diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/apm.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/apm.8 index da0c8ef6b2..d19703aa25 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/apm.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/apm.8 @@ -1,159 +1,159 @@ .\" LP (Laptop Package) .\" .\" Copyright (c) 1994 by Tatsumi Hosokawa .\" .\" This software may be used, modified, copied, and distributed, in .\" both source and binary form provided that the above copyright and .\" these terms are retained. Under no circumstances is the author .\" responsible for the proper functioning of this software, nor does .\" the author assume any responsibility for damages incurred with its -.\" -.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/apm/apm.8,v 1.26 2003/05/22 11:52:22 ru Exp % -.\" .\" use. .\" +.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/apm/apm.8,v 1.28 2004/07/02 23:12:39 ru Exp % +.\" .\" $FreeBSD$ .Dd November 1, 1994 -.Dt APM 8 +.Dt APM 8 i386 .Os .Sh 名称 .Nm apm , zzz .Nd APM BIOS の制御を行い、その情報を表示する .Sh 書式 .Nm .Op Fl ablstzZ .Op Fl d Ar enable .Op Fl e Ar enable .Op Fl h Ar enable .Op Fl r Ar delta .Pp .Nm zzz .Sh 解説 .Nm ユーティリティは、 Intel / Microsoft APM (Advanced Power Management) BIOS を制御し、 ラップトップ PC 上の APM の現在の状態を表示します。 .Nm zzz ユーティリティは、APM 制御によって、システムをサスペンドします。 .Pp 以下のオプションが .Nm で利用可能です ( .Nm zzz には、オプションはありません)。 オプションが与えられなかった場合は、 .Nm は、現在の APM の状態や情報を冗長モードで表示します。 複数の表示オプションが指定された場合、 ここに示す順番で値を 1 行に 1 つずつ表示します。 .Bl -tag -width indent .It Fl a 現在の AC 電源の状態を整数値で表示します。 0, 1がそれぞれ .Dq 外れている (off-line) 状態と .Dq つながっている (on-line) 状態をあらわします。 .It Fl b 整数値で、現在のバッテリ状態を表示します。 0, 1, 2, 3という値はそれぞれ、 .Dq 良好 (high) 状態、 .Dq 低バッテリ (low) 状態、 .Dq 危険 (critical) 状態、 .Dq 充電 (charging) 状態をあらわします。 .It Fl d Ar enable 通常のサスペンドとディスプレイのサスペンドを別に扱わない/別に扱うを、 ブール値 .Ar enable で制御します。 この引数は Libretto 30CT や 50CT を含む 多種のラップトップで動作しないようです。 .It Fl e Ar enable ブール値引数 .Ar enable に依存して、コンピュータの APM 機能の有効/無効を切り替えます。 .It Fl h Ar enable ブール値引数 .Ar enable に依存して、 カーネルコンテキストスイッチルーチン中の HLT 命令の有効/無効を切り替えます。 これらのオプションは、ほとんど全ての APM の実装においては不要ですが、 .Dq Pa Idle CPU 呼び出しが CPU クロックの減速と HLT 命令を同時に実行する場合は、 そのピーク性能の減少からシステムをまもるために .Fl h Cm false オプションが必要です。 詳細については、 .Xr apm 4 を参照してください。 .It Fl l 現在のバッテリの残り割合を表示します。 もし、あなたのラップトップがこの機能を提供していない時には、 255 が表示されます。 .It Fl r Ar delta ラップトップがサポートしている場合、 レジュームウェイクアップタイマを有効にします。 これによりラップトップがサスペンドされるわけではありませんが、 ラップトップがサスペンドされ サスペンドからのレジュームがサポートされている場合、 .Ar delta 秒後にラップトップがレジュームします (サスペンドした時刻を起点とするのではなく、 本コマンドを実行した時間を起点とします)。 .It Fl s -APM サポート状態を整数値で表示します。0, 1 という値はそれぞれ、 +APM サポート状態を整数値で表示します。 +0, 1 という値はそれぞれ、 .Dq 利用不可 (disabled) 状態 .Dq 利用可能 (enabled) 状態 をあらわします。 .It Fl t 残りのバッテリ時間を予測して、秒単位で表示します。 分からない場合には -1 を表示します。 .It Fl Z スタンバイモードに移行します。 本モードではフルパワーモード未満、サスペンドモード以上の電力消費となります。 タイマもしくはリングインジケータイベントにより、 この状態からレジュームする機能をサポートするラップトップがあります。 .Nm の出力により、ラップトップが何をサポートすると主張しているかが分かります。 .It Fl z システムをサスペンドします。これは、 .Nm zzz と等価です。 .El .Sh バグ いくつかの APM 実装では、 .Nm が必要とするパラメータが提供されていません。 そのようなシステムに於いては、 .Nm は、それらを知らないと表示します。 .Pp いくつかの APM 実装では、電源スイッチを押したことやカバーが 閉められたことなどのイベントを扱うことができません。 そのような実装に於いては、 システムは .Nm か .Nm zzz .Ar だけを つかってサスペンドする .Ar べき です。 .Sh 注 .Xr apmconf 8 は .Nm にマージされ、 .Nm が全機能を置き換えました。 .Sh 関連項目 .Xr apm 4 .Sh 作者 .An Tatsumi Hosokawa Aq hosokawa@jp.FreeBSD.org diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/apmd.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/apmd.8 index c63da03b48..d46b04c779 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/apmd.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/apmd.8 @@ -1,302 +1,310 @@ .\" Copyright (c) 1999 Mitsuru IWASAKI .\" Copyright (c) 1999 KOIE Hidetaka -.\" Copyright (c) 1999 Yoshihiko SARUMARU Aq +.\" Copyright (c) 1999 Yoshihiko SARUMARU .\" Copyright (c) 1999 Norihiro Kumagai .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)apmd.8 1.1 (FreeBSD) 6/28/99 -.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/apmd/apmd.8,v 1.15 2003/06/22 05:34:45 mdodd Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/apmd/apmd.8,v 1.19 2004/07/03 18:35:50 ru Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" .Dd June 28, 1999 -.Dt APMD 8 +.Dt APMD 8 i386 .Os .Sh 名称 .Nm apmd .Nd Advanced Power Management 監視デーモン .Sh 書式 .Nm .Op Fl d .Op Fl f file .Op Fl s .Op Fl v .Sh 解説 .Nm ユーティリティは、指定した Advanced Power Management .Pq Tn APM イベントを監視し、 いずれかのイベントが発生した場合、 対応するコマンドシーケンスを実行します。 設定ファイルで指定されたイベントのみが .Nm へ通知され、それ以外のイベントは無視されます。 APM BIOS によって発行された イベントに対して、 .Nm は設定ファイルで指定されたコマンドシーケンスを実行します。 .Nm をサスペンド/スタンバイを監視するようにして起動すると、 カーネルはそれらの要求イベントに対する -処理を行いません。そのためそれらのイベント発生時に +処理を行いません。 +そのためそれらのイベント発生時に 処理をさせたい場合は、適切なコマンドまたは組み込み関数を 明示的に設定ファイルに指定する必要があります。 .Pp .Nm ユーティリティは以下の実行時オプションを理解します。 .Bl -tag -width -f_file .It Fl d デバッグモードで起動します。 デーモンモードではなくフォアグラウンドで動作します。 .It Fl f Ar file デフォルトの設定ファイル .Pa /etc/apmd.conf の代りに使用する、別の設定ファイル .Ar file を指定します。 .It Fl s 電源状態の変更が検出されたが (AC_POWER_STATE) ラップトップの BIOS がそれを報告しないときに、 .Nm に POWERSTATECHANGE イベントをシミュレートさせます。 これにより、電源コードを抜いたときに LCD バックライトを暗くする といったことが可能になります。 .It Fl v 冗長モードで動作します。 .El .Pp .Nm は起動時に設定ファイル (デフォルトは .Pa /etc/apmd.conf ) を読み込み、 監視すべきイベントを APM デバイスドライバへ通知します。 終了時には APM デバイスドライバはイベントの監視を自動的に解除します。 .Pp .Nm プロセスがシグナル SIGHUP を受信すると、設定ファイルを読み込み直して、 設定の変更内容を APM デバイスドライバに通知します。 .Pp .Nm ユーティリティは、デバイスファイル .Pa /dev/apmctl を経由して、イベントの受け取りや APM システム制御用の .Xr ioctl 2 -要求を発行します。このデバイスファイルは排他制御されてオープンされるため、 +要求を発行します。 +このデバイスファイルは排他制御されてオープンされるため、 .Nm プロセスは同時に 1 つのみ起動可能です。 .Pp .Nm が APM イベントを受け取ると、設定ファイルで指定された イベントに対応するコマンドリストを実行するために 子プロセスを生成し、再び APM イベントの待ち状態になります。 生成された子プロセスは、 指定されたコマンドを 1 つずつ列挙された順番に実行します。 .Pp .Nm が SUSPEND/STANDBY 要求に対するコマンドリストを処理している間、 カーネル内の APM デバイスドライバは、APM BIOS に対して 毎秒 1 回以上通知を発行し続けます。 これによって BIOS は、コマンド処理中であり要求が まだ完結していないことを認識します。 .Pp .Nm ユーティリティはファイル .Pa /var/run/apmd.pid を作成し、プロセス ID を記録します。これは .Nm を kill や、設定ファイルを読み込ませるために使えます。 .Sh 設定ファイル .Nm -の設定ファイルの構造は非常にシンプルです。例えば次のようになります。 +の設定ファイルの構造は非常にシンプルです。 +例えば次のようになります。 .Pp .Bd -literal apm_event SUSPENDREQ { exec "sync && sync && sync"; exec "sleep 1"; exec "zzz"; } .Ed .Pp この例では、APM イベント .Ql SUSPENDREQ (ディスプレイを閉じた時などに発生します) を .Nm が受け取ると、 .Ql sync コマンドを 3 回実行し、少し待ったあとに .Nm zzz ( Ns Nm apm Fl z ) を実行してシステムをサスペンドさせます。 .Pp .Bl -bullet .It apm_event キーワード .Bd -ragged -offset indent .Ql apm_event はキーワードであり、イベントごとの設定の開始を指示します。 .Ed .It APM イベント .Bd -ragged -offset indent 複数のイベントに対して同じ処理を実行したい場合は、それらのイベント名を -コンマで区切って指定します。有効なイベント名は次の通りです。 +コンマで区切って指定します。 +有効なイベント名は次の通りです。 .Bl -item .It - .Nm が起動されているとカーネルでの処理を行わなくなるイベント: .Pp .Bl -tag -width USERSUSPENDREQ -compact -offset indent .It STANDBYREQ .It USERSTANDBYREQ .It SUSPENDREQ コマンドリストに sync を含めることをおすすめします .It USERSUSPENDREQ コマンドリストに sync を含めることをおすすめします .It BATTERYLOW コマンドリストは zzz のみをおすすめします .El .It - カーネルの処理終了後に .Nm へ通知されるイベント: .Pp .Bl -tag -width USERSUSPENDREQ -compact -offset indent .It NORMRESUME .It CRITRESUME .It STANDBYRESUME .It POWERSTATECHANGE .It UPDATETIME .It CAPABILITIESCHANGE .El .Pp 上記以外のイベントは .Nm へ通知されません。 .El .Ed .It コマンドライン文法 .Bd -ragged -offset indent 前述の例では、 .Ql exec から始まる 3 行はイベントに対するコマンドです。 それぞれの行はセミコロンで終了している必要があります。 イベントに対するコマンドリストは .Ql { と .Ql } で囲みます。 .Nm ユーティリティは、ダブルクォーテーションで囲まれたコマンドの実行に .Xr system 3 と同様に .Pa /bin/sh を使用します。 各コマンドはコマンドリストの最後に到達するか 0 以外の 終了コードで終わるまで順番に実行されます。 .Nm ユーティリティは、失敗したコマンドの終了コードを、 .Xr syslog 3 経由で報告します。 加えて APM BIOS からの要求イベントを取り消します。 .Ed .It 組み込み関数 .Bd -ragged -offset indent コマンド行の代りに .Nm の組み込み関数を指定できます。組み込み関数はコマンド行と同様に セミコロンで終了します。次の組み込み関数が現在サポートされています。 .Bl -item .It - reject: .Bd -ragged -offset indent -APM BIOS からの直前の要求を拒否します。ディスプレイを閉じた時に発生す -る SUSPEND 要求を拒否して、代りに STANDBY 状態にしたい場合などに使用し -ます。 +APM BIOS からの直前の要求を拒否します。 +ディスプレイを閉じた時に発生する SUSPEND 要求を拒否して、 +代りに STANDBY 状態にしたい場合などに使用します。 .Ed .El .Ed .El .Sh 使用例 設定ファイルのサンプルには、以下のものが含まれています。 .Bd -literal apm_event SUSPENDREQ { - exec "/etc/rc.suspend"; + exec "/etc/rc.suspend apm suspend"; } apm_event USERSUSPENDREQ { exec "sync && sync && sync"; exec "sleep 1"; exec "apm -z"; } -apm_event NORMRESUME, STANDBYRESUME { - exec "/etc/rc.resume"; +apm_event NORMRESUME { + exec "/etc/rc.resume apm suspend"; +} + +apm_event STANDBYRESUME { + exec "/etc/rc.resume apm standby"; } # resume event configuration for serial mouse users by # reinitializing a moused(8) connected to a serial port. # #apm_event NORMRESUME { # exec "kill -HUP `cat /var/run/moused.pid`"; #} # suspend request event configuration for ATA HDD users: # execute standby instead of suspend. # #apm_event SUSPENDREQ { # reject; # exec "sync && sync && sync"; # exec "sleep 1"; # exec "apm -Z"; #} .Ed .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /etc/apmd.conf -compact .It Pa /etc/apmd.conf .It Pa /dev/apmctl .It Pa /var/run/apmd.pid .El .Sh 関連項目 .Xr apm 4 , .Xr apm 8 .Sh 作者 .An Mitsuru IWASAKI Aq iwasaki@FreeBSD.org .An KOIE Hidetaka Aq koie@suri.co.jp .Pp また、 .An Warner Losh Aq imp@FreeBSD.org , .An Hiroshi Yamashita Aq bluemoon@msj.biglobe.ne.jp , .An Yoshihiko SARUMARU Aq mistral@imasy.or.jp , .An Norihiro Kumagai Aq kuma@nk.rim.or.jp , .An NAKAGAWA Yoshihisa Aq nakagawa@jp.FreeBSD.org , .An Nick Hilliard Aq nick@foobar.org による貢献がありました。 .Sh 歴史 .Nm ユーティリティは .Fx 3.3 から登場しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/inetd.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/inetd.8 index 6199359dfb..01dab7df3b 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/inetd.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/inetd.8 @@ -1,878 +1,875 @@ .\" Copyright (c) 1985, 1991, 1993, 1994 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. -.\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software -.\" must display the following acknowledgement: -.\" This product includes software developed by the University of -.\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" from: @(#)inetd.8 8.3 (Berkeley) 4/13/94 -.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/inetd/inetd.8,v 1.78 2004/02/29 15:49:26 charnier Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/inetd/inetd.8,v 1.80 2004/08/07 04:27:50 imp Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .Dd February 7, 1996 .Dt INETD 8 .Os .Sh 名称 .Nm inetd .Nd インターネット .Dq スーパサーバ .Sh 書式 .Nm .Op Fl d .Op Fl l .Op Fl w .Op Fl W .Op Fl c Ar maximum .Op Fl C Ar rate .Op Fl s Ar maximum .Op Fl a Ar address | hostname .Op Fl p Ar filename .Op Fl R Ar rate .Op Ar configuration file .Sh 解説 .Nm ユーティリティは、ブート時に .Pa /etc/rc -の中で起動されます ( -.Xr rc 8 -参照)。起動されると、 +の中で起動されます +.Pf ( Xr rc 8 +参照)。 +起動されると、 .Nm は定められたインターネットソケットを監視し、接続要求を待ちます。 監視しているソケットに対して接続要求が出されると、 .Nm はそのソケットに対応したサービスを 判定し、サービスを提供するプログラムを起動します。 サーバプログラムはサービスソケットを標準入力・標準出力・ エラー出力として起動されます。 サービスプログラムが完了すると、 .Nm は再びソケットの監視を行ないます (後述するような例外もあります)。 .Nm を用いれば 1 つのデーモンで 複数のサービスプログラムを起動することができるので、 システムの負荷を軽減することができます。 .Pp .Nm は、起動時に以下のオプションを指定できます。 .Bl -tag -width indent .It Fl d デバッグモードにします。 .It Fl l 成功した接続のログをとります。 .It Fl w 外部サービスに対して TCP Wrapping をオンにします。 TCP Wrappers サポートについての更なる情報については、 .Sx "実装に関する注" の節を参照してください。 .It Fl W .Nm 組み込みの内部サービスに対して TCP Wrapping をオンにします。 .It Fl c Ar maximum 同時に起動可能なサービスの、デフォルトにおける最大値を指定します。 デフォルトでは、無制限です。 サービスごとに指定される "max-child" パラメータによって上書きされ得ます。 .It Fl C Ar rate 1 分間に単一の IP アドレスから起動されるサービスのデフォルトにおける最大値 を指定します。 デフォルトは未設定です。 サービスごとに指定される "max-connections-per-ip-per-minute" パラメータによって上書きされ得ます。 .It Fl R Ar rate 1 分間に起動できる最大のサービス数を指定します。デフォルトは 256 です。 rate に 0 を指定すると、起動可能な数は無制限になります。 .It Fl s Ar maximum 単一 IP アドレスに対して同時起動可能な各サービスの最大数のデフォルト値です。 デフォルトは無限です。 「IP あたりの子の数の最大」パラメータを使用して、サービス毎に上書き可能です。 .It Fl a バインドする IP アドレスを 1 個指定します。 代りに、ホスト名を指定可能です。 この場合、ホスト名に対応する IPv4 または IPv6 のアドレスが使用されます。 通常、 .Nm が .Xr jail 8 内で起動される時点で、ホスト名が指定されます。 この場合、ホスト名は .Xr jail 8 環境に対応するものです。 .Pp ホスト名指定が使用され、IPv4 および IPv6 両方のバインドを望む場合、 .Pa /etc/inetd.conf の各サービスに対して、 各バインドに対する適切な .Em プロトコル のエントリが必要です。 例えば TCP ベースのサービスは 2 エントリが必要であり、 ひとつは .Em プロトコル に .Dq tcp4 を使用し、もうひとつは .Dq tcp6 を使用します。 後で説明する .Pa /etc/inetd.conf の .Em プロトコル フィールドを参照してください。 .It Fl p デフォルトとは異なるプロセス ID を保持するファイルを指定します。 .El .Pp .Nm は実行時に設定情報を設定ファイルから読み込みます。 デフォルトでは設定ファイルは .Pa /etc/inetd.conf です。 設定ファイルの各フィールドにはエントリが 1 つなければなりません。 各フィールドのエントリはタブやスペースで区切ります。 コメントは行頭に .Dq # をつけます。 設定ファイルのフィールドは以下のものからなります: .Pp .Bd -unfilled -offset indent -compact サービス名 ソケットタイプ プロトコル {wait|nowait}[/最大子プロセス数[/IPあたりの分あたりの最大接続数[/IPあたりの子の数の最大]]] ユーザ名[:グループ名][/ログインクラス名] サーバプログラム名 サーバプログラム引数 .Ed .Pp .Tn "ONC RPC" ベースのサービスを記述する場合には、以下のエントリを記述します。 .Pp .Bd -unfilled -offset indent -compact サービス名/バージョン ソケットタイプ RPC/プロトコル ユーザ名 サーバプログラム名 サーバプログラム引数 .Ed .Pp .Nm が起動することのできるサービスは 2 種類あります。 1 つは標準で、もう 1 つは TCPMUX です。 標準サービスには割り当てられた well-known ポートがあります。 これは公式のインターネット標準を実装したサービスや .Bx 特有のサービスです。 .Tn RFC 1078 に書かれているように、TCPMUX は非標準サービスであり、 well-known ポートが割り当てられていません。 そういった非標準サービスは、あるプログラムが .Dq tcpmux well-known ポートに接続してそのサービス名を指定したとき、 .Nm によって起動されます。 この機能はローカルに開発されたサーバを追加するときに 便利です。 TCPMUX リクエストが受理されるのは、 TCPMUX ベースのサーバに至るまでにおいて、 マルチプレクササービス自身が有効にされているときのみです。 後述の内部サービスに関する議論を参照してください。 .Pp .Em サービス名 のエントリには、 .Pa /etc/services ファイルに記述されているサービス名か、 .Ux ドメインソケット (後述) の指定が記述されます。 .Dq 内部 サービス (後述) については、 名前としてそのサービスのオフィシャル名 (すなわち .Pa /etc/services 内の最初のエントリ) を指定すべきです .Tn "ONC RPC" ベースのサービスを指定するためには、このフィールドは .Pa /etc/rpc に書かれた有効な RPC サービス名でなければなりません。 .Dq / の右の部分が RPC のバージョン番号です。バージョン番号は、 数字もしくは、バージョンの幅 (レンジ) で指定します。 幅を指定する場合は低い番号から高い番号を指定します。たとえば .Dq rusers/1-3 のように記述します。 TCPMUX サービスでは、 .Em サービス名 のフィールドは、文字列 .Dq tcpmux 、スラッシュ、そしてローカルに選ばれたサービス名から なります。 .Pa /etc/services に書かれたサービス名と .Dq help は予約済であり、ローカルなサービス名には使用できません。 TCPMUX サービスのためにユニークな名前をつけるには、 頭に組織名をつけ、末尾にバージョン番号をつけるとよいでしょう。 .Pp .Em ソケットタイプ のエントリは、 .Dq stream , .Dq dgram , .Dq raw , .Dq rdm , .Dq seqpacket のいずれかである必要があります。それぞれ、ソケットが stream, datagram, raw, reliably delivered message, sequenced packet socket である場合に対応しています。 TCPMUX サービスは .Dq stream を使わなければなりません。 .Pp .Em プロトコル のエントリには、 有効なプロトコル名か .Dq unix が記述されます。 例えば .Dq tcp や .Dq udp などです。 この場合、後方互換性のため、暗黙的に本エントリは IPv4 を意味します。 名前 .Dq tcp4 , .Dq udp4 は、IPv4 のみを指定します。 名前 .Dq tcp6 , .Dq udp6 は、IPv6 のみを指定します。 名前 .Dq tcp46 , .Dq udp46 は、エントリに IPv4 とワイルドカード .Dv AF_INET6 ソケット経由の IPv6 の両方を受理させます。 サービスが T/TCP 経由で到達可能とするためには、 .Dq tcp/ttcp を指定する必要があります。 後方互換性のため、暗黙的に本エントリは IPv4 を意味します。 名前 .Dq tcp4/ttcp は、IPv4 のみを指定し、 名前 .Dq tcp6/ttcp は、IPv6 のみを指定します。 名前 .Dq tcp46/ttcp は、エントリに IPv6 とワイルドカード .Dv AF_INET6 ソケット経由の IPv6 の両方を受理させます。 RPC ベースのサービスの場合、 .Dq rpc/tcp や .Dq rpc/udp のような指定になります。 IPv4 と IPv6 を、4, 6, 46 のいずれかのサフィックスを使用して指定可能です。 例えば .Dq rpc/tcp6 や .Dq rpc/udp46 とします。 TCPMUX サービスは .Dq tcp , .Dq tcp4 , .Dq tcp6 , .Dq tcp46 のいずれかを使用する必要があります。 .Pp .Em wait/nowait エントリは、 .Nm によって起動されたサーバがサービスアクセスポイントに 関連付けられたソケットを引き継ぐかどうか、すなわちサーバが終了するまで .Nm が新しいサービス要求を監視するのを待つ必要があるか否かを 指定します。 datagram サーバは、特定のサービスアドレスと結び付いた datagram ソケットで毎回起動されるため、 .Dq wait を使わなければなりません。こういったサーバは、終了する前に少なくとも 1 データグラムをソケットから読まなければなりません。 もし datagram サーバが相手に接続したときソケットを 解放するなら、 .Nm はソケットに対するメッセージをさらに受けることができます。 このようなサーバは .Dq マルチスレッド サーバと呼ばれます。 サーバはソケットから datagram を 1 つ読み込み、相手に接続する新しい ソケットをつくります。 サーバは fork() を行い、親プロセス側は終了しなければいけません。 これにより .Nm は新しいサービス要求をチェックし、新しいサーバを起動することが できるようになります。 入って来る全ての datagram を処理し、 時間切れまで動作する datagram サーバは、 .Dq シングルスレッド サーバと呼ばれます。 .Xr comsat 8 , .Pq Xr biff 1 , .Xr talkd 8 のユーティリティは、後者のタイプの datagram サーバの例です。 .Xr tftpd 8 ユーティリティは、マルチスレッドで動く datagram サーバの例です。 .Pp stream ソケットを使うサーバは一般にマルチスレッドで動き .Dq nowait エントリを使います。 こういったサーバへの接続要求は .Nm で受け付けられ、新たに受理し、クライアントにつながった ソケットのみがサーバに与えられます。 多くの stream ベースのサービスはこのように行われます。 .Dq wait エントリを使う stream ベースのサーバは、 サービスのソケットを監視し、少なくとも 1 つの接続要求を受け入れてから 終了しなければなりません。 そういったサーバは通常、時間切れとなるまで、入って来る要求を 受け付け処理します。 TCPMUX サービスは .Dq nowait を使わなければなりません。 .Pp .Dq nowait サービスの子プロセス (あるいは .Dq スレッド ) の最大数は、 .Dq nowait キーワードの後に .Dq / と数字を付け加えることで指定できます。 通常 (あるいは 0 が指定された場合)、子プロセスの数に制限はありません。 一方、最大数に達すると、それ以降の接続要求は、存在する子プロセスが終了するまで 待ち行列に蓄えられます。これは、 .Dq wait モードでも同様ですが、通常は 1 (デフォルトの値) 以外は意味がありません。 指定した IP アドレスからの 1 分あたりの最大接続数を指定することも可能です。 この場合、 .Dq / および最大子プロセス数を指定します。 最大値に達した場合、指定した IP アドレスからの接続は、 この 1 分が経過するまで、落とされます。 さらに、単一 IP アドレスに対して同時起動可能な各サービスの最大数の指定が、 .Dq / に続けて未完了の子プロセスの最大数を追加することで可能です。 最大値に達した場合、指定した IP アドレスからの接続は、 落とされます。 .Pp .Em ユーザ名 エントリには、サーバを実行するユーザ名を書きます。 これによりサーバを root よりも低い権限で実行できます。 オプションの .Em グループ名 部分は .Dq \&: で分けられ、 このユーザのデフォルトグループ以外のグループ名を指定可能です。 オプションの .Em ログインクラス名 部分は .Dq / で分けられ、 デフォルトの .Dq daemon 以外のログインクラス名を指定可能です。 .Pp .Em サーバプログラム名 のエントリには、ソケットに要求があったとき .Nm が起動し、当該エントリのサービスを提供する サーバプログラムのパス名を指定します。 .Nm 内部にすでに実装されているサービスを提供する場合には、サーバプログラムとして .Dq internal を指定します。 .Pp .Em サーバプログラム引数 のエントリは、サーバを起動する際の引数を、サーバプログラムの起動文字列 である argv[0] を含めて記述します。 .Nm 内部に実装されているサービスを提供する場合には、サーバプログラム引数 として、サービスの .Em サービス名 (と引数) または語 .Dq internal を指定します。 .Pp 現在、引数を取る内部サービスは .Dq auth のみです。 オプション無しだと、このサービスは常に .Dq ERROR\ : HIDDEN-USER を返します。 このサービスの動作を変更するために使用可能な引数は次の通りです: .Bl -tag -width indent .It Fl d Ar fallback .Ar fallback ユーザ名を指定します。 本物の .Dq auth サービスが (後述の .Fl r オプションで) 有効になっている場合、 ソケットの credential 取得またはユーザ名検索に失敗したときに、 エラーを返す代りにこのユーザ名を返します。 本物の .Dq auth サービスが無効になっている場合、 すべての要求に対してこのユーザ名を返します。 主に、本サービスを NAT マシン上で実行しているときに有用です。 .It Fl g ident 要求者にユーザ名を返す代りに、 アルファベットと数字からなるランダムなユーザ名を報告します。 例えば .Dq c0c993 です。 .Fl g フラグは、ユーザ名に優先するだけでなく、 .Pa .fakeid や .Pa .noident のファイルにも優先します。 .It Fl t Xo .Ar sec Ns Op . Ns Ar usec .Xc サービスのタイムアウトを指定します。 デフォルトのタイムアウトは 10.0 秒です。 .It Fl r RFC 1413 にある、真の .Dq auth サービスを提供します。残りのすべてのフラグが使用されるのは、この場合のみです。 .It Fl i ユーザ名の代りに数値のユーザ ID を返します。 .It Fl f 識別されるユーザのホームディレクトリに .Pa .fakeid というファイルがある場合、 本当のユーザ名の代りにそのファイル中のユーザ名を報告します。 .Pa .fakeid 中のユーザ名が実在するユーザのものの場合、本当のユーザ名を報告します。 .Fl i が共に指定されると、 .Pa .fakeid 中のユーザ名が既存のユーザ ID の代りにチェックされます。 .It Fl F .Fl f と同じですが、 .Pa .fakeid が実在するユーザ名にマッチしてはならないという制約が除外されます。 .It Fl n 識別されるユーザのホームディレクトリに .Pa .noident というファイルがある場合、 .Dq ERROR\ : HIDDEN-USER を返します。 これは、 .Pa fakeid ファイルに優先します。 .It Fl o Ar osname .Xr uname 3 が報告するシステム名の代りに、 .Ar osname を使用します。 .El .Pp .Nm ユーティリティはまた、内部ルーチンを用いて簡単なサービスを自身で提供します。 これらのサービスとは .Dq echo , .Dq discard , .Dq chargen (文字生成), .Dq daytime (人間が読む形式で時間を出力します), .Dq time (機械可読形式の時間。1900 年 1 月 1 日 0 時からの経過秒数を出力します) です。 これらのサービスは TCP と UDP バージョンのいずれでも利用できます。 UDP バージョンは返事のポートとして内部サービスに相当するポートを 要求されたとき、サービスを拒否します。 (これはループ攻撃に対する防護です。リモート IP アドレスは記録されます。) これらのサービスの詳細については適当な .Tn RFC ドキュメントを参照して下さい。 .Pp TCPMUX のデマルチプレクスサービスもまた内部サービスとして実装されています。 TCPMUX ベースのサービスを動作させるためには、以下の行を .Pa inetd.conf に含む必要があります: .Bd -literal -offset indent tcpmux stream tcp nowait root internal .Ed .Pp .Fl l オプションが指定された場合、 .Nm は接続を受け付けるたび、エントリを syslog に記録します。 この際、利用可能であれば、 選択されたサービスと要求を発したリモートの IP 番号を記録します。 設定ファイルで他に指定しておらず、 .Fl W と .Fl w のオプションを指定していないと、 .Nm は .Dq daemon ファシリティに対してログ出力します。 .Pp .Dv SIGHUP を受けとると、 .Nm ユーティリティは、設定ファイルを再度読み込みます。設定ファイルを 再読み込みするとき、サービスを追加、削除、変更できます。 デバッグモードで起動された場合をのぞき、 .Nm は再設定を容易にするために、プロセス ID を .Pa /var/run/inetd.pid に記録します。 .Sh 実装に関する注 .Ss TCP Wrappers .Fl w オプションが指定されたとき、 .Dq stream nowait または .Dq dgram と指定さた全サービスのうち .Dq 内部 サービス以外を、 .Nm はラッピングします (包みます)。 .Fl W オプションが指定されると、 前述の条件の .Dq 内部 サービスがラッピングされます。 両方のオプションが指定された場合、 内部サービスと外部サービスの両方をラッピングするようになります。 どちらのラッピングオプションも、失敗した接続を .Dq auth syslog ファシリティでログします。 ラッピングオプションに .Fl l フラグを追加すると、成功した接続も .Dq auth ファシリティへのログに含めるようになります。 .Pp .Dq wait サービスに対する要求は、 サービス要求に対するサーバが無い間のみ .Nm はラッピングすることに注意してください。 このようなサービスに対してひとたび接続が許されると、 接続要求に対して listen するサーバが無くなるまで、 このサービスに対する後続の接続を .Nm は制御できません。 .Pp ラッピングが有効にされた場合、この機能は組み込みであるため、 .Pa tcpd デーモンは不要です。 .Pp TCP Wrappers についての更なる情報は、関連する文書 .Pq Xr hosts_access 5 を参照してください。 この文書を読むときには、 .Dq 内部 サービスに対しては、関連するデーモン名は無いことを覚えておいてください。 このような理由で、 .Dq 内部 サービスのデーモン名としては、 .Pa inetd.conf で指定されるサービス名を使用すべきです。 .Ss TCPMUX .Tn RFC 1078 は TCPMUX プロトコルについて述べています。 「 TCP クライアントは他のホストに TCP ポート番号 1 で接続します。 -クライアントは、サービス名にを付加して送ります。 +クライアントは、サービス名に を付加して送ります。 サービス名は大文字/小文字を区別しません。 サーバは、肯定 (+) もしくは否定 (\-) を表す 1 文字を返します。 + あるいは \- のすぐ後にメッセージが続く場合があります。 -返答は で終わります。もし返答が肯定で -あれば、選択されたプロトコルが開始されます。 +返答は で終わります。 +もし返答が肯定であれば、選択されたプロトコルが開始されます。 そうでなければ接続は切られます。」 プログラムにはファイルディスクプリタ 0 と 1 で TCP コネクションが 渡されます。 .Pp TCPMUX サービス名が .Dq + で始まっているとき、 .Nm は、プログラムに肯定返答 (+) を返します。 これによって、 特別なサーバコードを追加することなく 標準入出力を使うプログラムを起動することができます。 .Pp 特別なサービス名である .Dq help により、 .Nm は .Pa inetd.conf にある TCPMUX サービスの一覧を出力します。 .Ss IPsec 本実装は、各ソケットに対する IPsec ポリシ設定のサポートのための ちょっとしたハックを含みます。 .Dq Li #@ から開始する特別な形式のコメント行が、ポリシ指示子として解釈されます。 .Dq Li #@ の後のすべてが、 .Xr ipsec_set_policy 3 に記述されているように、IPsec ポリシ文字列として使用されます。 各ポリシ指定子は、 .Pa inetd.conf 中で後続するすべての行に適用され、 これは次のポリシ指定子が登場するまで続きます。 空のポリシ指定子は、IPsec ポリシをリセットします。 .Pp 不正な IPsec ポリシ文字列が .Pa inetd.conf にあると、 .Nm は .Xr syslog 3 インタフェースを使用して エラーメッセージを残し、終了します。 .Ss Ux ドメインソケット サービスを IP ソケット上で動作させることに加え、 .Nm は .Ux ドメインソケットも扱えます。 このためには .Em プロトコル に .Dq unix を指定し、 .Ux ドメインソケットを .Em サービス名 として指定します。 .Em サービスタイプ は .Dq stream か .Dq dgram のいずれかです。 ソケットの指定は、絶対パス名であることが必要であり、 .Em :user:group:mode: の形式で所有者とモードを前に付けることが可能です。 .Pp .Dl ":news:daemon:220:/var/run/sock" .Pp という指定は、所有者が .Dq news でグループが .Dq daemon で所有者とグループのみに接続を許可するソケットを作成します。 デフォルトの所有者は、 .Nm を実行しているユーザです。 デフォルトのモードは、 ソケットの所有者のみに接続を許可するというものです。 .Pp .Sy 警告 : .Ux ドメインソケットの作成中に、 .Nm はソケットの所有者とパーミッションを変更する必要があります。 これが安全に行われるのは、 ソケットが作成されるディレクトリが root のみ書き込み可能な場合だけです。 .Nm を使用して、 .Pa /tmp 等の誰でも書き込み可能なディレクトリにソケットを作成し .Em ない でください。 代りに、 .Pa /var/run 等のディレクトリと使用してください。 .Pp 内部サービスは、通常通り、 .Ux ドメインソケットでも実行可能です。 この場合、ソケットのパス名の最後の部分から内部サービス名が判定されます。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /var/run/inetd.pid -compact .It Pa /etc/inetd.conf 設定ファイル .It Pa /etc/rpc サービス名を RPC プログラム番号に変換するテーブル .It Pa /etc/services サービス名をポート番号に変換するテーブル .It Pa /var/run/inetd.pid 現在実行中の .Nm の pid .El .Sh 使用例 次に、いくつかのサービスについて サービスエントリの 例を挙げておきます。 .Bd -literal ftp stream tcp nowait root /usr/libexec/ftpd ftpd -l ntalk dgram udp wait root /usr/libexec/ntalkd ntalkd telnet stream tcp6 nowait root /usr/libexec/telnetd telnetd shell stream tcp46 nowait root /usr/libexec/rshd rshd tcpmux/+date stream tcp nowait guest /bin/date date tcpmux/phonebook stream tcp nowait guest /usr/local/bin/phonebook phonebook rstatd/1-3 dgram rpc/udp wait root /usr/libexec/rpc.rstatd rpc.rstatd /var/run/echo stream unix nowait root internal #@ ipsec ah/require chargen stream tcp nowait root internal #@ .Ed .Sh エラーメッセージ .Nm サーバは、 .Xr syslog 3 を使ってエラーメッセージを記録します。 重要なエラーメッセージと その説明は以下の通りです。 .Pp .Bl -ohang -compact .It Xo .Ar service Ns / Ns Ar protocol .No "server failing (looping), service terminated." .Xc 直前の 1 分間に、そのサービスについての要求数が制限に達しました。 不完全なプログラムや悪意のあるユーザがシステムを ハングアップさせないために、このような制限が設けられています。 このメッセージが出力される理由はいくつかあります。 .Bl -enum -offset indent .It 短時間の間に多くのホストがこのサービスを要求している。 .It 不完全なクライアントプログラムがサービスを 頻繁に要求しすぎている。 .It 悪意あるユーザがあるプログラムを起動し、 サービスが '拒否' されるように攻撃している。 .It 起動されたサービスプログラムにエラーがあり、 クライアントがすぐにリトライを起こしてしまう。 .El .Pp .Fl R Ar rate オプションを使うと、制限を変えることができます。 制限に達したとき、10 分経つとサービスは自動的に 再許可されます。 .Pp .It Xo .Ar service Ns / Ns Ar protocol : .No \&No such user .Ar user , .No service ignored .Xc .It Xo .Ar service Ns / Ns Ar protocol : .No getpwnam : .Ar user : .No \&No such user .Xc .Xr passwd 5 データベースに .Ar user のエントリがありません。 最初のメッセージは .Nm が設定ファイルを (再度) 読み込むときに出されます。 2 つ目のメッセージは、サービスが呼び出されたときに 出されます。 .Pp .It Xo .Ar service : .No can't set uid .Ar uid .Xc .It Xo .Ar service : .No can't set gid .Ar gid .Xc .Ar user フィールドのユーザ ID もしくは グループ IDが 無効です。 .Pp .It "setsockopt(SO_PRIVSTATE): Operation not supported" .Nm ユーティリティはそのソケットに設定されている特権状態を放棄しようとしましたが、 失敗しました。 .El .Sh 関連項目 .Xr ipsec_set_policy 3 , .Xr hosts_access 5 , .Xr hosts_options 5 , .Xr login.conf 5 , .Xr passwd 5 , .Xr rpc 5 , .Xr services 5 , .Xr comsat 8 , .Xr fingerd 8 , .Xr ftpd 8 , .Xr rexecd 8 , .Xr rlogind 8 , .Xr rpcbind 8 , .Xr rshd 8 , .Xr telnetd 8 , .Xr tftpd 8 , .Rs .%A Michael C. St. Johns .%T Identification Protocol .%O RFC1413 .Re .Sh 歴史 .Nm ユーティリティは .Bx 4.3 から登場しました。 TCPMUX は Mark Lottor によるコードとドキュメントを元にしています。 .Tn "ONC RPC" ベースのサービスのサポートは、 .Tn SunOS 4.1 が供給されてから、 それにならって作られました。 IPsec のハックは、1999 年に KAME プロジェクトが提供しました。 .Fx の TCP Wrappers サポートが最初に登場したのは .Fx 3.2 です。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/ip6fw.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/ip6fw.8 index c98551befb..f7b8ce8f94 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/ip6fw.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/ip6fw.8 @@ -1,611 +1,610 @@ .\" -.\" %FreeBSD: src/sbin/ip6fw/ip6fw.8,v 1.21 2004/02/18 15:56:53 dwmalone Exp % +.\" %FreeBSD: src/sbin/ip6fw/ip6fw.8,v 1.23 2004/07/03 23:01:44 ru Exp % .\" .\" $KAME$ .\" .\" Copyright (C) 1998, 1999, 2000 and 2001 WIDE Project. .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. Neither the name of the project nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE PROJECT AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE PROJECT OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" $FreeBSD$ .\" .\" WORD: modifier 修飾子 .\" WORD: fragmented packet フラグメントパケット .\" WORD: encapsulating security payload 暗号ペイロード [IPv6] .\" WORD: no next header 次ヘッダなし [IPv6] .\" WORD: fine points 微調整 .Dd March 13, 2000 .Dt IP6FW 8 .Os .Sh 名称 .Nm ip6fw .Nd IPv6 ファイアフォール用制御ユーティリティ .Sh 書式 .Nm .Op Fl nq .Oo .Fl p Ar preproc .Oo Fl D .Ar macro Ns Op = Ns Ar value .Oc .Op Fl U Ar macro .Oc .Ar pathname .Nm .Op Fl n .Op Fl f | Fl q flush .Nm .Op Fl nq zero .Op Ar number ... .Nm .Op Fl n delete .Ar number ... .Nm .Op Fl aftN list .Op Ar number ... .Nm .Op Fl ftN show .Op Ar number ... .Nm .Op Fl nq add .Op Ar number .Ar action .Op log .Ar proto from .Ar src to .Ar dst .Op via Ar name | ipv6no .Op Ar options .Sh 解説 簡単に設定するために、ルールをファイルに格納して、最初の書式に示すように .Nm に処理させることが可能です。 絶対 .Ar pathname を使用する必要があります。 ファイルは、1 行ずつ読み込まれ、 .Nm ユーティリティへの引数に適用されます。 .Pp オプションとして、プリプロセッサを .Fl p Ar preproc で指定可能であり、ここを .Ar pathname がパイプされます。 有用なプリプロセッサには .Xr cpp 1 と .Xr m4 1 があります。 .Ar preproc の最初の文字がスラッシュ .Pq Ql / で開始しない場合、通常の .Ev PATH の名前検索が実行されます。 .Nm 実行時には (まだ) 全ファイルシステムがマウントされていない環境においては、 注意が必要です (例えば NFS 経由でマウントする場合)。 一度 .Fl p が指定されると、オプションの .Fl D と .Fl U の指定を続けることが可能であり、これらはプリプロセッサに渡されます。 これにより、設定ファイル (ローカルホスト名による条件等) が柔軟になり、 IP アドレス等の頻繁に必要となる引数を集中管理可能となります。 .Pp .Nm コードは、各パケットに対してマッチするものが見つかるまで ルールリストを走査することによって動作します。 ルールにはすべて 2 つの関連のあるカウンタがあります。 パケットカウンタとバイトカウンタです。 これらのカウンタはパケットがルールにマッチするときに 更新されます。 .Pp ルールは、 1 から 65534 までの .Dq 行番号 で序列がつけられており、 ルールを決めたり削除したりするのに使用されます。 ルールは昇順で試され、パケットに最初にマッチしたルールが 適用されます。 複数のルールが同じ行番号を共有できます。 この場合、追加した順番でルールが適用されます。 .Pp 番号をつけずにルールを足した場合、その直前のルールよりも 100 大きい番号がつけられます。 定義されたルール番号の最大値が 65434 よりも大きい場合、 新しく定義されるルールは、ルールの最後に追加されます。 .Pp delete 操作では、それが存在する場合には、 .Ar number を行番号にもつ最初のルールが削除されます。 .Pp list コマンドは、現在のルールセットを出力します。 .Pp show コマンドは `ip6fw -a list' と等価です。 .Pp zero 操作は、ルール番号 .Ar number に関連づけられたカウンタを 0 にします。 .Pp flush 操作は、すべてのルールを削除します。 .Pp .Sq # で始まるコマンドおよび空白だけのコマンドはみな 無視されます。 .Pp 次のルールは必ず存在します: .Bd -literal -offset center 65535 deny all from any to any .Ed .Pp このルールはデフォルトのポリシです。すなわち、 何も許さないということです。ルールを設定する際に あなたがすべき仕事は、このポリシを必要に合わせて 変更するということです。 .Pp 次のオプションが使用できます: .Bl -tag -width flag .It Fl a リスト中に、カウンタ値を表示します。 .Dq show コマンドを参照してください。 .It Fl f 間違って使用すると問題をひき起こす可能性のある コマンド (つまり、flush) の確認をとりません。 .Ar 注意、 プロセスに端末が割り当てられていない場合は、暗黙のうちに このオプションが指定されています。 .It Fl n コマンド文字列の文法をチェックするだけで、文字列を実際にカーネルに 渡すことはありません。 .It Fl q add 操作や zero 操作、flush 操作を行っている最中に、 そのアクションに対して何も表示しません (暗黙のうちに '-f' が指定されています)。 これは、リモートログイン時のセッションで スクリプト内で複数の ip6fw コマンドを実行したり (例えば、sh /etc/rc.firewall のように)、 たくさんの ip6fw ルールファイルを処理したりすることで ルールを調節するときに便利です。 -通常モード (冗長) で flush 操作を行うと、メッセージが出力 -されます。ルールがすべて flush されるので、ログインセッションに +通常モード (冗長) で flush 操作を行うと、メッセージが出力されます。 +ルールがすべて flush されるので、ログインセッションに メッセージを送ることができず、ログインセッションも閉じてしまいます。 そのため、残りのルールセットは処理されなくなってしまいます。 復旧には、コンソールへのアクセスが必要になります。 .It Fl t list している最中に、最後にマッチしたときのタイムスタンプを表示します。 .It Fl N 出力で、アドレスおよびサービス名を解決しようとします。 .El .Pp .Ar アクション は次の通りです。 .Bl -hang -offset flag -width 16n .It Ar allow ルールにマッチしたパケットを許可します。 そして探索を終了します。別名は .Ar pass , .Ar permit , .Ar accept です。 .It Ar deny ルールにマッチしたパケットを捨てます。 そして探索を終了します。 .Ar drop は .Ar deny の別名です。 .It Ar reject -(非推奨です) ルールにマッチしたパケットを捨てて、 +(非推奨です。) +ルールにマッチしたパケットを捨てて、 ICMPv6 の host unreachable notice メッセージを 送ろうとします。 そして探索を終了します。 .It Ar unreach code ルールにマッチしたパケットを捨てて、 ICMPv6 の unreachable notice メッセージをコード .Ar code で送ろうとします。ここで、 .Ar code は 0 から 255 までの番号もしくは次の別名のうちのいずれかです: .Ar noroute , .Ar admin , .Ar notneighbor , .Ar addr , .Ar noport 。 そして探索を終了します。 .It Ar reset TCP パケットのみです。 ルールにマッチしたパケットを捨てて、 TCP reset (RST) notice メッセージを送ろうとします。 そして探索を終了します。 .It Ar count ルールにマッチしたすべてのパケットに対するカウンタを 更新します。 探索は、次のルールへと継続します。 .It Ar skipto number .Ar number よりも小さい番号のついたルールをスキップします。 探索は .Ar number 以上の番号のついたルールへと継続します。 .El .Pp カーネルを .Dv IPV6FIREWALL_VERBOSE つきでコンパイルした場合、パケットが .Dq log キーワードつきのルールにマッチしたとき または clear/resetlog が実行されたときには、 メッセージが .Xr syslogd 8 に記録されるか、これが失敗したときにはコンソールにメッセージが表示されます。 カーネルを .Dv IPV6FIREWALL_VERBOSE_LIMIT オプションつきでコンパイルした場合、 特定のチェーンエントリに対して このオプションで指定した数だけパケットを受け取った後は ログを記録しません。 この制限に到達した場合、制限とルール番号が記録されます。 このエントリに対するカウンタをクリアすることでログの記録を再開できます。 .Pp .Xr syslogd 8 ログおよびデフォルトのログの制限を、 .Xr sysctl 8 インタフェースを介して動的に調整できます。 .Pp .Ar proto は次の通りです。 .Bl -hang -offset flag -width 16n .It Ar ipv6 すべてのパケットがマッチします。 別名 .Ar all は同じ効果を持ちます。 .It Ar tcp TCP パケットだけがマッチします。 .It Ar udp UDP パケットだけがマッチします。 .It Ar ipv6-icmp ICMPv6 パケットだけがマッチします。 .It Ar 指定したプロトコルだけがマッチします (完全なリストは .Pa /etc/protocols を参照してください)。 .El .Pp .Ar src および .Ar dst は次の通りです。 .Bl -hang -offset flag .It Ar
.Op Ar ports .El .Pp .Em
は次のように指定できます: .Bl -hang -offset flag -width 16n .It Ar ipv6no .Li fec0::1:2:3:4 という形式の IPv6 ナンバ。 .It Ar ipv6no/prefixlen .Li fec0::1:2:3:4/112 のような形式のプレフィックス長をもった IPv6 ナンバ。 .El .Pp .Dq not 修飾子をアドレスの前につけることで、マッチの意味を反転させることができます。 これによって、他のすべてのアドレスが代わりにマッチするようになります。 これは、ポート番号の選択には影響ありません。 .Pp TCP および UDP プロトコルでは、オプションで .Em ports が次のように指定できます: .Pp .Bl -hang -offset flag .It Ns {port|port-port} Ns Op ,port Ns Op ,... .El .Pp -( -.Pa /etc/services +.Pf ( Pa /etc/services より) サービス名を、 数値によるポート番号の代わりに使用できます。 範囲は最初の値としてのみ指定でき、ポートリスト長は .Dv IPV6_FW_MAX_PORTS -( -.In netinet6/ip6_fw.h +.Pf ( In netinet6/ip6_fw.h で指定) 個のポートまでに制限されています。 .Pp 0 ではないオフセットを持つ (すなわち、最初のフラグメントではない) フラグメントパケットは、1 つ以上のポートが列挙されたルールには 絶対にマッチしません。 フラグメントパケットのマッチについての詳細は .Ar frag オプションを参照してください。 .Pp ルールは、パケットが入力されるとき、および出力されるとき、 あるいはその両方ともであるときに適用されます。 .Ar in キーワードは、入力パケットにのみルールがマッチしなくては ならないことを示すものです。 .Ar out キーワードは、出力パケットにのみルールがマッチしなくては ならないことを示すものです。 .Pp あるインタフェースを通るパケットにマッチするためには、 .Ar via を使用して次のようにインタフェースを指定してください。 .Bl -hang -offset flag -width 16n .It Ar via ifX パケットは、インタフェース .Ar ifX を通らなくてはなりません。 .It Ar via if* パケットは、インタフェース .Ar ifX を通らなくてはなりません。ここで、X は任意のユニット番号です。 .It Ar via any パケットは、 .Em なんらかの インタフェースを通らなくてはなりません。 .It Ar via ipv6no パケットは、IPv6 アドレス .Ar ipv6no を持ったインタフェースを通らなくてはなりません。 .El .Pp .Ar via キーワードを使用すると、該当インタフェースは常に チェックされるようになります。 .Ar via の代わりに .Ar recv あるいは .Ar xmit を使用すると、 (それぞれ) 受信インタフェースまたは送信インタフェースだけが チェックされます。 両方を指定することで、受信インタフェース、送信インタフェースの 両方ともにパケットをマッチさせることができます。 例えば、次のようにします。 .Pp .Dl "ip6fw add 100 deny ip from any to any out recv ed0 xmit ed1" .Pp .Ar recv インタフェースは、入力パケットあるいは出力パケットのどちらかで テストされます。これに対して、 .Ar xmit インタフェースは、出力パケットでしかテストされません。 そのため、 .Ar xmit を使用する場合はいつでも .Ar out が必要です (そして、 .Ar in は不正です)。 .Ar xmit あるいは .Ar recv と一緒に .Ar via を指定するのは不正です。 .Pp パケットには、受信インタフェースあるいは送信インタフェースがない かもしれません。ローカルホストから送信されたパケットには 受信インタフェースがありません。そして、ローカルホストへ向けて 送信されたパケットには送信インタフェースがありません。 .Pp 追加の .Ar options は次の通りです。 .Bl -hang -offset flag -width 16n .It frag パケットがフラグメントであり、しかも データグラムの最初のフラグメントでなければマッチします。 .Ar frag は、 .Ar tcpflags あるいは TCP/UDP ポートの指定と一緒には使うことができません。 .It in パケットが入ってこようとしている場合にマッチします。 .It out パケットが出ていこうとしている場合にマッチします。 .It ipv6options Ar spec IPv6 ヘッダに、 .Ar spec で指定されたコンマ区切りのオプションリストの要素が含まれて いればマッチします。 サポートしている IPv6 オプションは次の通りです。 .Ar hopopt (hop-by-hop オプションヘッダ)、 .Ar route (ルーティングヘッダ)、 .Ar frag (フラグメントヘッダ)、 .Ar esp (暗号ペイロード)、 .Ar ah (認証ヘッダ)、 .Ar nonxt (次ヘッダなし)、そして .Ar opts (デスティネーションオプションヘッダ) です。 特定のオプションがないことは、 .Dq \&! で表します .Em ( "まだ動作していません" ) 。 .It established RST あるいは ACK ビットがセットされているパケットに マッチします。 .It setup SYN ビットはセットされているが ACK ビットがセットされていない パケットにマッチします。 .It tcpflags Ar spec TCP ヘッダに、 .Ar spec で指定されたコンマ区切りのフラグリストの要素が含まれていれば マッチします。 サポートしている TCP フラグは以下の通りです。 .Ar fin , .Ar syn , .Ar rst , .Ar psh , .Ar ack , そして .Ar urg です。 特定のフラグがないことは .Dq \&! を使って表します。 .Ar tcpflags 指定を含んだルールは、 0 でないオフセットを持ったフラグメントパケットには 絶対にマッチしません。 フラグメントパケットへのマッチに関する詳細は .Ar frag オプションを参照してください。 .It icmptypes Ar types ICMPv6 のタイプが .Ar types リスト中にあればマッチします。 リストには、範囲と、個々のタイプをコンマで区切ったものを、 任意に組み合わせて指定できます .El .Sh チェックリスト ここには、あなたがルールをデザインする際に考慮すべき 重要なポイントをいくつか述べてあります。 .Bl -bullet -offset flag .It 入力および出力パケットの両方をフィルタするのだということを 忘れないでください。ほとんどの接続には両方向のパケットが 必要です。 .It とても注意深くテストするのを忘れないでください。 テストする際にはコンソールの近くで行うというのが良いアイデアです。 .It ループバックインタフェースを忘れないでください。 .El .Sh 微調整 ファイアウォールが常に破棄するパケットが 1 種類あります。 それは、フラグメントオフセット 1 を持った IPv6 フラグメントです。 これは正しいパケットですが、使用方法は 1 つだけです。 それは、ファイアウォールの抜け道を探そうとすることです。 .Pp ネットワーク越しにログインしている場合は、 .Nm の KLD バージョンをロードするのは、おそらく あなたが思っているほどには簡単ではないでしょう .Em ( "サポートされていません " ) 。 次のようなコマンド行を推奨します。 .Bd -literal -offset center kldload ip6fw && \e ip6fw add 32000 allow all from any to any .Ed .Pp 同様の状況で、同じ行で .Bd -literal -offset center ip6fw flush .Ed .Pp を行うことも良くないアイデアです。 .Sh パケット変換 サポートされていません。 .Sh 使用例 このコマンドは、 .Em hacker.evil.org から .Em wolf.tambov.su の telnet ポートへの TCP パケットすべてを、このホストで フォワードしないようにします。 .Pp .Dl ip6fw add deny tcp from hacker.evil.org to wolf.tambov.su 23 .Pp 次のコマンドは、hackers ネットワーク全体から自ホストへの接続を 何であれ禁止します。 .Pp .Dl ip6fw add deny all from fec0::123:45:67:0/112 to my.host.org .Pp これは、カウント値の記録とタイムスタンプ情報を表示するための リストコマンドの良い使用例です。 .Pp .Dl ip6fw -at l .Pp あるいは、タイムスタンプなしの、短い形式のものは .Pp .Dl ip6fw -a l です。 .Sh 関連ファイル .Xr ip 4 , .Xr ipfirewall 4 , .Xr protocols 5 , .Xr services 5 , .Xr reboot 8 , .Xr sysctl 8 , .Xr syslogd 8 .Sh バグ .Em 注意 !! 注意 !! 注意 !! 注意 !! .Pp このプログラムは、あなたのコンピュータをかなり使えない状態 にしてしまう可能性があります。初めて使用する際には、 コンピュータのコンソールで作業してください。また、 理解していないことは何も .Em しないでください 。 .Pp チェーンエントリを操作 / 追加する際には、サービス名および プロトコル名は受け付けられません。 .Sh 作者 .An Ugen J. S. Antsilevich , .An Poul-Henning Kamp , .An Alex Nash , .An Archie Cobbs です。 .Pp .An -nosplit API は、BSDI 用に .An Daniel Boulet が書いたコードに基いています。 .Sh 歴史 .Nm ユーティリティは最初に .Fx 4.0 で登場しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/ipfw.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/ipfw.8 index 5c9e158cba..d78feb1ac3 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/ipfw.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/ipfw.8 @@ -1,2389 +1,2420 @@ .\" -.\" %FreeBSD: src/sbin/ipfw/ipfw.8,v 1.145 2004/06/09 20:10:37 ru Exp % +.\" %FreeBSD: src/sbin/ipfw/ipfw.8,v 1.150.2.1 2004/09/16 17:53:22 andre Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" -.Dd June 9, 2004 +.Dd September 13, 2004 .Dt IPFW 8 .Os .Sh 名称 .Nm ipfw .Nd IP ファイアウォールとトラフィックシェイパの制御プログラム .Sh 書式 .Nm .Op Fl cq .Cm add .Ar rule .Nm .Op Fl acdefnNStT .Brq Cm list | show .Op Ar rule | first-last ... .Nm .Op Fl f | q .Cm flush .Nm .Op Fl q .Brq Cm delete | zero | resetlog .Op Cm set .Op Ar number ... .Nm .Cm enable .Brq Cm firewall | one_pass | debug | verbose | dyn_keepalive .Nm .Cm disable .Brq Cm firewall | one_pass | debug | verbose | dyn_keepalive .Pp .Nm .Cm set Oo Cm disable Ar number ... Oc Op Cm enable Ar number ... .Nm .Cm set move .Op Cm rule .Ar number Cm to Ar number .Nm .Cm set swap Ar number number .Nm .Cm set show .Pp .Nm .Cm table Ar number Cm add Ar addr Ns Oo / Ns Ar masklen Oc Op Ar value .Nm .Cm table Ar number Cm delete Ar addr Ns Op / Ns Ar masklen .Nm .Cm table Ar number Cm flush .Nm .Cm table Ar number Cm list .Pp .Nm .Brq Cm pipe | queue .Ar number .Cm config .Ar config-options .Nm .Op Fl s Op Ar field .Brq Cm pipe | queue .Brq Cm delete | list | show .Op Ar number ... .Pp .Nm .Op Fl cfnNqS .Oo .Fl p Ar preproc .Oo .Ar preproc-flags .Oc .Oc .Ar pathname .Sh 解説 .Nm とそのユーティリティは .Fx の .Xr ipfw 4 ファイアウォールと .Xr dummynet 4 トラフィックシェイパを制御するユーザインタフェースです。 .Pp .Bd -ragged -offset XXXX .Em 注: このマニュアルページは 2002 年 7 月に .Fx CURRENT に導入され .Nm ipfw2 としても知られている .Nm の新バージョンについて説明しています。 .Nm ipfw2 は旧版のファイアウォール .Nm ipfw1 のスーパセットです。この 2 つの違いはセクション .Sx IPFW2 拡張 に列挙されています。古いルールセットを書き直し、より効率的にするために、 ここを読むことをお勧めします。 .Fx STABLE で .Nm ipfw2 を実行する手順については、セクション .Sx FreeBSD-STABLE で IPFW2 を使う を参照下さい。 .Ed .Pp .Nm の設定、もしくは .Em ルールセット は、1 から 65535 までの番号をつけられた .Em ルール のリストからなります。 パケットは プロトコルスタック中のいくつかの箇所から .Nm に渡されます (パケットの発信元と宛先によっては、 .Nm は同じパケットに対して複数回起動させられる可能性があります)。 ファイアウォールに渡されるパケットは ファイアウォールの .Em ルールセット 中のルールそれぞれに対して照合されます。 .Pp マッチした場合、マッチしたルールに対応するアクションが実行されます。 アクションと実際のシステムの設定によっては、 マッチしたルールの後のルールでさらに処理を行うために パケットがファイアウォールに再注入されることがあります。 .Pp .Nm ルールセットには常に .Em デフォルト ルール (番号 65535) が含まれます。 このルールは変更も削除もできず、 全パケットにマッチします。 .Em デフォルト ルールに関連付けられるアクションは .Cm deny か .Cm allow のどちらかになりますが、 これはどのようにカーネルを設定したかに依存します。 .Pp ルールセットが オプション .Cm keep-state または .Cm limit 付きのルールを含む場合、 .Nm は .Em ステートフル (状態依存型) で動作します。すなわち、あるマッチの結果、 マッチしたパケットのパラメータにちょうど一致するルールが 動的に生成されます。 .Pp これらの動的ルールの生存時間は有限で、 .Cm check-state または .Cm keep-state または .Cm limit ルールが最初に生じた場所でチェックされます。 動的ルールは、普通、正当なトラフィックをオンデマンドで ファイアウォールを通過させるために用います。 .Nm のステートフルな動作について更に情報が必要ならば、 以下の .Sx ステートフルファイアウォール セクションと .Sx 使用例 セクションを参照して下さい。 .Pp 全てのルール(動的ルールを含む)は、 関連するカウンタをいくつか持っています。それらは、 パケットカウント、バイトカウント、ログカウント、 最後にマッチした時刻を示すタイムスタンプです。 カウンタは、 .Nm コマンドによって表示することができ、またリセットすることができます。 .Pp ルールの追加は .Cm add コマンドにて可能です。 ルールひとつひとつ、またはまとめての削除は .Cm delete コマンドにて可能であり、(セット 31 以外の) すべてのルールの削除は .Cm flush コマンドにて可能です。 ルールの表示 (オプションでカウンタ内容を含めることができます) は、 .Cm show コマンドおよび .Cm list コマンドにて可能です。 最後に、カウンタのリセットは .Cm zero コマンドおよび .Cm resetlog コマンドにて可能です。 .Pp また、各ルールは 32 個の 異なる .Em セット の 1 つに所属し、 セットに対する不可分な操作、例えば 有効化・無効化・セットの入れ換え・セット内の全ルールを別のセットへ移動・ セット内の全ルールの削除などを行うための .Nm コマンドがあります。 これらは一時的な設定をインストールしたり設定のテストを行ったりするときに 便利です。 .Em セット に関する詳細はセクション .Sx ルールセット を参照して下さい。 .Pp 次のオプションが利用可能です: .Bl -tag -width indent .It Fl a ルールのリストを表示する際に、 カウンタ値を示します。 .Cm show コマンドは、このオプションを暗黙的に指定しただけのものです。 .It Fl b アクションとコメントのみを表示します。ルールのボディは表示しません。 .Fl c が暗黙のうちに指定されます。 .It Fl c ルールを入力したり参照したりするときに、 コンパクトな書式でルールを表示します。 つまり、ルールが何の追加情報も持たないときは、 オプショナルな文字列 "ip from any to any" を表示しません。 .It Fl d ルールのリストを表示する際に、 静的ルールに加えて動的ルールも表示します。 .It Fl e ルールのリストを表示する際に、 もし .Fl d オプションが指定されていれば、 期限切れの動的ルールも表示します。 .It Fl f 誤って使用すると問題を起す可能性のあるコマンド、 .No すなわち Cm flush に対して、実行の確認を行いません。 プロセスに関連付けられた tty が無い場合、このオプションが 暗黙のうちに指定されたとして処理されます。 .It Fl n コマンド文字列の文法だけをチェックし、 実際にはカーネルには渡しません。 .It Fl N 出力に含まれるアドレスとサービス名の名前解決を試みます。 .It Fl q .Cm add , .Cm zero , .Cm resetlog , .Cm flush を実行する際、動作について報告しません (暗黙のうちに .Fl f が指定されます)。 スクリプト (例えば .Ql sh\ /etc/rc.firewall ) の中で複数の .Nm コマンドを実行してルールを変更する場合や、 リモートログインセッション経由で多数の .Nm ルールを含むファイルを処理することによりルールを変更する場合に 有用です。 通常 (冗長) モードで (デフォルトカーネル設定で) flush を行った場合、 メッセージを表示します。 すべてのルールが捨てられますので、 メッセージはログインセッションへ渡せません。 つまり、リモートログインセッション経由の場合、セッションはクローズされ、 残りのルールセットは処理されません。 この状態から回復するためにはコンソールへのアクセスが必要になります。 .It Fl S ルールのリストを表示する際に、 各ルールが属する .Em セット を表示します。 このフラグが指定されていなければ、 無効化されているルールは表示されません。 .It Fl s Op Ar field パイプ経由でリスト出力している際に、4 つのカウンタの 1 つについて 整列させます (総パケット数/バイト数または現在のパケット数/バイト数)。 .It Fl t ルールのリストを表示する際に、 最後にマッチしたタイムスタンプを表示します (ctime() で変換されます)。 .It Fl T ルールのリストを表示する際に、 最後にマッチしたタイムスタンプを表示します (基準時点からの秒で表示されます)。 この書式の方が、スクリプトでの後処理に向いています。 .El .Pp 冒頭の書式の行で示したように、 設定を簡単にするため、 ルールを .Nm に処理させるファイルに記述することができます。 .Ar pathname には絶対パス名を使用する必要があります。 このファイルからは 1 行ずつ読み込まれ、 .Nm ユーティリティの引数として受け付けられます。 .Pp .Fl p Ar preproc を使用して、 .Ar pathname がパイプされるプリプロセッサを指定することもできます。 有用なプリプロセッサには、 .Xr cpp 1 と .Xr m4 1 があります。 .Ar preproc の最初の文字がスラッシュ .Pq Ql / から始まらない場合、 .Ev PATH を使用した通常の名前検索が行われます。 .Nm が実行されるときまでに全ファイルシステムが (まだ) マウントされないような環境 (例えば NFS 経由でマウントされる場合) では、このことに注意してください。 ひとたび .Fl p が指定されると、以降の引数がプリプロセッサに渡されます。 これにより、(ローカルホスト名により条件付けするなど) 柔軟性のある設定ファイルを作成可能となり、IP アドレスのように 頻繁に必要となる引数を集中管理するためのマクロを使用可能となります。 .Pp 後述の .Sx トラフィックシェイパ (DUMMYNET) 設定 セクションで示すように、 .Nm .Cm pipe および .Cm queue コマンドを使用して、トラフィックシェイパを構築可能です。 .Pp 世界とカーネルの調子が外れると、 .Nm ABI が壊れてしまい、いかなるルールも追加できなくなります。 これはブートに悪影響があり得ます。 .Nm .Cm disable .Cm firewall で、一時的にファイアウォールを無効化することで、 ネットワークアクセスを再取得して問題解決できます。 .Sh パケットフロー 1 個のパケットが、プロトコルスタックの複数の場所で、 有効なルールセットに対しチェックされます。このチェックは いくつかの sysctl 変数に基づきます。 これらの場所と変数を以下に示します。 ルールセットを正しく設計するためには、この図をよく理解する ことが大切です。 .Bd -literal -offset indent ^ to upper layers V | | +----------->-----------+ ^ V [ip_input] [ip_output] net.inet.ip.fw.enable=1 | | ^ V [ether_demux] [ether_output_frame] net.link.ether.ipfw=1 | | +-->--[bdg_forward]-->--+ net.link.ether.bridge_ipfw=1 ^ V | to devices | .Ed .Pp 上図に示されるように、 同一のパケットがファイアウォールを通過する回数は、 パケットの発信元や宛先、システムの設定により、 0 回から 4 回の範囲で変動します。 .Pp パケットがスタックを通過するにつれヘッダが削除 / 追加される 可能性があり、ヘッダがチェックに使えたり使えなかったりする ことに注意して下さい。 例えば、外から入ってくるパケットは .Cm ether_demux() から .Nm が実行されるときには MAC ヘッダを含んでいるはずですが、 その同じパケットが、 .Cm ip_input() から .Nm が実行されたときには MAC ヘッダは取り除かれているはずです。 .Pp また、各パケットは常にルールセット全体に対しチェックされることにも 注意してください。 これは、チェックが生じた場所、パケットのソースに関係ありません。 実行された箇所によっては無効となるような マッチパターンやアクション (例えば、 .Cm ip_input() 中で MAC ヘッダとマッチを試みるようなもの) をルールが含んでいるなら、そのパターンはマッチしないことになります。 とはいえ、そのようなパターンの前に .Cm not オペレータを記述すれば、このパターンは .Em 常に そのようなパケットにマッチすることになります。 したがって、必要に応じ、生じ得る場所の違いを理解して、 適切なルールセットを記述することはプログラマの責任です。 そこで .Cm skipto ルールが役に立つことでしょう。 例えば次のようにします。 .Bd -literal -offset indent # ether_demux または bdg_forward からのパケット ipfw add 10 skipto 1000 all from any to any layer2 in # ip_input からのパケット ipfw add 10 skipto 2000 all from any to any not layer2 in # ip_output からのパケット ipfw add 10 skipto 3000 all from any to any not layer2 out # ether_output_frame からのパケット ipfw add 10 skipto 4000 all from any to any layer2 out .Ed .Pp (そうです、今のところ ether_demux と bdg_forward とを 区別する方法はありません)。 .Sh 文法 一般に、各キーワードもしくは引数は、別々のコマンド行引数として与えられ、 その前や後には空白は付きません。 キーワードは、大文字小文字を区別しますが、 引数は、その性質に依存し、大文字小文字を区別するかもしれませんし、 しないかもしれません (例えば uid は区別しますが、hostname はしません)。 .Pp .Nm ipfw2 では、コンマ ',' の後に空白を入れ、行を読み易くできます。 また、コマンド全体 (フラグを含む) を、単一引数に入れられます。 例えば、次の書式は等価です: .Bd -literal -offset indent ipfw -q add deny src-ip 10.0.0.0/24,127.0.0.1/8 ipfw -q add deny src-ip 10.0.0.0/24, 127.0.0.1/8 ipfw "-q add deny src-ip 10.0.0.0/24, 127.0.0.1/8" .Ed .Sh ルール書式 .Nm ルールの書式は次の通りです。 .Bd -ragged -offset indent .Op Ar rule_number .Op Cm set Ar set_number .Op Cm prob Ar match_probability .br .Ar " " action .Op Cm log Op Cm logamount Ar number .Ar body .Ed .Pp この中で、ルールのボディ (body) は次の中からどの情報を使用して パケットをフィルタするかを指定します。 .Pp .Bl -tag -width "Source and dest. addresses and ports" -offset XXX -compact .It レイヤ 2 ヘッダフィールド 可能ならば .It IPv4 プロトコル TCP, UDP, ICMP など .It 送信元および宛先のアドレスとポート .It 方向 セクション .Sx パケットフロー を参照して下さい .It 送信および受信インタフェース 名前またはアドレス .It その他の IP ヘッダフィールド バージョン、サービスタイプ、データグラム長、識別子、 フラグメントフラグ (0 でない IP オフセット)、 生存時間 .It IP オプション .It その他の TCP ヘッダフィールド TCP フラグ (SYN, FIN, ACK, RST など)、 シーケンス番号、確認応答番号、ウィンドウ .It TCP オプション .It ICMP タイプ ICMP パケットの場合 .It ユーザ/グループ ID パケットをローカルソケットに関連づけることが可能な場合 .El .Pp 上記の情報のうち幾つか、 例えば、送信元 MAC アドレスまたは IP アドレスと TCP/UDP ポート は容易に詐称が可能であることに注意して下さい。 したがって、これらのフィールドのみでフィルタすることは 必ずしも望ましい結果を保証しません。 .Bl -tag -width indent .It Ar rule_number 各ルールは、1 から 65535 の範囲の .Ar rule_number に関連づけられており、 後者は .Em デフォルト ルールのために予約されています。 ルールはルール番号の順にチェックされます。 複数のルールが同一の番号を持つことが可能で、 その場合は追加された順序でチェックされます (表示する場合も同様です) 。 番号の指定なしでルールが入力された場合、 カーネルは、そのルールが .Em デフォルト ルールより前にあるルールの中で最後になるように割り当てます。 自動的につけられるルール番号は、 デフォルトを除いた中で最後となるルール番号を、 sysctl 変数 .Ar net.inet.ip.fw.autoinc_step の値だけ増加させて割り当てられます。 この変数のデフォルトは 100 です。 もし、この操作が (例えば許可された最大ルール番号を越えるといった理由で) 不可能であれば、 最後のデフォルトでない値が代わりに使用されます。 .It Cm set Ar set_number 各ルールは 0 から 31 の範囲の .Ar set_number に関連づけられています。 セットは個別に無効化したり有効化したりすることができます。 したがって、このパラメータは不可分なルールセット操作を行うために 必要不可欠なものです。 このパラメータを使うことで、ルールをまとめて削除することを 単純にすることもできます。 セット番号を指定せずにルールを入力した場合、 セット 0 が使用されます。 .br セット 31 は特別であり、無効化できませんし、この中のルールは .Nm ipfw flush コマンドで削除できません (しかし、 .Nm ipfw delete set 31 コマンドで削除するこはできます)。 セット 31 はまた、 .Em デフォルト ルールとしても使用されます。 .It Cm prob Ar match_probability 指定した確率 (0 から 1 までの浮動小数点数です) でしかマッチしないマッチを宣言します。 ランダムにパケットを落とす応用や、 .Xr ( dummynet 4 と共に使用して) パケット到達順序の乱れを引き起こす複数経路の効果をシミュレートする 応用など、多くの応用に有用です。 .Pp 注: この条件は、他の条件の前にチェックされます。 これには、keep-state や check-state といった副作用のあるものも含まれます。 .It Cm log Op Cm logamount Ar number パケットが .Cm log キーワードを持ったルールにマッチした場合、 メッセージが .Xr syslogd 8 に .Dv LOG_SECURITY ファシリティで記録されます。 sysctl 変数 .Em net.inet.ip.fw.verbose が 1 (カーネルが .Dv IPFIREWALL_VERBOSE でコンパイルされていればこれがデフォルトです) に設定されており、 そのルールについてこれまで記録されたパケットの数が その .Cm logamount パラメータを越えていなければ、記録が行われます。 .Cm logamount が指定されていなければ、制限は sysctl 変数 .Em net.inet.ip.fw.verbose_limit から参照されます。 両者の値が 0 であれば記録の制限は取り除かれます。 .Pp 一度制限に達したなら、 このエントリに対するロギングカウンタかパケットカウンタをクリアすれば 記録を再び有効にすることができます。 .Cm resetlog コマンドを参照して下さい。 .Pp 注: ログが実行されるのは、 すべてのパケットマッチ条件が成功裏に確認された後であり、 最後の動作 (受理や拒否等) をパケットに実施する前です。 .El .Ss ルールアクション ルールは次に示すアクションの 1 つと関連づけることができます。 これはパケットがルールのボディにマッチしたときに実行されます。 .Bl -tag -width indent .It Cm allow | accept | pass | permit ルールにマッチするパケットを受け付けます。 検索は終了します。 .It Cm check-state 動的ルールセットに対してパケットのチェックを行ないます。 マッチした場合、 その動的ルールを生成したルールに関連づけられたアクションを実行し、 マッチしなかった場合、次のルールに移ります。 .br .Cm check-state ルールはボディを持ちません。 .Cm check-state ルールが見つからないときは、 動的ルールセットは最初の .Cm keep-state ルール、もしくは .Cm limit ルールの場所でチェックされます。 .It Cm count ルールにマッチした全てのパケットのカウンタを更新します。 検索は次のルールへ続行します。 .It Cm deny | drop ルールにマッチした全てのパケットを破棄します。 検索は終了します。 .It Cm divert Ar port ルールにマッチするパケットを ポート .Ar port にバインドされている .Xr divert 4 ソケットに送出します。 検索は終了します。 .It Cm fwd | forward Ar ipaddr Ns Op , Ns Ar port マッチしたパケットの次のホップを .Ar ipaddr に変更します。 これには IP アドレスとして、数字 4 つ組形式 またはホスト名が使用できます。 このルールにマッチした場合、検索は終了します。 .Pp .Ar ipaddr がローカルアドレスの場合、マッチしたパケットはローカルマシンの .Ar port (または、ルールで指定されていない場合はそのパケットのポート番号) に転送されます。 .br .Ar ipaddr がローカルアドレスでない場合、 ポート番号は (指定されていても) 無視され、 パケットは ローカルな経路テーブルに存在するその IP に対する経路を使用して リモートアドレスに転送されます。 .br .Ar fwd ルールはレイヤ 2 パケット (それらは ether_input, ether_output, bridged で受信されます) にはマッチしません。 .br .Cm fwd アクションはパケットの内容をまったく変更しません。 実際、宛先アドレスが修正されずに残るので、 転送先システムがそのようなパケットを取り込むルールを持たない限り、 他のシステムに転送されたパケットは、通常転送先のシステムで拒否されます。 ローカルに転送されるパケットの場合、 ソケットのローカルアドレスはパケットが元々持っていた 宛先アドレスに設定されます。 このことによって .Xr netstat 1 が出力するエントリは若干奇妙な見え方になりますが、 これは透過プロキシサーバでの使用を意図しています。 .It Cm pipe Ar pipe_nr パケットを .Xr dummynet 4 .Dq パイプ (バンド幅制限、遅延などに使用されます) へ渡します。 詳しい情報については .Sx トラフィックシェイパ (DUMMYNET) 設定 セクションを参照してください。 検索は終了します。 しかし、パイプから抜けたときに .Xr sysctl 8 変数 .Em net.inet.ip.fw.one_pass がセットされていない場合、 パケットは、すぐ次のルールから始まるファイアウォールコードへ 再度渡されます。 .It Cm queue Ar queue_nr パケットを .Xr dummynet 4 .Dq キュー (WF2Q+ を使ったバンド幅制限に使用されます) へ渡します。 .It Cm reject (非推奨)。 .Cm unreach host と同義です。 .It Cm reset このルールにマッチしたパケットを破棄します。 さらに、そのパケットが TCP パケットであれば、 TCP リセット (RST) 通知を送出しようと試みます。 検索は終了します。 .It Cm skipto Ar number それ以降のルールのうち .Ar number より小さな番号のものすべてを飛び越して、 .Ar number 以上の番号のルールで最初に存在するものから、検索を継続します。 .It Cm tee Ar port このルールにマッチしたパケットの複製を、 ポート .Ar port にバインドされた .Xr divert 4 ソケットに送出します。 -検索は終了し、元のパケットは受け付けられます -(ただし、以下のセクション -.Sx バグ -を参照して下さい)。 +検索は、その次のルールへ継続されます。 .It Cm unreach Ar code このルールにマッチしたパケットを破棄し、 コード .Ar code の ICMP 到達不可通知を送出しようと試みます。 ここで .Ar code は 0 から 255 の数字、または次のエイリアスのいずれかです: .Cm net , host , protocol , port , .Cm needfrag , srcfail , net-unknown , host-unknown , .Cm isolated , net-prohib , host-prohib , tosnet , .Cm toshost , filter-prohib , host-precedence , .Cm precedence-cutoff 。 検索は終了します。 .El .Ss ルールボディ ルールのボディは 0 個以上のパターン (送信元と宛先アドレスやポートの指定、 プロトコルオプション、受信または送信インタフェースの指定など) を含みます。このパターンは パケットを識別するためにマッチしなければならないものです。 一般に、パターンは (暗黙的に) .Cm and オペレータで接続されます -- つまり、ルールがマッチするためには 全てがマッチしなければなりません。 個々のパターンには、マッチの結果を反転させるために .Cm not オペレータを前置することができます。 これは次のようになります。 .Pp .Dl "ipfw add 100 allow ip from not 1.2.3.4 to any" .Pp さらに、 次のように .Cm or オペレータを使用し、 丸括弧 () や ブレース {} で括られた内部にパターンを列挙することで、 新しいマッチパターンのセット ( .Em 論理和ブロック ) を構築することができます: .Pp .Dl "ipfw add 100 allow ip from { x or not y or z } to any" .Pp 括弧のレベルは 1 つのみが可能です。 ほとんどのシェルが丸括弧やブレースに特別な意味を持たせていることに 注意して下さい。 したがって、そのような解釈が起こらないようにバックスラッシュ \\ を その前に置くことを勧めます。 .Pp ルールのボディは、一般に送信元と宛先アドレスの指定を含まなければなりません。 キーワード .Ar any は必須フィールドの内容が重要でないことを指定するために 様々な箇所で使用することができます。 .Pp ルールボディは以下の書式で指定します。 .Bd -ragged -offset indent .Op Ar proto Cm from Ar src Cm to Ar dst .Op Ar options .Ed .Pp 最初の部分 (proto from src to dst) は .Nm ipfw1 との後方互換のためにあります。 .Nm ipfw2 では、任意のマッチパターン (MAC ヘッダ、IPv4 プロトコル、アドレス、ポートを含む) が .Ar options セクションで指定できます。 .Pp ルールフィールドは以下の意味を持ちます。 .Bl -tag -width indent .It Ar proto : protocol | Cm { Ar protocol Cm or ... } .It Ar protocol : Oo Cm not Oc Ar protocol-name | protocol-number IPv4 におけるプロトコル を、数字や名前で指定します (完全なリストは .Pa /etc/protocols を参照して下さい)。 .Cm ip または .Cm all のキーワードを使用すると、すべてのプロトコルがマッチします。 .Pp .Cm { Ar protocol Cm or ... } 書式 .Em ( 論理和ブロック ) は、簡便さのためだけに提供されており、価値が低下しています。 .It Ar src No and Ar dst : Bro Cm addr | Cm { Ar addr Cm or ... } Brc Op Oo Cm not Oc Ar ports 単一のアドレス (またはリスト、後述) で、 オプションとして、その後に .Ar ports 指示子を続けて置くことができます。 .Pp 第 2 の書式 (複数アドレス付きの .Em 論理和ブロック ) は、簡便さのためだけに提供されており、価値が低下しています。 .It Ar addr : Oo Cm not Oc Bro .Cm any | me | .Cm table Ns Pq Ar number Ns Op , Ns Ar value .Ar | addr-list | addr-set .Brc .It Cm any 任意の IP アドレスがマッチします。 .It Cm me システムのインタフェースに設定された任意の IP アドレスがマッチします。 アドレスのリストはパケットが解析されるときに評価されます。 .It Cm table Ns Pq Ar number Ns Op , Ns Ar value 検索表 .Ar number に存在するエントリに対応する任意の IP アドレスがマッチします。 オプションの 32 ビット符号なし整数 .Ar value も指定された場合には、その値のエントリにのみマッチします。 検索表に関する詳細は下記の .Sx 検索表 セクションを参照して下さい。 .It Ar addr-list : ip-addr Ns Op Ns , Ns Ar addr-list .It Ar ip-addr : 次の方法で指定される、ホストもしくはサブネットのアドレス: .Bl -tag -width indent .It Ar numeric-ip | hostname ドットで区切った数字 4 つ組またはホスト名で指定した、 1 つの IPv4 アドレスがマッチします。 ホスト名の名前解決は、そのルールがファイアウォールのリストに 追加されるときに行われます。 .It Ar addr Ns / Ns Ar masklen ベースとなる .Ar addr (ドットで区切った数字 4 つ組またはホスト名で指定します) と .Cm masklen ビット幅のマスク に一致する全てのアドレスがマッチします。 例えば、1.2.3.4/25 は 1.2.3.0 から 1.2.3.127 までの 全ての IP アドレスがマッチすることになります。 .It Ar addr Ns : Ns Ar mask ベースアドレスが .Ar addr (ドットで区切った 4 つの数字またはホスト名で指定されます) であり、マスクが .Ar mask (ドットで区切った 4 つの数字で指定されます) である全てのアドレスにマッチします。 例えば、1.2.3.4:255.0.255.0 は、1.*.3.* にマッチします。 この形式は、連続でないマスクの場合にだけ使用することを推奨します。 連続なマスクの場合は、よりコンパクトでより間違いにくい、 .Ar addr Ns / Ns Ar masklen を使います。 .El .It Ar addr-set : addr Ns Oo Ns / Ns Ar masklen Oc Ns Cm { Ns Ar list Ns Cm } .It Ar list : Bro Ar num | num-num Brc Ns Op Ns , Ns Ar list ベースアドレスが .Ar addr (ドットで区切った数字 4 つ組またはホスト名で指定します) であり、最後のバイトがブレース {} の中に列挙されている 全てのアドレスがマッチします。 ブレースと数字の間には空白を置いてはいけないことに注意して下さい (コンマの後の空白は許されています)。 リストの要素は、単一項目もしくは範囲が指定可能です。 .Ar masklen フィールドはアドレスのセットのサイズに制限をつけるために使用され、 24 から 32 の間の任意の値をとることができます。 指定されない場合 24 が仮定されます。 .br この書式は 1 つのルールでまばらなアドレス群を取り扱うときに 特に便利です。 ビットマスクを使用してマッチを行うので、 定数時間で処理でき、ルールセットの複雑さが劇的に減少します。 .br 例えば、アドレスを 1.2.3.4/24{128,35-55,89} として指定した場合、 次のアドレスがマッチします: .br 1.2.3.128, 1.2.3.35 to 1.2.3.55, 1.2.3.89 . .It Ar ports : Bro Ar port | port Ns \&- Ns Ar port Ns Brc Ns Op , Ns Ar ports (TCP や UDP などのように) ポート番号をサポートしている プロトコルについて、オプションとして、 .Cm ports を指定することができます。 1 つ以上のポートまたはポートの範囲を空白なしのコンマ区切りで指定します。 さらにオプションとして、 .Cm not オペレータを付加して指定することができます。 記号 .Ql \&- による表現は、ポート範囲 (両端含む) を指定します。 .Pp ポート数値の代わりに (ファイル .Pa /etc/services から取った) サービス名を使用できます。 ポートリストの長さは 30 ポートまたはポート範囲に制限されていますが、 ルールの .Cm options セクションで .Em 論理和ブロック を使用することにより、より広い範囲を指定することができます。 .Pp バックスラッシュ .Pq Ql \e を使用することにより、サービス名中のダッシュ .Pq Ql - 文字をエスケープ可能です (シェルから入力するとき、 シェル自身がバックスラッシュをエスケープ文字として解釈するのをさけるために、 バックスラッシュを 2 回タイプしなければなりません)。 .Pp .Dl "ipfw add count tcp from any ftp\e\e-data-ftp to any" .Pp 断片化されたパケットでオフセットが非 0 のもの (すなわち、最初の断片ではないもの) は、 1 つ以上のポート指定を持つルールにはマッチしません。 断片化されたパケットへのマッチングに関する詳細は .Cm frag オプションを参照してください。 .El .Ss ルールオプション (マッチパターン) ルール内で追加のマッチパターンを使用することができます。 これらはルール内に 0 個以上置けるので .Em オプション と呼ばれており、オプションで .Cm not オペランドを前置することができ、 .Em 論理和ブロック としてグループ化することが可能です。 .Pp 以下のマッチパターンが使用できます (アルファベット順に並べています)。 .Bl -tag -width indent .It Cm // this is a comment. 指定したテキストを、ルール中にコメントとして挿入します。 // に続くすべてがコメントとして扱われ、ルール中に格納されます。 コメントのみのルールを持つことも可能であり、それは .Cm count アクションに続いてコメントが表示されます。 .It Cm bridged ブリッジされるパケットにのみマッチします。 .It Cm dst-ip Ar ip-address 宛先 IP アドレスが引数で指定したアドレスの 1 つである IP パケットにマッチします。 .It Cm dst-port Ar ports 宛先ポートが引数で指定したポートの 1 つである IP パケットにマッチします。 .It Cm established RST か ACK ビットがセットされている TCP パケットにマッチします。 .It Cm frag IP データグラムのフラグメントであり、かつ、最初のフラグメントでない パケットにマッチします。 これらのパケットは次のプロトコルヘッダ (例えば TCP, UDP) を持たないので、 これらのヘッダを調べるオプションはマッチすることができないことに 注意して下さい。 .It Cm gid Ar group .Ar group によって送信された、またはそれに対して受信された 全ての TCP もしくは UDP パケットにマッチします。 .Ar group は名前か数値で指定することができます。 +.It Cm jail Ar prisonID +prison ID が +.Ar prisonID +である jail によって送信された、またはそれに対して受信された +全ての TCP もしくは UDP パケットにマッチします。 .It Cm icmptypes Ar types .Ar types で指定したリスト中に存在する ICMP タイプを持つ ICMP パケットにマッチします。 リストはタイプおのおのをコンマで区切ったものです。 .Em 範囲は許されません。 サポートされている ICMP タイプは次の通りです。 .Pp エコー応答 .Pq Cm 0 , 宛先到達不可 .Pq Cm 3 , 発信元抑制 .Pq Cm 4 , リダイレクト .Pq Cm 5 , エコー要求 .Pq Cm 8 , ルータ広告 .Pq Cm 9 , ルータ要請 .Pq Cm 10 , 時間超過 .Pq Cm 11 , IP ヘッダ異常 .Pq Cm 12 , タイムスタンプ要求 .Pq Cm 13 , タイムスタンプ応答 .Pq Cm 14 , インフォメーション要求 .Pq Cm 15 , インフォメーション返答 .Pq Cm 16 , アドレスマスク要求 .Pq Cm 17 , アドレスマスク応答 .Pq Cm 18 .It Cm in | out それぞれ到着または送出パケットにマッチします。 .Cm in と .Cm out は互いに排他的です (実際、 .Cm out は .Cm not in Ns として実装されています)。 .It Cm ipid Ar id-list .Cm ip_id フィールドが .Ar id-list に含まれる IP パケットにマッチします。 .Ar id-list は、単一の値か、 .Ar ports と同等の方法で指定される、値のリストか範囲です。 .It Cm iplen Ar len-list ヘッダとデータを含んだ全体の長さが .Ar len-list に含まれる IP パケットにマッチします。 .Ar len-list は、単一の値か、 .Ar ports と同等の方法で指定される、値のリストか範囲です。 .It Cm ipoptions Ar spec .Ar spec で指定したコンマ区切りリストオプションを含む IP ヘッダを持つ パケットにマッチします。 IP オプションは次のものがサポートされています: .Pp .Cm ssrr (ストリクトソースルーティング), .Cm lsrr (ルーズソースルーティング), .Cm rr (レコードルート), .Cm ts (タイムスタンプ)。 .Ql \&! を置くことで特定のオプションが存在しないという記述ができます。 .It Cm ipprecedence Ar precedence 先行フィールドが .Ar precedence に等しい IP パケットにマッチします。 .It Cm ipsec IPSEC ヒストリを持つパケットにマッチします (すなわち、入力パケットが IPSEC でカプセル化されており、 カーネルが IPSEC と IPSEC_FILTERGIF のオプションをサポートし、 正しくパケットのカプセル化を解除できた場合です)。 .Pp .Cm ipsec を指定することは、 .Cm proto Ar ipsec を指定することとは違います。 何故なら後者は、IPSEC カーネルサポートの有無および IPSEC データの正当性 にかかわらず、特定の IP プロトコルフィールドのみを見るからです。 .Pp 更に、IPSEC サポート無しのカーネルでは、 このオプションは黙って無視されることに注意してください。 この場合、このフラグを指定してもルール処理に影響が無く、あたかも .Cm ipsec フラグが指定されていないかのように当該ルールが処理されます。 .It Cm iptos Ar spec .Ar spec で指定したコンマ区切りリストのサービスタイプを含む .Cm tos フィールドを持つ IP パケットにマッチします。 サポートされているサービスの IP タイプは次の通りです。 .Pp .Cm lowdelay .Pq Dv IPTOS_LOWDELAY , .Cm throughput .Pq Dv IPTOS_THROUGHPUT , .Cm reliability .Pq Dv IPTOS_RELIABILITY , .Cm mincost .Pq Dv IPTOS_MINCOST , .Cm congestion .Pq Dv IPTOS_CE 。 .Ql \&! を置くことで特定のオプションが存在しないという記述ができます。 .It Cm ipttl Ar ttl-list 生存時間が .Ar ttl-list に含まれる IP パケットにマッチします。 .Ar ttl-list は、単一の値か、 .Ar ports と同等の方法で指定される、値のリストか範囲です。 .It Cm ipversion Ar ver IP バージョンフィールドが .Ar ver である IP パケットにマッチします。 .It Cm keep-state マッチする際に、ファイアウォールは動的ルールを作成します。 作成されるルールは、デフォルトでは、同じプロトコルを使用している 発信元と宛先 IP/ポート間での双方向のトラフィックにマッチするような 動作となります。 -このルールには有限の生存時間 ( -.Xr sysctl 8 +このルールには有限の生存時間 +.Pf ( Xr sysctl 8 変数の集合により制御されます) があり、 生存時間はマッチするパケットが見つかるたびにリフレッシュされます。 .It Cm layer2 レイヤ 2 のパケット、 つまり、 ether_demux() と ether_output_frame() から .Nm へ渡されるパケットのみにマッチします。 .It Cm limit Bro Cm src-addr | src-port | dst-addr | dst-port Brc Ar N ファイアウォールは、 このルールで指定したものと同じパラメータの集合を持つ接続を、 .Ar N 個だけ許可します。 1 つ以上の発信元と宛先アドレスおよびポートが指定できます。 .It Cm { MAC | mac } Ar dst-mac src-mac 与えられた .Ar dst-mac アドレスと .Ar src-mac アドレスを持つパケットにマッチします。 アドレスは、 .Cm any キーワード (任意の MAC アドレスにマッチします) または コロンで区切った 16 進数 6 個の組で指定します。 この 6 個組アドレスの後ろには、オプションとして、 重要なビットを表現するマスクをつけることができます。 マスクは次のいずれかの方法で指定可能です: .Bl -enum -width indent .It スラッシュ .Pq / に続けて、重要なビット数を指定します。 例えば、重要なビットが 33 ビットであるアドレスは次のように指定します: .Pp .Dl "MAC 10:20:30:40:50:60/33 any" .Pp .It アンパサンド .Pq & に続けて、 コロン区切りの 6 組の 16 進数として指定されるビットマスクを指定します。 例えば、最後の 16 ビットが重要であるアドレスは次のように指定します: .Pp .Dl "MAC 10:20:30:40:50:60&00:00:00:00:ff:ff any" .Pp 多くのシェルでアンパサンド文字は特別な意味を持ちますので、 普通はエスケープが必要であることに注意してください。 .Pp .El MAC アドレスの順序 (宛先が最初で 2 番目に発信元) は 物理的な線上のものと同じですが、 IP アドレスで使用されるものとは反対であることに注意して下さい。 .It Cm mac-type Ar mac-type イーサネットタイプフィールドが 引数で指定したものの 1 つと一致する パケットにマッチします。 .Ar mac-type は .Cm port numbers と同じ方法で指定します (つまり、単一の値または範囲が、1 個以上コンマで区切られたものです)。 .Em vlan , ipv4 , ipv6 のような既知の値に対しては、シンボル名称を使用することができます。 値は 10 進数か 16 進数 (0x が頭につく場合) で入力することができ、 常に 16 進数で出力されます (これは .Cm -N オプションが使用されていない場合です。 .Cm -N オプションが使用されるとシンボル名称の解決が試みられます)。 .It Cm proto Ar protocol 対応する IPv4 のプロトコルを持つパケットがマッチします。 .It Cm recv | xmit | via Brq Ar ifX | Ar if Ns Cm * | Ar ipno | Ar any 指定したインタフェースから 受信したパケット、送信したパケット、通過したパケットが それぞれマッチします。 インタフェースの指定は、正確な名前 .Ns No ( Ar ifX Ns No ) 、 またはデバイス名 .Ns No ( Ar if Ns Ar * Ns No ) 、 IP アドレスで行なうか、 もしくは何らかのインタフェースを通じて行ないます。 .Pp .Cm via キーワードにより、指定したインタフェースが常にチェックされる ことになります。 .Cm recv や .Cm xmit が .Cm via の代わりに使用された場合、 それぞれ、受信インタフェースのみ、または送信インタフェース のみがチェックされます。 両方とも指定した場合、 送信インタフェースと受信インタフェースの両方に基づく パケットのマッチが可能になります。 例えば次のようになります。 .Pp .Dl "ipfw add deny ip from any to any out recv ed0 xmit ed1" .Pp .Cm recv インタフェースは到着または送出パケットのどちらかについて 検査することができますが、 .Cm xmit インタフェースは送出パケットのみについて検査することができます。 したがって .Cm xmit を使用する場合には .Cm out は必須です (そして .Cm in は無効となります)。 .Pp パケットが受信インタフェースや送信インタフェースを持たないことがあります。 ローカルホストから発生したパケットは受信インタフェースを持ちませんし、 ローカルホストに到着する予定のパケットは送信インタフェースを持ちません。 .It Cm setup SYN ビットがセットされているが ACK ビットを持たない TCP パケットにマッチします。 これは .Dq Li tcpflags\ syn,!ack の短縮形です。 .It Cm src-ip Ar ip-address 引数で指定したアドレスの 1 個を発信元 IP として持つ IP パケットがマッチします。 .It Cm src-port Ar ports 引数で指定したポートの 1 個を発信元ポートとして持つ IP パケットがマッチします。 .It Cm tcpack Ar ack TCP パケットのみです。 TCP ヘッダの確認応答番号フィールドが .Ar ack に設定されていればマッチします。 .It Cm tcpflags Ar spec TCP パケットのみです。 TCP ヘッダが .Ar spec で指定したコンマ区切りのフラグのリストを含んでいればマッチします。 サポートされている TCP フラグは次の通りです。 .Pp .Cm fin , .Cm syn , .Cm rst , .Cm psh , .Cm ack , .Cm urg 。 .Ql \&! を置くことで特定のフラグが存在しないという記述ができます。 .Cm tcpflags の指定を含むルールは、0 でないオフセットを持つフラグメントパケットには 決してマッチすることはありえません。 フラグメントパケットのマッチについての詳細は .Cm frag オプションを参照して下さい。 .It Cm tcpseq Ar seq TCP パケットのみです。 TCP ヘッダのシーケンス番号フィールドが .Ar seq に設定されていればマッチします。 .It Cm tcpwin Ar win TCP パケットのみです。 TCP ヘッダのウィンドウフィールドが .Ar win に設定されていればマッチします。 .It Cm tcpoptions Ar spec TCP パケットのみです。 .Ar spec で指定したコンマ区切りのオプションのリストが TCP ヘッダに含まれていればマッチします。 サポートされている TCP オプションは次の通りです。 .Pp .Cm mss (最大セグメントサイズ), .Cm window (TCP ウィンドウ広告), .Cm sack (選択的 ACK), .Cm ts (RFC1323 タイムスタンプ), .Cm cc (RFC1644 T/TCP コネクションカウント)。 .Ql \&! を置くことで特定のオプションが存在しないという記述ができます。 .It Cm uid Ar user .Ar user が送信したまたは受信する、 すべての TCP パケットと UDP パケットにマッチします。 .Ar user は、名前でも ID 番号でもマッチします。 .It Cm verrevpath 内向きパケットに対しては、パケットのソースアドレスに対し、 経路テーブルが検索されます。 パケットがシステムに入って来たインタフェースと、 経路の出力インタフェースがマッチする場合、 パケットはマッチします。 インタフェースがマッチしない場合、パケットはマッチしません。 外向きパケットや、入力インタフェースを持たないパケットは、マッチします。 .Pp このオプションの名称と機能は、意図的に下記 Cisco IOS コマンドと同じです: .Pp .Dl ip verify unicast reverse-path .Pp 本オプションは、このインタフェースのものではないソースアドレスを持つパケットを すべて拒否する対スプーフィングルールを作成するのに使用可能です。 +.Cm antispoof +オプションも参照して下さい。 .It Cm versrcreach 内向きパケットに対しては、パケットのソースアドレスに対し、 経路テーブルが検索されます。 -ソースアドレスへの経路は存在するがデフォルトの経路でない場合、 -パケットはマッチします。 +ソースアドレスへの経路は存在するが、デフォルトの経路でない場合や +ブラックホール経路、拒否されてる経路である場合に、パケットはマッチします。 そうでなければ、パケットはマッチしません。 外向きパケットはすべてマッチします。 .Pp このオプションの名称と機能は、意図的に下記 Cisco IOS コマンドと同じです: .Pp .Dl ip verify unicast source reachable-via any .Pp 本オプションは、ソースアドレスが到達可能でないパケットを すべて拒否する対スプーフィングルールを作成するのに使用可能です。 +.It Cm antispoof +内向きパケットに対しては、パケットのソースアドレスが直接接続されている +ネットワークに属するものかどうか確認します。 +ネットワークが直接接続されていれば、パケットを受信したインタフェースは +ネットワークに接続されているインタフェースと比較されます。 +受信インタフェースと直接接続されているインタフェースが同一でなければ、 +パケットはマッチしません。 +そうでなければパケットはマッチします。 +外向きパケットはすべてマッチします。 +.Pp +本オプションは、直接接続されたネットワークから来たふりをしているのに +そのインタフェース経由で入ってきていないパケットを +すべて拒否する対スプーフィングルールを作成するのに使用可能です。 +本オプションは +.Cm verrevpath +と似ていますが、ソースアドレスすべての代わりに、 +直接接続されたネットワークのソースアドレスを持つパケットを対象とするので +より限定的です。 .El .Sh 検索表 検索表は分散した大量のアドレス、典型的には 100 から数千のエントリを 取り扱うのに便利です。 0 から 127 までの 128 個の異なる検索表を持てます。 .Pp 各エントリは .Ar addr Ns Op / Ns Ar masklen で表され、 (ドットで区切った数字 4 つ組もしくはホスト名で指定された) ベースアドレス .Ar addr と .Ar masklen ビット幅のマスクで表されるアドレスすべてにマッチします。 .Ar masklen が指定されていなければ、デフォルトは 32 です。 表で IP アドレスを検索する場合には、最も限定されたエントリがマッチします。 各エントリには、32 ビット符号なし整数 .Ar value が関連づけられ、ルールマッチコードによりチェックされる場合があります。 ルールが追加された時に .Ar value が指定されていなければ、デフォルトは 0 です。 .Pp エントリは .Pq Cm add で表に追加でき、 .Pq Cm delete で表から削除できます。 表は .Pq Cm list で確認でき、 .Pq Cm flush でフラッシュします。 .Pp 内部的には、各表は経路テーブル .Xr ( route 4 を参照して下さい) と同じように基数木で保持されています。 .Sh ルールのセット 各ルールは 32 個の異なる .Em セット のひとつに属しています。セットには 0 から 31 までの番号をつけられています。 セット 31 はデフォルトルールのために予約されています。 .Pp デフォルトでは、 新規のルールを入力する際に .Cm set N アトリビュートを使用しなければ、 ルールはセット 0 に置かれます。 セットは個別に、かつ、不可分に有効化したり無効化したりできるので、 この機構によって、ファイアウォールの設定を複数個格納し、 それらを素早く (かつ不可分に) 切り替えるための方法が 簡単になります。 セットを有効化/無効化するコマンドは次の通りです。 .Bd -ragged -offset indent .Nm .Cm set Oo Cm disable Ar number ... Oc Op Cm enable Ar number ... .Ed .Pp ここでは複数の .Cm enable または .Cm disable セクションが指定可能です。 コマンドで指定したセット全てについて、 コマンドは不可分に実行されます。 デフォルトでは全てのセットは有効化された状態です。 .Pp セットを無効化すると、ファイアウォールの設定中にそのルールが 存在しないかのように振る舞います。 ただし例外が 1 つだけあります。 .Bd -ragged -offset indent 無効化される以前にルールから生成された動的ルールは、 期限切れとなるまではまだ活動可能な状態です。 動的ルールを削除するためには、 そのルールを生成した親ルールを明示的に削除しなければなりません。 .Ed .Pp ルールのセット番号は次のコマンドで変更できます。 .Bd -ragged -offset indent .Nm .Cm set move .Brq Cm rule Ar rule-number | old-set .Cm to Ar new-set .Ed .Pp また、次のコマンドを使用して 2 つのルールセットを 不可分に入れ換えることができます。 .Bd -ragged -offset indent .Nm .Cm set swap Ar first-set second-set .Ed .Pp ルールのセットの使い方のいくつかは、 .Sx 使用例 セクションを参照して下さい。 .Sh ステートフルファイアウォール ステートフルオペレーションは、 与えられたパターンにマッチするパケットが検出されたときに、 ファイアウォールが特定のフローについてのルールを動的に 作成するための方法です。 ステートフルオペレーションに対するサポートは .Nm ルール の .Cm check-state , keep-state, limit オプションを通じて提供されます。 .Pp 動的ルールが生成されるのは、パケットが .Cm keep-state や .Cm limit ルールにマッチしたときで、その結果、 与えられた .Em protocol を持ち、 .Em src-ip/src-port dst-ip/dst-port のアドレスの組の間のパケット全てのみにマッチする .Em 動的 -ルールが生成されます ( -.Em src +ルールが生成されます +.Pf ( Em src と .Em dst はここでは最初にマッチしたアドレスを区別するためにのみ 使用しています。その後、両者は完全に等価になります)。 動的ルールは最初に .Cm check-state, keep-state, limit が生じたところでチェックされ、 マッチした際に実行されるアクションは親ルールと同じものになります。 .Pp 動的ルールでは、プロトコル、IP アドレス、ポート以外の 属性がチェックされないことに注意して下さい。 .Pp 動的ルールの典型的な使い方は、 ファイアウォールの設定を閉じた状態にしておきつつ、 内部ネットワークからの最初の TCP SYN パケットに、 そのフローに対する動的ルールをインストールさせ、 そのセッションに属するパケットがファイアウォールを 通過できるようにするというものです。 .Pp .Dl "ipfw add check-state" .Dl "ipfw add allow tcp from my-subnet to any setup keep-state" .Dl "ipfw add deny tcp from any to any" .Pp 同様なアプローチが UDP に対しても使えます。 内部から来た UDP パケットに動的ルールをインストールさせ、 その応答がファイアウォールを通過するようにします。 .Pp .Dl "ipfw add check-state" .Dl "ipfw add allow udp from my-subnet to any keep-state" .Dl "ipfw add deny udp from any to any" .Pp 動的ルールは、ある時間の後、期限切れとなります。 その時間は、 フローの状態といくつかの .Cm sysctl 変数の設定に依存します。 詳細はセクション .Sx sysctl 変数 を参照して下さい。 TCP セッションでは、 動的ルールに対し、定期的にキープアライブパケットを送出させるように 指示し、期限切れになる頃にルールの状態をリフレッシュさせることが できます。 .Pp 動的ルールの使用方法に関する他の例は セクション .Sx 使用例 を参照して下さい。 .Sh トラフィックシェイパ (DUMMYNET) 設定 .Nm は、 .Xr dummynet 4 トラフィックシェイパへのユーザインタフェースも提供します。 .Pp .Nm dummynet の動作は、まずファイアウォールを用いてパケットをクラス分けし、 それらを .Em フロー(flow) に分割します。その際に、 .Nm ルールで使用できる如何なるマッチパターンをも使用できます。 ローカルポリシにより、フロー 1 個に TCP コネクション 1 個の パケットを含めることもできますし、指定したホストのパケットでも、 サブネット全体のパケットでも、あるプロトコルタイプのパケットでも 含めることができます。 .Pp 同一のフローに属するパケットは、その後、トラフィックへの制限を 実装する 2つのオブジェクトのいずれか一方に渡されます。 .Bl -hang -offset XXXX .It Em pipe パイプ (pipe) は、指定したバンド幅、伝搬遅延、キューサイズ、 パケット損失率を持つリンク 1 個をエミュレートします。 クラス分けを受けた後、パケットは、パイプに入る前にキューに蓄えられ、 パイプのパラメータに従いパイプ中を伝送されます。 .Pp .It Em queue キュー (queue) は、WF2Q+ (Worst-case Fair Weighed Fair Queueing: 最悪均等重み付け均等待ち行列) ポリシを実装するために用いる抽象化です。 このポリシは、WFQ ポリシの効率的な変種です。 .br キューは .Em 重み (weight) とパイプの参照を、個々のフローに対応付けます。 同じパイプに結合されバックログを持つ (キューにパケットがある) フロー全てで、それぞれの重みに比例してそのパイプのバンド幅を 山分けします。 重みは優先度ではないことに注意して下さい。大きい重みを持つフローが ずっとバックログを抱えていたとしても、それより軽い重みを持つ フローも、バンド幅を自分の割合の分は得ることは保証されます。 .Pp .El 実際の使い方として、 .Em pipe を使い、フローが取り得るバンド幅にハードリミットを設けることができます。 一方で、 .Em queue を使い、異なるフローがどのようにして利用可能なバンド幅を山分けするかを 決定することができます。 .Pp .Em pipe と .Em queue の設定コマンドは次の通りです。 .Bd -ragged -offset indent .Cm pipe Ar number Cm config Ar pipe-configuration .Pp .Cm queue Ar number Cm config Ar queue-configuration .Ed .Pp 次のパラメータをパイプに対して設定可能です。 .Pp .Bl -tag -width indent -compact .It Cm bw Ar bandwidth | device バンド幅で、単位は .Sm off .Op Cm K | M .Brq Cm bit/s | Byte/s .Sm on です。 .Pp 値 0 (デフォルト) は無限のバンド幅を意味します。 単位は、次の .Pp .Dl "ipfw pipe 1 config bw 300Kbit/s" .Pp のように、数値の直後に続けて書く必要があります。 次の .Pp .Dl "ipfw pipe 1 config bw tun0" .Pp のように、数値の代りにデバイス名を指定した場合、 送信クロックは指定したデバイスから与えられます。 現在のところ、 .Xr tun 4 デバイスのみがこの機能を提供しており、 .Xr ppp 8 と組み合わせて使用します。 .Pp .It Cm delay Ar ms-delay 伝達遅延時間であり、ミリ秒単位で指定します。 値は、クロックティックの倍数 (典型的には 10ms ですが、 カーネルを .Dq "options HZ=1000" で動作させて精度を 1ms かそれ以下にすると良い ことが経験的に知られています) に丸められます。 デフォルト値は 0 であり、遅延無しを意味します。 .El .Pp 次のパラメータをキューに対して設定できます。 .Pp .Bl -tag -width indent -compact .It Cm pipe Ar pipe_nr キューを指定したパイプに接続します。 複数のキュー (同じ重みの場合も異なる重みの場合もあります) を同一のパイプに接続することができます。 パイプはキューの集合に対する集約されたレートを指定します。 .Pp .It Cm weight Ar weight このキューにマッチするフローに適用する重みを指定します。 重みは 1 から 100 の範囲でなければならず、 デフォルトは 1 です。 .El .Pp 最後に、次のパラメータをパイプやキューに対して設定できます。 .Pp .Bl -tag -width XXXX -compact .Pp .It Cm buckets Ar hash-table-size 様々なキューを格納するハッシュ表のサイズを指定します。 デフォルトは 64 で、 .Xr sysctl 8 変数 .Em net.inet.ip.dummynet.hash_size によって制御されます。 指定可能な範囲は 16 から 65536 までです。 .Pp .It Cm mask Ar mask-specifier .Nm ルールにより 指定したパイプもしくはキューに対して送られたパケットを、さらに 複数のフローにクラス分けすることができます。その後、それぞれの パケットは、異なる .Em 動的な パイプもしくはキューに送られます。 フロー識別子は、パイプもしくはキューの設定中の .Cm mask オプションの指定に応じて IP アドレス、ポート、プロトコルタイプをマスクすることにより 構築されます。 異なるフロー識別子それぞれに対し、新しいパイプもしくはキューが 元となるオブジェクトと同一のパラメータとともに生成され、 マッチするパケットがそこに送られます。 .Pp このようにして、 .Em 動的パイプ を使用するとき、フローそれぞれはパイプで指定したものと 同じバンド幅を得ます。一方、 .Em 動的キュー を使用する時、フローそれぞれは、同じキューにより生成された 他のフローと、親パイプのバンド幅を均等に山分けします (異なる重みを 持つ他のキューが同じパイプに接続される場合があることに 注意して下さい)。 .br 使用可能なマスク指定子は、次を組み合わせたものです。 .Pp .Cm dst-ip Ar mask , .Cm src-ip Ar mask , .Cm dst-port Ar mask , .Cm src-port Ar mask , .Cm proto Ar mask , .Cm all .Pp 最後の指定子は、 すべてのフィールドのすべてのビットが検査されることを意味しています。 .Pp .It Cm noerror パケットが dummynet のキューやパイプによって落されたとき、 通常は、 デバイスキューが一杯になったときに生じるのと同様な形で、 エラーがカーネル内の呼び出し元ルーチンに報告されます。 このオプションを設定すると、 パケットの配送に成功したかのように報告されます。 これは、 遠隔地にあるルータでの損失や輻輳をシミュレートしたいという 一部の実験的な設定のために必要とされています。 .Pp .It Cm plr Ar packet-loss-rate パケットの損失率です。 引数 .Ar packet-loss-rate は 0 から 1 までの浮動小数点数で、 0 は損失がないことを、1 は 100% 失われることを意味します。 損失率は内部的には 31 ビットで表現されています。 .Pp .It Cm queue Brq Ar slots | size Ns Cm Kbytes スロット数 .Ar slots または .Cm KBytes で表したキューのサイズです。 デフォルトは 50 スロットで、 これはイーサネットデバイスにおける典型的なキューのサイズです。 低速リンクのためにキューのサイズを小さいままにしておくことが推奨されます。 そうしないとキューの遅延がトラフィックに及ぼす影響が 著しくなるかもしれません。 例えば、最大サイズのイーサネットパケット (1500 バイト) が 50 個のとき、 600Kbit、 つまり 30Kbit/秒 のパイプで 20 秒ということになります。 それよりもずっと大きな MTU を持ったインタフェース (例えばループバックインタフェースは 16KB パケットです) からパケットを受け取る場合、さらに悪い結果となることがあります。 .Pp .It Cm red | gred Ar w_q Ns / Ns Ar min_th Ns / Ns Ar max_th Ns / Ns Ar max_p RED (Random Early Detection) キュー管理アルゴリズムを使用します。 .Ar w_q と .Ar max_p は 0 から 1 (0 を含みません) の範囲の浮動小数点数であり、 .Ar min_th と .Ar max_th はキュー管理用の閾値を指定する整数です (キューがバイト数で指定された場合は閾値はバイトで計算され、 そうでない場合はスロット数で計算されます)。 .Xr dummynet 4 は、gentle RED という変型 (gred) もサポートします。 RED の動作を制御するために、3 個の .Xr sysctl 8 変数を使用可能です。 .Bl -tag -width indent .It Em net.inet.ip.dummynet.red_lookup_depth リンクがアイドルの時の、平均キューの計算精度を指定します (デフォルトは 256 であり、0 より大きい必要があります) .It Em net.inet.ip.dummynet.red_avg_pkt_size パケットサイズの平均の期待値を指定します (デフォルトは 512 であり、0 より大きい必要があります) .It Em net.inet.ip.dummynet.red_max_pkt_size パケットサイズの最大値の期待値を指定します。 キューの閾値がバイトの場合のみ使用されます (デフォルトは 1500 であり、0 より大きい必要があります) .El .El .Sh チェックリスト ルールを構成する際に考慮すべき重要な点をいくつか述べます。 .Bl -bullet .It かならず送信パケットと受信パケットの両方のパケットをフィルタリングします。 ほとんどのネットワークコネクションではパケットが双方向に流れることが必要です。 .It テストは細心の注意を払って行ないます。テストの際にはコンソールの近くにいる のがよいでしょう。 コンソールに近寄れない場合、 .Pa /usr/share/examples/ipfw/change_rules.sh にあるような自動回復スクリプトを使用してください。 .It ループバックインタフェースのことを忘れてはなりません。 .El .Sh 細かい事柄 .Bl -bullet .It フラグメント化されたデータグラムが無条件で破棄される状況があります。 TCP パケットは、最低 20 バイトの TCP ヘッダを含まない場合、破棄されます。 UDP パケットは、完全な 8 バイトの UDP ヘッダを含まない場合、破棄されます。 ICMP パケットは、4 バイトの ICMP ヘッダ、 すなわち ICMP タイプとコードとチェックサムを含まない場合、破棄されます。 これらのパケットは、単に .Dq pullup failed としてログされます。 何故なら、パケット中に有意なログエントリを生成するだけの有用なデータが 含まれないかもしれないためです。 .It 無条件で破棄されるもう 1 種類のパケットは、 フラグメントオフセットが 1 の TCP パケットフラグメントです。 これはパケットとしては有効なものですが、利用目的はファイアウォールを かいくぐることしかありません。 ログが有効な場合、 これらのパケットはルール -1 により破棄されたと報告されます。 .It ネットワーク越しにログインしている場合、 .Xr kld 4 バージョンの .Nm をロードすることはそれほど単純なことではありません。 以下のコマンドを奨めます。 .Bd -literal -offset indent kldload ipfw && \e ipfw add 32000 allow ip from any to any .Ed .Pp これに引続き、同じような状況で .Bd -literal -offset indent ipfw flush .Ed .Pp とするのは良くありません。 .It システムセキュリティレベルが 3 以上に設定されている場合、 .Nm フィルタリストを変更できません (システムセキュリティレベルについては .Xr init 8 を参照してください)。 .El .Sh パケットの行き先変更 指定されたポートにバインドされた .Xr divert 4 ソケットは、 そのポートへ行き先変更されたパケットを、 全部受けとります。 宛先ポートにバインドされたソケットがない場合や、 カーネルがパケットの行き先変更ソケットをサポートするようには コンパイルされていない場合、 パケットは破棄されます。 .Sh SYSCTL 変数 .Xr sysctl 8 変数の集合は、ファイアウォールと 関連するモジュール ( .Nm dummynet, bridge ) の動作を制御します。 デフォルト値と意味と共に、これらを以下に列挙します (どの値が実際に使用されるかは .Xr sysctl 8 で確認してください)。 .Bl -tag -width indent .It Em net.inet.ip.dummynet.expire : No 1 未処理のトラフィックを持たない動的パイプ/キューを怠惰に削除します。 この変数を 0 に設定することでこの動作を無効にすることができます。 この場合、パイプ/キューは閾値に達した場合にのみ削除されることになります。 .It Em net.inet.ip.dummynet.hash_size : No 64 動的パイプ/キューに使用されるハッシュ表のデフォルトの大きさです。 この値はパイプ/キューを設定するときに .Cm buckets オプションが指定されなかった場合に使用されます。 .It Em net.inet.ip.dummynet.max_chain_len : No 16 ハッシュバケット (hash bucket) 内のパイプ/キューの最大個数の値です。 .Cm net.inet.ip.dummynet.expire=0 であっても、積 .Cm max_chain_len*hash_size が空のパイプ/キューが期限切れになったとする閾値を決定するのに使用されます。 .It Em net.inet.ip.dummynet.red_lookup_depth : No 256 .It Em net.inet.ip.dummynet.red_avg_pkt_size : No 512 .It Em net.inet.ip.dummynet.red_max_pkt_size : No 1500 RED アルゴリズムで使う損失確率の計算に使用されるパラメータです。 .It Em net.inet.ip.fw.autoinc_step : No 100 ルール番号を自動生成する際のルール番号間の増分です。 この値は 1 から 1000 の範囲でなければなりません。 この変数は .Nm ipfw2 にのみ存在し、 .Nm ipfw1 では差分は 100 に固定されています。 .It Em net.inet.ip.fw.curr_dyn_buckets : Em net.inet.ip.fw.dyn_buckets 動的ルールのハッシュ表内の現在のバケットの個数です (読み出しのみ可能)。 .It Em net.inet.ip.fw.debug : No 1 .Nm が生成するデバッグメッセージを制御します。 .It Em net.inet.ip.fw.dyn_buckets : No 256 動的ルールで使用されるハッシュ表に含まれるバケットの個数です。 2 の累乗でなければならず、上限は 65536 です。 全ての動的ルールが期限切れとなったときにのみ効果が現れるので、 確実にハッシュ表のサイズが変更されるようにするには .Cm flush コマンドを使用するべきでしょう。 .It Em net.inet.ip.fw.dyn_count : No 3 現在の動的ルールの数です (読み込み専用)。 .It Em net.inet.ip.fw.dyn_keepalive : No 1 TCP セッションにおいて .Cm keep-state ルールのためのキープアライブパケットを生成するようにします。 キープアライブパケットは ルールの生存時間が残り 20 秒となったときに 接続の両端に向けて 5 秒毎に 生成されます。 .It Em net.inet.ip.fw.dyn_max : No 8192 動的ルールの最大値です。この限界にいきつくと、 古いルールが無効になるまでは、それ以上、動的ルールを 組み込むことはできません。 .It Em net.inet.ip.fw.dyn_ack_lifetime : No 300 .It Em net.inet.ip.fw.dyn_syn_lifetime : No 20 .It Em net.inet.ip.fw.dyn_fin_lifetime : No 1 .It Em net.inet.ip.fw.dyn_rst_lifetime : No 1 .It Em net.inet.ip.fw.dyn_udp_lifetime : No 5 .It Em net.inet.ip.fw.dyn_short_lifetime : No 30 これらの値は、動的ルールの生存時間を秒単位でコントロールします。 最初の SYN 交換の際には生存時間が短期 (short) になり、 その後互いの SYN が検出された後は増加させられ、 最後の FIN 交換の間、 または RST を受信した際に再び減らされます。 .Em dyn_fin_lifetime および .Em dyn_rst_lifetime は厳密に 5 秒 (キープアライブを繰り返す周期) より短くなければなりません。 ファイアウォールではこれが強制されます。 .It Em net.inet.ip.fw.enable : No 1 ファイアウォールを有効にします。 この変数を 0 に設定すると、 マシンがコンパイル時に有効の設定がされている場合であっても、 ファイアウォールがない状態で実行されます。 .It Em net.inet.ip.fw.one_pass : No 1 設定されている場合、 .Xr dummynet 4 パイプから出てくるパケットは 再度ファイアウォールを通過することはありません。 そうでない場合、 パイプアクションの後、 パケットは次のルールでファイアウォールに再注入されます。 .It Em net.inet.ip.fw.verbose : No 1 冗長メッセージを有効にします。 .It Em net.inet.ip.fw.verbose_limit : No 0 冗長出力を行うように設定されたファイアウォールが 生成するメッセージ数を制限します。 .It Em net.link.ether.ipfw : No 0 .Nm がレイヤ 2 パケットを通すかどうかを制御します。 デフォルトは no です。 .It Em net.link.ether.bridge_ipfw : No 0 .Nm がブリッジされたパケットを通すかどうかを制御します。 デフォルトは no です。 .El .Sh FreeBSD-STABLE で IPFW2 を使う .Nm ipfw2 は、 .Fx CURRENT で標準となっていますが、 .Fx STABLE では、 カーネルを .Cm options IPFW2 を付けてコンパイルし、 .Nm /sbin/ipfw と .Nm /usr/lib/libalias を .Cm -DIPFW2 を付け (buildworld の前に .Nm /etc/make.conf に .Cm IPFW2=TRUE を追加しておくことで同じ効果を得ることができます) 再コンパイル、再インストールしない限り、 今でも .Nm ipfw1 を使用します。 .Pp .Sh IPFW2 拡張 このセクションでは .Nm ipfw2 で導入され、 .Nm ipfw1 には存在しなかった機能の一覧を示します。 ここではルールセットを記述する際に影響が大きいと思われる順に示します。 より効果的なやり方でルールセットを記述するために これらの機能を使用したいと思うかもしれません。 .Bl -tag -width indent .It 文法とフラグ .Nm ipfw1 は、 .Fl n フラグ (文法チェックのみ) をサポートしませんし、 コンマの後の空白をサポートしませんし、 単一引数中での全ルールフィールドをサポートしません。 .Nm ipfw1 では -p フラグ (プリプロセッサ) とともに -f フラグ (強制) を指定することはできません。 .Nm ipfw1 は -c (コンパクト) フラグをサポートしません。 .It 非 IPv4 のパケットの取り扱い .Nm ipfw1 -は全ての非 IPv4 パケットを黙って受け付けます ( -.Nm ipfw1 +は全ての非 IPv4 パケットを黙って受け付けます +.Pf ( Nm ipfw1 は .Em net.link.ether.bridge_ipfw=1 Ns の場合にのみ非 IPv4 パケットを参照します)。 .Nm ipfw2 は 全てのパケット (非 IPv4 パケットを含む) を ルールセットにしたがってフィルタします。 .Nm ipfw1 と同じような動作をさせたい場合は ルールセットの先頭で次のようにします。 .Pp .Dl "ipfw add 1 allow layer2 not mac-type ip" .Pp .Cm layer2 オプションは冗長であるように見えますが、必要です。 レイヤ 3 からファイアウォールを通るパケットは MAC ヘッダを持たないので、 .Cm mac-type ip パターンはレイヤ3のパケットに対して常に失敗します。 つまり、 .Cm not オペレータをおくと全てを通過させるルールになってしまいます。 .It 宛先 .Nm ipfw1 はアドレスセットや宛先リストをサポートしていません。 .Pp .It ポートの指定 .Nm ipfw1 では TCP と UDP のポートを指定する際に 指定できるポート範囲は 1 つだけでした。 また、 .Nm ipfw2 で 30 エントリ可能であるのに対し、10 エントリに制限されていました。 また、 .Nm ipfw1 では .Cm tcp または .Cm udp パケットを要求するルールの場合に限って ポートを指定することが可能です。 .Nm ipfw2 では全てのパケットにマッチさせるルールでポートの指定を行うことが可能で、 マッチはポート識別子を含んだプロトコルを運ぶパケットのみに適用されます。 .Pp 最後に、 .Nm ipfw1 では 最初のポートエントリを .Ar port:mask と指定することができました。 ここで .Ar mask は任意の 16 ビットマスクが使用可能です。 この文法が有用であるかどうかは疑問なので .Nm ipfw2 ではもはやサポートされていません。 .It 論理和ブロック .Nm ipfw1 は論理和ブロックをサポートしていません。 .It キープアライブ .Nm ipfw1 は状態依存セッションのためのキープアライブを生成しません。 結果として、 休止状態のセッションは 動的ルールの生存時間が期限切れとなるために 落されることがあります。 .It ルールセット .Nm ipfw1 はルールセットを実装していません。 .It MAC ヘッダによるフィルタとレイヤ 2 のファイアウォール .Nm ipfw1 は MAC ヘッダフィールドによるフィルタを実装していませんし、 .Cm ether_demux() と .Cm ether_output_frame() からのパケットによっても起動しません。 sysctl 変数 .Em net.link.ether.ipfw はここでは何の効果もありません。 .It オプション .Nm ipfw1 では、次のオプションは単一値のみ受け付けます: .Pp .Cm ipid, iplen, ipttl .Pp 次のオプションは .Nm ipfw1 では実装されていません: .Pp .Cm dst-ip, dst-port, layer2, mac, mac-type, src-ip, src-port .Pp さらに、次のオプションは RELENG_4 の .Nm ipfw1 では実装されていません: .Pp .Cm ipid, iplen, ipprecedence, iptos, ipttl, .Cm ipversion, tcpack, tcpseq, tcpwin .It dummynet オプション .Nm dummynet パイプ/キュー用の次のオプションはサポートされていません。 .Pp .Cm noerror .El .Sh 使用例 .Nm はあまりにも多くの使用方法があるので このセクションでは使用例のほんの一部を示すのみにしておきます。 .Pp .Ss 基本的なパケットフィルタリング 次のコマンドは .Em cracker.evil.org から .Em wolf.tambov.su の telnet ポートへ送られるすべての TCP パケットを拒否するルールを追加します。 .Pp .Dl "ipfw add deny tcp from cracker.evil.org to wolf.tambov.su telnet" .Pp 次のコマンドはクラッカーのネットワーク全体からホスト my への すべてのコネクションを拒否します。 .Pp .Dl "ipfw add deny ip from 123.45.67.0/24 to my.host.org" .Pp 最初に効率良く (動的ルールを用いずに) アクセスを制限する方法は、 次のルールを用いることです。 .Pp .Dl "ipfw add allow tcp from any to any established" .Dl "ipfw add allow tcp from net1 portlist1 to net2 portlist2 setup" .Dl "ipfw add allow tcp from net3 portlist3 to net3 portlist3 setup" .Dl "..." .Dl "ipfw add deny tcp from any to any" .Pp 最初のルールは通常の TCP パケットにすぐにマッチしますが、 最初の SYN パケットにはマッチしません。 指定した発信元/宛先の組の SYN パケットのみ、次の .Cm setup ルールにマッチします。これら以外の SYN パケットは、最後の .Cm deny ルールにより却下されます。 .Pp もし、1 つ以上のサブネットの管理者なら、 .Nm ipfw2 の文法の利点を活用して アドレスセットと論理和ブロックを指定することで、 次のように、 クライアントのブロックにサービスを選択的に利用可能とする 極めてコンパクトなルールセットを記述することができます。 .Pp .Dl "goodguys=\*q{ 10.1.2.0/24{20,35,66,18} or 10.2.3.0/28{6,3,11} }\*q" .Dl "badguys=\*q10.1.2.0/24{8,38,60}\*q" .Dl "" .Dl "ipfw add allow ip from ${goodguys} to any" .Dl "ipfw add deny ip from ${badguys} to any" .Dl "... normal policies ..." .Pp .Nm ipfw1 の文法では、 上の例では各 IP に別々のルールを用意する必要があります。 .Pp .Cm verrevpath オプションを使用し、下記をルールセットの先頭に置くことで、 自動的な対スプーフィングが可能になります: .Pp .Dl "ipfw add deny ip from any to any not verrevpath in" .Pp このルールは、変なインタフェースからシステムに来たように見える 内向きパケットをすべて落とします。 例えば、保護された内部ネットワーク上のホストに属するソースアドレスを持つ パケットは、外部インタフェースからシステムに入ろうとした場合、落とされます。 +.Pp +.Cm antispoof +オプションを下記をルールセットの先頭に追加することで、 +同様のことが行なえますが、より限定された対スプーフィングが可能になります: +.Pp +.Dl "ipfw add deny ip from any to any not antispoof in" +.Pp +このルールは、他の直接接続されたシステムから変なインタフェースに来たように見える +内向きパケットをすべて落とします。 +例えば、ソースアドレスが +.Li 192.168.0.0/24 +であり +.Li fxp0 +で受信するように設定されているのに +.Li fxp1 +で受信されたパケットは落とされます。 .Ss 動的ルール にせの TCP パケットを含む怒涛の攻撃 (flood attack) から サイトを保護するために、次の動的ルールを用いた方が安全です。 .Pp .Dl "ipfw add check-state" .Dl "ipfw add deny tcp from any to any established" .Dl "ipfw add allow tcp from my-net to any setup keep-state" .Pp これらのルールにより、ファイアウォールは、自分たちのネットワークの 内側から到着する通常の SYN パケットで始まるコネクションに対して のみ動的ルールを組み込みます。動的ルールは、最初の .Cm check-state ルール、または、 .Cm keep-state ルールに遭遇した時点でチェックされます。 ルールセットのスキャン量を最小にするために、 .Cm check-state ルールは、ルールセットの最初のほうに置くことになるのが普通です。 実際の燃費は変動します。 .Pp ユーザが開ける接続数を制限するには、次のタイプのルールを使用可能です。 .Pp .Dl "ipfw add allow tcp from my-net/24 to any setup limit src-addr 10" .Dl "ipfw add allow tcp from any to me setup limit src-addr 4" .Pp 前者 (ゲートウェイ上で動作することを仮定) は、/24 ネット上の各ホストが 最大 10 個の TCP 接続を開くことを許します。 後者は、サーバ上に設定可能であり、 単一のクライアントが同時に 4 個を越える接続を使用できないようにします。 .Pp .Em 注意 : ステートフルなルールは、怒涛の SYN 攻撃により極めて大量の動的ルールを 作ってしまい、サービス不能攻撃を受けることになる可能性があります。 ファイアウォールの動作をコントロールする .Xr sysctl 8 変数に従いファイアウォールが動作することによって、 このような攻撃の影響を部分的にでも制限することはできます。 .Pp ここで、カウントされている情報とタイムスタンプ情報を見る .Cm list コマンドのよい例を示します。 .Pp .Dl ipfw -at list .Pp これはタイムスタンプを省略して次のように指定できます。 .Pp .Dl ipfw -a list .Pp これは次の指定と等価です。 .Pp .Dl ipfw show .Pp 次のルールは 192.168.2.0/24 からのすべての受信パケットを、5000 番のポートに 行き先変更するものです。 .Pp .Dl ipfw divert 5000 ip from 192.168.2.0/24 to any in .Pp .Ss トラフィックシェイパ 次のルールは、 .Nm と .Xr dummynet 4 をシミュレーションなどで使う際の使用方法を示しています。 .Pp このルールは 5% の確率でランダムにパケットを落します。 .Pp .Dl "ipfw add prob 0.05 deny ip from any to any in" .Pp 同様の効果は dummynet パイプで実現可能です。 .Pp .Dl "ipfw add pipe 10 ip from any to any" .Dl "ipfw pipe 10 config plr 0.05" .Pp 人工的にバンド幅を制限するためにパイプを使用可能です。 例えばルータとして動作するマシン上で、 192.168.2.0/24 上のローカルクライアントからのトラフィックを制限したい場合、 次のようにします。 .Pp .Dl "ipfw add pipe 1 ip from 192.168.2.0/24 to any out" .Dl "ipfw pipe 1 config bw 300Kbit/s queue 50KBytes" .Pp .Cm out 指示子を使用して、ルールが 2 度使われないようにしていることに 注意してください。 .Nm ルールは、実際には、 入力パケットと出力パケットの両方に適用されることを覚えておいてください。 .Pp バンド幅に制限がある双方向リンクをシミュレートする場合、 正しい方法は次の通りです。 .Pp .Dl "ipfw add pipe 1 ip from any to any out" .Dl "ipfw add pipe 2 ip from any to any in" .Dl "ipfw pipe 1 config bw 64Kbit/s queue 10Kbytes" .Dl "ipfw pipe 2 config bw 64Kbit/s queue 10Kbytes" .Pp 例えば、あなたの装飾的なウェブページが 低速リンクのみで接続されている在宅ユーザにどう見えているか 知りたい場合などに、 上述の方法は非常に有用かもしれません。 半二重メディア (例えば appletalk, Ethernet, IRDA) をシミュレートしたい 場合を除き、単一のパイプを両方の方向に使用すべきではありません。 両方のパイプが同じ設定である必要はないので、 非対称リンクもシミュレート可能です。 .Pp RED キュー管理アルゴリズムを使用してネットワーク性能を検証するには、 次のようにします。 .Pp .Dl "ipfw add pipe 1 ip from any to any" .Dl "ipfw pipe 1 config bw 500Kbit/s queue 100 red 0.002/30/80/0.1" .Pp トラフィックシェイパの他の典型的な応用は、 いくばくかの通信遅延を導入することです。 これは、バンド幅よりも接続のラウンドトリップ時間が制約要因となる ことがしばしばという状況下で、 遠隔手続き呼び出しを多用するアプリケーションに対し 非常に大きな影響を与えます。 .Pp .Dl "ipfw add pipe 1 ip from any to any out" .Dl "ipfw add pipe 2 ip from any to any in" .Dl "ipfw pipe 1 config delay 250ms bw 1Mbit/s" .Dl "ipfw pipe 2 config delay 250ms bw 1Mbit/s" .Pp フローごとのキューはさまざまな用途に有用です。 非常に単純な用途は、トラフィックの集計です。 .Pp .Dl "ipfw add pipe 1 tcp from any to any" .Dl "ipfw add pipe 1 udp from any to any" .Dl "ipfw add pipe 1 ip from any to any" .Dl "ipfw pipe 1 config mask all" .Pp 上述のルールセットは、 すべてのトラフィックに対するキューを生成 (して統計情報を収集) します。 パイプには制限をつけていないので、統計情報を集める効果しかありません。 最後のルールだけでなく 3 個のルールが必要なことに注意してください。 .Nm が IP パケットのマッチを試みるときにポートを考慮しないため、 別々のポート上の接続が違うものとして見えません。 .Pp より洗練された例は、 ネットワークの出力トラフィックを、 ネットワーク毎に制約するのではなく、ホスト毎に制約するものです。 .Pp .Dl "ipfw add pipe 1 ip from 192.168.2.0/24 to any out" .Dl "ipfw add pipe 2 ip from any to 192.168.2.0/24 in" .Dl "ipfw pipe 1 config mask src-ip 0x000000ff bw 200Kbit/s queue 20Kbytes" .Dl "ipfw pipe 2 config mask dst-ip 0x000000ff bw 200Kbit/s queue 20Kbytes" .Ss ルールセット ルールセットを不可分に追加するには、 例えばセット 18 なら、次のようにします。 .Pp .Dl "ipfw set disable 18" .Dl "ipfw add NN set 18 ... # 必要に応じて繰り返す" .Dl "ipfw set enable 18" .Pp ルールセットを不可分に削除するには、単に次のコマンドでよいです。 .Pp .Dl "ipfw delete set 18" .Pp ルールセットのテストを行ったり、 何か間違いがあった場合にルールセットを削除して制御を回復するには、 次のようにします。 .Pp .Dl "ipfw set disable 18" .Dl "ipfw add NN set 18 ... # 必要に応じて繰り返す" .Dl "ipfw set enable 18; echo done; sleep 30 && ipfw set disable 18" .Pp ここで各設定がうまくいった場合、 \&"sleep" が終了する前に control-C を押すと、 ルールセットは活動状態のままとなります。 そうでない場合、 たとえ箱にアクセスすることができなかったとしても、 ルールセットは sleep が終了した後で無効な状態になるので 以前の状態が復元されます。 .Sh 関連項目 .Xr cpp 1 , .Xr m4 1 , .Xr bridge 4 , .Xr divert 4 , .Xr dummynet 4 , .Xr ip 4 , .Xr ipfirewall 4 , .Xr protocols 5 , .Xr services 5 , .Xr init 8 , .Xr kldload 8 , .Xr reboot 8 , .Xr sysctl 8 , .Xr syslogd 8 .Sh バグ 年月とともに文法が大きくなり、ときどき訳がわからないところも あるかもしれません。 不幸にして、後方互換性のために昔しでかした文法定義の誤りを 訂正できないでいます。 .Pp .Em !!! 警告 !!! .Pp ファイアウォールを誤って設定するとコンピュータが 使用不能な状態になり、 ことによると、ネットワークサービスを停止させてしまい、 制御を回復するためにコンソールアクセスが必要となってしまう 可能性があります。 .Pp .Cm divert -によって行き先を変更されるか -.Cm tee -された、入ってきたパケットの断片 (フラグメント) は、 +によって行き先を変更された入力パケットの断片 (フラグメント) は、 ソケットに配送される前に再構成されます。 これらのパケットで使用されるアクションは パケットの最初のフラグメントにマッチしたルールのものです。 .Pp -.Cm tee -ルールにマッチするパケットは、 -即時に受理されるべきではなく、ルールリストを更に通るべきです。 -これは、以降のバージョンで修正されるかもしれません。 -.Pp ユーザランドへ向けられ、 ユーザランドのプロセス によって再投入されるパケットは、 パケットの発信元インタフェースを含む パケット属性のいろいろを失っています。 パケットの始点インタフェース名は、8 バイト未満であって、 ユーザランドのプロセスが保存しこれを sockaddr_in で再使用するのであれば、 保持されます .Xr ( natd 8 はそうします)。 さもなくば、この情報は失われます。 パケットがこの方法で再投入された場合、 後のルールは正しく適用されないかもしれません。 ルールの並びにおける .Cm divert ルールの順序は非常に重要なものとなります。 .Sh 作者 .An Ugen J. S. Antsilevich , .An Poul-Henning Kamp , .An Alex Nash , .An Archie Cobbs , .An Luigi Rizzo . .Pp .An -nosplit API は .An Daniel Boulet が BSDI 用に記述したコードに基づいています。 .Pp .Xr dummynet 4 トラフィックシェイパは Akamba Corp. がサポートしました。 .Sh 歴史 .Nm は、 .Fx 2.0 で最初に現れました。 .Xr dummynet 4 は .Fx 2.2.8 から導入されました。 ステートフル拡張は、 .Fx 4.0 から導入されました。 .Nm ipfw2 は 2002 年夏に導入されました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/jail.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/jail.8 index 2a47fc3a56..61d69adb04 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/jail.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/jail.8 @@ -1,543 +1,564 @@ .\" .\" Copyright (c) 2000, 2003 Robert N. M. Watson .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHOR AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" .\" ---------------------------------------------------------------------------- .\" "THE BEER-WARE LICENSE" (Revision 42): .\" wrote this file. As long as you retain this notice you .\" can do whatever you want with this stuff. If we meet some day, and you think .\" this stuff is worth it, you can buy me a beer in return. Poul-Henning Kamp .\" ---------------------------------------------------------------------------- .\" -.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/jail/jail.8,v 1.56 2004/06/05 20:27:10 ru Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/jail/jail.8,v 1.58 2004/08/15 08:21:50 maxim Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .Dd December 12, 2001 .Dt JAIL 8 .Os .Sh 名称 .Nm jail .Nd プロセスとその子孫を閉じ込める .Sh 書式 .Nm .Op Fl i -.Op Fl u Ar username | Fl U Ar username +.Op Fl l Fl u Ar username | Fl U Ar username .Ar path hostname ip-number command ... .Sh 解説 .Nm ユーティリティはプロセスとその将来の子孫を閉じ込めます。 .Pp オプションは次の通りです: .Bl -tag -width ".Fl u Ar username" .It Fl i 新規に作成された jail (牢屋) に対し、jail の識別子を出力します。 +.It Fl l +きれいな環境でプログラムを実行します。 +.Ev HOME , +.Ev SHELL , +.Ev TERM , +.Ev USER +以外の環境は捨てられます。 +.Ev HOME +と +.Ev SHELL +はターゲットログインのデフォルトの値に設定されます。 +.Ev USER +はターゲットログインに設定されます。 +.Ev TERM +は現在の環境からインポートされます。 +ターゲットログインのログインクラスケーパビリティデータベースからも +環境変数が設定されます。 .It Fl u Ar username ホスト環境から .Ar command を実行するユーザ名。 .It Fl U Ar username jail された環境から .Ar command を実行するユーザ名。 .It Ar path jail の根となるディレクトリ。 .It Ar hostname jail のホスト名。 .It Ar ip-number jail に割り当てられた IP 番号。 .It Ar command 実行されるべきプログラムのパス名。 .El .Pp 典型的には、jail は、2 つの哲学のうちの 1 つを使用して設定されます。 それぞれ、特定の単一アプリケーションを束縛すること、 様々なデーモンやサービスが動作する .Dq 仮想システムイメージ を作成することです。 どちらの場合であっても、 必要なコマンドラインツール、デーモン、ライブラリ、 アプリケーション設定ファイル等が利用可能となるために、 十分完全にインストールされた .Fx のファイルシステムが必要です。 しかしながら、仮想サーバ設定では、 .Dq ブート 処理の設定のために、もっと多くの作業が必要です。 このマニュアルページは 両者をサポートするための設定ステップを記述していますが、 個別の要件に応じて設定ステップを最適化できるかもしれません。 .Pp 詳細は .Xr jail 2 のマニュアルページを参照してください。 .Sh 使用例 .Ss jail 用ディレクトリツリー設定 この例は、 .Fx 配布物全体を含む jail 用ディレクトリツリーをどのように構築するかを示しています: .Bd -literal D=/here/is/the/jail cd /usr/src mkdir -p $D make world DESTDIR=$D cd etc make distribution DESTDIR=$D mount_devfs devfs $D/dev cd $D ln -sf dev/null kernel .Ed .Pp 注: jail に対し、devfs 中の適切なデバイスのみが見えるようになっている ことが重要です。 jail 中でのディスクデバイスへのアクセスを許すと、 jail 中のプロセスが jail 外のファイルを修正することで、 jail の砂箱を通り抜けてしまうかもしれません。 devfs ルールを使用することで、 jail 毎の devfs 中のエントリへのアクセスを制限する方法については、 .Xr devfs 8 を参照してください。 .Pp 多くの場合、この例の方法では、 必要をはるかに越えた数のものを jail に入れてしまうでしょう。 もう一方の極端な例では、jail はただ 1 個のファイルのみを保持します: すなわち jail の中で実行する実行形式 1 個だけです。 .Pp .Dq 太い jail から開始して動かなくなるまで徐々にものを削除していく方が、 .Dq 細い jail から開始して動くようになるまで徐々にものを追加していくよりも かなり簡単ですので、試すにはお勧めですが、また用心することもお勧めします。 .Ss jail の設定 jail 用ディレクトリツリーの構築のためには、 .Sx jail 用ディレクトリツリー設定 に記述されている手順を実行してください。 この例では、jail された IP アドレス用に .Pa /data/jail/192.168.11.100 に構築するものと仮定します。 以降、 あなたが必要とするディレクトリ、IP アドレス、ホスト名で置き換えてください。 .Ss ホスト環境の設定 まず、実システムの環境を .Dq jail に適した環境 にします。 一貫性のために、親となる実マシンを .Dq ホスト環境 と呼び、jail される仮想マシンを .Dq jail 環境 と呼びます。 jail は IP エイリアスを使用して実装されていますので、 最初にすべきことのひとつは、 ホストシステムの IP サービスで、 全ローカル IP アドレスに対してサービスを listen しているものを、 無効化することです。 特定の IP アドレスではなくすべての利用可能な IP アドレスに bind する ネットワークサービスがホスト環境上に存在する場合、 そのサービスは jail IP アドレスに送られた要求にサービス可能です。 これは、 .Xr inetd 8 を修正して、適切な IP アドレスのみ listen させるといった ことを意味します。 次の設定を、ホスト環境の .Pa /etc/rc.conf に追加します: .Bd -literal -offset indent sendmail_enable="NO" inetd_flags="-wW -a 192.168.11.23" rpcbind_enable="NO" .Ed .Pp この例では、 .Li 192.168.11.23 はホストシステムの元々の IP アドレスです。 .Xr inetd 8 から実行されるデーモンは、指定されたホスト IP アドレスを使用するよう、 簡単に設定可能です。 他のデーモンは手動での設定が必要です \(em いくつかに対しては、 .Xr rc.conf 5 フラグエントリにて可能ですが、他のものに対してはアプリケーション毎の 設定ファイルをいじるか、再コンパイルが必要です。 次のよく使われるサービスは、個別の設定ファイルを修正して、 アプリケーションが特定の IP アドレスだけを listen するようにすべきです: .Pp .Xr sshd 8 の設定には .Pa /etc/ssh/sshd_config の修正が必要です。 .Pp .Xr sendmail 8 の設定には .Pa /etc/mail/sendmail.cf の修正が必要です。 .Pp .Xr named 8 の設定には .Pa /etc/namedb/named.conf の修正が必要です。 .Pp さらに、多くのサービスは、ホスト環境で動作させるために、 再コンパイルが必要です。 これには、 -.Xr rpcbind 8, +.Xr rpcbind 8 , .Xr nfsd 8 , .Xr mountd 8 といった、 .Xr rpc 3 を使用してサービスを提供するほとんどのアプリケーションが含まれます。 一般に、bind する IP アドレスを指定不可能なアプリケーションは、 jail IP アドレスに対して送られた要求にもそれらがサービスするのでない限り、 ホスト環境で実行すべきではありません。 ホスト環境からの NFS にサービスしようとすると、 混乱が生じるかもしれませんし、 特定の IP だけを使用するようには簡単には再設定できません。 これは、NFS のサービスには、直接カーネルが実行するものがあるからです。 ホスト環境内で動作している すべてのサードパーティネットワークソフトウェアもまた確認および設定して、 すべての IP アドレスに bind しないようにすべきです。 結果として、これらのサービスもまた、 jail 環境から提供されているように見えるでしょう。 .Pp ひとたびこれらのデーモンが無効化またはホスト環境内に固定化されたなら、 後の混乱 (jail へメールを送るときに、jail の sendmail がダウンしていて、 メールがホストへ配送されてしまうなど) の可能性を減らすために、 リブートして全デーモンが既知の状態となるようにするのが最良です。 .Ss jail の設定 最初に jail を起動するときには、 ネットワークインタフェースを設定しないでください。 これは、ネットワークインタフェースを少し整理したり、 アカウントを設定するためです。 どんなマシンでも (仮想であってもそうでなくても)、 root のパスワードやタイムゾーンといった情報を設定する必要があるでしょう。 これらのステップのいくつかは、 完全な仮想サーバを jail 内に作成したい場合にのみあてはまります。 残りは、単一アプリケーションの束縛にも、 仮想サーバの構築にも、あてはまります。 .Pp jail 内でシェルを起動します: .Pp .Dl "jail /data/jail/192.168.11.100 testhostname 192.168.11.100 /bin/sh" .Pp エラーがなければ、jail 内のシェルプロンプトで終わるでしょう。 ここで、 .Pa /usr/sbin/sysinstall を実行し、インストール後の設定で様々な設定オプションを設定できます。 また、同様のことを実現するために、 .Pa /etc/rc.conf 等を手動で編集できます。 .Pp .Bl -bullet -offset indent -compact .It 空の .Pa /etc/fstab を作成し、fstab が存在しないという起動警告を解消します (仮想サーバのみ)。 .It ポートマッパを無効化します .Pa ( /etc/rc.conf : .Li rpcbind_enable="NO" ) (仮想サーバのみ)。 .It .Xr newaliases 1 を実行し、 .Xr sendmail 8 の警告を解消します。 .It -インタフェース設定を無効化し、ifconfig 関連の起動警告を解消します +インタフェース設定を無効化し、 +.Xr ifconfig 8 +関連の起動警告を解消します .Pq Li network_interfaces="" (仮想サーバのみ)。 .It .Pa /etc/resolv.conf を設定し、jail 内の名前解決が正しく動作するようにします。 .It root のパスワードを設定します。 実ホストシステムとは異なっても良いです。 .It タイムゾーンを設定します。 .It jail 環境内のユーザにユーザアカウントを追加します。 .It jail 環境に必要なパッケージを追加します。 .El .Pp パッケージ固有の設定 (ウェブサーバや SSH サーバ等) や、 好みのログを取るための .Pa /etc/syslog.conf の修正等を行ってください。 仮想サーバを使っていない場合、ホスト環境の .Xr syslogd 8 が jail 環境の syslog ソケットを listen するように変更したいかもしれません。 この例では、syslog ソケットは .Pa /data/jail/192.168.11.100/var/run/log に格納されます。 .Pp シェルから抜ければ、jail はシャットダウンします。 .Ss jail の開始 jail を再開し、 全デーモンと他のプログラムと共に環境を立ち上げる準備ができました。 jail 内で単一アプリケーションを実行する場合、 下記の例の .Pa /etc/rc を、アプリケーション起動のコマンドで置き換えてください。 仮想サーバ環境の立ち上げるために、 .Pa /etc/rc が実行され、様々なデーモンやサービスを起動します。 これを実行するには、まず仮想ホストのインタフェースを立ち上げ、 それから jail の .Pa /etc/rc スクリプトを jail 内から実行します。 .Pp 注: 信頼できないユーザに jail 内で root アクセスを許す予定なら、 .Va security.jail.set_hostname_allowed sysctl 変数を 0 に設定することを検討すると良いでしょう。 管理に関する後述の議論を参照して、何故これが良い考えなのかを理解してください。 この変数を設定することにしたならば、 すべての jail の起動前にこれを設定することが必要であり、 またブートの度に 1 度必要です。 .Bd -literal -offset indent ifconfig ed0 inet alias 192.168.11.100/32 mount -t procfs proc /data/jail/192.168.11.100/proc jail /data/jail/192.168.11.100 testhostname 192.168.11.100 \\ /bin/sh /etc/rc .Ed .Pp ほとんどの .Xr sysctl 8 設定変数は jail 内から設定不可であるため、若干の警告が表示されます。 なぜなら、 これらの設定変数は、すべての jail 環境とホスト環境に渡って大域的だからです。 しかしながら、すべて正しく動作することでしょう。 .Xr inetd 8 , .Xr syslogd 8 および他のプロセスが jail 内で動作していることは、 .Xr ps 1 を使用することにより、jail されたプロセスの横に .Ql J フラグが付いていることにより確認可能です。 jail のアクティブリストを見るには .Xr jls 8 ユーティリティを使用します。 jail された環境へは、ホスト名または IP アドレスで .Xr telnet 1 可能であり、 前述の手順で作成したアカウントを使用してログイン可能です。 .Ss jail の管理 通常のマシンのシャットダウンコマンド、例えば .Xr halt 8 , .Xr reboot 8 , .Xr shutdown 8 は jail 内ではうまく使えません。 jail 内の全プロセスを殺すためには、jail に root でログインし、 やりたいことに依存して次のいずれかのコマンドを使用します: .Pp .Bd -literal -offset indent kill -TERM -1 kill -KILL -1 .Ed .Pp これにより、 .Dv SIGTERM または .Dv SIGKILL のシグナルを、jail 内から jail 内の全プロセスに通知します。 jail の用途に依存して、jail 内で .Pa /etc/rc.shutdown を実行したいかもしれません。 jail 外からプロセスを殺すには、 .Xr jexec 8 ユーティリティを上述の .Xr kill 1 コマンドと組み合わせて使用するか、 .Xr killall 1 ユーティリティを .Fl j オプション付きで使用します。 .Pp .Pa /proc/ Ns Ar pid Ns Pa /status ファイルの最後のフィールドには、 プロセスが動作している jail のホスト名か、 このプロセスが jail 内で動作していないことを示すために .Dq Li - を含みます。 .Xr ps 1 コマンドもまた、jail 内のプロセスに対して .Ql J フラグを示します。 しかし、jail 用のホスト名はデフォルトでは jail 内から書き換え可能であるため、 デフォルトでは .Pa /proc の status エントリは信頼できません。 jail 内からのホスト名設定を禁ずるには、ホスト環境の sysctl 変数 .Va security.jail.set_hostname_allowed を 0 に設定します。 これはすべての jail に影響します。 .Xr sysctl.conf 5 を使うことにより、ブートのたびにこの sysctl 設定を行えます。 次の行を .Pa /etc/sysctl.conf に追加するだけです: .Pp .Dl security.jail.set_hostname_allowed=0 .Ss sysctl MIB エントリ jail 封鎖環境の特定の側面は、ホスト環境から、 .Xr sysctl 8 MIB 変数を使用して変更可能です。 現在のところ、これらの変数はシステム上のすべての jail 環境に影響しますが、 将来的にこの機能はより細粒度となる予定です。 .Bl -tag -width XXX .It Va security.jail.allow_raw_sockets 本 MIB エントリは、jail の root が raw ソケットを作成可能か否かを指定します。 この MIB を 1 に設定すると、 .Xr ping 8 や .Xr traceroute 8 のようなユーティリティを jail 内で実行できるようになります。 この MIB が設定されていれば、 .Dv IP_HDRINCL フラグがソケットに設定されているか否かに関わらず、 ソース IP アドレスは jail に bind された IP アドレスに 強制的に従うようになります。 raw ソケットは様々なネットワークサブシステムの設定や相互作用に使われるので、 jail への特権的なアクセス権を信頼できない相手に与える場合には、 さらに注意が必要です。 そのため、デフォルトではこのオプションは無効になっています。 .It Va security.jail.getfsstatroot_only 本 MIB エントリは、jail 内のプロセスが全マウントポイントのデータを 見られるか否かを指定します。 1 (デフォルト) に設定された場合は、 .Xr getfsstat 2 システムコールは (jail 内のプロセスから呼ばれた場合) jail のルートの vnode があるファイルシステムのデータだけを返します。 注: これは .Pa /dev , .Pa /tmp , .Pa /proc のような jail 内のその他のマウントポイントを隠す効果もありますが、 情報を必要以上に隠してしまいます。 .It Va security.jail.set_hostname_allowed 本 MIB エントリは、jail 内のプロセスが .Xr hostname 1 または .Xr sethostname 3 を使用して、ホスト名を変更可能か否かを指定します。 現在の jail 実装では、 jail 内からホスト名を設定できてしまうと、 .Pa /proc 内の jail 情報が正確であることに依存している管理ツールへ影響します。 このため、 信頼できない団体に jail への特権アクセスを許している環境においては、 本機能は無効化するべきです。 .It Va security.jail.socket_unixiproute_only jail 機能は、単一の IPv4 アドレスを各 jail へ bind し、 IPv4 空間における他のネットワークアドレスへのアクセスを制限します。 これらは、ホスト環境ではアクセス可能であるかもしれません。 しかしながら jail は現在のところ、 jail 機能を持たない他のネットワークプロトコルスタックへの アクセスを制限できません。 このためデフォルトでは、jail 内のプロセスは .Dv PF_LOCAL , .Dv PF_INET , .Dv PF_ROUTE ドメインのプロトコルにのみアクセス可能ですので、 .Ux ドメインソケット、IPv4 アドレス、ルーティングソケットにアクセス可能です。 他のドメインへアクセスを有効にするには、 本 MIB エントリを 0 に設定します。 .It Va security.jail.sysvipc_allowed 本 MIB エントリは、jail 内のプロセスが System V IPC プリミティブへの アクセスを持つか否かを指定します。 現在の jail 実装では、System V プリミティブは、 ホスト環境と jail 環境に跨がる単一の名前空間を共有します。 これは、jail 内のプロセスが jail 外のプロセスや他の jail 内のプロセスと 通信可能である (また潜在的に妨害も可能である) ことを意味します。 このため、この機能はデフォルトで無効ですが、 本 MIB エントリを 1 に設定することで有効にできます。 .El .Pp 現在、jail 毎の設定を保持する 2 個の MIB 関係変数があります。 jail 内のプロセスによるこれらの変数の変更は、ホスト環境には影響せず、 jail 環境に対してのみ影響します。 変数名は .Va kern.securelevel と .Va kern.hostname です。 .Sh 関連項目 .Xr killall 1 , +.Xr newaliases 1 , +.Xr ps 1 , .Xr chroot 2 , .Xr jail 2 , .Xr jail_attach 2 , .Xr procfs 5 , .Xr rc.conf 5 , .Xr sysctl.conf 5 , .Xr devfs 8 , .Xr halt 8 , .Xr inetd 8 , .Xr jexec 8 , .Xr jls 8 , .Xr mount_devfs 8 , .Xr named 8 , .Xr reboot 8 , .Xr rpcbind 8 , .Xr sendmail 8 , .Xr shutdown 8 , .Xr sysctl 8 , .Xr syslogd 8 .Sh 歴史 .Nm ユーティリティは .Fx 4.0 ではじめて登場しました。 .Sh 作者 .An -nosplit jail の機能は .An Poul-Henning Kamp によって R&D Associates .Pa http://www.rndassociates.com/ のために書かれ、 .Fx に寄贈されました。 .Pp .An Robert Watson が追加の文書を書き、少々バグを見つけ、 新規機能を少々追加し、ユーザランドの jail 環境を綺麗にしました。 .Sh バグ jail は現在のところ、 .Xr procfs 5 に対して特定の jail 情報を .Xr ps 1 経由でアクセスできるようにするという能力がありません。 また、アドレスエイリアスフラグを追加して、 全 IP .Pq Dv INADDR_ANY 上で listen するようなデーモンが このフラグを持つアドレスには bind しないようにすると良いかもしれません。 これにより、jail 内から提供されるサービスに対して ホストデーモンが負担をかけない、安全なホスト環境を構築可能とします。 現在のところ、 最も単純な答えはホスト上で提供するサービスを最小化することであり、 おそらく簡単に設定可能な .Xr inetd 8 から提供されるものに限定することでしょう。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/kldunload.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/kldunload.8 index 0733f9c624..b22e68c1b6 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/kldunload.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/kldunload.8 @@ -1,78 +1,85 @@ .\" .\" Copyright (c) 1997 Doug Rabson .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHOR AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" -.\" %FreeBSD: src/sbin/kldunload/kldunload.8,v 1.12 2002/07/06 19:33:23 charnier Exp % +.\" %FreeBSD: src/sbin/kldunload/kldunload.8,v 1.13 2004/07/13 19:36:58 phk Exp % .\" $FreeBSD$ .\" .\" WORD: unload アンロードする .\" .Dd April 25, 1997 .Dt KLDUNLOAD 8 .Os .Sh 名称 .Nm kldunload .Nd カーネルからファイルをアンロードする .Sh 書式 .Nm +.Op Fl f .Op Fl v .Fl i Ar id .Nm +.Op Fl f .Op Fl v .Op Fl n .Ar name .Sh 解説 .Nm ユーティリティはすでに .Xr kldload 8 でロードされているファイルをアンロードします。 .Pp 以下のオプションが利用できます : .Bl -tag -width indentXX +.It Fl f +アンロードを強制します。 +これは、MOD_QUISCE に対してのモジュールからのエラーを無視し、 +モジュールが現在使用中であっても、アンロードすべきであるとみなします。 +取り扱いはユーザに一任されています。 .It Fl v 出力を冗長にします。 .It Fl i Ar id 指定した ID のファイルをアンロードします。 .It Fl n Ar name 指定した名前のファイルをアンロードします。 .It Ar name 指定した名前のファイルをアンロードします。 .El .Sh 診断 .Nm ユーティリティは、成功時には状態 0 で、 エラー発生時には 0 以外の状態で終了します。 .Sh 関連項目 .Xr kldunload 2 , .Xr kldload 8 , .Xr kldstat 8 .Sh 歴史 .Nm ユーティリティは .Fx 3.0 に初めて登場し、 .Xr lkm 4 インタフェースを置き換えました。 .Sh 作者 .An Doug Rabson Aq dfr@FreeBSD.org diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/mail.local.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/mail.local.8 index 57f1a24a58..59cdd739d9 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/mail.local.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/mail.local.8 @@ -1,142 +1,165 @@ -.\" Copyright (c) 1998-2001 Sendmail, Inc. and its suppliers. +.\" Copyright (c) 1998-2001, 2003 Sendmail, Inc. and its suppliers. .\" All rights reserved. .\" Copyright (c) 1990, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" By using this file, you agree to the terms and conditions set .\" forth in the LICENSE file which can be found at the top level of .\" the sendmail distribution. .\" .\" -.\" $Id: mail.local.8,v 1.14 2002-11-18 06:17:44 horikawa Exp $ +.\" $Id: mail.local.8,v 1.15 2004-10-10 08:30:48 metal Exp $ .\" .\" $FreeBSD$ .\" -.TH MAIL.LOCAL 8 "$Date: 2002-11-18 06:17:44 $" +.TH MAIL.LOCAL 8 "$Date: 2004-10-10 08:30:48 $" .SH 名称 .B mail.local \- メールボックスにメールを格納する .SH 書式 .B mail.local .RB [ \-7 "] [" \-B "] [" \-b "] [" \-d "] [" \-D .IR mbdb ] .RB [ \-l "] [" \-s "] [" \-f \fIfrom\fR|\fB\-r\fR .IR from ] .RB [ \-h \fIfilename\fR ] .I "user ..." .SH 解説 .B mail.local は EOF がくるまで標準入力から読み込みを行い、 それらを各 .I user の .B mail ファイルに追加します。 .I user は、有効なユーザ名でなければなりません。 .PP オプション: .TP 1i .B \-7 LMTP モードにおいて 8BITMIME サポートを通知しません。 .TP .B \-B .B biff サービスに通知する事をやめます。 .TP .B \-b メールボックスが制限を越えた場合に、 一時的なエラーを返すのではなく永続的なエラーを返します。 .TP .B \-d これが配送であることを指定します (後方互換性のためです)。 本オプションは無効果です。 .TP .BI \-D " mbdb" ローカルの受信者名の検索に使用される、 メールボックスデータベースの名前を指定します。 本オプションのデフォルトは "pw" であり、 これは getpwnam() を使用することを意味します。 .TP .BI \-f " from" 送信者名を指定します。 .TP .B \-l LMTP モードをオンにします。 .TP .B \-s .B success 状態を返す前にメールボックスをディスクにコミットするために使用する、 fsync(2) 呼び出しを無効にします。 .TP .BI \-r " from" 送信者名を指定します (後方互換性のためです)。 \-f と同じです。 .TP .BI \-h " filename" 入って来るメールを、システムのメールスプールディレクトリではなく、 ユーザホームディレクトリの \fIfilename\fR に格納します。 .PP +以下のオプションは +.B mail.local +が -DHASHSPOOL 付きでコンパイルされている場合にのみ指定可能です。 +.TP +.BI \-H " hashtypehashdepth" +ハッシュされたメールディレクトリを選択します。 +有効なハッシュの型は +ユーザ名の +.B u +と MD5 の +.B m +(-DHASHSPOOLMD5 を付けてコンパイルする必要があります) です。 +例: +.BI \-H " u2" +は、深さ 2 でのユーザ名でのハッシュを選択します。 +注: ハッシュの型と深さの間に空白があってはいけません。 +.TP +.BI \-p " path" +代わりのメールスプールのパスを指定します。 +.TP +.BI \-n +LMTP モードで受信者のアドレスのドメイン部分を削除しないように指定します。 +.PP メールボックスのなかの個々のメッセージは、 空行に続く ``From '' という文字列からはじまる行によって区切られます。 ``From ''、 送り手 (sender) の名前、 時刻 (time stamp) を含む行が配送された各メッセージの前に 付加されます。 メッセージのあとには空行が追加されます。 メッセージ中に ``From '' デリミタ行と勘違いされそうな行があったときには (つまり、空白行に続いて ``From '' の 5 文字があったとき) 大なり記号 (``>'') がそれらの行頭に付加されます。 .PP メールファイルはメールが追加されている間は flock(2) によって排他的にロックされます。 メールボックスがロックされている間、 .B user.lock が作成されますが、これは古い MUA との互換性のためです。 .PP getservbyname(3) が ``biff'' を返すと、 biff サーバにメールの配送が伝えられます。 .PP .B mail.local は成功すれば 0 を、失敗すれば 0 より大きな値を返します。 .SH 環境変数 .IP TZ タイムスタンプを記録する際に適切なタイムゾーンを設定します。 .SH 関連ファイル .PD 0.2v .TP 2.2i /tmp/local.XXXXXX テンポラリファイル .TP /var/mail/user ユーザのデフォルトのメールボックスディレクトリ .TP /var/mail/user.lock ユーザのデフォルトのメールボックスロックファイル .PD .SH 関連項目 mail(1), flock(2), getservbyname(3), comsat(8), sendmail(8) .SH 警告 .B mail.local は、空行に続く "^From " 行のみをエスケープします。 "From " で開始するすべての行をエスケープすべき場合には、 sendmail.cf ファイル中のローカルメーラ用 'E'フラグを使用してください。 .SH 歴史 .B mail.local のスーパセット (メールを配送するだけでなく、メールボックスを読むこともできます) は Version 7 AT&T UNIX から、 .B mail として現れました。 -.\" %FreeBSD: src/contrib/sendmail/mail.local/mail.local.8,v 1.12 2002/08/28 18:12:02 gshapiro Exp % +.\" %FreeBSD: src/contrib/sendmail/mail.local/mail.local.8,v 1.13 2004/08/01 01:16:15 gshapiro Exp % diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/mailstats.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/mailstats.8 index a4be98b588..0f75f48a76 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/mailstats.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/mailstats.8 @@ -1,115 +1,118 @@ .\" Copyright (c) 1998-2002 Sendmail, Inc. and its suppliers. .\" All rights reserved. .\" .\" By using this file, you agree to the terms and conditions set .\" forth in the LICENSE file which can be found at the top level of .\" the sendmail distribution. .\" .\" -.\" $Id: mailstats.8,v 8.30.2.1 2002/09/26 23:03:39 gshapiro Exp % +.\" $Id: mailstats.8,v 1.16 2004-10-10 08:30:48 metal Exp $ .\" .\" $FreeBSD$ -.TH MAILSTATS 8 "$Date: 2003-03-10 00:02:03 $" +.TH MAILSTATS 8 "$Date: 2004-10-10 08:30:48 $" .SH 名称 -.B mailstats +mailstats \- メールの統計情報を表示する .SH 書式 .B mailstats .RB [ \-c "] [" \-o "] [" \-p "] [" \-P ] .RB [ \-C .IR cffile ] .RB [ \-f .IR stfile ] .SH 解説 .B mailstats は、現在のメールの統計情報を表示します。 .PP まず、統計が開始された時刻が ctime(3) で指定されるフォーマットで表示されます。 次に、各メーラの状態が 1 行で表示されます。 それぞれ空白で区切られた次のフィールドからなります: .sp .RS .PD 0.2v .TP 1.2i .B M メーラ番号。 .TP .B msgsfr メーラからのメッセージ数。 .TP .B bytes_from メーラからのキロバイト数。 .TP .B msgsto メーラへのメッセージ数。 .TP .B bytes_to メーラへのキロバイト数。 .TP .B msgsrej 拒否されたメッセージ数。 .TP .B msgsdis 捨てられたメッセージ数。 .TP +.B msgsqur +隔離されたメッセージ数。 +.TP .B Mailer メーラ名。 .PD .RE .PP この表示の後、 すべてのメーラの総計行が表示されます (前に ``T'' が付きます)。 これらは、等号 (``='') 文字のみからなる行によりその前の情報と分けられます。 文字 ``C'' が前に付く他の行は、TCP 接続数を示します。 .PP オプションは以下の通りです: .TP .B \-C デフォルトの .B sendmail 設定 ファイルの代りに指定されたファイルを読みます。 .TP .B \-c デフォルトの .B sendmail 設定ファイルの代りに submit.cf を使用します。 .TP .B \-f .B sendmail 設定 ファイルで指定されている統計情報ファイルの代りに、 指定された統計情報ファイルを読みます。 .TP .B \-P プログラムが読み取る形式で情報を出力しますが、統計情報をクリアしません。 .TP .B \-p プログラムが読み取る形式で情報を出力し、統計情報をクリアします。 .TP .B \-o 出力においてメーラ名を表示しません。 .PP .B mailstats は成功時には 0 で、エラー時には >0 で終了します。 .SH 関連ファイル .PD 0.2v .TP 2.5i /etc/mail/sendmail.cf デフォルトの .B sendmail 設定 ファイル .TP /etc/mail/statistics デフォルトの .B sendmail 統計情報ファイル .PD .SH 関連項目 mailq(1), sendmail(8) diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/makemap.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/makemap.8 index 734606f7ba..a66bcb8e94 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/makemap.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/makemap.8 @@ -1,166 +1,172 @@ -.\" Copyright (c) 1998-2001 Sendmail, Inc. and its suppliers. +.\" Copyright (c) 1998-2002 Sendmail, Inc. and its suppliers. .\" All rights reserved. .\" Copyright (c) 1988, 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" By using this file, you agree to the terms and conditions set .\" forth in the LICENSE file which can be found at the top level of .\" the sendmail distribution. .\" .\" -.\" $Id: makemap.8,v 1.10 2002-03-31 07:00:10 horikawa Exp $ +.\" $Id: makemap.8,v 1.11 2004-10-10 08:30:48 metal Exp $ .\" .\" $FreeBSD$ -.TH MAKEMAP 8 "$Date: 2002-03-31 07:00:10 $" +.TH MAKEMAP 8 "$Date: 2004-10-10 08:30:48 $" .SH 名称 -.B makemap +makemap \- sendmail 用のデータベースマップを作成する .SH 書式 .B makemap .RB [ \-C .IR file ] .RB [ \-N ] .RB [ \-c .IR cachesize ] .RB [ \-d ] +.RB [ \-D +.IR commentchar ] .RB [ \-e ] .RB [ \-f ] .RB [ \-l ] .RB [ \-o ] .RB [ \-r ] .RB [ \-s ] .RB [ \-t .IR delim ] .RB [ \-u ] .RB [ \-v ] .I maptype mapnam .SH 解説 .B makemap は、 sendmail(8) がキー付きマップを検索する際に用いるデータベースマップを作成します。 これは標準入力から読み込みを行い、指定された .I mapname に出力を行います。 .PP コンパイル方法に依存しますが、 .B makemap は最大 3 種類のデータベースフォーマットを扱います。 扱うフォーマットは .I maptype で指定します。 .I maptype には、以下のようなものがあります。 .PP .TP dbm DBM フォーマットマップ。 ndbm(3) ライブラリが必要です。 .TP btree B-Treeフォーマットマップ。 新しい Berkeley DB ライブラリが必要です。 .TP hash ハッシュフォーマットマップ。 同じく Berkeley DB ライブラリが必要です。 .PP すべてのフォーマットで、 .B makemap は標準入力から空白文字で区切られた 2 つの単語を読み込みます。 最初の単語はデータベースキーで、2番目の単語がその値です。 値が ``%\fIn\fP'' (n は数字) という文字列を含んでいると、sendmail がパラメータ置換を行います。 ``%'' という文字を含めるには、``%%'' とする必要があります。 空行や ``#'' から始まる行は無視されます。 .PP 注: エイリアスデータベースの作成に .B makemap を使用 .B しないでください。 .B newaliases は、 .B sendmail が必要な特殊なトークンをデータベース中に含めます。 .PP .I TrustedUser オプションが sendmail の設定ファイル中で設定されており、 .B makemap が root に起動された場合、生成されたファイルは指定された .IR TrustedUser の所有となります。 .PP .SS フラグ .TP .B \-C TrustedUser オプションを見付けるために、 指定した .B sendmail 設定ファイルを使用します。 .TP .B \-N 文字列の終端記号として、ヌル文字もマップに含めます。 -これは、sendmail.cf の ``K'' 行における \-N フラグと一致していなければ -なりません。 +これは、sendmail.cf の ``K'' 行における \-N フラグと同じです。 .TP .B \-c 指定したハッシュと B-Tree キャッシュサイズを使用します。 .TP +.B \-D +デフォルトの '#' の代わりに (無視される) コメントを指示するのに使う +文字を指定するのに使います。 +.TP .B \-d マップ中に重複するキーが存在することを許します。 B-Treeフォーマットマップでのみ可能です。 2 つの同じキーが読まれた場合、両方ともマップに挿入されます。 .TP .B \-e 空の値を許します (右側の値)。 .TP .B \-f 通常、キーのなかのすべての大文字は、 すべて小文字として記録されますが、 このフラグを指定することによってこの動作を行わないように指定できます。 これは、sendmail.cf 中の .B K 行における -\-f フラグと一致していなければなりません。 +\-f フラグと同じです。 +値の大文字・小文字は変換されません。 .TP .B \-l サポートされているマップタイプを列挙します。 .TP .B \-o すでにあるファイルに追加が行われます。 すでに存在するファイルを引数として指定することができます。 .TP .B \-r すでに存在しているキーを置き換えます。 通常はすでに入力したキーをさらに繰り返して入力しても、 .B makemap は警告を出力し、データベースには取り込みません。 .TP .B \-s 生成されるマップの安全チェックを無視します。 これには、 だれでも書き込めるディレクトリへのハードリンクおよびシンボリックのチェックも 含まれます。 .TP .B \-t 空白の代りに、指定された区切りを使用します。 .TP .B \-u データベースの内容を、標準出力へダンプ (アンマップ) します。 .TP .B \-v 処理の内容を詳細に表示します。 .SH 関連項目 sendmail(8), newaliases(1) .SH 歴史 .B makemap コマンドは 4.4BSD から登場しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/man8.i386/apm.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/man8.i386/apm.8 index da0c8ef6b2..d19703aa25 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/man8.i386/apm.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/man8.i386/apm.8 @@ -1,159 +1,159 @@ .\" LP (Laptop Package) .\" .\" Copyright (c) 1994 by Tatsumi Hosokawa .\" .\" This software may be used, modified, copied, and distributed, in .\" both source and binary form provided that the above copyright and .\" these terms are retained. Under no circumstances is the author .\" responsible for the proper functioning of this software, nor does .\" the author assume any responsibility for damages incurred with its -.\" -.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/apm/apm.8,v 1.26 2003/05/22 11:52:22 ru Exp % -.\" .\" use. .\" +.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/apm/apm.8,v 1.28 2004/07/02 23:12:39 ru Exp % +.\" .\" $FreeBSD$ .Dd November 1, 1994 -.Dt APM 8 +.Dt APM 8 i386 .Os .Sh 名称 .Nm apm , zzz .Nd APM BIOS の制御を行い、その情報を表示する .Sh 書式 .Nm .Op Fl ablstzZ .Op Fl d Ar enable .Op Fl e Ar enable .Op Fl h Ar enable .Op Fl r Ar delta .Pp .Nm zzz .Sh 解説 .Nm ユーティリティは、 Intel / Microsoft APM (Advanced Power Management) BIOS を制御し、 ラップトップ PC 上の APM の現在の状態を表示します。 .Nm zzz ユーティリティは、APM 制御によって、システムをサスペンドします。 .Pp 以下のオプションが .Nm で利用可能です ( .Nm zzz には、オプションはありません)。 オプションが与えられなかった場合は、 .Nm は、現在の APM の状態や情報を冗長モードで表示します。 複数の表示オプションが指定された場合、 ここに示す順番で値を 1 行に 1 つずつ表示します。 .Bl -tag -width indent .It Fl a 現在の AC 電源の状態を整数値で表示します。 0, 1がそれぞれ .Dq 外れている (off-line) 状態と .Dq つながっている (on-line) 状態をあらわします。 .It Fl b 整数値で、現在のバッテリ状態を表示します。 0, 1, 2, 3という値はそれぞれ、 .Dq 良好 (high) 状態、 .Dq 低バッテリ (low) 状態、 .Dq 危険 (critical) 状態、 .Dq 充電 (charging) 状態をあらわします。 .It Fl d Ar enable 通常のサスペンドとディスプレイのサスペンドを別に扱わない/別に扱うを、 ブール値 .Ar enable で制御します。 この引数は Libretto 30CT や 50CT を含む 多種のラップトップで動作しないようです。 .It Fl e Ar enable ブール値引数 .Ar enable に依存して、コンピュータの APM 機能の有効/無効を切り替えます。 .It Fl h Ar enable ブール値引数 .Ar enable に依存して、 カーネルコンテキストスイッチルーチン中の HLT 命令の有効/無効を切り替えます。 これらのオプションは、ほとんど全ての APM の実装においては不要ですが、 .Dq Pa Idle CPU 呼び出しが CPU クロックの減速と HLT 命令を同時に実行する場合は、 そのピーク性能の減少からシステムをまもるために .Fl h Cm false オプションが必要です。 詳細については、 .Xr apm 4 を参照してください。 .It Fl l 現在のバッテリの残り割合を表示します。 もし、あなたのラップトップがこの機能を提供していない時には、 255 が表示されます。 .It Fl r Ar delta ラップトップがサポートしている場合、 レジュームウェイクアップタイマを有効にします。 これによりラップトップがサスペンドされるわけではありませんが、 ラップトップがサスペンドされ サスペンドからのレジュームがサポートされている場合、 .Ar delta 秒後にラップトップがレジュームします (サスペンドした時刻を起点とするのではなく、 本コマンドを実行した時間を起点とします)。 .It Fl s -APM サポート状態を整数値で表示します。0, 1 という値はそれぞれ、 +APM サポート状態を整数値で表示します。 +0, 1 という値はそれぞれ、 .Dq 利用不可 (disabled) 状態 .Dq 利用可能 (enabled) 状態 をあらわします。 .It Fl t 残りのバッテリ時間を予測して、秒単位で表示します。 分からない場合には -1 を表示します。 .It Fl Z スタンバイモードに移行します。 本モードではフルパワーモード未満、サスペンドモード以上の電力消費となります。 タイマもしくはリングインジケータイベントにより、 この状態からレジュームする機能をサポートするラップトップがあります。 .Nm の出力により、ラップトップが何をサポートすると主張しているかが分かります。 .It Fl z システムをサスペンドします。これは、 .Nm zzz と等価です。 .El .Sh バグ いくつかの APM 実装では、 .Nm が必要とするパラメータが提供されていません。 そのようなシステムに於いては、 .Nm は、それらを知らないと表示します。 .Pp いくつかの APM 実装では、電源スイッチを押したことやカバーが 閉められたことなどのイベントを扱うことができません。 そのような実装に於いては、 システムは .Nm か .Nm zzz .Ar だけを つかってサスペンドする .Ar べき です。 .Sh 注 .Xr apmconf 8 は .Nm にマージされ、 .Nm が全機能を置き換えました。 .Sh 関連項目 .Xr apm 4 .Sh 作者 .An Tatsumi Hosokawa Aq hosokawa@jp.FreeBSD.org diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/man8.i386/apmd.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/man8.i386/apmd.8 index c63da03b48..d46b04c779 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/man8.i386/apmd.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/man8.i386/apmd.8 @@ -1,302 +1,310 @@ .\" Copyright (c) 1999 Mitsuru IWASAKI .\" Copyright (c) 1999 KOIE Hidetaka -.\" Copyright (c) 1999 Yoshihiko SARUMARU Aq +.\" Copyright (c) 1999 Yoshihiko SARUMARU .\" Copyright (c) 1999 Norihiro Kumagai .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)apmd.8 1.1 (FreeBSD) 6/28/99 -.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/apmd/apmd.8,v 1.15 2003/06/22 05:34:45 mdodd Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/apmd/apmd.8,v 1.19 2004/07/03 18:35:50 ru Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" .Dd June 28, 1999 -.Dt APMD 8 +.Dt APMD 8 i386 .Os .Sh 名称 .Nm apmd .Nd Advanced Power Management 監視デーモン .Sh 書式 .Nm .Op Fl d .Op Fl f file .Op Fl s .Op Fl v .Sh 解説 .Nm ユーティリティは、指定した Advanced Power Management .Pq Tn APM イベントを監視し、 いずれかのイベントが発生した場合、 対応するコマンドシーケンスを実行します。 設定ファイルで指定されたイベントのみが .Nm へ通知され、それ以外のイベントは無視されます。 APM BIOS によって発行された イベントに対して、 .Nm は設定ファイルで指定されたコマンドシーケンスを実行します。 .Nm をサスペンド/スタンバイを監視するようにして起動すると、 カーネルはそれらの要求イベントに対する -処理を行いません。そのためそれらのイベント発生時に +処理を行いません。 +そのためそれらのイベント発生時に 処理をさせたい場合は、適切なコマンドまたは組み込み関数を 明示的に設定ファイルに指定する必要があります。 .Pp .Nm ユーティリティは以下の実行時オプションを理解します。 .Bl -tag -width -f_file .It Fl d デバッグモードで起動します。 デーモンモードではなくフォアグラウンドで動作します。 .It Fl f Ar file デフォルトの設定ファイル .Pa /etc/apmd.conf の代りに使用する、別の設定ファイル .Ar file を指定します。 .It Fl s 電源状態の変更が検出されたが (AC_POWER_STATE) ラップトップの BIOS がそれを報告しないときに、 .Nm に POWERSTATECHANGE イベントをシミュレートさせます。 これにより、電源コードを抜いたときに LCD バックライトを暗くする といったことが可能になります。 .It Fl v 冗長モードで動作します。 .El .Pp .Nm は起動時に設定ファイル (デフォルトは .Pa /etc/apmd.conf ) を読み込み、 監視すべきイベントを APM デバイスドライバへ通知します。 終了時には APM デバイスドライバはイベントの監視を自動的に解除します。 .Pp .Nm プロセスがシグナル SIGHUP を受信すると、設定ファイルを読み込み直して、 設定の変更内容を APM デバイスドライバに通知します。 .Pp .Nm ユーティリティは、デバイスファイル .Pa /dev/apmctl を経由して、イベントの受け取りや APM システム制御用の .Xr ioctl 2 -要求を発行します。このデバイスファイルは排他制御されてオープンされるため、 +要求を発行します。 +このデバイスファイルは排他制御されてオープンされるため、 .Nm プロセスは同時に 1 つのみ起動可能です。 .Pp .Nm が APM イベントを受け取ると、設定ファイルで指定された イベントに対応するコマンドリストを実行するために 子プロセスを生成し、再び APM イベントの待ち状態になります。 生成された子プロセスは、 指定されたコマンドを 1 つずつ列挙された順番に実行します。 .Pp .Nm が SUSPEND/STANDBY 要求に対するコマンドリストを処理している間、 カーネル内の APM デバイスドライバは、APM BIOS に対して 毎秒 1 回以上通知を発行し続けます。 これによって BIOS は、コマンド処理中であり要求が まだ完結していないことを認識します。 .Pp .Nm ユーティリティはファイル .Pa /var/run/apmd.pid を作成し、プロセス ID を記録します。これは .Nm を kill や、設定ファイルを読み込ませるために使えます。 .Sh 設定ファイル .Nm -の設定ファイルの構造は非常にシンプルです。例えば次のようになります。 +の設定ファイルの構造は非常にシンプルです。 +例えば次のようになります。 .Pp .Bd -literal apm_event SUSPENDREQ { exec "sync && sync && sync"; exec "sleep 1"; exec "zzz"; } .Ed .Pp この例では、APM イベント .Ql SUSPENDREQ (ディスプレイを閉じた時などに発生します) を .Nm が受け取ると、 .Ql sync コマンドを 3 回実行し、少し待ったあとに .Nm zzz ( Ns Nm apm Fl z ) を実行してシステムをサスペンドさせます。 .Pp .Bl -bullet .It apm_event キーワード .Bd -ragged -offset indent .Ql apm_event はキーワードであり、イベントごとの設定の開始を指示します。 .Ed .It APM イベント .Bd -ragged -offset indent 複数のイベントに対して同じ処理を実行したい場合は、それらのイベント名を -コンマで区切って指定します。有効なイベント名は次の通りです。 +コンマで区切って指定します。 +有効なイベント名は次の通りです。 .Bl -item .It - .Nm が起動されているとカーネルでの処理を行わなくなるイベント: .Pp .Bl -tag -width USERSUSPENDREQ -compact -offset indent .It STANDBYREQ .It USERSTANDBYREQ .It SUSPENDREQ コマンドリストに sync を含めることをおすすめします .It USERSUSPENDREQ コマンドリストに sync を含めることをおすすめします .It BATTERYLOW コマンドリストは zzz のみをおすすめします .El .It - カーネルの処理終了後に .Nm へ通知されるイベント: .Pp .Bl -tag -width USERSUSPENDREQ -compact -offset indent .It NORMRESUME .It CRITRESUME .It STANDBYRESUME .It POWERSTATECHANGE .It UPDATETIME .It CAPABILITIESCHANGE .El .Pp 上記以外のイベントは .Nm へ通知されません。 .El .Ed .It コマンドライン文法 .Bd -ragged -offset indent 前述の例では、 .Ql exec から始まる 3 行はイベントに対するコマンドです。 それぞれの行はセミコロンで終了している必要があります。 イベントに対するコマンドリストは .Ql { と .Ql } で囲みます。 .Nm ユーティリティは、ダブルクォーテーションで囲まれたコマンドの実行に .Xr system 3 と同様に .Pa /bin/sh を使用します。 各コマンドはコマンドリストの最後に到達するか 0 以外の 終了コードで終わるまで順番に実行されます。 .Nm ユーティリティは、失敗したコマンドの終了コードを、 .Xr syslog 3 経由で報告します。 加えて APM BIOS からの要求イベントを取り消します。 .Ed .It 組み込み関数 .Bd -ragged -offset indent コマンド行の代りに .Nm の組み込み関数を指定できます。組み込み関数はコマンド行と同様に セミコロンで終了します。次の組み込み関数が現在サポートされています。 .Bl -item .It - reject: .Bd -ragged -offset indent -APM BIOS からの直前の要求を拒否します。ディスプレイを閉じた時に発生す -る SUSPEND 要求を拒否して、代りに STANDBY 状態にしたい場合などに使用し -ます。 +APM BIOS からの直前の要求を拒否します。 +ディスプレイを閉じた時に発生する SUSPEND 要求を拒否して、 +代りに STANDBY 状態にしたい場合などに使用します。 .Ed .El .Ed .El .Sh 使用例 設定ファイルのサンプルには、以下のものが含まれています。 .Bd -literal apm_event SUSPENDREQ { - exec "/etc/rc.suspend"; + exec "/etc/rc.suspend apm suspend"; } apm_event USERSUSPENDREQ { exec "sync && sync && sync"; exec "sleep 1"; exec "apm -z"; } -apm_event NORMRESUME, STANDBYRESUME { - exec "/etc/rc.resume"; +apm_event NORMRESUME { + exec "/etc/rc.resume apm suspend"; +} + +apm_event STANDBYRESUME { + exec "/etc/rc.resume apm standby"; } # resume event configuration for serial mouse users by # reinitializing a moused(8) connected to a serial port. # #apm_event NORMRESUME { # exec "kill -HUP `cat /var/run/moused.pid`"; #} # suspend request event configuration for ATA HDD users: # execute standby instead of suspend. # #apm_event SUSPENDREQ { # reject; # exec "sync && sync && sync"; # exec "sleep 1"; # exec "apm -Z"; #} .Ed .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /etc/apmd.conf -compact .It Pa /etc/apmd.conf .It Pa /dev/apmctl .It Pa /var/run/apmd.pid .El .Sh 関連項目 .Xr apm 4 , .Xr apm 8 .Sh 作者 .An Mitsuru IWASAKI Aq iwasaki@FreeBSD.org .An KOIE Hidetaka Aq koie@suri.co.jp .Pp また、 .An Warner Losh Aq imp@FreeBSD.org , .An Hiroshi Yamashita Aq bluemoon@msj.biglobe.ne.jp , .An Yoshihiko SARUMARU Aq mistral@imasy.or.jp , .An Norihiro Kumagai Aq kuma@nk.rim.or.jp , .An NAKAGAWA Yoshihisa Aq nakagawa@jp.FreeBSD.org , .An Nick Hilliard Aq nick@foobar.org による貢献がありました。 .Sh 歴史 .Nm ユーティリティは .Fx 3.3 から登場しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/ppp.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/ppp.8 index 79e4ab452a..d9db97000f 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/ppp.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/ppp.8 @@ -1,5845 +1,5870 @@ .\" .\" Copyright (c) 2001 Brian Somers .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHOR AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" -.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/ppp/ppp.8.m4,v 1.308 2004/04/04 19:30:07 charnier Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/ppp/ppp.8.m4,v 1.312 2004/07/29 05:59:43 glebius Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" .\" WORD: expect string 受信待ち文字列[chat.8,ppp.8] -.Dd 20 September 1995 -.nr XX \w'\fC00' +.Dd July 20, 2004 .Dt PPP 8 .Os .Sh 名称 .Nm ppp .Nd PPP (Point to Point Protocol) (別名 user-ppp) .Sh 書式 .Nm .Op Fl Va mode .Op Fl nat .Op Fl quiet .Op Fl unit Ns Ar N .Op Fl alias .Op Ar system ... .Sh 解説 本プログラムは、ユーザプロセスとして動作する .Em PPP パッケージです。 .Em PPP は通常、( .Xr pppd 8 でそうなっているように) カーネルの一部として実装されますが、 そのため、デバッグや動作の変更が少々難しい場合があります。 それに対し、この実装ではトンネルデバイスドライバ (tun) を利用して、 ユーザプロセスで .Em PPP を実現しています。 .Pp .Fl nat フラグは、 .Dq nat enable yes と等価であり、 .Nm のネットワークアドレス変換機能を有効にします。 これにより .Nm は、内部 LAN 上の全マシンに対する NAT、 すなわちマスカレーディングエンジンとして動作します。 NAT エンジンの技術的な詳細は .Xr libalias 3 を参照してください。 .Nm での NAT の構成の仕方については、本マニュアルページの .Sx ネットワークアドレス変換 (パケットエイリアシング) を参照してください。 .Pp .Fl quiet フラグを指定すると、 .Nm は起動時に静かになり、 モードとインタフェースを標準出力へ表示しなくなります。 .Pp .Fl unit フラグは、 .Nm が .Pa /dev/tun Ns Ar N のみのオープンを試みるように指定します。 通常、 .Nm は .Ar N に対して値 0 から開始し、成功するまで .Ar N を値 1 ずつ増加させて、トンネルデバイスのオープンを試みます。 デバイスファイルが存在しないために、3 回連続して失敗すると、諦めます。 .Pp .Nm は次の .Va mode を理解します: .Bl -tag -width XXX -offset XXX .It Fl auto .Nm は tun インタフェースをオープンし、 これを設定した後バックグラウンドになります。 出力データが tun インタフェース上で検出されるまでリンクはアップせず、 出力データが tun インタフェース上で検出されると .Nm はリンクをアップしようとします。 .Nm がリンクをアップしようとしている間に受信したパケット (最初のものを含みます) は、デフォルトで 2 分間キューにとどまります。 後述の .Dq set choked コマンドを参照してください。 .Pp .Fl auto モードでは、 コマンドラインには少なくとも 1 つの .Dq system を指定する必要があり (後述)、 インタフェース設定時に使用する相手の IP アドレスを指定する .Dq set ifaddr を、システムプロファイルで実行する必要があります。 通常、 .Dq 10.0.0.1/0 のようなものが適切です。例としては、 .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.conf.sample の .Dq pmdemand システムを参照してください。 .It Fl background この場合、 .Nm は相手との接続をすぐに確立しようとします。 成功すると、 .Nm はバックグラウンドになり、親プロセスは終了コード 0 を返します。 失敗すると、 .Nm は非 0 の結果で終了します。 .It Fl foreground フォアグラウンドモードでは、 .Nm は相手との接続をすぐに確立しようとしますが、デーモンにはなりません。 リンクはバックグラウンドモードで作成されます。 .Nm の起動を別のプロセスから制御したい場合に有用です。 .It Fl direct これは、既に確立された接続を介して通信するために使用します。 通常は、入力接続を .Xr getty 8 が受け取ったときに使用されます .Nm は .Dq set device 行を無視し、リンクに記述子 0 を使用します。 .Nm はまた設定されたチャットスクリプトをすべて無視しますが、 .Dq force-scripts オプションが有効な場合は例外です。 .Pp コールバックの設定を行うと、ダイヤルバック時に .Nm は .Dq set device 情報を使用します。 .It Fl dedicated このオプションは、専用線で接続されたマシンのためにデザインされています。 .Nm はデバイスを常にオープンに保ちます。 また、設定されたチャットスクリプトは一切使用しませんが、 .Dq force-scripts オプションが有効な場合は例外です。 .It Fl ddial .Fl auto モードと等価ですが、なんらかの理由でリンクが落ちた場合に .Nm が再度リンクをアップすることが違います。 .It Fl interactive これは no-op であり、 前述のフラグがどれも指定されなかった場合の動作を行います。 .Nm はコマンドラインで指定されたセクションをロードし、対話プロンプトを提供します。 .El .Pp ( .Pa /etc/ppp/ppp.conf に指定される) 設定エントリ、すなわち system を、コマンドラインで 1 つ以上指定可能です。 起動時に .Nm は .Pa /etc/ppp/ppp.conf から .Dq default システムを読み込み、その後コマンドラインで指定した各 system を読み込みます。 .Sh 主な特徴 .Bl -diag .It 対話的なユーザインタフェースを提供 コマンドモードで利用する場合、ユーザがコマンドを 入力することで、簡単にリモートコンピュータとの接続の確立、 接続状態の確認、 接続の切断を行うことができます。 オプションとして、セキュリティ確保のために すべての機能をパスワードで保護することができます。 .It 手動と自動でのダイヤルをサポート 対話モードでは、直接デバイスと通信できるように .Dq term コマンドが用意されています。 リモートホストと接続されて、 .Em PPP での通信が始まったら、 .Nm はそれを検出して自動的にパケットモードに移行します。 ひとたびリモートホストとの接続に必要なコマンドシーケンスがわかったら、 後々の接続を簡単にするため、必要なダイヤル手順やログイン手順を定義した チャットスクリプトを書くことができます。 .It オンデマンドでのダイヤルアップをサポート .Fl auto モード (自動モード) では .Nm はデーモンとして動作し、 .Em PPP リンクを通して送られるパケットを待ちうけます。 パケットを検出すると、デーモンが自動的にダイヤルを行って接続を確立します。 .Fl ddial モード (直接ダイヤルモード) でも ほぼ同様に、自動ダイヤルと接続の確立を行います。 しかしながらこのモードは、送るべきパケットが存在しない場合にも、 リンクが切れていることを検出するといつでもリモートへダイヤルするという点が auto モードと異なります。 このモードは、電話料金よりも常時接続されていることが重視される場合に有用です。 3 番目の .Fl dedicated モード (専用線モード) も利用可能です。 このモードは 2 つのマシン間の専用線を対象にしています。 専用線モードでは .Nm は自発的に動作を終了することはありません - 終了するには .Dq quit all コマンドを診断ソケットを介して送る必要があります。 .Dv SIGHUP は LCP の再ネゴシエーションを強要し、 .Dv SIGTERM は終了を強要します。 .It クライアントコールバックをサポート .Nm は標準 LCP コールバックプロトコルならびに Microsoft コールバック制御プロトコル (ftp://ftp.microsoft.com/developr/rfc/cbcp.txt) を使用できます。 .It NAT、すなわちパケットエイリアシングをサポート パケットエイリアシング (別名: IP マスカレード) により、 未登録でプライベートなネットワーク上のコンピュータからも インターネットにアクセスすることが可能です。 .Em PPP ホストはマスカレードゲートウェイとして動作します。 送信パケットの IP アドレスと TCP や UDP のポート番号は どちらも NAT され、返信パケットではエイリアスが元に戻されます。 .It バックグラウンド PPP 接続をサポート バックグラウンドモードでは、接続を確立するのに成功した場合に .Nm はデーモンになります。 それ以外の場合はエラーで終了します。 これにより、 接続が成功裏に確立した場合のみコマンドを実行するようなスクリプト をセットアップすることが出来ます。 .It サーバとしての PPP 接続をサポート ダイレクトモードでは、 .Nm は標準入力/標準出力からの .Em PPP 接続を受け入れるサーバとして動作させることができます。 .It "PAP と CHAP (rfc 1994, 2433 および 2759) による認証をサポート" PAP もしくは CHAP を用いることにより、Unix スタイルの .Xr login 1 手続きをスキップし、 .Em PPP プロトコルを代りに認証に使用することが可能です。 相手が Microsoft CHAP 認証を要求し、かつ .Nm が DES をサポートするようにコンパイルされている場合、適当な MD4/DES 応答がなされます。 .It RADIUS (rfc 2138 & 2548) 認証をサポート PAP と CHAP の拡張である .Em \&R Ns No emote .Em \&A Ns No ccess .Em \&D Ns No ial .Em \&I Ns No n .Em \&U Ns No ser .Em \&S Ns No ervice は、集中データベースまたは分散データベースに、 ユーザごとに異なる接続特性を含んだ認証情報を、格納できます。 コンパイル時に .Xr libradius 3 が利用可能な場合、利用するように設定すると、 .Nm はこれを使用して .Em RADIUS 要求を作成します。 .It 代理 arp (Proxy Arp) をサポート .Nm が相手のために 1 個以上の代理 arp エントリを作成するように、設定可能です。 LAN 上の各マシンでの設定を行わずに、 相手側から LAN へのルーティングを可能とします。 .It パケットのフィルタリングをサポート ユーザは 4 種類のフィルタを定義できます。 .Em in は受信パケットに対するフィルタです。 .Em out は送信パケットに対するフィルタです。 .Em dial はダイヤルを行うきっかけとなるパケットを定義するフィルタで、 .Em alive は接続を保持するためのパケットを定義するフィルタです。 .It トンネルドライバは bpf (Berkeley Packet Filter) をサポート .Em PPP リンクを流れるパケットを調べるために、 .Xr tcpdump 1 を使うことができます。 .It PPP オーバ TCP および PPP オーバ UDP をサポート デバイス名が .Em host Ns No : Ns Em port Ns .Xo .Op / Ns tcp|udp , .Xc 形式で指定された場合、 .Nm は通常のシリアルデバイスを使うのではなく、 データ転送のための TCP または UDP の 接続を開きます。 UDP 接続は、 .Nm を強制的に同期モードにします。 .It PPP オーバ ISDN をサポート .Nm がオープンすべきリンクとして 生の B チャネル i4b デバイスを指定すると、 .Xr isdnd 8 と対話して ISDN 接続を確立できます。 .It PPP オーバイーサネットをサポート (rfc 2516) .Nm が .No PPPoE: Ns Ar iface Ns Xo .Op \&: Ns Ar provider Ns .Xc の書式のデバイス指定を与えられ、 .Xr netgraph 4 が利用可能な場合、 .Nm は .Ar iface ネットワークインタフェースを使用し、 .Ar provider に対して .Em PPP オーバイーサネットを話そうとします。 .Pp .Xr netgraph 4 をサポートしないシステム上では、 .Xr pppoed 8 のような外部プログラムを使用可能です。 .It "IETF ドラフトの Predictor-1 (rfc 1978) と DEFLATE (rfc 1979) 圧縮をサポート" .Nm は VJ 圧縮の他に Predictor-1 と DEFLATE 圧縮もサポートしています。 モデムは通常 (例えば v42.bis のような) 組み込みの圧縮機能を持っており、 その結果システムは .\"(訳注)「転送データレートよりも」をここにいれたいと考えています。 .\" 2.2.1R 対象(1997/04/02) Takeshi MUTOH より高いデータレートで通信できます。 これは一般には良いことですが、より高速のデータによってシリアル回線からの 割り込みが増加します。 システムはこの割り込みをモデムと通信して処理しなくてはならないため、 システムの負荷と遅延時間が増加することになります。 VJ 圧縮とは異なり、Predictor-1 と DEFLATE 圧縮はリンクを通る .Em すべての ネットワークトラフィックをあらかじめ圧縮しておくことで、オーバヘッドを 最小にします。 .It Microsoft の IPCP 拡張をサポート (rfc 1877) Microsoft の .Em PPP スタックを使用するクライアント (つまり Win95, WinNT) との間で ネームサーバのアドレスと NetBIOS ネームサーバのアドレスを ネゴシエーションできます。 .It マルチリンク PPP をサポート (rfc 1990) 接続先への複数の物理的な回線をオープンし、すべてのリンクの 帯域幅を合わせてより高いスループットを得ることができます。 .It MPPE (draft-ietf-pppext-mppe) のサポート MPPE は、Microsoft 社の Point to Point 暗号化機構です。 .Nm を設定して、Microsoft Windows の仮想プライベートネットワーク (VPN) に参加できるようになります。現在のところ、 .Nm は、CHAP 81 認証機構からしか暗号鍵を取得することができません。 MPPE を動作させるためには、DES つきで .Nm をコンパイルしなくてはなりません。 .It IPV6CP (rfc 2023) をサポート 通常の IPv4 接続に対する追加もしくは置き換えとして、 IPv6 接続を使用可能です。 .El .Sh パーミッション .Nm はユーザ .Dv root 、グループ .Dv network 、パーミッション .Dv 04554 でインストールされます。 デフォルトでは .Nm は、起動したユーザ ID が 0 でない場合には実行しません。 これは .Dq allow users コマンドを .Pa /etc/ppp/ppp.conf に記載することにより変更することが可能です。 通常ユーザとして実行する場合には、 .Nm はユーザ ID 0 に変わり、システムの経路表の変更と、 システムロックファイルの作成と、 ppp の設定ファイルの読み込みを行います。 すべての外部コマンド ("shell" や "!bg" で実行されます) は、 .Nm を起動したユーザ ID で実行されます。 ユーザ ID 0 にて正確になにが行われているのかに興味がある場合には、 ログ機能の .Sq ID0 を参照してください。 .Sh 始める前に 最初に .Nm を実行する時には、いくつかの初期設定を整える必要があります。 .Bl -bullet .It カーネルにトンネルデバイスが含まれていることが必要です (GENERIC カーネルではデフォルトで 1 つ含まれます)。 tun デバイスが含まれていない場合や、 複数の tun インタフェースが必要な場合、 次の行をカーネル設定ファイルに追加して、 カーネルを再構築する必要があります: .Pp .Dl pseudo-device tun N .Pp ここで .Ar N は .Em PPP 接続を行いたい最大の数です。 .It .Pa /dev ディレクトリにトンネルデバイスのエントリ .Pa /dev/tunN があるかどうかを調べてください。 ここで .Sq N は、0 から始まる tun デバイスの番号です。 もし無いようならば、"sh ./MAKEDEV tunN" を実行すれば作ることができます。 これにより 0 から .Ar N までの tun デバイスが作成されます。 .It あなたのシステムの .Pa /etc/group ファイルに .Dq network グループがあり、そのグループが .Nm を使うと想定されるすべてのユーザ名を含んでいることを確かめてください。 詳細は .Xr group 5 マニュアルページを参照してください。また、これらのユーザは .Pa /etc/ppp/ppp.conf ファイルで .Dq allow users コマンドを使用してアクセス権が与えられなければなりません。 .It ログファイルを作成します。 .Nm は .Xr syslog 3 を使用して情報を記録します。通常のログファイル名は .Pa /var/log/ppp.log です。 このファイルに出力を行うためには、次の行を .Pa /etc/syslog.conf ファイルに記述してください: .Bd -literal -offset indent !ppp *.*/var/log/ppp.log .Ed .Pp .Nm の実行形式にリンクを作成することにより、複数の .Em PPP ログファイルを持つことが可能です: .Pp .Dl # cd /usr/sbin .Dl # ln ppp ppp0 .Pp として .Pa /etc/syslog.conf で .Bd -literal -offset indent !ppp0 *.*/var/log/ppp0.log .Ed .Pp とします。 .Pa /etc/syslog.conf を更新した後に、 .Xr syslogd 8 に .Dv HUP シグナルを送ることをお忘れなく。 .It 厳密には .Nm の操作とは関係ありませんが、リゾルバが正しく働くように設定した方が 良いでしょう。 これは ( .Xr named 8 を用いて) ローカルな DNS サーバを設定するか、もしくは .Pa /etc/resolv.conf ファイルに適切な .Sq nameserver 行を加えることで行われます。 詳細は .Xr resolv.conf 5 のマニュアルを参照してください。 .Pp 他の方法として、もし接続先がサポートしている場合には .Nm が接続先にネームサーバのアドレスを尋ねて、自動的に .Pa /etc/resolv.conf を更新することができます。詳細は後述の .Dq enable dns コマンドと .Dq resolv コマンドとを参照してください。 .El .Sh 手動ダイヤル 次の例では、あなたのマシン名が .Dv awfulhak であるとして説明します。 .Nm を引数無しで起動すると (前述の .Sx パーミッション 参照) 次のプロンプトが表示されます: .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> .Ed .Pp プロンプトの .Sq ON の部分は常に大文字であるべきです。ここが小文字の場合、 .Dq passwd コマンドを使用してパスワードを入力しなければならないことを意味します。 実行中の .Nm に接続し、 まだ正しいパスワードを入力していない場合にのみこのような状態になります。 .Pp .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> set device /dev/cuaa0 ppp ON awfulhak> set speed 38400 .Ed .Pp 通常ハードウェアフロー制御 (CTS/RTS) を使用します。 しかし、特定の場合 (特定の PPP 可能な端末サービスに直接接続している場合に起り得ます)、 .Nm が通信リンクにデータを書き込もうとしたときに、 永遠に来ない CTS (送信時にクリア) シグナルを待つことにより .Nm がハングします。 直通線で接続できない場合は、 .Dq set ctsrts off で CTS/RTS をオフにしてみてください。 これが必要な場合、後述の .Dq set accmap の記述も参照してください - .Dq set accmap 000a0000 も必要かもしれません。 .Pp 通常、パリティは .Dq none に設定します。これが .Nm のデフォルトです。 パリティはどちらかというと古風なエラーチェック機構であり、 今となっては使用しません。 最近のモデムは各自のエラーチェック機構を持っており、 ほとんどのリンク層プロトコル ( .Nm はこれです) はより信頼できるチェック機構を使用します。 パリティは相対的に大きなオーバヘッドを持ちますので (トラフィックが 12.5% 増加します)、 .Dv PPP がオープンされると常に無効化 ( .Dq none に設定) されます。 しかし、ISP (インターネットサービスプロバイダ) によっては、 特定のパリティ設定を接続時 ( .Dv PPP がオープンする前) に使用するものがあります。 特に、Compuserve はログイン時に偶数パリティに固執しています: .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> set parity even .Ed .Pp ここで、現在のデバイス設定がどのようになっているか見られます: .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> show physical Name: deflink State: closed Device: N/A Link Type: interactive Connect Count: 0 Queued Packets: 0 Phone Number: N/A Defaults: Device List: /dev/cuaa0 Characteristics: 38400bps, cs8, even parity, CTS/RTS on Connect time: 0 secs 0 octets in, 0 octets out Overall 0 bytes/sec ppp ON awfulhak> .Ed .Pp ここでは、直接デバイスと通信するために term コマンドを使用可能です: .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> term at OK atdt123456 CONNECT login: myispusername Password: myisppassword Protocol: ppp .Ed .Pp 相手が .Em PPP で話しはじめると、 .Nm はそれを自動的に検出してコマンドモードに戻ります。 .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> # リンクは確立していません Ppp ON awfulhak> # 接続完了、LCP 完了 PPp ON awfulhak> # 認証完了 PPP ON awfulhak> # IP アドレス合意完了 .Ed .\" your end で「あなた側」 .Pp このようにならない場合、接続先がこちらのネゴシエーション開始を 待っている可能性があります。 強制的に .Nm に接続先への PPP 設定パケットの送出を開始させるためには .Dq ~p コマンドを使い、端末モードを抜けてパケットモードに移行して下さい。 .Pp それでもログインプロンプトが得られない場合、 Unix 的なログイン/パスワード認証ではなく、PAP または CHAP の認証を、 相手は要求している可能性が非常に高いです。 正しく設定するためには、プロンプトに戻り、 認証用の名前とキーを設定し、再度接続します: .Bd -literal -offset indent ~. ppp ON awfulhak> set authname myispusername ppp ON awfulhak> set authkey myisppassword ppp ON awfulhak> term at OK atdt123456 CONNECT .Ed .Pp ここで再度、ネゴシエーションを開始するように ppp に指定できます: .Bd -literal -offset indent ~p ppp ON awfulhak> # リンクは確立していません Ppp ON awfulhak> # 接続完了、LCP 完了 PPp ON awfulhak> # 認証完了 PPP ON awfulhak> # IP アドレス合意完了 .Ed .Pp これで接続されました! プロンプトの .Sq PPP が大文字に変化して、接続されたことを知らせます。もし 3 つの P の内 いくつかだけが大文字になっている場合には、すべての文字が大文字もしくは 小文字になるまで待ってください。もし小文字に戻った場合には、それは .Nm が接続先とのにネゴシエーションに成功しなかったことを意味します。 この時点での問題解決の第一歩としては、次のようにし、再挑戦します。 .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> set log local phase lcp ipcp .Ed .Pp 詳細は、下記の .Dq set log コマンドの説明を参照してください。 この時点でも失敗する場合、 ログを有効にして再挑戦することが非常に重要です。 プロンプトの変化に注意し、あなたを助けてくれる人に報告することもまた重要です。 .Pp リンクが確立したら、show コマンドを使用することで、 どのように事態が進行しているのかが分ります: .Bd -literal -offset indent PPP ON awfulhak> show physical * モデム関連の情報がここに表示されます * PPP ON awfulhak> show ccp * CCP (圧縮) 関連の情報がここに表示されます * PPP ON awfulhak> show lcp * LCP (回線制御) 関連の情報がここに表示されます * PPP ON awfulhak> show ipcp * IPCP (IP) 関連の情報がここに表示されます * PPP ON awfulhak> show ipv6cp * IPV6CP (IPv6) 関連の情報がここに表示されます * PPP ON awfulhak> show link * (高レベル) リンク関係の情報がここに表示されます * PPP ON awfulhak> show bundle * (高レベル) 論理接続関係の情報がここに表示されます * .Ed .Pp この時点で、マシンは接続先に対するホスト単位の経路 (host route) を持っています。 これはリンクの相手のホストとのみ接続可能であるという意味です。 デフォルト経路のエントリ (他の経路エントリを持たずに、全パケットを .Em PPP リンクの相手に送る ように、あなたのマシンに指示します)を追加したければ、 次のコマンドを入力してください。 .Bd -literal -offset indent PPP ON awfulhak> add default HISADDR .Ed .Pp .Sq HISADDR という文字列は、相手側の IP アドレスを表します。 既存の経路のために失敗する場合には、 .Bd -literal -offset indent PPP ON awfulhak> add! default HISADDR .Ed .Pp を用いることで既存の経路を上書きできます。 このコマンドは、実際に接続を作成する前に実行可能です。 新しい IP アドレスを接続時にネゴシエートする場合、これに従って .Nm がデフォルト経路を更新します。 .Pp ここで、(ping, telnet, ftp のような) ネットワークアプリケーションを、 あなたのマシンの別のウィンドウまたは端末で使用可能です。 現在の端末を再利用したい場合、 .Nm をバックグラウンドモードにするために、 標準のシェルのサスペンドとバックグラウンドコマンド (通常 .Dq ^Z の後に .Dq bg ) を使用可能です。 .Pp 使用可能コマンドの詳細は .Sx PPP コマンドリスト の節を参照してください。 .Sh 自動ダイヤル 自動ダイヤルを行うためには、ダイヤルとログインのチャットスクリプトを 用意しなければなりません。定義の例は .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.conf.sample を見てください ( .Pa /etc/ppp/ppp.conf の書式は非常に簡単です)。 各行は単一のコメント、インクルード、ラベル、コマンドのいずれかを含みます。 .Bl -bullet .It .Pq Dq # 文字で始まる行は、コメントとして扱われます。 コメント行と認識した場合、先行する空白は無視されます。 .It インクルードは語 .Sq !include から始まる行です。 1 つの引数 - インクルードするファイル - を持つ必要があります。 古いバージョンの .Nm との互換性のために、 .Dq !include ~/.ppp.conf を使用したいかもしれません。 .It ラベルは行頭から始まり、最後にコロン .Pq Dq \&: が続かなければなりません。 .It コマンド行は、最初の桁に空白かタブを含む必要があります。 .El .Pp .Pa /etc/ppp/ppp.conf ファイルには少なくとも .Dq default セクションが存在する必要があります。 このセクションは常に実行されます。 このファイルには 1 つ以上のセクションが含まれます。 セクション名は用途に応じて付けます。例えば、 .Dq MyISP はあなたの ISP を表したり、 .Dq ppp-in は入力の .Nm 構成を表したります。 .Nm を立ち上げる際に、接続先のラベル名を指定可能です。 .Dq default ラベルに関係づけられたコマンドが実行されてから、 接続先ラベルに関連づけられたコマンドが実行されます。 .Nm を引数無しで起動した場合、 .Dq default だけは実行されます。load コマンドを使用して、 .Pa /etc/ppp/ppp.conf のセクションを手動でロード可能です: .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> load MyISP .Ed .Pp セクションロード後には、 .Nm はいかなる動作も行わないことに注意してください。 これは、コマンドラインでラベルを指定した結果でも、 .Dq load コマンドを使用した結果でも同様です。 設定ファイル中で、そのラベルに対して指定されたコマンドのみが、実行されます。 一方、 .Nm を .Fl background , .Fl ddial , .Fl dedicated のいずれかのスイッチ付きで起動したときには、 .Nm が接続を確立するように、リンクモードが指示します。 更なる詳細については、後述の .Dq set mode コマンドを参照してください。 .Pp ひとたび接続が確立したなら、プロンプトの .Sq ppp は .Sq PPP に変わります: .Bd -literal -offset indent # ppp MyISP \&... ppp ON awfulhak> dial Ppp ON awfulhak> PPp ON awfulhak> PPP ON awfulhak> .Ed .Pp Ppp プロンプトは .Nm が認証フェーズに入ったことを示します。PPp プロンプトは .Nm がネットワークフェーズに入ったことを示します。PPP プロンプトは .Nm がネットワーク層プロトコルのネゴシエーションに成功し、 使用可能状態にあることを示します。 .Pp もし .Pa /etc/ppp/ppp.linkup が利用可能ならば、 .Em PPP 接続が確立された時に、その内容が実行されます。 接続が確立された後のバックグラウンドでのスクリプト実行については、 提供されている .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.conf.sample (使用可能な置換文字列については、後述の .Dq shell と .Dq bg を参照してください) の .Dq pmdemand の例を参照してください。 同様に、接続が閉じられると、 .Pa /etc/ppp/ppp.linkdown ファイルの内容が実行されます。 これらのファイルのフォーマットは .Pa /etc/ppp/ppp.conf と同じです。 .Pp 以前のバージョンの .Nm では、デフォルト経路のような経路は .Pa ppp.linkup ファイルで追加し直す必要がありました。 現在では .Nm は、 .Dv HISADDR , .Dv MYADDR , .Dv HISADDR6 , .Dv MYADDR6 が変化したときに、自動的にこれらの文字列を含むすべての経路を更新する .Sq スティッキ経路 をサポートします。 .Sh バックグラウンドダイヤル .Nm を使って非対話的に接続を確立したい場合 (例えば .Xr crontab 5 エントリや .Xr at 1 ジョブから使うような場合) には、 .Fl background オプションを使います。 .Fl background が指定された場合、 .Nm はすぐに接続を確立しようとします。 複数の電話番号が指定された場合には、各電話番号が 1 回づつ試されます。 これらに失敗すると、 .Nm は即座に終了し、0 でない終了コードを返します。 接続に成功すると .Nm はデーモンになり、呼び出し側に終了コード 0 を返します。 デーモンは、リモートシステムが接続を終了した場合、 もしくは .Dv TERM シグナルを受け取った場合に、自動的に終了します。 .Sh ダイヤルオンデマンド デマンドダイヤル機能は .Fl auto または .Fl ddial オプションにて有効にされます。この場合にも .Pa /etc/ppp/ppp.conf で定義された接続先のラベルを指定しなければなりません。 これには、リモート接続先の IP アドレスを指定するための .Dq set ifaddr コマンドも書かれていなければなりません ( .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.conf.sample を参照してください)。 .Bd -literal -offset indent # ppp -auto pmdemand .Ed .Pp .Fl auto または .Fl ddial が指定された時に .Nm はデーモンとして動作しますが、 .Pa /etc/ppp/ppp.conf 中で .Dq set server コマンドを使うことで、設定を確認したり変更したりすることができます。 (たとえば、 .Dq Li "set server +3000 mypasswd" とすると) 次のように診断ポートを通じて接続することができます。 .Bd -literal -offset indent # pppctl 3000 (tun0 を仮定) Password: PPP ON awfulhak> show who tcp (127.0.0.1:1028) * .Ed .Pp .Dq show who コマンドは現在 .Nm 自身に接続しているユーザの一覧を表示します。診断ソケットが閉じられる、 もしくは異なるソケットに変更された場合、すべての接続は即座に終了します。 .Pp .Fl auto モードにて 送信パケットが検出された時、 .Nm は (チャットスクリプトに基づいて) ダイヤルを行い、 通信相手に接続しようとします。 .Fl ddial モードでは回線がダウンしていることが確認された場合にはいつでも ダイヤルが行われます。 接続に失敗したら、デフォルトの動作では 30 秒間待ってから、 別の送信パケットが検出された時に接続しようとします。 .Pp この動作は .Dq set redial コマンドで変更できます。 .Pp .No set redial Ar secs Ns Xo .Oo + Ns Ar inc Ns .Op - Ns Ar max Ns .Oc Ns Op . Ns Ar next .Op Ar attempts .Xc .Pp .Bl -tag -width attempts -compact .It Ar secs は、再び接続しようとするまでの秒数です。 引数がリテラル文字列 .Sq Li random の場合には、待ち時間を 1 秒以上から 30 秒以下の間でランダムに選びます。 .It Ar inc は秒数であり、 新規にダイヤルするときに .Ar secs に加えられます。 このタイムアウト値が .Ar secs に戻るのは、接続が成功裏に確立した後だけです。 .Ar inc のデフォルト値は 0 です。 .It Ar max は、 .Nm が .Ar secs を増加させる最大回数です。 .Ar max のデフォルト値は 10 です。 .It Ar next は電話番号リストの中の次の番号をダイヤルする前に待つ秒数です。( .Dq set phone コマンドを参照してください)。これのデフォルトは 3 秒です。 繰り返しますが、引数がリテラル文字列 .Sq Li random の場合には、待ち時間を 1 秒以上 30 秒以下の間でランダムに選びます。 .It Ar attempts は、受け取った個々の送信パケットに対して、最大何回接続を試みるのかを示す 数字です。 パラメータを省略すると、以前の値は変更されません。 .Ar attempts に 0 を指定すると、接続されるまで試みを続けます。 .El .Pp .Bd -literal -offset indent set redial 10.3 4 .Ed .Pp は個々の送信パケットに対して 4 回接続を試み、 番号間の待ち時間が 3 秒で、すべての番号を試した後に 10 秒待つことを表します。 複数の電話番号が指定されている場合でも、トータルのダイヤル回数は 4 回のままです。 (それぞれの番号を 4 回ダイヤルするのではありません)。 .Pp 代りに、 .Pp .Bd -literal -offset indent set redial 10+10-5.3 20 .Ed .Pp は、 .Nm に接続を 20 回試みさせます。最初の試みの後は、 .Nm は 10 秒待ちます。 次の試みの後は 20 秒待ちということを、 6 番目の試みの後では 1 分待つところまで行います。 次の 14 回の停止は、同じ 1 分間となります。 .Nm が接続し、切断した後、再度接続に失敗した場合、 タイムアウト値は再度 10 秒から開始します。 .Pp リンクの両端が .Nm の .Fl auto ダイヤルモードを利用している場合は、 ダイヤル間隔を変更しておくのが良いでしょう。 もし、リンクの両端が同じタイムアウト時間に設定されていて、 リンクが切れて両方に送信待ちのパケットがあった場合、 両方が同時に相手を呼び出しあうことになってしまいます。 場所によっては、シリアルリンクに信頼性がなく、 切れるべきでない時にキャリアが失われるかもしれません。 セッションの途中で予期せずキャリアが失われた場合、 .Nm にリダイヤルさせることができます。 .Bd -literal -offset indent set reconnect timeout ntries .Ed .Pp このコマンドは、キャリアが失われた時に .Ar timeout 秒の間隔を置いて .Ar ntries 回まで接続を再確立するよう .Nm に指示します。例えば、 .Bd -literal -offset indent set reconnect 3 5 .Ed .Pp は、予期せぬキャリア喪失の際に .Ar 3 秒待ってから再接続を試みるように .Nm に指示します。これは .Nm があきらめる前に .Ar 5 回まで行われます。 ntries のデフォルト値は 0 (再接続しない) です。 このオプションを使用する際には注意が必要です。 もしローカル側のタイムアウトがリモート側よりもわずかに長いと、 リモート側がタイムアウトにより回線を切断した場合に、 再接続機能が (指定した回数まで) 起動されてしまいます。 注: この文脈においては、多くの LQR を喪失するとキャリア喪失を引き起こし、 ひいては再接続を引き起こします。 .Fl background フラグが指定された場合、接続が行えるまで すべての電話番号が最大 1 回ダイヤルされます。 .Dq set redial コマンドにて、リダイヤル期間の後に、 再接続回数を指定します。 リダイヤル値が指定した電話番号数より少ない場合、 指定した電話番号で使用されないものが出来ます。 プログラムを終了させるには、次のように入力してください。 .Bd -literal -offset indent PPP ON awfulhak> close ppp ON awfulhak> quit all .Ed .Pp .Dq quit コマンドは .Xr pppctl 8 もしくは .Xr telnet 1 による接続を終了しますが、 プログラム自身は終了させません。 .Nm も終了させたい場合には、 .Dq quit all を実行してください。 .Sh PPP 接続の受け入れ (方法その 1) .Em PPP 接続要求を受け入れるには、次の手順にしたがってください。 .Bl -enum .It モデムと、 (必要であれば) .Pa /etc/rc.serial が正しく設定されていることを確認します。 .Bl -bullet -compact .It フロー制御にはハードウェアハンドシェイク (CTS/RTS) を使います。 .It モデムはエコーバックを行わず (ATE0)、コマンドの結果も報告しない (ATQ1) ように設定されていなければなりません。 .El .Pp .It モデムが接続されているポートで .Xr getty 8 が起動されるように .Pa /etc/ttys を編集します。 例えば、次のように設定すれば良いでしょう: .Pp .Dl ttyd1 Qo /usr/libexec/getty std.38400 Qc dialup on secure .Pp .Xr getty 8 を起動するために .Xr init 8 プロセスに .Dv HUP シグナルを送るのを 忘れないでください: .Pp .Dl # kill -HUP 1 .Pp 通常、あなたのモデムの DTR 速度を getty と同じに設定する必要があります: .Bd -literal -offset indent # ppp ppp ON awfulhak> set device /dev/cuaa1 ppp ON awfulhak> set speed 38400 ppp ON awfulhak> term deflink: Entering terminal mode on /dev/cuaa1 Type `~?' for help at OK at OK atz OK at OK ~. ppp ON awfulhak> quit .Ed .It .Pa /usr/local/bin/ppplogin ファイルを次のような内容で作成します: .Bd -literal -offset indent #!/bin/sh exec /usr/sbin/ppp -direct incoming .Ed .Pp ダイレクトモード .Pq Fl direct では、 .Nm は標準入力と標準出力を使って動作します。クライアント動作の .Nm と同様に、 .Xr pppctl 8 を使用することで、構成された診断ポートに接続可能です。 .Pp ここで .Pa /etc/ppp/ppp.conf 中の .Ar incoming セクションが設定されていなければなりません。 .Pp .Ar incoming セクションに適当な .Dq allow users コマンドがあることを確かめておいてください。 .It 受け入れるユーザのアカウントを用意してください。 .Bd -literal ppp:xxxx:66:66:PPP Login User:/home/ppp:/usr/local/bin/ppplogin .Ed .Pp 詳細は .Xr adduser 8 と .Xr vipw 8 のマニュアル項目を参照してください。 .Dq accept dns および .Dq set nbns コマンドを使うことで IPCP によるドメインネームサーバと NetBIOS ネームサーバの ネゴシエーションを有効にすることが可能です。 下記の記述を参照してください。 .El .Sh PPP 接続の受け入れ (方法その 2) この方法は、 .Xr login 1 ではなく .Nm で接続の認証を行うという点が異なります。 .Bl -enum .It .Pa /etc/gettytab の default セクションに .Dq pp ケーパビリティを指定することで ppp を自動的に認識するように 設定してください。 .Bd -literal default:\\ :pp=/usr/local/bin/ppplogin:\\ ..... .Ed .It 上記の方法その 1 の最初の 3 手順と同じように、 シリアルデバイスを設定し、 .Xr getty 8 を有効にして、 .Pa /usr/local/bin/ppplogin を作成してください。 .It .Pa /etc/ppp/ppp.conf の .Sq incoming ラベル (もしくは .Pa ppplogin が用いるラベルならなんでも構いません) 下に .Dq enable chap か .Dq enable pap (もしくはその両方) を加えてください。 .It .Pa /etc/ppp/ppp.secret に、受け入れるユーザそれぞれについて、エントリを作成してください。 .Bd -literal Pfredxxxx Pgeorgeyyyy .Ed .El .Pp これで、 .Xr getty 8 は (HDLC フレームヘッダを認識することで) ppp 接続を検出すると、すぐに .Dq /usr/local/bin/ppplogin を実行します。 .Pp 上記のように PAP もしくは CHAP を有効にすることは .Em 必須 です。そうしなければ、あらゆる人があなたのマシンにパスワード .Em なしに ppp セッションを確立することを許可し、 あらゆる種類の潜在的な攻撃に対して門戸を開いていることになります。 .Sh 内向き接続の認証 通常、接続の受信側は相手が相手自身を認証することを要求します。 これは通常 .Xr login 1 にて行われますが、代りに PAP か CHAP を使用可能です。 2 つのうちで CHAP の方がより安全ですが、 クライアントによってはサポートしていないものがあります。 どちらを使いたいか決めたら、 .Sq enable chap または .Sq enable pap を .Pa ppp.conf の適切なセクションに追加してください。 .Pp その後、 .Pa /etc/ppp/ppp.secret ファイルの設定を行う必要があります。 このファイルは、クライアントになりうるマシンごとに 1 行を含みます。 各行は 5 つまでのフィールドからなります: .Pp .Ar name Ar key Oo .Ar hisaddr Op Ar label Op Ar callback-number .Oc .Pp .Ar name と .Ar key は期待されるクライアントのユーザ名とパスワードを指定します。 .Ar key が .Dq \&* で PAP が使用される場合、 .Nm は認証時にパスワードデータベース .Pq Xr passwd 5 を検索します。 .Pa ppp.secret の如何なる .Ar name Ns No / Ar key の組み合わせにおいても適切でない返答をクライアントが与える場合、 認証は失敗します。 .Pp 認証に成功したならば、 (指定時には) .Ar hisaddr を IP 番号ネゴシエーション時に使用します。詳細は .Dq set ifaddr コマンドを参照してください。 .Pp 認証に成功し .Ar label が指定された場合、現在のシステムラベルは .Ar label にマッチするように修正されます。 このことはファイル .Pa ppp.linkup と .Pa ppp.linkdown の後続のパーズに影響があります。 .Pp 認証に成功し .Ar callback-number が指定され .Dq set callback が .Pa ppp.conf で指定された場合、クライアントは指定された番号でコールバックされます。 CBCP が使用される場合、 .Dq set cbcp コマンドに渡すのと同様の形式で、 .Ar callback-number にもまた番号のリストまたは .Dq \&* を含むことが可能です。 この値は、 .Nm で後続する CBCP フェーズで使用します。 .Sh PPP オーバ TCP と PPP オーバ UDP (別名: トンネリング) シリアルリンク上以外の .Nm の使用方法として、 device にホストとポートを指定することにより、 TCP 接続を使用することが可能です: .Pp .Dl set device ui-gate:6669/tcp .Pp シリアルデバイスをオープンする代りに、 .Nm は指定されたマシンの指定されたソケットへの TCP 接続をオープンします。 .Nm は telnet プロトコルを使用しないこと、 telnet サーバとネゴシエーションできないことに注意を払うべきです。 受信マシン (ui-gate) 上に、 この ppp 接続を受信するポートを設定する必要があります。まず .Pa /etc/services を更新して、サービスを定義します: .Pp .Dl ppp-in 6669/tcp # Incoming PPP connections over tcp .Pp そして .Pa /etc/inetd.conf を更新して、このポートへの受信接続をどのように扱うかを .Xr inetd 8 に指示します: .Pp .Dl ppp-in stream tcp nowait root /usr/sbin/ppp ppp -direct ppp-in .Pp .Pa /etc/inetd.conf を更新した後には、 .Xr inetd 8 に .Dv HUP シグナルを送るのをお忘れなく。 ここではラベル名 .Dq ppp-in を使用します。 ui-gate (受信側) の .Pa /etc/ppp/ppp.conf エントリは次の内容を含みます: .Bd -literal -offset indent ppp-in: set timeout 0 set ifaddr 10.0.4.1 10.0.4.2 .Ed .Pp また、 .Pa /etc/ppp/ppp.linkup 中のエントリには、次のようなものを含まなくてはなりません。 .Bd -literal -offset indent ppp-in: add 10.0.1.0/24 HISADDR .Ed .Pp .Nm がネゴシエーションを行い、インタフェースにアドレスを割り当てて からだけしか経路を追加しないように、 .Pa ppp.linkup ファイル中には .Dq add コマンドを置く必要があります。 .Pp セキュリティのために PAP もしくは CHAP の設定をしたいかもしれません。 PAP を有効にするには次の行を追加します: .Bd -literal -offset indent enable PAP .Ed .Pp また、次のエントリを .Pa /etc/ppp/ppp.secret に作成する必要があります: .Bd -literal -offset indent MyAuthName MyAuthPasswd .Ed .Pp .Ar MyAuthPasswd が .Dq * の場合には、パスワードは .Xr passwd 5 データベースから検索されます。 .Pp awfulhak (起動側) の .Pa /etc/ppp/ppp.conf エントリは次の内容を含む必要があります: .Bd -literal -offset indent ui-gate: set escape 0xff set device ui-gate:ppp-in/tcp set dial set timeout 30 set log Phase Chat Connect hdlc LCP IPCP IPV6CP CCP tun set ifaddr 10.0.4.2 10.0.4.1 .Ed .Pp そして、 .Pa /etc/ppp/ppp.linkup ファイル中に経路の設定もつけます。 .Bd -literal -offset indent ui-gate: add 10.0.2.0/24 HISADDR .Ed .Pp PAP を有効にするのなら、 .Pa /etc/ppp/ppp.conf プロファイル中に、次のような設定も必要です。 .Bd -literal -offset indent set authname MyAuthName set authkey MyAuthKey .Ed .Pp 我々は、 ui-gate に 10.0.4.1 のアドレスを割り当て、 awfulhak に 10.0.4.2 のアドレスを割り当てようとしています。 接続をオープンするためには、次の内容をタイプするだけで良いです。 .Pp .Dl awfulhak # ppp -background ui-gate .Pp 結果として、 awfulhak にはネットワーク 10.0.2.0/24 への新たな「経路」が、 ui-gate にはネットワーク 10.0.1.0/24 への新たな「経路」が、 TCP 接続経由でそれぞれ作成されます。 ネットワークは実質的にブリッジされます - 下位レベルの TCP 接続はパブリックなネットワーク (例えばインターネット) を またがっても良いです。 また 2 つのゲートウェイ間では ppp トラフィックは 概念的に TCP ストリーム中でカプセル化されます (パケットがパケットに対応するわけではありません)。 .Pp この機構の大きな欠点は、同時に 2 つの「配送保証」機構が存在することです - この 2 つとは、下位レベルの TCP ストリームと .Em PPP リンク上で使用されるプロトコルであり、おそらくまた TCP でしょう。 パケット喪失が起ると、両者はそれぞれの方法で喪失した パケットを再送しようと するでしょう。 .Pp このオーバヘッドを避けるために、 トランスポートとして TCP の代りに UDP を使用できます。 これは単にプロトコルを "tcp" から "udp" に変えるだけで可能です。 トランスポートとして UDP を使用するとき、 .Nm は同期モードで動作します。 入力データがパケットに再構成されないという、別の利点もあります。 .Pp このように、トンネルされた設定を通してデフォルトの経路を追加する ときには注意してください。 デフォルトの経路 ( .Pa /etc/ppp/ppp.linkup に追加されます) が、最終的にはリンクのトンネル経由の TCP 接続を ルーティングすることになるのは良く起こることであり、 結果的に接続を狭めてしまうことになります。 これを避けるため、トンネル経由の接続の助けになるように、静的経路を 追加することを忘れないでください。 .Bd -literal -offset indent ui-gate: set escape 0xff set device ui-gate:ppp-in/tcp add ui-gate x.x.x.x ..... .Ed .Pp ここで、 .Dq x.x.x.x は、 .Dq ui-gate への経路が通常使用する IP アドレスです。 .Pp インターネットのような、公共のネットワークを通して接続を ルーティングさせる場合、データを暗号化する方が望ましいです。 MPPE プロトコルの助けを借りれば、それが可能になります。 しかし、現在のところ、MPPE が圧縮層として実装している (この点に関しては Microsoft 社に感謝します) ように、 トラフィックを圧縮することもできるというわけではありません。 MPPE 暗号化を有効にするには、次のような行をサーバ側の .Pa /etc/ppp/ppp.conf に追加してください。 .Bd -literal -offset indent enable MSCHAPv2 disable deflate pred1 deny deflate pred1 .Ed .Pp その際、 .Pa /etc/ppp/ppp.secret に必要なエントリを置いたことを確認してください (MSCHAPv2 はチャレンジコードベースです。そのため、 .Xr passwd 5 は使用しません)。 .Pp MSCHAPv2 および MPPE はデフォルトで受け取ることができます。 ですので、クライアント側では、何も変更を加えなくても動くはずです (ですが、プロファイル中に .Dq set authname と .Dq set authkey があることは確認してください)。 .Sh ネットワークアドレス変換 (パケットエイリアシング) .Fl nat コマンドラインオプションにより、 ネットワークアドレス変換 (別名、パケットエイリアシング) が有効になります。 これにより、 .Nm ホストがローカルエリアネットワークの他のコンピュータに対して マスカレードゲートウェイとして動作するようになります。 送信される IP パケットは、まるで .Nm ホストから来たかのように NAT され、 受信パケットは、それがローカルエリアネットワークの正しいマシンに 送られるように NAT が戻されます。 NAT により、 未登録でプライベートなサブネット上のコンピュータを 外部から見えないようにしつつ、 インターネットへアクセス可能とします。 一般に、 .Nm が正しく動作していることの確認は、 まず最初にネットワークアドレス変換を禁止して行います。 次に .Fl nat オプションを有効にして、 .Nm ホストの上で (ウェブブラウザや .Xr telnet 1 , .Xr ftp 1 , .Xr ping 8 , .Xr traceroute 8 などの) ネットワークアプリケーションの動作を確認します。 最後に、LAN 上の別のコンピュータの上で同様なアプリケーションの 動作を確認することになります。 .Nm ホストではネットワークアプリケーションが正しく動作するのに、 LAN 上の別のコンピュータでは動かないのであれば、マスカレードソフトウェアは 正しく動いているけれども、ホストが IP パケットをフォワーディングしないか、 ひょっとするとパケットが送られて来ていないかのどちらかです。 .Pa /etc/rc.conf で IP フォワーディングが有効にされていることと、 他のコンピュータで .Nm ホストがその LAN のゲートウェイとして 指定されていることを確認してください。 .Sh パケットのフィルタリング この実装では、パケットのフィルタリングがサポートされています。 .Em in フィルタ、 .Em out フィルタ、 .Em dial フィルタ、そして .Em alive フィルタの 4 種類のフィルタがあります。 ここでは基本的なことについて書くことにします。 .Bl -bullet .It フィルタ定義は次のような構文になっています。 .Pp set filter .Ar name .Ar rule-no .Ar action .Op !\& .Oo .Op host .Ar src_addr Ns Op / Ns Ar width .Op Ar dst_addr Ns Op / Ns Ar width .Oc .Ar [ proto Op src Ar cmp port .Op dst Ar cmp port .Op estab .Op syn .Op finrst .Op timeout Ar secs ] .Bl -enum .It .Ar name は .Sq in , .Sq out , .Sq dial , .Sq alive のいずれかです。 .It .Ar rule-no は .Sq 0 から .Sq 39 までの数値で、ルール番号を指定します。 ルールは .Ar rule-no の番号順に指定されます。 ただしルール .Sq 0 が指定されている場合のみです。 .It .Ar action は .Sq permit , .Sq deny を指定可能であり、 あるパケットがこれらのルールに一致した場合、 結びつけられた action が直ちに実行されます。 また .Ar action には .Sq clear も指定可能です。 この場合、このルールに結びつけられた action をクリアします。 また .Ar action には、現在のルール番号よりも大きなルール番号を指定可能です。 この場合には、あるパケットが現在のルールに一致した場合、 (次のルール番号の代りに) この新しいルールに対して次にパケットが一致するかを確認します。 .Pp .Ar action にはエクスクラメーションマーク .Pq Dq !\& を続けることが可能です。この場合、 .Nm は後続する一致の意味を反転させます。 .It .Op Ar src_addr Ns Op / Ns Ar width と .Op Ar dst_addr Ns Op / Ns Ar width は始点と終点の IP アドレスです。 .Op / Ns Ar width が指定された場合には、それによって適切なネットマスクのビット値を与え、 アドレスの範囲を指定することができます。 .Pp .Ar src_addr と .Ar dst_addr には、 .Dv MYADDR , .Dv HISADDR , .Dv MYADDR6 または .Dv HISADDR6 という値を使用可能です (これらの値の解説は .Dq bg を参照してください)。 これらの値を使用した場合、これらの値が変化するたびにフィルタが更新されます。 これは、後述の .Dq add コマンドの動作と似ています。 .It .Ar proto は .Xr protocols 5 中の任意のプロトコルです。 .It .Ar cmp は .Sq \< , .Sq \&eq , .Sq \> のうちいずれか 1 つです。それぞれ、より小さい、等しい、 より大きいを意味します。 .Ar port はポート番号で指定するか、 .Pa /etc/services のサービス名で指定することができます。 .It .Sq estab , .Sq syn , .Sq finrst フラグは .Ar proto が .Sq tcp に設定されているときにのみ許可され、それぞれ TH_ACK、TH_SYN、および TH_FIN もしくは TH_RST という TCP フラグを表わします。 .It タイムアウト値は、現在のアイドルタイムアウトを最低でも .Ar secs 秒へと修正します。 タイムアウトを、alive フィルタと in/out フィルタの両方で指定すると、 in/out での値が使用されます。 タイムアウトを指定しないと、デフォルトタイムアウト ( .Ic set timeout を使用して設定するもので、デフォルトでは 180 秒になります) が使用されます。 .El .Pp .It 各フィルタはルール 0 から始まり、40 個までのルールをもつことができます。 規則のルールは、ルール 0 が定義されていなければ、有効にはなりません。 すなわち、デフォルトではすべてが通されます。 .It 定義されたルール集合中にマッチするものが無い場合、 パケットは破棄 (ブロック) されます。 フィルタにルールが存在しない場合、パケットは通過を許されます。 .It .Em PROTO_IP .Em PPP フレームヘッダを持つ UDP フレームに対しては、 ペイロードに基づいたフィルタリングを行なうことが可能です。 詳細については、後述の .Ar filter-decapsulation を参照してください。 .It すべての規則を消去するには、 .Dq set filter Ar name No -1 を使ってください。 .El .Pp .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.conf.sample . を参照してください。 .Sh アイドルタイマの設定 アイドルタイマを調べたり/設定するためには、それぞれ .Dq show bundle と .Dq set timeout コマンドを使ってください: .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> set timeout 600 .Ed .Pp タイムアウト時間は秒数で指定します。デフォルト値は timeout が 180 秒 (3 分) です。 アイドルタイマ機能を使わないようにするためには、 次のコマンドを利用してください。 .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> set timeout 0 .Ed .Pp .Fl ddial と .Fl dedicated モードではアイドルタイムアウトは無視されます。 .Fl auto モードでは、アイドルタイムアウトが発生すると .Nm プログラムは実行したままで .Em PPP セッションを終了します。別の引金となるパケットがきた時に リンクを再び確立しようとします。 .Sh Predictor-1 および DEFLATE 圧縮 .Nm は Predictor type 1 圧縮および deflate 圧縮をサポートしています。 デフォルトでは、 .Nm は、接続相手が同意 (あるいは要求) した場合に、 この機能を使おうと (もしくは受け入れようと) します。 .Nm は deflate プロトコルを優先します。 これらの機能を使用したくない時には .Dq disable と .Dq deny のコマンドを参照してください。 .Pp .Dq disable deflate か .Dq deny deflate の一方を使用することにより、 方向ごとに異ったアルゴリズムを使用することができます (接続相手が両方のプロトコルをサポートしていると仮定しています)。 .Pp デフォルトでは、DEFLATE についてネゴシエートするときには .Nm はウィンドウサイズとして 15 を使います。この動作を変更したい場合には .Dq set deflate コマンドを参照してください。 .Pp デフォルトでは無効にされ受け付けませんが、DEFLATE24 と呼ばれる特殊な アルゴリズムを使用することもできます。これは CCP ID 24 を ネゴシエーションに使う点を除いては DEFLATE と完全に同じものです。 これを使用することで .Nm は .Nm pppd バージョン 2.3.* と DEFLATE ネゴシエーションを成功させることができます。 .Sh IP アドレスの制御 IPv4 では、 .Nm は IP アドレスのネゴシエーションのために IPCP を使います。接続の両側は、自分が 使おうとするアドレスを提示し、要求された IP アドレスが受け入れ可能な ものであれば、相手に ACK (肯定応答) を返します。 受け入れることができなければ、別の IP アドレスの使用を促すために .Nm は相手に NAK (否定応答) を返します。 接続の両側が受け取った要求に同意し (ACK を送っ) た時、 IPCP はオープン状態にセットされ、ネットワーク層での接続が確立されます。 IPCP の動作を制御するために、この実装はローカルとリモートの IP アドレスを定義するための .Dq set ifaddr コマンドを持っています。 .Bd -ragged -offset indent .No set ifaddr Oo Ar src_addr Ns .Op / Ns Ar \&nn .Oo Ar dst_addr Ns Op / Ns Ar \&nn .Oo Ar netmask .Op Ar trigger_addr .Oc .Oc .Oc .Ed .Pp ここで、 .Sq src_addr はローカル側で使おうと思っている IP アドレスで、 .Sq dst_addr はリモート側が使用すべき IP アドレスです。 .Sq netmask は使用すべきネットマスクです。 .Sq src_addr のデフォルトは現在の .Xr hostname 1 のもの、 .Sq dst_addr のデフォルトは 0.0.0.0 であり、 .Sq netmask のデフォルトは .Sq src_addr に適したマスク値です。 .Sq netmask はデフォルトより小さくすることのみ可能です。 ほとんどのカーネルが POINTOPOINT インタフェースのネットマスクを 無視するので、便利な値は 255.255.255.255 でしょう。 .Pp 誤った .Em PPP の実装には、接続ネゴシエーションのために、 .Sq src_addr ではなく特別な IP アドレスを使用しなければならないものがあります。 この場合、 .Sq trigger_addr で指定した IP アドレスが使用されます。 相手がこの提案された番号に同意しない限り、経路表には影響しません。 .Bd -literal -offset indent set ifaddr 192.244.177.38 192.244.177.2 255.255.255.255 0.0.0.0 .Ed .Pp 上の例の意味は次の通りです: .Pp .Bl -bullet -compact .It 自分の IP アドレスとしてまず 0.0.0.0 を提案しますが、アドレス 192.244.177.38 のみは受け付けます。 .It 相手側のアドレスとして 192.244.177.2 を使うように要求し、 192.244.177.2 以外のどんなアドレスを使うことも許可しません。 相手側が別の IP アドレスを要求してきた時は、いつでも 192.244.177.2 を提案します。 .It 経路表のネットマスク値は 0xffffffff に設定されます。 .El .Pp これは、両側が既に決まった IP アドレスを持っている場合には うまくいきますが、多くの場合、一方がすべての IP アドレスを制御する サーバとして動作しており、もう一方はその方針に従います。 より柔軟な動作をさせるために、 .Dq set ifaddr コマンドで IP アドレス指定をもっと緩やかにすることが可能です: .Pp .Dl set ifaddr 192.244.177.38/24 192.244.177.2/20 .Pp スラッシュ .Pq Dq / に続く数字は、この IP アドレスで意味のあるビットの数を 表現しています。上の例は次のことを示しています。 .Pp .Bl -bullet -compact .It 可能なら自分のアドレスとして 192.244.177.38 を使おうとしますが、 192.244.177.0 から 192.244.177.255 の間の任意の IP アドレスも受け入れます。 .It 相手のアドレスとして 192.244.177.2 を使うことを希望しますが、 192.244.176.0 から 192.244.191.255 の間の任意の IP アドレスも許可します。 .It すでにお気づきと思いますが、 192.244.177.2 は 192.244.177.2/32 と書くことと 等価です。 .It 例外として、0 は 0.0.0.0/0 と等価であり、希望する IP アドレスは 特に無く、リモート接続先の選択に従うことを意味します。 0 を使用した場合は、接続が確立するまで、経路表のエントリは まったく設定されません。 .It 192.244.177.2/0 は、どんな IP アドレスでも受け入れる/許可することを 意味しますが、最初に 192.244.177.2 を使うように提案します。 .El .Pp IPv6 アドレスのネゴシエーション時には、ユーザはなにも制御できません。 IPV6CP ネゴシエーションは完全自動です。 .Sh インターネットサービスプロバイダと接続する プロバイダに接続する際には、次のステップを踏む必要があるでしょう: .Bl -enum .It .Dq set phone コマンドを使って、ダイヤルスクリプトにプロバイダの電話番号を記述します。 ダイヤルやリダイヤルに使用する電話番号は、 パイプ .Pq Dq \&| またはコロン .Pq Dq \&: で区切って複数指定することができます。例えば、次のようになります: .Bd -ragged -offset indent .No set phone Ar telno Ns Xo .Oo \&| Ns Ar backupnumber .Oc Ns ... Ns Oo : Ns Ar nextnumber .Oc Ns ... .Xc .Ed .Pp 最初のパイプで区切られたリストの番号は、 直前の番号でダイヤルもしくはログインスクリプトが失敗した場合のみ使用されます。 コロンで区切られた番号は、直前の番号の使用によりなにが起ったのかにかかわらず、 この順番で使用されます。例えば: .Bd -literal -offset indent set phone "1234567|2345678:3456789|4567890" .Ed .Pp この場合、まず 1234567 にダイヤルしてみます。 ダイヤルもしくはログインスクリプトに失敗したら、 次は 2345678 を使用します。 しかしこれはダイヤルもしくはログインスクリプトに失敗したとき *のみ* です。 このダイヤルの後、3456789 が使用されます。 4567890 は 345689 でダイヤルもしくはログインスクリプトに失敗したときのみ 使用されます。 2345678 のログインスクリプトが失敗したとしても、次の番号は 3456789 です。 必要な数だけ、パイプとコロンを使用可能です (しかし、通常はパイプのみかコロンのみであり両方の使用はないでしょう)。 次の番号へのリダイヤルまでのタイムアウトは、すべての番号にて使用されます。 リストが終了すると、 通常のリダイヤル期間だけ待ち、 最初から再開します。 .Dq set dial コマンドの \\\\T 文字列は選択された番号で置きかえられます。 (以降を参照してください)。 .It リダイヤルに関する設定は、 .Dq set redial で行います。 例えば回線の調子が悪かったり、 (最近では それほど多くないでしょうが) プロバイダがいつも話中だったりすると、 次のように設定したくなるかもしれません: .Bd -literal -offset indent set redial 10 4 .Ed .Pp これは最初の番号にリダイヤルを行う前に 10 秒待って、 4 回までダイヤルしてみるという意味になります。 .It .Dq set dial と .Dq set login コマンドを使ってログイン手続きを記述します。 .Dq set dial コマンドはモデムと通信してプロバイダへのリンクを確立するのに使われます。 例えば、次のようになります: .Bd -literal -offset indent set dial "ABORT BUSY ABORT NO\\\\sCARRIER TIMEOUT 4 \\"\\" \e ATZ OK-ATZ-OK ATDT\\\\T TIMEOUT 60 CONNECT" .Ed .Pp このモデム「チャット」文字列の意味は次の通りです。 .Bl -bullet .It \&"BUSY" または "NO CARRIER" を受信した場合には処理を中止します。 .It タイムアウトを 4 秒にセットします。 .It 文字列の受信待ちは行いません。 .It ATZ を送信します。 .It OK の受信待ちを行います。もし 4 秒以内に受信できなければ、 もう 1 度 ATZ を送信し、OK の受信待ちを行います。 .It ATDTxxxxxxx を送信します。xxxxxxx は 上記の電話番号リストの中の、次にダイヤルする番号です。 .It タイムアウトを 60 にセットします。 .It 文字列 CONNECT の受信待ちを行います。 .El .Pp 一旦接続が確立されると、ログインスクリプトが実行されます。 このスクリプトはダイヤルスクリプトと同じスタイルで書かれますが、 パスワードが記録されないように注意してください: .Bd -literal -offset indent set authkey MySecret set login "TIMEOUT 15 login:-\\\\r-login: awfulhak \e word: \\\\P ocol: PPP HELLO" .Ed .Pp このログイン「チャット」文字列の意味は次の通りです。 .Bl -bullet .It タイムアウトを 15 秒にセットします。 .It \&"login:" の受信待ちを行います。もし受信できなければ 復改文字を送信して、再び "login:" の受信待ちを行います。 .It \&"awfulhak" を送信します。 .It \&"word:" ("Password:" プロンプトの末尾) の受信待ちを行います。 .It .Ar authkey に現在設定されている値を送信します。 .It \&"ocol:" ("Protocol:" プロンプトの末尾) の受信待ちを行います。 .It \&"PPP" を送信します。 .It \&"HELLO" の受信待ちを行います。 .El .Pp .Dq set authkey コマンドのログは特別な方法でとられます。 .Ar command または .Ar chat のログが有効な時は、実際のパスワードは記録されません。 代りに .Sq ******** が記録されます。 .Pp ログインスクリプトはプロバイダによって大きく違うものになるでしょう。 初めてそれを設定するときには .Em チャットログを有効化 することで、あなたのスクリプトが予定通りに動いているかを 調べることができます。 .It シリアル回線と通信速度を指定するためには .Dq set device と .Dq set speed を使います。例えば次のようになります。 .Bd -literal -offset indent set device /dev/cuaa0 set speed 115200 .Ed .Pp .Fx では cuaa0 が 1 つめのシリアルポートになります。 .Ox で .Nm を実行している場合には cua00 が 1 つめです。 あなたのモデムが 28800 かそれ以上のビットレートで通信することが できるなら、シリアルポートの速度には 115200 を指定しておくべきでしょう。 一般に、シリアルポートの速度はモデムの速度の約 4 倍にしておきます。 .It .Dq set ifaddr コマンドで IP アドレスを定義します。 .Bl -bullet .It プロバイダがどの IP アドレスを使っているのか知っている場合には、 それをリモートアドレス (dst_addr) として使ってください。 知らない場合には、10.0.0.2/0 か何かを使ってください (以降を参照してください)。 .It 特定の IP アドレスをプロバイダから割り当てられている場合は、 それをローカルアドレス (src_addr) として使ってください。 .It プロバイダが IP アドレスを動的に割り当てる場合は、適当に控えめで 緩やかに記述した IP アドレスをローカルアドレスに選んでください。 10.0.0.1/0 が適切でしょう。 / に続く数値は、このアドレスのうち何ビットを重視しているかを示します。 もしもクラス C のネットワーク 1.2.3.0 上のアドレスを使うことを 主張したいのなら、1.2.3.1/24 と指定することができます。 .It プロバイダがあなたが提示した最初の IP 番号を受け付ける場合、 第 3, 4 の引数に .Dq 0.0.0.0 を指定してください。 これによりプロバイダが番号を割り当てます (3 つめの引数は、 .Sq src_addr に対してデフォルトのマスクよりも制約が緩いため、無視されます)。 .El .Pp 自分の IP アドレスもプロバイダの IP アドレスも 知らない場合には、次の例のようにするとよいでしょう。 .Bd -literal -offset indent set ifaddr 10.0.0.1/0 10.0.0.2/0 0.0.0.0 0.0.0.0 .Ed .Pp .It ほとんどの場合、プロバイダはデフォルトルータでもあるでしょう。 この場合、次の行を .Pa /etc/ppp/ppp.conf .Fl ( auto モードを使用しない設定の場合には .Pa /etc/ppp/ppp.linkup ) に追加します。 .Bd -literal -offset indent add default HISADDR .Ed .Pp これは、 .Nm 接続先のアドレスが何であっても (この例では 10.0.0.2) デフォルト経路として追加するように指示します。 この経路は .Sq スティッキ です。これは .Dv HISADDR の値が変わると、経路もそれに従って自動的に更新されるという意味です。 .It プロバイダが PAP/CHAP による認証を要求している場合は、 .Pa /etc/ppp/ppp.conf ファイルに次の行を追加してください: .Bd -literal -offset indent set authname MyName set authkey MyPassword .Ed .Pp デフォルトではどちらも受け付けられますので、ISP が何を要求しても大丈夫です。 .Pp PAP もしくは CHAP を使用する場合、ログインスクリプトはほとんどの場合、 必要とされないことを記述しておくべきでしょう。 .It 次のような行を加え、ISP にネームサーバアドレスを確認してください。 .Bd -literal -offset indent enable dns .Ed .Pp ローカル DNS を走らせている場合には、 .Dq resolv readonly を使わず、かつ、 .Dq resolv restore を .Pa /etc/ppp/ppp.linkdown に含めていないならば、 これを .Em やらない でください。 .Nm は単純に .Pa /etc/resolv.conf に nameserver 行を入れることで、ローカル DNS の使用を 出し抜いてしまうからです。 .El .Pp 現実の例を見たい場合には、 .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.conf.sample と .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.linkup.sample を参照してください。 ラベル pmdemand は、ほとんどのプロバイダで使用できるでしょう。 .Sh ログ機能 .Nm は次のログ情報を、 .Xr syslog 3 経由で、もしくはスクリーンに出力することができます: .Pp .Bl -tag -width XXXXXXXXX -offset XXX -compact .It Li All ロギング用ファシリティをすべて有効にします。 この場合、ログがたくさんできます。 `all' の最も一般的な使い方は、共通部分として使うことです。 この場合、すべてのファシリティを有効にしたあとで一部の ファシリティを削ったりします (`debug' や `timer' が通常は無効にするのに最適な ファシリティです)。 .It Li Async 非同期レベルパケットの 16 進ダンプ。 .It Li CBCP CBCP (CallBack Control Protocol) ログの生成。 .It Li CCP CCP パケットトレースの生成。 .It Li Chat .Sq dial , .Sq login , .Sq logout , .Sq hangup のチャットスクリプトのトレースログの生成。 .It Li Command コマンド実行のログ。 .It Li Connect 文字列 "CONNECT" を含むチャット行のログ。 .It Li Debug デバッグ情報のログ。 .It Li DNS DNS QUERY パケットのログ。 .It Li Filter ダイヤルフィルタに許可され、他のフィルタに拒否されたパケットのログ。 .It Li HDLC HDLC パケットの 16 進ダンプ。 .It Li ID0 ユーザ ID 0 で実行された全関数呼び出しを詳細に記録。 .It Li IPCP IPCP パケットトレースの生成。 .It Li LCP LCP パケットトレースの生成。 .It Li LQM LQR レポートの生成。 .It Li Phase フェーズ遷移ログの出力。 .It Li Physical 物理レベルパケットの 16 進ダンプ。 +.It Li Radius +RADIUS 情報のダンプ。 +.Dq Radius +のログが有効になっていない場合、リンクのアップ・ダウンから来る +RADIUS 情報のログを +.Dq Phase +レベルで採ります。 +このログレベルは RADIUS の動作中の情報を監視するのに最も有用です。 .It Li Sync 同期レベルパケットの 16 進ダンプ。 .It Li TCP/IP 全 TCP/IP パケットのダンプ。 .It Li Timer タイマ操作のログ。 .It Li TUN ログの各行に tun デバイスを含めます .It Li Warning 端末デバイスへの出力。端末が存在しない場合は、 .Dv LOG_WARNING を使用してログファイルに送ります。 .It Li Error 端末デバイスとログファイルへの出力で、 .Dv LOG_ERROR を使用します。 .It Li Alert ログファイルへの出力で、 .Dv LOG_ALERT を使用します。 .El .Pp .Dq set log コマンドで、ログの出力レベルを設定することができます。 また、複数のレベルを単一コマンドラインにて指定することも可能です。 デフォルトは、 .Dq set log Phase です。 .Pp スクリーンに直接ログを表示することも可能です。 文法は同じで、語 .Dq local が .Dq set log の直後に付くことだけが違います。 デフォルトは .Dq set log local (つまり、マスクされない警告、エラーと注意のみ出力) です。 .Pp .Dq set log Op local への最初の引数が .Sq + か .Sq - の文字で始まる場合、現在のログレベルを消去せずに修正します。例えば: .Bd -literal -offset indent PPP ON awfulhak> set log phase PPP ON awfulhak> show log Log: Phase Warning Error Alert Local: Warning Error Alert PPP ON awfulhak> set log +tcp/ip -warning PPP ON awfulhak> set log local +command PPP ON awfulhak> show log Log: Phase TCP/IP Warning Error Alert Local: Command Warning Error Alert .Ed .Pp レベル Warning, Error, Alert のメッセージログは .Dq set log Op local では制御できません。 .Pp .Ar Warning レベルは特別で、ローカルに表示可能な場合には記録されません。 .Sh シグナルハンドリング .Nm は次のシグナルを扱います: .Bl -tag -width "USR2" .It INT このシグナルを受信すると、現在の接続がもしあればそれを終了します。 .Fl auto もしくは .Fl ddial のモードではない場合、 .Nm は終了します。 .It HUP, TERM, QUIT .Nm を終了させます。 .It USR1 .Nm に既存のサーバソケットを再度オープンさせ、すべての既存の診断ポートへの接続を 取り下げます。 以前にオープン出来なかったソケットは、再度試されます。 .It USR2 .Nm に全サーバソケットを閉じさせ、すべての既存の診断ポートへの接続を 取り下げます。 再度オープンするためには、 .Dv SIGUSR1 が使用できます。 .El .Sh マルチリンク PPP .Em PPP 相手に接続するのに複数の物理的なリンクを利用したいなら、 接続相手も .Em マルチリンク PPP プロトコルを理解する必要があります。 仕様の詳細は RFC 1990 を参照してください。 .Pp 接続先は、 .Dq 終点の選択 とその .Dq 認証 ID の組み合わせによって識別されます。 これらの一方、もしくは両方を指定することができます。 最低でも片方は指定しておくことが推奨されます。 そうでないと、すべてのリンクが実際に同一のプログラムに接続されていることを 確認する方法がなくなり、 混乱してロックアップを引き起こすことがあります。 ローカルには、これらの識別変数は .Dq set enddisc と .Dq set authname コマンドを用いることで指定されます。先立って接続相手と .Sq authname (と .Sq authkey ) について合意しておく必要があります。 .Pp マルチリンクの能力は .Dq set mrru コマンド (set maximum reconstructed receive unit) を用いることで 有効になります。一度マルチリンクが有効になれば、 .Nm は接続相手とマルチリンク接続のネゴシエーションを行います。 .Pp デフォルトでは ( .Sq deflink と呼ばれる) ただ 1 つの .Sq リンク のみが有効です。さらにリンクを作成するには .Dq clone コマンドが使われます。このコマンドは既存のリンクを複製します。 それは次の点を除いてすべての性質が同じものです: .Bl -enum .It 新しいリンクは .Dq clone コマンドラインで指定された独自の名前を持ちます。 .It 新しいリンクは .Sq interactive リンクです。そのモードは次の .Dq set mode コマンドで変更することができます。 .It 新しいリンクは .Sq closed の状態にあります。 .El .Pp すべての有効なリンクのまとめは、 .Dq show links コマンドを用いて見ることができます。 .Pp 一度リンクが作成されると、コマンドの使用方法が変わります。 すべてのリンク固有のコマンドの前には、 .Dq link Ar name プレフィックスをつけて、 コマンドを適用するリンクを指定する必要があります。 .Nm は十分賢いので、 利用可能なリンクが 1 つだけの場合には、 .Dq link Ar name プレフィックスは不要です。 .Pp コマンドの中には依然としてリンクの指定なしに使用できるものがあり、それは .Sq バンドル レベルの操作を行います。たとえば、2 つ以上のリンクが存在するとき .Dq show ccp はマルチリンクレベルの CPP 設定と統計を表示し .Dq link deflink show ccp は .Dq deflink のリンクレベルの同じ情報を表示します。 .Pp これらの情報を用いて、次の設定を用いることができます: .Pp .Bd -literal -offset indent mp: set timeout 0 set log phase chat set device /dev/cuaa0 /dev/cuaa1 /dev/cuaa2 set phone "123456789" set dial "ABORT BUSY ABORT NO\\sCARRIER TIMEOUT 5 \\"\\" ATZ \e OK-AT-OK \\\\dATDT\\\\T TIMEOUT 45 CONNECT" set login set ifaddr 10.0.0.1/0 10.0.0.2/0 0.0.0.0 0.0.0.0 set authname ppp set authkey ppppassword set mrru 1500 clone 1,2,3 # 3 個の新規リンクを作成 - デフォルトを複製 link deflink remove # デフォルトリンクを削除 (``deflink'' という名前) .Ed .Pp すべての複製が設定の最後で行われていることに注意してください。 一般にはリンクは最初に設定され、そして複製されます。 あなたが常にすべてのリンクがアップ状態であることを望む場合には、 設定の最後に次の行を追加することができます。 .Pp .Bd -literal -offset indent link 1,2,3 set mode ddial .Ed .Pp リンクが必要に応じてダイヤルされることを望む場合には、次のコマンドを 使うことができます。 .Pp .Bd -literal -offset indent link * set mode auto .Ed .Pp 上記の .Dq set device 行を取り除き、 .Dq clone コマンドに続けて次の内容を指定することで、 リンクを特定の名前に結びつけることもできます: .Pp .Bd -literal -offset indent link 1 set device /dev/cuaa0 link 2 set device /dev/cuaa1 link 3 set device /dev/cuaa2 .Ed .Pp どのコマンドが ( .Dq link コマンドを使用した) コンテキスト (文脈) を要求し、 どのコマンドがコンテキストをオプションとし、 そしてどのコマンドがコンテキストを一切とらないかを調べるには、 .Dq help コマンドを使用します。 .Pp .Nm が接続相手と .Em マルチリンク モードでネゴシエートすると、 .Nm はローカルドメインソケットを .Pa /var/run ディレクトリに作成します。このソケットは、 リンク情報 (実際のリンクファイル記述子も含む) を、異なる .Nm の間で受け渡しするために使われます。 この機能によって、 .Nm はシリアル回線の初期制御を行う必要なしに .Xr getty 8 から、もしくは直接 .Pa /etc/gettydefs から ( .Sq pp= ケーパビリティを用いて) 実行することが可能となっています。 ひとたび .Nm がマルチリンクモードのネゴシエーションを行うと、 .Nm は自分がオープンした リンクをすでに実行されている任意の他のプロセスに渡すことができます。 すでに実行されているプロセスがない場合、 .Nm はマスタとして振る舞い、ソケットを作成し、新たな接続を待ちます。 .Sh PPP コマンドリスト この節では利用可能コマンドとその効果をリストします。 .Nm セッションで対話的に使用することも、 設定ファイルで指定することも、 .Xr pppctl 8 もしくは .Xr telnet 1 セッションで指定することも可能です。 .Bl -tag -width 2h .It accept|deny|enable|disable Ar option.... これらのディレクティブは 最初の接続においてどのように相手とネゴシエートするかを .Nm に指示します。各 .Dq option は、accept/deny および enable/disable のデフォルトを持ちます。 .Dq accept は相手がこのオプションを要求したら、ACK を送ることを意味します。 .Dq deny は相手がこのオプションを要求したら、NAK を送ることを意味します。 .Dq enable はこのオプションを当方が要求することを意味します。 .Dq disable はこのオプションを当方が要求しないことを意味します。 .Pp .Dq option は次のいずれかです: .Bl -tag -width 2h .It acfcomp デフォルト: enable かつ accept。 ACFComp はアドレスおよびコントロールフィールド圧縮 (Address and Control Field Compression) を意味します。 LCP パケット以外は通常、 アドレスフィールド 0xff (全ステーションアドレス) と 制御フィールド 0x03 (番号付けされていない情報コマンド) を持ちます。 このオプションがネゴシエートされると、これらの 2 バイトは単に送信されなくなり、 流量が少なくなります。 .Pp 詳細は .Pa rfc1662 を参照してください。 .It chap Ns Op \&05 デフォルト: disable かつ accept。 CHAP はチャレンジ交換認証プロトコル (Challenge Handshake Authentication Protocol) を意味します。 CHAP もしくは PAP (後述) のどちらか一方のみネゴシエーション可能です。 CHAP では、認証者は「チャレンジ」メッセージを相手に送ります。 相手は一方向ハッシュ関数を使用して「チャレンジ」を暗号化し、 結果を送り返します。 認証者は同じことを行い結果を比較します。 この機構の利点は、接続を介してパスワードを送らないことです。 接続が最初に確立する時にチャレンジが行われます。 更なるチャレンジが行われるかもしれません。 相手の認証を行いたい場合は、 .Dq enable chap を .Pa /etc/ppp/ppp.conf に書き、相手のエントリを .Pa /etc/ppp/ppp.secret に書く必要があります。 .Pp クライアントとして CHAP を使用する場合、 .Dq AuthName と .Dq AuthKey を .Pa /etc/ppp/ppp.conf に指定するだけで良いです。 CHAP はデフォルトで accept されます。 .Em PPP の実装によっては、チャレンジの暗号化に MD5 ではなく "MS-CHAP" を使用するものがあります。 MS-CHAP は MD4 と DES の組み合わせです。もし .Nm が DES ライブラリの存在するマシン上で構築された場合 MS-CHAP 認証要求に応答しますが、要求はしません。 .It deflate デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは圧縮制御プロトコル (Compression Control Protocol; CCP) に deflate 圧縮を使用するか否かを決定します。 使用されるアルゴリズムは .Xr gzip 1 プログラムが使用するものと同じです。 注: .Xr pppd 8 - 多くのオペレーティングシステムで使用可能な .Em PPP の実装 - との .Ar deflate 能力についてのネゴシエーションには問題があります。 .Nm pppd (バージョン 2.3.1) が .Ar deflate 圧縮のネゴシエーションを行おうとする CCP コンフィギュレーションタイプは、 .Pa rfc1979 に規定されたタイプ .Em 26 ではなくタイプ .Em 24 であり、誤っています。 タイプ .Ar 24 は実際には .Pa rfc1975 では .Dq PPP Magna-link Variable Resource Compression と指定されています! .Nm は .Nm pppd とネゴシエートする能力がありますが、 .Dq deflate24 が .Ar enable かつ .Ar accept されている場合のみです。 .It deflate24 デフォルト: disable かつ deny。 これは .Ar deflate のバリエーションで、 .Xr pppd 8 プログラムとのネゴシエーションを許可します。 詳細は上記の .Ar deflate セクションを参照してください。 これは .Pa rfc1975 に反するため、デフォルトでは disable となっています。 .It dns デフォルト: disable かつ deny。 このオプションは DNS ネゴシエーションを許可します。 .Pp .Dq enable にすることにより、 .Nm は接続相手が .Pa /etc/resolv.conf ファイルのエントリを確認することを要求します。 もし接続相手が当方の要求に否定応答をした場合 (新しい IP アドレスを 提案したら)、 .Pa /etc/resolv.conf ファイルは更新され、新しいエントリを確認するように要求を送ります。 .Pp .Dq accept にすることにより、 .Nm は接続相手からの DNS 検索要求を拒否せずに、返答します。 .Dq set dns コマンドの使用によって上書きされていない場合には、応答は .Pa /etc/resolv.conf から採られます。 .It enddisc デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは、終点選択値をネゴシエートするか否かを制御します。 .Dq set enddisc が使用され .Ar enddisc が enable の場合のみ、当方の選択値を送ります。 .Ar enddisc が disable の場合、相手の選択値を拒否します。 .It LANMan|chap80lm デフォルト: disable かつ accept。 この認証プロトコルの使用は勧められません。 単一の CHAP タイプ (0x80) を装って、 2 つの異った機構 (LANMan と NT) を実装することにより、 部分的に認証プロトコルを侵害しているからです。 .Dq LANMan は単純な DES 暗号化機構を使用するものであり、 CHAP 代替としては最低の安全性のものです (それでも PAP よりは安全です)。 .Pp 更なる詳細は後述の .Dq MSChap の記述を参照してください。 .It lqr デフォルト: disable かつ accept。 このオプションはリンク品質要求 (Link Quality Request) を送信する、 もしくは受け入れるかどうかを決定します。 LQR は、モデムのキャリア検出を使用せずに、リンクダウンを .Nm に決定させるプロトコルです。 LQR が enable になっていると、 .Nm は LCP 要求の一部として .Em QUALPROTO オプション (後述の .Dq set lqrperiod を参照) を送ります。 接続相手が同意した場合、両端は同意した間隔で LQR パケットを交換し、 LQM ロギングを有効にすることで、詳細なリンク品質を監視することが 可能になります。 接続相手が同意しなかった場合、 .Nm は代りに ECHO LQR 要求を 送ります。これらのパケットは興味ある情報を何も渡しませんが、 .Em 必ず 接続相手に応答しなければなりません。 .Pp LQR, ECHO LQR のいずれを用いるにせよ、 .Nm は 5 つのパケットを送ったが確認応答が無い場合、6 つ目のパケットを送らずに 回線を切断します。 メッセージを .Em PHASE レベルで記録し、回線切断の原因が接続相手にあるものとして、適当な .Dq reconnect 値を使用します。 .It mppe デフォルト: enable かつ accept。 これは、Microsoft 社の Point to Point 暗号化機構です。 MPPE の鍵のサイズは、40, 56, 128 ビットです。 .Dq set mppe コマンドを参照してください。 .It MSChapV2|chap81 デフォルト: disable かつ accept。 標準 CHAP (タイプ 0x05) と非常に似ていますが、長さ 16 バイト固定の チャレンジコードを送ることと、チャレンジコードを暗号化するのに、 標準の MD5 機構ではなく MD4, SHA-1 そして DES を混合して使用する 点が異なります。 .It MSChap|chap80nt デフォルト: disable かつ accept。 この認証プロトコルの使用は勧められません。 単一の CHAP タイプ (0x80) を装って、 2 つの異った機構 (LANMan と NT) を実装することにより、 部分的に認証プロトコルを侵害しているからです。 標準の CHAP (タイプ 0x05) に非常に良く似ていますが、 チャレンジを固定 8 バイト長で発行し、 標準の MD5 機構ではなく MD4 と DES を組み合わせてチャレンジを暗号化するところが違います。 LANman 用の CHAP タイプ 0x80 もまたサポートされています - 詳細は .Dq enable LANMan を参照してください。 .Pp .Dq LANMan と .Dq NT の両方が CHAP タイプ 0x80 を使用しますので、両方を .Dq enable にして認証者として動作するときには、 相手が誤った方のプロトコルを使用して応答した場合には、 .Nm は最大 3 回相手に再チャレンジします。 これにより、相手が両方のプロトコルを使用する機会を与えます。 .Pp 逆に、両プロトコルを .Dq enable にして .Nm が被認証者となる場合、チャレンジに答えるたびに使用プロトコルを交換します。 .Pp 注: LANMan のみが enable にされた場合、 .Xr pppd 8 (バージョン 2.3.5) は被認証者としては誤った動作を行います。 NT と LANMan の両方の応答を行いますが、 NT の応答のみ使用すべきことも指示してしまうのです。 .It pap デフォルト: disable かつ accept。 PAP はパスワード認証プロトコル (Password Authentication Protocol) を 意味します。 CHAP (前述) もしくは PAP のどちらか一方のみネゴシエーション可能です。 PAP では、ID とパスワードが相手に送られ続け、 認証されるか接続が終了されるまでこれが続きます。 これは比較的良くないセキュリティ機構です。 接続が最初に確立した時のみ実行可能です。 相手の認証を行いたい場合は、 .Dq enable pap を .Pa /etc/ppp/ppp.conf に書き、相手のエントリを .Pa /etc/ppp.secret に書く必要があります (ただし、後述の .Dq passwdauth と .Dq set radius オプションを参照)。 .Pp クライアントとして PAP を使用する場合、 .Dq AuthName と .Dq AuthKey を .Pa /etc/ppp/ppp.conf に指定するだけで良いです。 PAP はデフォルトで accept されます。 .It pred1 デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは圧縮制御プロトコル (Compression Control Protocol; CCP) に Predictor 1 圧縮を使用するかどうかを決定します。 .It protocomp デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは PFC (プロトコルフィールド圧縮) のネゴシエートするために使用されます。 この機構により、 プロトコルフィールド数が 2 オクテットから 1 オクテットに減ります。 .It shortseq デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは .Nm がマルチリンクモードのネゴシエーション時に (12 ビットの) 短いシーケンス番号を要求し、そして受け入れるかどうかを決定します。 これは、当方の MMRU が設定されたときのみ (マルチリンクが有効になっているときのみ) 適用されます。 .It vjcomp デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは Van Jacobson ヘッダ圧縮を使用するかどうかを決定します。 .El .Pp 次に示すオプションは、実際には相手とネゴシエートしません。 それゆえ accept および deny は意味を持ちません。 .Bl -tag -width 20 .It filter-decapsulation デフォルト: disable。 本オプションを enable にすると、 .Nm は UDP フレームを検査し、 .Em PPP フレームをペイロードとして持っているか否かを見ます。 これが真である場合、パケット自身に対してではなく、ペイロードに対して、 すべてのフィルタを適用します。 .Pp .Em PPP リンク上で PPPoUDP トラフィックを送りたい場合で、 UDP ラッパではなく、 実際のデータに基いて賢いことをリンクにやらせたい場合に有用です。 .Pp UDP フレームのペイロードは、如何なる方法であっても圧縮してはなりません。 圧縮した場合には、 .Nm はペイロードを解釈できません。 ですから、UDP リンクに対する .Nm の起動の際には、設定中で .Ic disable vj pred1 deflate と .Ic deny vj pred1 deflate を行なうことを推奨します。 .It force-scripts 設定済みのチャットスクリプトを、 .Dv direct および .Dv dedicated のモードでも実行することを強制します。 .It idcheck デフォルト: enable。 低レベルな LCP, CCP, IPCP 設定トラフィックを交換するときに、 すべての応答の識別子フィールドはその要求の識別子フィールドと 同一であることが予定されています。デフォルトでは .Nm は予定された識別子フィールドを持たないすべての応答パケットを 捨て、それぞれのログレベルで報告します。もし .Ar idcheck が disable になっている場合、 .Nm は識別子フィールドを無視します。 .It iface-alias デフォルト: .Fl nat が指定された場合 enable。 このオプションは、 インタフェースのアドレスを交換するのではなく、 インタフェースに新規アドレスを追加するように、 .Nm に指示します。 ネットワークアドレス変換が有効な場合のみ .Pq Dq nat enable yes 、本オプションを enable にできます。 .Pp 本オプションを enable にすると、 .Nm は古いインタフェースアドレスのトラフィックを NAT エンジン .Pq Xr libalias 3 参照 を通すようになり、( .Fl auto モードでは) 最初に PPP リンクを立ち上げたプロセスが正しく接続できるようにします。 .Pp .Dq nat enable no として NAT を disable すると、 .Sq iface-alias も disable します。 .It ipcp デフォルト: enable。 本オプションは、 .Nm が IP 制御プロトコルケーパビリティを試み、 これが成功したときには IP データグラムを相手と交換することを許可します。 .It ipv6cp デフォルト: enable。 本オプションは、 .Nm が IPv6 制御プロトコルケーパビリティを試み、 これが成功したときには IPv6 データグラムを相手と交換することを許可します。 .It keep-session デフォルト: disable。 .Nm がマルチリンクサーバとして動作するとき、別の .Nm インスタンスが最初に各接続を受け付けます。 リンクが (別の .Nm によって制御されている) 既存のバンドルに属すと判定すると、 .Nm はこのリンクを当該別プロセスへ移管します。 .Pp リンクが tty デバイスである場合かこのオプションが enable されている場合、 .Nm は終了せず、自己のプロセス名を .Dq session owner に変え、リンクを制御する方の .Nm が処理を完了してアイドルプロセスの方へシグナルを返すまで待ちます。 リンク資源が再利用可能であると .Nm の親がみなす結果により生じる混乱を、これにより防ぎます。 .Pp .Pa /etc/ttys にエントリがある tty デバイスの場合、別の .Xr getty 8 の開始を防ぐために、これが必要です。 .Xr sshd 8 のようなプログラムリンクの場合、子供の死による .Xr sshd 8 の終了を防ぐために、これが必要です。 .Nm は親の要件を判断できませんので (tty の場合を除く)、 状況に応じて手動で本オプションを設定する必要があります。 .It loopback デフォルト: enable。 .Ar loopback が enable の場合、 .Nm は自動的に .Em PPP インタフェースと同じ終点アドレス宛に送出されたパケットを ループバックします。 disable の場合、 .Nm がパケットを送ると、おそらく他の終点からの ICMP リダイレクトとなります。 インタフェースがデフォルト経路であるため、 ループバック経路を必要とすることを避けたい場合、 このオプションを enable にすると便利です。 .It passwdauth デフォルト: disable。 このオプションを enable にすることにより、 PAP 認証コードが呼び出し側を認証する時に、 .Pa /etc/ppp/ppp.secret ファイル中でみつからない場合、パスワードデータベース ( .Xr passwd 5 参照) を使用します。 .Pa /etc/ppp/ppp.secret は常に、最初に調べられます。 .Xr passwd 5 からパスワードを調べ、かつそのクライアントに対して IP アドレスもしくは ラベルを指定したい場合には、 .Pa /etc/ppp/ppp.secret ファイル中のクライアントのパスワードとして .Dq \&* を用いてください。 .It proxy デフォルト: disable。 このオプションを enable にすることにより、 .Nm に相手のために代理 ARP をさせます。 .Dv HISADDR と .Dv HISADDR がいるローカルネットワークの .Dv MAC アドレスを使用して、 .Nm が ARP 表に単一エントリを作成することを意味します。 これにより、 相手自身がその LAN に接続されたかのような状態で、 LAN に接続された他のマシンと相手とが 通信できるようになります。 .Dv HISADDR が LAN からのアドレスではない場合、代理エントリは作成できません。 .It proxyall デフォルト: disable。 このオプションを enable にすることにより、 .Nm に代理 ARP エントリを追加させます。 追加されるエントリは、 tun インタフェースによってルーティングされる すべてのクラス C もしくはそれ以下のサブネットの中の、全 IP アドレスです。 .Pp 代理 arp エントリは、 .Dq add コマンドによって追加されたスティッキ経路に対してのみ作成されます。( .Dq set ifaddr コマンドによって作成された) インタフェースアドレス自身に対しては、代理 arp エントリは作成されません。 .It sroutes デフォルト: enable。 .Dq add コマンドが .Dv HISADDR , .Dv MYADDR , .Dv HISADDR6 .Dv MYADDR6 のいずれかの値とともに用いられると、エントリは .Sq スティック経路 リストに格納されます。 これらの値が変更される度に、このリストが経路表に適用されます。 .Pp このオプションを disable にすると、 スティッキ経路が適用されなくなります。 .Sq スティッキ経路 リストは依然として保守されます。 .It Op tcp Ns Xo .No mssfixup .Xc デフォルト: enable。 このオプションは、 .Nm に、TCP SYN パケットを調整するように指示し、 インタフェース MTU が許可しているサイズを受信セグメントサイズの 最大値が超えないようにします。 .It throughput デフォルト: enable。 このオプションを有効にすると、 .Nm はスループット統計を収集します。 ずれ動く 5 秒間のウィンドウにおいて入出力が検査され、 現在、最良時、総計の数値が保持されます。 このデータは関連する .Em PPP 層が終了するときに出力され、また .Dq show コマンドで表示することで得られます。スループット統計は .Dq IPCP と .Dq physical のレベルで利用可能です。 .It utmp デフォルト: enable。 通常ユーザが PAP もしくは CHAP で認証された時で、 .Nm が .Fl direct モードで実行されている時は、このユーザのエントリが utmp ファイルおよび wtmp ファイルに作成されます。 このオプションを disable にすると、 .Nm は utmp および wtmp のエントリを作成しません。 通常、 ユーザがログインしかつ認証することを要求する場合のみ必要です。 .El .Pp .It add Ns Xo .Op !\& .Ar dest Ns Op / Ns Ar nn .Op Ar mask .Op Ar gateway .Xc .Ar dest は宛先 IP アドレスです。 ネットマスクは .Ar /nn によってビット数で指定するか、もしくは .Ar mask を用いて IP 番号で指定します。 .Ar 0 0 ならびにマスクなしの .Ar 0 はデフォルト経路を意味します。 .Ar 0 の代りにシンボル名 .Ar default を使うことが可能です。 .Ar gateway は、 .Ar dest マシン/ネットワークに至る、次のホップのゲートウェイです。 詳細は .Xr route 8 コマンドを参照してください。 .Pp 宛先にシンボル名 .Sq MYADDR , .Sq HISADDR , .Sq MYADDR6 , .Sq HISADDR6 のいずれかを使用可能であり、 .Ar gateway には .Sq HISADDR , .Sq HISADDR6 のいずれかを使用可能です。 .Sq MYADDR はインタフェース IP アドレスに置き換えられ、 .Sq HISADDR はインタフェースの宛先 (相手の) IP アドレスに置き換えられ、 .Sq MYADDR6 はインタフェース IPv6 アドレスに置き換えられ、 .Sq HISADDR6 はインタフェースの宛先 IPv6 アドレスに置き換えられます。 .Pp .Ar add!\& コマンド ( .Dq !\& に注意) 使用時には、経路が存在する場合には .Sq route change コマンド (詳細は .Xr route 8 参照) にて経路を更新します。 .Pp .Dq HISADDR , .Dq MYADDR , .Dq HISADDR6 , .Dq MYADDR6 , .Dq DNS0 , .Dq DNS1 のいずれかを含む経路は .Sq スティッキ と見なされます。これらはリスト (リストを見るには .Dq show ipcp コマンドを使用します) に格納され、 これら のいずれかの値が変更される度に、経路表の関連するエントリが更新されます。 この機能は .Dq disable sroutes を使用することで無効にできます。 .It allow user Ns Xo .Op s .Ar logname Ns No ... .Xc このコマンドは .Nm と設定ファイルへのアクセスを制御します。 設定ファイルのラベルと .Nm 実行モードにより、 ユーザレベルでのアクセスも可能です。 例えば、 .Fl background モードでは、ユーザ .Sq fred のみがラベル .Sq fredlabel にアクセスできるように、 .Nm を構成したいかもしれません。 .Pp ユーザ ID 0 はこれらのコマンドの対象外です。 .Bl -tag -width 2h .It allow user[s] Ar logname... デフォルトでは、ユーザ ID 0 のみが .Nm へのアクセスを許されています。 このコマンドを指定することで、 .Dq allow users が記載されているセクションに列挙されているユーザは、 そのセクションへのアクセスが可能となります。 .Sq default セクションは 常に最初にチェックされます (スタートアップ時に常にロードされる唯一の セクションです)。 あるセクションの中では、複数の .Dq allow users コマンドは、加算的です。 しかしながら、あるセクション中で許可されたユーザ群は、 .Sq default セクションで許可されたユーザ群を上書きします。 ですから、デフォルトユーザを .Sq default セクションで指定し、新しいユーザリストをあるラベルに指定することで、 あるラベル以外のすべてにアクセスを許すといったことが可能です。 .Pp ユーザ .Sq * が指定されると、全ユーザにアクセスが許されます。 .It allow mode Ns Xo .Op s .Ar mode Ns No ... .Xc デフォルトでは全 .Nm モードが使用可能です。 このコマンドが使用されると、 このコマンドが指定されたラベルのロードに許されるアクセス .Ar mode が制限されます。 .Dq allow users コマンドと同様、 各 .Dq allow modes コマンドは先行するコマンドに優先し、 .Sq default セクションは常に最初にチェックされます。 .Pp 使用可能なモードは次の通りです: .Sq interactive , .Sq auto , .Sq direct , .Sq dedicated , .Sq ddial , .Sq background , .Sq * 。 .Pp マルチリンクモードで動作するときには、 現在存在する回線モードを許可するセクションをロード可能です。 .El .Pp .It nat Ar command Op Ar args このコマンドは .Nm 組込みのネットワークアドレス変換機能 (マスカレーディングや IP エイリアシングとしても知られています) を 制御するために使用します。 NAT は、外部インタフェースでのみ動作し、 .Fl direct フラグと共に使用してもおそらく意味がありません。 .Pp あなたのシステムで nat を有効にすると (コンパイル時に削除できます)、 次のコマンドが使用可能となります: .Bl -tag -width 2h .It nat enable yes|no このコマンドは、ネットワークアドレス変換を有効もしくは無効にします。 .Fl nat コマンドラインフラグは .Dq nat enable yes と同じ意味です。 .It nat addr Op Ar addr_local addr_alias このコマンドには、 .Ar addr_alias のデータを .Ar addr_local へリダイレクトします。 少数の実 IP アドレスを持ち、 それらをゲートウェイの後の特定のマシンにマップしたい場合に有用です。 .It nat deny_incoming Op yes|no yes に設定すると、 エイリアシングリンクがまだ存在しないところでは、 このコマンドは全パケットを拒否します。 .Dq エイリアシングリンク が何であるかについては、 .Xr libalias 3 の .Sx 概念の背景 節を参照してください。 .Pp どのような状況において .Xr libalias 3 がエイリアシングリンクを作成したか、気をつける必要があります。 .Dq set filter または .Dq nat target のコマンドを使用して、更にネットワークを保護する必要があるかもしれません。 .It nat help|? このコマンドは、使用可能な nat コマンドのまとめを表示します。 .It nat log Op yes|no このオプションは、NAT の様々な統計と情報がファイル .Pa /var/log/alias.log に記録されるようにします。 .It nat port Ar proto Ar targetIP Ns Xo .No : Ns Ar targetPort Ns .Oo .No - Ns Ar targetPort .Oc Ar aliasPort Ns .Oo .No - Ns Ar aliasPort .Oc Oo Ar remoteIP : Ns .Ar remotePort Ns .Oo .No - Ns Ar remotePort .Oc Ns .Oc .Xc このコマンドは、 .Ar aliasPort への入力の .Ar proto 接続を、 .Ar targetIP の .Ar targetPort へリダイレクトします。 .Ar proto は、 .Dq tcp または .Dq udp です。 .Pp ポート番号の範囲は、前述のように指定可能です。 範囲は同じ大きさであることが必要です。 .Pp .Ar remoteIP が指定された場合、この IP 番号から来たデータのみがリダイレクトされます。 .Ar remotePort は、 .Dq 0 (すべての送信元ポート) か、もう一方の範囲と同じ大きさのポート範囲です。 .Pp あなたのゲートウェイの後のマシンでインターネット電話等を実行したい場合に、 このオプションは有用です。 しかし、送信元ホストと宛先ポートにつき 内部マシン 1 台のみに接続可能という制限があります。 .It nat proto Ar proto localIP Oo .Ar publicIP Op Ar remoteIP .Oc このコマンドは、プロトコルタイプ .Ar proto .Xr ( protocols 5 参照) のパケットを内部アドレス .Ar localIP にリダイレクトするよう .Nm に指示します。 .Pp .Ar publicIP が指定された場合、そのアドレスが宛先のパケットのみが適合し、 そうでない場合、デフォルトのエイリアスアドレスが使用されます。 .Pp .Ar remoteIP が指定された場合、その始点アドレスに適合するパケットのみが適合します。 .Pp このコマンドは、 トンネルのエンドポイントを内部マシンにリダイレクトするために有用です。 例えば次のようにします: .Pp .Dl nat proto ipencap 10.0.0.1 .It "nat proxy cmd" Ar arg Ns No ... このコマンドは、 .Nm に特定の接続に対する代理をさせ、 これらの接続を指定したサーバにリダイレクトします。 使用可能なコマンドについての詳細は .Xr libalias 3 の .Fn PacketAliasProxyRule の記述を参照してください。 .It nat punch_fw Op Ar base count このコマンドは .Nm に対し、 FTP または IRC DCC 接続用にファイアウォールに穴を開けるよう指示します。 これは、 特定の接続 (その接続のみ) を許可する一時的なファイアウォールルールを 動的にインストールすることで実現されます。 これらのルールは、対応する接続が終了すると、削除されます。 .Pp ルール番号 .Ar base から開始する最大 .Ar count 個のルールが、ファイアウォールに穴を開けます。 .Dq nat punch_fw コマンドを実行すると、この範囲は削除されます。 .Pp 引数を指定しないと、ファイアウォールの穴開けは無効になります。 .It nat skinny_port Op Ar port このコマンドは、 .Nm に対し、 どの TCP ポートが Skinny Station プロトコルによって使用されるかを通知します。 Cisco Call Managers と通信してボイスオーバ IP コールを設定するために、 Cisco IP 電話が Skinny を使用します。 デフォルトでは、Skinny エイリアスは実行されません。 Skinny 用の典型的なポート番号は 2000 です。 .Pp 引数を指定しないと、Skinny エイリアスは無効化されます。 .It nat same_ports yes|no 有効になると、 ネットワークアドレス変換エンジンに対して、 出力パケットのポート番号をできるだけ変更しないように指示します。 RPC や LPD といった、 ウェルノウンポート (well known port) からの接続を要求する プロトコルをサポートするのに有用です。 .It nat target Op Ar address アドレスを指定したときは、そのアドレスをターゲットアドレスとして設定し、 指定しないときは、ターゲットアドレスの設定をクリアします。 ターゲットアドレスは、デフォルトでどのように受信パケットを NAT するかを指定するために libaliases が使用します。 ターゲットアドレスが設定されていないか、または .Dq default が与えられている場合、パケットは変更されないまま内部ネットワークに ルーティングされるようになります。 .Pp ターゲットアドレスを .Dq MYADDR に設定することもでき、その場合、libaliases はすべてのパケットを 内部ネットワークにリダイレクトします。 .It nat use_sockets yes|no 有効になると、 ネットワークアドレス変換エンジンにソケットを作成させ、 正しい ftp データ入力や IRC 接続を保証できるようになります。 .It nat unregistered_only yes|no 登録されていない送信元アドレスの出力パケットのみを、変更します。 RFC1918 によると、登録されていない送信元アドレスは 10.0.0.0/8, 172.16.0.0/12, 192.168.0.0/16 です。 .El .Pp これらのコマンドはソース配布物の .Pa README.nat ファイル中でも議論されています。 .Pp .It Op !\& Ns Xo .No bg Ar command .Xc 指定した .Ar command を、次の語を置換した後に、バックグラウンドで実行します: .Bl -tag -width COMPILATIONDATE .It Li AUTHNAME これは、ローカルの .Ar authname の値と置き換えられます。後述の .Dq set authname コマンドを参照してください。 .It Li COMPILATIONDATE これは、 .Nm がコンパイルされた日付と置き換えられます。 .It Li DNS0 & DNS1 これは、それぞれプライマリ DNS サーバ、セカンダリ DNS サーバの IP アドレスに置き換えられます。IPCP によりネームサーバが ネゴシエーションされた場合、このマクロの値は変わります。 .It Li ENDDISC これは、ローカルの終点選択値と置き換えられます。 後述の .Dq set enddisc コマンドを参照してください。 .It Li HISADDR これは、相手の IP 番号と置き換えられます。 .It Li HISADDR6 これは、相手の IPv6 番号と置き換えられます。 .It Li INTERFACE これは、使用中のインタフェース名と置き換えられます。 .It Li IPOCTETSIN これは、接続確立後に受信された IP バイト数と置き換えられます。 .It Li IPOCTETSOUT これは、接続確立後に送信された IP バイト数と置き換えられます。 .It Li IPPACKETSIN これは、接続確立後に受信された IP パケット数と置き換えられます。 .It Li IPPACKETSOUT これは、接続確立後に送信された IP パケット数と置き換えられます。 .It Li IPV6OCTETSIN これは、接続確立後に受信された IPv6 バイト数と置き換えられます。 .It Li IPV6OCTETSOUT これは、接続確立後に送信された IPv6 バイト数と置き換えられます。 .It Li IPV6PACKETSIN これは、接続確立後に受信された IPv6 パケット数と置き換えられます。 .It Li IPV6PACKETSOUT これは、接続確立後に送信された IPv6 パケット数と置き換えられます。 .It Li LABEL これは、最後に使用したラベル名と置き換えられます。 ラベルは、 .Nm のコマンドラインから .Dq load または .Dq dial のコマンドから指定するか、 .Pa ppp.secret ファイルから指定可能です。 .It Li MYADDR これは、ローカルインタフェースに割り当てられた IP 番号と置き換えられます。 .It Li MYADDR6 これは、ローカルインタフェースに割り当てられた IPv6 番号と置き換えられます。 .It Li OCTETSIN これは、接続確立後に受信されたバイト数と置き換えられます。 .It Li OCTETSOUT これは、接続確立後に送信されたバイト数と置き換えられます。 .It Li PACKETSIN これは、接続確立後に受信されたパケット数と置き換えられます。 .It Li PACKETSOUT これは、接続確立後に送信されたパケット数と置き換えられます。 .It Li PEER_ENDDISC これは、相手の終点選択番号と置き換えられます。 .It Li PROCESSID これは、現在のプロセス ID と置き換えられます。 .It Li SOCKNAME これは、診断ソケット名と置き換えられます。 .It Li UPTIME これは、HH:MM:SS という書式の、バンドルの上がっている時間で置き換えられます。 .It Li USER これは、PAP もしくは CHAP で認証されたユーザ名と置き換えられます。 通常、この変数は -direct モードでのみ割り当てられます。 この値は、utmp ロギングが有効になっているかどうかに関わらず、利用可能です。 .It Li VERSION これは、 .Nm の現在のバージョン番号と置き換えられます。 .El .Pp これらの置換は .Dq set proctitle , .Dq ident , .Dq log コマンドによっても実行されます。 .Pp コマンド実行中に .Nm を停止させたい場合は、 .Dq shell コマンドを使用してください。 .It clear physical|ipcp|ipv6 Op current|overall|peak... .Dq physical , .Dq ipcp , .Dq ipv6cp のいずれかの階層で、指定されたスループット値をクリアします。 .Dq modem を指定する場合にはコンテキストが与えられなければなりません (後述の .Dq link コマンドを参照)。 第 2 引数が与えられない場合、すべての値がクリアされます。 .It clone Ar name Ns Xo .Op \&, Ns Ar name Ns .No ... .Xc 指定されたリンクを複製し、引数の .Ar name に関連づけた新しいリンクを作成します。 このコマンドは、リンクが 1 つしかない場合 (この場合にはそのリンクがデフォルトになります) を除いて後述の .Dq link コマンドから使用する必要があります。 リンクは下記の .Dq remove コマンドで削除できます。 .Pp デフォルトのリンク名は .Dq deflink です。 .It close Op lcp|ccp Ns Op !\& 引数が与えられないと、適切なプロトコル層がダウンし、リンクが閉じられます。 .Dq lcp が指定されると LCP 層がダウンしますが、 .Nm をオフラインにはしません。例えば .Dq slirp のようなものを使用すれば、 .Dq term (後述) を使用して相手のマシンと会話できます。 .Dq ccp が指定されると適切な圧縮層が閉じられます。 .Dq !\& が使用されると、圧縮層はクローズ状態のままとなります。 使用されない場合には、STOPPED 状態へ再度入り、 相手が更なる CCP ネゴシエーションを開始するのを待ちます。 なにが起きようとも、ユーザを .Nm から切り離すことはありませんし、 .Nm を終了させることもありません。 後述の .Dq quit を参照してください。 .It delete Ns Xo .Op !\& .Ar dest .Xc このコマンドは指定した .Ar dest IP アドレスの経路を削除します。 .Ar dest に .Sq ALL が指定された場合、 現在のインタフェースの経路表の非直接エントリと .Sq スティッキ経路 がすべて削除されます。 .Ar dest に .Sq default が指定された場合、デフォルト経路が削除されます。 .Pp .Ar delete!\& コマンドが使用された場合 (最後の .Dq !\& に注意)、存在しない経路について .Nm は文句を言わなくなります。 .It dial|call Op Ar label Ns Xo .No ... .Xc このコマンドは、 .Dq load label の次に .Dq open を指定することと同等です。後方互換性のために提供されています。 .It down Op Ar lcp|ccp 適切な階層をダウンさせますが、 綺麗な方法ではなく、下位層が使用不能になったように見えます。 オープン状態にある有限状態機械でこのコマンドを使用することは、 丁寧ではないとされています。 引数が与えられない場合、すべてのリンクが閉じられます (コンテキストが与えられない場合にはすべてのリンクが終了されます)。 .Sq lcp が指定された場合、 .Em LCP 層は終了されますが、デバイスはオフラインに移行せず、 リンクも閉じられません。 .Sq ccp が指定された場合、 関連する圧縮層のみが終了されます。 .It help|? Op Ar command 利用可能なコマンドをリストします。 .Ar command を指定した場合、このコマンドの使用方法を表示します。 .It iface add Ns Xo .Op !\& .Ar addr Ns Op / Ns Ar bits .Op Ar peer .Xc .It iface add Ns Xo .Op !\& .Ar addr .Ar mask .Ar peer .Xc このコマンドは、 .Nm が使用するインタフェースを制御します。 .Ar command は次のいずれかです: .Bl -tag -width 2h .It iface add Ns Xo .Op !\& .Ar addr Ns Op / Ns Ar bits .Op Ar peer .Xc 指定された .Ar addr mask peer の組み合わせをインタフェースに追加します。 .Ar mask を指定する代りに、 .Ar /bits を使用可能です ( .Ar addr との間に空白を入れてはなりません)。 指定したアドレスが既に存在する場合、 .Dq !\& を使用していない限りコマンドは失敗します - この場合、 以前のインタフェースアドレスエントリは新しいもので置き換えられ、 ネットマスクと相手のアドレスの変更を許します。 .Pp .Ar addr のみが指定されると、 .Ar bits はデフォルト値 .Dq 32 になり、 .Ar peer はデフォルト値 .Dq 255.255.255.255 になります。 このアドレス (ブロードキャストアドレス) は、 相手のアドレスとして複数存在することを .Nm が唯一許すものです。 .It iface clear Op INET | INET6 .Nm が OPENED 状態または .Fl auto モードの場合にこのコマンドを使用すると、 NCP ネゴシエートされたアドレス以外の全アドレスが インタフェースから削除されます。 .Nm が OPENED 状態でも .Fl auto モードでもない場合、全インタフェースアドレスが削除されます。 .Pp INET または INET6 の引数が使用された場合、 そのアドレスファミリのアドレスのみが削除されます。 .Pp .It iface delete Ns Xo .Op !\& Ns .No |rm Ns Op !\& .Ar addr .Xc このコマンドは、指定した .Ar addr をインタフェースから削除します。 .Dq !\& が指定されると、現在そのアドレスがインタフェースに割り当てられていなくても、 エラーは報告されません (削除も行われません)。 .It iface show インタフェースの現在の状態と現在のアドレスを表示します。 .Dq ifconfig INTERFACE を実行することと、ほとんど同じです。 .It ident Op Ar text Ns No ... .Ar text を使用して、相手に対してリンクを自己証明 (identify) します。 .Ar text が空の場合、リンクの自己証明は無効化されます。 前述の .Ic bg コマンドに使用できる語はすべて使用可能です。 .Nm が相手に対して自己証明する場合についての詳細は、 .Ic sendident コマンドを参照してください。 .It iface help Op Ar sub-command このコマンドを .Ar sub-command 無しで起動すると、利用可能な .Dq iface サブコマンドと、おのおのの短い書式を表示します。 .Ar sub-command 付きで起動すると、指定した sub-command の書式のみを表示します。 .El .It Op data Ns Xo .No link .Ar name Ns Op , Ns Ar name Ns .No ... Ar command Op Ar args .Xc コマンドが影響を与えるリンクを特定したい場合に、このコマンドを 任意の他のコマンドのプレフィックスとして使うことができます。 これはマルチリンクモードで .Dq clone コマンドを使って複数のリンクを作成した後でのみ適用されます。 .Pp .Ar name は存在するリンク名を指定します。 .Ar name がコンマ区切りのリストの場合には、 .Ar command はそれぞれのリンクに対して実行されます。 .Ar name が .Dq * の場合には、 .Ar command はすべてのリンクに対して実行されます。 .It load Op Ar label Ns Xo .No ... .Xc .Pa ppp.conf ファイルから指定された .Dq label (複数指定可) をロードします。 .Dq label が指定されない場合、 .Dq default ラベルが仮定されます。 .Pp .Ar label セクションが .Dq set mode , .Dq open , .Dq dial のいずれのコマンドも使用しない場合、 .Nm はすぐに接続を確立しようとはしません。 .It log Ar word Ns No ... 指定した単語 (複数可) をその前に .Dq LOG: を付けてログファイルに送信します。 前述の .Dq !bg コマンドで説明した単語置換が実行されます。 .It open Op lcp|ccp|ipcp これは .Dq close の反対のコマンドです。 閉じられているリンクのうち、2 番目以降の .Ar demand-dial リンク以外、全リンクがすぐに立ち上がります - 2 番目以降の .Ar demand-dial リンクは、どのような .Dq set autoload コマンドが使用されたかに依存して立ち上ります。 .Pp LCP 層がすでにオープンされているときに .Dq lcp 引数を指定すると、LCP は再度ネゴシエートされます。 したがって、種々の LCP オプションを変更したあとで .Dq open lcp コマンドを用いることで、変更を有効にすることができます。 LCP が再度ネゴシエートされた後、 同意したあらゆる認証が実行されます。 .Pp .Dq ccp 引数が用いられると、関連する圧縮層がオープンされます。 すでにオープンされている場合には、再度ネゴシエートされます。 .Pp .Dq ipcp 引数が用いられると、リンクが通常通り起動されます。すでに IPCP が オープンされている場合には、IPCP は再度ネゴシエートされ、 ネットワークインタフェースが再設定されます。 .Pp このようにして PPP の状態機械を再オープンするのは、 おそらく良い手段ではありません。 接続相手が正しく振る舞わない可能性があるためです。 しかしながら、強制的に CCP もしくは VJ 辞書をリセットする手段としては 便利です。 .It passwd Ar pass すべての .Nm コマンドセットにアクセスするために要求されるパスワードを指定します。 このパスワードは診断ポート ( .Dq set server コマンド参照) に接続するときに必要です。 .Ar pass は .Dq set server コマンドラインで指定します。 .Ar command ログが有効でも、値 .Ar pass は記録されず、文字列 .Sq ******** が記録されます。 .It quit|bye Op all .Dq quit が制御接続もしくはコマンドファイルから実行されると、 ppp はすべての接続を閉じた後に終了します。その他の場合、 つまりユーザが診断ソケットから接続している場合には、 単にその接続が失われます。 .Pp .Ar all 引数が与えられた場合、 .Nm はコマンドがどこから発行されたかに関わらず、 すべての存在する接続を閉じて終了します。 .It remove|rm このコマンドは与えられたリンクを消去します。 これはマルチリンクモードでのみ有用です。リンクは消去する前に .Dv CLOSED 状態になっていなければなりません。 .It rename|mv Ar name このコマンドは与えられたリンクの名前を .Ar name に変更します。 .Ar name がすでに他のリンクで使用されている場合には、失敗します。 .Pp デフォルトリンクの名前は .Sq deflink です。これを .Sq modem , .Sq cuaa0 , .Sq USR のいずれかに変更すると、ログファイルの可読性が向上するかも知れません。 .It resolv Ar command このコマンドは .Nm が行なう .Xr resolv.conf 5 ファイルの操作を制御します。 .Nm の起動時に、以後の参照に備え、このファイルの内容をメモリに読み込み 保持します。 .Ar command は次のいずれかです。 .Bl -tag -width readonly .It Em readonly .Pa /etc/resolv.conf を読み込み専用とします。 .Dq dns が有効にされている場合、 .Nm は、接続相手との間でネームサーバのネゴシエーションを試みます。 ネゴシエーションの結果は、マクロ .Dv DNS0 , .Dv DNS1 を通じて利用可能となります。 このコマンドは、 .Dq resolv writable コマンドの反対です。 .It Em reload .Pa /etc/resolv.conf をメモリに再ロードします。 例えば、DHCP クライアントが .Pa /etc/resolv.conf を上書きする場合などに、このコマンドが必要になります。 .It Em restore .Pa /etc/resolv.conf を、起動時に読み込んだ元のバージョンか、もしくは .Dq resolv reload コマンドで最後に読み込んだ状態のものに戻します。 このコマンドは、 .Pa /etc/ppp/ppp.linkdown ファイルの中でうまく使えることがあります。 .It Em rewrite .Pa /etc/resolv.conf ファイルを書き換えます。 このコマンドは、 .Dq resolv readonly コマンドが既に使用されていても動作します。 他のコマンドが完了するまで .Pa /etc/resolv.conf の更新を遅らせたい場合に、 .Pa /etc/ppp/ppp.linkup の中でうまく使えることがあります。 .It Em writable .Dq dns が有効になっており、DNS の ネゴシエーションが成功した場合に、 .Nm が .Pa /etc/resolv.conf を更新できるようにします。 これは .Dq resolv readonly コマンドの反対です。 .El .It save このオプションは (まだ) 実装されていません。 .It sendident このコマンドは、 .Nm に対し、相手に対して自己証明するように指示します。 リンクは、LCP 状態以上であることが必要です。( .Ic ident コマンドによって) 自己証明の設定がなされていない場合、 .Ic sendident は失敗します。 .Pp 自己証明の設定がなされている場合、 設定拒否を送信または受信するときか、 ネゴシエーションが失敗したときか、 LCP が OPENED 状態になるときのいずれかのときに、 .Nm は自動的に自己証明します。 .Pp 受信した自己証明パケットは、LCP ログに記録し (詳細は .Ic set log を参照してください)、これに対する応答は行いません。 .It set Ns Xo .Op up .Ar var value .Xc このオプションは次に示す変数の設定のために使用します: .Bl -tag -width 2h .It set accmap Ar hex-value ACCMap は非同期制御文字マップ (Asyncronous Control Character Map) を 意味します。 これはいつも相手とネゴシエートされ、デフォルト値は 16 進数で 00000000 です。 このプロトコルが必要なのは、 (XON/XOFF などの) 特定の文字を終点間で受渡すことに依存するハードウェアを 使用する場合です。 .Pp XON/XOFF については .Dq set accmap 000a0000 を使用します。 .It set Op auth Ns Xo .No key Ar value .Xc クライアントモードでの PAP または CHAP のネゴシエーションで使用される 認証キー (もしくはパスワード) を、指定した値に設定します。 ダイヤルまたはログインスクリプトの .Sq \eP シーケンスで使用するパスワードもまた指定します。 これにより実際のパスワードは記録されません。 .Ar command または .Ar chat のログが有効な場合、セキュリティの観点から、 .Ar value は .Sq ******** として記録されます。 .Pp .Ar value の最初の文字がエクスクラメーションマーク .Pq Dq !\& の場合、 .Nm は残りの文字列を、 .Dq authname と .Dq authkey の値を確定するために実行すべきプログラムとして扱います。 .Pp 実行するプログラムを得るために .Ar value をパーズする際には、 .Dq !\& が二重 ( .Dq !!\& ) である場合、単一のリテラル .Dq !\& として扱います、そうでない場合、 .Dq !\& を無視します。また、前述の .Dq !bg コマンドと同様に特殊な名前を置換します。 プログラムを実行すると、 .Nm はこのプログラムに対して次の 3 行の入力を与えます。 各行の末尾には改行文字が置かれます。 .Bl -bullet .It CHAP チャレンジで送られたホスト名。 .It CHAP チャレンジで送られたチャレンジ文字列。 .It ローカルに定義された .Dq authname 。 .El .Pp そして、出力として次の 2 行を待ちます。 .Bl -bullet .It CHAP 応答と共に送るための .Dq authname 。 .It .Dq authkey 。これは、チャレンジと要求 ID で暗号化したもの であり、この結果は CHAP 応答パケットに含めて送られます。 .El .Pp .Nm をこのように設定するとき、 ホストチャレンジは ASCII の数値もしくは文字であることを 想定しています。 指定されたチャレンジに対する適切な秘密情報を計算するために、 通常は、暗号化デバイスまたは Secure ID カードが必要です。 .It set authname Ar id クライアントモードでの PAP または CHAP のネゴシエーションで使用される 認証 ID を設定します。 .Pp CHAP を enable にして .Fl direct モードで利用すると、 .Ar id は初期認証チャレンジで用いられ、通常はローカルマシン名に設定されます。 .It set autoload Xo .Ar min-percent max-percent period .Xc これらの設定はマルチリンクモードでのみ適用され、 デフォルト値はそれぞれ 0, 0, 5 です。 1 つ以上の .Ar demand-dial ( .Fl auto としても知られる) モードのリンクが存在する場合、 .Nm が最初に tun デバイスからデータを読むときには最初のリンクのみが 有効になっています。 次の .Ar demand-dial リンクが開かれるのは、現在のバンドルの .Ar period 秒間のスループットがバンドルの総バンド幅の最低 .Ar max-percent パーセントであるときに限られます。 現在のバンドルの .Ar period 秒間のスループットがバンドルの総バンド幅の .Ar min-percent パーセント以下に減少したとき、最後のアクティブな リンクでない場合、 .Ar demand-dial リンクはダウンします。 .Pp バンドルのスループットは、 内向きおよび外向きのトラフィックの最大値として計測されます。 .Pp デフォルト値では .Ar demand-dial リンクは 1 つだけオープンされます。 .Pp デバイスによっては物理バンド幅を判定できないものがありますので、 .Dq set autoload が正しく動作するためには、(後述の) .Dq set bandwidth コマンドを使用する必要がある場合があります。 .It set bandwidth Ar value 本コマンドは、接続のバンド幅を、秒あたりのビット数で設定します。 .Ar value は 0 より大きいことが必要です。 現在、前述の .Dq set autoload コマンドのみが使用します。 .It set callback Ar option Ns No ... 引数が与えられない場合、コールバックは disable になります。 そうでない場合には、 .Nm は与えられた .Ar option でコールバックを要求します (もしくは .Ar direct モードでは受け付けます)。 クライアントモードでは、 .Ar option の否定応答が返されると、 .Nm は他に選択肢がなくなるまで別の .Ar option 要求を出します ( .Ar option のひとつとして .Dq none を指定していた場合を除きます)。 サーバモードでは、 .Nm は与えられるプロトコルをなんでも受け付けますが、 クライアントがいずれかひとつを要求する .Em 必要があります 。コールバックをオプションにしたいのであれば、オプションとして .Ar none を指定する必要があります。 .Pp .Ar option は下記の通りです (優先度順): .Pp .Bl -tag -width Ds .It auth コールバック応答側は、認証に基づいてコールバック番号を 決定することが求められます。 .Nm がコールバック応答側である場合、番号は .Pa /etc/ppp/ppp.secret 中の接続先エントリの 5 番目のフィールドで指定されます。 .It cbcp Microsoft コールバック制御プロトコルが用いられます。後述の .Dq set cbcp を参照してください。 .Pp クライアントモードで .Ar cbcp をネゴシエートしたい場合でありかつ、 CBCP ネゴシエーション時にサーバがコールバック無しを要求することを許したい場合、 コールバックオプションとして .Ar cbcp と .Ar none の両方を指定する必要があります。 .It E.164 *| Ns Xo .Ar number Ns Op , Ns Ar number Ns .No ... .Xc コールバック要求側が .Ar number を指定します。 .Nm がコールバック応答側である場合、 .Ar number は許可する番号をコンマで区切って並べたリスト、もしくは 任意の番号を許可するという意味の .Dq \&* とします。 .Nm がコールバック要求側である場合、1 つの数字だけを指定します。 .Pp .Dq \&* を用いる場合、このオプションはとても危険なものとなることに 注意してください。 というのは、悪意あるコールバック要求者が、最初の認証なしに 電話すべき番号として任意の (国際通話番号も可能です) 番号を 伝えることができるからです。 .It none 接続相手がコールバックをまったく望まない場合、 .Nm はそのことを受け入れ、接続を終了するのではなく コールバックせずに処理を続けます。 コールバックをオプションにしたいのであれば、 (1 個以上の他のコールバックオプションに加えて) これも指定する必要があります。 .El .Pp .It set cbcp Oo .No *| Ns Ar number Ns Oo .No , Ns Ar number Ns ...\& Oc .Op Ar delay Op Ar retry .Oc 引数が与えられない場合、CBCP (Microsofts CallBack Control Protocol) は disable です。言い換えれば .Dq set callback コマンドで CBCP を設定すると .Nm が CBCP フェーズでコールバック要求を行わなくなります。 そうでない場合、 .Nm は与えられた電話番号 .Ar number を使おうとします。 .Pp サーバモード .Pq Fl direct では、 .Dq \&* を使わない限り .Nm はクライアントがこれらの番号の 1 つを使うことを主張します。 .Dq \&* を使った場合には、クライアントが番号を指定するものと想定します。 .Pp クライアントモードでは .Nm は与えられた番号 (そのうち接続相手と合意可能なもの) を使用しようとします。 .Dq \&* が指定された場合には、 .Nm 接続相手が番号を指定するものと想定します。 .It set cd Oo .No off| Ns Ar seconds Ns Op !\& .Oc 通常、オープンしたデバイスのタイプにより、 .Nm はキャリアの存在をチェックします。 .Bl -tag -width XXX -offset XXX .It 端末デバイス ログインスクリプト完了後、1 秒間キャリアがチェックされます。 このパラメータが設定されていない場合、 デバイスがキャリアをサポートしていない (ほとんどの .Dq laplink ヌルモデムケーブルの場合がそうです) と .Nm は仮定し、この事実をログに取って、キャリアのチェックを止めます。 .Pp 仮想端末 (pty) は TIOCMGET ioctl をサポートしていないため、 デバイスが仮想端末であることを検知した場合、 端末デバイスはすべてのキャリア検出をオフにします。 .It ISDN (i4b) デバイス 6 秒間、1 秒ごとに 1 回キャリアの検出を行ないます。 6 秒後にキャリアが設定されない場合、接続の試みは失敗したと見なされ、 デバイスはクローズされます。 i4b デバイスの場合、キャリアが常に要求されます。 .It PPPoE (netgraph) デバイス 5 秒間、1 秒ごとに 1 回キャリアの検出を行ないます。 5 秒後にキャリアが設定されない場合、接続の試みは失敗したと見なされ、 デバイスはクローズされます。 PPPoE デバイスの場合、キャリアが常に要求されます。 .El .Pp 他のすべてのデバイスタイプはキャリアをサポートしていません。 デバイスをオープンするときにキャリアを設定すると警告が出ます。 .Pp モデムによっては、接続が確立してからキャリア信号線がアサートされるまで 1 秒以上かかるものがあります。この遅れを増やせない場合、 .Nm はそのデバイスがキャリアをアサートできないと見なすので、 .Nm はリンクのドロップを検出できないことになります。 .Pp .Dq set cd コマンドはデフォルトのキャリアの動作を上書きします。 .Ar seconds は、ダイヤルスクリプトが完了してからキャリアが利用可能か判断する前に、 .Nm が待つべき秒数の上限を指定します。 .Pp .Dq off が指定されると、 .Nm はデバイスのキャリアを確認しません。そうでない場合、 キャリアが検出されるか .Ar seconds の秒数が経過するまで、 .Nm はログインスクリプトへは進みません。このとき、 .Ar seconds の秒数が経過した時点で、 .Nm はデバイスがキャリアを設定できないと想定します。 .Pp 引数を与えない場合、キャリア設定はデフォルトの値に戻ります。 .Pp .Ar seconds の直後にエクスクラメーションマーク .Pq Dq !\& がある場合、 .Nm はキャリアを .Em 要求 します。 .Ar seconds 秒後にキャリアが検知されないと、リンクは切断されます。 .It set choked Op Ar timeout これは .Nm がすべての未送出パケットを破棄する前に 送出キュー詰まりを保持する秒数を設定します。 .Ar timeout が 0 以下もしくは .Ar timeout が指定されない場合、デフォルト値の .Em 120 秒 に設定されます。 .Pp 送出キュー詰まりは .Nm がローカルネットワークから特定の数の送出パケットを読み込んだが、 リンク失敗 (接続相手がビジーなど) のためにデータを送れない場合に 発生します。 .Nm はパケットを無限には読み込みません。代りに .Em 30 パケット (マルチリンクモードでは .Em 30 No + .Em nlinks No * .Em 2 パケット) まで読み込み、 .Ar timeout 秒経過するか、1 つ以上のパケットが送られるまで ネットワークインタフェースの読み込みを停止します。 .Pp .Ar timeout 秒が経過すると、すべての未送出パケットは破棄されます。 .It set ctsrts|crtscts on|off ハードウェアフロー制御をセットします。 デフォルトではハードウェアフロー制御は .Ar on です。 .It set deflate Ar out-winsize Op Ar in-winsize DEFLATE アルゴリズムの、 デフォルトの出力ウィンドウサイズと入力ウィンドウサイズを設定します。 .Ar out-winsize および .Ar in-winsize は、 .Em 8 から .Em 15 までの値をとる必要があります。 .Ar in-winsize が指定されると、 .Nm はこのウィンドウサイズの使用を強要し、相手が他の値を示しても受け入れません。 .It set dns Op Ar primary Op Ar secondary .Dq accept dns コマンドで使用される、DNS 上書きを設定します。 詳細については前述の .Dq accept コマンドの記述を参照してください。本コマンドは .Dq enable dns を使用して要求される IP 番号には影響を与えません。 .It set device|line Xo .Ar value Ns No ... .Xc .Nm が使用するデバイスを、指定された .Dq value に設定します。 .Pp すべての ISDN デバイスとシリアルデバイスの名前は .Pa /dev/ から始まることが仮定されています。 ISDN デバイスは通常 .Pa i4brbchX という名前であり、シリアルデバイスは通常 .Pa cuaXX という名前です。 .Pp .Dq value が .Pa /dev/ から始まらない場合、エクスクラメーションマーク .Pq Dq !\& から始めるか、 .No PPPoE: Ns Ar iface Ns Xo .Op \&: Ns Ar provider Ns .Xc の形式 ( .Xr netgraph 4 が有効なシステム上) であるか、 .Sm off .Ar host : port /tcp|udp .Sm on の形式である必要があります。 .Pp エクスクラメーションマークで始まる場合、 デバイス名の残りはプログラム名として扱われ、 そのデバイスがオープンされるときにそのプログラムが実行されます。 標準入出力およびエラーは .Nm にフィードバックされ、それらが通常デバイスであるかのように読み書きされます。 .Pp .No PPPoE: Ns Ar iface Ns Xo .Op \&: Ns Ar provider Ns .Xc 指定が与えられる場合、 .Nm は、指定された .Ar iface インタフェースを使用して .Em PPP オーバイーサネット接続を作成しようとします。 この際 .Xr netgraph 4 を使用します。 .Xr netgraph 4 が使用不能の場合、 .Nm は .Xr kldload 2 を使用してロードしようとします。 これが失敗する場合には、 .Ox で利用できる .Xr pppoed 8 のような外部プログラムを使用する必要があります。 与えられた .Ar provider は、PPPoE Discovery Initiation (PADI) パケット中で サービス名として渡されます。 provider が与えられないと、空の値が使用されます。 .Pp PPPoE 接続が確立されるとき、 .Nm は、アクセスコンセントレータの名前を環境変数 .Ev ACNAME に設定します。 .Pp さらなる詳細は .Xr netgraph 4 と .Xr ng_pppoe 4 を参照してください。 .Pp .Ar host Ns No : Ns Ar port Ns Oo .No /tcp|udp .Oc 指定が与えられる場合、 .Nm は、指定された .Ar host の指定された .Ar port と接続しようとします。 .Dq /tcp または .Dq /udp のサフィックスがない場合、デフォルトは .Dq /tcp となります。 詳細は上述の .Em PPP オーバ TCP と PPP オーバ UDP の節を参照してください。 .Pp 複数の .Dq value を指定した場合、 .Nm は成功するか全デバイスについて実行し終るまで、順番にオープンを試みます。 .It set dial Ar chat-script 相手へダイヤルする際に使用されるチャットスクリプトを指定します。 後述の .Dq set login コマンドも参照してください。 チャットスクリプトのフォーマットの詳細については、 .Xr chat 8 と設定ファイルの例を参照してください。 次の特殊な .Sq value をチャットスクリプトに指定可能です: .Bl -tag -width 2n .It \ec .Sq 送信 文字列の最後の文字として使用した場合、 改行を追加してはならないことを意味します。 .It \ed チャットスクリプトがこのシーケンスに出会うと、2 秒待ちます。 .It \ep チャットスクリプトがこのシーケンスに出会うと、1/4 秒待ちます。 .It \en 改行文字と置き換えられます。 .It \er 復改文字と置き換えられます。 .It \es 空白文字と置き換えられます。 .It \et タブ文字と置き換えられます。 .It \eT 現在の電話番号と置き換えられます (後述の .Dq set phone 参照)。 .It \eP 現在の .Ar authkey 値と置き換えられます (前述の .Dq set authkey 参照)。 .It \eU 現在の .Ar authname 値と置き換えられます (前述の .Dq set authname 参照)。 .El .Pp 2 つのパーザがこれらのエスケープシーケンスを検査することに注意してください。 .Sq チャットのパーザ にエスケープ文字を見せるには、 .Sq コマンドパーザ からエスケープする必要があります。 つまり、2 つのエスケープを使用する必要があります。例えば次のようにします: .Bd -literal -offset indent set dial "... ATDT\\\\T CONNECT" .Ed .Pp チャットスクリプトから外部コマンドを実行することもできます。 そうするためには、 受信待ち文字列または送信文字列の最初の文字をエクスクラメーションマーク .Pq Dq !\& にします。 リテラルのエクスクラメーションマークが必要な場合には、二重 .Dq !!\& にすれば、単一のリテラル .Dq !\& として扱われます。 コマンドが実行されると、標準入力と標準出力がオープンデバイス ( .Dq set device 参照) に向けられ、標準エラー出力が .Nm に読まれて受信待ち文字列もしくは送信文字列に置き換えられます。 .Nm が対話モードで実行されている場合、ファイル記述子 3 は .Pa /dev/tty に接続されます。 .Pp 例えば (読み易さのために折り返しています); .Bd -literal -offset indent set login "TIMEOUT 5 \\"\\" \\"\\" login:--login: ppp \e word: ppp \\"!sh \\\\-c \\\\\\"echo \\\\-n label: >&2\\\\\\"\\" \e \\"!/bin/echo in\\" HELLO" .Ed .Pp は次のチャットシーケンスになります (ダイヤル前の .Sq set log local chat コマンドによる出力): .Bd -literal -offset indent Dial attempt 1 of 1 dial OK! Chat: Expecting: Chat: Sending: Chat: Expecting: login:--login: Chat: Wait for (5): login: Chat: Sending: ppp Chat: Expecting: word: Chat: Wait for (5): word: Chat: Sending: ppp Chat: Expecting: !sh \\-c "echo \\-n label: >&2" Chat: Exec: sh -c "echo -n label: >&2" Chat: Wait for (5): !sh \\-c "echo \\-n label: >&2" --> label: Chat: Exec: /bin/echo in Chat: Sending: Chat: Expecting: HELLO Chat: Wait for (5): HELLO login OK! .Ed .Pp 複数レベルのネストについて、 エスケープ文字の使用方法に (再度) 注意してください。 ここでは、4 つのパーザが動作してます。 1 番目は、オリジナルの行をパーズし、3 つの引数として読みます。 2 番目は、第 3 引数を 11 個の引数として読みます。 ここで、 .Dq \&- 記号がエスケープされていることが重要です。 そうでなければパーザは、 受信待ち-送信-受信待ちのシーケンスとして見てしまいます。 .Dq !\& 文字を見付けると、実行パーザは最初のコマンドを 3 つの引数として読み、 .Xr sh 1 自身が .Fl c 以降の引数を展開します。 我々は出力をモデムに送り返したいので、 1 番目の例では出力をファイル記述子 2 (stderr) にリダイレクトして .Nm 自身に送信および記録させ、 2 番目の例では単に stdout に出力して直接モデムに出力させます。 .Pp もちろん全体を、組み込みのものではなく外部の .Dq chat コマンドに実行させることが可能です。 良い代替方法については .Xr chat 8 を参照してください。 .Pp 実行される外部コマンドは、 .Dq !bg コマンドと同様に、特殊語の展開対象となります。 .It set enddisc Op label|IP|MAC|magic|psn value このコマンドは、ローカル終点の選択値を設定します。 LCP ネゴシエーションの前に設定された場合であり、 .Dq disable enddisc コマンドを使用していない場合、 .Nm は LCP 終点選択値オプションを使用して、相手に情報を送ります。 次の選択値を設定可能です。 .Bl -tag -width indent .It Li label 現在のラベルが使用されます。 .It Li IP 当方のローカル IP 番号を使用します。 LCP は IPCP より前にネゴシエートされますので、 IPCP 層が後からこの値を変更することが可能です。 その場合、手動でリセットしない限り、終点の選択値は古い値のままとなります。 .It Li MAC 前述の .Ar IP オプションに似ていますが、 ローカル IP 番号に関係する MAC アドレスが使用される点が異なります。 ローカル IP 番号がどのイーサネットインタフェースにも存在しない場合、 本コマンドは失敗します。 .Pp ローカル IP 番号のデフォルトは、 マシンホスト名がなんであれ、その名前になりますので、通常 .Dq set enddisc mac を .Dq set ifaddr コマンドよりも先に実行します。 .It Li magic 20 桁の乱数が使用されます。 マジックナンバを使用するときには注意が必要です。 .Nm の再開や別の .Nm を使ったリンク作成においては、別のマジックナンバを使用するため、 同じバンドルに属すとは相手に認識されないのです。 このため、 .Fl direct 接続では使えません。 .It Li psn Ar value 指定された .Ar value が使用されます。 .Ar value は、絶対的な公衆スイッチネットワーク番号の先頭に 国コードを付けたものであるべきです。 .El .Pp 引数が与えられない場合、終点の選択値はリセットされます。 .It set escape Ar value... このオプションは前述の .Dq set accmap オプションに似ています。 リンクを経由する時に .Sq エスケープ される文字を指定するために使用します。 .It set filter dial|alive|in|out Ar rule-no Xo .No permit|deny|clear| Ns Ar rule-no .Op !\& .Oo Op host .Ar src_addr Ns Op / Ns Ar width .Op Ar dst_addr Ns Op / Ns Ar width .Oc [ Ns Ar proto .Op src lt|eq|gt Ar port .Op dst lt|eq|gt Ar port .Op estab .Op syn .Op finrst .Op timeout Ar secs ] .Xc .Nm は 4 つのフィルタセットをサポートします。 .Em alive フィルタは接続を活性状態に保つパケットを指定します - アイドルタイマをリセットします。 .Em dial フィルタは、 .Fl auto モード時に .Nm にダイヤルさせるパケットを指定します。 .Em in フィルタは、マシンに入力可能なパケットを指定します。 .Em out フィルタは、マシンから出力可能なパケットを指定します。 .Pp フィルタリングが行われるのは、 出力パケットでは NAT エンジンによる IP 変更前であり、 入力パケットでは NAT エンジンによる IP 変更後です。 デフォルトでは、すべての空のフィルタセットは全パケットの通過を許可します。 ルールは .Ar rule-no に従って順番に処理されます (ルール番号を .Ar action に指定してスキップする場合を除きます)。 各セットに対し 40 までのルールを指定可能です。 指定されるセットにおけるどのルールにもマッチしないパケットは破棄されます。 .Em in と .Em out のフィルタでは、パケットをドロップすることを意味します。 .Em alive フィルタでは、アイドルタイマをリセットしないことを意味します (これは .Ar in Ns No / Ns Ar out フィルタが .Dq timeout 付きである場合でもです)。 .Em dial フィルタではダイヤルさせることにはならないことを意味します。 ダイヤルを引き起こさないパケットは、 キューされるのではなく、捨てられることに注意してください。 上述の .Sx パケットのフィルタリング の節を参照してください。 .It set hangup Ar chat-script デバイスを閉じる前にこれをリセットする時に使用する、 チャットスクリプトを指定します。 通常は不要であるべきですが、 閉じる時に自己を正しくリセットできないデバイスに対して使用できます。 .It set help|? Op Ar command 利用可能な set コマンドのまとめを表示するか、 .Ar command が指定されると、コマンドの使用方法を表示します。 .It set ifaddr Oo Ar myaddr Ns .Op / Ns Ar \&nn .Oo Ar hisaddr Ns Op / Ns Ar \&nn .Oo Ar netmask .Op Ar triggeraddr .Oc Oc .Oc このコマンドは、IPCP ネゴシエーションの間使用される IP アドレスを指定します。 アドレスのフォーマットは次の通りです。 .Pp .Dl a.b.c.d/nn .Pp ここで .Dq a.b.c.d は希望する IP アドレスであり、 .Ar nn はこのうち何ビットが有効であるかを示します。 .No / Ns Ar nn が省略された場合、デフォルトの .Dq /32 になります。 ただし IP アドレスが 0.0.0.0 である場合には、マスクのデフォルトは .Dq /0 です。 .Pp 相手に動的な IP 番号を割り当てたい場合、 .Ar hisaddr に IP 番号の範囲として .Bd -ragged -offset indent .Ar \&IP Ns Oo \&- Ns Ar \&IP Ns Xo .Oc Ns Oo , Ns Ar \&IP Ns .Op \&- Ns Ar \&IP Ns .Oc Ns ... .Xc .Ed .Pp のフォーマットを指定できます。例えば: .Pp .Dl set ifaddr 10.0.0.1 10.0.1.2-10.0.1.10,10.0.1.20 .Pp は .Dq 10.0.0.1 のみをローカル IP 番号としてネゴシエートしますが、 指定された 10 個の IP 番号から 相手に割り当てを行います。 相手がこれらの番号のうちの 1 つを要求し、この番号が未使用な場合には、 .Nm は相手の要求を認めます。 相手がリンクを再確立して前回割り当てていた IP 番号を使用したい場合に有用です (既存の TCP と UDP の接続を保存します)。 .Pp 相手が要求した IP 番号が範囲外もしくは使用中の場合、 .Nm は範囲内の未使用 IP 番号をランダムに指示します。 .Pp .Ar triggeraddr が指定された場合、この値が .Ar myaddr の代りに IPCP ネゴシエートで使用されます。 ただし、 .Ar myaddr の範囲のアドレスのみ受け入れられます。 これが有用なのは、相手が .Dq 0.0.0.0 を要求しない限り IP アドレスを割り当てようとしない .Dv PPP 実装とネゴシエートするときです。 .Pp .Fl auto モードでは設定ファイルの .Dq set ifaddr 行を読んだ直後に .Nm がインタフェースを構成することに注意してください。 他のモードではこれらの値は IPCP ネゴシエーションで使用され、 IPCP 層がアップするまでこれらのインタフェースは構成されません。 .Pp (PAP か CHAP が .Dq enable である場合) クライアントが自己証明をした後では、 .Ar HISADDR 引数は .Pa ppp.secret ファイルの第 3 引数で上書きされうることに注意してください。 .Sx 内向き接続の認証 の節を参照してください。 .Pp どの場合でも、インタフェースが既に構成されている場合には、 .Nm はインタフェースの IP 番号を保存して、 既にバインドされているソケットが正しいままであるようにします。 .It set ifqueue Ar packets どのリンクへもデータが送信できない状態のとき、 .Nm がトンネルインタフェースから読み込むパケット数の最大値を 指定します。 .Nm が利用できるリンクの束よりもトンネルインタフェースがはるかに 高速となりそうな場合に、送出データのフロー制御のために このキューの制限は必要になります。 .Ar packets にリンクの数よりも小さな値を設定した場合、 その設定に関わらず .Nm はリンクの数までは読み込みます。これにより、遅延の問題が回避されます。 .Pp .Ar packets のデフォルトの値は .Dq 30 です。 .It set ccpretry|ccpretries Oo Ar timeout .Op Ar reqtries Op Ar trmtries .Oc .It set chapretry|chapretries Oo Ar timeout .Op Ar reqtries .Oc .It set ipcpretry|ipcpretries Oo Ar timeout .Op Ar reqtries Op Ar trmtries .Oc .It set ipv6cpretry|ipv6cpretries Oo Ar timeout .Op Ar reqtries Op Ar trmtries .Oc .It set lcpretry|lcpretries Oo Ar timeout .Op Ar reqtries Op Ar trmtries .Oc .It set papretry|papretries Oo Ar timeout .Op Ar reqtries .Oc これらのコマンドは .Nm が有限状態機械 (Finite State Machine; FSM) に要求パケットを送る前に 待つ秒数を指定します。 .Ar timeout のデフォルトは、全 FSM において 3 秒です (ほとんどの場合十分です)。 .Pp .Ar reqtries を指定すると、 相手から応答を受信しなくても諦めるまでに設定要求を作成する回数を、 .Nm に指示します。 デフォルトの試行回数は、CCP, LCP, IPCP の場合 5 回であり、 PAP と CHAP の場合 3 回です。 .Pp .Ar trmtries を指定すると、 相手の応答を待つことを諦めるまでに終了要求を作成する回数を、 .Nm に指示します。 デフォルトの試行回数は 3 回です。 認証プロトコルは終了されませんので、 PAP や CHAP に対して指定することは不正です。 .Pp 合意できない相手とのネゴシエーションを避けるために、 どのようなネゴシエーションセッションであっても諦めたり層をクローズする前には、 .Nm は最大で .Ar reqtries の設定値の 3 倍までのみ送信します。 .It set log Xo .Op local .Op +|- Ns .Ar value Ns No ... .Xc このコマンドにより現在のログレベルを修正できます。 詳細はログ機能の節を参照してください。 .It set login chat-script この .Ar chat-script はダイヤルスクリプトを補います。 もし両方が指定された場合、ダイヤルスクリプトの後で、 ログインスクリプトが実行されます。 ダイヤルスクリプト中で使用可能なエスケープシーケンスはここでも使用可能です。 .It set logout Ar chat-script このコマンドは、 ハングアップスクリプトが呼ばれる前にログアウトのために使用される、 チャットスクリプトを指定します。 通常では必要ないでしょう。 .It set lqrperiod Ar frequency このコマンドは、 .Em LQR または .Em ECHO LQR のパケットが送信される頻度 .Ar frequency を秒で指定します。デフォルトは 30 秒です。 相手に LQR 要求を送りたい場合には、 .Dq enable lqr コマンドもまた使用する必要があります。 .It set mode Ar interactive|auto|ddial|background 指定したリンクにおけるモード .Sq mode を変更できます。通常マルチリンクモードでのみ有用ですが、 単一リンクモードでも使用可能です。 .Pp .Sq direct または .Sq dedicated のリンクを変更することはできません。 .Pp 注: コマンド .Dq set mode auto を発行し、ネットワークアドレス変換が enable にされていた場合、後で .Dq enable iface-alias を行うと便利です。 .Nm が必要なアドレス変換を行うようにすることにより、 相手が当方に新しい (動的な) IP アドレスを割り当てたとしても、 リンクがアップすると接続のトリガとなるプロセスが接続できるようにします。 .It set mppe Op 40|56|128|* Op stateless|stateful|* 本オプションは、 MPPE のネゴシエーション時に使用する暗号パラメータを選択します。 .Dq disable mppe コマンドで、MPPE は完全に無効化可能です。 引数を指定しないと、 .Nm は、128 ビット鍵の状態有りリンクをネゴシエートしようとしますが、 相手が要求するすべてに合意します (暗号化無しも含みます)。 .Pp 引数を指定すると、MPPE の使用に .Nm は .Em 固執 し、相手が拒否するとリンクを閉じます (注; この動作は RADIUS サーバの設定により変更可能です)。 .Pp 第 1 引数は、ネゴシエート中に .Nm が固執すべきビット数を指定し、第 2 引数は、 状態有りモードまたは状態無しモードのいずれに .Nm が固執すべきかを指定します。 状態無しモードでは、各パケットに応じて変更される暗号化鍵に対応し、 暗号化辞書が再インストールされます。 状態有りモードでは、 暗号化辞書は 256 パケット毎もしくはデータ喪失後に再インストールされ、 鍵は 256 パケット毎に変更されます。 状態無しモードは、効率が悪いものの、 信頼性の無いトランスポート層では良いです。 .It set mrru Op Ar value このオプションを設定すると、 マルチリンクプロトコルまたは MP としても知られる、 マルチリンク PPP ネゴシエーションを有効にします。 MRRU (Maximum Reconstructed Receive Unit) の値にはデフォルトはありません。 引数を指定しないと、マルチリンクモードは無効にされます。 .It set mru Xo .Op max Ns Op imum .Op Ar value .Xc デフォルトの MRU (最大受信単位; Maximum Receive Unit) は 1500 です。 この値を増加させた場合、相手は MTU を増加させても *かまいません*。 理論的には、デフォルトの MRU より減らすことは意味がありません。 なぜなら、 .Em PPP プロトコルでは少なくとも 1500 オクテットのパケットを 受信できなければ *ならない* からです。 .Pp .Dq maximum キーワードが使用された場合、より大きな値のネゴシエートを .Nm は拒否します。 最大 MRU は、最大でも 2048 です。 最大値を 1500 未満にすることは .Em PPP RFC 違反ですが、必要な場合もあります。 例えば、 .Em PPPoE では、ハードウェアの制約により最大が 1492 になります。 .Pp 引数を指定しないと、1500 が仮定されます。 .Dq maximum 指定時には、値の指定が必要です。 引数が指定されないと、1500 が仮定されます。 .It set mtu Xo .Op max Ns Op imum .Op Ar value .Xc デフォルトの MTU は 1500 です。 ネゴシエーション時に、(296 バイト未満でなく、最大値を越えなければ) 相手が望むいかなる MRU も受け付け可能です。 MTU が設定されると、 .Nm は .Ar value よりも小さい MRU の値を受け付けなくなります。 ネゴシエーションが完了すると、 相手がより大きな MRU を要求していたとしても、 インタフェースに対して書き込みを行う時には MTU が使用されます。 当方のパケットサイズを制限するのに有用です (よりよくバンド幅を共有できるようになりますが、 ヘッダデータが増えるというコストがかかります)。 .Pp .Dq maximum キーワードが使用された場合、より大きな値のネゴシエートを .Nm は拒否します。 最大 MTU は、最大でも 2048 です。 +PPPoE を使っている場合には MTU を制限するために +.Dq maximum +キーワードを使う必要があることに注意して下さい。 .Pp .Ar value を指定しないと、1500 または相手が要求した値が使用されます。 .Dq maximum 指定時には、値の指定が必要です。 .It set nbns Op Ar x.x.x.x Op Ar y.y.y.y このオプションは、相手の要求によって返される Microsoft NetBIOS ネームサーバの値を設定します。 値を指定しないと、 .Nm はそのような要求を拒否するようになります。 .It set openmode active|passive Op Ar delay デフォルトでは、 .Ar openmode は常に、1 秒の .Ar delay をもって .Ar active となります。 この場合、 .Nm は回線が設定されてから 1 秒が経過したなら いつでも LCP/IPCP/CCP のネゴシエーションを開始します。 相手がネゴシエーションを開始するのを待ちたい場合は、値 .Dq passive を使用します。 直ちにもしくは 1 秒以上待ってからネゴシエーションを開始したい場合、 .Ar delay を秒単位で指定します。 .It set parity odd|even|none|mark 回線のパリティを設定できます。デフォルト値は .Ar none です。 .It set phone Ar telno Ns Xo .Oo \&| Ns Ar backupnumber .Oc Ns ... Ns Oo : Ns Ar nextnumber .Oc Ns ... .Xc ダイヤルおよびログインのチャットスクリプトで使用される \\\\T 文字列が 置き換えられる電話番号を指定できます。 複数の電話番号をパイプ .Pq Dq \&| もしくはコロン .Pq Dq \&: で区切って指定可能です。 .Pp パイプの後の番号がダイヤルされるのは、 直前の番号へのダイヤルもしくはログインのスクリプトが失敗した場合のみです。 回線の切断の理由にかかわらず、 コロンで区切られた番号は順番に試行されます。 .Pp 複数の番号を指定した場合、接続が確立するまで .Nm はこのルールに基づいてダイヤルします。 再試行の最大値は、後述の .Dq set redial で指定します。 .Fl background モードでは各番号は最大 1 回試行されます。 +.It set pppoe Op standard|3Com +このオプションは下層の +.Xr ng_pppoe 4 +ノードを標準の RFC2516 PPPoE か独自の 3Com モードに設定します。 +設定されなければ、システムのデフォルトが使われます。 .It set Op proc Ns Xo .No title Op Ar value .Xc .Xr ps 1 が表示する現在のプロセスタイトルを、 .Ar value に従って変更します。 .Ar value が指定されないと、元のプロセスタイトルが回復されます。 シェルコマンドが行うすべての語置換 (前述の .Dq bg コマンドを参照してください) は、ここでも行われます。 .Pp プロセスタイトル中に USER が必要な場合、 .Dq set proctitle コマンドは .Pa ppp.linkup 中に登場する必要があることに注意してください。 .Pa ppp.conf が実行されているときには、分からないからです。 .It set radius Op Ar config-file このコマンドは RADIUS サポートを (組み込まれていれば) 有効にします。 .Ar config-file は、 .Xr radius.conf 5 に記述されている radius クライアント設定ファイルを参照します。 PAP, CHAP, MSCHAP, MSCHAPv2 のいずれかが .Dq enable にされている場合、 .Nm は .Em \&N Ns No etwork .Em \&A Ns No ccess .Em \&S Ns No erver として振舞い、設定されている RADIUS サーバを使用して認証し、 .Pa ppp.secret ファイルやパスワードデータベースによる認証は行いません。 .Pp PAP, CHAP, MSCHAP, MSCHAPv2 のいずれも有効になっていない場合、 .Dq set radius は効果がありません。 .Pp .Nm は、RADIUS 応答中の、次の属性を使用します: .Bl -tag -width XXX -offset XXX .It RAD_FRAMED_IP_ADDRESS 相手の IP アドレスは指定された値に設定されました。 .It RAD_FRAMED_IP_NETMASK tun インタフェースのネットマスクは指定された値に設定されました。 .It RAD_FRAMED_MTU 指定された MTU が LCP ネゴシエーションで合意された相手の MRU より 小さい場合であり、 *かつ* 設定された MTU のいずれよりも小さい場合 ( .Dq set mru コマンド参照)、 tun インタフェースの MTU は指定した値に設定されます。 .It RAD_FRAMED_COMPRESSION 受信した圧縮タイプが .Dq 1 の場合、 .Dq disable vj 設定コマンドが指定されていたとしても、IPCP ネゴシエーションにおいて .Nm は VJ 圧縮を要求します。 .It RAD_FILTER_ID この属性が与えられると、 .Nm はこれを追加のラベルとして使用して、 .Pa ppp.linkup および .Pa ppp.linkdown のファイルからロードを試みます。 このロードは、通常のラベル検索の前に (これに追加して) 試みられます。 ラベルが存在しない場合、なにも実行されず、 .Nm は現在のラベルを使用して通常のロードを行います。 .It RAD_FRAMED_ROUTE 受信した文字列は、 .Ar dest Ns Op / Ns Ar bits .Ar gw .Op Ar metrics という書式であると期待します。 指定した metrics は無視されます。 .Dv MYADDR と .Dv HISADDR は、 .Ar dest と .Ar gw の正当な値として理解されます。 .Dq default を .Ar dest に使用可能であり、デフォルト経路を指定します。 .Dq 0.0.0.0 は、 .Ar dest に対する .Dq default と同じであると解釈され、 .Ar gw に対する .Dv HISADDR と同じであると解釈されます。 .Pp 例えば、戻り値 .Dq 1.2.3.4/24 0.0.0.0 1 2 -1 3 400 は 1.2.3.0/24 ネットワークへは .Dv HISADDR を介するという経路表エントリになり、 戻り値 .Dq 0.0.0.0 0.0.0.0 または .Dq default HISADDR は .Dv HISADDR 行きのデフォルト経路になります。 .Pp すべての RADIUS の経路は、 すべてのスティッキな経路が適用された後で適用されます。 これにより、RADIUS の経路が、設定済みの経路に優先します。 これは、 .Dv MYADDR または .Dv HISADDR というキーワードを含まない RADIUS の経路にもあてはまります。 .Pp .It RAD_FRAMED_IPV6_PREFIX この属性が与えられると、その値で、コマンド中の IPV6PREFIX を置換します。 DHCPv6 等に渡すことで、IPv6 プレフィックスを対向に渡せます。 .It RAD_FRAMED_IPV6_ROUTE 受信した文字列は、 .Ar dest Ns Op / Ns Ar bits .Ar gw .Op Ar metrics という書式であると期待します。 指定した metrics は無視されます。 .Dv MYADDR6 と .Dv HISADDR6 は、 .Ar dest と .Ar gw の正当な値として理解されます。 .Dq default を .Ar dest に使用可能であり、デフォルト経路を指定します。 .Dq :: は、 .Ar dest に対する .Dq default と同じであると解釈され、 .Ar gw に対する .Dv HISADDR6 と同じであると解釈されます。 .Pp 例えば、戻り値 .Dq 3ffe:505:abcd::/48 :: は 3ffe:505:abcd::/48 ネットワークへは .Dv HISADDR6 を介するという経路表エントリになり、 戻り値 .Dq :: :: または .Dq default HISADDR6 は .Dv HISADDR6 行きのデフォルト経路になります。 .Pp すべての RADIUS IPv6 の経路は、 すべてのスティッキな経路が適用された後で適用されます。 これにより、RADIUS IPv6 の経路が、設定済みの経路に優先します。 これは、 .Dv MYADDR6 または .Dv HISADDR6 というキーワードを含まない RADIUS の経路にもあてはまります。 .Pp .It RAD_SESSION_TIMEOUT 指定した場合、指定した秒数後にクライアント接続が閉じられます。 .It RAD_REPLY_MESSAGE 指定した場合、認証成功 (SUCCESS) テキストとして、 このメッセージが相手に渡されます。 .It RAD_MICROSOFT_MS_CHAP_ERROR この .Dv RAD_VENDOR_MICROSOFT ベンダ固有属性が指定された場合、 認証失敗 (FAILURE) テキストとして、このメッセージが相手に渡されます。 .It RAD_MICROSOFT_MS_CHAP2_SUCCESS この .Dv RAD_VENDOR_MICROSOFT ベンダ固有属性が指定された場合で MS-CHAPv2 認証が使用されている場合、 認証成功 (SUCCESS) テキストとして、このメッセージが相手に渡されます。 .It RAD_MICROSOFT_MS_MPPE_ENCRYPTION_POLICY この .Dv RAD_VENDOR_MICROSOFT ベンダ固有属性が指定された場合で値が 2 の場合 (必須の意)、 .Nm は MPPE 暗号の使用に固執します (引数付き .Dq set mppe 設定コマンドの存在にかかわらずです)。 指定された値が 1 の場合 (許可の意)、暗号化はオプションとなります (引数付き .Dq set mppe 設定コマンドの存在にかかわらずです)。 .It RAD_MICROSOFT_MS_MPPE_ENCRYPTION_TYPES この .Dv RAD_VENDOR_MICROSOFT ベンダ固有属性が指定された場合、ビット 1 および 2 が検査されます。 どちらかもしくは両方が設定されていた場合、 (それぞれ) 40 ビットおよび/または 128 ビットの暗号化が有効になります。 どちらかもしくは両方が設定された場合、 .Dq set mppe コマンドへの第 1 引数にかかわらず、 40 ビットおよび/または 128 ビット暗号オプションが (それぞれ) 設定されます。 現状、RADIUS サーバは 56 ビット暗号化は指定不可能であることに注意してください。 .It RAD_MICROSOFT_MS_MPPE_RECV_KEY この .Dv RAD_VENDOR_MICROSOFT ベンダ固有属性が指定された場合、 入力データの暗号解読にこの値をマスタキーとして使用します。 クライアントが MSCHAPv2 で認証された場合、 内向きの MPPE が動作するためには、 RADIUS サーバはこの属性を提供「しなければなりません」。 .It RAD_MICROSOFT_MS_MPPE_SEND_KEY この .Dv RAD_VENDOR_MICROSOFT ベンダ固有属性が指定された場合、 出力データの暗号化にこの値をマスタキーとして使用します。 クライアントが MSCHAPv2 で認証された場合、 外向きの MPPE が動作するためには、 RADIUS サーバはこの属性を提供「しなければなりません」。 .El .Pp RADIUS サーバから受信した値は、 .Dq show bundle を使用して見られます。 +.It set rad_alive Ar timeout +RADIUS が設定されていれば、 +.Dq rad_alive +に非 0 の +.Ar timeout +値を設定することで、 +.Nm +は +.Ar timeout +秒毎に RADIUS アカウント情報を RADIUS サーバに送るようになります。 .It set reconnect Ar timeout ntries (CD の喪失もしくは LQR の失敗により) 予想外の回線切断となった場合、 指定した .Ar timeout の後に接続が再確立されます。 回線は最大 .Ar ntries 回、再接続されます。 .Ar ntries のデフォルトは 0 です。 .Ar timeout に .Ar random を指定すると、1 から 30 秒の間の任意時間の停止となります。 .It set recvpipe Op Ar value ルーティングテーブルの RECVPIPE 値を設定します。 最適な値は、MTU 値を 2 倍した値を丁度越える値です。 .Ar value が指定されないまたは 0 の場合、デフォルトの、カーネルが制御する値を使用します。 .It set redial Ar secs Ns Xo .Oo + Ns Ar inc Ns .Op - Ns Ar max Ns .Oc Ns Op . Ns Ar next .Op Ar attempts .Xc .Nm に .Ar attempts 回のリダイヤルを指示できます。 1 より大きな数を指定した場合 (前述の .Ar set phone 参照)、 各番号にダイヤルする前に、 .Ar next だけ停止します。 最初の番号に戻ってダイヤル開始する前に .Ar secs だけ停止します。リテラル値 .Dq Li random を .Ar secs および .Ar next のところで使用でき、1 から 30 秒の間の任意時間の停止となります。 .Pp .Ar inc が指定されると、 .Nm が新規番号を試すたびに、この値が .Ar secs に加えられます。 .Ar secs が増加されるのは、最大 .Ar max 回だけです。 .Ar max のデフォルト値は 10 です。 .Ar attempts が経過した後でも .Ar secs の遅延は効果があるので、 すぐに手動でダイヤルしても何も起ってないように見えるかもしれません。 すぐにダイヤルする必要がある場合、 .Dq !\& を .Dq open キーワードの直後に付けます。 更なる詳細については、前述の .Dq open の記述を参照してください。 .It set sendpipe Op Ar value ルーティングテーブルの SENDPIPE 値を設定します。 最適な値は、MTU 値を 2 倍した値を丁度越える値です。 .Ar value が指定されないまたは 0 の場合、デフォルトの、カーネルが制御する値を使用します。 .It "set server|socket" Ar TcpPort Ns No \&| Ns Xo .Ar LocalName Ns No |none|open|closed .Op password Op Ar mask .Xc このコマンドは .Nm に指定したソケットもしくは .Sq 診断ポート にてコマンド接続の入力を listen するように指示します。 .Pp 語 .Ar none は .Nm に既に存在するソケットを閉じさせ、ソケット設定を消させます。 語 .Dq open は .Nm にポートを再度オープンさせます。 語 .Dq closed は .Nm にオープンしているポートを閉じさせます。 .Pp ローカルドメインソケットを指定したい場合、 .Ar LocalName に絶対ファイル名を指定します。そうしないと、TCP ポートの名前もしくは番号 であると解釈されます。 ローカルドメインソケットに使用される 8 進 umask を指定可能です。 umask の詳細については .Xr umask 2 を参照してください。TCP ポート名がどのように変換されるかについては .Xr services 5 を参照してください。 .Pp このソケットにクライアントが接続するときに使用されねばならないパスワードも 指定可能です ( 前述の .Dq passwd 変数を使用します)。 パスワードが空文字列として指定される場合、 クライアントが接続するときにパスワードを必要とされません。 .Pp ローカルドメインソケットが指定される場合、ソケット名中の最初の .Dq %d シーケンスは現在のインタフェースユニット番号で置換されます。 複数接続のために同一のプロファイルを使用したい場合に便利です。 .Pp 同様の方法で TCP ソケットの前に .Dq + 文字を付けることができます。 この場合、現在のインタフェースユニット番号が、ポート番号に加算されます。 .Pp .Nm をサーバソケットと共に使用する場合、通信機構として .Xr pppctl 8 コマンドを使用することが好ましいです。 現在 .Xr telnet 1 も使用可能ですが、将来リンク暗号化が実装されるかもしれませんので、 .Xr telnet 1 は避けてください。 .Pp 注: .Dv SIGUSR1 と .Dv SIGUSR2 は、診断ソケットと相互に作用します。 .It set speed Ar value シリアルデバイスの速度を指定します。 速度指定が .Dq sync の場合、 .Nm はデバイスを同期デバイスとして扱います。 .Pp デバイスタイプによっては、 同期または非同期のいずれかであることが分るものがあります。 これらのデバイスでは、不正な設定を上書きして、 この結果に対する警告を記録します。 .It set stopped Op Ar LCPseconds Op Ar CCPseconds このオプションが指定されると、 指定した FSM (有限状態機械; Finite State Machine) が停止状態になってから .Dq seconds で指定した秒数だけ停止したのち、 .Nm はタイムアウトします。 このオプションは、 相手が終了要求を送り我々が終了確認応答を送ったにもかかわらず 実際には接続を閉じない場合に、有用かもしれません。また、 .Dq set openmode passive を使用した場合に相手が指定時間内に Configure Request を送らないことを タイムアウト検出する場合には、便利かもしれません。 .Dq set log +lcp +ccp を使用すると、 .Nm は適切な状態遷移を記録します。 .Pp デフォルト値は 0 であり、 停止状態による .Nm のタイムアウトは発生しません。 .Pp この値は openmode の遅延 (上述の .Dq set openmode 参照) より小さくなってはなりません。 .It set timeout Ar idleseconds Op Ar mintimeout このコマンドはアイドルタイマの値を指定します。 更なる詳細については .Sx アイドルタイマの設定 というタイトルの節を参照してください。 .Pp .Ar mintimeout が指定された場合、 最短でも指定された秒数だけリンクがアップしていないと、 .Nm はアイドルアウトしません。 .It set urgent Xo .Op tcp|udp|none .Oo Op +|- Ns .Ar port .Oc No ... .Xc このコマンドは、データ転送時に .Nm が優先するポートを制御します。 デフォルトの優先 TCP ポートは、ポート 21 (ftp control), 22 (ssh), 23 (telnet), 513 (login), 514 (shell), 543 (klogin), 544 (kshell) です。 優先 UDP ポートは、デフォルトではありません。 詳細は .Xr services 5 を参照してください。 .Pp .Dq tcp も .Dq udp も指定しないと、 .Dq tcp が仮定されます。 .Pp .Ar port を指定しないと、優先ポートリストがクリアされます ( .Dq tcp または .Dq udp を指定すると、そのリストのみがクリアされます)。 最初の .Ar port 引数にプラス .Pq Dq \&+ またはマイナス .Pq Dq \&- のプレフィックスを付けた場合、現在のリストが修正されますが、 そうでない場合には、再割り当てされます。 プラスのプレフィックス付きまたはプレフィックス無しの .Ar port はリストに追加され、マイナスのプレフィックス付きの .Ar port はリストから削除されます。 .Pp .Dq none が指定された場合、優先ポートリスト全体が無効になり、 .Dv IPTOS_LOWDELAY パケットも特別扱いされなくなります。 .It set vj slotcomp on|off このコマンドは .Nm に VJ スロット圧縮をネゴシエートするか否かを指示します。 デフォルトではスロット圧縮は .Ar on です。 .It set vj slots Ar nslots このコマンドは最初の .Ar slots 番号を指定します。 .Nm は VJ 圧縮が enable されている時には、 これを使用して相手とネゴシエートします (前述の .Sq enable コマンドを参照してください)。 デフォルト値は 16 です。 .Ar nslots は .Ar 4 以上 .Ar 16 以下の値です。 .El .Pp .It shell|! Op Ar command .Ar command が指定されない場合、 .Dv SHELL 環境変数で指定されるシェルが起動されます。 そうでなければ指定された .Ar command が実行されます。 語の置換は、前述の .Dq !bg コマンドと同様の方法で行われます。 .Pp -文字 ! を使用する場合、コマンドとの間に空白が必要です。 +文字 !\& を使用する場合、コマンドとの間に空白が必要です。 このコマンドはフォアグラウンドで実行されることに注意してください - .Nm はプロセスが終了するまでは実行を続けません。 バックグラウンドでコマンド処理を行いたい場合には、 .Dv bg コマンドを使用してください。 .It show Ar var このコマンドを使用して、次の内容を確認できます: .Bl -tag -width 2n .It show bundle 現在のバンドル設定を表示します。 .It show ccp 現在の CCP 圧縮統計を表示します。 .It show compress 現在の VJ 圧縮統計を表示します。 .It show escape 現在のエスケープ文字を表示します。 .It show filter Op Ar name 指定したフィルタの現在のルールをリストします。 .Ar name を指定しないと、全フィルタが表示されます。 .It show hdlc 現在の HDLC 統計を表示します。 .It show help|? 利用可能な show コマンドのまとめを表示します。 .It show iface 現在のインタフェース情報 ( .Dq iface show と同じです) を表示します。 .It show ipcp 現在の IPCP 統計を表示します。 .It show layers 現在使用中のプロトコル層を表示します。 .It show lcp 現在の LCP 統計を表示します。 .It show Op data Ns Xo .No link .Xc 高レベルリンク情報を表示します。 .It show links 利用可能な論理リンクのリストを表示します。 .It show log 現在のログ値を表示します。 .It show mem 現在のメモリ統計を表示します。 .It show ncp 現在の NCP 統計を表示します。 .It show physical 現在の下位レベルリンク情報を表示します。 .It show mp マルチリンク情報を表示します。 .It show proto 現在のプロトコルの総計を表示します。 .It show route 現在の経路表を表示します。 .It show stopped 現在の stopped タイムアウト値を表示します。 .It show timer アクティブアラームタイマを表示します。 .It show version .Nm の現在のバージョン番号を表示します。 .El .Pp .It term 端末モードに移行します。 キーボードからタイプした文字はデバイスに送られます。 デバイスから読んだ文字はスクリーンに表示されます。 .Nm の相手が認識された時には、 .Nm は自動的にパケットモードを有効にし、コマンドモードに戻ります。 .El .Sh 更に詳細について .Bl -bullet .It 設定ファイルの例を読んでください。良い情報源です。 .It 何が利用できるかについては、 .Dq help , .Dq nat \&? , .Dq enable \&? , .Dq set \&? , .Dq show \&? コマンドを使って、オンライン情報を取得してください。 .It 次の URL に有用な情報があります: .Bl -bullet -compact .It http://www.FreeBSD.org/doc/en_US.ISO8859-1/books/faq/ppp.html .It http://www.FreeBSD.org/doc/handbook/userppp.html .El .Pp .El .Sh 関連ファイル .Nm は、4 つのファイル .Pa ppp.conf , .Pa ppp.linkup , .Pa ppp.linkdown , .Pa ppp.secret を参照します。 これらのファイルは .Pa /etc/ppp に置かれます。 .Bl -tag -width 2n .It Pa /etc/ppp/ppp.conf システムのデフォルト設定ファイル。 .It Pa /etc/ppp/ppp.secret 各システム用の認証設定ファイル。 .It Pa /etc/ppp/ppp.linkup .Nm がネットワークレベルの接続を確立した時に実行されるファイル。 .It Pa /etc/ppp/ppp.linkdown .Nm がネットワークレベルの接続を閉じる時にチェックするファイル。 .It Pa /var/log/ppp.log ログとデバッグ情報のファイル。このファイル名は .Pa /etc/syslog.conf にて指定されます。詳細は .Xr syslog.conf 5 を参照してください。 .It Pa /var/spool/lock/LCK..* tty ポートをロックするためのファイル。詳細は .Xr uucplock 3 を参照してください。 .It Pa /var/run/tunN.pid tunN デバイスに接続されている .Nm プログラムのプロセス ID (pid)。 ここで .Sq N はデバイスの番号です。 .It Pa /var/run/ttyXX.if このポートで使われている tun インタフェース。 このファイルも .Fl background , .Fl auto , .Fl ddial のいずれかのモードの時のみ作成されます。 .It Pa /etc/services サービス名でポート番号が指定されている場合に、ポート番号を取得します。 .It Pa /var/run/ppp-authname-class-value マルチリンクモードでは、 相手の認証名称 .Pq Sq authname と相手の終点選択クラス .Pq Sq class と相手の終点選択値 .Pq Sq value を使用して、ローカルドメインソケットが生成されます。 終点選択値はバイナリ値であってもかまわないため、 実際のファイル名を判定するために 16 進数に変換されます。 .Pp このソケットは、別の .Nm のインスタンスとリンクを受け渡しを行うために使用します。 .El .Sh 関連項目 .Xr at 1 , .Xr ftp 1 , .Xr gzip 1 , .Xr hostname 1 , .Xr isdnd 8 , .Xr login 1 , .Xr tcpdump 1 , .Xr telnet 1 , .Xr kldload 2 , .Xr libalias 3 , .Xr libradius 3 , .Xr syslog 3 , .Xr uucplock 3 , .Xr netgraph 4 , .Xr ng_pppoe 4 , .Xr crontab 5 , .Xr group 5 , .Xr passwd 5 , .Xr radius.conf 5 , .Xr resolv.conf 5 , .Xr syslog.conf 5 , .Xr adduser 8 , .Xr chat 8 , .Xr getty 8 , .Xr inetd 8 , .Xr init 8 , .Xr named 8 , .Xr ping 8 , .Xr pppctl 8 , .Xr pppd 8 , .Xr pppoed 8 , .Xr route 8 , .Xr sshd 8 , .Xr syslogd 8 , .Xr traceroute 8 , .Xr vipw 8 .Sh 歴史 元のプログラムは .An Toshiharu OHNO Aq tony-o@iij.ad.jp が作成し、 .Fx 2.0.5 に .An Atsushi Murai Aq amurai@spec.co.jp が提出しました。 .Pp 1997 年中に .An Brian Somers Aq brian@Awfulhak.org が本格的な修正をし、 11 月に .Ox に移植されました (2.2-RELEASE の直後です)。 .Pp 1998 年初頭にマルチリンク ppp サポートが追加されたときに、 ほとんどのコードを .An Brian Somers が書き直しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/pstat.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/pstat.8 index b20667ffa0..3b034aa674 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/pstat.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/pstat.8 @@ -1,263 +1,253 @@ .\" Copyright (c) 1980, 1991, 1993, 1994 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" Copyright (c) 2002 Networks Associates Technology, Inc. .\" All rights reserved. .\" .\" Portions of this software was developed for the FreeBSD Project by .\" ThinkSec AS and NAI Labs, the Security Research Division of Network .\" Associates, Inc. under DARPA/SPAWAR contract N66001-01-C-8035 .\" ("CBOSS"), as part of the DARPA CHATS research program. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. -.\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software -.\" must display the following acknowledgement: -.\" This product includes software developed by the University of -.\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)pstat.8 8.5 (Berkeley) 5/13/94 -.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/pstat/pstat.8,v 1.41 2004/03/26 09:28:03 ru Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/pstat/pstat.8,v 1.44 2004/08/07 04:27:52 imp Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" .Dd May 23, 2002 .Dt PSTAT 8 .Os .Sh 名称 .Nm pstat , .Nm swapinfo .Nd システムデータ構造体を表示する .Sh 書式 .Nm .Op Fl Tfknst .Op Fl M Ar core Op Fl N Ar system .Nm swapinfo .Op Fl k .Op Fl M Ar core Op Fl N Ar system .Sh 解説 .Nm ユーティリティは、オープンしているファイルのエントリ・ スワップ領域の利用状況・端末の状態・vnode データ構造体 を表示します。 .Pp .Nm swapinfo という名前で起動されると .Fl s オプションが指定されたことになり、このときは .Fl k オプションだけを指定することができます。 .Pp .Fl M オプションが指定されていない場合には、 現在実行中のカーネルから .Xr sysctl 3 インタフェース経由で情報を取得します。 そうでなければ、指定されたカーネルイメージ (またはデフォルトのイメージ) 中の名前リストを使用して、指定されたコアファイルから情報を読み込みます。 .Pp オプションは以下の通りです: .Bl -tag -width indent .It Fl n デバイスを表示するときに、名前ではなくデバイスのメジャー番号と マイナ番号を使用します。 .It Fl k .Ev BLOCKSIZE 環境変数での設定に関わらず、容量の表示をキロバイト単位 で行います。 .It Fl T 種々のシステムテーブルについて使用スロットと空きスロットの 数を表示します。システムの負荷が非常に重いとき、 システムテーブルがどれくらいの大きさになっているかを調べる のに役立ちます。 .It Fl f 次のようなヘッダとともに、オープンしているファイルのテーブル を表示します: .Bl -tag -width indent .It LOC このテーブルエントリの core 中における位置 .It TYPE このテーブルエントリが指すオブジェクトの型 .It FLG その他の状態。以下のように記号化されています: .Pp .Bl -tag -width indent -compact .It R 読み込み用にオープンされている .It W 書き込み用にオープンされている +.It A +追加用にオープンされている .It I データの準備ができたらプロセスグループにシグナルを送る -.It D -.Dv VDOOMED -.It F -.Dv VFREE -.It b -.Dv VTBFREE -.It O -.Dv VONWORKLST -.It M -.Dv VMOUNT .El .It CNT オープンされたこのファイルのことを知っているプロセスの数 .It MSG このファイルに向けられているメッセージの数 .It DATA このファイルに関する vnode テーブルエントリもしくはソケット構造体の位置 .It OFFSET ファイルオフセット .Pf ( Xr lseek 2 参照) .El .It Fl s カーネルに登録されたすべてのスワップ領域について、 利用状況に関する情報を表示します。第 1 の欄はパーティションのデバイス名 です。次の欄はそのパーティションで利用できる領域全体の大きさです。 .Ar Used の欄は、現在使われているブロックの合計の大きさを示しています。 .Ar Available の欄は、各パーティションに残っている領域の大きさを示しています。 .Ar Capacity は領域の何%が使われているかを示します。 .Pp 2 つ以上のパーティションをスワップ領域としてシステムに 設定している場合は、すべての項目について最後の行に合計が 報告されます。 .It Fl t 次のようなヘッダとともに、端末のテーブルを表示します。 .Bl -tag -width indent .It RAW raw な入力キューにある文字数 .It CAN 正規化された入力キューにある文字数 .It OUT 出力キューにある文字数 .It MODE .Xr tty 4 を参照 .It ADDR 物理デバイスアドレス .It DEL 正規化された入力キューにある区切り文字(改行)の数 .It COL 端末の計算した列の位置 .It STATE その他の状態。以下のように記号化されています: .Pp .Bl -tag -width indent -compact .It T delay がタイムアウトしようとしている +.It W +オープンが完了するのを待っている .It O オープンしている .It F DMA 中に出力キューがフラッシュされた .It C キャリアがオン .It c 接続している .It B 出力中のためビジー .It A プロセスは出力キューに空きができるのを待っている .It a プロセスは出力の完了を待っている .It X 排他的な利用のためにオープンしている .It S 出力が停止した (ixon フロー制御の場合) .It m 出力が停止した (carrier フロー制御の場合) .It o 出力が停止した (CTS フロー制御の場合) .It d 出力が停止した (DSR フロー制御の場合) .It K 入力が停止した .It Y 入力イベントの際に SIGIO を送る .It D 小文字 (lowercase) の .Ql \e が動作する状態 .It E PRTRUBのため .Ql \e.../ の中にいる .It L 次の文字はリテラルである .It P 中断された入力を再タイプしている (PENDIN) .It N タブ幅を数えている、FLUSHO を無視する .It l ブロックモード入力ルーチンは使用中 .It s i/o が snoop された .It Z 接続が失われた .El .It SESS セッション構造体のカーネル内アドレス .It PGID この端末を制御端末としているプロセスグループ .It DISC 回線規約; .Ql term (TTYDISC の場合), .Ql ntty (NTTYDISC の場合), .Ql tab (TABLDISC の場合), .Ql slip (SLIPDISC の場合), .Ql ppp (PPPDISC の場合) のいずれか .El .It Fl M 指定されたコアから名前リストに関連する値を取得します。 .It Fl N .Fl M フラグも指定されていた場合、指定したシステムから名前リストを取得します。 デフォルトは、システムがブートに使用したカーネルイメージです。 .El .Sh 関連項目 .Xr ps 1 , .Xr systat 1 , .Xr stat 2 , .Xr fs 5 , .Xr iostat 8 , .Xr vmstat 8 .Rs .%T UNIX Implementation .%A K. Thompson .Re .Sh バグ .Tn NFS スワップサーバはサポートしていません。 .Sh 歴史 .Nm ユーティリティは .Bx 4.0 から登場しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/pw.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/pw.8 index 8181fc76fa..2c03e2866b 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/pw.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/pw.8 @@ -1,960 +1,961 @@ .\" Copyright (C) 1996 .\" David L. Nugent. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY DAVID L. NUGENT AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL DAVID L. NUGENT OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" -.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/pw/pw.8,v 1.34 2004/01/11 18:28:08 iedowse Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/pw/pw.8,v 1.35 2004/07/02 23:12:54 ru Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" .\" WORD: primary group プライマリグループ(/etc/passwd のグループIDで決まるグループ) .\" .Dd January 11, 2004 .Dt PW 8 .Os .Sh 名称 .Nm pw .Nd システムユーザ、グループの作成、削除、変更、表示 .Sh 書式 .Nm .Op Fl V Ar etcdir .Ar useradd .Op name|uid .Op Fl C Ar config .Op Fl q .Op Fl n Ar name .Op Fl u Ar uid .Op Fl c Ar comment .Op Fl d Ar dir .Op Fl e Ar date .Op Fl p Ar date .Op Fl g Ar group .Op Fl G Ar grouplist .Op Fl m .Op Fl k Ar dir .Op Fl w Ar method .Op Fl s Ar shell .Op Fl o .Op Fl L Ar class .Op Fl h Ar fd | Fl H Ar fd .Op Fl N .Op Fl P -.Op Fl 7 .Op Fl Y .Nm .Op Fl V Ar etcdir .Ar useradd .Op name|uid .\" -D オプションは省略可能の通常のオプションではないのでこれでよい .Fl D .Op Fl C Ar config .Op Fl q .Op Fl b Ar dir .Op Fl e Ar days .Op Fl p Ar days .Op Fl g Ar group .Op Fl G Ar grouplist .Op Fl k Ar dir .Op Fl u Ar min , Ns Ar max .Op Fl i Ar min , Ns Ar max .Op Fl w Ar method .Op Fl s Ar shell .Op Fl y Ar path .Nm .Op Fl V Ar etcdir .Ar userdel .Op name|uid .Op Fl n Ar name .Op Fl u Ar uid .Op Fl r .Op Fl Y .Nm .Op Fl V Ar etcdir .Ar usermod .Op name|uid .Op Fl C Ar config .Op Fl q .Op Fl n Ar name .Op Fl u Ar uid .Op Fl c Ar comment .Op Fl d Ar dir .Op Fl e Ar date .Op Fl p Ar date .Op Fl g Ar group .Op Fl G Ar grouplist .Op Fl l Ar name .Op Fl m .Op Fl k Ar dir .Op Fl w Ar method .Op Fl s Ar shell .Op Fl L Ar class .Op Fl h Ar fd | Fl H Ar fd .Op Fl N .Op Fl P .Op Fl Y .Nm .Op Fl V Ar etcdir .Ar usershow .Op name|uid .Op Fl n Ar name .Op Fl u Ar uid .Op Fl F .Op Fl P +.Op Fl 7 .Op Fl a .Nm .Op Fl V Ar etcdir .Ar usernext .Op Fl C Ar config .Op Fl q .Nm .Op Fl V Ar etcdir .Ar groupadd .Op group|gid .Op Fl C Ar config .Op Fl q .Op Fl n Ar group .Op Fl g Ar gid .Op Fl M Ar members .Op Fl o .Op Fl h Ar fd | Fl H Ar fd .Op Fl N .Op Fl P .Op Fl Y .Nm .Op Fl V Ar etcdir .Ar groupdel .Op group|gid .Op Fl n Ar name .Op Fl g Ar gid .Op Fl Y .Nm .Op Fl V Ar etcdir .Ar groupmod .Op group|gid .Op Fl C Ar config .Op Fl q -.Op Fl F .Op Fl n Ar name .Op Fl g Ar gid .Op Fl l Ar name .Op Fl M Ar members .Op Fl m Ar newmembers .Op Fl h Ar fd | Fl H Ar fd .Op Fl N .Op Fl P .Op Fl Y .Nm .Op Fl V Ar etcdir .Ar groupshow .Op group|gid .Op Fl n Ar name .Op Fl g Ar gid .Op Fl F .Op Fl P .Op Fl a .Nm .Op Fl V Ar etcdir .Ar groupnext .Op Fl C Ar config .Op Fl q .Nm .Op Fl V Ar etcdir .Ar lock .Op name|uid .Op Fl C Ar config .Op Fl q .Nm .Op Fl V Ar etcdir .Ar unlock .Op name|uid .Op Fl C Ar config .Op Fl q .Sh 解説 .Nm ユーティリティは、システムの .Ar user 、 .Ar group ファイルのユーザ、グループを簡単に、標準的な方法で追加、変更、削除 することができるようにするコマンドライン版のエディタです。 .Nm は、ローカルな user ファイルと group ファイルを操作することができるだ けだということに注意して下さい。 .Tn NIS のユーザ、グループは .Tn NIS サーバ上で管理しなければなりません。 .Nm ユーティリティは .Pa passwd , .Pa master.passwd , .Pa group ファイルや、安全なまたは安全でないパスワードデータベースファイル の更新作業を行いますので、 root で実行されなければなりません。 .Pp .Nm のコマンドラインにかかれている最初の一つか二つのキーワードは、引数の残り を解釈する際の文脈を指定します。 .Ar user と .Ar group のキーワードはどちらも、 .Ar add , .Ar del , .Ar mod , .Ar show , .Ar next と組み合わせて用いることができ、どのような順序 (例えば .Ar showuser , .Ar usershow , .Ar show user , .Ar user show はすべて同じこととみなされます) で指定してもかまいません。 この柔軟性は、ユーザ、グループデータベース操作のために .Nm を呼び出す対話的なスクリプトには便利です。 .Fl n Ar name , .Fl u Ar uid , .Fl g Ar gid オプションを使う代わりに、 これらのキーワードに続けてユーザ名、グループ名、数字の ID のうち一つ を指定することができます。 .Pp 以下のフラグは操作のほとんどまたは全てのモードで共通です。 .Pp .Bl -tag -width "-G grouplist" .It Fl V Ar etcdir 本フラグは、 パスワードファイル・グループファイル・設定ファイルを探すための、 通常とは別の場所をセットします。 また、 通常とは別の場所でユーザ/グループデータベースを管理するために使用可能です。 本スイッチを指定すると、システムの .Pa /etc/pw.conf をデフォルト設定データをしては使用せず、代りに、 指定したディレクトリ中のファイル pw.conf を使用します (存在しない場合には使用しません)。 .Fl C フラグは、この動作に優先します。 一般規則では、オプションは操作タイプに後続する必要があるのですが、 .Fl V フラグは例外であり、コマンドライン上で操作キーワードの前で使用可能です。 .It Fl C Ar config .Nm は新しいユーザアカウントとグループはどのように作られるべきかという 方針の情報を得るために、デフォルトではファイル .Pa /etc/pw.conf を読み込みます。 .Fl C オプションで異なる設定ファイルを指定できます。 設定ファイルのほとんどの内容は、コマンドライン オプションにより上書きされますが、新しいアカウントを追加するための標準 的な情報を設定ファイルに設定しておいた方が 便利かもしれません。 .It Fl q このオプションを使うと .Nm はエラーメッセージを抑制します。 これは、注意深くフォーマットされたディスプレイへのメッセージ表示よりも、 .Nm から返された戻り値を解釈する方が好まれるような対話的な環境では 便利かもしれません。 .It Fl N このオプションは .Ar add と .Ar modify 操作で使います。 .Nm は、ユーザ/グループデータベースを更新せずに、操作の結果だけを出力します。 .Fl P オプションを使うと、標準 passwd フォーマットと可読なフォーマットの 切り替えができます。 .It Fl Y 更新モードのいずれかと、このオプションとをいっしょに使うことで、 .Nm は、 .Pa /var/yp にカレントディレクトリを移動させてから .Xr make 1 を実行します。これは、 .Tn NIS データベースファイルの自動更新を可能とする ためのものです。 .Tn NIS が別のパスワードファイル、グループファイルを 使っている場合、 .Fl y Ar path オプションを使い、 .Tn NIS パスワードデータベースの位置を指定すると よいでしょう。これにより、 .Nm は、システムパスワードデータベースと並行してこれらのデータベースも 同時に更新します。 .El .Sh ユーザオプション 以下のオプションは .Ar useradd と .Ar usermod コマンドに付けます: .Pp .Bl -tag -width "-G grouplist" .It Fl n Ar name ユーザ名/アカウント名を指定します。 .It Fl u Ar uid ユーザ ID / アカウント ID を数字で指定します。 .Pp アカウント名は uid を含み、逆も同様であるため、通常これらのオプション のどちらか片方しか必要ではありません。 しかし、両方を指定しなければならないこともしばしばあります。 例えば、すでに存在するユーザの uid を .Ar usermod で変えたり、新しいアカウントを作るときにデフォルトの uid を上書きした りするときです。 .Nm で .Ar useradd を使って新しいユーザに uid を自動的に割り当てたい場合は、 .Fl u オプションを使っては .Em いけません 。 コマンドライン上で .Ar useradd , .Ar userdel , .Ar usermod , .Ar usershow キーワードの直後なら、アカウントとユーザIDのどちらかを .Fl n や .Fl u を使わずにそのまま続けて書くことができます。 .El .Pp .Bl -tag -width "-G grouplist" .It Fl c Ar comment このオプションは passwd の GECOS フィールドの内容をセットします。 このフィールドは、コンマで区切られた 4 つのサブフィールドで、一般的には ユーザの姓名、勤務先または地区、職場と自宅の電話番号を含みます。 これらのサブフィールドは慣習的に使われるだけであり、省略可能です。 このフィールドが空白を含む場合、コメント自身をダブルクォート .Ql \&" でくくらなければなりません。 コンマはサブフィールドの区切りとして使われるので、フィールド内での使用は 避けて下さい。そして、コロン .Ql \&: キャラクタも passwd ファイルのフィールド区切りであるため使えません。 .It Fl d Ar dir このオプションは、アカウントのホームディレクトリを設定します。 通常、これはホームディレクトリが .Pa /etc/pw.conf から決まるデフォルト (ふつうは .Pa /home の下でアカウント名をサブディレクトリとしたもの) と異なる場合にだけ使うことになるでしょう。 .It Fl e Ar date アカウントが破棄される日付をセットします。 この日付のフォーマットは、 10 進の UNIX 時間か .Ql dd-mmm-yy[yy] フォーマットの日付のどちらかになり、後者は dd が日、mmmが月で、数字と アルファベット('Jan', 'Feb' 等)のどちらでもよく、年は 2 または 4 桁の 数字からなります。 このオプションは、 .Ql \&+n[mhdwoy] の形の相対的な日付も受け付けます。 .Ql \&n は 10 進数、 8 進数 (0 から始まる)、 16 進数 (0x で始まる) の数字で、 その後に現在の日付時刻から破棄される日までの分(m)、時(h)、日(d)、 曜日(w)、月(o)、年(y)の数がセットされます。 .It Fl p Ar date アカウントのパスワードが破棄される日付をセットします。 このフィールドは、パスワードの強制的な変更に対して適用されることを除けば、 アカウント破棄日付指定オプションと似ています。 これは、 .Fl e オプションと同様にしてセットされます。 .It Fl g Ar group 与えられた group をアカウントのプライマリグループにセットします。 .Ar group は、グループ名またはグループ ID 番号で定義されます。 .It Fl G Ar grouplist そのアカウントの追加グループをセットします。 .Ar grouplist は、コンマで区切られた、グループ名またはグループ ID 番号のリストです。 .Pa /etc/group の、グループリストで指定されたグループにそのユーザ名が追加され、 グループリストで指定されないグループからそのユーザ名が削除されます。 -注意: ユーザは -.Pa /etc/group -のプライマリグループには加えられるべきではありません。 +注意: ユーザを +.Ar grouplist +でプライマリグループには加えるべきではありません。 また、グループのメンバの変更は現在のログインにはすぐには影響されず、変 更後のログインにだけ影響します。 .It Fl L Ar class このオプションは生成されたユーザのログインクラスをセットします。 ユーザログインクラスに関する情報は .Xr login.conf 5 と .Xr passwd 5 を参照して下さい。 .It Fl m このオプションは、ユーザのホームディレクトリの作成を試みるように .Nm に指示します。 もちろんこれは .Ar useradd で新しいアカウントを加えるときにも役に立ちますが、 すでに存在するユーザのホームディレクトリを、ファイルシステムの別の場所に 移動するという使い方もできます。 新しいホームディレクトリには、 .Ar 雛型(skeleton) ディレクトリの内容が置かれます。 ここには、普通、ユーザが個人的に使うシェルの設定ファイル一式 が含まれています。 .Ar usermod にアカウントを指定して .Fl m を用いる際には、そのユーザのホームディレクトリにある 設定ファイルは、雛型ディレクトリのファイルで .Em 上書きされません 。 .Pp ユーザのホームディレクトリが作成されるとき、デフォルトでは、 .Fl b Ar dir オプション (下記参照) で指定された .Ar basehome ディレクトリのサブディレクトリとして作られ、アカウント名と同じ名前が付 けられます。 コマンドラインに .Fl d Ar dir オプションを付けると、上書きするようにすることもできます。 .It Fl k Ar dir このオプションは、 .Ar 雛型 ディレクトリをセットします。ユーザのホームディレクトリが作成 されるとき、そこから基本の起動時ファイル、設定ファイル がコピーされます。 このオプションは、 .Fl d (下記参照) や .Fl m とともに使ったときにのみ意味があります。 .It Fl s Ar shell ユーザのログインシェルを .Ar shell にセットまたは変更します。 シェルプログラムへのパスが省略されると、 .Nm は .Pa /etc/pw.conf で指定された .Ar shellpath を探し、それを適切に補います。 パスを指定するのは、特別な理由があるのでなければ、避けるべきだ ということを覚えておきましょう。 指定しないことで、プログラムが存在し、かつ実行可能であることを .Nm に確認させることができるからです。 フルパスを指定する (または空のままの "" シェルにしておく) と このチェックをせず、対話的なログインをさせないアカウントを 設定しなければならないときに設定される .Pa /nonexistent のようなエントリを作ることができます。 .It Fl h Ar fd このオプションは、 .Nm が対話的なスクリプトを使ってアカウントパスワードを 設定できるような特別のインタフェースを用意します。 コマンドラインと環境は、プログラムが情報を受け取るしくみとしては 基本的に安全ではないため、 .Nm はファイル記述子 (通常対話的スクリプトとプログラム間のパイプ) を通してのみ、アカウントとグループのパスワードの設定を許可します。 .Ar sh , .Ar bash , .Ar ksh , .Ar perl は皆、これができるしくみを持っています。 .Fl h Ar 0 が指定されると、代わりに .Nm はユーザのパスワード入力を求めるプロンプトを出し、 .Em stdin をパスワードを読み込むファイル記述子とします。 パスワードは一度しか入力されません。対話的な使用よりも スクリプト向きにできていることに注意して下さい。 .Xr passwd 1 の行に合わせて新しいパスワードの確認をしたい場合、この機能は、 .Nm を呼び出す対話的なスクリプトの一部として実装する必要があります。 .Pp 引数 .Ar fd として .Ql \&- が与えられると、パスワードとして .Ql \&* がセットされ、そのアカウントにはパスワードを使ってログインすることが できないようになります。 .It Fl H Ar fd 指定されたファイルディスクリプタから暗号化されたパスワード文字列を読み込みます。 これは .Fl h と似ていますが、 パスワードをパスワードデータベースに直接書き込むのに適切な形に暗号化して 与えなければなりません。 .El .Pp .Ar useradd を使うことで、存在するユーザ ID と重複する新しいアカウントを作成するこ とができるようになります。 これは普通エラーになって拒否されますが、 .Fl o オプションにより、重複チェックを上書きしユーザ ID の重複を 許すことになります。 これは、同一のユーザが異なるコンテキスト(異なるグループ割り当てや 異なるホームディレクトリ、異なるシェル)でログインするのを許可する 場合に、各アカウントに基本的に同一のアクセス権を与える場合に 使用できます。 .Pp .Ar useradd コマンドは .Fl D オプションを使うことで新しいユーザとグループのデフォルトも設定できます。 新しいユーザを付け加える代わりに、 .Nm は設定ファイル .Pa /etc/pw.conf に新しいデフォルトのセットを書き込みます。 .Fl D オプションを使う場合、 .Fl n Ar name や .Fl u Ar uid を使ってはいけません。そうでないとエラーになります。 .Fl D を使うと、 .Ar useradd コマンドのいくつかのコマンドラインスイッチの意味が変わります。 それは: .Bl -tag -width "-G grouplist" .It Fl D 設定ファイル .Pa /etc/pw.conf -( もしくは +(もしくは .Fl C Ar config -オプションが使われたときは異なる名前の設定ファイル ) +オプションが使われたときは異なる名前の設定ファイル) の中でのデフォルトの値をセットします。 .It Fl b Ar dir ユーザホームディレクトリが作成されるルートディレクトリをセットします。 このオプションのデフォルトの値は .Pa /home ですが、他の好きなディレクトリにセットできます。 .It Fl e Ar days デフォルトのアカウントの有効期間を日数でセットします。 .Fl D を付けずに使われる場合と異なり、引数はアカウントが作成されてから無効に なるまでの日数を指定する数字でなければなりません。 0 という値は、破棄する日付の自動算出を抑制します。 .It Fl p Ar days デフォルトのパスワードの有効期間を日数でセットします。 .It Fl g Ar group 新しいユーザのデフォルトのグループをセットします。 .Fl g Ar \&"" を使って空のグループを指定すると、新しいユーザは自分自身の私的なプライマリ グループ (ログイン名と同じ名前の新しいグループが作成されます) に 割り当てられます。 グループの指定には、名前または uid を引数として与えることができます。 .It Fl G Ar grouplist 新しいユーザが所属するデフォルトのグループ群を指定します。 これはプライマリグループとは別のグループの集合で、一つの グループをプライマリグループとこの別グループ群の両方に指定することは 避けなければなりません。 言い替えると、これらの別グループ群ではプライマリグループ .Em 以外の グループの構成メンバが決められます。 .Ar grouplist はコンマ区切りのグループ名もしくは ID で、 .Pa /etc/pw.conf の中にシンボル名で保存されます。 .It Fl L Ar class このオプションは、新しいユーザのためのデフォルトのログインクラスを セットします。 .It Fl k Ar dir デフォルトの .Em 雛型 ディレクトリをセットし、 .Nm がユーザのホームディレクトリを作成するときに、 そこからシェルなどの初期化ファイルのプロトタイプがコピーされます。 .It Xo .Fl u Ar min , Ns Ar max , .Fl i Ar min , Ns Ar max .Xc これらのオプションは、 .Nm により作成された新しいアカウントとグループのために割り当てるユーザと グループの最小の ID と最大の ID をセットします。 デフォルト値はどちらも最小 1000 で最大 32000 です。 .Ar min と .Ar max はどちらも数字で、 max は min より大きく、両方とも 0 から 32767 の範囲 内でなければなりません。 一般に 100 未満のユーザ ID とグループ ID はシステムに予約されており、 32000 より大きな数も (システム daemon が使う) 特殊な目的に 予約されています。 .It Fl w Ar method .Fl w オプションは新しく作成されたユーザアカウントのパスワードをセットするの に使われるデフォルトの方法を指定します。 .Ar method は以下のうちの一つです: .Pp .Bl -tag -width random -offset indent -compact .It no 新しく作成されたアカウントでのログインを不可とします。 .It yes アカウント名をパスワードにします。 .It none パスワードを空欄にします。 .It random ランダムパスワードを生成します。 .El .Pp .Ql \&random や .Ql \&no method は、最も安全です。前者の場合、 .Nm はパスワードを生成し、標準出力に出力します。 このパスワードは、ユーザがそのアカウントにアクセスするパスワードとして あなたが発行しますが、ユーザ自身が自分のパスワードを指定 (多分ひどい選択です) するものより適切です。 .Ql \&no method にした場合、パスワードでアクセスできるアカウントを与えるために スーパユーザが .Xr passwd 1 を使わなければなりません。 .It Fl y Ar path .Pa /etc/master.passwd からの情報を直接 .Tn NIS と共有しない場合、 このオプションは、 .Tn NIS が使うデータベースのパス名を設定します。 .Tn NIS サーバに対してのみこのオプションを指定するべきでしょう。 .El .Pp .Ar userdel コマンドには指定可能なオプションは 3 つしかありません。 .Fl n Ar name と .Fl u Ar uid オプションは、既に説明したとおりです。 追加のオプションは以下のものです。 .Bl -tag -width "-G grouplist" .It Fl r このオプションで、 .Nm はユーザのホームディレクトリとその内容のすべてを削除します。 .Nm ユーティリティはシステムからファイルを削除するとき、 慎重すぎるやり方をとります。 まず、削除されるアカウントの uid がシステムの別のアカウントでも使われ ていて、パスワードファイルの 'ホーム' ディレクトリが文字 .Ql \&/ で始まる正しいパスであった場合にはファイルは削除されません。 次に、ファイルやディレクトリが実際にそのユーザのものであるか、 誰かの所有であるシンボリックリンクがユーザのホームディレクトリ下にある 場合にだけ削除されます。 最後に、そのユーザの所有であるすべての中身を削除した後、 空のディレクトリだけが削除されます。 更に別の一掃が必要なときは、管理者に任されます。 .El .Pp メールスプールファイルと crontab は、ユーザ名に無条件に付属しているもの なので、アカウントが削除されたとき常に削除されます。 .Ar at コマンドによって処理待ちのキューに入っているジョブも、ユーザの uid がユニークであり、かつ、そのシステムの別のアカウントに使われていない場合は 削除されます。 .Pp .Ar usershow コマンドは、二種類のフォーマットでアカウントを閲覧できます。 フォーマットは、デフォルトで .Pa /etc/master.passwd で使われているものと同じで、パスワードフィールドは .Ql \&* に置き換えられています。 .Fl P オプションが使われると、 .Nm はより人間に読みやすい形でアカウントの詳細を出力します。 .Fl 7 オプションが使われると、アカウントの詳細が v7 フォーマットで表示されます。 .Fl a オプションは、現在ファイルにあるすべてのユーザをリストします。 .Fl F を使用すると、 存在しないアカウントであってもその詳細を表示するよう、 .Nm に強制します。 .Pp .Ar usernext コマンドは、利用可能な次のユーザ ID とグループ ID を コロン区切りで返します。 これは、通常 .Nm を使う対話的なスクリプトやフロントエンド用です。 .Sh グループオプション グループを操作するコマンドには、 .Fl と .Fl q オプション (前セクションの始めに説明があります) が使えます。 他のグループ関係のコマンド: .Bl -tag -width "-m newmembers" .It Fl n Ar name グループ名を指定します。 .It Fl g Ar gid グループの ID を数字で指定します。 .Pp グループ名は uid を意味し、逆も同様なので、アカウント名 と ID フィールドとして、普通どちらか一つを付ければよいのです。 両方を指定する必要があるのは、新しいグループに指定したグループ ID を 設定するとき、または存在するグループの uid を変えたいときだけです。 .It Fl M Ar memberlist このオプションは、存在するユーザを新しいグループに (groupaddで) 加えたり、存在するメンバリストを (groupmodで) 新しいものに取り換える もうひとつの方法です。 .Ar memberlist は正当で、存在するユーザ名または uid のコンマ区切りのリストです。 .It Fl m Ar newmembers .Fl M オプションと同様、このオプションは最初に存在するメンバのリストを 入れ換えることなく、グループに存在するユーザを .Em 追加 します。 ログイン名またはユーザ ID を使うことができ、重複するユーザは警告無く 削除されます。 .El .Pp .Ar groupadd にも、存在するグループ ID を新しいグループに割り当てる .Fl o オプションがあります。 デフォルトの動作は、グループ追加の試みを拒否することになっており、この オプションはグループ ID の重複チェックを上書きします。 グループ ID を重複させる必要は滅多にありません。 .Pp .Ar groupmod コマンドには、一つの追加オプションがあります: .Pp .Bl -tag -width "-m newmembers" .It Fl l Ar name このオプションで、存在するグループ名を .Ql \&name に変更することができます。 新しい名前は存在しないものでなければならず、存在するグループ名と 重複させようとすると拒否されます。 .El .Pp .Ar groupshow へのオプションは .Fl u Ar uid の代わりにグループ ID を指定する .Fl g Ar gid を付けた .Ar usershow と同じです。 .Fl 7 オプションは、 .Ar groupshow コマンドには適用されません。 .Pp .Ar groupnext コマンドは、次に使用できるグループ ID を標準出力に返します。 .Sh ユーザのロック .Nm ユーティリティは、ユーザに対する簡単なパスワードロック機構を持ちます。 これは、文字列 .Ql *LOCKED* を .Pa master.passwd のパスワードフィールドに前置し、認証を失敗させることにより機能します。 .Pp .Ar lock と .Ar unlock のコマンドはユーザ名または UID を取り、 それぞれ当該アカウントをロック/アンロックします。 これらのコマンドは、前述の .Fl V , .Fl C , .Fl q オプションを受け付けます。 .Sh 診断 .Nm ユーティリティは、操作に成功すると EXIT_SUCCESS を返し、そうでなければ .Xr sysexits 3 により定義された以下の戻り値のうちどれかひとつを返します: .Bl -tag -width xxxx .It EX_USAGE .Bl -bullet -compact .It コマンドラインのシンタックスエラー (不適切なキーワード、未定義オプション)。 .El .It EX_NOPERM .Bl -bullet -compact .It root でないユーザとして、何らかの更新を実行しようとした。 .El .It EX_OSERR .Bl -bullet -compact .It メモリアロケーションエラー。 .It パスワードファイル記述子の読み出しエラー .El .It EX_DATAERR .Bl -bullet -compact .It コマンドライン上やパスワードファイル記述子の、間違った、または正しくな いデータや欠落データ。 .It root アカウントの名前や uid の変更、削除をしようとした。 .El .It EX_OSFILE .Bl -bullet -compact .It 雛型ディレクトリが適切でない、または存在しない。 .It 基本ホームディレクトリが適切でない、または存在しない。 .It 指定したシェルが適切でない、または存在しない。 .El .It EX_NOUSER .Bl -bullet -compact .It 指定されたユーザ、ユーザ ID、グループ、グループ ID が存在しない。 .It 記録、追加、または更新されたユーザ、グループが予期せず無くなった。 .El .It EX_SOFTWARE .Bl -bullet -compact .It 指定した範囲には未使用グループ ID、ユーザ ID が残っていない。 .El .It EX_IOERR .Bl -bullet -compact .It 設定ファイルの書き換えができない。 .It グループやユーザデータベースファイルの更新時エラー。 .It パスワードまたはグループデータベースファイルの更新時エラー。 .El .It EX_CONFIG .Bl -bullet -compact .It 基本ホームディレクトリが設定されていない。 .El .El .Sh 注 各コマンドに使用可能なオプションの要約として、 .Dl pw [command] help が使えます。例えば、 .Dl pw useradd help は useradd 操作に使用できるすべてのオプションをリストします。 .Pp .Nm ユーティリティは、passwd ファイルの GECOS フィールド (ユーザの姓名、オフィス、業務用 電話番号、自宅電話番号のサブフィールドがあります) に 8 ビット文字を 使うことができます。しかし、8 ビット文字をユーザログイン名やグループ 名に使うことはできません。8 ビット文字の使用に際して、以下の点に注意して ください。 インターネットとの接続に際しては、メール配送プログラムが 8BITMIME を サポートしていることが要求されており、8 ビット文字を含むヘッダは 7 ビットの quoted-printable フォーマットに変換されてしまいます。 .Xr sendmail 8 はこの機能をサポートしています。 GECOS フィールドに 8 ビット文字を 置く際は、ユーザのデフォルトロケールとデフォルト文字集合といっしょに 使用するべきで、これらを使用せずに実装してはいけません。 8 ビット文字の使用は、 .Xr fingerd 8 のように、インターネット経由で GECOS フィールドの内容を やりとりする他のプログラムにも影響を及ぼす可能性があります。 TCP/IP クライアントの中には、IRC のように、少数ながらもパスワード ファイルに指定されたフルネームをデフォルトで使用するものも あります。 .Pp ユーザやグループの追加や削除のときに、 .Nm ユーティリティは、ログファイルを .Pa /var/log/userlog ファイルへ書きます。 このログファイルの位置は .Xr pw.conf 5 で変更可能です。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /etc/master.passwd.new -compact .It Pa /etc/master.passwd ユーザデータベース .It Pa /etc/passwd Version 7 フォーマットのパスワードファイル .It Pa /etc/login.conf ユーザケーパビリティデータベース (user capability database) .It Pa /etc/group グループデータベース .It Pa /etc/master.passwd.new マスタパスワードファイルの一時コピー .It Pa /etc/passwd.new Version 7 パスワードファイルの一時コピー .It Pa /etc/group.new グループファイルの一時コピー .It Pa /etc/pw.conf pw コマンドのデフォルトオプションファイル +.It Pa /var/log/userlog +ユーザ/グループ修正ログファイル .El .Sh 関連項目 .Xr chpass 1 , .Xr passwd 1 , .Xr group 5 , .Xr login.conf 5 , .Xr passwd 5 , .Xr pw.conf 5 , .Xr pwd_mkdb 8 , .Xr vipw 8 .Sh 歴史 .Nm ユーティリティは、SYSV の .Em shadow サポートで使われていた多くのオプションを模倣して書かれましたが、 .Bx 4.4 オペレーティングシステムに特有のパスワードフィールド、 グループフィールドに合わせて変更されています。また、ほとんどの要素が 一つのコマンドにまとめられています。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/pwd_mkdb.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/pwd_mkdb.8 index 3df24a5de1..bf2491c1f7 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/pwd_mkdb.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/pwd_mkdb.8 @@ -1,174 +1,180 @@ .\" Copyright (c) 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. -.\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software -.\" must display the following acknowledgement: -.\" This product includes software developed by the University of -.\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)pwd_mkdb.8 8.1 (Berkeley) 6/6/93 -.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/pwd_mkdb/pwd_mkdb.8,v 1.21 2002/12/12 17:26:03 ru Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/pwd_mkdb/pwd_mkdb.8,v 1.24 2004/08/07 04:27:52 imp Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" .Dd June 6, 1993 .Dt PWD_MKDB 8 .Os .Sh 名称 .Nm pwd_mkdb .Nd パスワードデータベースを構築する .Sh 書式 .Nm .Op Fl C .Op Fl N .Op Fl p +.Op Fl i .Op Fl d Ar directory .Op Fl s Ar cachesize .Op Fl u Ar username .Ar file .Sh 解説 .Nm ユーティリティは、指定されたファイルから .Xr db 3 スタイルの、セキュリティのしっかりしたデータベースと そうでないデータベースの 2 つを構築します。 そして、これらのデータベースは、それぞれ .Pa /etc/spwd.db と .Pa /etc/pwd.db にインストールされます。 このファイルは、 .Pa /etc/master.passwd にインストールされます。このファイルは -正しいフォーマットでなければなりません ( -.Xr passwd 5 +正しいフォーマットでなければなりません +.Pf ( Xr passwd 5 を参照)。このシステムで使われるフォーマットは、旧来の バージョン 7 スタイルのフォーマットとは異なるので注意を要します。 .Pp オプションは以下の通りです。 .Bl -tag -width flag .It Fl C パスワードファイルが正しいフォーマットかどうかをチェックします。 どのファイルも変更、追加、削除を行ないません。 .It Fl N ファイルに対するロックを取得できない場合にはエラー状態で終了するように、 .Nm に指示します。 デフォルトでは、ソースファイルに対するロックを、ブロックして待ちます。 データベースの再構築中、このロックは保持されます。 .It Fl p バージョン 7 スタイルのパスワードファイルを作成し、 .Pa /etc/passwd にインストールします。 +.It Fl i +.Pa master.passwd +ファイルのロックの失敗を無視します。 +競合が起き得ないような、リリースの過程で NFS 越しにパスワードファイルを +構築する場合に、このオプションは使用されます。 +ロックを無視するために +.Fl d +オプションでデフォルトでないディレクトリも指定しなければなりません。 +このオプションのその他の利用はできる限り控えて下さい。 .It Fl d Ar directory .Pa /etc の代わりに、指定された先のディレクトリにデータベースを保存します。 .It Fl u Ar username 指定したユーザのレコードだけ更新します。 単一ユーザに対してのみ作用するユーティリティは、このオプションを使用し、 データベース全体を再構築するオーバヘッドを避けることが出来ます。 .It Fl s Ar cachesize ハッシングライブラリが使用するメモリキャッシュの大きさを、 メガバイト単位で指定します。 ユーザ数が多いシステムでキャッシュを小さくすると、 データベースファイルの再構築に耐えがたいほどの長時間を要します、 おおざっぱな目安では、 .Nm の使用メモリ量はここで指定した大きさの 2 倍をちょっと越えたものになります。 デフォルト値は 2 メガバイトです。 .El .Pp 2 つのデータベースの違いは、安全なバージョンでは、ユーザのパスワードが 暗号化されて入っており、安全でないバージョンでは、パスワードが ``*'' と なっていることです。 .Pp -このデータベースは、 C ライブラリパスワードルーチンに使われます ( -.Xr getpwent 3 +このデータベースは、 C ライブラリパスワードルーチンに使われます +.Pf ( Xr getpwent 3 を参照)。 .Pp .Nm ユーティリティは成功したときは 0 を返し、失敗したときは 0 以外を返します。 .Sh 環境変数 .Ev PW_SCAN_BIG_IDS 環境変数が設定されると、 大きなユーザ ID およびグループ ID に対して通常生成される警告メッセージを、 .Nm は抑制します。 ID 値を仮定するプログラムでこのような ID を使用すると、 深刻な問題の原因となります。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width Pa -compact .It Pa /etc/pwd.db セキュリティのないパスワードデータベースファイル .It Pa /etc/pwd.db.tmp 一時ファイル。 .It Pa /etc/spwd.db セキュリティのあるパスワードデータベースファイル。 .It Pa /etc/spwd.db.tmp 一時ファイル。 .It Pa /etc/master.passwd 現在のパスワードファイル。 .It Pa /etc/passwd バージョン 7 フォーマットのパスワードファイル。 .El .Sh バグ パスワードファイルの不可分な更新が必要なので、 .Nm は、インストールに .Xr rename 2 を使います。 しかし、コマンドラインで指定されたファイルが .Pa /etc ディレクトリと同じファイルシステム上に存在しなければなりません。 .Pp 複数の人が、 .Nm を同時に異なるパスワードファイルに対して走らせると、 明らかにレース (race; 競合) になってしまいます。 .Nm のフロントエンドである .Xr chpass 1 , .Xr passwd 1 , .Xr vipw 8 では、この問題を避けるために必要なロック操作を行います。 .Sh 可搬性 以前のバージョンのシステムは、 .Nm 同様のプログラムである .Xr mkpasswd 8 を持っており、それはパスワードファイルに対して .Xr dbm 3 スタイルのデータベースを構築しましたが、 これをインストールするために呼ぶプログラムに依存していました。 このプログラムは、以前のプログラムのユーザが機能の変化で 驚かないように名前が変えられました。 .Sh 関連項目 .Xr chpass 1 , .Xr passwd 1 , .Xr db 3 , .Xr getpwent 3 , .Xr passwd 5 , .Xr vipw 8 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/sa.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/sa.8 index 8cbb1873a1..02338fdec7 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/sa.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/sa.8 @@ -1,229 +1,230 @@ .\" .\" Copyright (c) 1994 Christopher G. Demetriou .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by Christopher G. Demetriou. .\" 3. The name of the author may not be used to endorse or promote products .\" derived from this software without specific prior written permission .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHOR ``AS IS'' AND ANY EXPRESS OR .\" IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE IMPLIED WARRANTIES .\" OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE ARE DISCLAIMED. .\" IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR BE LIABLE FOR ANY DIRECT, INDIRECT, .\" INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL DAMAGES (INCLUDING, BUT .\" NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS OR SERVICES; LOSS OF USE, .\" DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) HOWEVER CAUSED AND ON ANY .\" THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT LIABILITY, OR TORT .\" (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY OUT OF THE USE OF .\" THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE. .\" -.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/sa/sa.8,v 1.15 2002/07/14 14:46:01 charnier Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/sa/sa.8,v 1.16 2004/07/02 23:12:56 ru Exp % .\" $FreeBSD$ .\" .Dd February 25, 1994 .Dt SA 8 .Os .Sh 名称 .Nm sa .Nd システムアカウント統計情報を表示する .Sh 書式 .Nm .Op Fl abcdDfijkKlmnqrstu .Op Fl v Ar cutoff .Op Ar file ... .Sh 解説 .Nm は、システムアカウント統計情報の表示と、アカウント情報ファイルの 維持管理を行います。 .Pp .Nm ユーティリティを使えば、 .Pa /var/account/acct に含まれる情報を、 サマリファイル .Pa /var/account/savacct と .Pa /var/account/usracct に 凝縮して収めることができます。これらのファイルには、コマンド名やユーザ ID -にもとづいたシステムの統計情報が記録されます。これらのサマリファイルは、 +にもとづいたシステムの統計情報が記録されます。 +これらのサマリファイルは、 .Pa /var/account/acct が 1 日に数百ブロックも大きくなるような利用者の多い システムでは必要になります。 通常、アカウント情報ファイルの前にサマリファイルを読み込むため、 レポートには全ての保存されている情報が含まれます。 .Pp .Ar file が与えられると、 .Pa /var/account/acct -のかわりにそのファイル -が読み込まれます。各ファイルが読み込まれたあと、サマリファイルを更新する -必要があればディスクにセーブされます。最後のファイルが処理されたあと、 -報告が表示されます。 -.Pp -個々のオプションで指定されるものを除いて、以下に示すラベルが出力で使わ -れます。 +のかわりにそのファイルが読み込まれます。 +各ファイルが読み込まれたあと、サマリファイルを更新する +必要があればディスクにセーブされます。 +最後のファイルが処理されたあと、報告が表示されます。 .Pp +個々のオプションで指定されるものを除いて、以下に示すラベルが出力で使われます。 .Bl -tag -width k*sec .It avio 実行時の I/O 操作の平均回数 .It cp -ユーザ時間とシステム時間の合計(単位:分) +ユーザ時間とシステム時間の合計 (単位:分) .It cpu .Dv cp と同じ .It k -CPU 時間1秒あたりのメモリ使用量(単位:KB) +CPU 時間1秒あたりのメモリ使用量 (単位:KB) .It k*sec -CPU 時間で積分したメモリ使用量(単位:1KB秒) +CPU 時間で積分したメモリ使用量 (単位:1KB秒) .It re -実時間(単位:分) +実時間 (単位:分) .It s -システム時間(単位:分) +システム時間 (単位:分) .It tio I/O 操作の合計回数 .It u -ユーザ時間(単位:分) +ユーザ時間 (単位:分) .El .Pp オプション: .Bl -tag -width Ds .It Fl a 全コマンド名を表示します。表示できない文字を含んだコマンドなども含みます。 デフォルトでは表示できない文字を含むコマンドは、``***other'' に含まれます。 .It Fl b コマンド統計情報を表示する場合、ユーザ時間とシステム時間の合計を コマンドの呼び出し回数で割った値でソートして表示します。 .It Fl c 表示される呼び出し回数・実時間・CPU 時間それぞれに関して、コマン ド全体に対するそのコマンドの割合をパーセンテージ表示します。 .It Fl d コマンド統計情報を表示する場合は、ディスク I/O 操作の平均回数でソートします。 ユーザ統計情報を表示する場合は、各ユーザのコマンドあたりのディスクI/O操作回数を表示します。 .It Fl D コマンド統計を表示する場合は、ディスク I/O 操作の合計回数でソートします。 .It Fl f .Fl v を使用する際、ユーザに問い合わせを行いません。 .It Fl i サマリファイルを読みません。 .It Fl j -各コマンドの合計時間(単位:分)の代わりに、 -各コマンドの消費時間(合計時間/呼び出し回数; 単位:秒)を +各コマンドの合計時間 (単位:分) の代わりに、 +各コマンドの消費時間 (合計時間/呼び出し回数; 単位:秒) を 表示します。 .It Fl k コマンド統計情報を表示する場合は、CPU 時間 1 秒あたりのメモリ使用量で -ソートします。ユーザ統計を表示する場合は、 +ソートします。 +ユーザ統計を表示する場合は、 CPU 時間 1 秒あたりのメモリ使用量を表示します。 .It Fl K コマンド統計を表示する場合は、CPU 時間で積分したメモリ使用量を表示し、 これでソートします。 .It Fl l システム時間とユーザ時間を別々に表示します。普通は合計して表示されます。 .It Fl m コマンド統計情報のかわりに、ユーザ統計を表示します。 .It Fl n 呼び出し回数でソートします。 .It Fl q エラーメッセージ以外の出力は行いません。 .It Fl r 逆順でソートします。 .It Fl s データをサマリファイルに加えたあと、アカウント情報ファイルを空にします。 .It Fl t -各コマンドごとに、実時間/CPU 時間(システムとユーザ時間)の値を表示します。 +各コマンドごとに、実時間/CPU 時間 (システムとユーザ時間) の値を表示します。 CPU時間が小さすぎる場合は、``*ignore*'' が表示されます。 .It Fl u 他のオプションを打ち消して、アカウント情報ファイルからユーザ ID、 CPU を使用した合計秒数、合計メモリ使用量、I/O 操作回数、コマンド名 を表示します。 .It Fl v Ar cutoff -.Pp .Ar cutoff 時間以下のコマンドについて、 -コマンド名を表示し、 -ユーザに問い合わせを行います。返答として ``y'' で始まる文字列を入力すると、 -そのコマンドは ``**junk**'' に分類されます。このオプションは、報告の -なかから意味のないコマンドを取り除くために使われます。 +コマンド名を表示し、ユーザに問い合わせを行います。 +返答として ``y'' で始まる文字列を入力すると、 +そのコマンドは ``**junk**'' に分類されます。 +このオプションは、報告のなかから意味のないコマンドを +取り除くために使われます。 .El .Pp デフォルトでは、コマンド統計を表示します。 -各行には、コマンドの呼び出し回数、コマンドの経過時間(分)、 +各行には、コマンドの呼び出し回数、コマンドの経過時間 (分)、 ユーザ時間とシステム時間を合計した CPU 時間、 平均の I/O 操作回数、CPU 時間 1 秒あたりのメモリ使用量、 コマンド名が列挙されます。 .Fl m が指定された場合は、ユーザ統計を表示します。 それぞれの行は、各ユーザのユーザ名、コマンド実行回数、 -合計 CPU 時間(分)、合計I/O操作回数、 -CPU 時間で積分したメモリ使用量から構成されています。もし +合計 CPU 時間 (分)、合計I/O操作回数、 +CPU 時間で積分したメモリ使用量から構成されています。 +もし .Fl u が指定されると、アカウント情報 ファイルに記録されている各エントリを表示します。 -各行は、ユーザ ID、CPU 時間(秒)、CPU 時間で積分したメモリ使用量、 +各行は、ユーザ ID、CPU 時間 (秒)、CPU 時間で積分したメモリ使用量、 I/O 操作回数、コマンド名から構成されています。 .Pp .Fl u が指定されると、 .Fl q を除いて、他のオプションは無視されます。 .Fl m が指定されると、 .Fl b , .Fl d , .Fl i , .Fl k , .Fl q , .Fl s フラグだけが認識されます。 .Sh 診断 .Ex -std .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /var/account/usracct -compact .It Pa /var/account/acct 生のアカウント情報ファイル .It Pa /var/account/savacct コマンドごとのサマリデータベースファイル .It Pa /var/account/usracct ユーザごとのサマリデータベースファイル .El .Sh 関連項目 .Xr lastcomm 1 , .Xr acct 5 , .Xr ac 8 , .Xr accton 8 .Sh バグ このプログラムのオプションには不合理なものがいっぱいあります。特に オプション文字は、機能とあまり関係がありません。 .Pp 各ラベルにはもっと一貫性があるべきです。 .Pp -仮想メモリ(VM)システムでは、CPU 時間で積分したメモリの使用量は記録されません。 +仮想メモリ (VM) システムでは、CPU 時間で積分したメモリの使用量は記録されません。 .Sh 警告 この .Nm のオプションは、オリジナルの .Nm をもとに -していますが、内部的にもですが明らかに外部的にも変更点があります。特に +していますが、内部的にもですが明らかに外部的にも変更点があります。 +特に .Fl q が追加され、 .Fl m は以前よりも多くのオプションが利用可能です。 .Pp -サマリファイルのフォーマットはオリジナルのもの -から変更されていますが、ユーザ id が 32ビットに -なってアカウントのフォーマットも変更されている -ので、これは問題ありません。 +サマリファイルのフォーマットはオリジナルのものから変更されていますが、 +ユーザ id が 32ビットになってアカウントのフォーマットも変更されているので、 +これは問題ありません。 .Sh 作者 .An Chris G. Demetriou Aq cgd@postgres.berkeley.edu diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/sendmail.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/sendmail.8 index cf16cf3b1d..6557d2ce03 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/sendmail.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/sendmail.8 @@ -1,722 +1,738 @@ -.\" Copyright (c) 1998-2002 Sendmail, Inc. and its suppliers. +.\" Copyright (c) 1998-2003 Sendmail, Inc. and its suppliers. .\" All rights reserved. .\" Copyright (c) 1983, 1997 Eric P. Allman. All rights reserved. .\" Copyright (c) 1988, 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" By using this file, you agree to the terms and conditions set .\" forth in the LICENSE file which can be found at the top level of .\" the sendmail distribution. .\" .\" -.\" %Id: sendmail.8,v 8.51.2.3 2003/12/01 17:02:00 ca Exp % +.\" $Id: sendmail.8,v 1.22 2004-10-10 08:30:48 metal Exp $ .\" .\" $FreeBSD$ .\" WORD: recipient 受け手[sendmail.8] .\" WORD: envelope sender エンベロープ中の送り手[sendmail.8] .\" -.TH SENDMAIL 8 "$Date: 2004-05-31 20:15:13 $" +.TH SENDMAIL 8 "$Date: 2004-10-10 08:30:48 $" .SH 名称 sendmail \- 電子メール配送デーモン .SH 書式 .B sendmail .RI [ flags "] [" "address ..." ] .br .B newaliases .br .B mailq .RB [ \-v ] .br .B hoststat .br .B purgestat .br .B smtpd .SH 解説 .B sendmail はメッセージを一人または複数の受け手 .RI ( recipient ) に送ります。必要ならばインターネットワークを 通してメッセージを正しい場所に転送します。 .PP .B sendmail はユーザインタフェースとして使われることは考慮されていません。 ユーザにとって使いやすいフロントエンドは別のプログラムで 提供されます。 .B sendmail は、あらかじめメールとして整形されたメッセージ を配送するためだけに使われます。 .PP 引数を指定せずに起動すると、 .B sendmail は標準入力をファイルの終端まで、または `.'だけを含む行まで読み込み、 そこで確認したメッセージのコピーを、 列挙されたアドレスに送ります。アドレスの文法や内容にもとづいて 経路に使用するネットワークを決定します。 .PP ローカルアドレスは、あるファイルの中を検索して適当なエイリアスを行います。 先頭にバックスラッシュ `\\' のついたアドレスについては、エイリアスは 行なわれません。 8.10 から、送り手はエイリアス展開の対象に含まれるようになりました。 つまり、`john' が `group' にメールを送る 際に、 `john' が `group' に含まれているならば、 送ったメッセージは `john' にも送られます。 .SS パラメータ .TP .B \-Ac 動作モードが最初のメール送信依頼であることを示していない場合でも、 submit.cf を使用します。 .TP .B \-Am 動作モードが最初のメール送信依頼であることを示している場合でも、 sendmail.cf を使用します。 .TP .BI \-B type ボディのタイプを .IR type -に設定します。現在有効なのは、 +に設定します。 +現在有効なのは、 7BIT か 8BITMIME です。 .TP .BI \-ba ARPANET モードに移行します。すべての入力行は CR-LF で終わらなければならず、 すべてのメッセージの末尾には CR-LF がつきます。また、``From:'' と ``Sender:'' フィールドは送り手の名前としてチェックされます。 .TP .BI \-bd デーモンモードで実行します。 .B sendmail は fork を行い、バックグラウンドで動作し、ソケット番号 25 で SMTP コネクションを 待ちます。通常このモードは、 /etc/rc から実行されています。 .TP .B \-bD フォアグラウンドで動作する以外は .B \-bd と同じです。 .TP .B \-bh 継続的なホスト状況データベースの現在の値を表示します。 .TP .B \-bH 継続的なホスト状況データベースから 期限切れのエントリを抹消します。 .TP .B \-bi エイリアスデータベースを初期化します。 .TP .B \-bm 普通にメールを配送します(デフォルト)。 .TP .B \-bp メールキューのリストを表示します。 .TP .B \-bP キューの中のエントリ数を表示します。 共有メモリサポート付きの場合のみ、使用可能です。 .TP .B \-bs 標準入出力で RFC821 にもとづいた SMTP プロトコルを使います。この フラグは、 .B \-ba フラグのうち SMTP 互換の全ての操作を含みます。 .TP .B \-bt アドレスのテストモードで起動します。このモードは対話 モードでアドレスを入力し、処理の過程を表示します。設定ファイル をデバッグするのに使います。 .TP .B \-bv 名前のチェックだけを行います。メッセージの収集や配送は行い ません。ベリファイモードは、ユーザやメーリングリストが有効かどうかを確認する ために使います。 .TP .BI \-C file 別の設定ファイルを使います。 .B sendmail は、別の設定ファイルを使用する場合には、 拡張された権限 (ユーザ ID 設定またはグループ ID 設定) を断念します。 .TP +.BI "\-D " logfile +デバッグ出力を標準出力の代わりに指定されたログファイルへ出力します。 +.TP .BI \-d category . level... .I category のデバッグフラグを .IR level に設定します。 .I category は整数またはトピックを指定する名前であり、 .I level は希望するデバッグ出力のレベルを指定する整数です。 一般的に、レベルが高いほど出力が多くなります。 コンマで分けることで複数のフラグを指定できます。 デバッグカテゴリの数値の表は sendmail ソースディストリビューションの TRACEFLAGS ファイルで見つけることができます。 .br オプション .B \-d0.1 は .B sendmail のバージョンとコンパイル時に指定されたオプションを表示します。 .br その他のカテゴリのほとんどは、ソースコードに書かれていますが、 .BR sendmail のソースコードと合わせて使う場合にのみ有用です。 .ne 1i .TP .BI \-F fullname 送り手のフルネームを設定します。 .TP .BI \-f name ``from'' に入る名前(つまり、エンベロープ中の送り手 .RI ( "envelope sender" ) の名前です)を設定します。 最初の送信依頼の間に From: ヘッダが失われている場合、 このアドレスは From: ヘッダの中でも用いられる場合があります。 エンベロープ中の送り手アドレスは、 メッセージ伝送状態の通知の受け手として 用いられ、また、Return-Path: ヘッダにも現れます。 .B \-f -は、``trusted'' なユーザ(普通は +は、``trusted'' なユーザ (普通は .IR root ", " daemon ", " network -です)が使うか、 +です) が使うか、 送り手が自分自身の名前を指定して使う場合のみ指定することができます。 それ以外の場合、X-Authentication-Warning ヘッダがメッセージに 付加されます。 .TP .BI \-G メッセージのリレー (ゲートウェイ) 送信。 例えば、 .BR rmail が .B sendmail を呼ぶときがそうです。 .TP .BI \-h N ホップカウントを .I N に設定します。ホップカウントは、 メールが処理されるたびに増えていきます。ホップカウントが上限に達した とき、メールは「エイリアスがループしている」という旨のエラーメッセージと いっしょに送り返されます。 もしこのフラグが指定されなければ、メッセージの なかの ``Received:'' 行がカウントされます。 .TP .B \-i 入力されるメッセージ中の `.' だけを含む行を無視します。 このフラグは、データをファイルから読み込むような場合に使用する必要があります。 .TP .BI "\-L " tag syslog メッセージ中で使われる識別子を、指定した .I tag に設定します。 .TP .BI "\-N " dsn 配送状況の通知条件を .I dsn に設定します。 .I dsn には、 `never' (何も通知しない)または、コンマで区切った、 `failure' (配送が失敗した場合に通知する) `delay' (配送が遅れた場合に通知する) `success' (配送が正常に行われた場合に通知する) の組み合わせを指定する事ができます。 .TP .B \-n エイリアスを行いません。 .TP \fB\-O\fP \fIoption\fR=\fIvalue\fR オプション .I option を、指定した .I value に設定します。この形式では長いオプション名が使用されます。 詳しくは後に記述します。 .TP .BI \-o "x value" オプション .I x を、指定した .I value に設定します。 この形式では、一文字のオプション名しか使用できません。 短いオプション名についてはこのマニュアルには記述されていません。 詳しくは、 .I "Sendmail Installation and Operation Guide" を参照して下さい。 .TP .BI \-p protocol メッセージを受け取るために利用するプロトコル名を設定します。 設定できるのは、``UUCP'' のようなプロトコル名だけか プロトコル+ホスト名、たとえば ``UUCP:ucbvax'' などです。 .TP \fB\-q\fR[\fItime\fR] キューのなかにあるメッセージを指定した時間間隔で処理します。 .I time を省略した場合は、キューの内容を一度だけしか処理しません。 .I time は、 秒を表す `s'、 分を表す `m' (デフォルト)、 時間を表す `h'、 日を表す `d'、 週を表す `w' の単位を付けた数字で指定します。 たとえば、 `\-q1h30m' や `\-q90m' は、タイムアウトを 1 時間 30 分に設定します。 デフォルトでは、 .B sendmail はデーモンとしてバックグラウンドで 実行されます。 このオプションは、問題なく .B \-bd と共に指定可能です。 .TP \fB\-qp\fR[\fItime\fR] \fB\-q\fItime\fR と似ていますが、sendmail は、 キューを処理する子プロセスを定期的に fork するのではなく、 キューの処理とスリープを交互に行う 1 個の永続的な子プロセスを fork します。 スリープ時間は引数で指定します。 デフォルトは 1 秒です。 直前のキュー実行においてキューが空だった場合、 プロセスは常に最低 5 秒はスリープします。 .TP \fB\-q\fRf キューに保存されているメッセージを 1 度だけ処理します。 この際、fork() せずに、フォアグラウンドで実行します。 .TP \fB\-q\fRG name .I name という名前のキューグループ中のジョブのみ処理します。 .TP \fB\-q\fR[\fI!\fR]I\fIsubstr\fR キュー ID の文字列に .I substr が含まれるジョブのみを処理します。 .I ! が指定されると、その逆となります。 .TP +\fB\-q\fR[\fI!\fR]Q\fIsubstr\fR +隔離された理由の文字列に +.I substr +が含まれる隔離されたジョブのみを処理します。 +.I ! +が指定されると、その逆となります。 +.TP \fB\-q\fR[\fI!\fR]R\fIsubstr\fR 受け手のリストの文字列に .I substr が含まれるジョブのみを処理します。 .I ! が指定されると、その逆となります。 .TP \fB\-q\fR[\fI!\fR]S\fIsubstr\fR 送り手の文字列に .I substr が含まれるジョブのみを処理します。 .I ! が指定されると、その逆となります。 .TP +\fB\-Q\fR[reason] +指定された理由で通常のキューの要素を隔離します。 +理由が指定されなければ、隔離されたキューの要素の隔離を止めます。 +上述の要素の選択処理のいずれかと合わせてのみ使うべきです。 +.TP .BI "\-R " return メッセージがバウンスした時に返送されるメッセージの量を設定します。 .I return パラメータには、メッセージ全体を返送する場合は `full' を、ヘッダのみを返送する場合は `hdrs' を指定します。 .TP .BI \-r name .B \-f フラグと同じですが、古い形式です。 .TP .B \-t 受け手をメッセージから読み取ります。To:, Cc:, Bcc: フィールドが受け手 のアドレスとして読み込まれます。Bcc: フィールドはメッセージの転送前に 削除されます。 .TP .BI "\-V " envid オリジナルのエンベロープ ID を設定します。 これは、DSN をサポートするサーバ間では SMTP 上を伝達し、 DSN に従ったエラーメッセージの中で返送されます。 .TP .B \-v 詳細モードに移行します。 エイリアスの展開などが報告されます。 .TP .BI "\-X " logfile 指定された .I logfile に、メーラに出入りする情報すべてを記録します。 メーラをデバッグする際の 最後の手段としてのみ使ってください。非常に大量の情報があっという間に記録 されます。 .TP .B \-\- コマンドフラグ処理を停止し、残りの引数をアドレスとして使用します。 .SS オプション .B sendmail には、設定することができる多くの処理オプションがあります。 通常、これらのオプションはシステム管理者のみが使います。 オプションは、コマンドラインから .B \-o -フラグを使って(短いオプション名で)指定したり、 +フラグを使って (短いオプション名で) 指定したり、 .B \-O -フラグを使って(長いオプション名で)指定したり、 +フラグを使って (長いオプション名で) 指定したり、 設定ファイルから指定することができます。ここに記述して いるのは部分的なもので、コマンド行から指定する場合に便利な物だけを、 -長いオプション名で示しています。完全なリスト(と詳細)は、 +長いオプション名で示しています。完全なリスト (と詳細) は、 .I "Sendmail Installation and Operation Guide" を参照してください。 オプションには以下の物があります。 .TP .RI AliasFile= file 別のエイリアスファイルを使います。 .TP HoldExpensive 接続するのに時間がかかるホストと接続するときは、 すぐに接続せず、リクエストはキューに入れられます。 .TP .RI CheckpointInterval= N .B sendmail が、 .I N 個の配送に成功するたびにキューファイルに チェックポイントを設定します(デフォルトは 10 個です)。これによって、 システムのクラッシュによって長いメーリングリストの配送が中断 されたときでも、再開時に同じ人に重複して配送されることを防ぎます。 .ne 1i .TP .RI DeliveryMode= x 配送モードを .I x に設定します。配送モードには `i' 対話的(同期的)配送モード、 `b' バックグラウンド(非同期的)配送モード、 `q' キューモード(実際の配送は、キューが実行されるときに行われる)、 `d' 延期モード( \-D オプションで指定された マップ (デフォルトはホストマップ) に対し データベースの検索が行われない以外は `q' と同じ)があります。 .TP .RI ErrorMode= x エラー処理をモード .I x に設定します。有効なモードとして、 `m' はエラーメッセージを送り返します。 `w' はエラーメッセージを送り手の端末に書き出します (送り手がログインしていなければ、メールを返します)。 `p' は、エラーメッセージを端末に表示します(デフォルト)。 `q' は、エラーメッセージを捨てます(exit コードだけを返します)。 `e' は、BerkNet 用に特別処理をします。 もし、モード `m' や `w' を使っている場合に、エラーとなったメッセージが エラーメールとして送り返されず、送り手が .B sendmail を実行している マシン上のユーザならば、 メッセージのコピーは送り手のホームディレクトリにある .I dead.letter に追加されます。 .TP SaveFromLine メッセージのはじめに UNIX-style の From 行を残します。 .TP .RI MaxHopCount= N メールがループしていると判断されない、最大のホップ数を 指定します。 .TP IgnoreDots `.' だけを含む行をメッセージの終わりとして解釈しません。 .TP SendMimeErrors エラーメッセージをMIMEフォーマットで送り返します。 設定されていない場合は、DSN (Delivery Status Notification: 配送状況通知) SMTP 拡張は無効になります。 .TP .RI ConnectionCacheTimeout= timeout コネクションキャッシュの タイムアウトを設定します。 .TP .RI ConnectionCacheSize= N コネクションキャッシュのサイズを 設定します。 .TP .RI LogLevel= n ログレベルを設定します。 .TP .RI MeToo= False エイリアスに自分自身が含まれていても、``me''(送り手自身)には送りません。 .TP CheckAliases newaliases(1) コマンドの実行の際、 エイリアスの右辺(エイリアスの値)の有効性をチェックします。 .TP OldStyleHeaders このオプションが設定されていれば、メッセージが古いスタイルのヘッダ を持つことがあることを意味します。 このオプションが設定されていなければ、このメッセージが新しい スタイルを持っていることが保証されます(2 つのアドレスの間は スペースのかわり にコンマで区切られます)。このオプションが設定されていると、 ヘッダのフォーマットをたいていの場合に 正しく決定する適応アルゴリズムが用いられます。 .TP .RI QueueDirectory= queuedir キューメッセージを保存するディレクトリを選択します。 .TP .RI StatusFile= file 指定した名前のファイルに統計情報をセーブします。 .TP .RI Timeout.queuereturn= time キューのなかの配送されなかったメッセージのタイムアウト時間を設定します。 この時間内に(ホストのダウンなどにより)配送が行われなかったときには、 失敗した旨のメッセージが送り返されます。デフォルトは 5 日です。 .TP .RI UserDatabaseSpec= userdatabase セットした場合、ユーザデータベースを見て、 フォワード情報を得ます。 この方法をエイリアス機構の補助として使用する事ができます。 この方法は、データベースが分配されることを意図している点が異なります。 一方、エイリアスは、そのホストローカルでのみ有効です。 .B sendmail が USERDB 付きでコンパイルされていなければ使うことはできません。 .TP ForkEachJob キューを処理する間、各ジョブごとに fork を行います。メモリが少ないマシン では便利です。 .TP SevenBitInput 到着するメッセージを 7 ビットにします (8 ビット目は落します)。 .TP .RI EightBitMode= mode 8 ビットの入力を 7 ビットの宛先へ送る場合の処理方法を .IR mode に設定します。 処理方法には、 m (mime 化) 7 ビット MIME 形式へ変換、 p (パス) 8 ビットのまま配送(プロトコルには違反します)、 s (厳密) メッセージをバウンス、 があります。 .TP .RI MinQueueAge= timeout 配送の試行の間、ジョブがキューに蓄積される時間を設定します。 .TP .RI DefaultCharSet= charset 文字集合が特に指定されていない 8 ビットデータにラベル付けする際に 用いる、デフォルトの文字集合を設定します。 .TP .RI DialDelay= sleeptime コネクションの確立が失敗した場合に、再試行までに .I sleeptime だけスリープします。オンデマンドでダイヤル接続するサイトでの 使用に便利です。 .TP .RI NoRecipientAction= action 受け手ヘッダ (To:, Cc:, Bcc:) がない場合の動作を .I action に設定します。 none メッセージを変更しない、 add-to エンベロープで指定された受け手を入れた To: ヘッダを加える、 add-apparrently-to エンベロープで指定された受け手を入れた Apparrently-To: ヘッダを加える、 add-bcc 空の Bcc: ヘッダを加える、 add-to-undisclosed `To: undisclosed-recipients:;' というヘッダを加える、という動作を指定できます。 .TP .RI MaxDaemonChildren= N 待ち受け SMTP デーモンが同時に生成する子プロセスの最大数を .I N に設定します。 .TP .RI ConnectionRateThrottle= N SMTP ポートへの 1 秒当りの最大コネクション数を .I N に設定します。 .PP エイリアスのなかで最初の文字が `|' で始まるものは、メールの内容を パイプでコマンドに送るものと解釈されます。 .B sendmail に引数の間から空白文字を削除させないようにする場合は 名前をクォートする (" でくくる)必要があります。 以下に、例を示します: .IP msgs: "|/usr/bin/msgs -s" .PP エイリアスには、 .RI ``:include: filename '' という文法もあります。 .B sendmail は、 メールの受け手のリストを得るために、指定されたファイルを読みます。 以下に、例を示します: .IP poets: ":include:/usr/local/lib/poets.list" .PP 上記の例の場合は、 .I /usr/local/lib/poets.list を読み、`poets' のグループの ためのアドレスリストを作ります。 .PP .B sendmail は、以下に示すような終了コードを返します。これらの コードは、 .RI < sysexits.h > に定義されています。 .TP EX_OK すべてのアドレスについて完全に成功しました。 .TP EX_NOUSER ユーザ名が認識できません。 .TP EX_UNAVAILABLE 処理に必要なリソースを得ることができません。 .TP EX_SYNTAX アドレスに文法的な間違いがあります。 .TP EX_SOFTWARE 引数が間違っているなどの、内部的なエラーです。 .TP EX_OSERR ``cannot fork''' のような、一時的な OS エラーです。 .TP EX_NOHOST ホスト名が認識できません。 .TP EX_TEMPFAIL メッセージはすぐには送られませんでしたが、 キューには入れられました。 .PP .B newaliases というコマンドで実行されると、 .B sendmail はエイリアスデータベースを再構築します。 .B mailq というコマンドで実行されると、 .B sendmail はメールキューの内容を表示します。 .B hoststat というコマンドで実行されると、 .B sendmail は、継続的なホスト状態データベースの内容を表示します。 .B purgestat というコマンドで実行されると、 .B sendmail は、継続的なホスト状態データベースから期限切れのエントリを抹消します。 .B smtpd というコマンドで実行されると、 .B \-bd オプションを指定されたの同じように、 .B sendmail はデーモンとして動作します。 .SH 注 .B sendmail は、多くの問題の原因だと責められることがよくありますが、 実際のところ、それらの問題は、 ディレクトリのモードが過剰に許可された状態であるなど、 他の問題に起因するものです。このため、 .B sendmail は、システムディレクトリとファイルのモードをチェックし、 それらディレクトリ、ファイルが信頼するに足るものかどうかを 決定します。 .B DontBlameSendmail オプションを設定することにより、 このチェックをオフにし、システムのセキュリティを低下することも できますが、基本的には、パーミッションの問題は修正されねばなりません。 詳細な情報は、 .I http://www.sendmail.org/tips/DontBlameSendmail.html を参照して下さい。 .SH 関連ファイル .I /etc/mail/sendmail.cf それ自身を除き、以下のファイルのパスはすべて .I /etc/mail/sendmail.cf の内部で指定されています。以下の値は概略に過ぎません。 .PP .TP /etc/mail/aliases エイリアス名の生データ .TP /etc/mail/aliases.db エイリアス名のデータベース .TP /etc/mail/sendmail.cf 設定ファイル .TP /etc/mail/helpfile ヘルプファイル .TP /etc/mail/statistics 統計情報ファイル .TP /var/spool/mqueue/* テンポラリファイル .SH 関連項目 mail(1), syslog(3), aliases(5), mailaddr(7), mail.local(8), rc(8), rmail(8) .PP DARPA Internet Request For Comments .IR RFC819 , .IR RFC821 , .IR RFC822 . .IR "Sendmail Installation and Operation Guide" , No. 8, SMM. .PP http://www.sendmail.org/ .SH 歴史 .B sendmail コマンドは 4.2BSD から登場しました。 -.\" %FreeBSD: src/contrib/sendmail/src/sendmail.8,v 1.12 2004/02/14 21:58:08 gshapiro Exp % +.\" %FreeBSD: src/contrib/sendmail/src/sendmail.8,v 1.13 2004/08/01 01:16:16 gshapiro Exp % diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/setfsmac.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/setfsmac.8 index cb1652b206..c33d65eb7e 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/setfsmac.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/setfsmac.8 @@ -1,132 +1,132 @@ .\" Copyright (c) 2003, 2004 Networks Associates Technology, Inc. .\" All rights reserved. .\" .\" This software was developed for the FreeBSD Project by Chris Costello .\" at Safeport Network Services and Network Associates Labs, the .\" Security Research Division of Network Associates, Inc. under .\" DARPA/SPAWAR contract N66001-01-C-8035 ("CBOSS"), as part of the .\" DARPA CHATS research program. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHORS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE AUTHORS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" -.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/setfmac/setfsmac.8,v 1.4 2004/02/18 05:40:15 rwatson Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/setfmac/setfsmac.8,v 1.5 2004/07/02 23:12:56 ru Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .Dd February 17, 2004 .Os .Dt SETFSMAC 8 .Sh 名称 .Nm setfsmac .Nd ファイル階層に対する MAC ラベルの設定 .Sh 書式 .Nm .Op Fl ehqvx .Oo Fl f Ar specfile Oc ... .Oo Fl s Ar specfile Oc ... .Ar .Sh 解説 .Nm ユーティリティは、入力として仕様ファイルのリストを受け取り、 指定されたファイルシステム階層に対して MAC ラベルを設定します。 指定されたパス名は、コマンド行で指定された順番に処理され、 各ツリーは前順序 (pre-order) で巡回されます (一般的には、 絶対パスの代りに相対パスを使ってもあまり有用ではないでしょう)。 あるファイルにマッチするラベルは、組み合わせて一括設定されます。 .Pp 次のオプションが使用可能です: .Bl -tag -width indent .It Fl e MAC ラベルをサポートしないファイルシステムに出会うと、 警告してスキップするのではなく、 エラーにします。 .It Fl f Ar specfile .Ar specfile 中の仕様を、指定されたパスに適用します。 .\" XXX .Bf -emphasis 注: 各ファイルの最初のエントリのみが適用されます。 他のすべては無視され、黙って捨てられます。 .Ef 複数の .Fl f 引数を指定することで、複数の仕様ファイルをインクルード可能です。 .It Fl h シンボリックリンクに出会うと、リンクが指すファイルの代りに、 リンクそのもののラベルを変更します。 .It Fl q 実行中、致命的でない警告は表示しません。 .It Fl s Ar specfile .Ar specfile 中の仕様を適用しますが、仕様書式は SELinux の .Ar specfile であるものと仮定されます .\" XXX .Bf -emphasis 注: 各ファイルの最初のエントリのみが適用されます。 他のすべては無視され、黙って捨てられます。 .Ef .Ar specfile 中のラベルに対し、プレフィックス .Dq Li sebsd/ が自動的に付けられます。 .Dq Li <> にマッチするラベルは明示的に再ラベルされません。 これにより、 SEBSD において、既存の SELinux ポリシ仕様ファイルを無修正で再利用可能になります。 .It Fl v 冗長性を増加させます。 .It Fl x ファイルシステム巡回中に、新規ファイルシステムへは入りません。 .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width ".Pa /usr/share/security/lomac-policy.contexts" -compact .It Pa /usr/share/security/lomac-policy.contexts LOMAC ポリシエントリを含む、サンプルの仕様ファイル .El .Sh 使用例 .Sx 関連ファイル 節を参照してください。 .Sh 作者 このソフトウェアは、 Network Associates Labs, the Security Research Division of Network Associates Inc. が、DARPA CHATS 研究プログラムの一部として、 DARPA/SPAWAR 契約 N66001-01-C-8035 .Pq Dq CBOSS のもとに、 .Fx Project に寄贈しました。 .Sh 関連項目 .Xr mac 3 , .Xr mac_set_file 3 , .Xr mac_set_link 3 , .Xr mac 4 , .Xr re_format 7 , .Xr getfmac 8 , .Xr setfmac 8 , .Xr mac 9 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/smrsh.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/smrsh.8 index 14c2e23de7..eb694e0e20 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/smrsh.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/smrsh.8 @@ -1,99 +1,101 @@ -.\" Copyright (c) 1998-2001 Sendmail, Inc. and its suppliers. +.\" Copyright (c) 1998-2003 Sendmail, Inc. and its suppliers. .\" All rights reserved. .\" Copyright (c) 1993 Eric P. Allman. All rights reserved. .\" Copyright (c) 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" By using this file, you agree to the terms and conditions set .\" forth in the LICENSE file which can be found at the top level of .\" the sendmail distribution. .\" .\" -.\" %Id: smrsh.8,v 8.16.2.2 2003/10/07 18:05:37 ca Exp % +.\" $Id: smrsh.8,v 1.16 2004-10-10 08:30:48 metal Exp $ .\" .\" $FreeBSD$ .\" -.TH SMRSH 8 "$Date: 2004-04-24 16:05:05 $" +.TH SMRSH 8 "$Date: 2004-10-10 08:30:48 $" .SH 名称 smrsh \- sendmail用に制限されたシェル .SH 書式 .B smrsh .B \-c command .SH 解説 .I smrsh は、 .IR sendmail (8) の設定ファイルで、 .I sh の代わりに ``prog'' メーラとして使用する事を目的としています。 .I smrsh は、システムの全体的なセキュリティを改善するために、 .I sendmail の ``|program'' 書式により起動する事ができるコマンドを制限します。 つまり、もし ``悪者'' が alias ファイルや forward ファイルを経由せずに sendmail からプログラムを実行する事ができたとしても、 .I smrsh -を使えば、彼(あるいは彼女)が実行できるプログラムを制限する事ができるのです。 +を使えば、彼 (あるいは彼女) が実行できるプログラムを制限する事ができるのです。 .PP 簡単に言うと、 .I smrsh は、実行可能なプログラムを単一のディレクトリに存在するものと、 シェル組み込みコマンドの ``exec'', ``exit'', ``echo'' だけに限定します。 このディレクトリは、デフォルトでは、/usr/libexec/sm.bin です。 これにより、システム管理者は利用可能なコマンドを選択する 事ができます。 更に、 .I smrsh は、``end run'' 攻撃を防ぐために、コマンド行に `\`', `<', `>', `;', `$', `(', `)', `\er' (復改文字), `\en' (改行文字) の文字を含むコマンドは実行しません。 ``||'' と ``&&'' は、許可されており、次のようなコマンドを使用可能です: ``"|exec /usr/local/bin/filter || exit 75"'' .PP プログラム名の前にあるパス名は全て取り除かれるため、 ``/usr/bin/vacation'', ``/home/server/mydir/bin/vacation'', ``vacation'' などは全て ``/usr/libexec/sm.bin/vacation'' と解釈されます。 .PP システム管理者は、 sm.bin ディレクトリに置くプログラムを選ぶ際には慎重な -判断をすべきです。適切な物としては、 +判断をすべきです。 +適切なものとしては、 .IR vacation (1) -などがあげられるでしょう。いかなる要望があっても、シェルや、 +などがあげられるでしょう。 +いかなる要望があっても、シェルや、 .IR perl (1) などのシェルに似たプログラムを sm.bin に入れてはいけません。 これは、単に任意のプログラムを実行する事を制限するだけで、 ``#!''書式を用いた、シェルスクリプトや perl スクリプトを sm.bin ディレクトリに入れる事を制限する訳ではありません。 .IR procmail (1) のようなメールフィルタプログラムを入れるのも、よくありません。 .IR procmail (1) は、 .IR procmailrc (5) を使用することで、ユーザが任意のプログラムを実行可能となってしまうからです。 .SH コンパイル コンパイルはほとんどのシステムでつまらないものです。 デフォルトのサーチパス (デフォルトでは``/bin:/usr/bin'') を変更するためには、\-DSMRSH_PATH=\e"\fIpath\fP\e" を 使用する必要があり、また、 デフォルトのプログラムディレクトリ (デフォルトでは ``/usr/libexec/sm.bin'') を変更するためには、\-DSMRSH_CMDDIR=\e"\fIdir\fP\e" を 使用する必要があります。 .SH 関連ファイル -/usr/adm/sm.bin \- たいていのOSでの制限されたプログラム用のディレクトリ +/usr/adm/sm.bin \- たいていの OS での制限されたプログラム用のディレクトリ .PP /var/adm/sm.bin \- HP UX と Solaris での制限されたプログラム用のディレクトリ .PP /usr/libexec/sm.bin \- FreeBSD (>= 3.3) での制限されたプログラム用のディレクトリ .SH 関連項目 sendmail(8) -.\" %FreeBSD: src/contrib/sendmail/smrsh/smrsh.8,v 1.11 2004/02/14 21:58:08 gshapiro Exp % +.\" %FreeBSD: src/contrib/sendmail/smrsh/smrsh.8,v 1.12 2004/08/01 01:16:15 gshapiro Exp % diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/sysinstall.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/sysinstall.8 index 1373b5bc7a..db4b306bbd 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/sysinstall.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/sysinstall.8 @@ -1,996 +1,919 @@ .\" Copyright (c) 1997 .\" Jordan Hubbard . All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY Jordan Hubbard AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL Jordan Hubbard OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" -.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/sysinstall/sysinstall.8,v 1.59 2004/02/07 00:34:11 olgeni Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/sysinstall/sysinstall.8,v 1.64.2.1 2004/09/02 01:54:59 kensmith Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" .Dd August 9, 1997 .Dt SYSINSTALL 8 .Os .Sh 名称 .Nm sysinstall .Nd システムのインストール及び設定のためのツール .Sh 書式 .Nm .Op Ar var=value .Op Ar function .Op Ar ... .Sh 解説 .Nm ユーティリティは、 .Fx システムのインストールと設定のためのユーティリティです。 これは .Fx インストーラのブートフロッピが最初に起動するプログラムであり、 新規に .Fx システムがインストールされた時には .Pa /usr/sbin/sysinstall に、後のシステム設定で使用するためにコピーされます。 .Pp この .Nm ユーティリティは、引数なしで起動された場合には既定のモードで動作します。 このモードでは、インストール及び設定のためのメニューが存在します。 .Pp しかし sysinstall のサブシステムを直接起動する必要がある場合には、 コマンドラインからそれを指定することもできます。インストールスクリプトを 実行することとコマンドラインからの指定はまったく同じことなので、 スクリプトの作成に関するセクションに目を通しておくと良いでしょう。 .Sh 注 .Nm ユーティリティは、 .Xr libdisk 3 の機能を用いて MBR やディスクラベルを書くことと、新規および既存の .Fx システムに、配布ファイルや package (訳注: FreeBSD の package system におけるパッケージを指す場合にこう表記します) をインストールすることができるモノリシックな C プログラムに過ぎません。 また、このプログラムは .Fx インストールのための起動処理の中で実行されたときのために、 .Xr init 8 の代用として動作するための機能も併せ持っています。 これは自分以外のユーティリティのサポートがほとんどないと仮定し、 ファイルシステム操作のほとんどを、(たとえば .Xr mount 2 のような) ユーティリティに相当するシステムコールを 直接呼び出すことによって行ないます。 .Pp .Nm ユーティリティは現在のところ、 システムコンソールや、カラー表示をサポートした端末 エミュレータで起動した場合に単純な ANSI ライングラフィックスや色を 使った操作を実現するために .Xr dialog 3 を使用しています (xterm の新しいバージョンでは、termcap の .Dq xterm-color エントリを使用することでカラー表示をサポートします)。 .Pp このプログラムはそろそろライフサイクルの終わりに来ており、新しい ものによって置き換えられるかもしれません。 .Sh スクリプトの実行 .Nm ユーティリティは、 そのさまざまなメニューを通じ対話的に操作することもできますし、外部の -スクリプトによってバッチモードで動作させることもできます。このような +スクリプトによってバッチモードで動作させることもできます。 +このような スクリプトを読み込んで実行する方法には以下の 3 通りがあります: .Bl -tag -width Ds .It Sy "LOAD_CONFIG_FILE" もし .Nm が、環境変数 (または Makefile 中に) LOAD_CONFIG_FILE に何らかの値が セットされた状態でコンパイルされていれば、 .Nm が非対話的なモードで起動された際に自動的に探して読み込むファイル名として その値が用いられます。このオプションは、大きなサイトにおいて、 ほぼ同じ設定とインストールオプションで、ひとつの雛型に基づき 多数のマシンにインストールしたい場合のためのものです。 .It Sy "メインメニュー" .Nm が対話的に起動された場合、すなわち既定の方法で起動された場合、オプション -"load config file" を含むメインメニューを表示します。このオプションを +"load config file" を含むメインメニューを表示します。 +このオプションを 選択すると、スクリプトファイル名を尋ねるプロンプトが出され、続いてその ファイルを DOS または UFS 形式のフロッピディスクから読み込みます。 .It Sy "コマンド行" .Nm がマルチユーザモードで動作している場合はコマンドライン引数のそれぞれが -スクリプトの指示であるとして扱われます。実行終了のリクエスト (たとえば +スクリプトの指示であるとして扱われます。 +実行終了のリクエスト (たとえば .Ar shutdown 指示など)、引数列の終わり、エラー発生のいずれかにより実行は終了します。 .Pp たとえば、 .Bd -literal /usr/sbin/sysinstall _ftpPath=ftp://ziggy/pub/ mediaSetFTP configPackages .Ed .Pp は、 .Nm を、インストールメディア FTP (サーバは `ziggy') で初期化し、続いて package インストールエディタを起動し、それが終わると終了します。 .El .Sh スクリプトの文法 スクリプトはひとつ以上の指示のリストです。それぞれの指示は以下の形をとります。 .Pp .Ar var=value .Pp .Ar function .Pp .Ar #somecomment .Pp .Ar var=value は、たとえば "ftpPass=FuNkYChiKn" のような、 .Nm の内部変数の設定です。また、 .Ar function は、"mediaSetFTP" のような .Nm の内部関数の名称であり、 .Ar #comment はドキュメンテーションのために挿入する一行のコメントです (sysinstall はこれを無視します)。 それぞれの指示は一行にひとつずつ書かれなければなりません。 関数は、既知の変数名を調べることで、その引数を得ます。 したがって、ある変数を必要とする関数を呼び出す前には、 関連する変数を予め設定しておく必要があります。 .Pp 各ディレクティブの前に .Ar noError 変数を設定しておくことが可能です。 これにより、ディレクティブ自身は無視されるような場合においても、 エラーを検知可能とします。 .Ar noError の値は、ディレクティブが処理されるたび自動的に、 デフォルトの "未設定" に戻ります。 .Pp いつどの関数が、どの変数に依存するかを、 下の表に示します。 .Pp .Sy "関数一覧" : .Pp .\"===kuma=========================================== .Bl -tag -width indent .It configAnonFTP 匿名 FTP の設定メニューを起動します。 .Pp .Sy 変数: 無し .It configRouter 使用したいルーティングデーモンを選択します。必要ならサードパーティの ものを使用することもできます。 .Pp .Sy 変数: .Bl -tag -width indent .It router これには、たとえば .Dq routed や .Dq gated のように、希望するルーティングデーモンの名前を設定します。 設定されていなければ入力を求められます。 .El .It configNFSServer ホストを NFS サーバとして設定します。 .Pp .Sy 変数: なし .It configNTP ホストをネットワークタイムプロトコルのユーザとして設定します。 .Pp .Sy 変数: .Bl -tag -width indent .It ntpdate_flags これには、 .Xr ntpdate 8 のオプションを設定します。同期をとるために使用するサーバの名前は ここに設定してください。 .El .It configPCNFSD ホストを PC NFS をサポートするように設定します。 .Pp .Sy 変数: .Bl -tag -width indent .It pcnfsd_pkg 必要ならば PCNFSD の package 名を設定します (既定値としてハードコード されたものが使用されます)。 .El .It configPackages 対話的な package 管理画面を起動します。 .Pp .Sy 変数: なし .It configUsers システムにユーザやグループを追加します。 .Pp .Sy 変数: なし -.It configXSetup -X ウィンドウシステムの設定を行います。 -.Pp -.Sy 変数: -なし -.It configXDesktop -X デスクトップの設定を行います。 -.Pp -.Sy 変数: -なし .It diskPartitionEditor ディスクパーティション (MBR) エディタを起動します。 .Pp .Sy 変数: .Bl -tag -width findx .It geometry シリンダ数/ヘッド数/セクタ数の形式で書かれたディスクジオメトリを 設定します。 既定値: ジオメトリを変更しません。 .It partition ディスクパーティションのタイプやサイズを設定します。この値が .Ar free であれば、 .Fx のために使用可能な空き領域のみを使用します。 .Ar all であれば、ディスク全体を .Fx に割り当てますが、正しいパーティションテーブルを作成します。 .Ar existing であれば、既存の .Fx パーティションのうち、最初に見つかったものを使用します。 .Ar exclusive であれば、ディスクを、 .Dq 危険な方法で専用化された モードで使用します。 最後に、 .Ar somenumber であれば、空き領域のうちの .Ar somenumber ブロックを新規の .Fx パーティションのために使用します。 既定値: 対話モードで起動します。 .It bootManager は、次のどれかから選択する必要があります。 .Ar boot は、ブートマネージャのインストールを指示します。 .Ar standard は、ブートマネージャでない「標準の」DOS MBRのインストールを指示します。 .Ar none は、ブートマネージャに対して何の操作も行わないことを指示します。 既定値: none です。 .It diskInteractive 設定すると、対話的なディスクパーティションエディタを起動します。 .El .Pp 注意: この関数では実際のディスクへの書き込みは行われません。実際に 書き込みを行うためには、 .Ar diskPartitionWrite 操作を行う必要があります。 .It diskPartitionWrite は、MBR に対する、待ち状態にあるすべての変更を行います (一般には .Ar diskPartitionEditor によって呼び出されます)。 .Pp .Sy 変数: 無し .It diskLabelEditor ディスクラベルエディタを起動します。 スクリプトから動かすのはちょっと手品のようになります。 というのも、 .Ar diskPartitionEditor 関数で作成された各 .Fx (タイプ 0xA5) パーティション中のすべてに対してラベルする必要が 本質的にあるためであり、 これはどのようにレイアウトされるかについての少数のルールを知る 必要があるためです。 スクリプトを作成して、 自動的にディスク空間の割り当てとパーティションを行う場合、 少なくとも一度はまず対話的にインストールを実行し、 スライス名がどうなるかを見てから、 これをスクリプトに埋め込むことをお勧めします。 .Pp 例えば、SCSI ディスクがあり、そのスライス 2 に .Fx を作成したとします (DOS パーティションはスライス 1 にあるとします)。 .Fx 全体のスライス名は .Ar da0s2 になります (DOS プライマリパーティションは .Ar da0s1 となります)。 更に、このパーティションに 500MB あり、 この空間をルートとスワップと var と usr のファイルシステムに 更に分割すると仮定します。 .Ar diskLabelEditor 関数呼び出しには、次の変数設定が伴うでしょう: .Bl -tag -width findx .It Li "da0s2-1=ufs 40960 /" 20MB ルートファイルシステム (すべての大きさは 512 バイトブロック数)。 .It Li "da0s2-2=swap 131072 /" 64MB スワップパーティション。 .It Li "da0s2-3=ufs 204800 /var" 100MB /var ファイルシステム。 .It Li "da0s2-4=ufs 0 /usr 1" 空き空間の残り (約 316MB) が /usr ファイルシステムで ソフトアップデートを有効にします (マウントポイント後の非 0 引数は、ソフトアップデートフラグ設定を意味します)。 .El .Pp 新規パーティションを作成するのと同様に、 既存のパーティションのマウントや消去に、 .Ar diskLabelEditor を使用可能です。 前の例の、DOS パーティションをマウントし、これに対応する .Pa /etc/fstab エントリを、新規インストールにおいて作成したいとします。 .Ar diskLabelEditor 関数の呼び出し前に、次の追加行を単に足せば良いです: .Pp .Dl "da0s1=/dos_c N" .Pp これは、最初のスライスを .Pa /dos_c にマウントしてこれを newfs しないよう、ラベルエディタに指示します ( .Nm は DOS パーティションに対しては如何なる場合でも newfs を実行しません。 既存の UFS パーティションに対しても、ここに名前を書くことで実行できます。 2 番目のフィールドは省略不可です)。 .\" なんだかよくわかりません horikawa 2001/03/25 .\" 原文は .\" not that sysinstall would attempt this for a DOS partition in .\" any case, but it could just as easily be an existing UFS partition .\" being named here and the 2nd field is non-optional .Pp .Ar diskInteractive 変数を設定することにより、 前述のように変数を使用した明示的なレイアウトを行う代りに、 ディスクラベルエディタが対話的なダイアログを使用してディスクを分割するよう、 要求できます。 .Pp 注: .Ar diskLabelCommit が呼び出される前は、 ファイルシステムデータは実際にディスクに書き込まれません。 .It diskLabelCommit 設定した、待ち状態であるディスクラベル情報をすべて書き込み、 .Ar diskLabelEditor でマウントを設定したすべてのファイルシステムをマウントします。 .Pp .Sy 変数: なし .It distReset 選択した配布ファイルのセットをリセットして、何も選択していない状態にします。 .Pp .Sy 変数: なし .It distSetCustom 配布ファイルセットの選択を、予め用意されたセットからの選択でなく、 非対話モードでも「カスタム」で行うようにします。 .Pp .Sy 変数: .Bl -tag -width indent .It dists 読み込む配布ファイルのセットのリストを設定します。 値として使用できるのは以下の通りです。 .Bl -tag -width indentxx .It Li base 基本バイナリファイルのセット .It Li doc 様々な文書 .It Li games ゲーム .It Li manpages フォーマット前のマニュアルページ .It Li catpages フォーマット済のマニュアルページ .It Li proflibs 開発者のためのプロファイルされたライブラリ .It Li dict スペルチェックなどのツールのための辞書情報 .It Li info GNU info ファイルとその他の追加文書 -.It Li crypto -暗号化のためのバイナリとライブラリ .It Li compat1x .Fx 1.x との互換性 .It Li compat20 .Fx 2.0 との互換性 .It Li compat21 .Fx 2.1 との互換性 .It Li compat22 .Fx 2.2 及び .Fx 3.0 の a.out バイナリ互換性 .It Li compat3x .Fx 3.x との互換性 -( -.Fx 4.0 +.Pf ( Fx 4.0 でのみ利用可能) .It Li compat4x .Fx 4.x との互換性 -.Fx ( 5.0 +.Pf ( Fx 5.0 システムでのみ利用可能) .It Li ports ports コレクション .It Li ssecure /usr/src/secure .It Li sbase /usr/src/(トップレベルファイル) .It Li scontrib /usr/src/contrib .It Li sgnu /usr/src/gnu .It Li setc /usr/src/etc .It Li sgames /usr/src/games .It Li sinclude /usr/src/include .It Li skrb5 /usr/src/kerberos5 .It Li slib /usr/src/lib .It Li slibexec /usr/src/libexec .It Li srelease /usr/src/release +.It Li srescue +/usr/src/rescue .It Li sbin /usr/src/bin .It Li ssbin /usr/src/sbin .It Li sshare /usr/src/share .It Li ssys /usr/src/sys .It Li subin /usr/src/usr.bin .It Li susbin /usr/src/usr.sbin .It Li ssmailcf /usr/src/usr.sbin/sendmail/cf -.It Li XF86-xc -XFree86 の公式なソース -.It Li XF86-co -XFree86 に寄贈されたソース .It Li Xbin -XFree86 バイナリ -.It Li Xcfg -XFree86 設定ファイル -.It Li Xdoc -XFree86 に関する文書 -.It Li Xhtml -XFree86 に関する HTML 文書 +X.Org クライアントアプリケーション .It Li Xlib -XFree86 ライブラリ -.It Li Xlk98 -XFree86 PC98 向けサーバリンクキット -.It Li Xlkit -XFree86 一般向けサーバリンクキット +X.Org ライブラリ .It Li Xman -XFree86 マニュアルページ +X.Org マニュアルページ +.It Li Xdoc +X.Org プロトコルとライブラリの文書 .It Li Xprog -XFree86 開発者向け配布物 -.It Li Xps -XFree86 に関する postscript 文書 -.It Li Xset -XFree86 グラフィカルセットアップツール -.It Li PC98-Servers/X9480 -XFree86 PC98 8-bit (256 色) PEGC-480 サーバ -.It Li PC98-Servers/X9EGC -XFree86 PC98 4-bit (16 色) EGC サーバ -.It Li PC98-Servers/X9GA9 -XFree86 PC98 GA-968V4/PCI (S3 968) サーバ -.It Li PC98-Servers/X9GAN -XFree86 PC98 GANB-WAP (cirrus) サーバ -.It Li PC98-Servers/X9LPW -XFree86 PC98 PowerWindowLB (S3) サーバ -.It Li PC98-Servers/X9MGA -[記述無し] -.It Li PC98-Servers/X9NKV -XFree86 PC98 NKV-NEC (cirrus) サーバ -.It Li PC98-Servers/X9NS3 -XFree86 PC98 NEC (S3) サーバ -.It Li PC98-Servers/X9SPW -XFree86 PC98 SKB-PowerWindow (S3) サーバ -.It Li PC98-Servers/X9SVG -[記述無し] -.It Li PC98-Servers/X9SVG -XFree86 PC98 Cyber9320, TGUI9680 サーバ -.It Li PC98-Servers/X9WEP -XFree86 PC98 WAB-EP (cirrus) サーバ -.It Li PC98-Servers/X9WS -XFree86 PC98 WABS (cirrus) サーバ -.It Li PC98-Servers/X9WSN -XFree86 PC98 WSN-A2F (cirrus) サーバ -.It Li Servers/X3DL -XFree86 3D Labs サーバ -.It Li Servers/X8514 -XFree86 8514 サーバ -.It Li Servers/XAGX -XFree86 8 ビット AGX サーバ -.It Li Servers/XI128 -XFree86 #9 Imagine I128 サーバ -.It Li Servers/XMa8 -XFree86 ATI Mach8 サーバ -.It Li Servers/XMa32 -XFree86 ATI Mach32 サーバ -.It Li Servers/XMa64 -XFree86 ATI Mach64 サーバ -.It Li Servers/XMono -XFree86 monochrome サーバ -.It Li Servers/XP9K -XFree86 P9000 サーバ -.It Li Servers/XS3 -XFree86 S3 サーバ -.It Li Servers/XS3V -XFree86 S3 Virge サーバ -.It Li Servers/XSVGA -XFree86 SVGA サーバ -.It Li Servers/XVG16 -XFree86 VGA16 サーバ -.It Li Servers/XW32 -XFree86 ET4000/W32, /W32i, /W32p サーバ -.It Li Servers/XTGA -TGA カード用サーバ (alpha アーキテクチャのみ) -.It Li Servers/Xnest -XFree86 ネスト X サーバ。 -.It Li Servers/Xvfb -XFree86 仮想フレームバッファ X サーバ。 -.It Li Xfnts -XFree86 基本フォントセット。 +X.Org imake 配布物 +.It Li Xsrv +X.Org X サーバ +.It Li Xnest +X.Org ネスト X サーバ +.It Li Xprt +X.Org プリントサーバ +.It Li Xvfb +X.Org 仮想フレームバッファ X サーバ +.It Li Xfmsc +X.Org 種々の フォントセット +.It Li Xf75 +X.Org 75DPI フォントセット .It Li Xf100 -XFree86 100DPI フォントセット。 +X.Org 100DPI フォントセット .It Li Xfcyr -XFree86 キリル語フォントセット。 -.It Li Xfscl -XFree86 スケーラブルフォントセット。 -.It Li Xfnon -XFree86 非英語フォントセット。 -.It Li Xfsrv -XFree86 フォントサーバ。 +X.Org キリル語フォントセット +.It Li Xft1 +X.Org Type 1 フォントセット +.It Li Xftt +X.Org TrueType フォントセット +.It Li Xfs +X.Org フォントサーバ .El .El .It distSetDeveloper 標準開発者配布セットを選択します。 .Pp .Sy 変数: 無し .It distSetXDeveloper 標準 X 開発者配布セットを選択します。 .Pp .Sy 変数: 無し .It distSetKernDeveloper 標準カーネル開発者配布セットを選択します。 .Pp .Sy 変数: 無し .It distSetUser 標準ユーザ配布セットを選択します。 .Pp .Sy 変数: 無し .It distSetXUser 標準 X ユーザ配布セットを選択します。 .Pp .Sy 変数: 無し .It distSetMinimum 最小配布セットを選択します。 .Pp .Sy 変数: 無し .It distSetEverything 全部、つまり利用可能な配布すべてを選択します。 .Pp .Sy 変数: 無し -.It distSetCRYPTO -暗号化のパーツ群を、対話的に選択します。 -.Pp -.Sy 変数: -無し .It distSetSrc ソースのパーツ群を、対話的に選択します。 .Pp .Sy 変数: 無し -.It distSetXF86 -XFree86 のパーツ群を、対話的に選択します。 +.It distSetXOrg +X.Org のパーツ群を、対話的に選択します。 .Pp .Sy 変数: 無し .It distExtractAll 現在選択されている配布すべてをインストールします (メディアデバイスが既に選択されていることが必要です)。 .Pp .Sy 変数: 無し .It docBrowser (必要であれば) HTML 文書ブラウザをインストールし、 HTML 文書サブメニューに行きます。 .Pp .Sy 変数: .Bl -tag -width indent .It browserPackage 必要に応じてインストールを試みる、ブラウザの package 名です。 デフォルトは最新の links package です。 .It browserBinary ブラウザバイナリ自身の名前です ( .Ar browserPackage -変数に優先させる場合)。デフォルトは links です。 +変数に優先させる場合)。 +デフォルトは links です。 .El .It installCommit ディスクに対する待ち状態の変更を、すべて実施します。 この関数は、本質的に、細粒度の "実施" 関数をまとめたものです。 .Pp .Sy 変数: 無し .It installExpress 「高速」インストールを開始します。 ユーザへの質問は少数です。 .Pp .Sy 変数: 無し .It installStandard 「標準」インストールを開始します。 利用可能なインストールタイプ中で、最もユーザフレンドリです。 .Pp .Sy 変数: 無し .It installUpgrade アップグレードインストールを開始します。 .Pp .Sy 変数: 無し .It installFixitHoloShell init として起動している場合、 「緊急ホログラフィックシェル」を VTY4 で起動します。 .Ar noHoloShell を設定しない限りにおいては、 これはインストール処理の一部として自動的に実施されます。 .Pp .Sy 変数: 無し .It installFixitCDROM "fixit" モードに入ります。 ライブファイルシステム CDROM がドライブにあるものと仮定します。 .Pp .Sy 変数: 無し .It installFixitFloppy "fixit" モードに入ります。 fixit フロッピディスクが利用可能と仮定します (ユーザは問い合わせを受けます)。 .Pp .Sy 変数: 無し .It installFilesystems インストールのファイルシステム初期化部分のみを実行します。 .Pp .Sy 変数: 無し .It installVarDefaults 全変数をデフォルトに初期化し、以前の設定を上書きします。 .Pp .Sy 変数: 無し .It loadConfig #include 文のようなものであり、他の設定ファイルをロードできます。 .Pp .Sy 変数: .Bl -tag -width indent .It configFile ロードするファイルの完全な形でのパス名です。 .El .It mediaClose メディアデバイスが開いている場合、閉じます。 .Pp .Sy 変数 : 無し .It mediaSetCDROM インストールメディアとして .Fx CDROM を選択します。 .Pp .Sy 変数: 無し .It mediaSetFloppy インストールメディアとして 作成済フロッピインストールセットを選択します。 .Pp .Sy 変数: 無し .It mediaSetDOS インストールメディアとして 既存の DOS プライマリパーティションを選択します。 最初に見付かるプライマリパーティション (例 C:) を使用します。 .Pp .Sy 変数: 無し .It mediaSetTape インストールメディアとしてテープデバイスを使用します。 .Pp .Sy 変数: 無し .It mediaSetFTP インストールメディアとして FTP サイトを使用します。 .Pp .Sy 変数: .Bl -tag -width indent .It hostname インストールされるホストの名前 (省略不可)。 .It domainname インストールされるホストのドメイン名 (省略不可)。 .It defaultrouter このホストのデフォルトルータ (省略不可)。 .It netDev どのホストインタフェースを使用するか (例えば .Ar ed0 や .Ar ep0 -です。省略不可)。 +です。 +省略不可)。 .It netInteractive 設定すると、関連するすべての設定変数を陶に設定していても、 対話的なネットワーク設定フォームを起動します (省略可)。 .It ipaddr 選択したホストインタフェースの IP アドレス (省略不可)。 .It netmask 選択したホストインタフェースのネットマスク (省略不可)。 .It _ftpPath 対象となる .Fx 配布を保持する FTP サイトの完全な形での URL。例えば .Ar ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/ 。 .El .It mediaSetFTPActive .Ar mediaSetFTP と同様ですが、「能動的」な FTP 転送モードを使用します。 .Pp .Sy 変数: .Ar mediaSetFTP と同様です。 .It mediaSetFTPPassive .Ar mediaSetFTP と同様ですが、「受動的」な FTP 転送モードを使用します。 .Pp .Sy 変数: .Ar mediaSetFTP と同様です。 .It mediaSetHTTP .Ar mediaSetFTP と同様ですが、HTTP プロキシを使用します。 .Pp .Sy 変数: .Ar mediaSetFTP を参照してください。更に以下も使用します。 .Bl -tag -width indent .It _httpPath 使用するプロキシ (host:port) (省略不可)。 .El .It mediaSetUFS インストールメディアとして、 (ラベルエディタでマウントされている) 既存の UFS パーティション を選択します。 .Pp .Sy 変数: .Bl -tag -width indent .It ufs 対象となる .Fx 配布を保持する、完全な /path 指定。 .El .It mediaSetNFS .Pp .Sy 変数: .Bl -tag -width indent .It hostname インストールされるホストの名前 (省略不可)。 .It domainname インストールされるホストのドメイン名 (省略不可)。 .It defaultrouter このホストのデフォルト経路 (省略不可)。 .It netDev どのホストインタフェースを使用するか (例えば .Ar ed0 や .Ar ep0 -です。省略不可)。 +です。 +省略不可)。 .It netInteractive 設定すると、関連するすべての設定変数を陶に設定していても、 対話的なネットワーク設定フォームを起動します (省略可)。 .It ipaddr 選択したホストインタフェースの IP アドレス (省略不可)。 .It netmask 選択したホストインタフェースのネットマスク (省略不可)。 .It nfs 対象となる .Fx 配布を保持する、完全な hostname:/path 指定。 .El .It mediaSetFTPUserPass .Pp .Sy 変数: .Bl -tag -width indent .It ftpUser FTP サーバに接続する場合のユーザ名を設定します。 既定値: ftp .It ftpPass FTP サーバに接続する場合のパスワードを設定します。 既定値: user@host .El .It mediaSetCPIOVerbosity .Pp .Sy 変数: .Bl -tag -width indent .It cpioVerbose cpio で展開を行う際のメッセージの冗長度を low, medium, high から選択します。 .El .It mediaGetType 対話的にユーザにメディアタイプの指定を求めます。 .Pp .Sy 変数: 無し .It optionsEditor オプション編集画面を起動します。 .Pp .Sy 変数: なし .It packageAdd package を取得してインストールしようと試みます (メディアが設定されている 必要があります)。 .Pp .Sy 変数: .Bl -tag -width indent .It package -bash-1.14.7 や ncftp-2.4.2 のようにインストールする package の名前 -を指定します。 +bash-1.14.7 や ncftp-2.4.2 のようにインストールする package の名前を +指定します。 .El .It addGroup 対話的なグループエディタを起動します。 .Pp .Sy 変数: なし .It addUser 対話的なユーザエディタを起動します。 .Pp .Sy 変数: なし .It shutdown スクリプトの実行を停止して sysinstall を終了します。 .Pp .Sy 変数: なし .It system .Xr system 3 を用いて外部コマンドを実行します。 .Pp .Sy 変数: .Bl -tag -width indent .It command -実行するコマンドの名前。ブートフロッピから起動されている場合は、 +実行するコマンドの名前。 +ブートフロッピから起動されている場合は、 システム全体がインストールされている場合と比較して使用できるものが 大幅に限定されていることに注意してください。 .El .It tcpMenuSelect ネットワークデバイスを設定します。 .Pp .Sy 変数 : .Ar mediaSetFTP と同様ですが、 .Ar _ftpPath が使用されないことが違います。 .El .Sh 配布メディア 次のファイルを使用して、初期システムインストール時の .Nm の動作を変更可能です。 .Bl -tag -width ".Pa packages/INDEX" .It Pa cdrom.inf プロパティを 1 行に 1 個ずつ記述するテキストファイルであり、 使用するメディアの内容を記述します。 各行の文法は、単に .Dq Ar property No = Ar value というものです。 現在のところ、次のプロパティだけが認識されます。 .Bl -tag -width ".Va CD_MACHINE_ARCH" .It Va CD_VERSION このプロパティは、このメディアボリュームの .Fx バージョンに設定すべきです。 例えば .Dq Li "CD_VERSION = 4.6" です。 .It Va CD_MACHINE_ARCH このプロパティは、このボリューム上の内容のアーキテクチャに設定すべきです。 このプロパティは、通常、複数のアーキテクチャを含む .Fx 製品でのみ使用され、 ユーザが Alpha package を i386 マシンにインストールしようとしたときに より良いエラーメッセージを提供するようになります。 例えば .Dq Li "CD_MACHINE_ARCH = alpha" です。 .It Va VOLUME マルチボリュームコレクション (例えば .Fx 4-CD セット) では、各ディスクの .Pa ports/INDEX ファイルは、セットの完全な package インデックスを含むべきです。 .Pa INDEX ファイルの最後のフィールドは、 どのボリュームにその package が含まれるのかを示し、この .Va VOLUME プロパティは現在のディスクのボリューム ID を定義します。 .El .It Pa packages/INDEX package インデックスファイルです。 各 package が、必要な依存関係等の追加メタデータと共に各行に列挙されます。 このインデックスは .Xr ports 7 コレクションで .Dq Li "make index" を実行することにより生成されます。 複数ボリュームサポートが有効な場合、 どの package がどのメディアボリュームに含まれるのかを示す 追加フィールドが各行に追加されます。 .El .Pp .Fx の完全なリリースの構築方法については、 .Xr release 7 を参照してください。 .Sh 関連ファイル このユーティリティは .Pa /etc/rc.conf , .Pa /etc/hosts , .Pa /etc/resolv.conf の内容を、ネットワーク等の設定変更に応じて変更します。 .Sh 関連項目 十分に完全なソースツリーがオンライン上にあれば、 サンプルのインストールスクリプトについて .Pa /usr/src/usr.sbin/sysinstall/install.cfg を参照してください。 .Sh バグ 本ユーティリティは雛型であり、 期限切後も数年を生き延びており、大いに死すべきです。 .Sh 作者 .An Jordan K. Hubbard Aq jkh@FreeBSD.org .Sh 歴史 このバージョンの .Nm は、 .Fx 2.0 から登場しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/tftpd.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/tftpd.8 index e241bce8e6..e7e3da5a4d 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/tftpd.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/tftpd.8 @@ -1,206 +1,210 @@ .\" Copyright (c) 1983, 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)tftpd.8 8.1 (Berkeley) 6/4/93 -.\" %FreeBSD: src/libexec/tftpd/tftpd.8,v 1.17 2004/05/24 22:56:15 mdodd Exp % +.\" %FreeBSD: src/libexec/tftpd/tftpd.8,v 1.18 2004/07/07 19:57:14 ru Exp % .\" $FreeBSD$ .\" .Dd September 14, 2000 .Dt TFTPD 8 .Os .Sh 名称 .Nm tftpd .Nd インターネット TFTP (Trivial File Transfer Protocol) サーバ .Sh 書式 .Nm /usr/libexec/tftpd .Op Fl cClnw .Op Fl s Ar directory .Op Fl u Ar user .Op Fl U Ar umask .Op Ar directory ... .Sh 解説 .Nm ユーティリティは、インターネット TFTP プロトコル .Pq Tn RFC 1350 を提供するサーバです。 .Tn TFTP サーバは、 .Ql tftp サービス定義で指示されたポートを操作します。 .Xr services 5 を参照してください。 このサーバは普通 .Xr inetd 8 によって起動されます。 .Pp .Xr tftp 1 の利用には、リモートシステムのアカウントやパスワードを必要としません。 認証情報がありませんので、 .Nm はパブリックに読み込み可能なファイルだけしかアクセスを許可しません。 文字列 ``/\|\fB.\|.\fP\|/'' を含んだファイル、もしくは ``\|\fB.\|.\fP\|/'' から始まるファイルのアクセスは許可されません。 ファイルは、既に存在してパブリックに書き込み可能な場合だけ 書き込まれます。 .Dq パブリック (public) という概念は、ネットワークを通して到達可能な全てのホストの全てのユーザ を含むように拡張されている点に注意してください。 これは全てのシステムにおいて適当ではないかも知れないし、 そのことは tftp サービスを有効にする前に考慮すべきです。 サーバは、もっとも可能な限り小さな権限を持ったユーザ ID を 持たねばなりません。 .Pp ファイルへのアクセス制限は、 .Nm 起動時のディレクトリリストを、 .Pa /etc/inetd.conf にサーバプログラムへの引数として 20 までのパス名を指定することにより可能です。 この場合、アクセスは、ファイル名がそこで与えられたディレクトリを 頭に付けたものに制限されます。 与えられたディレクトリは、相対ファイル指定要求に対しての探索パスと しても利用されます。 .Pp .Fl s オプションは、 .Nm tftpd のルートディレクトリを変更し、指定した .Ar directory 外へのアクセスを禁止することにより、さらなる安全性を提供します。 .Xr chroot 2 はスーパユーザの権限が必要ですから、 .Nm は root で実行することが必要です。 しかしながら .Fn chroot を実行した後では、 .Nm は自己のユーザ ID を、指定された .Ar user か、 .Fl u オプションが指定されない場合には .Dq nobody に設定します。 .Pp 以下のようなオプションがあります。 .Bl -tag -width Ds .It Fl c 接続ホストのデフォルトのルートディレクトリを、 接続 IP アドレスに基き、chroot を用いて変えます。 これにより、複数のクライアントが同じファイルへ同時に書き込むことを防ぎます。 ディレクトリが存在しない場合、クライアントの接続は拒否されます。 .Fl c には、 .Fl s オプションが必須であり、指定された .Ar directory が基点として使用されます。 .It Fl C .Fl c と同様に動作しますが、クライアントの IP 用のディレクトリが存在しない場合、 .Fl s -のディレクトリを使うことになります。 +の +.Ar directory +を使うことになります。 .It Fl l 全ての要求を、 .Xr syslog 3 のファシリティ .Dv LOG_FTP を使って、ログ保存します。 注: syslog 設定ファイル .Xr syslog.conf 5 においても、 .Dv LOG_FTP メッセージのログ機能を有効とする必要があります。 .It Fl n 存在しない相対ファイル名に対する要求の否定応答を抑止します。 .It Fl s Ar directory .Pa directory へと、 .Nm のルートディレクトリを変更させます。 ルートディレクトリの変更後、コマンドを受け付ける前に、 .Nm は非特権ユーザの権限へ移行します。 .It Fl u Ar user .Fl s オプション使用時に、 権限を .Ar user (デフォルトでは .Dq nobody です) へ切り替えます。 user は、名前で指定することが必要であり、数値の UID では駄目です。 .It Fl U Ar umask 新規に作成されたファイルに .Ar umask を設定します。 -デフォルトは 022 (S_IWGRP|S_IWOTH) です。 +デフォルトは 022 +.Pq Dv S_IWGRP|S_IWOTH +です。 .It Fl w 書き込み要求で新しいファイルを作成することを許可します。 デフォルトでは、 .Nm は書き込み要求で指定されたファイルが存在することを要求します。 .El .Sh 関連項目 .Xr tftp 1 , .Xr chroot 2 , .Xr inetd 8 , .Xr syslogd 8 .Rs .%A K. R. Sollins .%T The TFTP Protocol (Revision 2) .%D July 1992 .%O RFC 1350, STD 33 .Re .Sh 歴史 .Nm ユーティリティは、 .Bx 4.2 から導入されました。 .Fl s オプションは .Fx 2.2 から導入され、 .Fl u オプションは .Fx 4.2 から導入され、 .Fl c オプションは .Fx 4.3 から導入されました。 .Sh バグ 33488896 オクテット (65535 ブロック) を越えるファイルは、 クライアントとサーバがブロックサイズのネゴシエーション (RFC1783) を サポートしていなければ、転送不可能です。 .Pp 多くの tftp クライアントが、 16744448 オクテット (32767 ブロック) を越えて転送できません。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/traceroute6.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/traceroute6.8 index d38eeb2379..8b60e91ea6 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/traceroute6.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/traceroute6.8 @@ -1,167 +1,165 @@ .\" $KAME: traceroute6.8,v 1.10 2004/06/06 12:35:15 suz Exp $ .\" .\" Copyright (C) 1995, 1996, 1997, and 1998 WIDE Project. .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. Neither the name of the project nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE PROJECT AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE PROJECT OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" -.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/traceroute6/traceroute6.8,v 1.12 2004/06/09 12:45:51 dwmalone Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/traceroute6/traceroute6.8,v 1.13 2004/07/07 19:57:16 ru Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" .Dd May 17, 1998 .Dt TRACEROUTE6 8 .Os .Sh 名称 .Nm traceroute6 .Nd IPv6 パケットが或るネットワークノードまでにたどる経路を表示する .\" .Sh 書式 .Nm .Bk -words .Op Fl dIlnrv .Ek .Bk -words .Op Fl f Ar firsthop .Ek .Bk -words .Op Fl g Ar gateway .Ek .Bk -words .Op Fl m Ar hoplimit .Ek .Bk -words .Op Fl p Ar port .Ek .Bk -words .Op Fl q Ar probes .Ek .Bk -words .Op Fl s Ar src .Ek .Bk -words .Op Fl w Ar waittime .Ek .Bk -words .Ar target .Op Ar datalen .Ek .\" .Sh 解説 .Nm -は或るホストへの経路にある各ゲートウェイから ICMPv6 TIME_EXCEEDED 応答を引き出すために +ユーティリティは或るホストへの経路にある各ゲートウェイから +ICMPv6 TIME_EXCEEDED 応答を引き出すために IPv6 プロトコル中継限界数フィールドを使います。 .Pp 唯一の必須のパラメータは、終点のホスト名か IPv6 アドレスです。 デフォルトのプローブデータグラムには、IPv6 ヘッダに加えて 12 バイトのペイロードが あります。 -ペイロードの長さは、終点のホスト名の後に -.Po バイト単位で -.Pc +ペイロードの長さは、終点のホスト名の後に (バイト単位で) 長さを与えることで指定できます。 .Pp その他のオプションは下記の通りです。 .Bl -tag -width Ds .It Fl d デバッグモードです。 .It Fl f Ar firsthop トレースにおいて、何ホップをスキップするかを指定します。 .It Fl g Ar gateway 中間ゲートウェイ ( .Nm はルーティングヘッダを使用) を指定します。 -.It Fl m Ar hoplimit -ホップ制限の最大を設定します。 .It Fl I UDP データグラムの代りに ICMP6 ECHO を使用します。 .It Fl l ホストのホスト名と数値アドレスの両方を表示します。 通常 .Nm コマンドは .Fl n が指定されていない場合はホスト名のみを、 .Fl n が指定されている場合は数値アドレスのみを表示します。 .It Fl m Ar hoplimit 最大ホップ数を指定します。 +255 まで指定できます。 +デフォルトは 30 ホップです。 .It Fl n 数値アドレスからホスト名への解決を行いません。 .It Fl p Ar port UDP ポート番号を .Ar port に設定します。 .It Fl q Ar probes ホップ数あたりのプローブ回数を .Ar probes に設定します。 .It Fl r .It Fl s Ar src .Ar src を始点 IPv6 アドレスとして用います。 .It Fl v 冗長になります。 .It Fl w Ar waittime プローブ間の遅延時間を設定します。 .El .Pp このプログラムは、指定された終点への経路および それぞれのゲートウェイへの往復時間を、traceroute と同様の方式で表示します。 .Pp それぞれのゲートウェイへの往復時間の後ろに付けられる注釈のリストは以下です: -.Pp .Bl -hang -offset indent -.It !N +.It !N 終点到着不能 - ホストへの経路がありません -.It !P +.It !P 終点到着不能 - 管理上禁止されています -.It !S +.It !S 終点到着不能 - 近隣ノードではありません -.It !A +.It !A 終点到着不能 - アドレスが到着不能です -.It ! +.It !\& これは、ポート到達不能メッセージのホップリミットが 1 以下の場合、 表示されます。 この意味するところは、パケットは終点に到達したけれども、 その返答が traceroute6 の始点に返ってくるのにちょうど十分なだけの ホップリミットしか持っていなかったということです。 これは IPv4 の場合、さらに興味あるものでした。 というのも、いくつかの IP スタックのバグがこの動作によって割り出せたからです。 .El .\" .Sh 戻り値 .Nm ユーティリティは、成功時に 0 を、エラー時に 0 以外を返します。 .\" .Sh 関連項目 .Xr ping 8 , .Xr ping6 8 , .Xr traceroute 8 .\" .Sh 歴史 .Nm ユーティリティは WIDE Hydrangea IPv6 プロトコルスタックキットで はじめて登場しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/ugidfw.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/ugidfw.8 index 6d3618b2ce..1b592fcab4 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/ugidfw.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/ugidfw.8 @@ -1,206 +1,206 @@ .\" Copyright (c) 2002, 2004 Networks Associates Technology, Inc. .\" All rights reserved. .\" .\" This software was developed for the FreeBSD Project by Chris .\" Costello at Safeport Network Services and NAI Labs, the Security .\" Research Division of Network Associates, Inc. under DARPA/SPAWAR .\" contract N66001-01-C-8035 ("CBOSS"), as part of the DARPA CHATS .\" research program. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHORS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE AUTHORS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" -.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/ugidfw/ugidfw.8,v 1.6 2004/02/25 03:59:56 rwatson Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/ugidfw/ugidfw.8,v 1.7 2004/07/02 23:12:58 ru Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .Dd February 24, 2004 .Dt UGIDFW 8 .Os .Sh 名称 .Nm ugidfw .Nd "ファイルシステムオブジェクトに対するファイアウォール的なアクセス制御" .Sh 書式 .Nm .Cm add .Cm subject .Op Cm not .Op Cm uid Ar uid .Op Cm gid Ar gid .Cm object .Op Cm not .Op Cm uid Ar uid .Op Cm gid Ar gid .Cm mode .Ar arswxn .Nm .Cm list .Nm .Cm set .Ar rulenum .Cm subject .Op Cm not .Op Cm uid Ar uid .Op Cm gid Ar gid .Cm object .Op Cm not .Op Cm uid Ar uid .Op Cm gid Ar gid .Cm mode .Ar arswxn .Nm .Cm remove .Ar rulenum .Sh 解説 .Nm ユーティリティは、UID および GID によるファイルシステムオブジェクトの アクセスを管理するために、 .Xr ipfw 8 に似たインタフェースを提供します。 この機能は .Xr mac_bsdextended 4 .Xr mac 9 ポリシによってサポートされています。 .Pp 引数は次の通りです: .Bl -tag -width indent -offset indent .It Cm add 新規の .Nm ルールを追加します。 .It Xo .Cm add .Cm subject .Op Cm not .Op Cm uid Ar uid .Op Cm gid Ar gid .Cm object .Op Cm not .Op Cm uid Ar uid .Op Cm gid Ar gid .Cm mode .Ar arswxn .Xc ルール番号を自動的に選んで、新規のルールを追加します。 文法の情報に関しては .Cm set の記述を参照して下さい。 .It Cm list システム上に現在あるすべての .Nm ルールリストを表示します。 .It Xo .Cm set Ar rulenum .Cm subject .Op Cm not .Op Cm uid Ar uid .Op Cm gid Ar gid .Cm object .Op Cm not .Op Cm uid Ar uid .Op Cm gid Ar gid .Cm mode .Ar arswxn .Xc 新規のルールを追加するか、既存のルールを修正します。 引数は次の通りです: .Bl -tag -width ".Ar rulenum" .It Ar rulenum ルール番号。 小さいルール番号を持つエントリが先に適用されます。 最も頻繁にマッチするルールをリストの先頭に置く (すなわち小さい番号にする) と、少々性能が良くなります。 .It Xo .Cm subject .Op Cm not .Op Cm uid Ar uid .Op Cm gid Ar gid .Xc ルールが適用されるためには、 操作を実行する主体が .Ar uid や .Ar gid で指定されるユーザやグループにマッチすることが必要です .Cm ( not が指定されている場合には、マッチ .Em しない ことが必要です)。 .It Xo .Cm object .Op Cm not .Op Cm uid Ar uid .Op Cm gid Ar gid .Xc ルールが適用されるためには、 オブジェクトが .Ar uid や .Ar gid で指定されるユーザやグループに所有されていることが必要です .Cm ( not が指定されている場合には、所有されて .Em いない ことが必要です)。 .It Cm mode Ar arswxn .Xr chmod 1 と同様、各文字がアクセスモードを表現します。 ルールが適用される場合、 指定されたアクセス権限がオブジェクトに対して強制されます。 ルール中に文字が指定されていた場合、ルールはその操作を許可します。 逆に、文字が指定されていない場合、その操作は拒否されます。 各文字の定義は次の通りです: .Pp .Bl -tag -width ".Cm w" -compact -offset indent .It Cm a 管理者操作 .It Cm r 読み取りアクセス .It Cm s ファイル属性に対するアクセス .It Cm w 書き込みアクセス .It Cm x 実行アクセス .It Cm n 無し .El .El .It Cm remove Ar rulenum 指定したルール番号を持つルールを無効化し、削除します。 .El .Sh 関連項目 .Xr mac_bsdextended 4 , .Xr mac 9 .Sh 歴史 .Nm ユーティリティが最初に登場したのは .Fx 5.0 です。 .Sh 作者 このソフトウェアは、 NAI Labs, the Security Research Division of Network Associates Inc. が、DARPA CHATS 研究プログラムの一部として、 DARPA/SPAWAR 契約 N66001-01-C-8035 .Pq Dq CBOSS のもとに、 .Fx Project に寄贈しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/vinum.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/vinum.8 index e0f18a18ca..dfe205e547 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/vinum.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/vinum.8 @@ -1,2801 +1,2858 @@ .\" Hey, Emacs, edit this file in -*- nroff-fill -*- mode .\"- .\" Copyright (c) 1997, 1998 .\" Nan Yang Computer Services Limited. All rights reserved. .\" .\" This software is distributed under the so-called ``Berkeley .\" License'': .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by Nan Yang Computer .\" Services Limited. .\" 4. Neither the name of the Company nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" This software is provided ``as is'', and any express or implied .\" warranties, including, but not limited to, the implied warranties of .\" merchantability and fitness for a particular purpose are disclaimed. .\" In no event shall the company or contributors be liable for any .\" direct, indirect, incidental, special, exemplary, or consequential .\" damages (including, but not limited to, procurement of substitute .\" goods or services; loss of use, data, or profits; or business .\" interruption) however caused and on any theory of liability, whether .\" in contract, strict liability, or tort (including negligence or .\" otherwise) arising in any way out of the use of this software, even if .\" advised of the possibility of such damage. .\" -.\" $Id: vinum.8,v 1.37 2004-08-27 22:11:21 metal Exp $ -.\" %FreeBSD: src/sbin/vinum/vinum.8,v 1.68 2004/05/25 20:08:50 le Exp % +.\" $Id: vinum.8,v 1.38 2004-10-10 08:30:48 metal Exp $ +.\" %FreeBSD: src/sbin/vinum/vinum.8,v 1.70 2004/07/03 00:13:43 ru Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" WORD: attach 結合 (する) .Dd May 5, 2003 .Dt VINUM 8 +.Os .Sh 名称 .Nm vinum .Nd 論理ボリュームマネージャの制御プログラム .Sh 書式 .Nm .Op Ar command .Op Fl options .Sh コマンド .Bl -tag -width indent .It Ic attach Ar plex volume Op Cm rename .It Xo .Ic attach Ar subdisk plex .Op Ar offset .Op Cm rename .Xc プレックスをボリュームに、またはサブディスクをプレックスに結合します。 .It Xo .Ic checkparity .Op Fl f .Op Fl v .Ar plex .Xc RAID-4 または RAID-5 のプレックスのパリティブロックを検査します。 .It Xo .Ic concat .Op Fl f .Op Fl n Ar name .Op Fl v .Ar drives .Xc 指定したドライブからコンカチネート化ボリュームを作成します。 .It Xo .Ic create .Op Fl f .Ar description-file .Xc .Ar description-file の記述に従ってボリュームを作成します。 .It Ic debug ボリュームマネージャをカーネルデバッガに移行させます。 .It Ic debug Ar flags デバッグフラグを設定します。 .It Xo .Ic detach .Op Fl f .Op Ar plex | subdisk .Xc 結合されていたボリュームやプレックスから、プレックスやサブディスクを分離します。 .It Ic dumpconfig Op Ar drive ... 指定されたドライブに格納されている設定情報を表示します。 ドライブ名を指定しないと、システムの全ドライブの情報を表示します。 .It Xo .Ic info .Op Fl v .Op Fl V .Xc ボリュームマネージャの状態を表示します。 .It Xo .Ic init .Op Fl S Ar size .Op Fl w .Ar plex | subdisk .Xc .\" XXX サブディスクまたはプレックスの全サブディスクの内容をすべて 0 に初期化します。 .It Ic label Ar volume ボリュームラベルを作成します。 .It Xo .Ic l | list .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op Ar volume | plex | subdisk .Xc 指定したオブジェクトの情報を表示します。 .It Xo .Ic ld .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op Ar drive .Xc ドライブの情報を表示します。 .It Xo .Ic ls .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op Ar subdisk .Xc サブディスクの情報を表示します。 .It Xo .Ic lp .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op Ar plex .Xc プレックスの情報を表示します。 .It Xo .Ic lv .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op Ar volume .Xc ボリュームの情報を表示します。 .It Xo .Ic mirror .Op Fl f .Op Fl n Ar name .Op Fl s .Op Fl v .Ar drives .Xc 指定したドライブからミラー化ボリュームを作成します。 .It Xo .Ic move | mv .Fl f .Ar drive object ... .Xc 指定したドライブにオブジェクトを移動します。 .It Ic printconfig Op Ar file 現在の設定のコピーを .Ar file へ書き込みます。 .It Ic quit 対話モード時に、 .Nm -ユーティリティを終了します。通常 +ユーティリティを終了します。 +通常 .Dv EOF 文字を入力することにより実現できます。 .It Ic read Ar disk ... 指定したディスクから .Nm の設定を読み出します。 .It Xo .Ic rename Op Fl r .Op Ar drive | subdisk | plex | volume .Xc 指定したオブジェクトの名前を変更します。 .\" XXX .\".It Ic replace Ar drive newdrive .\"指定したドライブから新しいドライブ上へすべてのサブディスクを移動します。 .It Xo .Ic rebuildparity .Op Fl f .Op Fl v .Op Fl V .Ar plex .Xc RAID-4 または RAID-5 のプレックスのパリティブロックを再構築します。 .It Ic resetconfig すべての .Nm の設定をリセットします。 .It Xo .Ic resetstats .Op Fl r -.Op volume | plex | subdisk +.Op Ar volume | plex | subdisk .Xc 指定したオブジェクトの統計情報をリセットします。指定がない場合はすべての オブジェクトが対象です。 .It Xo .Ic rm .Op Fl f .Op Fl r .Ar volume | plex | subdisk .Xc オブジェクトを削除します。 .It Ic saveconfig 設定失敗後に、 .Nm の設定をディスクへ保存します。 .\" XXX .\".It Xo .\".Ic set .\".Op Fl f .\".Ar state .\".Ar volume | plex | subdisk | disk .\".Xc .\"オブジェクトの状態を .\".Ar state .\"に設定します。 .It Ic setdaemon Op Ar value デーモンの設定を与えます。 .It Xo .Ic setstate .Ar state .Op Ar volume | plex | subdisk | drive .Xc 他のオブジェクトに影響を与えずに状態を設定します。 診断のためだけに使用します。 .It Ic start 全 vinum ドライブから設定を読み込みます。 .It Xo .Ic start .Op Fl i Ar interval .Op Fl S Ar size .Op Fl w .Ar volume | plex | subdisk .Xc システムがオブジェクトへアクセスできるようにします。 .It Xo .Ic stop .Op Fl f .Op Ar volume | plex | subdisk .Xc オブジェクトへのアクセスを終了させます。 パラメータを指定しないと、 .Nm を停止させます。 .It Xo .Ic stripe .Op Fl f .Op Fl n Ar name .Op Fl v .Ar drives .Xc 指定したドライブからストライプ化ボリュームを作成します。 .El .Sh 解説 .Nm ユーティリティは、 Vinum 論理ボリュームマネージャのカーネルコンポーネントと通信します。 対話形式と、単独のコマンドを実行する形式のいずれも実行可能になっています。 コマンドライン引数を伴わずに .Nm を起動すると対話形式になる一方、 コマンドラインでコマンドを指定するとそのコマンド だけを実行します。 対話モードでは、 .Nm はコマンドラインヒストリを保持します。 .Sh オプション .Nm -のコマンドにはオプションを付加することができます。どのコマンドにも +のコマンドにはオプションを付加することができます。 +どのコマンドにも 下記オプションのどれでも指定することができますが、 -オプションが無視される場合があります。例えば、 +オプションが無視される場合があります。 +例えば、 .Ic stop コマンドは .Fl v オプションと .Fl V オプションを無視します。 .Bl -tag -width indent .It Fl f .Fl f .Pq Dq force: 強制 -オプションは安全性の確認を無効にします。細心の注意を払って -使用して下さい。 -このオプションは緊急時にのみ使用するものです。例えば、 -コマンド +オプションは安全性の確認を無効にします。 +細心の注意を払って使用して下さい。 +このオプションは緊急時にのみ使用するものです。 +例えば、コマンド .Pp .Dl rm -f myvolume .Pp は .Ar myvolume -がオープンされていたとしても削除します。以降、このボリュームに +がオープンされていたとしても削除します。 +以降、このボリュームに アクセスすると、ほぼ確実にパニックを起こします。 .It Fl i Ar millisecs .Ic init または .Ic start のコマンドを実行時、各ブロックのコピーの間に .Ar millisecs ミリ秒待ちます。 これにより、システム負荷を軽減できます。 .It Fl n Ar name ボリューム名を指定するために .Fl n オプションを使用します。単純な設定コマンド .Ic concat , .Ic mirror , .Ic stripe 用です。 .It Fl r .Fl r .Pq Dq recursive: 再帰的 オプションは表示系のコマンドで使い、 指示したオブジェクト だけでなく、下位のオブジェクトの情報も表示します。 例えば、 .Ic lv コマンドとともに使われる場合、 .Fl r オプションは対象のボリュームに属するプレックスとサブディスクの情報も表示します。 .It Fl s .Fl s .Pq Dq statistics: 統計 オプションは表示系のコマンドで統計情報を表示するために使います。 .Ic mirror コマンドもこのオプションを使用し、 ストライプ化プレックスを作成すべきことを示します。 .It Fl S Ar size .Fl S オプションは、 .Ic init と .Ic start コマンドのための転送サイズを指定します。 .It Fl v .Fl v .Pq Dq verbose: 冗長 オプションは、 さらに詳細な情報を要求するために使用します。 .It Fl V .Fl V .Pq Dq Very verbose: とても冗長 オプションは、 .Fl v オプションが提供するものよりもさらに詳細な情報を要求するために使用します。 このフラグは .Nm init コマンドではベリファイを意味します。 .It Fl w .Fl w .Pq Dq wait: 待ち オプションは、 .Ic init のように通常はバックグラウンドで実行するコマンドの完了を、 .Nm に待たせます。 .El .Sh コマンドの詳細 .Nm コマンドは以下の機能を実行します。 .Pp .Bl -tag -width indent -compact .It Ic attach Ar plex volume Op Cm rename .It Xo .Ic attach Ar subdisk plex .Op Ar offset .Op Cm rename .Xc .Nm Ic attach は指定されたプレックスやサブディスクをそれぞれボリュームやプレックスに -組み込みます。サブディスクに -ついては、プレックス中の始点 (オフセット) を指定することができます。 +組み込みます。 +サブディスクについては、 +プレックス中の始点 (オフセット) を指定することができます。 指定がない場合、 -サブディスクは有効な最初の位置に結合されます。空でないボリュームにプレックスが +サブディスクは有効な最初の位置に結合されます。 +空でないボリュームにプレックスが 結合されると、 .Nm はそのプレックスを再統合します。 .Pp .Cm rename キーワードが指定されると、 .Nm はオブジェクトの (プレックスの場合には下位のサブディスクの) 名前を変更して デフォルトの .Nm 命名規則に合わせます。 オブジェクトを他の名前に変更するには、 .Ic rename コマンドを使用します。 .Pp サブディスク結合に際しては、いくつか考慮すべきことがあります: .Bl -bullet .It サブディスクの結合対象は、通常、コンカチネート化プレックスのみです。 .It ストライプ化プレックスおよび RAID-5 プレックスにおいて サブディスクが失われた場合 (例えばドライブの故障後など)、 当該サブディスクを置き換えられるのは同じ大きさのサブディスクだけです。 .It ストライプ化または RAID-5 のプレックスに更にサブディスクを追加するには、 .Fl f -(強制) オプションを使用します。プレックス内のデータを破壊します。 +(強制) オプションを使用します。 +これはプレックス内のデータを破壊します。 .\" ストライプ化および RAID-5 のプレックスに対しては、 .\" 別のサブディスクを結合することは、現在許されていません。 .It コンカチネート化プレックスに対しては、 .Ar offset パラメータが、プレックスの先頭からのブロック単位のオフセットを指定します。 ストライプ化プレックスおよび RAID-5 プレックスに対しては、 本パラメータは、サブディスクの最初のブロックのオフセットを指定します。 別の表現をするなら、オフセットは、 サブディスクの数値指定による位置とストライプの大きさとの積になります。 例えば、ブロックの大きさが 271k のプレックスでは、 最初のサブディスクはオフセット 0 に、2 番目のオフセットは 271k に、 3 番目は 542k に、などとなります。 この計算では、RAID-5 プレックスのパリティブロックは無視されます。 .El .Pp .It Xo .Ic checkparity .Op Fl f .Op Fl v .Ar plex .Xc 指定した RAID-4 または RAID-5 プレックスのパリティブロックをチェックします。 この操作はプレックス中のポインタを維持しますので、 望むならば、一時停止して後で同じ場所から再開可能です。 さらに、このポインタは .Ic rebuildparity コマンドも使用します。 最初にパリティの問題が検出された箇所から、 パリティブロックの再構築を開始可能です。 .Pp .Fl f フラグが指定されると、 .Ic checkparity はプレックスの先頭からチェックを開始します。 .Fl v フラグが指定されると、 .Ic checkparity は進捗報告を表示します。 .Pp .It Xo .Ic concat .Op Fl f .Op Fl n Ar name .Op Fl v .Ar drives .Xc .Ic concat コマンドは、単一のコンカチネート化プレックスからなるボリュームを作成する .Ic create コマンドの、単純な代替手段です。 各ドライブ中の最大の連続空間が、 プレックスのサブディスク作成のために使用されます。 .Pp 通常、 .Ic concat コマンドは任意の名前をボリュームと構成要素に付けます。 名前はテキスト .Dq Li vinum および小さな整数からなり、例えば .Dq Li vinum3 となります。 ボリュームに対して指定した名前を割り当てる .Fl n Ar name オプションで、上書きすることが可能です。 プレックスとサブディスクの名前は、通常の作法で、ボリューム名からとられます。 .Pp ドライブの名前には選択の余地はありません。 ドライブが既に .Nm ドライブとして初期化されていた場合、名前はそのままになります。 そうでない場合、ドライブにはテキスト .Dq Li vinumdrive と小さな整数から始まる名前が与えられ、例えば .Dq Li vinumdrive7 となります。 .Ic create コマンドと同様、 .Fl f オプションを使用して、以前の名前の上書きを指定可能です。 .Fl v オプションは、冗長な出力のために使用します。 .Pp このコマンドの例は、後述の .Sx 単純な設定 の節を参照してください。 .Pp .It Xo .Ic create .Op Fl f .Ar description-file .Xc .Nm Ic create -はどのオブジェクトの作成にも使われます。相互の関連性が比較的複雑で +はどのオブジェクトの作成にも使われます。 +相互の関連性が比較的複雑で .Nm オブジェクトの作成には潜在的に危険があることを考慮して、この機能には対話的な インタフェースはありません。 ファイル名を指定しないと、 .Nm は一時ファイルに対してエディタを起動します。 環境変数 .Ev EDITOR が設定されている場合、 .Nm -はこのエディタを起動します。設定されていない場合のデフォルトは +はこのエディタを起動します。 +設定されていない場合のデフォルトは .Nm vi です。 詳細は後述の .Sx 設定ファイル の節を参照して下さい。 .Pp .Nm Ic create 機能は加法的であることに注意してください: 複数回実行すると、名前付けしていない全オブジェクトのコピーを、 複数生成することになります。 .Pp 通常 .Ic create は既存の .Nm ドライブの名前を変更しません。これは、誤って消去してしまうのを避けるためです。 不要な .Nm ドライブを破棄する正しい方法は、 .Ic resetconfig コマンドで設定をリセットすることです。 しかし、起動できない .Nm ドライブ上に新規データを生成する必要がある場合があります。 この場合、 .Ic create Fl f を使用してください。 .Pp .It Ic debug 引数無しの .Nm Ic debug -は、リモートカーネルデバッガに入るために使用します。これは +は、リモートカーネルデバッガに入るために使用します。 +これは .Nm が .Dv VINUMDEBUG オプション付きで作成されている場合にのみ実行可能です。 -このオプションはカーネルデバッガから抜け出るまでオペレーティング -システムの実行を停止させます。 +このオプションはカーネルデバッガから抜け出るまで +オペレーティングシステムの実行を停止させます。 リモートデバッグが設定されており、 カーネルデバッガへのリモートコネクションがないと、 デバッガから抜け出るためにはシステムをリセットしてリブート することが必要になります。 .Pp .It Ic debug Ar flags 内部デバッグフラグのビットマスクを設定します。 本製品が改良されるにつれ、このビットマスクは警告無しに変更されるでしょう。 確認のために、ヘッダファイル .In sys/dev/vinumvar.h を見てください。 ビットマスクは次の値から構成されます: .Bl -tag -width indent .It Dv DEBUG_ADDRESSES Pq No 1 リクエスト中のバッファ情報を表示します。 .\".It Dv DEBUG_NUMOUTPUT Pq No 2 .\".Va vp->v_numoutput .\" の値を表示します。 .It Dv DEBUG_RESID Pq No 4 .Fn complete_rqe においてデバッガに移行します。 .It Dv DEBUG_LASTREQS Pq No 8 最新のリクエストのリングバッファを保存します。 .It Dv DEBUG_REVIVECONFLICT Pq No 16 再生における衝突に関する情報を表示します。 .It Dv DEBUG_EOFINFO Pq No 32 ストライププレックスで .Dv EOF を返すとき、内部状態の情報を表示します。 .It Dv DEBUG_MEMFREE Pq No 64 最後にメモリアロケータが解放したメモリ領域に関する循環リストを管理します。 .It Dv DEBUG_REMOTEGDB Pq No 256 .Ic debug コマンドが発行されたときに、リモート .Nm gdb に移行します。 .It Dv DEBUG_WARNINGS Pq No 512 実装内のミラーの問題に関する警告を表示します。 .El .Pp -.It Xo -.Ic detach Oo Fl f Oc Ar plex -.Xc -.It Xo -.Ic detach Oo Fl f Oc Ar subdisk -.Xc +.It Ic detach Oo Fl f Oc Ar plex +.It Ic detach Oo Fl f Oc Ar subdisk .Nm Ic detach は指定されたプレックスやサブディスクを、 結合されているボリュームやプレックスから -分離します。分離するとボリュームのデータが欠ける可能性のある -場合、この操作は +分離します。 +分離するとボリュームのデータが欠ける可能性のある場合、 +この操作は .Fl f オプションを指定しない限り実行されません。 オブジェクトが上位のオブジェクトに従った名前になっている場合 (例えば、プレックス .Li vol1.p7 に結合されているサブディスク .Li vol1.p7.s0 の場合)、 その名前は頭に .Dq Li ex- がついたものに変更されます (例えば .Li ex-vol1.p7.s0 に変更されます)。 その後の処理で必要であれば、その名前から頭の部分が外されます。 .Pp ストライプ化プレックスおよび RAID-5 プレックスにおいては、 .Ic detach はサブディスク数を減らしません。 その代わり、サブディスクには存在しないという印が付けられ、後で .Ic attach コマンドを使用して交換可能となります。 .Pp .It Ic dumpconfig Op Ar drive ... .Nm Ic dumpconfig -は、指定されたドライブ上に保管された設定情報を表示します。ドライブ名が +は、指定されたドライブ上に保管された設定情報を表示します。 +ドライブ名が 指定されていない場合、 .Ic dumpconfig はシステム上にあるすべてのドライブから vinum パーティションを探し出し、 -その情報をダンプします。設定の更新を無効にしている場合、このコマンドが +その情報をダンプします。 +設定の更新を無効にしている場合、このコマンドが 返す情報と .Ic list -コマンドが返す情報とが同じにならないことがあります。このコマンドは、 +コマンドが返す情報とが同じにならないことがあります。 +このコマンドは、 主に保守およびデバッグ用に使用されるものです。 .Pp .It Ic info .Nm Ic info は .Nm -のメモリ使用に関する情報を表示します。これは主にデバッグのためのものです。 +のメモリ使用に関する情報を表示します。 +これは主にデバッグのためのものです。 .Fl v オプションを付けると、使用中のメモリ領域についての詳細な情報を表示します。 .Pp .Fl V オプションを付けると、 .Nm ドライバが扱った最大 64 個までの最近の I/O リクエストに関する情報を、 .Ic info は表示します。 この情報は、デバッグフラグ 8 が設定されているときのみ収集されます。 書式は次のようになります: .Bd -literal vinum -> info -V Flags: 0x200 1 opens Total of 38 blocks malloced, total memory: 16460 Maximum allocs: 56, malloc table at 0xf0f72dbc Time Event Buf Dev Offset Bytes SD SDoff Doffset Goffset 14:40:00.637758 1VS Write 0xf2361f40 91.3 0x10 16384 14:40:00.639280 2LR Write 0xf2361f40 91.3 0x10 16384 14:40:00.639294 3RQ Read 0xf2361f40 4.39 0x104109 8192 19 0 0 0 14:40:00.639455 3RQ Read 0xf2361f40 4.23 0xd2109 8192 17 0 0 0 14:40:00.639529 3RQ Read 0xf2361f40 4.15 0x6e109 8192 16 0 0 0 14:40:00.652978 4DN Read 0xf2361f40 4.39 0x104109 8192 19 0 0 0 14:40:00.667040 4DN Read 0xf2361f40 4.15 0x6e109 8192 16 0 0 0 14:40:00.668556 4DN Read 0xf2361f40 4.23 0xd2109 8192 17 0 0 0 14:40:00.669777 6RP Write 0xf2361f40 4.39 0x104109 8192 19 0 0 0 14:40:00.685547 4DN Write 0xf2361f40 4.39 0x104109 8192 19 0 0 0 11:11:14.975184 Lock 0xc2374210 2 0x1f8001 11:11:15.018400 7VS Write 0xc2374210 0x7c0 32768 10 11:11:15.018456 8LR Write 0xc2374210 13.39 0xcc0c9 32768 11:11:15.046229 Unlock 0xc2374210 2 0x1f8001 .Ed .Pp .Ar Buf フィールドは、ユーザバッファヘッダのアドレスを常に含みます。 ユーザリクエストに関連付けられるリクエスト (複数可) を識別するために 使用できますが、100% 信頼できるものというわけではありません: 理論的には、シーケンス中の 2 個のリクエストが同じバッファヘッダを使い得ますが、 これは一般的ではありません。 リクエストの先頭は、イベント .Ar 1VS または .Ar 7VS で識別可能です。 前述の 1 番目の例は、ユーザ要求に関連するリクエストを示しています。 2 番目は、ロックを伴うサブディスク I/O リクエストです。 前記の例では、複数のリクエストが単一のユーザリクエストに含まれています。 .Pp .Ar Event フィールドは、 リクエストチェーン中のイベントシーケンスに関連する情報を含みます。 .Ar 1 から .Ar 6 までの数字はイベントの大まかなシーケンスを示し、 2 文字の省略形は位置のニーモニックです。 .Bl -tag -width Lockwait .It 1VS (vinum の strategy) .Fn vinumstrategy の入口にある、ユーザリクエストに関する情報を表示します。 デバイス番号は .Nm デバイスであり、オフセットと長さはユーザパラメータです。 本ニーモニックは、常にリクエストシーケンスの先頭になります。 .It 2LR (リクエスト発行) 関数 .Fn launch_requests において低レベル .Nm リクエストを発行する直前の、ユーザリクエストを表示します。 パラメータは .Ar 1VS の情報と同じはずです。 .El .Pp ここから後のリクエストでは、利用可能である場合、 .Ar Dev は関連付けられたディスクパーティションのデバイス番号であり、 .Ar Offset はパーティションの先頭からのオフセットであり、 .Ar SD は .Va vinum_conf 中のサブディスクインデックスであり。 .Ar SDoff はサブディスクの先頭からのオフセットであり、 .Ar Doffset は関連付けられたデータリクエストのオフセットであり、 .Ar Goffset は関連付けられたグループリクエストのオフセットです。 .Bl -tag -width Lockwait .It 3RQ (リクエスト) 高レベルのリクエストを満たすために発行される、 いくつかありうる低レベル .Nm リクエストのうちのひとつを表示します。 この情報は、 .Fn launch_requests においても記録されます。 .It 4DN (完了) .Fn complete_rqe から呼ばれ、リクエストの完了を表示します。 この完了は、ステージ .Ar 4DN において .Fn launch_requests から発行されたリクエストか、またはステージ .Ar 5RD か .Ar 6RP の .Fn complete_raid5_write から発行されたリクエストにマッチするはずです。 .It 5RD (RAID-5 データ) .Fn complete_raid5_write から呼ばれ、 パリティ計算後に RAID-5 データストライプへ書き込まれたデータを表現します。 .It 6RP (RAID-5 パリティ) .Fn complete_raid5_write から呼ばれ、 パリティ計算後に RAID-5 パリティストライプへ書き込まれたデータを表現します。 .It 7VS サブディスク I/O リクエストを表示します。 通常、これらのリクエストは .Nm 内部のものであり、プレックスの初期化や再構築といった操作に使用します。 .It 8LR サブディスク I/O リクエストのために生成した、低レベル操作を表示します。 .It Lockwait プロセスがレンジロックを待っていることを示します。 パラメータは、リクエストに関連付けられたバッファヘッダと、 プレックス番号と、ブロック番号です。 内部的な理由で、ブロック番号は、 ストライプ開始アドレスよりも 1 個大きくなっています。 .It Lock レンジロックを取得済みであることを示します。 パラメータはレンジロックと同じです。 .It Unlock レンジロックを解放済みであることを示します。 パラメータはレンジロックと同じです。 .El .\" XXX .Pp .It Xo .Ic init .Op Fl S Ar size .Op Fl w .Ar plex | subdisk .Xc .Nm Ic init は指定したサブディスクに 0 を書き込んで初期化します。 プレックスが指定された場合はプレックス内の全サブディスクを初期化できます。 これはプレックス中のデータに矛盾のないことを確実にする唯一の方法です。 RAID-5 プレックスの使用前には、この初期化が必要です。 他の新規プレックスに対しても、この初期化を推奨します。 .Nm はプレックス中のすべてのサブディスクを並行して初期化します。 この操作には長い時間が かかるため、通常バックグラウンドで実行されます。 このコマンドの完了を待ちたい場合、 .Fl w (待ち) オプションを使用してください。 .Pp .Fl S オプションでデフォルト値の 16 kB と異なるサイズの書き込みブロックを 指定できます。 .Nm は初期化が完了するとコンソールメッセージを出力します。 .Pp .It Ic label Ar volume .Ic label コマンドは、ボリュームに .Em ufs -形式のボリュームラベルを書き込みます。これは適切に +形式のボリュームラベルを書き込みます。 +これは適切に .Ic disklabel を呼び出すことに対しての、単純な代替方法です。 いくつかの .Em ufs コマンドはラベルを入手するために正規の .Xr ioctl 2 コールを使わず、依然としてラベルを捜してディスクの読み込みを行う ため、このコマンドは必要になります。 .Nm はボリュームのデータとは別にボリュームラベルを保持しているため、この コマンドは .Xr newfs 8 用には必要ありません。 このコマンドの価値は低下しています。 .Pp .It Xo .Ic list .Op Fl r .Op Fl V .Op Ar volume | plex | subdisk .Xc .It Xo .Ic l .Op Fl r .Op Fl V .Op Ar volume | plex | subdisk .Xc .It Xo .Ic ld .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op Ar drive .Xc .It Xo .Ic ls .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op Ar subdisk .Xc .It Xo .Ic lp .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op Ar plex .Xc .It Xo .Ic lv .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op Ar volume .Xc .Ic list -は指定したオブジェクトの情報を表示するために使われます。引数が省略されると +は指定したオブジェクトの情報を表示するために使われます。 +引数が省略されると .Nm が認識しているすべてのオブジェクトについての情報が表示されます。 .Ic l コマンドは .Ic list と同じものです。 .Pp .Fl r オプションはボリュームとプレックスに関連します。 指定されると、そのオブジェクト下位のサブディスクと (ボリュームに対しては) プレックスの情報を再帰的に表示します。 .Ic lv , .Ic lp , .Ic ls , .Ic ld のコマンドは、それぞれボリューム、プレックス、サブディスク、そしてドライブの 情報だけを表示します。これはパラメータを指定しないで使う場合に特に有用です。 .Pp .Fl s オプションで .Nm は装置の統計情報を出力するようになり、 .Fl v (verbose: 饒舌な) オプションはいくらかの付加情報を出力させ、 そして .Fl V は数多くの付加情報を出力させます。 .Pp .It Xo .Ic mirror .Op Fl f .Op Fl n Ar name .Op Fl s .Op Fl v .Ar drives .Xc .Ic mirror コマンドは、ミラー化ボリュームを作成する .Ic create コマンドの、単純な代替手段です。 オプションを指定しないと、RAID-1 (ミラー化) ボリュームを、 2 つのコンカチネート化ボリュームで作成します。 各ドライブ中の最大の連続空間が、 プレックスのサブディスク作成のために使用されます。 1 番目のプレックスは、リストの奇数番号のドライブから構築され、 2 番目のプレックスは、リストの偶数番号のドライブから構築されます。 ドライブの大きさが異なる場合、プレックスの大きさは異なるでしょう。 .Pp .Fl s オプションを指定すると、 .Ic mirror はストライプの大きさが 279 kB のストライプ化プレックスを構築します。 各プレックスのサブディスクの大きさは、 プレックスを構成するドライブの中で、最小の連続ストレージの大きさです。 ここでもまた、プレックスの大きさは異なるかもしれません。 .Pp 通常、 .Ic mirror コマンドは任意の名前をボリュームと構成要素に付けます。 名前はテキスト .Dq Li vinum および小さな整数からなり、例えば .Dq Li vinum3 となります。 ボリュームに対して指定した名前を割り当てる .Fl n Ar name オプションで、上書きすることが可能です。 プレックスとサブディスクの名前は、通常の作法で、ボリューム名からとられます。 .Pp ドライブの名前には選択の余地はありません。 ドライブが既に .Nm ドライブとして初期化されていた場合、名前はそのままになります。 そうでない場合、ドライブにはテキスト .Dq Li vinumdrive と小さな整数から始まる名前が与えられ、例えば .Dq Li vinumdrive7 となります。 .Ic create コマンドと同様、 .Fl f オプションを使用して、以前の名前の上書きを指定可能です。 .Fl v オプションは、冗長な出力のために使用します。 .Pp このコマンドの例は、後述の .Sx 単純な設定 の節を参照してください。 .Pp .It Ic mv Fl f Ar drive object ... .It Ic move Fl f Ar drive object ... 指定したオブジェクトから新しいドライブへすべてのサブディスクを移動します。 -オブジェクトは、サブディスク、ドライブあるいはプレックスです。ドライブ +オブジェクトは、サブディスク、ドライブあるいはプレックスです。 +ドライブ またはプレックスが指定された場合、オブジェクトに関係するすべての サブディスクが移動されます。 .Pp この機能は現在サブディスク中のデータを保存しないため .Fl f オプションが必要です。 -この付加機能は、後日追加されます。しかしながら、この状態でも、故障した +この付加機能は、後日追加されます。 +しかしながら、この状態でも、故障した ディスクドライブを復旧させるのには十分です。 .Pp .It Ic printconfig Op Ar file 現在の設定のコピーを、 .Nm 設定を再生成可能な書式で、 .Ar file に書き込みます。 ディスク上に保存された設定とは違い、ドライブの定義を含みます。 .Ar file を指定しないと、 .Nm は一覧を .Dv stdout へ書き込みます。 .Pp .It Ic quit 対話モードで実行中のときに、 .Nm -ユーティリティを終了します。通常は、文字 +ユーティリティを終了します。 +通常は、文字 .Dv EOF を入力することで実現できます。 .Pp .It Ic read Ar disk ... .Ic read コマンドは、指定したディスクを走査し、作成済の設定情報を含む .Nm パーティションを探します。 そして、最近更新されたものから過去に更新されたものの順番で、 設定を読み込みます。 .Nm ユーティリティは、 最新のすべての設定情報を各ディスクパーティションに保持しています。 このコマンドの パラメータとして、設定の中の全スライスを指定する必要があります。 .Pp .Ic read コマンドは、他の .Nm パーティションを持つシステム上で、 .Nm 設定を選択的にロードすることを意図しています。 システム上の全パーティションを起動したい場合、 .Ic start コマンドを使用する方が簡単です。 .Pp 本コマンド実行時に .Nm がエラーになると、 ディスク上のコピーが壊れないようにするため、自動的な設定更新を無効にします。 これは、ディスク上の設定が、設定エラーを示す (例えば、有効な空間指定を持たないサブディスク) 場合にも同様です。 再度更新をオンにするには、 .Ic setdaemon と .Ic saveconfig のコマンドを使用してください。 -デーモンオプションマスクのビット 2 をリセットして、 +デーモンオプションマスクのビット 2 (数値なら 4) をリセットして、 設定保存を再度有効にしてください。 .Pp .It Xo .Ic rebuildparity .Op Fl f .Op Fl v .Op Fl V .Ar plex .Xc 指定した RAID-4 または RAID-5 プレックスのパリティブロックを再構築します。 この操作はプレックス中のポインタを維持しますので、 望むならば、一時停止して後で同じ場所から再開可能です。 さらに、このポインタは .Ic checkparity コマンドも使用します。 最初にパリティの問題が検出された箇所から、 パリティブロックの再構築を開始可能です。 .Pp .Fl f フラグが指定されると、 .Ic rebuildparity はプレックスの先頭から再構築を開始します。 .Fl v フラグが指定されると、 .Ic rebuildparity はまず既存のパリティブロックをチェックし、 再構築前に、不整合情報を表示します。 .Fl V フラグが指定されると、 -.Nm rebuildparity +.Ic rebuildparity は進捗報告を表示します。 .Pp .It Xo .Ic rename .Op Fl r -.Ar [ drive | subdisk | plex | volume ] +.Op Ar drive | subdisk | plex | volume .Ar newname .Xc 指定したオブジェクトの名前を変更します。 .Fl r -オプションが指定されると、下位のオブジェクトがデフォルトの規則に従って命名され -ます。プレックスの名前はボリューム名に +オプションが指定されると、下位のオブジェクトがデフォルトの規則に従って +命名されます。 +プレックスの名前はボリューム名に .Li .p Ns Ar number を付加して作られ、 サブディスクの名前はプレックス名に .Li .s Ns Ar number を付加して作られます。 +.\" .Pp .\" .It Xo .\" .Ic replace -.\" .Ar drive -.\" .Ar newdrive -.\" .Pp +.\" .Ar drive newdrive .\" 指定したドライブから新しいドライブへすべてのサブディスクを移動します。 .\" これは回復可能なサブディスクを回復しようとします。そして、回復不可能な .\" サブディスクを最初から作ります。 .\" もし、新しいドライブにこの操作のための容量が不足する時は、できるだけ .\" 多くのサブディスクを新しいドライブ上に組み込み、残りを元のドライブに .\" 残します。 .Pp .It Ic resetconfig .Ic resetconfig コマンドはシステム内の .Nm -設定を完全に削除します。設定を完全に消去したい場合にだけ使って下さい。 +設定を完全に削除します。 +設定を完全に消去したい場合にだけ使って下さい。 .Nm は確認を求めます。 .Li "NO FUTURE" (前途なし) という語句を以下の通りに入力する必要が あります。 .Bd -unfilled -offset indent .No # Nm Ic resetconfig WARNING! This command will completely wipe out your vinum configuration. All data will be lost. If you really want to do this, enter the text NO FUTURE .No "Enter text ->" Sy "NO FUTURE" Vinum configuration obliterated (訳注: ここから上記テキストの翻訳です) 警告! このコマンドはあなたの vinum 設定を完全に消し去ります。 全データは失われます。本当にこれを実行したい場合は、語句 NO FUTURE を入力して下さい。 入力してください -> \f(BINO FUTURE\fP vinum の設定は削除されました。 (訳注: ここまで上記テキストの翻訳です) .Ed .Pp メッセージが示すように、どたん場のコマンドです。 既存の設定をもう見たくもないとき以外は、このコマンドを使わないでください。 .Pp .It Xo .Ic resetstats .Op Fl r .Op Ar volume | plex | subdisk .Xc .Nm -は各オブジェクトについて多数の統計カウンタを保持しています。詳細は +は各オブジェクトについて多数の統計カウンタを保持しています。 +詳細は ヘッダファイル .In sys/dev/vinumvar.h を参照して下さい。 .\" XXX 仕上がったらここに入れる これらのカウンタをリセットするためには .Ic resetstats コマンドを使って下さい。 .Fl r オプションも共に指定すると、 .Nm は下位のオブジェクトのカウンタもリセットします。 .Pp .It Xo .Ic rm .Op Fl f .Op Fl r .Ar volume | plex | subdisk .Xc .Ic rm はオブジェクトを .Nm -設定から消去します。ひとたびオブジェクトが消去されるとそれを復旧する方法は -ありません。通常 +設定から消去します。 +ひとたびオブジェクトが消去されるとそれを復旧する方法は +ありません。 +通常 .Nm はオブジェクトを消去する前に数多くの一貫性確認を行います。 .Fl f オプションを指定すると、 .Nm -はこの確認を省略し、オブジェクトを無条件に消去します。このオプションは細心の -注意を払って使用して下さい。ボリューム上のすべてのデータを失うことも +はこの確認を省略し、オブジェクトを無条件に消去します。 +このオプションは細心の +注意を払って使用して下さい。 +ボリューム上のすべてのデータを失うことも あり得ます。 .Pp 通常、 .Nm は下位にプレックスを持つボリュームや、下位にサブディスクを持つプレックスを 消去することを拒否します。 .Fl f フラグを指定すると、 .Nm は無条件にオブジェクトを消去します。または .Fl r (recursive: 再帰的) フラグを使うことで、同様に下位のオブジェクトを 消去することができます。 .Fl r フラグを付けてボリュームを消去すると、プレックスとそれに属するサブディスクも 消去します。 .Pp .It Ic saveconfig 現在の設定をディスクに保存します。 .Nm は自動的に設定変更を保存するので、通常これは不要です。 起動時にエラーが発生した場合、更新は無効化されます。 .Ic setdaemon コマンドで再度有効化しても、 .Nm は設定を自動的にはディスクへ保存しません。 このコマンドを使用して設定を保存してください。 .\".It Xo .\".Ic set .\".Op Fl f .\".Ar state .\".Ar volume | plex | subdisk | disk .\".Xc .\".Ic set .\"は指定したオブジェクトに、妥当な状態 (下記 .\".Sx オブジェクト状態 .\"参照) のひとつを .\"セットします。 .\"通常、 .\".Nm .\"は変更を加える前に非常に多くの一貫性の調査を実行します。 .\".Fl f .\"オプションを指定すると、 .\".Nm -.\"はこの調査を省略し、無条件に変更を行います。このオプションは大いに注意して -.\"使って下さい。ボリューム上のすべてのデータを失うこともあり得ます。 +.\"はこの調査を省略し、無条件に変更を行います。 +.\"このオプションは大いに注意して +.\"使って下さい。 +.\"ボリューム上のすべてのデータを失うこともあり得ます。 .Pp .It Ic setdaemon Op Ar value .Ic setdaemon は .Nm デーモンの変数ビットマスクを設定します。 本コマンドは一時的なものであり、将来置き換えられます。 現在、ビットマスクにはビット 1 (全アクションを syslog へ記録する) と ビット 4 (設定を更新しない) があります。 オプションビット 4 はエラー回復時に有用かもしれません。 .Pp .It Xo .Ic setstate Ar state .Op Ar volume | plex | subdisk | drive .Xc .Ic setstate は、指定したオブジェクトの状態を指定した状態に設定します。 .Nm の通常の一貫性機構はバイパスされます。回復の目的でのみ使用すべきです。 このコマンドを誤って使用すると、システムを破壊する可能性があります。 .Pp .It Xo .Ic start +.Op Fl i Ar interval .Op Fl S Ar size .Op Fl w .Op Ar plex | subdisk .Xc .Ic start は 1 つまたはそれ以上の .Nm オブジェクトを起動します ( .Em up 状態に移行させます)。 .Pp オブジェクト名を指定しないと、システムが .Nm ドライブであると知っているディスクを、 .Nm は走査します。その後、 .Ic read コマンドのところに書いてあるように、設定を読み込みます。 .Nm ドライブにはそのドライブ中のデータについてのすべての情報を持つヘッダが 入っており、その情報としてはプレックスとボリュームを表現するために必要な 他のドライブの名前を含んでいます。 .Pp 本コマンド実行時に .Nm がエラーになると、 ディスク上のコピーが壊れないようにするため、自動的な設定更新を無効にします。 これは、ディスク上の設定が、設定エラーを示す (例えば、有効な空間指定を持たないサブディスク) 場合にも同様です。 再度更新をオンにするには、 .Ic setdaemon と .Ic saveconfig のコマンドを使用してください。 デーモンオプションマスクのビット 4 をリセットして、 設定保存を再度有効にしてください。 .Pp オブジェクト名が指定されると、 .Nm はそれらを起動します。 通常、この操作はサブディスクに対してのみ行います。 動作はオブジェクトの現在の状態に依存します: .Bl -bullet .It オブジェクトが既に .Em up 状態の場合、 .Nm はなにもしません。 .It オブジェクトがサブディスクであり、 .Em down または .Em reborn の状態の場合、 .Nm は .Em up 状態に変更します。 .It オブジェクトがサブディスクであり、 .Em empty 状態の場合、変更はサブディスクに依存します。 サブディスクがプレックスの一部であり このプレックスが他のプレックスを含むボリュームの一部である場合、 .Nm はサブディスクを .Em reviving 状態にし、データをボリュームからコピーしようとします。 操作完了時に、サブディスクは .Em up 状態に設定されます。 サブディスクがプレックスの一部であり このプレックスが他のプレックスを含まないボリュームの一部である場合、 またはサブディスクがプレックスの一部ではない場合、 .Nm は即時にサブディスクを .Em up 状態にします。 .It オブジェクトがサブディスクであり、 .Em reviving 状態である場合、 .Nm -は -再生 -操作をオフラインにて継続します。 +は再生操作をオフラインにて継続します。 操作完了時に、サブディスクは .Em up 状態に設定されます。 .El .Pp サブディスクが .Em up 状態になると、 .Nm は自動的に、 サブディスクが属す可能性のあるプレックスとボリュームの状態をチェックし、 これらの状態を適切に更新します。 .Pp オブジェクトがプレックスの場合、 .Ic start は下位のサブディスクの (ボリュームの場合にはこれに加えてプレックスの) 状態を チェックし、起動可能なサブディスクを起動します。 .Pp マルチプレックスボリュームの中の 1 つのプレックスを起動するには、 ボリューム中の他のプレックスからデータをコピーする必要があります。 これにはしばしば長い時間がかかるため、バックグラウンドで実行されます。 この操作が完了することを待ちたい場合 (例えば、この操作をスクリプト中で実行している場合)、 .Fl w オプションを使用してください。 .Pp データのコピーにはたいして時間がかかりません。それは、さらに重大な負荷を システムにかけ得ます。 .Fl S オプションで転送サイズを、 .Fl i オプションで各ブロックを転送する間隔を (ミリ秒で) 指定可能です。 どちらもシステム負荷を軽減します。 .Pp .It Xo .Ic stop .Op Fl f .Op Ar volume | plex | subdisk .Xc パラメータを指定しないと、 .Ic stop は .Nm kld を削除し、 .Xr vinum 4 を停止します。 活動状態のオブジェクトが存在しない場合のみ、行うことが可能です。 特に、 .Fl f オプションはこの要求に優先しません。 通常、 .Ic stop コマンドは、終了前に現在の設定をディスクへ書き戻します。 設定の更新が無効になっている場合にはこれはできませんので、 設定の更新が無効になっている場合には .Nm は停止しません。 これを上書きするには .Fl f オプションを指定します。 .Pp .Ic stop コマンドは .Nm が kld としてロードされている場合のみ動作します。 静的に構成されたドライバをアンロードすることはできないからです。 .Nm が静的に構成されている場合、 .Nm Ic stop は失敗します。 .Pp オブジェクト名が指定されると、 .Ic stop はそのオブジェクトへのアクセスを無効化します。 オブジェクトに下位オブジェクトがある場合、 それらのサブオブジェクトは既に非活動状態 (stop また error) となっているか、 .Fl r と .Fl f のオプションが指定されていることが必要です。 このコマンドは、オブジェクトを設定から取り除きません。 .Ic start コマンドの後で再度アクセスができるようになります。 .Pp デフォルトでは .Nm -は動作中のオブジェクトは停止しません。例えば、動作中のボリュームに結合 -されているプレックスは停止できないし、オープン中のボリュームは停止できません。 +は動作中のオブジェクトは停止しません。 +例えば、動作中のボリュームに結合されているプレックスは +停止できないし、オープン中のボリュームは停止できません。 .Fl f オプションは .Nm -にこの確認を省略して無条件に削除するよう指示します。このオプションは +にこの確認を省略して無条件に削除するよう指示します。 +このオプションは 大いに注意し、よく理解した上で使って下さい。もし間違って使うとひどい データ破壊を起こすことがあります。 .Pp .It Xo .Ic stripe .Op Fl f .Op Fl n Ar name .Op Fl v .Ar drives .Xc .Ic stripe コマンドは、単一のストライプ化プレックスからなるボリュームを作成する .Ic create コマンドの、単純な代替手段です。 サブディスクの大きさは、 全ドライブで利用可能な最大の連続空間の大きさです。 ストライプの大きさは 279 kB に固定されています。 .Pp 通常、 .Ic stripe コマンドは任意の名前をボリュームと構成要素に付けます。 名前はテキスト .Dq Li vinum および小さな整数からなり、例えば .Dq Li vinum3 となります。 ボリュームに対して指定した名前を割り当てる .Fl n Ar name オプションで、上書きすることが可能です。 プレックスとサブディスクの名前は、通常の作法で、ボリューム名からとられます。 .Pp ドライブの名前には選択の余地はありません。 ドライブが既に .Nm ドライブとして初期化されていた場合、名前はそのままになります。 そうでない場合、ドライブにはテキスト .Dq Li vinumdrive と小さな整数から始まる名前が与えられ、例えば .Dq Li vinumdrive7 となります。 .Ic create コマンドと同様、 .Fl f オプションを使用して、以前の名前の上書きを指定可能です。 .Fl v オプションは、冗長な出力のために使用します。 .Pp このコマンドの例は、後述の .Sx 単純な設定 の節を参照してください。 .El .Sh 単純な設定 この節では、 .Ic concat , .Ic mirror , .Ic stripe コマンドを使用する、 .Nm 設定の単純なインタフェースを説明します。 これらのコマンドは、大概の通常状況では便利な設定を作成しますが、 .Ic create コマンド程の柔軟性はありません。 .Pp コマンドの解説は前述を参照してください。 ここでは例を示します。どれも同じディスクを使用しています。 最初のドライブ .Pa /dev/da1h は他のドライブよりも小さいことに注意してください。 各サブディスクの大きさに影響があります。 .Pp 次に示す例ではすべて .Fl v オプションを使用することにより、システムに渡すコマンドを見せ、 ボリュームの構造を列挙します。 .Fl v オプションを使用しないと、これらのコマンドは何も出力しません。 .Ss 単一コンカチネート化プレックスのボリューム 単一コンカチネート化プレックスのボリュームを使用し、 最大のストレージ容量を得ます。 ただし、ドライブ故障への耐性はありません。 .Bd -literal vinum -> concat -v /dev/da1h /dev/da2h /dev/da3h /dev/da4h volume vinum0 plex name vinum0.p0 org concat drive vinumdrive0 device /dev/da1h sd name vinum0.p0.s0 drive vinumdrive0 size 0 drive vinumdrive1 device /dev/da2h sd name vinum0.p0.s1 drive vinumdrive1 size 0 drive vinumdrive2 device /dev/da3h sd name vinum0.p0.s2 drive vinumdrive2 size 0 drive vinumdrive3 device /dev/da4h sd name vinum0.p0.s3 drive vinumdrive3 size 0 V vinum0 State: up Plexes: 1 Size: 2134 MB P vinum0.p0 C State: up Subdisks: 4 Size: 2134 MB S vinum0.p0.s0 State: up D: vinumdrive0 Size: 414 MB S vinum0.p0.s1 State: up D: vinumdrive1 Size: 573 MB S vinum0.p0.s2 State: up D: vinumdrive2 Size: 573 MB S vinum0.p0.s3 State: up D: vinumdrive3 Size: 573 MB .Ed .Pp この場合、4 ディスクすべての空間を使用し、 ボリュームの大きさは 2134 MB になります。 .Ss 単一ストライプ化プレックスのボリューム 単一ストライプ化プレックスのボリュームは コンカチネート化プレックスよりも性能が良いかもしれません。 しかし、ストライプ化プレックスの制約により、 ボリュームは小さいかもしれません。 これもまたドライブ故障の耐性はありません。 .Bd -literal vinum -> stripe -v /dev/da1h /dev/da2h /dev/da3h /dev/da4h drive vinumdrive0 device /dev/da1h drive vinumdrive1 device /dev/da2h drive vinumdrive2 device /dev/da3h drive vinumdrive3 device /dev/da4h volume vinum0 plex name vinum0.p0 org striped 279k sd name vinum0.p0.s0 drive vinumdrive0 size 849825b sd name vinum0.p0.s1 drive vinumdrive1 size 849825b sd name vinum0.p0.s2 drive vinumdrive2 size 849825b sd name vinum0.p0.s3 drive vinumdrive3 size 849825b V vinum0 State: up Plexes: 1 Size: 1659 MB P vinum0.p0 S State: up Subdisks: 4 Size: 1659 MB S vinum0.p0.s0 State: up D: vinumdrive0 Size: 414 MB S vinum0.p0.s1 State: up D: vinumdrive1 Size: 414 MB S vinum0.p0.s2 State: up D: vinumdrive2 Size: 414 MB S vinum0.p0.s3 State: up D: vinumdrive3 Size: 414 MB .Ed .Pp この場合、サブディスクの大きさは利用できるディスクの最小に制限され、 ボリュームの大きさは 1659 MB になります。 .Ss 2 つのコンカチネート化プレックスのミラー化ボリューム 信頼性を向上するため、ミラー化およびボリューム化を使用します: .Bd -literal vinum -> mirror -v -n mirror /dev/da1h /dev/da2h /dev/da3h /dev/da4h drive vinumdrive0 device /dev/da1h drive vinumdrive1 device /dev/da2h drive vinumdrive2 device /dev/da3h drive vinumdrive3 device /dev/da4h volume mirror setupstate plex name mirror.p0 org concat sd name mirror.p0.s0 drive vinumdrive0 size 0b sd name mirror.p0.s1 drive vinumdrive2 size 0b plex name mirror.p1 org concat sd name mirror.p1.s0 drive vinumdrive1 size 0b sd name mirror.p1.s1 drive vinumdrive3 size 0b V mirror State: up Plexes: 2 Size: 1146 MB P mirror.p0 C State: up Subdisks: 2 Size: 988 MB P mirror.p1 C State: up Subdisks: 2 Size: 1146 MB S vinum0.p0.s0 State: up D: vinumdrive0 Size: 414 MB S vinum0.p0.s2 State: up D: vinumdrive2 Size: 414 MB S vinum0.p0.s1 State: up D: vinumdrive1 Size: 414 MB S vinum0.p0.s3 State: up D: vinumdrive3 Size: 414 MB .Ed .Pp この例ではボリューム名を .Ar mirror と指定しています。 1 つのドライブの大きさが他のドライブよりも小さいため、 2 つのプレックスの大きさは異なり、 ボリュームの最後の 158 MB には耐性がありません。 このような状況で完全な信頼性を保証するためには、 .Ic create コマンドを使用して 988 MB のボリュームを作成します。 .Ss 2 つのストライプ化プレックスのミラー化ボリューム 今度は、2 つのストライプ化プレックスのミラー化ボリュームを作成するために .Fl s オプションを使用します: .Bd -literal vinum -> mirror -v -n raid10 -s /dev/da1h /dev/da2h /dev/da3h /dev/da4h drive vinumdrive0 device /dev/da1h drive vinumdrive1 device /dev/da2h drive vinumdrive2 device /dev/da3h drive vinumdrive3 device /dev/da4h volume raid10 setupstate plex name raid10.p0 org striped 279k sd name raid10.p0.s0 drive vinumdrive0 size 849825b sd name raid10.p0.s1 drive vinumdrive2 size 849825b plex name raid10.p1 org striped 279k sd name raid10.p1.s0 drive vinumdrive1 size 1173665b sd name raid10.p1.s1 drive vinumdrive3 size 1173665b V raid10 State: up Plexes: 2 Size: 1146 MB P raid10.p0 S State: up Subdisks: 2 Size: 829 MB P raid10.p1 S State: up Subdisks: 2 Size: 1146 MB S raid10.p0.s0 State: up PO: 0 B Size: 414 MB S raid10.p0.s1 State: up PO: 279 kB Size: 414 MB S raid10.p1.s0 State: up PO: 0 B Size: 573 MB S raid10.p1.s1 State: up PO: 279 kB Size: 573 MB .Ed .Pp この場合、使用可能なボリュームはより小さくなります。 なぜなら、最小のドライブに適合するように、 第 1 プレックスが小さくなったためです。 .Sh 設定ファイル .Nm ユーティリティでは、 .Ic create コマンドに渡すすべての引数は設定ファイルに入っている必要があります。 設定ファイルのエントリは、ボリュームやプレックスやサブディスクを定義します。 エントリは 1 行に 1 つということ以外には決まった書式はありません。 .Ss スケールファクタ これらの値は、バイトで指定しても良いですし、 次のスケールファクタのいずれか 1 つを後に付けても良いです: .Bl -tag -width indent .It s 値が 512 バイトのセクタ数であることを示します。 .It k 値がキロバイト数であることを示します (1024 バイト)。 .It m 値がメガバイト数であることを示します (1048576 バイト)。 .It g 値がギガバイト数であることを示します (1073741824 バイト)。 .It b .Tn VERITAS との互換性のために使用します。 これは、512 バイトのブロック数を意味します。 .Dq ブロック という語を別の意味で使用していますので、 この短縮形は混乱させるものです。 この短縮形の価値は低下しています。 代りにキーワード 's' を使用してください。 .El .Pp 例えば、16777216 バイトという値は、 .Em 16m , .Em 16384k , .Em 32768s のいずれの表記も可能です。 .Pp 設定ファイルには以下のエントリを記述することができます。 .Pp .Bl -tag -width 4n .It Ic drive Ar name devicename Op Ar options -ドライブを定義します。オプションは次の通りです: +ドライブを定義します。 +オプションは次の通りです: .Bl -tag -width 18n .It Cm device Ar devicename ドライブが乗るデバイスを指定します。 .Ar devicename は、例えば .Pa /dev/da1e や .Pa /dev/ad3s2h といったパーティションである必要があり、タイプ .Em vinum である必要があります。 .Dq Li c パーティションを使用してはなりません。 これはディスク全体のために予約されているからです。 .It Cm hotspare ドライブを .Dq ホットスペア ドライブであると定義します。 これは、故障したドライブと自動的に交換するために管理されます。 .Nm ユーティリティはこのドライブを他の用途に使用することを許しません。 特に、サブディスクをこの上に作成できません。 この機能はまだ完全には実装されていません。 .El .It Ic volume Ar name Op Ar options .Ar name という名前でボリュームを定義します。 オプションには次のものがあります。 .Bl -tag -width 18n .It Cm plex Ar plexname 指定したプレックスをボリュームに追加します。 .Ar plexname が .Cm * として指定されると、 .Nm は設定ファイル中のボリューム定義の後で、次の妥当なエントリとなり得るプレックス の定義を捜します。 .It Cm readpol Ar policy ボリュームの .Em read policy (読み込み方針) を定義します。 .Ar policy は .Cm round か .Cm prefer Ar plexname のどちらかです。 .Nm ユーティリティは読み込み要求を、ただ 1 つのプレックスによって満たします。 .Cm round 読み込み方針は、読み込みを別々のプレックスから .Em ラウンドロビン 方式で 行うように指定します。 .Ar prefer 読み込み方針では、指定したプレックスから毎回読み込みを行います。 .It Cm setupstate マルチプレックスボリュームを作成する際に、すべてのプレックスの内容に一貫性が -あると仮定します。通常こうなることはないため、デフォルトでは、 +あると仮定します。 +通常こうなることはないため、デフォルトでは、 最初のプレックスを除いたすべてのプレックスを .Em faulty 状態に設定します。 .Ic start -コマンドを使って、最初に一貫性のある状態にする必要があります。しかし +コマンドを使って、最初に一貫性のある状態にする必要があります。 +しかし ストライプ化プレックスとコンカチネート化プレックスの場合には、普通は一貫性が ないままでも問題にはなりません。ボリュームをファイルシステムや スワップパーティションとして使う場合にはディスク上の以前の内容は -どうでもよいため、それは無視されます。この危険を受け入れる場合には、 +どうでもよいため、それは無視されます。 +この危険を受け入れる場合には、 .Cm setupstate キーワードを使って下さい。 設定ファイル中でボリュームの直後で定義されるプレックスに対してのみ 適用されます。 後でプレックスをボリュームに追加する場合には、 これらのプレックスを .Ic start コマンドで統合する必要があります。 .Pp RAID-5 プレックスには .Ic init を使うことが .Em 必要 なことに注意して下さい。さもないと 1 つのサブディスクに障害が起きた時、大きくデータが破壊されます。 .El .It Ic plex Op Ar options -プレックスを定義します。ボリュームとは違い、名前の指定は不要です。 +プレックスを定義します。 +ボリュームとは違い、名前の指定は不要です。 オプションには次のものを指定可能です: .Bl -tag -width 18n .It Cm name Ar plexname -プレックスの名前を指定します。プレックスやサブディスクに名前をつける場合には +プレックスの名前を指定します。 +プレックスやサブディスクに名前をつける場合には .Cm name キーワードが必要になることに注意して下さい。 .It Cm org Ar organization Op Ar stripesize プレックスの編成を指定します。 .Ar organization は .Cm concat か .Cm striped か .Cm raid5 のいずれかです。 .Cm striped と .Cm raid5 のプレックスに対しては .Ar stripesize 引数を指定する必要がありますが、 .Cm concat のプレックスに対しては省略する必要があります。 .Cm striped タイプについては各ストライプの幅を指定します。 .Cm raid5 については、グループの大きさを指定します。 グループとはプレックスの一部分であり、 同じサブディスクに入っているすべてのデータのパリティが入っています。 それはプレックスの大きさの約数である必要があり (つまり、プレックスの大きさをストライプの大きさで割ったものは 整数である必要があり)、 ディスクセクタ長 (512バイト) の倍数である必要があります。 .Pp 最適な性能のためには、ストライプの大きさは少なくとも 128kB であるべきです。 これより小さくすると、 個々のリクエストが複数のディスクに対して割り当てられることにより、 I/O のアクティビティが非常に増加します。 本マッピングによる並行転送数増加に起因する性能向上は、 レイテンシ増加に起因する性能劣化を引き起しません。 ストライプの大きさの目安は、256 kB から 512 kB の間です。 2 の羃乗は避けるべきです。 2 の羃乗を使用すると、すべてのスーパブロックを 最初のサブディスクに置く傾向があるからです。 単純なコマンドでは、ストライプの大きさに 279 kB を使用するため、 スーパブロックが適度に分散されます。 .Pp ストライプ化プレックスは最低 2 つのサブディスクを持つ必要がありますし (そうでないとコンカチネート化プレックスになります)、 それぞれは同じ大きさである必要があります。 RAID-5 プレックスは最低 3 つのサブディスクを持つ必要があり、 それぞれは同じ大きさである必要があります。 実際には RAID-5 プレックスは最低 5 つのサブディスクから構成されるべきです。 .It Cm volume Ar volname プレックスを、指定したボリュームに追加します。 .Cm volume キーワードが指定されないと、プレックスは設定ファイル中の最後に記述された ボリュームに追加されます。 .It Cm sd Ar sdname offset 指定したサブディスクをプレックスの .Ar offset の位置に追加します。 .El .It Ic subdisk Op Ar options -サブディスクを定義します。オプションには次のものを指定可能です: +サブディスクを定義します。 +オプションには次のものを指定可能です: .Bl -hang -width 18n .It Cm name Ar name -サブディスクの名前を指定します。これは必ずしも指定する必要は +サブディスクの名前を指定します。 +これは必ずしも指定する必要は ありません。 上記の .Sx オブジェクトの命名 を参照してください。 サブディスクに名前をつける場合には .Cm name キーワードを指定する必要があることに注意して下さい。 .It Cm plexoffset Ar offset -プレックス内のサブディスクの始点を指定します。指定がないと、 +プレックス内のサブディスクの始点を指定します。 +指定がないと、 .Nm はすでにサブディスクがあればその直後の領域を割り当て、なければ プレックスの先頭から割り当てます。 .It Cm driveoffset Ar offset -ドライブ内のサブディスクの始点を指定します。指定がないと、 +ドライブ内のサブディスクの始点を指定します。 +指定がないと、 .Nm はドライブ中で最初の .Ar length バイト連続の空き領域を割り当てます。 .It Cm length Ar length -サブディスクの大きさを指定します。このキーワードは必須です。 +サブディスクの大きさを指定します。 +このキーワードは必須です。 デフォルト値はありません。 値 0 を指定すると、 .Dq ドライブ上で最大限利用可能な連続空き領域を使用 という意味になります。 ドライブが空の場合、サブディスクとしてドライブ全体を使用することを意味します。 .Cm length は .Cm len と短縮することもできます。 .It Cm plex Ar plex -サブディスクが属すプレックスを指定します。デフォルトでは、サブディスクは +サブディスクが属すプレックスを指定します。 +デフォルトでは、サブディスクは 最後に記述されたプレックスに属します。 .It Cm drive Ar drive -サブディスクが乗るドライブを指定します。デフォルトでは最後に記述された +サブディスクが乗るドライブを指定します。 +デフォルトでは最後に記述された ドライブ上に位置します。 .It Cm retryerrors 回復不能エラーが発生しても、サブディスクがダウンとみなさないように指定します。 通常、 .Nm は、回復不能エラーが発生すると、サブディスク全体をアクセス不能とします。 .El .El .Sh 設定ファイル例 .Bd -literal # vinum 設定ファイル例 # # ドライブ drive drive1 device /dev/da1h drive drive2 device /dev/da2h drive drive3 device /dev/da3h drive drive4 device /dev/da4h drive drive5 device /dev/da5h drive drive6 device /dev/da6h # 1 つのストライプ化プレックスをもつボリューム volume tinyvol plex org striped 279k sd length 64m drive drive2 sd length 64m drive drive4 volume stripe plex org striped 279k sd length 512m drive drive2 sd length 512m drive drive4 # 2 つのプレックス volume concat plex org concat sd length 100m drive drive2 sd length 50m drive drive4 plex org concat sd length 150m drive drive4 # 1 つのストライプ化プレックスと 1 つのコンカチネート化プレックスを持つボリューム volume strcon plex org striped 279k sd length 100m drive drive2 sd length 100m drive drive4 plex org concat sd length 150m drive drive2 sd length 50m drive drive4 # 1 つの RAID-5 プレックスと 1 つのストライプ化プレックスを持つボリューム # RAID-5 ボリュームの方が 1 つのサブディスク分だけ大きいことに注意 volume vol5 plex org striped 491k sd length 1000m drive drive2 sd length 1000m drive drive4 plex org raid5 273k sd length 500m drive drive1 sd length 500m drive drive2 sd length 500m drive drive3 sd length 500m drive drive4 sd length 500m drive drive5 .Ed .Sh ドライブレイアウト上の考慮点 現在、 .Nm ドライブは .Bx -ディスクパーティションです。それは +ディスクパーティションです。 +それは 他の用途で使用されているデータの上書きを避けるために .Em vinum タイプである必要があります。 .Nm disklabel Fl e を使用して、パーティションタイプ定義を編集してください。 次の表示は、 .Xr disklabel 8 が示す典型的なパーティションレイアウトです: .Bd -literal 8 partitions: # size offset fstype [fsize bsize bps/cpg] a: 81920 344064 4.2BSD 0 0 0 # (Cyl. 240*- 297*) b: 262144 81920 swap # (Cyl. 57*- 240*) c: 4226725 0 unused 0 0 # (Cyl. 0 - 2955*) e: 81920 0 4.2BSD 0 0 0 # (Cyl. 0 - 57*) f: 1900000 425984 4.2BSD 0 0 0 # (Cyl. 297*- 1626*) g: 1900741 2325984 vinum 0 0 0 # (Cyl. 1626*- 2955*) .Ed .Pp この例では、パーティション .Dq Li g を .Nm -パーティションとして使用可能です。パーティション +パーティションとして使用可能です。 +パーティション .Dq Li a , .Dq Li e , .Dq Li f は、 .Em UFS ファイルシステムまたは .Em ccd -パーティションとして使用可能です。パーティション +パーティションとして使用可能です。 +パーティション .Dq Li b はスワップパーティションであり、パーティション .Dq Li c はディスク全体を表現するため他の用途に使用できません。 .Pp .Nm ユーティリティは各パーティションの先頭から 265 セクタを設定情報に使用するため、 サブディスクの最大の大きさはドライブよりも 265 セクタ小さくなります。 .Sh ログファイル .Nm ユーティリティはログファイルを管理します。 ログファイルは、デフォルトでは .Pa /var/log/vinum_history であり、 .Nm に対して発行したコマンドの履歴を保持します。 環境変数 .Ev VINUM_HISTORY をファイルの名前に設定することにより、 このファイルの名前をオーバライド可能です。 .Pp ログファイル中のメッセージの前には日付が付きます。 デフォルトの書式は .Qq Li %e %b %Y %H:%M:%S です。書式の文字列に関するさらなる詳細については .Xr strftime 3 を参照してください。 これは環境変数 .Ev VINUM_DATEFORMAT でオーバライド可能です。 .Sh VINUM 設定法 本節では、 .Nm システムの実装方法に関する、現実的なアドバイスを行います。 .Ss データを何処に置くか まず決定が必要な選択は、データを何処に置くかです。 .Nm 専用のディスクパーティションが必要です。 これらは、デバイスやパーティション .Dq Li c ではなく、パーティションであるべきです。 例えば、適切な名前とは、 .Pa /dev/da0e や .Pa /dev/ad3s4a です。 不適切な名前とは、パーティションではなくデバイスを表現する .Pa /dev/da0 , .Pa /dev/da0s1 や、ディスク全体を表現しタイプ .Em unused であるべき .Pa /dev/ad1c です。 前述の、 .Sx ドライブレイアウト上の考察点 下にある使用例を参照してください。 .Ss ボリュームのデザイン .Nm ボリュームの設定方法は、あなたの意図に依存します。 次のように多くの可能性があります: .Bl -enum .It 多くの小さなディスクを結合して、 適切な大きさのファイルシステムを作成したいと考えるかもしれません。 例えば、小さなディスクを 5 個持っていて、 全空間を単一ボリュームとして使用したい場合、次のような設定ファイルを書きます: .Bd -literal -offset indent drive d1 device /dev/da2e drive d2 device /dev/da3e drive d3 device /dev/da4e drive d4 device /dev/da5e drive d5 device /dev/da6e volume bigger plex org concat sd length 0 drive d1 sd length 0 drive d2 sd length 0 drive d3 sd length 0 drive d4 sd length 0 drive d5 .Ed .Pp この場合、サブディスクの長さを 0 と指定します。 これは、 .Dq ドライブ上にある空き空間のうち、最大領域を使用する ことを意味します。 指定するサブディスクが、ドライブ上の唯一のサブディスクである場合、 このサブディスクは使用可能な空間全体を使用します。 .It ディスク故障に対する追加の回復力 (レジリエンス; resilience) を .Nm に与えたい場合を考えます。 選択肢としては、 .Dq ミラーリング とも呼ばれる RAID-1 か、 .Dq パリティ とも呼ばれる RAID-5 があります。 .Pp ミラーリングの設定のためには、 単一ボリュームの中に複数のプレックスを作成する必要があります。 例えば、 2 GB のミラー化ボリュームを作成するには、 次のような設定ファイルを作成します: .Bd -literal -offset indent drive d1 device /dev/da2e drive d2 device /dev/da3e volume mirror plex org concat sd length 2g drive d1 plex org concat sd length 2g drive d2 .Ed .Pp ミラー化ドライブを作成するときには、 各プレックスからのデータが、 違う物理ディスク上にあることを保証することが重要です。 これにより、単一ドライブ故障においても、 .Nm はボリュームの完全なアドレス空間にアクセス可能となります。 各プレックスが、 完全なボリュームと同じだけのデータを必要とすることに注意してください: この例では、ボリュームは 2 GB の大きさですが、各プレックス (と各サブディスク) は 2 GB を必要としますので、全体のディスクストレージ要求は 4 GB となります。 .Pp RAID-5 の設定をするには、タイプ .Cm raid5 の単一プレックスを作成します。 例えば、回復力を持つ 2 GB に相当するボリュームを作成するには、 次のような設定ファイルを使用します: .Bd -literal -offset indent drive d1 device /dev/da2e drive d2 device /dev/da3e drive d3 device /dev/da4e drive d4 device /dev/da5e drive d5 device /dev/da6e volume raid plex org raid5 433k sd length 512m drive d1 sd length 512m drive d2 sd length 512m drive d3 sd length 512m drive d4 sd length 512m drive d5 .Ed .Pp RAID-5 プレックスは、最低 3 個のサブディスクを必要とします。 これらのうち 1 個には、パリティ情報を格納するので、 データストレージとしては使用しません。 より多くのディスクを使用すると、 より多くの割合のディスクストレージを、 データストレージとして使用可能となります。 この例では、総ストレージ使用量は 2.5 GB です。 これに対し、ミラー設定での総ストレージ使用量は 4 GB です。 最小の 3 個のディスクだけを使用する場合、 情報格納のために次のように 3 GB を必要とします: .Bd -literal -offset indent drive d1 device /dev/da2e drive d2 device /dev/da3e drive d3 device /dev/da4e volume raid plex org raid5 433k sd length 1g drive d1 sd length 1g drive d2 sd length 1g drive d3 .Ed .Pp ミラー化ドライブを作成するときには、 各サブディスクからのデータが、 違う物理ディスク上にあることを保証することが重要です。 これにより、単一ドライブ故障においても、 .Nm はボリュームの完全なアドレス空間にアクセス可能となります。 .It また、 .Nm の設定により、 ファイルシステムへのアクセスの並行性を増したいと考えるかもしれません。 多くの場合、単一のファイルシステムへのアクセスは、 ディスク速度により制限されます。 ボリュームを複数のディスクに分散することにより、 複数アクセス環境でのスループットを増すことが可能です。 この技術は、単一アクセス環境では、 ほとんど効果がないかまったく効果がありません。 .Nm ユーティリティは .Dq ストライピング または RAID-0 とも呼ばれる技術を使用し、アクセスの並行性を増します。 RAID-0 という名称は誤解を生じさせるものです: なぜなら、ストライピングは冗長性も更なる信頼性も提供しないからです。 実際、信頼性は低下します。 なぜなら、単一ディスクの故障はボリュームを使用不可とし、 多くのディスクを使うほどこれらのうち 1 個が故障する確率は増加するからです。 .Pp ストライピングの実装のためには、 .Cm striped (ストライプ化) プレックスを使用します: .Bd -literal -offset indent drive d1 device /dev/da2e drive d2 device /dev/da3e drive d3 device /dev/da4e drive d4 device /dev/da5e volume raid plex org striped 433k sd length 512m drive d1 sd length 512m drive d2 sd length 512m drive d3 sd length 512m drive d4 .Ed .Pp ストライプ化プレックスの最低サブディスク数は 2 個です。 多くのディスクを使用するほど、性能が向上します。 .It 両方の最良点を得ることにより、回復力と性能の両方を得ることを考えます。 これは、RAID-10 (RAID-1 と RAID-0 の組み合わせ) と呼ばれることがあります。 この名称もまた誤解を生じさせるものです。 .Nm では、次のような設定ファイルを使用可能です: .Bd -literal -offset 4n drive d1 device /dev/da2e drive d2 device /dev/da3e drive d3 device /dev/da4e drive d4 device /dev/da5e volume raid setupstate plex org striped 433k sd length 512m drive d1 sd length 512m drive d2 sd length 512m drive d3 sd length 512m drive d4 plex org striped 433k sd length 512m drive d4 sd length 512m drive d3 sd length 512m drive d2 sd length 512m drive d1 .Ed .Pp ここでは、プレックスはストライプ化され、性能を向上しています。 そして、このようなプレックスが 2 個あり、回復力を向上しています。 この例で、2 番目のプレックスのサブディスクの順番が、 1 番目のプレックスの逆になっていることに注意してください。 これは性能のためであり、後で議論します。 更に、ボリューム指定にキーワード .Cm setupstate を含み、全プレックスが作成後に .Em up となることを保証しています。 .El .Ss ボリュームの作成 ひとたび設定ファイルを作成した後は、 .Nm を起動し、ボリュームを作成します。 この例では、設定ファイルは .Pa configfile です: .Bd -literal -offset 2n # vinum create -v configfile 1: drive d1 device /dev/da2e 2: drive d2 device /dev/da3e 3: volume mirror 4: plex org concat 5: sd length 2g drive d1 6: plex org concat 7: sd length 2g drive d2 Configuration summary Drives: 2 (4 configured) Volumes: 1 (4 configured) Plexes: 2 (8 configured) Subdisks: 2 (16 configured) Drive d1: Device /dev/da2e Created on vinum.lemis.com at Tue Mar 23 12:30:31 1999 Config last updated Tue Mar 23 14:30:32 1999 Size: 60105216000 bytes (57320 MB) Used: 2147619328 bytes (2048 MB) Available: 57957596672 bytes (55272 MB) State: up Last error: none Drive d2: Device /dev/da3e Created on vinum.lemis.com at Tue Mar 23 12:30:32 1999 Config last updated Tue Mar 23 14:30:33 1999 Size: 60105216000 bytes (57320 MB) Used: 2147619328 bytes (2048 MB) Available: 57957596672 bytes (55272 MB) State: up Last error: none Volume mirror: Size: 2147483648 bytes (2048 MB) State: up Flags: 2 plexes Read policy: round robin Plex mirror.p0: Size: 2147483648 bytes (2048 MB) Subdisks: 1 State: up Organization: concat Part of volume mirror Plex mirror.p1: Size: 2147483648 bytes (2048 MB) Subdisks: 1 State: up Organization: concat Part of volume mirror Subdisk mirror.p0.s0: Size: 2147483648 bytes (2048 MB) State: up Plex mirror.p0 at offset 0 Subdisk mirror.p1.s0: Size: 2147483648 bytes (2048 MB) State: up Plex mirror.p1 at offset 0 .Ed .Pp .Fl v フラグは、設定に従ってファイルをリストするよう、 .Nm -に指示します。その後、 +に指示します。 +その後、 .Ic list Fl v コマンドと同じ書式で、現在の設定をリストします。 .Ss より多くのボリュームを作成する ひとたび .Nm ボリュームを作成した後は、 .Nm はこれらの情報を内部の設定ファイルにて管理します。 再度作成する必要はありません。 特に、 .Ic create コマンドを再実行すると、追加のオブジェクトを作ることになります: .Bd -literal # vinum create sampleconfig Configuration summary Drives: 2 (4 configured) Volumes: 1 (4 configured) Plexes: 4 (8 configured) Subdisks: 4 (16 configured) D d1 State: up Device /dev/da2e Avail: 53224/57320 MB (92%) D d2 State: up Device /dev/da3e Avail: 53224/57320 MB (92%) V mirror State: up Plexes: 4 Size: 2048 MB P mirror.p0 C State: up Subdisks: 1 Size: 2048 MB P mirror.p1 C State: up Subdisks: 1 Size: 2048 MB P mirror.p2 C State: up Subdisks: 1 Size: 2048 MB P mirror.p3 C State: up Subdisks: 1 Size: 2048 MB S mirror.p0.s0 State: up PO: 0 B Size: 2048 MB S mirror.p1.s0 State: up PO: 0 B Size: 2048 MB S mirror.p2.s0 State: up PO: 0 B Size: 2048 MB S mirror.p3.s0 State: up PO: 0 B Size: 2048 MB .Ed .Pp この例では (今回は .Fl f フラグを付けています)、 .Ic create の再実行により 4 個の新規プレックスを作成し、 それぞれが新規サブディスクを持ちます。 他のボリュームを追加したい場合、これらのための新規設定ファイルを作成します。 .Nm が既に知っているドライブを参照する必要はありません。 例えば、ボリューム .Pa raid を 4 個のディスク .Pa /dev/da1e , .Pa /dev/da2e , .Pa /dev/da3e , .Pa /dev/da4e 上に作成するには、他の 2 個についてのみ記述するだけで良いです: .Bd -literal -offset indent drive d3 device /dev/da1e drive d4 device /dev/da4e volume raid plex org raid5 433k sd size 2g drive d1 sd size 2g drive d2 sd size 2g drive d3 sd size 2g drive d4 .Ed .Pp この設定ファイルでは、次のようになります: .Bd -literal # vinum create newconfig Configuration summary Drives: 4 (4 configured) Volumes: 2 (4 configured) Plexes: 5 (8 configured) Subdisks: 8 (16 configured) D d1 State: up Device /dev/da2e Avail: 51176/57320 MB (89%) D d2 State: up Device /dev/da3e Avail: 53220/57320 MB (89%) D d3 State: up Device /dev/da1e Avail: 53224/57320 MB (92%) D d4 State: up Device /dev/da4e Avail: 53224/57320 MB (92%) V mirror State: down Plexes: 4 Size: 2048 MB V raid State: down Plexes: 1 Size: 6144 MB P mirror.p0 C State: init Subdisks: 1 Size: 2048 MB P mirror.p1 C State: init Subdisks: 1 Size: 2048 MB P mirror.p2 C State: init Subdisks: 1 Size: 2048 MB P mirror.p3 C State: init Subdisks: 1 Size: 2048 MB P raid.p0 R5 State: init Subdisks: 4 Size: 6144 MB S mirror.p0.s0 State: up PO: 0 B Size: 2048 MB S mirror.p1.s0 State: up PO: 0 B Size: 2048 MB S mirror.p2.s0 State: up PO: 0 B Size: 2048 MB S mirror.p3.s0 State: up PO: 0 B Size: 2048 MB S raid.p0.s0 State: empty PO: 0 B Size: 2048 MB S raid.p0.s1 State: empty PO: 433 kB Size: 2048 MB S raid.p0.s2 State: empty PO: 866 kB Size: 2048 MB S raid.p0.s3 State: empty PO: 1299 kB Size: 2048 MB .Ed .Pp RAID-5 プレックスの大きさに注意してください: 6 GB しかありませんが、 これを構成するためにディスク空間を 8 GB 使用しています。 これは、サブディスク 1 個分相当をパリティデータ格納に使用しているからです。 .Ss Vinum の再起動 システムのリブート時に、 .Ic start コマンドで .Nm を起動します: .Pp .Dl "# vinum start" .Pp これにより、システム中の全 .Nm ドライブが起動します。 なんらかの理由で一部のドライブのみを起動したい場合、 .Ic read コマンドを使用してください。 .Ss 性能関連 最高性能の RAID アレイ設定に関する、多くの誤った考えが存在しています。 特に、ほとんどのシステムで使用しているストライプの大きさは、小さ過ぎます。 以降の議論は、 .Nm だけでなく、全 RAID システムにあてはまります。 .Pp .Fx のブロック I/O システムは、.5 kB から 128 kB までの要求を発行します; .\" mix = workload mix ? 典型的なミックスでは、ほぼ 8 kB です。 どんなストライピングシステムにおいても、 ある要求が 2 個の物理要求に分割されることを避けることはできませんし、 ストライプを十分細かくするならばより多くに分割されてしまいます。 これにより、甚大な性能劣化となります: ディスクあたりの転送時間の削減は、 より大きなオーダで増加するレイテンシによって相殺されてしまいます。 .Pp 最近のディスクの大きさと .Fx のブロック I/O システムでは、 ストライプの大きさを 256 kB から 512 kB にすると、 適度に少数な要求に分割されることを期待できます; 正しい RAID の実装では、 大きなディスクでのストライプの大きさを 2 または 4 MB に増さない 明確な理由はありません。 .Pp ストライプサイズを選択するときには、 最新の UFS ファイルシステムのシリンダグループの大きさは 32 MB であることを 認識していてください。 ストライプサイズとディスク数が共に 2 の累乗の場合、 すべてのスーパブロックと inode が同一のサブディスクに置かれる可能性があります。 これは、性能に重大な影響を与えます。 代りに奇数、例えば 479 kB を選択してください。 .Pp 複数アクセスシステムでの転送のインパクトを考えるためのもっとも容易な方法は、 潜在的なボトルネック、すなわちディスクサブシステムの観点から見ることです: つまり、転送に要するディスク時間の総計はいくらか?です。 ほとんどすべてがキャッシュされているので、 要求と完了との時間的な関係はそれほど重要ではありません: 重要なパラメータは、要求がディスクを活動状態にする総時間であり、 この間ディスクは他の転送ができなくなります。 この結果、転送が同時に発生しても違う時に発生しても、 実際には問題とはなりません。 実際的には、我々が見ている時間は、レイテンシの総和 (位置決定時間と回転遅延、 言い替えるとデータがディスクヘッド下に来るまでの時間) と総転送時間です。 同じ速度のディスクへの転送においては、 転送時間は転送の大きさの合計のみに依存します。 .Pp 24 kB の典型的なニュースの記事やウェブページを考えると、 これは 1 回の I/O で読み込めます。 ディスクが転送レート 6 MB/s で平均位置決定時間 8 ms であり、 ファイルシステムを 4 kB ブロックであるとします。 24 kB ですから、断片化を考慮する必要はなく、 ファイルは 4 kB 境界から開始します。 必要な転送回数はブロック開始位置に依存します: 式は (S + F - 1) / S となり、 S はファイルシステムブロック数でのストライプの大きさ、 F はファイルシステムブロック数でのファイルの大きさです。 .Bl -enum .It -ストライプの大きさは 4 kB。転送回数は 6 回。 +ストライプの大きさは 4 kB。 +転送回数は 6 回。 サブシステムの負荷: レイテンシ 48 ms、転送 2 ms、合計 50 ms。 .It -ストライプの大きさは 8 kB。転送回数は 3.5 回。 +ストライプの大きさは 8 kB。 +転送回数は 3.5 回。 サブシステムの負荷: レイテンシ 28 ms、転送 2 ms、合計 30 ms。 .It -ストライプの大きさは 16 kB。転送回数は 2.25 回。 +ストライプの大きさは 16 kB。 +転送回数は 2.25 回。 サブシステムの負荷: レイテンシ 18 ms、転送 2 ms、合計 20 ms。 .It -ストライプの大きさは 256 kB。平均転送回数は 1.08 回。 +ストライプの大きさは 256 kB。 +平均転送回数は 1.08 回。 サブシステムの負荷: レイテンシ 8.6 ms、転送 2 ms、合計 10.6 ms。 .It -ストライプの大きさは 4 MB。平均転送回数は 1.0009 回。 +ストライプの大きさは 4 MB。 +平均転送回数は 1.0009 回。 サブシステムの負荷: レイテンシ 8.01 ms、転送 2 ms、合計 10.01 ms。 .El .Pp ハードウェア RAID システムによっては、 大きなストライプでは問題があるものがあるようです: このようなシステムでは完全なストライプを常にディスクとの間で転送するようで、 大きなストライプは性能に逆効果となります。 .Nm ユーティリティではこの問題の被害を受けません: すべてのディスク転送を最適化し、不要なデータを転送しないからです。 .Pp 良く知られたベンチマークプログラムで真の複数アクセス状態 (100 を越える同時ユーザ) をテストするものはないので、 この主張の正しさを証明することは困難であることに注意してください。 .Pp これらのことを考えると、次の事項が .Nm ボリュームの性能に影響します: .Bl -bullet .It ストライピングは、複数アクセスのみの性能を向上します。 各要求が違うディスク上にある確率が増加するからです。 .It 複数ドライブにまたがるコンカチネート化 UFS ファイルシステムもまた、 複数ファイルアクセスの性能を向上します。 UFS は、ファイルシステムをシリンダグループに分割し、 ファイルを単一のシリンダグループに置こうとするからです。 一般的に、ストライピングほどは効果がありません。 .It ミラーリングは、読み込み複数アクセスの性能を向上可能です。 デフォルトでは .Nm は、連続する複数の読み込みを、 連続する複数のプレックスに対して発行するからです。 .It ミラーリングは、複数アクセスか単一アクセスかに関わらず、 すべての書き込みの性能を劣化させます。 両方のプレックスに対し、データを書き込む必要があるからです。 これが、前述のミラーリング設定におけるサブディスクのレイアウトの説明です: 各プレックス中の対応するサブディスクが別の物理ディスクにある場合、 書き込みコマンドは並列に発行可能です。 しかし、同じ物理ディスクにある場合、逐次的に実行されてしまいます。 .It RAID-5 の読み込みは、 ストライプ化の読み込みと本質的に同じ考慮すべき点があります。 ただし、ストライプ化プレックスがミラー化ボリュームの一部である場合を除きます。 この場合、ミラー化ボリュームの方が性能が良くなります。 .It RAID-5 の書き込みは、ストライプ化の書き込みの約 25% の速度です: 書き込みを行うには、 .Nm はまずデータブロックと対応するパリティブロックを読み込み、 いくばくかの計算を行い、 パリティブロックとデータブロックを書き戻す必要がありますので、 ストライプ化プレックスに対する書き込みの 4 倍の転送回数となります。 一方、これはミラーリングのコストにより相殺されますので、 単一 RAID-5 プレックスのボリュームへの書き込みは、 2 個のストライプ化プレックスからなる正しく設定されたボリュームへの 書き込み速度の半分となります。 .It .Nm の設定が変わると (例えば、オブジェクトの追加や削除、またはオブジェクトの状態変更)、 .Nm は 128 kB までの更新された設定を各ドライブに書き込みます。 ドライブ数が増加すると、この時間が長くなります。 .El .Ss Vinum ボリューム上にファイルシステムを作成する .Nm ボリューム上にファイルシステムを作成する前に .Xr disklabel 8 を実行する必要はありません。 .Xr newfs 8 だけを実行してください。 .Fl v オプションを使用して、 デバイスがパーティションに分割されないようにしてください。 例えば、ボリューム .Pa mirror 上にファイルシステムを作成するには、次のコマンドを入力します: .Pp .Dl "# newfs -v /dev/vinum/mirror" .Pp .Nm の設定に関係する数個のその他のことがらがあります: .Bl -bullet .It 複数のドライブを単一ディスク上に作成しても、利益はありません。 各ドライブは 131.5 kB のデータをラベルと設定情報に使用し、 設定変更時に性能が劣化します。 適切な大きさのサブディスクを使用してください。 .It コンカチネート化 .Nm プレックスの大きさを増すことはできますが、 現在のところストライプ化プレックスと RAID-5 プレックスでは増せません。 現在のところ既存の UFS ファイルシステムの大きさを増すこともできません。 プレックスおよびファイルシステムを拡張可能とする計画はあります。 .El .Sh 状態管理 (STATE MANAGEMENT) Vinum オブジェクトは .Em state の概念を持ちます。 詳細は .Xr vinum 4 -を参照して下さい。もしそれらの状態が +を参照して下さい。 +もしそれらの状態が .Em up なら、それらは完全にアクセス可能なだけです。 オブジェクトの状態を .Em up に変更するには .Ic start -コマンドを使います。オブジェクトの状態を +コマンドを使います。 +オブジェクトの状態を .Em down に変更するには .Ic stop コマンドを使います。 通常、他の状態はオブジェクト間の関係によって自動的に作られます。 例えば、もしあなたがボリュームにプレックスを追加したら、プレックスの サブディスクは、ハードウェアがアクセス可能であるけれども、サブディスク上の データは不正であることを示す .Em empty -状態に設定されるでしょう。この状態の結果として、プレックスは +状態に設定されるでしょう。 +この状態の結果として、プレックスは .Em faulty 状態に設定されるでしょう。 .Ss `reviving' 状態 多くの場合、あなたがサブディスクを起動する時に、システムはサブディスクに データをコピーしなければなりません。 -サブディスクの大きさによりますが、これは長い時間かかります。この間、 +サブディスクの大きさによりますが、これは長い時間かかります。 +この間、 サブディスクは .Em reviving -状態に設定されます。コピー操作が正しく終了すれば、それは自動的に +状態に設定されます。 +コピー操作が正しく終了すれば、それは自動的に .Em up 状態に設定されます。 プロセスが、回復 (revive) を停止させ、そして再開させることがあります。 システムはサブディスクの回復の進み具合を保持し、そして .Ic start コマンドが再発行された時、その時点からコピーを再開します。 .Pp ボリュームのプレックスが一つ以上が回復している間はボリュームの整合性を 保つために、 .Nm -は書き込む場所まで回復させたサブディスクに書きます。もし読みとる領域が +は書き込む場所まで回復させたサブディスクに書きます。 +もし読みとる領域が すでに回復しているならば、プレックスから読み出すことができます。 .Sh 分かりにくい仕様 (GOTCHAS) 次の事柄はバグではありませんし、存在する理由があるのですが、 混乱を引き起こすものです。 各項目は適切な節において議論されています。 .Bl -enum .It .Nm ドライブは .Ux ディスクパーティションであり、パーティションタイプ .Em vinum であることが必要です。 これは、パーティションタイプが .Em 4.2BSD であることを期待する ccd とは異なります。 この .Nm ccd の動作は、自分の足元をすくうことになります: .Nm ccd では、容易にファイルシステムを上書きできてしまいます。 .Nm ユーティリティではそのようなことは許しません。 .Pp 同様の理由で、 .Nm Ic start コマンドは、パーティション .Dq Li c 上のドライブを受け付けません。 パーティション .Dq Li c は、ディスク全体を表現するためにシステムが使用し、タイプ .Em unused である必要があります。 ここには明確な矛盾があるので、 .Dq Li c パーティションを使用しないことにより .Nm は問題を解決しています。 .It 複数のプレックスからなるボリューム作成時に、 .Nm はプレックスを自動的には初期化しません。 これは、内容については分からなくても、 これらの間には確かに一貫性がないということを意味しています。 その結果デフォルトでは、 新規作成されたプレックスのうち最初のものを除いたすべての状態を、 .Nm は .Em faulty (誤り) 状態に設定します。 これらを最初のプレックスと同期させるには、 これらのサブディスクを .Ic start させる必要があります。 これにより、 .Em up 状態のプレックスから .Nm にデータをコピーさせます。 関係するサブディスクの大きさに依存して、必要な時間は長くなり得ます。 .Pp 実際上は、プレックス作成時にその内容に多大な興味を持つ人はいないので、 他のボリュームマネージャはどんなときでも .Em up に設定して騙します。 .Nm ユーティリティは、新規作成されたプレックスが .Em up 状態であることを保証するために、2 つの方法を提供します: .Bl -bullet .It プレックスを作成し、それらを .Nm Ic start で同期します。 .It キーワード .Cm setupstate 付きでボリューム (プレックスではありません) を作成します。 このキーワードは、矛盾が存在しても無視してプレックスの状態を .Em up 状態にするように、 .Nm に指示します。 .El .It 現在 .Nm がサポートしているコマンドには、実際には不要なものがあります。 私には理解できない理由があるのでしょうが、 .Ic label および .Ic resetconfig のコマンドを使おうとするユーザをしばしば見掛けます。特に .Ic resetconfig は、あらゆる種類の恐しいメッセージを表示するにもかかわらずです。 正当な理由無しに、これらのコマンドを使わないでください。 .It 状態遷移には非常に分り難いものがあります。 事実、これがバグであるのか仕様であるのかは明かではありません。 .Em reborn サブディスクなどの、奇妙な状態になったオブジェクトを起動できない場合には、 .Ic stop または .Ic stop Fl f のコマンドを使用して、まず .Em stopped 状態に遷移させてください。 これが上手くいけば、オブジェクトを起動できるはずです。 簡単な方法では上手くいかなくて、これが唯一の回復手段である場合、 その状況を報告してください。 .It カーネルモジュールを .Fl D Ns Dv VINUMDEBUG オプション付きで構築した場合、 .Nm もまた .Fl D Ns Dv VINUMDEBUG オプション付きで構築する必要があります。 なぜなら、両方のコンポーネントで使用されるデータオブジェクトに、 大きさが本オプションに依存しているものがあるからです。 前記のようにしないと、対応するエラーメッセージを表示してコマンドが失敗します。 .It .Nm Ic read コマンドの文法は、吐き気を催すものです。 これが唯一の .Nm 起動のためのコマンドでしたが、今の好ましい方法は .Nm Ic start です。 .Nm Ic read は整備のみに使用すべきです。 文法が変更されたので、引数が .Pa /dev/da0 のようなディスクスライスであり .Pa /dev/da0e のようなパーティションではないことに注意してください。 .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /dev/vinum/control -compact .It Pa /dev/vinum .Nm オブジェクトのデバイスノードがあるディレクトリ .It Pa /dev/vinum/control .Nm の制御デバイス .It Pa /dev/vinum/plex .Nm プレックスのデバイスノードがあるディレクトリ .It Pa /dev/vinum/sd .Nm サブディスクのデバイスノードがあるディレクトリ .El .Sh 環境変数 .Bl -tag -width VINUM_DATEFORMAT .It VINUM_HISTORY -ログファイルの名前です。デフォルトでは /var/log/vinum_history です。 +ログファイルの名前です。デフォルトでは +.Pa /var/log/vinum_history +です。 .It VINUM_DATEFORMAT -ログファイル中の日付の書式です。デフォルトは %e %b %Y %H:%M:%S です。 +ログファイル中の日付の書式です。デフォルトは +.Qq Li %e %b %Y %H:%M:%S です。 .It EDITOR 設定ファイルの編集に使用するエディタの名前です。デフォルトは .Nm vi です。 .El .Sh 関連項目 .Xr strftime 3 , .Xr vinum 4 , .Xr disklabel 8 , .Xr newfs 8 .Pp .Pa http://www.vinumvm.org/vinum/ , .Pa http://www.vinumvm.org/vinum/how-to-debug.html . .Sh 作者 .An Greg Lehey Aq grog@lemis.com .Sh 歴史 .Nm ユーティリティは .Fx 3.0 から登場しました。 .Nm の RAID-5 コンポーネントは、 NetMAX 製品のために Cybernet Inc.\& .Pq Pa www.cybernet.com が開発しました。 .Sh バグ .Xr vinum 4 は .Xr geom 4 サブシステムを使用しませんので、 .Xr vinum 4 ボリュームは GOEM ベースの機能、 例えば .Xr gbde 8 では使用できません。 .Pp .Xr vinum 4 は、ブロックサイズが .Dv DEV_BSIZE (512) ではないデバイス上では動作しないので、スワップが背後にある .Xr md 4 デバイスでは使用できません。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/wlconfig.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/wlconfig.8 index 7b94d1ff35..a1ad1f3aea 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/wlconfig.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/wlconfig.8 @@ -1,139 +1,140 @@ -.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/wlconfig/wlconfig.8,v 1.17 2002/07/14 14:46:56 charnier Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/wlconfig/wlconfig.8,v 1.19 2004/07/02 23:12:59 ru Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .Dd December 26, 1996 .Os -.Dt WLCONFIG 8 +.Dt WLCONFIG 8 i386 .Sh 名称 .Nm wlconfig .Nd wavelan の設定パラメータを読み書きする .Sh 書式 .Nm .Ar ifname .Op Ar param value ... .Sh 解説 .Nm ユーティリティは、NCR/AT&T Wavelan 無線 LAN カードのパラメータを読んだり、 設定したりするのに使うことができます。 カード内の不揮発性パラメータ格納エリア (Parameter Storage Area; PSA) はこのプログラムで書き換えることができるので、DOS 用の .Nm instconf.exe -は必要なくなります。また、ドライバに組み込まれたオプションの +は必要なくなります。 +また、ドライバに組み込まれたオプションの 信号強度キャッシュを問い合わせるためにも使えます。 .Pp .Ar ifname パラメータは wavelan インタフェース名を指定します (例えば .Pa wl0 -)。もしほかに引数がなければ、 PSA の現在の内容が読み込まれ、表示 -されます。 +)。 +もしほかに引数がなければ、 PSA の現在の内容が読み込まれ、表示されます。 .Pp 引数 .Ar param と .Ar value はパラメータの値を変更するために使われます。 .Ar param value の組はいくつでも指定できます。 .Bl -tag -width 15n -offset indent .It Va param .Va value .It irq IRQ の値 (リセット後に有効)。 3, 4, 5, 6, 10, 11, 12, 15 のうちの どれか一つ。 .It mac 固有の MAC の値 (イーサネットアドレス)。 .It macsel ( .Sq mac パラメータにより設定される) .Sq soft か、(工場で設定される) .Sq default のどちらか。 .It nwid NWID はカードの無線モデムに渡される 2 バイトのパラメータです。 NWID により、同じ空間を共有して複数の論理的に分割された ネットワークを運用することが可能になります。 異なった NWID を持ったパケットはモデムにより単に無視されます。 ハードウェアでは、NWID は不揮発性のメモリ (PSA もしくはプログラム可能な格納エリア; programmable storage area と呼ばれます) に長期間保存され、 ドライバが初期化される際にソフトウェアにより無線モデムに 渡されます。 このパラメータはスタートアップ時に渡されるデフォルトの NWID を設定します。 .It currnwid 現在運用中の NWID を設定します (が、 PSA には保存されません)。 .It cache ドライバはインタフェース毎に、送信側の MAC アドレスに対応する 「信号の強度、静けさ、品質」関連の固定サイズのキャッシュを維持しています。 入力パケットをキャッシュに格納する際に、パケット受信時に これらの値を無線モデムから取り出してチェックした上で、 ドライバ内部のキャッシュに格納します。 特定の入ってくるパケットを遮断するのに使うことのできる二つの sysctl 値 (iponly と multicast only) が存在します。 デフォルトでは、キャッシュの仕組みはユニキャストではない IP パケットのみを格納しますが、これは .Xr sysctl 8 で変更することができます。 入ってくるパケットのうち遮断されないものはキャッシュを更新するので、 リモートシステムへのアンテナの信号強度をモニタすることができます。 値として指定できるコマンドは三つあります: .Sq raw は無線モデムのハードウェア値から生の信号強度データを表示します。 .Sq scale は生のハードウェア値を 0..100% になるように倍率を調整します。 .Sq zero は新しいサンプルを得ようとする場合にキャッシュをクリアします。 .El .Pp Wavelan カードの IRQ が間違っている場合には、インタフェースが 設定されたとしても機能しないであろうことに注意して下さい。 .Nm ユーティリティは正しい値にカードを再設定するよう使われるべきです。 .Sh 使用例 NWID を 0x1234 に設定する : .Bd -literal -offset # wlconfig wl0 nwid 0x1234 .Ed .Pp 現在の設定を表示する : .Bd -literal -offset # wlconfig wl0 Board type : ISA Base address options : 0x300, 0x390, 0x3c0, 0x3e0 Waitstates : 0 Bus mode : ISA IRQ : 10 Default MAC address : 08:00:0e:20:3d:4b Soft MAC address : 00:00:00:00:00:00 Current MAC address : Default Adapter compatibility : PC-AT 2.4GHz Threshold preset : 1 Call code required : NO Subband : 2425MHz Quality threshold : 3 Hardware version : 0 (Rel1/Rel2) Network ID enable : YES NWID : 0xdead Datalink security : NO Databus width : 16 (variable) Configuration state : unconfigured CRC-16 : 0x3c26 CRC status : OK .Ed .Pp 信号強度のキャッシュを倍率を調整して表示する : .Bd -literal -offset # wlconfig wl0 cache scale .Ed .Sh 関連項目 .Xr wl 4 , .Xr sysctl 8 .Sh 歴史 .Nm ユーティリティのこの実装は完全に新規のもので、Hilink Internet のために .An Michael Smith により書かれ、 .An Jim Binkley &c により更新されました。