在する場合、 .Nm が最初に tun デバイスからデータを読むときには最初のリンクのみが 有効になっています。 次の .Ar demand-dial リンクが開かれるのは、現在のバンドルの .Ar period 秒間のスループットがバンドルの総バンド幅の最低 .Ar max-percent パーセントであるときに限られます。 現在のバンドルの .Ar period 秒間のスループットがバンドルの総バンド幅の .Ar min-percent パーセント以下に減少したとき、最後のアクティブな .Ar demand-dial リンクでない場合、 .Ar demand-dial リンクはダウンします。 .Pp デフォルト値では .Ar demand-dial リンクは 1 つだけオープンされます。 .Pp デバイスによっては物理バンド幅を判定できないものがありますので、 .Dq set autoload が正しく動作するためには、(後述の) .Dq set bandwidth コマンドを使用する必要がある場合があります。 .It set bandwidth Ar value 本コマンドは、接続のバンド幅を、秒あたりのビット数で設定します。 .Ar value は 0 より大きいことが必要です。 現在、前述の .Dq set autoload コマンドのみが使用します。 .It set callback Ar option Ns No ... 引数が与えられない場合、コールバックは disable になります。 そうでない場合には、 .Nm は与えられた .Ar option でコールバックを要求します (もしくは .Ar direct モードでは受け付けます)。 クライアントモードでは、 .Ar option の否定応答が返されると、 .Nm は他に選択肢がなくなるまで別の .Ar option 要求を出します ( .Ar option のひとつとして .Dq none を指定していた場合を除きます)。 サーバモードでは、 .Nm は与えられるプロトコルをなんでも受け付けますが、 クライアントがいずれかひとつを要求する .Em 必要があります 。コールバックをオプションにしたいのであれば、オプションとして .Ar none を指定する必要があります。 .Pp .Ar option は下記の通りです (優先度順): .Pp .Bl -tag .It auth コールバック応答側は、認証に基づいてコールバック番号を 決定することが求められます。 .Nm がコールバック応答側である場合、番号は .Pa /etc/ppp/ppp.secret 中の接続先エントリの 5 番目のフィールドで指定されます。 .It cbcp Microsoft コールバック制御プロトコルが用いられます。後述の .Dq set cbcp を参照してください。 .Pp クライアントモードで .Ar cbcp -を交渉したい場合でありかつ、 -CBCP 交渉時にサーバがコールバック無しを要求することを許したい場合、 +をネゴシエートしたい場合でありかつ、 +CBCP ネゴシエーション時にサーバがコールバック無しを要求することを許したい場合、 コールバックオプションとして .Ar cbcp と .Ar none の両方を指定する必要があります。 .It E.164 *| Ns Xo .Ar number Ns Op , Ns Ar number Ns .No ... .Xc コールバック要求側が .Ar number を指定します。 .Nm がコールバック応答側である場合、 .Ar number は許可する番号をコンマで区切って並べたリスト、もしくは 任意の番号を許可するという意味の .Dq \&* とします。 .Nm がコールバック要求側である場合、1 つの数字だけを指定します。 .Pp .Dq \&* を用いる場合、このオプションはとても危険なものとなることに 注意してください。 というのは、悪意あるコールバック要求者が、最初の認証なしに 電話すべき番号として任意の (国際通話番号も可能です) 番号を 伝えることができるからです。 .It none 接続相手がコールバックをまったく望まない場合、 .Nm はそのことを受け入れ、接続を終了するのではなく コールバックせずに処理を続けます。 コールバックをオプションにしたいのであれば、 (1 個以上の他のコールバックオプションに加えて) これも指定する必要があります。 .El .Pp .It set cbcp Oo Xo .No *| Ns Ar number Ns No .Oo .No , Ns Ar number Ns .Oc .No ... .Op Ar delay Op Ar retry .Oc .Xc 引数が与えられない場合、CBCP (Microsofts CallBack Control Protocol) は disable です。言い換えれば .Dq set callback コマンドで CBCP を設定すると .Nm が CBCP フェーズでコールバック要求を行わなくなります。 そうでない場合、 .Nm は与えられた電話番号 .Ar number を使おうとします。 .Pp サーバモード .Pq Fl direct では、 .Dq \&* を使わない限り .Nm はクライアントがこれらの番号の 1 つを使うことを主張します。 .Dq \&* を使った場合には、クライアントが番号を指定するものと想定します。 .Pp クライアントモードでは .Nm は与えられた番号 (そのうち接続相手と合意可能なもの) を使用しようとします。 .Dq \&* が指定された場合には、 .Nm 接続相手が番号を指定するものと想定します。 .It "set cd off|" Ns Ar seconds Ns Op \&! 通常、ログインスクリプト完了の 1 秒後に、 .Nm はキャリアの存在をチェックします。 キャリアが設定されていないと、 デバイスがキャリアをサポートしていない (ほとんどの .Dq laplink ヌルモデムケーブルの場合がそうです) と .Nm は仮定し、この事実を記録して、キャリアのチェックを止めます。 しかし、モデムによってはキャリアのアサートに時間がかかるものがあるので、 リンクが落ちたときを .Nm ppp は検知できなくなります。 .Ar seconds は、ダイヤルスクリプトが完了してからキャリアが利用可能か判断する前に、 .Nm が待つべき秒数を指定します。 .Pp .Dq off が指定されると、 .Nm はデバイスのキャリアを確認しません。そうでない場合、 キャリアが検出されるか .Ar seconds の秒数が経過するまで、 .Nm はログインスクリプトへは進みません。 .Pp .Ar seconds の直後にエクスクラメーションマーク .Pq Dq \&! がある場合、 .Nm はキャリアを .Em 要求 します。 .Ar seconds 秒後にキャリアが検知されないと、リンクは切断されます。 .Pp ISDN デバイスでは、 .Nm は常にキャリアに固執します (値 .Dq off は不正です)。 呼が接続した後でのみ、 i4brbchX デバイスドライバはキャリアを立ち上げます。それゆえ、 .Ar 6 秒などの適切な値に設定するべきです。 .Pp リンクが他のデバイスの場合、キャリアの .Em 必要性 は無視されます。 すなわち .Dq off がセットされたかのようになります。 .It set choked Op Ar timeout これは .Nm がすべての未送出パケットを破棄する前に 送出キュー詰まりを保持する秒数を設定します。 .Ar timeout が 0 以下もしくは .Ar timeout が指定されない場合、デフォルト値の .Em 120 秒 に設定されます。 .Pp 送出キュー詰まりは .Nm がローカルネットワークから特定の数の送出パケットを読み込んだが、 リンク失敗 (接続相手がビジーなど) のためにデータを送れない場合に 発生します。 .Nm はパケットを無限には読み込みません。代りに .Em 30 パケット (マルチリンクモードでは .Em 30 No + .Em nlinks No * .Em 2 パケット) まで読み込み、 .Ar timeout 秒経過するか、1 つ以上のパケットが送られるまで ネットワークインタフェースの読み込みを停止します。 .Pp .Ar timeout 秒が経過すると、すべての未送出パケットは破棄されます。 .It set ctsrts|crtscts on|off ハードウェアフロー制御をセットします。 デフォルトではハードウェアフロー制御は .Ar on です。 .It set deflate Ar out-winsize Op Ar in-winsize DEFLATE アルゴリズムの、 デフォルトの出力ウィンドウサイズと入力ウィンドウサイズを設定します。 .Ar out-winsize および .Ar in-winsize は、 .Em 8 から .Em 15 までの値をとる必要があります。 .Ar in-winsize が指定されると、 .Nm はこのウィンドウサイズの使用を強要し、相手が他の値を示しても受け入れません。 .It set dns Op Ar primary Op Ar secondary .Dq accept dns コマンドで使用される、DNS 上書きを設定します。 詳細については前述の .Dq accept コマンドの記述を参照してください。本コマンドは .Dq enable dns を使用して要求される IP 番号には影響を与えません。 .It set device|line Xo .Ar value Ns No ... .Xc .Nm が使用するデバイスを、指定された .Dq value に設定します。 .Pp すべての ISDN デバイスとシリアルデバイスの名前は .Pa /dev/ から始まることが仮定されています。 ISDN デバイスは通常 .Pa i4brbchX という名前であり、シリアルデバイスは通常 .Pa cuaaX という名前です。 .Pp .Dq value が .Pa /dev/ から始まらない場合、エクスクラメーションマーク .Pq Dq \&! から始めるか、 .No PPPoE: Ns Ar iface Ns Xo .Op \&: Ns Ar provider Ns .Xc の形式であるか、 .Ar host Ns No : Ns Ar port Ns Oo .No /tcp|udp .Oc の形式である必要があります。 .Pp エクスクラメーションマークで始まる場合、 デバイス名の残りはプログラム名として扱われ、 そのデバイスがオープンされるときにそのプログラムが実行されます。 標準入出力およびエラーは .Nm にフィードバックされ、それらが通常デバイスであるかのように読み書きされます。 .Pp .No PPPoE: Ns Ar iface Ns Xo .Op \&: Ns Ar provider Ns .Xc 指定が与えられる場合、 .Nm は、指定された .Ar iface インタフェースを使用して .Em PPP オーバイーサネット接続を作成しようとします。 与えられた .Ar provider は、PPPoE Discovery Initiation (PADI) パケット中でサービス名として渡されます。 provider が与えられないと、空の値が使用されます。 さらなる詳細は .Xr netgraph 4 と .Xr ng_pppoe 8 を参照してください。 .Pp .Ar host Ns No : Ns Ar port Ns Oo .No /tcp|udp .Oc 指定が与えられる場合、 .Nm は、指定された .Ar host の指定された .Ar port と接続しようとします。 .Dq /tcp または .Dq /udp のサフィックスがない場合、デフォルトは .Dq /tcp となります。 詳細は上述の .Em PPP オーバ TCP と PPP オーバ UDP の節を参照してください。 .Pp 複数の .Dq value を指定した場合、 .Nm は成功するか全デバイスについて実行し終るまで、順番にオープンを試みます。 .It set dial Ar chat-script 相手へダイヤルする際に使用されるチャットスクリプトを指定します。 後述の .Dq set login コマンドも参照してください。 チャットスクリプトのフォーマットの詳細については、 .Xr chat 8 と設定ファイルの例を参照してください。 次の特殊な .Sq value をチャットスクリプトに指定可能です: .Bd -unfilled -offset indent .It \\\\\\\\\\\\\\\\c .Sq 送信 文字列の最後の文字として使用した場合、 改行を追加してはならないことを意味します。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\d チャットスクリプトがこのシーケンスに出会うと、2 秒待ちます。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\p チャットスクリプトがこのシーケンスに出会うと、1/4 秒待ちます。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\n 改行文字と置き換えられます。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\r 復改文字と置き換えられます。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\s 空白文字と置き換えられます。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\t タブ文字と置き換えられます。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\T 現在の電話番号と置き換えられます (後述の .Dq set phone 参照)。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\P 現在の .Ar authkey 値と置き換えられます (前述の .Dq set authkey 参照)。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\U 現在の .Ar authname 値と置き換えられます (前述の .Dq set authname 参照)。 .Ed .Pp 2 つのパーザがこれらのエスケープシーケンスを検査することに注意してください。 .Sq チャットのパーザ にエスケープ文字を見せるには、 .Sq コマンドパーザ からエスケープする必要があります。 つまり、2 つのエスケープを使用する必要があります。例えば次のようにします: .Bd -literal -offset indent set dial "... ATDT\\\\T CONNECT" .Ed .Pp チャットスクリプトから外部コマンドを実行することもできます。 そうするためには、 受信待ち文字列または送信文字列の最初の文字をエクスクラメーションマーク .Pq Dq \&! にします。 コマンドが実行されると、標準入力と標準出力がオープンデバイス ( .Dq set device 参照) に向けられ、標準エラー出力が .Nm に読まれて受信待ち文字列もしくは送信文字列に置き換えられます。 .Nm が対話モードで実行されている場合、ファイルデスクリプタ 3 は .Pa /dev/tty に接続されます。 .Pp 例えば (読み易さのために折り返しています); .Bd -literal -offset indent set login "TIMEOUT 5 \\"\\" \\"\\" login:--login: ppp \e word: ppp \\"!sh \\\\\\\\-c \\\\\\"echo \\\\\\\\-n label: >&2\\\\\\"\\" \e \\"!/bin/echo in\\" HELLO" .Ed .Pp は次のチャットシーケンスになります (ダイヤル前の .Sq set log local chat コマンドによる出力): .Bd -literal -offset indent Dial attempt 1 of 1 dial OK! Chat: Expecting: Chat: Sending: Chat: Expecting: login:--login: Chat: Wait for (5): login: Chat: Sending: ppp Chat: Expecting: word: Chat: Wait for (5): word: Chat: Sending: ppp Chat: Expecting: !sh \\-c "echo \\-n label: >&2" Chat: Exec: sh -c "echo -n label: >&2" Chat: Wait for (5): !sh \\-c "echo \\-n label: >&2" --> label: Chat: Exec: /bin/echo in Chat: Sending: Chat: Expecting: HELLO Chat: Wait for (5): HELLO login OK! .Ed .Pp 複数レベルのネストについて、 エスケープ文字の使用方法に (再度) 注意してください。 ここでは、4 つのパーザが動作してます。 1 番目は、オリジナルの行をパーズし、3 つの引数として読みます。 2 番目は、第 3 引数を 11 個の引数として読みます。 ここで、 .Dq \&- 記号がエスケープされていることが重要です。 そうでなければパーザは、 受信待ち-送信-受信待ちのシーケンスとして見てしまいます。 .Dq \&! 文字を見付けると、実行パーザは最初のコマンドを 3 つの引数として読み、 .Xr sh 1 自身が .Fl c 以降の引数を展開します。 我々は出力をモデムに送り返したいので、 1 番目の例では出力をファイルデスクリプタ 2 (stderr) にリダイレクトして .Nm 自身に送信および記録させ、 2 番目の例では単に stdout に出力して直接モデムに出力させます。 .Pp もちろん全体を、組み込みのものではなく外部の .Dq chat コマンドに実行させることが可能です。 良い代替方法については .Xr chat 8 を参照してください。 .Pp 実行される外部コマンドは、 .Dq !bg コマンドと同様に、特殊語の展開対象となります。 .It set enddisc Op label|IP|MAC|magic|psn value このコマンドは、ローカル終点の選択値を設定します。 -LCP 交渉の前に設定された場合であり、 +LCP ネゴシエーションの前に設定された場合であり、 .Dq disable enddisc コマンドを使用していない場合、 .Nm は LCP 終点選択値オプションを使用して、相手に情報を送ります。 次の選択値を設定可能です。 .Bd -unfilled -offset indent .It Li label 現在のラベルが使用されます。 .It Li IP 当方のローカル IP 番号を使用します。 -LCP は IPCP より前に交渉されますので、 +LCP は IPCP より前にネゴシエートされますので、 IPCP 層が後からこの値を変更することが可能です。 その場合、手動でリセットしない限り、終点の選択値は古い値のままとなります。 .It Li MAC 前述の .Ar IP オプションに似ていますが、 ローカル IP 番号に関係する MAC アドレスが使用される点が異なります。 ローカル IP 番号がどのイーサネットインタフェースにも存在しない場合、 本コマンドは失敗します。 .Pp ローカル IP 番号のデフォルトは、 マシンホスト名がなんであれ、その名前になりますので、通常 .Dq set enddisc mac を .Dq set ifaddr コマンドよりも先に実行します。 .It Li magic 20 桁の乱数が使用されます。 マジックナンバを使用するときには注意が必要です。 .Nm の再開や別の .Nm を使ったリンク作成においては、別のマジックナンバを使用するため、 同じバンドルに属すとは相手に認識されないのです。 このため、 .Fl direct 接続では使えません。 .It Li psn Ar value 指定された .Ar value が使用されます。 .Ar value は、絶対的な公衆スイッチネットワーク番号の先頭に 国コードを付けたものであるべきです。 .Ed .Pp 引数が与えられない場合、終点の選択値はリセットされます。 .It set escape Ar value... このオプションは前述の .Dq set accmap オプションに似ています。 リンクを経由する時に .Sq エスケープ される文字を指定するために使用します。 .It set filter dial|alive|in|out Ar rule-no Xo .No permit|deny|clear| Ns Ar rule-no .Op \&! .Oo Op host .Ar src_addr Ns Op / Ns Ar width .Op Ar dst_addr Ns Op / Ns Ar width .Oc Oo tcp|udp|ospf|igmp|icmp Op src lt|eq|gt Ar port .Op dst lt|eq|gt Ar port .Op estab .Op syn .Op finrst .Oc .Xc .Nm は 4 つのフィルタセットをサポートします。 .Em alive フィルタは接続を活性状態に保つパケットを指定します - アイドルタイマをリセットします。 .Em dial フィルタは、 .Fl auto モード時に .Nm にダイヤルさせるパケットを指定します。 .Em in フィルタは、マシンに入力可能なパケットを指定します。 .Em out フィルタは、マシンから出力可能なパケットを指定します。 .Pp フィルタリングが行われるのは、 出力パケットでは NAT エンジンによる IP 変更前であり、 入力パケットでは NAT エンジンによる IP 変更後です。 デフォルトでは、全フィルタセットが全パケットの通過を許可します。 ルールは .Ar rule-no に従って順番に処理されます (ルール番号を .Ar action に指定してスキップする場合を除きます)。 各セットに対し 40 までのルールを指定可能です。 指定されるセットにおけるどのルールにもマッチしないパケットは破棄されます。 .Em in と .Em out のフィルタでは、パケットをドロップすることを意味します。 .Em alive フィルタでは、アイドルタイマをリセットしないことを意味します。 .Em dial フィルタではダイヤルさせることにはならないことを意味します。 ダイヤルを引き起こさないパケットは、 キューされるのではなく、捨てられることに注意してください。 上述の .Sx パケットのフィルタリング の節を参照してください。 .It set hangup Ar chat-script デバイスを閉じる前にこれをリセットする時に使用する、 チャットスクリプトを指定します。 通常は不要であるべきですが、 閉じる時に自己を正しくリセットできないデバイスに対して使用できます。 .It set help|? Op Ar command 利用可能な set コマンドのまとめを表示するか、 .Ar command が指定されると、コマンドの使用方法を表示します。 .It set ifaddr Oo Ar myaddr Ns .Op / Ns Ar \&nn .Oo Ar hisaddr Ns Op / Ns Ar \&nn .Oo Ar netmask .Op Ar triggeraddr .Oc Oc .Oc -このコマンドは、IPCP 交渉の間使用される IP アドレスを指定します。 +このコマンドは、IPCP ネゴシエーションの間使用される IP アドレスを指定します。 アドレスのフォーマットは次の通りです。 .Pp .Dl a.b.c.d/nn .Pp ここで .Dq a.b.c.d は希望する IP アドレスであり、 .Ar nn はこのうち何ビットが有効であるかを示します。 .No / Ns Ar nn が省略された場合、デフォルトの .Dq /32 になります。 ただし IP アドレスが 0.0.0.0 である場合には、マスクのデフォルトは .Dq /0 です。 .Pp 相手に動的な IP 番号を割り当てたい場合、 .Ar hisaddr に IP 番号の範囲として .Bd -literal -offset indent .Ar \&IP Ns Oo \&- Ns Ar \&IP Ns Xo .Oc Oo , Ns Ar \&IP Ns .Op \&- Ns Ar \&IP Ns .Oc No ... .Xc .Ed .Pp のフォーマットを指定できます。例えば: .Pp .Dl set ifaddr 10.0.0.1 10.0.1.2-10.0.1.10,10.0.1.20 .Pp は .Dq 10.0.0.1 -のみをローカル IP 番号として交渉しますが、指定された 10 個の IP 番号から +のみをローカル IP 番号としてネトシエートしますが、 +指定された 10 個の IP 番号から 相手に割り当てを行います。 相手がこれらの番号のうちの 1 つを要求し、この番号が未使用な場合には、 .Nm は相手の要求を認めます。 相手がリンクを再確立して前回割り当てていた IP 番号を使用したい場合に有用です (既存の TCP と UDP の接続を保存します)。 .Pp 相手が要求した IP 番号が範囲外もしくは使用中の場合、 .Nm は範囲内の未使用 IP 番号をランダムに指示します。 .Pp .Ar triggeraddr が指定された場合、この値が .Ar myaddr -の代りに IPCP 交渉で使用されます。 +の代りに IPCP ネゴシエートで使用されます。 ただし、 .Ar myaddr の範囲のアドレスのみ受け入れられます。 これが有用なのは、相手が .Dq 0.0.0.0 を要求しない限り IP アドレスを割り当てようとしない .Dv PPP -実装と交渉するときです。 +実装とネゴシエートするときです。 .Pp .Fl auto モードでは設定ファイルの .Dq set ifaddr 行を読んだ直後に .Nm がインタフェースを構成することに注意してください。 -他のモードではこれらの値は IPCP 交渉で使用され、 +他のモードではこれらの値は IPCP ネゴシエーションで使用され、 IPCP 層がアップするまでこれらのインタフェースは構成されません。 .Pp .Po PAP か CHAP が .Dq enable である場合 .Pc クライアントが自己証明をした後では、 .Ar HISADDR 引数は .Pa ppp.secret ファイルの第 3 引数で上書きされうることに注意してください。 .Sx 内向き接続の認証 の節を参照してください。 .Pp どの場合でも、インタフェースが既に構成されている場合には、 .Nm はインタフェースの IP 番号を保存して、 既にバインドされているソケットが正しいままであるようにします。 .It set ccpretry|ccpretries Oo Ar timeout .Op Ar reqtries Op Ar trmtries .Oc .It set chapretry|chapretries Oo Ar timeout .Op Ar reqtries .Oc .It set ipcpretry|ipcpretries Oo Ar timeout .Op Ar reqtries Op Ar trmtries .Oc .It set lcpretry|lcpretries Oo Ar timeout .Op Ar reqtries Op Ar trmtries .Oc .It set papretry|papretries Oo Ar timeout .Op Ar reqtries .Oc これらのコマンドは .Nm が有限状態機械 (Finite State Machine; FSM) に要求パケットを送る前に 待つ秒数を指定します。 .Ar timeout のデフォルトは、全 FSM において 3 秒です (ほとんどの場合十分です)。 .Pp .Ar reqtries を指定すると、 相手から応答を受信しなくても諦めるまでに設定要求を作成する回数を、 .Nm に指示します。 デフォルトの試行回数は、CCP, LCP, IPCP の場合 5 回であり、 PAP と CHAP の場合 3 回です。 .Pp .Ar trmtries を指定すると、 相手の応答を待つことを諦めるまでに終了要求を作成する回数を、 .Nm に指示します。 デフォルトの試行回数は 3 回です。 認証プロトコルは終了されませんので、 PAP や CHAP に対して指定することは不正です。 .Pp -合意できない相手との交渉を避けるために、 -どのような交渉セッションであっても諦めたり層をクローズする前には、 +合意できない相手とのネゴシエーションを避けるために、 +どのようなネゴシエーションセッションであっても諦めたり層をクローズする前には、 .Nm は最大で .Ar reqtries の設定値の 3 倍までのみ送信します。 .It set log Xo .Op local .Op +|- Ns .Ar value Ns No ... .Xc このコマンドにより現在のログレベルを修正できます。 詳細はログ機能の節を参照してください。 .It set login chat-script この .Ar chat-script はダイヤルスクリプトを補います。 もし両方が指定された場合、ダイヤルスクリプトの後で、 ログインスクリプトが実行されます。 ダイヤルスクリプト中で使用可能なエスケープシーケンスはここでも使用可能です。 .It set logout Ar chat-script このコマンドは、 ハングアップスクリプトが呼ばれる前にログアウトのために使用される、 チャットスクリプトを指定します。 通常では必要ないでしょう。 .It set lqrperiod Ar frequency このコマンドは、 .Em LQR または .Em ECHO LQR のパケットが送信される頻度 .Ar frequency を秒で指定します。デフォルトは 30 秒です。 相手に LQR 要求を送りたい場合には、 .Dq enable lqr コマンドもまた使用する必要があります。 .It set mode Ar interactive|auto|ddial|background 指定したリンクにおけるモード .Sq mode を変更できます。通常マルチリンクモードでのみ有用ですが、 単一リンクモードでも使用可能です。 .Pp .Sq direct または .Sq dedicated のリンクを変更することはできません。 .Pp 注: コマンド .Dq set mode auto を発行し、ネットワークアドレス変換が enable にされていた場合、後で .Dq enable iface-alias を行うと便利です。 .Nm が必要なアドレス変換を行うようにすることにより、 相手が当方に新しい (動的な) IP アドレスを割り当てたとしても、 リンクがアップすると接続のトリガとなるプロセスが接続できるようにします。 .It set mrru Op Ar value このオプションを設定すると、 マルチリンクプロトコルまたは MP としても知られる、 -マルチリンク PPP 交渉を有効にします。 +マルチリンク PPP ネゴシエーションを有効にします。 MRRU (Maximum Reconstructed Receive Unit) の値にはデフォルトはありません。 引数を指定しないと、マルチリンクモードは無効にされます。 .It set mru Op Ar value デフォルトの MRU (最大受信単位; Maximum Receive Unit) は 1500 です。 この値を増加させた場合、相手は MTU を増加させても *かまいません*。 デフォルトの MRU より減らすことは意味がありません。 なぜなら、 .Em PPP プロトコルでは少なくとも 1500 オクテットのパケットを 受信できなければ *ならない* からです。 引数が指定されないと、1500 が仮定されます。 .It set mtu Op Ar value デフォルトの MTU は 1500 です。 -交渉時に、(296 バイト未満でなければ) +ネゴシエーション時に、(296 バイト未満でなければ) 相手が望むいかなる MRU および MRRU も受け付け可能です。 MTU が設定されると、 .Nm は .Ar value よりも小さい MRU/MRRU の値を受け付けなくなります。 -交渉が完了すると、相手がより大きな MRU/MRRU を要求していたとしても、 +ネゴシエーションが完了すると、 +相手がより大きな MRU/MRRU を要求していたとしても、 インタフェースに対して MTU が割り当てられます。 当方のパケットサイズを制限するのに有用です (よりよくバンド幅を共有できるようになりますが、 ヘッダデータが増えるというコストがかかります)。 .Pp .Ar value を指定しないと、1500 または相手が要求した値が使用されます。 .It set nbns Op Ar x.x.x.x Op Ar y.y.y.y このオプションは、相手の要求によって返される Microsoft NetBIOS ネームサーバの値を設定します。 値を指定しないと、 .Nm はそのような要求を拒否するようになります。 .It set openmode active|passive Op Ar delay デフォルトでは、 .Ar openmode は常に、1 秒の .Ar delay をもって .Ar active となります。 この場合、 .Nm は回線が設定されてから 1 秒が経過したなら -いつでも LCP/IPCP/CCP の交渉を開始します。 -相手が交渉を開始するのを待ちたい場合は、値 +いつでも LCP/IPCP/CCP のネゴシエーションを開始します。 +相手がネゴシエーションを開始するのを待ちたい場合は、値 .Dq passive を使用します。 -直ちにもしくは 1 秒以上待ってから交渉を開始したい場合、 +直ちにもしくは 1 秒以上待ってからネゴシエーションを開始したい場合、 .Ar delay を秒単位で指定します。 .It set parity odd|even|none|mark 回線のパリティを設定できます。デフォルト値は .Ar none です。 .It set phone Ar telno Ns Xo .Oo \&| Ns Ar backupnumber .Oc Ns ... Ns Oo : Ns Ar nextnumber .Oc Ns ... .Xc ダイヤルおよびログインのチャットスクリプトで使用される \\\\T 文字列が 置き換えられる電話番号を指定できます。 複数の電話番号をパイプ .Pq Dq \&| もしくはコロン .Pq Dq \&: で区切って指定可能です。 .Pp パイプの後の番号がダイヤルされるのは、 直前の番号へのダイヤルもしくはログインのスクリプトが失敗した場合のみです。 回線の切断の理由にかかわらず、 コロンで区切られた番号は順番に試行されます。 .Pp 複数の番号を指定した場合、接続が確立するまで .Nm はこのルールに基づいてダイヤルします。 再試行の最大値は、後述の .Dq set redial で指定します。 .Fl background モードでは各番号は最大 1 回試行されます。 .It set Op proc Ns Xo .No title Op Ar value .Xc .Xr ps 1 が表示する現在のプロセスタイトルを、 .Ar value に従って変更します。 .Ar value が指定されないと、元のプロセスタイトルが回復されます。 シェルコマンドが行うすべての語置換 (前述の .Dq bg コマンドを参照してください) は、ここでも行われます。 .Pp プロセスタイトル中に USER が必要な場合、 .Dq set proctitle コマンドは .Pa ppp.linkup 中に登場する必要があることに注意してください。 .Pa ppp.conf が実行されているときには、分からないからです。 .It set radius Op Ar config-file このコマンドは RADIUS サポートを (組み込まれていれば) 有効にします。 .Ar config-file は、 .Xr radius.conf 5 に記述されている radius クライアント設定ファイルを参照します。 PAP または CHAP が .Dq enable にされている場合、 .Nm は .Em \&N Ns No etwork .Em \&A Ns No ccess .Em \&S Ns No erver として振舞い、設定されている RADIUS サーバを使用して認証し、 .Pa ppp.secret ファイルやパスワードデータベースによる認証は行いません。 .Pp PAP と CHAP のいずれも有効になっていない場合、 .Dq set radius は効果がありません。 .Pp .Nm は、RADIUS 応答中の、次の属性を使用します: .Bl -tag -width XXX -offset XXX .It RAD_FRAMED_IP_ADDRESS 相手の IP アドレスは指定された値に設定されました。 .It RAD_FRAMED_IP_NETMASK tun インタフェースのネットマスクは指定された値に設定されました。 .It RAD_FRAMED_MTU -指定された MTU が LCP 交渉で合意された相手の MRU より小さい場合であり、 +指定された MTU が LCP ネゴシエーションで合意された相手の MRU より +小さい場合であり、 *かつ* 設定された MTU のいずれよりも小さい場合 ( .Dq set mru コマンド参照)、 tun インタフェースの MTU は指定した値に設定されます。 .It RAD_FRAMED_COMPRESSION 受信した圧縮タイプが .Dq 1 の場合、 .Dq disable vj -設定コマンドが指定されていたとしても、IPCP 交渉において +設定コマンドが指定されていたとしても、IPCP ネゴシエーションにおいて .Nm は VJ 圧縮を要求します。 .It RAD_FRAMED_ROUTE 受信した文字列は、 .Ar dest Ns Op / Ns Ar bits .Ar gw .Op Ar metrics という書式であると期待します。 指定した metrics は無視されます。 .Dv MYADDR と .Dv HISADDR は、 .Ar dest と .Ar gw の正当な値として理解されます。 .Dq default を .Ar dest に使用可能であり、デフォルト経路を指定します。 .Dq 0.0.0.0 は、 .Ar dest に対する .Dq default と同じであると解釈され、 .Ar gw に対する .Dv HISADDR と同じであると解釈されます。 .Pp 例えば、戻り値 .Dq 1.2.3.4/24 0.0.0.0 1 2 -1 3 400 は 1.2.3.0/24 ネットワークへは .Dv HISADDR を介するという経路表エントリになり、 戻り値 .Dq 0.0.0.0 0.0.0.0 または .Dq default HISADDR は .Dv HISADDR 行きのデフォルト経路になります。 .Pp すべての RADIUS の経路は、 すべてのスティッキーな経路が適用された後で適用されます。 これにより、RADIUS の経路が、設定済みの経路に優先します。 これは、 .Dv MYADDR または .Dv HISADDR というキーワードを含まない RADIUS の経路にもあてはまります。 .Pp .El RADIUS サーバから受信した値は、 .Dq show bundle を使用して見られます。 .It set reconnect Ar timeout ntries (CD の喪失もしくは LQR の失敗により) 予想外の回線切断となった場合、 指定した .Ar timeout の後に接続が再確立されます。 回線は最大 .Ar ntries 回、再接続されます。 .Ar ntries のデフォルトは 0 です。 .Ar timeout に .Ar random を指定すると、1 から 30 秒の間の任意時間の停止となります。 .It set recvpipe Op Ar value ルーティングテーブルの RECVPIPE 値を設定します。 最適な値は、MTU 値を 2 倍した値を丁度越える値です。 .Ar value が指定されないまたは 0 の場合、デフォルトの、カーネルが制御する値を使用します。 .It set redial Ar secs Ns Xo .Oo + Ns Ar inc Ns .Op - Ns Ar max Ns .Oc Op . Ns Ar next .Op Ar attempts .Xc .Nm に .Ar attempts 回のリダイヤルを指示できます。 1 より大きな数を指定した場合 (前述の .Ar set phone 参照)、 各番号にダイヤルする前に、 .Ar next だけ停止します。 最初の番号に戻ってダイヤル開始する前に .Ar secs だけ停止します。リテラル値 .Dq Li random を .Ar secs および .Ar next のところで使用でき、1 から 30 秒の間の任意時間の停止となります。 .Pp .Ar inc が指定されると、 .Nm が新規番号を試すたびに、この値が .Ar secs に加えられます。 .Ar secs が増加されるのは、最大 .Ar max 回だけです。 .Ar max のデフォルト値は 10 です。 .Ar attempts が経過した後でも .Ar secs の遅延は効果があるので、 すぐに手動でダイヤルしても何も起ってないように見えるかもしれません。 すぐにダイヤルする必要がある場合、 .Dq \&! を .Dq open キーワードの直後に付けます。 更なる詳細については、前述の .Dq open の記述を参照してください。 .It set sendpipe Op Ar value ルーティングテーブルの SENDPIPE 値を設定します。 最適な値は、MTU 値を 2 倍した値を丁度越える値です。 .Ar value が指定されないまたは 0 の場合、デフォルトの、カーネルが制御する値を使用します。 .It set server|socket Ar TcpPort|LocalName|none password Op Ar mask このコマンドは .Nm に指定したソケットもしくは .Sq 診断ポート にてコマンド接続の入力を listen するように指示します。 .Pp 語 .Ar none は .Nm に既に存在するソケットを閉じさせます。 .Pp ローカルドメインソケットを指定したい場合、 .Ar LocalName に絶対ファイル名を指定します。そうしないと、TCP ポートの名前もしくは番号 であると解釈されます。 ローカルドメインソケットに使用される 8 進 umask を指定する必要があります。 umask の詳細については .Xr umask 2 を参照してください。TCP ポート名がどのように変換されるかについては .Xr services 5 を参照してください。 .Pp このソケットにクライアントが接続するときに使用されねばならないパスワードも 指定可能です ( 前述の .Dq passwd コマンドを使用します)。 パスワードが空文字列として指定される場合、 クライアントが接続するときにパスワードを必要とされません。 .Pp ローカルドメインソケットが指定される場合、ソケット名中の最初の .Dq %d シーケンスは現在のインタフェースユニット番号で置換されます。 複数接続のために同一のプロファイルを使用したい場合に便利です。 .Pp 同様の方法で TCP ソケットの前に .Dq + 文字を付けることができます。 この場合、現在のインタフェースユニット番号が、ポート番号に加算されます。 .Pp .Nm をサーバソケットと共に使用する場合、通信機構として .Xr pppctl 8 コマンドを使用することが好ましいです。 現在 .Xr telnet 1 も使用可能ですが、将来リンク暗号化が実装されるかもしれませんので、 .Xr telnet 1 に依存しないようにしてください。 .It set speed Ar value シリアルデバイスの速度を指定します。 速度指定が .Dq sync の場合、 .Nm はデバイスを同期デバイスとして扱います。 .Pp デバイスタイプによっては、 同期または非同期のいずれかであることが分るものがあります。 これらのデバイスでは、不正な設定を上書きして、 この結果に対する警告を記録します。 .It set stopped Op Ar LCPseconds Op Ar CCPseconds このオプションが指定されると、 指定した FSM (有限状態機械; Finite State Machine) が停止状態になってから .Dq seconds で指定した秒数だけ停止したのち、 .Nm はタイムアウトします。 このオプションは、 相手が終了要求を送り我々が終了確認応答を送ったにもかかわらず 実際には接続を閉じない場合に、有用かもしれません。また、 .Dq set openmode passive を使用した場合に相手が指定時間内に Configure Request を送らないことを タイムアウト検出する場合には、便利かもしれません。 .Dq set log +lcp +ccp を使用すると、 .Nm は適切な状態遷移を記録します。 .Pp デフォルト値は 0 であり、 停止状態による .Nm のタイムアウトは発生しません。 .Pp この値は openmode の遅延 (上述の .Dq set openmode 参照) より小さくなってはなりません。 .It set timeout Ar idleseconds Op Ar mintimeout このコマンドはアイドルタイマの値を指定します。 更なる詳細については .Sx アイドルタイマの設定 というタイトルの節を参照してください。 .Pp .Ar mintimeout が指定された場合、 最短でも指定された秒数だけリンクがアップしていないと、 .Nm はアイドルアウトしません。 .It set urgent Xo .Op tcp|udp .Oo Op +|- Ns .Ar port .Oc No ... .Xc このコマンドは、データ転送時に .Nm が優先するポートを制御します。 デフォルトの優先 TCP ポートは、ポート 21 (ftp control), 22 (ssh), 23 (telnet), 513 (login), 514 (shell), 543 (klogin), 544 (kshell) です。 優先 UDP ポートは、デフォルトではありません。 詳細は .Xr services 5 を参照してください。 .Pp .Dq tcp も .Dq udp も指定しないと、 .Dq tcp が仮定されます。 .Pp .Ar port を指定しないと、優先ポートリストがクリアされます ( .Dq tcp または .Dq udp を指定すると、そのリストのみがクリアされます)。 最初の .Ar port 引数にプラス .Pq Dq \&+ またはマイナス .Pq Dq \&- のプレフィックスを付けた場合、現在のリストが修正されますが、 そうでない場合には、再割り当てされます。 プラスのプレフィックス付きまたはプレフィックス無しの .Ar port はリストに追加され、マイナスのプレフィックス付きの .Ar port はリストから削除されます。 .It set vj slotcomp on|off このコマンドは .Nm -に VJ スロット圧縮を交渉するか否かを指示します。 +に VJ スロット圧縮をネゴシエートするか否かを指示します。 デフォルトではスロット圧縮は .Ar on です。 .It set vj slots Ar nslots このコマンドは最初の .Ar slots 番号を指定します。 .Nm は VJ 圧縮が enable されている時には、 -これを使用して相手と交渉をします (前述の +これを使用して相手とネゴシエートします (前述の .Sq enable コマンドを参照してください)。 デフォルト値は 16 です。 .Ar nslots は .Ar 4 以上 .Ar 16 以下の値です。 .El .Pp .It shell|! Op Ar command .Ar command が指定されない場合、 .Dv SHELL 環境変数で指定されるシェルが起動されます。 そうでなければ指定された .Ar command が実行されます。 語の置換は、前述の .Dq !bg コマンドと同様の方法で行われます。 .Pp 文字 ! を使用する場合、コマンドとの間に空白が必要です。 このコマンドはフォアグラウンドで実行されることに注意してください - .Nm はプロセスが終了するまでは実行を続けません。 バックグラウンドでコマンド処理を行いたい場合には、 .Dv bg コマンドを使用してください。 .It show Ar var このコマンドを使用して、次の内容を確認できます: .Bl -tag -width 20 .It show bundle 現在のバンドル設定を表示します。 .It show ccp 現在の CCP 圧縮統計を表示します。 .It show compress 現在の VJ 圧縮統計を表示します。 .It show escape 現在のエスケープ文字を表示します。 .It show filter Op Ar name 指定したフィルタの現在のルールをリストします。 .Ar name を指定しないと、全フィルタが表示されます。 .It show hdlc 現在の HDLC 統計を表示します。 .It show help|? 利用可能な show コマンドのまとめを表示します。 .It show iface 現在のインタフェース情報 .Po Dq iface show と同じです .Pc を表示します。 .It show ipcp 現在の IPCP 統計を表示します。 .It show layers 現在使用中のプロトコル層を表示します。 .It show lcp 現在の LCP 統計を表示します。 .It show Op data Ns Xo .No link .Xc 高レベルリンク情報を表示します。 .It show links 利用可能な論理リンクのリストを表示します。 .It show log 現在のログ値を表示します。 .It show mem 現在のメモリ統計を表示します。 .It show physical 現在の下位レベルリンク情報を表示します。 .It show mp マルチリンク情報を表示します。 .It show proto 現在のプロトコルの総計を表示します。 .It show route 現在の経路表を表示します。 .It show stopped 現在の stopped タイムアウト値を表示します。 .It show timer アクティブアラームタイマを表示します。 .It show version .Nm の現在のバージョン番号を表示します。 .El .Pp .It term 端末モードに移行します。 キーボードからタイプした文字はデバイスに送られます。 デバイスから読んだ文字はスクリーンに表示されます。 .Nm の相手が認識された時には、 .Nm は自動的にパケットモードを有効にし、コマンドモードに戻ります。 .El .Pp .Sh 更に詳細について .Bl -bullet .It 設定ファイルの例を読んでください。良い情報源です。 .It 何が利用できるかについては、 .Dq help , .Dq nat ? , .Dq enable ? , .Dq set ? , .Dq show ? コマンドを使って、オンライン情報を取得してください。 .It 次の URL に有用な情報があります: .Bl -bullet -compact .It http://www.FreeBSD.org/FAQ/userppp.html .It http://www.FreeBSD.org/handbook/userppp.html .El .Pp .El .Pp .Sh 関連ファイル .Nm は、4 つのファイル .Pa ppp.conf , .Pa ppp.linkup , .Pa ppp.linkdown , .Pa ppp.secret を参照します。 これらのファイルは .Pa /etc/ppp に置かれます。 .Bl -tag -width XX .It Pa /etc/ppp/ppp.conf システムのデフォルト設定ファイル。 .It Pa /etc/ppp/ppp.secret 各システム用の認証設定ファイル。 .It Pa /etc/ppp/ppp.linkup .Nm がネットワークレベルの接続を確立した時に実行されるファイル。 .It Pa /etc/ppp/ppp.linkdown .Nm がネットワークレベルの接続を閉じる時にチェックするファイル。 .It Pa /var/log/ppp.log ログとデバッグ情報のファイル。このファイル名は .Pa /etc/syslogd.conf にて指定されます。詳細は .Xr syslog.conf 5 を参照してください。 .It Pa /var/spool/lock/LCK..* tty ポートをロックするためのファイル。詳細は .Xr uucplock 3 を参照してください。 .It Pa /var/run/tunN.pid tunN デバイスに接続されている .Nm プログラムのプロセス ID (pid) 。 ここで .Sq N はデバイスの番号です。 .It Pa /var/run/ttyXX.if このポートで使われている tun インタフェース。 このファイルも .Fl background , .Fl auto , .Fl ddial のいずれかのモードの時のみ作成されます。 .It Pa /etc/services サービス名でポート番号が指定されている場合に、ポート番号を取得します。 .It Pa /var/run/ppp-authname-class-value マルチリンクモードでは、 相手の認証名称 .Pq Sq authname と相手の終点選択クラス .Pq Sq class と相手の終点選択値 .Pq Sq value を使用して、ローカルドメインソケットが生成されます。 終点選択値はバイナリ値であってもかまわないため、 実際のファイル名を判定するために 16 進数に変換されます。 .Pp このソケットは、別の .Nm のインスタンスとリンクを受け渡しを行うために使用します。 .El .Pp .Sh 関連項目 .Xr at 1 , .Xr ftp 1 , .Xr gzip 1 , .Xr hostname 1 , .Xr isdnd 8 , .Xr login 1 , .Xr tcpdump 1 , .Xr telnet 1 , .Xr libalias 3 , .Xr syslog 3 , .Xr uucplock 3 , .Xr netgraph 4 , .Xr crontab 5 , .Xr group 5 , .Xr passwd 5 , .Xr radius.conf 5 , .Xr resolv.conf 5 , .Xr syslog.conf 5 , .Xr adduser 8 , .Xr chat 8 , .Xr getty 8 , .Xr inetd 8 , .Xr init 8 , .Xr ng_pppoe 8 , .Xr named 8 , .Xr ping 8 , .Xr pppctl 8 , .Xr pppd 8 , .Xr route 8 , .Xr sshd 8 , .Xr syslogd 8 , .Xr traceroute 8 , .Xr vipw 8 .Sh 歴史 元のプログラムは .An Toshiharu OHNO Aq tony-o@iij.ad.jp が作成し、 .Fx 2.0.5 に .An Atsushi Murai Aq amurai@spec.co.jp が提出しました。 .Pp 1997 年中に .An Brian Somers Aq brian@Awfulhak.org が本格的な修正をし、 11 月に .Ox に移植されました (2.2-RELEASE の直後です)。 .Pp 1998 年初頭にマルチリンク ppp サポートが追加されたときに、 ほとんどのコードを .An Brian Somers が書き直しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/pppd.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/pppd.8 index 7077d9cf92..45f3336ec7 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/pppd.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/pppd.8 @@ -1,1282 +1,1282 @@ .\" manual page [] for pppd 2.3 .\" %FreeBSD: src/usr.sbin/pppd/pppd.8,v 1.18.2.1 1999/08/29 15:47:08 peter Exp % .\" jpman %Id: pppd.8,v 1.2 1997/05/27 00:43:48 mutoh Stab % .\" SH section heading .\" SS subsection heading .\" LP paragraph .\" IP indented paragraph .\" TP hanging label .TH PPPD 8 .SH 名称 pppd \- PPP (Point to Point Protocol) を処理するデーモン .SH 書式 .B pppd [ .I tty_name ] [ .I speed ] [ .I options ] .SH 解説 .LP Point-to-Point プロトコル (PPP) は、シリアル回線上に確立された Point-to-Point リンクを介したデータグラムの送受方法を提供します。 PPP は、データグラムのカプセル化方式、拡張可能なリンク制御プロトコル (LCP)、 そして異なるネットワーク層プロトコルの設定と接続の確立を行う 一群のネットワーク制御プロトコル (NCP) の 3 つの部分から構成されています。 .LP カプセル化体系は、カーネル内のドライバコードにより提供されています。 pppd は、基本的な LCP 機能、認証機能、そしてインターネットプロトコル (IP) 接続の確立と設定を行う NCP (IP 制御プロトコル (IPCP) と呼ばれています) を提供します。 .SH よく使われるオプション .TP .I 指定したデバイスを介して通信します。 もし必要であれば、前に "/dev/" 文字列が追加されます。 デバイス名が指定されていない場合や 標準入力に接続された端末の名前が与えられた場合には、 pppd はその端末を使用し、 バックグラウンド実行のための fork を行いません。 \fInoauth\fR オプションが使用された場合、 このオプションは特権オプションとなります。 .TP .I ボーレートを に設定します (10 進数)。 4.4BSD や NetBSD といったシステムでは、 シリアルデバイスドライバがサポートする任意の速度を指定可能です。 その他のシステム (SunOS, Linux 等) では一定の組み合わせのみが指定可能です。 .TP .B active-filter \fIfilter-expression データパケットに適用されるパケットフィルタであり、 どのパケットをリンクアクティビティとみなすかを決定するパケットフィルタを 指定します。 リンクアクティビティとみなされると、アイドルタイマがリセットされるか、 デマンドダイヤルモード時にはリンクがアップされます。 (例えば経路情報パケット等) 定常的にリンク上でパケット送受信が行われ、 他の方法ではリンクがアイドルであるとはみなされない場合に、 このオプションを \fBidle\fR オプションとともに使用すると便利です。 \fIfilter-expression\fR の文法は tcpdump(1) と同じですが、 限定子は PPP では不適当ですので、\fBether\fR や \fBarp\fR は使用できません。 一般的には、フィルタ式をシングルクォートで括って、 式中の空白がシェルに解釈されることを避けるべきです。 カーネル及び pppd が PPP_FILTER を定義してコンパイルされた場合のみ、 このオプションを利用可能です。 .TP .B asyncmap \fI 非同期文字マップを に設定します。 このマップは、シリアル回線を経由するとどの制御文字の受信が うまくいかなくなるかを記述するものです。 pppd は、これらの文字を 2 バイトのエスケープシーケンスとして送信するよう、 相手側に依頼します。 引数は 32 ビットの 16 進数であり、各ビットがエスケープすべき文字を 表しています。 ビット 0 (00000001) は文字 0x00 を表し、 ビット 31 (80000000) は、文字 0x1f つまり '^_' を表しています。 複数の \fIasyncmap\fR オプションが与えられた場合、それらの値の論理和が 採用されます。 \fIasyncmap\fR オプションが与えられなかった場合には、このホストが受信側となる 非同期文字マップは設定されません。 相手側は\fIすべての\fR制御文字をエスケープして送信します。 送信文字をエスケープするには、\fIescape\fR オプションを使用します。 .TP .B auth ネットワークパケットの送受信を許可する前に、相手側に自分証明を 行うよう要求します。 .TP .B call \fIname ファイル /etc/ppp/peers/\fIname\fR からオプションを読みます。 pppd が root 以外によって起動された場合においても、 このファイルに \fInoauth\fR のような特権オプションを含んでもかまいません。 文字列 \fIname\fR は / で開始してはなりませんし、 パス名の一部に .. を含んではなりません。 オプションファイルのフォーマットは後述します。 .TP .B connect \fIscript \fIscript\fR で指定された実行可能コマンドまたはシェルコマンドを使用して、 シリアル回線のセットアップを行います。 ほとんどの場合、ここで指定されるスクリプトには chat(8) プログラムを使用し、 モデムにダイヤルコマンドを送ったり、リモート ppp セッションを開始したりします。 \fInoauth\fR オプションが使用された場合、 このオプションは特権オプションとなります。 .TP .B connect-max-attempts \fI 指定した時間 (デフォルトでは 1) を越えてリモートシステムとの ダイヤル接続を保持しません。接続ができない場合は、 pppd は終了します。 \fBpersist\fR を指定することが要求されます。 .TP .B crtscts シリアルポートのフロー制御にハードウェアフロー制御 (RTS/CTS) を用います。 \fIcrtscts\fR か \fInocrtscts\fR の両方のオプションが与えられない時、 シリアルポートのハードウェアフロー制御の設定は変更されずに そのままになります。 .TP .B defaultroute -IPCP 交渉が成功すると、相手側をゲートウェイとする +IPCP ネゴシエーションが成功すると、相手側をゲートウェイとする デフォルト経路をシステムの経路テーブルに追加します。 このオプションにより追加されたデフォルト経路エントリは、 PPP 接続が切断された際に削除されます。 \fInodefaultroute\fR オプションが指定された場合には、 このオプションは特権オプションとなります。 .TP .B disconnect \fIscript pppd が接続を切った後に \fIscript\fR で指定した実行可能コマンドまたは シェルコマンドを実行します。 このスクリプトで、例えばハードウェアモデム制御信号 (DTR) が使えない場合に モデムをハングアップすることができます。 モデムが既にハングアップしている場合には、この切断スクリプトは実行されません。 \fInoauth\fR オプションが使用された場合には、 このオプションは特権オプションです。 .TP .B escape \fIxx,yy,... 転送時にエスケープを行うべき文字を指定します (相手側が 非同期文字マップでエスケープを要求しているかどうかには影響されません)。 エスケープされる文字は、コンマで区切られた 16 進数で指定します。 制御文字しか指定できない \fIasyncmap\fR オプション とは異なり、\fIescape\fR オプションではどんな文字でも指定できる ことに注意してください。 ただし 16 進表記で 0x20 から 0x3f までと 0x5e の文字は エスケープしてはなりません。 .TP .B file \fIname オプションをファイル \fIname\fR から読み込みます (フォーマットは後述します)。 このファイルは、pppd を起動したユーザが読むことが可能である必要があります。 .TP .B lock シリアルデバイスに対する排他アクセスを確実に行うために、 UUCP 形式のロックファイルを作成するよう pppd に指示します。 .TP .B mru \fIn -交渉時の MRU [最大受信単位; Maximum Receive Unit] +ネゴシエーション時の MRU [最大受信単位; Maximum Receive Unit] 値を \fIn\fR に設定します。 pppd は、通信相手に \fIn\fR バイトを超えるパケットを送信しないよう要求します。 最小の MRU 値は、128 です。 デフォルトの MRU 値は 1500 です。低速のリンクでは 296 を推奨します (TCP/IP ヘッダ 40 バイト + データ 256 バイト)。 .TP .B mtu \fIn MTU [最大転送単位; Maximum Transmit Unit] 値を \fIn\fR に設定します。 -相手が MRU 交渉を通じてこれより小さい値を要求してこない限り、 +相手が MRU ネゴシエーションを通じてこれより小さい値を要求してこない限り、 PPP ネットワークインタフェースを通して \fIn\fR バイトを 越えないデータパケットを送ることを、 pppd はカーネルのネットワークコードに要求します。 .TP .B passive LCP で "passive" オプションを有効にします。このオプションを指定した場合には、 接続を開始しようとしても相手からの返答がない場合、 pppd は相手から有効な LCP パケットが到着するのを受動的に待ち続けます。 このオプションを指定しなければ、相手からの返答がない場合に pppd は実行を中断します。 .SH オプション .TP .I \fB:\fI ローカルインタフェースとリモートインタフェースの IP アドレスを設定します。 どちらか片方を省略することも可能です。IP アドレスは、ホスト名もしくは 10 進数ドット表現 (例: 150.234.56.78) のどちらでも指定可能です。 デフォルトのローカルアドレスは、そのシステムの (最初の) IP アドレスと なります。(ただし \fInoipdefault\fR オプションが指定された場合を除きます。) リモートアドレスは、 オプションで指定されていない場合には相手側から取得されます。 ですから、もっとも単純な指定を行う場合には、このオプションは不必要です。 ローカルまたはリモートの IP アドレスがこのオプションで指定されている場合には、 -pppd -は IPCP 交渉で相手側がこの指定と異なるアドレスを送って来た場合 -これを拒否します。ただし、 +IPCP ネゴシエーションで相手側がこの指定と異なるアドレスを送って来た場合、 +pppd はこれを拒否します。ただし、 \fIipcp-accept-local\fR や \fIipcp-accept-remote\fR が指定されている場合にはこの限りではありません。 .TP .B bsdcomp \fInr,nt 接続相手に、BSD-Compress 方式を使った送出時のパケット圧縮を要求します。 ここでの最大コードサイズは \fInr\fR ビットです。 相手側が送るパケットの最大の大きさは、 \fInt\fR ビットです。 \fInt\fR が指定されない時は、デフォルトの \fInr\fR が使われます。 9 から 15 の範囲の値が、 \fInr\fR と \fInt\fR で使われます。 より大きな値は、よりよい圧縮となりますが、圧縮辞書のためにより多くの カーネルメモリを消費します。\fInr\fR や \fInt\fR に対して、値 0 を 指定すると、指定した方向には圧縮を行いません。 BSD-Compress 圧縮を完全に無効にするためには、 \fInobsdcomp\fR か \fIbsdcomp 0\fR を指定してください。 .TP .B chap-interval \fIn このオプションが指定された場合、 pppd は \fIn\fR 秒おきに再チャレンジします。 .TP .B chap-max-challenge \fIn CHAP チャレンジの最大送信回数を \fIn\fR に設定します (デフォルト値は 10)。 .TP .B chap-restart \fIn (チャレンジの再送のタイムアウトによる) CHAP 再開の間隔を \fIn\fR 秒に設定します (デフォルト値は 3)。 .TP .B debug 接続のデバッグ機能を有効にします。 このオプションを指定した場合、pppd は送受信した すべての制御パケットの内容を可読形式でログします。 パケットは syslog を経由して、\fIdaemon\fR ファシリティの \fIdebug\fR レベルとして記録されます。 本情報は、/etc/syslog.conf を適切に記述することで ファイルに記録することができます (syslog.conf(5) 参照)。 .TP .B default-asyncmap -asyncmap 交渉を無効にし、 +asyncmap ネゴシエーションを無効にし、 送受信両方向にて全制御文字をエスケープさせます。 .TP .B default-mru -MRU [最大受信単位; Maximum Receive Unit] 交渉を無効にします。 +MRU [最大受信単位; Maximum Receive Unit] ネゴシエーションを無効にします。 このオプションを指定すると、送受信両方向において、 pppd はデフォルトの MRU 値 1500 バイトを使用します。 .TP .B deflate \fInr,nt 接続相手に、Deflate 方式を使った送出時のパケット圧縮を要求します。 ここで最大のウィンドウサイズは \fI2**nr\fR バイトです。 また、相手に送るパケットを最大ウィンドウサイズ \fI2**nt\fR バイトにて圧縮 することを合意します。 \fInt\fR が指定されないと、デフォルトの \fInr\fR の値となります。 \fInr\fR と \fInt\fR には 8 から 15 までの範囲の値が許されます。 より大きな値は、よりよい圧縮となりますが、圧縮辞書のためにより多くの カーネルメモリを消費します。 \fInr\fR や \fInt\fR に対して、値 0 を 指定すると、指定した方向には圧縮を行いません。 Deflate 圧縮を完全に無効にするためには、 \fInodeflate\fR か \fIdeflate 0\fR を指定してください。 (注: 相手が両方とも可能な場合には、 pppd は BSD-Compress よりも Deflate 圧縮を好んで要求します。) .TP .B demand リンクの開始を要求時のみ、つまりデータトラフィックが存在する時のみ行います。 このオプションを指定する場合、リモート IP アドレスを、 ユーザがコマンドラインで指定するか、オプションファイル中に含む必要があります。 pppd は、相手に接続することなく、 まずインタフェースを設定して IP トラフィックに備えます。 トラフィックが現れると、pppd は相手へ接続し、 -交渉や認証などを行います。 +ネゴシエーションや認証などを行います。 これが完了すると、pppd はリンクを介してデータパケット (すなわち IP パケット) の授受を開始します。 \fIdemand\fR オプションは暗黙的に \fIpersist\fR オプションを指定します。 この動作が望ましくない場合、\fIdemand\fR オプションの後に \fInopersist\fR オプションを使用してください。 \fIidle\fR および \fIholdoff\fR のオプションもまた、 \fIdemand\fR オプションとともに使用すると便利です。 .TP .B domain \fId 認証のために使用するローカルホスト名にドメイン名 \fId\fR を付加します。 例えば、完全な形でのドメイン名 (FQDN) が porsche.Quotron.COM であって、 gethostname() が porsche という名前を返す場合には、 このオプションを用いてドメイン名を \fIQuotron.COM\fR と指定します。 そうすると、pppd は \fIporsche.Quotron.COM\fR を 秘密情報ファイルの中の秘密情報を調べるために使用したり、 相手に対して自己証明するために送るデフォルトの名前として使用します。 このオプションは特権オプションです。 .TP .B holdoff \fIn リンク切断から再初期化まで何秒待つかを指定します。 \fIpersist\fR または \fIdemand\fR オプション使用時にのみ、 このオプションは有効です。 アイドルであったためにリンクが切断された場合は、 この抑止期間は適用されません。 .TP .B idle \fIn リンクが \fIn\fR 秒アイドルだった場合に接続を切るように pppd に指定します。 データパケット (つまり IP パケット)が送受信されない時に、 リンクはアイドルだとみなされます。 注: \fIdemand\fR オプションを使用せずに \fIpersist\fR オプションを使用する場合に、このオプションを使うことを勧めます。 \fBactive-filter\fR オプションが与えられると、 指定したアクティビティフィルタが受理しなかったデータパケットもまた、 リンクがアイドルであるとみなす対象とします。 .TP .B ipcp-accept-local このオプションが指定された場合には、 別のオプションによってローカル IP アドレスの指定が行われている場合でも、 pppd は相手からのローカル IP アドレスの指定を受け入れます。 .TP .B ipcp-accept-remote このオプションが指定された場合には、 別のオプションによってリモート IP アドレスの指定が行われている場合でも、 pppd は相手からのリモート IP アドレスの指定を受け入れます。 .TP .B ipcp-max-configure \fIn IPCP configure-request の最大送信回数を \fIn\fR 回に設定します (デフォルト値は 10)。 .TP .B ipcp-max-failure \fIn IPCP configure-Reject を送信開始するまでの IPCP configure-NAK の最大応答回数を \fIn\fR 回に設定します (デフォルト値は 10)。 .TP .B ipcp-max-terminate \fIn IPCP terminate-request の最大送信回数を \fIn\fR 回に設定します (デフォルト値は 3)。 .TP .B ipcp-restart \fI (再送のタイムアウトによる) IPCP 再開の間隔を \fIn\fR 秒に設定します。 (デフォルト値は 3)。 .TP .B ipparam \fIstring ip-up と ip-down スクリプト用に余分のパラメータを指定します。 このオプションが与えられた場合、 \fIstring\fR が 6 番目のパラメータと して、これらのスクリプトに与えられます。 .TP .B ipx IPXCP および IPX プロトコルを有効にします。 このオプションは現在 Linux でのみ、 IPX サポートを含めてカーネルを構成した場合のみサポートされています。 .TP .B ipx-network \fIn IPXCP 設定要求フレーム中の IPX ネットワーク番号を \fIn\fR に設定します。 16 進数 (先頭の 0x を除いて) を指定します。 正当なデフォルト値はありません。 このオプションが指定されないと、ネットワーク番号は相手から獲得します。 相手がネットワーク番号を持っていない場合は、IPX プロトコルは開始されません。 .TP .B ipx-node \fIn\fB:\fIm IPX ノード番号を設定します。 2 つのノード番号をコロンで区切ります。 最初の番号 \fIn\fR はローカルのノード番号です。 次の番号 \fIm\fR は相手のノード番号です。 どちらのノード番号も 16 進数であり、最大 10 桁です。 ipx-network のノード番号は一意である必要があります。 正当なデフォルト値はありません。 このオプションが指定されないと、ノード番号は相手から獲得します。 .TP .B ipx-router-name \fI ルータ名を設定します。 これは文字列であり、情報データとして相手に送られます。 .TP .B ipx-routing \fIn 受信する経路プロトコルをこのオプションで指定します。 複数の \fIipx-routing\fR インスタンスを指定可能です。'\fInone\fR' オプション (0) のみ、ipx-routing インスタンスとして指定可能です。 値は、\fI0\fR が \fINONE\fR に、\fI2\fR が \fIRIP/SAP\fR に、 \fI4\fR が \fINLSP\fR に対応します。 .TP .B ipxcp-accept-local ipx-node オプションで指定したノード番号に対する、相手の NAK を受け付けます。 非ゼロのノード番号が指定された場合、 この値の使用を主張することがデフォルトです。 このオプションを指定すると、 相手がノード番号のエントリを上書きすることを許します。 .TP .B ipxcp-accept-network ipx-network オプションで指定したネットワーク番号に対する、 相手の NAK を受け付けます。 非ゼロのノード番号が指定された場合、 この値の使用を主張することがデフォルトです。 このオプションを指定すると、 相手がノード番号のエントリを上書きすることを許します。 .TP .B ipxcp-accept-remote 設定要求フレーム中に指定される相手のネットワーク番号を使用します。 相手のノード番号を指定し、 かつこのオプションを指定しなかった場合は、 相手はあなたが指定した値を使用することを強制されます。 .TP .B ipxcp-max-configure \fIn システムが送信する IPXCP 設定要求フレーム数の最大値を \fIn\fR に設定します。 デフォルト値は 10 です。 .TP .B ipxcp-max-failure \fIn ローカルシステムがオプションを拒否する前に、 ローカルシステムが送信する IPXCP NAK フレーム数の 最大値を設定します。デフォルト値は 3 です。 .TP .B ipxcp-max-terminate \fIn 相手が聞いていないという判断をローカルシステムが下す前に、 ローカルシステムが送信する IPCP 停止要求フレーム数の最大値を設定します。デフォルト値は 3 です。 .TP .B kdebug \fIn カーネルレベルの PPP ドライバのデバッグコードを有効にします。 引数 \fIn\fR として、以下の数値のうち必要なものの合計を指定します。 1 は一般的なデバッグメッセージ出力を有効にします。 2 は受信したパケットの内容の出力を要求します。 4 は送信したパケットの内容の出力を要求します。 ほとんどのシステムでは、カーネルが表示したメッセージは、 /etc/syslog.conf 設定ファイルに指示されるように、 syslog(1) がファイルにログします。 .TP .B lcp-echo-failure \fIn このオプションが指定された場合、 LCP echo-request を \fIn\fR 回送信しても 相手から有効な LCP echo-reply が帰ってこなければ、pppd は 相手がダウンしているものと推測します。このような場合、pppd は 接続を切断します。このオプションを使用する際には、 \fIlcp-echo-interval\fR のパラメータとして 0 以外の数値を指定してください。 このオプションは、ハードウェアモデム制御線 (DSR) が使用できない状況で、 (モデムがハングアップするなど) 物理的な接続が切断された後に pppd を終了するために用いられます。 .TP .B lcp-echo-interval \fI このオプションを指定すると、pppd は LCP echo-request フレームを \fIn\fR 秒毎に相手側に送信します。 通常、相手側は echo-request を受信すると echo-reply を送り返して返答します。 このオプションは、相手側との接続が切れたことを検出するために \fIlcp-echo-failure\fR オプションとともに使用されます。 .TP .B lcp-max-configure \fIn LCP configure-request の最大送信回数を \fIn\fR 回に設定します (デフォルト値は 10)。 .TP .B lcp-max-failure \fIn LCP configure-Reject を送信開始するまでの LCP configure-NAK の最大応答回数を \fIn\fR 回に設定します (デフォルト値は 10)。 .TP .B lcp-max-terminate \fIn LCP terminate-request の最大送信回数を \fIn\fR 回に設定します (デフォルト値は 3)。 .TP .B lcp-restart \fIn (再送のタイムアウトによる) LCP 再開の間隔を \fIn\fR 秒に設定します (デフォルト値は 3)。 .TP .B local モデム制御線を使用しません。このオプションを指定すると、 pppd は、モデムからの CD (Carrier Detect) 信号の状態を無視し、 DTR (Data Terminal Ready) 信号の状態を変化させません。 .TP .B login PAP を用いた相手の認証に、システムパスワードデータベースを用い、 ユーザをシステムの wtmp ファイルに記録します。 アクセスが許されるためには、 /etc/ppp/pap-secrets ファイルとシステムパスワードデータベースの両方に、 相手のエントリが存在する必要があります。 .TP .B maxconnect \fIn ネットワークトラフィックの使用開始から \fIn\fR 秒後に接続を切断します (これは、最初のネットワーク制御プロトコルが来てから \fIn\fR 秒になります)。 .TP .B modem モデム制御線を使用します。このオプションはデフォルトです。 このオプションを指定すると、pppd は (接続スクリプトが指定していなければ) モデムからの CD (Carrier Detect) 信号のアサートを待ってから シリアルデバイスをオープンし、接続終了時に DTR (Data Terminal Ready) 信号を短い期間落としてから 接続スクリプトを実行します。 Ultrix では、このオプションはハードウェアフロー制御、 すなわち \fIcrtscts\fR オプションを暗黙的に指定します。 .TP .B ms-dns \fI pppd が Microsoft Windows クライアントのサーバとして動作している場合、 このオプションは pppd に 1 または 2 の DNS (Domain Name Server) アドレスを クライアントに提供することを許します。 このオプションの最初のインスタンスはプライマリ DNS アドレスを与えます。 次のインスタンスは (もし与えられれば) セカンダリ DNS アドレスを与えます。 (このオプションは、 古いバージョンの pppd では \fBdns-addr\fR という名前でした。) .TP .B ms-wins \fI pppd が Microsoft Windows クライアントまたは "Samba" クライアントの サーバとして動作している場合、このオプションは pppd に 1 または 2 の WINS (Windows Internet Name Services) サーバアドレスをクライアントに提供 することを許します。 このオプションの最初のインスタンスはプライマリ WINS アドレスを与えます。 次のインスタンスは (もし与えられれば) セカンダリ WINS アドレスを与えます。 .TP .B name \fIname 認証の目的で用いられるローカルシステムの名前を \fIname\fR に設定します。 このオプションは特権オプションです。 このオプションを指定すると、pppd は秘密情報ファイルの第 2 フィールドが \fIname\fR である行を使用して秘密情報を探し、相手を認証します。 さらに、\fIuser\fR オプションで上書きしない場合は、 相手に対してローカルシステムを自己証明する時に送る名前として \fIname\fR を使用します。 (pppd はドメイン名を \fIname\fR に付加しないことに注意してください。) .TP .B netmask \fIn インタフェースのネットマスクを \fIn\fR に設定します。 32 ビットのネットマスクを「10 進数ドット」表記で指定します (例: 255.255.255.0)。 このオプションが与えられると、デフォルトのネットマスクと指定したネットマスク -との論理和が値となります。デフォルトのネットマスクは交渉される +との論理和が値となります。デフォルトのネットマスクはネゴシエートされる リモートの IP アドレスに依存します。 リモート IP アドレスのクラスに適切なネットマスクと、 同一ネットワーク上システムの非 point-to-point ネットワークインターフェース のネットマスクとの論理和となります。 .TP .B noaccomp Address/Control 圧縮を双方向 (送受信) で無効にします。 .TP .B noauth 相手が自己証明することを要求しません。 \fIauth\fR オプションが /etc/ppp/options に指定されている場合、 このオプションは特権オプションです。 .TP .B nobsdcomp BSD-Compress 圧縮を無効にします。 BSD-Compress 方式を使用したパケット圧縮を \fBpppd\fR は要求も賛同もしません。 .TP .B noccp -CCP (圧縮制御プロトコル; Compression Control Protocol) 交渉を無効にします。 +CCP (圧縮制御プロトコル; Compression Control Protocol) ネゴシエーションを +無効にします。 相手にバグがあるために、 -CCP 交渉のための pppd からの要求に混乱してしまう場合にのみ、 +CCP ネゴシエーションのための pppd からの要求に混乱してしまう場合にのみ、 このオプションが必要です。 .TP .B nocrtscts シリアルポートにハードウェアフロー制御 (つまり RTS/CTS) を使用しません。 \fIcrtscts\fR か \fInocrtscts\fR の両方のオプションが与えられない時、 シリアルポートのハードウェアフロー制御の設定は変更されずに そのままになります。 .TP .B nodefaultroute \fIdefaultroute\fR オプションを無効にします。 \fIpppd\fR を使っているユーザにデフォルト経路を作成させたくない システム管理者は、このオプションを /etc/ppp/options ファイルに 記述することができます。 .TP .B nodeflate Deflate 圧縮を無効にします。 pppd は Deflate 方式を使用した圧縮パケットを要求しませんし、賛同もしません。 .TP .B nodetach 制御端末から切り離しません。このオプションを指定しないと、 標準入力がある端末以外のシリアルデバイスが指定された場合は、 pppd は fork してバックグラウンドプロセスになります。 .TP .B noip -IPCP 交渉と IP 通信を無効にします。 +IPCP ネゴシエーションと IP 通信を無効にします。 相手にバグがあるために、 -IPCP 交渉のための pppd からの要求に混乱してしまう場合にのみ、 +IPCP ネゴシエーションのための pppd からの要求に混乱してしまう場合にのみ、 このオプションが必要です。 .TP .B noipdefault ローカル IP アドレスが指定されない場合にデフォルトで行われる、 ホスト名から IP アドレスを (可能であれば) 決定する動作を無効にします。 -このオプションを指定した場合には、IPCP 交渉時に +このオプションを指定した場合には、IPCP ネゴシエーション時に 相手側がローカルの IP アドレスを指定する必要があります (明示的にコマンドラインで指定されているか、 オプションファイルで指定されている場合を除きます)。 .TP .B noipx IPXCP および IPX プロトコルを無効にします。 相手にバグがあるために、 -IPXCP 交渉のための pppd からの要求に混乱してしまう場合にのみ、 +IPXCP ネゴシエーションのための pppd からの要求に混乱してしまう場合にのみ、 このオプションが必要です。 .TP .B nomagic -magic number 交渉を無効にします。このオプションを指定した場合には、 +magic number ネゴシエーションを無効にします。このオプションを指定した場合には、 pppd はループバック回線を検出することができません。 相手にバグがある場合にのみ必要となります。 .TP .B nopcomp -送受信方向とも、プロトコルフィールド圧縮交渉を無効にします。 +送受信方向とも、プロトコルフィールド圧縮ネゴシエーションを無効にします。 .TP .B nopersist 接続の確立と切断のたびに終了します。 \fIpersist\fR または \fIdemand\fR のオプションが指定されない場合、 このオプションはデフォルトです。 .TP .B nopredictor1 Predictor-1 圧縮を受け付けませんし、賛同もしません。 .TP .B noproxyarp \fIproxyarp\fR オプションを無効にします。pppd のユーザに proxy ARP エントリを作成させたくないシステム管理者は、このオプションを /etc/ppp/options ファイルに記述することでそのようにできます。 .TP .B novj Van Jacobson 形式の TCP/IP ヘッダ圧縮を送受信方向において無効にします .TP .B novjccomp Van Jacobson 形式の TCP/IP ヘッダ圧縮において、 connection-ID 圧縮を無効にします。 このオプションを指定すると、 pppd は Van Jacobson 圧縮された TCP/IP ヘッダから connection-ID バイトを省略しなくなりますし、 相手にも依頼しません。 .TP .B papcrypt 相手の同一性を調べるために使われる /etc/ppp/pap-secrets ファイル内の全ての秘密情報を暗号化することを 指示します。pppd は、暗号化前の /etc/ppp/pap-secrets ファイルからの秘密情報と等しいパスワードを受け入れません。 .TP .B pap-max-authreq \fIn PAP authenticate-request の最大送信回数を \fIn\fR 回に設定します (デフォルト値は 10)。 .TP .B pap-restart \fIn (再送のタイムアウトによる) PAP 再開の間隔を \fIn\fR 秒に設定します (デフォルト値は 3)。 .TP .B pap-timeout \fIn PAP において接続先が自己証明するまで pppd が待機する最大時間を、\fIn\fR 秒に 設定します (0 は制限を設けないことを意味します)。 .TP .B pass-filter \fIfilter-expression 送受信されるデータパケットに適用されるフィルタで、 通過を許されるパケットを決定するフィルタを指定します。 フィルタが拒否するパケットは黙って捨てられます。 特定のネットワークデーモン (例えば routed) が リンクバンド幅を使い切ることを防いだり、 基本的なファイアウォール機能を提供するために、このオプションがあります。 \fIfilter-expression\fR の文法は tcpdump(1) と同じですが、 限定子は PPP リンクでは不適当ですので、 \fBether\fR や \fBarp\fR は使用できません。 一般的には、フィルタ式をシングルクォートで括って、 式中の空白がシェルに解釈されることを避けるべきです。 \fBinbound\fR と \fBoutbound\fR の限定子を付けることにより、 入出力のパケットに異なった制約を適用可能です。 このオプションは現在 NetBSD でのみ利用可能であり、 カーネル及び pppd が PPP_FILTER を定義してコンパイルされた場合のみ、 このオプションを利用可能です。 .TP .B persist 接続が切断された後で終了しません。代わりに再接続しようとします。 .TP .B predictor1 相手が送出するフレームを Predictor-1 圧縮を使用するよう要求し、 要求された場合 Predictor-1 で送出フレームを圧縮することに賛同します。 カーネルドライバが Predictor-1 圧縮をサポートしない場合には、 このオプションは影響ありません。 .TP .B proxyarp 自システムの ARP [アドレス解決プロトコル; Address Resolution Protocol] テーブルに相手の IP アドレス と自システムのイーサネットアドレスを追加します。 他のシステムに対して、 相手がローカルイーサネット上にあるように見せることになります。 .TP .B remotename \fIname リモートシステムの名前を \fIname\fR とみなして認証を行います。 .TP .B refuse-chap このオプションを指定すると、 pppd は相手に対して自己証明するにあたり CHAP の使用に賛同しません。 .TP .B refuse-pap このオプションを指定すると、 pppd は相手に対して自己証明するにあたり PAP の使用に賛同しません。 .TP .B require-chap CHAP [チャレンジハンドシェーク認証プロトコル; Challenge Handshake Authentication Protocol] を用いて 自己証明を行うことを相手に要求します。 .TP .B require-pap PAP [パスワード認証プロトコル; Password Authentication Protocol] を用いて 自己証明を行うことを相手に要求します。 .TP .B silent このオプションを指定した場合、 pppd は相手から有効な LCP パケットを受信するまで、 接続を開始するための LCP パケットを送信せずに待ちます (旧バージョンの pppd で 'passive' オプションを指定した場合と同じ動作です)。 .TP .B usehostname 認証時にホスト名をローカルシステムの名前として使用することを強制します (ドメイン名が与えられれば付加されます)。 (このオプションは \fIname\fR オプションに優先します。) .TP .B user \fIname このマシンを相手に対して自己証明する際に用いるユーザ名を \fIname\fR に設定します。 .TP .B vj-max-slots \fIn Van Jacobson の TCP/IP ヘッダ圧縮/伸長に使用する接続スロット数を \fIn\fR に設定します。 2 から 16 (両端を含む) の範囲にある必要があります。 .TP .B welcome \fIscript -PPP 交渉開始前かつ、(もしあれば) 接続スクリプトの完了後に、 +PPP ネゴシエーション開始前かつ、(もしあれば) 接続スクリプトの完了後に、 \fIscript\fR で指定される実行コマンドもしくはシェルコマンドを実行します。 \fInoauth\fR オプションが使用された場合には、 このオプションは特権オプションとなります。 .TP .B xonxoff ソフトウェアフロー制御 (つまり XON/XOFF) を使用してシリアルポート上の データフローを制御します。 .SH オプションファイル オプションは、コマンドラインから与えられるのと同様に、 ファイルに記述されたものを用いることも可能です。 pppd は、コマンドラインからのオプションを 読み込む前に /etc/ppp/options, ~/.ppprc, /etc/ppp/options.\fIttyname\fR から (この順に) オプションを読み込みます。 (実際には、端末名を得るためにコマンドラインオプションがまずスキャンされてから、 options.\fIttyname\fR ファイルが読まれます。) options.\fIttyname\fR ファイル名構成にあたり、 まず /dev/ が端末名から除かれ、残った / 文字がドットと置換されます。 .PP オプションファイルの内容は、 空白文字をデリミタとする単語の並びとして解釈されます。 空白文字を含む文字列はダブルクォート (") で囲うことで 1 つの文字列として解釈されるようになります。 バックスラッシュ (\\) は、直後の 1 文字をクォートします。 ハッシュ文字 (#) はコメントの始まりとして解釈され、 改行までをコメントとみなします。 オプションファイル中での \fIfile\fR および \fIcall\fR のオプションの 使用制限はありません。 .SH セキュリティ .I pppd は、正当なユーザに対するサーバマシンへの PPP アクセスを提供しつつ、 サーバ自身やそのサーバが存在するネットワークのセキュリティを危険に さらす心配のない、充分なアクセス制御をシステム管理者に提供します。 このアクセス制御の一部は、 /etc/ppp/options ファイルにより提供されます。 このファイルでシステム管理者は pppd の使用制限を設定することができます。 また一部は、PAP や CHAP の秘密情報ファイルにより提供されます。 このファイルで個々のユーザが使用する IP アドレスの組を 管理者が制限することができます。 .PP 通常の pppd の用途においては、 \fIauth\fR オプションを /etc/ppp/options ファイルに設定すべきです。 (将来のリリースにおいてデフォルトになるかもしれません。) ユーザが pppd を使用して相手にダイヤルアウトしたい場合で、 相手が自己証明することを拒否する場合 (インターネットサービスプロバイダなど)、 システム管理者は /etc/ppp/peers 下にオプションファイルを作成し、 ここに \fInoauth\fR オプションと、使用するシリアルポート名と、 (必要なら) \fIconnect\fR オプションと、その他適切なオプションを格納します。 このようにすることで、 非特権ユーザが信頼関係のある相手との間で認証されない接続を結ぶことを可能 とします。 .PP 上述のように、セキュリティに影響するオプションは特権オプションであり、 通常の非特権ユーザが setuid-root された pppd では使用できません。 これは、コマンドラインでも、ユーザの ~/.ppprc ファイルでも、 \fIfile\fR オプションを使用して読まれるオプションファイルでも言えることです。 /etc/ppp/options ファイル中、 もしくは \fIcall\fR オプションを使用して読まれるオプションファイル中では、 特権オプションの使用は許されます。 pppd が root ユーザにより起動された場合、特権オプションの使用は無制限です。 .SH 認証 認証とは、一方が他方に自己を認めさせる処理のことを言います。 これは、一方が自己の名前を他方に送る際、 その名前のオーソライズされた本物の使用者のみから生まれる ある種の秘密情報を伴うことを必要とします。 このような交換において、最初の一方を「クライアント」と呼び、 他方を「サーバ」と呼びます。 クライアントは自己をサーバに識別させるための名前を持ち、 サーバもまた自己をクライアントに識別させるための名前を持ちます。 一般的に本物のクライアントは秘密情報 (またはパスワード) をサーバと共有し、 自己を証明するにあたりその秘密情報を知っていると伝えます。 認証に使用される名前は相手のインターネットホスト名に対応することが多いですが、 これは本質的なことではありません。 .LP 現在 pppd は 2 つの認証プロトコルをサポートします: それぞれ、パスワード認証プロトコル (Password Authentication Protocol; PAP) と チャレンジハンドシェーク認証プロトコル (Challenge Handshake Authentication Protocol; CHAP) です。 PAP の場合、クライアントは自己証明のために、 自己の名前とクリアテキストパスワードをサーバに送る必要があります。 これとは対称的に、CHAP 認証交換はサーバが開始し、 チャレンジをクライアントに送ります (チャレンジパケットにはサーバ名が含まれます)。 クライアントはこれに返答する必要があり、 返事の中に自己の名前に加えて共有秘密情報とチャレンジから得られるハッシュ値を 含め、自己が秘密情報を知っていると伝える必要があります。 .LP PPP プロトコルは対称的ですから、 両者が他方に対して自己証明を行うように要求することを許します。 この場合、2 つの別々かつ独立した認証交換が発生します。 2 つの交換においては別の認証プロトコルを使用できますし、 原則的には違う名前を使用可能です。 .LP pppd のデフォルトの挙動は、もし認証の要求があればそれを受け入れ、 相手側には認証を要求しないというものです。 ただし、 pppd がその認証を行なうのに必要な秘密情報を持っていない 特定のプロトコルによる認証は拒否します。 .LP pppd は認証に使用する秘密情報を秘密情報ファイル (PAP の場合 /etc/ppp/pap-secrets、 CHAP の場合 /etc/ppp/chap-secrets) に格納します。 どちらの秘密情報ファイルも同じフォーマットです。 秘密情報ファイルには、 pppd が他のシステムに対して自己証明するための秘密情報を格納する ことができますし、 他のシステムの認証を行うための秘密情報を格納することも可能です。 .LP 秘密情報ファイル中の各行は 1 つの秘密情報を格納します。 特定の秘密情報はあるクライアントとサーバの組み合わせに対して特有です - このクライアントがこのサーバに対して自己証明することにのみ使用されます。 秘密情報ファイルの各行は、少くとも 3 つのフィールドからなります: それぞれ、クライアント名、サーバ名、秘密情報です。 指定したサーバに指定したクライアントが接続する時に使用する IP アドレスリストを、これらのフィールドの後に続けることができます。 .LP 秘密情報ファイルはオプションファイルと同じように単語の並びとして 解釈されますので、クライアント名、サーバ名、秘密情報の各フィールドは 1 語である必要があり、 これに含まれる空白文字や特殊文字は クォートもしくはエスケープする必要があります。 同じ行の残りの語は、クライアントに許される IP アドレスのリストとされるか、 (ワイルドカードでもなく空でもない) 特定のクライアント名を含む行の 場合は "local:remote" アドレス (コマンドラインもしくはオプションファイルで共通フォーマット) に優先します。 行に 3 語しか無い場合もしくは最初の語が "-" である場合、 全ての IP アドレスが不許可となります。 全アドレスを許可するには "*" を使用します。 また "!" から始まる語は、指定したアドレスを受け付け\fIない\fRことを示します。 アドレスの後には "/" と数値 \fIn\fR を続けることが可能であり、 全体のサブネットを示します。 つまり、全てのアドレスの上位 \fIn\fR ビットが同じ値となります。 クライアント名、サーバ名、秘密情報においては大文字小文字の区別は重要です。 .LP 秘密情報が `@' から始まる場合、後続するものはファイル名であり、 そこから秘密情報を読み込むものとされます。 クライアント名もしくはクライアント名に単一の "*" を使用すると、 いかなる名前にもマッチします。 秘密情報を選択する時、pppd はベストマッチ、 すなわちワイルドカードが最小となるマッチを採用します。 .LP 秘密情報ファイルには、他のホストを認証するための秘密情報に加え、 他のホストに対して自己証明するための秘密情報も格納します。 pppd が相手を認証 (相手が相手であることを確認) する時、 秘密情報の検索にあたり、 相手の名前が最初のフィールドにありローカルシステムの名前が 2 番目のフィールド にあるものを選びます。 ローカルシステム名のデフォルトはホスト名であり、 \fIdomain\fR オプション使用時にはドメイン名が付加されます。 このデフォルトには \fIname\fR オプションが優先しますが、 \fIusehostname\fR オプションが使用されている場合は例外です。 .LP pppd が相手に対する自己証明のための秘密情報を選ぶ時には、 まずどの名前を使用して相手に対して自己識別するかを決めます。 この名前はユーザが \fIuser\fR オプションで指定可能です。 このオプションが使用されていない場合、 名前はデフォルトのローカルシステム名となり、 前の段落で示したように決定されます。 こうして pppd は秘密情報の検索にあたり、 この名前が最初のフィールドにあり相手の名前が 2 番目のフィールド にあるものを選びます。 CHAP 認証が使用される場合、 相手はチャレンジパケット中に相手の名前を含めますから、 pppd は相手の名前を知ることになります。 しかし、PAP が使用される場合、 ユーザが指定したオプションを元に pppd は相手の名前を決定します。 ユーザは相手の名前を直接 \fIremotename\fR で指定可能です。 そうではない場合で、リモート IP アドレスが (数値形式でなく) 名前で指定された場合、その名前を相手の名前として使用します。 これに失敗すると、pppd は相手の名前に空文字列を使用します。 .LP 相手側を PAP で認証する際に、提供されるパスワードはまず秘密情報ファイルの 秘密情報と比較されます。 もしパスワードが秘密情報とマッチしなければ、 パスワードは crypt() を使用して暗号化され、再び秘密情報と比較されます。 このため相手側の認証に使用する秘密情報は 暗号化された形式で記録することができます。 \fIpapcrypt\fR オプションが与えられた場合、よりよいセキュリティのため 最初の (暗号化されていない) 比較対象は除外されます。 .LP 更にもし \fIlogin\fR オプションが指定されていれば、ユーザ名とパスワードも システムパスワードデータベースでチェックされます。 このためシステム管理者は特定のユーザだけに PPP アクセスを 許可し、個々のユーザが使用できる IP アドレスの組を 制限するよう pap-secrets ファイルを設定することができます。 典型的には、\fIlogin\fR オプションを使う時に、 /etc/ppp/pap-secrets 中の秘密情報を "" とすることで、 相手が提供するいかなるパスワードにもマッチするようになります。 これにより、同じ秘密情報を 2 個所で必要とされることを避けることができます。 .LP \fBlogin\fR オプションが使われている時には、更なる確認が行われます。 /etc/ppp/ppp.deny が存在して、ユーザがそこに記述されている場合、 認証は失敗します。 /etc/ppp/ppp.shells が存在して、ユーザの通常の ログインシェルが記述されていない場合、認証は失敗します。 .LP 認証は IPCP (またはその他のネットワーク制御プロトコル) が開始される前に納得のいくように完了している必要があります。 相手が自己証明することを求められている時に、認証に失敗すると、 \fIpppd\fR は (LCP をクローズすることで) リンクを切断します。 もし IPCP で得られたリモートホストの IP アドレスが受け入れられない ものであった場合、IPCP はクローズされます。 IP パケットは IPCP が オープンしている時だけ送受信可能です。 .LP ローカルホストが一般的に認証を必要とする時でも、 接続を行い限定された IP アドレスの組の 1 つを使うために 自己証明ができないホストに対して、 接続を認める必要がある場合もあります。 もし相手側がこちらの認証要求を拒否した場合、pppd はそれを ユーザ名とパスワードが空文字列である PAP 認証として扱います。 そこで、クライアント名とパスワードに空文字列を指定した 1 行を pap-secrets ファイルに追加することで、自己証明を拒否する ホストにも制限つきのアクセスを許可することができます。 .SH 経路制御 .LP -IPCP 交渉が成功した場合、 +IPCP ネゴシエーションが成功した場合、 pppd はカーネルに、PPP インタフェースで用いるローカル IP アドレスおよび リモート IP アドレスを通知します。 これは、相手側と IP パケットを交換する リンクのリモート終端への経路を作成するのに充分な情報です。 サーバ以外のマシンとの通信には、一般的には経路 テーブルや ARP (アドレス解決プロトコル; Address Resolution Protocol) テーブルのさらなる更新が必要となります。 ほとんどの場合 \fIdefaultroute\fR や \fIproxyarp\fR オプションで十分ですが、 更なる解析が必要な場合もあります。 /etc/ppp/ip-up スクリプトが使用可能な場合があります。 .LP インターネットへの接続を PPP インタフェース経由のみで行うマシンの 場合には、リモートホストを通るデフォルト経路の追加が 望ましい場合があります。 \fIdefaultroute\fR オプションは、IPCP が完了した際に pppd に そのようなデフォルト経路を作成させ、リンクが切断されたときには そのデフォルト経路を削除させます。 .LP 例えばサーバマシンが LAN に接続されている場合、LAN 上の他のホストが リモートホストと通信できるようにするために proxy ARP の使用が 望ましい場合もあります。 \fIproxyarp\fR オプションを指定すると、pppd はリモートホストと 同一サブネット上にある (ブロードキャストと ARP をサポートし、動作中 かつ point-to-point やループバックでない) ネットワークインタフェースを 探します。 そのようなインタフェースが見つかった場合、pppd は 恒久的に公開された ARP エントリとしてリモートホストの IP アドレスと その見つかったネットワークインタフェースのイーサネット (MAC) アドレスを 登録します。 .LP \fIdemand\fR オプション使用時は、IPCP 起動時に インタフェースの IP アドレスは設定済みです。 pppd がインタフェース設定に使用したものと同じアドレスを -交渉できなかった場合には +ネゴシエーションできなかった場合には (例えば ISP が動的に IP アドレスを割り当てる場合)、 -pppd はインタフェースの IP アドレスを交渉されたものに +pppd はインタフェースの IP アドレスをネゴシエートされたものに 変更する必要があります。 この場合既存の接続を破壊するかもしれませんので、 動的 IP 割り当てを行う相手と要求時ダイヤルを行うことは勧められません。 .SH 使用例 .LP (ppp の配布のデフォルトの /etc/ppp/options ファイルと同じく) 以下の例では /etc/ppp/options ファイルは \fIauth\fR オプションを含むものとします .LP おそらく最も一般的な pppd の使用方法は ISP へダイヤルアウトすることでしょう。 この場合次のコマンドを使用します。 .IP pppd call isp .LP ここで /etc/ppp/peers/isp ファイルはシステム管理者が次のように設定します: .IP ttyS0 19200 crtscts .br connect '/usr/sbin/chat -v -f /etc/ppp/chat-isp' .br noauth .LP この例では、chat を使用して ISP のモデムにダイヤルし、 必要なログオンシーケンスを通過します。 /etc/ppp/chat-isp ファイルは chat が使用するスクリプトを含みます。 例えば次のようになっています: .IP ABORT "NO CARRIER" .br ABORT "NO DIALTONE" .br ABORT "ERROR" .br ABORT "NO ANSWER" .br ABORT "BUSY" .br ABORT "Username/Password Incorrect" .br "" "at" .br OK "at&d0&c1" .br OK "atdt2468135" .br "name:" "^Umyuserid" .br "word:" "\\qmypassword" .br "ispts" "\\q^Uppp" .br "~-^Uppp-~" .LP chat スクリプトの詳細については、 chat(8) のマニュアルページを参照してください。 .LP pppd はまたダイヤルイン ppp サービスをユーザに提供するために使用可能です。 ユーザが既にログインアカウントを持っている場合には、 ppp サービスの最も簡単な設定方法は、 ユーザにそのアカウントでログインしてもらってから、 (setuid-root された) pppd を次のように実行することです。 .IP pppd proxyarp .LP ユーザが PPP 機能を使用することを許すためには、 そのユーザのマシンのための IP アドレスを割り当て、 /etc/ppp/pap-secrets または /etc/ppp/chap-secrets (ユーザのマシンの PPP 実装が どちらの認証方法をサポートするかに依存します) にエントリを作成して、ユーザのマシンを認証可能とします。 例えば、Joe が "joespc" というマシンを持っていて、"server" というマシンへの ダイヤルインおよび joespc.my.net という IP アドレスの使用が許されている場合、 次のようなエントリを /etc/ppp/pap-secrets または /etc/ppp/chap-secrets に 加えます: .IP joespc server "joe's secret" joespc.my.net .LP 別の方法として、(例えば) "ppp" といったユーザ名を作成し、 そのログインシェルを pppd とし、 ホームディレクトリを /etc/ppp とする方法があります。 この方法で pppd を実行する場合に使用するオプションは /etc/ppp/.ppprc に置くことができます。 .LP もしあなたのシリアル接続がケーブル 1 本でなく、もっと複雑な場合には、 いくつかの制御文字がエスケープされるように 準備しておく必要があります。とりわけ、XON (^Q) および XOFF (^S) を、 \fIasyncmap a0000\fR を用いてエスケープすることはしばしば有効です。 パスが telnet を含む場合には、 ^] 文字も同様にエスケープ (\fIasyncmap 200a0000\fR を指定) する必要があるでしょう。 パスが rlogin を含む場合には、rlogin クライアントの動作している側の ホストで \fIescape ff\fR を指定する必要があるでしょう。これは、多くの rlogin の実装がネットワーク透過でないためです。 それらの rlogin では、 0xff, 0xff, 0x73, 0x73 とそれに続く 8 バイトの シーケンスをストリームから取り除きます。 .SH 診断 .LP メッセージは LOG_DAEMON ファシリティを用いて syslog デーモンに 送られます (これは希望するファシリティを LOG_PPP マクロとして定義し、 pppd を再コンパイルすることで変更することができます)。 エラーメッセージやデバッグメッセージを見るためには、 /etc/syslogd.conf ファイルを編集して pppd からのメッセージが 希望する出力デバイスやファイルに書き出されるようにしておく必要があります。 .LP \fIdebug\fR オプションは送受信されるすべての制御パケットの内容が ログに記録されるようにします。対象となる制御パケットは、 すべての LCP, PAP, CHAP, IPCP パケットです。 -この機能は、PPP 交渉がうまくいかない場合や +この機能は、PPP ネゴシエーションがうまくいかない場合や 認証が失敗する場合の原因究明に効果的でしょう。 コンパイル時にデバッギングオプションを有効にしていた場合には、 \fIdebug\fR もまた他のデバッグメッセージを記録するために使われます。 .LP .I pppd プロセスに SIGUSR1 シグナルを送ってデバッギングを有効にすることが できます。これはトグル動作します。 .SH スクリプト pppd は処理の様々な段階においてスクリプトを起動し、 サイト固有の追加処理を行います。 これらのスクリプトは通常シェルスクリプトですが、 実行可能コードファイルであってもかまいません。 pppd はスクリプトが終了するまで待ちません。 スクリプトは root にて (実ユーザ ID および実効ユーザ ID とも 0 に設定して) 実行されますので、経路テーブルの更新や特権デーモンの実行が可能です。 これらのスクリプトの内容によってシステムセキュリティが危うくならないよう 注意してください。 pppd は標準入力・標準出力・標準エラー出力を /dev/null にリダイレクトし、 リンクの情報を与えるいくつかの環境変数を除いて環境変数を空にして、 スクリプトを実行します。 pppd が設定する環境変数を以下に示します: .TP .B DEVICE 使用しているシリアル tty デバイス名。 .TP .B IFNAME 使用しているネットワークインタフェース名。 .TP .B IPLOCAL リンクのローカル側の IP アドレス。 IPCP が立ち上がった時のみ設定されます。 .TP .B IPREMOTE リンクのリモート側の IP アドレス。 IPCP が立ち上がった時のみ設定されます。 .TP .B PEERNAME 相手の認証された名前。 相手が自己証明した場合のみ設定されます。 .TP .B SPEED tty デバイスのボーレート。 .TP .B UID pppd を起動したユーザの実ユーザ ID。 .P pppd は、以下のスクリプトが存在すれば起動します。 存在しなくてもエラーではありません。 .TP .B /etc/ppp/auth-up リモートシステムが成功裏に自己証明した後で実行される プログラムまたはスクリプトです。 次のものをパラメータとして実行されます。 .IP \fIinterface-name peer-name user-name tty-device speed\fR .IP 相手が自己証明しない場合には、 このスクリプトは実行されないことに注意してください。 例えば \fInoauth\fR オプションが使用される時がこれにあたります。 .TP .B /etc/ppp/auth-down /etc/ppp/auth-up が以前実行された後でリンクが落ちた時に実行される プログラムまたはスクリプトです。 これは /etc/ppp/auth-up と同じパラメータを与えて、同じ方法で実行されます。 .TP .B /etc/ppp/ip-up そのリンクで IP パケットの送受信が行えるようになった時 (IPCP が完了した時) に実行されるプログラムまたはスクリプトです。 次のものをパラメータとして実行されます。 .IP \fIinterface-name tty-device speed local-IP-address remote-IP-address ipparam\fR .TP .B /etc/ppp/ip-down そのリンクで IP パケットの送受信ができなくなった場合に実行される プログラムまたはスクリプトです。 このスクリプトは /etc/ppp/ip-up スクリプトで行った変更を 元にもどすために用いられます。 これは ip-up と同じパラメータを与えて、同じ方法で実行されます。 .TP .B /etc/ppp/ipx-up そのリンクで IPX パケットの送受信が行えるようになった時 (IPXCP が完了した時) に実行されるプログラムまたはスクリプトです。 次のものをパラメータとして実行されます。 .IP \fIinterface-name tty-device speed network-number local-IPX-node-address remote-IPX-node-address local-IPX-routing-protocol remote-IPX-routing-protocol local-IPX-router-name remote-IPX-router-name ipparam pppd-pid\fR .IP local-IPX-routing-protocol および remote-IPX-routing-protocol のフィールドは 以下のいずれかです: .IP NONE 経路プロトコルが無いことを示します .br RIP RIP/SAP を使うべきであることを示します .br NLSP Novell NLSP を使うべきであることを示します .br RIP NLSP RIP/SAP と NLSP の両方を使うべきであることを示します .TP .B /etc/ppp/ipx-down そのリンクで IPX パケットの送受信ができなくなった場合に実行される プログラムまたはスクリプトです。 このスクリプトは /etc/ppp/ipx-up スクリプトで行った変更を 元にもどすために用いられます。 これは ipx-up と同じパラメータを与えて、同じ方法で実行されます。 .SH 関連ファイル .TP .B /var/run/ppp\fIn\fB.pid \fR(BSD または Linux), \fB/etc/ppp/ppp\fIn\fB.pid \fR(その他) ppp インタフェースユニット \fIn\fR に対応する pppd プロセスの プロセス ID が記録されます。 .TP .B /etc/ppp/pap-secrets PAP 認証で使用するユーザ名、パスワード、IP アドレスを格納します。 このファイルは root が所有し、他のユーザは読み書きできてはなりません。 そうでない場合 pppd は警告ログを行います。 .TP .B /etc/ppp/chap-secrets CHAP 認証で使用する名前、秘密情報、IP アドレスを格納します。 このファイルは root が所有し、他のユーザは読み書きできてはなりません。 そうでない場合 pppd は警告ログを行います。 .TP .B /etc/ppp/options pppd のシステムデフォルトオプションを記述します。 ユーザデフォルトオプションおよびコマンド ラインオプションが読まれる前に読み込まれます。 .TP .B ~/.ppprc ユーザ毎のデフォルトオプションを記述します。 /etc/ppp/options.\fIttyname が読まれる前に読み込まれます。 .TP .B /etc/ppp/options.\fIttyname 各シリアルポートのシステムデフォルトオプションを指定します。 ~/.ppprc の後で読まれます。 このファイル名の \fIttyname\fR 部分の構成にあたり、 まず /dev/ が (存在すれば) ポート名から除かれ、 残ったスラッシュがドットに置換されます。 .TP .B /etc/ppp/peers pppd が非 root ユーザによって起動されたとしても 特権オプションを含んでかまわないオプションファイルを含むディレクトリです。 システム管理者はオプションファイルをこのディレクトリ中に作成することにより、 非特権ユーザが相手の認証を要さずにダイヤルアウト可能とします。 しかし、信頼関係のある相手のみ可能です。 .TP .B /etc/ppp/ppp.deny システムのパスワードによる PAP 認証を使わせないユーザを記述します。 .TP .B /etc/ppp/ppp.shells システムのパスワードによる PAP 認証ログインのために適切なシェルを 記述します。 .SH 関連項目 .IR chat(8), .IR ppp(8) .TP .B RFC1144 Jacobson, V. \fICompressing TCP/IP headers for low-speed serial links.\fR February 1990. .TP .B RFC1321 Rivest, R. .I The MD5 Message-Digest Algorithm. April 1992. .TP .B RFC1332 McGregor, G. .I PPP Internet Protocol Control Protocol (IPCP). May 1992. .TP .B RFC1334 Lloyd, B.; Simpson, W.A. .I PPP authentication protocols. October 1992. .TP .B RFC1661 Simpson, W.A. .I The Point\-to\-Point Protocol (PPP). July 1994. .TP .B RFC1662 Simpson, W.A. .I PPP in HDLC-like Framing. July 1994. .SH 注意 以下のシグナルが pppd に送られた場合、ここで説明する効果が得られます。 .TP .B SIGINT, SIGTERM これらのシグナルを受信した場合、pppd は (LCP をクローズすることで) リンクを切断し、シリアルデバイスの設定を復元して、プログラムを終了します。 .TP .B SIGHUP 物理層のリンク切断を指示します。pppd はシリアルデバイスの設定を復元し、 シリアルデバイスを閉じます。 \fIpersist\fR または \fIdemand\fR のオプションが指定されている場合、pppd は シリアルデバイスを再オープンし、(抑止期間を置いてから) 新しい接続を始めようとします。 そうでない場合は、pppd は終了します。 このシグナルを抑止期間に受けると、pppd は抑止期間をすぐに終了します。 .TP .B SIGUSR1 このシグナルは、\fIdebug\fR オプションの状態を反転します。 .TP .B SIGUSR2 このシグナルは、 pppd -に圧縮に付いて再び交渉させます。 +に圧縮に付いて再びネゴシエートさせます。 これは、致命的な伸長エラーの結果として 圧縮を止めた後で、再び圧縮を有効にするために便利です。 (致命的な伸長エラーは一般にどちらかの実装上の バグを示します。) .SH 作者 Paul Mackerras (Paul.Mackerras@cs.anu.edu.au) が、 Drew Perkins, Brad Clements, Karl Fox, Greg Christy, Brad Parker の作業を元に作成しました。