diff --git a/ja/man/man1/apply.1 b/ja/man/man1/apply.1 index 2460b0b11b..3e4652bc50 100644 --- a/ja/man/man1/apply.1 +++ b/ja/man/man1/apply.1 @@ -1,136 +1,141 @@ .\" Copyright (c) 1983, 1990, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. 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までの数字)、これらは未使用の引数 .Ar argument のうちの .Li d 番目のものと置き換えられます。 このとき .Ar command の実行ごとに最大の .Dq Li d の数だけ引数は捨てられます。 .Pp オプションは以下のものがあります: .Bl -tag -width "-ac" .It Fl Ns Ar # 通常は引数は一つしか渡されません。オプション .Fl # で .Ar command に渡される引数の個数を指定できます。 この数値が 0 のときは、引数なしで .Ar command が引数 .Ar argument につき 1 回、実行されます。 .Pp -もしコマンド内に -.Dq Li \&%d +もし +.Ar command +内に +.Sq Li \&%d があった場合、 .Fl # オプションは無視されます。 .It Fl a Ns Ar c デフォルトではマジックキャラクタとして .Dq Li % を使っていますが、これは .Fl a オプションで変更ができます。 .El .Sh 環境変数 以下の環境変数が .Nm apply の実行に影響します: .Bl -tag -width SHELL .It Ev SHELL 利用する shell のパス名です。 この変数が定義されていない場合は Bourne shell が使われます。 .El .Sh 使用例 .Bl -tag -width apply -compact .It Li "apply echo a*" -ls(1) に似た出力になります。 +.Xr ls 1 +に似た出力になります。 .It Li "apply \-2 cmp a1 b1 a2 b2 a3 b3" `a' のファイルと `b' のファイルを比較します。 .It Li "apply \-0 who 1 2 3 4 5" -who(1) を 5 回実行します。 +.Xr who 1 +を 5 回実行します。 .It Li "apply \'ln %1 /usr/joe\'" * カレントディレクトリ内の全てのファイルをディレクトリ .Pa /usr/joe にリンクします。 .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /bin/sh -compact .It Pa /bin/sh デフォルトの shell です。 .El .Sh 作者 .An Rob Pike .Sh バグ .Ar command 内に shell のメタキャラクタを使用すると、異常な動作をするかもしれません。 複雑なコマンドはシングルクォート -.Pq Sq +.Pq '' で括るのがベストです。 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .Bx 4.2 から登場しました。 diff --git a/ja/man/man1/awk.1 b/ja/man/man1/awk.1 index 8f0d0ed04a..bd399fa6c8 100644 --- a/ja/man/man1/awk.1 +++ b/ja/man/man1/awk.1 @@ -1,2534 +1,2534 @@ .\" jpman %Id: awk.1,v 1.3 1997/04/17 13:23:21 horikawa Stab % .\" WORD: interval exptession インターバル表現 .ds PX \s-1POSIX\s+1 .ds UX \s-1UNIX\s+1 .ds AN \s-1ANSI\s+1 .TH GAWK 1 "Dec 19 1996" "Free Software Foundation" "Utility Commands" .SH 名称 gawk \- パターン検索・処理言語 .SH 書式 .B awk [ POSIX or GNU style options ] .B \-f .I program-file [ .B \-\^\- ] file .\^.\^. .br .B gawk [ POSIX or GNU style options ] [ .B \-\^\- ] .I program-text file .\^.\^. .SH 解説 .I gawk は GNU プロジェクトが実装した プログラミング言語 AWK の処理系です。 本処理系は \*(PX 1003.2 コマンド言語とユーティリティ規約に定められた 言語の定義に適合しています。 本バージョンはまた、Aho, Kernighan, Weinberger の著書『 .I The AWK Programming Language 』の記述にもとづいており、 System V Release 4 \*(UX の .I awk の付加機能も含んでいます。 .I gawk はまた、Bell Labs の新機能および GNU 独自の拡張も提供します。 .PP コマンドラインは、 .I gawk へのオプション、(もし .B \-f または .B \-\^\-file オプションにより指定されていなければ)AWK のプログラムテキスト、そして 残りの引数列からなります。 この残りの引数列は、定義済み AWK 変数 .BR ARGC , .B ARGV を用いることで参照できます。 .SH オプションフォーマット .PP .I gawk へのオプションは、伝統的な \*(PX 形式の 1 文字オプションと、GNU 形式の ロングオプションがあります。 \*(PX 形式のオプションは単一の ``\-'' で始まり、一方 GNU 形式のもの は ``\-\^\-'' で始まります。ロングオプションは GNU の独自仕様と \*(PX の必須仕様の両方について用意されています。 .PP \*(PX 標準に従い、 .I gawk 独自仕様のオプションは .B \-W オプションへの引数で与えます。 複数の .B \-W オプションを指定することもできます。 後述の ように、各 .B \-W オプションには、それに対応するロングオプション が存在します。ロングオプションへの引数は、空白を入れずに .B = でつないで指定するか、その次のコマンドライン引数として渡すことができます。 ロングオプションは、短縮形が一意である限り、短縮することができます。 .SH オプショオン .I gawk は以下のオプションを受け付けます。 .TP .PD 0 .BI \-F " fs" .TP .PD .BI \-\^\-field-separator " fs" 入力フィールドセパレータ(変数 .B FS の値)を .I fs とします。 .TP .PD 0 \fB\-v\fI var\fB\^=\^\fIval\fR .TP .PD \fB\-\^\-assign \fIvar\fB\^=\^\fIval\fR プログラムを実行する前に、変数 .I var に値 .I val を設定します。このようにして設定 した変数は、 AWK プログラムの .B BEGIN ブロック内でも参照できます。 .TP .PD 0 .BI \-f " program-file" .TP .PD .BI \-\^\-file " program-file" .B awk への第 1 引数を用いるかわりに、AWK プログラムをファイル .I program-file から読み込みます。 .B \-f (または .B \-\^\-file ) オプションは複数回使 用することができます。 .TP .PD 0 .BI \-mf " NNN" .TP .PD .BI \-mr " NNN" さまざまなメモリの制限値を .I NNN に設定します。フラグ .B f は最大フィールド数、フラグ .B r は最大レコードサイズを設定します。この 2 つのフラグと .B \-m オプションは、Bell Labs バージョンの \*(UX .I awk に由来しています。しかし、 .I gawk にはこのような制限はありませんので、 .I gawk では本オプションは無視されます。 .TP .PD 0 .B "-W traditional" .TP .PD 0 .B "\-W compat" .TP .PD 0 .B \-\^\-traditional .TP .PD .B \-\^\-compat .I 互換 モードで動作します。互換モードでは、 .I gawk は \*(UX .I awk と等価な動作を行い、GNU 独自拡張は解釈できません。 このオプションの他の形式よりも、 .B \-\^\-traditional を使用することが好まれます。 詳しくは後述の .B "GNU 拡張" を参照してください。 .TP .PD 0 .B "\-W copyleft" .TP .PD 0 .B "\-W copyright" .TP .PD 0 .B \-\^\-copyleft .TP .PD .B \-\^\-copyright GNU の著作権表示の短いバージョンを標準出力へ書き出し、 成功状態で終了します。 .TP .PD 0 .B "\-W help" .TP .PD 0 .B "\-W usage" .TP .PD 0 .B \-\^\-help .TP .PD .B \-\^\-usage 短めのオプション一覧を標準出力へ書き出します。 (GNU コーディング規約に 従い、本オプションを指定すると .I awk はただちに終了し、成功を意味する終了ステータスを返します。) .TP .PD .B "\-W lint" .TP .PD 0 .B \-\^\-lint 他の AWK での処理が疑わしい、あるいは他の AWK との互換性がない構造が ある場合に警告を行います。 .TP .PD 0 .B "\-W lint\-old" .TP .PD .B \-\^\-lint\-old オリジナルの Unix .I awk へ移植できない構造に関して警告を行います。 .ig .\" This option is left undocumented, on purpose. .TP .PD 0 .B "\-W nostalgia" .TP .PD .B \-\^\-nostalgia 長い間 .I awk を使ってきたユーザのために郷愁の瞬間を提供します。 .. .TP .PD 0 .B "\-W posix" .TP .PD .B \-\^\-posix .I 互換 モードをオンにし、更に以下の制約が課せられます。 .RS .TP \w'\(bu'u+1n \(bu .B \ex エスケープシーケンスを解釈しません。 .TP \(bu .B FS が単一の空白に設定された場合、空白とタブのみがフィールドを区切り、 改行はフィールドを区切りません。 .TP \(bu キーワード .B function に対応する別名 .B func を解釈しません。 .TP \(bu 演算子 .B ^ や .B ^= のかわりに .B ** や .B **= を用いることができません。 .TP \(bu .B fflush() 関数は利用できません。 .RE .TP .PD 0 .B "\-W re\-interval" .TP .PD .B \-\^\-re\-interval 正規表現のマッチングで .I "インターバル表現 (interval expressions)" を有効にします (後述の .BR "正規表現" を参照してください)。 インターバル表現は伝統的な AWK 言語では利用できませんでした。 .I awk と .I egrep が一貫性を持つように、POSIX 標準がこれらを追加しました。 しかし、これらを使用すると古い AWK プログラムを動かなくしてしまうでしょうから、 このオプションによって要求されたときと、 .B \-\^\-posix が指定されたときに、 .I gawk はこれらの機能を提供します。 .TP .PD 0 .BI "\-W source " program-text .TP .PD .BI \-\^\-source " program-text" .I program-text を AWK プログラムとして用います。本オプションにより、ライブラリ化された関数( .B \-f または .B \-\^\-file オプションを用いて読み込む)とコマンドラインから入力されたプログラムを 簡単に合成することができます。 これは、主にシェルスクリプトで用いられる中規模から大規模な AWK プログラム のために用意されました。 .TP .PD 0 .B "\-W version" .TP .PD .B \-\^\-version 実行された .I gawk プログラムのバージョン情報を標準出力へ書き出します。これは主に、 あなたが使用している .I gawk プログラムが Free Software Foundation が配布してい るプログラムのうち、最新のものであるかどうかを知る場合に便利です。 またバグレポートのときにも有用です。 (本オプションを指定すると、GNU コーディング規約に従い、 .I awk はただちに終了し、成功を意味する終了ステータスを返します。) .TP .B \-\^\- オプションの終了を意味します。AWK プログラムに ``\-'' から始まるオプションではない 引数を与える場合に便利です。 これは、主に他の \*(PX プログラムの多くが引数に対して行う解釈と 一貫性を保つためにあります。 .PP 互換モードでは、他のオプションは不正であるとされるか、無視されます。 通常の実行において、プログラムテキストがコマンドラインに指定されていれば、 不明なオプションは、AWK プログラムに .B ARGV 配列を通して渡されます。これ は、AWK プログラムを ``#!'' 機構を用いて実行する場合に特に便利です。 .SH AWK プログラムの実行 .PP AWK プログラムは、パターンとアクションの組の列と、(もし必要なら)関数定義か らなります。 .RS .PP \fIpattern\fB { \fIaction statements\fB }\fR .br \fBfunction \fIname\fB(\fIparameter list\fB) { \fIstatements\fB }\fR .RE .PP .I gawk はまず、 .I program-file (複数可)が指定されていればそれから、 .B \-\^\-source の引数から、あるいは、最初のオプションではない引数から プログラムを読み込みます。 .B \-f と .B \-\^\-source オプションは、コマンドラインで複数回指定できます。 .I gawk は、すべての .I program-file とコマンドラインで指定したプログラムを結 合して使用します。新しく作った AWK プログラムひとつひとつに AWK 関数のライブラリを埋め込む必要が無いので、この機能はライブラリの構築に 便利です。 また、ライブラリ関数とコマンドラインで指定したプログラムとを混合して使 うことも可能にしています。 .PP 環境変数 .B AWKPATH により、 .B \-f オプションで指定されたファイルを検索するパスを指定できます。 .B AWKPATH が設定されていない場合のデフォルトパスは \fB".:/usr/local/share/awk"\fR です。 (実際のディレクトリは .I gawk がどのように構築/インストールされたかに依存して、さまざまなものとなります。) .B \-f オプションで指定したファイル名が ``/'' を含んでいる場合は、 パス検索は行われません。 .PP .I gawk は、 AWK プログラムを次の順序で実行します。 まず、 .B \-v オプションで指定された変数への代入をすべて行います。 次に、プログラムを内部形式にコンパイルします。 そして、(もし存在すれば) .B BEGIN ブロック(複数存在可)を実行します。 配列 .B ARGV で指定されたファイルを順に読み、処理を行います(コマンドラインでファイル名が 指定されていなければ、標準入力に対して処理を行います)。 .PP コマンドラインで指定されたファイル名が .IB var = val という形式ならば、それ は変数への代入であると解釈されます。変数 .I var は値 .I val に設定されます (これは、すべての .B BEGIN ブロックを実行したあとに行われます)。コマンドライン での変数の代入は、AWK が入力をフィールドやレコードに分割するためのセパレータ を実行時に変更するのに便利です。また、1 つのデータファイルに 対し数回処理を行う必要がある場合、状態をコントロールするのにも便利です。 .PP 配列 .B ARGV の要素に空(\fB""\fR)がある場合、 .I gawk はその要素を無視します。 .PP .I gawk は、入力された各レコードに対してマッチする .I パターン が AWK プログラム内にあるかどうかを 検索します。そのレコードにマッチしたパターンすべてについて、それぞれ対応する .I アクション が実行されます。 パターンは、プログラムテキストに出現した順序で検索されます。 .PP 入力が尽きると、 .I gawk は(もしあれば) .B END ブロック(複数存在可)を実行します。 .SH 変数、レコード、フィールド AWK における変数は動的、すなわち、最初に使用されたときに生成されます。 変数の値は、浮動小数点数か、文字列か、あるいは両方です。変数の用い られ方により変化します。AWK ではまた、1次元配列を利用することができます。 多次元配列 も、擬似的にではありますが、利用可能です。プログラム実行開始時に、 いくつかの定義済み変数が設定されます。 これらを必要に応じて説明し、以下でまとめます。 .SS レコード 通常、レコードは改行文字により区切られます。 レコードの区切りは、組み込み変数 .B RS へ値を代入することにより、制御できます。 .B RS が単一文字の場合、その文字がレコードを区切ります。 そうでない場合は、 .B RS は正規表現となります。 入力中のテキストで、この正規表現にマッチするものがレコードを区切ります。 しかし互換モードでは、 文字列値の最初の文字だけが、レコードセパレータに使用されます。 .B RS が空文字列に設定されているときには、レコードは空行で区切られます。 .B RS が空文字列に設定されたときには、 .B FS の値にかかわらず、改行文字は常にフィールドセパレータとなります。 .SS フィールド .PP 入力レコードを読み込むごとに、 .I gawk はそのレコードを .I フィールド に分割しま す。分割する際には、変数 .B FS の値がフィールドセパレータとして参照されます。 .B FS の値が1文字なら、その 文字を境にフィールドが分割されます。 .B FS が空文字列の場合、個々の文字がフィールドセパレータとなります。 いずれでもない場合、 .B FS は完全な正規表現である と解釈されます。特殊な場合として .B FS が単一の空白のときには、フィールドは 連続した空白・タブ・改行により分割されます。 (後述の .BR \-\-posix の議論を参照してください)。 変数 .B IGNORECASE (下記参照)の 値は、 .B FS が正規表現の場合フィールド分割にも影響を与えることと、 .B RS が正規表現の場合レコード分割にも影響を与えることに注意してください。 .PP 変数 .B FIELDWIDTHS の値が空白で区切られた数字の列である場合、各フィールドは 固定長であると解釈され、 .I gawk は指定された幅ごとにフィールドの 分割を行います。この場合、 .B FS の値は無視されます。 .B FS に新たに値を設定 することにより、この .B FIELDWIDTHS の効果を打ち消し、標準の動作に戻すことができます。 .PP 入力レコード中の各フィールドの値は、左から .BR $1 , .B $2 等という名前で参照できます。 .B $0 は レコード全体です。フィールドに値を代入することもできます。フィールドは定数だ けでなく、変数によって参照することもできます。以下の例では、入力レコードの 5 番目のフィールドの値を出力します。 .RS .PP .ft B n = 5 .br print $n .ft R .RE .PP 変数 NF は、自動的に入力レコードのフィールドの数に設定されます。 .PP 存在しないフィールド(すなわち、 .B $NF より右のフィールド)を参照した結果は 空文字列になります。しかしながら、存在しないフィールドへの代入(たとえ ば、 .BR $(NF+2) = 5 )は .B NF の値を増加させ、間のフィールドには空文字が設定されます。 さらに .B $0 の値は、フィールドの値を変数 .B OFS の値でフィールドを区切ったものとして再計算されます。 負のフィールド番号への参照は致命的エラーとなります。 .B NF を減少させると、新しい値を越えるフィールドの値は失われます。 .B $0 の値は、フィールドの値を変数 .B OFS の値でフィールドを区切ったものとして再計算されます。 .SS 組み込み変数 .PP .I gawk の組み込み変数は以下のとおりです。 .PP .TP \w'\fBFIELDWIDTHS\fR'u+1n .B ARGC コマンドライン引数の個数( .I gawk へのオプションと、プログラム指定は含みま せん)。 .TP .B ARGIND 現在処理中のファイル名が格納されている配列 .B ARGV のインデックス。 .TP .B ARGV コマンドライン引数の配列。配列は、 0 から .B ARGC \- 1 までのインデックスを 持ちます。 .B ARGV の内容を変更することで、入力に用いるファイル名を変 更することができます。 .TP .B CONVFMT 数値の変換フォーマット。デフォルト値は \fB"%.6g"\fR です。 .TP .B ENVIRON 現在の環境変数の値からなる配列。配列は、環境変数名によりインデックスされ 、各要素の値はその環境変数の値です(例えば \fBENVIRON["HOME"]\fP は .B /home/arnold となるでしょう)。本配列に 代入を行っても、 .I gawk からリダイレクトや .B system() 関数により実行される プログラムの環境には影響を与えません(これは、将来の .I gawk では変更される可能性があります)。 .\" but don't hold your breath... .TP .B ERRNO .B getline のリダイレクト、 .B getline による読み込み、 .B close() 関数の実行時のいずれかにシステムエラーが発生した場合、変数 .B ERRNO にはエラーの内容を示した文字列が設定されます。 .TP .B FIELDWIDTHS 空白で区切られたフィールド長のリスト。もしこの値が設定されていれば、 .I gawk は .B FS の値を用いてフィールド分割するかわりに、固定長のフィールド分割を行 います。固定長のフィールド分割機能はまだ実験的なもので、 .I gawk が改良されるに従って意味が変化する可能性があります。 .TP .B FILENAME 現在の入力ファイル名。もし、コマンドラインで入力ファイルが指定されてい なければ、 .B FILENAME の値は ``\-'' です。しかしながら、 .B BEGIN ブロック内では .B FILENAME は未定義です。 .TP .B FNR 現在の入力ファイルにおける入力レコード番号。 .TP .B FS 入力フィールドセパレータ。デフォルトでは単一の空白です。 上述の .B フィールド を参照してください。 .TP .B IGNORECASE すべての正規表現と文字列操作において大文字小文字の区別を制御します。もし、 .B IGNORECASE が 0 でない値に設定されていれば、文字列比較、ルールのパターンマッチ、 .B FS によるフィールド分割、 .B RS によるレコード分割、 .B ~ と .B !~ による正規表現マッチ、定義済み関数 .BR gensub() , .BR gsub() , .BR index() , .BR match() , .BR split() , .B sub() において大文字と小文字の違いは無視されます。このため、 .B IGNORECASE が 0 以外の値なら、 .B /aB/ は \fB"ab"\fP, \fB"aB"\fP, \fB"Ab"\fP, \fB"AB"\fP のいずれにもマッチすることになります。 他のAWK 変数と同様に .B IGNORECASE の初期値は 0 なので、通常は 正規表現と文字列操作において大文字と小文字は区別されます。 Unix では、大文字小文字を無視する場合、 ISO 8859-1 Latin-1 文字集合全てを使用できます。 .B 注: 3.0 以前の .I gawk では .B IGNORECASE は正規表現操作のみに影響しました。現在は文字列比較にも影響します。 .TP .B NF 現在の入力レコードのフィールド数。 .TP .B NR 現在までに読み込んだ入力レコード数の合計。 .TP .B OFMT 数字の出力フォーマット。デフォルト値は \fB"%.6g"\fR です。 .TP .B OFS 出力フィールドセパレータ。デフォルトは空白です。 .TP .B ORS 出力レコードセパレータ。デフォルトは改行です。 .TP .B RS 入力レコードセパレータ。デフォルトは改行です。 .TP .B RT レコードターミネータ。 .I gawk は、 .B RS で指定される文字または正規表現にマッチする入力テキストを、 .B RT に設定します。 .TP .B RSTART .B match() によりマッチした最初の文字の位置。0 はマッチしなかったことを示します。 .TP .B RLENGTH .B match() によりマッチした文字列の長さ。\-1 はマッチしなかったことを示します。 .TP .B SUBSEP 多次元配列を実現する際に用いられる、配列のインデックスを結合する文字。 デフォルト値は \fB"\e034"\fR です。 .SS 配列 .PP 配列は、ブラケット .RB ( [ と .BR ] ) の間の式によってインデックスを指定します。もし式が式 のリスト(式, 式, ...) なら、式の値を変数 .B SUBSEP の値を区切りとして 結合した文字列をインデックスとして用います。これにより、多次元配列を シミュレートしています。例えば、 .PP .RS .ft B i = "A";\^ j = "B";\^ k = "C" .br x[i, j, k] = "hello, world\en" .ft R .RE .PP は、文字列 \fB"hello, world\en"\fR を、文字列 \fB"A\e034B\e034C"\fR で インデックスした配列 x の要素に代入しています。 AWK の配列はすべて、文字列によりインデックスを行う連想配列です。 .PP 特殊な演算子 .B in を .B if または .B while ステートメントで用いることによって、あるインデックス値に おける配列の値が定義されているかを調べることができます。 .PP .RS .ft B .nf if (val in array) print array[val] .fi .ft .RE .PP もし、配列が多次元インデックスを持つなら、 .B "(i, j) in array" を用います。 .PP .B in はまた、 .B for ループ中で、配列のすべてのインデックス値について繰り返すために 用いることができます。 .PP 配列の要素は、 .B delete ステートメントを用いて削除することができます。 .B delete ステートメントはまた、 添字を指定せずに配列名のみを指定することにより、 配列全体を削除するためにも使えます。 .SS 変数の型と変換 .PP 変数とフィールドは、(浮動小数点数の)数値または文字列、あるいは両方として 扱われます。 変数の値がどのように解釈されるかは、変数の使われ方によって変化します。 数式中で用いられれば変数は数値として解釈され、文字列として用いられれ ば文字列として解釈されます。 .PP 変数の値を強制的に数値であると解釈させたい場合は、変数に 0 を加えます。 文字列と解釈させたい場合は空文字列を結合します。 .PP 文字列を数値に変換する必要がある場合、変換は .IR atof (3) によって行われます。 数値を文字列に変換する場合は、変数 .B CONVFMT の値をフォーマット文字列として用いて、 .IR sprintf (3) により行われます。AWK ではすべての数値は浮動小数点数ですが、整数値は常に整数 として変換が行われます。 よって、以下の場合、 .PP .RS .ft B .nf CONVFMT = "%2.2f" a = 12 b = a "" .fi .ft R .RE .PP 変数 .B b は文字列値 \fB"12"\fR となり、\fB"12.00"\fR とはなりません。 .PP .I gawk は、以下のようにして比較を行います: 2 つの変数が数値なら数値として比 較します。もし片方が数値で片方が`数値'文字列なら、数値として比較されます。 片方が数値でない文字列なら、数値のほうが文字列に変換され、文字列として 比較されます。両方とも文字列なら、文字列として比較されます。\*(PX 標準に従う なら、両方とも数値文字列の場合は数値として比較しますが、これは明ら かに間違いです。 .I gawk はそのような動作をしません。 .PP \fB"57"\fP のような文字列定数は数値文字列では .I なく 、文字列定数です。「数値文字列」の概念は、フィールド、 .B getline の入力、 .B FILENAME 、 .B ARGV の要素、 .B ENVIRON の要素、数値文字列から .B split() によって作成された配列の要素に対してのみ適用されます。 基本的な考え方では、 .I ユーザ入力 、それも数値に見えるユーザ入力のみが数値として扱われます。 .PP 初期化されていない変数は、数値としては 0 を、文字列としては "" (空文字列)を 持ちます。 .SH パターンとアクション awk は行指向の言語です。まずパターン、次にアクションが続きます。 アクションは .B { と .B } で囲みます。パターンまたはアクションは省略することもできます。 もちろん、両方とも 省略してしまっては意味がありません。 パターンがない場合、アクションはすべての入力レコードに 対して適用されます。省略されたアクションは以下と等価です。 .RS .PP .B "{ print }" .RE .PP これはレコード全体を出力します。 .PP コメントは文字 ``#'' で始まり、行末まで続きます。空行は、複数ステートメントの 間をあけるのに使うことができます。 通常、ステートメントは改行で終わります。ただし、 次の記号で行が終わる場合にはこの限りではありません: ``,'', .BR { , .BR ? , .BR : , .BR && , .B || 。 .B do または .B else で終わる行は、ステートメントが自動的に以降 の行へ継続されます。また、改行の直前に ``\e'' を置くことで、 行を継続することができます。この場合、その改行は無視されます。 .PP ``;'' で区切ることにより、1行に複数のステートメントを記述することができます。 (通常のように) パターン-アクション対中のアクション部におけるステートメントだけではなく、 パターン-アクション対ステートメント自身も、 ``;'' で区切って複数置くことができます。 .SS パターン AWK のパターンは、以下のうちのいずれかです。 .PP .RS .nf .B BEGIN .B END .BI / "regular expression" / .I "relational expression" .IB pattern " && " pattern .IB pattern " || " pattern .IB pattern " ? " pattern " : " pattern .BI ( pattern ) .BI ! " pattern" .IB pattern1 ", " pattern2 .fi .RE .PP .B BEGIN と .B END は特殊なパターンであり、入力と比較されることはありません。すべての .B BEGIN パターンに対応したアクション部は結合され、 そのようなすべてのアクション部が単一の .B BEGIN ブロック中にあるかのように扱われます。 結合されたアクションは、 すべての入力ファイルの読み込みに先立って実行されます。同様にすべての .B END ブロックは結合され、すべての入力ファイルの処理後(あるいは、exit ステートメント が実行されたとき)に実行されます。 .B BEGIN と .B END はパターン式内で他のパターンと混ぜて使うことはできません。また、 .B BEGIN と .B END パターンはアクション部を省略することができません。 .PP .BI / "regular expression" / パターンでは、正規表現(regular expression) にマッチした入力レコードに対してアクション が実行されます。正規表現は .IR egrep (1) と同じものが使えます。あとに要約を示します。 .PP .I 関係式(relational expression) では、後述のアクションについての節で示す演算子を用いることが できます。 これらは概して、特定のフィールドが正規表現にマッチするかどうかを 調べるために用いられます。 .PP 演算子 .BR && , .BR || , .B ! は、それぞれ C 言語での論理AND、論理OR、論理NOT と等価です。 C 言語と同様に、評価値が確定した時点で以降の評価を打ち切ります。 これらは複数のパターン式を結合するために使用されます。 他のプログラミング言語と同様、括弧によって評価順序を変更することができます。 .PP .B ?\^: 演算子は C 言語のものと同様です。もし、最初のパターンが真なら、 テストのために 2 番目のパターンが用いられ、そうでなければ 3 番目のパターンが 用いられます。2 番目と 3 番目のパターンのどちらかだけが評価されます。 .PP .IB pattern1 ", " pattern2 形式は .I 範囲パターン と呼ばれます。範囲パターンは、 .I pattern1 にマッチするレコードから、 .I pattern2 にマッチするレコードまでのすべてにマッチします。 この形式は、他のパターン式と混合して用いることはできません。 .SS 正規表現 awk の正規表現は .I egrep のものと同様に、拡張された正規表現です。 以下の構成要素から成り立っています。 .TP \w'\fB[^\fIabc...\fB]\fR'u+2n .I c メタ文字ではない .I c にマッチする。 .TP .I \ec リテラル文字 .I c にマッチする。 .TP .B . 改行を .I 含む 任意の 1 文字にマッチする。 .TP .B ^ 文字列の先頭にマッチする。 .TP .B $ 文字列の終端にマッチする。 .TP .BI [ abc... ] 文字リストであり、 .I abc... のいずれか 1 文字にマッチする。 .TP .BI [^ abc... ] 文字リストの逆であり、 .I abc... 以外の 1 文字にマッチする。 .TP .IB r1 | r2 選言: .I r1 または .I r2 にマッチする。 .TP .I r1r2 結合: .I r1 の直後に .I r2 が続くものにマッチする。 .TP .IB r + .I r の 1 回以上の繰り返しにマッチする。 .TP .IB r * .I r の 0 回以上の繰り返しにマッチする。 .TP .IB r ? .I r の 0 回または 1 回の繰り返しにマッチする。 .TP .BI ( r ) グループ化: .I r にマッチする。 .TP .PD 0 .IB r { n } .TP .PD 0 .IB r { n ,} .TP .PD .IB r { n , m } ブレース中に 1 つか 2 つの数値を記述することにより、 .I "インターバル表現" を表します。ブレース中に数値が 1 つある場合、直前の正規表現 .I r が .I n 回繰り返されます。2 つの数値がコンマで区切られている場合、 .I r は .I n 回から .I m 回繰り返されます。1 つの数値に続いてコンマがある場合、 .I r は少なくとも .I n 回繰り返されます。 .sp .5 インターバル表現は .B \-\^\-posix または .B \-\^\-re\-interval がコマンドラインにて指定されているときのみ利用可能です。 .TP .B \ey 語の先頭または末尾の空文字列にマッチします。 .TP .B \eB 語の中の空文字列にマッチします。 .TP .B \e< 語の先頭の空文字列にマッチします。 .TP .B \e> 語の末尾の空文字列にマッチします。 .TP .B \ew 語を構成する文字 (レター、数値、アンダスコア) にマッチします。 .TP .B \eW 語を構成する文字以外の文字にマッチします。 .TP .B \e` バッファ (文字列) の先頭の空文字列にマッチします。 .TP .B \e' バッファの末尾の空文字列にマッチします。 .PP 文字列定数中で用いることができるエスケープシーケンス(後述参照)は、 正規表現中でも使用することができます。 .PP .I 文字クラス は POSIX 標準で導入された新機能です。 文字クラスは特定の属性を持つ文字列リストの特殊表現ですが、 実際の文字集合自身は国や文字集合によって様々なものとなります。 例えば、アルファベット文字はアメリカ合州国とフランスとでは異なります。 .PP 文字クラスが有効なのは、 文字リストのブラケットの中の正規表現だけです。 文字クラスは、 .B [: と、クラスを表現するキーワードと、 .B :] で構成されます。 以下に POSIX 表現で定義される文字クラスを示します。 .TP .B [:alnum:] アルファベットと数値文字。 .TP .B [:alpha:] アルファベット文字。 .TP .B [:blank:] 空白とタブ文字。 .TP .B [:cntrl:] 制御文字。 .TP .B [:digit:] 数値文字。 .TP .B [:graph:] 印字可能で可視な文字。 (空白は印字可能ですが見えません。一方 .B a は印字可能かつ可視です。) .TP .B [:lower:] アルファベット文字の小文字。 .TP .B [:print:] 印字可能な文字 (制御文字以外)。 .TP .B [:punct:] 句読点文字 (レター、数値、制御文字、空白文字のいずれでもない文字)。 .TP .B [:space:] 空白文字 (空白、タブ、フォームフィード等の少数の文字を指す)。 .TP .B [:upper:] アルファベット文字の大文字。 .TP .B [:xdigit:] 16 進数の数値。 .PP 例えば、POSIX 標準以前では、アルファベットと数値の文字にマッチするためには、 .B /[A\-Za\-z0\-9]/ と書きました。しかし、別のアルファベット文字が文字集合に含まれる場合、 それらにはマッチしません。 POSIX 文字クラスでは、 .BR /[[:alnum:]]/ と記述することができ、文字集合の .I すべて のアルファベットと数値にマッチします。 .PP 文字リスト中には、更に 2 つの特殊シーケンスを使用できます。 これらは、 複数の文字によって表現される単一シンボル ( .I 照合文字 と呼ばれます) を持ち、 複数の文字が .I 参照 やソートにおいては等価であるとされる、非 ASCII 文字集合に適用されます。 (例えば、フランス語では単なる ``e'' とグレーブアクセント付きの e\` とでは 等価です。) .TP 照合シンボル 参照シンボルは複数文字の参照要素であり、 .B [. と .B .] で括ります。 例えば、 .B ch が参照要素の場合、 .B [[.ch.]] は正規表現となり、この参照要素にマッチします。 一方、 .B [ch] は .B c か .B h にマッチする正規表現です。 .TP 等価クラス 等価クラスは 等価な文字リストを指すロケール固有の名前です。名前は .B [= と .B =] で括ります。 例えば、名前 .B e は ``e,'' ``e\`,'', ``e\`.'' のすべてを表現するために使用されるかもしれません。 この場合、 .B [[=e=]] は .BR e , .BR e\' , .BR e\` のいずれかにマッチする正規表現となります。 .PP これらの機能は英語以外のロケールにて非常に有用です。 .I gawk が正規表現のマッチングに使用するライブラリ関数は、 現在 POSIX 文字クラスのみを理解し、 参照シンボルと等価クラスは理解しません。 .PP .BR \ey , .BR \eB , .BR \e< , .BR \e> , .BR \ew , .BR \eW , .BR \e` , .B \e' の演算子は .IR gawk 固有であり、GNU 正規表現ライブラリの機能を元にした拡張です。 .PP 様々なコマンドラインオプションによって、正規表現中の文字を .I gawk がどのように解釈するのかを制御できます。 .TP オプション無し デフォルトでは、 .I gawk は上述の POSIX 正規表現および GNU 正規表現のすべての機能を提供します。 しかしながら、インターバル表現はサポートされません。 .TP .B \-\^\-posix POSIX 正規表現のみがサポートされ、GNU 演算子はサポートされません (例えば、 .B \ew はリテラル .B w にマッチします)。 インターバル表現は許されます。 .TP .B \-\^\-traditional 伝統的な Unix .I awk の正規表現がサポートされます。GNU 演算子、インターバル表現、 POSIX 文字クラス ( .B [[:alnum:]] など) はサポートされません。 8 進または 16 進のエスケープシーケンスで表現される文字は、 正規表現のメタ文字を表現するとしても、 リテラルとして扱われます。 .TP .B \-\^\-re\-interval .B \-\^\-traditional が指定されていたとしても、正規表現中でインターバル表現をサポートします。 .SS アクション アクションは、ブレース .B { と .B } で囲みます。アクションは通常の代入、条件文、 ループ文等からなります。演算子、制御文、入出力文は C 言語とほぼ同様です。 .SS 演算子 .PP AWK での演算子を、優先順位の高いものから順に示します。 .PP .TP "\w'\fB*= /= %= ^=\fR'u+1n" .BR ( \&... ) グループ化。 .TP .B $ フィールド参照。 .TP .B "++ \-\^\-" インクリメント、デクリメント。前置も後置も可能。 .TP .B ^ べき乗(\fB**\fR も同様の意味で使用できる。また \fB**=\fR 代入演算子も存在する)。 .TP .B "+ \- !" 単項のプラス、マイナス、論理否定。 .TP .B "* / %" 乗算、除算、剰余。 .TP .B "+ \-" 加算と減算。 .TP .I space 文字列結合。 .TP .PD 0 .B "< >" .TP .PD 0 .B "<= >=" .TP .PD .B "!= ==" 通常の関係演算子。 .TP .B "~ !~" 正規表現マッチ、否定のマッチ。 .B 注意: .B ~ と .B !~ の左辺に正規表現定数 .RB ( /foo/ 等) を用いてはいけません。正規表現定数は右辺にのみ置くことができます。式 .BI "/foo/ ~ " exp は \fB(($0 ~ /foo/) ~ \fIexp\fB)\fR と等価であり、これは通常意図するものとは異なります。 .TP .B in 配列のメンバ。 .TP .B && 論理 AND。 .TP .B || 論理 OR。 .TP .B ?: C 言語の条件式と同様です。 .IB expr1 " ? " expr2 " : " expr3\c の形式で使います。もし .I expr1 が真なら式の値は .I expr2 になり、そうでなければ .I expr3 になります。 .I expr2 か .I expr3 のうち片方のみが評価されます。 .TP .PD 0 .B "= += \-=" .TP .B "*= /= %= ^=" 代入。絶対代入 .BI ( var " = " value ) と演算子代入 (他の形式) がサポートされています。 .SS 制御ステートメント .PP 制御ステートメントは以下のとおりです。 .PP .RS .nf \fBif (\fIcondition\fB) \fIstatement\fR [ \fBelse\fI statement \fR] \fBwhile (\fIcondition\fB) \fIstatement \fR \fBdo \fIstatement \fBwhile (\fIcondition\fB)\fR \fBfor (\fIexpr1\fB; \fIexpr2\fB; \fIexpr3\fB) \fIstatement\fR \fBfor (\fIvar \fBin\fI array\fB) \fIstatement\fR \fBbreak\fR \fBcontinue\fR \fBdelete \fIarray\^\fB[\^\fIindex\^\fB]\fR \fBdelete \fIarray\^\fR \fBexit\fR [ \fIexpression\fR ] \fB{ \fIstatements \fB} .fi .RE .SS 入出力ステートメント .PP 入出力ステートメントは以下のとおりです。 .PP .TP "\w'\fBprintf \fI書式, 式の列\fR'u+1n" .BI close( file ) ファイル (またはパイプ、下記参照) をクローズします。 .TP .B getline 次のレコードを .B $0 に読み込みます。 .BR NF , .BR NR , .B FNR が設定されます。 .TP .BI "getline <" file ファイル .I file から次のレコードを .B $0 に読み込みます。 .B NF が設定されます。 .TP .BI getline " var" 次のレコードを変数 .I var に読み込みます。 .BR NR , .B FNR が設定されます。 .TP .BI getline " var" " <" file ファイル .I file から次のレコードを変数 .I var に読み込みます。 .TP .B next 現在のレコードに対する処理を終了し、次のレコードを読み込み、AWK プログ ラムの最初のパターンから処理を開始します。 C 言語の continue と類似した意味を持ちます。 もし、入力データの終端に達した場合、 .B END ブロックが存在すれば実行されます。 .TP .B "nextfile" 現在の入力ファイルに対する処理を終了し、次の入力ファイルからレコードを 読み込みます。 .B FILENAME と .B ARGIND が更新され、 .B FNR が 1 にリセットされ、AWK プログラムの 最初のパターンから処理が開始されます。入力データの終端に達したときは、 もし存在すれば、 .B END ブロックが実行されます。 .B 注: 以前のバージョンの gawk では .BR "next file" と 2 語で使用されていました。この用法はまだ認識されますが、 警告メッセージを生じさせますし、最終的には無くなる表現です。 .TP .B print 現在のレコードを出力します。 出力レコードは .B ORS 変数の値にて終端されます。 .TP .BI print " expr-list" 式を出力します。各式は .B OFS の値で区切られます。出力されるレコードの最後に は .B ORS の値が付加されます。 .TP .BI print " expr-list" " >" file 式をファイル .I file に出力します。各式は .B OFS の値で区切られます。出力されるレコードの 最後には .B ORS の値が付加されます。 .TP .BI printf " fmt, expr-list" 書式付き出力です。 .TP .BI printf " fmt, expr-list" " >" file ファイル .I file への書式付き出力です。 .TP .BI system( cmd-line ) コマンド .I cmd-line を実行し、終了ステータスを返します(\*(PX に対応しない システムでは使用できない場合があります)。 .TP \&\fBfflush(\fR[\fIfile\^\fR]\fB)\fR オープンされている出力ファイルまたはパイプ .I file に関連づけられているバッファをフラッシュします。 .I file を指定しないと、標準出力がフラッシュされます。 .I file が空文字列の場合、オープンされているすべてのファイルとパイプのバッファを フラッシュします。 .PP その他の形式のリダイレクトとして以下のものが利用可能です。 .B print と .B printf に対して、 .BI >> file を指定すると出力はファイル .I file に追加され、 .BI | " command" は出力をパイプに対して行います。同様に、 .IB command "| getline" はコマンドの出力から .B getline を行ないます。 .B getline はファイル終端では 0 を、エラー時には \-1 を返します。 .SS \fIprintf\fP\^ ステートメント .PP AWK での .B printf ステートメントと .B sprintf() 関数(後述参照)は、以下の変換指定書式を受け付けます。 .TP .B %c 1 つの \s-1ASCII\s+1 文字。 .B %c に対応する引数が数値なら、その値を \s-1ASCII\s+1 コードとみなし て文字に変換します。そうでなければ、引数は文字列であると解釈され、その1 文字目が出力されます。 .TP .B %d .PD 0 .TP .B %i 10進数(整数部分)。 .TP .PD 0 .B %e .TP .PD .B %E .B [-]d.dddddde[+-]dd という形式の浮動小数点数。 .B %E 形式では .B e の代りに .B E が使用されます。 .TP .B %f .B [-]ddd.dddddd という形式の浮動小数点数。 .TP .PD 0 .B %g .TP .PD .B %G .B %e と .B %f の短い方の形式の浮動小数点数。余計な 0 は省略されます。 .B %G 形式では .B %e の代りに .B %E を使用します。 .TP .B %o 符号なしの 8 進数(整数)。 .TP .B %s 文字列。 .TP .PD 0 .B %x .TP .PD .B %X 符号なしの 16 進数(整数)。 .B %X 形式では、 .B abcdef の代りに .B ABCDEF を用います。 .TP .B %% 単一の文字 .B % 。引数は使用しません。 .PP .B % と上記の制御文字との間にオプショナルな追加のパラメータを置く ことができます。以下にそれらを示します。 .TP .B \- 左寄せ。 .TP .I 空白 数値変換において、正の値のプレフィックスは空白となり、 負の値のプレフィックスはマイナス記号となります。 .TP .B + プラス記号は幅修正子 (後述) の前に使用し、 整形されるデータが正であったとしても、 数値変換に対して常に符号を付けることを指示します。 .B + は空白修正子に優先します。 .TP .B # ある制御レターに対して「別の形式」を使用します。 .BR %o に対しては先行する 0 を与え、 .BR %x と .BR %X に対しては非 0 の結果に対して先行する .BR 0x と .BR 0X を与えます。 .BR %e , .BR %E , .B %f に対しては結果に常に小数点を含めます。 .BR %g , .B %G -に対しては結果の後尾から 0 を取り除きません。 +に対しては結果の末尾から 0 を取り除きません。 .TP .B 0 先頭の .B 0 (ゼロ) はフラグとして動作し、 出力を空白ではなく 0 でパディングすることを示します。 これは非数値の出力書式に対しても適用されます。 このフラグが有効なのは、フィールド幅が印字される値の幅より広いときだけです。 .TP .I width フィールドが指定した幅 .I width になるようにパディングされます。フィールドは通常空白でパディングされます。 .B 0 フラグが使用された場合には 0 でパディングされます。 .TP .BI . prec 印字において使用する精度を数値で指定します。 .BR %e , .BR %E , .B %f の書式に対しては、小数点の右側に印字される数字の数を指定します。 .BR %g , .B %G の書式に対しては、仮数部の最大数を指定します。 .BR %d , .BR %o , .BR %i , .BR %u , .BR %x , .B %X の書式に対しては、印字される数字の最小数を指定します。 文字列に対しては、印字される文字列からとりだされる最大の文字数を指定します。 .PP \*(AN C の .B printf() の動的な幅 .I width と精度 .I prec の指定機能が使用できます。 .B 幅 または .B 精度 の指定部分に .B * を指定することで、その値を .B printf または .B sprintf() への引数で指定できます。 .SS 特殊ファイル名 .PP .B print や .B printf で書き込みときでも、 .B getline でファイルから読み取るときでも、 入出力リダイレクトを行う場合、 .I gawk は内部的な特殊なファイル名を解釈します。 これらのファイル名により、親プロセス(通常はシェルです)から受け継いだ オープン状態のファイルディスクリプタを用いて入出力を行ったり、実行中の .I gawk プロセスに関する情報を得ることができます。 特殊ファイル名は以下のとおりです。 .TP \w'\fB/dev/stdout\fR'u+1n .B /dev/pid 現在のプロセスのプロセスID(10進数で、最後に改行が付きます)を 読み込むことができます。 .TP .B /dev/ppid 現在のプロセスの親のプロセスのプロセスID(10進数で、最後に改行が付きます)を 読み込むことができます。 .TP .B /dev/pgrpid 現在のプロセスのプロセスグループ ID(10進数で、最後に改行が付きます) を読み込むことができます。 .TP .B /dev/user このファイルを読むことで、改行で終わる単一のレコードが得られます。 各フィールドは空白で区切られています。 .B $1 は .IR getuid (2) システムコールの値、 .B $2 は .IR geteuid (2) システムコールの値、 .B $3 は .IR getgid (2) システムコールの値、 .B $4 は .IR getegid (2) システムコールの値です。もし、さらにフィールドがあれば、 それは .IR getgroups (2) システムコールが返すグループ ID のリストです。 全てのシステムで複数のグループがサポートされているわけではありません。 .TP .B /dev/stdin 標準入力。 .TP .B /dev/stdout 標準出力。 .TP .B /dev/stderr 標準エラー出力。 .TP .BI /dev/fd/\^ n オープンされたファイルディスクリプタ .I n に対応しているファイル。 .PP エラーメッセージを出力するには、以下の方法が便利です。 .PP .RS .ft B print "You blew it!" > "/dev/stderr" .ft R .RE .PP もしこの機能が無かったら、次のようにするしかないところです。 .PP .RS .ft B print "You blew it!" | "cat 1>&2" .ft R .RE .PP これらのファイル名は、コマンドラインのデータファイル指定で使うこともできます。 .SS 数値関数 .PP AWK は以下の定義済み数値関数を持っています。 .PP .TP \w'\fBsrand(\fR[\fIexpr\^\fR]\fB)\fR'u+1n .BI atan2( y , " x" ) .I y/x の逆正接をラジアンで与えます。 .TP .BI cos( expr ) .I expr の余弦をラジアンで与えます。 .TP .BI exp( expr ) 指数関数。 .TP .BI int( expr ) 整数への切捨て。 .TP .BI log( expr ) 自然対数。 .TP .B rand() 0 から 1 の間の乱数を与えます。 .TP .BI sin( expr ) .I expr の正弦をラジアンで与えます。 .TP .BI sqrt( expr ) 平方根。 .TP \&\fBsrand(\fR[\fIexpr\^\fR]\fB)\fR .I expr の値を乱数生成関数の種として用います。式が指定されなかった場合は、 時刻が用いられます。直前の種の値を返します。 .SS 文字列関数 .PP .I gawk は以下の定義済み文字列関数を持っています。 .PP .TP "\w'\fBsprintf(\^\fIfmt\fB\^, \fIexpr-list\^\fB)\fR'u+1n" \fBgensub(\fIr\fB, \fIs\fB, \fIh \fR[\fB, \fIt\fR]\fB)\fR 対象文字列 .I t から正規表現 .I r のマッチを探します。 .I h が .B g または .B G で開始する文字列の場合、マッチする .I r をすべて .I s に置き換えます。 そうでない場合、 .I h は何番目の .I r のマッチを置き換えるのかを示します。 .I t が与えられない場合、代りに .B $0 が使用されます。 置換テキスト .I s では、シーケンス .BI \e n\fR ただし .I n は 1 から 9 までの数字を使用して、 .I n 番目にマッチした括弧付きサブ式を示すことができます。 シーケンス .B \e0 は文字 .B & と同様、マッチしたテキスト全体を表します。 .B sub() や .B gsub() とは異なり、修正された文字列が関数の結果として返され、 元の対象テキストは変更され .I ません 。 .TP "\w'\fBsprintf(\^\fIfmt\fB\^, \fIexpr-list\^\fB)\fR'u+1n" \fBgsub(\fIr\fB, \fIs \fR[\fB, \fIt\fR]\fB)\fR 文字列 .I t 中で正規表現 .I r にマッチした部分をすべて .I s に置換します。置換の個数を返します。 .I t を指定しなかった場合は .B $0 が用いられます。 置換テキストでは、 .B & は実際にマッチしたテキストで置き換えられます。 .B \e& を使用するとリテラルの .B & を得ることができます。 .BR sub() , .BR gsub() , .B gensub() における .B & とバックスラッシュに関する完全な議論は .I "AWK Language Programming" を参照してください。 .TP .BI index( s , " t" ) 文字列 .I s 中に含まれる文字列 .I t の位置を返します。 .I t が含まれていない場合は 0 を返します。 .TP \fBlength(\fR[\fIs\fR]\fB) 文字列 .I s の長さを返します。 .I s を指定しなかった場合には .B $0 の長さを返します。 .TP .BI match( s , " r" ) 文字列 .I s 中で正規表現 .I r にマッチする位置を返します。マッチしない場合は 0 を 返します。 .B RSTART と .B RLENGTH の値が設定されます。 .TP \fBsplit(\fIs\fB, \fIa \fR[\fB, \fIr\fR]\fB)\fR 文字列 .I s を正規表現 .I r を用いて分割し、配列 .I a に格納します。 フィールド数を返します。 .I r が省略され た場合は .B FS が用いられます。配列 .I a の内容は、分割前にクリアされます。 分割は、上述のフィールド分割と同じ動作を行います。 .TP .BI sprintf( fmt , " expr-list" ) 書式 .I fmt に従って .I exp-list を整形表示し、結果の文字列を返します。 .TP \fBsub(\fIr\fB, \fIs \fR[\fB, \fIt\fR]\fB)\fR .B gsub() と似てますが、最初にマッチした文字列のみが置換されます。 .TP \fBsubstr(\fIs\fB, \fIi \fR[\fB, \fIn\fR]\fB)\fR 文字列 .I s の .I i 文字目から始まる最大 .I n 文字の部分文字列を返します。 .I n が省略された場合、 .I i 文字目以降の部分文字列が返されます。 .TP .BI tolower( str ) 文字列 .I str をコピーし、大文字をすべて小文字に変換したものを返します。 アルファベットでない文字は変化しません。 .TP .BI toupper( str ) 文字列 .I str をコピーし、小文字をすべて大文字に変換したものを返します。 アルファベットでない文字は変化しません。 .SS 時間関数 .PP タイムスタンプを含んだログファイルの処理は AWK プログラムの主な使い道の1つですから、 .I gawk はタイムスタンプを取り出したり、フォーマット するための 2 つの関数を提供します。 .PP .TP "\w'\fBsystime()\fR'u+1n" .B systime() 基準時点からの経過秒数を返します (\*(PX システムでは、基準時点は UTC で 1970 年 1 月 1 日 0:00 です)。 .TP \fBstrftime(\fR[\fIformat \fR[\fB, \fItimestamp\fR]]\fB)\fR 書式 .I format に従って .I timestamp をフォーマットします。 .I timestamp は .B systime() が返す値と同じ形式でなければなりません。 .I timestamp が省略された場合、現在の日付が使用されます。 .I format が省略された場合、 .IR date (1) が出力に使用するものと同じデフォルトフォーマットが使用されます。 利用可能なフォーマットについては、\*(AN C の .B strftime() 関数の仕様を参照して下さい。パブリックドメインな .IR strftime (3) とそのマニュアルページが .I gawk とともに配布されています。もし、 .I gawk を作成するためにその .B strftime を用いた場合は、そのマニュアルに記述されている変換書式が .I gawk でも利用可能です。 .SS 文字列定数 .PP AWK での文字列定数は、ダブルクォート(\fB"\fR)に狭まれた文字の列です。 文字列内では、C 言語のようにいくつかの .I エスケープシーケンス が使えます。 .PP .TP \w'\fB\e\^\fIddd\fR'u+1n .B \e\e バックスラッシュそのもの。 .TP .B \ea 「警告」文字。通常は \s-1ASCII\s+1 \s-1BEL\s+1 文字です。 .TP .B \eb バックスペース。 .TP .B \ef 改ページ(フォームフィード)。 .TP .B \en 改行。 .TP .B \er 復帰(キャリッジリターン)。 .TP .B \et 水平タブ。 .TP .B \ev 垂直タブ。 .TP .BI \ex "\^hex digits" .B \ex に続く 16 進数で表現された文字。\*(AN C と同様に、 .B \ex に続くすべての 16 進数字 はエスケープシーケンスの一部であるとみなされます。 (この機能によりコミッティによる言語デザインが分かります。) 例えば、\fB"\ex1B"\fR は \s-1ASCII\s+1 \s-1ESC\s+1 (エスケープ) 文字です。 .TP .BI \e ddd 1桁か2桁か3桁の 8 進数で表現された文字。例えば、 \fB"\e033"\fR は \s-1ASCII\s+1 \s-1ESC\s+1 (エスケープ) 文字です。 .TP .BI \e c 文字 c そのもの。 .PP エスケープシーケンスは正規表現定数内でも用いることができます(例えば、 .B "/[\ \et\ef\en\er\ev]/" は空白文字にマッチします)。 .PP 互換モードでは、8 進および 16 進のエスケープシーケンスで表現される文字は、 正規表現定数として使用された場合、リテラルとして扱われます。 それゆえ、 .B /a\e52b/ は .B /a\e*b/ と等価です。 .SH 関数 AWK では関数を以下のようにして定義します。 .PP .RS \fBfunction \fIname\fB(\fIparameter list\fB) { \fIstatements \fB}\fR .RE .PP 関数は、パターンまたはアクションの式から呼び出されたときに実行されます。 関数呼び出しにおいて与えられた実引数が、関数宣言における仮引数に 受け渡されます。 このとき配列の場合は参照渡しが行われ、他の変数の場合は値渡しで行われます。 .PP 元々 AWK に関数は備わっていませんでしたので、局所変数の機構はあまり スマートではありません。 局所変数は引数リストの余分な引数として宣言します。局所変数と関 数引数を区別するため、余分な空白で区切るのが慣習です。例えば、以下のよ うにします。 .PP .RS .ft B .nf function f(p, q, a, b) # a & b は局所変数 { \&..... } /abc/ { ... ; f(1, 2) ; ... } .fi .ft R .RE .PP 関数呼び出しにおける左括弧は、空白を狭まずに関数名の直後に 置かなければいけません。 これは、文字列結合演算子との曖昧さを生じさせないために必要です。 この制限は、上述の組み込み関数にはあてはまりません。 .PP 関数は、他の関数を呼び出したり、自分自身を再帰的に呼び出すことができます。 局所変数として用いられる関数引数は、関数起動時に空文字列および 0 に初期化されます。 .PP .B \-\^\-lint が指定されたとき、 .I gawk は実行時ではなくパーズ時に未定義関数の呼び出しに関して警告します。 実行時の未定義関数の呼び出しは致命的なエラーとなります。 .PP .B function のかわりに .B func を用いることができます。 .SH 使用例 .nf ``/etc/passwd'' から全ユーザのログイン名を取り出し、ソートして出力する。 .ft B BEGIN { FS = ":" } { print $1 | "sort" } .ft R ファイルの行数を数える。 .ft B { nlines++ } END { print nlines } .ft R 行番号をつける。 .ft B { print FNR, $0 } .ft R 全ファイルを通した行番号をつける。 .ft B { print NR, $0 } .ft R .fi .SH 関連項目 .IR egrep (1), .IR getpid (2), .IR getppid (2), .IR getpgrp (2), .IR getuid (2), .IR geteuid (2), .IR getgid (2), .IR getegid (2), .IR getgroups (2) .PP .IR "The AWK Programming Language" , Alfred V. Aho, Brian W. Kernighan, Peter J. Weinberger, Addison-Wesley, 1988. ISBN 0-201-07981-X. .PP .IR "AWK Language Programming" , Edition 1.0, published by the Free Software Foundation, 1995. .SH POSIX 互換 .I gawk は最新版の \*(UX .I awk との互換性だけでなく、\*(PX 標準との互換性も追求しています。 このため .I gawk には以下のような機能が取り入れられています。 これらの機能は AWK 本には述べられていませんが、 Bell Labs および \*(PX 標準の .I awk が有している機能です。 .PP プログラム実行前に変数代入を行なう .B \-v オプションは新しい物です。 AWK 本によれば、コマンドラインで指定された変数代入は .I awk が引数をファイル名としてオープンする際に行なわれることになります。つまり これは .B BEGIN ブロックの実行後です。しかしながら初期の頃の実装では、引数の中でファイル名に 先立って変数代入が指定されている場合には、代入は .B BEGIN ブロック実行の .I 前に 行われていました。そしてアプリケーションは、この「仕様」に依存する ようになりました。 .I awk がそのドキュメントに合うように直された時、昔の動作に依存している アプリケーションの便宜を図るためにこのオプションが加えられました。 (この仕様は AT&T および GNU の開発者達によって合意されました。) .PP 独自機能のための .B \-W オプションは \*(PX 標準に従ったものです。 .PP 引数の列に特別なオプション ``\fB\-\^\-\fP'' を指定すると、 .I gawk はそこがオプションの終わりであると解釈します。 互換モードにおいては未定義オプションは警告が出力され、それ以外のものは 無視されます。 通常の実行においては残りの引数は AWK プログラムに引き渡されます。 .PP AWK 本は .B srand() の返り値を定義していません。 \*(PX 標準 では、その関数が使っている種を返し、 乱数シーケンスを追跡できるようにしています。 したがって .I gawk における .B srand() も現在の種を返すようにしてあります。 .PP その他にも以下のような新機能があります。 .B \-f オプションの複数回使用 (MKS .IR awk に倣いました); .B ENVIRON 配列; エスケープシーケンス .B \ea と .B \ev ( .I gawk で最初に実装され、AT&T の .I awk にフィードバックされました); 組み込み関数 .B tolower() と .B toupper() (AT&T に倣いました); .B printf における \*(AN C 変換指定 (AT&T 版で最初に実装されました)。 .SH GNU 拡張 .I gawk は \*(PX .I awk に対して多くの拡張が行なわれています。 この節ではそれらについて解説します。 .B \-\^\-traditional オプション付きで .I gawk を起動することによって、 ここで述べられている拡張機能をすべて禁止することができます。 .PP .I gawk が持つ以下の機能は \*(PX .I awk では使用できません。 .RS .TP \w'\(bu'u+1n \(bu エスケープシーケンス .B \ex 。( .B \-\^\-posix で抑止できます。) .TP \w'\(bu'u+1n \(bu .B fflush() 関数。( .B \-\^\-posix で抑止できます。) .TP \(bu .BR systime() , .BR strftime() , .B gensub() の各関数。 .TP \(bu 入出力リダイレクトで利用可能な特殊ファイル名は理解されません。 .TP \(bu 変数 .BR ARGIND , .BR ERRNO , .B RT は特殊変数ではありません。 .TP \(bu 変数 .B IGNORECASE とその副作用は利用できません。 .TP \(bu 変数 .B FIELDWIDTHS と固定長フィールド分割。 .TP \(bu .B RS の正規表現としての使用。 .TP \(bu .B FS に空文字列を設定することにより各文字を切り出す能力と、 .B split() の 3 番目の引数。 .TP \(bu .B \-f オプションで指定されたファイル名についてパス検索を行わないこと。 よって、環境変数 .B AWKPATH は特殊な変数ではありません。 .TP \(bu 現在の入力ファイルに対する処理を終わらせるために使用される .B "nextfile" 。 .TP \(bu 配列全体を削除するために使用される .BI delete " 配列" 。 .RE .PP AWK 本は関数 .B close() の返り値を定義していません。 .I gawk の .B close() は、ファイルやパイプをクローズする際に呼び出す .IR fclose (3) や .IR pclose (3)、 からの返り値を返します。 .PP オプション .B \-\^\-traditional 付きで .I gawk を起動し .B \-F オプションへの引数 .I fs として ``t'' を与えた場合に、 .B FS の値はタブ文字に設定されます。 .B "gawk \-F\et \&..." とタイプしても、シェルが単に ``t'' をクォートするので、``\et'' は .B \-F オプションに渡されません。 これは少々見苦しい特殊事例ですので、デフォルトの動作としては 採用されていません。 .B \-\^\-posix を指定した場合にも、この動作は行なわれません。 タブ文字をフィールドセパレータとして使用したい場合には、 クォートを使用するのが最良です: .BR "gawk \-F'\et' \&..." . .ig .PP If .I awk was compiled for debugging, it will accept the following additional options: .TP .PD 0 .B \-Wparsedebug .TP .PD .B \-\^\-parsedebug Turn on .IR yacc (1) or .IR bison (1) debugging output during program parsing. This option should only be of interest to the .I gawk maintainers, and may not even be compiled into .IR gawk . .. .SH 歴史的機能 .I gawk は歴代の AWK の実装にあった 2 つの機能を備えています。 1 つめとして、組み込み関数 .B length() は引数無しで呼び出せるだけでなく、さらに括弧無しでも呼び出せます! したがって .RS .PP .ft B a = length # Holy Algol 60, Batman! .ft R .RE .PP は以下の2例と同じです。 .RS .PP .ft B a = length() .br a = length($0) .ft R .RE .PP \*(PX 標準ではこの機能は ``deprecated'' と注意書きされており、 .I gawk ではコマンドラインで .B \-\^\-lint を指定した場合に、この機能の使用に対して警告を出力します。 .PP もう 1 つは、 .BR while , .BR for , .B do ループ本体の外でも .BR continue , .B break ステートメントを使用できるという機能です。 伝統的な AWK の実装では、このように使用した .B continue ステートメントを .B next ステートメントと等価なものとして扱ってきました。 .I gawk では .B \-\^\-traditional が指定された場合に、この機能を使うことができます。 .SH 環境変数 環境に .B POSIXLY_CORRECT が存在する場合には、 .I gawk はコマンドラインで .B \-\^\-posix が指定されている時と全く同じ動作をします。 このとき .B \-\^\-lint が指定されていると .I gawk はこの作用についての警告メッセージを出力します。 .PP .B AWKPATH 環境変数を使用して、 .I gawk が .B \-f および .B \-\^\-file オプションで指定されたファイル名を検索するディレクトリを指定できます。 .SH バグ コマンドラインでの変数代入機能を使用するには、変数への代入を直接 コマンドラインに書けばよく、 .B \-F オプションをつける必要はありません。 このオプションは昔の .I awk との互換性のためだけに残されています。 .PP ファイル .B /dev/fd および .BR /dev/stdin , .BR /dev/stdout , .B /dev/stderr を実際にサポートしているシステムでの .I gawk からは、それらがないシステムとは違った出力が得られるかもしれません。 .I gawk はそれらのファイルを内部で解釈する際に標準出力への出力を .B /dev/stdout への出力と同期させますが、それらのファイルを持つシステムでは 出力はそれぞれ異なるファイルへ向けられます。 利用者の方で気を付けるようにしてください(Caveat Emptor)。 .PP 文法的に誤った単一文字プログラムはパーズスタックを溢れさせる傾向があり、 まったく分からないメッセージを生成する傾向にあります。 このようなプログラムの診断は驚くべきことに一般に難しく、 診断の努力はまったく無意味になります。 .SH バージョン情報 このマニュアルは .IR gawk バージョン 3.0.2 について記載しています。 .SH 作者 \*(UX .I awk の最初のバージョンは、AT&T Bell Labs の Alfred Aho と Peter Weinberger および Brian Kernighan によって設計、実装されました。 Brian Kernighan はその保守と改良を続けています。 .PP Free Software Foundation の Paul Rubin と Jay Fenlason が、Seventh Edition \*(UX で配布された最初のバージョンの .I awk と互換性を持つように .I gawk を書きました。 John Woods は数々のバグ修正を送って下さいました。 David Trueman は、Arnold Robbins が送って下さった内容をもとに、 .I gawk を新バージョンの \*(UX .I awk 互換にしました。 .PP DOS への最初の移植は Conrad Kwok と Scott Garfinkle によって 行なわれました。 現在は Scott Deifik が DOS 版の保守をしています。 Pat Rankin は VMS への移植を行ない、Michal Jaegermann は Atari ST への 移植を行ないました。 OS/2 への移植は Kai Uwe Rommel が Darrel Hankerson の助けを借りて 行ないました。 Fred Fish が Amiga サポートの提供を行いました。 .SH バグレポート .I gawk のバグを見付けたら、電子メールを .B bug-gnu-utils@prep.ai.mit.edu 宛に送るとともに、カーボンコピーを .B arnold@gnu.ai.mit.edu 宛に送ってください。 電子メールには、オペレーティングシステムとそのリビジョン、 .I gawk のリビジョン、コンパイルに使用した C コンパイラ、 問題を再現するできるだけ小さなテストプログラムとデータを記述してください。 .PP バグレポートを送る前に 2 つのことを行ってください。 第 1 に、最新の .I gawk を使用されていることを確認してください。 多くの (通常微妙な) バグが各々のリリースで修正されていますので、 ご使用のものが古い場合には問題は既に解決されているかもしれません。 第 2 に、このマニュアルページとリファレンスマニュアルを注意深く読み、 あなたがバグだと思うものが確かにバグであり、 大きく変わった言語仕様ではないことを確認してください。 .PP バグレポートを .B comp.lang.awk に投稿することだけはしないでください。 .I gawk の開発者達は時々このニュースグループを読みますが、 バグレポートをこのニュースグループに投稿しても バグレポートとして信頼性がありません。 上記のアドレスへの電子メールでお願いします。 .SH 謝辞 Bell Labs の Brian Kernighan はテストおよびデバッグの間、貴重な助力を 提供して下さいました。 感謝致します。 .SH COPYING PERMISSIONS Copyright \(co\) 1996 Free Software Foundation, Inc. .PP Permission is granted to make and distribute verbatim copies of this manual page provided the copyright notice and this permission notice are preserved on all copies. .ig Permission is granted to process this file through troff and print the results, provided the printed document carries copying permission notice identical to this one except for the removal of this paragraph (this paragraph not being relevant to the printed manual page). .. .PP Permission is granted to copy and distribute modified versions of this manual page under the conditions for verbatim copying, provided that the entire resulting derived work is distributed under the terms of a permission notice identical to this one. .PP Permission is granted to copy and distribute translations of this manual page into another language, under the above conditions for modified versions, except that this permission notice may be stated in a translation approved by the Foundation. diff --git a/ja/man/man1/chpass.1 b/ja/man/man1/chpass.1 index 05e616252d..2a9ed78d27 100644 --- a/ja/man/man1/chpass.1 +++ b/ja/man/man1/chpass.1 @@ -1,422 +1,427 @@ .\" Copyright (c) 1988, 1990, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)chpass.1 8.2 (Berkeley) 12/30/93 -.\" %Id: chpass.1,v 1.14 1998/12/13 15:32:26 bde Exp % -.\" jpman %Id: chpass.1,v 1.2 1997/03/31 14:06:36 horikawa Stab % +.\" %Id: chpass.1,v 1.14.2.1 1999/05/02 15:03:16 ghelmer Exp % .\" +.\" jpman %Id: chpass.1,v 1.2 1997/03/31 14:06:36 horikawa Stab % .Dd December 30, 1993 .Dt CHPASS 1 .Os .Sh 名称 .Nm chpass, chfn, chsh, ypchpass, ypchfn, ypchsh .Nd ユーザデータベース内の情報を編集する .Sh 書式 .Nm chpass .Op Fl a Ar list .Op Fl p Ar encpass .Op Fl s Ar newshell .Op user .Sh 解説 .Nm chpass は .Ar user もしくはデフォルトでは実行したユーザのユーザデータベースの情報を変更します。 情報はフォーマットされ、必要な部分をエディタで変更します。 .Pp ユーザが変更することができる情報だけが表示されます。 .Pp オプションとしては、次のものがあります: .Bl -tag -width flag .It Fl a スーパユーザは、ユーザデータベースのエントリを .Xr passwd 5 で定義されたフォーマットで引数として直接指定できます。 この引数はコロン (``:'') で区切られたリストであり、 空きの部分があっても許されますが、 すべてのフィールドをリストにしなければなりません。 .It Fl p スーパユーザは、暗号化されたパスワードフィールドを .Xr crypt 3 で用いられているフォーマットで引数として直接指定することができます。 .It Fl s .Fl s オプションは、ユーザのシェルを .Ar newshell に変更します。 .El .Pp 表示されるエントリには以下のものがあります: .Pp .Bl -tag -width "Other Information:" -compact -offset indent .It Login: ユーザのログイン名 .It Password: ユーザの暗号化されたパスワード .It Uid: ユーザの ID .It Gid: ユーザのグループ ID .It Class: ユーザの一般的な分類 .It Change: パスワードの変更時間 .It Expire: アカウントの有効期限 .It Full Name: ユーザの実際の名前 -.It Location: -ユーザが通常いる場所 (1) -.It Home Phone: -ユーザの自宅の電話番号 (1) +.It Office Location: +ユーザのオフィスの場所 (1) .It Office Phone: ユーザのオフィスの電話番号 (1) +.It Home Phone: +ユーザの自宅の電話番号 (1) .It Other Information: ユーザに関するローカル定義情報 (1) .It Home Directory: ユーザのホームディレクトリ .It Shell: ユーザのログインシェル .Pp .It 注釈 (1) - 実際の master.passwd ファイルでは、 これらのフィールドはコンマで区切られたフィールドとして FullName フィールドに埋め込まれます。 .El .Pp .Ar login フィールドは計算機にアクセスするときに使われるユーザ名です。 .Pp .Ar password フィールドはユーザの暗号化されたパスワードが収められています。 .Pp .Ar uid フィールドは .Ar login フィールドと関連した番号です。ファイルのアクセスを制御するために、 どちらのフィールドもシステム (しばしば、複数のシステム) の中で 一意である必要があります。 .Pp 複数のエントリが同一のログイン名や同一のユーザ ID を持つことは可能ですが、 そのようにすることは通常誤りです。 これらのファイルを操作する手順では、 それらの複数のエントリ内から無作為に選んだものの一つだけを返すでしょう。 .Pp .Ar group フィールドはユーザがログイン時に所属するグループです。BSD が複数の グループを採用してから ( .Xr groups 1 参照) このフィールドはほとんど意味がありません。 このフィールドは番号やグループ名 ( .Xr group 5 参照) のどちらかが記述されます。 .Pp .Ar class フィールドは .Ar /etc/login.conf のクラスに関する記述を参照します。 典型的には、ユーザのログイン時に、 ユーザのシステムリソースを制限するために使用されます。 .Pp .Ar change フィールドはパスワードが変更されているべき日付です。 .Pp .Ar expire フィールドはアカウントの満了する日付です。 .Pp .Ar change と .Ar expire の両方のフィールドは ``month day year'' の形式で入力し、 .Ar month は、英語の月の名前 (はじめの 3 文字でも十分です) で、 .Ar day は、その月の中の日で、 .Ar year は、その年です。 .Pp 5 つのフィールドは、ユーザの .Ar 実際の名前 、 .Ar オフィスの場所 、 .Ar 職場 と .Ar 家で使う電話 番号、そして .Ar その他の情報 を保管しています。 .Ar その他の情報 は、コンマで区切った単一文字列であり、追加の gcos フィールドを表現します。 (典型的にはサイト固有のユーザ情報のために使用します)。 +.Xr finger 1 +が、 +.Ar Office: +というヘッダの下に +オフィスの場所と電話番号をともに表示することに注意してください。 .Pp ユーザの .Ar home directory はユーザがログイン時にいる場所への絶対 UNIX パス名です。 .Pp .Ar shell フィールドはユーザの好むコマンドインタプリタです。 もし .Ar shell フィールドが空であれば、ボーンシェル .Pa /bin/sh であると仮定します。 ログインシェルを変更するときに、スーパユーザではないユーザは、 非標準シェルから、または非標準シェルへの変更は許されていません。 非標準シェルとは .Pa /etc/shells で見つけられないシェルのことです。 .Pp 一度情報が確認されたら .Nm chpass はユーザデータベースを更新するために .Xr pwd_mkdb 8 を用います。 .Sh 環境変数 環境変数 EDITOR を設定して他のエディタを指定している場合を除き、 .Xr vi 1 エディタが使われます。エディタが終了すると、その情報は再度読み込まれ、 ユーザデータベースを変更するための情報とします。 ユーザの情報を変更できるのは、そのユーザかスーパユーザのみです。 .Sh NIS との相互作用 いくつかの制限が適用されますが、 .Nm chpass を NIS と同時に使うこともできます。現在 .Nm chpass が .Xr rpc.yppasswdd 8 を通じて NIS のパスワードマップ中で変更できるのは、 通常はユーザのパスワード、シェル、GECOS フィールドだけです。 NIS マスタサーバ上でスーパユーザによって起動された場合を除き、 .Nm chpass (同様に .Xr passwd 1 ) は、ユーザ情報の変更および新レコードの追加のために .Xr rpc.yppasswdd 8 サーバを使用出来ません。 なお、 .Xr rpc.yppasswdd 8 は、どのような変更を行う前にもパスワード認証を要求します。 パスワード無しで変更要求できるユーザは NIS マスタサーバ上のスーパユーザだけです; 他の全てのユーザはパスワードを入力する必要があります。 他の全てのユーザには NIS クライアント (および NIS スレーブサーバ) 上の root 権限を持つユーザも含まれます。 (NIS マスタサーバ上のスーパユーザがこの制約をバイパスできる理由は、 主に簡便さのためです: NIS マスタサーバへの root アクセス権限をもつユーザは 既に NIS マップを更新するための権限を持っています。 それにもかかわらずマップソースファイルを手で編集することは面倒です。 .Pp 注: これらの例外が適用されるのは NIS マスタサーバが FreeBSD システムの時だけです。) .Pp その結果として、上述の例外を除き、NIS 環境で .Nm chpass を使う場合には以下の制限が適用されます: .Bl -enum -offset indent .It .Pa シェルと GECOS 情報だけを変更できます。 たとえ .Nm chpass がスーパユーザによって起動された場合であってもです。 他のフィールドの変更がサポートされるようになっても、 他の NIS システムとの互換性の問題を引き起こすでしょう。 スーパユーザがあるエントリを編集している時に、 他のフィールドにデータを書いても、余分な情報として (パスワードは例外 -- 以下を参照してください) だまって廃棄されるでしょう。 .Pp 例外: NIS マスタサーバ上のスーパユーザは、 任意のフィールドの変更が許されています。 .Pp .It .Pa パスワード認証が要求されます。 どのような変更を行う前にも .Nm chpass はユーザの NIS パスワードを要求します。もしパスワードが間違っていたら、 どのような変更も行われません。 .Pp 例外: NIS マスタサーバ上のスーパユーザはパスワード無しに変更要求できます。 (スーパユーザは、後述するように .Fl o フラグを指定する事によりこの仕様を無効にする事が選択できます。) .It .Pa 新しいレコードのローカルパスワードデータベースへの追加は勧められません。 NIS が動作しているときに、管理者が .Nm chpass によって新しいレコードをローカルのパスワードデータベースに追加可能です。 しかし、新しいレコードがマスタパスワードファイルの最後、 通常は NIS の特別な '+' エントリの後に追加されるため、 いくつかの混乱を招きかねません。 .Xr vipw 8 を使ってローカルのパスワードファイルを変更するべきです。 .Pp NIS マスタサーバ上のスーパユーザによる NIS パスワードマップへの新レコードの追加が許可されるのは、 .Xr rpc.yppasswdd 8 サーバが .Fl a フラグ付で起動された場合、すなわち追加を許可して起動された場合のみです (通常は追加を拒否します)。 .Nm chpass はデフォルトではローカルのパスワードデータベースを更新しようとします; NIS マップを変更する場合には chpass を .Fl y フラグ付で起動してください。 .It .Pa パスワードの変更は許可されていません。 ユーザが、自分の NIS のパスワードを変更するときには .Xr passwd 1 か .Xr yppasswd 1 を使うべきです。スーパユーザは新しいパスワードを指定することを許され ています (たとえ、``Password:'' フィールドがエディタのテンプレートに あらわれていなくても、スーパユーザは手動で加えることができます) 。 しかしながら、スーパユーザであってもユーザの元のパスワードがなければ .Xr rpc.yppasswdd 8 が NIS マップの更新を拒否するでしょう。 .Pp 例外: NIS マスタサーバ上のスーパユーザは .Nm chpass を使用して、ユーザの NIS パスワードを変更する事が許されています。 .El .Pp .Nm chpass が NIS をサポートしてコンパイルされたときに、数個の特別なフラグが有効 になります: .Bl -tag -width flag .It Fl l .Fl l フラグは、ローカルと NIS の両方のデータベースにユーザが存在していても、 ユーザのパスワード情報のローカルのコピーを修正することを .Nm chpass に強制します。 .It Fl y このフラグは .Fl l と反対の効果があります。もし NIS が動作していれば、 デフォルトでは .Nm chpass は NIS のエントリを操作するので、 このフラグはまったく冗長です。 .It Fl d Ar domain NIS ドメインを指定します。 .Nm chpass はデフォルトではシステムのドメイン名を使用します。 これは .Xr domainname 1 コマンドにて設定されています。 .Fl d オプションは、 このデフォルトを上書きするため、 もしくはドメイン名が設定されていない場合にドメイン名を指定するために 使用できます。 .It Fl h Ar host 問い合わせるべき NIS サーバの名前もしくはアドレスを指定します。 通常 .Nm chpass は .Pa master.passwd もしくは .Pa passwd マップにて指定される NIS マスタホストと通信します。 NIS クライアントとして構成されていないホスト上では、 この情報を決定するための方法がプログラムにはありませんので、 ユーザがサーバのホスト名を指定します。 指定するホスト名は NIS マスタサーバである必要が無い事に注意してください; NIS ドメイン内のマスタサーバ名でもスレーブサーバ名でも良いのです。 .Pp .Fl d オプション使用時には、ホスト名のデフォルトは ``localhost'' です。 .Fl h オプションを .Fl d とともに使用し、ユーザが指定するホスト名でこのデフォルトを上書きできます。 .Pp .It Fl o .Xr rpc.yppasswdd 8 に RPC ベースの更新を強制します (``旧モード'')。 NIS マスタサーバ上でスーパユーザにより起動された場合、 .Nm chpass は専用の非 RPC ベースの機構を使用し、 NIS パスワードマップに対する無制限の変更を許可します (この場合 UNIX ドメインソケットを使用します)。 .Fl o フラグを使用する事により .Nm chpass に標準の更新メカニズムを使用させる事が出来ます。 このオプションは主にテスト目的のために提供されています。 .El .Pp .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /etc/master.passwd -compact .It Pa /etc/master.passwd ユーザデータベース .It Pa /etc/passwd Version 7 フォーマットのパスワードファイル .It Pa /etc/chpass.XXXXXX パスワードファイルのテンポラリ用コピー .It Pa /etc/shells 利用できるシェルのリスト .El .Sh 関連項目 .Xr finger 1 , .Xr login 1 , .Xr passwd 1 , .Xr getusershell 3 , .Xr login.conf 5, .Xr passwd 5 , .Xr pwd_mkdb 8 , .Xr vipw 8 .Rs .%A Robert Morris and .%A Ken Thompson .%T "UNIX Password security" .Re .Sh 注釈 .Xr chfn 1 , .Xr chsh 1 , .Xr ypchpass 1 , .Xr ypchfn 1 , .Xr upchsh 1 コマンドは実際には .Nm chpass にリンクしているだけです。 .Sh バグ ユーザ情報の保存はどこか他の場所にするべきです (し、いつかはそうなるでしょう)。 .Sh 歴史 .Nm chpass コマンドは .Bx 4.3 Reno から登場しました。 diff --git a/ja/man/man1/column.1 b/ja/man/man1/column.1 index 30e76ddf66..b71084d08c 100644 --- a/ja/man/man1/column.1 +++ b/ja/man/man1/column.1 @@ -1,94 +1,95 @@ .\" Copyright (c) 1989, 1990, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. 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All rights reserved. .\" .\" This code is derived from software contributed to Berkeley by .\" the Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)cut.1 8.1 (Berkeley) 6/6/93 .\" jpman %Id: cut.1,v 1.2 1997/03/29 02:27:38 horikawa Stab % .\" .Dd June 6, 1993 .Dt CUT 1 .Os .Sh 名称 .Nm cut .Nd ファイルの各行の、指定した部分を取り出す .Sh 書式 .Nm cut +.Fl b Ar list +.Op Fl n +.Op Ar +.Nm cut .Fl c Ar list -.Ar +.Op Ar .Nm cut .Fl f Ar list .Op Fl d Ar delim .Op Fl s -.Ar +.Op Ar .Sh 解説 .Nm cut は、 .Ar file が指定されていればそのファイルから、指定されていなければ標準入力から 行を読み込み、 .Ar list の指定に従って選択した部分を取り出して標準出力に出力します。 .Ar list には、カラム番号、もしくはフィールド番号を指定します。 フィールドは特定の文字で区切られた領域です。 カラム番号およびフィールド番号は 1 から始まります。 .\" フィールド番号が 1 から始まるという記述はオリジナルには無いですが、 .\" 分かりやすくするために補足しました。 .\" By horikawa@isrd.hitachi.co.jp (Nov 9 1996) .Pp .Ar list には、コンマ (,) もしくは空白で区切られた 複数の増加方向の番号もしくは番号範囲を指定することができます。 番号範囲は、1 番目の番号、ダッシュ -.Pq Li \- +.Pq Sq \- 、2 番目の番号の 3 つの組から構成され、 1 番目の番号から 2 番目の番号までの複数のフィールドもしくは複数のカラムを 選択します。 範囲には 1 番目の番号および 2 番目の番号も含まれます。 番号もしくは番号範囲の前にダッシュをつけた場合には、 1 番目の番号までのすべてのフィールドもしくはカラムも選択します。 番号もしくは番号範囲の後にダッシュをつけた場合には、 最後の番号以降のすべてのフィールドもしくはカラムも選択します。 番号もしくは番号範囲は、 繰り返しても、重なっても、いかなる順番であっても構いません。 また、入力行に指定のフィールドやカラムがない場合、 エラーとはなりません。 .Pp オプションとしては以下のものがあります: .Bl -tag -width Fl +.It Fl b Ar list +バイト単位で指定します。 .It Fl c Ar list 文字単位で指定します。 .It Fl d Ar delim フィールドを区切る文字として .Ar delim を使用します。デフォルトではタブが使用 されます。 .It Fl f Ar list タブで区切られたフィールド単位で指定します。 出力フィールドはタブで区切られます。 +.It Fl n +マルチバイト文字を分割しません。 .It Fl s 区切り文字のない行を出力しないようにします。このオプションが 指定されてない場合、区切り文字がない行はそのまま出力されます。 .El .Pp -成功した場合は 0 を、エラーが起きた場合は 1 を返します。 +.Nm +ユーティリティは、成功した場合は 0 を、エラーが起きた場合は 1 を返します。 .Sh 関連項目 .Xr paste 1 .Sh 規格 .Nm cut -は +ユーティリティは .St -p1003.2 準拠です。 diff --git a/ja/man/man1/date.1 b/ja/man/man1/date.1 index 62290efd65..70dd8af242 100644 --- a/ja/man/man1/date.1 +++ b/ja/man/man1/date.1 @@ -1,316 +1,319 @@ + .\" Copyright (c) 1980, 1990, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" This code is derived from software contributed to Berkeley by .\" the Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)date.1 8.2 (Berkeley) 11/17/93 -.\" %Id: date.1,v 1.26 1999/01/13 07:01:07 danny Exp % -.\" jpman %Id: date.1,v 1.2 1997/03/31 23:25:55 mutoh Stab % +.\" %Id: date.1,v 1.26.2.1 1999/05/02 06:28:06 kris Exp % .\" +.\" jpman %Id: date.1,v 1.2 1997/03/31 23:25:55 mutoh Stab % .Dd November 17, 1993 .Dt DATE 1 .Os .Sh 名称 .Nm date .Nd 日付と時刻の表示、設定 .Sh 書式 .Nm date .Op Fl nu .Op Fl d Ar dst .Op Fl r Ar seconds .Op Fl t Ar minutes_west -.Op Fl v Ns Ar [+|-]val Ns Op ymwdHM +.Op Fl v Ns Ar [+|-]val Ns Op ymwdHMS .Ar ... .Op Fl f Ar fmt Ar date | [[[[yy]mm]dd]HH]MM[\&.ss] .Op Cm + Ns Ar format .Sh 解説 引数なしで実行すると、 .Nm は現在の日付と時刻を表示します。 引数を与えると、ユーザが定義したフォーマットに従った日付や時刻の表示、 あるいは日時の設定を行います。 なお、日付と時刻を設定できるのはスーパーユーザだけです。 .Pp オプション: .Bl -tag -width Ds .It Fl d 夏時間用のカーネル値を設定します。もし .Ar dst が 0 でなければ、そのあとの .Xr gettimeofday 2 呼び出しでは .Ql tz_dsttime に 0 以外の値が返ります。 .It Fl f デフォルトの .Ar [[[[yy]mm]dd]HH]MM[.ss] フォーマットの代りに .Ar fmt を、時刻をパーズするフォーマットとして使用します。 .Xr strptime 3 を使用してパーズします。 .It Fl n .Xr timed 8 を利用して、グループ内のマシン間で時計を同期させます。 .Xr timed が動作している場合、デフォルトでは .Nm コマンドによりグループ内のすべてのマシンの時刻が変更されます。しかし、 .Fl n オプションを指定した場合には、他のマシンの時刻は変更しません。 .It Fl r エポック (1970年1月1日) から .Ar seconds 秒経過した日時を表示します。 .It Fl t カーネルに .Tn GMT (グリニッジ標準時) からの時差を設定します。このあとに呼ばれる .Xr gettimeofday 2 では、ここで指定された値が .Ql tz_minuteswest に入ります。 .It Fl u .Tn UTC (協定世界時) の日付を表示、設定します。 .\" 訳注(Mar.1996):UTC (Universal Time Coordinate) .It Fl v -分、時、日、曜日、月、年のいずれかを +秒、分、時、日、曜日、月、年のいずれかを .Ar val にもとづき修正します。 .Ar val の前にプラスもしくはマイナスが付いている場合、 時刻はそれに従い前後に修正されます。 そうでない場合は、指定した部分が設定されます。 必要なら任意個このフラグを指定して時刻を修正することが出来ます。 フラグは指定した順序に処理されます。 .Pp +秒の範囲は 0-59、 分の範囲は 0-59、時の範囲は 1-12、日の範囲は 1-31、曜日の範囲は 0-6 (Sun-Sat)、月の範囲は 1-12 (Jan-Dec)、 年の範囲は 80-38 もしくは 1980-2038 です。 .Pp .Ar val が数値の場合、 .Ar y , .Ar m , .Ar w , .Ar d , .Ar H , -.Ar M +.Ar M , +.Ar S のいずれかを使用して、時刻のどの部分を修正するのかを指定する必要があります。 .Pp 曜日もしくは月は数値の代りに名前で指定可能です。 名前と共にプラス(もしくはマイナス)記号を使用した場合、 日付は適合する次の(前の)曜日もしくは月に進みます(戻ります)。 曜日もしくは月が現在のものと変らない場合、日は修正しません。 .Pp 詳細に関しては、下記の例を参照して下さい。 .El .Pp プラス (``+'') で始まるオプションは、日付と時刻の表示方法を指定する フォーマット文字列です。フォーマット文字列には、 .Xr strftime 3 で記述されているような変換文字列と、任意のテキストを含むことができます。 フォーマット文字列によって指定された文字の後には、つねに改行文字が 出力されます。 .Nm のデフォルトの表示形式は、 .Bd -literal -offset indent ``+%+'' .Ed .Pp としたものと同じです。 .Pp もし、引数が``+''記号で始まる文字列でなければ、それはシステムに 日時を設定するための値と解釈されます。日時を設定するための正式な 表現は以下のとおりです: .Pp .Bl -tag -width Ds -compact -offset indent .It Ar yy 西暦の省略表現です。西暦の 10の位と 1 の位です(1989年なら89、06なら2006)。 .It Ar mm 月の数字表現です。1から12までの数字です。 .It Ar dd 日です。1から31までの数字です。 .It Ar HH 時です。0から23までの数字です。 .It Ar MM 分です。0から59までの数字です。 .It Ar .ss 秒です。0から61までの数字です。 (59 秒 + 2 秒までのうるう秒) .El .Pp 分の指定以外はすべて省略可能です。 .Pp 夏時間と標準時の切り替えや、閏秒や閏年の取り扱いは自動的に行われます。 .Pp .Sh 使用例 以下のコマンド: .Bd -literal -offset indent date "+DATE: %Y-%m-%d%nTIME: %H:%M:%S" .Ed .Pp は、下のような表示を行ないます。 .Bd -literal -offset indent DATE: 1987-11-21 TIME: 13:36:16 .Ed .Pp 以下のコマンド: .Pp .Bd -literal -offset indent date -v1m -v+1y .Ed .Pp は以下を表示します: .Bd -literal -offset indent Sun Jan 4 03:15:24 GMT 1998 .Ed .Pp (現在 Mon Aug 4 04:15:24 BST 1997 の場合)。 .Pp 以下のコマンド: .Bd -literal -offset indent date -v1d -v3m -v0y -v-1d .Ed .Pp は 2000 年 2 月の最後の日を表示します: .Bd -literal -offset indent Tue Feb 29 03:18:00 GMT 2000 .Ed .Pp 以下のコマンド: .Bd -literal -offset indent date -v1d -v+1m -v-1d -v-fri .Ed .Pp は今月最後の金曜日を表示します: .Bd -literal -offset indent Fri Aug 29 04:31:11 BST 1997 .Ed .Pp (現在 Mon Aug 4 04:31:11 BST 1997 の場合)。 .Pp 以下のコマンド: .Bd -literal -offset indent date 8506131627 .Ed .Pp は、 .Dq Li "1985年6月13日午後4時27分" に日時を設定します。 .Pp 以下のコマンド: .Pp .Bd -literal -offset indent date 1432 .Ed .Pp は、日を修正することなく、時だけを .Li "午後2時32分" に設定します。 .Sh 環境変数 .Nm の実行は以下の環境変数の影響を受けます. .Bl -tag -width Ds .It Ev TZ 日時を表示する際に用いられるタイムゾーンを設定します。 通常のフォーマットは .Pa /usr/share/zoneinfo からの相対パス名です。例えば、コマンド .Dq TZ=America/Los_Angeles date はカリフォルニアの現在の時刻を表示します。 詳しいことは、 .Xr environ 7 を参照してください。 .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /var/log/messages -compact .It Pa /var/log/wtmp 日付のリセットおよび時刻変更の記録がこのファイルに残されます。 .It Pa /var/log/messages 日付を変更したユーザの記録がこのファイルに残されます。 .El .Sh 関連項目 .Xr gettimeofday 2 , .Xr strftime 3 , .Xr strptime 3 , .Xr utmp 5 , .Xr timed 8 .Rs .%T "TSP: The Time Synchronization Protocol for UNIX 4.3BSD" .%A R. Gusella .%A S. Zatti .Re .Sh 診断 成功した場合は 0 を、日時を設定できなかった場合は 1 を、 ローカルマシンの設定はできたが、グループのマシン全体の設定に失敗した 場合は2を返します。 .Pp timed が多数のマシンの時計をあわせる場合には、新しい時刻のセットに 数秒かかることがあります。このとき .Nm は、 .Ql Network time being set と表示します。 .Nm と .Xr timed との間で通信に失敗した場合は、 .Ql Communication error with timed が表示されます。 .Sh バグ システムは .Tn VMS と高い互換性を持つフォーマットで日時を保持しようとしています。しかし、 .Tn VMS は .Tn GMT ではなくローカルな時刻を使っており、夏時間を理解しません。そのため、 .Tn UNIX と .Tn VMS を同時に使う場合は、 .Tn VMS を .Tn GMT で使うべきでしょう。 .Sh 規格 .Nm コマンドは .St -p1003.2 互換であると想定しています。 .Sh 歴史 .Nm date コマンドは .At v1 から導入されました。 diff --git a/ja/man/man1/df.1 b/ja/man/man1/df.1 index df0aca5a05..7830119b03 100644 --- a/ja/man/man1/df.1 +++ b/ja/man/man1/df.1 @@ -1,149 +1,149 @@ .\" Copyright (c) 1989, 1990, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)df.1 8.3 (Berkeley) 5/8/95 -.\" %Id: domainname.1,v 1.6 1998/05/13 07:37:23 charnier Exp % -.\" jpman %Id: df.1,v 1.2 1997/04/07 05:31:08 mutoh Stab % +.\" %Id: df.1,v 1.13.2.1 1999/05/02 12:06:53 kris Exp % .\" +.\" jpman %Id: df.1,v 1.2 1997/04/07 05:31:08 mutoh Stab % .Dd May 8, 1995 .Dt DF 1 .Os BSD 4 .Sh 名称 .Nm df .Nd ディスクの空き領域等の表示 .Sh 書式 .Nm df .Op Fl ikn .Op Fl t Ar type .Op Ar file | Ar filesystem ... .Sh 解説 .Nm は、 .Ar file_system で指定したファイルシステム、 もしくは .Ar file で指定したファイルが実際に格納されているファイルシステムの空きディスク容量の 表示を行います。 ディスク容量は、512 バイトを 1 ブロックとしたブロック数で表示 します。 .Nm の引数として、 .Ar file_system も .Ar file も指定されなかった場合は、マウントされているすべてのファイ ルシステムについての情報を表示します。 ただし、 .Fl t オプションによって、表示するファイルタイプの指示が可能です。 .Pp オプションとしては以下のものがあります: .Bl -tag -width Ds .It Fl i フリーな i ノードの情報も表示します。 .It Fl k デフォルトの 512 バイトではなく、 1024 バイト (1K バイト) を 1 ブロックとしてディスク容量を表示します。 このオプションは、環境変数 .Ev BLOCKSIZE の指示を無効にします。 .It Fl n .Fl n オプションが指定されると、 .Nm は、ファイルシステムから以前に得た情報を返します。 情報の問い合わせに長い時間を要するおそれのあるファイルシステムに対して 用いるオプションです。 このオプションを指定すると、 .Nm はファイルシステムに新しい情報を問い合わせず、 以前に取得しておいた最新ではない可能性のある情報を表示します。 .It Fl t 指示されたタイプのファイルシステムに関する情報のみ を表示します。 複数のタイプをコンマで区切ってリスト指定可能です。 リスト中のファイルシステムタイプの前に .Dq no を付けて、そのファイルシステムタイプに対しては動作 .Em しない ように指定可能です。 例えば、 .Nm コマンド: .Bd -literal -offset indent df -t nonfs,mfs .Ed .Pp は .Tn NFS および .Tn MFS 以外の全ファイルシステムを表示します。 システム上で利用可能なファイルシステムタイプは .Xr sysctl 8 コマンドを使用して調べられます: .Bd -literal -offset indent sysctl vfs .Ed .El .Sh 環境変数 .Bl -tag -width BLOCKSIZE .It Ev BLOCKSIZE 環境変数 .Ev BLOCKSIZE が設定されていれば、指定された値をブロックサイズとしてブロック数を表示します。 .El .Sh バグ .Ar file_system または .Ar file が指示されてた場合は、 .Fl n オプションと .Fl t オプションは 無効になります。 .Sh 関連項目 .Xr quota 1 , .Xr fstatfs 2 , .Xr getfsstat 2 , .Xr statfs 2 , .Xr getmntinfo 3 , .Xr fstab 5 , .Xr mount 8 , .Xr quot 8 , .Xr sysctl 8 .Sh 歴史 .Nm ユーティリティは .At v1 から登場しています。 diff --git a/ja/man/man1/find.1 b/ja/man/man1/find.1 index abb68eae23..58025f4bd8 100644 --- a/ja/man/man1/find.1 +++ b/ja/man/man1/find.1 @@ -1,537 +1,537 @@ .\" Copyright (c) 1990, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" This code is derived from software contributed to Berkeley by .\" the Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. 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IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)find.1 8.7 (Berkeley) 5/9/95 -.\" %Id: find.1,v 1.18 1998/12/31 16:21:51 billf Exp % -.\" jpman %Id: find.1,v 1.4 1997/09/23 14:13:10 horikawa Stab % +.\" %Id: find.1,v 1.18.2.1 1999/05/02 13:05:35 kris Exp % .\" +.\" jpman %Id: find.1,v 1.4 1997/09/23 14:13:10 horikawa Stab % .Dd May 9, 1995 .Dt FIND 1 .Os .Sh 名称 .Nm find .Nd ディレクトリツリーを再帰的に下ってファイルを捜す .Sh 書式 .Nm find .Op Fl H | Fl L | Fl P .Op Fl Xdsx -.Op Fl f Ar file -.Op Ar file ... +.Op Fl f Ar pathname +.Op Ar pathname ... .Ar expression .Sh 解説 .Nm find は、 -.Ar file +.Ar pathname に対してディレクトリツリーを再帰的に下って、 ツリー上の各ファイルについて .Ar expression (後に示す ``プライマリ'' と ``演算子'' から構成されます) で指定された処理を実行します。 .Pp オプションとしては以下のものがあります: .Pp .Bl -tag -width Ds .It Fl H .Ar file で指定したファイルがシンボリックリンクファイルだった場合、シンボリックリンク 自体ではなく、リンク先のファイルに関してファイル情報とファイルタイプ ( .Xr stat 2 参照) を使って .Ar expression の処理をするように指定します。 もしリンク先のファイルがなければ、 シンボリックリンク自体を処理の対象とします。 コマンドラインからの .Ar file で直接指定されたのではなく、 ディレクトリツリー上で見つかったシンボリックリンクファイルに関しては、 シンボリックリンク自体を処理の対象とします。 .It Fl L .Ar file で指定したファイルがシンボリックリンクファイルだった場合、シンボリックリンク 自体ではなく、リンク先のファイルに関してファイル情報とファイルタイプ ( .Xr stat 2 参照) を使って .Ar expression の処理をするように指定します。もしリンク先のファイルがな ければ、シンボリックリンク自体を処理の対象とします。 .It Fl P シンボリックリンク自体に関して ファイル情報とファイルタイプ ( .Xr stat 2 参照) を使って .Ar expression の処理をするように指定します。 これがデフォルトです。 .It Fl X .Xr xargs 1 と組み合わせて使うときのため、より安全に動作するようにします。もし .Xr xargs によりデリミタ文字 (single quote (`` ' ''), double quotes (`` " ''), backslash (``\e''), space, tab, newline) が含まれるファイル名 が使われた場合、診断メッセージを標準エラー出力に表示して、 そのファイル名をスキップします。 .It Fl d ファイルに対する処理順序を深さ優先の探索方式にします。 すなわち、ディレクトリ自体に 対する処理を行う前に、ディレクトリ内の個々のファイルに対して処理を 実行します。デフォルトでは、ディレクトリは最初に処理されます。 (デフォルトの方式は幅優先探索方式ではないです。) .It Fl f Ar file 明示的にファイルを指定します。ファイル名の先頭が ``\-'' で始まっていたり、 あとで述べる .Ar expression の指定と混同してしまうようなファイル名を指定したりするときに使用します。 (ファイルはオプション直後のオペランドとしても指定可能です。) .It Fl s .Fl s オプションは、辞書編集上の順に、 すなわち各ディレクトリ内においてアルファベット順に、 ファイル階層を .Nm find に辿らせます。 注釈: .Sq find -s と .So find | sort .Sc は異なった結果となる場合があります。 .It Fl x ディレクトリツリーを下って行くとき、最初に file のあったファイルシステムとは 異なるファイルシステム上のファイルに対する処理になる場合は、実行しないように します。 .El .Sh プライマリ .Bl -tag -width Ds .It Ic -amin Ar n 最後にファイルがアクセスされた時刻と、 .Nm find を起動した時刻との差 (1 分単位で切り上げます) が .Ar n 分であれば、真とします。 .It Ic -atime Ar n 最後にファイルがアクセスされた時刻と、 .Nm find を起動した時刻との差 (24 時間単位で切り上げます) が .Ar n 日であれば、真とします。 .It Ic -ctime Ar n 最後にファイルのステータスが変更された時刻と、 .Nm find を起動した時刻の差 (24 時間単位で切り上げます) が .Ar n 日であれば、真とします。 .It Ic -delete 見付けたファイルやディレクトリを消去します。常に真を返します。 現在の作業ディレクトリから .Nm は再帰的にディレクトリツリーを下ります。 セキュリティ上の理由から、 "." からの相対パス名に ``/'' 文字を含むファイル名のファイルを 消去しようとはしません。 このオプションにより暗示的に深さ優先の処理が指定されます。 .It Ic -exec Ar utility Op argument ... ; .Ar utility で指定した名前のプログラムを実行し、終了コードが 0 の場合、真とします。argument は、utility への引数として渡されます。この 指定は、最後に必ずセミコロン (``;'') をつけてください。 utility もしくは argument の指定 のなかで ``{}'' が使われていた場合は、その部分が、現在 .Nm find が対象としているファイルのパス名に置き換えられます。ただし、 .Ar utility が実行されるときのカレントディレクトリは、 .Nm find が起動されたディレクトリのままです。 .It Ic -execdir Ar utility Op argument ... ; .Ic \&-execdir プライマリは .Ic -exec プライマリと同様ですが、 .Ar utility が現在のファイルを持つディレクトリにおいて実行される点が異なります。 文字列 ``{}'' に対して置換されるファイル名は適切ではありません。 .It Ic -fstype Ar type 対象ファイルが格納されているファイルシステムのタイプが、 .Ar type で指定されたものである場合に真となります。 .Xr sysctl 8 コマンドを使用して、 システム上で利用可能なファイルシステムタイプを調べることができます: .Bd -literal -offset indent sysctl vfs .Ed さらに、2 つの 擬似タイプ ``local'' と ``rdonly'' があります。 ``local'' は、 .Nm find を実行しているシステム上に物理的 にマウントされているファイルシステムです。``rdonly'' は、リードオンリーで マウントされているファイルシステムです。 .It Ic -group Ar gname ファイルが .Ar gname で指定したグループに属している場合、真になります。 .Ar gname が数字で、そのようなグループ名がない場合は、 .Ar gname をグループ ID として扱います。 .It Ic -inum Ar n ファイルの i ノード番号が .Ar n なら、真になります。 .It Ic -links Ar n ファイルのリンク数が .Ar n なら、真になります。 .It Ic -ls このプライマリは常に真になります。対象となっているファイルの情報を 標準出力に出力します。出力する内容は i ノード番号、 512 バイトブロックでのファイルの大きさ、 ファイルのパーミッション、ハードリンクの数、所有者、グループ、 バイトで表したファイルの大きさ、最後にファイルが修正された時刻、パス名です。 ファイルがブロック型もしくはキャラクタ型の特殊ファイルならば、 バイトで表したファイルの大きさの代わりにメジャー番号とマイナー番号を 出力します。ファイルがシンボリックリンクならば、 ``->'' の後にリンク先のファイルのパス名を表示します。 フォーマットは ``ls -dgils'' の出力結果と同じです。 .It Ic -mtime Ar n 最後にファイルが修正された時刻と、 .Nm find を起動した時刻との差(24 時間単位で切り上げます)が .Ar n 日であれば、真とします。 .It Ic \&-ok Ar utility Op argument ... ; .Ic exec とほぼ同じですが、 .Ar utility を実行するかどうかの確認をユーザに求め、端末にメッセージを出力します。 ``y'' 以外の返答をした場合は、 コマンドは実行されず、 このプライマリの値は偽になります。 .It Ic -name Ar pattern 対象ファイルのパス名の最後のファイル名部分が .Ar pattern で指定したものとマッチするかどうかを調べ、マッチした場合は真になります。 .Ar pattern としては、シェルで使われるパターンマッチ 指定 (``['', ``]'', ``*'', ``?'') を使用することができます。これらの文字は バックスラッシュ (``\e'') を前において、パターンマッチ指定ではなく文字として 扱う事を明示することができます。 .It Ic -newer Ar file 対象ファイルの修正日付が、 .Ar file で指定したファイルのものより新しい場合は、真になります。 .It Ic -nouser 対象ファイルの所有者が unknown の場合、真になります。 .It Ic -nogroup 対象ファイルのグループが unknown の場合、真になります。 .It Ic -path Ar pattern 対象ファイルのパス名が、 .Ar pattern で指定したものとマッチす るかどうかを調べます、マッチした場合は真になります。 .Ar pattern としては、シェルで使われるパターンマッチ 指定 (``['', ``]'', ``*'', ``?'') を使用することができます。これらの文字は バックスラッシュ (``\e'') を前において、パターンマッチ指定ではなく文字として 扱う事を明示することができます。 ``/'' は、そのままパスのディレクトリの区切りにマッチします。 .It Ic -perm Op Ns Ar mode ファイルのモードを、 .Ar mode と比較します。 .Ar mode は、シンボル 形式 ( .Xr chmod 1 参照) もしくは 8 進数形式で指定します。シンボル形式の場合は、 00000 から開始してパーミッションのセットとクリアを行います。 (プロセスのファイル生成マスクとは無関係です。) 8 進数形式の場合は、 ファイルのモードビットのうち、07777 .Pf ( Dv S_ISUID | .Dv S_ISGID | .Dv S_ISTXT | .Dv S_IRWXU | .Dv S_IRWXG | .Dv S_IRWXO ) の部分が比較対象になります。 .Ar mode の最初に ``\-'' を指定した場合は、 .Ar mode でセットされているすべてのビットが ファイルのモードでもセットされていれば真となります。 ``\-'' が指定されていない場合は、ファイルのモードと .Ar mode が完全に一致した場合にのみ真となります。 なお、 シンボル形式でモード指定をする場合は、少なくとも最初が ``\-'' にならない ようにする必要があります。 .It Ic -print このプライマリは常に真になります。 対象となっているファイルのパス名を標準出力に出力して改行します。 .Ic -exec , .Ic -ls , .Ic -ok , .Ic -print0 のどのプライマリも指定されなかった場合は、 与えられた式 given expression は .Cm \&( Ns Ar given\& expression Ns Cm \&) .Ic -print で置き換えられます。 .It Ic -print0 .Ic -print とほぼ同じですが、標準出力に対象となっているファイルのパス名を出力 したあと、改行ではなく、 .Tn ASCII .Tn NUL 文字 (文字コード 0) を出力します。 .It Ic -prune このプライマリは常に真になります。 対象となっているファイル配下のディレクトリに下りないようにします。 .Fl d オプションが指定されている場合は、 .Ic -prune の指定は無効になります。 .It Ic -size Ar n Ns Op Cm c ファイルサイズを 512 バイトのブロック単位で数えたとき (端数は切り上げ)、 .Ar n ブロックであれば真になります。 .Ar n のあとに ``c'' が指定されていた場合は、ファイルサイズが .Ar n バイトであれば真になります。 .It Ic -type Ar t ファイルタイプが .Ar t で指定されたタイプに一致すれば真になります。 タイプとして、次のような指定が可能です: .Pp .Bl -tag -width flag -offset indent -compact .\" jpman project では special file を「特殊ファイル」と訳している。 .\" これにあわせて block special を「ブロックスペシャル」ではなく .\" 「ブロック特殊」とするのは違和感があるので、「ファイル」を補った。 .\" Kazuo Horikawa 1999/03/10 .It Cm b ブロック型特殊ファイル .It Cm c キャラクタ型特殊ファイル .It Cm d ディレクトリ .It Cm f 普通のファイル .It Cm l シンボリックリンク .It Cm p FIFO .It Cm s ソケット .El .Pp .It Ic -user Ar uname ファイルの所有者が、 .Ar uname で指定されたユーザと一致すれば真になります。もし .Ar uname が数字で、そのようなユーザ名がなければ、 ユーザ ID が指定されたものとして扱います。 .El .Pp なお、数字を引数にとるプライマリは、 数字の前に ``+'' および ``\-'' をつけることができます。 それぞれ ``n より大'' および ``n より小'' の意味になり、 ``正確に n''という意味ではなくなります。 .Sh 演算子 .Pp 以下の演算子を使って、プライマリを組み合わせることができます。 演算子は優先度が下がる順番で示されています。 .Bl -tag -width (expression) -.It Cm \&( Ns Ar expression Ns Cm \&) +.It Cm \&( Ar expression Cm \&) もし、括弧内の .Ar expression が真なら、真になります。 .Pp -.It Cm \&! Ns Ar expression +.It Cm \&! Ar expression 単項否定演算子 ( .Tn NOT ) です。 .Ar expression が偽なら、真となります。 .Pp .It Ar expression1 Cm -and Ar expression2 .It Ar expression1 expression2 論理積 ( .Tn AND ) 演算子です。 .Ar expression1 と .Ar expression2 の両方とも真のとき、真になります。 もし .Ar expression1 が偽なら、 .Ar expression2 は実行されません。 .Ic -and を書かずに、単に 2 つの expression を並べて .Pp .Ar expression1 expression2 .Pp と書いても同じです。 .Pp .It Ar expression1 Cm -or Ar expression2 論理和 ( .Tn OR ) 演算子です。 .Ar expression1 か .Ar expression2 のどちらか一方でも真であれば、真になります。もし .Ar expression1 が真なら、 .Ar expression2 は実行されません。 .El .Sh 使用例 .Pp コマンドラインからのタイプ例です。 .Nm find の演算子がシェルの特殊文字と間違われないように、 エスケープ文字 ``\e'' を使用しています。 .Bl -tag -width findx .It Li "find / \e! -name \*q*.c\*q -print" 探索をルートディレクトリから開始し、ファイル名の終わりが ``.c'' でないものを表示します。 .It Li "find / -newer ttt -user wnj -print" 探索をルートディレクトリから開始し、 ファイルが ``ttt'' というファイルより新しく、 所有者が ``wnj'' であるようなものを表示します。 .It Li "find / \e! \e( -newer ttt -user wnj \e) -print" 探索をルートディレクトリから開始し、 ``ttt'' というファイルより古いか、 所有者が ``wnj'' 以外のファイルを表示します。 .It Li "find / \e( -newer ttt -or -user wnj \e) -print" 探索をルートディレクトリから開始し、 ファイルが ``ttt'' というファイルより新しいか、 所有者が ``wnj'' であるようなものを表示します。 .El .Sh 関連項目 .Xr chmod 1 , .Xr locate 1 , .Xr whereis 1 , .Xr which 1 , .Xr stat 2 , .Xr fts 3 , .Xr getgrent 3 , .Xr getpwent 3 , .Xr strmode 3 , .Xr symlink 7 .Sh 規格 .Nm find ユーティリティの文法は .St -p1003.2 の仕様で決められた文法のスーパセットです。 全 1 文字オプションと .Ic -inum , .Ic -print0 , .Ic -delete , .Ic -ls のプライマリは .St -p1003.2 の拡張です。 .Pp 昔は .Fl d , .Fl h , .Fl x のオプションは それぞれ ``\-depth'', ``\-follow'', ``\-xdev'' のプライマリを 用いて実装されていました。 これらのプライマリは常に真に評価されていました。 これらのプライマリは 探索が始まる前に効果を与える本当のグローバル変数であったので、 いくつかの合法的な expression が予期しない結果となりました。 一例として ``\-print \-o \-depth''の expression があります。 \-print が常に真に評価されるため 標準の評価の順番では \-depth は決して評価されないはずですが、 そうではありませんでした。 .Pp 演算子の ``-or'' は ``\-o'' として実装されていました。 演算子の ``-and'' は ``\-a'' として実装されていました。 .Pp 昔の実装では .Ic exec と .Ic ok のプライマリでは、 utility 名やその引数中において、 空白以外の文字が前後に続く ``{}'' を置き換えませんでした。 このバージョンでは utility 名やその引数のどの場所に ``{}'' が現れても 置き換えます。 .Sh バグ .Nm find によって使われる特殊文字は多くのシェルにとっても 特殊文字です。 特に ``*'', ``['', ``?'', ``('', ``)'', ``!'', ``\e'', ``;'' は、 シェルからエスケープされなくてはならないでしょう。 .Pp オプションとファイル名との間および ファイル名と .Ar expression との間を区切るデリミタが存在しませんので、 ファイル名にオプションと間違えるようなもの (``-xdev'' のようなもの) や、 .Ar expression と間違えるようなもの (``!'' のようなもの) を指定することは難しいです。 このようなファイル名を指定する場合は .Fl f オプションを使うか、 .Xr getopt 3 で使われるオプション指定の終了記号 ``--'' を使用します。 .Pp .Ic -delete プライマリは、ファイルシステムツリーの検索順序に影響する 他のオプションとは十分には連係しません。 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .At v1 から登場しました。 diff --git a/ja/man/man1/gencat.1 b/ja/man/man1/gencat.1 index 31c3e815c0..49f9028968 100644 --- a/ja/man/man1/gencat.1 +++ b/ja/man/man1/gencat.1 @@ -1,181 +1,181 @@ .\" $OpenBSD: gencat.1,v 1.3 1997/06/11 15:39:54 kstailey Exp $ .\" .\" Copyright (c) 1997 Ken Stailey .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. The name of the author may not be used to endorse or promote products .\" derived from this software without specific prior written permission .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHOR ``AS IS'' AND ANY EXPRESS OR .\" IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE IMPLIED WARRANTIES .\" OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE ARE DISCLAIMED. .\" IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR BE LIABLE FOR ANY DIRECT, INDIRECT, .\" INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL DAMAGES (INCLUDING, BUT .\" NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS OR SERVICES; LOSS OF USE, .\" DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) HOWEVER CAUSED AND ON ANY .\" THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT LIABILITY, OR TORT .\" (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY OUT OF THE USE OF .\" THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE. .\" .\" %Id: gencat.1,v 1.2 1998/11/18 04:30:53 jkoshy Exp % .\" .Dd June 11, 1997 .Dt GENCAT 1 .Os .Sh 名称 .Nm gencat .Nd NLS カタログコンパイラ .Sh 書式 .Nm .Ar "output-file" .Ar "input-files..." .Sh 解説 .Nm ユーティリティは、テキストの NLS 入力ファイル .Ar "input-files..." をマージして、整形済みメッセージカタログファイル .Ar "output-file" を出力します。 ファイル .Ar "output-file" が存在しなかった場合には、作成されます。 .Ar "output-file" が存在した場合、これに含まれるメッセージは新しい .Ar "output-file" に含まれます。 セット番号およびメッセージ番号が衝突する場合、 .Ar "input-files..." 中の新しいメッセージテキストで、現在 .Ar "output-file" に含まれる古いメッセージテキストを置き換えます。 .Sh 入力ファイル メッセージテキストのソースファイル書式は次のように定義されます。 メッセージテキストソースの行におけるフィールドは、 単一の空白文字で区切られることに注意してください: これより多くの空白文字はフィールドの内容の一部とみなされます。 .Pp .Bl -tag -width .It Li $set Ar n comment この行は、後続するメッセージのセット識別子を指定します。 これは、次の .Li $set またはファイルの終りまで有効です。 引数 .Ar n はセット識別子であり、[1, (NL_SETMAX)] の範囲の数値として定義されます。 セット識別子は、単一のソースファイル中では昇順で登場する必要がありますが、 連続している必要はありません。 セット識別の後に空白を狭んで続く文字列は、コメントとして扱われます。 あるソースファイル中に .Li $set ディレクティブがまったくない場合、全メッセージがデフォルトメッセージセット NL_SETD に置かれます。 .It Li $del Ar n comment この行は、セット .Ar n のメッセージをメッセージカタログから削除します。 .Ar n はセット番号を指定します。 セット番号に空白を狭んで続く文字列は、コメントとして扱われます。 .It Li $ Ar comment 文字 .Li $ で開始し空白が続く行は、コメントとして扱われます。 .It Ar m message-text メッセージ識別子 .Ar m を含むメッセージ行です。メッセージ識別子の範囲は [1, (NL_MSGMAX)] です。 .Ar message-text は、最後の .Li $set ディレクティブで指定されたセット識別子および .Ar m で指定されるメッセージ識別子で、メッセージカタログに格納されます。 .Ar message-text が空でありメッセージ識別子に続いて空白文字が有る場合、 空白文字列がメッセージカタログに格納されます。 .Ar message-text が空でありメッセージ識別子に続いて空白文字が無い場合、 現在のセットにおける指定されたメッセージ識別子の既存のメッセージが、 カタログから削除されます。 メッセージ識別子は、単一のセットの中では昇順である必要がありますが、 連続している必要はありません。 .Ar message-text の長さは [0, (NL_TEXTMAX)] の範囲である必要があります。 .It Li $quote Ar c この行は、オプションのクォート文字 .Ar c を指定します。これを .Ar message-text を囲むために使用して、 -後尾の空白や空メッセージがメッセージソースファイル中で見えるようにします。 +末尾の空白や空メッセージがメッセージソースファイル中で見えるようにします。 デフォルトでは、または空の .Li $quote ディレクティブが指定された場合には、 .Ar message-text のクォートは認識されません。 .El .Pp メッセージソースファイル中の空行は無視されます。 上述の文字以外で開始する行の効果は未定義です。 .Pp テキスト文字列は、次の特殊文字およびエスケープシーケンスを含むことが可能です。 クォート文字が定義された場合には、 これをリテラルのクォート文字として埋め込むためにエスケープできます。 .Pp .Bl -tag -width Ds -offset indent .It Li \en ラインフィード .It Li \et 水平タブ .It Li \ev 垂直タブ .It Li \eb バックスペース .It Li \er キャリッジリターン .It Li \ef フォームフィード .It Li \e\e バックスラッシュ .It Li \eooo 範囲 [000, 377] の 8 進数 .El .Pp ファイル中では、行末にバックスラッシュ文字を置いて、 次の行に継続することが可能です。例えば次のようにします: .Pp .Dl 1 This line is continued \e .Dl on this line. .Pp バックスラッシュに続く文字が上述のいずれでもない場合、 バックスラッシュは無視されます。 .Pp .Nm ユーティリティは成功すると 0 を、エラーが発生すると 1 以上を返します。 .Sh 関連項目 .Xr catclose 3 , .Xr catgets 3 , .Xr catopen 3 .Sh 規格 .Nm ユーティリティは .St -xpg4 互換です。 .Sh 作者 本マニュアルページを .An Ken Stailey が記述し、 .An Terry Lambert が更新しました。 .Sh バグ 空の入力ファイルから作成されたメッセージカタログファイルは更新できません。 消去して再作成してください。 diff --git a/ja/man/man1/more.1 b/ja/man/man1/more.1 index f86a591ae9..9716d16543 100644 --- a/ja/man/man1/more.1 +++ b/ja/man/man1/more.1 @@ -1,308 +1,309 @@ .\" Copyright (c) 1988, 1990 The Regents of the University of California. .\" Copyright (c) 1988 Mark Nudleman .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" from: @(#)more.1 5.15 (Berkeley) 7/29/91 .\" jpman %Id: more.1,v 1.4 1997/08/11 14:30:57 horikawa Stab % .\" %Id: more.1,v 1.5 1994/01/11 18:22:48 jtc Exp % .\" .Dd April 18, 1994 .Dt MORE 1 .Os .Sh 名称 .Nm more .Nd CRT 上でファイルをページ単位に閲覧する .Sh 書式 .Nm .Op Fl ceinsu .Op Fl t Ar tag .Op Fl x Ar tabs .Op Fl / Ar pattern .Op Ar .Sh 解説 .Nm は、画面上に一度に表示できる量の行数を 1 ページの行数とみなし、 .Ar file が指定されていれば そのファイルを、指定されていないか ``-'' の場合は、標準入力 (標準入力が 端末の場合は、何もせずに終了します) を読み込んで、1 ページ分表示する毎に キー入力を待つようにします。 .Pp さまざまな端末に対応するため、 .Xr termcap 3 を使用します。また、制限はありますが、ハードコピー形式の端末も サポートしています。ハードコピー端末では、画面の上端に対応する位置に ``^'' が印刷されます。 .Sh オプション オプションとしては以下のものがあります。なお、これらのオプションは、 あらかじめ環境変数 .Ev MORE で指定しておくことができます(``-'' をつけること)。 コマンドラインオプションでオーバーライドします。 .Bl -tag -width flag .It Fl c 通常、 .Nm は次のページを表示する時、現在表示されている画面を 1 行づつ スクロールしていって新しいページを表示していきますが、 このオプションを指定した場合、画面の上端から書き替えます。 .It Fl e 通常 .Nm は、ファイルの最後に達し次に表示すべきファイルがない 場合には終了しますが、このオプションを指定した場合にはファイルの最後に 達した時点でキー入力待ちになります。このオプションは、最後まで見た後、 前のページに遡って見たい場合に便利です。 .\"ただし、元々ファイルが小さく、最初の 1 ページに納まっている場合は、 .\"すぐ終了します。 .\"(訳中)原文で内容が削られていますが、とりあえずコメントで残します。 .\" 2.2.1R 対象(1997/05/06) Takeshi MUTOH .It Fl i サーチするとき、大文字と小文字を区別しないようにします。 .It Fl n 行番号の処理をしないようにします。デフォルトで、 .Xr more は、 .Cm = コマンドを使用した行情報の表示や、 .Cm v コマンドでエディタを起動して現在見ている行にジャンプさせるために、 行番号を内部で管理しています。しかし、この処理のために動作が 遅くなっており、これは、大きなファイルを扱う場合、特に顕著です。 このオプションを指定して行番号を使用しないことを 明示すれば、速度の低下を回避することができます。 .It Fl s 複数の空行が連続している場合、空行を 1 行にします。 .It Fl t Ar tag タグ情報を含むファイル ``tags'' から、tag で指定されたエントリを検索し、 対応するファイルの指定位置から表示を開始します。 タグファイル ``tags'' については、 .Xr ctags 1 を参照してください。 .It Fl u デフォルトでは、 .Nm は .Dv BS や .Dv CR-LF などのシーケンスを特別に処理します。 .Dv BS とアンダースコア文字があった場合は、文字にアンダーラインをつけて 表示しますし、2 つの同じ文字の間にBSがあったら、強調表示にします。 .Dv CR-LF は、1 つの改行にします。 このオプションは、これらの処理をやめ、 .Dv BS は ``^H'' に、 .Dv CR-LF は ``^M'' と改行にします。 .It Fl x タブ幅を .Ar N 文字にします。デフォルトでは 8 です。 .It Fl / .Ar pattern で指定した検索を実行し、見つかった位置から表示します。 .El .Pp .Sh コマンド .Nm は、1 ページ表示する毎に、キーボードから各種のコマンドを受け付けます。 コマンドは、 .Xr vi 1 のコマンド体系をベースにしたものです。 以下の説明で、``^''は``Control''キーを押しながら入力するキーの意味です。 また、コマンドのキーを押す前に数字を入力することで、そのコマンドに 対する引数を与えることができます。これは、説明のなかで``N''として 記述しています。 .Bl -tag -width Ic .It Ic h コマンドのヘルプを表示します。もし他の全てのコマンドを忘れても、 このコマンドは覚えておいてください。 .It Xo .Ic q .No or .Ic \&:q .No or .Ic ZZ .Xc .Nm を終了します。 .It Xo .Ic SPACE .No or .Ic f .No or .Ic \&^F .Xc 引数を指定しなかった場合は、1 ページ分スクロールします。 引数を指定した場合は、N 行分スクロールします。 .It Ic b No or Ic \&^B テキストを 1 ページ分前にスクロールします(-zオプション参照)。 引数を指定した場合は、N 行分前にスクロールします。 .It Ic j No or Ic RETURN 1 行だけスクロールします。引数を指定した場合は、 N 行分スクロールします。 .It Ic k 1 行だけ前に戻るようにスクロールします。引数を指定 した場合は、N行分戻ります。 .It Ic d No or Ic \&^D 画面の半分の行数を単位としてスクロールします。引数を 指定した場合は N 行分スクロールします。指定後は、この ``d'' コマンド および次の ``u'' コマンドでは、引数を指定しないでも半画面ではなく、 ここで指定した N 行単位でスクロールするようになります。 .It Ic u No or Ic \&^U 画面の半分の行数を単位として前の画面にスクロールします。 引数を指定した場合は、N 行分スクロールし、以後、N 行単位で スクロールするようになります。 .It Ic g ファイルの N 行目から表示します。引数を指定しなかった場合は、 ファイル先頭から表示します。 .It Ic G ファイルの N 行目から表示します。引数を指定しなかった場合は、 ファイルの最後から表示します。 .It Ic p No or Ic \&% ファイルの N パーセント目から表示します。 N は 0 から 100 までです。 file で指定したファイルの場合では、標準入力を読み込んで 表示するようにしている場合は、ファイルエンドに達してからでないと、 このコマンドは使用できません。 これは速いのですが、いつも有効とは限りません。 .It Ic r No or Ic \&^L 画面を表示し直します。 .It Ic R バッファに入っている入力を捨て、再読み込みして同じ行番号に当たる所から 画面を表示し直します。これは、表示を見ている間にファイルが 変更されたような場合に有効です。 .It Ic m 行マークをするコマンドです。``m'' を押すと、画 面下に ``mark: '' と表示されるので、a から z までの英小文字を使ってマークの 指定をすることができます。これで、現在の表示行がその文字にマーク されます。次の `` ' '' コマンドによって、ここでマークした行に ジャンプさせることができます。 .It Ic \&' m コマンドでマークした行にジャンプするコマンドで す。画面下に ``goto mark: '' と表示されますので、m コマンドで マークした a から z までの英小文字を入力すれば、 その行にジャンプできます。 なお、a から z のかわりに再度 `` ' '' を 入力すると、その前に大きく移動した位置に戻ります。この場合の大きな移動とは、 `` ' ''コマンドによる移動や、``g'' コマンドでのファイル先頭に移動することを 指します。 このあと、`` '' ''と入力すると、移動前の位置に戻ることができます。 全てのマークは、新しいファイルを読み込んだ時に失われます。 .It Ic \&/ Ns Ar pattern 現在行 (画面の一番上に表示されている行) の次の 行からファイルの末端に向かって、pattern で指定した検索を実行し、 一致した行から表示します。引数が指定された場合は、検索を繰り返し 実行し、N回目に一致した行からの表示になります。pattern には、 .Xr re_format 7 で解説されているPOSIX.2 .Dq extended format 正規表現が使用できます。 .It Ic \&? Ns Ar pattern 現在行 (画面の一番上に表示されている行) の直前から ファイルの先頭に向かって、 .Ar pattern で指定した検索を実行します。 .It Ic \&/\&! Ns Ar pattern .Ar pattern に一致しない行を検索する以外は ``/'' と同じです。 .It Ic \&?\&! Ns Ar pattern .Ar pattern に一致しない行を検索する以外は ``?'' と同じです。 .It Ic n 直前に実行した検索コマンドを再実行します。 .It Ic E Ns Op Ar filename コマンドラインのファイルリストの中から現在表示しているファイル (N,Pコマンド参照)にかわって、 filename で指定したファイルを表示対象にします。 ファイルが見つからない場合は、現在のファイルを再度表示します。 ファイル名が"#"なら、一つ前に読み込んだファイルを再度表示します。 .It Ic N No or Ic \&:n コマンドラインから file として複数のファイルを指 定して起動した場合に、現在表示しているファイルの次のファイルに表示を 切り替えます。引数を指定した場合は、N 個先のファイルになります。 .It Ic P No or Ic \&:p コマンドラインから file として複数のファイルを指 定して起動した場合に、現在表示しているファイルの 1 つ前のファイルに 表示を切り替えます。引数を指定した場合は、N 個前のファイルになります。 .It Ic \&:t タグエントリの入力をします。 ``:t'' を押すと、画面下に ``Tag: '' と表示されるので、新しいタグエントリの 入力をします。 対応するタグエントリが見つからなかった場合は、その旨を表示して、 前のファイルを表示します。 .It Ic v 現在表示しているファイルを編集対象にして、エディタを起動します。 エディタはデフォルトでは .Xr vi 1 が起動されるようになっていますが、 環境変数 .Ev EDITOR が指定されていた場合には、そこで指定したエディタが起動されます。 .It Ic \&= No or Ic \&^G 現在表示しているファイルについて、画面の最下行がファイル全体の 何行目にあたるか、また、ファイルの総バイト数に対する現在行の バイト数とそのパーセンテージを表示します。 .Nm が標準入力から読み込んでいるか、ファイルが一画面より短い場合は、 いくつかの情報は有効ではありません。これらの情報は、画面の最下行の最初の 1 バイトによって得られる事を覚えておいてください。 .El .Sh 環境変数 .Bl -tag -width Fl .It Ev MORE コマンドラインで指定するかわりに、あらかじめよく使うオプションを 設定しておくことができます。 .It Ev EDITOR 起動するエディタを指定します。 .It Ev SHELL 起動するシェルを指定します。通常、この変数はログイン時 にシェルが自分でセットします。 .It Ev TERM 端末のタイプを指定します。 .El .Sh 関連項目 .Xr ctags 1 , .Xr vi 1 .Sh バグ -CRLF が改行符号である普通のファイルをアクセスする時、 --u フラグ無しでは正しくない出力が結果として得られます。 +長い行を含むファイルの読み込みは、遅いです。 +.Pp +CRLF で終端された 80 文字の行は、余計な改行を生じさせます。 .Sh 作者 このソフトウェアは .An Mark Nudleman によって Berkeley に寄贈されました。 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .Bx 3.0 から登場しました。 diff --git a/ja/man/man1/mt.1 b/ja/man/man1/mt.1 index a4956627cd..43427e8107 100644 --- a/ja/man/man1/mt.1 +++ b/ja/man/man1/mt.1 @@ -1,353 +1,352 @@ .\" Copyright (c) 1981, 1990, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)mt.1 8.1 (Berkeley) 6/6/93 .\" jpman %Id: mt.1,v 1.3 1997/06/16 09:29:17 taku Stab % .\" .Dd June 6, 1993 .Dt MT 1 .Os BSD 4 .Sh 名称 .Nm mt .Nd 磁気テープ操作プログラム .Sh 書式 .Nm .Op Fl f Ar tapename .Ar command .Op Ar count .Sh 解説 .Nm は、 磁気テープドライブへコマンドを与えるのに使われます。 通常、 .Nm は要求された操作を一度だけ行います。 操作によっては .Ar count で指定した回数だけ繰り返し実行できます。 なお、 .Ar tapename は生の( ブロック型でない )テープデバイスを指していなければなりません。 .Pp 使用可能なコマンドは下記のようになっています。 コマンドの指定にあたって、 一意に特定するのに必要なだけの文字数は与える必要があります。 .Bl -tag -width "eof, weof" .It Cm weof テープの現在位置に .Ar count 個のファイル終端マークを書き込みます。 .It Cm smk テープの現在位置に .Ar count 個の位置決定マークを書き込みます。 .It Cm fsf ファイル .Ar count 個分早送りします。 .It Cm fsr レコード .Ar count 個分早送りします。 .It Cm fss 位置決定マーク .Ar count 個分早送りします。 .It Cm bsf ファイル .Ar count 個分巻き戻します。 .It Cm bsr レコード .Ar count 個分巻き戻します。 .It Cm bss 位置決定マーク .Ar count 個分巻き戻します。 .It Cm rdhpos ハードウェアブロック位置を読み取ります。 この機能をサポートしないドライブもあります。 報告されるブロック番号は、そのハードウェア固有のものです。 count 引数は無視されます。 .It Cm rdspos SCSI 論理ブロック位置を読み取ります。 この機能をサポートしないドライブもあります。 count 引数は無視されます。 .It Cm sethpos ハードウェアブロック位置を設定します。 この機能をサポートしないドライブもあります。 -count 引数は、移動先のハードウェアブロックであると解釈されます。 +count 引数は、テープ移動先のハードウェアブロックであると解釈されます。 .It Cm setspos SCSI 論理ブロック位置を設定します。 この機能をサポートしないドライブもあります。 -count 引数は、移動先の SCSI 論理ブロックであると解釈されます。 -.\" SCSI logical block ではない? +count 引数は、テープ移動先の SCSI 論理ブロックであると解釈されます。 .It Cm rewind テープを巻き戻します( カウントは無視 )。 .It Cm offline , rewoffl テープを巻き戻して、 テープユニットをオフライン状態にします( カウントは無視 )。 .It Cm erase テープを消去します。 カウント 0 は長い消去を無効にします。これがデフォルトです。 .It Cm retension テープのたるみを取ります( 一度最後まで早送りして、 また巻き戻します。カウントは無視 )。 .It Cm status テープユニットの状態情報を出力します。 SCSI 磁気テープドライブに対しては、 現在の操作モードとして、密度・ブロックサイズ・圧縮の有無が報告されます。 ドライブの現在の状態 (デバイスに対して何を行っているのか) も報告されます。 ドライブが (ファイルマークおよびレコードを基準とした) BOT からの相対位置を知っている場合、これも表示します。 この情報は信頼できるものではないことに注意してください (BOT、記録メディアの終端、(ドライブが報告するのであれば) ハードウェアブロック位置と SCSI 論理ブロック位置のみが、 テープ位置として信頼できます)。 .It Cm errstat このドライブに関するエラー状態情報を表示 (およびクリア) します。 各通常操作 (例えば読み込みや書き込み) および 各制御操作 (例えば巻き戻し) に対し、 最後に実行したコマンドとこれに関連した状態と存在すれば残りのカウントを、 ドライバは格納します。 本コマンドは、この情報を引き出して表示します。 可能であれば、ラッチしたエラー情報もまたクリアします。 .It Cm blocksize テープユニットに対してブロックサイズを指定します。 零は可変長ブロックを意味します。 .It Cm density テープユニットに対して密度を指定します。 密度の符号化方式については、 下記を参照して下さい。 密度の値は、 .Dq リファレンス 欄に応じた数字と文字列のどちらでも与えることができます。 もし文字列が略記されていたら、 表に書かれてある順番で調べていき、 最初に合致した項目が使われます。 与えられた文字列と正しい密度名称を調べた結果が正確に合致しないのであれば、 与えられた文字列がどう解釈されたかについて、 通知メッセージが出力されます。 .It Cm eom 記録されたメディアの終端まで早送りします( カウントは無視 )。 .It Cm eod データの終端まで早送りします。 .Cm eom と同じです。 .It Cm comp 圧縮モードを指定します。 現在、圧縮モードに指定可能な値はいくつかあります: .Pp .Bl -tag -width 123456789 -compact .It off 圧縮オフ .It on 圧縮オン .It none .Ar off と同じ .It enable .Ar on と同じ .It IDRC IBM Improved Data Recording Capability 圧縮 (0x10)。 .It DCLZ DCLZ 圧縮アルゴリズム (0x20)。 .El .Pp 前記の認識される圧縮キーワードに加え、 テープドライブが使用する圧縮アルゴリズムをユーザが数値で指定可能です。 ほとんどの場合、単に圧縮を .Sq on にするだけで、 ドライブがサポートしているデフォルトの圧縮アルゴリズムを有効にするという 望ましい効果が得られます。 そうでない場合 ( .Cm status を見て、どの圧縮アルゴリズムを現在使用しているかを見てください)、 サポートされている圧縮キーワード (上述) もしくは 数値の圧縮値をユーザが手動で指定可能です。 .El .Pp テープ名が与えられていないくて、かつ環境変数 .Ev TAPE が存在しない場合、 .Nm はデバイス .Pa /dev/nrsa0 を使用します。 .Pp .Nm は、操作が成功したならば 0 の終了値を、 コマンドが認識不能の場合には 1 を、 また操作が失敗したならば 2 を返します。 .Pp 次に示す密度表は、1997 年 11 月 11 の SCSI-3 Stream Device Commands (SSC) working draft の Revision 11 における、 .Sq Historical sequential access density codes table (A-1) の情報です。 .Pp それぞれ密度の符号化方式は次の通りです。 .Pp .Dl 0x0 デバイスの既定値 .Dl 0xE ECMA 用予約値 .Bd -literal -offset 3n 値 幅 トラック 密度 コード 型 リファレンス 注釈 mm in bpmm bpi 0x01 12.7 (0.5) 9 32 (800) NRZI R X3.22-1983 2 0x02 12.7 (0.5) 9 63 (1,600) PE R X3.39-1986 2 0x03 12.7 (0.5) 9 246 (6,250) GCR R X3.54-1986 2 0x05 6.3 (0.25) 4/9 315 (8,000) GCR C X3.136-1986 1 0x06 12.7 (0.5) 9 126 (3,200) PE R X3.157-1987 2 0x07 6.3 (0.25) 4 252 (6,400) IMFM C X3.116-1986 1 0x08 3.81 (0.15) 4 315 (8,000) GCR CS X3.158-1987 1 0x09 12.7 (0.5) 18 1,491 (37,871) GCR C X3.180 2 0x0A 12.7 (0.5) 22 262 (6,667) MFM C X3B5/86-199 1 0x0B 6.3 (0.25) 4 63 (1,600) PE C X3.56-1986 1 0x0C 12.7 (0.5) 24 500 (12,690) GCR C HI-TC1 1,6 0x0D 12.7 (0.5) 24 999 (25,380) GCR C HI-TC2 1,6 0x0F 6.3 (0.25) 15 394 (10,000) GCR C QIC-120 1,6 0x10 6.3 (0.25) 18 394 (10,000) GCR C QIC-150 1,6 0x11 6.3 (0.25) 26 630 (16,000) GCR C QIC-320 1,6 0x12 6.3 (0.25) 30 2,034 (51,667) RLL C QIC-1350 1,6 0x13 3.81 (0.15) 1 2,400 (61,000) DDS CS X3B5/88-185A 5 0x14 8.0 (0.315) 1 1,703 (43,245) RLL CS X3.202-1991 5 0x15 8.0 (0.315) 1 1,789 (45,434) RLL CS ECMA TC17 5 0x16 12.7 (0.5) 48 394 (10,000) MFM C X3.193-1990 1 0x17 12.7 (0.5) 48 1,673 (42,500) MFM C X3B5/91-174 1 0x18 12.7 (0.5) 112 1,673 (42,500) MFM C X3B5/92-50 1 0x1C 6.3 (0.25) 34 1,654 (42,000) MFM C QIC-385M 1,6 0x1D 6.3 (0.25) 32 1,512 (38,400) GCR C QIC-410M 1,6 0x1E 6.3 (0.25) 30 1,385 (36,000) GCR C QIC-1000C 1,6 0x1F 6.3 (0.25) 30 2,666 (67,733) RLL C QIC-2100C 1,6 0x20 6.3 (0.25) 144 2,666 (67,733) RLL C QIC-6GB(M) 1,6 0x21 6.3 (0.25) 144 2,666 (67,733) RLL C QIC-20GB(C) 1,6 0x22 6.3 (0.25) 42 1,600 (40,640) GCR C QIC-2GB(C) ? 0x23 6.3 (0.25) 38 2,666 (67,733) RLL C QIC-875M ? 0x24 3.81 (0.15) 1 2,400 (61,000) CS DDS-2 5 0x25 3.81 (0.15) 1 3,816 (97,000) CS DDS-3 5 0x26 3.81 (0.15) 1 3,816 (97,000) CS DDS-4 5 0x27 8.0 (0.315) 1 3,056 (77,611) RLL CS Mammoth 5 0x28 12.7 (0.5) 36 1,491 (37,871) GCR C X3.224 1 0x29 12.7 (0.5) 0x2A 0x2B 12.7 (0.5) 3 ? ? ? C X3.267 5 .Ed .Bd -literal -offset 3n コード 意味 型 意味 ---------------- ---------------- NRZI 非 0 復帰、1 で変更 R リールトゥリール (Non Return to Zero, change on ones) C カートリッジ GCR グループ符号記録 CS カセット (Group Code Recording) PE 位相符号化 (Phase Encoded) IMFM 反転修正周波数変調 (Inverted Modified Frequency Modulation) MFM 修正周波数変調 (Modified Frequency Modulation) DDS DAT データ記憶装置 (Dat Data Storage) RLL ランレングス符号化 (Run Length Encoding) .Ed .\" 上記(訳注)は、略号の解説には訳文とその原文とを併記しておくことが .\" 理解の助けになるものと判断し、追加しました。 .\" 2.2.2-RELEASE 対象 .\" By taku@tail.net (June 16, 1997) .\" 3.0-RELEASE でも確認 by horikawa@jp.freebsd.org .Bd -literal -offset 3n 注釈 1. シリアル記録。 2. パラレル記録。 3. QIC-11 として知られる古い形式。 5. ヘリカルスキャン。 6. American National Standard ではありません。リファレンスは、 メディアフォーマットの工業標準の定義に基づいています。 .Ed .Sh 環境変数 次の環境変数が存在すれば、 .Nm に利用されます。 .Bl -tag -width Fl .It Ev TAPE 引数 .Ar tapename が与えられていない時、 .Nm は .Ev TAPE 環境変数を調べます。 .Sh ファイル .Bl -tag -width /dev/*rst[0-9]*xx -compact .It Pa /dev/*rwt* QIC-02/QIC-36 磁気テープインタフェース .It Pa /dev/*rsa[0-9]* SCSI 磁気テープインタフェース .El .Sh 関連項目 .Xr dd 1 , .Xr ioctl 2 , .Xr mtio 4 , .Xr sa 4 , .Xr wt 4 , .Xr environ 7 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .Bx 4.3 で登場しました。 .Pp .Xr st 4 ドライバに関する拡張部分は .Xr st 1 コマンドとは別のものとして 386BSD 0.1 で登場し、 .Nm コマンドに .Fx 2.1 で含められました。 .Pp .Cm weof と同義のコマンドであった .Cm eof コマンドは .Fx 2.1 で破棄されました。 なぜなら、非常に危険なコマンド .Cm eom との混乱があったためです。 diff --git a/ja/man/man1/passwd.1 b/ja/man/man1/passwd.1 index c34d592073..9911b2d72b 100644 --- a/ja/man/man1/passwd.1 +++ b/ja/man/man1/passwd.1 @@ -1,208 +1,208 @@ .\" Copyright (c) 1990, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)passwd.1 8.1 (Berkeley) 6/6/93 -.\" %Id: passwd.1,v 1.11 1998/11/30 22:41:58 billf Exp % -.\" jpman %Id: passwd.1,v 1.4 1997/07/21 09:41:51 konuma Stab % +.\" %Id: passwd.1,v 1.11.2.1 1999/04/30 18:48:14 hoek Exp % .\" +.\" jpman %Id: passwd.1,v 1.4 1997/07/21 09:41:51 konuma Stab % .Dd June 6, 1993 .Dt PASSWD 1 .Os BSD 4 .Sh 名称 .Nm passwd, yppasswd .Nd ユーザのパスワードを変更する .Sh 書式 .Nm passwd .Op Fl l .Op Ar user .Nm yppasswd .Op Fl l .Op Fl y .Op Fl d Ar domain .Op Fl h Ar host .Op Fl o .Sh 解説 .Nm passwd は、ユーザの local, Kerberos, NIS パスワードを変更します。 パスワードの変更にあたっては、最初に、現在のパスワードの入力を求 められます。現在のパスワードが正しく入力されたら、新しいパスワードの入 力を求められます。新しいパスワードは、タイプミスを避けるため、2 回入力しな ければなりません。 .Pp 新しいパスワードは、少なくとも 6 文字以上 (ユーザのログインクラスに対する .Xr login.conf 5 の "minpasswordlen" 設定が優先します) で、アルファベットだけにならな いようにすべきです。パスワードの最大文字数は、 .Dv _PASSWORD_LEN (現在は128文字) より短くなければなりません。 数字、アルファベットの大文字、メタキャラクタの使用を推奨します。 .Pp 新しいパスワードが確認されたら .Nm passwd は新しいパスワードを Kerberos 認証ホストに伝えます。 .Bl -tag -width flag .It Fl l Kerberosデータベースではなく、 ローカルマシンのパスワードだけを変更します。 ローカルマシンのパスワードだけを変更する場合は、 .Xr pwd_mkdb 8 がパスワードデータベースの更新に使われます。 .Pp .El ローカルまたは NIS パスワードを変更する場合、 -ユーザのログインクラスの "passwordperiod" ケーパビリティに基づき、 +ユーザのログインクラスの "passwordtime" ケーパビリティに基づき、 次にパスワードを変更すべき日付が設定されます。 .Pp 別のユーザの Kerberos パスワードを変更するには、 .Xr kinit 1 を実行してから、 .Xr passwd 1 を実行する必要があります。 スーパユーザがローカルマシンのパスワードを修正するときにかぎり、現在の パスワードの入力は不要です。 .Sh NIS との相互作用 .Nm passwd は NIS のサポートが組み込まれています。 もしユーザ名が NIS のパスワードデータベースの中にあり、 ローカルにはない場合、 .Nm passwd は自動的に ``yppasswd'' に切り替わります。 指定されたユーザ名がローカルのパスワードデータベースにも、 NIS のパスワードマップにも存在しない場合、 .Nm passwd はエラーを返します。 .Pp NIS のパスワードを変更するとき、非特権ユーザは 確認のために現在のパスワードの入力を求められます ( .Xr rpc.yppasswdd 8 デーモンはいかなる変更でも NIS パスワードマップに加える前に 現在のパスワードの入力を求めます)。 この制限はスーパユーザにも適用されますが、大きな例外があります。 NIS マスタサーバのスーパユーザはパスワードの確認が省略されるの です。 したがって、NIS マスタサーバのスーパユーザは、すべてのユーザの NIS パスワードを無制限に変更できます。 しかし、NIS クライアントや NIS スレーブサーバのスーパユーザは 変更にパスワードが必要です。 .Pp 以下のオプションは NIS のためのものです: .Bl -tag -width flag .It Fl y .Nm passwd は強制的に NIS 用になります。 .It Fl l NIS が有効な場合に .Nm passwd を強制的にローカル用にします。 このフラグは同じログイン名で NIS のユーザと ローカルなユーザが存在するときに、ローカルユーザの パスワードエントリを変更するために使われます。 例えば、システム用の .Pa bin や .Pa daemon といったエントリは NIS パスワードマップとローカルユーザデータベース の両方に存在することが、よくあります。 この場合デフォルトでは .Nm passwd は NIS のパスワードを変更しようとします。 NIS ではなくローカルの パスワードを変更するとき .Fl l を使います。 .It Fl d Ar domain NIS パスワードを変更するとき、ドメイン名を指定します。デフォルトで .Nm passwd は、システムのデフォルトドメイン名を使います。このフラグは主に NIS マスタサーバのスーパユーザが使用するものです。一つの NIS マスタサーバが複数のドメインを扱っている場合や、NIS マスタサーバでは ドメイン名が設定されていない (NIS サーバーは必ずしもクライアントになる 必要はありません) 場合に、 .Nm passwd コマンドがどのドメインを扱うのかを指定する必要があります。 .It Fl s Ar host NIS サーバの名前を指定します。このオプションを .Fl d オプションと共に用いることで、非ローカルな NIS サーバ上の NIS パスワードを変えることが出来ます。 .Fl d オプションでドメイン名を指定し、 NIS マスタサーバの名前が決定できな い (おそらく、ローカルのドメイン名が設定されていないため) ときには、 NIS マスタサーバは、 ``localhost'' であると仮定されます。 このサーバ名を .Fl s で指定することが出来ます。指定するホスト名は NIS マスタサーバ でなくても構いません。 NIS マスターサーバー名はドメイン内の NIS (マスタもしくはスレーブ) サーバに問い合わせることで決定される ので、スレーブサーバを指定しても構いません。 .Pp .It Fl o NIS マスタサーバにおいて、スーパユーザの確認を省略しません。 \'old' モードにします。このフラグはあまり実用的ではありませんが、 パスワードのテストに使うことが出来ます。 .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /etc/master.passwd -compact .It Pa /etc/master.passwd パスワードのマスタファイル .It Pa /etc/passwd Version 7 形式のパスワードファイル .It Pa /etc/passwd.XXXXXX パスワード変更時に作られるテンポラリファイル .It Pa /etc/login.conf ログインクラスケーパビリティデータベース .It Pa /etc/auth.conf 認証サービスの設定 .El .Sh 関連項目 .Xr chpass 1 , .Xr kerberos 1 , .Xr kinit 1 , .Xr login 1 , .Xr login.conf 5 , .Xr passwd 5 , .Xr kpasswdd 8 , .Xr pwd_mkdb 8 , .Xr vipw 8 .Rs .%A Robert Morris .%A Ken Thompson .%T "UNIX password security" .Re .Sh 注釈 .Xr yppasswd 1 は実際には .Nm passwd へのリンクです。 .Sh 歴史 .Nm passwd コマンドは .At v6 から登場しました。 diff --git a/ja/man/man1/pkg_add.1 b/ja/man/man1/pkg_add.1 index 4f359bd8e0..dd3d91b3e4 100644 --- a/ja/man/man1/pkg_add.1 +++ b/ja/man/man1/pkg_add.1 @@ -1,471 +1,471 @@ .\" .\" FreeBSD install - a package for the installation and maintainance .\" of non-core utilities. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" .\" Jordan K. Hubbard .\" .\" .\" @(#)pkg_add.1 -.\" %Id: pkg_add.1,v 1.29 1999/01/17 15:08:09 jseger Exp % -.\" jpman %Id: pkg_add.1,v 1.3 1997/06/09 04:19:05 jsakai Stab % +.\" %Id: pkg_add.1,v 1.29.2.1 1999/05/02 12:12:21 kris Exp % .\" +.\" jpman %Id: pkg_add.1,v 1.3 1997/06/09 04:19:05 jsakai Stab % .Dd November 25, 1994 .Dt pkg_add 1 .Os FreeBSD .Sh 名称 .Nm pkg_add .Nd ソフトウェア配布パッケージをインストールするプログラム .Sh 書式 .Nm .Op Fl vInfrRMS .Op Fl t Ar template .Op Fl p Ar prefix .Ar pkg-name [pkg-name ...] .Sh 解説 .Nm コマンドは、 .Xr pkg_create 1 コマンドにより作成されたパッケージを展開するのに用いられます。 .Sh 警告 .Bf -emphasis .Nm コマンドはパッケージファイルに含まれるスクリプトやプログラムを 実行することがあるので、あなたのシステムは、危険な配布ファイルを 作る極悪人からの「トロイの木馬」や他の巧妙な攻撃などを受ける 可能性があります。 .Pp パッケージファイルを提供する人物の能力と身元を確認するとよいでしょう。 より進んだ安全のためには、パッケージを展開するのに .Fl M フラグを用い、その内容と、スクリプトがシステムに害をおよぼさないかを 確認します。 +INSTALL, +POST-INSTALL, +DEINSTALL, +REQUIRE, +POST-INSTALL, +REQUIRE, +MTREE_DIRS の各ファイルには 特に注意を払い、+CONTENTS ファイルの .Cm @cwd , .Cm @mode (setuid をチェック), .Cm @dirrm , .Cm @exec , .Cm @unexec ディレクティブを調べてください。 パッケージファイルを調べるのには .Xr pkg_info 1 コマンドも使えます。 .Ef .Sh オプション 以下のコマンドラインオプションが提供されています: .Bl -tag -width indent .It Ar pkg-name [... pkg-name] 指定されたパッケージがインストールされます。 - という名前が指定されると、 .Nm は stdin から読み込みます。 パッケージがカレントディレクトリに見つからないと、 .Nm は .Ev PKG_PATH で指定された各ディレクトリを探します。 .It Fl v 饒舌な出力に切り替えます。 .It Fl I パッケージにインストール用スクリプト (pre-install または post-install) が存在しても、それを実行しません。 .It Fl n 実際にはインストールを行わず、インストールした場合に実行されるであろう ステップを表示します。 .It Fl R パッケージのインストール結果を記録しません。 このオプションは、後でアンインストールすることを不可能にするため、 自分が何をしているかを理解している人のみ使ってください。 .It Fl r リモートフェッチ機能を使用します。 適切なオブジェクト書式とリリースを決定してから、 パッケージを取得してインストールします。 .It Fl f あらかじめ必要なパッケージがインストールされていなかったり、 requirements スクリプトが失敗した場合にも強制的にインストールします。 これは .Nm が見つからない必要なパッケージを探して自動的にインストールすることを 止めるわけではなく、見つからない場合でも中断しないようにします。 .It Fl p Ar prefix パッケージからファイルを展開するディレクトリの前に .Ar prefix を付けます。 パッケージがデフォルトディレクトリを保持している場合には、 このオプションで変更できます。 .Nm はディレクトリ設定が相対的に行われているか、絶対的に行われているか を知る術がないので、最初の .Cm @cwd ディレクティブのみが変更されることに注意してください。 複数回のディレクトリ変更が行われることはまれですが、 実際にあった場合、すべてのディレクトリ変更を制御したくなる でしょう。この場合、 .Cm MASTER モード、 .Cm SLAVE モードの使用を検討してみてください (オプション .Fl M と .Fl S を参照)。 .It Fl t Ar template ``作業領域'' を作成する際に、 .Xr mktemp 3 への入力として .Ar template を用います。 これはデフォルトでは .Pa /var/tmp/instmp.XXXXXX という文字列ですが、 .Pa /var/tmp ディレクトリの容量が制限されているような状況では 変更する必要があるかもしれません。 .Xr mktemp 3 が一意の ID を用いるために必要な `X' の文字をいくつか残しておく ことを忘れないでください。 .Pp 作業領域 .Ar template をパッケージファイルがインストールされるディレクトリと同じディスク パーティションに設定することによって、パフォーマンスを高めることが 可能です (大抵は .Pa /usr )。 .It Fl M .Cm MASTER モードで実行します。これは .Nm のとても特殊な実行モードであり、 .Cm SLAVE モードと共に実行しなければなりません。 このモードで実行されると、 .Nm は一時的な作業領域 ( .Fl t オプションを参照) へパッケージを展開する以上のことはせず、 現在の作業領域ディレクトリ名を頭に付加した packing list を標準出力に 出力します(標準出力は .Xr sed 1 のようなプログラムにフィルタされているかもしれません)。 .Cm SLAVE モードと共に用いると、中身を処理する前にパッケージ構造に 大きな変更を加えることが可能になります。 .It Fl S .Cm SLAVE モードで実行します。これは .Nm のとても特殊な実行モードであり、 .Cm MASTER モードと共に実行しなければなりません。 このモードで実行されると、 .Nm はパッケージの内容がすでに作業領域に展開され、その場所が 標準入力から文字列として入力されることを想定します。 完全な packing list も stdin から読み込まれ、その後中身が 通常どおり処理されます。 .El .Pp 一つ以上の .Ar pkg-name 引数を指定することが可能で、それらはパッケージを含むファイル名(通常 拡張子 ``.tgz'' で終わります)か、ftp サイトにあるファイルを 示す URL のどちらかになります。 したがって、anonymous ftp から直接ファイルを展開することが 可能です (例えば .Nm ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/packages/shells/bash-1.14.4.tgz )。 注意: もし上記のような転送で用いる ftp で .Bf -emphasis passive mode .Ef を利用したいなら、環境変数 .Bf -emphasis FTP_PASSIVE_MODE .Ef に何らかの値を設定する必要があります。 そうでなければ、より一般的な ACTIVE モードが利用されます。 もしうまく動作していることがわかっているサイトからパッケージを 得ようとして .Nm が常に失敗する場合、あなたが .Bf -emphasis passive mode .Ef の ftp を使う必要のあるファイアウォールの中にいるのが原因である場合が あります。 .Sh 技術詳細 .Nm はきわめて単純です。各パッケージの "packing list" を 特別な作業ディレクトリに展開し、 中身を解析し、内容を完全に展開するために 以下の手順を実行します: .Bl -enum -indent indent .It パッケージがすでにインストールされている、と記録されているかどうかを チェックします。もしそうならインストールを中断します。 .It .Cm @pkgdep ディレクティブ ( .Xr pkg_create 1 を参照) による パッケージのすべての依存関係をチェックし、各々が存在するかどうかを 確認します。もし存在しなければ、足りないパッケージを見つけて自動的に インストールしようとします。もし見つからなければ、 インストールを中断します。 .It パッケージがどのようにシステムに追加されるかを制御する .Cm @option ディレクティブを検索します。このマニュアルページを書いている時点では、 実装されているオプションは .Cm @option extract-in-place のみであり、これは .Pa /tmp 内の作業領域を経由しないで、 パッケージを最終的なディレクトリに直接展開するようにします。 .It .Cm @option extract-in-place が指定されていれば、パッケージは最終的な場所に直接展開され、 そうでなければ作業領域内に展開されます。 .It パッケージが .Ar require ファイル ( .Xr pkg_create 1 を参照) を含んでいる場合、そのファイルを以下の引数を付けて実行します: .Bd -filled -offset indent -compact .Ar pkg-name .Ar INSTALL .Ed ここで .Ar pkg-name は問題としているパッケージの名前であり、 .Ar INSTALL キーワードはインストールの requirements チェックであることを 示しています (これは複数の機能を提供するひとつのスクリプトを 用いようとする場合に有用です)。 .It パッケージに .Ar pre-install スクリプトが存在する場合、以下の引数を付けて実行されます: .Bd -filled -offset indent -compact .Cm script .Ar pkg-name .Ar PRE-INSTALL .Ed ここで .Ar pkg-name は対象のパッケージ名であり、 .Ar PRE-INSTALL はこれがインストール前のフェーズであることを示すキーワードです。 .Cm 注釈: ( .Cm Fl i および .Cm Fl I のフラグを .Xr pkg_create 1 に使用することにより) パッケージ作成時に pre-install と post-install のスクリプトが別々に与えられる場合には、 .Ar PRE-INSTALL キーワードは登場しません。 .It .Cm @option extract-in-place が指定されていない場合、packing list ( .Pa +CONTENTS ファイル) が作業領域から最終的な場所に ファイルを移動 (必要ならコピー) するために参照されます。 .It パッケージが .Ar mtreefile ファイル ( .Xr pkg_create 1 を参照) を含む場合、mtree が以下の引数を付けて実行されます: .Bd -filled -offset indent -compact .Cm mtree .Fl u .Fl f .Ar mtreefile .Fl d .Fl e .Fl p .Pa prefix .Ed ここで .Pa prefix は .Fl p フラグが指定されていればその prefix、 .Fl p フラグが指定されていない場合にはこのパッケージの最初の .Cm @cwd ディレクティブのディレクトリ名が prefix になります。 .It パッケージに .Ar post-install スクリプトが含まれる場合、 .Bd -filled -offset indent -compact .Cm script .Ar pkg-name .Ar POST-INSTALL .Ed として実行されます。 ここで .Ar pkg-name は対象のパッケージ名であり、 .Ar POST-INSTALL はこれがインストール後のフェーズであることを示すキーワードです。 .Cm 注釈: ( .Cm Fl i および .Cm Fl I のフラグを .Xr pkg_create 1 に使用することにより) パッケージ作成時に pre-install と post-install のスクリプトが別々に与えられる場合には、 .Ar POST-INSTALL キーワードは登場しません。 .Ar POST-INSTALL および .Ar PRE-INSTALL のキーワードを渡す背景には、 インストールの前とインストール後の 両方の手続きをこなす一つの .Ar install スクリプトを用いることを可能にすることがあります。 しかしながら、メンテナンスの観点からは、機能を分離する方が有利かつ容易です。 .It インストールが終了すると、後で .Xr pkg_delete 1 で使うために packing list 、 .Ar deinstall スクリプト、 description 、 display の各ファイルが .Pa /var/db/pkg/ にコピーされます。 パッケージの依存関係は、他のパッケージの .Pa /var/db/pkg//+REQUIRED_BY ファイル (PKG_DBDIR 環境変数が設定してある場合、上記の .Pa /var/db/pkg/ が置き換えられます) に記録されます。 .It 最後に、作業領域が削除されプログラムは終了します。 .El .Pp すべてのスクリプトは環境変数 .Ev PKG_PREFIX にインストール時の prefix ( 前述の .Fl p オプションを参照) が設定された状態で実行されます。 このことにより、パッケージの作者は .Cm pkg_add の .Fl p フラグによりパッケージがインストールされるディレクトリが 変更されても、きちんとふるまうスクリプトを書くことが可能になります。 .Sh 環境変数 .Ev PKG_PATH の値は、指定されたパッケージが見つからない時に用いられます。 環境変数はコロンで区切られた一連のエントリです。 各エントリはディレクトリ名からなります。 カレントディレクトリは空欄のディレクトリ名で暗黙のうちに指定されるか、 一つのピリオドで明示的に指定します。 .Pp 環境変数 .Ev PKG_DBDIR は、インストールされたパッケージについてのデータベースの位置を指定します。 .Pp .Nm が作業領域の生成を試みる作業用ディレクトリの名前は、環境変数 .Ev PKG_TMPDIR と .Ev TMPDIR とから(この順で)取られます。 これらの変数が存在しないか、指定されたディレクトリに十分な空き容量が ない場合、 .Nm は、 .Pa /var/tmp , .Pa /tmp , .Pa /usr/tmp のうちで、十分な空き容量を持つ最初のディレクトリを使います。 .Pp 環境変数 .Ev PACKAGESITE は、 .Nm が取得を行う代替位置を指定します。 この変数を使用すると、 .Fl r オプション使用時に .Nm が自動的にディレクトリを決定する論理が破壊されます。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /var/db/pkg -compact .It Pa /var/tmp 環境変数 .Ev PKG_TMPDIR と .Ev TMPDIR のどちらも適切なディレクトリを指定しない場合に、作業領域を作成するため に用いる作業用ディレクトリ。 .It Pa /tmp .Pa /var/tmp が存在しないか、十分な空き容量を持たない場合、その次に選ばれる ディレクトリ。 .It Pa /usr/tmp .Pa /var/tmp と .Pa /tmp のどちらも作業領域を作成するには適切でない場合、最後に選ばれる ディレクトリ。 .It Pa /var/db/pkg インストールされたパッケージについてのデータベースのデフォルトの位置。 .El .Sh 関連項目 .Xr pkg_create 1 , .Xr pkg_delete 1 , .Xr pkg_info 1 , .Xr mktemp 3 , .Xr sysconf 3 , .Xr mtree 8 .Sh 作者 .An Jordan Hubbard 最初の仕事およびそれに続く開発。 .An John Kohl NetBSD 向け改良。 .Sh バグ 配布物のファイル間のハードリンクは、 (1) 作業領域が、ファイルへのすべてのリンクの最終的な ディレクトリと同じファイルシステムの場合もしくは、 (2) ファイルへのすべてのリンクが contents ファイル内で .Cm @cwd ディレクティブで括られている場合にのみ保存されます。 .Em さらに その上、リンク名は単一の .Cm tar コマンド ( .Fn sysconf _SC_ARG_MAX により返される値に依存する実行時の引数の長さの制限により、複数の 実行には分割できません) で展開されなければなりません。 .Pp バグは他にもあるはずです。 diff --git a/ja/man/man1/rm.1 b/ja/man/man1/rm.1 index c5f467bd73..9d3c94f5fc 100644 --- a/ja/man/man1/rm.1 +++ b/ja/man/man1/rm.1 @@ -1,167 +1,178 @@ .\" %NetBSD: rm.1,v 1.7 1995/03/21 09:08:22 cgd Exp % .\" .\" Copyright (c) 1990, 1993, 1994 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" This code is derived from software contributed to Berkeley by .\" the Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)rm.1 8.5 (Berkeley) 12/5/94 -.\" %Id: rm.1,v 1.12 1998/05/18 06:37:35 charnier Exp % -.\" jpman %Id: rm.1,v 1.3 1997/05/19 16:49:44 horikawa Stab % +.\" %Id: rm.1,v 1.12.2.1 1999/05/02 12:06:56 kris Exp % .\" -.Dd April 18, 1994 +.\" jpman %Id: rm.1,v 1.3 1997/05/19 16:49:44 horikawa Stab % +.Dd January 28, 1999 .Dt RM 1 .Os .Sh 名称 .Nm rm .Nd ディレクトリエントリの削除 .Sh 書式 .Nm rm -.Op Fl f | Fl i -.Op Fl dPRrW +.Op Fl dfiPRrW .Ar file ... .Sh 解説 .Nm は、 コマンドラインから指定された非ディレクトリタイプのファイルを削除します。 指定されたファイルに書き込みパーミッションがなく、 標準入力がターミナルだった場合、 -削除を実行してよいかどうかの確認を(標準エラー出力を使って)求めます。 +削除を実行してよいかどうかの確認を (標準エラー出力を使って) 求めます。 .Pp オプションとしては以下のものがあります: -.Bl -tag -width flag +.Bl -tag -width Fl .It Fl d ディレクトリも、他のタイプのファイルと同様に削除します。本オプション なしに file としてディレクトリを指定した場合、エラーになります。 .It Fl f ファイルのパーミッションに関わらす、確認せずにファイルの 削除を行います。 ファイルが存在しない場合にもエラーメッセージは表示せず、終了ステータス もエラーを返しません。 .Fl f オプション以前に書かれた .Fl i オプションを無視します。 .It Fl i ファイルのパーミッションや標準入力がターミナルであるかどうかに関わらず、 指定された各ファイルを削除する前に、確認を求めるようになります。 .Fl i オプション以前に書かれた .Fl f オプションを無視します。 .It Fl P -ファイルを削除する前に上書きします。まず0xffのバイトパターンで、次に -0x00で、そして最後にもう一度0xffで上書きし、削除します。 +ファイルを削除する前に上書きします。まず 0xff のバイトパターンで、次に +0x00 で、そして最後にもう一度 0xff で上書きし、削除します。 .It Fl R 引数 file として指定したディレクトリを再帰的に削除します。 .Fl R オプションは、暗黙のうちに .Fl d オプションが指定されたものとします。 .Fl i オプションが指定されているときには、最初にディレクトリを 削除する/しないの確認が求められ、さらに奥のディレクトリについても 各ディレクトリの中身の削除に移る前に確認が求められます。 確認に対して削除すると答えなかった場合には、それ以下のディレクトリは スキップされます。 .Pp .It Fl r .Fl R と同じです。 .It Fl W 削除したファイルを回復しようとします。 現在このオプションは、 ホワイトアウトされたファイルを回復するためにのみ使用可能です。 .El .Pp .Nm は、シンボリックリンクを削除するときリンクは削除しますが、 リンクが参照しているファイルは削除しません。 .Pp -ファイル``.''と``..''を削除しようとするとエラーになります。 +ファイル ``.'' と ``..'' を削除しようとするとエラーになります。 .Pp 指定したファイルをすべて削除した場合か、 .Fl f オプションが指定され、存在するファイルがすべて削除された場合に 0 を返します。 エラーが起きた場合は 1 以上の値を返します。 .Sh 注釈 .Nm は引数をパースするために .Xr getopt 3 を使用します。getopt は .Sq Li -- 引数を受け付けます。これはフラグオプションの読み込みを終了させます。 それゆえ、ダッシュ .Sq Li - で始まるファイルを削除できます。 例えば: .Dl $ rm -- -filename 絶対もしくは相対参照を用いることで同様の効果が得られます。 例えば: .Dl rm /home/user/-filename .Dl rm ./-filename -これはコマンドライン引数を -.Xr getopt 3 -で処理しないコマンドにおいて有効です。 .Sh 関連項目 .Xr rmdir 1 , .Xr undelete 2 , .Xr unlink 2 , .Xr fts 3 , .Xr getopt 3 , .Xr symlink 7 .Sh バグ .Fl P オプションではファイルシステムが固定ブロック長であると仮定されます。 UFS は固定長ファイルシステムですが、LFS はそうではありません。 さらに、通常ファイルは上書きされますが、それ以外の種類のファイルは 上書きされません。 .Sh 互換性 .Nm は、 .Fl f オプションが存在しないファイルに対するエラーのみをマスクする点が伝統的 実装と異なります。 .Pp また、伝統的 .Bx 実装では標準エラー出力ではなく標準出力に確認が出力されていました。 .Sh 規格 .Nm -コマンドは +コマンドは、ほぼ .St -p1003.2 互換です。 +指定された +.Ar file +がディレクトリの場合には +.Nm rm +が +.Xr rmdir 1 +のように動作することを、 +.Tn POSIX +では求めていることが例外です。 +このような動作が必要な場合には、本実装では +.Fl d +オプションが必要です。 +これは、ディレクトリに関する +.Nm +の歴史的な動作に従っています。 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .At v1 から登場しました。 diff --git a/ja/man/man1/tar.1 b/ja/man/man1/tar.1 index 8a1e3bed8b..6f7b3ebe3d 100644 --- a/ja/man/man1/tar.1 +++ b/ja/man/man1/tar.1 @@ -1,501 +1,499 @@ .\" Copyright (c) 1991, 1992, 1993 Free Software Foundation -*- nroff -*- .\" See /usr/src/gnu/COPYING for conditions of redistribution .\" .\" Written by John F. Woods .\" Updated by Robert Eckardt .\" -.\" %Id: tar.1,v 1.18.2.1 1999/03/29 11:26:35 obrien Exp % +.\" %Id: tar.1,v 1.18.2.2 1999/05/04 18:15:05 ghelmer Exp % .\" .\" jpman %Id: tar.1,v 1.2 1997/06/24 07:09:44 bobson Stab % .Dd 25 August 1997 .Os FreeBSD .Dt TAR 1 .Sh 名称 .Nm tar .Nd テープアーカイバ; "tar" アーカイブファイルの操作 .Sh 書式 .Nm tar -.Op [-] Ns Ar bundled-options +.Op [-] Ns Ar bundled-options Ar Args .Op Ar gnu-style-flags -.Op Ar tarfile -.Op Ar blocksize -.Op Ar exclude-file -.Op Ar filenames -.Op Fl C Ar directory-name +.Oo +.Ar filenames | Fl C Ar directory-name +.Oc ... .Sh 解説 .Nm は、歴史的な理由により .Dq tape archiver を省略して名付けられました。 .Nm プログラムは、 .Ar tarfile と呼ばれる .Dq tar フォーマットのアーカイブファイルを作成し、アーカイブにファイルを追加したり、 またアーカイブからファイルを抽出したりします。 tarfile は通常磁気テープを指しますが、フロッピディスケットや 通常のファイルでも構いません。 .Pp 通常、 .Nm コマンドラインの最初の引数は、機能文字および機能変更文字からなる単語であり、 その前に ダッシュ (-) を付けても付けなくてもいいようになっています。 単語には、次の機能文字のうち丁度 1 つを含んでいる必要があります: .Cm A , .Cm c , .Cm d , .Cm r , .Cm t , .Cm u , .Cm x , これらはそれぞれ、 追加 (append)、作成 (create)、差分 (difference)、置換 (replace)、 リスト表示 (table of contents)、更新 (update)、抽出 (extract) を意味しています (下記に詳細があります)。 これらの他に、以下に詳細を述べる機能変更文字を、コマンド単語に 含めることができます。それらのいくつかは、コマンド単語内と同じ順で コマンドライン引数を要求します (使用例の節を参照)。 機能文字と機能変更文字は、GNU 形式の引数で指定することもできます (2 つのダッシュを最初に付け、1 つのコマンド単語ごとに機能文字か 機能変更文字を 1 つだけ指定する)。 アーカイブへの追加、アーカイブからの抽出、そしてリスト表示のために コマンドライン指定するファイル名には、 シェルのパターンマッチ文字列を使用することができます。 .Sh 機能 以下の機能のいずれか 1 つだけを必ず指定する必要があります。 .Pp .Bl -tag -width "--concatenate" -compact .It Fl A .It Fl -catenate .It Fl "-concatenate" 指定された (tar アーカイブ形式の) ファイルを tar アーカイブの末尾 に追加します。(追加する前の古い end-of-archive ブロックは削除さ れます。) これは、指定されたファイルがアーカイブの中の 1 ファイルとなるので はなく、指定したファイルの中に含まれているファイルを、最初に指定 したアーカイブに追加するという効果を持ちます。 .Em 注: このオプションは tarfile を再書き込みする必要があるため、1/4 インチカートリッジテープでは動作しません。 .It Fl c .It Fl -create 新しいアーカイブを作成して (もしくは古い内容を切り捨てて)、指定 されたファイルをアーカイブに書き込みます。 .It Fl d .It Fl -diff .It Fl -compare アーカイブの中のファイルと、それに相当するファイルシステム内の ファイルとの違いを調査します。 .It Fl -delete 指定されたファイルをアーカイブから削除します。(1/4 インチテープ では動作しません。) .It Fl r .It Fl -append アーカイブの末尾にファイルを追加します。(1/4 インチテープでは 動作しません。) .It Fl t .It Fl -list アーカイブ内容のリスト表示をします。もし引数としてファイル名が 指定されていれば、そのファイルだけがリスト表示されます。そうでなけ れば、アーカイブに含まれるすべてのファイルリストが表示されます。 .It Fl u .It Fl -update 指定したファイルのうち、アーカイブ内のファイルよりもディスク上の ファイルの変更時刻が新しいものだけを追加します。1/4 インチテープ では動作しません。 .It Fl x .It Fl -extract .It Fl -get アーカイブからファイルを抽出します。可能ならば、所有者、 変更時刻、ファイル属性はリストアされます。もし .Ar file 引数が指定されていなければ、アーカイブ内の全ファイルが抽出されます。 もし .Ar filename 引数がテープ上のディレクトリ名にマッチしていれば、そのディレクトリと ディレクトリ内のファイルが抽出されます。(ディレクトリ内の すべてのディレクトリについても同様に抽出されます。) もしアーカイブ内に、相当する同じファイルが複数含まれていれば (上記の .Fl -append コマンドを参照)、最後に含まれているものが他のすべてのファイルを 上書きする形で抽出されます。 .Sh オプション .Nm の他のオプションは、組み合わせて使用することができます。 1 文字オプションは、コマンド単語の中で指定することができます。 引数を与えるべきオプションの場合、オプションに続けて引数を指定し ます。1 文字オプションであれば、これに続くコマンドライン引数を 使用します (以下の .Sx 使用例 を参照してください。) .Pp .Bl -tag -width "--preserve-permissions" -compact .It Fl -help .Nm のすべてのコマンドオプションについて一覧と解説を表示します。 .It Fl -atime-preserve テープに書かれている、ファイルのアクセス時刻をリストアします。 (inode の変更時刻が変更されることに注意してください!) .It Fl b .It Fl -block-size Ar number 読み書きするブロックサイズを .Ar number * 512-byte ブロック に設定します。 .It Fl B .It Fl -read-full-blocks 短い読みだしブロックを、完全なブロックに再組み立てします。 (4.2BSD パイプの読み込み用。) .It Fl C Ar directory .It Fl -directory Ar directory 残りの引数を処理する前に .Ar directory へ移動します。 .It Fl -checkpoint アーカイブを読み書きする間に読み書きしたバッファの数を表示します。 .It Fl f Ar [hostname:]file .It Fl -file Ar [hostname:]file 指定された .Ar file (デフォルトは /dev/rsa0) を読み書きします。 もし .Ar hostname が指定されていれば、 .Nm は .Xr rmt 8 を使って、リモートマシン上の .Ar file を読み書きします。"-" はファイル名として使用されることもありますが、 これは標準入力から読み出したり、標準出力へ書き出したりするために使用されます。 .It Fl -force-local コロンがある時でさえ、アーカイブファイルはローカルのものとします。 .It Fl F Ar file .It Fl -info-script Ar file .It Fl -new-volume-script Ar file それぞれのアーカイブが終ると、スクリプトを実行します (暗黙の .Fl M 指定が行なわれます。) .It Fl -fast-read ワイルドカードで指定されていないすべての抽出ターゲットが アーカイブ内に見つかったら、その時点で終了します。 .It Fl G .It Fl -incremental 古い GNU-format インクリメンタルバックアップファイルを作成/リスト/ 抽出します。 .It Fl g Ar file .It Fl -listed-incremental Ar file 新しい GNU-format インクリメンタルバックアップファイルを作成/リスト/ 抽出します。 .It Fl h .It Fl -dereference シンボリックリンクをシンボリックのまま書き込みません。シンボリックリンクが 指しているデータを書き込みます。 .It Fl i .It Fl -ignore-zeros アーカイブの中のゼロブロック (通常、End-Of-File を意味する) を無視します。 .It Fl -ignore-failed-read ファイルが読めなくても、非 0 のステータスで exit しません。 .It Fl k .It Fl -keep-old-files ディスク上に既にあるファイルを保持します。つまり、アーカイブから 抽出するファイルは、ディスク上のファイルへ上書きしません。 .It Fl K Ar file .It Fl -starting-file Ar file アーカイブの中の .Ar file から (抽出、リストなどを) 始めます。 .It Fl l .It Fl -one-file-system あるファイルシステム内にあるファイルだけでアーカイブを作成します。 (他ファイルシステムへのマウントポイントを跨ぎません。) .It Fl L Ar number .It Fl -tape-length Ar number .Ar number * 1024 バイト書き込んだ後でテープの交換を要求します。 .It Fl m .It Fl -modification-time ファイルの変更時刻を抽出しません。 .It Fl M .It Fl -multi-volume マルチボリュームアーカイブを作成/リスト/抽出します。 .It Fl n .It Fl -norecurse 作成時に再帰的にサブディレクトリを走査しません。 .It Fl -volno-file Ar file ボリューム番号付きのファイル名です。 .It Fl N Ar date .It Fl -after-date Ar date .It Fl -newer Ar date 作成時間が .Ar date より新しいファイルだけを抽出します。 .It Fl -newer-mtime Ar date 変更時間が .Ar date より新しいファイルだけを抽出します。 .It Fl o .It Fl -old-archive .It Fl -portability POSIX フォーマットではなく、V7 フォーマットのアーカイブを作成します。 .It Fl O .It Fl -to-stdout ファイルを標準出力に抽出します。 .It Fl p .It Fl -same-permissions .It Fl -preserve-permissions 保護情報を完全に抽出します。 .It Fl -preserve .Fl p s の指定と同じ効果を持ちます。 .It Fl P .It Fl -absolute-paths ファイル名から先頭の `/' をとりません。 .It Fl R .It Fl -record-number メッセージ中にアーカイブ内のレコード番号を埋め込み表示します。 .It Fl -remove-files アーカイブに追加したファイルを、追加後に削除します。 .It Fl s .It Fl -same-order .It Fl -preserve-order アーカイブ内から抽出するファイルを、指定された順のままにします。 .It Fl -show-omitted-dirs アーカイブ作成中に除外されたディレクトリを表示します。 .It Fl S .It Fl -sparse 「少ない」ファイルを効率的に扱うようにします。 .It Fl T Ar file .It Fl -files-from Ar file .Ar file から抽出もしくは作成するファイル名を得ます。(1 行 1 ファイル名。) .It Fl -null null で終わっている名前を考慮し、 .Fl T の振舞を変更します。 これは .Fl C 指定を無効にします。 .It Fl -totals .Fl -create によって書かれた総バイト数を表示します。 .It Fl v .It Fl -verbose .Fl -create でアーカイブに書くファイルや .Fl -extract でアーカイブから 取り出すファイル名をリスト表示します。 ファイルの保護情報をファイル名とともに表示させるには、 .Fl -list を使います。 .It Fl V Ar volume-name .It Fl -label Ar volume-name 指定された .Ar volume-name を持ったアーカイブを作成します。 .It Fl -version .Nm プログラムのバージョン番号を表示します。 .It Fl w .It Fl -interactive .It Fl -confirmation すべての動作に対して、確認を求めるようになります。 .It Fl W .It Fl -verify アーカイブを書き込んだ後、ベリファイを試みます。 .It Fl -exclude Ar pattern .Ar pattern にマッチするファイルを除外します。 (抽出しません。追加しません。リスト表示しません。) .It Fl X Ar file .It Fl -exclude-from Ar file .Ar file に一覧されているファイルを除外します。 .It Fl y .It Fl -bzip2 .It Fl -bunzip2 アーカイブを .Xr bzip2 1 でフィルタリングします。 .It Fl Z .It Fl -compress .It Fl -uncompress アーカイブを .Xr compress 1 でフィルタリングします。 .It Fl z .It Fl -gzip .It Fl -gunzip アーカイブを .Xr gzip 1 でフィルタリングします。 .It Fl -use-compress-program Ar program アーカイブを .Ar program でフィルタリングします。 (これは、 .Fl d が指定されたときは ``decompress'' を意味しなければなりません。) .It Fl -block-compress テープもしくはフロッピのために、圧縮プログラムの出力をブロック 化します。(そうしないと、ブロック長がおかしくなり、デバイスドライバは そのブロックを拒絶するでしょう。) .It Fl [0-7][lmh] テープドライブと密度を指定します。 .It Fl -unlink ファイルを作成する前に、いったん削除します。 .El .Sh 使用例 "bert" と "ernie" というファイルを含む、 ブロックサイズが 20 ブロックのアーカイブを、 テープドライブ /dev/rsa0 に作るには、 .Pp .Dl tar cfb /dev/rsa0 20 bert ernie .Pp もしくは .Pp .Dl tar\ --create\ --file\ /dev/rsa0\ --block-size\ 20\ bert\ ernie .Pp と入力します。 .Fl f および .Fl b フラグは両方とも引数を必要としていることに注意してください。 この引数は、コマンド単語に書かれているのと同じ順序でコマンドラインから 取得されます。 .Pp /dev/rsa0 はデフォルトのデバイスであり、20 はデフォルトのブロック サイズですので、上記の例は次のように単純化できます。 .Pp .Dl tar c bert ernie .Pp "backup.tar" というアーカイブから、すべての C ソース及びヘッダを 抽出するには、次のようにタイプします。 .Pp .Dl tar xf backup.tar '*.[ch]' .Pp シェルがカレントディレクトリ内のファイル名に展開しないよう、パターンを クォートしなければならないことに注意してください。(当然、 シェルはアーカイブ内のファイル一覧にアクセスすることはできません。) .Pp ファイルを階層構造ごとコピーするには、このようにコマンドを使用してください: .Bd -literal tar cf - -C srcdir . | tar xpf - -C destdir .Ed .Pp ディスケットに、gzip を使った圧縮アーカイブを作成するには、次の ようなコマンドラインを使うといいでしょう。 .Pp .Dl tar --block-compress -z -c -v -f /dev/rfd1a -b 36 tar/ .Pp まとめ指定フラグと -- スタイルのフラグを混在させることができない ことに注意してください。次のようにタイプしなければならないわけで はなく、上記のような書き方で 1 文字フラグを使うことができます。 .Pp .Dl tar --block-compress --gzip --verbose --file /dev/rfd1a --block-size 20 tar/ .Pp 上のようにして作成したディスクの内容は、次のようにすればリスト 表示できます。 .Pp .Dl tar tvfbz /dev/rfd1a 36 .Pp 2 つの tar アーカイブを 1 つのアーカイブにまとめるには、 .Pp .Dl tar Af archive1.tar archive2.tar .Pp を使います。こうすると、archive2.tar に含まれているファイルが archive1.tar の末尾に追加されます。(単純に .Pp .Dl cat archive2.tar >> archive1.tar .Pp とタイプしてもうまくいかないことに注意してください。なぜなら、 tar アーカイブの末尾には end-of-file ブロックがあるからです。) .Pp srcdir ディレクトリから 1997 年 2 月 9 日 13:00 以降に変更をされた 全てのファイルをアーカイブするためには、以下の形式を使って下さい。 .Dl tar\ -c\ -f\ backup.tar\ --newer-mtime\ 'Feb\ 9\ 13:15\ 1997'\ srcdir/ .Pp 他の時間指定形式としては、'02/09/97 13:15', \&'1997-02-09 13:15', '13:15 9 Feb 1997', '9 Feb 1997 13:15', \&'Feb. 9, 1997 1:15pm', '09-Feb', '3 weeks ago', 'May first Sunday' があります。 正しいタイムゾーンを指定するためには、 `13:15 CEST' や `13:15+200' を使用して下さい。 .Sh 環境変数 .Nm プログラムは、以下の環境変数を参照します。 .Bl -tag -width "POSIXLY_CORRECT" .It POSIXLY_CORRECT 通常、 .Nm はファイル指定の中に混ざったフラグを処理します。 この環境変数を設定すると、 .Nm は最初のフラグ以外の引数を見つける とそれ以降の引数に対してフラグ処理を行なわないという、POSIX 仕様 に合わせた動作を行なうようになります。 .It SHELL インタラクティブモードにおいて、サブシェルの起動が要求されたとき、 SHELL 変数が設定されていればそれが、設定されていなければ "/bin/sh" が使用されます。 .It TAPE tar のデフォルトのテープドライブを変更します。(これは、さらに .Fl f フラグによって変更することができます。) .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width "/dev/rsa0" .It Pa /dev/rsa0 デフォルトのテープドライブ .El .\" This next request is for sections 1, 6, 7 & 8 only .\" (command return values (to shell) and fprintf/stderr type diagnostics) .\" .Sh 診断 .Sh 関連項目 .Xr bzip2 1 , .Xr compress 1 , .Xr gzip 1 , .Xr pax 1 , .Xr ft 8 , .Xr rmt 8 .\" .Sh 規格 .Sh 歴史 .Nm フォーマットは立派な歴史を持っていて、Sixth Edition UNIX に 原点があります。 この .Nm の実装は GNU 実装であり、John Gilmore によって書かれた パブリックドメイン tar が元になっています。 .Sh 作者 次の人を含む、大変多くの人々。[ソースの中の ChangeLog ファイルに記 述されている人々] .An John Gilmore (オリジナルのパブリックドメイン版の作者), .An Jay Fenlason (最初の GNU 作者), .An Joy Kendall , .An Jim Kingdon , .An David J. MacKenzie , .An Michael I Bushnell , .An Noah Friedman そして バグフィックスや追加を貢献してくれた無数の人々。 このマニュアルページは NetBSD 1.0 release から、 .Bx Free グループが 取り込んだものです。 .Sh バグ 特徴的な .Fl C オプションの動作は、伝統的な tar プログラムのそれとは異なるので、 あまり頼りにはできません。 .Pp .Fl A コマンドで任意の数の tar アーカイブを結合できればいいのですが、 それはできません。これをやろうとしても、 2 つ目以降のアーカイブの end-of-archive ブロックが削除されずに残ってしまいます。 diff --git a/ja/man/man5/gettytab.5 b/ja/man/man5/gettytab.5 index 68498c216e..3b36bec12f 100644 --- a/ja/man/man5/gettytab.5 +++ b/ja/man/man5/gettytab.5 @@ -1,521 +1,521 @@ .\" Copyright (c) 1983, 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" from: @(#)gettytab.5 8.4 (Berkeley) 4/19/94 -.\" %Id: gettytab.5,v 1.18.2.1 1999/04/07 05:35:25 peter Exp % +.\" %Id: gettytab.5,v 1.18.2.2 1999/05/02 09:35:33 brian Exp % .\" .\" jpman %Id: gettytab.5,v 1.3 1998/07/30 15:25:14 horikawa Stab % .\" " .\" WORD: terminal line 端末回線 .\" WORD: .Sh CAPABILITIES ケーパビリティ .\" WORD: erase 文字消去 .\" WORD: kill 行削除 .\" WORD: delay 遅延 .\" WORD: comma コンマ .\" WORD: banner バナー .\" WORD: answer chat script アンサーチャットスクリプト .\" WORD: screen 画面 [termcap.5 gettytab.5] .\" " .Dd April 19, 1994 .Dt GETTYTAB 5 .Os BSD 4.2 .\" turn off hyphenation .hym 999 .Sh 名称 .Nm gettytab .Nd 端末設定データベース .Sh 書式 .Nm gettytab .Sh 解説 .Nm ファイルは .Xr termcap 5 データベースを単純化したバージョンで、 端末回線を記述するのに用いられます。 冒頭に起動される端末ログインプロセス .Xr getty 8 は起動されるたびに .Nm ファイルにアクセスするので、 比較的簡単に端末の特性を再設定することができます。 データベースの各エントリは、それぞれ1個の端末クラスを記述するのに用いられます。 .Pp デフォルトの端末クラス .Em default が存在し、 他の全てのクラスに対するグローバルなデフォルト値を記述するのに 用いられます。 (言い替えれば、まず、 .Em default エントリを読み込み、その後で、必要なクラスのエントリを読み込み、 デフォルトの設定をクラス固有の設定で上書きします。) .Sh ケーパビリティ ファイルレイアウトの解説については、 .Xr termcap 5 を参照して下さい。 以下の .Em デフォルト 欄は、 使用する端末用のテーブルに値がなく、特別の .Em default テーブルにも値がない場合に用いられる値です。 .Bl -column 名称 文字列 /usr/bin/login .It Sy 名称 型 デフォルト 解説 .It "ac 文字列 unused モデム応答のための想定文字列-応答チャットスクリプト" .It "al 文字列 unused プロンプトを出さずに自動ログインするユーザ" .It "ap bool 偽 端末はどのパリティでも受け付ける" .It "bk 文字列 0377 代用の行末文字 (入力ブレーク)" .It "c0 数値 unused メッセージ書き出しのための tty 制御フラグ群" .It "c1 数値 unused ログイン名読み込みのための tty 制御フラグ群" .It "c2 数値 unused 端末を去るときの制御フラグ群" .It "ce bool 偽 crt 文字消去アルゴリズムを用いる" .It "ck bool 偽 crt 行削除アルゴリズムを用いる" .It "cl 文字列" Ta Dv NULL Ta .No "画面削除シーケンス" .It "co bool 偽 コンソール -" .Ql \en をログインプロンプトの後に追加する .It "ct 数値 10 ac/ic スクリプトのためのチャットタイムアウト" .It "dc 数値 0 チャットデバッグ用ビットマスク" .It "de 数値 0 この秒数だけ待って、最初のプロンプトを書く前に入力をフラッシュする" .It "ds 文字列" Ta So Li ^Y Sc Ta .No "遅延されたサスペンド文字" .It "dx bool 偽 " .Dv DECCTLQ をセットする .It "ec bool 偽 echo を残す" .Tn OFF .It "ep bool 偽 端末は偶数パリティを用いる" .It "er 文字列" Ta So Li ^? Sc Ta .No "消去文字" .It "et 文字列" Ta So Li ^D Sc Ta .No "テキストの終り" .Pq Dv EOF 文字 .It "ev 文字列" Ta Dv NULL Ta .No "環境変数の初期設定" .It "f0 数値 unused メッセージ書き出しのための tty モードフラグ群" .It "f1 数値 unused ログイン名読み込みのための tty モードフラグ群" .It "f2 数値 unused 端末を去るときの tty モードフラグ群" .It "fl 文字列" Ta So Li ^O Sc Ta .No "出力フラッシュ文字" .It "hc bool 偽 " 最後のクローズのときに回線をハングアップ .Tn させない .It "he 文字列" Ta Dv NULL Ta .No "ホスト名編集文字列" .It "hn 文字列 hostname ホスト名" .It "ht bool 偽 端末に本物のタブが実装されている" .It "hw bool 偽 cts/rts によるハードウェアフロー制御を行う" .It "i0 数値 unused メッセージ書き出しのための tty 入力フラグ群" .It "i1 数値 unused ログイン名読み込みのための tty 入力フラグ群" .It "i2 数値 unused 端末を去るときの tty 入力フラグ群" .It "ic 文字列 unused モデム初期化のための、想定入力-出力チャットスクリプト" .It "if 文字列 unused プロンプトの前に、/etc/issue のように名前で指定したファイルを表示する" .It "ig bool 偽 ログイン名に含まれるガベージ文字を無視する" .It "im 文字列" Ta Dv NULL Ta .No "冒頭の (バナー) メッセージ" .It "in 文字列" Ta So Li ^C Sc Ta .No "割り込み文字" .It "is 数値 unused 入力スピード" .It "kl 文字列" Ta So Li ^U Sc Ta .No "行消去文字" .It "l0 数値 unused メッセージ書き出しのための tty ローカルフラグ群" .It "l1 数値 unused ログイン名読み込みのための tty ローカルフラグ群" .It "l2 数値 unused 端末を去るときの tty ローカルフラグ群" .It "lm 文字列 login: ログインプロンプト" .It "ln 文字列" Ta So Li ^V Sc Ta .No "次の文字がリテラル値であることを示す文字" .It "lo 文字列" Ta Pa /usr/bin/login Ta .No "名前を得たときに実行するプログラム" .It "mb bool 偽 キャリアに基づいたフロー制御を行う" .It "nl bool 偽 端末には改行文字がある (あるいは、あるはずである)" .It "np bool 偽 端末はパリティを用いない (つまり 8 ビット文字)" .It "nx 文字列 default (速度の自動選択のための) 次のテーブル" .It "o0 数値 unused メッセージ書き出しのための tty 出力フラグ群" .It "o1 数値 unused ログイン名読み込みのための tty 出力フラグ群" .It "o2 数値 unused 端末を去るときの tty 出力フラグ群" .It "op bool 偽 端末は奇数パリティを用いる" .It "os 数値 unused 出力スピード" .It "pc 文字列" Ta So Li \e0 Sc Ta .No "パッド文字" .It "pe bool 偽 プリンタの (ハードコピー) 文字消去アルゴリズムを用いる" .It "pf 数値 0 最初のプロンプトと" 引き続くフラッシュの間の遅延 (秒数) .It "pp 文字列 unused PPP 認証プログラム" .It "ps bool 偽 回線は" .Tn MICOM ポートセレクタに接続されている .It "qu 文字列" Ta So Li \&^\e Sc Ta .No "終了文字" .It "rp 文字列" Ta So Li ^R Sc Ta .No "行の再タイプ文字" .It "rt 数値 unused ac 使用時の ring タイムアウト" .It "rw bool 偽 入力に raw モードを" .Tn 用いずに 、cbreak を用いる .It "sp 数値 unused (入力および出力の) 回線速度" .It "su 文字列" Ta So Li ^Z Sc Ta .No "サスペンド文字" .It "tc 文字列 none テーブルの続き" .It "to 数値 0 タイムアウト (秒数)" .It "tt 文字列" Ta Dv NULL Ta .No "端末の型 (環境変数用)" .It "ub bool 偽 (プロンプトなどの) バッファリングしない出力を行う" .It "we 文字列" Ta So Li ^W Sc Ta .No "単語消去文字" .It xc bool 偽 制御文字を .Ql ^X の形で出力 .Tn しない .It "xf 文字列" Ta So Li ^S Sc Ta Dv XOFF (出力ストップ) 文字 .It "xn 文字列" Ta So Li ^Q Sc Ta Dv XON (出力開始) 文字 .It "Lo 文字列 C バナーメッセージでの \&%d のために用いるロケール" .El .Pp 以下のケーパビリティはもはや .Xr getty 8 によってサポートされていません。 .Bl -column 名称 文字列 /usr/bin/login .It "bd 数値 0 バックスペースでの遅延" .It "cb bool 偽 crt バックスペースモードを用いる" .It "cd 数値 0 復帰 (carriage return) での遅延" .It "fd 数値 0 フォームフィード (垂直移動) での遅延" .It "lc bool 偽 端末では小文字が使える" .It "nd 数値 0 改行 (ラインフィード) での遅延" .It "uc bool 偽 端末では大文字しか使えない" .El .Pp 回線速度が指定されていない場合、getty が起動された時に設定されている速度は 変更されません。 入力速度または出力速度を指定したときは、 指定した方向の回線速度のみが上書き更新されます。 .Pp メッセージの出力時、ログイン名の入力時、 getty が処理を済ませて端末を手放す時に用いる 端末モードの値は ブール型フラグの指定に基づいて決定されます。 もしこの決定が適切でないことが分かった場合、 これら3つのどれか (あるいはすべて) の値は、数値指定 .Em \&c0 , .Em \&c1 , .Em \&c2 , .Em \&i0 , .Em \&i1 , .Em \&i2 , .Em \&l0 , .Em \&l1 , .Em \&l2 , .Em \&o0 , .Em \&o1 , .Em \&o2 のいずれかで上書きされます。 これらの数値指定では、フラグの値 (通常は、0 を頭につけた 8 進数) そのものを指定することができます。 これらのフラグは termio の .Em c_cflag , .Em c_iflag , .Em c_lflag , および .Em c_oflag の各フィールドにそれぞれ対応します。 それらのセットの各々は、完全に指定しなければ有効になりません。 .Em \&f0 , .Em \&f1 , および .Em \&f2 は TTY サブシステムの旧版の実装に対する後方互換性を意図した物です。 これらのフラグには、sgttyb の .Em sg_flags フィールドの (32 ビット) 値の下位 16 ビットが含まれます。また、上位 16 ビットは ローカルモードを収めるワードを表します。 .Pp もし .Xr getty 8 がナル文字 (回線ブレークを示すものと見なされます) を受け取った場合、 プログラムは .Em nx エントリに示されたテーブルを用いて再始動します。 もしこのエントリがなければ、今まで用いていたテーブルを再び用います。 .Pp 遅延はミリ秒単位で指定し、tty ドライバが使用可能な遅延のうち最も 近いものが用いられます。 より大きな確実性が必要な場合は、0 から 1, 2, 3 までの値の 遅延はドライバの特別な遅延アルゴリズムから選択するものと解釈されます。 .Pp .Em \&cl 画面消去文字列には、その前に必要な遅延時間をミリ秒単位の (10 進数) 数値で (termcap 風に) 書くことができます。 この遅延はパディング文字 .Em \&pc を繰り返して用いることによりシミュレートされます。 .Pp 初期化メッセージ .Em \&im ログインメッセージ .Em \&lm および初期化ファイル .Em \&if は、以下の文字の並びをどれでも含めることができます。これらは .Xr getty 8 が実行されている環境から得た情報に展開されます。 .Pp .Bl -tag -offset indent -width \&%xxxxxxxxxxxxxx .It \&%d 現在の日付と時間を、 .Em \&Lo 文字列で指定したロケールでの表記法 ( .Xr strftime 3 の \&%+ フォーマット) で表したもの。 .It \&%h マシンのホスト名。通常は .Xr gethostname 3 によってシステムから得ますが、テーブルの .Em \&hn エントリで指定して、この値を書き換えることができます。 どちらの場合でも、これは .Em \&he 文字列を用いて編集することができます。 .Em \&he 文字列の中にある 1 個の '@' は 実際のホスト名から最終的なホスト名に 1文字のコピーを引き起こします。 .Em \&he 文字列中の '#' は実際のホスト名の次の1文字をスキップさせます。 \&'@' でも '#' でもない各文字は最終的なホスト名にコピーされます。 余分な '@' と '#' は無視されます。 .It \&%t tty の名前。 .It "\&%m, \&%r, \&%s, \&%v" それぞれ、 .Xr uname 3 が返す マシンの型、オペレーティングシステムのリリース、オペレーティングシステムの 名前、そしてカーネルのバージョンです。 .It \&%% 1 個の .Dq % 文字。 .El .Pp getty がログインプロセス (通常は .Dq Pa /usr/bin/login ですが、 .Em \&lo 文字列で指定されていればそれ)を実行するとき、このプロセスの環境には .Em \&tt 文字列 (が存在すれば) で指定した 端末の型が設定されます。 .Em \&ev 文字列は、プロセスの環境にデータを追加するために使用することができます。 これはコンマで区切られた文字列からなり、それぞれは、 .Em name=value という形式になっていると仮定されます。 .Pp もしタイムアウトとして、 .Em \&to に 0 以外の値を指定した場合、 指定された秒数経過した後に終了します。 すなわち、getty はログイン名を受け取って制御を .Xr login 1 に渡すか、または alarm シグナルを受け取って終了します。 これはダイヤルイン回線をハングアップするために有用です。 .Pp .Xr getty 8 からの出力は、 .Em \&op か .Em \&np が指定された場合を除いて、偶数パリティを用います。 .Em \&op 文字列と .Em \&ap を一緒に指定すると、 入力としてはパリティが何であっても許可し、出力としては奇数パリティを 生成します。 注意: これは、getty が実行されているときのみ適用され、端末ドライバの 制限によりここまで完全な実装ができないかもしれません。 .Xr getty 8 は .Dv RAW モードのときは入力文字のパリティ検査を行いません。 .Pp もし .Em \&pp 文字列が指定されていて、 PPP リンク確立シーケンスが認識されると、 getty は pp オプションで指定されているプログラムを起動します。 これは PPP 着信を取り扱うために用いることができます。 .Pp .Nm getty は以下の2つのケーパビリティを用いて利用できるチャットスクリプト機能を 提供します。これによって、 基本的なインテリジェントモデムをある程度取り扱えるようにします。 .Pp .Bl -tag -offset indent -width \&xxxxxxxx -compact .It ic モデムを初期化するチャットスクリプト。 .It ac コールに答えるチャットスクリプト。 .El .Pp チャットスクリプトは、受信を想定した文字列/送信する文字列の対の連なり からなります。チャット文字列が始まるとき、 .Nm getty は最初の文字列を待ち、その文字列を見つけたら 2 番目の文字列を送ります。 以後も同様に処理を進めます。 指定された文字列は 1 個以上のタブあるいはスペースで区切られています。 文字列には標準 ASCII 文字と、特別な「エスケープ」を含めることが できます。エスケープは、バックスラッシュに続き 1 文字以上の文字が 続いたもので、それは 以下のように解釈されます。 .Pp .Bl -tag -offset indent -width \&xxxxxxxx -compact .It \ea ベル文字。 .It \eb バックスペース。 .It \en 改行。 .It \ee エスケープ。 .It \ef フォームフィード。 .It \ep 0.5秒の一時停止。 .It \er 復帰文字。 .It \eS, \es 空白文字。 .It \et タブ。 .It \exNN 16 進数のバイト値。 .It \e0NNN 8 進数のバイト値。 .El .Pp .Ql \ep 文字列は送信文字列でのみ有効で、前の文字と次の文字を送る間に 0.5 秒の 一時停止を発生することに注意のこと。 16 進数値は最大で 16 進数 2 桁で、 8 進数値は最大で 8 進数 3 桁です。 .Pp .Em \&ic チャットシーケンスはモデムやそれに類似したデバイスを初期化するのに 用いられます。ヘイズ互換のコマンドセットを持つモデム用の初期化チャット スクリプトの典型例は、以下のようなものでしょう。 .Pp .Dl :ic="" ATE0Q0V1\er OK\er ATS0=0\er OK\er: .Pp このスクリプトは何も待たず (つまり常に成功し)、モデムが正しいモード (コマンドエコーを抑制し、応答を返す際に冗長モードで返す) に確実になるようなシーケンスを送り、それから自動応答を 切ります。 終了する前に、"OK" という反応を待ちます。 この初期化シーケンスは、モデムの応答をチェックして モデムが正しく機能しているかを確かめるために 用いられます。 初期化スクリプトが完了するのに失敗した場合、 .Nm getty はこれを致命的な状態であると見なし、その結果として、 .Xr syslogd 8 を用いてログを残してから終了します。 .Pp 同様に、アンサーチャットスクリプトは (通常) "RING" に対して手動で電話に応答するために 用いることができます。 アンサースクリプトを指定して起動した場合、 .Nm getty はポートをノンブロッキングモードでオープンし、それ以前の余分な入力をすべて 消去し、ポートへのデータを待ちます。 何らかのデータが取得可能になるとすぐ、アンサーチャットスクリプトが 開始し、文字列がスキャンされ、アンサーチャットスクリプトに従って 応答します。 ヘイズ互換のモデムでは、スクリプトは通常以下のような感じのものになるでしょう。 .Pp .Dl :ac=RING\er ATA\er CONNECT: .Pp これは、"ATA" コマンドによってモデムに応答させ、続いて 入力をスキャンして文字列 "CONNECT" を探します。 もし .Em \&ct タイムアウトが生じる前にこの文字列を受け取った場合、 通常のログインシーケンスが開始されます。 .Pp .Em \&ct ケーパビリティはすべての送信文字列および想定される入力文字列 に適用されるタイムアウトの値を指定します。このタイムアウトは 文字列待ちを行うごと、および文字列送信を行うごとに設定されます。 少なくともリモートとローカルのモデムの間のコネクションが確立される のにかかる時間 (通常およそ 10 秒) だけの長さは必要です。 .Pp ほとんどの情況で、コネクションが検出された後に 追加の入力のすべてをフラッシュしたいと思うものですが、 この目的には .Em \&de ケーパビリティを使うことができます。これは、 コネクションが確立された後で短時間の遅延をかけ、 その間に接続データがすべてモデムによって送られてしまうのと 同じ効果を持ちます。 .Pp .Sh 関連項目 .Xr login 1 , .Xr gethostname 3 , .Xr uname 3 , .Xr termcap 5 , .Xr getty 8 , .Xr telnetd 8 . .Sh バグ 特殊文字 (文字消去、行削除など) は .Xr login 1 によってシステムのデフォルトに再設定されてしまいます。 .Em 常に、 ログイン名としてタイプした '#' あるいは '^H' は1文字消去として 扱われ、'@' は行消去として扱われます。 .Pp 遅延機能は実クロックです。 全般的に柔軟性がないという問題はさておき、遅延アルゴリズムのいくつかは 実装されていません。 端末ドライバが正常な遅延の設定をサポートしている必要があります。 .Pp .Em \&he ケーパビリティは全く知的ではありません。 .Pp 忌まわしい .Xr termcap 5 フォーマットより、もっと合理的なものを選ぶべきでした。 .Sh 歴史 .Nm ファイルフォーマットは .Bx 4.2 で登場しました。 diff --git a/ja/man/man5/login.conf.5 b/ja/man/man5/login.conf.5 index 49f37433aa..d48c17ffd1 100644 --- a/ja/man/man5/login.conf.5 +++ b/ja/man/man5/login.conf.5 @@ -1,354 +1,356 @@ .\" Copyright (c) 1996 David Nugent .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, is permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice immediately at the beginning of the file, without modification, .\" this list of conditions, and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. This work was done expressly for inclusion into FreeBSD. Other use .\" is permitted provided this notation is included. .\" 4. Absolutely no warranty of function or purpose is made by the author .\" David Nugent. .\" 5. Modifications may be freely made to this file providing the above .\" conditions are met. .\" -.\" %Id: login.conf.5,v 1.15 1998/02/21 23:29:59 fenner Exp % -.\" jpman %Id: login.conf.5,v 1.3 1998/07/21 23:10:00 jsakai Stab % +.\" %Id: login.conf.5,v 1.15.2.1 1999/04/30 18:48:05 hoek Exp % .\" +.\" jpman %Id: login.conf.5,v 1.3 1998/07/21 23:10:00 jsakai Stab % .Dd November 22, 1996 .Dt LOGIN.CONF 5 .Os FreeBSD .Sh 名称 .Nm login.conf .Nd ログインクラス ケーパビリティ データベース .Sh 書式 .Pa /etc/login.conf , .Pa ~/.login_conf .Sh 解説 login.conf には、ログインクラスについてのさまざまな属性やケーパビリティが 含まれています。 ログインクラス (ユーザアカウントデータベースである .Pa /etc/master.passwd のそれぞれの行について自由に設定できる注釈) は、セッションの アカウンティングやリソース制限、ユーザ環境設定などを決定します。 ログインクラスはシステム内のさまざまなプログラムから利用され、 ユーザのログイン環境を設定するほか、 ポリシー、アカウンティング及び管理上の制限を設定します。 ログインクラスはまた、 システムや利用可能な種々の認証機構に対するユーザ認証手段を提供します。 .Pp システムのユーザクラスケーパビリティデータベースである .Pa /etc/login.conf の中の "default" という特別なレコードは、 .Pa /etc/master.passwd 内に有効なログインクラスを持たない root 以外のすべてのユーザに よって自動的に使われます。有効なログインクラスを持たない uid が 0 の ユーザは、"root" レコードが存在する場合はそのレコードが、 存在しない場合は "default" レコードがログインクラスとして使われます。 .Pp FreeBSD においては、個々のユーザは .Pa .login_conf というファイルをホームディレクトリに作成することができます。 このファイルは (/etc/login.conf と) 同じフォーマットで、 レコード id が "me" である 1 エントリのみで構成されます。 もし .login.conf が存在するならば、このファイルは .Xr login 1 によって使用され、システムのログインケーパビリティデータベースによって 指定されたユーザ環境設定を上書き設定します。 その際、ログインケーパビリティのサブセット、 典型的には承認やリソース制限そしてアカウンティングを含まないもの のみが上書きされます。 .Pp クラスケーパビリティデータベースのレコードは、コロンで区切られた いくつかのフィールドから構成されています。 各レコードの最初のフィールドは、レコードを特定するための 1 つまたは複数の名前で、それらは '|' 文字で区切られます。 その最初の名前が、最も一般化された短縮名称です。 最後の名前は、ログインケーパビリティエントリをより分かりやすく説明した 長い名前であるべきで、他の名前はその同義語です。 すべての名前は小文字かつ空白を含まないようにすべきですが、 最後の名前は可読性を考慮して、大文字やブランクを含んでいてもよいでしょう。 .Pp ケーパビリティデータベースのフォーマットについての詳細な説明は .Xr getcap 3 を参照してください。 .Sh ケーパビリティ データベース内のそれぞれの行に含まれるフィールドは、 .Xr getcap 3 の慣習に従い、ブール型、文字列型 .Ql \&= 数値型 .Ql \&# があります。 しかしながら数値データのところは、数値型が拒否され文字列型が 受け入れられることがあったり、両方の書式が両方の書式が受け入れられることも あります。 値は次のカテゴリに分類されます。 .Bl -tag -width "program" .It file データファイルへのパス名 .It program 実行可能ファイルへのパス名 .It list コンマや空白で区切られた値のリスト (または値の組) .It path 普通の csh の慣習に従った、空白やコンマで区切られたパス名のリスト (先頭のユーザ名を伴う/伴わないチルダはホームディレクトリに展開される等) .It number 10進数(デフォルト)、16進数(0xで始まる)、または 8進数(0で始まる)の 数値型の値。数値型の場合、設定できる値は 1 つだけです。 数値型は文字列型のフォーマットでも指定できる場合があります (ケーパビリティタグ '#' の代わりに '=' で値が区切られているなど)。 どの方法が使われた場合でも、データベース中のすべての行は修正したい行の値を 正確に上書きするために、同じ方法を用いなければなりません。 .It size サイズを表す文字。単位のデフォルトの解釈はバイトで、サフィックスに よって別の単位を指定できます。 .Bl -tag -offset indent -compact -width xxxx .It b 512バイトブロックの明示的な指定 .It k キロバイトの指定 (1024バイト) .It m 1 メガバイトの乗数の指定 (1048576 バイト) .It g ギガバイト単位の指定。そして .It t テラバイトの記述。 .El サイズの値は数値であり、サフィックスの大文字小文字は重要ではありません。 連続した値は足し込まれます。 .It time 時間の期間。デフォルトの単位は秒。 プレフィックスによって別の単位を指定できます。 .Bl -tag -offset indent -compact -width xxxx .It y 1 年を 365 日で数えた年数の指定 .It w 週の数の指定 .It d 日数 .It h 時間数 .It m 分数 .It s 秒数 .El 連続した値は足し込まれます。 たとえば 2 時間 40 分は 9600s、160m または 2h40m と 表現することができます。 .El .Pp 特別な .Em tc=value 表記を使用することにより、通常の約束事であるケーパビリティエントリの 補間が可能です。 .Pp .Sh リソース制限 .Bl -column coredumpsize indent indent .Sy Name Type Notes Description .It cputime time CPU 使用制限 .It filesize size ファイルサイズの最大値制限 .It datasize size データサイズの最大値制限 .It stacksize size スタックサイズの最大値制限 .It coredumpsize size コアダンプサイズの最大値制限 .It memoryuse size コアメモリ使用量の最大値制限 .It memorylocked size コアメモリロック可能量の最大値制限 .It maxproc number プロセス数の最大値制限 .It openfiles number プロセスごとにオープンできるファイル数の最大値制限 .El .Pp これらのリソース制限エントリは、実際には最大値と現在の 制限値の両方を指定します ( .Xr getrlimit 2 を参照してください)。 普通は現在の制限値 (ソフトリミット) が使われますが、 ユーザは現在の制限値を最大制限値 (ハードリミット) まで増やすことが 許されています。 最大制限値と現在の制限値はケーパビリティ名に各々 -max 及び -cur を 追加することによって指定できます。 .Pp .Sh 環境 .Bl -column ignorenologin indent xbinxxusrxbin .Sy Name Type Notes Description .It charset string $MM_CHARSET 環境変数の明示的な設定値 .It hushlogin bool false ~/.hushlogin ファイルがある場合と同じ .It ignorenologin bool false nologin によってログインを禁止されません .It lang string $LANG 環境変数を指定した値に設定します .It manpath path マニュアルページのデフォルト検索パス .It nologin file このファイルが存在する場合、ファイルの内容が画面に表示され、そのログインセッションは終了されます .It path path /bin /usr/bin デフォルトコマンド検索パス .It priority number 優先度 (nice) レベルの初期値 .It requirehome bool false ログインのために有効なホームディレクトリが必要 .It setenv list コンマで区切られた環境変数とその設定値のリスト .It shell prog パスワードファイルで指定されているシェルより優先して実行されるセッションシェル。SHELL 環境変数の値は、パスワードファイルで指定されているものになります。 .It term string su 他の手段によって決定できない場合のデフォルトの端末タイプ .It timezone string $TZ 環境変数のデフォルト値 .It umask number 022 umask の初期値。続く数字が 8進数と解釈されるように、常に 0 から始めます .It welcome file /etc/motd ウェルカムメッセージが入っているファイル .El .Pp .Sh 認証 .Bl -column minpasswordlen indent indent .Sy Name Type Notes Description .It minpasswordlen number 6 ローカルパスワード文字列長の最小値 .\" .It approve program Program to approve login. .It auth list passwd 許可される認証形式。 最初の値がデフォルトの形式になります。 .It auth- list 'type' で指定された認証タイプで許可される認証形式。 .It copyright file 追加のコピーライト情報を含んだファイル .\".It widepasswords bool false Use the wide password format. The wide password .\" format allows up to 128 significant characters in the password. .It host.allow list クラス内のユーザがアクセス可能なリモートホストワイルドカードのリスト .It host.deny list クラス内のユーザがアクセス不可なリモートホストワイルドカードのリスト .It times.allow list ログインが許されている時間帯のリスト .It times.deny list ログインが許されない時間帯のリスト .It ttys.allow list クラス内のユーザがアクセスに使用できる端末と端末グループのリスト .It ttys.deny list クラス内のユーザがアクセスに使用不可な端末と端末グループのリスト .El .Pp これらのフィールドは、ログイン認証システムの中で .Xr passwd 1 や、その他のプログラムから使用される予定です。 .Pp 環境変数を設定するケーパビリティは、その中の文字 .Ql \&~ と .Ql \&$ の両方がスキャンされ、これらはそれぞれ ユーザのホームディレクトリ及びユーザ名に置換されます。 環境変数中にこれらの文字をそのまま含める場合には、 その前にバックスラッシュ '\\' をつけてエスケープします。 .Pp .Em host.allow と .Em host.deny エントリはコンマで区切られたリストで、システムへのリモートアクセスの チェックに使われます。 これらはホスト名か IP アドレスまたはその両方を含むリストからなり、 それらに対してリモートログインのチェックが行われます。 このリストの各項目は、ワイルドカード一致用にシェルプログラムが使用しているのと 同じ書式のワイルドカードを含むことができます (実装の詳細は .Xr fnmatch 3 を参照してください)。 ホストのチェックは、リモートシステムのインターネットアドレス と (もし有効なら) ホスト名の両方をつきあわせて行われます。 両方のリストが空かもしくは指定されていない場合、あらゆるリモートホスト からのログインは許可されます。 host.allow が 1 つかそれ以上のホストを含む場合、リスト中の 各項目のどれかにマッチしたリモートシステムのみがログインを許されます。 host.deny が 1 つかそれ以上のホストを含む場合、そのリストのどれかに マッチしたホストからのログインが禁止されます。 .Pp .Em times.allow と .Em times.deny エントリはコンマで区切られた期間のリストであり、この期間はクラス内の ユーザがログインを許されます。 これらは 1 つ以上の日のコード指定と、これに続けて 24 時間表記の開始時刻と 終了時刻をハイフンまたはダッシュで区切ったものとして表現されます。 たとえば MoThSa0200-1300 は、月、木、土の 午前 2 時から午後 1 時と解釈されます。 これらの時間指定リストの両方が空だった場合、クラス内のユーザはいつでもアクセス 可能になります。 .Em times.allow が指定されている場合、ログインは指定された期間のみ許可されます。 もし .Em times.deny が指定されている場合、 .Em times.allow の中で期間が指定されているかどうかに関わらず、指定された期間は ログインできなくなります。 .Pp .Xr login 1 が強制することは、これらのエントリにより許可された期間内に実際の ログインが行なわれることのみである点に注意して下さい。 セッションの生存期間に関して更なる規制をかけるには、別のデーモンを用意し、 許可されている期間から許可されていない期間への 遷移を監視する必要があります。 .Pp .Em ttys.allow と .Em ttys.deny エントリは、クラス内のユーザがシステムにアクセスするために使う コンマで区切られた(/dev/ プレフィックスを除く)端末デバイスと、 端末グループ (ttygroup) のリストです (ttygroup の詳細は .Xr getttyent 3 と .Xr ttys 5 を参照して下さい)。 どちらのエントリも存在しない場合、ユーザが使用するログインデバイスの選択には 制限はありません。 .Em ttys.allow のみ指定されている場合、ユーザの使えるデバイスは指定されたグループ またはデバイスリストのみに制限されます。 .Em ttys.deny のみ指定されている場合、ユーザは指定されたデバイスやデバイス グループを使用できません。 両方が与えられていてかつどちらも空でない場合、ユーザは ttys.allow で指定されていて、ttys.deny では指定されていないデバイス群のみ 使用できます。 .Sh アカウント制限 -.Bl -column passwordperiod indent indent +.Bl -column host.accounted indent indent .Sy Name Type Notes Description .It accounted bool false このクラス内の全ユーザの セッション時間アカウウンティングを有効化 .It autodelete time アカウント失効後自動で削除されるまでの時間 .It bootfull bool false セッション終了時の「ttygroup が一杯の場合にのみブート」戦略を 有効にする .It daytime time 1 日あたりのログイン最大時間 .It expireperiod time 期限切れまでの割り当て時間 .It graceexpire time 失効したアカウントの猶予日数 .It gracetime time 追加された、猶予ログイン許可時間 .It host.accounted list ログインセッションがアカウントされる リモートホストワイルドカードのリスト .It host.exempt list ログインセッションのアカウンティング を免除されたリモートホストワイルドカードのリスト .It idletime time ログアウトまでの最大アイドル時間 .It monthtime time 月毎の最大ログイン時間 -.It passwordtime time パスワードが無効になるまでの時間 +.It passwordtime time 次回パスワード無効日を指定するために +.Xr passwd 1 +が使用 .It refreshtime time アカウントのリフレッシュ許可時間 .It refreshperiod str リフレッシュが行なわれる頻度 .It sessiontime time セッション毎の最大ログイン時間 .It sessionlimit number すべてのグループに対する tty 上の 同時最大ログイン数 .It ttys.accounted list ログインアカウントが有効な tty と ttygroup のリスト .It ttys.exempt list ログインアカウントが無効な tty と ttygroup のリスト .It warnexpire time 失効しそうなアカウントに対する事前の注意を 行なう時間 .It warnpassword time 失効しそうなパスワードに対する事前の 注意を行なう時間 .It warntime time 時間切れになりそうな場合に対する事前の注意を 行なう時間 .It weektime time 1 週間毎の最大ログイン時間 .El .Pp これらのフィールドは、ユーザのログインアクセスを規制、コントロール、記録する タイムアカウンティングシステムによって使われます。 .Pp .Em ttys.accounted と .Em ttys.exempt フィールドは、先に述べた .Em ttys.allow と .Em ttys.deny と同じような方法で状態を操作します。 .Em host.accounted と .Em host.exempt のリストも同様です。 .Sh 関連項目 .Xr login 1 , .Xr getcap 3 , .Xr getttyent 3 , .Xr login_cap 3 , .Xr login_class 3 , .Xr passwd 5 , .Xr ttys 5 diff --git a/ja/man/man5/rc.conf.5 b/ja/man/man5/rc.conf.5 index 917aa8db99..6ef8bc66a6 100644 --- a/ja/man/man5/rc.conf.5 +++ b/ja/man/man5/rc.conf.5 @@ -1,1028 +1,1041 @@ .\" Copyright (c) 1995 .\" Jordan K. Hubbard .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHOR ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" -.\" %Id: rc.conf.5,v 1.27.2.1 1999/03/24 17:24:32 brian Exp % +.\" %Id: rc.conf.5,v 1.27.2.2 1999/05/02 05:54:48 kris Exp % .\" .\" jpman %Id: rc.conf.5,v 1.3 1998/06/26 09:39:58 jsakai Stab % .\" .Dd April 26, 1997 .Dt RC.CONF 5 .Os FreeBSD 2.2.2 .Sh 名称 .Nm rc.conf .Nd システム設定情報 .Pp .Nm rc.conf.local .Nd ローカルのシステム設定情報 .Sh 解説 .Nm rc.conf ファイルはローカルホスト名、全ての潜在的なネットワークインタフェースに 関する設定の詳細、システムの初期起動時に立ち上げるべき サービスに関する記述可能な情報を含んできます。初めてインストールする際に は、一般に .Nm rc.conf ファイルはシステムインストールユーティリティ .Pa /stand/sysinstall によって初期化されます。 .Pp .Nm rc.conf.local ファイルは rc.conf で設定された変数を変更するために使用します。 典型的には、システム管理者はディストリビューションに含まれる .Nm rc.conf を使用して、ローカルの変更/追加を .Nm rc.conf.local に対して適用します。 .Pp .Nm rc.conf[.local] の目的は、 コマンドの実行やシステム起動操作を直接行うことではありません。 それに代わり、 そこに見出される設定にしたがって内部操作を条件付きで制御する .Pa /etc 下のいろいろな類の起動スクリプトの一部をなしています。 .Pp 以下に示すのは .Nm ファイル中で設定可能な各変数について、 その名前と簡単な解説をリストしたものです。 .Bl -tag -width Ar .It Ar swapfile (文字列) .Ar NO にセットすると スワップファイルはインストールされません。 .Ar NO 以外の場合、その値は追加スワップ領域のために利用するファイルの 完全パス名として用いられます。 .It Ar apm_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると .Xr apm 8 コマンドでの自動電源管理(Automatic Power Management)のサポートを有効に します。 .It Ar pccard_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると起動時にPCCARDのサポートを有効にします。 .It Ar pccard_mem (文字列) PCCARDコントローラメモリアドレスをセットします。 .Ar DEFAULT とするとデフォルト値になります。 .It Ar pccard_ifconfig (文字列) 挿入または起動時に動的にifconfigされるべきイーサネットデバイス のリストです。 (例 .Ar "ed0 ed1 ep0 ..." ) .It Ar local_startup (文字列) 起動スクリプトファイルを検索するためのディレクトリのリストです。 .It Ar local_periodic (文字列) 定期的に実行するスクリプトを検索するディレクトリのリストです (3.0 のみ)。 .It Ar hostname (文字列) ネットワーク上でのあなたのホストの完全な形のドメイン名 (The Fully Qualified Domain Name) です。あなたがネットワークに接続されていない 場合でも、この変数は確実に何か意味のあるものに設定すべきです。 .It Ar nisdomainname (文字列) あなたのホストの NIS ドメイン名。NIS が動いてないときは .Ar NO とします。 .It Ar firewall_enable (ブール値) 起動時にロードされるファイアウォール規則を持ちたくないときには .Ar NO 、持ちたいときには .Ar YES をセットします。 .Ar YES にセットし、かつカーネルが IPFIREWALL 付きで作られなかった場合、 ipfw カーネルモジュールがロードされます。 .It Ar firewall_type (文字列) .Pa /etc/rc.firewall 中で選択されたファイアウォールのタイプまたはローカルファイアウォール規則 の組を含むファイルを名付けます。 .Pa /etc/rc.firewall 中では以下のものが選択可能です: ``open''- 無制限の IP アクセス; ``closed''- lo0 経由を除く全ての IP サービスを禁止; ``client''- ワークステーション向けの基本的な保護; ``simple''- LAN 向けの基本的な保護。 ファイル名が指定される場合には完全なパス名でなければなりません。 .It Ar firewall_quiet (ブール値) .Ar YES にセットすると起動時にコンソール上で ipfw 規則の表示を行ないません。 .It Ar natd_program (文字列) .Xr natd 8 のパス。 .It Ar natd_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると natd を有効にします。 .Ar firewall_enable もまた .Ar YES にセットされ、 .Xr divert 4 ソケットがカーネルで有効にされている必要があります。 .It Ar natd_interface natd が実行されるパブリックインタフェースの名前です。 .Ar natd_enable が .Ar YES にセットされている場合には、これを設定する必要があります。 インタフェースの指定は、インタフェース名でも IP アドレスでもかまいません。 .It Ar natd_flags 追加の natd フラグはここに記述する必要があります。 .Fl n または .Fl a のフラグは上記 .Ar natd_interface とともに自動的に引数として追加されます。 .It Ar tcp_extensions (ブール値) デフォルトでは .Ar YES です。これは RFC 1323 や 1644 で述べられているような ある TCP オプションを有効にします。 もしネットワークコネクションが不規則にハングアップしたり、 それに類する他の不具合がある場合には、これを .Ar NO にセットして様子をみてみるのもよいかもしれません。世間に出回っている ハードウェア/ソフトウェアの中には、これらのオプションでうまく動作しない ものがあることが知られています。 .It Ar network_interfaces (文字列) このホスト上で形成されるネットワークインタフェースのリストを 設定します。 たとえば、ループバックデバイス (標準) および SMC Elite Ultra NIC があるなら .Qq Ar "lo0 ed0" という 2 つのインタフェースを設定します。 .Em interface の各値に対して .No ifconfig_ Ns Em interface という変数が存在すると仮定されます。 1 つのインタフェースに複数の IP アドレスを登録したい場合は、 ここに IP エイリアスのエントリを追加することも可能です。 対象とするインタフェースが ed0 であると仮定すると、 .Bd -literal ifconfig_ed0_alias0="inet 127.0.0.253 netmask 0xffffffff" ifconfig_ed0_alias1="inet 127.0.0.254 netmask 0xffffffff" .Ed というようになります。 見つかった各 ifconfig__alias エントリについて、 その内容が .Xr ifconfig 8 に渡されます。最初にアクセスに失敗した時点で実行は中止されるので .Bd -literal ifconfig_ed0_alias0="inet 127.0.0.251 netmask 0xffffffff" ifconfig_ed0_alias1="inet 127.0.0.252 netmask 0xffffffff" ifconfig_ed0_alias2="inet 127.0.0.253 netmask 0xffffffff" ifconfig_ed0_alias4="inet 127.0.0.254 netmask 0xffffffff" .Ed のようにすると、alias4 は追加され\fB ない\fR ことに注意してください。これは alias3 エントリを抜かしたことで検索が中止されるからです。 .It Ar syslogd_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると .Xr syslogd 8 デーモンを起動します。 .It Ar syslogd_flags (文字列) syslogd_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr syslogd 8 に渡すフラグになります。 .It Ar inetd_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると .Xr inetd 8 デーモンを起動します。 .It Ar inetd_flags (文字列)inetd_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr inetd 8 へ渡すフラグとなります。 .It Ar named_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると .Xr named 8 デーモンを起動します。 .It Ar named_program (文字列) .Xr named 8 -のパス。(デフォルトは -.Pa /usr/sbin/named ) +のパス (デフォルトは +.Pa /usr/sbin/named +です)。 .It Ar named_flags (文字列) .Ar named_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr named 8 に渡すフラグとなります。 .It Ar kerberos_server_enable (ブール値) ブート時に Kerberos 認証サーバを起動したい場合は .Ar YES にセットします。 .It Ar kadmind_server_enable .Xr kadmind 8 (Kerberos 管理デーモン) を実行したい場合は .Ar YES とします。スレーブサーバ上では .Ar NO にセットします。 .It Ar kerberos_stash (文字列) .Ar YES なら (唯一 .Ar kerberos_server_enable が .Ar YES にセットされ、かつ .Xr kerberos 1 および .Xr kadmind 8 の両方を用いるときにのみ) 隠されたマスタキーのプロンプト入力を行なう代りに、 そのキーを用いるよう Kerberos サーバに指示します。 .It Ar rwhod_enable (ブール値) .Ar YES にセットするとブート時に .Xr rwhod 8 デーモンを起動します。 .It Ar rwhod_flags (文字列) .Ar rwhod_enable が .Ar YES にセットされている場合、これらは rwhod に渡すフラグになります。 .It Ar amd_enable (ブール値) .Ar YES にセットするとブート時に .Xr amd 8 デーモンを起動します。 .It Ar amd_flags (文字列) .Ar amd_enable が .Ar YES にセットされている場合、これらは amd に渡すフラグとなります。 詳しくは\fBinfo amd\fR コマンドを利用してください。 .It Ar update_motd (ブール値) .Ar YES にセットするとブート時に実行されているカーネルリリースを反映するように .Nm /etc/motd を更新します。 .Ar NO にセットすると .Nm は更新を行いません。 .It Ar nfs_client_enable (ブール値) .Ar YES にセットするとブート時に NFS クライアントデーモンを起動します。 .It Ar nfs_client_flags (文字列) .Ar nfs_client_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr nfsiod 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Ar nfs_access_cache .Ar nfs_client_enable が .Ar YES の場合、この変数に .Ar 0 をセットして NFS ACCESS RPC キャッシングを無効化することができますし、 NFS ACCESS 結果がキャッシュされる秒数を指定することもできます。 2-10 秒の値を設定すると、 多くの NFS 操作のネットワークトラフィックを十分減らします。 .It Ar nfs_server_enable (ブール値) .Ar YES にセットするとブート時に NFS サーバデーモンを起動します。 .It Ar nfs_server_flags (文字列) .Ar nfs_server_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr nfsd 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Ar weak_mountd_authentication (ブール値) .Ar YES にセットすると、権限付けられていないマウント要求を行なうために \fBPCNFSD\fR のようなサービスを許可します。 .It Ar nfs_reserved_port_only (ブール値) .Ar YES にセットすると、安全なポート上でのみ NFS サービスを提供します。 .It Ar rcp_lockd_enable (ブール値) この変数が .Ar YES にセットされ、しかも NFS サーバである場合、ブート時に .Xr rpc.lockd 8 を起動します。 .It Ar rcp_statd_enable (ブール値) この変数が .Ar YES にセットされ、しかも NFS サーバである場合、ブート時に .Xr rpc.statd 8 を起動します。 +.It Ar portmap_program +(文字列) +.Xr portmap 8 +のパス (デフォルトは +.Pa /usr/sbin/portmap +です)。 .It Ar portmap_enable (ブール値) .Ar YES の場合、ブート時に .Xr portmap 8 サービスを起動します。 .It Ar portmap_flags (文字列) .Ar portmap_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr portmap 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Ar xtend_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、ブート時に .Xr xtend 8 デーモンを起動します。 .It Ar xtend_flags (文字列) .Ar xtend_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr xtend 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Ar timed_enable (ブール値) .Ar YES なら、ブート時に .Xr timed 8 サービスを実行します。このコマンドは、全ホストについて一貫した .Qq "ネットワーク時間" が確立されなければならないマシンネットワークのためにあります。 これが有用である典型例は、 ファイルのタイムスタンプがネットワークワイドで一貫性をもつことが 期待されるような、大規模 NFS 環境です。 .It Ar timed_flags (文字列) .Ar timed_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr timed 8 サービスに渡すフラグとなります。 .It Ar ntpdate_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、システムスタートアップ時に ntpdate を実行します。 このコマンドは、ある標準的な参照先を元に、ただ .Ar 1 回 だけシステム時刻を同期させるためにあります。 また、システムを最初にインストールする際、 これを (知られているサービスのリストから) 最初にセットアップするオプションが .Pa /stand/sysinstall プログラムによって提供されます。 .It Ar ntpdate_program (文字列) .Xr ntpdate 8 のパス (デフォルトは .Pa /usr/sbin/ntpdate です)。 .It Ar ntpdate_flags (文字列) .Ar ntpdate_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr ntpdate 8 コマンドに渡すフラグとなります (典型的にはホスト名)。 .It Ar xntpd_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、ブート時に .Xr xntpd 8 コマンドが起動されます。 .It Ar xntpd_program (文字列) .Xr xntpd 8 のパス (デフォルトは .Pa /usr/sbin/xntpd です)。 .It Ar xntpd_flags (文字列) .Ar xntpd_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr xntpd 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Ar nis_client_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、システムブート時に .Xr ypbind 8 サービスを起動します。 .It Ar nis_client_flags (文字列) .Ar nis_client_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr ypbind 8 サービスに渡すフラグとなります。 .It Ar nis_ypset_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、システムブート時に .Xr ypset 8 デーモンを起動します。 .It Ar nis_ypset_flags (文字列) .Ar nis_ypset_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr ypset 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Ar nis_server_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、システムブート時に .Xr ypserv 8 デーモンを起動します。 .It Ar nis_server_flags (文字列) .Ar nis_server_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr ypserv 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Ar nis_ypxfrd_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、システムブート時に .Xr ypxfrd 8 デーモンを起動します。 .It Ar nis_ypxfrd_flags (文字列) .Ar nis_ypxfrd_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr ypxfrd 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Ar nis_yppasswdd_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、システムブート時に .Xr yppasswdd 8 デーモンを起動します。 .It Ar nis_yppasswdd_flags (文字列) .Ar nis_yppasswdd_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr yppasswdd 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Ar defaultrouter (文字列) .Ar NO をセットしないと、このホスト名または IP アドレスへのデフォルトルートを 作成します (このルータがネームサーバへたどりつく必要がある 場合は IPアドレスを使用すること!)。 .It Ar static_routes (文字列) システムブート時に追加したいスタティックルートのリストを セットします。 .Ar NO 以外をセットした場合、その値を空白で区切った各要素について、 各 .Em element 毎に変数 .No route_ Ns em element が存在すると仮定され、その後、``route add'' 操作に渡されます。 .It Ar gateway_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、IP ルータとして動作する、 たとえばインタフェース間でパケットをフォワードするように ホストを設定します。 .It Ar router_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、 .Ar router および .Ar router_flags の設定に基づいて、ある種のルーティングデーモンを実行します。 .It Ar router (文字列) .Ar router_enable が .Ar YES にセットされると、これが使用するルーティングデーモン名になります。 .It Ar router_flags (文字列) .Ar router_enable が .Ar YES にセットされると、これらがルーティングデーモンへ渡すフラグとなります。 .It Ar mrouted_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、マルチキャストルーティングデーモン .Xr mrouted 8 を起動します。 .It Ar mrouted_flags (文字列) .Ar mrouted_enable が .Ar YES の場合、これらはマルチキャストルーティングデーモンへ渡すフラグとなります。 .It Ar ipxgateway_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、IPX トラフィックのルーティングを有効にします。 .It Ar ipxrouted_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、ブート時に .Xr ipxrouted 8 デーモンを起動します。 .It Ar ipxrouted_flags (文字列) .Ar ipxrouted_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr ipxrouted 8 デーモンへ渡すフラグとなります。 .It Ar arpproxy_all .Ar YES にセットするとグローバルプロキシ ARP を有効にします。 .It Ar forward_sourceroute これが .Ar YES にセットされ、更に .Ar gateway_enable もまた .Ar YES にセットされている場合、 送信元が経路指定したパケット (source routed packets) はフォワードされます。 .It Ar accept_sourceroute .Ar YES にセットすると、 システムは自分宛の送信元経路指定パケットを受け付けます。 .It Ar rarpd_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、システムブート時に .Xr rarpd 8 デーモンを起動します。 .It Ar rarpd_flags (文字列) .Ar rarpd_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr rarpd 8 デーモンへ渡すフラグとなります。 .It Ar atm_enable (bool) Set to .Ar YES システムブート時に ATM インタフェースの設定を有効にします。 次に説明する ATM 関連の変数に関し、 利用可能なコマンドパラメータの更なる詳細については、 .Xr atm 8 のマニュアルページを参照してください。 更なる詳細な設定情報に関しては、 .Pa /usr/share/examples/atm 中のファイルも参照してください。 .It Ar atm_netif_ (文字列) ATM 物理インタフェース .Va に対し、本変数は、 作成すべき ATM ネットワークインタフェースの 名前プレフィックスと数字を指定します。 値はコマンド .Dq atm set netif Va のパラメータとして渡されます。 .It Ar atm_sigmgr_ (文字列) ATM 物理インタフェース .Va に対し、本変数は使用すべき ATM シグナリングマネージャを定義します。 値はコマンド .Dq atm attach Va のパラメータとして渡されます。 .It Ar atm_prefix_ (文字列) ATM 物理インタフェース .Va に対し、本変数は、 UNI シグナリングマネージャを使用するインタフェースの NSAP プレフィックスを定義します。 .Em ILMI に設定すると、プレフィックスは自動的に .Xr ilmid 8 デーモンを介して設定されます。 そうでない場合、値はコマンド .Dq atm set prefix Va のパラメータとして渡されます。 .It Ar atm_macaddr_ (文字列) ATM 物理インタフェース .Va に対し、本変数は、 UNI シグナリングマネージャを使用するインタフェースの MAC アドレスを定義します。 .Em NO に設定すると、ATM インタフェースカードに格納されている ハードウェア MAC アドレスが使用されます。 そうでない場合、値はコマンド .Dq atm set mac Va のパラメータとして渡されます。 .It Ar atm_arpserver_ (文字列) ATM 物理インタフェース .Va に対し、本変数は、ATMARP サービスを提供するホストの ATM アドレスを定義します。 本変数は、UNI シグナリングマネージャを使用するインタフェースにおいてのみ 利用可能です。 .Em local に設定すると、本ホストが ATMARP サーバになります。 値はコマンド .Dq atm set arpserver Va のパラメータとして渡されます。 .It Ar atm_scsparp_ (bool) .Em YES に設定すると、ネットワークインタフェース .Va に対する SCSP/ATMARP サービスが、 .Xr scspd 8 および .Xr atmarpd 8 を使用して開始されます。 本変数は .So .No atm_arpserver_ Ns Va .No Ns = Ns Qq local .Sc が定義されている場合にのみ利用可能です。 .It Ar atm_pvcs (文字列) システムブート時に追加したい ATM PVC のリストを設定します。 値中で空白で区切られた .Em element ごとに、変数 .No atm_pvc_ Ns Em element が存在するものと仮定されます。これらの変数の値がコマンド .Dq atm add pvc のパラメータとして渡されます。 .It Ar atm_arps (文字列) システムブート時に追加したい、 永続的な ATM ARP エントリのリストを設定します。 値中で空白で区切られた .Em element ごとに、変数 .No atm_arp_ Ns Em element が存在するものと仮定されます。これらの変数の値がコマンド .Dq atm add arp のパラメータとして渡されます。 .It Ar keymap (文字列) .Ar NO にセットするとキーマップはインストールされません。それ以外の場合、 ここで指定した .Ar value がキーマップファイル .Pa /usr/share/syscons/keymaps/.kbd をインストールするのに用いられます。 .It Ar keyrate (文字列) キーボードのリピートスピードです。以下のいずれかにセットします。 .Ar slow , .Ar normal , .Ar fast デフォルト値を希望する場合は .Ar NO とします。 .It Ar keychange (文字列) .Ar NO 以外にセットすると、その値でファンクションキーをプログラムしようとします。 指定できる値は単一の文字列で, .Qq Ar " [ ]..." という形式でないといけません。 .It Ar cursor (文字列) カーソルの動作を明示的に指定する場合は .Ar normal , .Ar blink , .Ar destructive のいずれかの値にセットします。デフォルト動作を選ぶには .Ar NO とします。 .It Ar scrnmap (文字列) .Ar NO にセットすると、スクリーンマップはインストールされません。 それ以外の場合には、ここで指定した .Ar value がスクリーンマップファイル .Pa /usr/share/syscons/scrnmaps/ をインストールするのに用いられます。 .It Ar font8x16 (文字列) .Ar NO にセットするとスクリーンサイズの要求に対しデフォルトの 8x16 フォント値が 用いられます。それ以外の場合は .Pa /usr/share/syscons/fonts/ の値が用いられます。 .It Ar font8x14 (文字列) .Ar NO にセットするとスクリーンサイズの要求に対しデフォルトの 8x14 フォント値が 用いられます。それ以外の場合は .Pa /usr/share/syscons/fonts/ の値が用いられます。 .It Ar font8x8 (文字列) .Ar NO にセットすると、スクリーンサイズの要求に対しデフォルトの 8x8 フォント値が 用いられます。それ以外の場合は .Pa /usr/share/syscons/fonts/ の値が用いられます。 .It Ar blanktime (整数) .Ar NO にセットすると、デフォルトのスクリーンブランク時間間隔が用いられます。 それ以外の場合は .Ar value 秒にセットされます。 .It Ar saver (文字列) .Ar NO 以外にセットすると、これが実際に使用する スクリーンセーバ (ブランク, 蛇, デーモンなど) となります。 .It Ar moused_enable (文字列) .Ar YES にセットすると、コンソール上でのカット/ペーストセレクション用に .Xr moused 8 デーモンが起動されます。 .It Ar moused_type (文字列) 利用したいマウスのプロトコルのタイプ。 .Ar moused_enable が .Ar YES の場合、この変数は必ず設定しなければなりません。 多くの場合、 .Xr moused 8 デーモンは適切なマウスタイプを自動的に検出することができます。 デーモンにマウスを検出させるには、この変数を .Ar auto にセットします。 自動検出が失敗する場合、以下のリストから 1 つを選びます。 .Bd -literal microsoft Microsoft マウス intellimouse Microsoft IntelliMouse mousesystems Mouse system 社製のマウス mmseries MM シリーズのマウス logitech Logitech 製のマウス busmouse バスマウス mouseman Logitech の MouseMan および TrackMan glidepoint ALPS 製の GlidePoint thinkingmouse Kensignton 製の ThinkingMouse ps/2 PS/2 マウス mmhittab MM の HitTablet x10mouseremote X10 MouseRemote .Ed お使いのマウスが上記のリストにない場合でも、 リスト中のいずれかと互換性があるかも知れません。 互換性に関する情報については .Xr moused 8 のマニュアルページを参照してください。 .Pp また、 この変数が有効であるときは、(Xサーバのような) 他の全てのマウスクライアントは 仮想マウスデバイス .Pa /dev/sysmouse を通してマウスにアクセスし、 それを sysmouse タイプのマウスとして構成すべきであると いうことにも注意すべきです。これは、 .Xr moused 8 使用時は、全てのマウスデータがこの単一の標準フォーマットに変換されるためです。 クライアントプログラムが sysmouse タイプを サポートしないなら次に望ましいタイプとして mousesystems を指定してください。 .It Ar moused_port (文字列) .Ar moused_enable が .Ar YES の場合、これはマウスが接続されている実際のポートになります。 たとえば、COM1 シリアルマウスに対しては .Pa /dev/cuaa0 、PS/2 マウスに対しては .Pa /dev/psm0 、バスマウスに対しては .Pa /dev/mse0 となります。 .It Ar moused_flags (文字列) .Ar moused_type がセットされている場合、これらは .Xr moused 8 デーモンに渡す追加のフラグとなります。 .It Ar cron_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、システムブート時に .Xr cron 8 デーモンを起動します。 +.It Ar lpd_program +(文字列) +.Xr lpd 8 +のパス (デフォルトは +.Pa /usr/sbin/lpd +です)。 .It Ar lpd_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、システムブート時に .Xr lpd 8 デーモンを起動します。 .It Ar lpd_flags (文字列) .Ar lpd_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr lpd 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Ar sendmail_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、システムブート時に .Xr sendmail 8 デーモンを起動します。 .It Ar sendmail_flags (文字列) .Ar sendmail_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr sendmail 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Ar savecore_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、クラッシュ後システムが復旧するとき、デバッグ用にカーネル のクラッシュダンプを保存します。クラッシュイメージは通常 .Pa /var/crash ディレクトリに格納されます。 .It Ar dumpdev (文字列) .Ar NO にセットしないと、カーネルクラッシュダンプ出力先を .Em value で指定したスワップデバイスに向けます。 .It Ar check_quotas (ブール値) .Xr quotacheck 8 コマンドによってユーザディスクのクォータチェックを有効にしたいなら、 .Ar YES にセットします。 .It Ar accounting_enable (ブール値) .Xr accton 8 ファシリティでシステムアカウンティングを有効にしたいなら .Ar YES にセットします。 .It Ar ibcs2_enable (ブール値) システム初期ブート時に iBCS2 (SCO) バイナリエミュレーションを有効にしたいなら .Ar YES にセットします。 .It Ar linux_enable (ブール値) システムブート時に Linux/ELF バイナリエミュレーションを有効にしたいなら .Ar YES にセットします。 .It Ar rand_irqs (文字列) 乱数生成用に監視する IRQ のリストをセットします ( .Xr rndcontrol 8 のマニュアル参照)。 .It Ar clear_tmp_enable (ブール値) 起動時に .Pa /tmp 下を消去したいなら .Ar YES をセットします。 .It Ar ldconfig_paths (文字列) .Xr ldconfig 8 で使用する共有ライブラリのパスのリストをセットします。注意: .Pa /usr/lib は常に先頭に追加されるので、このリストに指定する必要はありません。 .It Ar kern_securelevel_enable (ブール値) カーネルのセキュリティレベルをシステムスタートアップ時に設定したい場合に、 .Ar YES にセットします。 .It Ar kern_securelevel (整数) スタートアップ時にセットされるカーネルセキュリティレベルです。 .Ar 値 -として許される範囲は -1 (コンパイル時のデフォルト) から 2 (最も安全) です。 +として許される範囲は -1 (コンパイル時のデフォルト) から 3 (最も安全) です。 利用可能なセキュリティレベルとシステム操作への影響については、 .Xr init 8 を参照してください。 .Sh 関連項目 .Bl -tag -width /etc/rc.conf -compact .It Pa /etc/rc.conf .El .Pp .Bl -tag -width /etc/rc.conf.local -compact .It Pa /etc/rc.conf.local .El .Sh 関連項目 .Xr gdb 1 , .Xr info 1 , .Xr exports 5 , .Xr accton 8 , .Xr amd 8 , .Xr apm 8 , .Xr atm 8 , .Xr cron 8 , .Xr gated 8 , .Xr ifconfig 8 , .Xr inetd 8 , .Xr lpd 8 , .Xr motd 5 , .Xr moused 8 , .Xr mrouted 8 , .Xr named 8 , .Xr nfsd 8 , .Xr nfsiod 8 , .Xr ntpdate 8 , .Xr pcnfsd 8 , .Xr portmap 8 , .Xr quotacheck 8 , .Xr rc 8 , .Xr rndcontrol 8 , .Xr route 8 , .Xr routed 8 , .Xr rpc.lockd 8 , .Xr rpc.statd 8 , .Xr rwhod 8 , .Xr sendmail 8 , .Xr sysctl 8 , .Xr syslogd 8 , .Xr swapon 8 , .Xr tickadj 8 , .Xr timed 8 , .Xr vnconfig 8 , .Xr xntpd 8 , .Xr xtend 8 , .Xr ypbind 8 , .Xr ypserv 8 , .Xr ypset 8 .Sh 歴史 .Nm ファイルは .Fx 2.2.2 で登場しました。 .Sh 作者 .An Jordan K. Hubbard . diff --git a/ja/man/man7/ports.7 b/ja/man/man7/ports.7 index 62e35b69ea..c0c2777030 100644 --- a/ja/man/man7/ports.7 +++ b/ja/man/man7/ports.7 @@ -1,342 +1,342 @@ .\" .\" Copyright (c) 1997 David E. O'Brien .\" .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE DEVELOPERS ``AS IS'' AND ANY EXPRESS OR .\" IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE IMPLIED WARRANTIES .\" OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE ARE DISCLAIMED. .\" IN NO EVENT SHALL THE DEVELOPERS BE LIABLE FOR ANY DIRECT, INDIRECT, .\" INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL DAMAGES (INCLUDING, BUT .\" NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS OR SERVICES; LOSS OF USE, .\" DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) HOWEVER CAUSED AND ON ANY .\" THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT LIABILITY, OR TORT .\" (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY OUT OF THE USE OF .\" THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE. .\" -.\" %Id: ports.7,v 1.9.2.1 1999/04/29 21:41:11 hoek Exp % +.\" %Id: ports.7,v 1.9.2.2 1999/05/02 05:06:30 hoek Exp % .\" .\" jpman %Id: ports.7,v 1.3 1999/01/24 06:53:11 horikawa Stab % .Dd January 25, 1998 .Dt PORTS 7 .Os FreeBSD 2.2 .Sh 名称 .Nm ports .Nd 寄贈されたアプリケーション .Sh 解説 .Nm FreeBSD ports コレクション によって、ユーザや管理者は簡単にアプリケーションをインストールする ことができます。 .Em port はそれぞれ、オリジナルのソースコードを BSD 上でコンパイルして実行 させるために必要なパッチのすべてを含んでいます。アプリケーションの コンパイルは、 port のディレクトリで .Ic make build と入力するだけで簡単にできます。 port の .Ql Pa Makefile は、ローカルディスクからもしくは ftp を使って、自動的にアプリケーションの ソースコードを取得 .Pq fetch して、自分のシステムでそれを展開して、 パッチを当て、コンパイルします。すべてが順調に進んだ場合、 .Ic make install を実行することにより、アプリケーションがインストールされます。 .Pp インストールされたシステムよりも新しい ports を、 FreeBSD リポジトリからダウンロードして使用できます。 ただし、最初に適切な「アップグレードキット」を http://www.FreeBSD.ORG/ports/ から取得してインストールすることが重要です! 新しい ports をダウンロードするときには、 .Xr portcheckout 1 スクリプト (もちろんこれも port です!) が役立つでしょう。 .Pp port の利用に関してさらに情報が必要ならば、 .Nm ports コレクション (The Ports Collection) (原文: file:/usr/share/doc/handbook/ports.html または、 http://www.FreeBSD.ORG/handbook/ports.html。 和文: file:/usr/share/doc/ja/handbook/ports.html または、 http://www.FreeBSD.ORG/ja/handbook/ports.html) ) に目を通して下さい。 port を新規に作成するための情報については、 .Nm 自分で port を作る (Porting applications) (原文: file:/usr/share/doc/handbook/porting.html または、 http://www.FreeBSD.ORG/handbook/porting.html、 和文: file:/usr/share/doc/ja/handbook/porting.html または http://www.FreeBSD.ORG/ja/handbook/porting.html) に目を通して下さい。 どちらも FreeBSD ハンドブックの一部です。 .Pp .Sh ターゲット .Pp ターゲットのいくつかは、サブディレクトリを再帰的に make して行きます。 これにより、例えば、biology の port すべてをインストールすることが できます。再帰的に make を行なうターゲットは、 .Ar build , checksum , clean , configure , .Ar depends , extract , fetch , install , .Ar package です。 .Pp 次のターゲットは、それぞれすぐ手前のターゲットによって順に自動的に 実行されます。すなわち、 .Ar build は、 .Pq 必要があれば、 .Ar install によって実行されます。以下のターゲットそれぞれについて、同様のルールが .Ar fetch まで順次適用されます。 通常は、ターゲットとして、 .Ar install を指定するだけでよいはずです。 .Bl -tag -width configure .It Ar fetch MASTER_SITES と PATCH_SITES でリストされたサイトから、 この port を構築するために必要なファイルすべてを取得 .Pq fetch します。 .Ev FETCH_CMD と .Ev MASTER_SITE_OVERRIDE とを参照して下さい。 .It Ar checksum 取得した distfile が port で動作確認されたものと一致するかどうかを検証 します。 .Ev NO_CHECKSUM を定義することで、このステップを飛ばすことができます。 .It Ar depends 現在の port と依存関係にある port をインストール .Pq もしくは、必要がある場合のみコンパイル します。ターゲット .Ar extract もしくは .Ar fetch により呼び出された場合、 .Ar fetch-depends , .Ar build-depends などとしてひとつずつ実行されます。 .Ev NO_DEPENDS を定義することで、このステップを飛ばすことができます。 .It Ar extract distfile を作業用ディレクトリに展開します。 .It Ar patch port に必要なパッチすべてを適用します。 .It Ar configure port を構成 (configure) します。port によっては、この段階で質問して くるものもあります。 .Ev INTERACTIVE と .Ev BATCH を参照して下さい。 .It Ar build port を構築します。これはターゲット .Ar all を呼び出すことと同じです。 .It Ar install port をインストールし、この port をインストールしたことを パッケージシステムに登録します。このターゲットは、実際に必要なこと すべてを行なってくれます。 .El .Pp 次のターゲットは、通常のインストールプロセスでは実行されません。 .Bl -tag -width fetch-list .It Ar fetch-list この port を構築するために取得が必要なファイルのリストを表示します。 .It Ar depends-list package-depends コンパイル依存 port リストと実行依存 port リストを表示します。 また、これらの依存 port リストが依存する port についても表示します。 .It Ar clean 展開されたソースコードを削除します。 .Ev NOCLEANDEPENDS を定義しておかない限り、削除は依存関係にある port に再帰的に適用されます。 .It Ar distclean その port の distfile を削除し、 .Ar clean を実行します。 .Ev NOCLEANDEPENDS を定義しておかない限り、 .Sq clean の部分は依存関係にある port に再帰的に適用されます。しかし、 .Sq distclean の部分は決して再帰的に適用されません .Pq この挙動はひょっとするとバグかもしれません 。 .It Ar reinstall .Ar deinstall を使用すべきところでうっかり .Xr pkg_delete 1 を使ってしまった場合、このターゲットを使って port を復活させて下さい。 .It Ar deinstall .Xr pkg_delete 1 と同様に、インストールした port をシステムから削除します。 .It Ar package この port のバイナリパッケージを作成します。まだインストールされて いなかった場合、その port をインストールします。 パッケージは\ .tgz ファイルであり、その port を他のマシンに .Xr pkg_add 1 を使ってインストールする際に使用することができます。 .Ev PACKAGES で指定されたディレクトリが存在しなければ、パッケージはカレントディレクトリに 置かれます。 .Ev PKGREPOSITORY と .Ev PKGFILE とを参照して下さい。 .It Ar readmes その port の .Pa README.html ファイルを生成します。 ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/FreeBSD-current/ports/templates/README.port を取得 .Pq Xr fetch 1 することが必要で、ディレクトリを .Ev TEMPLATES に設定しておく必要があります。 これはリリースエンジニアになる人のためのターゲットです。ほとんどの人は、 .Pa pkg/COMMENT と .Pa pkg/DESCR とを読むことができるだけです。 .El .Sh 環境変数 これら環境変数のすべてを変更することができます。 .Bl -tag -width MASTER_SITES .It Ev PORTSDIR port ツリーの場所を指定します。これは FreeBSD と OpenBSD では .Pa /usr/ports で、 .\"ZZZ: .Nx NetBSD では .\" .Fx .\" .Ox , .Pa /usr/pkgsrc です。 .It Ev DISTDIR distfile を探す場所であり、取得した distfile を置く場所です。通常は .Ev PORTSDIR の下の .Pa distfiles/ です。 .It Ev PACKAGES ターゲット .Ar package でのみ使用されます。 パッケージツリーのベースディレクトリです。通常は、 .Ev PORTSDIR の下の .Pa packages/ です。 このディレクトリが存在する場合、パッケージツリーが (部分的に) 構築されます。 このディレクトリは存在する必要はありません。存在しない場合、パッケージは カレントディレクトリに置かれます。もしくは、以下のいずれか一方を定義 することができます。 .Bl -tag -width PKGREPOSITORY .It Ev PKGREPOSITORY パッケージを置くディレクトリ。 .It Ev PKGFILE そのパッケージのフルパス。 .El .It Ev PREFIX 一般に、成果物をどこにインストールするかを指定します .Po 通常は .Pa /usr/local か、 .Pa /usr/X11R6 です .Pc 。 .It Ev MASTER_SITES ローカルマシンに配布ファイルが存在しない場合、最初に取得しに行くサイトです。 .It Ev PATCH_SITES ローカルマシンにパッチファイルが存在しない場合、最初に取得しに行くサイトです。 .It Ev MASTER_SITE_FREEBSD これが設定されている場合、すべてのファイルを FreeBSD のマスタサイトに 取りに行きます。 .It Ev MASTER_SITE_OVERRIDE すべてのファイルとパッチについて、まずこのサイトに行って取得を試みます。 .It Ev NOCLEANDEPENDS これが定義されている場合、依存関係にある port に対して .Sq clean を再帰的に適用しません。 .It Ev FETCH_CMD ファイルを取得する際に使用するコマンドです。通常は .Xr fetch 1 です。 .It Ev FORCE_PKG_REGISTER これが設定されている場合、既にシステムに存在するパッケージ登録情報を 上書きします。 .It Ev MOTIFLIB libXm.{a,so} の位置を指定します。 .It Ev INTERACTIVE これが設定されている場合、ユーザ入力が必要な port にのみ動作します。 .It Ev BATCH これが設定されている場合、100% 自動的にインストールできる port にのみ 動作します。 .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /usr/ports/xxxx -compact .It Pa /usr/ports デフォルトの port ディレクトリ (FreeBSD と OpenBSD)。 .It Pa /usr/pkgsrc デフォルトの port ディレクトリ (NetBSD)。 -.It Pa /usr/share/mk/bsd.port.mk +.It Pa /usr/ports/Mk/bsd.port.mk .\"kuma: big Kahuna というのはモアイのような巨大石のものらしい。 .\"kuma: だれか教えて?! ご本尊様であらしゃいます。 .Sh 関連項目 .Xr make 1 , .Xr pkg_add 1 , .Xr pkg_create 1 , .Xr pkg_delete 1 , .Xr pkg_info 1 , .Xr portcheckout 1 (port です), .Xr pib 1 (これも port です). .Pp FreeBSD ハンドブック .Pp http://www.FreeBSD.ORG/ports .Pq port すべてが検索可能なインデックス .Sh 作者 このマニュアルページは、もともとは .An David O'Brien によるものです。 ports コレクションは .An Satoshi Asami と恐るべき port チームによって維持管理されています。 .Sh 歴史 .Nm ports コレクション は、 .Fx 1.0 で登場しました。 .Sh バグ port に関する文書が 4 か所に分散されてしまっています。 .Pa /usr/ports/Mk/bsd.port.mk , ハンドブックの .Dq port コレクション のセクションと、 .Dq 既存のソフトウェアを port にする のセクション、 .Xr ports 7 の 4 つです。 .Pp このマニュアルページは長過ぎです。 .\"ZZZ: 3.0-RELEASE compliant by N. Kumagai, 98-12-26 diff --git a/ja/man/man7/symlink.7 b/ja/man/man7/symlink.7 index e31d8baf41..f715758139 100644 --- a/ja/man/man7/symlink.7 +++ b/ja/man/man7/symlink.7 @@ -1,433 +1,440 @@ .\" Copyright (c) 1992, 1993, 1994 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)symlink.7 8.3 (Berkeley) 3/31/94 +.\" %Id: symlink.7,v 1.8.2.1 1999/05/02 12:06:54 kris Exp % .\" %Id: symlink.7,v 1.8 1998/04/24 12:38:18 des Exp % .\" .\" jpman %Id: symlink.7,v 1.5 1999/01/21 17:50:41 kuma Stab % .\" .\" WORD: dereference 手繰る .\" WORD: traverse たどる .Dd March 31, 1994 .Dt SYMLINK 7 .Os BSD 4 .Sh 名称 .Nm symlink .Nd シンボリックリンクの扱い .Sh シンボリックリンクの扱い シンボリックリンクは、他のファイルへのポインタとして働くファイルです。 動作を理解するためには、ハードリンクの動作を理解する必要があります。 ファイルへのハードリンクは元のファイルとは区別できません。 なぜなら、ハードリンクは元のファイル名の下敷きとなるオブジェクトを 参照するからです。 ファイルに対する変更は、ファイルを参照するために使用する名前には依存しません。 ハードリンクは、ディレクトリを参照してはなりませんし、 他のファイルシステム上のファイルを参照してもなりません。 シンボリックリンクは、リンクされたファイルの名前を格納します。 すなわち、他の名前へのポインタです。 下敷きとなるオブジェクトを参照するわけではありません。 このため、シンボリックリンクは、ディレクトリを参照することができますし、 ファイルシステムをまたがることが可能です。 .Pp シンボリックリンクとこれが参照するオブジェクトは ファイルシステムの名前空間において共存しますので、 リンク自身と参照されるオブジェクトの区別に関して混乱が生じることがあります。 歴史的には、コマンドおよびシステムコールは、 場当たり的にそれぞれ独自のリンク追跡規則を採用してきました。 このシステムに実装されている、統一的なアプローチの規則をここに示します。 ユーザインタフェースをできる限り一貫性あるものとするために、 ローカルアプリケーションもまたこの規則を守ることが重要です。 .Pp シンボリックリンクの操作は、リンク自身への操作、 もしくはリンクによって参照されるオブジェクトへの操作によって実現されます。 後者の場合、アプリケーションまたはシステムコールがリンクを .Dq 追跡 (follow) したと言います。 シンボリックリンクは他のシンボリックリンクを参照することができます。 この場合、シンボリックリンクではないオブジェクトが見付かるか、 存在しないファイルを参照するシンボリックリンクが見付かるか、 ループが検出されるまで、 リンクが手繰られます。 (ループ検出は、追跡可能なリンク数の上限を設定することにより実現されます。 この制限を超過する場合にはエラーとなります。) .Pp 議論すべき領域で異なるものが 3 つあります。それらは次の通りです: .sp .Bl -enum -compact -offset indent .It システムコールのファイル名引数として使用されるシンボリックリンク。 .It ファイルツリーをたどらないユーティリティの コマンドライン引数として指定されるシンボリックリンク。 .It ファイルツリーをたどる (traverse) ユーティリティが扱うシンボリックリンク (コマンドラインで指定されるもの、 およびファイル階層をたどるときに出会うものの両方です)。 .El .Ss システムコール 最初の領域は、 システムコールのファイル名引数として使用されるシンボリックリンクです。 .Pp 次の例外を除き、全システムコールはシンボリックリンクを追跡します。 例えば、 .Dq Li afile という名前のファイルを指すシンボリックリンク .Dq Li slink が存在する場合、システムコール .Dq Li open("slink" ...) はファイル .Dq afile のファイルディスクリプタを返します。 .Pp リンクを追跡せずに、シンボリックリンク自身を操作するシステムコールが 5 つあります。 それらは次の通りです: .Xr lchown 2 , .Xr lstat 2 , .Xr readlink 2 , .Xr rename 2 , .Xr unlink 2 。 .Xr remove 3 は .Xr unlink 2 の別名ですから、これもまたシンボリックリンクを追跡しません。 .Pp 既存のシンボリックリンクの所有者およびグループの変更は、 .Xr lchown 2 システムコールにて可能です。 他のファイル属性、例えば修正時刻やアクセスパーミッションは、 システムが使用しませんし、変更不能です。 .Pp .Bx 4.4 システムは歴史的な 4BSD システムとは異なり、システムコール .Xr chown 2 がシンボリックリンクを追跡するように変更されました。 後になって、新しい .Xr chown 2 の制限が明らかになると、 .Xr lchown 2 システムコールが追加されました。 .Ss ファイルツリーをたどらないコマンド 第 2 の領域は、 ファイルツリーをたどらないコマンドに対する コマンドラインのファイル名引数として指定されるシンボリックリンクです。 .Pp 下に述べる例外を除き、コマンドは、 コマンドライン引数として指定されるシンボリックリンクを追跡します。 例えば、 .Dq Li afile という名前のファイルを指すシンボリックリンク .Dq Li slink が存在する場合、コマンド .Dq Li cat slink はファイル .Dq afile の内容を表示します。 .Pp この規則は、ファイルツリーをたどることもできるコマンドも含みます。 これを認識することが重要です。 例えば、コマンド .Dq Li "chown file" はこの規則に含まれますが、コマンド .Dq Li "chown -R file" は含まれません。 (後者は第 3 の領域で後述します。) .Pp -.\" FreeBSD の file コマンドで -h オプションをサポートしていない件については -.\" docs/8602 で報告済み -.\" 1998/11/08 horikawa@jp.freebsd.org コマンドがシンボリックリンクを追跡するのではなく シンボリックリンク自身を操作する ことが明示的に意図されている場合、 例えば -.Dq Li "file slink" -が +.Dq Li "chown slink" +が、シンボリックリンクであるか否かにかかわらず、 .Dq Li slink -のファイルタイプを表示、すなわちシンボリックリンクか否かを表示させたい場合、 +自身の所有者を変更したい場合、 .Fl h オプションを使用します。 先の例では、 -.Dq Li "file slink" +.Dq Li "chown root slink" は .Dq Li slink -が参照するファイルのタイプを報告しますが、 -.Dq Li "file -h slink" +が参照するファイルの所有者を変更しますが、 +.Dq Li "chown -h root slink" は .Dq Li slink -がシンボリックリンクであると報告します。 +自身の所有者を変更します。 .Pp -この規則には 3 つの例外があります。 +この規則には 4 つの例外があります。 .Xr mv 1 および .Xr rm 1 のコマンドは、引数として指定されるシンボリックリンクを追跡せずに、 それぞれシンボリックリンク自身を改名したり削除しようとします。 (シンボリックリンクがファイルを相対パスで指定する場合、 シンボリックリンクを他のディレクトリに移動してしまうと、 パスが正しくなくなってしまいますので、 追跡できなくなります。) .Pp .Xr ls 1 コマンドもまたこの規則の例外です。 歴史的なシステムとの互換性のために ( .Nm ls がツリーをたどらない場合、すなわち .Fl R オプションが指定されない場合)、 .Fl H , .Fl L オプションが指定されるか .Fl F , .Fl d , .Fl l オプションが指定されない場合、 .Nm ls コマンドは引数として指定されたシンボリックリンクを追跡します。( ファイルツリーをたどらない場合にも、 .Fl H , .Fl L オプションが動作に影響を与えるコマンドは .Nm ls だけです。) .Pp +.Xr file 1 +コマンドもまたこの規則の例外です。 +.Xr file 1 +コマンドは、引数として指定されるシンボリックリンクを、 +デフォルトでは追跡しません。 +.Fl L +オプションが指定されると、 +.Xr file 1 +コマンドは引数として指定されるシンボリックリンクを追跡します。 +.Pp .Bx 4.4 システムは歴史的な 4BSD システムとは異なり、 .Nm chown , -.Nm chgrp , -.Nm file -の各コマンドがコマンドラインに指定されたシンボリックリンクを追跡します。 +.Nm chgrp +のコマンドがコマンドラインに指定されたシンボリックリンクを追跡します。 .Ss ファイルツリーをたどるコマンド 次のコマンドは、オプションとしてまたは常にファイルツリーをたどります: .Xr chflags 1 , .Xr chgrp 1 , .Xr chmod 1 , .Xr cp 1 , .Xr du 1 , .Xr find 1 , .Xr ls 1 , .Xr pax 1 , .Xr rm 1 , .Xr tar 1 , .Xr chown 8 。 .Pp ファイルシステムをたどるときに出会うシンボリックリンクおよび コマンドライン引数として指定されるシンボリックリンクに対し、 次の規則が等しく適用されることを認識することが重要です。 .Pp 最初の規則は、 ディレクトリ型ではない ファイルを参照するシンボリックリンクに対して適用されます。 シンボリックリンクに対して適用される操作は、 リンク自身に対してなされますが、 そうでない場合にはリンクは無視されます。 .Pp 例えば、コマンド .Dq Li "chown -R user slink directory" は .Dq Li slink を無視します。 なぜなら本システムにおけるシンボリックリンクは所有者を持たないためです。 ツリーをたどるときに出会うシンボリックリンクもまた無視されます。 コマンド .Dq Li "rm -r slink directory" は .Dq Li slink を削除し、 .Dq Li directory のツリーをたどるときに出会うシンボリックリンクもまた削除します。 なぜなら、シンボリックリンクは削除可能であるためです。 いかなる場合も、 .Dq Li slink が参照するファイルに .Nm chown および .Nm rm が影響することはありません。 .Pp 第 2 の規則は、 タイプがディレクトリであるファイルを参照するシンボリックリンクに適用されます。 デフォルトでは、 タイプがディレクトリであるファイルを参照するシンボリックリンクは .Dq 追跡 されません。 これはしばしば .Dq 物理 探索と呼ばれ、 .Dq 論理 探索 (ディレクトリを参照するシンボリックリンクが追跡される場合です) の対極に位置します。 .Pp 可能な限り一貫性を持たせるため、 シンボリックリンクが参照するファイルのタイプに依存せずに、 ファイルツリーをたどるコマンドに コマンドラインで指定されるシンボリックリンクを追跡させるためには、 .Fl H .Pf ( Dq 半論理 ) フラグを指定します。 このフラグは、 コマンドラインの名前空間を論理的な名前空間とすることを意図しています。 (注: 常にファイルツリーをたどるわけではないコマンドにおいては、 .Fl R フラグも指定されていない場合には、 .Fl H フラグは無視されます。) .Pp 例えば、コマンド .Dq Li "chown -HR user slink" は、 .Dq Li slink で指されるファイルを根とするファイル階層をたどります。 注: .Fl H は、以前議論した .Fl h フラグとは同じではありません。 .Fl H フラグは、 実行される操作およびファイルツリーをたどるときの両方において、 コマンドラインで指定されるシンボリックリンクを手繰るようにします。 これにより、シンボリックリンクが指すファイルの名前を、 ユーザが指定したかのようになります。 .Pp 可能な限り一貫性を持たせるため、 シンボリックリンクが参照するファイルのタイプに依存せずに、 ファイルツリーをたどるコマンドに コマンドラインで指定されるシンボリックリンクだけでなく ファイルツリーをたどっているときに出会うシンボリックリンクも 追跡させるためには、 .Fl L .Pf ( Dq 論理 ) フラグを指定します。 このフラグは、 すべての名前空間を論理的な名前空間とすることを意図しています。 (注: 常にファイルツリーをたどるわけではないコマンドにおいては、 .Fl R フラグも指定されていない場合には、 .Fl L フラグは無視されます。) .Pp 例えば、コマンド .Dq Li "chown -LR user slink" は、 .Dq Li slink で指されるファイルの所有者を変更します。 .Dq Li slink がディレクトリを参照する場合、 .Nm chown は .Dq Li slink で指されるディレクトリを根とするファイル階層をたどります。 さらに、 .Nm chown がたどるファイルツリーの中でシンボリックリンクに出会うと、 そのシンボリックリンクは .Dq Li slink と同じ方法で扱われます。 .Pp 可能な限り一貫性を持たせるため、 デフォルトの動作を指定するには、 .Fl P .Pf ( Dq 物理 ) フラグを指定します。 このフラグは、 名前空間全体を物理的な名前空間のように見せるためのものです。 .Pp デフォルトでファイルツリーをたどらないコマンドにおいては、 .Fl R もまた指定しない場合には、 .Fl H , .Fl L , .Fl P フラグは無視されます。 また、 .Fl H , .Fl L , .Fl P オプションは複数回指定可能です。 この場合、最後に指定したものがコマンドの動作を指定します。 ある動作を行うようにコマンドをエイリアスし、 それをコマンドラインで上書きできるようにすることを意図しています。 .Pp .Xr ls 1 と .Xr rm 1 のコマンドは、これらの規則において例外を持ちます。 .Nm rm コマンドはシンボリックリンクを操作し、 シンボリックリンクが参照するファイルを操作しません。 また、シンボリックリンクを追跡しません。 .Nm rm コマンドは .Fl H , .Fl L , .Fl P のオプションをサポートしません。 .Pp 歴史的なシステムとの互換性を維持するために、 .Nm ls コマンドは少し異なる挙動を示します。 .Fl F, .Fl d, .Fl l オプションのいずれも指定しない場合、 .Nm ls コマンドは、コマンド行で指定したシンボリックリンクを追跡します。 .Fl L フラグが指定されると、シンボリックリンクのタイプにかかわらず、 またコマンドラインで指定されたのかファイルツリーをたどる途中に 出会ったのにかもかかわらず、 .Nm ls は全シンボリックリンクを追跡します。 .Sh 関連項目 .Xr chflags 1 , .Xr chgrp 1 , .Xr chmod 1 , .Xr cp 1 , .Xr du 1 , .Xr find 1 , .Xr ln 1 , .Xr ls 1 , .Xr mv 1 , .Xr pax 1 , .Xr rm 1 , .Xr tar 1 , .Xr lchown 2 , .Xr lstat 2 , .Xr readlink 2 , .Xr rename 2 , .Xr symlink 2 , .Xr unlink 2 , .Xr fts 3 , .Xr remove 3 , .Xr chown 8 .\"ZZZ: 3.0-RELEASE compliant by N. Kumagai 99-1-21 diff --git a/ja/man/man8/MAKEDEV.8 b/ja/man/man8/MAKEDEV.8 index f4dac07cb7..8c10dc0c55 100644 --- a/ja/man/man8/MAKEDEV.8 +++ b/ja/man/man8/MAKEDEV.8 @@ -1,95 +1,95 @@ .\" Copyright (c) 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)MAKEDEV.8 8.1 (Berkeley) 6/5/93 -.\" %Id: MAKEDEV.8,v 1.10 1997/08/11 01:25:06 steve Exp % -.\" jpman %Id: MAKEDEV.8,v 1.3 1997/07/22 09:19:04 mutoh Stab % +.\" %Id: MAKEDEV.8,v 1.10.2.1 1999/05/02 00:40:01 obrien Exp $% .\" +.\" jpman %Id: MAKEDEV.8,v 1.3 1997/07/22 09:19:04 mutoh Stab % .Dd June 5, 1993 .Dt MAKEDEV 8 i386 .Os .Sh 名称 .Nm MAKEDEV .Nd システムとデバイス特殊ファイルの作成 .Sh 書式 .Nm name ... .Sh 解説 このシェルスクリプト .Nm は、``/dev'' ディレクトリにあり、通常の特殊ファイルを作成するのに 使われます。 特殊ファイルに関するより徹底した議論が必要ならば、 .Xr intro 4 をご覧ください。 .Pp .Nm は、何個かのデバイス名を引数に取ります。 ここでのデバイス名は、デバイスに対する、よくある省略形です。 ``std'' と ``local'' という、二つの特殊デバイスがあります。 前者はそのアーキテクチャの標準デバイスを作成します。 後者はローカルサイトの固有のデバイスの為のもので、 シェルファイル ``MAKEDEV.local'' を実行します。 .Pp i386 アーキテクチャでは次のデバイスをサポートします。 ここで、ハッシュ記号 (``#'') を伴ったデバイス名は、 ハッシュ記号をユニット番号で置き換えます。 .Bl -tag -width indent .It std 標準デバイス (console, drum, fd/*, klog, kmem, mem, null, stderr, stdin, stdout, tty) です。 .It local コンフィギュレーション固有のデバイスです。 .It tty# 標準 PC COM ポートです。 .It fd# ``フロッピ'' ディスクドライブ (3 1/2, 5 1/4) です。 .It pty# -16 対の仮想端末マスタとスレーブです。 -.It sd# +32 対の仮想端末マスタとスレーブです。 +.It da# SCSI ディスクドライブです。 -.It st# +.It sa# SCSI テープドライブです。 .It vty# syscons/pcvt/codrv のための 12 の仮想コンソールの組です。 .It wd# ``ウィンチェスタ'' ディスクドライブ (ST506, IDE, ESDI, RLL など) です。 .It wt# QIC-インタフェースの (つまり、SCSI ではない) 3M カートリッジテープです。 .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /dev/xxxx -compact .It Pa /dev 特殊ファイルのディレクトリ .Sh 関連項目 .Xr intro 4 , .Xr config 8 , .Xr mknod 8 diff --git a/ja/man/man8/atrun.8 b/ja/man/man8/atrun.8 index 597fb87bed..32755ddba3 100644 --- a/ja/man/man8/atrun.8 +++ b/ja/man/man8/atrun.8 @@ -1,86 +1,86 @@ -.\" %Id: atrun.man,v 1.5.2.1 1999/02/15 08:46:21 fenner Exp % +.\" %Id: atrun.man,v 1.5.2.2 1999/05/02 09:35:00 brian Exp % .\" jpman %Id: atrun.8,v 1.2 1997/04/23 02:43:41 yugawa Stab % .Dd April 12, 1995 .Dt ATRUN 8 .Os FreeBSD 2.1 .Sh 名称 .Nm atrun .Nd ジョブキューのなかから予定時刻になったものを実行 .Sh 書式 .Nm atrun .Op Fl l Ar load_avg .Op Fl d .Sh 解説 .Nm コマンドは .Xr at 1 でキューに入れたジョブを実行するコマンドです。 .Pp .Xr atrun 8 が 5 分毎に起動されるようにするために、 root の .Xr crontab 5 ファイル .Pa /etc/crontab に、 .nf */5 * * * * root /usr/libexec/atrun .fi という設定を含めておく必要があります。 .Pp 呼び出しが起きるたびに .Nm は、小文字のキューの中のジョブのうち、 実行開始時間を過ぎたものすべてを開始します。 さらに、直前の 1 分間の負荷平均値 (load avarage) が指定した限界値より小さい場合、 優先順位が最も高いバッチジョブ (大文字のキューで表されます) ひとつを 開始します。 .\" 上記の記述はオリジナルの英語版では、"A maximum of one batch jobs (denoted .\" by uppercase queues) are started each time atrun is invoded." となっている。 .\" この記述だけでは非常にわかりにくいが、at(1) を見ると、バッチジョブには .\" A 〜 Z のキューがあり、A 〜 Z の順番で nice 値が高くなる(優先度が低くなる) .\" と書かれている。そこで、実際に試して見ると、同一のキューに登録されたジョブ .\" は登録された順番に実行されるが、異なるキューに登録されたジョブは登録された .\" 順番とは関係なく、より nice 値が低い(優先度の高い)ジョブから実行される .\" ので、上記の記述とした。 .\" 2.2.1-RELEASE 対象 .\" By yugawa@orleans.rim.or.jp (Apr 23 1997) .\" RELENG22-980710-SNAP(2.2.7 直前)でこの部分の記述は変更されたが、 .\" "A maximum of one batch jobs" の句は依然として残っているので、 .\" この句の訳はそのままにしてある。 .\" By kuma@jp.freebsd.org (Jul 10 1998) .Sh オプション .Bl -tag -width indent .It Fl l Ar load_avg 負荷の上限を指定します。 負荷がこの上限を越えている場合、バッチジョブは実行されません。 組み込みのデフォルトの値は 1.5 です。 .It Fl d デバッグ用。 .Xr syslog 3 を使う代わりに標準エラー出力にエラーメッセージを表示します。 .El .Sh 警告 .Nm を動かすためには .Xr cron 8 デーモンを起動しておく必要があります。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /var/at/spool -compact .It Pa /var/at/spool 出力ファイルを保管しておくディレクトリ .It Pa /var/at/jobs ジョブファイルを保管しておくディレクトリ .El .Sh 関連項目 .Xr at 1 , .Xr crontab 1 , .Xr syslog 3 , .Xr crontab 5 , .Xr cron 8 .Sh バグ .Nm の機能は .Xr cron 8 に統合されるべきです。 diff --git a/ja/man/man8/camcontrol.8 b/ja/man/man8/camcontrol.8 index cf2abf4b0c..afaee0cd08 100644 --- a/ja/man/man8/camcontrol.8 +++ b/ja/man/man8/camcontrol.8 @@ -1,475 +1,475 @@ .\" .\" Copyright (c) 1998 Kenneth D. Merry. .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. The name of the author may not be used to endorse or promote products .\" derived from this software without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHOR AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" -.\" %Id: camcontrol.8,v 1.9 1998/12/20 18:51:56 mjacob Exp % -.\" jpman %Id: camcontrol.8,v 1.4 1998/12/22 02:35:45 oku Stab % +.\" %Id: camcontrol.8,v 1.9.2.1 1999/05/04 12:01:54 kris Exp % .\" +.\" jpman %Id: camcontrol.8,v 1.4 1998/12/22 02:35:45 oku Stab % .\" WORD: defect list ディフェクトリスト[camcontrol.8] .\" .Dd September 14, 1998 .Dt CAMCONTROL 8 .Os FreeBSD 3.0 .Sh 名称 .Nm camcontrol .Nd CAM コントロールプログラム .Sh 書式 .Nm camcontrol .Aq command .Op generic args .Op command args .Nm camcontrol devlist .Op Fl v .Nm camcontrol periphlist .Op Fl n Ar dev_name .Op Fl u Ar unit_number .Nm camcontrol tur .Op generic args .Nm camcontrol inquiry .Op generic args .Op Fl D .Op Fl S .Op Fl R .Nm camcontrol start .Op generic args .Nm camcontrol stop .Op generic args .Nm camcontrol eject .Op generic args .Nm camcontrol rescan .Aq bus Ns Op :target:lun .Nm camcontrol reset .Aq bus Ns Op :target:lun .Nm camcontrol defects .Op generic args .Aq Fl f Ar format .Op Fl P .Op Fl G .Nm camcontrol modepage .Op generic args .Aq Fl m Ar page .Op Fl P Ar pgctl .Op Fl e .Op Fl d .Nm camcontrol cmd .Op generic args .Aq Fl c Ar cmd Op args .Op Fl i Ar len Ar fmt .Bk -words .Op Fl o Ar len Ar fmt Op args .Ek .Nm camcontrol debug .Op Fl I .Op Fl T .Op Fl S .Op Fl c .Aq all|off|bus Ns Op :target Ns Op :lun .Sh 解説 .Nm camcontrol は、ユーザが .Tn FreeBSD CAM サブシステムにアクセスし制御できるようにする方法を提供する ために設計されたユーティリティです。 .Pp .Nm camcontrol を不適切に使用すると、 データの損失や、システムクラッシュにつながる可能性があります。経験 豊富なユーザであっても、このコマンドを使用する際には注意を払うことを お勧めします。素人さんはこのユーティリティに近付いてはいけません。 .Pp .Nm camcontrol はいくつかの主機能を持っています。その多くは下に示す 共通の引数(generic argument)のいくつかを取ります。 .Bl -tag -width 01234567890123 .It Fl C Ar count SCSI コマンドのリトライカウント。この機能が動作するためには、エラーリカバリ .Po .Fl E .Pc をオンにしておく必要があります。 .It Fl E 指定したコマンドのための汎用の SCSI エラーリカバリを遂行 するよう、カーネルに指示を出します。リトライカウント機能 .Po .Fl C .Pc を有効にするためにはこれが必要です。 コマンドのリトライの他に、コード中にある汎用のエラーリカバリによって、 回っていない HDD を回転させるような試みが通常なされます。コマンドから 返されたセンスコードによっては、他の操作が行なわれることもあります。 .It Fl n Ar dev_name 操作を行なうデバイスのタイプを指定します。デフォルトは .Em da です。 .It Fl t Ar timeout SCSI コマンドのタイムアウトを秒単位で指定します。指定したコマンドのすべてに おいて、これで指定する値はデフォルトのタイムアウトより優先されます。 .It Fl u Ar unit_number デバイスユニット番号を指定します。デフォルトは 0 です。 .It Fl v 冗舌になります。SCSI コマンドに失敗するとセンス情報を表示します。 .El .Pp 主コマンド機能は次のとおりです。 .Bl -tag -width periphlist .It devlist CAM サブシステムに接続されたすべての物理デバイス (論理ユニット) の リストを表示します。このリストには各デバイスに接続された周辺ドライバの 一覧も含まれます。 引数 .Fl v を指定すると、SCSI バス番号、アダプタ名、ユニット番号もあわせて 表示されます。 .It periphlist 指定した物理デバイス (論理ユニット) に接続されたすべての周辺ドライバの リストを表示します。 .It tur 指定したデバイスに SCSI test unit ready (0x00) コマンドを送信します。 .Nm camcontrol は、そのデバイスがレディ状態であるかどうかを報告します。 .It inquiry デバイスに SCSI inquiry (0x12) コマンドを送信します。デフォルトでは、 .Nm camcontrol 標準の inquiry データ、デバイスのシリアル番号、転送レート情報を表示します。 特定のタイプの inquiry データだけを表示するように指定することもできます。 .Bl -tag -width 1234 .It Fl D 標準 inquiry データを得ます。 .It Fl S シリアル番号を表示します。このフラグだけが指定された場合、 .Nm camcontrol は、ドライブが返す値の前に "Serial Number" を表示しません。これは スクリプトを書く際に役立ちます。 .It Fl R 転送レートの情報を表示します。 .El .It start 指定したデバイスに、start ビットをセットした SCSI Start/Stop Unit (0x1B) コマンドを送信します。 .It stop 指定したデバイスに、start ビットをクリアした SCSI Start/Stop Unit (0x1B) コマンドを送信します。 .It eject 指定したデバイスに、start ビットをクリアし eject ビットをセットした SCSI Start/Stop Unit (0x1B) コマンドを送信します。 .It rescan カーネルに指定したバス (XPT_SCAN_BUS)、もしくは bus:target:lun (XPT_SCAN_LUN) をスキャンさせ、新規のデバイスや外されたデバイスを 探させます。ユーザが指定できるのは、スキャンするバスもしくは 論理ユニット番号だけです。あるターゲットのすべての論理ユニット番号を スキャンすることはサポートされていません。 .It reset 指定したバス (XPT_RESET_BUS) または指定した bus:target:lun (XPT_RESET_DEV) を、 カーネルにリセットさせます。 前者は、バスに SCSI バスリセットを発行することにより行います。 後者は、典型的には当該デバイスにコネクトした後に、 BUS DEVICE RESET メッセージを発行することにより行います。 本コマンドはシステムに破壊的な影響を与えることがあることに注意してください。 .It defects 指定したデバイスに、SCSI READ DEFECT DATA (10) コマンド (0x37) を送信し、 ディフェクト総数、初期ディフェクトリスト (PLIST)、増分ディフェクトリスト (GLIST) を組み合わせて表示します。 .Bl -tag -width 01234567890 .It Fl f Ar format 書式オプションは以下の 3 つです。 .Em block , リストを論理ブロック形式で表示します。 .Em bfi , リストをインデックスからのバイト数の形式で表示します。 .Em phys , リストを物理セクタ形式で表示します。書式引数は必須です。ほとんどのドライブ は、物理セクタ形式をサポートしています。一部のドライブは論理ブロック形式を サポートしています。指定した書式をサポートしていない場合、多くのドライブは、 指定したデータ書式をサポートしていないことを示すセンス情報とともに、 別の書式でデータを返します。 .Nm camcontrol は、それを検知して ドライブが返す書式ならどのようなものでも表示しようとします。ドライブが 指定した書式をサポートしていないことを報告する際に、非標準のセンスコードを 用いた場合、 .Nm camcontrol は、おそらくそのエラーをリクエスト完了に失敗したためのものと見なすでしょう。 .It Fl G 増分ディフェクトリストを表示します。これは、工場出荷時以降に再マップ された不良ブロックのリストです。 .It Fl P 初期ディフェクトリストを表示します。 .El .Pp .Fl P も .Fl G もどちらも指定していない場合、 .Nm camcontrol は、ドライブから返された READ DEFECT DATA ヘッダから得られるディフェクト数を 表示します。 .It modepage SCSI モードページを表示します。もしくは、オプション指定により ユーザがモードページを編集できるようにします。モードページの書式は .Pa /usr/share/misc/scsi_modes にあります。 環境変数 .Ev SCSI_MODES に別のファイルが指定されている場合はそちらが優先されます。 modepage コマンドは以下のようないくつかの引数を取ります。 .Bl -tag -width 012345678901 .It Fl B モードセンスのためのブロック記述子を禁止します。 .It Fl e このフラグを指定することで、ユーザはモードページ中の値を編集することが できます。 .It Fl m Ar mode_page ユーザが表示/編集したいモードページ番号を指定します。この引数は必須です。 .It Fl P Ar pgctl このフラグを指定することで、ユーザはページ制御フィールドを指定することが できます。指定可能な値は次の通りです。 .Bl -tag -width xxx -compact .It 0 現在の値 .It 1 変更可能な値 .It 2 デフォルトの値 .It 3 保存された値 .El .El .It cmd 任意のデバイスに任意の SCSI CDB を送信するために用いることができます。 cmd 機能は、CDB を指定するための .Fl c 引数が必要です。他の引数はオプションで、コマンドの型に依存します。コマンドと データを指定する文法は、 .Xr cam 3 に記述されています。 注釈: 指定した CDB によって、対象の SCSI デバイスとのデータ送受信が 発生する場合、 .Fl i または .Fl o を指定する必要があります。 .Bl -tag -width 01234567890123456 .It Fl c Ar cmd Op args これは SCSI CDB を指定します。CDB は 6, 10, 12, 16 バイトのいずれか が可能です。 .It Fl i Ar len Ar fmt これは、読み込むデータの量と、どのように表示するかとを指定します。書式が .Sq - である場合、 .Ar len バイトのデータがデバイスから読み込まれ、標準出力に書き出されます。 .It Fl o Ar len Ar fmt Op args これは、デバイスに書き出すデータの量と、書き出されるデータとを指定します。 書式が .Sq - である場合、 .Ar len バイトのデータが標準入力から読み込まれデバイスに書き出されます。 .El .It debug カーネルの CAM デバッグ用 printf をオンにします。カーネルの設定 ファイル中に CAMDEBUG オプションが指定されている必要があります。 注意: 現在のところ、デバッグ 用 printf を使えるようにすると、極めて多数のカーネル printf が生じる ことになります。 一度デバッグ用 printf をスタートさせてしまうと、停止させるのは難しい でしょう。というのは、カーネルはメッセージを表示するのに忙しくなるので、 他のリクエストをすぐにサービスすることができなくなるからです。 デバッグ機能はいくつかの引数を取ります。 .Bl -tag -width 012345678901234567 .It Fl I CAM_DEBUG_INFO printf を有効にします。 .It Fl T CAM_DEBUG_TRACE printf を有効にします。 .It Fl S CAM_DEBUG_SUBTRACE printf を有効にします。 .It Fl c CAM_DEBUG_CDB printf を有効にします。これにより、カーネルが、指定した デバイスに送信した SCSI CDB を表示することになります。 .It all すべてのデバイスについてデバッグ出力を有効にします。 .It off すべてのデバイスについてデバッグ出力を無効にします。 .It bus Ns Op :target Ns Op :lun 指定したバス、ターゲット、論理ユニット番号(lun)についてデバッグ出力を 有効にします。論理ユニット番号、もしくはターゲットと論理ユニット番号が 指定されない場合は、ワイルドカード指定されたものとして扱います。(すなわち、 バスだけを指定すると、そのバスのすべてのデバイスについてデバッグ用 printf が有効になります。) .El .El .Sh 環境変数 変数 .Ev SCSI_MODES によって、別のモードページの書式ファイルを指定することができます。 .Pp 変数 .Ev EDITOR によって、 .Nm camcontrol は、モードページの編集を行なう際に どのテキストエディタを起動するかを決定します。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /usr/share/misc/scsi_modes -compact .It Pa /usr/share/misc/scsi_modes SCSI モード書式データベース。 .It Pa /dev/xpt0 トランスポート層デバイス。 .It Pa /dev/pass* CAM アプリケーションパススルーデバイス。 .El .Sh 使用例 .Dl camcontrol eject -n cd -u 1 -v .Pp cd1 から CD をイジェクトし、コマンド実行に失敗した場合は SCSI センス情報を 出力します。 .Pp .Dl camcontrol tur .Pp SCSI test unit ready コマンドを da0 に送信します。 .Nm camcontrol はそのディスクがレディ状態であるかどうかを報告しますが、 .Fl v スイッチが指定されていないため、コマンド実行に失敗してもセンス情報を 表示しません。 .Pp .Bd -literal -offset foobar camcontrol tur -n da -u 1 -E -C 4 -t 50 -v .Ed .Pp SCSI test unit ready コマンドを da1 に送信します。カーネルエラーリカバリ を有効にします。リトライカウントを 4 に、タイムアウトを 50 秒に 設定します。コマンド実行に失敗した場合( .Fl v フラグがあるので)センス情報が出力されます。エラーリカバリが設定されて いるので、ディスクが回転していない場合は回転させられます。 .Nm camcontrol はディスクがレディ状態かどうかを報告します。 .Bd -literal -offset foobar camcontrol cmd -n cd -u 1 -v -c "3C 00 00 00 00 00 00 00 0e 00" \e -i 0xe "s1 i3 i1 i1 i1 i1 i1 i1 i1 i1 i1 i1" .Ed .Pp READ BUFFER コマンド (0x3C) を cd1 に対して発行します。cd1 のバッファサイズと cd1 のキャッシュの最初の 10 バイトを表示します。コマンド実行に失敗した場合 SCSI センス情報を表示します。 .Pp .Bd -literal -offset foobar camcontrol cmd -n cd -u u -v -c "3B 00 00 00 00 00 00 00 0e 00" \e -o 14 "00 00 00 00 1 2 3 4 5 6 v v v v" 7 8 9 8 .Ed .Pp WRITE BUFFER コマンド (0x3B) を cd1 に対して発行します。(予約済の) 4 バイト ヘッダを含まないデータ 10 バイトを書き出します。コマンド実行に失敗した場合 センス情報を表示します。このコマンドには細心の注意を払って下さい。不適切に 使用した場合、データが破壊されるかもしれません。 .Pp .Bd -literal -offset foobar camcontrol modepage -n da -u 3 -m 1 -e -P 3 .Ed .Pp da3 のモードページ 1 (Read-Write Error Recover ページ)を編集し、編集結果を そのドライブにセーブします。モードページ 1 には、 ディスクドライブの読み出し、書き込みの自動再配置の設定などが含まれます。 .Pp .Dl camcontrol rescan 0 .Pp SCSI バス 0 を再スキャンし、追加、削除、変更されたデバイスを探します。 .Pp .Dl camcontrol rescan 0:1:0 .Pp SCSI バス 0, ターゲット 1, 論理ユニット番号 0 を再スキャンし、そのデバイスが 追加、削除、変更されたかどうかを調べます。 .Sh 関連項目 .Xr cam 3 , .Xr pass 4 , .Xr cam 9 , .Xr xpt 9 .Sh 歴史 .Nm camcontrol コマンドは、 .Fx 3.0 で最初に現れました。 .Pp モードページ編集のコードと任意の SCSI コマンドのコードは、 -Julian Ellischer と Peter Dufault が書いた、かつての +Julian Elischer と Peter Dufault が書いた、かつての .Xr scsi 8 ユーティリティと .Xr scsi 3 ライブラリのものに基づいています。 .Xr scsi 8 プログラムが最初に出現したのは 386BSD 0.1.2.4 で、 .Tn FreeBSD で最初に出現したのは、 .Fx 2.0.5 です。 .Sh 作者 .An Kenneth Merry Aq ken@FreeBSD.ORG .Sh バグ マニュアルページのクロスリファレンスのほとんどはまだ存在していません。 これは近いうちに修正されます。 .Pp コマンド行引数を解釈するコードは、どのサブコマンドが複数の引数を取るかを 知りません。ですから、たとえば、 .Bd -literal -offset foobar camcontrol -n da -u 1 -c "00 00 00 00 00 v" 0x00 -v .Ed .Pp のようなことを試みた場合、test unit ready コマンドで得られるセンス情報は 出力されません。というのは、 .Fl c の 2 番目の引数 .Po 0x00 .Pc を見た時点で、 .Nm camcontrol の最初の .Xr getopt 3 呼び出しが 終ってしまうためです。 この動作を修正するには、ある程度の規模のコードを書き加えるか、 .Xr getopt 3 インタフェースを変更するかのどちらかが必要でしょう。 この問題を回避するもっとも良い方法は、常に .Nm camcontrol 共通の引数をコマンド固有の引数の前に指定していることを確認することです。 .Pp bus/target/lun か、デバイス名 (たとえば "da1" などの)でデバイスを 指定できるようにするほうがよいかもしれません。 diff --git a/ja/man/man8/fdisk.8 b/ja/man/man8/fdisk.8 index 99a650a4d5..635f6eb1a0 100644 --- a/ja/man/man8/fdisk.8 +++ b/ja/man/man8/fdisk.8 @@ -1,450 +1,454 @@ .Dd October 4, 1996 .\" jpman %Id: fdisk.8,v 1.4 1997/07/26 21:56:04 horikawa Stab % .Dt FDISK 8 .\".Os BSD 4 .Sh 名称 .Nm fdisk .Nd DOS パーティションのメンテナンスプログラム .Sh 書式 .Nm fdisk .Op Fl i .Op Fl u .Op Fl a .Op Fl b .Op Fl 1234 .Op Ar disk .Bl -tag -width time .Nm fdisk .Op Fl f Ar configfile .Op Fl i .Op Fl v .Op Fl t .Op Ar disk .Sh 前置き BIOS がカーネルをブートするために、 一定の約束をちゃんと守らねばなりません。 ディスクのセクタ 0 はブートコード、パーティションテーブル、 マジックナンバを含んでいなければならないのです。 BIOS パーティションはディスクをいくつかの部分に分けるのにも使われます。 BIOS はセクタ 0 を読み込んできて、(本当にそのコードを使うか?) マジックナンバを確かめます。 それから、 セクタ 0 に書き込まれた 4 つの BIOS パーティションを探して、 それらのどれが .Em アクティブ かを決定します。 それから、二次ブートブロックを .Em アクティブ パーティションから読み込み、それを実行します。 DOS では一つの以上のパーティションと一つの .Em アクティブ を持てます。 DOS の .Nm プログラムは、 ディスク空間を一つ以上のパーティションに分割して、一つの .Em アクティブ を設定することができます。 .Sh 解説 .Bx Free のプログラム .Nm は、DOS のそれと似た目的に役立ちます。 第一の形は、パーティション情報の表示や、 パーティションテーブルの対話的な編集に使われます。 第二の形は、 .Ar configfile を使ってパーティションテーブルを書き込むという使い方であり、 他のスクリプト/プログラムから利用するよう設計されています。 .Pp オプション: .It Fl u ディスクのセクタ 0 を更新 (編集) するのに使われます。 .Fl f があるときには無視されます。 .It Fl i ディスクのセクタ 0 を初期化します。 もし .Fl f がなければ、 .Fl u の意味も含みます。 .It Fl a アクティブパーティションの変更のみを行ないます。 .Fl f があるときには無視されます。 .It Fl b ディスクのセクタ 0 にあるブートコードを再初期化します。 .Fl f があるときには無視されます。 +.Nm +が書き込む標準のブートコードは、 +ハードドライブ 0 (BIOS ドライブ 0x80) からのみブート可能であることに +注意してください。 .It Fl 1234 一つの fdisk エントリの操作だけを行ないます。 .Fl f があるときには無視されます。 .It Fl f Ar configfile パーティションの値をファイル .Ar configfile を使って設定します。 .Fl i もあるときには、 .Ar configfile が読み込まれるに先立って、 存在するパーティションは全部消され(つまり「未使用」の印をつけられる) ますが、この場合を除いて、 .Ar configfile はいつも存在するパーティションの変更を行ないます。 .Ar configfile は "-" であってもよく、この場合 .Ar 標準入力 が読まれます。 ファイルの構文は、以降の .Sx 設定ファイル の節をご覧下さい。 .Pp .Em 警告 Ns : .Fl f が使われたときには、 (対話モードで尋ねられるように) 本当にパーティションテーブルを書き込むのかどうかを尋ねられません。 用心して使うこと! .It Fl t テストモード; パーティションテーブル値を書き込みません。一般に .Fl f オプションを付けて、パーティションテーブルに書き込まれるはずのものを 見るのに使われます。 .Fl v の意味を含みます。 .It Fl v 冗長になります。 .Fl f が使われたときには、 .Nm はディスクに書き込まれるパーティションテーブルを表示します。 .El .Pp 最後のディスク名 .Ar disk は、 .Sq 裸の ディスク名だけ、 つまり .Ql da0 か、あるいは .Pa /dev の下に完全に限定されたデバイスノードで与えることができます。 もし省略された場合、ディスク .Ql wd0 , .Ql da0 , と .Ql od0 が、一つが応答して見付かるまで この順序で検索されます。 .Pp 引数なしで呼び出されたときには、 セクタ 0 パーティションテーブルを表示します。 例えば: .Bd -literal ******* Working on device /dev/rwd0 ******* parameters extracted from in-core disklabel are: cylinders=769 heads=15 sectors/track=33 (495 blks/cyl) parameters to be used for BIOS calculations are: cylinders=769 heads=15 sectors/track=33 (495 blks/cyl) Warning: BIOS sector numbering starts with sector 1 Information from DOS bootblock is: The data for partition 1 is: sysid 165,(FreeBSD/NetBSD/386BSD) start 495, size 380160 (185 Meg), flag 0 beg: cyl 1/ sector 1/ head 0; end: cyl 768/ sector 33/ head 14 The data for partition 2 is: sysid 164,(unknown) start 378180, size 2475 (1 Meg), flag 0 beg: cyl 764/ sector 1/ head 0; end: cyl 768/ sector 33/ head 14 The data for partition 3 is: The data for partition 4 is: sysid 99,(ISC UNIX, other System V/386, GNU HURD or Mach) start 380656, size 224234 (109 Meg), flag 80 beg: cyl 769/ sector 2/ head 0; end: cyl 197/ sector 33/ head 14 .Ed .Pp このディスクは、たまたまディスク全体を満す 3 つのパーティションに分割されています。 二つ目のパーティションは最初のパーティションの最後に重なっています。 (デバッグ目的に使われます) .Bl -tag -width "cyl, sector と head" .It Em "sysid" パーティションのラベル付に使われます。 .Bx Free ではマジックナンバ 165 (10進) A5 (16進)を予約しています。 .It Em "start と size" パーティションのセクタ単位での 開始アドレスとサイズです。 .It Em "flag 80" これがアクティブパーティションであることを指定します。 .It Em "cyl, sector と head" パーティションの 開始アドレスと終了アドレスを指定するのに使われます。 .It Em "注釈:" これらの数字は、 BIOS の理解するディスクジオメトリを使って計算され、 ブートブロックに保存されます。 .El .Pp フラグ .Fl i または .Fl u は、 もし .Fl f オプションが使われていない限り、 パーティションデータを更新すべきであることを指示します。 もし .Fl f がなければ、 .Nm プログラムは対話モードに入ります。 このモードでは明示的に指示しない限り、どんなデータも変更しないように 設計されています。 .Nm はこのような振舞いを保証するよう、質問のデフォルトを選択しています。 .Pp .Nm は各々のパーティションを表示し、 それを編集したいかどうかを尋ねます。 yes と答えたら、 古い値を表示し、新しい値を尋ねて 各々のフィールドを進みます。 一つのパーティションが終了したら、 .Nm はそれを表示して、それで正しいかどうかを尋ねます。 そして .Nm は次のエントリに進みます。 .Pp .Em cyl, sector, と .Em head のフィールドを正しく得るにはちょっとした芸当が要ります。 そのためデフォルトでは、 .Nm が代わって計算しますが、選択してそれらの値を指定することもできます。 .Pp 全てのパーティションが進行した後、 .Em アクティブ パーティション変更をすることができます。 最後に、 最初のセクタのデータが全部集めれらたときに、 本当にセクタ 0 を書換えても良いか尋ねられます。 yes と答えた場合だけ、データはディスクに書き込まれます。 .Pp .Fl u フラグと .Fl i の間の違いは、 .Fl u フラグはディスク上にあるフィールドの値を編集するだけですが、 一方 .Fl i フラグはセクタ 0 を "初期化" するのに使われます; ディスク全体を .Bx Free 用に使えるように、 最後の BIOS パーティションをセットアップして、それをアクティブにします。 .Sh 注釈 開始シリンダ等の自動計算は、 BIOS がそのドライブのジオメトリであると思っている数字をもとに行なわれます。 これらの数字はデフォルトでは、メモリ上のディスクラベルから取りますが、 プログラムの起動時にそれらを変更する機会が与えられます。 このおかげでユーザは、 BIOS がジオメトリ変換を行なうドライブでも動作できるブートブロックを 作ることができます。 .Pp もしディスクのレイアウトを手作業で変更するのなら、 どうか .Bx Free パーティションがシリンダ境界から開始することを確認してください。 その後のたくさんの決定がこのことを仮定しています。 (これは必要ではなかったのかもしれませんが) .Pp すでにあるパーティションを編集すると、 たぶんそのパーティションのデータを失うことになるでしょう。 .Pp このプログラムがどう働くかを調べるために、 一度か二度は対話的に実行するべきです。 これは、最後の質問に否定で答える限り完全に安全です。 このマニュアルでは完全に説明されていませんが、 プログラムが検出する微妙な点があります。 .Sh 設定ファイル .Fl f オプションが与えられたとき、 .Ar configfile の値を使ってディスクのパーティションテーブルを書換えることができます。 このファイルの構文はたいへん単純です。 各行はコメントか仕様のどちらかで、空白 (改行を除く) は無視されます。 .Bl -tag -width Ds .It Xo .Ic # .No Ar comment ... .Xc "#" で開始している行はコメントで無視されます。 .It Xo .Ic g .No Ar spec1 .No Ar spec2 .No Ar spec3 .Xc パーティション計算で使う BIOS ジオメトリを設定します。 前に文字を伴った数字で、三つの値を指定しなければいけません。 .Bl -tag -width Ds .Sm off .It Cm c No Ar num .Sm on シリンダの数を .Ar num に設定します。 .Sm off .It Cm h No Ar num .Sm on ヘッドの数を .Ar num に指定します。 .Sm off .It Cm s No Ar num .Sm on トラックあたりのセクタの数を .Ar num に設定します。 .El .Pp これらの指定はどんな順序でもよく、先頭の文字がどの値かを決定します; しかし、三つ全てを指定しなければなりません。 .Pp この行はパーティション情報を指定するどんな行よりも前に現れなくてはなりません。 .Pp 次の条件が真でなければ、エラーです: .Pp .nf 1 <= シリンダの数 1 <= ヘッドの数 <= 256 1 <= トラックあたりのセクタの数 < 64 .fi .Pp シリンダの数は 1024 以下でなければなりませんが、 しかしこれは強制されるものではなく、警告が出力されるでしょう。 ブート可能な .Bx Free パーティション ("/" ファイルシステム) は 最初の 1024 シリンダ以内に収まっていなといけません; もしそうでなければ、ブートに失敗するかもしれません。 ブートしないパーティションには、この制限はありません。 .Pp 1019 シリンダ、39 ヘッド、63 セクタのディスクの例 (これらの全てはみな等価): .Pp .nf g c1019 h39 s63 g h39 c1019 s63 g s63 h39 c1019 .fi .It Xo .Ic p .No Ar partition .No Ar type .No Ar start .No Ar length .Xc .Ar partition (1-4) で与えられたパーティションに、タイプ .Ar type 、開始セクタ .Ar start 、長さ (セクタ数) .Ar length を設定します。 .Pp これらの行で明示的に言及されたパーティションだけが変更されます; "p" 行で参照されていないパーティションは変更されません。 しかし、無効なパーティションテーブルがあるか、 .Fl i オプションが指定されているなら、 存在するパーティションエントリは全て取り除かれ (未使用の印がつけられ)、 パーティション情報を明示的に設定するのに、 "p" 行が使われなければなりません。 もし複数のパーティションを設定する必要があるなら、 複数の "p" 行が指定されなければなりません; 一つの行で一つのパーティションを設定します。 .Pp これらのパーティション行は、もしあればジオメトリ指定行の後に現れなければ なりません。 .Pp .Bx Free パーティションの .Ar type は 165 です。0 のパーティションタイプを指定すると、 パーティションを取り除き未使用の印をつけたのと同じことになります; しかし、("0" とかの) ダミーの値が .Ar start と .Ar length に指定されなければなりません。 .Pp 注: パーティションの開始オフセットはヘッド境界まで必要なら繰り上げられ、 終了オフセットはシリンダ境界まで必要なら繰り下げられます。 .Pp 例: パーティション 4 を取り除いて、未使用の印をつける: .Pp .nf p 4 0 0 0 .fi .Pp 例: パーティション 1 を .Bx Free パーティションであって、 セクタ 1 から始まって 2503871 セクタの長さに設定する (注: これらの値は、 対応するヘッドとシリンダ境界に繰り上げ/繰り下げられます): .Pp .nf p 1 165 1 2503871 .fi .It Xo .Ic a .No Ar partition .Xc .Ar partition パーティションをアクティブにします。 設定ファイルのどこに現われても構いませんが、 一つだけしか現われてはいけません。 .Pp 例: パーティション 1 をアクティブパーティションにします: .Pp .nf a 1 .fi .El .Pp .Sh 関連項目 .Xr disklabel 8 .Sh バグ プログラム全体をよりユーザフレンドリにするべきです。 .Pp このマニュアルを通して使われている術語 .Sq パーティション は、他で使われる術語に一致させるため、 本当は .Sq スライス であるべきです。 .Pp ディスク全体を .Bx Free に捧げるためには、このコマンドは使えません。 これには .Xr disklabel 8 コマンドを使わなればなりません。 diff --git a/ja/man/man8/ftpd.8 b/ja/man/man8/ftpd.8 index 7346b58fb1..5e23f0f3f9 100644 --- a/ja/man/man8/ftpd.8 +++ b/ja/man/man8/ftpd.8 @@ -1,465 +1,466 @@ .\" Copyright (c) 1985, 1988, 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)ftpd.8 8.2 (Berkeley) 4/19/94 -.\" %Id: ftpd.8,v 1.25 1999/01/12 14:09:14 asami Exp % -.\" jpman %Id: ftpd.8,v 1.3 1997/09/08 07:23:46 kuma Stab % +.\" %Id: ftpd.8,v 1.25.2.1 1999/05/04 19:46:55 ghelmer Exp % .\" +.\" jpman %Id: ftpd.8,v 1.3 1997/09/08 07:23:46 kuma Stab % .Dd April 19, 1994 .Dt FTPD 8 .Os BSD 4.2 .Sh 名称 .Nm ftpd .Nd インターネットファイル転送プロトコルサーバ .Sh 書式 .Nm ftpd .Op Fl dl +.Op Fl A .Op Fl D .Op Fl R .Op Fl S .Op Fl U .Op Fl T Ar maxtimeout .Op Fl t Ar timeout .Op Fl a Ar address .Op Fl p Ar file .Sh 解説 .Nm は、インターネットファイル転送プロトコルサーバプロセスです。 このサーバは .Tn TCP プロトコルを用いて、 .Dq ftp サービスに割り当てられたポートを listen() します。 .Dq ftp サービスについては、 .Xr services 5 を参照して下さい。 .Pp 利用可能なオプションは以下の通りです: .Bl -tag -width indent .It Fl d syslog の LOG_FTP のファシリティ (facility) を用いてデバッグ情報を出力します。 .It Fl l .Xr ftp 1 セッションそれぞれの結果を、成功も失敗もともども syslog の LOG_FTP のファシリティを用いて ログに残します。このオプションが 2 回指定されると、 retrieve (get), store (put), append, delete, make directory, remove directory, rename の各操作およびそれらの引数で指定された ファイル名も記録されます。 注意: LOG_FTP メッセージはデフォルトでは .Xr syslogd 8 によって表示されません。場合によっては .Xr syslogd 8 Ns の設定ファイルでそれを有効にしなければなりません。 .It Fl D このオプションがセットされると、 .Nm は制御端末を切り離してデーモンとなり、 FTP ポートへの接続要求を待ち、 子プロセスを生成して接続要求に対応します。 この方式は .Nm を .Xr inetd 8 から起動するよりオーバヘッドが少ないため、 処理量の多いサーバで負荷を低減するのに役立ちます。 .It Fl R このオプションがセットされると、 .Nm は、ユーザ操作のセキュリティチェックや PORT 要求の制限に関して 古き良き時代の振る舞いに戻ります。 現在では、 .Nm はリモートユーザのホストの非特権ポートに向けられた PORT コマンド だけを用います (これは FTP プロトコルの仕様に違反していますが、 いくつかのセキュリティホールを閉じることができます)。 .It Fl S このオプションがセットされると、 .Nm は匿名 (anonymous) による転送の全てについてのログを、ファイル .Pa /var/log/ftpd が存在する場合に限り、このファイルに残します。 .It Fl U 以前のバージョンの .Nm では、パッシブモードのクライアントがサーバにデータ接続を要求すると、 サーバは 1024 〜 4999 の範囲のデータポートを使用していました。 現在のバージョンでは、サーバはデフォルトでは 49152 〜 65535 の範囲の データポートを使用しますが、 このオプションを指定することにより、以前の振る舞いに戻ります。 .It Fl T クライアントは異なったタイムアウト秒数を要求することもできます。 .Fl T オプションにより、 .Ar タイムアウト までの最大待ち時間を設定できます。 デフォルトは 2 時間です。 .It Fl t 何も操作しないで放置した場合のタイムアウト時間を .Ar timeout 秒に設定します (デフォルトは 15 分)。 .It Fl a .Fl D オプションが指定されている場合、 .Ar address で指定されたアドレスに対する接続のみを許可します。 .It Fl p .Fl D オプションが指定されている場合、 デーモンのプロセス ID を .Ar file に書き出します。 .It Fl A 匿名 ftp アクセスのみ許可します。 .El .Pp ファイル .Pa /var/run/nologin は、ftp アクセスを拒否するのに使うことができます。 このファイルが存在する場合、 .Nm はそのファイルの内容を表示して終了します。 .Pa /etc/ftpwelcome ファイルが存在する場合、 .Nm は .Dq ready メッセージを表示する前にその内容を表示します。 もし .Pa /etc/ftpmotd ファイルが存在する場合、 ログイン成功後に .Nm はその内容を出力します。 使用される motd ファイルはログイン環境に対して相対であることに 注意してください。 つまり、匿名ユーザの場合には、 .Pa ~ftp/etc に存在することを意味じます。 .Pp この ftp サーバは、現在、以下の ftp リクエストをサポートしています。 リクエストの文字の大文字小文字の区別は無視されます。 .Bl -column "Request" -offset indent .It Sy リクエスト Ta Sy "説明" .It ABOR Ta "abort previous command" .It ACCT Ta "specify account (ignored)" .It ALLO Ta "allocate storage (vacuously)" .It APPE Ta "append to a file" .It CDUP Ta "change to parent of current working directory" .It CWD Ta "change working directory" .It DELE Ta "delete a file" .It HELP Ta "give help information" .It LIST Ta "give list files in a directory" Pq Dq Li "ls -lgA" .It MKD Ta "make a directory" .It MDTM Ta "show last modification time of file" .It MODE Ta "specify data transfer" Em mode .It NLST Ta "give name list of files in directory" .It NOOP Ta "do nothing" .It PASS Ta "specify password" .It PASV Ta "prepare for server-to-server transfer" .It PORT Ta "specify data connection port" .It PWD Ta "print the current working directory" .It QUIT Ta "terminate session" .It REST Ta "restart incomplete transfer" .It RETR Ta "retrieve a file" .It RMD Ta "remove a directory" .It RNFR Ta "specify rename-from file name" .It RNTO Ta "specify rename-to file name" .It SITE Ta "non-standard commands (see next section)" .It SIZE Ta "return size of file" .It STAT Ta "return status of server" .It STOR Ta "store a file" .It STOU Ta "store a file with a unique name" .It STRU Ta "specify data transfer" Em structure .It SYST Ta "show operating system type of server system" .It TYPE Ta "specify data transfer" Em type .It USER Ta "specify user name" .It XCUP Ta "change to parent of current working directory (deprecated)" .It XCWD Ta "change working directory (deprecated)" .It XMKD Ta "make a directory (deprecated)" .It XPWD Ta "print the current working directory (deprecated)" .It XRMD Ta "remove a directory (deprecated)" .El .Pp 以下に示した非標準コマンドあるいは .Tn UNIX に特有のコマンドが、SITE リクエストでサポートされています。 .Pp .Bl -column Request -offset indent .It Sy リクエスト Ta Sy 説明 .It UMASK Ta change umask, e.g. ``SITE UMASK 002'' .It IDLE Ta set idle-timer, e.g. ``SITE IDLE 60'' .It CHMOD Ta "change mode of a file, e.g. ``SITE CHMOD 755 filename''" .It HELP Ta give help information. .El .Pp Internet RFC 959 で規定されている ftp リクエストのうちの、これ以外のものは 解釈はされますがインプリメントされていません。 MDTM および SIZE は RFC 959 では規定されていませんが、次に改訂される FTP RFC には登場するでしょう。 .Pp ftp サーバがアクティブなファイル転送を中断するのは、ABOR コマンドの前に、 Telnet "Interrupt Process" (IP) シグナルか Telnet "Synch" シグナルが Telnet ストリーム内にある場合だけです。 これは Internet RFC 959 に記述されています。 もし、データの転送中に STAT コマンドを受けとり、その前に Telnet IP や Synch があった場合、転送ステータスが返されます。 .Pp .Nm は、 .Xr csh 1 で使われているファイル名展開を解釈します。これにより、 ユーザはメタキャラクタ .Dq Li \&*?[]{}~ を利用できます。 .Pp .Nm は、5 つのルールに従ってユーザの認証を行います。 .Pp .Bl -enum -offset indent .It ログイン名はパスワードデータベース になければならず、空のパスワードであってはいけません。 この場合、あらゆるファイルの操作に先だって、クライアント側からパスワードが 提供されていなければなりません。ユーザが S/Key のキーを持っている場合は、 USER コマンドが成功した際の応答には S/Key チャレンジを含めて送られます。 クライアントは、それに対して PASS コマンドを使って応答する際に、 通常のパスワードか S/Key のワンタイムパスワードのどちらをつけて応答 するかを選択できます。サーバはどちらのパスワードを受け取ったかを自動的に 判定し、それに応じて認証を試みます。S/Key の認証に関する詳細は .Xr key 1 を参照して下さい。S/Key は Bellcore 社の商標です。 .It ログイン名はファイル .Pa /etc/ftpusers に載っていてはいけません。 .It ログイン名はファイル .Pa /etc/ftpusers で指定されているグループのメンバであってはいけません。 このファイルでグループ名として解釈されるエントリの先頭には アットマーク .Ql \&@ が付きます。 .It ユーザは .Xr getusershell 3 が返す標準のシェルを持っていなければなりません。 .It ユーザ名がファイル .Pa /etc/ftpchroot に載っているか、そのファイルにあるグループエントリ (つまり .Ql \&@ で始まるエントリ) のメンバである場合、アカウント .Dq anonymous や .Dq ftp と同様、 .Xr chroot 2 によって、 そのセッションのルートディレクトリが ユーザのログインディレクトリに変ります (次の項目を参照して下さい)。 この機能は、 .Xr login.conf 5 でブール型フラグ "ftp-chroot" をオンにしても有効になります。 しかし、ユーザは依然、パスワードを与える必要があります。 この特徴は、完全に匿名 (anonymous) なアカウントと 完全な特権のあるアカウントの間での妥協的な利用のためのものです。 このアカウントは匿名アカウントで設定するのと同様に設定されていなければ なりません。 .It もしユーザ名が .Dq anonymous または .Dq ftp の場合は、匿名の ftp アカウントがパスワードファイル (ユーザ .Dq ftp ) で提供されていなければなりません。 この場合、ユーザはどのようなパスワードでもログインを許可されます (慣習としては ユーザの email アドレスをパスワードとして用いることになっています)。 .Fl S オプションがセットされていると、全ての転送操作も記録されます。 .El .Pp 最後のケースの場合、 .Nm は特別な手段でクライアントのアクセス権を制限します。 サーバは .Dq ftp ユーザのホームディレクトリへ .Xr chroot 2 します。 システムのセキュリティが侵害されないために、 .Dq ftp サブツリーは、以下の規則に従って慎重に構築することを推奨します。 .Bl -tag -width "~ftp/pub" -offset indent .It Pa ~ftp ホームディレクトリは .Dq root の所有とし、誰も書き込みできないようにします。 .It Pa ~ftp/bin このディレクトリは .Dq root の所有とし、誰も書き込みできないようにします (モード 555)。 list コマンドのサポートのため、ここに .Xr ls 1 プログラムを置くことが必要です。 このプログラムのモードは 111 とすべきです。 .It Pa ~ftp/etc このディレクトリは .Dq root の所有とし、誰も書き込みできないようにします (モード 555)。 .Xr ls が所有者を数字でなく名前で表示できるようにするために、 ファイル pwd.db ( .Xr passwd 5 参照) 及び .Xr group 5 が必要です。 ファイル .Xr passwd 中のパスワードは使用されませんので、本当のパスワードを入れてはいけません。 ファイル .Pa ftpmotd が存在すると、ログイン成功後、その内容が表示されます。 このファイルのモードは 444 とすべきです。 .It Pa ~ftp/pub このディレクトリのモードは 777、所有者は .Dq ftp とします。 ゲストユーザは、このディレクトリ中にあって匿名アカウントで アクセス可能なファイルをアクセスします。 .El .Pp システムに複数の IP アドレスがある場合、 .Nm は仮想ホストの概念をサポートします。 仮想ホストは、複数の匿名 ftp 領域それぞれを別々のインターネットアドレス に割り当てる機能を提供します。 ファイル .Pa /etc/ftphosts は各仮想ホストに関連した情報を保持します。 各ホストはそれぞれの行で定義され、 各行は空白で区切ったいくつかのフィールドからなります: .Bl -tag -offset indent -width hostname .It hostname 仮想ホストのホスト名あるいは IP アドレス。 .It user システムのパスワードファイル中のユーザレコードを含みます。 普通の匿名 ftp と同様に、このユーザのアクセス UID, GID および グループによって匿名 ftp 領域のファイルアクセス権が決まります。 匿名 ftp 領域 (ログイン時にユーザが chroot するディレクトリ) は、 そのアカウントに対するホームディレクトリとして決定されます。 他の ftp アカウントのユーザ ID およびグループも、 標準 ftp ユーザと同じであって構いません。 .It statfile 全てのファイル転送のログが記録されるファイル。デフォルトでは .Pa /var/log/ftpd です。 .It welcome サーバがプロンプトを出す前に表示される welcome メッセージ。デフォルトでは .Pa /etc/ftpwelcome です。 .It motd このファイル内容はユーザがログインした後に表示されます。デフォルトでは .Pa /etc/ftpmotd です。 .El .Pp 文字 '#' で開始する行は無視されますので、コメントを含むことが可能です。 .Pp プライマリ IP アドレスあるいはホスト名に対する仮想ホストを定義すると、 そのアドレスへの ftp ログインのデフォルト値が変更されます。 \&'user', 'statfile', 'welcome', 'motd' の各フィールドは デフォルト値を用いる場合、ブランクのままもしくはハイフン一つ \&'-' と しても構いません。 .Pp いかなる匿名ログインの設定についても言えることですが、 設定と保守には十分に注意を払い、セキュリティ上の問題をきたさないよう 防御しなければなりません。 .Pp .Em FTPD_INTERNAL_LS オプションをつけてコンパイルすると、 .Nm はリモートからのファイル一覧表示要求に対応するための内部サポートを用意し、 chroot された環境でもそれ以外でも .Pa /bin/ls を実行しなくなります。 この場合、 .Pa ~/bin/ls の実行形式ファイルは chroot されたディレクトリになくてよく、 .Pa ~/bin ディレクトリも存在する必要はありません。 このサポートは、 .Pa /etc/make.conf あるいはシェルの環境で .Em INTERNAL_LS 変数を設定して ftpd を作成することで追加されます。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /etc/ftpwelcome -compact .It Pa /etc/ftpusers 歓迎されない/制限を受けるユーザのリスト。 .It Pa /etc/ftpchroot chroot される一般ユーザのリスト。 .It Pa /etc/ftphosts 仮想ホストのための設定ファイル .It Pa /etc/ftpwelcome welcome メッセージ。 .It Pa /etc/ftpmotd login 後の welcome メッセージ。 .It Pa /var/run/nologin 内容を表示し、アクセスを拒否します。 .It Pa /var/log/ftpd 匿名による転送のログファイル。 .El .Sh 関連項目 .Xr ftp 1 , .Xr key 1 , .Xr getusershell 3 , .Xr login.conf 5 , .Xr inetd 8 , .Xr syslogd 8 .Sh バグ 特権ポート番号を用いてソケットを作成するために、 ftpd はスーパーユーザの権限で実行させて下さい。 サーバはログインユーザの実効ユーザ ID を保持しておき、 アドレスをソケットにバインドする場合にのみスーパユーザの権限を使います。 考えられるセキュリティホールについてはかなり詳細にわたって調べ込みをおこないましたが、 それでも不完全かもしれません。 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .Bx 4.2 から登場しました。 diff --git a/ja/man/man8/inetd.8 b/ja/man/man8/inetd.8 index 3a90e6c3f6..9d6d856bbe 100644 --- a/ja/man/man8/inetd.8 +++ b/ja/man/man8/inetd.8 @@ -1,525 +1,538 @@ .\" Copyright (c) 1985, 1991, 1993, 1994 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" from: @(#)inetd.8 8.3 (Berkeley) 4/13/94 -.\" %Id: inetd.8,v 1.22 1998/06/10 12:34:25 phk Exp % -.\" jpman %Id: inetd.8,v 1.2 1997/05/16 07:22:24 yugawa Stab % +.\" %Id: inetd.8,v 1.22.2.1 1999/05/01 22:01:52 obrien Exp % .\" +.\" jpman %Id: inetd.8,v 1.2 1997/05/16 07:22:24 yugawa Stab % .Dd February 7, 1996 .Dt INETD 8 .Os BSD 4.4 .Sh 名称 .Nm inetd .Nd インターネット .Dq スーパサーバ .Sh 書式 .Nm inetd .Op Fl d .Op Fl l .Op Fl c Ar maximum .Op Fl C Ar rate .Op Fl a Ar address .Op Fl p Ar filename .Op Fl R Ar rate .Op Ar configuration file .Sh 解説 .Nm は、ブート時に .Pa /etc/rc の中で起動されます( .Xr rc 8 参照)。起動されると、 .Nm は定められたインターネットソケットを監視し、接続要求を待ちます。 監視しているソケットに対して接続要求が出されると、 .Nm はそのソケットに対応したサービスを 判定し、サービスを提供するプログラムを起動します。 サーバプログラムはサービスソケットを標準入力・標準出力・ エラー出力として起動されます。 サービスプログラムが完了すると、 .Nm は再びソケットの監視を行ないます(後述するような例外もあります)。 .Nm を用いれば 1 つのデーモンで 複数のサービスプログラムを起動することができるので、 システムの負荷を軽減することができます。 .Pp .Nm は、起動時に以下のオプションを指定できます。 .Bl -tag -width indent .It Fl d デバッグモードにします。 .It Fl l ログをとります。 .It Fl c Ar maximum 起動可能なサービスのデフォルトにおける最大値を指定します。 サービスごとに指定される "max-child" パラメータによって上書きされ得ます。 .It Fl C Ar rate 1 分間に単一の IP アドレスから起動されるサービスのデフォルトにおける最大値 を指定します。 デフォルトは未設定です。 サービスごとに指定される "max-connections-per-ip-per-minute" パラメータによって上書きされ得ます。 .It Fl R Ar rate 1 分間に起動できる最大のサービス数を指定します。デフォルトは 256 です。 .It Fl a 監視する IP アドレスを指定します。 .It Fl p デフォルトとは異なるプロセス ID を保持するファイルを指定します。 .El .Pp .Nm は実行時に設定情報を設定ファイルから読み込みます。 デフォルトでは設定ファイルは .Pa /etc/inetd.conf です。 設定ファイルの各フィールドにはエントリが 1 つなければなりません。 各フィールドのエントリはタブやスペースで区切ります。 コメントは行頭に ``#'' をつけます。 設定ファイルのフィールドは以下のものからなります: .Pp .Bd -unfilled -offset indent -compact サービス名 ソケットタイプ プロトコル {wait|nowait}[/最大子プロセス数[/IPあたりの分あたりの最大接続数]] ユーザ名[:クループ名][/ログインクラス名] サーバプログラム名 サーバプログラム引数 .Ed .Pp .No Tn "ONC RPC" ベースのサービスを記述する場合には、以下のエントリを記述します。 .Pp .Bd -unfilled -offset indent -compact サービス名/バージョン ソケットタイプ RPC/プロトコル ユーザ名 サーバプログラム名 サーバプログラム引数 .Ed .Pp .Nm が起動することのできるサービスは 2 種類あります。 1 つは標準で、もう 1 つは TCPMUX です。 標準サービスには割り当てられた well-known ポートがあります。 これは公式のインターネット標準を実装したサービスや BSD 特有のサービスです。 .Tn RFC 1078 に書かれているように、TCPMUX は非標準サービスであり、 well-known ポートが割り当てられていません。 そういった非標準サービスは、あるプログラムが .Dq tcpmux well-known ポートに接続してそのサービス名を指定したとき、 .Nm によって起動されます。 この機能はローカルに開発されたサーバを追加するときに 便利です。 TCPMUX リクエストが受理されるのは、 TCPMUX ベースのサーバに至るまでにおいて、 マルチプレクササービス自身が有効にされているときのみです。 後述の内部サービスに関する議論を参照してください。 .Pp .Em サービス名 のエントリには、 .Pa /etc/services ファイルに記述されているサービス名が記述されます。 .Dq 内部 サービス (後述) については、 名前としてそのサービスのオフィシャル名 (すなわち .Pa /etc/services 内の最初のエントリ)を指定 .Em しなければなりません。 .No Tn "ONC RPC" ベースのサービスを指定するためには、このフィールドは .Pa /etc/rpc に書かれた有効な RPC サービス名でなければなりません。 .Dq / の右の部分が RPC のバージョン番号です。バージョン番号は、 数字もしくは、バージョンの幅(レンジ)で指定します。 幅を指定する場合は低い番号から高い番号を指定します。たとえば .Dq rusers/1-3 のように記述します。 TCPMUX サービスでは、 .Em サービス名 のフィールドは、文字列 .Dq tcpmux 、スラッシュ、そしてローカルに選ばれたサービス名から なります。 .Pa /etc/services に書かれたサービス名と .Dq help は予約済であり、ローカルなサービス名には使用できません。 TCPMUX サービスのためにユニークな名前をつけるには、 頭に組織名をつけ、末尾にバージョン番号をつけるとよいでしょう。 .Pp .Em ソケットタイプ のエントリは、 .Dq stream , .Dq dgram , .Dq raw , .Dq rdm , .Dq seqpacket のいずれかである必要があります。それぞれ、ソケットが stream, datagram, raw, reliably delivered message, sequenced packet socket である場合に対応しています。 TCPMUX サービスは .Dq stream を使わなければなりません。 .Pp .Em プロトコル のエントリには、 .Pa /etc/protocols に記述されている有効なプロトコル名が記述されます。 例えば .Dq tcp や .Dq udp などです。 サービスが T/TCP 経由で到達可能とするためには、 .Dq tcp/ttcp を指定する必要があります。 RPC ベースのサービスの場合、 .Dq rpc/tcp や .Dq rpc/udp のような指定になります。 TCPMUX サービスは .Dq tcp を使わなければなりません。 .Pp .Em wait/nowait エントリは、 .Nm によって起動されたサーバがサービスアクセスポイントに 関連付けられたソケットを引き継ぐかどうか、すなわちサーバが終了するまで .Nm が新しいサービス要求を監視するのを待つ必要があるか否かを 指定します。 datagram サーバは、特定のサービスアドレスと結び付いた datagram ソケットで毎回起動されるため、 .Dq wait を使わなければなりません。こういったサーバは、終了する前に少なくとも 1 データグラムをソケットから読まなければなりません。 もし datagram サーバが相手に接続したときソケットを 開放するなら、 .Nm はソケットに対するメッセージをさらに受けることができます。 このようなサーバは .Dq マルチスレッド サーバと呼ばれます。 サーバはソケットから datagram を 1 つ読み込み、相手に接続する新しい ソケットをつくります。 サーバは fork() を行い、親プロセス側は終了なければいけません。 これにより .Nm は新しいサービス要求をチェックし、新しいサーバを起動することが できるようになります。 入って来る全ての datagram を処理し、 時間切れまで動作する datagram サーバは、 .Dq シングルスレッド サーバと呼ばれます。 .Xr comsat 8 , .Pq Xr biff 1 , .Xr talkd 8 は後者のタイプの datagram サーバの例です。 .Xr tftpd 8 はマルチスレッドで動く datagram サーバの例です。 .Pp stream ソケットを使うサーバは一般にマルチスレッドで動き .Dq nowait エントリを使います。 こういったサーバへの接続要求は .Nm で受け付けられ、新たに受理し、クライアントにつながった ソケットのみがサーバに与えられます。 多くの stream ベースのサービスはこのように行われます。 .Dq wait エントリを使う stream ベースのサーバは、 サービスのソケットを監視し、少なくとも 1 つの接続要求を受け入れてから 終了しなければなりません。 そういったサーバは通常、時間切れとなるまで、入って来る要求を 受け付け処理します。 TCPMUX サービスは .Dq nowait を使わなければなりません。 .Pp ``nowait'' サービスの子プロセス(あるいは ``スレッド'')の最大数は、 ``nowait'' キーワードの後に ``/'' と数字を付け加えることで指定できます。 通常(あるいはゼロが指定された場合)、子プロセスの数に制限はありません。 一方、最大数に達すると、それ以降の接続要求は、存在する子プロセスが終了するまで 待ち行列に蓄えられます。これは、``wait'' モードでも同様ですが、通常は 1 (デフォルトの値)以外は意味がありません。 指定した IP アドレスからの 1 分あたりの最大接続数を指定することも可能です。 この場合、``/'' および最大子プロセス数を指定します。 最大値に達っした場合、指定した IP アドレスからの接続は、 この 1 分が経過するまで、落とされます。 .Pp .Em ユーザ名 エントリには、サーバを実行するユーザ名を書きます。 これによりサーバを root よりも低い権限で実行できます。 オプションの .Em グループ名 部分は ``:'' で分けられ、 このユーザのデフォルトグループ以外のグループ名を指定可能です。 オプションの .Em ログインクラス名 部分は ``/'' で分けられ、 デフォルトの ``daemon'' 以外のログインクラス名を指定可能です。 .Pp .Em サーバプログラム名 のエントリには、ソケットに要求があったとき .Nm が起動し、当該エントリのサービスを提供する サーバプログラムのパス名を指定します。 .Nm 内にすでに実装されているサービスを提供する場合には、サーバプログラムとして .Dq internal を指定します。 .Pp .Em サーバプログラム引数 のエントリは、サーバを起動する際の引数を、サーバプログラムの起動文字列 である argv[0] を含めて記述します。 .Nm 内に実装されているサービスを提供する場合には、サーバプログラム引数 として .Dq internal を指定します。 .Pp .Nm は、内蔵ルーチンを用いて簡単なサービスを自身で提供します。 これらのサービスとは .Dq echo , .Dq discard , .Dq chargen (文字生成), .Dq daytime (人間が読む形式で時間を出力します), .Dq time (機械可読形式の時間。1900 年 1 月 1 日 0 時からの経過秒数を出力します) です。 これらのサービスは TCP と UDP バージョンのいずれでも利用できます。 UDP バージョンは返事のポートとして内部サービスに相当するポートを 要求されたとき、サービスを拒否します。 (これはループ攻撃に対する防護です。リモート IP アドレスは記録されます。) これらのサービスの詳細については適当な .Tn RFC ドキュメントを参照して下さい。 .Pp TCPMUX のデマルチプレクスサービスもまた内部サービスとして実装されています。 TCPMUX ベースのサービスを動作させるためには、以下の行を .Pa inetd.conf に含む必要があります: .Bd -literal -offset indent tcpmux stream tcp nowait root internal .Ed .Pp .Fl l オプションが指定された場合、 .Nm は、 .Xr accept 2 が終了した時点で、選択されたサービスと要求を発したリモートの IP 番号を syslog に記録します。 .Pp .Dv SIGHUP を受けとると、 .Nm は、設定ファイルを再度読み込みます。設定ファイルを 再読み込みするとき、サービスを追加、削除、変更できます。 デバッグモードで起動された場合をのぞき、 .Nm は再設定を容易にするために、プロセス ID を .Pa /var/run/inetd.pid に記録します。 +.Pp +TCP Wrappers サポートが提供されています; +関連する文書 ( +.Xr hosts_access 5 +) を参照してください。この機能は組み込みであるため、 +.Pa tcpd +デーモンは不要です。これにより、「内部」サービスも包むことができます。 .Sh TCPMUX .Pp .Tn RFC 1078 は TCPMUX プロトコルについて述べています。 「 TCP クライアントは他のホストに TCP ポート番号 1 で接続します。 クライアントは、サービス名にを付加して送ります。 サービス名は大文字/小文字を区別しません。 サーバは、肯定(+)もしくは否定(\-)を表す 1 文字を返します。 + あるいは \- のすぐ後にメッセージが続く場合があります。 返答は で終わります。もし返答が肯定で あれば、選択されたプロトコルが開始されます。 そうでなければ接続は切られます。」 プログラムにはファイルディスクプリタ 0 と 1 で TCP コネクションが 渡されます。 .Pp TCPMUX サービス名が ``+'' で始まっているとき、 .Nm は、プログラムに肯定返答(+)を返します。 これによって、 特別なサーバコードを追加することなく 標準入出力を使うプログラムを起動することができます。 .Pp 特別なサービス名である .Dq help により、 .Nm は .Pa inetd.conf にある TCPMUX サービスの一覧を出力します。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /var/run/inetd.pid -compact .It Pa /etc/inetd.conf 設定ファイル .It Pa /etc/rpc サービス名を RPC プログラム番号に変換するテーブル .It Pa /etc/services サービス名をポート番号に変換するテーブル .It Pa /var/run/inetd.pid 現在実行中の .Nm の pid .El .Sh 使用例 .Pp 次に、いくつかのサービスについて サービスエントリの 例を挙げておきます。 .Bd -literal ftp stream tcp nowait root /usr/libexec/ftpd ftpd -l ntalk dgram udp wait root /usr/libexec/ntalkd ntalkd tcpmux/+date stream tcp nowait guest /bin/date date tcpmux/phonebook stream tcp nowait guest /usr/local/bin/phonebook phonebook rstatd/1-3 dgram rpc/udp wait root /usr/libexec/rpc.rstatd rpc.rstatd .Ed .Sh エラーメッセージ .Nm サーバは、 .Xr syslog 3 を使ってエラーメッセージを記録します。 重要なエラーメッセージと その説明は以下の通りです。 .Pp .Bl -ohang -compact .It Xo .Ar service Ns / Ns Ar protocol .No " server failing (looping), service terminated." .Xc 直前の 1 分間に、そのサービスについての要求数が制限に達しました。 不完全なプログラムや悪意のあるユーザがシステムを ハングアップさせないために、このような制限が設けられています。 このメッセージが出力される理由はいくつかあります。 .Bl -enum -offset indent .It 短時間の間に多くのホストがこのサービスを要求している。 .It 不完全なクライアントプログラムがサービスを 頻繁に要求しすぎている。 .It 悪意あるユーザがあるプログラムを起動し、 サービスが '拒否' されるように攻撃している。 .It 起動されたサービスプログラムにエラーがあり、 クライアントがすぐにリトライを起こしてしまう。 .El .Pp .Fl R Ar rate オプションを使うと、制限を変えることができます。 制限に達したとき、10 分経つとサービスは自動的に 再許可されます。 .Pp .It Xo .Ar service Ns / Ns Ar protocol : .No \&No such user .Ar user , .No service ignored .Xc .It Xo .Ar service Ns / Ns Ar protocol : .No getpwnam : .Ar user : .No \&No such user .Xc .Xr passwd 5 データベースに .Ar user のエントリーがありません。 最初のメッセージは .Nm が設定ファイルを(再度)読み込むときに出されます。 2 つ目のメッセージは、サービスが呼び出されたときに 出されます。 .Pp .It Xo .Ar service : .No can't set uid .Ar uid .Xc .It Xo .Ar service : .No can't set gid .Ar gid .Xc .Ar user フィールドのユーザ ID もしくは グループ IDが 無効です。 .Pp .It "setsockopt(SO_PRIVSTATE): Operation not supported" .Nm はそのソケットに設定されている特権状態を放棄しようとしましたが、 失敗しました。 .El .Sh 関連項目 +.Xr hosts_access 5 , +.Xr hosts_options 5 , .Xr login.conf 5 , .Xr passwd 5 , .Xr rpc 5 , .Xr services 5 , .Xr comsat 8 , .Xr fingerd 8 , .Xr ftpd 8 , .Xr portmap 8 , .Xr rexecd 8 , .Xr rlogind 8 , .Xr rshd 8 , .Xr telnetd 8 , .Xr tftpd 8 , .Sh 歴史 .Nm コマンドは .Bx 4.3 から登場しました。 TCPMUX は Mark Lottor によるコードとドキュメントを元にしています。 .Tn "ONC RPC" ベースのサービスのサポートは、 .Tn SunOS 4.1 が供給されてから、 それにならって作られました。 +.Tn FreeBSD +の TCP Wrappers サポートが最初に登場したのは +.Fx 3.2 +です。 diff --git a/ja/man/man8/natd.8 b/ja/man/man8/natd.8 index 56380528a6..3409533462 100644 --- a/ja/man/man8/natd.8 +++ b/ja/man/man8/natd.8 @@ -1,462 +1,462 @@ .\" manual page [] for natd 1.4 -.\" %Id: natd.8,v 1.16.2.1 1999/03/24 17:12:59 brian Exp % +.\" %Id: natd.8,v 1.16.2.2 1999/05/04 12:12:01 kris Exp % .\" jpman %Id% .Dd 15 April 1997 .Os FreeBSD .Dt NATD 8 .Sh 名称 .Nm natd .Nd ネットワークアドレス変換デーモン .Sh 書式 .Nm .Op Fl ldsmvu .Op Fl dynamic .Op Fl i Ar inport .Op Fl o Ar outport .Op Fl p Ar port .Op Fl a Ar address .Op Fl n Ar interface .Op Fl f Ar configfile .Nm .Op Fl log .Op Fl deny_incoming .Op Fl log_denied .Op Fl use_sockets .Op Fl same_ports .Op Fl verbose .Op Fl log_facility Ar facility_name .Op Fl unregistered_only .Op Fl dynamic .Op Fl inport Ar inport .Op Fl outport Ar outport .Op Fl port Ar port .Op Fl alias_address Ar address .Op Fl interface Ar interface .Op Fl config Ar configfile .Op Fl redirect_port Ar linkspec .Op Fl redirect_address Ar localIP publicIP .Op Fl reverse .Op Fl proxy_only .Op Fl proxy_rule Ar proxyspec .Op Fl pptpalias Ar localIP .Sh 解説 このプログラムは、FreeBSD における .Xr divert 4 ソケットと共に用いることによって、ネットワークアドレスの変換を 行います。 -コマンドラインオプションのほとんどは、1 文字の短縮形か、長い表記が -利用できます。 -見る人がはっきりと理解しやすいように、長い表記を使うことが -推奨されています。 +このプログラムは、複数の NIC とともに使用することを意図しています - +PPP リンク上で NAT を行いたい場合、 +.Xr ppp 8 +の -alias スイッチを使用してください。 .Pp .Nm natd は通常、デーモンとしてバックグラウンドで実行します。 .Nm はマシンに入ってくるパケット、またはマシンから出て行くパケットを 生 (raw) のまま扱い、場合により IP パケットストリームに 再び送り出す前に手を加えます。 .Pp .Nm natd は他のホストへ向かうすべてのパケットについて、発信元 IP アドレスを 現在のマシンのものにする、という変換を行います。 このように変換された各パケットについて、変換内容を記録するために 内部テーブルエントリが作成されます。 発信元ポート番号も、パケットに適用したテーブルエントリを示すように 変更されます。 現在のホストの、対象となる IP アドレスを使ったパケットが受信されると、 この内部テーブルがチェックされます。 エントリが見つかると、パケットに正しい対象 IP アドレスとポート番号を 入れるのに利用されます。 .Pp 以下のコマンドラインオプションが利用できます。 .Bl -tag -width Fl .It Fl log | l 様々な alias の統計や情報をファイル .Pa /var/log/alias.log に記録します。このファイルは natd が起動されるたびに切りつめられます。 .It Fl deny_incoming | d 現在の IP アドレスへ向かうパケットのうち、内部変換テーブルに エントリの無いものを拒否します。 .It Fl log_denied 拒否した入力パケットを syslog を介してログします (log_facility を参照してください)。 .It Fl log_facility Ar facility_name syslog を介して情報をログするときに、指定したログファシリティを使用します。 ファシリティ名は .Xr syslog.conf 5 にある通りです。 .It Fl use_sockets | s FTP data コネクションや IRC DCC send コネクションを確立するのに .Xr socket 2 を割り当てます。このオプションはよりシステムリソースを消費しますが、 ポート番号が衝突する場合でもコネクションが成功することを保証します。 .It Fl same_ports | m 出て行くパケットを変換する時に、できるだけポート番号を同じまま 保つようにします。このオプションにより、RPC のようなプロトコルが うまく働く可能性があがります。ポート番号を維持することができない時には、 暗黙のうちに通常と同じ方法で変換されます。 .It Fl verbose | v 起動時に .Xr fork 2 や .Xr daemon 3 を呼び出しません。よって、制御端末から切り離されずに、標準出力に すべてのパケット変換を表示します。このオプションはデバッグの目的に のみ用いるべきです。 .It Fl unregistered_only | u 登録されていない発信元アドレスを伴う出て行くパケットのみを変換します。 rfc 1918 によれば、登録されていない発信元アドレスは 10.0.0.0/8 と 172.16.0.0/12 と 192.168.0.0/16 となっています。 .It Fl redirect_port Ar proto targetIP:targetPORT [aliasIP:]aliasPORT [remoteIP[:remotePORT]] 指定されたポートに入ってくるコネクションを別のホストとポートに リダイレクトします。 proto は tcp または udp、 targetPORT は希望する対象ポート番号、 aliasPORT は (クライアントが) 要求するポート番号、 aliasIP は alias を行うアドレスです。 remoteIP と remotePORT は、必要な場合により正確なコネクションを 指定するのに利用できます。 例えば、 .Ar tcp inside1:telnet 6666 という引数は、このマシンのポート 6666 に向けられた tcp パケットが マシン inside1 の telnet ポートに送られることを示しています。 .It Fl redirect_address Ar localIP publicIP 公式な IP アドレスへのパケットの流れを、ローカルネットワーク内の マシンにリダイレクトします。この機能は "静的 NAT (static NAT)" と 呼ばれています。 静的 NAT はあなたの ISP が IP アドレスの小さなブロックをあなたに 割り当てた時に、単一のアドレスとして用いるのにも利用できます: redirect_address 10.0.0.8 0.0.0.0 上記のコマンドは入ってくすべてのパケットをマシン 10.0.0.8 に リダイレクトします。 下記のように、いくつかのアドレス alias が同一の公式アドレスを 示すように指定すると、 redirect_address 192.168.0.2 public_addr redirect_address 192.168.0.3 public_addr redirect_address 192.168.0.4 public_addr 入ってくるパケットの流れは最後に変換されたローカルアドレス (192.168.0.4) に向けられますが、最初の二つのアドレスの出て行く パケットの流れは指定された公式アドレスへの alias のままになります。 .It Fl dynamic .Fl n オプションや .Fl interface オプションが用いられると、 .Nm は 指定された .Ar interface へルーティングする変換ソケットを監視します。 .\" (訳注) kuriyama@opt.phys.waseda.ac.jp (Nov 29 1997) .\" 上の訳はどうも意味が通らない。原文は以下の通り。誰か直して。 .\" .Nm .\" will monitor the routing socket for alterations to the .\" .Ar interface .\" passed. .\" (訳注2) kuriyama@opt.phys.waseda.ac.jp (Jan 4 1998) .\" ちょっと直してみたけどまだ不満。 インタフェースの IP アドレスが変化すると、 .Nm は alias アドレスを動的に変更します。 .It Fl i | inport Ar inport すべてのパケットをマシンに入ってくるものとして扱い、 .Ar inport から読み込み、 .Ar inport へ書き出します。 .It Fl o | outport Ar outport すべてのパケットをマシンから出て行くものとして扱い、 .Ar outport から読み込み、 .Ar outport へ書き出します。 .It Fl p | port Ar port .Xr divert 4 によって指定されたルールを用いてパケットを識別し、入ってくるパケットを .Ar port から読み、出て行くパケットを .Ar port へ書き出します。 .Ar port が数字でない場合、関数 .Xr getservbyname 3 を用いて .Pa /etc/services データベースが検索されます。 このフラグが指定されない時には、デフォルトとして natd という名前の divert ポートが用いられます。 .Pa /etc/services データベースのエントリの例としては以下のようになります: natd 8668/divert # Network Address Translation socket より詳しい説明は、 .Xr services 5 を参照してください。 .It Fl a | alias_address Ar address alias アドレスとして .Ar address を用います。このオプションが指定されない場合は、 .Fl n オプションか .Fl interface オプションが指定されなければなりません。 指定されたアドレスは、 公開されたネットワークインタフェースに割当てられたアドレスである 必要があります。 .Pp このアドレスのインタフェースを通って出る全データのソースアドレスは .Ar address に書換えられます。 外部からこのインタフェースに到着する全データは、 既に alias された外向け接続にマッチするかどうかチェックされます。 マッチする場合、パケットはそれぞれ変換されます。 マッチしない場合、 .Fl redirect_port と .Fl redirect_address の割り当てをチェックしそれぞれの動作を行います。 他の動作が行えない場合かつ .Fl deny_incoming が指定されていない場合、 パケットに指定された通りに パケットはローカルのマシンのポートに配送されます。 .It Fl n | interface Ar interface alias アドレスを決めるのに、 .Ar interface を用います。 .Ar interface に関連づけられた IP アドレスが変化する可能性がある場合には、 .Fl dynamic フラグも指定されるべきです。 .Pp 指定された .Ar interface は公開されたネットワークインタフェースである必要があります。 .It Fl f | config Ar configfile .Ar configfile から設定を読み込みます。 .Ar configfile はオプションのリストを含み、上記のコマンドラインフラグの長い表記と 同じ物が 1 行ずつ入ります。例えば、 alias_address 158.152.17.1 という行は alias アドレスに 158.152.17.1 を指定します。 設定ファイル内では、引数を持たないオプションは .Ar yes か .Ar no を伴って指定されます。例えば、 log yes は .Fl log と同じ意味になります。空行と '#' で始まる行は無視されます。 .It Fl reverse natd の逆操作です。 出力トラフィックがローカルマシンにリダイレクトされ、 natd が入力インタフェースで走行している (通常は出力インタフェースで走行します) といった、透過プロキシを実行している状況で有用な場合があります。 .It Fl proxy_only natd が透過プロキシのみを実行するよう強制します。 通常のアドレス変換は実行されません。 .It Fl proxy_rule Ar [type encode_ip_hdr|encode_tcp_stream] port xxxx server a.b.c.d:yyyy 透過プロキシを有効にします。 指定したポートのパケットでこのホストから他のホストへ向かうものは、 指定したサーバのポートへリダイレクトされます。 オプションとして、元の宛先アドレスがパケットにエンコードされます。 .Dq encode_ip_hdr は、この情報を IP オプションフィールドに置きます。 .Dq encode_tcp_stream は、このデータを TCP ストリームの先頭に挿入します。 .It Fl pptpalias Ar localIP PPTP パケットが指定した localIP アドレスに行くことを許可します。 PPTP は、VPN または安全な IP トンネル技術であり、 最初に Microsoft が開発しました。 暗号化したトラフィック用に、 GRE (47) と呼ばれる古い IP カプセル化プロトコルを使用します。 この natd オプションは、 このプロトコルのすべてのトラフィックを単一の指定した IP アドレスに変換します。 これにより、 単一のクライアントまたは単一のサーバに対するサービスを natd が許可します。 サーバを設定する場合、 PPTP 設定の TCP トラフィックを許すことを忘れないでください。 ファイアウォールリストが有効ならば、 クライアントまたはサーバのために GRE (protocol 47) を許可する必要があります。 .El .Sh NATD の実行 .Nm natd を走らせようとする前には以下の手順が必要となります: .Bl -enum .It バージョン 2.2 かそれ以上の FreeBSD を手に入れる。これより前の バージョンは .Xr divert 4 ソケットをサポートしていません。 .It 自分のカーネルを以下のオプションを付けて構築します: options IPFIREWALL options IPDIVERT 自分のカーネルを構築する方法については、ハンドブックに詳しい説明が あるのでそちらを参照してください。 .It あなたのマシンがゲートウェイとして働くようにします。これは .Pa /etc/rc.conf に gateway_enable=YES と指定するか、 sysctl -w net.inet.ip.forwarding=1 というコマンドを用いることで機能するようになります。 .It .Fl n フラグや .Fl interface フラグを使いたい場合は、そのインタフェースがすでに設定済みとなるように します。例えば、 .Ar interface として tun0 を指定しようとし、そのインタフェースで .Xr ppp 8 を使っている場合には、 .Nm natd を起動する前に .Nm ppp を起動するようにしなければなりません。 .It .Pa /etc/services にエントリ: natd 8668/divert # Network Address Translation socket を作成します。これは .Fl p フラグや .Fl port フラグのデフォルトの値となります。 .El .Pp .Nm の実行は至って簡単です。 natd -interface ed0 という行でほとんどの場合充分です (正しいインタフェース名に置き換えて ください)。 .Nm が起動されたら、パケットの流れの方向が natd の方に変わる (divert される) ようにしなければなりません: .Bl -enum .It .Pa /etc/rc.firewall スクリプトをうまく調整する必要があります。防火壁 (firewall) に 興味が無ければ、以下のようにすれば良いでしょう: /sbin/ipfw -f flush /sbin/ipfw add divert natd all from any to any via ed0 /sbin/ipfw add pass all from any to any 2 番目の行はあなたのインタフェースに依ります (ed0 を適切に 変更してください)。 また、前項のように .Pa /etc/services に natd のエントリが入るように更新されていると仮定します。 本物の防火壁ルールを指定する場合、スクリプトの先頭で上記の 2 行目を 指定すると良いでしょう。 そうすることによって、防火壁により排除されてしまう前に、 .Nm がすべてのパケットを見ることができるようになります。 すべての divert ルールを除き、 .Nm により変換された各パケットには再び防火壁のルールが適用されます。 .It .Pa /etc/rc.conf で firewall_enable=YES と設定し、防火壁を作動させます。これはシステムの起動時のスクリプトに .Pa /etc/rc.firewall スクリプトを実行するように伝えます。 今すぐ再起動したくない場合には、コンソールから手で実行してください。 バックグラウンドで実行させるのでない限り、これは決して仮想セッションから 行ってはいけません。もし実行させてしまうと、flush が行われた後に あなたは締め出されてしまい、すべてのアクセスを永久に遮断するために この地点で .Pa /etc/rc.firewall の実行は止まってしまいます。スクリプトをバックグラウンドで実行すれば、 この災害を避けることができます。 .El .Sh 関連項目 .Xr getservbyname 2 , .Xr socket 2 , .Xr divert 4 , .Xr services 5 , .Xr ipfw 8 .Sh 作者 このプログラムは、多くの人々の細切れの努力の結果です: .An Archie Cobbs Aq archie@whistle.com (divert ソケット) .An Charles Mott Aq cmott@srv.net (パケットエイリアス) .An Eivind Eklund Aq perhaps@yes.no (IRC サポートとその他の追加) .An Ari Suutari Aq suutari@iki.fi (natd) .An Dru Nelson Aq dnelson@redwoodsoft.com (PPTP サポート) .An Brian Somers Aq brian@awfulhak.org (まとめ役) diff --git a/ja/man/man8/newfs.8 b/ja/man/man8/newfs.8 index d43366a9f4..029dddb9fc 100644 --- a/ja/man/man8/newfs.8 +++ b/ja/man/man8/newfs.8 @@ -1,336 +1,379 @@ .\" Copyright (c) 1983, 1987, 1991, 1993, 1994 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)newfs.8 8.6 (Berkeley) 5/3/95 -.\" %Id: newfs.8,v 1.20 1998/11/29 13:09:01 bde Exp % -.\" jpman %Id: newfs.8,v 1.3 1997/07/26 22:02:06 horikawa Stab % +.\" %Id: newfs.8,v 1.20.2.1 1999/05/04 12:16:19 kris Exp % .\" +.\" jpman %Id: newfs.8,v 1.3 1997/07/26 22:02:06 horikawa Stab % .Dd May 3, 1995 .Dt NEWFS 8 .Os BSD 4.2 .Sh 名称 .Nm newfs , .Nm mfs .Nd 新しいファイルシステムを作成する .Sh 書式 .Nm newfs .Op Fl NO .Op Fl S Ar sector-size .Op Fl T Ar disktype .Op Fl a Ar maxcontig .Op Fl b Ar block-size .Op Fl c Ar cylinders .Op Fl d Ar rotdelay .Op Fl e Ar maxbpg .Op Fl f Ar frag-size .Op Fl i Ar bytes .Op Fl k Ar skew .Op Fl l Ar interleave .Op Fl m Ar free space .Op Fl n Ar rotational positions .Op Fl o Ar optimization .Op Fl p Ar sectors .Op Fl r Ar revolutions .Op Fl s Ar size .Op Fl t Ar tracks .Op Fl u Ar sectors .Op Fl v .Op Fl x Ar sectors .Ar special .Nm mount_mfs .Op Fl N .Op Fl F Ar file .Op Fl T Ar disktype .Op Fl a Ar maxcontig .Op Fl b Ar block-size .Op Fl c Ar cylinders .Op Fl d Ar rotdelay .Op Fl e Ar maxbpg .Op Fl f Ar frag-size .Op Fl i Ar bytes .Op Fl m Ar free space .Op Fl n Ar rotational positions .Op Fl o Ar options .Op Fl s Ar size .Ar special node .Sh 解説 .Nm は、わかりにくい .Xr mkfs 8 の代わりとなるものです。 .Nm や .Nm mount_mfs を走らせる前に、 .Xr disklabel 8 を使ってディスクラベルが書き込んでいなければなりません。 .Nm は、指定した特殊ファイルにファイルシステムを作成します。 (しばしば .Dq 特殊ファイル を .Dq ディスク として扱いますが、特殊ファイルは物理ディスクである必要はありません。 事実、特殊ファイルである必要もありません。) デフォルト値はたいてい妥当な値となりますが、 .Nm にはこの値を変更するための数多くのオプションがあります。 .Pp .Nm mount_mfs は、仮想メモリ上にファイルシステムを構築し、指定したノード にそのファイルシステムをマウントするために使います。 ファイルシステムがアンマウントされると、 .Nm mount_mfs は終了し、このファイルシステムの内容は失われます。 .Nm mount_mfs にシグナルが送られると、 ファイルシステムをアンマウントしようとします。たとえば、 シャットダウンする場合がこれにあたります。 .Nm mount_mfs に指定するパラメータは .Nm のものと同じです。 .Fl T フラグが指定されると (下記参照)、特殊ファイルを使用しません。 そうでない場合、特殊ファイルはディスクラベルを読むためにのみ使われ、 それによってメモリベースファイルシステムへのコンフィギュレーション パラメータが得られます。 この特殊ファイルは通常、第一スワップ領域を指定します。という のは、フリーメモリが少なくなって、ファイルシステムをサポートす るメモリ領域がページングされるとき、ファイルシステムがそこに バックアップされるからです。 .Pp 以下のオプションにて一般的な配置方針を定義します。 .Bl -tag -width indent .It Fl T Ar disktype 過去のものとの互換性のためと .Nm mount_mfs のための物です。 .It Fl F Ar file .Nm mount_mfs は、ファイルシステムのイメージとしてこのファイルを使用します。 .Nm mount_mfs が終了した時、このファイルは残されます。 .It Fl N 実際にはファイルシステムを構築せずに、ファイルシステム パラメータの表示のみを行います。 .It Fl O .Bx 4.3 フォーマットのファイルシステムを作成します。この オプションは、古いブート ROM が理解できるルートファイル システムを使う必要がある場合に使います。 .It Fl T 指定したディスクのための情報を .Pa /etc/disktab から得て、disklabel を使用しません。 .It Fl a Ar maxconting 回転遅延 (rotational delay) を強制する前に 配置される連続ブロックの最大数を指定します ( .Fl d オプションを参照)。 デフォルトは 1 です。このオプションをどのように設定す るかについて、詳しくは .Xr tunefs 8 を参照してください。 .It Fl b Ar block-size ファイルシステムのブロックサイズをバイト単位で指定します。 +2 のべき乗である必要があります。 +デフォルトサイズは 8192 バイトであり、 +可能な最小サイズは 4096 バイトです。 .It Fl c Ar #cylinders/group -ファイルシステムのシリンダグループごとのシリンダ数を指定 -します。デフォルトは 16 です。 +ファイルシステムのシリンダグループごとのシリンダ数を指定します。 +デフォルトは 16 です。 +最大値は、他の多くのパラメータ、特にブロックサイズに依存します。 +特定のファイルシステムに対する最大値を知るための最良の方法は、 +とても大きな値を指定しようとすることです: +.Nm +は最大値を表示します。 .It Fl d Ar rotdelay -同じディスクに対する -ディスク転送完了割り込みサービスと新たな転送開始に費す時間の -期待値を指定します (ミリ秒単位)。デフォルトは 0 ミリ秒です。詳細は、 +かつては、 +同じシリンダに対して他のディスク転送を開始するために要する最小時間を +ミリ秒で指定しました。 +この値は、 +ファイル中の各ブロックを、回転に対して最適に配置するために使用しました。 +読み込み/書き込みを背後で行う近年のディスクでは、 +この機能を無効にした方が性能が高いです。 +よって、この値はデフォルト値の 0 ミリ秒に設定すべきです。 .Xr tunefs 8 を参照してください。 .ne 1i .It Fl e Ar maxbpg 単一のファイルが他のシリンダグループへまたがることを強制される前に、 1 つのシリンダグループから割り当てることのできる最大のブロック数を指定し ます。デフォルト値は、シリンダグループのブロック数の約 1/4 です。この オプションの詳細については、 .Xr tunefs 8 を参照してください。 .It Fl f Ar frag-size ファイルシステムのフラグメントサイズをバイト単位で指定します。 +.Ar blocksize/8 +から +.Ar blocksize +までの範囲の、2 のべき乗である必要があります。 .It Fl i Ar number of bytes per inode ファイルシステム中の i ノードの密度を設定します。デフォルト は、(4 * フラグメントサイズ) バイトのデータ領域ごとに 1 つの i ノードを作ります。 i ノード数を少なくしたい場合は大きな値を指定し、 i ノード数を多くしたい場合は小さな値を指定します。 +各ファイルに対して i ノードが 1 個必要ですので、 +ファイルシステム上の平均ファイルサイズを、 +この値は効果的に指定します。 .It Fl m Ar free space \&% 通常のユーザからは保護されている領域のパーセンテージを 指定します。 これは最低限の空き領域のしきい値となります。 デフォルト値は .Ao Pa ufs/ffs/fs.h Ac にて .Dv MINFREE と定義され、現在 8% です。 このオプションの詳細については、 .Xr tunefs 8 を参照してください。 .It Fl n Ar number of distinguished rotational positions -ディスク一回転あたりに確保する回転時間の数を設定します。デフォルトは 1 -で、回転位置テーブルを無効にすることを意味します。 +UFS には、 +異なった回転位置にある利用可能なブロックを管理する能力があります。 +これにより、最小の回転遅延でデータを拾えるように、 +データをレイアウト可能です。 +このパラメータは、区別すべき回転位置数のデフォルトを指定します。 +.Pp +今日では、この値は 1 に設定すべきです (回転位置テーブルを無効にします)。 +先読みと後書きがある近年のドライブでは、 +回転位置テーブル無しの方が性能がよいからです。 .It Fl o Ar optimization\ preference .Pq ``space'' か ``time'' ブロック確保に費す時間を最小にするか、 ディスク上のフラグメント領域を最小にするかを、 ファイルシステムに指示します。 デフォルトで minfree (前述) が 8% を下回る場合は、 領域の最小化が行われ、8% 以上ならば時間の最小化が行われます。 このオプションの詳細については、 .Xr tunefs 8 を参照してださい。 .It Fl s Ar size ファイルシステムサイズをセクタ単位で指定します。 +デフォルト値は、 +.Ar special +で指定される raw パーティションのサイズです (言い換えると、 +.Nm +はパーティション全体をファイルシステムに使用します)。 .It Fl v ディスクにはパーティションが含まれておらず、 .Nm はディスク全体の上にファイルシステムを構築すべきであることを指定します。 本オプションは .Nm vinum のような統合ディスクを扱うのに便利です。 .El .Pp 次のオプションは、ディスクジオメトリの標準設定を変更します。 デフォルトの値はディスクラベルから得られます。 これらの値を変更するのは、 最初にファイルシステムを構築したときとは異なるタイプのディスク上で ロウイメージを使用してファイルシステムを構築するようなときだけです (たとえば、ライトワンスディスク上など)。 これらの値をデフォルトの 値から変更すると、標準のスーパブロックが壊れたときに、 .Xr fsck 8 が代替のスーパブロックを見つけることができなくなるので注意して ください。 .Bl -tag -width indent .It Fl S Ar sector-size セクタサイズ (バイト単位) です (通常 512 以外は使用しません)。 .It Fl k Ar sector \&0 skew , per track 遅いコントローラを補うためにメディアのフォーマット時の補正を指定します。 トラックスキューは同じシリンダ上のトラック N のセクタ 0 とトラック N-1 のセクタ 0 のオフセットです。 +このオプションは、歴史的には重要でした。 +近年のコントローラは十分高速であり、 +操作を続けざまに (back-to-back で) 行います。 .It Fl l Ar hardware sector interleave 遅いコントローラを補うためにメディアのフォーマット時の補正を指定します。 インタリーブはトラック毎の物理セクタのインタリーブで、次の比の分母で 定義されます: .Dl 読まれるセクタ/通過するセクタ つまりインタリーブの 1/1 は連続的に配置されていることを、 1/2 は論理 セクタ 0 と論理セクタ 1 との間に 1 セクタあることを示します。 +このオプションは、歴史的には重要でした。 +近年のディスクの物理レイアウトは、外部からは見えません。 .It Fl p Ar spare sectors per track 予備セクタ (不良セクタと置き換えるセクタ) は、 各トラックの最後の物理セクタを使用します。 これらには、ファイルシステムとしてデータを割り当てることができないため、 セクタ/トラック .Pq Fl u に含まれません。 +このオプションは、歴史的には重要でした。 +近年のディスクは、ディスク固有の不良セクタ割り当てを行います。 .It Fl r Ar revolutions/minute 1 分間あたりのディスク回転速度を指定します。 +この値はもはや価値がありません。 +この値に依存するすべてのパラメータは、通常は無効になっているからです。 .ne 1i .It Fl t Ar #tracks/cylinder ファイルシステムによってデータを割り当てることができるシリンダあたりの トラック数です。デフォルトは 1 です。0 が設定された場合にはディスクラベル に指定されている値が使われます。 .It Fl u Ar sectors/track ファイルシステムによってデータを割り当てることができるトラックあたりの セクタ数です。デフォルトは 4096 です。 0 が設定された場合にはディスクラベルに 指定されている値が使われます。この値には、各トラックの最後に確保 される不良ブロックの置き換えのための予備セクタは含まれません ( .Fl p オプションを参照)。 .It Fl x Ar spare sectors per cylinder 予備セクタ (不良セクタと置き換えるセクタ) は、シリンダの最後のトラック の物理セクタを使用します。これらには、ファイルシステムとしてデータを 割り当てることができないため、セクタ/トラック .Pq Fl u には含まれません。 +このオプションは、歴史的には重要でした。 +近年のディスクは、ディスク固有の不良セクタ割り当てを行います。 .El .Pp .Nm mount_mfs コマンドのオプションは、 .Fl o オプションを除いて .Nm コマンドと同じものです。 .Pp .Fl o オプションは以下のとおりです: .Bl -tag -width indent .It Fl o .Fl o フラグに続いて指定されるオプションは、コンマで区切られた文字列です。 指定できるオプションとその意味は .Xr mount 8 を参照してください。 .El .Sh 使用例 .Pp .Dl mount_mfs -s=131072 -o nosuid,nodev /dev/da0s1b /tmp .Pp .Xr mount 8 の nosuid と nodev のオプションを指定し、 64 MB の大きさのメモリファイルシステムを /tmp にマウントします。 .Sh バグ .Bx Free のブートコードは、カーネルが置かれているファイルシステムのブロックサイズ が 8 キロバイトでフラグメント 1 キロバイトであることを仮定しています。 他のサイズを使用しているファイルシステムからブートすることはできません。 .Sh 関連項目 .Xr fdformat 1 , .Xr disktab 5 , .Xr fs 5 , .Xr disklabel 8 , .Xr diskpart 8 , .Xr dumpfs 8 , .Xr fsck 8 , .Xr mount 8 , .Xr scsiformat 8 , .Xr tunefs 8 .Rs .%A M. McKusick .%A W. Joy .%A S. Leffler .%A R. Fabry .%T A Fast File System for UNIX , .%J ACM Transactions on Computer Systems 2 .%V 3 .%P pp 181-197 .%D August 1984 .%O (reprinted in the BSD System Manager's Manual) .Re .Sh 歴史 .Nm コマンドは、 .Bx 4.2 から登場しています。 diff --git a/ja/man/man8/nextboot.8 b/ja/man/man8/nextboot.8 index 00b0ddb3d8..8e4ce83a41 100644 --- a/ja/man/man8/nextboot.8 +++ b/ja/man/man8/nextboot.8 @@ -1,110 +1,112 @@ -.\" %Id: nextboot.8,v 1.8 1998/06/30 06:28:17 charnier Exp % +.\" %Id: nextboot.8,v 1.8.2.1 1999/05/04 12:08:16 kris Exp % .\" jpman %Id: nextboot.8,v 1.3 1997/08/16 13:35:00 horikawa Stab % .Dd July 9, 1996 .Dt NEXTBOOT 8 .\".Os BSD 4 .Sh 名称 .Nm nextboot .Nd ブートディスクにデフォルトのブートストリングブロックをインストールする .Sh 書式 .Nm nextboot .Op Fl b .Ar filename bootstring .Ar .Nm nextboot .Op Fl ed .Ar filename .Sh 解説 FreeBSD の .Nm プログラムは、次回ブート時のブートブロックの動作を制御します。 正しいオプションと共にコンパイルされていれば、 ブートに用いるマジックナンバとデフォルトネームがあるかどうか、 ブートブロックはネームブロックをチェックします。 ブートブロックがそのようにコンパイルされている場合、 ブートが失敗したら再度ブートを試みないように ブートブロックはブロックからネームを削除します。 ブートが成功した場合に .Nm を用いてブートストリングを再インストールするのは .Pa /etc/rc の仕事です。 これにより、リモートデバッギングや 新しく信頼のおけないカーネルをインストールするといった場合に、 一度だけのブートストリングを用いることができるようになります。 コンパイル時に、ネームブロックはディスクの 2 番目の物理ブロックとして 定義されています。 .Pp 次のオプションを使用可能です: .Bl -tag -width time .It Fl b ネームブロックをブートストラップする (最初に構成する) のに用いられます。 このオプションを指定しない場合、 .Nm はマジックナンバをまだもっていないブロックへの書き込みを拒否します。 .It Fl d マジックナンバ中のビットを変更して、既存のネームブロックを 一時的に無効化します。 .It Fl e .Fl d オプションで無効化されたブロックに、 有効なマジックナンバを再設定します。 .El .Pp .Fl e および .Fl d のフラグは相互排除です。 .Sh 解説 .Nm はまず、指定ディスクが fdisk テーブルを持ち、 そのテーブルで定義されている全パーティションがネームブロックを含んでいない ことをチェックします。 ネームブロックが使われていないことが明らかになれば、 .Nm は 引数に指定されたブートストリングを一つずつ、小さいマジックナンバを前につけ、 最後に NULL を加えてインストールします。 ストリングのリストの最後は 0xff バイトの列で区切られます。 ブートブロックがブートの度にネームブロックを書き戻す (write back) ように コンパイルされている場合、 ブートブロックはブート毎に一つずつ供給されたネームをゼロクリアします。 これは 0xff に到達するまで続き、 その時点でコンパイル時に組み込まれたブートストリングに戻ります。 この時点で、ネームブロックはゼロクリアされたネームだけになります。 .Pp 使用例を示します: .Bd -literal nextboot -b /dev/rwd0 1:sd(0,a)/kernel.experimental wd(0,a)/kernel.old .Ed .Pp これは、次回ブート時に実験カーネルを SCSI ディスクからブートしてみるよう、 ブートブトックに指示します。 何らかの理由でこれが失敗すると、その次のブートではカーネル .Pa /kernel.old を IDE ドライブからブートしようと試みます。 (書き戻しオプションが有効であると仮定しています。) これも失敗すると、コンパイル時に組み込まれたデフォルトが用いられます。 .Pp 書き戻し機能が無効化されている場合、nextboot はデフォルトのブートストリングを 変更する簡便な手段となります。 もしネームブロックで指定されたファイルが存在しないと、 ネームブロックの次のネームではなく、コンパイル時にブートブロックの中に 組み込まれたネームがブート用に用いられることに注意して下さい。 ネームブロックはブート毎に .Em "1 回だけ" チェックされます。 .Sh 関連項目 .Xr boot 8 , .Xr disklabel 8 , .Xr fdisk 8 .Sh バグ +このプログラムは、古いブートコードとの組み合わせでのみ動作します。 +.Pp プログラム全体にもっとユーザフレンドリにすべきです。 書き戻しの有効無効オプション設定はコンパイル時オプションではなく、 ディスク上にストアすべきです。 fdisk パーティションテーブルが存在しないディスク (つまり 純粋にディスクラベルだけのシステム) と共存できるように、 将来、この点に関して再考したいと考えています。 .Pp 書き戻しを有効とするか否かは実行時にネームブロックで指定し、 この機能を得るためにブートブロックを書き換える必要のないようにすべきです。 diff --git a/ja/man/man8/ntpq.8 b/ja/man/man8/ntpq.8 index bc39e2c1fd..f01700155f 100644 --- a/ja/man/man8/ntpq.8 +++ b/ja/man/man8/ntpq.8 @@ -1,518 +1,518 @@ .\" -.\" %Id: ntpq.8,v 1.5 1998/02/19 08:05:38 charnier Exp % +.\" %Id: ntpq.8,v 1.5.2.1 1999/05/02 12:14:35 kris Exp % .\" .\" jpman %Id: ntpq.8,v 1.3 1997/09/21 12:35:15 seki Stab % .\" .\" 対訳覚え書き (seki@sysrap.cs.fujitsu.co.jp 作成) .\" association アソシエーション .\" association identifier アソシエーション番号 (訳しすぎか?) .\" authentication 認証 .\" clock 時計 .\" dispersion ばらつき .\" fuzzball fuzzball (固有名詞; xntpd ベースでない NTP サーバ) .\" offset ずれ .\" peer peer のまま .\" poll ポーリングする .\" query 問い合わせ .\" reference clock 参照時計 .\" request 要求 .\" status word 状態ワード .\" time out (名詞) 制限時間 .Dd December 21, 1993 .Dt NTPQ 8 .Os .Sh 名称 .Nm ntpq .Nd ネットワークタイムプロトコルの標準問い合わせプログラム .Sh 書式 .Nm .Op Fl inp .Op Fl c Ar command .Op Ar host ... .Sh 解説 .Nm ntpq は、 推奨されている NTP モード 6 制御メッセージフォーマットを実装する NTP サーバに、 現在の状態について問い合わせを行なったり、 状態の変更を要求するために使われます。 このプログラムは対話的モードでも、 コマンドラインの引数を使っても走らせることができます。 任意の変数を読み書きする要求を組み立てることができ、 生のまま、または綺麗に整形して出力するオプションがあります。 .Nm ntpq は、サーバに複数の問い合わせを送ることで、共通フォーマットにした peer のリストを得て、出力することができます。 .Pp .Nm ntpq を実行するときに一つ以上の要求オプションがコマンドラインに含まれていれば、 それぞれの要求は、 コマンドラインで指定された各ホストで走っている NTP サーバ、 またはデフォルトでは .Ar localhost で走っている NTP サーバに送られます。 要求オプションが与えられなかった場合、 .Nm ntpq は、コマンドを標準入力から読み込み、 コマンドラインで指定された最初のホストで走っている NTP サーバに対して実行しようとします。 このときも、 ホストが指定されていないときは、デフォルトで .Ar localhost になります。 標準入力が端末装置である場合は、 .Nm ntpq はコマンドを求めるプロンプトを出します。 .Pp NTP サーバと通信するために、 .Nm ntpq は NTP モード 6 パケットを使います。 それゆえ、許可されていれば、 互換のあるどんなネットワーク上のサーバにでも問い合わせることができます。 NTP は UDP のプロトコルなので、特にネットワークトポロジ的に 遠くにある場合は、この伝達はやや信頼性に欠けるということを覚えておいて 下さい。 .Nm ntpq は、要求を再送する試みを一度行ない、 適当な制限時間の範囲内でリモートホストから返事がなかったときは、 その要求は時間切れとなります。 .Pp コマンドラインオプションは以下の通りです。 .Fl i または .Fl n 以外のコマンドラインオプションを指定すると、指定したホスト (群) に、 指定した問い合わせ (または複数の問い合わせ) を直ちに送ることになります。 そうでなければ .Nm ntpq は、標準入力から対話形式のコマンドを読み込もうとします。 以下のオプションが利用可能です。 .Bl -tag -width indent .It Fl c Ar command 後に続く引数は、対話形式の .Ar コマンド として解釈され、 指定されたホスト (群) に対して実行すべきコマンドのリストに 付け加えられます。 複数の .Fl c オプションも与えることができます。 .It Fl i .Nm ntpq の操作を強制的に対話モードにします。標準出力にプロンプトが書き出され、 標準入力からコマンドが読み込まれます。 .It Fl n すべてのホストアドレスを数字四つを点で区切った形式で出力し、 正規のホスト名に変換しません。 .It Fl p そのサーバに知られている peer の一覧を、その状態の概要と共に出力します。 これは、対話コマンド .Em peers と同等です。 .El .Sh 内部コマンド .Pp 対話形式コマンドは、キーワードとそれに続く 0 個から 4 個の 引数からなります。 キーワードの単語のうち、他に同じものがないとわかる数の文字がタイプされ ていれば大丈夫です。コマンドの出力は、通常標準出力に出力されますが、 コマンドラインの後に .Qq > とファイル名をつけると、 個々のコマンドの出力をファイルに出力することもできます。 .Pp 多くの対話形式コマンドは、 .Nm ntpq プログラム自身の中で実行されてしまい、 サーバへ送られる NTP モード 6 リクエストとはなりません。 この種のコマンドを以下に挙げます。 .Pp .Bl -tag -width indent .It ? Op Ar command_keyword 単独の .Qq ? は、現在の .Nm ntpq のすべてのコマンドキーワードの一覧を出力します。 .Qq ? の後にコマンドキーワードが続くときは、関数とコマンドの使いかた を出力します。このコマンドは、 .Nm ntpq について、多分このマニュアルよりも良い情報源になります。 .Pp .It timeout Ar millseconds サーバへの問い合わせに対する応答の、制限時間の長さを指定します。 デフォルトは約 5000 ミリ秒です。 .Nm ntpq は制限時間が過ぎるとそれぞれの問い合わせを一回リトライするので、 合計の待ち時間は設定された制限時間の値の 2 倍になることを覚えておいて下さい。 .It delay Ar milliseconds 認証を必要とする要求に含めるタイムスタンプに追加すべき時間間隔を指定します。 これは、長い遅延のあるネットワーク経路や時計が同期していない マシン間での (信頼性の低い) サーバの再設定を可能にするために 使われます。 実際には、サーバは、今では認証される要求のタイムスタンプを必要としません。 そのため、このコマンドは、すたれているかもしれません。 .It host Ar hostname 問い合わせを送るホストをセットします。 .Ar hostname はホスト名でも数値アドレスでもかまいません。 .It Xo poll .Op Ar # .Op Ar verbose .Xc クライアントモードで現在のサーバをポーリングします。最初の引数はポーリングする 回数 (デフォルトは 1) であり、 2 番目の引数は結果の出力をより詳しく 得るために与えることができます。 このコマンドは、今のところ希望的観測でしかありません。 .It keyid Ar # このコマンドは、設定要求を認証するために用いるキー番号を指定します。 これは、この目的で使うためにサーバに設定されているキー番号に 対応していなければなりません。 .It passwd このコマンドは、設定要求を認証するために使われるパスワード (画面に表示されません) の入力を求めるプロンプトを出します。 その要求を成功させるためには、 このパスワードが、 NTP サーバがこの目的で使うように設定されたキーに 対応していなければなりません。 .It hostnames Ar yes | no .Ar yes が指定されると、情報を表示するときにホスト名が出力されます。 .Ar no が与えられると、代わりに数値アドレスが表示されます。 コマンドラインの .Fl n スイッチが使われなければ、デフォルトは .Ar yes になります。 .It raw 問い合わせコマンドに対するすべての出力を、リモートサーバから受け取った 通りに出力します。 データに対して行なわれる唯一の整形/解釈は、印字できる (しかしめったに理解できない) 形になるように、アスキー文字でないデータを 変換することです。 .It cooked 問い合わせコマンドからの出力を、 .Qq 加工済み (cooked) 形にします。 サーバに認識された変数は、人間に使える形に再整形された値に なります。 .Nm ntpq が、その変数は本来デコードできる値を持っていると判断したのに、 デコードされていないものには、その後に .Qq ? が付けられます。 .It ntpversion Ar 1 | Ar 2 | Ar 3 .Nm ntpq がパケットの中で自称する NTP のバージョン番号をセットします。 デフォルトでは 3 です。 モード 6 制御メッセージ (詳しく言うとモードも) は、 NTP バージョン 1 には存在しなかったことに注意して下さい。 バージョン 1 を必要とするサーバは残っていないようですが。 .It authenticate Ar yes | Ar no 通常、 .Nm ntpq は、 書き込み要求でない限り要求を認証しません。 コマンド .Em authenticate yes は、 .Nm ntpq が生成するすべての要求に認証をつけて送るようにします。 認証された要求は、サーバによっては少し異なって扱われます。 もしも peer 表示を行う前に認証をオンにすると、 時々 fuzzball の CPU を溶かしてしまうかもしれません。 .It Xo addvars .Aq variable_name Ns .Op = Ns Aq value> Ns .Op ,... .Xc .It Xo rmvars .Aq variable_name Ns .Op ,... .Xc .It clearvars NTP モード 6 メッセージが運ぶデータは、次の形の 項目のリストから成ります。 .Xo Aq variable_name Ns .Pf = Aq value .Xc ここで、サーバの変数を読み取る要求では、この .Qq = Ns Aq value は無視されるので、省略することができます。 .Nm ntpq は、制御メッセージに含まれるデータを組み立てるための内部リストを保持しており、 以下に述べる .Em readlist や .Em writelist コマンドを使って送ります。 .Em addvars コマンドで、このリストに、変数と省略可能な値を追加することができます。 一つ以上の変数を追加するときには、リストはコンマで区切り、 空白を含んではいけません。 .Em rmvars コマンドは、個々の変数をリストから削除するために用い、 .Em clearlist コマンドは、リストからすべての変数を削除します。 .It debug Ar more | Ar less | Ar off 問い合わせプログラムの内部のデバッグをオンまたはオフにします。 .It quit .Nm ntpq を終了します。 .El .Sh 制御メッセージコマンド ある NTP サーバが知っている各 peer には、 .Em アソシエーション番号 .Em (association identifier) という 16 ビット整数が割り当てられています。 peer 変数を使う NTP 制御メッセージは、 アソシエーション番号を含めることによって、 その値が対応する peer を識別しなければなりません。 0 というアソシエーション番号は特別で、 その変数がシステム変数であることを表します。 システム変数の名前は、独立した名前空間から取りだされます。 .Pp 制御メッセージコマンドは、 サーバに一つ以上の NTP モード 6 メッセージを送り、 戻ってきたデータを何らかの書式で出力します。 現在実装されているほとんどのコマンドは、 一つのメッセージを送って、一つの応答を受け取ります。 今のところ例外は、必要なデータを得るためにあらかじめプログラムされた一連の メッセージを送る .Em peers コマンドと、 アソシエーションをある範囲で変えながら繰り返す .Em mreadlist と .Em mreadvar コマンドです。 .Bl -tag -width indent .It associations 問い合わせ対象のサーバの規格内 (in\-spec) の peer についての、 アソシエーション番号と peer の状態の一覧を得て出力します。 一覧は複数の欄から成っています。 最初の欄は、内部で使用のために 1 から振ったアソシエーションの索引番号 (index)、 2 番目はサーバから返って来た実際のアソシエーション番号、 3 番目は peer の状態ワードです。 その後に、状態ワードをデコードしたデータを含む欄がいくつか続きます。 \*(L"associations\*(R" コマンドによって返されたデータは .Nm ntpq の内部でキャッシュされるということを覚えておいて下さい。 このため、索引番号は、 人間にはほとんど打ち込むることができないアソシエーション番号を使う 愚かなサーバを相手にするときに役立ちます。 すなわち、 それ以降の任意のコマンドが引数としてアソシエーション番号を必要とするときに、 代わりに .Em &index という形を使うことができます。 .It lassocations .Pp サーバが状態を保持しているすべてのアソシエーションについて アソシエーション番号と peer の状態の一覧を得て、出力します。 このコマンドと .Em associations コマンドは、 規格外 (out\-of\-spec) のクライアントのアソシエーション の状態を保持するサーバ (つまり fuzzball) の場合にだけ異なります。 .Em associations コマンドが使われたとき、通常そういう関係は 表示から省略されますが、 .Em lassociations の出力には含まれます。 .It passociations 内部でキャッシュされたアソシエーションの一覧から、 規格内 (in\-spec) の peer に関する アソシエーションのデータを出力します。 このコマンドは、新しい問い合わせをするのではなく 内部に蓄えられたデータを表示するということを除けば、 .Em associations と同じに働きます。 .It lpassociations 規格外 (out\-of\-spec) のクライアントとのアソシエーションを含む 全てのアソシエーションに関するデータを、 内部にキャッシュされたアソシエーションの一覧から出力します。 このコマンドは、fuzzball を扱う場合だけ、 .Em passociations と異なります。 .It pstatus Ar assocID 与えられたアソシエーションに対応するサーバに対し、 状態読み取り要求を送ります。 返された peer 変数の名前と値を出力します。 変数の前に、ヘッダから得た状態ワードが 16 進数と下手な英語で 表示されることに注意して下さい。 .It Xo readvar .Op Ar assocID Ns .Pf [ Aq variable_name Ns .Op = Ns Aq value Ns .Op ,...] .Xc 変数読み取り要求を送ることで、指定した変数の値を返すようにサーバに要求します。 アソシエーション番号 (assocID) を省略するか 0 を指定したならば、 変数はシステム変数です。 そうでなければ peer 変数であり、 返される値は対応する peer のものとなります。 変数のリストを省略すると、データ無しの要求を送ります。 これは、サーバにデフォルトのディスプレイを返させます。 .It Xo rv .Op Ar assocID Ns .Pf [ Aq variable_name Ns .Op = Ns Aq value Ns .Op ,...] .Xc .Em readvar コマンドの打ちやすい短縮形です。 .It Xo writevar .Ar assocID .Aq variable_name Ns .Pf = Ns Aq value Ns .Op ,... .Xc .Em readvar リクエストと似ていますが、 指定した変数を読み取る代わりに書き込みます。 .It readlist Op Ar assocID 内部の変数リストの中の変数の値を返すようにサーバに要求します。 アソシエーション番号が省略されるか 0 の場合、 変数はシステム変数であるとみなされます。 そうでなければ、 peer 変数として扱われます。 内部の変数リストが空の場合は、 要求はデータ無しで送られます。 これは、リモートサーバにデフォルトのディスプレイを返させます。 .It rl Op Ar assocID .Em readlist コマンドの打ちやすい短縮形です。 .It writelist Op Ar assocID .Em readlist リクエストと似ていますが、 内部のリストの変数を読み取る代わりに書き込みます。 .It Xo mreadvar .Ar assocID assocID [ .Aq variable_name Ns .Op = Ns Aq value Ns .Op ,...] .Xc .Em readvar コマンドと似ていますが、 問い合わせを (0でない) アソシエーション番号の範囲のそれぞれに 行ないます。 ここで言う範囲は、直前に実行された .Em associations コマンドでキャッシュされたアソシエーションの一覧から決めます。 .It Xo mrv .Ar assocID assocID [ .Aq variable_name Ns .Op = Ns Aq value Ns .Op ,...] .Xc .Em mreadvar コマンドの打ちやすい短縮形です。 .It mreadlist Ar assocID assocID .Em readlist コマンドと似ていますが、 (0 でない) アソシエーション番号の範囲のそれぞれに問い合わせを行います。 ここで言う範囲は、直前に実行された .Em associations コマンドでキャッシュされたアソシエーションの一覧から決めます。 .It mrl Ar assocID assocID .Em mreadlist コマンドの打ちやすい短縮形です。 .It Xo clockvar .Op Ar assocID Ns .Pf [ Aq variable_name Ns .Op = Ns Aq value Ns .Op ,...] .Xc サーバの時計変数 (clock variable) の一覧を送るように要求します。 ラジオ時計や他の外部同期機構を持っているサーバは、 このコマンドに肯定的に応答します。 アソシエーション番号が省略されるか 0 だと、 要求は .Qq システム時計 の変数に対するものとなり、 一般に、時計を持つすべてのサーバから肯定的な応答が得られるでしょう。 サーバが時計を擬似的な peer として扱い、 結果として一度に二つ以上の時計を接続することができるようになっていれば、 適切な peer のアソシエーション番号を参照すれば 特定の時計の変数が表示されます。 変数のリストを省略すると、サーバはデフォルトの変数のディスプレイを 返すことになります。 .It Xo cv .Op Ar assocID Ns .Pf [ Aq variable_name Ns .Op = Ns Aq value Ns .Op ,...] .Xc .Em clockvar コマンドの打ちやすい短縮形です。 .It peers サーバの規格内の peer の一覧を、各 peer の状態の概要と共に得ます。 概要の情報には、リモート peer のアドレス、 参照 ID (参照 IDが不明のときは 0.0.0.0)、 リモート peer の階層 (stratum)、 peer の種類 (ローカル、ユニキャスト、マルチキャスト、ブロードキャストのいずれか)、 最後のパケットを受信した時間、 秒単位のポーリング間隔、 8 進数表記の到達可能性レジスタ そして、その peer に関する (全て秒単位で) 現在の遅延の推定値、ずれ (offset)、ばらつき (dispersion) を含んでいます。 .Pp 左端の文字は、時計選択処理におけるこの peer の運命を示します。 コードの意味は以下です: 階層が高いか、または妥当性のチェックにより捨てられたもの; .Qq x 交差アルゴリスムにより指示された誤りのチェッカ (falsticker); -.Qq . +.Qq \&. 候補リストの最後から間引かれたもの; .Qq - クラスタリングアルゴリスムにより捨てられたもの; .Qq + 最終の選択セットに含まれたもの; .Qq # 同期用に選択されたが隔たりが最大値を越えるもの; .Qq * 同期用に選択されたもの; .Qq o 同期用に選択され pps シグナル使用中のもの。 .Em peers コマンドは、得られた応答の中の値を解析できるかどうかに依るため、 データ形式の制御が貧弱なサーバでは、時々動作に失敗するかも しれません。 .Pp ホストフィールドの内容は、次の四つの型のうちの一つになります。 ホスト名、 IP アドレス、 参照時計 (reference clock) の実装名とパラメタ、 .Qq REFCLK(<実装番号>, <パラメータ>) のいずれかです。 .Qq hostnames no が設定されているときには、IP アドレスだけが表示されます。 .It lpeers .Em peers と似ていますが、 サーバが状態を保持しているすべてのアソシエーションの概要を出力します。 これは fuzzball サーバの、より長い peer のリストを生成することがあります。 .It opeers 古い型の .Em peers コマンドで、 参照 ID がローカルのインタフェースアドレスになります。 .El .Sh 歴史 Toronto 大学の Dennis Ferguson によって書かれました。 .Sh バグ .Em peers コマンドは不可分 (atomic) ではないため、 不正なアソシエーションという誤ったエラーメッセージが発生し コマンドが終了することがあります。 .Pp 時間切れまでの時間は固定された定数です。 これは、ある種の最悪の場合を考えてあるため、 時間切れになるまで長時間待たされることになります。 このプログラムは、 特定のホストへ何回も問い合わせを送る間に 制限時間の見積もりを改善すべきですが、 実際には行なっていません。 diff --git a/ja/man/man8/ppp.8 b/ja/man/man8/ppp.8 index 58179ecb8f..a60c8887dd 100644 --- a/ja/man/man8/ppp.8 +++ b/ja/man/man8/ppp.8 @@ -1,4691 +1,4700 @@ -.\" %Id: ppp.8,v 1.142.2.5 1999/04/23 13:46:28 brian Exp % +.\" %Id: ppp.8,v 1.142.2.6 1999/05/02 08:59:50 brian Exp % .\" jpman %Id: ppp.8,v 1.4 1997/06/08 18:41:58 saeki Stab % .\" WORD: expect string 受信待ち文字列 (chat.8) .\" WORD: negotiation 交渉 .Dd 20 September 1995 .nr XX \w'\fC00' .Os FreeBSD .Dt PPP 8 .Sh 名称 .Nm ppp .Nd PPP (Point to Point Protocol) (別名 user-ppp) .Sh 書式 .Nm .Oo .Fl auto | .Fl background | .Fl ddial | .Fl direct | .Fl dedicated .Oc .Op Fl alias .Op Ar system Ns .No ... .Sh 解説 本プログラムは、ユーザプロセスとして動作する .Em PPP パッケージです。 .Em PPP は通常、( .Xr pppd 8 でそうなっているように) カーネルの一部として実装されますが、 そのため、デバッグや動作の変更が少々難しい場合があります。 それに対し、この実装ではトンネルデバイスドライバ (tun) を利用して、 ユーザプロセスで .Em PPP を実現しています。 .Sh 主な特徴 .Bl -diag .It 対話的なユーザインタフェースを提供 コマンドモードで利用する場合、ユーザがコマンドを 入力することで、簡単にリモートコンピュータとの接続の確立、 接続状態の確認、 接続の切断を行うことができます。 オプションとして、セキュリティ確保のために すべての機能をパスワードで保護することができます。 .It 手動と自動でのダイヤルをサポート 対話モードでは、直接モデムと通信できるように .Dq term コマンドが用意されています。 モデムがリモートホストと接続されて、 .Em PPP での通信が始まったら、 .Nm はそれを検出して自動的にパケットモードに移行します。 ひとたびリモートホストとの接続に必要なコマンドシーケンスがわかったら、 後々の接続を簡単にするため、必要なダイヤル手順やログイン手順を定義した チャットスクリプトを書くことができます。 .It オンデマンドでのダイヤルアップをサポート .Fl auto モード (自動モード) では .Nm はデーモンとして動作し、 .Em PPP リンクを通して送られるパケットを待ちうけます。 パケットを検出すると、デーモンが自動的にダイヤルを行って接続を確立します。 .Fl ddial モード (直接ダイヤルモード) でも ほぼ同様に、自動ダイヤルと接続の確立を行います。 しかしながらこのモードは、送るべきパケットが存在しない場合にも、 リンクが切れていることを検出するといつでもリモートへダイヤルするという点が auto モードと異なります。 このモードは、電話料金よりも常時接続されていることが重視される場合に有用です。 3 番目の .Fl dedicated モード (専用線モード) も利用可能です。 このモードは 2 つのマシン間の専用線を対象にしています。 専用線モードでは .Nm は自発的に動作を終了することはありません - 終了するには .Dq quit all コマンドを診断ソケットを介して送る必要があります。 .Dv SIGHUP は LCP の再交渉を強要し、 .Dv SIGTERM は終了を強要します。 .It クライアントコールバックをサポート .Nm は標準 LCP コールバックプロトコルならびに Microsoft コールバック制御プロトコル (ftp://ftp.microsoft.com/developr/rfc/cbcp.txt) を使用できます。 .It パケットエイリアシングをサポート パケットエイリアシング (別名: IP マスカレード) により、 未登録でプライベートなネットワーク上のコンピュータからも インターネットにアクセスすることが可能です。 .Em PPP ホストはマスカレードゲートウェイとして動作します。 送信パケットの IP アドレスと TCP や UDP のポート番号は どちらもエイリアスされ、返信パケットではエイリアスが元に戻されます。 .It バックグラウンド PPP 接続をサポート バックグラウンドモードでは、接続を確立するのに成功した場合に .Nm はデーモンになります。 それ以外の場合はエラーで終了します。 これにより、 接続が成功裏に確立した場合のみコマンドを実行するようなスクリプト をセットアップすることが出来ます。 .It サーバとしての PPP 接続をサポート ダイレクトモードでは、 .Nm は標準入力/標準出力からの .Em PPP 接続を受け入れるサーバとして動作させることができます。 .It PAP と CHAP (rfc 1994) による認証をサポート PAP もしくは CHAP を用いることにより、Unix スタイルの .Xr login 1 手続きをスキップし、 .Em PPP プロトコルを代りに認証に使用することが可能です。 相手が Microsoft CHAP 認証を要求し、かつ .Nm が DES をサポートするようにコンパイルされている場合、適当な MD4/DES 応答がなされます。 .It RADIUS (rfc 2138) 認証をサポート PAP と CHAP の拡張である .Em \&R Ns No emote .Em \&A Ns No ccess .Em \&D Ns No ial .Em \&I Ns No n .Em \&U Ns No ser .Em \&S Ns No ervice は、集中データベースまたは分散データベースに、 ユーザごとに異なる接続特性を含んだ認証情報を、格納できます。 コンパイル時に .Pa libradius が利用可能な場合、利用するように設定すると、 .Nm はこれを使用して .Em RADIUS 要求を作成します。 .It 代理 arp (Proxy Arp) をサポート .Nm が相手のために 1 個以上の代理 arp エントリを作成するように、設定可能です。 LAN 上の各マシンでの設定を行わずに、 相手側から LAN へのルーティングを可能とします。 .It パケットのフィルタリングをサポート ユーザは 4 種類のフィルタを定義できます。 .Em in は受信パケットに対するフィルタです。 .Em out は送信パケットに対するフィルタです。 .Em dial はダイヤルを行うきっかけとなるパケットを定義するフィルタで、 .Em alive は接続を保持するためのパケットを定義するフィルタです。 .It トンネルドライバは bpf (Berkeley Packet Filter) をサポート .Em PPP リンクを流れるパケットを調べるために、 .Xr tcpdump 1 を使うことができます。 .It PPP オーバ TCP をサポート デバイス名が .Em host Ns No : Ns Em port 形式で指定された場合、 .Nm は通常のシリアルデバイスを使うのではなく、データ転送のための TCP 接続を開きます。 .It "IETF ドラフトの Predictor-1 (rfc 1978) と DEFLATE (rfc 1979) 圧縮をサポート .Nm は VJ 圧縮の他に Predictor-1 と DEFLATE 圧縮もサポートしています。 モデムは通常 (例えば v42.bis のような) 組み込みの圧縮機能を持っており、 その結果システムは .\"(訳注)「転送データレートよりも」をここにいれたいと考えています。 .\" 2.2.1R 対象(1997/04/02) Takeshi MUTOH より高いデータレートで通信できます。 これは一般には良いことですが、より高速のデータによってシリアル回線からの 割り込みが増加します。 システムはこの割り込みをモデムと通信して処理しなくてはならないため、 システムの負荷と遅延時間が増加することになります。 VJ 圧縮とは異なり、Predictor-1 と DEFLATE 圧縮はリンクを通る .Em すべての ネットワークトラフィックをあらかじめ圧縮しておくことで、オーバヘッドを 最小にします。 .It Microsoft の IPCP 拡張をサポート Microsoft の .Em PPP スタックを使用するクライアント (つまり Win95, WinNT) との間で ネームサーバのアドレスと NetBIOS ネームサーバのアドレスを 交渉することができます。 .It マルチリンク PPP をサポート (rfc 1990) 接続先への複数の物理的な回線をオープンし、すべてのリンクの 帯域幅を合わせてより高いスループットを得ることができます。 .El .Sh パーミッション .Nm はユーザ .Dv root 、グループ .Dv network 、パーミッション .Dv 04554 でインストールされます。 デフォルトでは .Nm は、起動したユーザ ID が 0 でない場合には実行しません。 これは .Dq allow users コマンドを .Pa /etc/ppp/ppp.conf に記載することにより変更することが可能です。 通常ユーザとして実行する場合には、 .Nm はユーザ ID 0 に変わり、システムの経路表の変更と、 システムロックファイルの作成と、 ppp の設定ファイルの読み込みを行います。 すべての外部コマンド ("shell" や "!bg" で実行されます) は、 .Nm を起動したユーザ ID で実行されます。 ユーザ ID 0 にて正確になにが行われているのかに興味がある場合には、 ログ機能の .Sq ID0 を参照してください。 .Sh 始める前に 次のコマンドラインスイッチを .Nm ppp は理解します: .Bl -tag -width XXX -offset XXX .It Fl auto .Nm は tun インタフェースをオープンし、これを設定した後バックグラウンドになります。 出力データが tun インタフェース上で検出されるまでリンクはアップせず、 出力データが tun インタフェース上で検出されると .Nm はリンクをアップしようとします。 .Nm がリンクをアップしようとしている間に受信したパケット (最初のものを含みます) は、デフォルトで 2 分間キューにとどまります。 後述の .Dq set choked コマンドを参照してください。 .Pp コマンドラインには少なくとも 1 つの .Dq system を指定する必要があり (後述)、 インタフェース設定時に使用する相手の IP アドレスを指定する .Dq set ifaddr を、システムプロファイルで実行する必要があります。 通常、 .Dq 10.0.0.1/0 のようなものが適切です。例としては、 .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.conf.sample の .Dq pmdemand システムを参照してください。 .It Fl background この場合、 .Nm は相手との接続をすぐに確立しようとします。 成功すると、 .Nm はバックグラウンドになり、親プロセスは終了コード 0 を返します。 失敗すると、 .Nm は非 0 の結果で終了します。 .It Fl direct これは入力接続を受け付けるために使用します。 .Nm は .Dq set device 行を無視し、リンクにデスクリプタ 0 を使用します。 .Pp コールバックの設定を行うと、ダイヤルバック時に .Nm は .Dq set device 情報を使用します。 .It Fl dedicated このオプションは、専用線で接続されたマシンのためにデザインされています。 .Nm はデバイスを常にオープンに保ち、設定チャットスクリプトは一切使用しません。 .It Fl ddial .Fl auto モードと等価ですが、なんらかの理由でリンクが落ちた場合に .Nm が再度リンクをアップすることが違います。 .It Fl interactive これは no-op であり、前述のフラグがどれも指定されなかった場合の動作を行います。 .Nm はコマンドラインで指定されたシステムをロードし、対話プロンプトを提供します。 .It Fl alias このフラグは .Nm のモードを制御しません。 .Dq enable alias yes と等価です。さらに、 .Fl auto もまた指定されている場合、暗黙的に .Dq enable iface-alias が実行されます。 詳細については後述しているものを参照してください。 .Pp IP エイリアシングを有効にすると、 .Nm は、内部 LAN 上の全マシンに対する NAT もしくはマスカレーディングエンジンとして動作します。詳細は .Xr libalias 3 を参照してください。 .El .Pp さらに、1 つ以上の system をコマンドライン上に指定可能です。 .Sq system は .Pa /etc/ppp/ppp.conf の設定エントリです。起動時に .Nm は .Pa /etc/ppp/ppp.conf から .Dq default システムを読み込み、その後コマンドラインで指定した各 system を読み込みます。 .Pp .Fl auto , .Fl background , .Fl ddial , .Fl direct , .Fl dedicated , .Fl interactive のいずれか 1 つのスイッチのみ指定可能です。 .Nm の .Sq モード は、 .Dq set mode コマンド (後述) を使用することで後で変更可能です。 .Pp 以降、対話モードの使用方法について説明します。 .Pp 最初に .Nm を実行する時には、いくつかの初期設定を整える必要があります。 .Bl -bullet .It カーネルにトンネルデバイスが含まれていなければ なりません (GENERIC カーネルではデフォルトで 1 つ含まれます)。 もし含まれていない場合や複数の tun インタフェースが必要な場合、 次の行をカーネル設定ファイルに追加して、 カーネルを再構築する必要があります: .Pp .Dl pseudo-device tun N .Pp ここで .Ar N は .Em PPP 接続を行いたい最大の数です。 .It .Pa /dev ディレクトリにトンネルデバイスのエントリ .Pa /dev/tunN があるかどうかを調べてください。 ここで .Sq N は、0 から始まる tun デバイスの番号です。 もし無いようならば、"sh ./MAKEDEV tunN" を実行すれば作ることができます。 これにより 0 から .Ar N までの tun デバイスが作成されます。 .It あなたのシステムの .Pa /etc/group ファイルに .Dq network グループがあり、そのグループが .Nm を使うと想定されるすべてのユーザ名を含んでいることを確かめてください。 詳細は .Xr group 5 マニュアルページを参照してください。また、これらのユーザは .Pa /etc/ppp/ppp.conf ファイルで .Dq allow users コマンドを使用してアクセス権が与えられなければなりません。 .It ログファイルを作成します。 .Nm は .Xr syslog 3 を使用して情報を記録します。通常のログファイル名は .Pa /var/log/ppp.log です。 このファイルに出力を行うためには、次の行を .Pa /etc/syslog.conf ファイルに記述してください: .Bd -literal -offset indent !ppp *.*/var/log/ppp.log .Ed .Pp .Nm の実行形式にリンクを作成することにより、複数の .Em PPP ログファイルを持つことが可能です: .Pp .Dl # cd /usr/sbin .Dl # ln ppp ppp0 .Pp として .Pa /etc/syslog.conf で .Bd -literal -offset indent !ppp0 *.*/var/log/ppp0.log .Ed .Pp とします。 .Pa /etc/syslog.conf を更新した後に、 .Xr syslogd 8 に .Dv HUP シグナルを送ることをお忘れなく。 .It 厳密には .Nm の操作とは関係ありませんが、リゾルバが正しく働くように設定した方が 良いでしょう。 これは .Pq Xr named 8 を用いて ローカルな DNS サーバを設定するか、もしくは .Pa /etc/resolv.conf ファイルに適切な .Sq name-server 行を加えることで行われます。 詳細は .Xr resolv.conf 5 のマニュアルを参照してください。 .Pp 他の方法として、もし接続先がサポートしている場合には .Nm が接続先にネームサーバのアドレスを尋ねて、自動的に .Pa /etc/resolv.conf を更新することができます。詳細は後述の .Dq enable dns コマンドを参照してください。 .El .Sh 手動ダイヤル 次の例では、あなたのマシン名が .Dv awfulhak であるとして説明します。 .Nm を引数無しで起動すると (前述の .Sx パーミッション 参照) 次のプロンプトが表示されます: .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> .Ed .Pp プロンプトの .Sq ON の部分は常に大文字であるべきです。ここが小文字の場合、 .Dq passwd コマンドを使用してパスワードを入力しなければならないことを意味します。 実行中の .Nm に接続し、 まだ正しいパスワードを入力していない場合にのみこのような状態になります。 .Pp .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> set device /dev/cuaa0 ppp ON awfulhak> set speed 38400 .Ed .Pp 通常ハードウェアフロー制御 (CTS/RTS) を使用します。 しかし、特定の場合 (特定の PPP 可能な端末サービスに直接接続している場合に起り得ます)、 .Nm が通信リンクにデータを書き込もうとしたときに、 永遠に来ない CTS (送信時にクリア) シグナルを待つことにより .Nm がハングします。 直通線で接続できない場合は、 .Dq set ctsrts off で CTS/RTS をオフにしてみてください。 これが必要な場合、後述の .Dq set accmap の記述も参照してください - .Dq set accmap 000a0000 も必要かもしれません。 .Pp 通常、パリティは .Dq none に設定します。これが .Nm ppp のデフォルトです。 パリティはどちらかというと古風なエラーチェック機構であり、 今となっては使用しません。 最近のモデムは各自のエラーチェック機構を持っており、 ほとんどのリンク層プロトコル ( .Nm はこれです) はより信頼できるチェック機構を使用します。 パリティは相対的に大きなオーバヘッドを持ちますので (トラフィックが 12.5% 増加します)、 .Dv PPP がオープンされると常に無効化 .Pq set to Dq none されます。 しかし、ISP (インターネットサービスプロバイダ) によっては、 特定のパリティ設定を接続時 ( .Dv PPP がオープンする前) に使用するものがあります。 特に、Compuserve はログイン時に偶数パリティに固執しています: .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> set parity even .Ed .Pp ここで、現在のモデム設定がどのようになっているか見られます: .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> show modem Name: deflink State: closed Device: N/A Link Type: interactive Connect Count: 0 Queued Packets: 0 Phone Number: N/A Defaults: Device List: /dev/cuaa0 Characteristics: 38400bps, cs8, even parity, CTS/RTS on Connect time: 0 secs 0 octets in, 0 octets out Overall 0 bytes/sec ppp ON awfulhak> .Ed .Pp ここでは、直接モデムと通信するために term コマンドを使用可能です: .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> term at OK atdt123456 CONNECT login: myispusername Password: myisppassword Protocol: ppp .Ed .Pp 相手が .Em PPP で話しはじめると、 .Nm はそれを自動的に検出してコマンドモードに戻ります。 .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> # リンクは確立していません Ppp ON awfulhak> # 接続完了、LCP 完了 PPp ON awfulhak> # 認証完了 PPP ON awfulhak> # IP アドレス合意完了 .Ed .\" your end で「あなた側」 .Pp このようにならない場合、接続先がこちらの開始交渉を 待っている可能性があります。 強制的に .Nm に接続先への PPP 設定パケットの送出を開始させるためには .Dq ~p コマンドを使い、端末モードを抜けてパケットモードに移行して下さい。 .Pp それでもログインプロンプトが得られない場合、 Unix 的なログイン/パスワード認証ではなく、PAP または CHAP の認証を、 相手は要求している可能性が非常に高いです。 正しく設定するためには、プロンプトに戻り、 認証用の名前とキーを設定し、再度接続します: .Bd -literal -offset indent ~. ppp ON awfulhak> set authname myispusername ppp ON awfulhak> set authkey myisppassword ppp ON awfulhak> term at OK atdt123456 CONNECT .Ed .Pp ここで再度、交渉開始するように ppp に指定できます: .Bd -literal -offset indent ~p ppp ON awfulhak> # リンクは確立していません Ppp ON awfulhak> # 接続完了、LCP 完了 PPp ON awfulhak> # 認証完了 PPP ON awfulhak> # IP アドレス合意完了 .Ed .Pp これで接続されました! プロンプトの .Sq PPP が大文字に変化して、接続されたことを知らせます。もし 3 つの P の内 いくつかだけが大文字になっている場合には、すべての文字が大文字もしくは 小文字になるまで待ってください。もし小文字に戻った場合には、それは .Nm が接続先との交渉に成功しなかったことをを意味します。 この時点での問題解決の第一歩としては、次のようにし、再挑戦します。 .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> set log local phase lcp ipcp .Ed .Pp 詳細は、下記の .Dq set log コマンドの説明を参照してください。 この時点でも失敗する場合、 ログを有効にして再挑戦することが非常に重要です。 プロンプトの変化に注意し、あなたを助けてくれる人に報告することもまた重要です。 .Pp リンクが確立したら、show コマンドを使用することで、 どのように事態が進行しているのかが分ります: .Bd -literal -offset indent PPP ON awfulhak> show modem * モデム関連の情報がここに表示されます * PPP ON awfulhak> show ccp * CCP (圧縮) 関連の情報がここに表示されます * PPP ON awfulhak> show lcp * LCP (回線制御) 関連の情報がここに表示されます * PPP ON awfulhak> show ipcp * IPCP (IP) 関連の情報がここに表示されます * PPP ON awfulhak> show link * (高レベル) リンク関係の情報がここに表示されます * PPP ON awfulhak> show bundle * (高レベル) 論理接続関係の情報がここに表示されます * .Ed .Pp この時点で、マシンは接続先に対するホスト単位の経路 (host route) を持っています。 これはリンクの相手のホストとのみ接続可能であるという意味です。 デフォルト経路のエントリ (他の経路エントリを持たずに、全パケットを .Em PPP リンクの相手に送る ように、あなたのマシンに指示します)を追加したければ、 次のコマンドを入力してください。 .Bd -literal -offset indent PPP ON awfulhak> add default HISADDR .Ed .Pp .Sq HISADDR という文字列は、相手側の IP アドレスを表します。 既存の経路のために失敗する場合には、 .Bd -literal -offset indent PPP ON awfulhak> add! default HISADDR .Ed .Pp を用いることで既存の経路を上書きできます。 このコマンドは、実際に接続を作成する前に実行可能です。 新しい IP アドレスを接続時に交渉する場合、これに従って .Nm がデフォルト経路を更新します。 .Pp ここで、(ping, telnet, ftp のような) ネットワークアプリケーションを、 あなたのマシンの別のウィンドウまたは端末で使用可能です。 現在の端末を再利用したい場合、 .Nm をバックグラウンドモードにするために、 標準のシェルのサスペンドとバックグラウンドコマンド (通常 .Dq ^Z の後に .Dq bg ) を使用可能です。 .Pp 使用可能コマンドの詳細は .Sx PPP コマンドリスト の節を参照してください。 .Sh 自動ダイヤル 自動ダイヤルを行うためには、ダイヤルとログインのチャットスクリプトを 用意しなければなりません。定義の例は .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.conf.sample を見てください ( .Pa /etc/ppp/ppp.conf の書式は非常に簡単です)。 各行は単一のコメント、インクルード、ラベル、コマンドのいずれかを含みます。 .Bl -bullet .It .Pq Dq # 文字で始まる行は、コメントとして扱われます。 コメント行と認識した場合、先行する空白は無視されます。 .It インクルードは語 .Sq !include から始まる行です。 1 つの引数 - インクルードするファイル - を持つ必要があります。 古いバージョンの .Nm との互換性のために、 .Dq !include ~/.ppp.conf を使用したいかもしれません。 .It ラベルは行頭から始まり、最後にコロン .Pq Dq \&: が続かなければなりません。 .It コマンド行は、最初の桁に空白かタブを含む必要があります。 .El .Pp .Pa /etc/ppp/ppp.conf ファイルには少なくとも .Dq default セクションが存在する必要があります。 このセクションは常に実行されます。 このファイルには 1 つ以上のセクションが含まれます。 セクション名は用途に応じて付けます。例えば、 .Dq MyISP はあなたの ISP を表したり、 .Dq ppp-in は入力の .Nm 構成を表したります。 .Nm ppp を立ち上げる際に、接続先のラベル名を指定可能です。 .Dq default ラベルに関係づけられたコマンドが実行されてから、 接続先ラベルに関連づけられたコマンドが実行されます。 .Nm を引数無しで起動した場合、 .Dq default だけは実行されます。load コマンドを使用して、 .Pa /etc/ppp/ppp.conf のセクションを手動でロード可能です: .Bd -literal -offset indent PPP ON awfulhak> load MyISP .Ed .Pp ひとたび接続が確立したなら、プロンプトの .Sq ppp は .Sq PPP に変わります: .Bd -literal -offset indent # ppp MyISP \&... ppp ON awfulhak> dial Ppp ON awfulhak> PPp ON awfulhak> PPP ON awfulhak> .Ed .Pp Ppp プロンプトは .Nm が認証フェースに入ったことを示します。PPp プロンプトは .Nm がネットワークフェーズに入ったことを示します。PPP プロンプトは .Nm がネットワーク層プロトコルの交渉に成功し、使用可能状態にあることを示します。 .Pp もし .Pa /etc/ppp/ppp.linkup が利用可能ならば、 .Em PPP 接続が確立された時に、その内容が実行されます。 接続が確立された後のバックグラウンドでのスクリプト実行については、 提供されている .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.conf.sample (使用可能な置換文字列については、後述の .Dq shell と .Dq bg を参照してください) の .Dq pmdemand の例を参照してください。 同様に、接続が閉じられると、 .Pa /etc/ppp/ppp.linkdown ファイルの内容が実行されます。 これらのファイルのフォーマットは .Pa /etc/ppp/ppp.conf と同じです。 .Pp 以前のバージョンの .Nm では、デフォルト経路のような経路は .Pa ppp.linkup ファイルで追加し直す必要がありました。 現在では .Nm は、 .Dv HISADDR もしくは .Dv MYADDR が変化したときに、自動的に .Dv HISADDR もしくは .Dv MYADDR 文字列を含むすべての経路を更新する .Sq スティッキー経路 をサポートします。 .Sh バックグラウンドダイヤル .Nm を使って非対話的に接続を確立したい場合 (例えば .Xr crontab 5 エントリや .Xr at 1 ジョブから使うような場合) には、 .Fl background オプションを使います。 .Fl background が指定された場合、 .Nm はすぐに接続を確立しようとします。 複数の電話番号が指定された場合には、各電話番号が 1 回づつ試されます。 これらに失敗すると、 .Nm は即座に終了し、0 でない終了コードを返します。 接続に成功すると .Nm はデーモンになり、呼び出し側に終了コード 0 を返します。 デーモンは、リモートシステムが接続を終了した場合、 もしくは .Dv TERM シグナルを受け取った場合に、自動的に終了します。 .Sh ダイヤルオンデマンド デマンドダイヤル機能は .Fl auto または .Fl ddial オプションにて有効にされます。この場合にも .Pa /etc/ppp/ppp.conf で定義された接続先のラベルを指定しなければなりません。 これには、リモート接続先の IP アドレスを指定するための .Dq set ifaddr コマンドも書かれていなければなりません ( .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.conf.sample を参照してください)。 .Bd -literal -offset indent # ppp -auto pmdemand .Ed .Pp .Fl auto または .Fl ddial が指定された時に .Nm はデーモンとして動作しますが、 .Pa /etc/ppp/ppp.conf 中で .Dq set server コマンドを使うことで、設定を確認したり変更したりすることができます。 .Po たとえば、 .Dq set server +3000 mypasswd とすると .Pc 次のように診断ポートを通じて接続することができます。 .Bd -literal -offset indent # pppctl 3000 (tun0 を仮定) Password: PPP ON awfulhak> show who tcp (127.0.0.1:1028) * .Ed .Pp .Dq show who コマンドは現在 .Nm 自身に接続しているユーザの一覧を表示します。診断ソケットが閉じられる、 もしくは異なるソケットに変更された場合、すべての接続は即座に終了します。 .Pp .Fl auto モードにて 送信パケットが検出された時、 .Nm は (チャットスクリプトに基づいて) ダイヤルを行い、 通信相手に接続しようとします。 .Fl ddial モードでは回線がダウンしていることが確認された場合にはいつでも ダイヤルが行われます。 接続に失敗したら、デフォルトの動作では 30 秒間待ってから、 別の送信パケットが検出された時に接続しようとします。 .Pp この動作は .Dq set redial コマンドで変更できます。 .Pp .No set redial Ar secs Ns Xo .Oo + Ns Ar inc Ns .Op - Ns Ar max Ns .Oc Op . Ns Ar next .Op Ar attempts .Xc .Pp .Bl -tag -width attempts -compact .It Ar secs は、再び接続しようとするまでの秒数です。 引数がリテラル文字列 .Sq Li random の場合には、待ち時間を 1 秒以上から 30 秒以下の間でランダムに選びます。 .It Ar inc は秒数であり、 新規にダイヤルするときに .Ar secs に加えられます。 このタイムアウト値が .Ar secs に戻るのは、接続が成功裏に確立した後だけです。 .Ar inc のデフォルト値は 0 です。 .It Ar maxinc は、 .Nm が .Ar secs を増加させる最大回数です。 .Ar maxinc のデフォルト値は 10 です。 .It Ar next は電話番号リストの中の次の番号をダイヤルする前に待つ秒数です。( .Dq set phone コマンドを参照してください)。これのデフォルトは 3 秒です。 繰り返しますが、引数がリテラル文字列 .Sq Li random の場合には、待ち時間を 1 秒以上 30 秒以下の間でランダムに選びます。 .It Ar attempts は、受け取った個々の送信パケットに対して、何回接続を試みるのかを示す 数字です。 .It Ar attempts に 0 を指定すると、接続されるまで試みを続けます。 .Bd -literal -offset indent set redial 10.3 4 .Ed .Pp は個々の送信パケットに対して 4 回接続を試み、 番号間の待ち時間が 3 秒で、すべての番号を試した後に 10 秒待つことを表します。 複数の電話番号が指定されている場合でも、トータルのダイヤル回数は 4 回のままです。 (それぞれの番号を 4 回ダイヤルするのではありません)。 .Pp 代りに、 .Pp .Bd -literal -offset indent set redial 10+10-5.3 20 .Ed .Pp は、 .Nm に接続を 20 回試みさせます。最初の試みの後は、 .Nm は 10 秒待ちます。 次の試みの後は 20 秒待ちということを、 6 番目の試みの後では 1 分待つところまで行います。 次の 14 回の停止は、同じ 1 分間となります。 .Nm が接続し、切断した後、再度接続に失敗した場合、 タイムアウト値は再度 10 秒から開始します。 .Pp リンクの両端が .Nm の .Fl auto ダイヤルモードを利用している場合は、 ダイヤル間隔を変更しておくのが良いでしょう。 もし、リンクの両端が同じタイムアウト時間に設定されていて、 リンクが切れて両方に送信待ちのパケットがあった場合、 両方が同時に相手を呼び出しあうことになってしまいます。 場所によっては、シリアルリンクに信頼性がなく、 切れるべきでない時にキャリアが失われるかもしれません。 セッションの途中で予期せずキャリアが失われた場合、 .Nm にリダイヤルさせることができます。 .Bd -literal -offset indent set reconnect timeout ntries .Ed .Pp このコマンドは、キャリアが失われた時に .Ar timeout 秒の間隔を置いて .Ar ntries 回まで接続を再確立するよう .Nm に指示します。例えば、 .Bd -literal -offset indent set reconnect 3 5 .Ed .Pp は、予期せぬキャリア喪失の際に .Ar 3 秒待ってから再接続を試みるように .Nm に指示します。これは .Nm があきらめる前に .Ar 5 回まで行われます。 ntries のデフォルト値は 0 (再接続しない) です。 このオプションを使用する際には注意が必要です。 もしローカル側のタイムアウトがリモート側よりもわずかに長いと、 リモート側がタイムアウトにより回線を切断した場合に、 再接続機能が (指定した回数まで) 起動されてしまいます。 注: この文脈においては、多くの LQR を喪失するとキャリア喪失を引き起こし、 ひいては再接続を引き起こします。 .Fl background フラグが指定された場合、接続が行えるまで すべての電話番号が最大 1 回ダイヤルされます。 .Dq set redial コマンドにて、リダイヤル期間の後に、 再接続回数を指定します。 リダイヤル値が指定した電話番号数より少ない場合、 指定した電話番号で使用されないものが出来ます。 プログラムを終了させるには、次のように入力してください。 .Bd -literal -offset indent PPP ON awfulhak> close ppp ON awfulhak> quit all .Ed .Pp .Dq quit コマンドは .Xr pppctl 8 もしくは .Xr telnet 1 による接続を終了しますが、 プログラム自身は終了させません。 .Nm も終了させたい場合には、 .Dq quit all を実行してください。 .Sh PPP 接続の受け入れ (方法その 1) .Em PPP 接続要求を受け入れるには、次の手順にしたがってください。 .Bl -enum .It モデムと、 (必要であれば) .Pa /etc/rc.serial が正しく設定されていることを確認します。 .Bl -bullet -compact .It フロー制御にはハードウェアハンドシェイク (CTS/RTS) を使います。 .It モデムはエコーバックを行わず (ATE0) 、コマンドの結果も報告しない (ATQ1) ように設定されていなければなりません。 .El .Pp .It モデムが接続されているポートで .Xr getty 8 が起動されるように .Pa /etc/ttys を編集します。 例えば、次のように設定すれば良いでしょう: .Pp .Dl ttyd1 "/usr/libexec/getty std.38400" dialup on secure .Pp .Xr getty 8 を起動するために .Xr init 8 プロセスに .Dv HUP シグナルを送るのを 忘れないでください: .Pp .Dl # kill -HUP 1 .It .Pa /usr/local/bin/ppplogin ファイルを次のような内容で作成します: .Bd -literal -offset indent #!/bin/sh exec /usr/sbin/ppp -direct incoming .Ed .Pp ダイレクトモード .Pq Fl direct では、 .Nm は標準入力と標準出力を使って動作します。クライアント動作の .Nm と同様に、 .Xr pppctl 8 を使用することで、構成された診断ポートに接続可能です。 .Pp ここで .Pa /etc/ppp/ppp.conf 中の .Ar incoming セクションが設定されていなければなりません。 .Pp .Ar incoming セクションに適当な .Dq allow users コマンドがあることを確かめておいてください。 .It 受け入れるユーザのアカウントを用意してください。 .Bd -literal ppp:xxxx:66:66:PPP Login User:/home/ppp:/usr/local/bin/ppplogin .Ed .Pp 詳細は .Xr adduser 8 と .Xr vipw 8 のマニュアル項目を参照してください。 .Dq accept dns および .Dq set nbns コマンドを使うことで IPCP によるドメインネームサーバと NetBIOS ネームサーバの 交渉を有効にすることが可能です。 下記の記述を参照してください。 .El .Pp .Sh PPP 接続の受け入れ (方法その 2) この方法は、 .Xr login 1 ではなく .Nm ppp で接続の認証を行うという点が異なります。 .Bl -enum .It .Pa /etc/gettytab の default セクションに .Dq pp ケーパビリティを指定することで ppp を自動的に認識するように 設定してください。 .Bd -literal default:\\ :pp=/usr/local/bin/ppplogin:\\ ..... .Ed .It 上記の方法その 1 の最初の 3 手順と同じように、 シリアルデバイスを設定し、 .Xr getty 8 を有効にして、 .Pa /usr/local/bin/ppplogin を作成してください。 .It .Pa /etc/ppp/ppp.conf の .Sq incoming ラベル (もしくは .Pa ppplogin が用いるラベルならなんでも構いません) 下に .Dq enable chap か .Dq enable pap .Pq もしくはその両方 を加えてください。 .It .Pa /etc/ppp/ppp.secret に、受け入れるユーザそれぞれについて、エントリを作成してください。 .Bd -literal Pfredxxxx Pgeorgeyyyy .Ed .El .Pp これで、 .Xr getty 8 は (HDLC フレームヘッダを認識することで) ppp 接続を検出すると、すぐに .Dq /usr/local/bin/ppplogin を実行します。 .Pp 上記のように PAP もしくは CHAP を有効にすることは .Em 必須 です。そうしなければ、あらゆる人があなたのマシンにパスワード .Em なしに ppp セッションを確立することを許可し、 あらゆる種類の潜在的な攻撃に対して門戸を開いていることになります。 .Sh 内向き接続の認証 通常、接続の受信側は相手が相手自身を認証することを要求します。 これは通常 .Xr login 1 にて行われますが、代りに PAP か CHAP を使用可能です。 2 つのうちで CHAP の方がより安全ですが、 クライアントによってはサポートしていないものがあります。 どちらを使いたいか決めたら、 .Sq enable chap または .Sq enable pap を .Pa ppp.conf の適切なセクションに追加してください。 .Pp その後、 .Pa /etc/ppp/ppp.secret ファイルの設定を行う必要があります。 このファイルは、クライアントになりうるマシンごとに 1 行を含みます。 各行は 5 つまでのフィールドからなります: .Pp .Ar name Ar key Oo .Ar hisaddr Op Ar label Op Ar callback-number .Oc .Pp .Ar name と .Ar key は期待されるクライアントのユーザ名とパスワードを指定します。 .Ar key が .Dq \&* で PAP が使用される場合、 .Nm は認証時にパスワードデータベース .Pq Xr passwd 5 を検索します。 .Pa ppp.secret の如何なる .Ar name Ns No / Ar key の組み合わせにおいても適切でない返答をクライアントが与える場合、 認証は失敗します。 .Pp 認証に成功したならば、 .Pq 指定時には .Ar hisaddr を IP 番号交渉時に使用します。詳細は .Dq set ifaddr コマンドを参照してください。 .Pp 認証に成功し .Ar label が指定された場合、現在のシステムラベルは .Ar label にマッチするように修正されます。 このことはファイル .Pa ppp.linkup と .Pa ppp.linkdown の後続のパーズに影響があります。 .Pp 認証に成功し .Ar callback-number が指定され .Dq set callback が .Pa ppp.conf で指定された場合、クライアントは指定された番号でコールバックされます。 CBCP が使用される場合、 .Dq set cbcp コマンドに渡すのと同様の形式で、 .Ar callback-number にもまた番号のリストまたは .Dq \&* を含むことが可能です。 この値は、 .Nm で後続する CBCP フェーズで使用します。 .Sh PPP オーバ TCP (別名: トンネリング) シリアルリンク上以外の .Nm の使用方法として、 device にホストとポートを指定することにより、 TCP 接続を使用することが可能です: .Pp .Dl set device ui-gate:6669 .Pp シリアルデバイスをオープンする代りに、 .Nm は指定されたマシンの指定されたソケットへの TCP 接続をオープンします。 .Nm は telnet プロトコルを使用しないこと、 telnet サーバと交渉できないことに注意を払うべきです。 受信マシン (ui-gate) 上に、 この ppp 接続を受信するポートを設定する必要があります。まず .Pa /etc/services を更新して、サービスを定義します: .Pp .Dl ppp-in 6669/tcp # Incoming PPP connections over tcp .Pp そして .Pa /etc/inetd.conf を更新して、このポートへの受信接続をどのように扱うかを .Xr inetd 8 に指示します: .Pp .Dl ppp-in stream tcp nowait root /usr/sbin/ppp ppp -direct ppp-in .Pp .Pa /etc/inetd.conf を更新した後には、 .Xr inetd 8 に .Dv HUP シグナルを送るのをお忘れなく。 ここではラベル名 .Dq ppp-in を使用します。 ui-gate (受信側) の .Pa /etc/ppp/ppp.conf エントリは次の内容を含みます: .Bd -literal -offset indent ppp-in: set timeout 0 set ifaddr 10.0.4.1 10.0.4.2 add 10.0.1.0/24 10.0.4.2 .Ed .Pp セキュリティのために PAP もしくは CHAP の設定をしたいかもしれません。 PAP を有効にするには次の行を追加します: .Bd -literal -offset indent enable PAP .Ed .Pp また、次のエントリを .Pa /etc/ppp/ppp.secret に作成する必要があります: .Bd -literal -offset indent MyAuthName MyAuthPasswd .Ed .Pp .Ar MyAuthPasswd が .Pq Dq * の場合には、パスワードは .Xr passwd 5 データベースから検索されます。 .Pp awfulhak (起動側) の .Pa /etc/ppp/ppp.conf エントリは次の内容を含む必要があります: .Bd -literal -offset indent ui-gate: set escape 0xff set device ui-gate:ppp-in set dial set timeout 30 set log Phase Chat Connect hdlc LCP IPCP CCP tun set ifaddr 10.0.4.2 10.0.4.1 add 10.0.2.0/24 10.0.4.1 .Ed .Pp PAP を有効にしようとしている場合、次の設定も必要です: .Bd -literal -offset indent set authname MyAuthName set authkey MyAuthKey .Ed .Pp 我々は、 ui-gate に 10.0.4.1 のアドレスを割り当て、 awfulhak に 10.0.4.2 のアドレスを割り当てようとしています。 接続をオープンするためには、次の内容をタイプするだけで良いです。 .Pp .Dl awfulhak # ppp -background ui-gate .Pp 結果として、 awfulhak にはネットワーク 10.0.2.0/24 への新たな「経路」が、 ui-gate にはネットワーク 10.0.1.0/24 への新たな「経路」が、 TCP 接続経由でそれぞれ作成されます。 ネットワークは実質的にブリッジされます - 下位レベルの TCP 接続はパブリックなネットワーク (例えばインターネット) を またがっても良いです。 また 2 つのゲートウェイ間では ppp トラフィックは 概念的に TCP ストリーム中でカプセル化されます (パケットがパケットに対応するわけではありません)。 この機構の大きな欠点は、同時に 2 つの「配送保証」機構が存在することです - この 2 つとは、下位レベルの TCP ストリームと .Em PPP リンク上で使用されるプロトコルであり、おそらくまた TCP でしょう。 パケット喪失が起ると、両者はそれぞれの方法で喪失した パケットを再送しようと するでしょう。 .Sh パケットエイリアシング .Fl alias コマンドラインオプションにより、 パケットエイリアシングが有効になります。 これにより、 .Nm ホストがローカルエリアネットワークの他のコンピュータに対して マスカレードゲートウェイとして動作するようになります。 送信される IP パケットは、まるで .Nm ホストから来たかのようにエイリアスされ、 受信パケットは、それがローカルエリアネットワークの正しいマシンに 送られるようにエイリアスが戻されます。 パケットエイリアシングにより、 未登録でプライベートなサブネット上のコンピュータを 外部から見えないようにしつつ、 インターネットへアクセス可能とします。 一般に、 .Nm が正しく動作していることの確認は、 まず最初にパケットエイリアシングを禁止して行います。 次に .Fl alias オプションを有効にして、 .Nm ホストの上で (ウェブブラウザや .Xr telnet 1 , .Xr ftp 1 , .Xr ping 8 , .Xr traceroute 8 などの) ネットワークアプリケーションの動作を確認します。 最後に、LAN 上の別のコンピュータの上で同様なアプリケーションの 動作を確認することになります。 .Nm ホストではネットワークアプリケーションが正しく動作するのに、 LAN 上の別のコンピュータでは動かないのであれば、マスカレードソフトウェアは 正しく動いているけれども、ホストが IP パケットをフォワーディングしないか、 ひょっとするとパケットが送られて来ていないかのどちらかです。 .Pa /etc/rc.conf で IP フォワーディングが有効にされていることと、 他のコンピュータで .Nm ホストがその LAN のゲートウェイとして 指定されていることを確認してください。 .Sh パケットのフィルタリング この実装では、パケットのフィルタリングがサポートされています。 .Em in フィルタ、 .Em out フィルタ、 .Em dial フィルタ、そして .Em alive フィルタの 4 種類のフィルタがあります。 ここでは基本的なことについて書くことにします。 .Bl -bullet .It フィルタ定義は次のような構文になっています。 .Pp set filter .Ar name .Ar rule-no .Ar action .Oo .Ar src_addr Ns Op / Ns Ar width .Op Ar dst_addr Ns Op / Ns Ar width .Oc .Oo Ar proto Op src Ar cmp port .Op dst Ar cmp port .Op estab .Op syn .Op finrst .Oc .Bl -enum .It .Ar name は .Sq in , .Sq out , .Sq dial , .Sq alive のいずれかです。 .It .Ar rule-no は .Sq 0 から .Sq 19 までの数値で、ルール番号を指定します。 ルールは .Ar rule-no の番号順に指定されます。 ただしルール .Sq 0 が指定されている場合のみです。 .It .Ar action は .Sq permit , .Sq deny のいずれかです。 もし、あるパケットがルールに一致した場合、 結びつけられた action が直ちに実行されます。 .It .Op Ar src_addr Ns Op / Ns Ar width と .Op Ar dst_addr Ns Op / Ns Ar width は始点と終点の IP アドレスです。 .Op / Ns Ar width が指定された場合には、それによって適切なネットマスクのビット値を与え、 アドレスの範囲を指定することができます。 .It .Ar proto は .Sq icmp , .Sq udp , .Sq tcp のうちのいずれか 1 つです。 .It .Ar cmp は .Sq \< , .Sq \&eq , .Sq \> のうちいずれか 1 つです。それぞれ、より小さい、等しい、 より大きいを意味します。 .Ar port はポート番号で指定するか、 .Pa /etc/services のサービス名で指定することができます。 .It .Sq estab , .Sq syn , .Sq finrst フラグは .Ar proto が .Sq tcp に設定されているときにのみ許可され、それぞれ TH_ACK、TH_SYN、および TH_FIN もしくは TH_RST という TCP フラグを表わします。 .El .Pp .It 各フィルタはルール 0 から始まり、40 個までのルールをもつことができます。 規則のルールは、ルール 0 が定義されていなければ、有効にはなりません。 すなわち、デフォルトではすべてが通されます。 .It パケットにマッチするルールが無い場合は、パケットは破棄 (ブロック) されます。 .It すべての規則を消去するには、 .Dq set filter Ar name No -1 を使ってください。 .El .Pp .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.conf.sample . を参照してください。 .Sh アイドルタイマの設定 アイドルタイマを調べたり/設定するためには、それぞれ .Dq show bundle と .Dq set timeout コマンドを使ってください: .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> set timeout 600 .Ed .Pp タイムアウト時間は秒数で指定します。デフォルト値は timeout が 180 秒 .Pp 3 分 です。 アイドルタイマ機能を使わないようにするためには、 次のコマンドを利用してください。 .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> set timeout 0 .Ed .Pp .Fl ddial と .Fl dedicated モードではアイドルタイムアウトは無視されます。 .Fl auto モードでは、アイドルタイムアウトが発生すると .Nm プログラムは実行したままで .Em PPP セッションを終了します。別の引金となるパケットがきた時に リンクを再び確立しようとします。 .Sh Predictor-1 および DEFLATE 圧縮 .Nm は Predictor type 1 圧縮および deflate 圧縮をサポートしています。 デフォルトでは、 .Nm は、接続相手が同意 .Pq あるいは要求 した場合に、 この機能を使おうと (もしくは受け入れようと) します。 .Nm は deflate プロトコルを優先します。 これらの機能を使用したくない時には .Dq disable と .Dq deny のコマンドを参照してください。 .Pp .Dq disable deflate か .Dq deny deflate の一方を使用することにより、 方向ごとに異ったアルゴリズムを使用することができます。 .Pq 接続相手が両方のプロトコルをサポートしていると仮定しています。 .Pp デフォルトでは、DEFLATE について交渉するときには .Nm はウィンドウサイズとして 15 を使います。この動作を変更したい場合には .Dq set deflate コマンドを参照してください。 .Pp デフォルトでは無効にされ受け付けませんが、DEFLATE24 と呼ばれる特殊な アルゴリズムを使用することもできます。これは CCP ID 24 を 交渉に使う点を除いては DEFLATE と完全に同じものです。 これを使用することで .Nm は .Nm pppd バージョン 2.3.* と DEFLATE 交渉を成功させることができます。 .Sh IP アドレスの制御 .Nm は IP アドレスの交渉のために IPCP を使います。接続の両側は、自分が 使おうとするアドレスを提示し、要求された IP アドレスが受け入れ可能な ものであれば、相手に ACK (肯定応答) を返します。 受け入れることができなければ、別の IP アドレスの使用を促すために .Nm は相手に NAK (否定応答) を返します。 接続の両側が受け取った要求に同意し (ACK を送っ) た時、 IPCP はオープン状態にセットされ、ネットワーク層での接続が確立されます。 IPCP の動作を制御するために、この実装はローカルとリモートの IP アドレスを定義するための .Dq set ifaddr コマンドを持っています。 .Bd -literal -offset indent .No set ifaddr Oo Ar src_addr Ns .Op / Ns Ar \&nn .Oo Ar dst_addr Ns Op / Ns Ar \&nn .Oo Ar netmask .Op Ar trigger_addr .Oc .Oc .Oc .Ed .Pp ここで、 .Sq src_addr はローカル側で使おうと思っている IP アドレスで、 .Sq dst_addr はリモート側が使用すべき IP アドレスです。 .Sq netmask は使用すべきネットマスクです。 .Sq src_addr のデフォルトは現在の .Xr hostname 1 のもの、 .Sq dst_addr のデフォルトは 0.0.0.0 であり、 .Sq netmask のデフォルトは .Sq src_addr に適したマスク値です。 .Sq netmask はデフォルトより小さくすることのみ可能です。 ほとんどのカーネルが POINTOPOINT インタフェースのネットマスクを 無視するので、便利な値は 255.255.255.255 でしょう。 .Pp 誤った .Em PPP の実装には、接続交渉のために、 .Sq src_addr ではなく特別な IP アドレスを使用しなければならないものがあります。 この場合、 .Sq trigger_addr で指定した IP アドレスが使用されます。 相手がこの提案された番号に同意しない限り、経路表には影響しません。 .Bd -literal -offset indent set ifaddr 192.244.177.38 192.244.177.2 255.255.255.255 0.0.0.0 .Ed .Pp 上の例の意味は次の通りです: .Pp .Bl -bullet -compact .It 自分の IP アドレスとしてまず 0.0.0.0 を提案しますが、アドレス 192.244.177.38 のみは受け付けます。 .It 相手側のアドレスとして 192.244.177.2 を使うように要求し, 192.244.177.2 以外のどんなアドレスを使うことも許可しません。 相手側が別の IP アドレスを要求してきた時は、いつでも 192.244.177.2 を提案します。 .It 経路表のネットマスク値は 0xffffffff に設定されます。 .El .Pp これは、両側が既に決まった IP アドレスを持っている場合には うまくいきますが、多くの場合、一方がすべての IP アドレスを制御する サーバとして動作しており、もう一方はその方針に従います。 より柔軟な動作をさせるために、 .Dq set ifaddr コマンドで IP アドレス指定をもっと緩やかにすることが可能です: .Pp .Dl set ifaddr 192.244.177.38/24 192.244.177.2/20 .Pp スラッシュ .Pq Dq / に続く数字は、この IP アドレスで意味のあるビットの数を 表現しています。上の例は次のことを示しています。 .Pp .Bl -bullet -compact .It 可能なら自分のアドレスとして 192.244.177.38 を使おうとしますが、 192.244.177.0 から 192.244.177.255 の間の任意の IP アドレスも受け入れます。 .It 相手のアドレスとして 192.244.177.2 を使うことを希望しますが、 192.244.176.0 から 192.244.191.255 の間の任意の IP アドレスも許可します。 .It すでにお気づきと思いますが、 192.244.177.2 は 192.244.177.2/32 と書くことと 等価です。 .It 例外として、0 は 0.0.0.0/0 と等価であり、希望する IP アドレスは 特に無く、リモート接続先の選択に従うことを意味します。 0 を使用した場合は、接続が確立するまで、経路表のエントリは まったく設定されません。 .It 192.244.177.2/0 は、どんな IP アドレスでも受け入れる/許可することを 意味しますが、最初に 192.244.177.2 を使うように提案します。 .El .Pp .Sh インターネットサービスプロバイダと接続する プロバイダに接続する際には、次のステップを踏む必要があるでしょう: .Bl -enum .It .Dq set phone コマンドを使って、ダイヤルスクリプトにプロバイダの電話番号を記述します。 ダイヤルやリダイヤルに使用する電話番号は、 パイプ .Pq Dq \&| またはコロン .Pq Dq \&: で区切って複数指定することができます。例えば、次のようになります。 .Pq Dq \&: : .Bd -literal -offset indent .No set phone Ar telno Ns Xo .Oo \&| Ns Ar backupnumber .Oc Ns ... Ns Oo : Ns Ar nextnumber .Oc Ns ... .Xc .Ed .Pp 最初のパイプで区切られたリストの番号は、 直前の番号でダイヤルもしくはログインスクリプトが失敗した場合のみ使用されます。 コロンで区切られた番号は、直前の番号の使用によりなにが起ったのかにかかわらず、 この順番で使用されます。例えば: .Bd -literal -offset indent set phone "1234567|2345678:3456789|4567890" .Ed .Pp この場合、まず 1234567 にダイヤルしてみます。 ダイヤルもしくはログインスクリプトに失敗したら、 次は 2345678 を使用します。 しかしこれはダイヤルもしくはログインスクリプトに失敗したとき *のみ* です。 このダイヤルの後、3456789 が使用されます。 4567890 は 345689 でダイヤルもしくはログインスクリプトに失敗したときのみ 使用されます。 2345678 のログインスクリプトが失敗したとしても、次の番号は 3456789 です。 必要な数だけ、パイプとコロンを使用可能です (しかし、通常はパイプのみかコロンのみであり両方の使用はないでしょう)。 次の番号へのリダイヤルまでのタイムアウトは、すべての番号にて使用されます。 リストが終了すると、 通常のリダイヤル期間だけ待ち、 最初から再開します。 .Dq set dial コマンドの \\\\T 文字列は選択された番号で置きかえられます。 (以降を参照してください)。 .It リダイヤルに関する設定は、 .Dq set redial で行います。 例えば回線の調子が悪かったり、 (最近では それほど多くないでしょうが) プロバイダがいつも話中だったりすると、 次のように設定したくなるかもしれません: .Bd -literal -offset indent set redial 10 4 .Ed .Pp これは最初の番号にリダイヤルを行う前に 10 秒待って、 4 回までダイヤルしてみるという意味になります。 .It .Dq set dial と .Dq set login コマンドを使ってログイン手続きを記述します。 .Dq set dial コマンドはモデムと通信してプロバイダへのリンクを確立するのに使われます。 例えば、次のようになります: .Bd -literal -offset indent set dial "ABORT BUSY ABORT NO\\\\sCARRIER TIMEOUT 4 \\"\\" \e ATZ OK-ATZ-OK ATDT\\\\T TIMEOUT 60 CONNECT" .Ed .Pp このモデム「チャット」文字列の意味は次の通りです。 .Bl -bullet .It \&"BUSY" または "NO CARRIER" を受信した場合には処理を中止します。 .It タイムアウトを 4 秒にセットします。 .It 文字列の受信待ちは行いません。 .It ATZ を送信します。 .It OK の受信待ちを行います。もし 4 秒以内に受信できなければ、 もう 1 度 ATZ を送信し、OK の受信待ちを行います。 .It ATDTxxxxxxx を送信します。xxxxxxx は 上記の電話番号リストの中の、次にダイヤルする番号です。 .It タイムアウトを 60 にセットします。 .It 文字列 CONNECT の受信待ちを行います。 .El .Pp 一旦接続が確立されると、ログインスクリプトが実行されます。 このスクリプトはダイヤルスクリプトと同じスタイルで書かれますが、 パスワードが記録されないように注意してください: .Bd -literal -offset indent set authkey MySecret set login "TIMEOUT 15 login:-\\\\r-login: awfulhak \e word: \\\\P ocol: PPP HELLO" .Ed .Pp このログイン「チャット」文字列の意味は次の通りです。 .Bl -bullet .It タイムアウトを 15 秒にセットします。 .It "login:" の受信待ちを行います。もし受信できなければ 復改文字を送信して、再び "login:" の受信待ちを行います。 .It "awfulhak" を送信します。 .It "word:" ("Password:" プロンプトの末尾) の受信待ちを行います。 .It .Ar authkey に現在設定されている値を送信します。 .It "ocol:" ("Protocol:" プロンプトの末尾) の受信待ちを行います。 .It "PPP" を送信します。 .It "HELLO" の受信待ちを行います。 .El .Pp .Dq set authkey コマンドのログは特別な方法でとられます。 .Ar command または .Ar chat のログが有効な時は、実際のパスワードは記録されません。 代りに .Sq ******** Ns が記録されます。 .Pp ログインスクリプトはプロバイダによって大きく違うものになるでしょう。 始めてそれを設定するときには .Em チャットログを有効化 することで、あなたのスクリプトが予定通りに動いているかを 調べることができます。 .It シリアル回線と通信速度を指定するためには .Dq set device と .Dq set speed を使います。例えば次のようになります。 .Bd -literal -offset indent set device /dev/cuaa0 set speed 115200 .Ed .Pp FreeBSD では cuaa0 が 1 つめのシリアルポートになります。 OpenBSD で .Nm を実行している場合には cua00 が 1 つめです。 あなたのモデムが 28800 かそれ以上のビットレートで通信することが できるなら、シリアルポートの速度には 115200 を指定しておくべきでしょう。 一般に、シリアルポートの速度はモデムの速度の約 4 倍にしておきます。 .It .Dq set ifaddr コマンドで IP アドレスを定義します。 .Bl -bullet .It プロバイダがどの IP アドレスを使っているのか知っている場合には、 それをリモートアドレス (dst_addr) として使ってください。 知らない場合には、10.0.0.2/0 か何かを使ってください (以降を参照してください)。 .It 特定の IP アドレスをプロバイダから割り当てられている場合は、 それをローカルアドレス (src_addr) として使ってください。 .It プロバイダが IP アドレスを動的に割り当てる場合は、適当に控えめで 緩やかに記述した IP アドレスをローカルアドレスに選んでください。 10.0.0.1/0 が適切でしょう。 / に続く数値は、このアドレスのうち何ビットを重視しているかを示します。 もしもクラス C のネットワーク 1.2.3.0 上のアドレスを使うことを 主張したいのなら、1.2.3.1/24 と指定することができます。 .It プロバイダがあなたが提示した最初の IP 番号を受け付ける場合、 第 3, 4 の引数に .Dq 0.0.0.0 を指定してください。 これによりプロバイダが番号を割り当てます。 (3 つめの引数は、 .Sq src_addr に対してデフォルトのマスクよりも制約が緩いため、無視されます。) .El .Pp 自分の IP アドレスもプロバイダの IP アドレスも 知らない場合には、次の例のようにするとよいでしょう。 .Bd -literal -offset indent set ifaddr 10.0.0.1/0 10.0.0.2/0 0.0.0.0 0.0.0.0 .Ed .Pp .It ほとんどの場合、プロバイダはデフォルトルータでもあるでしょう。 この場合、次の行を .Pa /etc/ppp/ppp.conf に追加します。 .Bd -literal -offset indent add default HISADDR .Ed .Pp これは、 .Nm 接続先のアドレスが何であっても .Pq この例では 10.0.0.2 デフォルト経路として追加するように指示します。 この経路は .Sq スティッキー です。これは .Dv HISADDR の値が変わると、経路もそれに従って自動的に更新されるという意味です。 .Pp 以前のバージョンの .Nm では .Pa /etc/ppp/ppp.linkup ファイルにこれと似たエントリが必要でした。 .Sq スティッキー経路 の出現により、これはもはや必要ではなくなりました。 .It プロバイダが PAP/CHAP による認証を要求している場合は、 .Pa /etc/ppp/ppp.conf ファイルに次の行を追加してください: .Bd -literal -offset indent set authname MyName set authkey MyPassword .Ed .Pp デフォルトではどちらも受け付けられますので、ISP が何を要求しても大丈夫です。 .Pp PAP もしくは CHAP を使用する場合、ログインスクリプトはほとんどの場合、 必要とされないことを記述しておくべきでしょう。 .It 次のような行を加え、ISP にネームサーバアドレスを確認してください。 .Bd -literal -offset indent enable dns .Pp .Ed ローカル DNS を走らせている場合には、これを .Em やらない でください。 .Nm は単純に .Pa /etc/resolv.conf に nameserver 行を入れることで、ローカル DNS の使用を 出し抜いてしまうからです。 .El .Pp 現実の例を見たい場合には、 .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.conf.sample と .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.linkup.sample を参照してください。 ラベル pmdemand は、ほとんどのプロバイダで使用できるでしょう。 .Sh ログ機能 .Nm は次のログ情報を、 .Xr syslog 3 経由で、もしくはスクリーンに出力することができます: .Pp .Bl -tag -width XXXXXXXXX -offset XXX -compact .It Li Async 非同期レベルパケットの 16 進ダンプ。 .It Li CBCP CBCP (CallBack Control Protocol) ログの生成。 .It Li CCP CCP パケットトレースの生成。 .It Li Chat .Sq dial , .Sq login , .Sq hangup のチャットスクリプトのトレースログの生成。 .It Li Command コマンド実行のログ。 .It Li Connect 文字列 "CONNECT" を含むチャット行のログ。 .It Li Debug デバッグ情報のログ。 .It Li HDLC HDLC パケットの 16 進ダンプ。 .It Li ID0 ユーザ ID 0 で実行された全関数呼び出しを詳細に記録。 .It Li IPCP IPCP パケットトレースの生成。 .It Li LCP LCP パケットトレースの生成。 .It Li LQM LQR レポートの生成。 .It Li Phase フェーズ遷移ログの出力。 .It Li TCP/IP 全 TCP/IP パケットのダンプ。 .It Li Timer タイマ操作のログ。 .It Li TUN ログの各行に tun デバイスを含めます .It Li Warning 端末デバイスへの出力。端末が存在しない場合は、 .Dv LOG_WARNING を使用してログファイルに送ります。 .It Li Error 端末デバイスとログファイルへの出力で、 .Dv LOG_ERROR を使用します。 .It Li Alert ログファイルへの出力で、 .Dv LOG_ALERT を使用します。 .El .Pp .Dq set log コマンドで、ログの出力レベルを設定することができます。 また、複数のレベルを単一コマンドラインにて指定することも可能です。 デフォルトは、 .Dq set log Phase です。 .Pp スクリーンに直接ログを表示することも可能です。 文法は同じで、語 .Dq local が .Dq set log の直後に付くことだけが違います。 デフォルトは .Dq set log local (つまり、マスクされない警告、エラーと注意のみ出力) です。 .Pp .Dq set log Op local への最初の引数が .Sq + か .Sq - の文字で始まる場合、現在のログレベルを消去せずに修正します。例えば: .Bd -literal -offset indent PPP ON awfulhak> set log phase PPP ON awfulhak> show log Log: Phase Warning Error Alert Local: Warning Error Alert PPP ON awfulhak> set log +tcp/ip -warning PPP ON awfulhak> set log local +command PPP ON awfulhak> show log Log: Phase TCP/IP Warning Error Alert Local: Command Warning Error Alert .Ed .Pp レベル Warning, Error, Alert のメッセージログは .Dq set log Op local では制御できません。 .Pp .Ar Warning レベルは特別で、ローカルに表示可能な場合には記録されません。 .Sh シグナルハンドリング .Nm は次のシグナルを扱います: .Bl -tag -width XX .It INT このシグナルを受信すると、現在の接続がもしあればそれを終了します。 .Fl auto もしくは .Fl ddial のモードではない場合、 .Nm は終了します。 .It HUP, TERM, QUIT .Nm を終了させます。 .It USR2 .Nm に全サーバソケットを閉じさせ、すべての既存の診断ポートへの接続を 取り下げます。 .El .Pp .Sh マルチリンク PPP .Em PPP 相手に接続するのに複数の物理的なリンクを利用したいなら、 接続相手も .Em マルチリンク PPP プロトコルを理解する必要があります。 仕様の詳細は RFC 1990 を参照してください。 .Pp 接続先は、 .Dq 終点の選択 とその .Dq 認証 ID の組み合わせによって識別されます。 これらの一方、もしくは両方を指定することができます。 最低でも片方は指定しておくことが推奨されます。 そうでないと、すべてのリンクが実際に同一のプログラムに接続されていることを 確認する方法がなくなり、 混乱してロックアップを引き起こすことがあります。 ローカルには、これらの識別変数は .Dq set enddisc と .Dq set authname コマンドを用いることで指定されます。先立って接続相手と .Sq authname .Pq と Sq authkey について合意しておく必要があります。 .Pp マルチリンクの能力は .Dq set mrru コマンド (set maximum reconstructed receive unit) を用いることで 有効になります。一度マルチリンクが有効になれば、 .Nm は接続相手とマルチリンク接続の交渉を行います。 .Pp デフォルトでは .Po .Sq deflink と呼ばれる .Pc ただ 1 つの .Sq リンク のみが有効です。さらにリンクを作成するには .Dq clone コマンドが使われます。このコマンドは既存のリンクを複製します。 それは次の点を除いてすべての性質が同じものです: .Bl -enum .It 新しいリンクは .Dq clone コマンドラインで指定された独自の名前を持ちます。 .It 新しいリンクは .Sq interactive リンクです。そのモードは次の .Dq set mode コマンドで変更することができます。 .It 新しいリンクは .Sq closed の状態にあります。 .El .Pp すべての有効なリンクのまとめは、 .Dq show links コマンドを用いて見ることができます。 .Pp 一度リンクが作成されると、コマンドの使用方法が変わります。 すべてのリンク固有のコマンドの前には、 .Dq link Ar name プレフィックスをつけて、 コマンドを適用するリンクを指定する必要があります。 .Nm は十分賢いので、 利用可能なリンクが 1 つだけの場合には、 .Dq link Ar name プレフィックスは不要です。 .Pp コマンドの中には依然としてリンクの指定なしに使用できるものがあり、それは .Sq バンドル レベルの操作を行います。たとえば、2 つ以上のリンクが存在するとき .Dq show ccp はマルチリンクレベルの CPP 設定と統計を表示し .Dq link deflink show ccp は .Dq deflink のリンクレベルの同じ情報を表示します。 .Pp これらの情報を用いて、次の設定を用いることができます: .Pp .Bd -literal -offset indent mp: set timeout 0 set log phase chat set device /dev/cuaa0 /dev/cuaa1 /dev/cuaa2 set phone "123456789" set dial "ABORT BUSY ABORT NO\\sCARRIER TIMEOUT 5 \\"\\" ATZ \e OK-AT-OK \\\\dATDT\\\\T TIMEOUT 45 CONNECT" set login set ifaddr 10.0.0.1/0 10.0.0.2/0 set authname ppp set authkey ppppassword set mrru 1500 clone 1,2,3 link deflink remove .Ed .Pp すべての複製が設定の最後で行われていることに注意してください。 一般にはリンクは最初に設定され、そして複製されます。 あなたが常にすべてのリンクがアップ状態であることを望む場合には、 設定の最後に次の行を追加することができます。 .Pp .Bd -literal -offset indent link 1,2,3 set mode ddial .Ed .Pp リンクが必要に応じてダイヤルされることを望む場合には、次のコマンドを 使うことができます。 .Pp .Bd -literal -offset indent link * set mode auto .Ed .Pp 上記の .Dq set device 行を取り除き、 .Dq clone コマンドに続けて次の内容を指定することで、 リンクを特定の名前に結びつけることもできます: .Pp .Bd -literal -offset indent link 1 set device /dev/cuaa0 link 2 set device /dev/cuaa1 link 3 set device /dev/cuaa2 .Ed .Pp どのコマンドが ( .Dq link コマンドを使用した) コンテキスト (文脈) を要求し、 どのコマンドがコンテキストをオプションとし、 そしてどのコマンドがコンテキストを一切とらないかを調べるには、 .Dq help コマンドを使用します。 .Pp .Nm が接続相手と .Em マルチリンク モードで交渉をすると、 .Nm はローカルドメインソケットを .Pa /var/run ディレクトリに作成します。このソケットは、 リンク情報 (実際のリンクファイル記述子も含む) を、異なる .Nm の間で受け渡しするために使われます。 この機能によって、 .Nm はシリアル回線の初期制御を行う必要なしに .Xr getty 8 から、もしくは直接 .Pa /etc/gettydefs から ( .Sq pp= ケーパビリティを用いて) 実行することが可能となっています。 ひとたび .Nm がマルチリンクモードの交渉を行うと、 .Nm は自分がオープンした リンクをすでに実行されている任意の他のプロセスに渡すことができます。 すでに実行されているプロセスがない場合、 .Nm はマスタとして振る舞い、ソケットを作成し、新たな接続を待ちます。 .Sh PPP コマンドリスト この節では利用可能コマンドとその効果をリストします。 .Nm ppp セッションで対話的に使用することも、 設定ファイルで指定することも、 .Xr pppctl 8 もしくは .Xr telnet 1 セッションで指定することも可能です。 .Bl -tag -width XX .It accept|deny|enable|disable Ar option.... これらのディレクティブは 最初の接続においてどのように相手と交渉するかを .Nm に指示します。各 .Dq option は、accept/deny および enable/disable のデフォルトを持ちます。 .Dq accept は相手がこのオプションを要求したら、ACK を送ることを意味します。 .Dq deny は相手がこのオプションを要求したら、NAK を送ることを意味します。 .Dq enable はこのオプションを当方が要求することを意味します。 .Dq disable はこのオプションを当方が要求しないことを意味します。 .Pp .Dq option は次のいずれかです: .Bl -tag -width XX .It acfcomp デフォルト: enable かつ accept。 ACFComp はアドレスおよびコントロールフィールド圧縮 (Address and Control Field Compression) を意味します。 -LCP パケット以外は非常に良く似たフィールドを持ちますので、 -簡単に圧縮可能です。 +LCP パケット以外は通常、 +アドレスフィールド 0xff (全ステーションアドレス) と +制御フィールド 0x03 (番号付けされていない情報コマンド) を持ちます。 +このオプションが交渉されると、これらの 2 バイトは単に送信されなくなり、 +流量が少なくなります。 +.Pp +詳細は +.Pa rfc1662 +を参照してください。 .It chap Ns Op \&05 デフォルト: disable かつ accept。 CHAP はチャレンジ交換認証プロトコル (Challenge Handshake Authentication Protocol) を意味します。 CHAP もしくは PAP (後述) のどちらか一方のみ交渉可能です。 CHAP では、認証者は「チャレンジ」メッセージを相手に送ります。 相手は一方向ハッシュ関数を使用して「チャレンジ」を暗号化し、 結果を送り返します。 認証者は同じことを行い結果を比較します。 この機構の利点は、接続を介してパスワードを送らないことです。 接続が最初に確立する時にチャレンジが行われます。 更なるチャレンジが行われるかもしれません。 相手の認証を行いたい場合は、 .Dq enable chap を .Pa /etc/ppp/ppp.conf に書き、相手のエントリを .Pa /etc/ppp/ppp.secret に書く必要があります。 .Pp クライアントとして CHAP を使用する場合、 .Dq AuthName と .Dq AuthKey を .Pa /etc/ppp/ppp.conf に指定するだけで良いです。 CHAP はデフォルトで accept されます。 .Em PPP の実装によっては、チャレンジの暗号化に MD5 ではなく "MS-CHAP" を使用するものがあります。 MS-CHAP は MD4 と DES の組み合わせです。もし .Nm が DES ライブラリの存在するマシン上で構築された場合 MS-CHAP 認証要求に応答しますが、MS-CHAP 認証を要求することは 決してありません。 .It deflate デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは圧縮制御プロトコル (Compression Control Protocol; CCP) に deflate 圧縮を使用するか否かを決定します。 使用されるアルゴリズムは .Xr gzip 1 プログラムが使用するものと同じです。 注: .Xr pppd 8 - 多くのオペレーティングシステムで使用可能な .Em PPP の実装 - との .Ar deflate 能力についての交渉には問題があります。 .Nm pppd (バージョン 2.3.1) が .Ar deflate 圧縮の交渉を行おうとする CCP コンフィギュレーションタイプは、 .Pa rfc1979 に規定されたタイプ .Em 26 ではなくタイプ .Em 24 であり、誤っています。 タイプ .Ar 24 は実際には .Pa rfc1975 では .Dq PPP Magna-link Variable Resource Compression と指定されています! .Nm は .Nm pppd と交渉する能力がありますが、 .Dq deflate24 が .Ar enable かつ .Ar accept されている場合のみです。 .It deflate24 デフォルト: disable かつ deny。 これは .Ar deflate のバリエーションで、 .Xr pppd 8 プログラムとの交渉を許可します。 詳細は上記の .Ar deflate セクションを参照してください。 これは .Pa rfc1975 に反するため、デフォルトでは disable となっています。 .It dns デフォルト: disable かつ deny。 このオプションは DNS 交渉を許可します。 .Pp .Dq enable にすることにより、 .Nm は接続相手が .Pa /etc/resolv.conf ファイルのエントリを確認することを要求します。 もし接続相手が当方の要求に否定応答をした場合 (新しい IP アドレスを 提案したら)、 .Pa /etc/resolv.conf ファイルは更新され、新しいエントリを確認するように要求を送ります。 .Pp .Dq accept にすることにより、 .Nm は接続相手からの DNS 検索要求を拒否せずに、返答します。 .Dq set dns コマンドの使用によって上書きされていない場合には、応答は .Pa /etc/resolv.conf から採られます。 .It LANMan|chap80lm デフォルト: disable かつ accept。 この認証プロトコルの使用は勧められません。 単一の CHAP タイプ (0x80) を装って、 2 つの異った機構 (LANMan と NT) を実装することにより、 部分的に認証プロトコルを侵害しているからです。 .Dq LANMan は単純な DES 暗号化機構を使用するものであり、 CHAP 代替としては最低の安全性のものです (それでも PAP よりは安全です)。 .Pp 更なる詳細は後述の .Dq MSChap の記述を参照してください。 .It lqr デフォルト: disable かつ accept。 このオプションはリンク品質要求 (Link Quality Request) を送信する、 もしくは受け入れるかどうかを決定します。 LQR は、モデムのキャリア検出を使用せずに、リンクダウンを .Nm に決定させるプロトコルです。 LQR が enable になっていると、 .Nm は LCP 要求の一部として .Em QUALPROTO オプション (後述の .Dq set lqrperiod を参照) を送ります。 接続相手が同意した場合、両端は同意した間隔で LQR パケットを交換し、 LQM ロギングを有効にすることで、詳細なリンク品質を監視することが 可能になります。 接続相手が同意しなかった場合、ppp は代りに ECHO LQR 要求を 送ります。これらのパケットは興味ある情報を何も渡しませんが、 .Em 必ず 接続相手に応答しなければなりません。 .Pp LQR, ECHO LQR のいずれを用いるにせよ、 .Nm は 5 つのパケットを送ったが確認応答が無い場合、6 つ目のパケットを送らずに 回線を切断します。 メッセージを .Em PHASE レベルで記録し、回線切断の原因が接続相手にあるものとして、適当な .Dq reconnect 値を使用します。 .It MSChap|chap80nt デフォルト: disable かつ accept。 この認証プロトコルの使用は勧められません。 単一の CHAP タイプ (0x80) を装って、 2 つの異った機構 (LANMan と NT) を実装することにより、 部分的に認証プロトコルを侵害しているからです。 標準の CHAP (タイプ 0x05) に非常に良く似ていますが、 チャレンジを固定 8 バイト長で発行し、 標準の MD5 機構ではなく MD4 と DES を組み合わせてチャレンジを暗号化するところが違います。 LANman 用の CHAP タイプ 0x80 もまたサポートされています - 詳細は .Dq enable LANMan を参照してください。 .Pp .Dq LANMan と .Dq NT の両方が CHAP タイプ 0x80 を使用しますので、両方を .Dq enable にして認証者として動作するときには、 相手が誤った方のプロトコルを使用して応答した場合には、 .Nm は最大 3 回相手に再チャレンジします。 これにより、相手が両方のプロトコルを使用する機会を与えます。 .Pp 逆に、両プロトコルを .Dq enable にして .Nm が被認証者となる場合、チャレンジに答えるたびに使用プロトコルを交換します。 .Pp 注釈: LANMan のみが enable にされた場合、 .Xr pppd 8 (バージョン 2.3.5) は被認証者としては誤った動作を行います。 NT と LANMan の両方の応答を行いますが、 NT の応答のみ使用すべきことも指示してしまうのです。 .It pap デフォルト: disable かつ accept。 PAP はパスワード認証プロトコル (Password Authentication Protocol) を 意味します。 CHAP (前述) もしくは PAP のどちらか一方のみ交渉可能です。 PAP では、ID とパスワードが相手に送られ続け、 認証されるか接続が終了されるまでこれが続きます。 これは比較的良くないセキュリティ機構です。 接続が最初に確立した時のみ実行可能です。 相手の認証を行いたい場合は、 .Dq enable pap を .Pa /etc/ppp/ppp.conf に書き、相手のエントリを .Pa /etc/ppp.secret に書く必要があります (ただし、後述の .Dq passwdauth と .Dq set radius オプションを参照)。 .Pp クライアントとして PAP を使用する場合、 .Dq AuthName と .Dq AuthKey を .Pa /etc/ppp/ppp.conf に指定するだけで良いです。 PAP はデフォルトで accept されます。 .It pred1 デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは圧縮制御プロトコル (Compression Control Protocol; CCP) に Predictor 1 圧縮を使用するかどうかを決定します。 .It protocomp デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは PFC (プロトコルフィールド圧縮) の交渉を行うために使用されます。 この機構により、 プロトコルフィールド数が 2 オクテットから 1 オクテットに減ります。 .It shortseq デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは .Nm がマルチリンクモードの交渉時に .Pq 12 ビットの 短いシーケンス番号を要求し、そして受け入れるかどうかを決定します。 これは、当方の MMRU が設定されたときのみ (マルチリンクが有効になっているときのみ) 適用されます。 .It vjcomp デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは Van Jacobson ヘッダ圧縮を使用するかどうかを決定します。 .El .Pp 次に示すオプションは、実際には相手と交渉しません。 それゆえ accept および deny は意味を持ちません。 .Bl -tag -width 20 .It idcheck デフォルト: enable。 低レベルな LCP, CCP, IPCP 設定トラフィックを交換するときに、 すべての応答の識別子フィールドはその要求の識別子フィールドと 同一であることが予定されています。デフォルトでは .Nm は予定された識別子フィールドを持たないすべての応答パケットを 捨て、それぞれのログレベルで報告します。もし .Ar idcheck が disable になっている場合、 .Nm は識別子フィールドを無視します。 .It loopback デフォルト: enable。 .Ar loopback が enable の場合、 .Nm は自動的に .Em PPP インタフェースと同じ終点アドレス宛に送出されたパケットを ループバックします。 disable の場合、 .Nm がパケットを送ると、おそらく他の終点からの ICMP リダイレクトとなります。 インタフェースがデフォルト経路であるため、 ループバック経路を必要とすることを避けたい場合、 このオプションを enable にすると便利です。 .It passwdauth デフォルト: disable。 このオプションを enable にすることにより、 PAP 認証コードが呼び出し側を認証する時に、 .Pa /etc/ppp/ppp.secret ファイル中でみつからない場合、パスワードデータベース ( .Xr passwd 5 参照) を使用します。 .Pa /etc/ppp/ppp.secret は常に、最初に調べられます。 .Xr passwd 5 からパスワードを調べ、かつそのクライアントに対して IP アドレスもしくは ラベルを指定したい場合には、 .Pa /etc/ppp/ppp.secret ファイル中のクライアントのパスワードとして .Dq \&* を用いてください。 .It proxy デフォルト: disable。 このオプションを enable にすることにより、 .Nm に相手のために代理 ARP をさせます。 .Dv HISADDR と .Dv HISADDR がいるローカルネットワークの .Dv MAC アドレスを使用して、 .Nm が ARP 表に単一エントリを作成することを意味します。 .Dv HISADDR が LAN からのアドレスではない場合、代理エントリは作成できません。 .It proxyall デフォルト: disable。 このオプションを enable にすることにより、 .Nm に代理 ARP エントリを追加させます。 追加されるエントリは、 tun インタフェースによってルーティングされる すべてのクラス C もしくはそれ以下のサブネットの中の、全 IP アドレスです。 .Pp 代理 arp エントリは、 .Dq add コマンドによって追加されたスティッキー経路に対してのみ作成されます。( .Dq set ifaddr コマンドによって作成された) インタフェースアドレス自身に対しては、代理 arp エントリは作成されません。 .It sroutes デフォルト: enable。 .Dq add コマンドが .Dv HISADDR もしくは .Dv MYADDR という値とともに用いられると、エントリは .Sq スティック経路 リストに格納されます。 .Dv HISADDR もしくは .Dv MYADDR が変更される度に、このリストが経路表に適用されます。 .Pp このオプションを disable にすると、 スティッキー経路が適用されなくなります。 .Sq スティック経路 リストは依然として保守されます。 .It throughput デフォルト: enable。 このオプションを有効にすると、 .Nm はスループット統計を収集します。 ずれ動く 5 秒間のウィンドウにおいて入出力が検査され、 現在、最良時、総計の数値が保持されます。 このデータは関連する .Em PPP 層が終了するときに出力され、また .Dq show コマンドで表示することで得られます。スループット統計は .Dq IPCP と .Dq modem のレベルで利用可能です。 .It utmp デフォルト: enable。 通常ユーザが PAP もしくは CHAP で認証された時で、 .Nm が .Fl direct モードで実行されている時は、このユーザのエントリが utmp ファイルおよび wtmp ファイルに作成されます。 このオプションを disable にすると、 .Nm は utmp および wtmp のエントリを作成しません。 通常、 ユーザがログインしかつ認証することを要求する場合のみ必要です。 .It iface-alias デフォルト: .Fl alias が指定された場合 enable。 このオプションは、 インタフェースのアドレスを交換するのではなく、 インタフェースに新規アドレスを追加するように、 .Nm に指示します。 IP エイリアシングが有効な場合のみ .Pq Dq alias enable yes 、本オプションを enable にできます。 .Pp 本オプションを enable にすると、 .Nm は古いインタフェースアドレスのトラフィックを IP エイリアスエンジン .Pq Xr libalias 5 参照 を通すようになり、( .Fl auto モードでは) 最初に PPP リンクを立ち上げたプロセスが正しく接続できるようにします。 .Pp .Dq alias enable off として IP エイリアシングを disable すると、 .Sq iface-alias も disable します。 .El .Pp .It add Ns Xo .Op \&! .Ar dest Ns Op / Ns Ar nn .Op Ar mask .Op Ar gateway .Xc .Ar dest は宛先 IP アドレスです。 ネットマスクは .Ar /nn によってビット数で指定するか、もしくは .Ar mask を用いて IP 番号で指定します。 .Ar 0 0 ならびにマスクなしの .Ar 0 はデフォルト経路を意味します。 .Ar 0 の代りにシンボル名 .Ar default を使うことが可能です。 .Ar gateway は、 .Ar dest マシン/ネットワークに至る、次のホップのゲートウェイです。 詳細は .Xr route 8 コマンドを参照してください。 .Pp 宛先にシンボル名 .Sq MYADDR と .Sq HISADDR を使用可能であり、 .Ar gateway には .Sq HISADDR を使用可能です。 .Sq MYADDR はインタフェースアドレスに置き換えられ、 .Sq HISADDR はインタフェースの宛先 (相手の) アドレスに置き換えられます。 .Pp .Ar add! コマンド .Po .Dq \&! に注意 .Pc 使用時には、経路が存在する場合には .Sq route change コマンド (詳細は .Xr route 8 参照) にて経路を更新します。 .Pp .Dq HISADDR もしくは .Dq MYADDR を含む経路は .Sq スティッキー と見なされます。これらはリスト (リストを見るには .Dq show ipcp コマンドを使用します) に格納され、 .Dv HISADDR もしくは .Dv MYADDR の値が変更される度に、経路表の関連するエントリが更新されます。 この機能は .Dq disable sroutes を使用することで無効にできます。 .It allow user Ns Xo .Op s .Ar logname Ns No ... .Xc このコマンドは .Nm と設定ファイルへのアクセスを制御します。 ユーザレベルでのアクセスは可能であり、 設定ファイルのラベルと .Nm の実行モードに依存します。 例えば、ユーザ .Sq fred のみがラベル .Sq fredlabel に .Fl background モードでアクセスできるように、 .Nm を構成したいかもしれません。 .Pp ユーザ ID 0 はこれらのコマンドの対象外です。 .Bl -tag -width XX .It allow user[s] Ar logname... デフォルトでは、ユーザ ID 0 のみが .Nm へのアクセスを許されています。 このコマンドが指定されると、 .Dq allow users が記載されているセクションに列挙されているユーザのアクセスが可能となります。 .Sq default セクションは 常に最初にチェックされます (スタートアップ時に常にロードされる唯一の セクションです)。後続する .Dq allow users コマンドは、先行するコマンドに優先します。 あるラベル以外のすべてにアクセスを許すことが可能であり、 そのためにはデフォルトユーザを .Sq default セクションで指定し、新しいユーザリストをこのあるラベルに指定します。 .Pp ユーザ .Sq * が指定されると、全ユーザにアクセスが許されます。 .It allow mode Ns Xo .Op s .Ar mode Ns No ... .Xc デフォルトでは全 .Nm モードが使用可能です。 このコマンドが使用されると、 このコマンドが指定されたラベルのロードに許されるアクセス .Ar mode が制限されます。 .Dq allow users コマンドと同様、 各 .Dq allow modes コマンドは先行するコマンドに優先し、 .Sq default セクションは常に最初にチェックされます。 .Pp 使用可能なモードは次の通りです: .Sq interactive , .Sq auto , .Sq direct , .Sq dedicated , .Sq ddial , .Sq background , .Sq * 。 .Pp マルチリンクモードで動作するときには、 現在存在する回線モードを許可するセクションをロード可能です。 .El .Pp .It alias Ar command Op Ar args このコマンドは .Nm 組込みのエイリアシング (マスカレーディング) 機能を 制御するために使用します。 あなたのシステムでエイリアシングが有効になると (コンパイル時に削除できます)、 次のコマンドが使用可能となります: .Bl -tag -width XX .It alias enable Op yes|no エイリアシングを有効もしくは無効にします。 .Fl alias コマンドラインフラグは .Dq alias enable yes と同じ意味です。 .It alias addr Op Ar addr_local addr_alias このコマンドには、 .Ar addr_alias のデータを .Ar addr_local へリダイレクトします。 少数の実 IP アドレスを持ち、 それらをゲートウェイの後の特定のマシンにマップしたい場合に有用です。 .It alias deny_incoming Op yes|no yes に設定すると、 ファイアウォールとほぼ同様にパケットを落とすことにより、 このコマンドは全入力接続を拒否します。 .It alias help|? このコマンドは、使用可能な alias コマンドのまとめを表示します。 .It alias log Op yes|no このオプションは、alias の様々な統計と情報がファイル .Pa /var/log/alias.log に記録されるようにします。 .It alias port Ar proto Ar targetIP Ns Xo .No : Ns Ar port Ns .Oo .No - Ns Ar port .Oc Ar aliasport Ns .Oo .No - Ns Ar aliasport Ns .Oc .Xc このコマンドは、ポート .Ar aliasport への入力の .Ar proto 接続を、 .Ar targetIP のポート .Ar port へリダイレクトします。 .Ar proto は、 .Dq tcp または .Dq udp です。 .Pp ポート番号の範囲は、前述のように指定可能です。 -範囲は同じ大きさであることが必用です。 +範囲は同じ大きさであることが必要です。 .Pp あなたのゲートウェイの後のマシンでインターネット電話等を実行したい場合に、 このオプションは有用です。 しかし、ポートあたり内部マシン 1 台のみに接続可能という制限があります。 .It alias pptp Op Ar addr すべての .Em G Ns No eneral .Em R Ns No outing .Em E Ns No encapsulated .Pq Dv IPPROTO_GRE パケットを、ローカルインタフェースアドレスではなく .Ar addr を使用することにより、 .Nm にエイリアスさせます。 これは、マシンの内部ネットワーク上で .Em P Ns No oint to .Em P Ns No oint .Em T Ns No unneling .Em P Ns No rotocol の使用を許します。 .Pp .Ar addr を指定しないと、 .Dv PPTP エイリアスは無効になります。 .It "alias proxy cmd" Ar arg Ns No ... このコマンドは、 .Nm に特定の接続に対する代理をさせ、 これらの接続を指定したサーバにリダイレクトします。 使用可能なコマンドについての詳細は .Xr libalias 3 の .Fn PacketAliasProxyRule の記述を参照してください。 .It alias same_ports Op yes|no 有効になると、 エイリアスライブラリが出力パケットのポート番号を変更しようとすることを 止めさせます。 RPC や LPD といった、 ウェルノウンポート (well known port) からの接続を要求する プロトコルをサポートするのに有用です。 .It alias use_sockets Op yes|no 有効になると、 エイリアスライブラリにソケットを作成させ、 正しい ftp データ入力や IRC 接続を保証できるようになります。 .It alias unregistered_only Op yes|no 登録されていない送信元アドレスの出力パケットのみを、変更します。 RFC1918 によると、登録されていない送信元アドレスは 10.0.0.0/8, 172.16.0.0/12, 192.168.0.0/16 です。 .El .Pp これらのコマンドはソース配布物の .Pa README.alias ファイル中でも議論されています。 .Pp .It Op \&! Ns Xo .No bg Ar command .Xc 指定した .Ar command を、次の語を置換した後に、バックグラウンドで実行します: .Bl -tag -width PEER_ENDDISC .It Li AUTHNAME これは、ローカルの .Ar authname の値と置き換えられます。後述の .Dq set authname コマンドを参照してください。 .It Li ENDDISC これは、ローカルの終点選択値と置き換えられます。 後述の .Dq set enddisc コマンドを参照してください。 .It Li HISADDR これは、相手の IP 番号と置き換えられます。 .It Li INTERFACE これは、使用中のインタフェース名と置き換えられます。 .It Li LABEL これは、最後に使用したラベル名と置き換えられます。 ラベルは、 .Nm のコマンドラインから .Dq load または .Dq dial のコマンドから指定するか、 .Pa ppp.secret ファイルから指定可能です。 .It Li MYADDR これは、ローカルインタフェースに割り当てられた IP 番号と置き換えられます。 .It Li PEER_ENDDISC これは、相手の終点選択番号と置き換えられます。 .It Li PROCESSID これは、現在のプロセス ID と置き換えられます。 .It Li USER これは、PAP もしくは CHAP で認証されたユーザ名と置き換えられます。 通常、この変数は -direct モードでのみ割り当てられます。 この値は、utmp ロギングが有効になっているかどうかに関わらず、利用可能です。 .El .Pp これらの置換は .Dq set proctitle コマンドによっても実行されます。 .Pp コマンド実行中に .Nm を停止させたい場合は、 .Dq shell コマンドを使用してください。 .It clear modem|ipcp Op current|overall|peak... .Dq modem もしくは .Dq ipcp 階層で、指定されたスループット値をクリアします。 .Dq modem を指定する場合にはコンテキストが与えられなければなりません (後述の .Dq link コマンドを参照)。 第 2 引数が与えられない場合、すべての値がクリアされます。 .It clone Ar name Ns Xo .Op \&, Ns Ar name Ns .No ... .Xc 指定されたリンクを複製し、引数の .Ar name に関連づけた新しいリンクを作成します。 このコマンドは、リンクが 1 つしかない場合 (この場合にはそのリンクがデフォルトになります) を除いて後述の .Dq link コマンドから使用する必要があります。 リンクは下記の .Dq remove コマンドで削除できます。 .Pp デフォルトのリンク名は .Dq deflink です。 .It close Op lcp|ccp Ns Op \&! 引数が与えられないと、適切なプロトコル層がダウンし、リンクが閉じられます。 .Dq lcp が指定されると LCP 層がダウンしますが、 .Nm をオフラインにはしません。例えば .Dq slirp のようなものを使用すれば、 .Dq term .Pq 後述 を使用して相手のマシンと会話できます。 .Dq ccp が指定されると適切な圧縮層が閉じられます。 .Dq \&! が使用されると、圧縮層はクローズ状態のままとなります。 使用されない場合には、STOPPED 状態へ再度入り、 相手が更なる CCP 交渉を開始するのを待ちます。 なにが起きようとも、ユーザを .Nm から切り離すことはありませんし、 .Nm を終了させることもありません。 後述の .Dq quit を参照してください。 .It delete Ns Xo .Op \&! .Ar dest .Xc このコマンドは指定した .Ar dest IP アドレスの経路を削除します。 .Ar dest に .Sq ALL が指定された場合、 現在のインタフェースの経路表の非直接エントリと .Sq スティッキー経路 がすべて削除されます。 .Ar dest に .Sq default が指定された場合、デフォルト経路が削除されます。 .Pp .Ar delete! コマンドが使用された場合 .Po 最後の .Dq \&! に注意 .Pc 、存在しない経路について .Nm は文句を言わなくなります。 .It dial|call Op Ar label 引数なしで使用された場合、このコマンドは .Dq open コマンドと同一です。 .Ar label が 1 つ以上指定された場合、最初に .Dq load が実行されます。 .It down Op Ar lcp|ccp 適切な階層をダウンさせますが、 綺麗な方法ではなく、下位層が使用不能になったように見えます。 オープン状態にある有限状態機械でこのコマンドを使用することは、 丁寧ではないとされています。 引数が与えられない場合、すべてのリンクが閉じられます (コンテキストが与えられない場合にはすべてのリンクが終了されます)。 .Sq lcp が指定された場合、 .Em LCP 層は終了されますが、モデムはオフラインに移行せず、 リンクも閉じられません。 .Sq ccp が指定された場合、 関連する圧縮層のみが終了されます。 .It help|? Op Ar command 利用可能なコマンドをリストします。 .Ar command を指定した場合、このコマンドの使用方法を表示します。 .It iface add Ns Xo .Op \&! .Ar addr Ns Op / Ns Ar bits .Op Ar peer .Xc .It iface add Ns Xo .Op \&! .Ar addr .Ar mask .Ar peer .Xc このコマンドは、 .Nm ppp が使用するインタフェースを制御します。 .Ar command は次のいずれかです: .Bl -tag -width XX .It iface add[!] Ar addr[[/bits| mask] peer] 指定された .Ar addr mask peer の組み合わせをインタフェースに追加します。 .Ar mask を指定する代りに、 .Ar /bits を使用可能です .Pq addr との間に空白を入れてはなりません 。指定したアドレスが既に存在する場合、 .Dq \&! を使用していない限りコマンドは失敗します - この場合、 以前のインタフェースアドレスエントリは新しいもので置き換えられ、 ネットマスクと相手のアドレスの変更を許します。 .Pp .Ar addr のみが指定されると、 .Ar bits はデフォルト値 .Dq 32 になり、 .Ar peer はデフォルト値 .Dq 255.255.255.255 になります。 このアドレス (ブロードキャストアドレス) は、 相手のアドレスとして複数存在することを .Nm が唯一許すものです。 .It iface clear .Nm が OPENED 状態または .Fl auto モードの場合にこのコマンドを使用すると、 IPCP 交渉されたアドレス以外の全アドレスがインタフェースから削除されます。 .Nm が OPENED 状態でも .Fl auto モードでもない場合、全インタフェースアドレスが削除されます。 .Pp .It iface delete Ns Xo .Op \&! Ns .No |rm Ns Op \&! .Ar addr .Xc このコマンドは、指定した .Ar addr をインタフェースから削除します。 .Dq \&! が指定されると、現在そのアドレスがインタフェースに割り当てられていなくても、 エラーは報告されません (削除も行われません)。 .It iface show インタフェースの現在の状態と現在のアドレスを表示します。 .Dq ifconfig INTERFACE を実行することと、ほとんど同じです。 .It iface help Op Ar sub-command このコマンドを .Ar sub-command 無しで起動すると、利用可能な .Dq iface サブコマンドと、おのおのの短い書式を表示します。 .Ar sub-command 付きで起動すると、指定した sub-command の書式のみを表示します。 .El .It Op data Ns Xo .No link .Ar name Ns Op , Ns Ar name Ns .No ... Ar command Op Ar args .Xc コマンドが影響を与えるリンクを特定したい場合に、このコマンドを 任意の他のコマンドのプレフィックスとして使うことができます。 これはマルチリンクモードで .Dq clone コマンドを使って複数のリンクを作成した後でのみ適用されます。 .Pp .Ar name は存在するリンク名を指定します。 .Ar name がコンマ区切りのリストの場合には、 .Ar command はそれぞれのリンクに対して実行されます。 .Ar name が .Dq * の場合には、 .Ar command はすべてのリンクに対して実行されます。 .It load Op Ar label Ns Xo .No ... .Xc .Pa ppp.conf ファイルから指定された .Dq label (複数指定可) をロードします。 .Dq label が指定されない場合、 .Dq default ラベルが仮定されます。 .It open Op lcp|ccp|ipcp これは .Dq close の反対のコマンドです。 .Dq open コマンドを引数なしで用いることは .Dq dial を引数なしで用いることと同一です。 すなわちすべての閉じられたリンクが、現在の設定を用いて起動されます ( .Dq set autoload コマンドに基づいた自動リンクの中には起動されないものもあります)。 .Pp LCP 層がすでにオープンされているときに .Dq lcp を指定すると、LCP は再度交渉されます。 したがって、種々の LCP オプションを変更したあとで .Dq open lcp コマンドを用いることで、変更を有効にすることができます。 LCP が再度交渉された後、 同意したあらゆる認証が実行されます。 .Pp .Dq ccp 引数が用いられると、関連する圧縮層がオープンされます。 すでにオープンされている場合には、再度交渉されます。 .Pp .Dq ipcp 引数が用いられると、リンクが通常通り起動されます。すでに IPCP が オープンされている場合には、IPCP は再度交渉され、 ネットワークインタフェースが再設定されます。 .Pp このようにして PPP の状態機械を再オープンするのは、 おそらく良い手段ではありません。 接続相手が正しく振る舞わない可能性があるためです。 しかしながら、強制的に CCP もしくは VJ 辞書をリセットする手段としては 便利です。 .It passwd Ar pass すべての .Nm コマンドセットにアクセスするために要求されるパスワードを指定します。 このパスワードは診断ポート ( .Dq set server コマンド参照) に接続するときに必要です。 .Ar pass は .Dq set server コマンドラインで指定します。 .Ar command ログが有効でも、値 .Ar pass は記録されず、文字列 .Sq ******** が記録されます。 .It quit|bye Op all .Dq quit が制御接続もしくはコマンドファイルから実行されると、 ppp はすべての接続を閉じた後に終了します。その他の場合、 つまりユーザが診断ソケットから接続している場合には、 単にその接続が失われます。 .Pp .Ar all 引数が与えられた場合、 .Nm はコマンドがどこから発行されたかに関わらず、 すべての存在する接続を閉じて終了します。 .It remove|rm このコマンドは与えられたリンクを消去します。 これはマルチリンクモードでのみ有用です。リンクは消去する前に .Dv CLOSED 状態になっていなければなりません。 .It rename|mv Ar name このコマンドは与えられたリンクの名前を .Ar name に変更します。 .Ar name がすでに他のリンクで使用されている場合には、失敗します。 .Pp デフォルトリンクの名前は .Sq deflink です。これを .Sq modem , .Sq cuaa0 , .Sq USR のいずれかに変更すると、ログファイルの可読性が向上するかも知れません。 .It save このオプションは (まだ) 実装されていません。 .It set Ns Xo .No Op up .Ar var value .Xc このオプションは次に示す変数の設定のために使用します: .Bl -tag -width XX .It set accmap Ar hex-value ACCMap は非同期制御文字マップ (Asyncronous Control Character Map) を 意味します。 これはいつも相手と交渉され、デフォルト値は 16 進数で 00000000 です。 このプロトコルが必要なのは、 (XON/XOFF などの) 特定の文字を終点間で受渡すことに依存するハードウェアを 使用する場合です。 .Pp XON/XOFF については .Dq set accmap 000a0000 を使用します。 .It set Op auth Ns Xo .No key Ar value .Xc クライアントモードでの PAP または CHAP の交渉で使用される 認証キー (もしくはパスワード) を、指定した値に設定します。 ダイヤルまたはログインスクリプトの .Sq \\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\P シーケンスで使用するパスワードもまた指定します。 これにより実際のパスワードは記録されません。 .Ar command または .Ar chat のログが有効な場合、セキュリティの観点から、 .Ar value は .Sq ******** として記録されます。 .Pp .Ar value の最初の文字がエクスクラメーションマーク .Pq Dq \& の場合、 .Nm は残りの文字列を、 .Dq authname と .Dq authkey の値を確定するために実行すべきプログラムとして扱います。 .Pp .Dq \&! を無視し、前述の .Dq !bg コマンドと同様に特殊な名前を同様に置換しながら、 .Ar value は実行すべきプログラムとしてパーズされます。 プログラムを実行すると、 .Nm はこのプログラムに対して 3 行の入力を与えます。 各行は改行文字で終了しています: .Bl -bullet .It CHAP チャレンジに含めて送られるホスト名。 .It CHAP チャレンジに含めて送られるチャレンジ文字列。 .It ローカルに定義された .Dq authname 。 .El .Pp 2 行の出力が期待されています: .Bl -bullet .It CHAP 応答と共に送るべき .Dq authname 。 .It チャレンジと要求 ID で暗号化した .Dq authkey であり、応答は CHAP 応答パケットに含めて送られます。 .El .Pp .Nm をこのように設定するとき、 ホストチャレンジは ASCII の数値もしくは文字であることが期待されます。 指定されたチャレンジに対する適切な秘密情報を、 暗号化デバイスまたは Secure ID カードが計算することが求められています。 .It set authname Ar id クライアントモードでの PAP または CHAP の交渉で使用される 認証 ID を設定します。 .Pp CHAP を enable にして .Fl direct モードで利用すると、 .Ar id は初期認証チャレンジで用いられ、通常はローカルマシン名に設定されます。 .It set autoload Xo .Ar max-duration max-load Op Ar min-duration min-load .Xc これらの設定はマルチリンクモードでのみ適用され、 デフォルト値はすべて 0 です。 1 つ以上の .Ar demand-dial .Po .Fl auto としても知られる .Pc モードのリンクが存在する場合、 .Nm が最初に tun デバイスからデータを読むときには最初のリンクのみが 有効になっています。 次の .Ar demand-dial リンクは、 .Ar max-duration 秒の間、送出キューに .Ar max-load 以上のパケットが存在した場合にのみ開かれます。 両方のデフォルト値が 0 であるため、 .Ar demand-dial リンクはデフォルトでは 1 つだけオープンされます。 .Pp 複数のリンクが開かれていて、少なくともその内の 1 つが .Ar demand-dial リンクである場合、 .Ar min-duration 秒の間、送出キューに最大 .Ar min-packets 未満のパケットしか存在しなかったときに閉じられます。 .Ar min-duration が 0 の場合には、タイマは無効になります。 デフォルトでは両方の値が 0 であるため、 .Ar demand-dial リンクはバンドルされたアイドルタイマが期限切れになるまで アクティブであり続けます。 .It set callback Ar option Ns No ... 引数が与えられない場合、コールバックは disable になります。 そうでない場合には、 .Nm は与えられた .Ar option でコールバックを要求します (もしくは .Ar direct モードでは受け付けます)。 クライアントモードで、 .Ar option の否定応答が返されると、 .Nm は他に選択肢がなくなるまで別の .Ar option 要求を出します ( .Ar option のひとつとして .Dq none を指定していた場合を除きます)。 サーバモードでは、 .Nm は与えられるプロトコルをなんでも受け付けますが、 クライアントがいずれかひとつを要求する .Em 必要があります 。コールバックをオプションにしたいのであれば、オプションとして .Ar none を指定する必要があります。 .Pp .Ar option は下記の通りです (優先度順): .Pp .Bl -tag .It auth コールバック応答側は、認証に基づいてコールバック番号を 決定することが求められます。 .Nm がコールバック応答側である場合、番号は .Pa /etc/ppp/ppp.secret 中の接続先エントリの 5 番目のフィールドで指定されます。 .It cbcp Microsoft コールバック制御プロトコルが用いられます。後述の .Dq set cbcp を参照してください。 .It E.164 *| Ns Xo .Ar number Ns Op , Ns Ar number Ns .No ... .Xc コールバック要求側が .Ar number を指定します。 .Nm がコールバック応答側である場合、 .Ar number は許可する番号をコンマで区切って並べたリスト、もしくは 任意の番号を許可するという意味の .Dq \&* とします。 .Nm がコールバック要求側である場合、1 つの数字だけを指定します。 .Pp .Dq \&* を用いる場合、このオプションはとても危険なものとなることに 注意してください。 というのは、悪意あるコールバック要求者が、最初の認証なしに 電話すべき番号として任意の (国際通話番号も可能です) 番号を 伝えることができるからです。 .It none 接続相手がコールバックをまったく望まない場合、 .Nm はそのことを受け入れ、接続を終了するのではなく コールバックせずに処理を続けます。 コールバックをオプションにしたいのであれば、これを指定する必要があります。 .El .Pp .It set cbcp Oo Xo .No *| Ns Ar number Ns No .Oo .No , Ns Ar number Ns .Oc .No ... .Op Ar delay Op Ar retry .Oc .Xc 引数が与えられない場合、CBCP (Microsofts CallBack Control Protocol) は disable です。言い換えれば .Dq set callback コマンドで CBCP を設定すると .Nm が CBCP フェーズでコールバック要求を行わなくなります。 そうでない場合、 .Nm は与えられた電話番号 .Ar number を使おうとします。 .Pp サーバモード .Pq Fl direct では、 .Dq \&* を使わない限り .Nm はクライアントがこれらの番号の 1 つを使うことを主張します。 .Dq \&* を使った場合には、クライアントが番号を指定するものと想定します。 .Pp クライアントモードでは .Nm は与えられた番号 (そのうち接続相手と合意可能なもの) を使用しようとします。 .Dq \&* が指定された場合には、 .Nm 接続相手が番号を指定するものと想定します。 .It set cd Ar seconds Ns Op \&! 通常、ログインスクリプト完了の 1 秒後に、 .Nm はキャリアの存在をチェックします。 キャリアが設定されていないと、 デバイスがキャリアをサポートしていない (ほとんどのヌルモデムケーブルの場合がそうです) と .Nm は仮定し、この事実を記録して、キャリアのチェックを止めます。 しかし、モデムによってはキャリアのアサートに時間がかかるものがあるので、 リンクが落ちたときを .Nm ppp は検知できなくなります。 .Ar seconds は、ログインスクリプトが完了してから最初のキャリアチェックを行う前に、 .Nm が待つべき秒数を指定します。 .Pp .Ar seconds の直後にエクスクラメーションマーク .Pq Dq \&! がある場合、 .Nm はキャリアを .Em 要求 します。 最初のチェックでキャリアを検知しないと、リンクは切断されているとみなされます。 .Pp リンクが tty でない場合、キャリアの .Em 必要性 は無視されます。 .It set choked Op Ar timeout これは .Nm がすべての未送出パケットを破棄する前に 送出キュー詰まりを保持する秒数を設定します。 .Ar timeout が 0 以下もしくは .Ar timeout が指定されない場合、デフォルト値の .Em 120 秒 に設定されます。 .Pp 送出キュー詰まりは .Nm がローカルネットワークから特定の数の送出パケットを読み込んだが、 リンク失敗 (接続相手がビジーなど) のためにデータを送れない場合に 発生します。 .Nm はパケットを無限には読み込みません。代りに .Em 20 パケット (マルチリンクモードでは .Em 20 No + .Em nlinks No * .Em 2 パケット) まで読み込み、 .Ar timeout 秒経過するか、1 つ以上のパケットが送られるまで ネットワークインタフェースの読み込みを停止します。 .Pp .Ar timeout 秒が経過すると、すべての未送出パケットは破棄されます。 .It set ctsrts|crtscts on|off ハードウェアフロー制御をセットします。 デフォルトではハードウェアフロー制御は .Ar on です。 .It set deflate Ar out-winsize Op Ar in-winsize DEFLATE アルゴリズムの、 デフォルトの出力ウィンドウサイズと入力ウィンドウサイズを設定します。 .Ar out-winsize および .Ar in-winsize は、 .Em 8 から .Em 15 までの値をとる必要があります。 .Ar in-winsize が指定されると、 .Nm はこのウィンドウサイズの使用を強要し、相手が他の値を示しても受け入れません。 .It set dns Op Ar primary Op Ar secondary .Dq accept dns コマンドで使用される、DNS 上書きを設定します。 詳細については前述の .Dq accept コマンドの記述を参照してください。本コマンドは .Dq enable dns を使用して要求される IP 番号には影響を与えません。 .It set device|line Xo .Ar value Ns No ... .Xc .Nm が使用するデバイスを、指定された .Dq value に設定します。 全シリアルデバイス名は .Pa /dev/ から始まることが仮定されています。 .Dq value が .Pa /dev/ から始まらない場合、エクスクラメーションマーク .Pq Dq \&! から始めるか、 .Dq host:port の形式である必要があります。 .Pp エクスクラメーションマークで始まる場合、 デバイス名の残りはプログラム名として扱われ、 そのデバイスがオープンされるときにそのプログラムが実行されます。 標準入出力およびエラーは .Nm にフィードバックされ、それらが通常デバイスであるかのように読み書きされます。 .Pp .Dq host:port の組が与えられる場合、 .Nm は、指定された .Dq host の指定された .Dq port と接続しようとします。 詳細は上述の .Em PPP オーバ TCP の節を参照してください。 .Pp 複数の .Dq value を指定した場合、 .Nm は成功するか全デバイスについて実行し終るまで、順番にオープンを試みます。 .It set dial Ar chat-script 相手へダイヤルする際に使用されるチャットスクリプトを指定します。 後述の .Dq set login コマンドも参照してください。 チャットスクリプトのフォーマットの詳細については、 .Xr chat 8 と設定ファイルの例を参照してください。 次の特殊な .Sq value をチャットスクリプトに指定可能です: .Bd -unfilled -offset indent .It \\\\\\\\\\\\\\\\c .Sq 送信 文字列の最後の文字として使用した場合、 改行を追加してはならないことを意味します。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\d チャットスクリプトがこのシーケンスに出会うと、2 秒待ちます。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\p チャットスクリプトがこのシーケンスに出会うと、1/4 秒待ちます。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\n 改行文字と置き換えられます。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\r 復改文字と置き換えられます。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\s 空白文字と置き換えられます。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\t タブ文字と置き換えられます。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\T 現在の電話番号と置き換えられます (後述の .Dq set phone 参照)。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\P 現在の .Ar authkey 値と置き換えられます (前述の .Dq set authkey 参照)。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\U 現在の .Ar authname 値と置き換えられます (前述の .Dq set authname 参照)。 .Ed .Pp 2 つのパーザがこれらのエスケープシーケンスを検査することに注意してください。 .Sq チャットのパーザ にエスケープ文字を見せるには、 .Sq コマンドパーザ からエスケープする必要があります。 つまり、2 つのエスケープを使用する必要があります。例えば次のようにします: .Bd -literal -offset indent set dial "... ATDT\\\\T CONNECT" .Ed .Pp チャットスクリプトから外部コマンドを実行することもできます。 そうするためには、 受信待ち文字列または送信文字列の最初の文字をエクスクラメーションマーク .Pq Dq \&! にします。 コマンドが実行されると、標準入力と標準出力がモデムデバイス ( .Dq set device 参照) に向けられ、標準エラー出力が .Nm に読まれて受信待ち文字列もしくは送信文字列に置き換えられます。 .Nm が対話モードで実行されている場合、ファイルデスクリプタ 3 は .Pa /dev/tty に接続されます。 .Pp 例えば (読み易さのために折り返しています); .Bd -literal -offset indent set login "TIMEOUT 5 \\"\\" \\"\\" login:--login: ppp \e word: ppp \\"!sh \\\\\\\\-c \\\\\\"echo \\\\\\\\-n label: >&2\\\\\\"\\" \e \\"!/bin/echo in\\" HELLO" .Ed .Pp は次のチャットシーケンスになります (ダイヤル前の .Sq set log local chat コマンドによる出力): .Bd -literal -offset indent Dial attempt 1 of 1 dial OK! Chat: Expecting: Chat: Sending: Chat: Expecting: login:--login: Chat: Wait for (5): login: Chat: Sending: ppp Chat: Expecting: word: Chat: Wait for (5): word: Chat: Sending: ppp Chat: Expecting: !sh \\-c "echo \\-n label: >&2" Chat: Exec: sh -c "echo -n label: >&2" Chat: Wait for (5): !sh \\-c "echo \\-n label: >&2" --> label: Chat: Exec: /bin/echo in Chat: Sending: Chat: Expecting: HELLO Chat: Wait for (5): HELLO login OK! .Ed .Pp 複数レベルのネストについて、 エスケープ文字の使用方法に (再度) 注意してください。 ここでは、4 つのパーザが動作してます。 1 番目は、オリジナルの行をパーズし、3 つの引数として読みます。 2 番目は、第 3 引数を 11 個の引数として読みます。 ここで、 .Dq \&- 記号がエスケープされていることが重要です。 そうでなければパーザは、 受信待ち-送信-受信待ちのシーケンスとして見てしまいます。 .Dq \&! 文字を見付けると、実行パーザは最初のコマンドを 3 つの引数として読み、 .Xr sh 1 自身が .Fl c 以降の引数を展開します。 我々は出力をモデムに送り返したいので、 1 番目の例では出力をファイルデスクリプタ 2 (stderr) にリダイレクトして .Nm 自身に送信および記録させ、 2 番目の例では単に stdout に出力して直接モデムに出力させます。 .Pp もちろん全体を、組み込みのものではなく外部の .Dq chat コマンドに実行させることが可能です。 良い代替方法については .Xr chat 8 を参照してください。 .Pp 実行される外部コマンドは、 .Dq !bg コマンドと同様に、特殊語の展開対象となります。 .It set enddisc Op label|IP|MAC|magic|psn value このコマンドは、ローカル終点の選択値を設定します。 LCP 交渉の前に設定されると、 .Nm は LCP 終点選択値オプションを使用して、相手に情報を送ります。 次の選択値を設定可能です。 .Bd -unfilled -offset indent .It Li label 現在のラベルが使用されます。 .It Li IP 当方のローカル IP 番号を使用します。 LCP は IPCP より前に交渉されますので、 IPCP 層が後からこの値を変更することが可能です。 その場合、手動でリセットしない限り、終点の選択値は古い値のままとなります。 .It Li MAC 前述の .Ar IP オプションに似ていますが、 ローカル IP 番号に関係する MAC アドレスが使用される点が異なります。 ローカル IP 番号がどのイーサネットインタフェースにも存在しない場合、 本コマンドは失敗します。 .Pp ローカル IP 番号のデフォルトは、 マシンホスト名がなんであれ、その名前になりますので、通常 .Dq set enddisc mac を .Dq set ifaddr コマンドよりも先に実行します。 .It Li magic 20 桁の乱数が使用されます。 .It Li psn Ar value 指定された .Ar value が使用されます。 .Ar value は、絶対的な公衆スイッチネットワーク番号の先頭に 国コードを付けたものであるべきです。 .Ed .Pp 引数が与えられない場合、終点の選択値はリセットされます。 .It set escape Ar value... このオプションは前述の .Dq set accmap オプションに似ています。 リンクを経由する時に .Sq エスケープ される文字を指定するために使用します。 .It set filter dial|alive|in|out Ar rule-no Xo .No permit|deny .Oo Ar src_addr Ns Op / Ns Ar width .Op Ar dst_addr Ns Op / Ns Ar width .Oc Oo tcp|udp|icmp Op src lt|eq|gt Ar port .Op dst lt|eq|gt Ar port .Op estab .Op syn .Op finrst .Oc .Xc .Nm は 4 つのフィルタセットをサポートします。 .Em alive フィルタは接続を活性状態に保つパケットを指定します - アイドルタイマをリセットします。 .Em dial フィルタは、 .Fl auto モード時に .Nm にダイヤルさせるパケットを指定します。 .Em in フィルタは、マシンに入力可能なパケットを指定します。 .Em out フィルタは、マシンから出力可能なパケットを指定します。 .Pp フィルタリングは、 エイリアスエンジンが行う IP 変更の前に適用されます。 デフォルトでは、全フィルタセットが全パケットの通過を許可します。 ルールは .Ar rule-no に従って順番に処理されます。 各セットに対し 40 までのルールを指定可能です。 指定されるセットにおけるどのルールにもマッチしないパケットは破棄されます。 .Em in と .Em out のフィルタでは、パケットをドロップすることを意味します。 .Em alive フィルタでは、アイドルタイマをリセットしないことを意味します。 .Em dial フィルタではダイヤルさせることにはならないことを意味します。 ダイヤルを引き起こさないパケットは、 キューされるのではなく、捨てられることに注意してください。 上述の .Sx パケットのフィルタリング の節を参照してください。 .It set hangup Ar chat-script モデムを閉じる前にこれをリセットする時に使用する、 チャットスクリプトを指定します。 通常は不要であるべきですが、 閉じる時に自己を正しくリセットできないデバイスに対して使用できます。 .It set help|? Op Ar command 利用可能な set コマンドのまとめを表示するか、 .Ar command が指定されると、コマンドの使用方法を表示します。 .It set ifaddr Oo Ar myaddr Ns .Op / Ns Ar \&nn .Oo Ar hisaddr Ns Op / Ns Ar \&nn .Oo Ar netmask .Op Ar triggeraddr .Oc Oc .Oc このコマンドは、IPCP 交渉の間使用される IP アドレスを指定します。 アドレスのフォーマットは次の通りです。 .Pp .Dl a.b.c.d/nn .Pp ここで .Dq a.b.c.d は希望する IP アドレスであり、 .Ar nn はこのうち何ビットが有効であるかを示します。 .No / Ns Ar nn が省略された場合、デフォルトの .Dq /32 になります。 ただし IP アドレスが 0.0.0.0 である場合には、マスクのデフォルトは .Dq /0 です。 .Pp .Ar hisaddr に IP 番号の範囲として .Bd -literal -offset indent .Ar \&IP Ns Oo \&- Ns Ar \&IP Ns Xo .Oc Oo , Ns Ar \&IP Ns .Op \&- Ns Ar \&IP Ns .Oc No ... .Xc .Ed .Pp のフォーマットを指定できます。例えば: .Pp .Dl set ifaddr 10.0.0.1 10.0.1.2-10.0.1.10,10.0.1.20 .Pp は .Dq 10.0.0.1 のみをローカル IP 番号として交渉しますが、指定された 10 個の IP 番号から 相手に割り当てを行います。 相手がこれらの番号のうちの 1 つを要求し、この番号が未使用な場合には、 .Nm は相手の要求を認めます。 相手がリンクを再確立して前回割り当てていた IP 番号を使用したい場合に有用です (既存の TCP 接続を保存します)。 .Pp 相手が要求した IP 番号が範囲外もしくは使用中の場合、 .Nm は範囲内の未使用 IP 番号をランダムに指示します。 .Pp .Ar triggeraddr が指定された場合、この値が .Ar myaddr の代りに IPCP 交渉で使用されます。 ただし、 .Ar myaddr の範囲のアドレスのみ受け入れられます。 これが有用なのは、相手が .Dq 0.0.0.0 を要求しない限り IP アドレスを割り当てようとしない .Dv PPP 実装と交渉するときです。 .Pp .Fl auto モードでは設定ファイルの .Dq set ifaddr 行を読んだ直後に .Nm がインタフェースを構成することに注意してください。 他のモードではこれらの値は IPCP 交渉で使用され、 IPCP 層がアップするまでこれらのインタフェースは構成されません。 .Pp .Po PAP か CHAP が .Dq enable である場合 .Pc クライアントが自己証明をした後では、 .Ar HISADDR 引数は .Pa ppp.secret ファイルの第 3 引数で上書きされうることに注意してください。 .Sx 内向き接続の認証 の節を参照してください。 .Pp どの場合でも、インタフェースが既に構成されている場合には、 .Nm はインタフェースの IP 番号を保存して、 既にバインドされているソケットが正しいままであるようにします。 .It set ccpretry|ccpretries Oo Ar timeout .Op Ar reqtries Op Ar trmtries .Oc .It set chapretry|chapretries Oo Ar timeout .Op Ar reqtries .Oc .It set ipcpretry|ipcpretries Oo Ar timeout .Op Ar reqtries Op Ar trmtries .Oc .It set lcpretry|lcpretries Oo Ar timeout .Op Ar reqtries Op Ar trmtries .Oc .It set papretry|papretries Oo Ar timeout .Op Ar reqtries .Oc これらのコマンドは .Nm が有限状態機械 (Finite State Machine; FSM) に要求パケットを送る前に 待つ秒数を指定します。 .Ar timeout のデフォルトは、全 FSM において 3 秒です (ほとんどの場合十分です)。 .Pp .Ar reqtries を指定すると、 相手から応答を受信しなくても諦めるまでに設定要求を作成する回数を、 .Nm に指示します。 デフォルトの試行回数は、CCP, LCP, IPCP の場合 5 回であり、 PAP と CHAP の場合 3 回です。 .Pp .Ar trmtries を指定すると、 相手の応答を待つことを諦めるまでに終了要求を作成する回数を、 .Nm に指示します。 デフォルトの試行回数は 3 回です。 認証プロトコルは終了されませんので、 PAP や CHAP に対して指定することは不正です。 .Pp 合意できない相手との交渉を避けるために、 どのような交渉セッションであっても諦めたり層をクローズする前には、 .Nm は最大で .Ar reqtries の設定値の 3 倍までのみ送信します。 .It set log Xo .Op local .Op +|- Ns .Ar value Ns No ... .Xc このコマンドにより現在のログレベルを修正できます。 詳細はログ機能の節を参照してください。 .It set login chat-script この .Ar chat-script はダイヤルスクリプトを補います。 もし両方が指定された場合、ダイヤルスクリプトの後で、 ログインスクリプトが実行されます。 ダイヤルスクリプト中で使用可能なエスケープシーケンスはここでも使用可能です。 .It set lqrperiod Ar frequency このコマンドは、 .Em LQR または .Em ECHO LQR のパケットが送信される頻度 .Ar frequency を秒で指定します。デフォルトは 30 秒です。 相手に LQR 要求を送りたい場合には、 .Dq enable lqr コマンドもまた使用する必要があります。 .It set mode Ar interactive|auto|ddial|background 指定したリンクにおけるモード .Sq mode を変更できます。通常マルチリンクモードでのみ有用ですが、 単一リンクモードでも使用可能です。 .Pp .Sq direct または .Sq dedicated のリンクを変更することはできません。 .Pp 注釈: コマンド .Dq set mode auto を発行し、IP エイリアシングが enable にされていた場合、後で .Dq enable iface-alias を行うと便利です。 .Nm が必要なアドレス変換を行うようにすることにより、 相手が当方に新しい (動的な) IP アドレスを割り当てたとしても、 リンクがアップすると接続のトリガとなるプロセスが接続できるようにします。 .It set mrru Op Ar value このオプションを設定すると、 マルチリンクプロトコルまたは MP としても知られる、 マルチリンク PPP 交渉を有効にします。 MRRU (Maximum Reconstructed Receive Unit) の値にはデフォルトはありません。 引数を指定しないと、マルチリンクモードは無効にされます。 .It set mru Op Ar value デフォルトの MRU (最大受信単位; Maximum Receive Unit) は 1500 です。 この値を増加させた場合、相手は MTU を増加させても *かまいません*。 デフォルトの MRU より減らすことは意味がありません。 なぜなら、 .Em PPP プロトコルでは少なくとも 1500 オクテットのパケットを 受信できなければ *ならない* からです。 引数が指定されないと、1500 が仮定されます。 .It set mtu Op Ar value デフォルトの MTU は 1500 です。 交渉時に、(296 バイト未満でなければ) 相手が望むいかなる MRU および MRRU も受け付け可能です。 MTU が設定されると、 .Nm は .Ar value よりも小さい MRU/MRRU の値を受け付けなくなります。 交渉が完了すると、相手がより大きな MRU/MRRU を要求していたとしても、 インタフェースに対して MTU が割り当てられます。 当方のパケットサイズを制限するのに有用です (よりよくバンド幅を共有できるようになりますが、 ヘッダデータが増えるというコストがかかります)。 .Pp .Ar value を指定しないと、1500 または相手が要求した値が使用されます。 .It set nbns Op Ar x.x.x.x Op Ar y.y.y.y このオプションは、相手の要求によって返される Microsoft NetBIOS ネームサーバの値を設定します。 値を指定しないと、 .Nm はそのような要求を拒否するようになります。 .It set openmode active|passive Op Ar delay デフォルトでは、 .Ar openmode は常に、1 秒の .Ar delay をもって .Ar active となります。 この場合、 .Nm は回線が設定されてから 1 秒が経過したなら いつでも LCP/IPCP/CCP の交渉を開始します。 相手が交渉を開始するのを待ちたい場合は、値 .Dq passive を使用します。 直ちにもしくは 1 秒以上待ってから交渉を開始したい場合、 .Ar delay を秒単位で指定します。 .It set parity odd|even|none|mark 回線のパリティを設定できます。デフォルト値は .Ar none です。 .It set phone Ar telno Ns Xo .Oo \&| Ns Ar backupnumber .Oc Ns ... Ns Oo : Ns Ar nextnumber .Oc Ns ... .Xc ダイヤルおよびログインのチャットスクリプトで使用される \\\\T 文字列が 置き換えられる電話番号を指定できます。 複数の電話番号をパイプ .Pq Dq \&| もしくはコロン .Pq Dq \&: で区切って指定可能です。 .Pp パイプの後の番号がダイヤルされるのは、 直前の番号へのダイヤルもしくはログインのスクリプトが失敗した場合のみです。 回線の切断の理由にかかわらず、 コロンで区切られた番号は順番に試行されます。 .Pp 複数の番号を指定した場合、接続が確立するまで .Nm はこのルールに基づいてダイヤルします。 再試行の最大値は、後述の .Dq set redial で指定します。 .Fl background モードでは各番号は最大 1 回試行されます。 .It set Op proc Ns Xo .No title Op Ar value .Xc .Xr ps 1 が表示する現在のプロセスタイトルを、 .Ar value に従って変更します。 .Ar value が指定されないと、元のプロセスタイトルが回復されます。 シェルコマンドが行うすべての語置換 (前述の .Dq bg コマンドを参照してください) は、ここでも行われます。 .Pp プロセスタイトル中に USER が必要な場合、 .Dq set proctitle コマンドは .Pa ppp.linkup 中に登場する必要があることに注意してください。 .Pa ppp.conf が実行されているときには、分からないからです。 .It set radius Op Ar config-file このコマンドは RADIUS サポートを (組み込まれていれば) 有効にします。 .Ar config-file は、 .Xr radius.conf 5 に記述されている radius クライアント設定ファイルを参照します。 PAP または CHAP が .Dq enable にされている場合、 .Nm は .Em \&N Ns No etwork .Em \&A Ns No ccess .Em \&S Ns No erver として振舞い、設定されている RADIUS サーバを使用して認証し、 .Pa ppp.secret ファイルやパスワードデータベースによる認証は行いません。 .Pp PAP と CHAP のいずれも有効になっていない場合、 .Dq set radius は効果がありません。 .Pp .Nm は、RADIUS 応答中の、次の属性を使用します: .Bl -tag -width XXX -offset XXX .It RAD_FRAMED_IP_ADDRESS 相手の IP アドレスは指定された値に設定されました。 .It RAD_FRAMED_IP_NETMASK tun インタフェースのネットマスクは指定された値に設定されました。 .It RAD_FRAMED_MTU 指定された MTU が LCP 交渉で合意された相手の MRU より小さい場合であり、 *かつ* 設定された MTU のいずれよりも小さい場合 ( .Dq set mru コマンド参照)、 tun インタフェースの MTU は指定した値に設定されます。 .It RAD_FRAMED_COMPRESSION 受信した圧縮タイプが .Dq 1 の場合、 .Dq disable vj 設定コマンドが指定されていたとしても、IPCP 交渉において .Nm は VJ 圧縮を要求します。 .It RAD_FRAMED_ROUTE 受信した文字列は、 .Ar dest Ns Op / Ns Ar bits .Ar gw .Op Ar metrics という書式であると期待します。 指定した metrics は無視されます。 .Dv MYADDR と .Dv HISADDR は、 .Ar dest と .Ar gw の正当な値として理解されます。 .Dq default を .Ar dest に使用可能であり、デフォルト経路を指定します。 .Dq 0.0.0.0 は、 .Ar dest に対する .Dq default と同じであると解釈され、 .Ar gw に対する .Dv HISADDR と同じであると解釈されます。 .Pp 例えば、戻り値 .Dq 1.2.3.4/24 0.0.0.0 1 2 -1 3 400 は 1.2.3.0/24 ネットワークへは .Dv HISADDR を介するという経路表エントリになり、 戻り値 .Dq 0.0.0.0 0.0.0.0 または .Dq default HISADDR は .Dv HISADDR 行きのデフォルト経路になります。 .Pp すべての RADIUS の経路は、 すべてのスティッキーな経路が適用された後で適用されます。 これにより、RADIUS の経路が、設定済みの経路に優先します。 これは、 .Dv MYADDR または .Dv HISADDR というキーワードを含まない RADIUS の経路にもあてはまります。 .Pp .El RADIUS サーバから受信した値は、 .Dq show bundle を使用して見られます。 .It set reconnect Ar timeout ntries (CD の喪失もしくは LQR の失敗により) 予想外の回線切断となった場合、 指定した .Ar timeout の後に接続が再確立されます。 回線は最大 .Ar ntries 回、再接続されます。 .Ar ntries のデフォルトは 0 です。 .Ar timeout に .Ar random を指定すると、1 から 30 秒の間の任意時間の停止となります。 .It set recvpipe Op Ar value ルーティングテーブルの RECVPIPE 値を設定します。 最適な値は、MTU 値を 2 倍した値を丁度越える値です。 .Ar value が指定されないまたは 0 の場合、デフォルトの、カーネルが制御する値を使用します。 .It set redial Ar secs Ns Xo .Oo + Ns Ar inc Ns .Op - Ns Ar max Ns .Oc Op . Ns Ar next .Op Ar attempts .Xc .Nm に .Ar attempts 回のリダイヤルを指示できます。 1 より大きな数を指定した場合 (前述の .Ar set phone 参照)、 各番号にダイヤルする前に、 .Ar next だけ停止します。 最初の番号に戻ってダイヤル開始する前に .Ar secs だけ停止します。リテラル値 .Dq Li random を .Ar secs および .Ar next のところで使用でき、1 から 30 秒の間の任意時間の停止となります。 .Pp .Ar inc が指定されると、 .Nm が新規番号を試すたびに、この値が .Ar secs に加えられます。 .Ar secs が増加されるのは、最大 .Ar maxinc 回だけです。 .Ar maxinc のデフォルト値は 10 です。 .Ar attempts が経過した後でも .Ar secs の遅延は効果があるので、 すぐに手動でダイヤルしても何も起ってないように見えるかもしれません。 すぐにダイヤルする必要がある場合、 .Dq \&! を .Dq open キーワードの直後に付けます。 更なる詳細については、前述の .Dq open の記述を参照してください。 .It set sendpipe Op Ar value ルーティングテーブルの SENDPIPE 値を設定します。 最適な値は、MTU 値を 2 倍した値を丁度越える値です。 .Ar value が指定されないまたは 0 の場合、デフォルトの、カーネルが制御する値を使用します。 .It set server|socket Ar TcpPort|LocalName|none password Op Ar mask このコマンドは .Nm に指定したソケットもしくは .Sq 診断ポート にてコマンド接続の入力を listen するように指示します。 .Pp 語 .Ar none は .Nm に既に存在するソケットを閉じさせます。 .Pp ローカルドメインソケットを指定したい場合、 .Ar LocalName に絶対ファイル名を指定します。そうしないと、TCP ポートの名前もしくは番号 であると解釈されます。 ローカルドメインソケットに使用される 8 進 umask を指定する必要があります。 .Sq 0 から始まる 4 桁 8 進数で指定します。 umask の詳細については .Xr umask 2 を参照してください。TCP ポート名がどのように変換されるかについては .Xr services 5 を参照してください。 .Pp このソケットにクライアントが接続するときに使用されねばならないパスワードも 指定可能です ( 前述の .Dq passwd コマンドを使用します)。 パスワードが空文字列として指定される場合、 クライアントが接続するときにパスワードを必要とされません。 .Pp ローカルドメインソケットが指定される場合、ソケット名中の最初の .Dq %d シーケンスは現在のインタフェースユニット番号で置換されます。 複数接続のために同一のプロファイルを使用したい場合に便利です。 .Pp 同様の方法で TCP ソケットの前に .Dq + 文字を付けることができます。 この場合、現在のインタフェースユニット番号が、ポート番号に加算されます。 .Pp .Nm をサーバソケットと共に使用する場合、通信機構として .Xr pppctl 8 コマンドを使用することが好ましいです。 現在 .Xr telnet 1 も使用可能ですが、将来リンク暗号化が実装されるかもしれませんので、 .Xr telnet 1 に依存しないようにしてください。 .It set speed Ar value シリアルデバイスの速度を指定します。 .It set stopped Op Ar LCPseconds Op Ar CCPseconds このオプションが指定されると、 指定した FSM (有限状態機械; Finite State Machine) が停止状態になってから .Dq seconds で指定した秒数だけ停止したのち、 .Nm はタイムアウトします。 このオプションは、 相手が終了要求を送り我々が終了確認応答を送ったにもかかわらず 実際には接続を閉じない場合に、有用かもしれません。また、 .Dq set openmode passive を使用した場合に相手が指定時間内に Configure Request を送らないことを タイムアウト検出する場合には、便利かもしれません。 .Dq set log +lcp +ccp を使用すると、 .Nm は適切な状態遷移を記録します。 .Pp デフォルト値は 0 であり、 停止状態による .Nm のタイムアウトは発生しません。 .Pp この値は openmode の遅延 (上述の .Dq set openmode 参照) より小さくなってはなりません。 .It set timeout Ar idleseconds このコマンドはアイドルタイマの値を指定します。 更なる詳細については .Sx アイドルタイマの設定 というタイトルの節を参照してください。 .It set vj slotcomp on|off このコマンドは .Nm に VJ スロット圧縮を交渉するか否かを指示します。 デフォルトではスロット圧縮は .Ar on です。 .It set vj slots Ar nslots このコマンドは最初の .Ar slots 番号を指定します。 .Nm は VJ 圧縮が enable されている時には、 これを使用して相手と交渉をします (前述の .Sq enable コマンドを参照してください)。 デフォルト値は 16 です。 .Ar nslots は .Ar 4 以上 .Ar 16 以下の値です。 .El .Pp .It shell|! Op Ar command .Ar command が指定されない場合、 .Dv SHELL 環境変数で指定されるシェルが起動されます。 そうでなければ指定された .Ar command が実行されます。 語の置換は、前述の .Dq !bg コマンドと同様の方法で行われます。 .Pp 文字 ! を使用する場合、コマンドとの間に空白が必要です。 このコマンドはフォアグラウンドで実行されることに注意してください - .Nm はプロセスが終了するまでは実行を続けません。 バックグラウンドでコマンド処理を行いたい場合には、 .Dv bg コマンドを使用してください。 .It show Ar var このコマンドを使用して、次の内容を確認できます: .Bl -tag -width 20 .It show bundle 現在のバンドル設定を表示します。 .It show ccp 現在の CCP 圧縮統計を表示します。 .It show compress 現在の VJ 圧縮統計を表示します。 .It show escape 現在のエスケープ文字を表示します。 .It show filter Op Ar name 指定したフィルタの現在のルールをリストします。 .Ar name を指定しないと、全フィルタが表示されます。 .It show hdlc 現在の HDLC 統計を表示します。 .It show help|? 利用可能な show コマンドのまとめを表示します。 .It show iface 現在のインタフェース情報 .Po Dq iface show と同じです .Pc を表示します。 .It show ipcp 現在の IPCP 統計を表示します。 .It show lcp 現在の LCP 統計を表示します。 .It show Op data Ns Xo .No link .Xc 高レベルリンク情報を表示します。 .It show links 利用可能な論理リンクのリストを表示します。 .It show log 現在のログ値を表示します。 .It show mem 現在のメモリ統計を表示します。 .It show modem 現在の下位レベルリンク情報を表示します。 +.It show mp +マルチリンク情報を表示します。 .It show proto 現在のプロトコルの総計を表示します。 .It show route 現在の経路表を表示します。 .It show stopped 現在の stopped タイムアウト値を表示します。 .It show timer アクティブアラームタイマを表示します。 .It show version .Nm の現在のバージョン番号を表示します。 .El .Pp .It term 端末モードに移行します。 キーボードからタイプした文字はモデムに送られます。 モデムから読んだ文字はスクリーンに表示されます。 モデムの相手側に .Nm の相手が認識された時には、 .Nm は自動的にパケットモードを有効にし、コマンドモードに戻ります。 .El .Pp .Sh 更に詳細について .Bl -bullet .It 設定ファイルの例を読んでください。良い情報源です。 .It 何が利用できるかについては、 .Dq help , .Dq alias ? , .Dq enable ? , .Dq set ? , .Dq show ? コマンドを使って、オンライン情報を取得してください。 .It 次の URL に有用な情報があります: .Bl -bullet -compact .It http://www.FreeBSD.org/FAQ/userppp.html .It http://www.FreeBSD.org/handbook/userppp.html .El .Pp .El .Pp .Sh 関連ファイル .Nm は、4 つのファイル .Pa ppp.conf , .Pa ppp.linkup , .Pa ppp.linkdown , .Pa ppp.secret を参照します。 これらのファイルは .Pa /etc/ppp に置かれます。 .Bl -tag -width XX .It Pa /etc/ppp/ppp.conf システムのデフォルト設定ファイル。 .It Pa /etc/ppp/ppp.secret 各システム用の認証設定ファイル。 .It Pa /etc/ppp/ppp.linkup .Nm がネットワークレベルの接続を確立した時に実行されるファイル。 .It Pa /etc/ppp/ppp.linkdown .Nm がネットワークレベルの接続を閉じる時にチェックするファイル。 .It Pa /var/log/ppp.log ログとデバッグ情報のファイル。このファイル名は .Pa /etc/syslogd.conf にて指定されます。詳細は .Xr syslog.conf 5 を参照してください。 .It Pa /var/spool/lock/LCK..* tty ポートをロックするためのファイル。詳細は .Xr uucplock 3 を参照してください。 .It Pa /var/run/tunN.pid tunN デバイスに接続されている .Nm プログラムのプロセス ID (pid) 。 ここで .Sq N はデバイスの番号です。 .It Pa /var/run/ttyXX.if このポートで使われている tun インタフェース。 このファイルも .Fl background , .Fl auto , .Fl ddial のいずれかのモードの時のみ作成されます。 .It Pa /etc/services サービス名でポート番号が指定されている場合に、ポート番号を取得します。 .It Pa /var/run/ppp-authname-class-value マルチリンクモードでは、 相手の認証名称 .Pq Sq authname と相手の終点選択クラス .Pq Sq class と相手の終点選択値 .Pq Sq value を使用して、ローカルドメインソケットが生成されます。 終点選択値はバイナリ値であってもかまわないため、 実際のファイル名を判定するために 16 進数に変換されます。 .Pp このソケットは、別の .Nm のインスタンスとリンクを受け渡しを行うために使用します。 .El .Pp .Sh 関連項目 .Xr at 1 , .Xr ftp 1 , .Xr gzip 1 , .Xr hostname 1 , .Xr login 1 , .Xr tcpdump 1 , .Xr telnet 1 , .Xr libalias 3 , .Xr syslog 3 , .Xr uucplock 3 , .Xr crontab 5 , .Xr group 5 , .Xr passwd 5 , .Xr radius.conf 5 , .Xr resolv.conf 5 , .Xr syslog.conf 5 , .Xr adduser 8 , .Xr chat 8 , .Xr getty 8 , .Xr inetd 8 , .Xr init 8 , .Xr named 8 , .Xr ping 8 , .Xr pppctl 8 , .Xr pppd 8 , .Xr route 8 , .Xr syslogd 8 , .Xr traceroute 8 , .Xr vipw 8 .Sh 歴史 元のプログラムは Toshiharu OHNO (tony-o@iij.ad.jp) が作成し、 FreeBSD-2.0.5 に Atsushi Murai (amurai@spec.co.jp) が提出しました。 .Pp 1997 年中に Brian Somers (brian@Awfulhak.org) が本格的な修正をし、 11 月に OpenBSD に移植されました (2.2-RELEASE の直後です)。 .Pp 1998 年初頭にマルチリンク ppp サポートが追加されたときに、 ほとんどのコードを Brian Somers が書き直しました。 diff --git a/ja/man/man8/route.8 b/ja/man/man8/route.8 index 0601f0d2cf..290e25792a 100644 --- a/ja/man/man8/route.8 +++ b/ja/man/man8/route.8 @@ -1,335 +1,346 @@ .\" Copyright (c) 1983, 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)route.8 8.3 (Berkeley) 3/19/94 -.\" %Id: route.8,v 1.12 1998/07/28 06:25:33 charnier Exp % +.\" %Id: route.8,v 1.12.2.1 1999/05/04 18:41:32 ghelmer Exp % .\" .\" jpman %Id: route.8,v 1.3 1997/07/28 05:33:13 konuma Stab % .\" .Dd March 19, 1994 .Dt ROUTE 8 .Os BSD 4.4 .Sh 名称 .Nm route .Nd マニュアルでルーティングテーブルを操作する .Sh 書式 .Nm route .Op Fl dnqtv .Ar command .Oo .Op Ar modifiers .Ar args .Oc .Sh 解説 .Nm はネットワークルーティングテーブルを マニュアルで操作するユーティリティです。 通常は、 .Xr routed 8 のようなシステムルーティングテーブル管理デーモンが 保守をしているので、マニュアルでの操作は必要ありません。 .Pp .Nm ユーティリティは指定できるオプションは少数ですが、 強力なコマンド言語をサポートしています。ユーザは .Xr route 4 において解説されているプログラム可能なインタフェイスを通して、 任意の要求を指定することができます。 .Pp 以下のオプションを使用可能です: .Bl -tag -width indnent .It Fl n レポートの出力において、ホスト名とネットワーク名のシンボル名での表示を 抑止します。 (シンボル名と数字によるアドレスの変換処理には時間がかかり、 またネットワークが正常に動作している必要があります。 そのため、特にネットワークの動作の修正中には、 変換処理を行なわない方が好都合かもしれません。) .It Fl v (冗長モード) 詳細な情報を出力します。 .It Fl q 全ての出力を行ないません。 .El .Pp .Nm ユーティリティでは以下の 6 つのコマンドを提供しています。 .Pp .Bl -tag -width Fl -compact .It Cm add ルートを追加します。 .It Cm flush 全てのルートを削除します。 .It Cm delete 指定されたルートを削除します。 .It Cm change ルートの属性 (ゲートウェイなど) を変更します。 .It Cm get ある宛先に対するルートを検索し、表示します。 .It Cm monitor ルーティング情報ベースの変更、ルーティング検索の失敗、 ネットワーク分割の疑いなどの情報を継続的に報告します。 .El .Pp monitor コマンドは以下の書式です。 .Pp .Bd -filled -offset indent -compact .Nm route Op Fl n .Cm monitor .Ed .Pp flush コマンドは以下の書式です。 .Pp .Bd -filled -offset indent -compact .Nm route Op Fl n .Cm flush .Op Ar family .Ed .Pp .Cm flush コマンドが指定されると、 .Nm は全てのゲートウェイのエントリにおけるルーティングテーブルを削除します。 アドレスファミリが .Fl osi , .Fl xns , .Fl atalk , .Fl inet のいずれかの修飾子によって指定されている場合、 そのアドレスファミリの宛先を持つルートだけが削除されます。 .Pp その他のコマンドは以下の書式です。 .Pp .Bd -filled -offset indent -compact .Nm route Op Fl n .Ar command .Op Fl net No \&| Fl host .Ar destination gateway .Ed .Pp ここで .Ar destination は宛先のホストもしくはネットワークです。 .Ar gateway はパケットがルートされるべき次の中継点です。 ある特定のホストへのルートは、 .Ar destination で指定されたインターネットアドレスを解釈することによって、 ネットワークへのルートと区別されます。 オプションの修飾子 .Fl net , .Fl host が指定されると、 .Ar destination をそれぞれネットワークもしくはホストとして強制的に解釈します。 これらの修飾子がないなら、 .Ar destination -に INADDR_ANY の ``ローカルアドレス部'' が含まれるか +に INADDR_ANY +.Pq Li 0.0.0.0 +の +.Dq ローカルアドレス部 +が含まれるか .Ar destination がネットワークのシンボル名である場合はネットワークへのルート、 その他の場合はホストへのルートと想定します。 .Pp 例えば、 .Li 128.32 は .Fl host Li 128.0.0.32 として解釈されます。 .Li 128.32.130 は .Fl host Li 128.32.0.130 として、 .Fl net Li 128.32 は .Li 128.32.0.0 として、 .Fl net Li 128.32.130 は .Li 128.32.130.0 として解釈されます。 .Pp +.Ar destination +に対する +.Ar default +指定は、 +.Fl net Li 0.0.0.0 +と同じ意味であり、デフォルト経路です。 +.Pp 宛先がゲートウェイとして動作する中継点なしで、 あるインタフェイスから直接到達可能な場合、 .Fl interface 修飾子を指定しなければなりません。 この場合、指定されたゲートウェイは共通なネットワーク上の ローカルホストのアドレスとなり、 そのインタフェイスが転送に使用されることを示します。 また、インタフェイスが point to point 接続の場合、 インタフェイスをその名前で指定できます。 この場合、ローカルやリモートのアドレスが変更されても そのルートは有効のまま残ります。 .Pp オプションの修飾子 .Fl xns , .Fl osi , .Fl atalk , .Fl link はそれに続いて指定されるアドレスが、それぞれ .Tn XNS , .Tn OSI , .Tn AppleTalk アドレスファミリである、もしくはリンクレベルのアドレスであることを指定します。 これらの場合、名前はシンボル名ではなく、 数字によって指定をおこなわなければなりません。 .Pp オプションの修飾子 .Fl netmask はネットマスクオプションつきの .Tn OSI .Tn ESIS プロトコルによるリダイレクトの効果を実現するためのものです。 つまり、ネットワークインタフェイスの暗黙のネットマスクとは異なる ネットマスクをもつサブネットを手動で追加します。 (この方法によらない場合は、OSPF や ISIS ルーティングプロトコルによって 通信します。) この修飾子に続いて、アドレスパラメータ (これはネットワークマスクとして解釈されます) を指定します。 AF_INET の場合に生成される暗黙のネットワークマスクは、 このオプションを .Ar destination パラメータに続いて指定することによって、上書きすることができます。 .Pp ルートにはいくつかのフラグがあり、 そのルートを使う宛先にデータを送信する時のプロトコルの動作に 影響をおよぼします。 これらのフラグは以下の修飾子によってセット (もしくはクリア) できます。 .Bd -literal -cloning RTF_CLONING - 使用中のルートを新たにひとつ生成する。 -xresolve RTF_XRESOLVE - (外部からの検索に対して) 使用中である旨のメッ セージを発行する。 -iface ~RTF_GATEWAY - 宛先が直接到達可能。 -static RTF_STATIC - 手動でルートを追加する。 -nostatic ~RTF_STATIC - カーネルかデーモンによってルートが追加された ように振舞う。 -reject RTF_REJECT - マッチした場合に ICMP unreachable を出力する。 -blackhole RTF_BLACKHOLE - (更新中に) 何も報告せずにパケットを捨てる。 -proto1 RTF_PROTO1 - プロトコルに特有のフラグ #1 をセットする。 -proto2 RTF_PROTO2 - プロトコルに特有のフラグ #2 をセットする。 -llinfo RTF_LLINFO - プロトコルアドレスからリンクアドレスへの変換の 正当性をチェックする。 .Ed .Pp オプションの修飾子 .Fl rtt , .Fl rttvar , .Fl sendpipe , .Fl recvpipe , .Fl mtu , .Fl hopcount , .Fl expire , .Fl ssthresh によって TCP や TP4 のトランスポートレベルのプロトコルによる ルーティングのエントリ中でメインテナンスされる値の初期値を指定します。 これらは各々の修飾子の前に .Fl lock メタ修飾子を指定することによって、個別にその値をロックすることができます。 また .Fl lockrest メタ修飾子をつけることによって、 その後に続く全ての値をロックすることもできます。 .Pp .Cm change もしくは .Cm add コマンドにおいて、 .Ar destination もしくは .Ar gateway がルートを特定するのに不十分であった場合 (たとえば .Tn ISO のケースにおいて、複数のインタフェイスが同じアドレスを持っているような場合)、 .Fl ifp や .Fl ifa 修飾子を使うことによって、 インタフェイスやインタフェイスアドレスを特定することができます。 .Pp .Ar destination や .Ar gateway で指定された全てのシンボル名は、まずホスト名として .Xr gethostbyname 3 を使用して検索されます。検索に失敗した場合は、その名前をネットワーク名と見なし .Xr getnetbyname 3 によって検索されます。 .Pp .Nm はルーティングソケットと新しいメッセージタイプである RTM_ADD, RTM_DELETE, RTM_GET, RTM_CHANGE を使います。 ルーティングテーブルの変更はスーパユーザのみがおこなうことができます。 .Sh 診断 .Bl -tag -width Ds .It Sy "add [host \&| network ] %s: gateway %s flags %x" 指定されたルートがテーブルに追加されました。 出力された値は .Xr ioctl 2 の呼出しの中で使われたルーティングテーブルのエントリからのものです。 指定されたゲートウェイアドレスがそのゲートウェイのプライマリアドレス ( .Xr gethostbyname 3 によって返される最初のもの) でなかった場合、 ゲートウェイアドレスがシンボル名に加えて、数字でも表示されます。 -.It Sy "delete [ host &| network ] %s: gateway %s flags %x" +.It Sy "delete [ host \&| network ] %s: gateway %s flags %x" 指定されたルートがテーブルから削除されました。 .It Sy "%s %s done" .Cm flush コマンドが指定された場合、削除された各ルーティングテーブルエントリが この形式のメッセージで報告されます。 .It Sy "Network is unreachable" 指定されたゲートウェイが直接到達可能なネットワーク上にないために、 ルートの追加に失敗しました。 hop 数が 1 であるゲートウェイを指定しなければなりません。 .It Sy "not in table" テーブルにないエントリを削除しようとしました。 .It Sy "routing table overflow" ルートの追加を試みましたが、システムの資源が少なく、 新しいエントリを作成するためのメモリを割り当てられませんでした。 .El .Sh 関連項目 .Xr netintro 4 , .Xr route 4 , .Xr IPXrouted 8 , .Xr routed 8 .\" .Xr XNSrouted 8 .\" Xr esis 4 , .Sh 歴史 .Nm コマンドは .Bx 4.2 から登場しました。 .Sh バグ 最初の段落は多少 .Xr routed 8 の能力を大げさに書いています。 diff --git a/ja/man/man8/syslogd.8 b/ja/man/man8/syslogd.8 index 9d57540242..d37883bb51 100644 --- a/ja/man/man8/syslogd.8 +++ b/ja/man/man8/syslogd.8 @@ -1,243 +1,245 @@ .\" Copyright (c) 1983, 1986, 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)syslogd.8 8.1 (Berkeley) 6/6/93 -.\" %Id: syslogd.8,v 1.16 1998/07/22 06:15:18 phk Exp % +.\" %Id: syslogd.8,v 1.16.2.1 1999/05/01 18:49:16 des Exp % .\" .\" jpman %Id: syslogd.8,v 1.3 1997/05/19 17:08:30 horikawa Stab % .\" .Dd October 12, 1995 .Dt SYSLOGD 8 .Os BSD 4.2 .Sh 名称 .Nm syslogd .Nd システムメッセージの記録をとる .Sh 書式 .Nm syslogd .Op Fl dsuv .Op Fl a Ar allowed_peer .Op Fl f Ar config_file .Op Fl m Ar mark_interval .Op Fl p Ar log_socket .Op Fl l Ar path .Sh 解説 .Nm デーモンは設定ファイルに指定された通りに、システムコンソール、 ログファイル、他のマシンやユーザへのメッセージを読み込み、記録します。 オプションには以下のものがあります。 .Bl -tag -width indent .It Fl a Ar allowed_peer .Ar allowed_peer がこの .Nm に UDP データグラムを使用してログすることを許します。複数の .Fl a オプションを指定可能です。 .Pp .Ar allowed_peer は以下のいずれかです: .Bl -tag -width "ipaddr/masklen[:service]XX" .It Ar ipaddr/masklen Ns Op Ar :service .Ar ipaddr (通常のドット表記の 4 つ組) からのデータグラムを受け付けます。 アドレス比較の際、 .Ar masklen ビットを考慮します。 .Ar service が指定された場合、パケット送出元が属すべき UDP service の名前もしくは番号となります ( .Xr services 5 参照)。 .Ar service に .Ql \&* を指定すると、全ての UDP ポートから送信されたパケットを受け付けます。 デフォルトの .Ar service は .Ql syslog です。 .Ar masklen を指定しないと、 .Ar ipaddr がクラス A もしくは B のアドレス範囲に属す場合にはそれぞれ 歴史的なクラス A もしくは B のネットマスクが使用され、 そうでない場合には 24 が使用されます。 .It Ar domainname Ns Op Ar :service 送信アドレスのアドレス逆引きにおいて .Ar domainname が得られたデータグラムを受け付けます。 .Ar service の意味は前述の通りです。 .It Ar *domainname Ns Op Ar :service 上述の通りですが、送信ホスト名が .Ar domainname で .Em 終る 全てのホストから受け付けます。 .El .It Fl d .Nm をデバッグモードで実行します。これは恐らく、 .Nm の開発者にのみ役立ちます。 .It Fl f 代りの設定ファイルのパス名を指定します。 デフォルトは .Pa /etc/syslog.conf です。 .It Fl m .Dq mark されたメッセージの間隔を分単位で指定します。 デフォルトは 20 分です。 .It Fl p 代りに使用するログ用ソケットのパス名を指定します。 デフォルトは .Pa /var/run/log です。 .It Fl l .Nm syslogd が追加のログ用ソケットを置く場所を指定します。 19 個まで追加のログ用ソケットを指定可能です。 主な用法は、 様々に chroot したファイル空間において追加のログ用ソケットを .Pa /dev/log に置くというものです。 .It Fl s セキュアモードで操作します。リモートマシンからのログメッセージをログしません。 +1 度指定すると、 メッセージは受信計数され、 カウントが 2 の羃乗を越える時にログエントリが生成されます。 +2 度指定すると、ネットワークソケットを全くオープンしません。 .It Fl u ただ 1 つの優先度のログのみ行います。 指定した優先度のメッセージのみログします。 このオプションを指定しないと、指定した優先度以上のメッセージがログされます。 このオプションにより、デフォルトの比較を .Dq => から .Dq = に変更します。 .It Fl v 冗長なログを行います。1 度指定すると、ローカルに書き込まれたメッセージと共に、 ファシリティと優先度が数値でログされます。 複数回指定すると、ローカルに書き込まれたメッセージと共に、 ファシリティと優先度が名前でログされます。 .El .Pp .Nm デーモンは 起動時と hangup シグナルを受けとった時はいつでも設定ファイルを 読み込みます。 設定ファイルのフォーマットに関する情報は、 .Xr syslog.conf 5 参照して下さい。 .Pp .Nm デーモンは .Tn UNIX ドメインソケット .Pa /var/run/log、 .Pa /etc/services で指定されるインターネットドメインソケット および特殊デバイス .Pa /dev/klog (カーネルメッセージを読むため) からメッセージを読み込みます。 .Pp .Nm デーモンはファイル .Pa /var/run/syslog.pid を作成し、プロセス ID を記録します。 これは .Nm を kill や、設定ファイルを読み込ませるために使えます。 .Pp .Nm に送られるメッセージは単一の行で構成されます。このメッセージは先頭に 優先順位コードを含んでいます。このコードは .Sq Aq 5 のように括弧でくくられた 10 進数から構成されており、インクルードファイル .Aq Pa sys/syslog.h で定義されている優先順位に対応します。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /var/run/syslog.pid -compact .It Pa /etc/syslog.conf コンフィギュレーションファイル .It Pa /var/run/syslog.pid 動作中の .Nm のプロセス ID .It Pa /var/run/log .Tn UNIX ドメインデータグラムのログ用ソケットの名前 .It Pa /dev/klog カーネルログ用のデバイス .El .Sh 関連項目 .Xr logger 1 , .Xr syslog 3 , .Xr services 5 , .Xr syslog.conf 5 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .Bx 4.3 から登場しました。 .Pp .Fl a , .Fl s , .Fl u , .Fl v のオプションは .Fx 2.2 における拡張です。 .Sh バグ UDP パケットで受けとったメッセージを記録する能力は認証されていない ディスクを溢れさせるリモートサービスと等価であり、恐らくデフォルトで無効に されるべきです。ある種の .Nm 間の認証メカニズムが用意されるべきでしょう。 最悪の無駄遣いを避けるために、 .Fl a オプションの使用を強く勧めます。 .Pp .Fl a のマッチングアルゴリズムは非常に効率的には見えません; ドメイン名比較より、数値による IP アドレスを使用する方が高速です。 許可されたピアのリストの検索は線型に行なわれるため、 多くのメッセージを受け付けると予測されるピアグループは .Fl a リストの最初の方に置くべきです。 .Pp ログ用ソケットは読み込み専用のルートファイルシステムの扱いを容易にする ために .Pa /dev から移されました。このことは古いバイナリを混乱させるかもしれないので、 過渡期の間はシンボリックリンクが役に立つでしょう。 diff --git a/ja/man/man8/tzsetup.8 b/ja/man/man8/tzsetup.8 index ff6a0bbadb..92ffd7154b 100644 --- a/ja/man/man8/tzsetup.8 +++ b/ja/man/man8/tzsetup.8 @@ -1,76 +1,131 @@ .\" Copyright (c) 1996 Wolfram Schneider . Berlin. .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHOR AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" -.\" %Id: tzsetup.8,v 1.8 1997/10/27 07:49:45 charnier Exp % +.\" %Id: tzsetup.8,v 1.8.2.1 1999/05/02 12:18:52 kris Exp % +.\" .\" jpman %Id: tzsetup.8,v 1.3 1997/07/22 17:04:38 horikawa Stab % - .Dd January 1996 .Dt TZSETUP 8 .Os FreeBSD - .Sh 名称 .Nm tzsetup .Nd ローカルタイムゾーンを設定する - .Sh 書式 .Nm tzsetup .Op Fl n - +.Op Ar default .Sh 解説 .Nm -は、メニューによるローカルタイムゾーンの設定を行うためのプログラムです。 -もっとも良くあなたの場所を表現している大陸と (例えば、あなたの首都の様な) -都市を選びます。すると +プログラムは、タイムゾーン情報データベースを読み込み、 +メニューをユーザに提供してタイムゾーンを選択させます。 +ユーザはデータベースのレイアウトの詳細を知る必要はありません。 +選択されたゾーンは、システムのデフォルトのゾーンとしてインストールされます。 +また .Nm -が全ての仕事を行ってくれます。 +は、ハードウェアクロックが +.Tn UTC +でないシステムにおいてなんらかの修正が必要か否かを判定します。 .Pp 以下のオプションが使用可能です: -.Bl -tag -width indent +.Bl -tag -offset indent -width Fl .It Fl n -実際には何も行わない。 +ファイルの生成やコピーを行いません。 +.El +.Pp +コマンドラインで +.Ar default +を指定することにより、メニューシステムを略すことができます; +これは主に、設定済のインストールスクリプトのためにあります。 +.Sh タイムゾーンデータベース +タイムゾーンデータベースの内容は、 +.Pa /usr/share/zoneinfo/zone.tab +でインデックスされます。 +このファイルは、各タイムゾーンデータファイルに対し、 +.Tn ISO +3166 領土コードと、 +.Pq Tn ISO No 6709 書式の +おおよその地理的な位置と、領土内の場所を列挙します。 +.Pp +データベースの管理者は、次の方針で管理を行います: +.Bl -enum -offset indent +.It +国または居住者のない地理的な領土おのおのに対し、 +最低 1 個のゾーンを割り当てます。 +.It +.Ux +の基準時点 ( +.Tn GMT +1970 年 1 月 1 日) からのタイムゾーンの履歴の記述されている、 +区別するものおのおのに対し、 +1 個のゾーンを割り当てます。 +.It +各ゾーンの名前は、その中で最も人口の多い都市からとります。 +(可能であれば、データベースには 1970 以前のその都市の歴史を含めます。) .El - +データベース +.Pq Pa /usr/src/share/zoneinfo/[a-z]* +のソースコードには、 +さらに多くのコメントと歴史的な事情に関する文書への参照が含まれています。 .Sh バグ -変更が効果を持つためには、機械をリブートする必要があります。 - +.Nm +が +.Pa /etc/localtime +を生成または更新したときにすでに実行中であるプログラムは、 +更新されたタイムゾーンを反映しません。 +システムが最初に非 +.Tn UTC +ハードウェアクロックに設定されたときには、 +.Xr adjkerntz 8 +を実行する必要があります (通常システム起動時に実行されます)。 +これは、正しいタイムゾーンオフセットに関するカーネルの理解を +更新する必要があるためです。 .Sh 関連ファイル -.Bl -tag -width /etc/wall_cmos_clock -compact +.Bl -tag -width /usr/share/zoneinfo/zone.tab -compact .It Pa /etc/localtime 現在のタイムゾーンのファイル -.It Pa /usr/share/zoneinfo -ゾーン情報ファイルのためのディレクトリ .It Pa /etc/wall_cmos_clock .Xr adjkerntz 8 を見てください。 +.It Pa /usr/share/misc/iso3166 +.Tn ISO +3166 領土コードから名前へのマッピング +.It Pa /usr/share/zoneinfo +ゾーン情報ファイルを置くディレクトリ +.It Pa /usr/share/zoneinfo/zone.tab +タイムゾーンファイルから国と場所へのマッピング .El - .Sh 関連項目 .Xr date 1 , .Xr adjtime 2 , .Xr ctime 3 , .Xr timezone 3 , .Xr tzfile 5 , .Xr adjkerntz 8 , .Xr zdump 8 , .Xr zic 8 +.Sh 否認証明 +各地に対して特定の国や領土と関連付けているのは、識別だけを目的としています。 +なんらかの領土問題に対する +.Tn FreeeBSD +Project の支持や拒否を意図しているのではありません。 diff --git a/ja/man/man8/vinum.8 b/ja/man/man8/vinum.8 index 7b4d37d153..396ebb7f0c 100644 --- a/ja/man/man8/vinum.8 +++ b/ja/man/man8/vinum.8 @@ -1,2132 +1,2214 @@ .\" Hey, Emacs, edit this file in -*- nroff-fill -*- mode .\"- .\" Copyright (c) 1997, 1998 .\" Nan Yang Computer Services Limited. All rights reserved. .\" .\" This software is distributed under the so-called ``Berkeley .\" License'': .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by Nan Yang Computer .\" Services Limited. .\" 4. Neither the name of the Company nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" This software is provided ``as is'', and any express or implied .\" warranties, including, but not limited to, the implied warranties of .\" merchantability and fitness for a particular purpose are disclaimed. .\" In no event shall the company or contributors be liable for any .\" direct, indirect, incidental, special, exemplary, or consequential .\" damages (including, but not limited to, procurement of substitute .\" goods or services; loss of use, data, or profits; or business .\" interruption) however caused and on any theory of liability, whether .\" in contract, strict liability, or tort (including negligence or .\" otherwise) arising in any way out of the use of this software, even if .\" advised of the possibility of such damage. .\" -.\" %Id: vinum.8,v 1.5.2.3 1999/04/06 08:59:36 grog Exp % +.\" %Id: vinum.8,v 1.5.2.4 1999/05/05 05:13:09 grog Exp % .\" .\" jpman %Id: vinum.8,v 1.3 1999/01/05 15:15:53 horikawa Stab % .\" WORD: attach 結合 (する) .Dd 28 March 1999 .Dt vinum 8 .Sh 名称 .Nm vinum .Nd 論理ボリュームマネージャの制御プログラム .Sh 書式 .Nm .Op command .Op Fl options .Sh コマンド -.Cd create -.Fl f -.Ar description-file +.Cd create Op Fl f Ar description-file .in +1i .Ar description-file の記述に従ってボリュームを作成します。 .in .\" XXX remove this .Cd attach Ar plex Ar volume .Op Nm rename .Cd attach Ar subdisk Ar plex Ar [offset] .Op Nm rename .in +1i プレックスをボリュームに、またはサブディスクをプレックスに結合します。 .in .\" XXX remove this .Cd debug .in +1i ボリュームマネージャをカーネルデバッガに移行させます。 .in .Cd debug .Ar flags .in +1i デバッグフラグを設定します。 .in .Cd detach .Op Ar plex | subdisk .in +1i 結合されていたボリュームやプレックスから、プレックスやサブディスクを分離します。 .in .Cd info .Op Fl v .in +1i ボリュームマネージャの状態を表示します。 .in .Cd init .Op Fl v +.Op Fl w +.Ar plex .in +1i .\" XXX 下位の全サブディスクに 0 を書き込んでそのプレックスを初期化します。 .in .Cd label .Ar volume .in +1i ボリュームラベルを作成します。 .in .Cd list .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op volume | plex | subdisk .in +1i 指定したオブジェクトの情報を表示します。 .in .Cd l .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op volume | plex | subdisk .in +1i 指定したオブジェクトの情報を表示します ( .Cd list コマンドの別形式)。 .in .Cd ld .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op volume .in +1i ドライブの情報を表示します。 .in .Cd ls .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op subdisk .in +1i サブディスクの情報を表示します。 .in .Cd lp .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op plex .in +1i プレックスの情報を表示します。 .in .Cd lv .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op volume .in +1i ボリュームの情報を表示します。 .in .Cd printconfig -.Pa file +.Op Pa file .in +1i 現在の設定のコピーを .Pa file へ書き込みます。 .in .Cd makedev .in +1i .Ar /dev/vinum にデバイスノードを再作成します。 .in .Cd quit .in +1i 対話モード時に、 .Nm プログラムを終了します。通常 .Ar EOF 文字を入力することにより実現できます。 .in .Cd read .Ar disk Op disk... .in +1i 指定したディスクから .Nm の設定を読み出します。 .in .Cd rename Op Fl r .Ar [ drive | subdisk | plex | volume ] .Ar newname .in +1i 指定したオブジェクトの名前を変更します。 .ig .XXX .in .Cd replace .Ar [ subdisk | plex ] .Ar newobject .in +1i オブジェクトを同一の他のオブジェクトと入れ換えます。XXX まだ実装されていません。 .. .in .Cd resetconfig .in +1i すべての .Nm の設定をリセットします。 .in .Cd resetstats .Op Fl r .Op volume | plex | subdisk .in +1i 指定したオブジェクトの統計情報をリセットします。指定がない場合はすべての オブジェクトが対象です。 .in .Cd rm .Op Fl f .Op Fl r .Ar volume | plex | subdisk .in +1i オブジェクトを削除します。 .in .Cd saveconfig .in +1i .Nm の設定をディスクへ保存します。 .in .ig XXX .Cd set .Op Fl f .Ar state .Ar volume | plex | subdisk | disk .in +1i オブジェクトの状態を \fIstate\fP\| に設定します。 .in .. .Cd setdaemon .Op value .in +1i デーモンの設定を与えます。 .in .Cd start +.in +1i +全 vinum ドライブから設定を読み込みます。 +.in +.Cd start .Op volume | plex | subdisk .in +1i システムがオブジェクトへアクセスできるようにします。 .in .Cd stop .Op Fl f .Op volume | plex | subdisk .in +1i オブジェクトへのアクセスを終了させます。 パラメータを指定しないと、 .Nm を停止させます。 .in .Sh 解説 .Nm は \fBVinum\fP\| 論理ボリュームマネージャと通信するための ユーティリティプログラムです。 ボリュームマネージャの詳細については .Xr vinum 4 を参照してください。 .Xr vinum 8 は対話形式と、単独のコマンドを実行する形式のいずれも実行可能になっています。 コマンドを伴わずに .Nm を起動すると対話形式になる一方、引数としてコマンドを指定するとそのコマンド だけを実行します。 対話モードでは、 .Nm はコマンドラインヒストリを保持します。 .Ss オプション .Nm のコマンドにはオプションを付加することができます。どのコマンドにも 下記オプションのどれでも指定することができますが、指定しても変化がない場合も あります。 その場合にはそのオプションは無視されます。例えば、 .Nm stop コマンドは .Fl v オプションと .Fl V オプションを無視します。 .Bl -hang -.It Cd -v -.Nm -v -オプションはどのコマンドにも使えて、より詳細な情報を引き出します。 -.It Cd -V -.Nm -V -オプションはどのコマンドにも使えて、 -.Nm -v -オプションが表示するものよりさらに詳細な情報を引き出します。 -.It Cd -f -.Nm -f +.Nm Fl f +.Fl f +.if t (``force: 強制'') +.if n ("force: 強制") オプションは安全性の確認を無効にします。細心の注意を払って 使用して下さい。 このオプションは緊急時にのみ使用するものです。例えば、 コマンド .Bd -unfilled -offset indent rm -f myvolume .Ed .Pp は -.Nm myvolume +.Ar myvolume がオープンされていたとしても削除します。以降、このボリュームに アクセスすると、ほぼ確実にパニックを起こします。 -.It Cd -r -.Nm -r +.It Fl -r +.Fl r .if t (``recursive: 再帰的'') .if n ("recursive: 再帰的") オプションは表示系のコマンドで使い、 指示したオブジェクト だけでなく、下位のオブジェクトの情報も表示します。 例えば、 .Nm lv コマンドとともに使われる場合、 -.Nm -r +.Fl r オプションは対象のボリュームに属するプレックスとサブディスクの情報も表示します。 -.It Cd -s -.Nm -s +.It Fl s +.Fl s +.if t (``statistics: 統計'') +.if n ("statistics: 統計") オプションは表示系のコマンドで統計情報を表示するために使います。 +.It Fl v +.Fl v +.if t (``verbose: 冗長'') +.if n ("verbose: 冗長") +オプションは、 +任意のコマンドにおいて、さらに詳細な情報を要求するために使用します。 +.It Fl V +The +.Fl V +.if t (``Very verbose: とても冗長'') +.if n ("Very verbose: とても冗長") +オプションは、 +任意のコマンドにおいて、 +.Fl v +オプションが提供するものよりもさらに詳細な情報を要求するために使用します。 +.It Fl w +.Fl w +.if t (``wait: 待ち'') +.if n ("wait: 待ち") +オプションは、 +.Nm init +のように通常はバックグラウンドで実行するコマンドの完了を、 +.Nm +に待たせます。 .El .Pp .Ss コマンドの詳細 .Pp .Nm コマンドは以下の機能を実行します。 .Bl -hang .It Nm attach Ar plex Ar volume .Op Nm rename .if n .sp -1v .if t .sp -.6v .It Nm attach Ar subdisk Ar plex Ar [offset] .Op Nm rename .sp .Nm .Ar attach は指定されたプレックスやサブディスクをそれぞれボリュームやプレックスに 組み込みます。サブディスクに ついては、プレックス中の始点 (オフセット) を指定することができます。 指定がない場合、 サブディスクは有効な最初の位置に結合されます。空でないボリュームにプレックスが 結合されると、 .Nm はそのプレックスを再統合します。 .Pp .Nm rename キーワードが指定されると、 .Nm はオブジェクトの (プレックスの場合には下位のサブディスクの) 名前を変更して デフォルトの .Nm 命名規則に合わせます。 .Pp サブディスク結合に際しては、いくつか考慮すべきことがあります: .Bl -bullet .It サブディスクの結合対象は、通常、コンカチネート化プレックスのみです。 .It ストライプ化プレックスおよび RAID-5 プレックスにおいて サブディスクが失われた場合 (例えばドライブの故障後など)、 当該サブディスクを置き換えられるのは同じ大きさのサブディスクだけです。 別のサブディスクを結合することは、現在許されていません。 .It コンカチネート化プレックスに対しては、 .Ar offset パラメータが、プレックスの先頭からのブロック単位のオフセットを指定します。 ストライプ化プレックスおよび RAID-5 プレックスに対しては、 本パラメータは、サブディスクの最初のブロックのオフセットを指定します。 別の表現をするなら、オフセットは、 サブディスクの数値指定による位置とストライプの大きさとの積になります。 例えば、ブロックの大きさが 256k のプレックスでは、 最初のサブディスクはオフセット 0 に、2 番目のオフセットは 256k に、 3 番目は 512k に、などとなります。 この計算では、RAID-5 プレックスのパリティブロックは無視されます。 .El -.It Nm create Fl f Ar description-file +.It Nm create Op Fl f Ar description-file .sp .Nm .Ar create はどのオブジェクトの作成にも使われます。相互の関連性が比較的複雑で .Nm オブジェクトの作成には潜在的に危険があることを考慮して、この機能には対話的な -インタフェースはありません。詳細は後述の設定ファイルの節を参照して下さい。 +インタフェースはありません。 +ファイル名を指定しないと、 +.Nm +は一時ファイルに対してエディタを起動します。 +環境変数 +.Ev EDITOR +が設定されている場合、 +.Nm +はこのエディタを起動します。設定されていない場合のデフォルトは +.Nm vi +です。 +詳細は後述の設定ファイルの節を参照して下さい。 .Pp .Nm の .Ar create 機能は加法的であることに注意してください: 複数回実行すると、名前付けしていない全オブジェクトのコピーを、 複数生成することになります。 .Pp 通常 .Nm create は既存の .Nm ドライブの名前を変更しません。これは、誤って消去してしまうのを避けるためです。 不要な .Nm ドライブを破棄する正しい方法は、 .Nm resetconfig コマンドで設定をリセットすることです。 しかし、起動できない .Nm ドライブ上に新規データを生成する必要がある場合があります。 この場合、 .Nm create Fl f を使用してください。 .It Nm debug .Pp .Nm .Ar debug はリモートカーネルデバッガに入るために使用します。これは .Nm が .Ar VINUMDEBUG オプション付きで作成されている場合にのみ実行可能です。 このオプションはカーネルデバッガから抜け出るまでオペレーティング システムの実行を停止させます。 リモートデバッグが設定されており、 カーネルデバッガへのリモートコネクションがないと、 デバッガから抜け出るためにはシステムをリセットしてリブート することが必要になります。 .It Nm debug .Ar flags .Pp 内部デバッグフラグのビットマスクを設定します。 本製品が改良されるにつれ、このビットマスクは警告無しに変更されるでしょう。 確認のために、ヘッダファイル .Pa sys/dev/vinumvar.h を見てください。 ビットマスクは次の値から構成されます: .Bl -hang .It DEBUG_ADDRESSES (1) .br リクエスト中のバッファ情報を表示します。 .It DEBUG_NUMOUTPUT (2) .br .Dv vp->v_numoutput の値を表示します。 .It DEBUG_RESID (4) .br .Fd complete_rqe においてデバッガに移行します。 .It DEBUG_LASTREQS (8) .br 最新のリクエストのリングバッファを保存します。 .It DEBUG_REVIVECONFLICT (16) .br 再生における衝突に関する情報を表示します。 .It DEBUG_EOFINFO (32) .br ストライププレックスで EOF を返すとき、内部状態の情報を表示します。 .It DEBUG_MEMFREE (64) .br 最後にメモリアロケータが解放したメモリ領域に関する循環リストを管理します。 .It DEBUG_REMOTEGDB (256) .br .Nm debug コマンドが発行されたときに、リモート .Ic gdb に移行します。 .El .It Nm detach Op Fl f .Ar plex .if n .sp -1v .if t .sp -.6v .It Nm detach Op Fl f .Ar subdisk .sp .Nm .Ar detach は指定されたプレックスやサブディスクを、 結合されているボリュームやプレックスから 分離します。分離するとボリュームのデータが欠ける可能性のある 場合、この操作は .Fl f オプションを指定しない限り実行されません。 オブジェクトが上位のオブジェクトに従った名前になっている場合 (例えば、プレックス vol1.p7 に結合されているサブディスク vol1.p7.s0 の場合)、 その名前は頭に .if t ``ex-'' .if n "ex-" がついたものに変更されます (例えば ex-vol1.p7.s0 に変更されます)。 その後の処理で必要であれば、その名前から頭の部分が外されます。 .Pp ストライプ化プレックスおよび RAID-5 プレックスにおいては、 .Nm detach はサブディスク数を減らしません。 その代わり、サブディスクには存在しないという印が付けられ、後で .Nm attach コマンドを使用して交換可能となります。 .It Nm info .br .Nm .Ar info は .Nm のメモリ使用に関する情報を表示します。これは主にデバッグのためのものです。 .Fl v オプションを付けると、使用中のメモリ領域についての詳細な情報を表示します。 .Pp .Fl V オプションを付けると、 .Nm ドライバが扱った最大 64 個までの最近の I/O リクエストに関する情報を、 .Ar info は表示します。 この情報は、デバッグフラグ 8 が設定されているときのみ収集されます。 書式は次のようになります: .Pp .Bd -literal vinum -> info -V Flags: 0x200 1 opens Total of 38 blocks malloced, total memory: 16460 Maximum allocs: 56, malloc table at 0xf0f72dbc Time Event Buf Dev Offset Bytes SD SDoff Doffset Goffset 14:40:00.637758 1VS Write 0xf2361f40 0x5b03 0x10 16384 14:40:00.639280 2LR Write 0xf2361f40 0x5b03 0x10 16384 14:40:00.639294 3RQ Read 0xf2361f40 0x427 0x104109 8192 19 0 0 0 14:40:00.639455 3RQ Read 0xf2361f40 0x417 0xd2109 8192 17 0 0 0 14:40:00.639529 3RQ Read 0xf2361f40 0x40f 0x6e109 8192 16 0 0 0 14:40:00.652978 4DN Read 0xf2361f40 0x427 0x104109 8192 19 0 0 0 14:40:00.667040 4DN Read 0xf2361f40 0x40f 0x6e109 8192 16 0 0 0 14:40:00.668556 4DN Read 0xf2361f40 0x417 0xd2109 8192 17 0 0 0 14:40:00.669777 6RP Write 0xf2361f40 0x427 0x104109 8192 19 0 0 0 14:40:00.685547 4DN Write 0xf2361f40 0x427 0x104109 8192 19 0 0 0 .Ed .Pp .Ar Buf フィールドは、ユーザバッファヘッダのアドレスを常に含みます。 ユーザリクエストに関連付けられるリクエスト (複数可) を識別するために 使用できますが、100% 信頼できるものというわけではありません: 理論的には、シーケンス中の 2 個のリクエストが同じバッファヘッダを使い得ますが、 これは一般的ではありません。 リクエストの先頭は、イベント .Ar 1VS で識別可能です。 前記の例では、複数のリクエストが単一のユーザリクエストに含まれています。 .Pp .Ar Event フィールドは、 リクエストチェーン中のイベントシーケンスに関連する情報を含みます。 .Ar 1 から .Ar 6 までの数字はイベントの大まかなシーケンスを示し、 2 文字の省略形は位置のニーモニックです。 .Bl -hang .It 1VS (vinum の strategy) .Fd vinumstrategy の入口にある、ユーザリクエストに関する情報を表示します。 デバイス番号は .Nm デバイスであり、オフセットと長さはユーザパラメータです。 本ニーモニックは、常にリクエストシーケンスの先頭になります。 .It 2LR (リクエスト発行) 関数 .Fd launch_requests において低レベル .Nm リクエストを発行する直前の、ユーザリクエストを表示します。 パラメータは .Ar 1VS の情報と同じはずです。 .Pp ここから後のリクエストでは、利用可能である場合、 .Ar Dev は関連付けられたディスクパーティションのデバイス番号であり、 .Ar Offset はパーティションの先頭からのオフセットであり、 .Ar SD は .Dv vinum_conf 中のサブディスクインデックスであり。 .Ar SDoff はサブディスクの先頭からのオフセットであり、 .Ar Doffset は関連付けられたデータリクエストのオフセットであり、 .Ar Goffset は関連付けられたグループリクエストのオフセットです。 .It 3RQ (リクエスト) 高レベルのリクエストを満たすために発行される、 いくつかありうる低レベル .Nm リクエストのうちのひとつを表示します。 この情報は、 .Fd launch_requests においても記録されます。 .It 4DN (完了) .Fd complete_rqe から呼ばれ、リクエストの完了を表示します。 この完了は、ステージ .Ar 4DN において .Fd launch_requests から発行されたリクエストか、またはステージ .Ar 5RD か .Ar 6RP の .Fd complete_raid5_write から発行されたリクエストにマッチするはずです。 .It 5RD (RAID-5 データ) .Fd complete_raid5_write から呼ばれ、 パリティ計算後に RAID-5 データストライプへ書き込まれたデータを表現します。 .It 6RP (RAID-5 パリティ) .Fd complete_raid5_write から呼ばれ、 パリティ計算後に RAID-5 パリティストライプへ書き込まれたデータを表現します。 .El .\" XXX -.It Nm init Ar plex +.It Nm init Op Fl w +.Ar plex .Pp .Nm .Ar init は指定したプレックスのすべてのサブディスクに 0 を書き込んでプレックスを初期化 します。これはプレックス中のデータに矛盾のないことを確実にする唯一の方法です。 RAID-5 プレックスの使用前には、この初期化が必要です。 他の新規プレックスに対しても、この初期化を推奨します。 -.Pp .Nm はプレックス中のすべてのサブディスクを並行して初期化します。 この操作には長い時間が -かかるため、バックグラウンドで実行されます。 +かかるため、通常バックグラウンドで実行されます。 +このコマンドの完了を待ちたい場合、 +.Fl w +(待ち) オプションを使用してください。 .Nm は初期化が完了するとコンソールメッセージを出力します。 .It Nm label .Ar volume .Pp .Nm label コマンドは、ボリュームに .Ar ufs 形式のボリュームラベルを書き込みます。これは適切に .Ar disklabel を呼び出すことに対しての、単純な代替方法です。 いくつかの .Ar ufs コマンドはラベルを入手するために正規の .Ar ioctl コールを使わず、依然としてラベルを捜してディスクの読み込みを行う ため、このコマンドは必要になります。 .Nm はボリュームのデータとは別にボリュームラベルを保持しているため、この コマンドは .Ar newfs 用には必要ありません。 このコマンドの価値は低下しています。 .Pp .It Nm list .Op Fl r .Op Fl V .Op volume | plex | subdisk .if n .sp -1v .if t .sp -.6v .It Nm l .Op Fl r .Op Fl V .Op volume | plex | subdisk .if n .sp -1v .if t .sp -.6v .It Nm ld .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op volume .if n .sp -1v .if t .sp -.6v .It Nm ls .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op subdisk .if n .sp -1v .if t .sp -.6v .It Nm lp .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op plex .if n .sp -1v .if t .sp -.6v .It Nm lv .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op volume .Pp .Ar list は指定したオブジェクトの情報を表示するために使われます。引数が省略されると .Nm が認識しているすべてのオブジェクトについての情報が表示されます。 .Ar l コマンドは .Ar list と同じものです。 .Pp .Fl r オプションはボリュームとプレックスに関連します。 指定されると、そのオブジェクト下位のサブディスクと (ボリュームに対しては) プレックスの情報を再帰的に表示します。 .Ar lv , .Ar lp , .Ar ls , .Ar ld のコマンドは、それぞれボリューム、プレックス、サブディスク、そしてドライブの 情報だけを表示します。これはパラメータを指定しないで使う場合に特に有用です。 .Pp .Fl s オプションで .Nm は装置の統計情報を出力するようになり、 .Op Fl v (verbose: 饒舌な) オプションはいくらかの付加情報を出力させ、 そして .Op Fl V は数多くの付加情報を出力させます。 .It Nm makedev .br .Nm makedev コマンドは、ディレクトリ /dev/vinum を除去した上で、 現在の設定を反映するようなデバイスノードと共にこのディレクトリを再作成します。 本コマンドは、通常の場合に使用されることを意図していません。 非常時にのみ使用するために提供しています。 .Pp .It Nm quit 対話モードで実行中のときに、 .Nm プログラムを終了します。通常は、文字 .Ar EOF を入力することで実現できます。 -.It Nm printconfig Pa file +.It Nm printconfig Op Pa file 現在の設定のコピーを、 .Nm 設定を再生成可能な書式で、 .Pa file に書き込みます。 ディスク上に保存された設定とは違い、ドライブの定義を含みます。 +.Pa file +を指定しないと、 +.Nm +は一覧を +.Pa stdout +へ書き込みます。 .It Nm read .Ar disk Op disk... .Pp .Nm read コマンドは、指定したディスクを走査し、作成済の設定情報を含む .Nm パーティションを探します。 そして、最近更新されたものから過去に更新されたものの順番で、 設定を読み込みます。 .Nm は最新のすべての設定情報を各ディスクパーティションに保持しています。 このコマンドの パラメータとして、設定の中の全スライスを指定する必要があります。 .Pp .Nm read コマンドは、他の .Nm パーティションを持つシステム上で、 .Nm 設定を選択的にロードすることを意図しています。 システム上の全パーティションを起動したい場合、 .Nm start コマンドを使用する方が簡単です。 .Pp 本コマンド実行時に .Nm がエラーになると、 ディスク上のコピーが壊れないようにするため、自動的な設定更新を無効にします。 これは、ディスク上の設定が、設定エラーを示す (例えば、有効な空間指定を持たないサブディスク) 場合にも同様です。 再度更新をオンにするには、 .Nm setdaemon と .Nm saveconfig のコマンドを使用してください。 デーモンオプションマスクのビット 4 をリセットして、 設定保存を再度有効にしてください。 .It Nm rename .Op Fl r .Ar [ drive | subdisk | plex | volume ] .Ar newname .Pp 指定したオブジェクトの名前を変更します。 .Fl r オプションが指定されると、下位のオブジェクトがデフォルトの規則に従って命名され ます。プレックスの名前はボリューム名に .p\f(BInumber\fP を付加して作られ、 サブディスクの名前はプレックス名に .s\f(BInumber\fP を付加して作られます。 .It Nm replace .Ar [ subdisk | plex ] .Ar newobject .Pp 指定したオブジェクトを同一の他のオブジェクトで置き換えます。このコマンドはまだ 実装されていません。 .It Nm resetconfig .Pp .Nm resetconfig コマンドはシステム内の .Nm 設定を完全に削除します。設定を完全に消去したい場合にだけ使って下さい。 .Nm は確認を求めます。NO FUTURE (前途なし) という語句を以下の通りに入力する必要が あります。 .Bd -unfilled -offset indent # \f(CBvinum resetconfig\f(CW WARNING! This command will completely wipe out your vinum configuration. All data will be lost. If you really want to do this, enter the text NO FUTURE Enter text -> \f(BINO FUTURE\fP Vinum configuration obliterated (訳注: ここから上記テキストの翻訳です) 警告! このコマンドはあなたの vinum 設定を完全に消し去ります。 全データは失われます。本当にこれを実行したい場合は、語句 NO FUTURE を入力して下さい。 入力してください -> \f(BINO FUTURE\fP vinum の設定は削除されました。 (訳注: ここまで上記テキストの翻訳です) .Ed .ft R .Pp メッセージが示すように、どたん場のコマンドです。 既存の設定をもう見たくもないとき以外は、このコマンドを使わないでください。 .It Nm resetstats .Op Fl r .Op volume | plex | subdisk .Pp .Nm は各オブジェクトについて多数の統計カウンタを保持しています。詳細は ヘッダファイル .Fi vinumvar.h を参照して下さい。 .\" XXX 仕上がったらここに入れる これらのカウンタをリセットするためには .Nm resetstats コマンドを使って下さい。 .Fl r オプションも共に指定すると、 .Nm は下位のオブジェクトのカウンタもリセットします。 .It Nm rm .Op Fl f .Op Fl r .Ar volume | plex | subdisk .Pp .Nm rm はオブジェクトを .Nm 設定から消去します。ひとたびオブジェクトが消去されるとそれを復旧する方法は ありません。通常 .Nm はオブジェクトを消去する前に数多くの一貫性確認を行います。 .Fl f オプションを指定すると、 .Nm はこの確認を省略し、オブジェクトを無条件に消去します。このオプションは細心の 注意を払って使用して下さい。ボリューム上のすべてのデータを失うことも あり得ます。 .Pp 通常、 .Nm は下位にプレックスを持つボリュームや、下位にサブディスクを持つプレックスを 消去することを拒否します。 .Fl f フラグを指定すると、 .Nm は無条件にオブジェクトを消去します。または .Fl r (recursive: 再帰的) フラグを使うことで、同様に下位のオブジェクトを 消去することができます。 .Fl r フラグを付けてボリュームを消去すると、プレックスとそれに属するサブディスクも 消去します。 .It Nm saveconfig .Pp 現在の設定をディスクに保存します。 本コマンドの第一義は整備用です。 例えば、起動時にエラーが発生した場合、更新は無効化されます。 再度有効化しても、設定は自動的にはディスクへ保存されません。 このコマンドを使用して設定を保存してください。 .ig .It Nm set .Op Fl f .Ar state .Ar volume | plex | subdisk | disk .Nm set は指定したオブジェクトに、妥当な状態 (下記「オブジェクト状態」参照) のひとつを セットします。 通常、 .Nm は変更を加える前に非常に多くの一貫性の調査を実行します。 .Fl f オプションを指定すると、 .Nm はこの調査を省略し、無条件に変更を行います。このオプションは大いに注意して 使って下さい。ボリューム上のすべてのデータを失うこともあり得ます。 .\"XXX .Nm このコマンドはまだ実装されていません。 .. .It Nm setdaemon .Op value .Pp .Nm setdaemon は .Nm デーモンの変数ビットマスクを設定します。 本コマンドは一時的なものであり、将来置き換えられます。 現在、ビットマスクにはビット 1 (全アクションを syslog へ記録する) と ビット 4 (設定を更新しない) があります。 オプションビット 4 はエラー回復時に有用かもしれません。 .It Nm start .Op volume | plex | subdisk .Pp .Nm start は 1 つまたはそれ以上の .Nm オブジェクトを起動します ( .Ar up 状態に移行させます)。 .Pp オブジェクト名を指定しないと、システムが .Nm ドライブであると知っているディスクを、 .Nm は走査します。その後、 .Nm read コマンドのところに書いてあるように、設定を読み込みます。 .Nm ドライブにはそのドライブ中のデータについてのすべての情報を持つヘッダが 入っており、その情報としてはプレックスとボリュームを表現するために必要な 他のドライブの名前を含んでいます。 .Pp 本コマンド実行時に .Nm がエラーになると、 ディスク上のコピーが壊れないようにするため、自動的な設定更新を無効にします。 これは、ディスク上の設定が、設定エラーを示す (例えば、有効な空間指定を持たないサブディスク) 場合にも同様です。 再度更新をオンにするには、 .Nm setdaemon と .Nm saveconfig のコマンドを使用してください。 デーモンオプションマスクのビット 4 をリセットして、 設定保存を再度有効にしてください。 .Pp オブジェクト名が指定されると、 .Nm はそれらを起動します。 通常、この操作はサブディスクに対してのみ行います。 動作はオブジェクトの現在の状態に依存します: .Bl -bullet .It オブジェクトが既に .Ar up 状態の場合、 .Nm はなにもしません。 .It オブジェクトがサブディスクであり、 .Ar down または .Ar reborn の状態の場合、 .Nm は .Ar up 状態に変更します。 .It オブジェクトがサブディスクであり、 .Ar empty 状態の場合、変更はサブディスクに依存します。 サブディスクがプレックスの一部であり このプレックスが他のプレックスを含むボリュームの一部である場合、 .Nm はサブディスクを .Ar reviving 状態にし、データをボリュームからコピーしようとします。 操作完了時に、サブディスクは .Ar up 状態に設定されます。 サブディスクがプレックスの一部であり このプレックスが他のプレックスを含まないボリュームの一部である場合、 またはサブディスクがプレックスの一部ではない場合、 .Nm は即時にサブディスクを .Ar up 状態にします。 .It オブジェクトがサブディスクであり、 .Ar reviving 状態である場合、 .Nm は .Ar revive 操作をオフラインにて継続します。 操作完了時に、サブディスクは .Ar up 状態に設定されます。 .El .Pp サブディスクが .Ar up 状態になると、 .Nm は自動的に、 サブディスクが属す可能性のあるプレックスとボリュームの状態をチェックし、 これらの状態を適切に更新します。 .Pp オブジェクトがボリュームまたはプレックスの場合、 .Nm start は現在のところ効果がありません: 下位のサブディスクの (ボリュームの場合にはこれに加えてプレックスの) 状態を チェックし、これに従ってオブジェクトの状態を設定します。 将来のバージョンでは、本操作はサブディスクに影響を与えるようになります。 .Pp マルチプレックスボリュームの中の 1 つのプレックスを起動するには、 ボリューム中の他のプレックスからデータをコピーする必要があります。 これにはしばしば長い時間がかかるため、バックグラウンドで実行されます。 .It Nm stop .Op Fl f .Op volume | plex | subdisk .Pp パラメータを指定しないと、 .Nm stop は .Nm kld を削除し、 .Xr vinum 8 を停止します。 活動状態のオブジェクトが存在しない場合のみ、行うことが可能です。 特に、 .Fl f フラグはこの要求に優先しません。 このコマンドが動作するのは、 .Nm が kld としてロードされている場合のみです。 静的に構成されたドライバをアンロードすることはできないからです。 .Nm が静的に構成されている場合、 .Nm .Nm stop は失敗します。 .Pp オブジェクト名が指定されると、 .Nm stop はそのオブジェクトへのアクセスを無効化します。 オブジェクトに下位オブジェクトがある場合、 それらのサブオブジェクトは既に非活動状態 (stop また error) となっているか、 .Fl r と .Fl f のフラグが指定されていることが必要です。 このコマンドは、オブジェクトを設定から取り除きません。 .Nm start コマンドの後で再度アクセスができるようになります。 .Pp デフォルトでは .Nm は動作中のオブジェクトは停止しません。例えば、動作中のボリュームに結合 されているプレックスは停止できないし、オープン中のボリュームは停止できません。 .Fl f オプションは .Nm にこの確認を省略して無条件に削除するよう指示します。このオプションは 大いに注意し、よく理解した上で使って下さい。もし間違って使うとひどい データ破壊を起こすことがあります。 .El .Ss 設定ファイル .Nm では、 .Nm create コマンドに渡すすべての引数は設定ファイルに入っている必要があります。 設定ファイルのエントリは、ボリュームやプレックスやサブディスクを定義します。 エントリは 1 行に 1 つということ以外には決まった書式はありません。 .Pp 設定ファイルのいくつかの引数では、大きさ (長さ、ストライプ長) を指定します。 -これらの長さは、バイト単位でも、512バイトのセクタ数 (\f(CWb\fRを後ろにつける) +これらの長さは、バイト単位でも、512バイトのセクタ数 (\f(CWs\fRを後ろにつける) でも、キロバイト単位 (\f(CWk\fRをつける) でも、メガバイト単位(\f(CWm\fRを つける)でも、またはギガバイト単位 (\f(CWg\fRをつける) でも指定することが できます。これらの数はそれぞれ 2**10、2**20、2**30を表しています。例えば、 \f(CW16777216\fR バイトという値は \f(CW16m\fR とも \f(CW16384k\fR とも \f(CW32768b\fR とも記述することができます。 .Pp +互換性のために、 +文字 \f(CWb\fP (ブロック) を \f(CWs\fP (セクタ) と同じものとして受け付けます。 +ブロックサイズは文脈に強く依存しますので、この短縮形の価値は低下しています。 +.Pp 設定ファイルには以下のエントリを記述することができます。 .Pp .Bl -hang -width 4n .It Nm volume .Ar name .Op options .Pp .Ar name という名前でボリュームを定義します。 .Pp オプションには次のものがあります。 .Pp .Bl -hang -width 18n .It Nm plex Ar plexname 指定したプレックスをボリュームに追加します。 .Ar plexname が .Ar * として指定されると、 .Nm は設定ファイル中のボリューム定義の後で、次の妥当なエントリとなり得るプレックス の定義を捜します。 .It Nm readpol Ar policy ボリュームの .Ar read policy (読み込み方針) を定義します。 .Ar policy は .Nm round か .Nm prefer Ar plexname のどちらかです。 .Nm は読み込み要求を、ただ 1 つのプレックスによって満たします。 .Ar round 読み込み方針は、読み込みを別々のプレックスから \fIラウンドロビン\fR\| 方式で 行うように指定します。 .Ar prefer 読み込み方針では、指定したプレックスから毎回読み込みを行います。 .It Nm setupstate .Pp マルチプレックスボリュームを作成する際に、すべてのプレックスの内容に一貫性が あると仮定します。通常こうなることはないため、正式には .Nm init コマンドを使って、最初に一貫性のある状態にする必要があります。しかし ストライプ化プレックスとコンカチネート化プレックスの場合には、普通は一貫性が ないままでも問題にはなりません。ボリュームをファイルシステムや スワップパーティションとして使う場合にはディスク上の以前の内容は どうでもよいため、それは無視されます。この危険を受け入れる場合には、 このキーワードを使って下さい。 設定ファイル中でボリュームの直後で定義されるプレックスに対してのみ 適用されます。 後でプレックスをボリュームに追加する場合には、 これらのプレックスを統合する必要があります。 .Pp RAID-5 プレックスには .Nm init を使うことが \fI必要\fP\| なことに注意して下さい。さもないと 1 つのサブディスクに障害が起きた時、大きくデータが破壊されます。 .fi .El .It Nm plex Op options .Pp プレックスを定義します。ボリュームとは違い、名前は不要です。 オプションには次のものを指定可能です: .Pp .Bl -hang -width 18n .It Nm name Ar plexname プレックスの名前を指定します。プレックスやサブディスクに名前をつける場合には .Ar name キーワードが必要になることに注意して下さい。 .sp .It Nm org Ar organization Op stripesize .Pp プレックスの編成を指定します。 .Ar organization は .Ar concat か .Ar striped か .Ar raid5 のいずれかです。 .Ar striped と .Ar raid5 のプレックスに対しては .Ar stripesize 引数を指定する必要がありますが、 .Ar concat のプレックスに対しては省略する必要があります。 .Ar striped タイプについては各ストライプの幅を指定します。 .Ar raid5 については、グループの大きさを指定します。 グループとはプレックスの一部分であり、 同じサブディスクに入っているすべてのデータのパリティが入っています。 それはプレックスの大きさの約数である必要があり (つまり、プレックスの大きさをストライプの大きさで割ったものは 整数である必要があり)、 ディスクセクタ長 (512バイト) の倍数である必要があります。 .sp 最適な性能のためには、ストライプの大きさは少なくとも 128kB であるべきです。 これより小さくすると、 個々のリクエストが複数のディスクに対して割り当てられることにより、 I/O のアクティビティが非常に増加します。 本マッピングによる並行転送数増加に起因する性能向上は、 レイテンシ増加に起因する性能劣化を引き起しません。 ストライプの大きさの目安は、256 kB から 512 kB の間です。 .Pp ストライプ化プレックスは最低 2 つのサブディスクを持つ必要がありますし (そうでないとコンカチネート化プレックスになります)、 それぞれは同じ大きさである必要があります。 RAID-5 プレックスは最低 3 つのサブディスクを持つ必要があり、 それぞれは同じ大きさである必要があります。 実際には RAID-5 プレックスは最低 5 つのサブディスクから構成されるべきです。 .Pp .It Nm volume Ar volume プレックスを、指定したボリュームに追加します。 .Nm volume キーワードが指定されないと、プレックスは設定ファイル中の最後に記述された ボリュームに追加されます。 .sp .It Nm sd Ar sdname Ar offset 指定したサブディスクをプレックスの .Ar offset の位置に追加します。 .br .fi .El .It Nm subdisk Op options .Pp サブディスクを定義します。オプションには次のものを指定可能です: .Pp .Bl -hang -width 18n .nf .sp .It Nm name Ar name サブディスクの名前を指定します。これは必ずしも指定する必要は ありません\(em 上記の「オブジェクトの命名」を参照してください。 サブディスクに名前をつける場合には .Ar name キーワードを指定する必要があることに注意して下さい。 .sp .It Nm plexoffset Ar offset プレックス内のサブディスクの始点を指定します。指定がないと、 .Nm はすでにサブディスクがあればその直後の領域を割り当て、なければ プレックスの先頭から割り当てます。 .sp .It Nm driveoffset Ar offset ドライブ内のサブディスクの始点を指定します。指定がないと、 .Nm はドライブ中で最初の .Ar length バイト連続の空き領域を割り当てます。 .sp .It Nm length Ar length サブディスクの大きさを指定します。このキーワードは必須です。 デフォルト値はありません。 値 0 を指定すると、 .if t ``ドライブ上で最大限利用可能な連続空き領域を使用'' .if n "ドライブ上で最大限利用可能な連続空き領域を使用" という意味になります。 ドライブが空の場合、サブディスクとしてドライブ全体を使用することを意味します。 .Nm length は .Nm len と短縮することもできます。 .sp .It Nm plex Ar plex サブディスクが属すプレックスを指定します。デフォルトでは、サブディスクは 最後に記述されたプレックスに属します。 .sp .It Nm drive Ar drive サブディスクが乗るドライブを指定します。デフォルトでは最後に記述された ドライブ上に位置します。 .br .fi .El .It Nm drive Ar name Op options .Pp ドライブを定義します。オプションには次のものを指定可能です: .Pp .Bl -hang -width 18n .It Nm device Ar devicename ドライブが乗るデバイスを指定します。 .El .El .Sh 設定ファイル例 .Bd -literal # vinum 設定ファイル例 # # ドライブ drive drive1 device /dev/da1h drive drive2 device /dev/da2h drive drive3 device /dev/da3h drive drive4 device /dev/da4h drive drive5 device /dev/da5h drive drive6 device /dev/da6h # 1 つのストライプ化プレックスをもつボリューム volume tinyvol plex org striped 512b sd length 64m drive drive2 sd length 64m drive drive4 volume stripe plex org striped 512b sd length 512m drive drive2 sd length 512m drive drive4 # 2 つのプレックス volume concat plex org concat sd length 100m drive drive2 sd length 50m drive drive4 plex org concat sd length 150m drive drive4 # 1 つのストライプ化プレックスと 1 つのコンカチネート化プレックスを持つボリューム volume strcon plex org striped 512b sd length 100m drive drive2 sd length 100m drive drive4 plex org concat sd length 150m drive drive2 sd length 50m drive drive4 # 1 つの RAID-5 プレックスと 1 つのストライプ化プレックスを持つボリューム # RAID-5 ボリュームの方が 1 つのサブディスク分だけ大きいことに注意 volume vol5 plex org striped 64k sd length 1000m drive drive2 sd length 1000m drive drive4 plex org raid5 32k sd length 500m drive drive1 sd length 500m drive drive2 sd length 500m drive drive3 sd length 500m drive drive4 sd length 500m drive drive5 .Ed .Ss ドライブレイアウト上の考慮点 現在、 .Nm ドライブは BSD ディスクパーティションです。それは ファイルシステムの上書きを避けるために .Ar vinum タイプである必要があります。 互換性のために、現在の .Nm はパーティションタイプ .Ar unused を受け付けますが、次のリリースではこの種類のパーティションは許しません。 タイプ .Ar unused であるパーティションから設定を読み出すと、 .Nm は警告メッセージを表示します。 .Nm disklabel .Ar -e を使用して、パーティションタイプ定義を編集してください。 次の表示は、 .Nm disklabel が示す典型的なパーティションレイアウトです: .Bd -literal 8 partitions: # size offset fstype [fsize bsize bps/cpg] a: 81920 344064 4.2BSD 0 0 0 # (Cyl. 240*- 297*) b: 262144 81920 swap # (Cyl. 57*- 240*) c: 4226725 0 unused 0 0 # (Cyl. 0 - 2955*) e: 81920 0 4.2BSD 0 0 0 # (Cyl. 0 - 57*) f: 1900000 425984 4.2BSD 0 0 0 # (Cyl. 297*- 1626*) g: 1900741 2325984 vinum 0 0 0 # (Cyl. 1626*- 2955*) .Ed .sp この例では、パーティション .Nm g を .Nm パーティションとして使用可能です。パーティション .Nm a , .Nm e , .Nm f は、 .Nm UFS ファイルシステムまたは .Nm ccd パーティションとして使用可能です。パーティション .Nm b はスワップパーティションであり、パーティション .Nm c はディスク全体を表現するため他の用途に使用できません。 .Pp .Nm は各パーティションの先頭から 265 セクタを設定情報に使用するため、 サブディスクの最大の大きさはドライブよりも 265 セクタ小さくなります。 +.Sh ログファイル +.Nm +はログファイルを管理します。 +ログファイルは、デフォルトでは +.Pa /var/tmp/vinum.history +であり、 +.Nm vinum +に対して発行したコマンドの履歴を保持します。 +環境変数 +.Ev VINUM_HISTORY +をファイルの名前に設定することにより、 +このファイルの名前をオーバライド可能です。 +.Pp +ログファイル中のメッセージの前には日付が付きます。 +デフォルトの書式は +.Li %e %b %Y %H:%M:%S +です。書式の文字列に関するさらなる詳細については +.Xr strftime 3 +を参照してください。 +これは環境変数 +.Ev VINUM_DATEFORMAT +でオーバライド可能です。 .Sh VINUM 設定法 本節では、 .Nm システムの実装方法に関する、現実的なアドバイスを行います。 .Ss データを何処に置くか まず決定が必要な選択は、データを何処に置くかです。 .Nm 専用のディスクパーティションが必要です。 前述した、ドライブレイアウト上の考慮点にある使用例を参照してください。 .Xr disklabel 8 がパーティションタイプ .Nm を理解しないバージョンである場合を除き、パーティションタイプ .Nm を選択してください。 .Xr disklabel 8 が理解しない場合には、これを更新するまで、パーティションタイプ .Nm unused を使用する必要があります。 真のパーティション名 (例えば .Pa /dev/da0s1g ) ではなく、互換パーティション名 (例えば .Pa /dev/da0g ) を使用してください。 現在のところ、 .Nm start コマンドには互換パーティションのみを .Nm は使用しますので、問題を避けることが可能となっています。 .Ss ボリュームのデザイン .Nm ボリュームの設定方法は、あなたの意図に依存します。 次のように多くの可能性があります: .Bl -enum .It 多くの小さなディスクを結合して、 適切な大きさのファイルシステムを作成したいと考えるかもしれません。 例えば、小さなディスクを 5 個持っていて、 全空間を単一ボリュームとして使用したい場合、次のような設定ファイルを書きます: .Bd -literal -offset 4n drive d1 device /dev/da2e drive d2 device /dev/da3e drive d3 device /dev/da4e drive d4 device /dev/da5e drive d5 device /dev/da6e volume bigger plex org concat sd length 0 drive d1 sd length 0 drive d2 sd length 0 drive d3 sd length 0 drive d4 sd length 0 drive d5 .Ed .Pp この場合、サブディスクの長さを 0 と指定します。 これは、 .if t ``ドライブ上にある空き空間のうち、最大領域を使用する'' .if n "ドライブ上にある空き空間のうち、最大領域を使用する" ことを意味します。 指定するサブディスクが、ドライブ上の唯一のサブディスクである場合、 このサブディスクは使用可能な空間全体を使用します。 .It ディスク故障に対する追加の回復力 (レジリエンス; resilience) を .Nm に与えたい場合を考えます。 選択肢としては、 .if t ``ミラーリング'' .if n "ミラーリング" とも呼ばれる RAID-1 か、 .if t ``パリティ'' .if n "パリティ" とも呼ばれる RAID-5 があります。 .Pp ミラーリングの設定のためには、 単一ボリュームの中に複数のプレックスを作成する必要があります。 例えば、 2 GB のミラー化ボリュームを作成するには、 次のような設定ファイルを作成します: .Bd -literal -offset 4n drive d1 device /dev/da2e drive d2 device /dev/da3e volume mirror plex org concat sd length 2g drive d1 plex org concat sd length 2g drive d2 .Ed .Pp ミラー化ドライブを作成するときには、 各プレックスからのデータが、 違う物理ディスク上にあることを保証することが重要です。 これにより、単一ドライブ故障においても、 .Nm はボリュームの完全なアドレス空間にアクセス可能となります。 各プレックスが、 完全なボリュームと同じだけのデータを必要とすることに注意してください: この例では、ボリュームは 2 GB の大きさですが、各プレックス (と各サブディスク) は 2 GB を必要としますので、全体のディスクストレージ要求は 4 GB となります。 .Pp RAID-5 の設定をするには、タイプ .Ar raid5 の単一プレックスを作成します。 例えば、回復力を持つ 2 GB に相当するボリュームを作成するには、 次のような設定ファイルを使用します: .Bd -literal -offset 4n drive d1 device /dev/da2e drive d2 device /dev/da3e drive d3 device /dev/da4e drive d4 device /dev/da5e drive d5 device /dev/da6e volume raid plex org raid5 512k sd length 512m drive d1 sd length 512m drive d2 sd length 512m drive d3 sd length 512m drive d4 sd length 512m drive d5 .Ed .Pp RAID-5 プレックスは、最低 3 個のサブディスクを必要とします。 これらのうち 1 個には、パリティ情報を格納するので、 データストレージとしては使用しません。 より多くのディスクを使用すると、 より多くの割合のディスクストレージを、 データストレージとして使用可能となります。 この例では、総ストレージ使用量は 2.5 GB です。 これに対し、ミラー設定での総ストレージ使用量は 4 GB です。 最小の 3 個のディスクだけを使用する場合、 情報格納のために次のように 3 GB を必要とします: .Bd -literal -offset 4n drive d1 device /dev/da2e drive d2 device /dev/da3e drive d3 device /dev/da4e volume raid plex org raid5 512k sd length 1g drive d1 sd length 1g drive d2 sd length 1g drive d3 .Ed .Pp ミラー化ドライブを作成するときには、 各サブディスクからのデータが、 違う物理ディスク上にあることを保証することが重要です。 これにより、単一ドライブ故障においても、 .Nm はボリュームの完全なアドレス空間にアクセス可能となります。 .It また、 .Nm の設定により、 ファイルシステムへのアクセスの並行性を増したいと考えるかもしれません。 多くの場合、単一のファイルシステムへのアクセスは、 ディスク速度により制限されます。 ボリュームを複数のディスクに分散することにより、 複数アクセス環境でのスループットを増すことが可能です。 この技術は、単一アクセス環境では、 ほとんど効果がないかまったく効果がありません。 .Nm は .if t ``ストライピング'' .if n "ストライピング" または RAID-0 とも呼ばれる技術を使用し、アクセスの並行性を増します。 RAID-0 という名称は誤解を生じさせるものです: なぜなら、ストライピングは冗長性も更なる信頼性も提供しないからです。 実際、信頼性は低下します。 なぜなら、単一ディスクの故障はボリュームを使用不可とし、 多くのディスクを使うほどこれらのうち 1 個が故障する確率は増加するからです。 .Pp ストライピングの実装のためには、 .Ar striped (ストライプ化) プレックスを使用します: .Bd -literal -offset 4n drive d1 device /dev/da2e drive d2 device /dev/da3e drive d3 device /dev/da4e drive d4 device /dev/da5e volume raid plex org striped 512k sd length 512m drive d1 sd length 512m drive d2 sd length 512m drive d3 sd length 512m drive d4 .Ed .Pp ストライプ化プレックスの最低サブディスク数は 2 個です。 多くのディスクを使用するほど、性能が向上します。 .It 両方の最良点を得ることにより、回復力と性能の両方を得ることを考えます。 これは、RAID-10 (RAID-1 と RAID-0 の組み合わせ) と呼ばれることがあります。 この名称もまた誤解を生じさせるものです。 .Nm では、次のような設定ファイルを使用可能です: .Bd -literal -offset 4n drive d1 device /dev/da2e drive d2 device /dev/da3e drive d3 device /dev/da4e drive d4 device /dev/da5e volume raid plex org striped 512k sd length 512m drive d1 sd length 512m drive d2 sd length 512m drive d3 sd length 512m drive d4 plex org striped 512k sd length 512m drive d4 sd length 512m drive d3 sd length 512m drive d2 sd length 512m drive d1 .Ed .Pp ここでは、プレックスはストライプ化され、性能を向上しています。 そして、このようなプレックスが 2 個あり、回復力を向上しています。 この例で、2 番目のプレックスのサブディスクの順番が、 1 番目のプレックスの逆になっていることに注意してください。 これは性能のためであり、後で議論します。 .El .Ss ボリュームの作成 ひとたび設定ファイルを作成した後は、 .Nm を起動し、ボリュームを作成します。 この例では、設定ファイルは .Pa configfile です: .Bd -literal # vinum create -v configfile 1: drive d1 device /dev/da2e 2: drive d2 device /dev/da3e 3: volume mirror 4: plex org concat 5: sd length 2g drive d1 6: plex org concat 7: sd length 2g drive d2 Configuration summary Drives: 2 (4 configured) Volumes: 1 (4 configured) Plexes: 2 (8 configured) Subdisks: 2 (16 configured) Drive d1: Device /dev/da2e Created on vinum.lemis.com at Tue Mar 23 12:30:31 1999 Config last updated Tue Mar 23 14:30:32 1999 Size: 60105216000 bytes (57320 MB) Used: 2147619328 bytes (2048 MB) Available: 57957596672 bytes (55272 MB) State: up Last error: none Drive d2: Device /dev/da3e Created on vinum.lemis.com at Tue Mar 23 12:30:32 1999 Config last updated Tue Mar 23 14:30:33 1999 Size: 60105216000 bytes (57320 MB) Used: 2147619328 bytes (2048 MB) Available: 57957596672 bytes (55272 MB) State: up Last error: none Volume mirror: Size: 2147483648 bytes (2048 MB) State: up Flags: 2 plexes Read policy: round robin Plex mirror.p0: Size: 2147483648 bytes (2048 MB) Subdisks: 1 State: up Organization: concat Part of volume mirror Plex mirror.p1: Size: 2147483648 bytes (2048 MB) Subdisks: 1 State: up Organization: concat Part of volume mirror Subdisk mirror.p0.s0: Size: 2147483648 bytes (2048 MB) State: up Plex mirror.p0 at offset 0 Subdisk mirror.p1.s0: Size: 2147483648 bytes (2048 MB) State: up Plex mirror.p1 at offset 0 .Ed .Pp .Fl v フラグは、設定に従ってファイルをリストするよう、 .Nm に指示します。その後、 .Nm list Fl v コマンドと同じ書式で、現在の設定をリストします。 .Ss より多くのボリュームを作成する ひとたび .Nm ボリュームを作成した後は、 .Nm はこれらの情報を内部の設定ファイルにて管理します。 再度作成する必要はありません。 特に、 .Nm create コマンドを再実行すると、追加のオブジェクトを作ることになります: .Bd -literal .if t .ps -2 # vinum create sampleconfig Configuration summary Drives: 2 (4 configured) Volumes: 1 (4 configured) Plexes: 4 (8 configured) Subdisks: 4 (16 configured) D d1 State: up Device /dev/da2e Avail: 53224/57320 MB (92%) D d2 State: up Device /dev/da3e Avail: 53224/57320 MB (92%) V mirror State: up Plexes: 4 Size: 2048 MB P mirror.p0 C State: up Subdisks: 1 Size: 2048 MB P mirror.p1 C State: up Subdisks: 1 Size: 2048 MB P mirror.p2 C State: up Subdisks: 1 Size: 2048 MB P mirror.p3 C State: up Subdisks: 1 Size: 2048 MB S mirror.p0.s0 State: up PO: 0 B Size: 2048 MB S mirror.p1.s0 State: up PO: 0 B Size: 2048 MB S mirror.p2.s0 State: up PO: 0 B Size: 2048 MB S mirror.p3.s0 State: up PO: 0 B Size: 2048 MB .if t .ps .Ed .Pp この例では (今回は .Fl f フラグを付けています)、 .Nm create の再実行により 4 個の新規プレックスを作成し、 それぞれが新規サブディスクを持ちます。 他のボリュームを追加したい場合、これらのための新規設定ファイルを作成します。 .Nm が既に知っているドライブを参照する必要はありません。 例えば、ボリューム .Pa raid を 4 個のディスク .Pa /dev/da1e , .Pa /dev/da2e , .Pa /dev/da3e , .Pa /dev/da4e 上に作成するには、他の 2 個についてのみ記述するだけで良いです: .Bd -literal drive d3 device /dev/da1e drive d4 device /dev/da4e volume raid plex org raid5 512k sd size 2g drive d1 sd size 2g drive d2 sd size 2g drive d3 sd size 2g drive d4 .Ed .Pp この設定ファイルでは、次のようになります: .Bd -literal # vinum create newconfig Configuration summary Drives: 4 (4 configured) Volumes: 2 (4 configured) Plexes: 5 (8 configured) Subdisks: 8 (16 configured) D d1 State: up Device /dev/da2e Avail: 51176/57320 MB (89%) D d2 State: up Device /dev/da3e Avail: 53220/57320 MB (89%) D d3 State: up Device /dev/da1e Avail: 53224/57320 MB (92%) D d4 State: up Device /dev/da4e Avail: 53224/57320 MB (92%) V mirror State: down Plexes: 4 Size: 2048 MB V raid State: down Plexes: 1 Size: 6144 MB P mirror.p0 C State: init Subdisks: 1 Size: 2048 MB P mirror.p1 C State: init Subdisks: 1 Size: 2048 MB P mirror.p2 C State: init Subdisks: 1 Size: 2048 MB P mirror.p3 C State: init Subdisks: 1 Size: 2048 MB P raid.p0 R5 State: init Subdisks: 4 Size: 6144 MB S mirror.p0.s0 State: up PO: 0 B Size: 2048 MB S mirror.p1.s0 State: up PO: 0 B Size: 2048 MB S mirror.p2.s0 State: up PO: 0 B Size: 2048 MB S mirror.p3.s0 State: up PO: 0 B Size: 2048 MB S raid.p0.s0 State: empty PO: 0 B Size: 2048 MB S raid.p0.s1 State: empty PO: 512 kB Size: 2048 MB S raid.p0.s2 State: empty PO: 1024 kB Size: 2048 MB S raid.p0.s3 State: empty PO: 1536 kB Size: 2048 MB .Ed .Pp RAID-5 プレックスの大きさに注意してください: 6 GB しかありませんが、 これを構成するためにディスク空間を 8 GB 使用しています。 これは、サブディスク 1 個分相当をパリティデータ格納に使用しているからです。 .Ss Vinum の再起動 システムのリブート時に、 .Nm start コマンドで .Nm を起動します: .Bd -literal # vinum start .Ed .Pp これにより、システム中の全 .Nm ドライブが起動します。 なんらかの理由で一部のドライブのみを起動したい場合、 .Nm read コマンドを使用してください。 .Ss 性能関連 最高性能の RAID アレイ設定に関する、多くの誤った考えが存在しています。 特に、ほとんどのシステムで使用しているストライプの大きさは、小さ過ぎます。 以降の議論は、 .Nm vinum だけでなく、全 RAID システムにあてはまります。 .Pp FreeBSD のブロック I/O システムは、.5 kB から 60 kB までの要求を発行します; .\" mix = workload mix ? 典型的なミックスでは、ほぼ 8 kB です。 どんなストライピングシステムにおいても、 ある要求が 2 個の物理要求に分割されることを避けることはできませんし、 より悪くするならばより多くに分割されてしまいます。 これにより、甚大な性能劣化となります: ディスクあたりの転送時間の削減は、 より大きなオーダで増加するレイテンシによって相殺されてしまいます。 .Pp 最近のディスクの大きさと FreeBSD のブロック I/O システムでは、 ストライプの大きさを 256 kB から 512 kB にすると、 適度に少数な要求に分割されることを期待できます; 正しい RAID の実装では、 大きなディスクでのストライプの大きさを 2 または 4 MB に増さない 明確な理由はありません。 .Pp 複数アクセスシステムでの転送のインパクトを考えるためのもっとも容易な方法は、 潜在的なボトルネック、すなわちディスクサブシステムの観点から見ることです: つまり、転送に要するディスク時間の総計はいくらか?です。 ほとんどすべてがキャッシュされているので、 要求と完了との時間的な関係はそれほど重要ではありません: 重要なパラメータは、要求がディスクを活動状態にする総時間であり、 この間ディスクは他の転送ができなくなります。 この結果、転送が同時に発生しても違う時に発生しても、 実際には問題とはなりません。 実際的には、我々が見ている時間は、レイテンシの総和 (位置決定時間と回転遅延、 言い替えるとデータがディスクヘッド下に来るまでの時間) と総転送時間です。 同じ速度のディスクへの転送においては、 転送時間は転送の大きさの合計のみに依存します。 .Pp 24 kB の典型的なニュースの記事やウェブページを考えると、 これは 1 回の I/O で読み込めます。 ディスクが転送レート 6 MB/s で平均位置決定時間 8 ms であり、 ファイルシステムを 4 kB ブロックであるとします。 24 kB ですから、断片化を考慮する必要はなく、 ファイルは 4 kB 境界から開始します。 必要な転送回数はブロック開始位置に依存します: 式は (S + F - 1) / S となり、 S はファイルシステムブロック数でのストライプの大きさ、 F はファイルシステムブロック数でのファイルの大きさです。 .Pp .Bl -enum .It ストライプの大きさは 4 kB。転送回数は 6 回。 サブシステムの負荷: レイテンシ 48 ms、転送 2 ms、合計 50 ms。 .It ストライプの大きさは 8 kB。転送回数は 3.5 回。 サブシステムの負荷: レイテンシ 28 ms、転送 2 ms、合計 30 ms。 .It ストライプの大きさは 16 kB。転送回数は 2.25 回。 サブシステムの負荷: レイテンシ 18 ms、転送 2 ms、合計 20 ms。 .It ストライプの大きさは 256 kB。平均転送回数は 1.08 回。 サブシステムの負荷: レイテンシ 8.6 ms、転送 2 ms、合計 10.6 ms。 .It ストライプの大きさは 4 MB。平均転送回数は 1.0009 回。 サブシステムの負荷: レイテンシ 8.01 ms、転送 2 ms、合計 10.01 ms。 .El .Pp ハードウェア RAID システムによっては、 大きなストライプでは問題があるものがあるようです: このようなシステムでは完全なストライプを常にディスクとの間で転送するようで、 大きなストライプは性能に逆効果となります。 .Nm ではこの問題の被害を受けません: すべてのディスク転送を最適化し、不要なデータを転送しないからです。 .Pp 良く知られたベンチマークプログラムで真の複数アクセス状態 (100 を越える同時ユーザ) をテストするものはないので、 この主張の正しさを証明することは困難であることに注意してください。 .Pp これらのことを考えると、次の事項が .Nm ボリュームの性能に影響します: .Bl -bullet .It ストライピングは、複数アクセスのみの性能を向上します。 各要求が違うディスク上にある確率が増加するからです。 .It 複数ドライブにまたがるコンカチネート化 UFS ファイルシステムもまた、 複数ファイルアクセスの性能を向上します。 UFS は、ファイルシステムをシリンダグループに分割し、 ファイルを単一のシリンダグループに置こうとするからです。 一般的に、ストライピングほどは効果がありません。 .It ミラーリングは、読み込み複数アクセスの性能を向上可能です。 デフォルトでは .Nm は、連続する複数の読み込みを、 連続する複数のプレックスに対して発行するからです。 .It ミラーリングは、複数アクセスか単一アクセスかに関わらず、 すべての書き込みの性能を劣化させます。 両方のプレックスに対し、データを書き込む必要があるからです。 これが、前述のミラーリング設定におけるサブディスクのレイアウトの説明です: 各プレックス中の対応するサブディスクが別の物理ディスクにある場合、 書き込みコマンドは並列に発行可能です。 しかし、同じ物理ディスクにある場合、逐次的に実行されてしまいます。 .It RAID-5 の読み込みは、 ストライプ化の読み込みと本質的に同じ考慮すべき点があります。 ただし、ストライプ化プレックスがミラー化ボリュームの一部である場合を除きます。 この場合、ミラー化ボリュームの方が性能が良くなります。 .It RAID-5 の書き込みは、ストライプ化の書き込みの約 25% の速度です: 書き込みを行うには、 .Nm はまずデータブロックと対応するパリティブロックを読み込み、 いくばくかの計算を行い、 パリティブロックとデータブロックを書き戻す必要がありますので、 ストライプ化プレックスに対する書き込みの 4 倍の転送回数となります。 一方、これはミラーリングのコストにより相殺されますので、 単一 RAID-5 プレックスのボリュームへの書き込みは、 2 個のストライプ化プレックスからなる正しく設定されたボリュームへの 書き込み速度の半分となります。 .It .Nm の設定が変わると (例えば、オブジェクトの追加や削除、またはオブジェクトの状態変更)、 .Nm は 128 kB までの更新された設定を各ドライブに書き込みます。 ドライブ数が増加すると、この時間が長くなります。 .El .Ss Vinum ボリューム上にファイルシステムを作成する .Nm ボリューム上にファイルシステムを作成する前に .Nm disklabel を実行する必要はありません。 raw デバイスに対して .Nm newfs だけを実行してください。 .Fl v オプションを使用して、 デバイスがパーティションに分割されないようにしてください。 例えば、ボリューム .Pa mirror 上にファイルシステムを作成するには、次のコマンドを入力します: .Bd -literal -offset 4n # newfs -v /dev/vinum/rmirror .Ed .Pp .Pa rmirror という名前が raw デバイスを参照していることに注意してください。 .Sh その他のことがら .Nm の設定に関係する数個のその他のことがらがあります: .Bl -bullet .It 複数のドライブを単一ディスク上に作成しても、利益はありません。 各ドライブは 131.5 kB のデータをラベルと設定情報に使用し、 設定変更時に性能が劣化します。 適切な大きさのサブディスクを使用してください。 .It コンカチネート化 .Nm プレックスの大きさを増すことはできますが、 現在のところストライプ化プレックスと RAID-5 プレックスでは増せません。 現在のところ既存の UFS ファイルシステムの大きさを増すこともできません。 プレックスおよびファイルシステムを拡張可能とする計画はあります。 .El .Sh 分かりにくい仕様 (GOTCHAS) 次の事柄はバグではありませんし、存在する理由があるのですが、 混乱を引き起こすものです。 各項目は適切な節において議論されています。 .Bl -enum .It .Nm はデバイスを UFS パーティション上には作成するよう要求されると、 ``wrong partition type'' というエラーメッセージを返します。 パーティションタイプは、現在のところ、``unused'' である必要があります。 .It 複数のプレックスからなるボリューム作成時に、 .Nm はプレックスを自動的には初期化しません。 これは、内容については分からなくても、 これらの間には確かに一貫性がないということを意味しています。 その結果デフォルトでは、 新規作成されたプレックスのうち最初のものを除いたすべての状態を、 .Nm は .Ar 古い (stale) 状態に設定します。 .sp 実際上は、プレックス作成時にその内容に多大な興味を持つ人はいないので、 他のボリュームマネージャはどんなときでも .Ar 起動 (up) に設定して騙します。 .Nm は、新規作成されたプレックスが .Ar 起動 (up) 状態であることを保証するために、2 つの方法を提供します: .Bl -bullet .It プレックスを作成し、それらを .Nm vinum start で同期します。 .It キーワード .Ar setupstate 付きでボリューム (プレックスではありません) を作成します。 このキーワードは、矛盾が存在しても無視してプレックスの状態を .Ar 起動 (up) 状態にするように、 .Nm に指示します。 .El .It 現在 .Nm がサポートしているコマンドには、実際には不要なものがあります。 私には理解できない理由があるのでしょうが、 .Nm label および .Nm resetconfig のコマンドを使おうとするユーザをしばしば見掛けます。特に .Nm resetconfig は、あらゆる種類の恐しいメッセージを表示するにもかかわらずです。 正当な理由無しに、これらのコマンドを使わないでください。 .It 状態遷移には非常に分り難いものがあります。 事実、これがバグであるのか仕様であるのかは明かではありません。 .Ar reborn サブディスクなどの、奇妙な状態になったオブジェクトを起動できない場合には、 .Nm stop または .Nm stop Ar -f のコマンドを使用して、まず .Ar stopped 状態に遷移させてください。 これが上手くいけば、オブジェクトを起動できるはずです。 簡単な方法では上手くいかなくて、これが唯一の回復手段である場合、 その状況を報告してください。 .It カーネルモジュールを .Ar -DVINUMDEBUG オプション付きで構築した場合、 .Nm vinum(8) もまた .Ar -DVINUMDEBUG オプション付きで構築する必要があります。 なぜなら、両方のコンポーネントで使用されるデータオブジェクトに、 大きさが本オプションに依存しているものがあるからです。 前記のようにしないと、 .Ar Invalid argument というメッセージを表示してコマンドは失敗し、 次のようなコンソールメッセージが記録されます: .Pp .Bd -literal vinumioctl: invalid ioctl from process 247 (vinum): c0e44642 .Ed .Pp 古いバージョンの kld やユーザランドプログラムを使うと、 このエラーが発生することがあります。 .It .Nm ドライブは UNIX ディスクパーティションであり、パーティションタイプ .Ar vinum を使用します。 これは、パーティションタイプが .Ar 4.2BSD となる .Nm ccd とは違います。 この ccd の動作は、自分の足元をすくうことになります: .Nm ccd では、容易にファイルシステムを上書きできてしまいます。 .Nm ではそのようなことは許しません。 .Pp 同様の理由で、 .Nm vinum Ar start コマンドは、パーティション .Ar c 上のドライブを受け付けません。 パーティション .Ar c は、ディスク全体を表現するためにシステムが使用し、タイプ .Ar unused である必要があります。 ここには明確な矛盾があるので、 .Ar c パーティションを使用しないことにより .Nm は問題を解決しています。 .It .Nm vinum Ar read コマンドの文法は、吐き気を催すものです。 これが唯一の .Nm vinum 起動のためのコマンドでしたが、今の好ましい方法は .Nm vinum Ar start です。 .Nm vinum Ar read は整備のみに使用すべきです。 文法が変更されたので、引き数が .Pa /dev/da0 のようなディスクスライスであり .Pa /dev/da0e のようなパーティションではないことに注意してください。 .El .\"XXX.Sh BUGS .Sh 関連ファイル .Ar /dev/vinum - .Nm オブジェクトのデバイスノードがあるディレクトリ .br .Ar /dev/vinum/control - .Nm vinum の制御デバイスがあるディレクトリ .br .Ar /dev/vinum/plex - .Nm プレックスのデバイスノードがあるディレクトリ .br .Ar /dev/vinum/sd - .Nm サブディスクのデバイスノードがあるディレクトリ +.Sh 環境変数 +.Bl -hang +.It VINUM_HISTORY +ログファイルの名前です。デフォルトでは /var/log/vinum_history です。 +.It VINUM_DATEFORMAT +ログファイル中の日付の書式です。デフォルトは %e %b %Y %H:%M:%S です。 +.It EDITOR +設定ファイルの編集に使用するエディタの名前です。デフォルトは +.Nm vi +です。 +.El .Sh 関連項目 .Xr vinum 4 , .Xr disklabel 8 , .Xr newfs 8 , +.Xr strftime 3 , .Pa http://www.lemis.com/vinum.html , .Pa http://www.lemis.com/vinum-debugging.html . .Sh 作者 Greg Lehey .Pa .Sh 歴史 .Nm コマンドは FreeBSD 3.0 から登場しました。 diff --git a/ja/man/man8/xtend.8 b/ja/man/man8/xtend.8 index 3dbd3d0720..636192f94b 100644 --- a/ja/man/man8/xtend.8 +++ b/ja/man/man8/xtend.8 @@ -1,177 +1,177 @@ .\" Copyright (c) 1992, 1993 Eugene W. Stark .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by Eugene W. Stark. .\" 4. The name of the author may not be used to endorse or promote products .\" derived from this software without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY EUGENE W. STARK (THE AUTHOR) ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR BE LIABLE FOR ANY DIRECT, .\" INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL DAMAGES .\" (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS OR .\" SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" -.\" %Id: xtend.8,v 1.9.2.1 1999/02/15 08:46:22 fenner Exp % -.\" jpman %Id: xtend.8,v 1.2 1997/06/16 08:01:33 yugawa Stab % +.\" %Id: xtend.8,v 1.9.2.2 1999/05/02 09:36:22 brian Exp % .\" +.\" jpman %Id: xtend.8,v 1.2 1997/06/16 08:01:33 yugawa Stab % .Th XTEND 8 "30 Oct 1993" .Dd Oct 30, 1993 .Dt XTEND 8 .Os FreeBSD .Sh 名称 .Nm xtend .Nd X-10 デーモン .Sh 書式 .Nm /usr/libexec/xtend .Sh 解説 .Nm は、ユーザレベルのプログラムと TW523 X-10 コントローラとのインタフェースを 行います。TW523 から受信した全てのパケットを記録し、全ての X-10 デバイスの 状態を可能な限り追跡し、X-10 デバイスの操作を必要とするユーザレベルの クライアントプログラムからのソケット接続を受け付けます。 .Pp .Nm を起動すると、自分自身をフォークし、制御端末を切り離し、以降発生する 全ての X-10 の活動状況と診断メッセージを記録するログファイルを開きます。 その後、TW523 から受信したパケットの処理を開始し、X-10 のコマンドを発行する クライアントの接続を 1 度にひとつだけ受け付けます。 .Nm は、 .Pa /etc/rc.conf スクリプトにて有効に設定された場合、 .Pa /etc/rc.i386 起動スクリプトから実行されます。 .Pp .Nm に SIGHUP を送ると、ログファイルを一旦閉じ、再び開きます。これは、 ログファイルの肥大化を避けるために、シェルスクリプトによりログファイルを 変更する場合に便利でしょう。 .Nm が SIGTERM を受け取ると、素直にシャットダウンし、終了します。 SIGPIPE を送ると、 .Nm は現在のクライアント接続を強制的に切り離します。 .Pp .Nm は、クライアントのプロセスと、単純なプロトコルを用いて通信を行います。 このプロトコルは、クライアントから送られる 1 行のコマンドに対して、 デーモンが 1 行の応答を行うような単純な物です。 .Pp .Nm には、4 種類のコマンドがあります。コマンド: .Bl -tag .It status H U .El .Pp に対して、 .Nm は指定されたデバイスの状態を 1 行で返答します。ここで、H はハウスコードを 示す 1 文字で、U は数字のユニットコードです。 コマンド: .Bl -tag .It send H U N .El .Pp に対して、 .Nm は指定された X-10 の送信を行います。ここで、H はハウスコードを示す 1 文字で、 U は数字のユニットコードまたはリストに対する機能コード ( .Pa xtend/packet.c ソースファイル参照)、N はギャップなしに送信されるパケットの数 (通常は 2) です。送信が成功すると、 .B OK と応答し、それ以外の場合は、 .B ERROR と応答します。 コマンド: .Bl -tag .It dump .El .Pp に対して、 .Nm はスプールディレクトリの .Tn ASCII ファイルに全てのデバイスの現在の状態を ダンプします。状態のダンプに成功したかどうかに関わらず、 .B OK と応答します。 コマンド: .Bl -tag .It monitor H U .El .Pp に対して、 .Nm は指定された X-10 デバイスに関する活動状況を報告するクライアントのリストに、 現在のクライアントのソケット接続を加えます。 リスト中のクライアント数の最大値 (現状では 5) を超えなければ、 .B OK を返答し、それ以外は .B ERROR を返答します。その後、 .Nm クライアントからの接続を受け付ける通常モードに戻ります。 しかし、それ以降に指定されたデバイスの状態が変化すると、 .Nm は ( .B status コマンドにより得られる場合と同じ形式で) デバイスの状態を保存したソケットに送ります。 この機能は、動作検出機等、デバイスの活動状況をモニタする必要があり、 X-10 送信を行うプログラムを作成する場合に便利でしょう。 .Sh オプション なし。 .Sh 関連項目 .Xr xten 1 , .Xr tw 4 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /var/spool/xten/Status -compact .It Pa /dev/tw0 TW523 特殊ファイル .It Pa /var/run/tw523 クライアント接続用ソケット .It Pa /var/run/xtend.pid pid ファイル .It Pa /var/spool/xten/Log ログファイル .It Pa /var/spool/xten/Status デバイス状態ファイル (バイナリ) .It Pa /var/spool/xten/status.out デバイス情報の .Tn ASCII ダンプ .El .Sh バグ 現状では、クライアントのソケット接続にタイムアウトはありません。そのため、 ハングしたクライアントプログラムがあると、他のクライアントはデーモンに アクセスする事ができなくなります。 .Pp .Nm はできる限りデバイスの状態を追跡しますが、デバイスが手動で操作された ことを知る方法はありません。これは、ほとんどの X-10 デバイスが状態の 問い合わせに対して応答する事ができないからです。 .Sh 作者 .An Eugene W. Stark Aq stark@cs.sunysb.edu diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/apply.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/apply.1 index 2460b0b11b..3e4652bc50 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/apply.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/apply.1 @@ -1,136 +1,141 @@ .\" Copyright (c) 1983, 1990, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)apply.1 8.2 (Berkeley) 4/4/94 .\" jpman %Id: apply.1,v 1.2 1997/03/26 12:22:42 horikawa Stab % .\" .Dd April 4, 1994 .Dt APPLY 1 .Os BSD 4.2 .Sh 名称 .Nm apply .Nd 引数の集合にコマンドを適用する .Sh 書式 .Nm apply .Op Fl a Ns Ar c .Op Fl Ns Ar # -.Ar command argument ... +.Ar command argument +.Op Ar ... .Sh 解説 .Nm apply は、 指定されたコマンド .Ar command に、各引数 .Ar argument を順番に与えて実行します。 .Pp .Ar command 内に .Dq Li \&%d の形をした文字列があった場合には (ここで -.Dq Li d +.Sq Li d は 1 から 9 までの数字)、これらは未使用の引数 .Ar argument のうちの .Li d 番目のものと置き換えられます。 このとき .Ar command の実行ごとに最大の .Dq Li d の数だけ引数は捨てられます。 .Pp オプションは以下のものがあります: .Bl -tag -width "-ac" .It Fl Ns Ar # 通常は引数は一つしか渡されません。オプション .Fl # で .Ar command に渡される引数の個数を指定できます。 この数値が 0 のときは、引数なしで .Ar command が引数 .Ar argument につき 1 回、実行されます。 .Pp -もしコマンド内に -.Dq Li \&%d +もし +.Ar command +内に +.Sq Li \&%d があった場合、 .Fl # オプションは無視されます。 .It Fl a Ns Ar c デフォルトではマジックキャラクタとして .Dq Li % を使っていますが、これは .Fl a オプションで変更ができます。 .El .Sh 環境変数 以下の環境変数が .Nm apply の実行に影響します: .Bl -tag -width SHELL .It Ev SHELL 利用する shell のパス名です。 この変数が定義されていない場合は Bourne shell が使われます。 .El .Sh 使用例 .Bl -tag -width apply -compact .It Li "apply echo a*" -ls(1) に似た出力になります。 +.Xr ls 1 +に似た出力になります。 .It Li "apply \-2 cmp a1 b1 a2 b2 a3 b3" `a' のファイルと `b' のファイルを比較します。 .It Li "apply \-0 who 1 2 3 4 5" -who(1) を 5 回実行します。 +.Xr who 1 +を 5 回実行します。 .It Li "apply \'ln %1 /usr/joe\'" * カレントディレクトリ内の全てのファイルをディレクトリ .Pa /usr/joe にリンクします。 .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /bin/sh -compact .It Pa /bin/sh デフォルトの shell です。 .El .Sh 作者 .An Rob Pike .Sh バグ .Ar command 内に shell のメタキャラクタを使用すると、異常な動作をするかもしれません。 複雑なコマンドはシングルクォート -.Pq Sq +.Pq '' で括るのがベストです。 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .Bx 4.2 から登場しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/awk.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/awk.1 index 8f0d0ed04a..bd399fa6c8 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/awk.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/awk.1 @@ -1,2534 +1,2534 @@ .\" jpman %Id: awk.1,v 1.3 1997/04/17 13:23:21 horikawa Stab % .\" WORD: interval exptession インターバル表現 .ds PX \s-1POSIX\s+1 .ds UX \s-1UNIX\s+1 .ds AN \s-1ANSI\s+1 .TH GAWK 1 "Dec 19 1996" "Free Software Foundation" "Utility Commands" .SH 名称 gawk \- パターン検索・処理言語 .SH 書式 .B awk [ POSIX or GNU style options ] .B \-f .I program-file [ .B \-\^\- ] file .\^.\^. .br .B gawk [ POSIX or GNU style options ] [ .B \-\^\- ] .I program-text file .\^.\^. .SH 解説 .I gawk は GNU プロジェクトが実装した プログラミング言語 AWK の処理系です。 本処理系は \*(PX 1003.2 コマンド言語とユーティリティ規約に定められた 言語の定義に適合しています。 本バージョンはまた、Aho, Kernighan, Weinberger の著書『 .I The AWK Programming Language 』の記述にもとづいており、 System V Release 4 \*(UX の .I awk の付加機能も含んでいます。 .I gawk はまた、Bell Labs の新機能および GNU 独自の拡張も提供します。 .PP コマンドラインは、 .I gawk へのオプション、(もし .B \-f または .B \-\^\-file オプションにより指定されていなければ)AWK のプログラムテキスト、そして 残りの引数列からなります。 この残りの引数列は、定義済み AWK 変数 .BR ARGC , .B ARGV を用いることで参照できます。 .SH オプションフォーマット .PP .I gawk へのオプションは、伝統的な \*(PX 形式の 1 文字オプションと、GNU 形式の ロングオプションがあります。 \*(PX 形式のオプションは単一の ``\-'' で始まり、一方 GNU 形式のもの は ``\-\^\-'' で始まります。ロングオプションは GNU の独自仕様と \*(PX の必須仕様の両方について用意されています。 .PP \*(PX 標準に従い、 .I gawk 独自仕様のオプションは .B \-W オプションへの引数で与えます。 複数の .B \-W オプションを指定することもできます。 後述の ように、各 .B \-W オプションには、それに対応するロングオプション が存在します。ロングオプションへの引数は、空白を入れずに .B = でつないで指定するか、その次のコマンドライン引数として渡すことができます。 ロングオプションは、短縮形が一意である限り、短縮することができます。 .SH オプショオン .I gawk は以下のオプションを受け付けます。 .TP .PD 0 .BI \-F " fs" .TP .PD .BI \-\^\-field-separator " fs" 入力フィールドセパレータ(変数 .B FS の値)を .I fs とします。 .TP .PD 0 \fB\-v\fI var\fB\^=\^\fIval\fR .TP .PD \fB\-\^\-assign \fIvar\fB\^=\^\fIval\fR プログラムを実行する前に、変数 .I var に値 .I val を設定します。このようにして設定 した変数は、 AWK プログラムの .B BEGIN ブロック内でも参照できます。 .TP .PD 0 .BI \-f " program-file" .TP .PD .BI \-\^\-file " program-file" .B awk への第 1 引数を用いるかわりに、AWK プログラムをファイル .I program-file から読み込みます。 .B \-f (または .B \-\^\-file ) オプションは複数回使 用することができます。 .TP .PD 0 .BI \-mf " NNN" .TP .PD .BI \-mr " NNN" さまざまなメモリの制限値を .I NNN に設定します。フラグ .B f は最大フィールド数、フラグ .B r は最大レコードサイズを設定します。この 2 つのフラグと .B \-m オプションは、Bell Labs バージョンの \*(UX .I awk に由来しています。しかし、 .I gawk にはこのような制限はありませんので、 .I gawk では本オプションは無視されます。 .TP .PD 0 .B "-W traditional" .TP .PD 0 .B "\-W compat" .TP .PD 0 .B \-\^\-traditional .TP .PD .B \-\^\-compat .I 互換 モードで動作します。互換モードでは、 .I gawk は \*(UX .I awk と等価な動作を行い、GNU 独自拡張は解釈できません。 このオプションの他の形式よりも、 .B \-\^\-traditional を使用することが好まれます。 詳しくは後述の .B "GNU 拡張" を参照してください。 .TP .PD 0 .B "\-W copyleft" .TP .PD 0 .B "\-W copyright" .TP .PD 0 .B \-\^\-copyleft .TP .PD .B \-\^\-copyright GNU の著作権表示の短いバージョンを標準出力へ書き出し、 成功状態で終了します。 .TP .PD 0 .B "\-W help" .TP .PD 0 .B "\-W usage" .TP .PD 0 .B \-\^\-help .TP .PD .B \-\^\-usage 短めのオプション一覧を標準出力へ書き出します。 (GNU コーディング規約に 従い、本オプションを指定すると .I awk はただちに終了し、成功を意味する終了ステータスを返します。) .TP .PD .B "\-W lint" .TP .PD 0 .B \-\^\-lint 他の AWK での処理が疑わしい、あるいは他の AWK との互換性がない構造が ある場合に警告を行います。 .TP .PD 0 .B "\-W lint\-old" .TP .PD .B \-\^\-lint\-old オリジナルの Unix .I awk へ移植できない構造に関して警告を行います。 .ig .\" This option is left undocumented, on purpose. .TP .PD 0 .B "\-W nostalgia" .TP .PD .B \-\^\-nostalgia 長い間 .I awk を使ってきたユーザのために郷愁の瞬間を提供します。 .. .TP .PD 0 .B "\-W posix" .TP .PD .B \-\^\-posix .I 互換 モードをオンにし、更に以下の制約が課せられます。 .RS .TP \w'\(bu'u+1n \(bu .B \ex エスケープシーケンスを解釈しません。 .TP \(bu .B FS が単一の空白に設定された場合、空白とタブのみがフィールドを区切り、 改行はフィールドを区切りません。 .TP \(bu キーワード .B function に対応する別名 .B func を解釈しません。 .TP \(bu 演算子 .B ^ や .B ^= のかわりに .B ** や .B **= を用いることができません。 .TP \(bu .B fflush() 関数は利用できません。 .RE .TP .PD 0 .B "\-W re\-interval" .TP .PD .B \-\^\-re\-interval 正規表現のマッチングで .I "インターバル表現 (interval expressions)" を有効にします (後述の .BR "正規表現" を参照してください)。 インターバル表現は伝統的な AWK 言語では利用できませんでした。 .I awk と .I egrep が一貫性を持つように、POSIX 標準がこれらを追加しました。 しかし、これらを使用すると古い AWK プログラムを動かなくしてしまうでしょうから、 このオプションによって要求されたときと、 .B \-\^\-posix が指定されたときに、 .I gawk はこれらの機能を提供します。 .TP .PD 0 .BI "\-W source " program-text .TP .PD .BI \-\^\-source " program-text" .I program-text を AWK プログラムとして用います。本オプションにより、ライブラリ化された関数( .B \-f または .B \-\^\-file オプションを用いて読み込む)とコマンドラインから入力されたプログラムを 簡単に合成することができます。 これは、主にシェルスクリプトで用いられる中規模から大規模な AWK プログラム のために用意されました。 .TP .PD 0 .B "\-W version" .TP .PD .B \-\^\-version 実行された .I gawk プログラムのバージョン情報を標準出力へ書き出します。これは主に、 あなたが使用している .I gawk プログラムが Free Software Foundation が配布してい るプログラムのうち、最新のものであるかどうかを知る場合に便利です。 またバグレポートのときにも有用です。 (本オプションを指定すると、GNU コーディング規約に従い、 .I awk はただちに終了し、成功を意味する終了ステータスを返します。) .TP .B \-\^\- オプションの終了を意味します。AWK プログラムに ``\-'' から始まるオプションではない 引数を与える場合に便利です。 これは、主に他の \*(PX プログラムの多くが引数に対して行う解釈と 一貫性を保つためにあります。 .PP 互換モードでは、他のオプションは不正であるとされるか、無視されます。 通常の実行において、プログラムテキストがコマンドラインに指定されていれば、 不明なオプションは、AWK プログラムに .B ARGV 配列を通して渡されます。これ は、AWK プログラムを ``#!'' 機構を用いて実行する場合に特に便利です。 .SH AWK プログラムの実行 .PP AWK プログラムは、パターンとアクションの組の列と、(もし必要なら)関数定義か らなります。 .RS .PP \fIpattern\fB { \fIaction statements\fB }\fR .br \fBfunction \fIname\fB(\fIparameter list\fB) { \fIstatements\fB }\fR .RE .PP .I gawk はまず、 .I program-file (複数可)が指定されていればそれから、 .B \-\^\-source の引数から、あるいは、最初のオプションではない引数から プログラムを読み込みます。 .B \-f と .B \-\^\-source オプションは、コマンドラインで複数回指定できます。 .I gawk は、すべての .I program-file とコマンドラインで指定したプログラムを結 合して使用します。新しく作った AWK プログラムひとつひとつに AWK 関数のライブラリを埋め込む必要が無いので、この機能はライブラリの構築に 便利です。 また、ライブラリ関数とコマンドラインで指定したプログラムとを混合して使 うことも可能にしています。 .PP 環境変数 .B AWKPATH により、 .B \-f オプションで指定されたファイルを検索するパスを指定できます。 .B AWKPATH が設定されていない場合のデフォルトパスは \fB".:/usr/local/share/awk"\fR です。 (実際のディレクトリは .I gawk がどのように構築/インストールされたかに依存して、さまざまなものとなります。) .B \-f オプションで指定したファイル名が ``/'' を含んでいる場合は、 パス検索は行われません。 .PP .I gawk は、 AWK プログラムを次の順序で実行します。 まず、 .B \-v オプションで指定された変数への代入をすべて行います。 次に、プログラムを内部形式にコンパイルします。 そして、(もし存在すれば) .B BEGIN ブロック(複数存在可)を実行します。 配列 .B ARGV で指定されたファイルを順に読み、処理を行います(コマンドラインでファイル名が 指定されていなければ、標準入力に対して処理を行います)。 .PP コマンドラインで指定されたファイル名が .IB var = val という形式ならば、それ は変数への代入であると解釈されます。変数 .I var は値 .I val に設定されます (これは、すべての .B BEGIN ブロックを実行したあとに行われます)。コマンドライン での変数の代入は、AWK が入力をフィールドやレコードに分割するためのセパレータ を実行時に変更するのに便利です。また、1 つのデータファイルに 対し数回処理を行う必要がある場合、状態をコントロールするのにも便利です。 .PP 配列 .B ARGV の要素に空(\fB""\fR)がある場合、 .I gawk はその要素を無視します。 .PP .I gawk は、入力された各レコードに対してマッチする .I パターン が AWK プログラム内にあるかどうかを 検索します。そのレコードにマッチしたパターンすべてについて、それぞれ対応する .I アクション が実行されます。 パターンは、プログラムテキストに出現した順序で検索されます。 .PP 入力が尽きると、 .I gawk は(もしあれば) .B END ブロック(複数存在可)を実行します。 .SH 変数、レコード、フィールド AWK における変数は動的、すなわち、最初に使用されたときに生成されます。 変数の値は、浮動小数点数か、文字列か、あるいは両方です。変数の用い られ方により変化します。AWK ではまた、1次元配列を利用することができます。 多次元配列 も、擬似的にではありますが、利用可能です。プログラム実行開始時に、 いくつかの定義済み変数が設定されます。 これらを必要に応じて説明し、以下でまとめます。 .SS レコード 通常、レコードは改行文字により区切られます。 レコードの区切りは、組み込み変数 .B RS へ値を代入することにより、制御できます。 .B RS が単一文字の場合、その文字がレコードを区切ります。 そうでない場合は、 .B RS は正規表現となります。 入力中のテキストで、この正規表現にマッチするものがレコードを区切ります。 しかし互換モードでは、 文字列値の最初の文字だけが、レコードセパレータに使用されます。 .B RS が空文字列に設定されているときには、レコードは空行で区切られます。 .B RS が空文字列に設定されたときには、 .B FS の値にかかわらず、改行文字は常にフィールドセパレータとなります。 .SS フィールド .PP 入力レコードを読み込むごとに、 .I gawk はそのレコードを .I フィールド に分割しま す。分割する際には、変数 .B FS の値がフィールドセパレータとして参照されます。 .B FS の値が1文字なら、その 文字を境にフィールドが分割されます。 .B FS が空文字列の場合、個々の文字がフィールドセパレータとなります。 いずれでもない場合、 .B FS は完全な正規表現である と解釈されます。特殊な場合として .B FS が単一の空白のときには、フィールドは 連続した空白・タブ・改行により分割されます。 (後述の .BR \-\-posix の議論を参照してください)。 変数 .B IGNORECASE (下記参照)の 値は、 .B FS が正規表現の場合フィールド分割にも影響を与えることと、 .B RS が正規表現の場合レコード分割にも影響を与えることに注意してください。 .PP 変数 .B FIELDWIDTHS の値が空白で区切られた数字の列である場合、各フィールドは 固定長であると解釈され、 .I gawk は指定された幅ごとにフィールドの 分割を行います。この場合、 .B FS の値は無視されます。 .B FS に新たに値を設定 することにより、この .B FIELDWIDTHS の効果を打ち消し、標準の動作に戻すことができます。 .PP 入力レコード中の各フィールドの値は、左から .BR $1 , .B $2 等という名前で参照できます。 .B $0 は レコード全体です。フィールドに値を代入することもできます。フィールドは定数だ けでなく、変数によって参照することもできます。以下の例では、入力レコードの 5 番目のフィールドの値を出力します。 .RS .PP .ft B n = 5 .br print $n .ft R .RE .PP 変数 NF は、自動的に入力レコードのフィールドの数に設定されます。 .PP 存在しないフィールド(すなわち、 .B $NF より右のフィールド)を参照した結果は 空文字列になります。しかしながら、存在しないフィールドへの代入(たとえ ば、 .BR $(NF+2) = 5 )は .B NF の値を増加させ、間のフィールドには空文字が設定されます。 さらに .B $0 の値は、フィールドの値を変数 .B OFS の値でフィールドを区切ったものとして再計算されます。 負のフィールド番号への参照は致命的エラーとなります。 .B NF を減少させると、新しい値を越えるフィールドの値は失われます。 .B $0 の値は、フィールドの値を変数 .B OFS の値でフィールドを区切ったものとして再計算されます。 .SS 組み込み変数 .PP .I gawk の組み込み変数は以下のとおりです。 .PP .TP \w'\fBFIELDWIDTHS\fR'u+1n .B ARGC コマンドライン引数の個数( .I gawk へのオプションと、プログラム指定は含みま せん)。 .TP .B ARGIND 現在処理中のファイル名が格納されている配列 .B ARGV のインデックス。 .TP .B ARGV コマンドライン引数の配列。配列は、 0 から .B ARGC \- 1 までのインデックスを 持ちます。 .B ARGV の内容を変更することで、入力に用いるファイル名を変 更することができます。 .TP .B CONVFMT 数値の変換フォーマット。デフォルト値は \fB"%.6g"\fR です。 .TP .B ENVIRON 現在の環境変数の値からなる配列。配列は、環境変数名によりインデックスされ 、各要素の値はその環境変数の値です(例えば \fBENVIRON["HOME"]\fP は .B /home/arnold となるでしょう)。本配列に 代入を行っても、 .I gawk からリダイレクトや .B system() 関数により実行される プログラムの環境には影響を与えません(これは、将来の .I gawk では変更される可能性があります)。 .\" but don't hold your breath... .TP .B ERRNO .B getline のリダイレクト、 .B getline による読み込み、 .B close() 関数の実行時のいずれかにシステムエラーが発生した場合、変数 .B ERRNO にはエラーの内容を示した文字列が設定されます。 .TP .B FIELDWIDTHS 空白で区切られたフィールド長のリスト。もしこの値が設定されていれば、 .I gawk は .B FS の値を用いてフィールド分割するかわりに、固定長のフィールド分割を行 います。固定長のフィールド分割機能はまだ実験的なもので、 .I gawk が改良されるに従って意味が変化する可能性があります。 .TP .B FILENAME 現在の入力ファイル名。もし、コマンドラインで入力ファイルが指定されてい なければ、 .B FILENAME の値は ``\-'' です。しかしながら、 .B BEGIN ブロック内では .B FILENAME は未定義です。 .TP .B FNR 現在の入力ファイルにおける入力レコード番号。 .TP .B FS 入力フィールドセパレータ。デフォルトでは単一の空白です。 上述の .B フィールド を参照してください。 .TP .B IGNORECASE すべての正規表現と文字列操作において大文字小文字の区別を制御します。もし、 .B IGNORECASE が 0 でない値に設定されていれば、文字列比較、ルールのパターンマッチ、 .B FS によるフィールド分割、 .B RS によるレコード分割、 .B ~ と .B !~ による正規表現マッチ、定義済み関数 .BR gensub() , .BR gsub() , .BR index() , .BR match() , .BR split() , .B sub() において大文字と小文字の違いは無視されます。このため、 .B IGNORECASE が 0 以外の値なら、 .B /aB/ は \fB"ab"\fP, \fB"aB"\fP, \fB"Ab"\fP, \fB"AB"\fP のいずれにもマッチすることになります。 他のAWK 変数と同様に .B IGNORECASE の初期値は 0 なので、通常は 正規表現と文字列操作において大文字と小文字は区別されます。 Unix では、大文字小文字を無視する場合、 ISO 8859-1 Latin-1 文字集合全てを使用できます。 .B 注: 3.0 以前の .I gawk では .B IGNORECASE は正規表現操作のみに影響しました。現在は文字列比較にも影響します。 .TP .B NF 現在の入力レコードのフィールド数。 .TP .B NR 現在までに読み込んだ入力レコード数の合計。 .TP .B OFMT 数字の出力フォーマット。デフォルト値は \fB"%.6g"\fR です。 .TP .B OFS 出力フィールドセパレータ。デフォルトは空白です。 .TP .B ORS 出力レコードセパレータ。デフォルトは改行です。 .TP .B RS 入力レコードセパレータ。デフォルトは改行です。 .TP .B RT レコードターミネータ。 .I gawk は、 .B RS で指定される文字または正規表現にマッチする入力テキストを、 .B RT に設定します。 .TP .B RSTART .B match() によりマッチした最初の文字の位置。0 はマッチしなかったことを示します。 .TP .B RLENGTH .B match() によりマッチした文字列の長さ。\-1 はマッチしなかったことを示します。 .TP .B SUBSEP 多次元配列を実現する際に用いられる、配列のインデックスを結合する文字。 デフォルト値は \fB"\e034"\fR です。 .SS 配列 .PP 配列は、ブラケット .RB ( [ と .BR ] ) の間の式によってインデックスを指定します。もし式が式 のリスト(式, 式, ...) なら、式の値を変数 .B SUBSEP の値を区切りとして 結合した文字列をインデックスとして用います。これにより、多次元配列を シミュレートしています。例えば、 .PP .RS .ft B i = "A";\^ j = "B";\^ k = "C" .br x[i, j, k] = "hello, world\en" .ft R .RE .PP は、文字列 \fB"hello, world\en"\fR を、文字列 \fB"A\e034B\e034C"\fR で インデックスした配列 x の要素に代入しています。 AWK の配列はすべて、文字列によりインデックスを行う連想配列です。 .PP 特殊な演算子 .B in を .B if または .B while ステートメントで用いることによって、あるインデックス値に おける配列の値が定義されているかを調べることができます。 .PP .RS .ft B .nf if (val in array) print array[val] .fi .ft .RE .PP もし、配列が多次元インデックスを持つなら、 .B "(i, j) in array" を用います。 .PP .B in はまた、 .B for ループ中で、配列のすべてのインデックス値について繰り返すために 用いることができます。 .PP 配列の要素は、 .B delete ステートメントを用いて削除することができます。 .B delete ステートメントはまた、 添字を指定せずに配列名のみを指定することにより、 配列全体を削除するためにも使えます。 .SS 変数の型と変換 .PP 変数とフィールドは、(浮動小数点数の)数値または文字列、あるいは両方として 扱われます。 変数の値がどのように解釈されるかは、変数の使われ方によって変化します。 数式中で用いられれば変数は数値として解釈され、文字列として用いられれ ば文字列として解釈されます。 .PP 変数の値を強制的に数値であると解釈させたい場合は、変数に 0 を加えます。 文字列と解釈させたい場合は空文字列を結合します。 .PP 文字列を数値に変換する必要がある場合、変換は .IR atof (3) によって行われます。 数値を文字列に変換する場合は、変数 .B CONVFMT の値をフォーマット文字列として用いて、 .IR sprintf (3) により行われます。AWK ではすべての数値は浮動小数点数ですが、整数値は常に整数 として変換が行われます。 よって、以下の場合、 .PP .RS .ft B .nf CONVFMT = "%2.2f" a = 12 b = a "" .fi .ft R .RE .PP 変数 .B b は文字列値 \fB"12"\fR となり、\fB"12.00"\fR とはなりません。 .PP .I gawk は、以下のようにして比較を行います: 2 つの変数が数値なら数値として比 較します。もし片方が数値で片方が`数値'文字列なら、数値として比較されます。 片方が数値でない文字列なら、数値のほうが文字列に変換され、文字列として 比較されます。両方とも文字列なら、文字列として比較されます。\*(PX 標準に従う なら、両方とも数値文字列の場合は数値として比較しますが、これは明ら かに間違いです。 .I gawk はそのような動作をしません。 .PP \fB"57"\fP のような文字列定数は数値文字列では .I なく 、文字列定数です。「数値文字列」の概念は、フィールド、 .B getline の入力、 .B FILENAME 、 .B ARGV の要素、 .B ENVIRON の要素、数値文字列から .B split() によって作成された配列の要素に対してのみ適用されます。 基本的な考え方では、 .I ユーザ入力 、それも数値に見えるユーザ入力のみが数値として扱われます。 .PP 初期化されていない変数は、数値としては 0 を、文字列としては "" (空文字列)を 持ちます。 .SH パターンとアクション awk は行指向の言語です。まずパターン、次にアクションが続きます。 アクションは .B { と .B } で囲みます。パターンまたはアクションは省略することもできます。 もちろん、両方とも 省略してしまっては意味がありません。 パターンがない場合、アクションはすべての入力レコードに 対して適用されます。省略されたアクションは以下と等価です。 .RS .PP .B "{ print }" .RE .PP これはレコード全体を出力します。 .PP コメントは文字 ``#'' で始まり、行末まで続きます。空行は、複数ステートメントの 間をあけるのに使うことができます。 通常、ステートメントは改行で終わります。ただし、 次の記号で行が終わる場合にはこの限りではありません: ``,'', .BR { , .BR ? , .BR : , .BR && , .B || 。 .B do または .B else で終わる行は、ステートメントが自動的に以降 の行へ継続されます。また、改行の直前に ``\e'' を置くことで、 行を継続することができます。この場合、その改行は無視されます。 .PP ``;'' で区切ることにより、1行に複数のステートメントを記述することができます。 (通常のように) パターン-アクション対中のアクション部におけるステートメントだけではなく、 パターン-アクション対ステートメント自身も、 ``;'' で区切って複数置くことができます。 .SS パターン AWK のパターンは、以下のうちのいずれかです。 .PP .RS .nf .B BEGIN .B END .BI / "regular expression" / .I "relational expression" .IB pattern " && " pattern .IB pattern " || " pattern .IB pattern " ? " pattern " : " pattern .BI ( pattern ) .BI ! " pattern" .IB pattern1 ", " pattern2 .fi .RE .PP .B BEGIN と .B END は特殊なパターンであり、入力と比較されることはありません。すべての .B BEGIN パターンに対応したアクション部は結合され、 そのようなすべてのアクション部が単一の .B BEGIN ブロック中にあるかのように扱われます。 結合されたアクションは、 すべての入力ファイルの読み込みに先立って実行されます。同様にすべての .B END ブロックは結合され、すべての入力ファイルの処理後(あるいは、exit ステートメント が実行されたとき)に実行されます。 .B BEGIN と .B END はパターン式内で他のパターンと混ぜて使うことはできません。また、 .B BEGIN と .B END パターンはアクション部を省略することができません。 .PP .BI / "regular expression" / パターンでは、正規表現(regular expression) にマッチした入力レコードに対してアクション が実行されます。正規表現は .IR egrep (1) と同じものが使えます。あとに要約を示します。 .PP .I 関係式(relational expression) では、後述のアクションについての節で示す演算子を用いることが できます。 これらは概して、特定のフィールドが正規表現にマッチするかどうかを 調べるために用いられます。 .PP 演算子 .BR && , .BR || , .B ! は、それぞれ C 言語での論理AND、論理OR、論理NOT と等価です。 C 言語と同様に、評価値が確定した時点で以降の評価を打ち切ります。 これらは複数のパターン式を結合するために使用されます。 他のプログラミング言語と同様、括弧によって評価順序を変更することができます。 .PP .B ?\^: 演算子は C 言語のものと同様です。もし、最初のパターンが真なら、 テストのために 2 番目のパターンが用いられ、そうでなければ 3 番目のパターンが 用いられます。2 番目と 3 番目のパターンのどちらかだけが評価されます。 .PP .IB pattern1 ", " pattern2 形式は .I 範囲パターン と呼ばれます。範囲パターンは、 .I pattern1 にマッチするレコードから、 .I pattern2 にマッチするレコードまでのすべてにマッチします。 この形式は、他のパターン式と混合して用いることはできません。 .SS 正規表現 awk の正規表現は .I egrep のものと同様に、拡張された正規表現です。 以下の構成要素から成り立っています。 .TP \w'\fB[^\fIabc...\fB]\fR'u+2n .I c メタ文字ではない .I c にマッチする。 .TP .I \ec リテラル文字 .I c にマッチする。 .TP .B . 改行を .I 含む 任意の 1 文字にマッチする。 .TP .B ^ 文字列の先頭にマッチする。 .TP .B $ 文字列の終端にマッチする。 .TP .BI [ abc... ] 文字リストであり、 .I abc... のいずれか 1 文字にマッチする。 .TP .BI [^ abc... ] 文字リストの逆であり、 .I abc... 以外の 1 文字にマッチする。 .TP .IB r1 | r2 選言: .I r1 または .I r2 にマッチする。 .TP .I r1r2 結合: .I r1 の直後に .I r2 が続くものにマッチする。 .TP .IB r + .I r の 1 回以上の繰り返しにマッチする。 .TP .IB r * .I r の 0 回以上の繰り返しにマッチする。 .TP .IB r ? .I r の 0 回または 1 回の繰り返しにマッチする。 .TP .BI ( r ) グループ化: .I r にマッチする。 .TP .PD 0 .IB r { n } .TP .PD 0 .IB r { n ,} .TP .PD .IB r { n , m } ブレース中に 1 つか 2 つの数値を記述することにより、 .I "インターバル表現" を表します。ブレース中に数値が 1 つある場合、直前の正規表現 .I r が .I n 回繰り返されます。2 つの数値がコンマで区切られている場合、 .I r は .I n 回から .I m 回繰り返されます。1 つの数値に続いてコンマがある場合、 .I r は少なくとも .I n 回繰り返されます。 .sp .5 インターバル表現は .B \-\^\-posix または .B \-\^\-re\-interval がコマンドラインにて指定されているときのみ利用可能です。 .TP .B \ey 語の先頭または末尾の空文字列にマッチします。 .TP .B \eB 語の中の空文字列にマッチします。 .TP .B \e< 語の先頭の空文字列にマッチします。 .TP .B \e> 語の末尾の空文字列にマッチします。 .TP .B \ew 語を構成する文字 (レター、数値、アンダスコア) にマッチします。 .TP .B \eW 語を構成する文字以外の文字にマッチします。 .TP .B \e` バッファ (文字列) の先頭の空文字列にマッチします。 .TP .B \e' バッファの末尾の空文字列にマッチします。 .PP 文字列定数中で用いることができるエスケープシーケンス(後述参照)は、 正規表現中でも使用することができます。 .PP .I 文字クラス は POSIX 標準で導入された新機能です。 文字クラスは特定の属性を持つ文字列リストの特殊表現ですが、 実際の文字集合自身は国や文字集合によって様々なものとなります。 例えば、アルファベット文字はアメリカ合州国とフランスとでは異なります。 .PP 文字クラスが有効なのは、 文字リストのブラケットの中の正規表現だけです。 文字クラスは、 .B [: と、クラスを表現するキーワードと、 .B :] で構成されます。 以下に POSIX 表現で定義される文字クラスを示します。 .TP .B [:alnum:] アルファベットと数値文字。 .TP .B [:alpha:] アルファベット文字。 .TP .B [:blank:] 空白とタブ文字。 .TP .B [:cntrl:] 制御文字。 .TP .B [:digit:] 数値文字。 .TP .B [:graph:] 印字可能で可視な文字。 (空白は印字可能ですが見えません。一方 .B a は印字可能かつ可視です。) .TP .B [:lower:] アルファベット文字の小文字。 .TP .B [:print:] 印字可能な文字 (制御文字以外)。 .TP .B [:punct:] 句読点文字 (レター、数値、制御文字、空白文字のいずれでもない文字)。 .TP .B [:space:] 空白文字 (空白、タブ、フォームフィード等の少数の文字を指す)。 .TP .B [:upper:] アルファベット文字の大文字。 .TP .B [:xdigit:] 16 進数の数値。 .PP 例えば、POSIX 標準以前では、アルファベットと数値の文字にマッチするためには、 .B /[A\-Za\-z0\-9]/ と書きました。しかし、別のアルファベット文字が文字集合に含まれる場合、 それらにはマッチしません。 POSIX 文字クラスでは、 .BR /[[:alnum:]]/ と記述することができ、文字集合の .I すべて のアルファベットと数値にマッチします。 .PP 文字リスト中には、更に 2 つの特殊シーケンスを使用できます。 これらは、 複数の文字によって表現される単一シンボル ( .I 照合文字 と呼ばれます) を持ち、 複数の文字が .I 参照 やソートにおいては等価であるとされる、非 ASCII 文字集合に適用されます。 (例えば、フランス語では単なる ``e'' とグレーブアクセント付きの e\` とでは 等価です。) .TP 照合シンボル 参照シンボルは複数文字の参照要素であり、 .B [. と .B .] で括ります。 例えば、 .B ch が参照要素の場合、 .B [[.ch.]] は正規表現となり、この参照要素にマッチします。 一方、 .B [ch] は .B c か .B h にマッチする正規表現です。 .TP 等価クラス 等価クラスは 等価な文字リストを指すロケール固有の名前です。名前は .B [= と .B =] で括ります。 例えば、名前 .B e は ``e,'' ``e\`,'', ``e\`.'' のすべてを表現するために使用されるかもしれません。 この場合、 .B [[=e=]] は .BR e , .BR e\' , .BR e\` のいずれかにマッチする正規表現となります。 .PP これらの機能は英語以外のロケールにて非常に有用です。 .I gawk が正規表現のマッチングに使用するライブラリ関数は、 現在 POSIX 文字クラスのみを理解し、 参照シンボルと等価クラスは理解しません。 .PP .BR \ey , .BR \eB , .BR \e< , .BR \e> , .BR \ew , .BR \eW , .BR \e` , .B \e' の演算子は .IR gawk 固有であり、GNU 正規表現ライブラリの機能を元にした拡張です。 .PP 様々なコマンドラインオプションによって、正規表現中の文字を .I gawk がどのように解釈するのかを制御できます。 .TP オプション無し デフォルトでは、 .I gawk は上述の POSIX 正規表現および GNU 正規表現のすべての機能を提供します。 しかしながら、インターバル表現はサポートされません。 .TP .B \-\^\-posix POSIX 正規表現のみがサポートされ、GNU 演算子はサポートされません (例えば、 .B \ew はリテラル .B w にマッチします)。 インターバル表現は許されます。 .TP .B \-\^\-traditional 伝統的な Unix .I awk の正規表現がサポートされます。GNU 演算子、インターバル表現、 POSIX 文字クラス ( .B [[:alnum:]] など) はサポートされません。 8 進または 16 進のエスケープシーケンスで表現される文字は、 正規表現のメタ文字を表現するとしても、 リテラルとして扱われます。 .TP .B \-\^\-re\-interval .B \-\^\-traditional が指定されていたとしても、正規表現中でインターバル表現をサポートします。 .SS アクション アクションは、ブレース .B { と .B } で囲みます。アクションは通常の代入、条件文、 ループ文等からなります。演算子、制御文、入出力文は C 言語とほぼ同様です。 .SS 演算子 .PP AWK での演算子を、優先順位の高いものから順に示します。 .PP .TP "\w'\fB*= /= %= ^=\fR'u+1n" .BR ( \&... ) グループ化。 .TP .B $ フィールド参照。 .TP .B "++ \-\^\-" インクリメント、デクリメント。前置も後置も可能。 .TP .B ^ べき乗(\fB**\fR も同様の意味で使用できる。また \fB**=\fR 代入演算子も存在する)。 .TP .B "+ \- !" 単項のプラス、マイナス、論理否定。 .TP .B "* / %" 乗算、除算、剰余。 .TP .B "+ \-" 加算と減算。 .TP .I space 文字列結合。 .TP .PD 0 .B "< >" .TP .PD 0 .B "<= >=" .TP .PD .B "!= ==" 通常の関係演算子。 .TP .B "~ !~" 正規表現マッチ、否定のマッチ。 .B 注意: .B ~ と .B !~ の左辺に正規表現定数 .RB ( /foo/ 等) を用いてはいけません。正規表現定数は右辺にのみ置くことができます。式 .BI "/foo/ ~ " exp は \fB(($0 ~ /foo/) ~ \fIexp\fB)\fR と等価であり、これは通常意図するものとは異なります。 .TP .B in 配列のメンバ。 .TP .B && 論理 AND。 .TP .B || 論理 OR。 .TP .B ?: C 言語の条件式と同様です。 .IB expr1 " ? " expr2 " : " expr3\c の形式で使います。もし .I expr1 が真なら式の値は .I expr2 になり、そうでなければ .I expr3 になります。 .I expr2 か .I expr3 のうち片方のみが評価されます。 .TP .PD 0 .B "= += \-=" .TP .B "*= /= %= ^=" 代入。絶対代入 .BI ( var " = " value ) と演算子代入 (他の形式) がサポートされています。 .SS 制御ステートメント .PP 制御ステートメントは以下のとおりです。 .PP .RS .nf \fBif (\fIcondition\fB) \fIstatement\fR [ \fBelse\fI statement \fR] \fBwhile (\fIcondition\fB) \fIstatement \fR \fBdo \fIstatement \fBwhile (\fIcondition\fB)\fR \fBfor (\fIexpr1\fB; \fIexpr2\fB; \fIexpr3\fB) \fIstatement\fR \fBfor (\fIvar \fBin\fI array\fB) \fIstatement\fR \fBbreak\fR \fBcontinue\fR \fBdelete \fIarray\^\fB[\^\fIindex\^\fB]\fR \fBdelete \fIarray\^\fR \fBexit\fR [ \fIexpression\fR ] \fB{ \fIstatements \fB} .fi .RE .SS 入出力ステートメント .PP 入出力ステートメントは以下のとおりです。 .PP .TP "\w'\fBprintf \fI書式, 式の列\fR'u+1n" .BI close( file ) ファイル (またはパイプ、下記参照) をクローズします。 .TP .B getline 次のレコードを .B $0 に読み込みます。 .BR NF , .BR NR , .B FNR が設定されます。 .TP .BI "getline <" file ファイル .I file から次のレコードを .B $0 に読み込みます。 .B NF が設定されます。 .TP .BI getline " var" 次のレコードを変数 .I var に読み込みます。 .BR NR , .B FNR が設定されます。 .TP .BI getline " var" " <" file ファイル .I file から次のレコードを変数 .I var に読み込みます。 .TP .B next 現在のレコードに対する処理を終了し、次のレコードを読み込み、AWK プログ ラムの最初のパターンから処理を開始します。 C 言語の continue と類似した意味を持ちます。 もし、入力データの終端に達した場合、 .B END ブロックが存在すれば実行されます。 .TP .B "nextfile" 現在の入力ファイルに対する処理を終了し、次の入力ファイルからレコードを 読み込みます。 .B FILENAME と .B ARGIND が更新され、 .B FNR が 1 にリセットされ、AWK プログラムの 最初のパターンから処理が開始されます。入力データの終端に達したときは、 もし存在すれば、 .B END ブロックが実行されます。 .B 注: 以前のバージョンの gawk では .BR "next file" と 2 語で使用されていました。この用法はまだ認識されますが、 警告メッセージを生じさせますし、最終的には無くなる表現です。 .TP .B print 現在のレコードを出力します。 出力レコードは .B ORS 変数の値にて終端されます。 .TP .BI print " expr-list" 式を出力します。各式は .B OFS の値で区切られます。出力されるレコードの最後に は .B ORS の値が付加されます。 .TP .BI print " expr-list" " >" file 式をファイル .I file に出力します。各式は .B OFS の値で区切られます。出力されるレコードの 最後には .B ORS の値が付加されます。 .TP .BI printf " fmt, expr-list" 書式付き出力です。 .TP .BI printf " fmt, expr-list" " >" file ファイル .I file への書式付き出力です。 .TP .BI system( cmd-line ) コマンド .I cmd-line を実行し、終了ステータスを返します(\*(PX に対応しない システムでは使用できない場合があります)。 .TP \&\fBfflush(\fR[\fIfile\^\fR]\fB)\fR オープンされている出力ファイルまたはパイプ .I file に関連づけられているバッファをフラッシュします。 .I file を指定しないと、標準出力がフラッシュされます。 .I file が空文字列の場合、オープンされているすべてのファイルとパイプのバッファを フラッシュします。 .PP その他の形式のリダイレクトとして以下のものが利用可能です。 .B print と .B printf に対して、 .BI >> file を指定すると出力はファイル .I file に追加され、 .BI | " command" は出力をパイプに対して行います。同様に、 .IB command "| getline" はコマンドの出力から .B getline を行ないます。 .B getline はファイル終端では 0 を、エラー時には \-1 を返します。 .SS \fIprintf\fP\^ ステートメント .PP AWK での .B printf ステートメントと .B sprintf() 関数(後述参照)は、以下の変換指定書式を受け付けます。 .TP .B %c 1 つの \s-1ASCII\s+1 文字。 .B %c に対応する引数が数値なら、その値を \s-1ASCII\s+1 コードとみなし て文字に変換します。そうでなければ、引数は文字列であると解釈され、その1 文字目が出力されます。 .TP .B %d .PD 0 .TP .B %i 10進数(整数部分)。 .TP .PD 0 .B %e .TP .PD .B %E .B [-]d.dddddde[+-]dd という形式の浮動小数点数。 .B %E 形式では .B e の代りに .B E が使用されます。 .TP .B %f .B [-]ddd.dddddd という形式の浮動小数点数。 .TP .PD 0 .B %g .TP .PD .B %G .B %e と .B %f の短い方の形式の浮動小数点数。余計な 0 は省略されます。 .B %G 形式では .B %e の代りに .B %E を使用します。 .TP .B %o 符号なしの 8 進数(整数)。 .TP .B %s 文字列。 .TP .PD 0 .B %x .TP .PD .B %X 符号なしの 16 進数(整数)。 .B %X 形式では、 .B abcdef の代りに .B ABCDEF を用います。 .TP .B %% 単一の文字 .B % 。引数は使用しません。 .PP .B % と上記の制御文字との間にオプショナルな追加のパラメータを置く ことができます。以下にそれらを示します。 .TP .B \- 左寄せ。 .TP .I 空白 数値変換において、正の値のプレフィックスは空白となり、 負の値のプレフィックスはマイナス記号となります。 .TP .B + プラス記号は幅修正子 (後述) の前に使用し、 整形されるデータが正であったとしても、 数値変換に対して常に符号を付けることを指示します。 .B + は空白修正子に優先します。 .TP .B # ある制御レターに対して「別の形式」を使用します。 .BR %o に対しては先行する 0 を与え、 .BR %x と .BR %X に対しては非 0 の結果に対して先行する .BR 0x と .BR 0X を与えます。 .BR %e , .BR %E , .B %f に対しては結果に常に小数点を含めます。 .BR %g , .B %G -に対しては結果の後尾から 0 を取り除きません。 +に対しては結果の末尾から 0 を取り除きません。 .TP .B 0 先頭の .B 0 (ゼロ) はフラグとして動作し、 出力を空白ではなく 0 でパディングすることを示します。 これは非数値の出力書式に対しても適用されます。 このフラグが有効なのは、フィールド幅が印字される値の幅より広いときだけです。 .TP .I width フィールドが指定した幅 .I width になるようにパディングされます。フィールドは通常空白でパディングされます。 .B 0 フラグが使用された場合には 0 でパディングされます。 .TP .BI . prec 印字において使用する精度を数値で指定します。 .BR %e , .BR %E , .B %f の書式に対しては、小数点の右側に印字される数字の数を指定します。 .BR %g , .B %G の書式に対しては、仮数部の最大数を指定します。 .BR %d , .BR %o , .BR %i , .BR %u , .BR %x , .B %X の書式に対しては、印字される数字の最小数を指定します。 文字列に対しては、印字される文字列からとりだされる最大の文字数を指定します。 .PP \*(AN C の .B printf() の動的な幅 .I width と精度 .I prec の指定機能が使用できます。 .B 幅 または .B 精度 の指定部分に .B * を指定することで、その値を .B printf または .B sprintf() への引数で指定できます。 .SS 特殊ファイル名 .PP .B print や .B printf で書き込みときでも、 .B getline でファイルから読み取るときでも、 入出力リダイレクトを行う場合、 .I gawk は内部的な特殊なファイル名を解釈します。 これらのファイル名により、親プロセス(通常はシェルです)から受け継いだ オープン状態のファイルディスクリプタを用いて入出力を行ったり、実行中の .I gawk プロセスに関する情報を得ることができます。 特殊ファイル名は以下のとおりです。 .TP \w'\fB/dev/stdout\fR'u+1n .B /dev/pid 現在のプロセスのプロセスID(10進数で、最後に改行が付きます)を 読み込むことができます。 .TP .B /dev/ppid 現在のプロセスの親のプロセスのプロセスID(10進数で、最後に改行が付きます)を 読み込むことができます。 .TP .B /dev/pgrpid 現在のプロセスのプロセスグループ ID(10進数で、最後に改行が付きます) を読み込むことができます。 .TP .B /dev/user このファイルを読むことで、改行で終わる単一のレコードが得られます。 各フィールドは空白で区切られています。 .B $1 は .IR getuid (2) システムコールの値、 .B $2 は .IR geteuid (2) システムコールの値、 .B $3 は .IR getgid (2) システムコールの値、 .B $4 は .IR getegid (2) システムコールの値です。もし、さらにフィールドがあれば、 それは .IR getgroups (2) システムコールが返すグループ ID のリストです。 全てのシステムで複数のグループがサポートされているわけではありません。 .TP .B /dev/stdin 標準入力。 .TP .B /dev/stdout 標準出力。 .TP .B /dev/stderr 標準エラー出力。 .TP .BI /dev/fd/\^ n オープンされたファイルディスクリプタ .I n に対応しているファイル。 .PP エラーメッセージを出力するには、以下の方法が便利です。 .PP .RS .ft B print "You blew it!" > "/dev/stderr" .ft R .RE .PP もしこの機能が無かったら、次のようにするしかないところです。 .PP .RS .ft B print "You blew it!" | "cat 1>&2" .ft R .RE .PP これらのファイル名は、コマンドラインのデータファイル指定で使うこともできます。 .SS 数値関数 .PP AWK は以下の定義済み数値関数を持っています。 .PP .TP \w'\fBsrand(\fR[\fIexpr\^\fR]\fB)\fR'u+1n .BI atan2( y , " x" ) .I y/x の逆正接をラジアンで与えます。 .TP .BI cos( expr ) .I expr の余弦をラジアンで与えます。 .TP .BI exp( expr ) 指数関数。 .TP .BI int( expr ) 整数への切捨て。 .TP .BI log( expr ) 自然対数。 .TP .B rand() 0 から 1 の間の乱数を与えます。 .TP .BI sin( expr ) .I expr の正弦をラジアンで与えます。 .TP .BI sqrt( expr ) 平方根。 .TP \&\fBsrand(\fR[\fIexpr\^\fR]\fB)\fR .I expr の値を乱数生成関数の種として用います。式が指定されなかった場合は、 時刻が用いられます。直前の種の値を返します。 .SS 文字列関数 .PP .I gawk は以下の定義済み文字列関数を持っています。 .PP .TP "\w'\fBsprintf(\^\fIfmt\fB\^, \fIexpr-list\^\fB)\fR'u+1n" \fBgensub(\fIr\fB, \fIs\fB, \fIh \fR[\fB, \fIt\fR]\fB)\fR 対象文字列 .I t から正規表現 .I r のマッチを探します。 .I h が .B g または .B G で開始する文字列の場合、マッチする .I r をすべて .I s に置き換えます。 そうでない場合、 .I h は何番目の .I r のマッチを置き換えるのかを示します。 .I t が与えられない場合、代りに .B $0 が使用されます。 置換テキスト .I s では、シーケンス .BI \e n\fR ただし .I n は 1 から 9 までの数字を使用して、 .I n 番目にマッチした括弧付きサブ式を示すことができます。 シーケンス .B \e0 は文字 .B & と同様、マッチしたテキスト全体を表します。 .B sub() や .B gsub() とは異なり、修正された文字列が関数の結果として返され、 元の対象テキストは変更され .I ません 。 .TP "\w'\fBsprintf(\^\fIfmt\fB\^, \fIexpr-list\^\fB)\fR'u+1n" \fBgsub(\fIr\fB, \fIs \fR[\fB, \fIt\fR]\fB)\fR 文字列 .I t 中で正規表現 .I r にマッチした部分をすべて .I s に置換します。置換の個数を返します。 .I t を指定しなかった場合は .B $0 が用いられます。 置換テキストでは、 .B & は実際にマッチしたテキストで置き換えられます。 .B \e& を使用するとリテラルの .B & を得ることができます。 .BR sub() , .BR gsub() , .B gensub() における .B & とバックスラッシュに関する完全な議論は .I "AWK Language Programming" を参照してください。 .TP .BI index( s , " t" ) 文字列 .I s 中に含まれる文字列 .I t の位置を返します。 .I t が含まれていない場合は 0 を返します。 .TP \fBlength(\fR[\fIs\fR]\fB) 文字列 .I s の長さを返します。 .I s を指定しなかった場合には .B $0 の長さを返します。 .TP .BI match( s , " r" ) 文字列 .I s 中で正規表現 .I r にマッチする位置を返します。マッチしない場合は 0 を 返します。 .B RSTART と .B RLENGTH の値が設定されます。 .TP \fBsplit(\fIs\fB, \fIa \fR[\fB, \fIr\fR]\fB)\fR 文字列 .I s を正規表現 .I r を用いて分割し、配列 .I a に格納します。 フィールド数を返します。 .I r が省略され た場合は .B FS が用いられます。配列 .I a の内容は、分割前にクリアされます。 分割は、上述のフィールド分割と同じ動作を行います。 .TP .BI sprintf( fmt , " expr-list" ) 書式 .I fmt に従って .I exp-list を整形表示し、結果の文字列を返します。 .TP \fBsub(\fIr\fB, \fIs \fR[\fB, \fIt\fR]\fB)\fR .B gsub() と似てますが、最初にマッチした文字列のみが置換されます。 .TP \fBsubstr(\fIs\fB, \fIi \fR[\fB, \fIn\fR]\fB)\fR 文字列 .I s の .I i 文字目から始まる最大 .I n 文字の部分文字列を返します。 .I n が省略された場合、 .I i 文字目以降の部分文字列が返されます。 .TP .BI tolower( str ) 文字列 .I str をコピーし、大文字をすべて小文字に変換したものを返します。 アルファベットでない文字は変化しません。 .TP .BI toupper( str ) 文字列 .I str をコピーし、小文字をすべて大文字に変換したものを返します。 アルファベットでない文字は変化しません。 .SS 時間関数 .PP タイムスタンプを含んだログファイルの処理は AWK プログラムの主な使い道の1つですから、 .I gawk はタイムスタンプを取り出したり、フォーマット するための 2 つの関数を提供します。 .PP .TP "\w'\fBsystime()\fR'u+1n" .B systime() 基準時点からの経過秒数を返します (\*(PX システムでは、基準時点は UTC で 1970 年 1 月 1 日 0:00 です)。 .TP \fBstrftime(\fR[\fIformat \fR[\fB, \fItimestamp\fR]]\fB)\fR 書式 .I format に従って .I timestamp をフォーマットします。 .I timestamp は .B systime() が返す値と同じ形式でなければなりません。 .I timestamp が省略された場合、現在の日付が使用されます。 .I format が省略された場合、 .IR date (1) が出力に使用するものと同じデフォルトフォーマットが使用されます。 利用可能なフォーマットについては、\*(AN C の .B strftime() 関数の仕様を参照して下さい。パブリックドメインな .IR strftime (3) とそのマニュアルページが .I gawk とともに配布されています。もし、 .I gawk を作成するためにその .B strftime を用いた場合は、そのマニュアルに記述されている変換書式が .I gawk でも利用可能です。 .SS 文字列定数 .PP AWK での文字列定数は、ダブルクォート(\fB"\fR)に狭まれた文字の列です。 文字列内では、C 言語のようにいくつかの .I エスケープシーケンス が使えます。 .PP .TP \w'\fB\e\^\fIddd\fR'u+1n .B \e\e バックスラッシュそのもの。 .TP .B \ea 「警告」文字。通常は \s-1ASCII\s+1 \s-1BEL\s+1 文字です。 .TP .B \eb バックスペース。 .TP .B \ef 改ページ(フォームフィード)。 .TP .B \en 改行。 .TP .B \er 復帰(キャリッジリターン)。 .TP .B \et 水平タブ。 .TP .B \ev 垂直タブ。 .TP .BI \ex "\^hex digits" .B \ex に続く 16 進数で表現された文字。\*(AN C と同様に、 .B \ex に続くすべての 16 進数字 はエスケープシーケンスの一部であるとみなされます。 (この機能によりコミッティによる言語デザインが分かります。) 例えば、\fB"\ex1B"\fR は \s-1ASCII\s+1 \s-1ESC\s+1 (エスケープ) 文字です。 .TP .BI \e ddd 1桁か2桁か3桁の 8 進数で表現された文字。例えば、 \fB"\e033"\fR は \s-1ASCII\s+1 \s-1ESC\s+1 (エスケープ) 文字です。 .TP .BI \e c 文字 c そのもの。 .PP エスケープシーケンスは正規表現定数内でも用いることができます(例えば、 .B "/[\ \et\ef\en\er\ev]/" は空白文字にマッチします)。 .PP 互換モードでは、8 進および 16 進のエスケープシーケンスで表現される文字は、 正規表現定数として使用された場合、リテラルとして扱われます。 それゆえ、 .B /a\e52b/ は .B /a\e*b/ と等価です。 .SH 関数 AWK では関数を以下のようにして定義します。 .PP .RS \fBfunction \fIname\fB(\fIparameter list\fB) { \fIstatements \fB}\fR .RE .PP 関数は、パターンまたはアクションの式から呼び出されたときに実行されます。 関数呼び出しにおいて与えられた実引数が、関数宣言における仮引数に 受け渡されます。 このとき配列の場合は参照渡しが行われ、他の変数の場合は値渡しで行われます。 .PP 元々 AWK に関数は備わっていませんでしたので、局所変数の機構はあまり スマートではありません。 局所変数は引数リストの余分な引数として宣言します。局所変数と関 数引数を区別するため、余分な空白で区切るのが慣習です。例えば、以下のよ うにします。 .PP .RS .ft B .nf function f(p, q, a, b) # a & b は局所変数 { \&..... } /abc/ { ... ; f(1, 2) ; ... } .fi .ft R .RE .PP 関数呼び出しにおける左括弧は、空白を狭まずに関数名の直後に 置かなければいけません。 これは、文字列結合演算子との曖昧さを生じさせないために必要です。 この制限は、上述の組み込み関数にはあてはまりません。 .PP 関数は、他の関数を呼び出したり、自分自身を再帰的に呼び出すことができます。 局所変数として用いられる関数引数は、関数起動時に空文字列および 0 に初期化されます。 .PP .B \-\^\-lint が指定されたとき、 .I gawk は実行時ではなくパーズ時に未定義関数の呼び出しに関して警告します。 実行時の未定義関数の呼び出しは致命的なエラーとなります。 .PP .B function のかわりに .B func を用いることができます。 .SH 使用例 .nf ``/etc/passwd'' から全ユーザのログイン名を取り出し、ソートして出力する。 .ft B BEGIN { FS = ":" } { print $1 | "sort" } .ft R ファイルの行数を数える。 .ft B { nlines++ } END { print nlines } .ft R 行番号をつける。 .ft B { print FNR, $0 } .ft R 全ファイルを通した行番号をつける。 .ft B { print NR, $0 } .ft R .fi .SH 関連項目 .IR egrep (1), .IR getpid (2), .IR getppid (2), .IR getpgrp (2), .IR getuid (2), .IR geteuid (2), .IR getgid (2), .IR getegid (2), .IR getgroups (2) .PP .IR "The AWK Programming Language" , Alfred V. Aho, Brian W. Kernighan, Peter J. Weinberger, Addison-Wesley, 1988. ISBN 0-201-07981-X. .PP .IR "AWK Language Programming" , Edition 1.0, published by the Free Software Foundation, 1995. .SH POSIX 互換 .I gawk は最新版の \*(UX .I awk との互換性だけでなく、\*(PX 標準との互換性も追求しています。 このため .I gawk には以下のような機能が取り入れられています。 これらの機能は AWK 本には述べられていませんが、 Bell Labs および \*(PX 標準の .I awk が有している機能です。 .PP プログラム実行前に変数代入を行なう .B \-v オプションは新しい物です。 AWK 本によれば、コマンドラインで指定された変数代入は .I awk が引数をファイル名としてオープンする際に行なわれることになります。つまり これは .B BEGIN ブロックの実行後です。しかしながら初期の頃の実装では、引数の中でファイル名に 先立って変数代入が指定されている場合には、代入は .B BEGIN ブロック実行の .I 前に 行われていました。そしてアプリケーションは、この「仕様」に依存する ようになりました。 .I awk がそのドキュメントに合うように直された時、昔の動作に依存している アプリケーションの便宜を図るためにこのオプションが加えられました。 (この仕様は AT&T および GNU の開発者達によって合意されました。) .PP 独自機能のための .B \-W オプションは \*(PX 標準に従ったものです。 .PP 引数の列に特別なオプション ``\fB\-\^\-\fP'' を指定すると、 .I gawk はそこがオプションの終わりであると解釈します。 互換モードにおいては未定義オプションは警告が出力され、それ以外のものは 無視されます。 通常の実行においては残りの引数は AWK プログラムに引き渡されます。 .PP AWK 本は .B srand() の返り値を定義していません。 \*(PX 標準 では、その関数が使っている種を返し、 乱数シーケンスを追跡できるようにしています。 したがって .I gawk における .B srand() も現在の種を返すようにしてあります。 .PP その他にも以下のような新機能があります。 .B \-f オプションの複数回使用 (MKS .IR awk に倣いました); .B ENVIRON 配列; エスケープシーケンス .B \ea と .B \ev ( .I gawk で最初に実装され、AT&T の .I awk にフィードバックされました); 組み込み関数 .B tolower() と .B toupper() (AT&T に倣いました); .B printf における \*(AN C 変換指定 (AT&T 版で最初に実装されました)。 .SH GNU 拡張 .I gawk は \*(PX .I awk に対して多くの拡張が行なわれています。 この節ではそれらについて解説します。 .B \-\^\-traditional オプション付きで .I gawk を起動することによって、 ここで述べられている拡張機能をすべて禁止することができます。 .PP .I gawk が持つ以下の機能は \*(PX .I awk では使用できません。 .RS .TP \w'\(bu'u+1n \(bu エスケープシーケンス .B \ex 。( .B \-\^\-posix で抑止できます。) .TP \w'\(bu'u+1n \(bu .B fflush() 関数。( .B \-\^\-posix で抑止できます。) .TP \(bu .BR systime() , .BR strftime() , .B gensub() の各関数。 .TP \(bu 入出力リダイレクトで利用可能な特殊ファイル名は理解されません。 .TP \(bu 変数 .BR ARGIND , .BR ERRNO , .B RT は特殊変数ではありません。 .TP \(bu 変数 .B IGNORECASE とその副作用は利用できません。 .TP \(bu 変数 .B FIELDWIDTHS と固定長フィールド分割。 .TP \(bu .B RS の正規表現としての使用。 .TP \(bu .B FS に空文字列を設定することにより各文字を切り出す能力と、 .B split() の 3 番目の引数。 .TP \(bu .B \-f オプションで指定されたファイル名についてパス検索を行わないこと。 よって、環境変数 .B AWKPATH は特殊な変数ではありません。 .TP \(bu 現在の入力ファイルに対する処理を終わらせるために使用される .B "nextfile" 。 .TP \(bu 配列全体を削除するために使用される .BI delete " 配列" 。 .RE .PP AWK 本は関数 .B close() の返り値を定義していません。 .I gawk の .B close() は、ファイルやパイプをクローズする際に呼び出す .IR fclose (3) や .IR pclose (3)、 からの返り値を返します。 .PP オプション .B \-\^\-traditional 付きで .I gawk を起動し .B \-F オプションへの引数 .I fs として ``t'' を与えた場合に、 .B FS の値はタブ文字に設定されます。 .B "gawk \-F\et \&..." とタイプしても、シェルが単に ``t'' をクォートするので、``\et'' は .B \-F オプションに渡されません。 これは少々見苦しい特殊事例ですので、デフォルトの動作としては 採用されていません。 .B \-\^\-posix を指定した場合にも、この動作は行なわれません。 タブ文字をフィールドセパレータとして使用したい場合には、 クォートを使用するのが最良です: .BR "gawk \-F'\et' \&..." . .ig .PP If .I awk was compiled for debugging, it will accept the following additional options: .TP .PD 0 .B \-Wparsedebug .TP .PD .B \-\^\-parsedebug Turn on .IR yacc (1) or .IR bison (1) debugging output during program parsing. This option should only be of interest to the .I gawk maintainers, and may not even be compiled into .IR gawk . .. .SH 歴史的機能 .I gawk は歴代の AWK の実装にあった 2 つの機能を備えています。 1 つめとして、組み込み関数 .B length() は引数無しで呼び出せるだけでなく、さらに括弧無しでも呼び出せます! したがって .RS .PP .ft B a = length # Holy Algol 60, Batman! .ft R .RE .PP は以下の2例と同じです。 .RS .PP .ft B a = length() .br a = length($0) .ft R .RE .PP \*(PX 標準ではこの機能は ``deprecated'' と注意書きされており、 .I gawk ではコマンドラインで .B \-\^\-lint を指定した場合に、この機能の使用に対して警告を出力します。 .PP もう 1 つは、 .BR while , .BR for , .B do ループ本体の外でも .BR continue , .B break ステートメントを使用できるという機能です。 伝統的な AWK の実装では、このように使用した .B continue ステートメントを .B next ステートメントと等価なものとして扱ってきました。 .I gawk では .B \-\^\-traditional が指定された場合に、この機能を使うことができます。 .SH 環境変数 環境に .B POSIXLY_CORRECT が存在する場合には、 .I gawk はコマンドラインで .B \-\^\-posix が指定されている時と全く同じ動作をします。 このとき .B \-\^\-lint が指定されていると .I gawk はこの作用についての警告メッセージを出力します。 .PP .B AWKPATH 環境変数を使用して、 .I gawk が .B \-f および .B \-\^\-file オプションで指定されたファイル名を検索するディレクトリを指定できます。 .SH バグ コマンドラインでの変数代入機能を使用するには、変数への代入を直接 コマンドラインに書けばよく、 .B \-F オプションをつける必要はありません。 このオプションは昔の .I awk との互換性のためだけに残されています。 .PP ファイル .B /dev/fd および .BR /dev/stdin , .BR /dev/stdout , .B /dev/stderr を実際にサポートしているシステムでの .I gawk からは、それらがないシステムとは違った出力が得られるかもしれません。 .I gawk はそれらのファイルを内部で解釈する際に標準出力への出力を .B /dev/stdout への出力と同期させますが、それらのファイルを持つシステムでは 出力はそれぞれ異なるファイルへ向けられます。 利用者の方で気を付けるようにしてください(Caveat Emptor)。 .PP 文法的に誤った単一文字プログラムはパーズスタックを溢れさせる傾向があり、 まったく分からないメッセージを生成する傾向にあります。 このようなプログラムの診断は驚くべきことに一般に難しく、 診断の努力はまったく無意味になります。 .SH バージョン情報 このマニュアルは .IR gawk バージョン 3.0.2 について記載しています。 .SH 作者 \*(UX .I awk の最初のバージョンは、AT&T Bell Labs の Alfred Aho と Peter Weinberger および Brian Kernighan によって設計、実装されました。 Brian Kernighan はその保守と改良を続けています。 .PP Free Software Foundation の Paul Rubin と Jay Fenlason が、Seventh Edition \*(UX で配布された最初のバージョンの .I awk と互換性を持つように .I gawk を書きました。 John Woods は数々のバグ修正を送って下さいました。 David Trueman は、Arnold Robbins が送って下さった内容をもとに、 .I gawk を新バージョンの \*(UX .I awk 互換にしました。 .PP DOS への最初の移植は Conrad Kwok と Scott Garfinkle によって 行なわれました。 現在は Scott Deifik が DOS 版の保守をしています。 Pat Rankin は VMS への移植を行ない、Michal Jaegermann は Atari ST への 移植を行ないました。 OS/2 への移植は Kai Uwe Rommel が Darrel Hankerson の助けを借りて 行ないました。 Fred Fish が Amiga サポートの提供を行いました。 .SH バグレポート .I gawk のバグを見付けたら、電子メールを .B bug-gnu-utils@prep.ai.mit.edu 宛に送るとともに、カーボンコピーを .B arnold@gnu.ai.mit.edu 宛に送ってください。 電子メールには、オペレーティングシステムとそのリビジョン、 .I gawk のリビジョン、コンパイルに使用した C コンパイラ、 問題を再現するできるだけ小さなテストプログラムとデータを記述してください。 .PP バグレポートを送る前に 2 つのことを行ってください。 第 1 に、最新の .I gawk を使用されていることを確認してください。 多くの (通常微妙な) バグが各々のリリースで修正されていますので、 ご使用のものが古い場合には問題は既に解決されているかもしれません。 第 2 に、このマニュアルページとリファレンスマニュアルを注意深く読み、 あなたがバグだと思うものが確かにバグであり、 大きく変わった言語仕様ではないことを確認してください。 .PP バグレポートを .B comp.lang.awk に投稿することだけはしないでください。 .I gawk の開発者達は時々このニュースグループを読みますが、 バグレポートをこのニュースグループに投稿しても バグレポートとして信頼性がありません。 上記のアドレスへの電子メールでお願いします。 .SH 謝辞 Bell Labs の Brian Kernighan はテストおよびデバッグの間、貴重な助力を 提供して下さいました。 感謝致します。 .SH COPYING PERMISSIONS Copyright \(co\) 1996 Free Software Foundation, Inc. .PP Permission is granted to make and distribute verbatim copies of this manual page provided the copyright notice and this permission notice are preserved on all copies. .ig Permission is granted to process this file through troff and print the results, provided the printed document carries copying permission notice identical to this one except for the removal of this paragraph (this paragraph not being relevant to the printed manual page). .. .PP Permission is granted to copy and distribute modified versions of this manual page under the conditions for verbatim copying, provided that the entire resulting derived work is distributed under the terms of a permission notice identical to this one. .PP Permission is granted to copy and distribute translations of this manual page into another language, under the above conditions for modified versions, except that this permission notice may be stated in a translation approved by the Foundation. diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/chpass.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/chpass.1 index 05e616252d..2a9ed78d27 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/chpass.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/chpass.1 @@ -1,422 +1,427 @@ .\" Copyright (c) 1988, 1990, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)chpass.1 8.2 (Berkeley) 12/30/93 -.\" %Id: chpass.1,v 1.14 1998/12/13 15:32:26 bde Exp % -.\" jpman %Id: chpass.1,v 1.2 1997/03/31 14:06:36 horikawa Stab % +.\" %Id: chpass.1,v 1.14.2.1 1999/05/02 15:03:16 ghelmer Exp % .\" +.\" jpman %Id: chpass.1,v 1.2 1997/03/31 14:06:36 horikawa Stab % .Dd December 30, 1993 .Dt CHPASS 1 .Os .Sh 名称 .Nm chpass, chfn, chsh, ypchpass, ypchfn, ypchsh .Nd ユーザデータベース内の情報を編集する .Sh 書式 .Nm chpass .Op Fl a Ar list .Op Fl p Ar encpass .Op Fl s Ar newshell .Op user .Sh 解説 .Nm chpass は .Ar user もしくはデフォルトでは実行したユーザのユーザデータベースの情報を変更します。 情報はフォーマットされ、必要な部分をエディタで変更します。 .Pp ユーザが変更することができる情報だけが表示されます。 .Pp オプションとしては、次のものがあります: .Bl -tag -width flag .It Fl a スーパユーザは、ユーザデータベースのエントリを .Xr passwd 5 で定義されたフォーマットで引数として直接指定できます。 この引数はコロン (``:'') で区切られたリストであり、 空きの部分があっても許されますが、 すべてのフィールドをリストにしなければなりません。 .It Fl p スーパユーザは、暗号化されたパスワードフィールドを .Xr crypt 3 で用いられているフォーマットで引数として直接指定することができます。 .It Fl s .Fl s オプションは、ユーザのシェルを .Ar newshell に変更します。 .El .Pp 表示されるエントリには以下のものがあります: .Pp .Bl -tag -width "Other Information:" -compact -offset indent .It Login: ユーザのログイン名 .It Password: ユーザの暗号化されたパスワード .It Uid: ユーザの ID .It Gid: ユーザのグループ ID .It Class: ユーザの一般的な分類 .It Change: パスワードの変更時間 .It Expire: アカウントの有効期限 .It Full Name: ユーザの実際の名前 -.It Location: -ユーザが通常いる場所 (1) -.It Home Phone: -ユーザの自宅の電話番号 (1) +.It Office Location: +ユーザのオフィスの場所 (1) .It Office Phone: ユーザのオフィスの電話番号 (1) +.It Home Phone: +ユーザの自宅の電話番号 (1) .It Other Information: ユーザに関するローカル定義情報 (1) .It Home Directory: ユーザのホームディレクトリ .It Shell: ユーザのログインシェル .Pp .It 注釈 (1) - 実際の master.passwd ファイルでは、 これらのフィールドはコンマで区切られたフィールドとして FullName フィールドに埋め込まれます。 .El .Pp .Ar login フィールドは計算機にアクセスするときに使われるユーザ名です。 .Pp .Ar password フィールドはユーザの暗号化されたパスワードが収められています。 .Pp .Ar uid フィールドは .Ar login フィールドと関連した番号です。ファイルのアクセスを制御するために、 どちらのフィールドもシステム (しばしば、複数のシステム) の中で 一意である必要があります。 .Pp 複数のエントリが同一のログイン名や同一のユーザ ID を持つことは可能ですが、 そのようにすることは通常誤りです。 これらのファイルを操作する手順では、 それらの複数のエントリ内から無作為に選んだものの一つだけを返すでしょう。 .Pp .Ar group フィールドはユーザがログイン時に所属するグループです。BSD が複数の グループを採用してから ( .Xr groups 1 参照) このフィールドはほとんど意味がありません。 このフィールドは番号やグループ名 ( .Xr group 5 参照) のどちらかが記述されます。 .Pp .Ar class フィールドは .Ar /etc/login.conf のクラスに関する記述を参照します。 典型的には、ユーザのログイン時に、 ユーザのシステムリソースを制限するために使用されます。 .Pp .Ar change フィールドはパスワードが変更されているべき日付です。 .Pp .Ar expire フィールドはアカウントの満了する日付です。 .Pp .Ar change と .Ar expire の両方のフィールドは ``month day year'' の形式で入力し、 .Ar month は、英語の月の名前 (はじめの 3 文字でも十分です) で、 .Ar day は、その月の中の日で、 .Ar year は、その年です。 .Pp 5 つのフィールドは、ユーザの .Ar 実際の名前 、 .Ar オフィスの場所 、 .Ar 職場 と .Ar 家で使う電話 番号、そして .Ar その他の情報 を保管しています。 .Ar その他の情報 は、コンマで区切った単一文字列であり、追加の gcos フィールドを表現します。 (典型的にはサイト固有のユーザ情報のために使用します)。 +.Xr finger 1 +が、 +.Ar Office: +というヘッダの下に +オフィスの場所と電話番号をともに表示することに注意してください。 .Pp ユーザの .Ar home directory はユーザがログイン時にいる場所への絶対 UNIX パス名です。 .Pp .Ar shell フィールドはユーザの好むコマンドインタプリタです。 もし .Ar shell フィールドが空であれば、ボーンシェル .Pa /bin/sh であると仮定します。 ログインシェルを変更するときに、スーパユーザではないユーザは、 非標準シェルから、または非標準シェルへの変更は許されていません。 非標準シェルとは .Pa /etc/shells で見つけられないシェルのことです。 .Pp 一度情報が確認されたら .Nm chpass はユーザデータベースを更新するために .Xr pwd_mkdb 8 を用います。 .Sh 環境変数 環境変数 EDITOR を設定して他のエディタを指定している場合を除き、 .Xr vi 1 エディタが使われます。エディタが終了すると、その情報は再度読み込まれ、 ユーザデータベースを変更するための情報とします。 ユーザの情報を変更できるのは、そのユーザかスーパユーザのみです。 .Sh NIS との相互作用 いくつかの制限が適用されますが、 .Nm chpass を NIS と同時に使うこともできます。現在 .Nm chpass が .Xr rpc.yppasswdd 8 を通じて NIS のパスワードマップ中で変更できるのは、 通常はユーザのパスワード、シェル、GECOS フィールドだけです。 NIS マスタサーバ上でスーパユーザによって起動された場合を除き、 .Nm chpass (同様に .Xr passwd 1 ) は、ユーザ情報の変更および新レコードの追加のために .Xr rpc.yppasswdd 8 サーバを使用出来ません。 なお、 .Xr rpc.yppasswdd 8 は、どのような変更を行う前にもパスワード認証を要求します。 パスワード無しで変更要求できるユーザは NIS マスタサーバ上のスーパユーザだけです; 他の全てのユーザはパスワードを入力する必要があります。 他の全てのユーザには NIS クライアント (および NIS スレーブサーバ) 上の root 権限を持つユーザも含まれます。 (NIS マスタサーバ上のスーパユーザがこの制約をバイパスできる理由は、 主に簡便さのためです: NIS マスタサーバへの root アクセス権限をもつユーザは 既に NIS マップを更新するための権限を持っています。 それにもかかわらずマップソースファイルを手で編集することは面倒です。 .Pp 注: これらの例外が適用されるのは NIS マスタサーバが FreeBSD システムの時だけです。) .Pp その結果として、上述の例外を除き、NIS 環境で .Nm chpass を使う場合には以下の制限が適用されます: .Bl -enum -offset indent .It .Pa シェルと GECOS 情報だけを変更できます。 たとえ .Nm chpass がスーパユーザによって起動された場合であってもです。 他のフィールドの変更がサポートされるようになっても、 他の NIS システムとの互換性の問題を引き起こすでしょう。 スーパユーザがあるエントリを編集している時に、 他のフィールドにデータを書いても、余分な情報として (パスワードは例外 -- 以下を参照してください) だまって廃棄されるでしょう。 .Pp 例外: NIS マスタサーバ上のスーパユーザは、 任意のフィールドの変更が許されています。 .Pp .It .Pa パスワード認証が要求されます。 どのような変更を行う前にも .Nm chpass はユーザの NIS パスワードを要求します。もしパスワードが間違っていたら、 どのような変更も行われません。 .Pp 例外: NIS マスタサーバ上のスーパユーザはパスワード無しに変更要求できます。 (スーパユーザは、後述するように .Fl o フラグを指定する事によりこの仕様を無効にする事が選択できます。) .It .Pa 新しいレコードのローカルパスワードデータベースへの追加は勧められません。 NIS が動作しているときに、管理者が .Nm chpass によって新しいレコードをローカルのパスワードデータベースに追加可能です。 しかし、新しいレコードがマスタパスワードファイルの最後、 通常は NIS の特別な '+' エントリの後に追加されるため、 いくつかの混乱を招きかねません。 .Xr vipw 8 を使ってローカルのパスワードファイルを変更するべきです。 .Pp NIS マスタサーバ上のスーパユーザによる NIS パスワードマップへの新レコードの追加が許可されるのは、 .Xr rpc.yppasswdd 8 サーバが .Fl a フラグ付で起動された場合、すなわち追加を許可して起動された場合のみです (通常は追加を拒否します)。 .Nm chpass はデフォルトではローカルのパスワードデータベースを更新しようとします; NIS マップを変更する場合には chpass を .Fl y フラグ付で起動してください。 .It .Pa パスワードの変更は許可されていません。 ユーザが、自分の NIS のパスワードを変更するときには .Xr passwd 1 か .Xr yppasswd 1 を使うべきです。スーパユーザは新しいパスワードを指定することを許され ています (たとえ、``Password:'' フィールドがエディタのテンプレートに あらわれていなくても、スーパユーザは手動で加えることができます) 。 しかしながら、スーパユーザであってもユーザの元のパスワードがなければ .Xr rpc.yppasswdd 8 が NIS マップの更新を拒否するでしょう。 .Pp 例外: NIS マスタサーバ上のスーパユーザは .Nm chpass を使用して、ユーザの NIS パスワードを変更する事が許されています。 .El .Pp .Nm chpass が NIS をサポートしてコンパイルされたときに、数個の特別なフラグが有効 になります: .Bl -tag -width flag .It Fl l .Fl l フラグは、ローカルと NIS の両方のデータベースにユーザが存在していても、 ユーザのパスワード情報のローカルのコピーを修正することを .Nm chpass に強制します。 .It Fl y このフラグは .Fl l と反対の効果があります。もし NIS が動作していれば、 デフォルトでは .Nm chpass は NIS のエントリを操作するので、 このフラグはまったく冗長です。 .It Fl d Ar domain NIS ドメインを指定します。 .Nm chpass はデフォルトではシステムのドメイン名を使用します。 これは .Xr domainname 1 コマンドにて設定されています。 .Fl d オプションは、 このデフォルトを上書きするため、 もしくはドメイン名が設定されていない場合にドメイン名を指定するために 使用できます。 .It Fl h Ar host 問い合わせるべき NIS サーバの名前もしくはアドレスを指定します。 通常 .Nm chpass は .Pa master.passwd もしくは .Pa passwd マップにて指定される NIS マスタホストと通信します。 NIS クライアントとして構成されていないホスト上では、 この情報を決定するための方法がプログラムにはありませんので、 ユーザがサーバのホスト名を指定します。 指定するホスト名は NIS マスタサーバである必要が無い事に注意してください; NIS ドメイン内のマスタサーバ名でもスレーブサーバ名でも良いのです。 .Pp .Fl d オプション使用時には、ホスト名のデフォルトは ``localhost'' です。 .Fl h オプションを .Fl d とともに使用し、ユーザが指定するホスト名でこのデフォルトを上書きできます。 .Pp .It Fl o .Xr rpc.yppasswdd 8 に RPC ベースの更新を強制します (``旧モード'')。 NIS マスタサーバ上でスーパユーザにより起動された場合、 .Nm chpass は専用の非 RPC ベースの機構を使用し、 NIS パスワードマップに対する無制限の変更を許可します (この場合 UNIX ドメインソケットを使用します)。 .Fl o フラグを使用する事により .Nm chpass に標準の更新メカニズムを使用させる事が出来ます。 このオプションは主にテスト目的のために提供されています。 .El .Pp .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /etc/master.passwd -compact .It Pa /etc/master.passwd ユーザデータベース .It Pa /etc/passwd Version 7 フォーマットのパスワードファイル .It Pa /etc/chpass.XXXXXX パスワードファイルのテンポラリ用コピー .It Pa /etc/shells 利用できるシェルのリスト .El .Sh 関連項目 .Xr finger 1 , .Xr login 1 , .Xr passwd 1 , .Xr getusershell 3 , .Xr login.conf 5, .Xr passwd 5 , .Xr pwd_mkdb 8 , .Xr vipw 8 .Rs .%A Robert Morris and .%A Ken Thompson .%T "UNIX Password security" .Re .Sh 注釈 .Xr chfn 1 , .Xr chsh 1 , .Xr ypchpass 1 , .Xr ypchfn 1 , .Xr upchsh 1 コマンドは実際には .Nm chpass にリンクしているだけです。 .Sh バグ ユーザ情報の保存はどこか他の場所にするべきです (し、いつかはそうなるでしょう)。 .Sh 歴史 .Nm chpass コマンドは .Bx 4.3 Reno から登場しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/column.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/column.1 index 30e76ddf66..b71084d08c 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/column.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/column.1 @@ -1,94 +1,95 @@ .\" Copyright (c) 1989, 1990, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. 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IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)column.1 8.1 (Berkeley) 6/6/93 .\" jpman %Id: column.1,v 1.2 1997/05/17 15:57:10 horikawa Stab % .\" .Dd June 6, 1993 .Os .Dt COLUMN 1 .Sh 名称 .Nm column .Nd 入力を複数列に整形する .Sh 書式 .Nm column .Op Fl tx .Op Fl c Ar columns .Op Fl s Ar sep .Op Ar .Sh 解説 .Nm column は、入力を複数カラムに分けて整形します。 列より先に行を埋めます。 .Ar file が 指定されていれば .Ar file を、指定されていなければ標準入力を処理します。空行は無視されます。 .Pp オプション: .Bl -tag -width Ds .It Fl c 表示の幅を .Ar columns にしてフォーマットします。 .It Fl s .Fl t オプションを使う時に、入力行をカラムに分ける区切り文字 (複数でも良い) を 指定します。 .It Fl t 入力行のカラム数を判定し、表を作ります。 カラムの区切りは、 .Fl s オプションで指定された文字か、指定されていない場合は空白文字です。 画面表示をきれいに整形するのに便利です。 .It Fl x 行を埋める前に列を埋めます。 .El .Pp .Nm column は、成功した場合は 0 を、エラーが起きた場合は 1 以上の値を返します。 .Sh 環境変数 .Bl -tag -width COLUMNS .It Ev COLUMNS 他に情報が得られない時に、画面の横幅を指定します。 .Sh 使用例 -.Dl (printf \&"PERM LINKS OWNER GROUP SIZE MONTH DAY HH:MM/YEAR NAME\en\&"\ \&;\ \&\e +.Dl (printf \&"PERM LINKS OWNER GROUP SIZE MONTH DAY \&"\ \&;\ \&\e +.Dl printf \&"HH:MM/YEAR NAME\en\&"\ \&;\ \&\e .Dl ls -l \&| sed 1d) \&| column -t .Sh 関連項目 .Xr colrm 1 , .Xr ls 1 , .Xr paste 1 , .Xr sort 1 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .Bx 4.3 Reno から登場しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/cut.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/cut.1 index b9c594b059..9fcb7654cd 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/cut.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/cut.1 @@ -1,113 +1,122 @@ .\" %NetBSD: cut.1,v 1.5 1995/03/26 20:51:25 glass Exp % .\" .\" Copyright (c) 1989, 1990, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" This code is derived from software contributed to Berkeley by .\" the Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)cut.1 8.1 (Berkeley) 6/6/93 .\" jpman %Id: cut.1,v 1.2 1997/03/29 02:27:38 horikawa Stab % .\" .Dd June 6, 1993 .Dt CUT 1 .Os .Sh 名称 .Nm cut .Nd ファイルの各行の、指定した部分を取り出す .Sh 書式 .Nm cut +.Fl b Ar list +.Op Fl n +.Op Ar +.Nm cut .Fl c Ar list -.Ar +.Op Ar .Nm cut .Fl f Ar list .Op Fl d Ar delim .Op Fl s -.Ar +.Op Ar .Sh 解説 .Nm cut は、 .Ar file が指定されていればそのファイルから、指定されていなければ標準入力から 行を読み込み、 .Ar list の指定に従って選択した部分を取り出して標準出力に出力します。 .Ar list には、カラム番号、もしくはフィールド番号を指定します。 フィールドは特定の文字で区切られた領域です。 カラム番号およびフィールド番号は 1 から始まります。 .\" フィールド番号が 1 から始まるという記述はオリジナルには無いですが、 .\" 分かりやすくするために補足しました。 .\" By horikawa@isrd.hitachi.co.jp (Nov 9 1996) .Pp .Ar list には、コンマ (,) もしくは空白で区切られた 複数の増加方向の番号もしくは番号範囲を指定することができます。 番号範囲は、1 番目の番号、ダッシュ -.Pq Li \- +.Pq Sq \- 、2 番目の番号の 3 つの組から構成され、 1 番目の番号から 2 番目の番号までの複数のフィールドもしくは複数のカラムを 選択します。 範囲には 1 番目の番号および 2 番目の番号も含まれます。 番号もしくは番号範囲の前にダッシュをつけた場合には、 1 番目の番号までのすべてのフィールドもしくはカラムも選択します。 番号もしくは番号範囲の後にダッシュをつけた場合には、 最後の番号以降のすべてのフィールドもしくはカラムも選択します。 番号もしくは番号範囲は、 繰り返しても、重なっても、いかなる順番であっても構いません。 また、入力行に指定のフィールドやカラムがない場合、 エラーとはなりません。 .Pp オプションとしては以下のものがあります: .Bl -tag -width Fl +.It Fl b Ar list +バイト単位で指定します。 .It Fl c Ar list 文字単位で指定します。 .It Fl d Ar delim フィールドを区切る文字として .Ar delim を使用します。デフォルトではタブが使用 されます。 .It Fl f Ar list タブで区切られたフィールド単位で指定します。 出力フィールドはタブで区切られます。 +.It Fl n +マルチバイト文字を分割しません。 .It Fl s 区切り文字のない行を出力しないようにします。このオプションが 指定されてない場合、区切り文字がない行はそのまま出力されます。 .El .Pp -成功した場合は 0 を、エラーが起きた場合は 1 を返します。 +.Nm +ユーティリティは、成功した場合は 0 を、エラーが起きた場合は 1 を返します。 .Sh 関連項目 .Xr paste 1 .Sh 規格 .Nm cut -は +ユーティリティは .St -p1003.2 準拠です。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/date.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/date.1 index 62290efd65..70dd8af242 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/date.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/date.1 @@ -1,316 +1,319 @@ + .\" Copyright (c) 1980, 1990, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" This code is derived from software contributed to Berkeley by .\" the Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)date.1 8.2 (Berkeley) 11/17/93 -.\" %Id: date.1,v 1.26 1999/01/13 07:01:07 danny Exp % -.\" jpman %Id: date.1,v 1.2 1997/03/31 23:25:55 mutoh Stab % +.\" %Id: date.1,v 1.26.2.1 1999/05/02 06:28:06 kris Exp % .\" +.\" jpman %Id: date.1,v 1.2 1997/03/31 23:25:55 mutoh Stab % .Dd November 17, 1993 .Dt DATE 1 .Os .Sh 名称 .Nm date .Nd 日付と時刻の表示、設定 .Sh 書式 .Nm date .Op Fl nu .Op Fl d Ar dst .Op Fl r Ar seconds .Op Fl t Ar minutes_west -.Op Fl v Ns Ar [+|-]val Ns Op ymwdHM +.Op Fl v Ns Ar [+|-]val Ns Op ymwdHMS .Ar ... .Op Fl f Ar fmt Ar date | [[[[yy]mm]dd]HH]MM[\&.ss] .Op Cm + Ns Ar format .Sh 解説 引数なしで実行すると、 .Nm は現在の日付と時刻を表示します。 引数を与えると、ユーザが定義したフォーマットに従った日付や時刻の表示、 あるいは日時の設定を行います。 なお、日付と時刻を設定できるのはスーパーユーザだけです。 .Pp オプション: .Bl -tag -width Ds .It Fl d 夏時間用のカーネル値を設定します。もし .Ar dst が 0 でなければ、そのあとの .Xr gettimeofday 2 呼び出しでは .Ql tz_dsttime に 0 以外の値が返ります。 .It Fl f デフォルトの .Ar [[[[yy]mm]dd]HH]MM[.ss] フォーマットの代りに .Ar fmt を、時刻をパーズするフォーマットとして使用します。 .Xr strptime 3 を使用してパーズします。 .It Fl n .Xr timed 8 を利用して、グループ内のマシン間で時計を同期させます。 .Xr timed が動作している場合、デフォルトでは .Nm コマンドによりグループ内のすべてのマシンの時刻が変更されます。しかし、 .Fl n オプションを指定した場合には、他のマシンの時刻は変更しません。 .It Fl r エポック (1970年1月1日) から .Ar seconds 秒経過した日時を表示します。 .It Fl t カーネルに .Tn GMT (グリニッジ標準時) からの時差を設定します。このあとに呼ばれる .Xr gettimeofday 2 では、ここで指定された値が .Ql tz_minuteswest に入ります。 .It Fl u .Tn UTC (協定世界時) の日付を表示、設定します。 .\" 訳注(Mar.1996):UTC (Universal Time Coordinate) .It Fl v -分、時、日、曜日、月、年のいずれかを +秒、分、時、日、曜日、月、年のいずれかを .Ar val にもとづき修正します。 .Ar val の前にプラスもしくはマイナスが付いている場合、 時刻はそれに従い前後に修正されます。 そうでない場合は、指定した部分が設定されます。 必要なら任意個このフラグを指定して時刻を修正することが出来ます。 フラグは指定した順序に処理されます。 .Pp +秒の範囲は 0-59、 分の範囲は 0-59、時の範囲は 1-12、日の範囲は 1-31、曜日の範囲は 0-6 (Sun-Sat)、月の範囲は 1-12 (Jan-Dec)、 年の範囲は 80-38 もしくは 1980-2038 です。 .Pp .Ar val が数値の場合、 .Ar y , .Ar m , .Ar w , .Ar d , .Ar H , -.Ar M +.Ar M , +.Ar S のいずれかを使用して、時刻のどの部分を修正するのかを指定する必要があります。 .Pp 曜日もしくは月は数値の代りに名前で指定可能です。 名前と共にプラス(もしくはマイナス)記号を使用した場合、 日付は適合する次の(前の)曜日もしくは月に進みます(戻ります)。 曜日もしくは月が現在のものと変らない場合、日は修正しません。 .Pp 詳細に関しては、下記の例を参照して下さい。 .El .Pp プラス (``+'') で始まるオプションは、日付と時刻の表示方法を指定する フォーマット文字列です。フォーマット文字列には、 .Xr strftime 3 で記述されているような変換文字列と、任意のテキストを含むことができます。 フォーマット文字列によって指定された文字の後には、つねに改行文字が 出力されます。 .Nm のデフォルトの表示形式は、 .Bd -literal -offset indent ``+%+'' .Ed .Pp としたものと同じです。 .Pp もし、引数が``+''記号で始まる文字列でなければ、それはシステムに 日時を設定するための値と解釈されます。日時を設定するための正式な 表現は以下のとおりです: .Pp .Bl -tag -width Ds -compact -offset indent .It Ar yy 西暦の省略表現です。西暦の 10の位と 1 の位です(1989年なら89、06なら2006)。 .It Ar mm 月の数字表現です。1から12までの数字です。 .It Ar dd 日です。1から31までの数字です。 .It Ar HH 時です。0から23までの数字です。 .It Ar MM 分です。0から59までの数字です。 .It Ar .ss 秒です。0から61までの数字です。 (59 秒 + 2 秒までのうるう秒) .El .Pp 分の指定以外はすべて省略可能です。 .Pp 夏時間と標準時の切り替えや、閏秒や閏年の取り扱いは自動的に行われます。 .Pp .Sh 使用例 以下のコマンド: .Bd -literal -offset indent date "+DATE: %Y-%m-%d%nTIME: %H:%M:%S" .Ed .Pp は、下のような表示を行ないます。 .Bd -literal -offset indent DATE: 1987-11-21 TIME: 13:36:16 .Ed .Pp 以下のコマンド: .Pp .Bd -literal -offset indent date -v1m -v+1y .Ed .Pp は以下を表示します: .Bd -literal -offset indent Sun Jan 4 03:15:24 GMT 1998 .Ed .Pp (現在 Mon Aug 4 04:15:24 BST 1997 の場合)。 .Pp 以下のコマンド: .Bd -literal -offset indent date -v1d -v3m -v0y -v-1d .Ed .Pp は 2000 年 2 月の最後の日を表示します: .Bd -literal -offset indent Tue Feb 29 03:18:00 GMT 2000 .Ed .Pp 以下のコマンド: .Bd -literal -offset indent date -v1d -v+1m -v-1d -v-fri .Ed .Pp は今月最後の金曜日を表示します: .Bd -literal -offset indent Fri Aug 29 04:31:11 BST 1997 .Ed .Pp (現在 Mon Aug 4 04:31:11 BST 1997 の場合)。 .Pp 以下のコマンド: .Bd -literal -offset indent date 8506131627 .Ed .Pp は、 .Dq Li "1985年6月13日午後4時27分" に日時を設定します。 .Pp 以下のコマンド: .Pp .Bd -literal -offset indent date 1432 .Ed .Pp は、日を修正することなく、時だけを .Li "午後2時32分" に設定します。 .Sh 環境変数 .Nm の実行は以下の環境変数の影響を受けます. .Bl -tag -width Ds .It Ev TZ 日時を表示する際に用いられるタイムゾーンを設定します。 通常のフォーマットは .Pa /usr/share/zoneinfo からの相対パス名です。例えば、コマンド .Dq TZ=America/Los_Angeles date はカリフォルニアの現在の時刻を表示します。 詳しいことは、 .Xr environ 7 を参照してください。 .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /var/log/messages -compact .It Pa /var/log/wtmp 日付のリセットおよび時刻変更の記録がこのファイルに残されます。 .It Pa /var/log/messages 日付を変更したユーザの記録がこのファイルに残されます。 .El .Sh 関連項目 .Xr gettimeofday 2 , .Xr strftime 3 , .Xr strptime 3 , .Xr utmp 5 , .Xr timed 8 .Rs .%T "TSP: The Time Synchronization Protocol for UNIX 4.3BSD" .%A R. Gusella .%A S. Zatti .Re .Sh 診断 成功した場合は 0 を、日時を設定できなかった場合は 1 を、 ローカルマシンの設定はできたが、グループのマシン全体の設定に失敗した 場合は2を返します。 .Pp timed が多数のマシンの時計をあわせる場合には、新しい時刻のセットに 数秒かかることがあります。このとき .Nm は、 .Ql Network time being set と表示します。 .Nm と .Xr timed との間で通信に失敗した場合は、 .Ql Communication error with timed が表示されます。 .Sh バグ システムは .Tn VMS と高い互換性を持つフォーマットで日時を保持しようとしています。しかし、 .Tn VMS は .Tn GMT ではなくローカルな時刻を使っており、夏時間を理解しません。そのため、 .Tn UNIX と .Tn VMS を同時に使う場合は、 .Tn VMS を .Tn GMT で使うべきでしょう。 .Sh 規格 .Nm コマンドは .St -p1003.2 互換であると想定しています。 .Sh 歴史 .Nm date コマンドは .At v1 から導入されました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/df.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/df.1 index df0aca5a05..7830119b03 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/df.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/df.1 @@ -1,149 +1,149 @@ .\" Copyright (c) 1989, 1990, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)df.1 8.3 (Berkeley) 5/8/95 -.\" %Id: domainname.1,v 1.6 1998/05/13 07:37:23 charnier Exp % -.\" jpman %Id: df.1,v 1.2 1997/04/07 05:31:08 mutoh Stab % +.\" %Id: df.1,v 1.13.2.1 1999/05/02 12:06:53 kris Exp % .\" +.\" jpman %Id: df.1,v 1.2 1997/04/07 05:31:08 mutoh Stab % .Dd May 8, 1995 .Dt DF 1 .Os BSD 4 .Sh 名称 .Nm df .Nd ディスクの空き領域等の表示 .Sh 書式 .Nm df .Op Fl ikn .Op Fl t Ar type .Op Ar file | Ar filesystem ... .Sh 解説 .Nm は、 .Ar file_system で指定したファイルシステム、 もしくは .Ar file で指定したファイルが実際に格納されているファイルシステムの空きディスク容量の 表示を行います。 ディスク容量は、512 バイトを 1 ブロックとしたブロック数で表示 します。 .Nm の引数として、 .Ar file_system も .Ar file も指定されなかった場合は、マウントされているすべてのファイ ルシステムについての情報を表示します。 ただし、 .Fl t オプションによって、表示するファイルタイプの指示が可能です。 .Pp オプションとしては以下のものがあります: .Bl -tag -width Ds .It Fl i フリーな i ノードの情報も表示します。 .It Fl k デフォルトの 512 バイトではなく、 1024 バイト (1K バイト) を 1 ブロックとしてディスク容量を表示します。 このオプションは、環境変数 .Ev BLOCKSIZE の指示を無効にします。 .It Fl n .Fl n オプションが指定されると、 .Nm は、ファイルシステムから以前に得た情報を返します。 情報の問い合わせに長い時間を要するおそれのあるファイルシステムに対して 用いるオプションです。 このオプションを指定すると、 .Nm はファイルシステムに新しい情報を問い合わせず、 以前に取得しておいた最新ではない可能性のある情報を表示します。 .It Fl t 指示されたタイプのファイルシステムに関する情報のみ を表示します。 複数のタイプをコンマで区切ってリスト指定可能です。 リスト中のファイルシステムタイプの前に .Dq no を付けて、そのファイルシステムタイプに対しては動作 .Em しない ように指定可能です。 例えば、 .Nm コマンド: .Bd -literal -offset indent df -t nonfs,mfs .Ed .Pp は .Tn NFS および .Tn MFS 以外の全ファイルシステムを表示します。 システム上で利用可能なファイルシステムタイプは .Xr sysctl 8 コマンドを使用して調べられます: .Bd -literal -offset indent sysctl vfs .Ed .El .Sh 環境変数 .Bl -tag -width BLOCKSIZE .It Ev BLOCKSIZE 環境変数 .Ev BLOCKSIZE が設定されていれば、指定された値をブロックサイズとしてブロック数を表示します。 .El .Sh バグ .Ar file_system または .Ar file が指示されてた場合は、 .Fl n オプションと .Fl t オプションは 無効になります。 .Sh 関連項目 .Xr quota 1 , .Xr fstatfs 2 , .Xr getfsstat 2 , .Xr statfs 2 , .Xr getmntinfo 3 , .Xr fstab 5 , .Xr mount 8 , .Xr quot 8 , .Xr sysctl 8 .Sh 歴史 .Nm ユーティリティは .At v1 から登場しています。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/find.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/find.1 index abb68eae23..58025f4bd8 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/find.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/find.1 @@ -1,537 +1,537 @@ .\" Copyright (c) 1990, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" This code is derived from software contributed to Berkeley by .\" the Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)find.1 8.7 (Berkeley) 5/9/95 -.\" %Id: find.1,v 1.18 1998/12/31 16:21:51 billf Exp % -.\" jpman %Id: find.1,v 1.4 1997/09/23 14:13:10 horikawa Stab % +.\" %Id: find.1,v 1.18.2.1 1999/05/02 13:05:35 kris Exp % .\" +.\" jpman %Id: find.1,v 1.4 1997/09/23 14:13:10 horikawa Stab % .Dd May 9, 1995 .Dt FIND 1 .Os .Sh 名称 .Nm find .Nd ディレクトリツリーを再帰的に下ってファイルを捜す .Sh 書式 .Nm find .Op Fl H | Fl L | Fl P .Op Fl Xdsx -.Op Fl f Ar file -.Op Ar file ... +.Op Fl f Ar pathname +.Op Ar pathname ... .Ar expression .Sh 解説 .Nm find は、 -.Ar file +.Ar pathname に対してディレクトリツリーを再帰的に下って、 ツリー上の各ファイルについて .Ar expression (後に示す ``プライマリ'' と ``演算子'' から構成されます) で指定された処理を実行します。 .Pp オプションとしては以下のものがあります: .Pp .Bl -tag -width Ds .It Fl H .Ar file で指定したファイルがシンボリックリンクファイルだった場合、シンボリックリンク 自体ではなく、リンク先のファイルに関してファイル情報とファイルタイプ ( .Xr stat 2 参照) を使って .Ar expression の処理をするように指定します。 もしリンク先のファイルがなければ、 シンボリックリンク自体を処理の対象とします。 コマンドラインからの .Ar file で直接指定されたのではなく、 ディレクトリツリー上で見つかったシンボリックリンクファイルに関しては、 シンボリックリンク自体を処理の対象とします。 .It Fl L .Ar file で指定したファイルがシンボリックリンクファイルだった場合、シンボリックリンク 自体ではなく、リンク先のファイルに関してファイル情報とファイルタイプ ( .Xr stat 2 参照) を使って .Ar expression の処理をするように指定します。もしリンク先のファイルがな ければ、シンボリックリンク自体を処理の対象とします。 .It Fl P シンボリックリンク自体に関して ファイル情報とファイルタイプ ( .Xr stat 2 参照) を使って .Ar expression の処理をするように指定します。 これがデフォルトです。 .It Fl X .Xr xargs 1 と組み合わせて使うときのため、より安全に動作するようにします。もし .Xr xargs によりデリミタ文字 (single quote (`` ' ''), double quotes (`` " ''), backslash (``\e''), space, tab, newline) が含まれるファイル名 が使われた場合、診断メッセージを標準エラー出力に表示して、 そのファイル名をスキップします。 .It Fl d ファイルに対する処理順序を深さ優先の探索方式にします。 すなわち、ディレクトリ自体に 対する処理を行う前に、ディレクトリ内の個々のファイルに対して処理を 実行します。デフォルトでは、ディレクトリは最初に処理されます。 (デフォルトの方式は幅優先探索方式ではないです。) .It Fl f Ar file 明示的にファイルを指定します。ファイル名の先頭が ``\-'' で始まっていたり、 あとで述べる .Ar expression の指定と混同してしまうようなファイル名を指定したりするときに使用します。 (ファイルはオプション直後のオペランドとしても指定可能です。) .It Fl s .Fl s オプションは、辞書編集上の順に、 すなわち各ディレクトリ内においてアルファベット順に、 ファイル階層を .Nm find に辿らせます。 注釈: .Sq find -s と .So find | sort .Sc は異なった結果となる場合があります。 .It Fl x ディレクトリツリーを下って行くとき、最初に file のあったファイルシステムとは 異なるファイルシステム上のファイルに対する処理になる場合は、実行しないように します。 .El .Sh プライマリ .Bl -tag -width Ds .It Ic -amin Ar n 最後にファイルがアクセスされた時刻と、 .Nm find を起動した時刻との差 (1 分単位で切り上げます) が .Ar n 分であれば、真とします。 .It Ic -atime Ar n 最後にファイルがアクセスされた時刻と、 .Nm find を起動した時刻との差 (24 時間単位で切り上げます) が .Ar n 日であれば、真とします。 .It Ic -ctime Ar n 最後にファイルのステータスが変更された時刻と、 .Nm find を起動した時刻の差 (24 時間単位で切り上げます) が .Ar n 日であれば、真とします。 .It Ic -delete 見付けたファイルやディレクトリを消去します。常に真を返します。 現在の作業ディレクトリから .Nm は再帰的にディレクトリツリーを下ります。 セキュリティ上の理由から、 "." からの相対パス名に ``/'' 文字を含むファイル名のファイルを 消去しようとはしません。 このオプションにより暗示的に深さ優先の処理が指定されます。 .It Ic -exec Ar utility Op argument ... ; .Ar utility で指定した名前のプログラムを実行し、終了コードが 0 の場合、真とします。argument は、utility への引数として渡されます。この 指定は、最後に必ずセミコロン (``;'') をつけてください。 utility もしくは argument の指定 のなかで ``{}'' が使われていた場合は、その部分が、現在 .Nm find が対象としているファイルのパス名に置き換えられます。ただし、 .Ar utility が実行されるときのカレントディレクトリは、 .Nm find が起動されたディレクトリのままです。 .It Ic -execdir Ar utility Op argument ... ; .Ic \&-execdir プライマリは .Ic -exec プライマリと同様ですが、 .Ar utility が現在のファイルを持つディレクトリにおいて実行される点が異なります。 文字列 ``{}'' に対して置換されるファイル名は適切ではありません。 .It Ic -fstype Ar type 対象ファイルが格納されているファイルシステムのタイプが、 .Ar type で指定されたものである場合に真となります。 .Xr sysctl 8 コマンドを使用して、 システム上で利用可能なファイルシステムタイプを調べることができます: .Bd -literal -offset indent sysctl vfs .Ed さらに、2 つの 擬似タイプ ``local'' と ``rdonly'' があります。 ``local'' は、 .Nm find を実行しているシステム上に物理的 にマウントされているファイルシステムです。``rdonly'' は、リードオンリーで マウントされているファイルシステムです。 .It Ic -group Ar gname ファイルが .Ar gname で指定したグループに属している場合、真になります。 .Ar gname が数字で、そのようなグループ名がない場合は、 .Ar gname をグループ ID として扱います。 .It Ic -inum Ar n ファイルの i ノード番号が .Ar n なら、真になります。 .It Ic -links Ar n ファイルのリンク数が .Ar n なら、真になります。 .It Ic -ls このプライマリは常に真になります。対象となっているファイルの情報を 標準出力に出力します。出力する内容は i ノード番号、 512 バイトブロックでのファイルの大きさ、 ファイルのパーミッション、ハードリンクの数、所有者、グループ、 バイトで表したファイルの大きさ、最後にファイルが修正された時刻、パス名です。 ファイルがブロック型もしくはキャラクタ型の特殊ファイルならば、 バイトで表したファイルの大きさの代わりにメジャー番号とマイナー番号を 出力します。ファイルがシンボリックリンクならば、 ``->'' の後にリンク先のファイルのパス名を表示します。 フォーマットは ``ls -dgils'' の出力結果と同じです。 .It Ic -mtime Ar n 最後にファイルが修正された時刻と、 .Nm find を起動した時刻との差(24 時間単位で切り上げます)が .Ar n 日であれば、真とします。 .It Ic \&-ok Ar utility Op argument ... ; .Ic exec とほぼ同じですが、 .Ar utility を実行するかどうかの確認をユーザに求め、端末にメッセージを出力します。 ``y'' 以外の返答をした場合は、 コマンドは実行されず、 このプライマリの値は偽になります。 .It Ic -name Ar pattern 対象ファイルのパス名の最後のファイル名部分が .Ar pattern で指定したものとマッチするかどうかを調べ、マッチした場合は真になります。 .Ar pattern としては、シェルで使われるパターンマッチ 指定 (``['', ``]'', ``*'', ``?'') を使用することができます。これらの文字は バックスラッシュ (``\e'') を前において、パターンマッチ指定ではなく文字として 扱う事を明示することができます。 .It Ic -newer Ar file 対象ファイルの修正日付が、 .Ar file で指定したファイルのものより新しい場合は、真になります。 .It Ic -nouser 対象ファイルの所有者が unknown の場合、真になります。 .It Ic -nogroup 対象ファイルのグループが unknown の場合、真になります。 .It Ic -path Ar pattern 対象ファイルのパス名が、 .Ar pattern で指定したものとマッチす るかどうかを調べます、マッチした場合は真になります。 .Ar pattern としては、シェルで使われるパターンマッチ 指定 (``['', ``]'', ``*'', ``?'') を使用することができます。これらの文字は バックスラッシュ (``\e'') を前において、パターンマッチ指定ではなく文字として 扱う事を明示することができます。 ``/'' は、そのままパスのディレクトリの区切りにマッチします。 .It Ic -perm Op Ns Ar mode ファイルのモードを、 .Ar mode と比較します。 .Ar mode は、シンボル 形式 ( .Xr chmod 1 参照) もしくは 8 進数形式で指定します。シンボル形式の場合は、 00000 から開始してパーミッションのセットとクリアを行います。 (プロセスのファイル生成マスクとは無関係です。) 8 進数形式の場合は、 ファイルのモードビットのうち、07777 .Pf ( Dv S_ISUID | .Dv S_ISGID | .Dv S_ISTXT | .Dv S_IRWXU | .Dv S_IRWXG | .Dv S_IRWXO ) の部分が比較対象になります。 .Ar mode の最初に ``\-'' を指定した場合は、 .Ar mode でセットされているすべてのビットが ファイルのモードでもセットされていれば真となります。 ``\-'' が指定されていない場合は、ファイルのモードと .Ar mode が完全に一致した場合にのみ真となります。 なお、 シンボル形式でモード指定をする場合は、少なくとも最初が ``\-'' にならない ようにする必要があります。 .It Ic -print このプライマリは常に真になります。 対象となっているファイルのパス名を標準出力に出力して改行します。 .Ic -exec , .Ic -ls , .Ic -ok , .Ic -print0 のどのプライマリも指定されなかった場合は、 与えられた式 given expression は .Cm \&( Ns Ar given\& expression Ns Cm \&) .Ic -print で置き換えられます。 .It Ic -print0 .Ic -print とほぼ同じですが、標準出力に対象となっているファイルのパス名を出力 したあと、改行ではなく、 .Tn ASCII .Tn NUL 文字 (文字コード 0) を出力します。 .It Ic -prune このプライマリは常に真になります。 対象となっているファイル配下のディレクトリに下りないようにします。 .Fl d オプションが指定されている場合は、 .Ic -prune の指定は無効になります。 .It Ic -size Ar n Ns Op Cm c ファイルサイズを 512 バイトのブロック単位で数えたとき (端数は切り上げ)、 .Ar n ブロックであれば真になります。 .Ar n のあとに ``c'' が指定されていた場合は、ファイルサイズが .Ar n バイトであれば真になります。 .It Ic -type Ar t ファイルタイプが .Ar t で指定されたタイプに一致すれば真になります。 タイプとして、次のような指定が可能です: .Pp .Bl -tag -width flag -offset indent -compact .\" jpman project では special file を「特殊ファイル」と訳している。 .\" これにあわせて block special を「ブロックスペシャル」ではなく .\" 「ブロック特殊」とするのは違和感があるので、「ファイル」を補った。 .\" Kazuo Horikawa 1999/03/10 .It Cm b ブロック型特殊ファイル .It Cm c キャラクタ型特殊ファイル .It Cm d ディレクトリ .It Cm f 普通のファイル .It Cm l シンボリックリンク .It Cm p FIFO .It Cm s ソケット .El .Pp .It Ic -user Ar uname ファイルの所有者が、 .Ar uname で指定されたユーザと一致すれば真になります。もし .Ar uname が数字で、そのようなユーザ名がなければ、 ユーザ ID が指定されたものとして扱います。 .El .Pp なお、数字を引数にとるプライマリは、 数字の前に ``+'' および ``\-'' をつけることができます。 それぞれ ``n より大'' および ``n より小'' の意味になり、 ``正確に n''という意味ではなくなります。 .Sh 演算子 .Pp 以下の演算子を使って、プライマリを組み合わせることができます。 演算子は優先度が下がる順番で示されています。 .Bl -tag -width (expression) -.It Cm \&( Ns Ar expression Ns Cm \&) +.It Cm \&( Ar expression Cm \&) もし、括弧内の .Ar expression が真なら、真になります。 .Pp -.It Cm \&! Ns Ar expression +.It Cm \&! Ar expression 単項否定演算子 ( .Tn NOT ) です。 .Ar expression が偽なら、真となります。 .Pp .It Ar expression1 Cm -and Ar expression2 .It Ar expression1 expression2 論理積 ( .Tn AND ) 演算子です。 .Ar expression1 と .Ar expression2 の両方とも真のとき、真になります。 もし .Ar expression1 が偽なら、 .Ar expression2 は実行されません。 .Ic -and を書かずに、単に 2 つの expression を並べて .Pp .Ar expression1 expression2 .Pp と書いても同じです。 .Pp .It Ar expression1 Cm -or Ar expression2 論理和 ( .Tn OR ) 演算子です。 .Ar expression1 か .Ar expression2 のどちらか一方でも真であれば、真になります。もし .Ar expression1 が真なら、 .Ar expression2 は実行されません。 .El .Sh 使用例 .Pp コマンドラインからのタイプ例です。 .Nm find の演算子がシェルの特殊文字と間違われないように、 エスケープ文字 ``\e'' を使用しています。 .Bl -tag -width findx .It Li "find / \e! -name \*q*.c\*q -print" 探索をルートディレクトリから開始し、ファイル名の終わりが ``.c'' でないものを表示します。 .It Li "find / -newer ttt -user wnj -print" 探索をルートディレクトリから開始し、 ファイルが ``ttt'' というファイルより新しく、 所有者が ``wnj'' であるようなものを表示します。 .It Li "find / \e! \e( -newer ttt -user wnj \e) -print" 探索をルートディレクトリから開始し、 ``ttt'' というファイルより古いか、 所有者が ``wnj'' 以外のファイルを表示します。 .It Li "find / \e( -newer ttt -or -user wnj \e) -print" 探索をルートディレクトリから開始し、 ファイルが ``ttt'' というファイルより新しいか、 所有者が ``wnj'' であるようなものを表示します。 .El .Sh 関連項目 .Xr chmod 1 , .Xr locate 1 , .Xr whereis 1 , .Xr which 1 , .Xr stat 2 , .Xr fts 3 , .Xr getgrent 3 , .Xr getpwent 3 , .Xr strmode 3 , .Xr symlink 7 .Sh 規格 .Nm find ユーティリティの文法は .St -p1003.2 の仕様で決められた文法のスーパセットです。 全 1 文字オプションと .Ic -inum , .Ic -print0 , .Ic -delete , .Ic -ls のプライマリは .St -p1003.2 の拡張です。 .Pp 昔は .Fl d , .Fl h , .Fl x のオプションは それぞれ ``\-depth'', ``\-follow'', ``\-xdev'' のプライマリを 用いて実装されていました。 これらのプライマリは常に真に評価されていました。 これらのプライマリは 探索が始まる前に効果を与える本当のグローバル変数であったので、 いくつかの合法的な expression が予期しない結果となりました。 一例として ``\-print \-o \-depth''の expression があります。 \-print が常に真に評価されるため 標準の評価の順番では \-depth は決して評価されないはずですが、 そうではありませんでした。 .Pp 演算子の ``-or'' は ``\-o'' として実装されていました。 演算子の ``-and'' は ``\-a'' として実装されていました。 .Pp 昔の実装では .Ic exec と .Ic ok のプライマリでは、 utility 名やその引数中において、 空白以外の文字が前後に続く ``{}'' を置き換えませんでした。 このバージョンでは utility 名やその引数のどの場所に ``{}'' が現れても 置き換えます。 .Sh バグ .Nm find によって使われる特殊文字は多くのシェルにとっても 特殊文字です。 特に ``*'', ``['', ``?'', ``('', ``)'', ``!'', ``\e'', ``;'' は、 シェルからエスケープされなくてはならないでしょう。 .Pp オプションとファイル名との間および ファイル名と .Ar expression との間を区切るデリミタが存在しませんので、 ファイル名にオプションと間違えるようなもの (``-xdev'' のようなもの) や、 .Ar expression と間違えるようなもの (``!'' のようなもの) を指定することは難しいです。 このようなファイル名を指定する場合は .Fl f オプションを使うか、 .Xr getopt 3 で使われるオプション指定の終了記号 ``--'' を使用します。 .Pp .Ic -delete プライマリは、ファイルシステムツリーの検索順序に影響する 他のオプションとは十分には連係しません。 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .At v1 から登場しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/gencat.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/gencat.1 index 31c3e815c0..49f9028968 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/gencat.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/gencat.1 @@ -1,181 +1,181 @@ .\" $OpenBSD: gencat.1,v 1.3 1997/06/11 15:39:54 kstailey Exp $ .\" .\" Copyright (c) 1997 Ken Stailey .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. The name of the author may not be used to endorse or promote products .\" derived from this software without specific prior written permission .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHOR ``AS IS'' AND ANY EXPRESS OR .\" IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE IMPLIED WARRANTIES .\" OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE ARE DISCLAIMED. .\" IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR BE LIABLE FOR ANY DIRECT, INDIRECT, .\" INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL DAMAGES (INCLUDING, BUT .\" NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS OR SERVICES; LOSS OF USE, .\" DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) HOWEVER CAUSED AND ON ANY .\" THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT LIABILITY, OR TORT .\" (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY OUT OF THE USE OF .\" THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE. .\" .\" %Id: gencat.1,v 1.2 1998/11/18 04:30:53 jkoshy Exp % .\" .Dd June 11, 1997 .Dt GENCAT 1 .Os .Sh 名称 .Nm gencat .Nd NLS カタログコンパイラ .Sh 書式 .Nm .Ar "output-file" .Ar "input-files..." .Sh 解説 .Nm ユーティリティは、テキストの NLS 入力ファイル .Ar "input-files..." をマージして、整形済みメッセージカタログファイル .Ar "output-file" を出力します。 ファイル .Ar "output-file" が存在しなかった場合には、作成されます。 .Ar "output-file" が存在した場合、これに含まれるメッセージは新しい .Ar "output-file" に含まれます。 セット番号およびメッセージ番号が衝突する場合、 .Ar "input-files..." 中の新しいメッセージテキストで、現在 .Ar "output-file" に含まれる古いメッセージテキストを置き換えます。 .Sh 入力ファイル メッセージテキストのソースファイル書式は次のように定義されます。 メッセージテキストソースの行におけるフィールドは、 単一の空白文字で区切られることに注意してください: これより多くの空白文字はフィールドの内容の一部とみなされます。 .Pp .Bl -tag -width .It Li $set Ar n comment この行は、後続するメッセージのセット識別子を指定します。 これは、次の .Li $set またはファイルの終りまで有効です。 引数 .Ar n はセット識別子であり、[1, (NL_SETMAX)] の範囲の数値として定義されます。 セット識別子は、単一のソースファイル中では昇順で登場する必要がありますが、 連続している必要はありません。 セット識別の後に空白を狭んで続く文字列は、コメントとして扱われます。 あるソースファイル中に .Li $set ディレクティブがまったくない場合、全メッセージがデフォルトメッセージセット NL_SETD に置かれます。 .It Li $del Ar n comment この行は、セット .Ar n のメッセージをメッセージカタログから削除します。 .Ar n はセット番号を指定します。 セット番号に空白を狭んで続く文字列は、コメントとして扱われます。 .It Li $ Ar comment 文字 .Li $ で開始し空白が続く行は、コメントとして扱われます。 .It Ar m message-text メッセージ識別子 .Ar m を含むメッセージ行です。メッセージ識別子の範囲は [1, (NL_MSGMAX)] です。 .Ar message-text は、最後の .Li $set ディレクティブで指定されたセット識別子および .Ar m で指定されるメッセージ識別子で、メッセージカタログに格納されます。 .Ar message-text が空でありメッセージ識別子に続いて空白文字が有る場合、 空白文字列がメッセージカタログに格納されます。 .Ar message-text が空でありメッセージ識別子に続いて空白文字が無い場合、 現在のセットにおける指定されたメッセージ識別子の既存のメッセージが、 カタログから削除されます。 メッセージ識別子は、単一のセットの中では昇順である必要がありますが、 連続している必要はありません。 .Ar message-text の長さは [0, (NL_TEXTMAX)] の範囲である必要があります。 .It Li $quote Ar c この行は、オプションのクォート文字 .Ar c を指定します。これを .Ar message-text を囲むために使用して、 -後尾の空白や空メッセージがメッセージソースファイル中で見えるようにします。 +末尾の空白や空メッセージがメッセージソースファイル中で見えるようにします。 デフォルトでは、または空の .Li $quote ディレクティブが指定された場合には、 .Ar message-text のクォートは認識されません。 .El .Pp メッセージソースファイル中の空行は無視されます。 上述の文字以外で開始する行の効果は未定義です。 .Pp テキスト文字列は、次の特殊文字およびエスケープシーケンスを含むことが可能です。 クォート文字が定義された場合には、 これをリテラルのクォート文字として埋め込むためにエスケープできます。 .Pp .Bl -tag -width Ds -offset indent .It Li \en ラインフィード .It Li \et 水平タブ .It Li \ev 垂直タブ .It Li \eb バックスペース .It Li \er キャリッジリターン .It Li \ef フォームフィード .It Li \e\e バックスラッシュ .It Li \eooo 範囲 [000, 377] の 8 進数 .El .Pp ファイル中では、行末にバックスラッシュ文字を置いて、 次の行に継続することが可能です。例えば次のようにします: .Pp .Dl 1 This line is continued \e .Dl on this line. .Pp バックスラッシュに続く文字が上述のいずれでもない場合、 バックスラッシュは無視されます。 .Pp .Nm ユーティリティは成功すると 0 を、エラーが発生すると 1 以上を返します。 .Sh 関連項目 .Xr catclose 3 , .Xr catgets 3 , .Xr catopen 3 .Sh 規格 .Nm ユーティリティは .St -xpg4 互換です。 .Sh 作者 本マニュアルページを .An Ken Stailey が記述し、 .An Terry Lambert が更新しました。 .Sh バグ 空の入力ファイルから作成されたメッセージカタログファイルは更新できません。 消去して再作成してください。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/gtar.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/gtar.1 index 8a1e3bed8b..6f7b3ebe3d 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/gtar.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/gtar.1 @@ -1,501 +1,499 @@ .\" Copyright (c) 1991, 1992, 1993 Free Software Foundation -*- nroff -*- .\" See /usr/src/gnu/COPYING for conditions of redistribution .\" .\" Written by John F. Woods .\" Updated by Robert Eckardt .\" -.\" %Id: tar.1,v 1.18.2.1 1999/03/29 11:26:35 obrien Exp % +.\" %Id: tar.1,v 1.18.2.2 1999/05/04 18:15:05 ghelmer Exp % .\" .\" jpman %Id: tar.1,v 1.2 1997/06/24 07:09:44 bobson Stab % .Dd 25 August 1997 .Os FreeBSD .Dt TAR 1 .Sh 名称 .Nm tar .Nd テープアーカイバ; "tar" アーカイブファイルの操作 .Sh 書式 .Nm tar -.Op [-] Ns Ar bundled-options +.Op [-] Ns Ar bundled-options Ar Args .Op Ar gnu-style-flags -.Op Ar tarfile -.Op Ar blocksize -.Op Ar exclude-file -.Op Ar filenames -.Op Fl C Ar directory-name +.Oo +.Ar filenames | Fl C Ar directory-name +.Oc ... .Sh 解説 .Nm は、歴史的な理由により .Dq tape archiver を省略して名付けられました。 .Nm プログラムは、 .Ar tarfile と呼ばれる .Dq tar フォーマットのアーカイブファイルを作成し、アーカイブにファイルを追加したり、 またアーカイブからファイルを抽出したりします。 tarfile は通常磁気テープを指しますが、フロッピディスケットや 通常のファイルでも構いません。 .Pp 通常、 .Nm コマンドラインの最初の引数は、機能文字および機能変更文字からなる単語であり、 その前に ダッシュ (-) を付けても付けなくてもいいようになっています。 単語には、次の機能文字のうち丁度 1 つを含んでいる必要があります: .Cm A , .Cm c , .Cm d , .Cm r , .Cm t , .Cm u , .Cm x , これらはそれぞれ、 追加 (append)、作成 (create)、差分 (difference)、置換 (replace)、 リスト表示 (table of contents)、更新 (update)、抽出 (extract) を意味しています (下記に詳細があります)。 これらの他に、以下に詳細を述べる機能変更文字を、コマンド単語に 含めることができます。それらのいくつかは、コマンド単語内と同じ順で コマンドライン引数を要求します (使用例の節を参照)。 機能文字と機能変更文字は、GNU 形式の引数で指定することもできます (2 つのダッシュを最初に付け、1 つのコマンド単語ごとに機能文字か 機能変更文字を 1 つだけ指定する)。 アーカイブへの追加、アーカイブからの抽出、そしてリスト表示のために コマンドライン指定するファイル名には、 シェルのパターンマッチ文字列を使用することができます。 .Sh 機能 以下の機能のいずれか 1 つだけを必ず指定する必要があります。 .Pp .Bl -tag -width "--concatenate" -compact .It Fl A .It Fl -catenate .It Fl "-concatenate" 指定された (tar アーカイブ形式の) ファイルを tar アーカイブの末尾 に追加します。(追加する前の古い end-of-archive ブロックは削除さ れます。) これは、指定されたファイルがアーカイブの中の 1 ファイルとなるので はなく、指定したファイルの中に含まれているファイルを、最初に指定 したアーカイブに追加するという効果を持ちます。 .Em 注: このオプションは tarfile を再書き込みする必要があるため、1/4 インチカートリッジテープでは動作しません。 .It Fl c .It Fl -create 新しいアーカイブを作成して (もしくは古い内容を切り捨てて)、指定 されたファイルをアーカイブに書き込みます。 .It Fl d .It Fl -diff .It Fl -compare アーカイブの中のファイルと、それに相当するファイルシステム内の ファイルとの違いを調査します。 .It Fl -delete 指定されたファイルをアーカイブから削除します。(1/4 インチテープ では動作しません。) .It Fl r .It Fl -append アーカイブの末尾にファイルを追加します。(1/4 インチテープでは 動作しません。) .It Fl t .It Fl -list アーカイブ内容のリスト表示をします。もし引数としてファイル名が 指定されていれば、そのファイルだけがリスト表示されます。そうでなけ れば、アーカイブに含まれるすべてのファイルリストが表示されます。 .It Fl u .It Fl -update 指定したファイルのうち、アーカイブ内のファイルよりもディスク上の ファイルの変更時刻が新しいものだけを追加します。1/4 インチテープ では動作しません。 .It Fl x .It Fl -extract .It Fl -get アーカイブからファイルを抽出します。可能ならば、所有者、 変更時刻、ファイル属性はリストアされます。もし .Ar file 引数が指定されていなければ、アーカイブ内の全ファイルが抽出されます。 もし .Ar filename 引数がテープ上のディレクトリ名にマッチしていれば、そのディレクトリと ディレクトリ内のファイルが抽出されます。(ディレクトリ内の すべてのディレクトリについても同様に抽出されます。) もしアーカイブ内に、相当する同じファイルが複数含まれていれば (上記の .Fl -append コマンドを参照)、最後に含まれているものが他のすべてのファイルを 上書きする形で抽出されます。 .Sh オプション .Nm の他のオプションは、組み合わせて使用することができます。 1 文字オプションは、コマンド単語の中で指定することができます。 引数を与えるべきオプションの場合、オプションに続けて引数を指定し ます。1 文字オプションであれば、これに続くコマンドライン引数を 使用します (以下の .Sx 使用例 を参照してください。) .Pp .Bl -tag -width "--preserve-permissions" -compact .It Fl -help .Nm のすべてのコマンドオプションについて一覧と解説を表示します。 .It Fl -atime-preserve テープに書かれている、ファイルのアクセス時刻をリストアします。 (inode の変更時刻が変更されることに注意してください!) .It Fl b .It Fl -block-size Ar number 読み書きするブロックサイズを .Ar number * 512-byte ブロック に設定します。 .It Fl B .It Fl -read-full-blocks 短い読みだしブロックを、完全なブロックに再組み立てします。 (4.2BSD パイプの読み込み用。) .It Fl C Ar directory .It Fl -directory Ar directory 残りの引数を処理する前に .Ar directory へ移動します。 .It Fl -checkpoint アーカイブを読み書きする間に読み書きしたバッファの数を表示します。 .It Fl f Ar [hostname:]file .It Fl -file Ar [hostname:]file 指定された .Ar file (デフォルトは /dev/rsa0) を読み書きします。 もし .Ar hostname が指定されていれば、 .Nm は .Xr rmt 8 を使って、リモートマシン上の .Ar file を読み書きします。"-" はファイル名として使用されることもありますが、 これは標準入力から読み出したり、標準出力へ書き出したりするために使用されます。 .It Fl -force-local コロンがある時でさえ、アーカイブファイルはローカルのものとします。 .It Fl F Ar file .It Fl -info-script Ar file .It Fl -new-volume-script Ar file それぞれのアーカイブが終ると、スクリプトを実行します (暗黙の .Fl M 指定が行なわれます。) .It Fl -fast-read ワイルドカードで指定されていないすべての抽出ターゲットが アーカイブ内に見つかったら、その時点で終了します。 .It Fl G .It Fl -incremental 古い GNU-format インクリメンタルバックアップファイルを作成/リスト/ 抽出します。 .It Fl g Ar file .It Fl -listed-incremental Ar file 新しい GNU-format インクリメンタルバックアップファイルを作成/リスト/ 抽出します。 .It Fl h .It Fl -dereference シンボリックリンクをシンボリックのまま書き込みません。シンボリックリンクが 指しているデータを書き込みます。 .It Fl i .It Fl -ignore-zeros アーカイブの中のゼロブロック (通常、End-Of-File を意味する) を無視します。 .It Fl -ignore-failed-read ファイルが読めなくても、非 0 のステータスで exit しません。 .It Fl k .It Fl -keep-old-files ディスク上に既にあるファイルを保持します。つまり、アーカイブから 抽出するファイルは、ディスク上のファイルへ上書きしません。 .It Fl K Ar file .It Fl -starting-file Ar file アーカイブの中の .Ar file から (抽出、リストなどを) 始めます。 .It Fl l .It Fl -one-file-system あるファイルシステム内にあるファイルだけでアーカイブを作成します。 (他ファイルシステムへのマウントポイントを跨ぎません。) .It Fl L Ar number .It Fl -tape-length Ar number .Ar number * 1024 バイト書き込んだ後でテープの交換を要求します。 .It Fl m .It Fl -modification-time ファイルの変更時刻を抽出しません。 .It Fl M .It Fl -multi-volume マルチボリュームアーカイブを作成/リスト/抽出します。 .It Fl n .It Fl -norecurse 作成時に再帰的にサブディレクトリを走査しません。 .It Fl -volno-file Ar file ボリューム番号付きのファイル名です。 .It Fl N Ar date .It Fl -after-date Ar date .It Fl -newer Ar date 作成時間が .Ar date より新しいファイルだけを抽出します。 .It Fl -newer-mtime Ar date 変更時間が .Ar date より新しいファイルだけを抽出します。 .It Fl o .It Fl -old-archive .It Fl -portability POSIX フォーマットではなく、V7 フォーマットのアーカイブを作成します。 .It Fl O .It Fl -to-stdout ファイルを標準出力に抽出します。 .It Fl p .It Fl -same-permissions .It Fl -preserve-permissions 保護情報を完全に抽出します。 .It Fl -preserve .Fl p s の指定と同じ効果を持ちます。 .It Fl P .It Fl -absolute-paths ファイル名から先頭の `/' をとりません。 .It Fl R .It Fl -record-number メッセージ中にアーカイブ内のレコード番号を埋め込み表示します。 .It Fl -remove-files アーカイブに追加したファイルを、追加後に削除します。 .It Fl s .It Fl -same-order .It Fl -preserve-order アーカイブ内から抽出するファイルを、指定された順のままにします。 .It Fl -show-omitted-dirs アーカイブ作成中に除外されたディレクトリを表示します。 .It Fl S .It Fl -sparse 「少ない」ファイルを効率的に扱うようにします。 .It Fl T Ar file .It Fl -files-from Ar file .Ar file から抽出もしくは作成するファイル名を得ます。(1 行 1 ファイル名。) .It Fl -null null で終わっている名前を考慮し、 .Fl T の振舞を変更します。 これは .Fl C 指定を無効にします。 .It Fl -totals .Fl -create によって書かれた総バイト数を表示します。 .It Fl v .It Fl -verbose .Fl -create でアーカイブに書くファイルや .Fl -extract でアーカイブから 取り出すファイル名をリスト表示します。 ファイルの保護情報をファイル名とともに表示させるには、 .Fl -list を使います。 .It Fl V Ar volume-name .It Fl -label Ar volume-name 指定された .Ar volume-name を持ったアーカイブを作成します。 .It Fl -version .Nm プログラムのバージョン番号を表示します。 .It Fl w .It Fl -interactive .It Fl -confirmation すべての動作に対して、確認を求めるようになります。 .It Fl W .It Fl -verify アーカイブを書き込んだ後、ベリファイを試みます。 .It Fl -exclude Ar pattern .Ar pattern にマッチするファイルを除外します。 (抽出しません。追加しません。リスト表示しません。) .It Fl X Ar file .It Fl -exclude-from Ar file .Ar file に一覧されているファイルを除外します。 .It Fl y .It Fl -bzip2 .It Fl -bunzip2 アーカイブを .Xr bzip2 1 でフィルタリングします。 .It Fl Z .It Fl -compress .It Fl -uncompress アーカイブを .Xr compress 1 でフィルタリングします。 .It Fl z .It Fl -gzip .It Fl -gunzip アーカイブを .Xr gzip 1 でフィルタリングします。 .It Fl -use-compress-program Ar program アーカイブを .Ar program でフィルタリングします。 (これは、 .Fl d が指定されたときは ``decompress'' を意味しなければなりません。) .It Fl -block-compress テープもしくはフロッピのために、圧縮プログラムの出力をブロック 化します。(そうしないと、ブロック長がおかしくなり、デバイスドライバは そのブロックを拒絶するでしょう。) .It Fl [0-7][lmh] テープドライブと密度を指定します。 .It Fl -unlink ファイルを作成する前に、いったん削除します。 .El .Sh 使用例 "bert" と "ernie" というファイルを含む、 ブロックサイズが 20 ブロックのアーカイブを、 テープドライブ /dev/rsa0 に作るには、 .Pp .Dl tar cfb /dev/rsa0 20 bert ernie .Pp もしくは .Pp .Dl tar\ --create\ --file\ /dev/rsa0\ --block-size\ 20\ bert\ ernie .Pp と入力します。 .Fl f および .Fl b フラグは両方とも引数を必要としていることに注意してください。 この引数は、コマンド単語に書かれているのと同じ順序でコマンドラインから 取得されます。 .Pp /dev/rsa0 はデフォルトのデバイスであり、20 はデフォルトのブロック サイズですので、上記の例は次のように単純化できます。 .Pp .Dl tar c bert ernie .Pp "backup.tar" というアーカイブから、すべての C ソース及びヘッダを 抽出するには、次のようにタイプします。 .Pp .Dl tar xf backup.tar '*.[ch]' .Pp シェルがカレントディレクトリ内のファイル名に展開しないよう、パターンを クォートしなければならないことに注意してください。(当然、 シェルはアーカイブ内のファイル一覧にアクセスすることはできません。) .Pp ファイルを階層構造ごとコピーするには、このようにコマンドを使用してください: .Bd -literal tar cf - -C srcdir . | tar xpf - -C destdir .Ed .Pp ディスケットに、gzip を使った圧縮アーカイブを作成するには、次の ようなコマンドラインを使うといいでしょう。 .Pp .Dl tar --block-compress -z -c -v -f /dev/rfd1a -b 36 tar/ .Pp まとめ指定フラグと -- スタイルのフラグを混在させることができない ことに注意してください。次のようにタイプしなければならないわけで はなく、上記のような書き方で 1 文字フラグを使うことができます。 .Pp .Dl tar --block-compress --gzip --verbose --file /dev/rfd1a --block-size 20 tar/ .Pp 上のようにして作成したディスクの内容は、次のようにすればリスト 表示できます。 .Pp .Dl tar tvfbz /dev/rfd1a 36 .Pp 2 つの tar アーカイブを 1 つのアーカイブにまとめるには、 .Pp .Dl tar Af archive1.tar archive2.tar .Pp を使います。こうすると、archive2.tar に含まれているファイルが archive1.tar の末尾に追加されます。(単純に .Pp .Dl cat archive2.tar >> archive1.tar .Pp とタイプしてもうまくいかないことに注意してください。なぜなら、 tar アーカイブの末尾には end-of-file ブロックがあるからです。) .Pp srcdir ディレクトリから 1997 年 2 月 9 日 13:00 以降に変更をされた 全てのファイルをアーカイブするためには、以下の形式を使って下さい。 .Dl tar\ -c\ -f\ backup.tar\ --newer-mtime\ 'Feb\ 9\ 13:15\ 1997'\ srcdir/ .Pp 他の時間指定形式としては、'02/09/97 13:15', \&'1997-02-09 13:15', '13:15 9 Feb 1997', '9 Feb 1997 13:15', \&'Feb. 9, 1997 1:15pm', '09-Feb', '3 weeks ago', 'May first Sunday' があります。 正しいタイムゾーンを指定するためには、 `13:15 CEST' や `13:15+200' を使用して下さい。 .Sh 環境変数 .Nm プログラムは、以下の環境変数を参照します。 .Bl -tag -width "POSIXLY_CORRECT" .It POSIXLY_CORRECT 通常、 .Nm はファイル指定の中に混ざったフラグを処理します。 この環境変数を設定すると、 .Nm は最初のフラグ以外の引数を見つける とそれ以降の引数に対してフラグ処理を行なわないという、POSIX 仕様 に合わせた動作を行なうようになります。 .It SHELL インタラクティブモードにおいて、サブシェルの起動が要求されたとき、 SHELL 変数が設定されていればそれが、設定されていなければ "/bin/sh" が使用されます。 .It TAPE tar のデフォルトのテープドライブを変更します。(これは、さらに .Fl f フラグによって変更することができます。) .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width "/dev/rsa0" .It Pa /dev/rsa0 デフォルトのテープドライブ .El .\" This next request is for sections 1, 6, 7 & 8 only .\" (command return values (to shell) and fprintf/stderr type diagnostics) .\" .Sh 診断 .Sh 関連項目 .Xr bzip2 1 , .Xr compress 1 , .Xr gzip 1 , .Xr pax 1 , .Xr ft 8 , .Xr rmt 8 .\" .Sh 規格 .Sh 歴史 .Nm フォーマットは立派な歴史を持っていて、Sixth Edition UNIX に 原点があります。 この .Nm の実装は GNU 実装であり、John Gilmore によって書かれた パブリックドメイン tar が元になっています。 .Sh 作者 次の人を含む、大変多くの人々。[ソースの中の ChangeLog ファイルに記 述されている人々] .An John Gilmore (オリジナルのパブリックドメイン版の作者), .An Jay Fenlason (最初の GNU 作者), .An Joy Kendall , .An Jim Kingdon , .An David J. MacKenzie , .An Michael I Bushnell , .An Noah Friedman そして バグフィックスや追加を貢献してくれた無数の人々。 このマニュアルページは NetBSD 1.0 release から、 .Bx Free グループが 取り込んだものです。 .Sh バグ 特徴的な .Fl C オプションの動作は、伝統的な tar プログラムのそれとは異なるので、 あまり頼りにはできません。 .Pp .Fl A コマンドで任意の数の tar アーカイブを結合できればいいのですが、 それはできません。これをやろうとしても、 2 つ目以降のアーカイブの end-of-archive ブロックが削除されずに残ってしまいます。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/more.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/more.1 index f86a591ae9..9716d16543 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/more.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/more.1 @@ -1,308 +1,309 @@ .\" Copyright (c) 1988, 1990 The Regents of the University of California. .\" Copyright (c) 1988 Mark Nudleman .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" from: @(#)more.1 5.15 (Berkeley) 7/29/91 .\" jpman %Id: more.1,v 1.4 1997/08/11 14:30:57 horikawa Stab % .\" %Id: more.1,v 1.5 1994/01/11 18:22:48 jtc Exp % .\" .Dd April 18, 1994 .Dt MORE 1 .Os .Sh 名称 .Nm more .Nd CRT 上でファイルをページ単位に閲覧する .Sh 書式 .Nm .Op Fl ceinsu .Op Fl t Ar tag .Op Fl x Ar tabs .Op Fl / Ar pattern .Op Ar .Sh 解説 .Nm は、画面上に一度に表示できる量の行数を 1 ページの行数とみなし、 .Ar file が指定されていれば そのファイルを、指定されていないか ``-'' の場合は、標準入力 (標準入力が 端末の場合は、何もせずに終了します) を読み込んで、1 ページ分表示する毎に キー入力を待つようにします。 .Pp さまざまな端末に対応するため、 .Xr termcap 3 を使用します。また、制限はありますが、ハードコピー形式の端末も サポートしています。ハードコピー端末では、画面の上端に対応する位置に ``^'' が印刷されます。 .Sh オプション オプションとしては以下のものがあります。なお、これらのオプションは、 あらかじめ環境変数 .Ev MORE で指定しておくことができます(``-'' をつけること)。 コマンドラインオプションでオーバーライドします。 .Bl -tag -width flag .It Fl c 通常、 .Nm は次のページを表示する時、現在表示されている画面を 1 行づつ スクロールしていって新しいページを表示していきますが、 このオプションを指定した場合、画面の上端から書き替えます。 .It Fl e 通常 .Nm は、ファイルの最後に達し次に表示すべきファイルがない 場合には終了しますが、このオプションを指定した場合にはファイルの最後に 達した時点でキー入力待ちになります。このオプションは、最後まで見た後、 前のページに遡って見たい場合に便利です。 .\"ただし、元々ファイルが小さく、最初の 1 ページに納まっている場合は、 .\"すぐ終了します。 .\"(訳中)原文で内容が削られていますが、とりあえずコメントで残します。 .\" 2.2.1R 対象(1997/05/06) Takeshi MUTOH .It Fl i サーチするとき、大文字と小文字を区別しないようにします。 .It Fl n 行番号の処理をしないようにします。デフォルトで、 .Xr more は、 .Cm = コマンドを使用した行情報の表示や、 .Cm v コマンドでエディタを起動して現在見ている行にジャンプさせるために、 行番号を内部で管理しています。しかし、この処理のために動作が 遅くなっており、これは、大きなファイルを扱う場合、特に顕著です。 このオプションを指定して行番号を使用しないことを 明示すれば、速度の低下を回避することができます。 .It Fl s 複数の空行が連続している場合、空行を 1 行にします。 .It Fl t Ar tag タグ情報を含むファイル ``tags'' から、tag で指定されたエントリを検索し、 対応するファイルの指定位置から表示を開始します。 タグファイル ``tags'' については、 .Xr ctags 1 を参照してください。 .It Fl u デフォルトでは、 .Nm は .Dv BS や .Dv CR-LF などのシーケンスを特別に処理します。 .Dv BS とアンダースコア文字があった場合は、文字にアンダーラインをつけて 表示しますし、2 つの同じ文字の間にBSがあったら、強調表示にします。 .Dv CR-LF は、1 つの改行にします。 このオプションは、これらの処理をやめ、 .Dv BS は ``^H'' に、 .Dv CR-LF は ``^M'' と改行にします。 .It Fl x タブ幅を .Ar N 文字にします。デフォルトでは 8 です。 .It Fl / .Ar pattern で指定した検索を実行し、見つかった位置から表示します。 .El .Pp .Sh コマンド .Nm は、1 ページ表示する毎に、キーボードから各種のコマンドを受け付けます。 コマンドは、 .Xr vi 1 のコマンド体系をベースにしたものです。 以下の説明で、``^''は``Control''キーを押しながら入力するキーの意味です。 また、コマンドのキーを押す前に数字を入力することで、そのコマンドに 対する引数を与えることができます。これは、説明のなかで``N''として 記述しています。 .Bl -tag -width Ic .It Ic h コマンドのヘルプを表示します。もし他の全てのコマンドを忘れても、 このコマンドは覚えておいてください。 .It Xo .Ic q .No or .Ic \&:q .No or .Ic ZZ .Xc .Nm を終了します。 .It Xo .Ic SPACE .No or .Ic f .No or .Ic \&^F .Xc 引数を指定しなかった場合は、1 ページ分スクロールします。 引数を指定した場合は、N 行分スクロールします。 .It Ic b No or Ic \&^B テキストを 1 ページ分前にスクロールします(-zオプション参照)。 引数を指定した場合は、N 行分前にスクロールします。 .It Ic j No or Ic RETURN 1 行だけスクロールします。引数を指定した場合は、 N 行分スクロールします。 .It Ic k 1 行だけ前に戻るようにスクロールします。引数を指定 した場合は、N行分戻ります。 .It Ic d No or Ic \&^D 画面の半分の行数を単位としてスクロールします。引数を 指定した場合は N 行分スクロールします。指定後は、この ``d'' コマンド および次の ``u'' コマンドでは、引数を指定しないでも半画面ではなく、 ここで指定した N 行単位でスクロールするようになります。 .It Ic u No or Ic \&^U 画面の半分の行数を単位として前の画面にスクロールします。 引数を指定した場合は、N 行分スクロールし、以後、N 行単位で スクロールするようになります。 .It Ic g ファイルの N 行目から表示します。引数を指定しなかった場合は、 ファイル先頭から表示します。 .It Ic G ファイルの N 行目から表示します。引数を指定しなかった場合は、 ファイルの最後から表示します。 .It Ic p No or Ic \&% ファイルの N パーセント目から表示します。 N は 0 から 100 までです。 file で指定したファイルの場合では、標準入力を読み込んで 表示するようにしている場合は、ファイルエンドに達してからでないと、 このコマンドは使用できません。 これは速いのですが、いつも有効とは限りません。 .It Ic r No or Ic \&^L 画面を表示し直します。 .It Ic R バッファに入っている入力を捨て、再読み込みして同じ行番号に当たる所から 画面を表示し直します。これは、表示を見ている間にファイルが 変更されたような場合に有効です。 .It Ic m 行マークをするコマンドです。``m'' を押すと、画 面下に ``mark: '' と表示されるので、a から z までの英小文字を使ってマークの 指定をすることができます。これで、現在の表示行がその文字にマーク されます。次の `` ' '' コマンドによって、ここでマークした行に ジャンプさせることができます。 .It Ic \&' m コマンドでマークした行にジャンプするコマンドで す。画面下に ``goto mark: '' と表示されますので、m コマンドで マークした a から z までの英小文字を入力すれば、 その行にジャンプできます。 なお、a から z のかわりに再度 `` ' '' を 入力すると、その前に大きく移動した位置に戻ります。この場合の大きな移動とは、 `` ' ''コマンドによる移動や、``g'' コマンドでのファイル先頭に移動することを 指します。 このあと、`` '' ''と入力すると、移動前の位置に戻ることができます。 全てのマークは、新しいファイルを読み込んだ時に失われます。 .It Ic \&/ Ns Ar pattern 現在行 (画面の一番上に表示されている行) の次の 行からファイルの末端に向かって、pattern で指定した検索を実行し、 一致した行から表示します。引数が指定された場合は、検索を繰り返し 実行し、N回目に一致した行からの表示になります。pattern には、 .Xr re_format 7 で解説されているPOSIX.2 .Dq extended format 正規表現が使用できます。 .It Ic \&? Ns Ar pattern 現在行 (画面の一番上に表示されている行) の直前から ファイルの先頭に向かって、 .Ar pattern で指定した検索を実行します。 .It Ic \&/\&! Ns Ar pattern .Ar pattern に一致しない行を検索する以外は ``/'' と同じです。 .It Ic \&?\&! Ns Ar pattern .Ar pattern に一致しない行を検索する以外は ``?'' と同じです。 .It Ic n 直前に実行した検索コマンドを再実行します。 .It Ic E Ns Op Ar filename コマンドラインのファイルリストの中から現在表示しているファイル (N,Pコマンド参照)にかわって、 filename で指定したファイルを表示対象にします。 ファイルが見つからない場合は、現在のファイルを再度表示します。 ファイル名が"#"なら、一つ前に読み込んだファイルを再度表示します。 .It Ic N No or Ic \&:n コマンドラインから file として複数のファイルを指 定して起動した場合に、現在表示しているファイルの次のファイルに表示を 切り替えます。引数を指定した場合は、N 個先のファイルになります。 .It Ic P No or Ic \&:p コマンドラインから file として複数のファイルを指 定して起動した場合に、現在表示しているファイルの 1 つ前のファイルに 表示を切り替えます。引数を指定した場合は、N 個前のファイルになります。 .It Ic \&:t タグエントリの入力をします。 ``:t'' を押すと、画面下に ``Tag: '' と表示されるので、新しいタグエントリの 入力をします。 対応するタグエントリが見つからなかった場合は、その旨を表示して、 前のファイルを表示します。 .It Ic v 現在表示しているファイルを編集対象にして、エディタを起動します。 エディタはデフォルトでは .Xr vi 1 が起動されるようになっていますが、 環境変数 .Ev EDITOR が指定されていた場合には、そこで指定したエディタが起動されます。 .It Ic \&= No or Ic \&^G 現在表示しているファイルについて、画面の最下行がファイル全体の 何行目にあたるか、また、ファイルの総バイト数に対する現在行の バイト数とそのパーセンテージを表示します。 .Nm が標準入力から読み込んでいるか、ファイルが一画面より短い場合は、 いくつかの情報は有効ではありません。これらの情報は、画面の最下行の最初の 1 バイトによって得られる事を覚えておいてください。 .El .Sh 環境変数 .Bl -tag -width Fl .It Ev MORE コマンドラインで指定するかわりに、あらかじめよく使うオプションを 設定しておくことができます。 .It Ev EDITOR 起動するエディタを指定します。 .It Ev SHELL 起動するシェルを指定します。通常、この変数はログイン時 にシェルが自分でセットします。 .It Ev TERM 端末のタイプを指定します。 .El .Sh 関連項目 .Xr ctags 1 , .Xr vi 1 .Sh バグ -CRLF が改行符号である普通のファイルをアクセスする時、 --u フラグ無しでは正しくない出力が結果として得られます。 +長い行を含むファイルの読み込みは、遅いです。 +.Pp +CRLF で終端された 80 文字の行は、余計な改行を生じさせます。 .Sh 作者 このソフトウェアは .An Mark Nudleman によって Berkeley に寄贈されました。 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .Bx 3.0 から登場しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/mt.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/mt.1 index a4956627cd..43427e8107 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/mt.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/mt.1 @@ -1,353 +1,352 @@ .\" Copyright (c) 1981, 1990, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)mt.1 8.1 (Berkeley) 6/6/93 .\" jpman %Id: mt.1,v 1.3 1997/06/16 09:29:17 taku Stab % .\" .Dd June 6, 1993 .Dt MT 1 .Os BSD 4 .Sh 名称 .Nm mt .Nd 磁気テープ操作プログラム .Sh 書式 .Nm .Op Fl f Ar tapename .Ar command .Op Ar count .Sh 解説 .Nm は、 磁気テープドライブへコマンドを与えるのに使われます。 通常、 .Nm は要求された操作を一度だけ行います。 操作によっては .Ar count で指定した回数だけ繰り返し実行できます。 なお、 .Ar tapename は生の( ブロック型でない )テープデバイスを指していなければなりません。 .Pp 使用可能なコマンドは下記のようになっています。 コマンドの指定にあたって、 一意に特定するのに必要なだけの文字数は与える必要があります。 .Bl -tag -width "eof, weof" .It Cm weof テープの現在位置に .Ar count 個のファイル終端マークを書き込みます。 .It Cm smk テープの現在位置に .Ar count 個の位置決定マークを書き込みます。 .It Cm fsf ファイル .Ar count 個分早送りします。 .It Cm fsr レコード .Ar count 個分早送りします。 .It Cm fss 位置決定マーク .Ar count 個分早送りします。 .It Cm bsf ファイル .Ar count 個分巻き戻します。 .It Cm bsr レコード .Ar count 個分巻き戻します。 .It Cm bss 位置決定マーク .Ar count 個分巻き戻します。 .It Cm rdhpos ハードウェアブロック位置を読み取ります。 この機能をサポートしないドライブもあります。 報告されるブロック番号は、そのハードウェア固有のものです。 count 引数は無視されます。 .It Cm rdspos SCSI 論理ブロック位置を読み取ります。 この機能をサポートしないドライブもあります。 count 引数は無視されます。 .It Cm sethpos ハードウェアブロック位置を設定します。 この機能をサポートしないドライブもあります。 -count 引数は、移動先のハードウェアブロックであると解釈されます。 +count 引数は、テープ移動先のハードウェアブロックであると解釈されます。 .It Cm setspos SCSI 論理ブロック位置を設定します。 この機能をサポートしないドライブもあります。 -count 引数は、移動先の SCSI 論理ブロックであると解釈されます。 -.\" SCSI logical block ではない? +count 引数は、テープ移動先の SCSI 論理ブロックであると解釈されます。 .It Cm rewind テープを巻き戻します( カウントは無視 )。 .It Cm offline , rewoffl テープを巻き戻して、 テープユニットをオフライン状態にします( カウントは無視 )。 .It Cm erase テープを消去します。 カウント 0 は長い消去を無効にします。これがデフォルトです。 .It Cm retension テープのたるみを取ります( 一度最後まで早送りして、 また巻き戻します。カウントは無視 )。 .It Cm status テープユニットの状態情報を出力します。 SCSI 磁気テープドライブに対しては、 現在の操作モードとして、密度・ブロックサイズ・圧縮の有無が報告されます。 ドライブの現在の状態 (デバイスに対して何を行っているのか) も報告されます。 ドライブが (ファイルマークおよびレコードを基準とした) BOT からの相対位置を知っている場合、これも表示します。 この情報は信頼できるものではないことに注意してください (BOT、記録メディアの終端、(ドライブが報告するのであれば) ハードウェアブロック位置と SCSI 論理ブロック位置のみが、 テープ位置として信頼できます)。 .It Cm errstat このドライブに関するエラー状態情報を表示 (およびクリア) します。 各通常操作 (例えば読み込みや書き込み) および 各制御操作 (例えば巻き戻し) に対し、 最後に実行したコマンドとこれに関連した状態と存在すれば残りのカウントを、 ドライバは格納します。 本コマンドは、この情報を引き出して表示します。 可能であれば、ラッチしたエラー情報もまたクリアします。 .It Cm blocksize テープユニットに対してブロックサイズを指定します。 零は可変長ブロックを意味します。 .It Cm density テープユニットに対して密度を指定します。 密度の符号化方式については、 下記を参照して下さい。 密度の値は、 .Dq リファレンス 欄に応じた数字と文字列のどちらでも与えることができます。 もし文字列が略記されていたら、 表に書かれてある順番で調べていき、 最初に合致した項目が使われます。 与えられた文字列と正しい密度名称を調べた結果が正確に合致しないのであれば、 与えられた文字列がどう解釈されたかについて、 通知メッセージが出力されます。 .It Cm eom 記録されたメディアの終端まで早送りします( カウントは無視 )。 .It Cm eod データの終端まで早送りします。 .Cm eom と同じです。 .It Cm comp 圧縮モードを指定します。 現在、圧縮モードに指定可能な値はいくつかあります: .Pp .Bl -tag -width 123456789 -compact .It off 圧縮オフ .It on 圧縮オン .It none .Ar off と同じ .It enable .Ar on と同じ .It IDRC IBM Improved Data Recording Capability 圧縮 (0x10)。 .It DCLZ DCLZ 圧縮アルゴリズム (0x20)。 .El .Pp 前記の認識される圧縮キーワードに加え、 テープドライブが使用する圧縮アルゴリズムをユーザが数値で指定可能です。 ほとんどの場合、単に圧縮を .Sq on にするだけで、 ドライブがサポートしているデフォルトの圧縮アルゴリズムを有効にするという 望ましい効果が得られます。 そうでない場合 ( .Cm status を見て、どの圧縮アルゴリズムを現在使用しているかを見てください)、 サポートされている圧縮キーワード (上述) もしくは 数値の圧縮値をユーザが手動で指定可能です。 .El .Pp テープ名が与えられていないくて、かつ環境変数 .Ev TAPE が存在しない場合、 .Nm はデバイス .Pa /dev/nrsa0 を使用します。 .Pp .Nm は、操作が成功したならば 0 の終了値を、 コマンドが認識不能の場合には 1 を、 また操作が失敗したならば 2 を返します。 .Pp 次に示す密度表は、1997 年 11 月 11 の SCSI-3 Stream Device Commands (SSC) working draft の Revision 11 における、 .Sq Historical sequential access density codes table (A-1) の情報です。 .Pp それぞれ密度の符号化方式は次の通りです。 .Pp .Dl 0x0 デバイスの既定値 .Dl 0xE ECMA 用予約値 .Bd -literal -offset 3n 値 幅 トラック 密度 コード 型 リファレンス 注釈 mm in bpmm bpi 0x01 12.7 (0.5) 9 32 (800) NRZI R X3.22-1983 2 0x02 12.7 (0.5) 9 63 (1,600) PE R X3.39-1986 2 0x03 12.7 (0.5) 9 246 (6,250) GCR R X3.54-1986 2 0x05 6.3 (0.25) 4/9 315 (8,000) GCR C X3.136-1986 1 0x06 12.7 (0.5) 9 126 (3,200) PE R X3.157-1987 2 0x07 6.3 (0.25) 4 252 (6,400) IMFM C X3.116-1986 1 0x08 3.81 (0.15) 4 315 (8,000) GCR CS X3.158-1987 1 0x09 12.7 (0.5) 18 1,491 (37,871) GCR C X3.180 2 0x0A 12.7 (0.5) 22 262 (6,667) MFM C X3B5/86-199 1 0x0B 6.3 (0.25) 4 63 (1,600) PE C X3.56-1986 1 0x0C 12.7 (0.5) 24 500 (12,690) GCR C HI-TC1 1,6 0x0D 12.7 (0.5) 24 999 (25,380) GCR C HI-TC2 1,6 0x0F 6.3 (0.25) 15 394 (10,000) GCR C QIC-120 1,6 0x10 6.3 (0.25) 18 394 (10,000) GCR C QIC-150 1,6 0x11 6.3 (0.25) 26 630 (16,000) GCR C QIC-320 1,6 0x12 6.3 (0.25) 30 2,034 (51,667) RLL C QIC-1350 1,6 0x13 3.81 (0.15) 1 2,400 (61,000) DDS CS X3B5/88-185A 5 0x14 8.0 (0.315) 1 1,703 (43,245) RLL CS X3.202-1991 5 0x15 8.0 (0.315) 1 1,789 (45,434) RLL CS ECMA TC17 5 0x16 12.7 (0.5) 48 394 (10,000) MFM C X3.193-1990 1 0x17 12.7 (0.5) 48 1,673 (42,500) MFM C X3B5/91-174 1 0x18 12.7 (0.5) 112 1,673 (42,500) MFM C X3B5/92-50 1 0x1C 6.3 (0.25) 34 1,654 (42,000) MFM C QIC-385M 1,6 0x1D 6.3 (0.25) 32 1,512 (38,400) GCR C QIC-410M 1,6 0x1E 6.3 (0.25) 30 1,385 (36,000) GCR C QIC-1000C 1,6 0x1F 6.3 (0.25) 30 2,666 (67,733) RLL C QIC-2100C 1,6 0x20 6.3 (0.25) 144 2,666 (67,733) RLL C QIC-6GB(M) 1,6 0x21 6.3 (0.25) 144 2,666 (67,733) RLL C QIC-20GB(C) 1,6 0x22 6.3 (0.25) 42 1,600 (40,640) GCR C QIC-2GB(C) ? 0x23 6.3 (0.25) 38 2,666 (67,733) RLL C QIC-875M ? 0x24 3.81 (0.15) 1 2,400 (61,000) CS DDS-2 5 0x25 3.81 (0.15) 1 3,816 (97,000) CS DDS-3 5 0x26 3.81 (0.15) 1 3,816 (97,000) CS DDS-4 5 0x27 8.0 (0.315) 1 3,056 (77,611) RLL CS Mammoth 5 0x28 12.7 (0.5) 36 1,491 (37,871) GCR C X3.224 1 0x29 12.7 (0.5) 0x2A 0x2B 12.7 (0.5) 3 ? ? ? C X3.267 5 .Ed .Bd -literal -offset 3n コード 意味 型 意味 ---------------- ---------------- NRZI 非 0 復帰、1 で変更 R リールトゥリール (Non Return to Zero, change on ones) C カートリッジ GCR グループ符号記録 CS カセット (Group Code Recording) PE 位相符号化 (Phase Encoded) IMFM 反転修正周波数変調 (Inverted Modified Frequency Modulation) MFM 修正周波数変調 (Modified Frequency Modulation) DDS DAT データ記憶装置 (Dat Data Storage) RLL ランレングス符号化 (Run Length Encoding) .Ed .\" 上記(訳注)は、略号の解説には訳文とその原文とを併記しておくことが .\" 理解の助けになるものと判断し、追加しました。 .\" 2.2.2-RELEASE 対象 .\" By taku@tail.net (June 16, 1997) .\" 3.0-RELEASE でも確認 by horikawa@jp.freebsd.org .Bd -literal -offset 3n 注釈 1. シリアル記録。 2. パラレル記録。 3. QIC-11 として知られる古い形式。 5. ヘリカルスキャン。 6. American National Standard ではありません。リファレンスは、 メディアフォーマットの工業標準の定義に基づいています。 .Ed .Sh 環境変数 次の環境変数が存在すれば、 .Nm に利用されます。 .Bl -tag -width Fl .It Ev TAPE 引数 .Ar tapename が与えられていない時、 .Nm は .Ev TAPE 環境変数を調べます。 .Sh ファイル .Bl -tag -width /dev/*rst[0-9]*xx -compact .It Pa /dev/*rwt* QIC-02/QIC-36 磁気テープインタフェース .It Pa /dev/*rsa[0-9]* SCSI 磁気テープインタフェース .El .Sh 関連項目 .Xr dd 1 , .Xr ioctl 2 , .Xr mtio 4 , .Xr sa 4 , .Xr wt 4 , .Xr environ 7 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .Bx 4.3 で登場しました。 .Pp .Xr st 4 ドライバに関する拡張部分は .Xr st 1 コマンドとは別のものとして 386BSD 0.1 で登場し、 .Nm コマンドに .Fx 2.1 で含められました。 .Pp .Cm weof と同義のコマンドであった .Cm eof コマンドは .Fx 2.1 で破棄されました。 なぜなら、非常に危険なコマンド .Cm eom との混乱があったためです。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/passwd.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/passwd.1 index c34d592073..9911b2d72b 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/passwd.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/passwd.1 @@ -1,208 +1,208 @@ .\" Copyright (c) 1990, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. 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Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" .\" Jordan K. Hubbard .\" .\" .\" @(#)pkg_add.1 -.\" %Id: pkg_add.1,v 1.29 1999/01/17 15:08:09 jseger Exp % -.\" jpman %Id: pkg_add.1,v 1.3 1997/06/09 04:19:05 jsakai Stab % +.\" %Id: pkg_add.1,v 1.29.2.1 1999/05/02 12:12:21 kris Exp % .\" +.\" jpman %Id: pkg_add.1,v 1.3 1997/06/09 04:19:05 jsakai Stab % .Dd November 25, 1994 .Dt pkg_add 1 .Os FreeBSD .Sh 名称 .Nm pkg_add .Nd ソフトウェア配布パッケージをインストールするプログラム .Sh 書式 .Nm .Op Fl vInfrRMS .Op Fl t Ar template .Op Fl p Ar prefix .Ar pkg-name [pkg-name ...] .Sh 解説 .Nm コマンドは、 .Xr pkg_create 1 コマンドにより作成されたパッケージを展開するのに用いられます。 .Sh 警告 .Bf -emphasis .Nm コマンドはパッケージファイルに含まれるスクリプトやプログラムを 実行することがあるので、あなたのシステムは、危険な配布ファイルを 作る極悪人からの「トロイの木馬」や他の巧妙な攻撃などを受ける 可能性があります。 .Pp パッケージファイルを提供する人物の能力と身元を確認するとよいでしょう。 より進んだ安全のためには、パッケージを展開するのに .Fl M フラグを用い、その内容と、スクリプトがシステムに害をおよぼさないかを 確認します。 +INSTALL, +POST-INSTALL, +DEINSTALL, +REQUIRE, +POST-INSTALL, +REQUIRE, +MTREE_DIRS の各ファイルには 特に注意を払い、+CONTENTS ファイルの .Cm @cwd , .Cm @mode (setuid をチェック), .Cm @dirrm , .Cm @exec , .Cm @unexec ディレクティブを調べてください。 パッケージファイルを調べるのには .Xr pkg_info 1 コマンドも使えます。 .Ef .Sh オプション 以下のコマンドラインオプションが提供されています: .Bl -tag -width indent .It Ar pkg-name [... pkg-name] 指定されたパッケージがインストールされます。 - という名前が指定されると、 .Nm は stdin から読み込みます。 パッケージがカレントディレクトリに見つからないと、 .Nm は .Ev PKG_PATH で指定された各ディレクトリを探します。 .It Fl v 饒舌な出力に切り替えます。 .It Fl I パッケージにインストール用スクリプト (pre-install または post-install) が存在しても、それを実行しません。 .It Fl n 実際にはインストールを行わず、インストールした場合に実行されるであろう ステップを表示します。 .It Fl R パッケージのインストール結果を記録しません。 このオプションは、後でアンインストールすることを不可能にするため、 自分が何をしているかを理解している人のみ使ってください。 .It Fl r リモートフェッチ機能を使用します。 適切なオブジェクト書式とリリースを決定してから、 パッケージを取得してインストールします。 .It Fl f あらかじめ必要なパッケージがインストールされていなかったり、 requirements スクリプトが失敗した場合にも強制的にインストールします。 これは .Nm が見つからない必要なパッケージを探して自動的にインストールすることを 止めるわけではなく、見つからない場合でも中断しないようにします。 .It Fl p Ar prefix パッケージからファイルを展開するディレクトリの前に .Ar prefix を付けます。 パッケージがデフォルトディレクトリを保持している場合には、 このオプションで変更できます。 .Nm はディレクトリ設定が相対的に行われているか、絶対的に行われているか を知る術がないので、最初の .Cm @cwd ディレクティブのみが変更されることに注意してください。 複数回のディレクトリ変更が行われることはまれですが、 実際にあった場合、すべてのディレクトリ変更を制御したくなる でしょう。この場合、 .Cm MASTER モード、 .Cm SLAVE モードの使用を検討してみてください (オプション .Fl M と .Fl S を参照)。 .It Fl t Ar template ``作業領域'' を作成する際に、 .Xr mktemp 3 への入力として .Ar template を用います。 これはデフォルトでは .Pa /var/tmp/instmp.XXXXXX という文字列ですが、 .Pa /var/tmp ディレクトリの容量が制限されているような状況では 変更する必要があるかもしれません。 .Xr mktemp 3 が一意の ID を用いるために必要な `X' の文字をいくつか残しておく ことを忘れないでください。 .Pp 作業領域 .Ar template をパッケージファイルがインストールされるディレクトリと同じディスク パーティションに設定することによって、パフォーマンスを高めることが 可能です (大抵は .Pa /usr )。 .It Fl M .Cm MASTER モードで実行します。これは .Nm のとても特殊な実行モードであり、 .Cm SLAVE モードと共に実行しなければなりません。 このモードで実行されると、 .Nm は一時的な作業領域 ( .Fl t オプションを参照) へパッケージを展開する以上のことはせず、 現在の作業領域ディレクトリ名を頭に付加した packing list を標準出力に 出力します(標準出力は .Xr sed 1 のようなプログラムにフィルタされているかもしれません)。 .Cm SLAVE モードと共に用いると、中身を処理する前にパッケージ構造に 大きな変更を加えることが可能になります。 .It Fl S .Cm SLAVE モードで実行します。これは .Nm のとても特殊な実行モードであり、 .Cm MASTER モードと共に実行しなければなりません。 このモードで実行されると、 .Nm はパッケージの内容がすでに作業領域に展開され、その場所が 標準入力から文字列として入力されることを想定します。 完全な packing list も stdin から読み込まれ、その後中身が 通常どおり処理されます。 .El .Pp 一つ以上の .Ar pkg-name 引数を指定することが可能で、それらはパッケージを含むファイル名(通常 拡張子 ``.tgz'' で終わります)か、ftp サイトにあるファイルを 示す URL のどちらかになります。 したがって、anonymous ftp から直接ファイルを展開することが 可能です (例えば .Nm ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/packages/shells/bash-1.14.4.tgz )。 注意: もし上記のような転送で用いる ftp で .Bf -emphasis passive mode .Ef を利用したいなら、環境変数 .Bf -emphasis FTP_PASSIVE_MODE .Ef に何らかの値を設定する必要があります。 そうでなければ、より一般的な ACTIVE モードが利用されます。 もしうまく動作していることがわかっているサイトからパッケージを 得ようとして .Nm が常に失敗する場合、あなたが .Bf -emphasis passive mode .Ef の ftp を使う必要のあるファイアウォールの中にいるのが原因である場合が あります。 .Sh 技術詳細 .Nm はきわめて単純です。各パッケージの "packing list" を 特別な作業ディレクトリに展開し、 中身を解析し、内容を完全に展開するために 以下の手順を実行します: .Bl -enum -indent indent .It パッケージがすでにインストールされている、と記録されているかどうかを チェックします。もしそうならインストールを中断します。 .It .Cm @pkgdep ディレクティブ ( .Xr pkg_create 1 を参照) による パッケージのすべての依存関係をチェックし、各々が存在するかどうかを 確認します。もし存在しなければ、足りないパッケージを見つけて自動的に インストールしようとします。もし見つからなければ、 インストールを中断します。 .It パッケージがどのようにシステムに追加されるかを制御する .Cm @option ディレクティブを検索します。このマニュアルページを書いている時点では、 実装されているオプションは .Cm @option extract-in-place のみであり、これは .Pa /tmp 内の作業領域を経由しないで、 パッケージを最終的なディレクトリに直接展開するようにします。 .It .Cm @option extract-in-place が指定されていれば、パッケージは最終的な場所に直接展開され、 そうでなければ作業領域内に展開されます。 .It パッケージが .Ar require ファイル ( .Xr pkg_create 1 を参照) を含んでいる場合、そのファイルを以下の引数を付けて実行します: .Bd -filled -offset indent -compact .Ar pkg-name .Ar INSTALL .Ed ここで .Ar pkg-name は問題としているパッケージの名前であり、 .Ar INSTALL キーワードはインストールの requirements チェックであることを 示しています (これは複数の機能を提供するひとつのスクリプトを 用いようとする場合に有用です)。 .It パッケージに .Ar pre-install スクリプトが存在する場合、以下の引数を付けて実行されます: .Bd -filled -offset indent -compact .Cm script .Ar pkg-name .Ar PRE-INSTALL .Ed ここで .Ar pkg-name は対象のパッケージ名であり、 .Ar PRE-INSTALL はこれがインストール前のフェーズであることを示すキーワードです。 .Cm 注釈: ( .Cm Fl i および .Cm Fl I のフラグを .Xr pkg_create 1 に使用することにより) パッケージ作成時に pre-install と post-install のスクリプトが別々に与えられる場合には、 .Ar PRE-INSTALL キーワードは登場しません。 .It .Cm @option extract-in-place が指定されていない場合、packing list ( .Pa +CONTENTS ファイル) が作業領域から最終的な場所に ファイルを移動 (必要ならコピー) するために参照されます。 .It パッケージが .Ar mtreefile ファイル ( .Xr pkg_create 1 を参照) を含む場合、mtree が以下の引数を付けて実行されます: .Bd -filled -offset indent -compact .Cm mtree .Fl u .Fl f .Ar mtreefile .Fl d .Fl e .Fl p .Pa prefix .Ed ここで .Pa prefix は .Fl p フラグが指定されていればその prefix、 .Fl p フラグが指定されていない場合にはこのパッケージの最初の .Cm @cwd ディレクティブのディレクトリ名が prefix になります。 .It パッケージに .Ar post-install スクリプトが含まれる場合、 .Bd -filled -offset indent -compact .Cm script .Ar pkg-name .Ar POST-INSTALL .Ed として実行されます。 ここで .Ar pkg-name は対象のパッケージ名であり、 .Ar POST-INSTALL はこれがインストール後のフェーズであることを示すキーワードです。 .Cm 注釈: ( .Cm Fl i および .Cm Fl I のフラグを .Xr pkg_create 1 に使用することにより) パッケージ作成時に pre-install と post-install のスクリプトが別々に与えられる場合には、 .Ar POST-INSTALL キーワードは登場しません。 .Ar POST-INSTALL および .Ar PRE-INSTALL のキーワードを渡す背景には、 インストールの前とインストール後の 両方の手続きをこなす一つの .Ar install スクリプトを用いることを可能にすることがあります。 しかしながら、メンテナンスの観点からは、機能を分離する方が有利かつ容易です。 .It インストールが終了すると、後で .Xr pkg_delete 1 で使うために packing list 、 .Ar deinstall スクリプト、 description 、 display の各ファイルが .Pa /var/db/pkg/ にコピーされます。 パッケージの依存関係は、他のパッケージの .Pa /var/db/pkg//+REQUIRED_BY ファイル (PKG_DBDIR 環境変数が設定してある場合、上記の .Pa /var/db/pkg/ が置き換えられます) に記録されます。 .It 最後に、作業領域が削除されプログラムは終了します。 .El .Pp すべてのスクリプトは環境変数 .Ev PKG_PREFIX にインストール時の prefix ( 前述の .Fl p オプションを参照) が設定された状態で実行されます。 このことにより、パッケージの作者は .Cm pkg_add の .Fl p フラグによりパッケージがインストールされるディレクトリが 変更されても、きちんとふるまうスクリプトを書くことが可能になります。 .Sh 環境変数 .Ev PKG_PATH の値は、指定されたパッケージが見つからない時に用いられます。 環境変数はコロンで区切られた一連のエントリです。 各エントリはディレクトリ名からなります。 カレントディレクトリは空欄のディレクトリ名で暗黙のうちに指定されるか、 一つのピリオドで明示的に指定します。 .Pp 環境変数 .Ev PKG_DBDIR は、インストールされたパッケージについてのデータベースの位置を指定します。 .Pp .Nm が作業領域の生成を試みる作業用ディレクトリの名前は、環境変数 .Ev PKG_TMPDIR と .Ev TMPDIR とから(この順で)取られます。 これらの変数が存在しないか、指定されたディレクトリに十分な空き容量が ない場合、 .Nm は、 .Pa /var/tmp , .Pa /tmp , .Pa /usr/tmp のうちで、十分な空き容量を持つ最初のディレクトリを使います。 .Pp 環境変数 .Ev PACKAGESITE は、 .Nm が取得を行う代替位置を指定します。 この変数を使用すると、 .Fl r オプション使用時に .Nm が自動的にディレクトリを決定する論理が破壊されます。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /var/db/pkg -compact .It Pa /var/tmp 環境変数 .Ev PKG_TMPDIR と .Ev TMPDIR のどちらも適切なディレクトリを指定しない場合に、作業領域を作成するため に用いる作業用ディレクトリ。 .It Pa /tmp .Pa /var/tmp が存在しないか、十分な空き容量を持たない場合、その次に選ばれる ディレクトリ。 .It Pa /usr/tmp .Pa /var/tmp と .Pa /tmp のどちらも作業領域を作成するには適切でない場合、最後に選ばれる ディレクトリ。 .It Pa /var/db/pkg インストールされたパッケージについてのデータベースのデフォルトの位置。 .El .Sh 関連項目 .Xr pkg_create 1 , .Xr pkg_delete 1 , .Xr pkg_info 1 , .Xr mktemp 3 , .Xr sysconf 3 , .Xr mtree 8 .Sh 作者 .An Jordan Hubbard 最初の仕事およびそれに続く開発。 .An John Kohl NetBSD 向け改良。 .Sh バグ 配布物のファイル間のハードリンクは、 (1) 作業領域が、ファイルへのすべてのリンクの最終的な ディレクトリと同じファイルシステムの場合もしくは、 (2) ファイルへのすべてのリンクが contents ファイル内で .Cm @cwd ディレクティブで括られている場合にのみ保存されます。 .Em さらに その上、リンク名は単一の .Cm tar コマンド ( .Fn sysconf _SC_ARG_MAX により返される値に依存する実行時の引数の長さの制限により、複数の 実行には分割できません) で展開されなければなりません。 .Pp バグは他にもあるはずです。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/rm.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/rm.1 index c5f467bd73..9d3c94f5fc 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/rm.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/rm.1 @@ -1,167 +1,178 @@ .\" %NetBSD: rm.1,v 1.7 1995/03/21 09:08:22 cgd Exp % .\" .\" Copyright (c) 1990, 1993, 1994 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" This code is derived from software contributed to Berkeley by .\" the Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)rm.1 8.5 (Berkeley) 12/5/94 -.\" %Id: rm.1,v 1.12 1998/05/18 06:37:35 charnier Exp % -.\" jpman %Id: rm.1,v 1.3 1997/05/19 16:49:44 horikawa Stab % +.\" %Id: rm.1,v 1.12.2.1 1999/05/02 12:06:56 kris Exp % .\" -.Dd April 18, 1994 +.\" jpman %Id: rm.1,v 1.3 1997/05/19 16:49:44 horikawa Stab % +.Dd January 28, 1999 .Dt RM 1 .Os .Sh 名称 .Nm rm .Nd ディレクトリエントリの削除 .Sh 書式 .Nm rm -.Op Fl f | Fl i -.Op Fl dPRrW +.Op Fl dfiPRrW .Ar file ... .Sh 解説 .Nm は、 コマンドラインから指定された非ディレクトリタイプのファイルを削除します。 指定されたファイルに書き込みパーミッションがなく、 標準入力がターミナルだった場合、 -削除を実行してよいかどうかの確認を(標準エラー出力を使って)求めます。 +削除を実行してよいかどうかの確認を (標準エラー出力を使って) 求めます。 .Pp オプションとしては以下のものがあります: -.Bl -tag -width flag +.Bl -tag -width Fl .It Fl d ディレクトリも、他のタイプのファイルと同様に削除します。本オプション なしに file としてディレクトリを指定した場合、エラーになります。 .It Fl f ファイルのパーミッションに関わらす、確認せずにファイルの 削除を行います。 ファイルが存在しない場合にもエラーメッセージは表示せず、終了ステータス もエラーを返しません。 .Fl f オプション以前に書かれた .Fl i オプションを無視します。 .It Fl i ファイルのパーミッションや標準入力がターミナルであるかどうかに関わらず、 指定された各ファイルを削除する前に、確認を求めるようになります。 .Fl i オプション以前に書かれた .Fl f オプションを無視します。 .It Fl P -ファイルを削除する前に上書きします。まず0xffのバイトパターンで、次に -0x00で、そして最後にもう一度0xffで上書きし、削除します。 +ファイルを削除する前に上書きします。まず 0xff のバイトパターンで、次に +0x00 で、そして最後にもう一度 0xff で上書きし、削除します。 .It Fl R 引数 file として指定したディレクトリを再帰的に削除します。 .Fl R オプションは、暗黙のうちに .Fl d オプションが指定されたものとします。 .Fl i オプションが指定されているときには、最初にディレクトリを 削除する/しないの確認が求められ、さらに奥のディレクトリについても 各ディレクトリの中身の削除に移る前に確認が求められます。 確認に対して削除すると答えなかった場合には、それ以下のディレクトリは スキップされます。 .Pp .It Fl r .Fl R と同じです。 .It Fl W 削除したファイルを回復しようとします。 現在このオプションは、 ホワイトアウトされたファイルを回復するためにのみ使用可能です。 .El .Pp .Nm は、シンボリックリンクを削除するときリンクは削除しますが、 リンクが参照しているファイルは削除しません。 .Pp -ファイル``.''と``..''を削除しようとするとエラーになります。 +ファイル ``.'' と ``..'' を削除しようとするとエラーになります。 .Pp 指定したファイルをすべて削除した場合か、 .Fl f オプションが指定され、存在するファイルがすべて削除された場合に 0 を返します。 エラーが起きた場合は 1 以上の値を返します。 .Sh 注釈 .Nm は引数をパースするために .Xr getopt 3 を使用します。getopt は .Sq Li -- 引数を受け付けます。これはフラグオプションの読み込みを終了させます。 それゆえ、ダッシュ .Sq Li - で始まるファイルを削除できます。 例えば: .Dl $ rm -- -filename 絶対もしくは相対参照を用いることで同様の効果が得られます。 例えば: .Dl rm /home/user/-filename .Dl rm ./-filename -これはコマンドライン引数を -.Xr getopt 3 -で処理しないコマンドにおいて有効です。 .Sh 関連項目 .Xr rmdir 1 , .Xr undelete 2 , .Xr unlink 2 , .Xr fts 3 , .Xr getopt 3 , .Xr symlink 7 .Sh バグ .Fl P オプションではファイルシステムが固定ブロック長であると仮定されます。 UFS は固定長ファイルシステムですが、LFS はそうではありません。 さらに、通常ファイルは上書きされますが、それ以外の種類のファイルは 上書きされません。 .Sh 互換性 .Nm は、 .Fl f オプションが存在しないファイルに対するエラーのみをマスクする点が伝統的 実装と異なります。 .Pp また、伝統的 .Bx 実装では標準エラー出力ではなく標準出力に確認が出力されていました。 .Sh 規格 .Nm -コマンドは +コマンドは、ほぼ .St -p1003.2 互換です。 +指定された +.Ar file +がディレクトリの場合には +.Nm rm +が +.Xr rmdir 1 +のように動作することを、 +.Tn POSIX +では求めていることが例外です。 +このような動作が必要な場合には、本実装では +.Fl d +オプションが必要です。 +これは、ディレクトリに関する +.Nm +の歴史的な動作に従っています。 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .At v1 から登場しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/tar.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/tar.1 index 8a1e3bed8b..6f7b3ebe3d 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/tar.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/tar.1 @@ -1,501 +1,499 @@ .\" Copyright (c) 1991, 1992, 1993 Free Software Foundation -*- nroff -*- .\" See /usr/src/gnu/COPYING for conditions of redistribution .\" .\" Written by John F. Woods .\" Updated by Robert Eckardt .\" -.\" %Id: tar.1,v 1.18.2.1 1999/03/29 11:26:35 obrien Exp % +.\" %Id: tar.1,v 1.18.2.2 1999/05/04 18:15:05 ghelmer Exp % .\" .\" jpman %Id: tar.1,v 1.2 1997/06/24 07:09:44 bobson Stab % .Dd 25 August 1997 .Os FreeBSD .Dt TAR 1 .Sh 名称 .Nm tar .Nd テープアーカイバ; "tar" アーカイブファイルの操作 .Sh 書式 .Nm tar -.Op [-] Ns Ar bundled-options +.Op [-] Ns Ar bundled-options Ar Args .Op Ar gnu-style-flags -.Op Ar tarfile -.Op Ar blocksize -.Op Ar exclude-file -.Op Ar filenames -.Op Fl C Ar directory-name +.Oo +.Ar filenames | Fl C Ar directory-name +.Oc ... .Sh 解説 .Nm は、歴史的な理由により .Dq tape archiver を省略して名付けられました。 .Nm プログラムは、 .Ar tarfile と呼ばれる .Dq tar フォーマットのアーカイブファイルを作成し、アーカイブにファイルを追加したり、 またアーカイブからファイルを抽出したりします。 tarfile は通常磁気テープを指しますが、フロッピディスケットや 通常のファイルでも構いません。 .Pp 通常、 .Nm コマンドラインの最初の引数は、機能文字および機能変更文字からなる単語であり、 その前に ダッシュ (-) を付けても付けなくてもいいようになっています。 単語には、次の機能文字のうち丁度 1 つを含んでいる必要があります: .Cm A , .Cm c , .Cm d , .Cm r , .Cm t , .Cm u , .Cm x , これらはそれぞれ、 追加 (append)、作成 (create)、差分 (difference)、置換 (replace)、 リスト表示 (table of contents)、更新 (update)、抽出 (extract) を意味しています (下記に詳細があります)。 これらの他に、以下に詳細を述べる機能変更文字を、コマンド単語に 含めることができます。それらのいくつかは、コマンド単語内と同じ順で コマンドライン引数を要求します (使用例の節を参照)。 機能文字と機能変更文字は、GNU 形式の引数で指定することもできます (2 つのダッシュを最初に付け、1 つのコマンド単語ごとに機能文字か 機能変更文字を 1 つだけ指定する)。 アーカイブへの追加、アーカイブからの抽出、そしてリスト表示のために コマンドライン指定するファイル名には、 シェルのパターンマッチ文字列を使用することができます。 .Sh 機能 以下の機能のいずれか 1 つだけを必ず指定する必要があります。 .Pp .Bl -tag -width "--concatenate" -compact .It Fl A .It Fl -catenate .It Fl "-concatenate" 指定された (tar アーカイブ形式の) ファイルを tar アーカイブの末尾 に追加します。(追加する前の古い end-of-archive ブロックは削除さ れます。) これは、指定されたファイルがアーカイブの中の 1 ファイルとなるので はなく、指定したファイルの中に含まれているファイルを、最初に指定 したアーカイブに追加するという効果を持ちます。 .Em 注: このオプションは tarfile を再書き込みする必要があるため、1/4 インチカートリッジテープでは動作しません。 .It Fl c .It Fl -create 新しいアーカイブを作成して (もしくは古い内容を切り捨てて)、指定 されたファイルをアーカイブに書き込みます。 .It Fl d .It Fl -diff .It Fl -compare アーカイブの中のファイルと、それに相当するファイルシステム内の ファイルとの違いを調査します。 .It Fl -delete 指定されたファイルをアーカイブから削除します。(1/4 インチテープ では動作しません。) .It Fl r .It Fl -append アーカイブの末尾にファイルを追加します。(1/4 インチテープでは 動作しません。) .It Fl t .It Fl -list アーカイブ内容のリスト表示をします。もし引数としてファイル名が 指定されていれば、そのファイルだけがリスト表示されます。そうでなけ れば、アーカイブに含まれるすべてのファイルリストが表示されます。 .It Fl u .It Fl -update 指定したファイルのうち、アーカイブ内のファイルよりもディスク上の ファイルの変更時刻が新しいものだけを追加します。1/4 インチテープ では動作しません。 .It Fl x .It Fl -extract .It Fl -get アーカイブからファイルを抽出します。可能ならば、所有者、 変更時刻、ファイル属性はリストアされます。もし .Ar file 引数が指定されていなければ、アーカイブ内の全ファイルが抽出されます。 もし .Ar filename 引数がテープ上のディレクトリ名にマッチしていれば、そのディレクトリと ディレクトリ内のファイルが抽出されます。(ディレクトリ内の すべてのディレクトリについても同様に抽出されます。) もしアーカイブ内に、相当する同じファイルが複数含まれていれば (上記の .Fl -append コマンドを参照)、最後に含まれているものが他のすべてのファイルを 上書きする形で抽出されます。 .Sh オプション .Nm の他のオプションは、組み合わせて使用することができます。 1 文字オプションは、コマンド単語の中で指定することができます。 引数を与えるべきオプションの場合、オプションに続けて引数を指定し ます。1 文字オプションであれば、これに続くコマンドライン引数を 使用します (以下の .Sx 使用例 を参照してください。) .Pp .Bl -tag -width "--preserve-permissions" -compact .It Fl -help .Nm のすべてのコマンドオプションについて一覧と解説を表示します。 .It Fl -atime-preserve テープに書かれている、ファイルのアクセス時刻をリストアします。 (inode の変更時刻が変更されることに注意してください!) .It Fl b .It Fl -block-size Ar number 読み書きするブロックサイズを .Ar number * 512-byte ブロック に設定します。 .It Fl B .It Fl -read-full-blocks 短い読みだしブロックを、完全なブロックに再組み立てします。 (4.2BSD パイプの読み込み用。) .It Fl C Ar directory .It Fl -directory Ar directory 残りの引数を処理する前に .Ar directory へ移動します。 .It Fl -checkpoint アーカイブを読み書きする間に読み書きしたバッファの数を表示します。 .It Fl f Ar [hostname:]file .It Fl -file Ar [hostname:]file 指定された .Ar file (デフォルトは /dev/rsa0) を読み書きします。 もし .Ar hostname が指定されていれば、 .Nm は .Xr rmt 8 を使って、リモートマシン上の .Ar file を読み書きします。"-" はファイル名として使用されることもありますが、 これは標準入力から読み出したり、標準出力へ書き出したりするために使用されます。 .It Fl -force-local コロンがある時でさえ、アーカイブファイルはローカルのものとします。 .It Fl F Ar file .It Fl -info-script Ar file .It Fl -new-volume-script Ar file それぞれのアーカイブが終ると、スクリプトを実行します (暗黙の .Fl M 指定が行なわれます。) .It Fl -fast-read ワイルドカードで指定されていないすべての抽出ターゲットが アーカイブ内に見つかったら、その時点で終了します。 .It Fl G .It Fl -incremental 古い GNU-format インクリメンタルバックアップファイルを作成/リスト/ 抽出します。 .It Fl g Ar file .It Fl -listed-incremental Ar file 新しい GNU-format インクリメンタルバックアップファイルを作成/リスト/ 抽出します。 .It Fl h .It Fl -dereference シンボリックリンクをシンボリックのまま書き込みません。シンボリックリンクが 指しているデータを書き込みます。 .It Fl i .It Fl -ignore-zeros アーカイブの中のゼロブロック (通常、End-Of-File を意味する) を無視します。 .It Fl -ignore-failed-read ファイルが読めなくても、非 0 のステータスで exit しません。 .It Fl k .It Fl -keep-old-files ディスク上に既にあるファイルを保持します。つまり、アーカイブから 抽出するファイルは、ディスク上のファイルへ上書きしません。 .It Fl K Ar file .It Fl -starting-file Ar file アーカイブの中の .Ar file から (抽出、リストなどを) 始めます。 .It Fl l .It Fl -one-file-system あるファイルシステム内にあるファイルだけでアーカイブを作成します。 (他ファイルシステムへのマウントポイントを跨ぎません。) .It Fl L Ar number .It Fl -tape-length Ar number .Ar number * 1024 バイト書き込んだ後でテープの交換を要求します。 .It Fl m .It Fl -modification-time ファイルの変更時刻を抽出しません。 .It Fl M .It Fl -multi-volume マルチボリュームアーカイブを作成/リスト/抽出します。 .It Fl n .It Fl -norecurse 作成時に再帰的にサブディレクトリを走査しません。 .It Fl -volno-file Ar file ボリューム番号付きのファイル名です。 .It Fl N Ar date .It Fl -after-date Ar date .It Fl -newer Ar date 作成時間が .Ar date より新しいファイルだけを抽出します。 .It Fl -newer-mtime Ar date 変更時間が .Ar date より新しいファイルだけを抽出します。 .It Fl o .It Fl -old-archive .It Fl -portability POSIX フォーマットではなく、V7 フォーマットのアーカイブを作成します。 .It Fl O .It Fl -to-stdout ファイルを標準出力に抽出します。 .It Fl p .It Fl -same-permissions .It Fl -preserve-permissions 保護情報を完全に抽出します。 .It Fl -preserve .Fl p s の指定と同じ効果を持ちます。 .It Fl P .It Fl -absolute-paths ファイル名から先頭の `/' をとりません。 .It Fl R .It Fl -record-number メッセージ中にアーカイブ内のレコード番号を埋め込み表示します。 .It Fl -remove-files アーカイブに追加したファイルを、追加後に削除します。 .It Fl s .It Fl -same-order .It Fl -preserve-order アーカイブ内から抽出するファイルを、指定された順のままにします。 .It Fl -show-omitted-dirs アーカイブ作成中に除外されたディレクトリを表示します。 .It Fl S .It Fl -sparse 「少ない」ファイルを効率的に扱うようにします。 .It Fl T Ar file .It Fl -files-from Ar file .Ar file から抽出もしくは作成するファイル名を得ます。(1 行 1 ファイル名。) .It Fl -null null で終わっている名前を考慮し、 .Fl T の振舞を変更します。 これは .Fl C 指定を無効にします。 .It Fl -totals .Fl -create によって書かれた総バイト数を表示します。 .It Fl v .It Fl -verbose .Fl -create でアーカイブに書くファイルや .Fl -extract でアーカイブから 取り出すファイル名をリスト表示します。 ファイルの保護情報をファイル名とともに表示させるには、 .Fl -list を使います。 .It Fl V Ar volume-name .It Fl -label Ar volume-name 指定された .Ar volume-name を持ったアーカイブを作成します。 .It Fl -version .Nm プログラムのバージョン番号を表示します。 .It Fl w .It Fl -interactive .It Fl -confirmation すべての動作に対して、確認を求めるようになります。 .It Fl W .It Fl -verify アーカイブを書き込んだ後、ベリファイを試みます。 .It Fl -exclude Ar pattern .Ar pattern にマッチするファイルを除外します。 (抽出しません。追加しません。リスト表示しません。) .It Fl X Ar file .It Fl -exclude-from Ar file .Ar file に一覧されているファイルを除外します。 .It Fl y .It Fl -bzip2 .It Fl -bunzip2 アーカイブを .Xr bzip2 1 でフィルタリングします。 .It Fl Z .It Fl -compress .It Fl -uncompress アーカイブを .Xr compress 1 でフィルタリングします。 .It Fl z .It Fl -gzip .It Fl -gunzip アーカイブを .Xr gzip 1 でフィルタリングします。 .It Fl -use-compress-program Ar program アーカイブを .Ar program でフィルタリングします。 (これは、 .Fl d が指定されたときは ``decompress'' を意味しなければなりません。) .It Fl -block-compress テープもしくはフロッピのために、圧縮プログラムの出力をブロック 化します。(そうしないと、ブロック長がおかしくなり、デバイスドライバは そのブロックを拒絶するでしょう。) .It Fl [0-7][lmh] テープドライブと密度を指定します。 .It Fl -unlink ファイルを作成する前に、いったん削除します。 .El .Sh 使用例 "bert" と "ernie" というファイルを含む、 ブロックサイズが 20 ブロックのアーカイブを、 テープドライブ /dev/rsa0 に作るには、 .Pp .Dl tar cfb /dev/rsa0 20 bert ernie .Pp もしくは .Pp .Dl tar\ --create\ --file\ /dev/rsa0\ --block-size\ 20\ bert\ ernie .Pp と入力します。 .Fl f および .Fl b フラグは両方とも引数を必要としていることに注意してください。 この引数は、コマンド単語に書かれているのと同じ順序でコマンドラインから 取得されます。 .Pp /dev/rsa0 はデフォルトのデバイスであり、20 はデフォルトのブロック サイズですので、上記の例は次のように単純化できます。 .Pp .Dl tar c bert ernie .Pp "backup.tar" というアーカイブから、すべての C ソース及びヘッダを 抽出するには、次のようにタイプします。 .Pp .Dl tar xf backup.tar '*.[ch]' .Pp シェルがカレントディレクトリ内のファイル名に展開しないよう、パターンを クォートしなければならないことに注意してください。(当然、 シェルはアーカイブ内のファイル一覧にアクセスすることはできません。) .Pp ファイルを階層構造ごとコピーするには、このようにコマンドを使用してください: .Bd -literal tar cf - -C srcdir . | tar xpf - -C destdir .Ed .Pp ディスケットに、gzip を使った圧縮アーカイブを作成するには、次の ようなコマンドラインを使うといいでしょう。 .Pp .Dl tar --block-compress -z -c -v -f /dev/rfd1a -b 36 tar/ .Pp まとめ指定フラグと -- スタイルのフラグを混在させることができない ことに注意してください。次のようにタイプしなければならないわけで はなく、上記のような書き方で 1 文字フラグを使うことができます。 .Pp .Dl tar --block-compress --gzip --verbose --file /dev/rfd1a --block-size 20 tar/ .Pp 上のようにして作成したディスクの内容は、次のようにすればリスト 表示できます。 .Pp .Dl tar tvfbz /dev/rfd1a 36 .Pp 2 つの tar アーカイブを 1 つのアーカイブにまとめるには、 .Pp .Dl tar Af archive1.tar archive2.tar .Pp を使います。こうすると、archive2.tar に含まれているファイルが archive1.tar の末尾に追加されます。(単純に .Pp .Dl cat archive2.tar >> archive1.tar .Pp とタイプしてもうまくいかないことに注意してください。なぜなら、 tar アーカイブの末尾には end-of-file ブロックがあるからです。) .Pp srcdir ディレクトリから 1997 年 2 月 9 日 13:00 以降に変更をされた 全てのファイルをアーカイブするためには、以下の形式を使って下さい。 .Dl tar\ -c\ -f\ backup.tar\ --newer-mtime\ 'Feb\ 9\ 13:15\ 1997'\ srcdir/ .Pp 他の時間指定形式としては、'02/09/97 13:15', \&'1997-02-09 13:15', '13:15 9 Feb 1997', '9 Feb 1997 13:15', \&'Feb. 9, 1997 1:15pm', '09-Feb', '3 weeks ago', 'May first Sunday' があります。 正しいタイムゾーンを指定するためには、 `13:15 CEST' や `13:15+200' を使用して下さい。 .Sh 環境変数 .Nm プログラムは、以下の環境変数を参照します。 .Bl -tag -width "POSIXLY_CORRECT" .It POSIXLY_CORRECT 通常、 .Nm はファイル指定の中に混ざったフラグを処理します。 この環境変数を設定すると、 .Nm は最初のフラグ以外の引数を見つける とそれ以降の引数に対してフラグ処理を行なわないという、POSIX 仕様 に合わせた動作を行なうようになります。 .It SHELL インタラクティブモードにおいて、サブシェルの起動が要求されたとき、 SHELL 変数が設定されていればそれが、設定されていなければ "/bin/sh" が使用されます。 .It TAPE tar のデフォルトのテープドライブを変更します。(これは、さらに .Fl f フラグによって変更することができます。) .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width "/dev/rsa0" .It Pa /dev/rsa0 デフォルトのテープドライブ .El .\" This next request is for sections 1, 6, 7 & 8 only .\" (command return values (to shell) and fprintf/stderr type diagnostics) .\" .Sh 診断 .Sh 関連項目 .Xr bzip2 1 , .Xr compress 1 , .Xr gzip 1 , .Xr pax 1 , .Xr ft 8 , .Xr rmt 8 .\" .Sh 規格 .Sh 歴史 .Nm フォーマットは立派な歴史を持っていて、Sixth Edition UNIX に 原点があります。 この .Nm の実装は GNU 実装であり、John Gilmore によって書かれた パブリックドメイン tar が元になっています。 .Sh 作者 次の人を含む、大変多くの人々。[ソースの中の ChangeLog ファイルに記 述されている人々] .An John Gilmore (オリジナルのパブリックドメイン版の作者), .An Jay Fenlason (最初の GNU 作者), .An Joy Kendall , .An Jim Kingdon , .An David J. MacKenzie , .An Michael I Bushnell , .An Noah Friedman そして バグフィックスや追加を貢献してくれた無数の人々。 このマニュアルページは NetBSD 1.0 release から、 .Bx Free グループが 取り込んだものです。 .Sh バグ 特徴的な .Fl C オプションの動作は、伝統的な tar プログラムのそれとは異なるので、 あまり頼りにはできません。 .Pp .Fl A コマンドで任意の数の tar アーカイブを結合できればいいのですが、 それはできません。これをやろうとしても、 2 つ目以降のアーカイブの end-of-archive ブロックが削除されずに残ってしまいます。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man5/gettytab.5 b/ja_JP.eucJP/man/man5/gettytab.5 index 68498c216e..3b36bec12f 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man5/gettytab.5 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man5/gettytab.5 @@ -1,521 +1,521 @@ .\" Copyright (c) 1983, 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" from: @(#)gettytab.5 8.4 (Berkeley) 4/19/94 -.\" %Id: gettytab.5,v 1.18.2.1 1999/04/07 05:35:25 peter Exp % +.\" %Id: gettytab.5,v 1.18.2.2 1999/05/02 09:35:33 brian Exp % .\" .\" jpman %Id: gettytab.5,v 1.3 1998/07/30 15:25:14 horikawa Stab % .\" " .\" WORD: terminal line 端末回線 .\" WORD: .Sh CAPABILITIES ケーパビリティ .\" WORD: erase 文字消去 .\" WORD: kill 行削除 .\" WORD: delay 遅延 .\" WORD: comma コンマ .\" WORD: banner バナー .\" WORD: answer chat script アンサーチャットスクリプト .\" WORD: screen 画面 [termcap.5 gettytab.5] .\" " .Dd April 19, 1994 .Dt GETTYTAB 5 .Os BSD 4.2 .\" turn off hyphenation .hym 999 .Sh 名称 .Nm gettytab .Nd 端末設定データベース .Sh 書式 .Nm gettytab .Sh 解説 .Nm ファイルは .Xr termcap 5 データベースを単純化したバージョンで、 端末回線を記述するのに用いられます。 冒頭に起動される端末ログインプロセス .Xr getty 8 は起動されるたびに .Nm ファイルにアクセスするので、 比較的簡単に端末の特性を再設定することができます。 データベースの各エントリは、それぞれ1個の端末クラスを記述するのに用いられます。 .Pp デフォルトの端末クラス .Em default が存在し、 他の全てのクラスに対するグローバルなデフォルト値を記述するのに 用いられます。 (言い替えれば、まず、 .Em default エントリを読み込み、その後で、必要なクラスのエントリを読み込み、 デフォルトの設定をクラス固有の設定で上書きします。) .Sh ケーパビリティ ファイルレイアウトの解説については、 .Xr termcap 5 を参照して下さい。 以下の .Em デフォルト 欄は、 使用する端末用のテーブルに値がなく、特別の .Em default テーブルにも値がない場合に用いられる値です。 .Bl -column 名称 文字列 /usr/bin/login .It Sy 名称 型 デフォルト 解説 .It "ac 文字列 unused モデム応答のための想定文字列-応答チャットスクリプト" .It "al 文字列 unused プロンプトを出さずに自動ログインするユーザ" .It "ap bool 偽 端末はどのパリティでも受け付ける" .It "bk 文字列 0377 代用の行末文字 (入力ブレーク)" .It "c0 数値 unused メッセージ書き出しのための tty 制御フラグ群" .It "c1 数値 unused ログイン名読み込みのための tty 制御フラグ群" .It "c2 数値 unused 端末を去るときの制御フラグ群" .It "ce bool 偽 crt 文字消去アルゴリズムを用いる" .It "ck bool 偽 crt 行削除アルゴリズムを用いる" .It "cl 文字列" Ta Dv NULL Ta .No "画面削除シーケンス" .It "co bool 偽 コンソール -" .Ql \en をログインプロンプトの後に追加する .It "ct 数値 10 ac/ic スクリプトのためのチャットタイムアウト" .It "dc 数値 0 チャットデバッグ用ビットマスク" .It "de 数値 0 この秒数だけ待って、最初のプロンプトを書く前に入力をフラッシュする" .It "ds 文字列" Ta So Li ^Y Sc Ta .No "遅延されたサスペンド文字" .It "dx bool 偽 " .Dv DECCTLQ をセットする .It "ec bool 偽 echo を残す" .Tn OFF .It "ep bool 偽 端末は偶数パリティを用いる" .It "er 文字列" Ta So Li ^? Sc Ta .No "消去文字" .It "et 文字列" Ta So Li ^D Sc Ta .No "テキストの終り" .Pq Dv EOF 文字 .It "ev 文字列" Ta Dv NULL Ta .No "環境変数の初期設定" .It "f0 数値 unused メッセージ書き出しのための tty モードフラグ群" .It "f1 数値 unused ログイン名読み込みのための tty モードフラグ群" .It "f2 数値 unused 端末を去るときの tty モードフラグ群" .It "fl 文字列" Ta So Li ^O Sc Ta .No "出力フラッシュ文字" .It "hc bool 偽 " 最後のクローズのときに回線をハングアップ .Tn させない .It "he 文字列" Ta Dv NULL Ta .No "ホスト名編集文字列" .It "hn 文字列 hostname ホスト名" .It "ht bool 偽 端末に本物のタブが実装されている" .It "hw bool 偽 cts/rts によるハードウェアフロー制御を行う" .It "i0 数値 unused メッセージ書き出しのための tty 入力フラグ群" .It "i1 数値 unused ログイン名読み込みのための tty 入力フラグ群" .It "i2 数値 unused 端末を去るときの tty 入力フラグ群" .It "ic 文字列 unused モデム初期化のための、想定入力-出力チャットスクリプト" .It "if 文字列 unused プロンプトの前に、/etc/issue のように名前で指定したファイルを表示する" .It "ig bool 偽 ログイン名に含まれるガベージ文字を無視する" .It "im 文字列" Ta Dv NULL Ta .No "冒頭の (バナー) メッセージ" .It "in 文字列" Ta So Li ^C Sc Ta .No "割り込み文字" .It "is 数値 unused 入力スピード" .It "kl 文字列" Ta So Li ^U Sc Ta .No "行消去文字" .It "l0 数値 unused メッセージ書き出しのための tty ローカルフラグ群" .It "l1 数値 unused ログイン名読み込みのための tty ローカルフラグ群" .It "l2 数値 unused 端末を去るときの tty ローカルフラグ群" .It "lm 文字列 login: ログインプロンプト" .It "ln 文字列" Ta So Li ^V Sc Ta .No "次の文字がリテラル値であることを示す文字" .It "lo 文字列" Ta Pa /usr/bin/login Ta .No "名前を得たときに実行するプログラム" .It "mb bool 偽 キャリアに基づいたフロー制御を行う" .It "nl bool 偽 端末には改行文字がある (あるいは、あるはずである)" .It "np bool 偽 端末はパリティを用いない (つまり 8 ビット文字)" .It "nx 文字列 default (速度の自動選択のための) 次のテーブル" .It "o0 数値 unused メッセージ書き出しのための tty 出力フラグ群" .It "o1 数値 unused ログイン名読み込みのための tty 出力フラグ群" .It "o2 数値 unused 端末を去るときの tty 出力フラグ群" .It "op bool 偽 端末は奇数パリティを用いる" .It "os 数値 unused 出力スピード" .It "pc 文字列" Ta So Li \e0 Sc Ta .No "パッド文字" .It "pe bool 偽 プリンタの (ハードコピー) 文字消去アルゴリズムを用いる" .It "pf 数値 0 最初のプロンプトと" 引き続くフラッシュの間の遅延 (秒数) .It "pp 文字列 unused PPP 認証プログラム" .It "ps bool 偽 回線は" .Tn MICOM ポートセレクタに接続されている .It "qu 文字列" Ta So Li \&^\e Sc Ta .No "終了文字" .It "rp 文字列" Ta So Li ^R Sc Ta .No "行の再タイプ文字" .It "rt 数値 unused ac 使用時の ring タイムアウト" .It "rw bool 偽 入力に raw モードを" .Tn 用いずに 、cbreak を用いる .It "sp 数値 unused (入力および出力の) 回線速度" .It "su 文字列" Ta So Li ^Z Sc Ta .No "サスペンド文字" .It "tc 文字列 none テーブルの続き" .It "to 数値 0 タイムアウト (秒数)" .It "tt 文字列" Ta Dv NULL Ta .No "端末の型 (環境変数用)" .It "ub bool 偽 (プロンプトなどの) バッファリングしない出力を行う" .It "we 文字列" Ta So Li ^W Sc Ta .No "単語消去文字" .It xc bool 偽 制御文字を .Ql ^X の形で出力 .Tn しない .It "xf 文字列" Ta So Li ^S Sc Ta Dv XOFF (出力ストップ) 文字 .It "xn 文字列" Ta So Li ^Q Sc Ta Dv XON (出力開始) 文字 .It "Lo 文字列 C バナーメッセージでの \&%d のために用いるロケール" .El .Pp 以下のケーパビリティはもはや .Xr getty 8 によってサポートされていません。 .Bl -column 名称 文字列 /usr/bin/login .It "bd 数値 0 バックスペースでの遅延" .It "cb bool 偽 crt バックスペースモードを用いる" .It "cd 数値 0 復帰 (carriage return) での遅延" .It "fd 数値 0 フォームフィード (垂直移動) での遅延" .It "lc bool 偽 端末では小文字が使える" .It "nd 数値 0 改行 (ラインフィード) での遅延" .It "uc bool 偽 端末では大文字しか使えない" .El .Pp 回線速度が指定されていない場合、getty が起動された時に設定されている速度は 変更されません。 入力速度または出力速度を指定したときは、 指定した方向の回線速度のみが上書き更新されます。 .Pp メッセージの出力時、ログイン名の入力時、 getty が処理を済ませて端末を手放す時に用いる 端末モードの値は ブール型フラグの指定に基づいて決定されます。 もしこの決定が適切でないことが分かった場合、 これら3つのどれか (あるいはすべて) の値は、数値指定 .Em \&c0 , .Em \&c1 , .Em \&c2 , .Em \&i0 , .Em \&i1 , .Em \&i2 , .Em \&l0 , .Em \&l1 , .Em \&l2 , .Em \&o0 , .Em \&o1 , .Em \&o2 のいずれかで上書きされます。 これらの数値指定では、フラグの値 (通常は、0 を頭につけた 8 進数) そのものを指定することができます。 これらのフラグは termio の .Em c_cflag , .Em c_iflag , .Em c_lflag , および .Em c_oflag の各フィールドにそれぞれ対応します。 それらのセットの各々は、完全に指定しなければ有効になりません。 .Em \&f0 , .Em \&f1 , および .Em \&f2 は TTY サブシステムの旧版の実装に対する後方互換性を意図した物です。 これらのフラグには、sgttyb の .Em sg_flags フィールドの (32 ビット) 値の下位 16 ビットが含まれます。また、上位 16 ビットは ローカルモードを収めるワードを表します。 .Pp もし .Xr getty 8 がナル文字 (回線ブレークを示すものと見なされます) を受け取った場合、 プログラムは .Em nx エントリに示されたテーブルを用いて再始動します。 もしこのエントリがなければ、今まで用いていたテーブルを再び用います。 .Pp 遅延はミリ秒単位で指定し、tty ドライバが使用可能な遅延のうち最も 近いものが用いられます。 より大きな確実性が必要な場合は、0 から 1, 2, 3 までの値の 遅延はドライバの特別な遅延アルゴリズムから選択するものと解釈されます。 .Pp .Em \&cl 画面消去文字列には、その前に必要な遅延時間をミリ秒単位の (10 進数) 数値で (termcap 風に) 書くことができます。 この遅延はパディング文字 .Em \&pc を繰り返して用いることによりシミュレートされます。 .Pp 初期化メッセージ .Em \&im ログインメッセージ .Em \&lm および初期化ファイル .Em \&if は、以下の文字の並びをどれでも含めることができます。これらは .Xr getty 8 が実行されている環境から得た情報に展開されます。 .Pp .Bl -tag -offset indent -width \&%xxxxxxxxxxxxxx .It \&%d 現在の日付と時間を、 .Em \&Lo 文字列で指定したロケールでの表記法 ( .Xr strftime 3 の \&%+ フォーマット) で表したもの。 .It \&%h マシンのホスト名。通常は .Xr gethostname 3 によってシステムから得ますが、テーブルの .Em \&hn エントリで指定して、この値を書き換えることができます。 どちらの場合でも、これは .Em \&he 文字列を用いて編集することができます。 .Em \&he 文字列の中にある 1 個の '@' は 実際のホスト名から最終的なホスト名に 1文字のコピーを引き起こします。 .Em \&he 文字列中の '#' は実際のホスト名の次の1文字をスキップさせます。 \&'@' でも '#' でもない各文字は最終的なホスト名にコピーされます。 余分な '@' と '#' は無視されます。 .It \&%t tty の名前。 .It "\&%m, \&%r, \&%s, \&%v" それぞれ、 .Xr uname 3 が返す マシンの型、オペレーティングシステムのリリース、オペレーティングシステムの 名前、そしてカーネルのバージョンです。 .It \&%% 1 個の .Dq % 文字。 .El .Pp getty がログインプロセス (通常は .Dq Pa /usr/bin/login ですが、 .Em \&lo 文字列で指定されていればそれ)を実行するとき、このプロセスの環境には .Em \&tt 文字列 (が存在すれば) で指定した 端末の型が設定されます。 .Em \&ev 文字列は、プロセスの環境にデータを追加するために使用することができます。 これはコンマで区切られた文字列からなり、それぞれは、 .Em name=value という形式になっていると仮定されます。 .Pp もしタイムアウトとして、 .Em \&to に 0 以外の値を指定した場合、 指定された秒数経過した後に終了します。 すなわち、getty はログイン名を受け取って制御を .Xr login 1 に渡すか、または alarm シグナルを受け取って終了します。 これはダイヤルイン回線をハングアップするために有用です。 .Pp .Xr getty 8 からの出力は、 .Em \&op か .Em \&np が指定された場合を除いて、偶数パリティを用います。 .Em \&op 文字列と .Em \&ap を一緒に指定すると、 入力としてはパリティが何であっても許可し、出力としては奇数パリティを 生成します。 注意: これは、getty が実行されているときのみ適用され、端末ドライバの 制限によりここまで完全な実装ができないかもしれません。 .Xr getty 8 は .Dv RAW モードのときは入力文字のパリティ検査を行いません。 .Pp もし .Em \&pp 文字列が指定されていて、 PPP リンク確立シーケンスが認識されると、 getty は pp オプションで指定されているプログラムを起動します。 これは PPP 着信を取り扱うために用いることができます。 .Pp .Nm getty は以下の2つのケーパビリティを用いて利用できるチャットスクリプト機能を 提供します。これによって、 基本的なインテリジェントモデムをある程度取り扱えるようにします。 .Pp .Bl -tag -offset indent -width \&xxxxxxxx -compact .It ic モデムを初期化するチャットスクリプト。 .It ac コールに答えるチャットスクリプト。 .El .Pp チャットスクリプトは、受信を想定した文字列/送信する文字列の対の連なり からなります。チャット文字列が始まるとき、 .Nm getty は最初の文字列を待ち、その文字列を見つけたら 2 番目の文字列を送ります。 以後も同様に処理を進めます。 指定された文字列は 1 個以上のタブあるいはスペースで区切られています。 文字列には標準 ASCII 文字と、特別な「エスケープ」を含めることが できます。エスケープは、バックスラッシュに続き 1 文字以上の文字が 続いたもので、それは 以下のように解釈されます。 .Pp .Bl -tag -offset indent -width \&xxxxxxxx -compact .It \ea ベル文字。 .It \eb バックスペース。 .It \en 改行。 .It \ee エスケープ。 .It \ef フォームフィード。 .It \ep 0.5秒の一時停止。 .It \er 復帰文字。 .It \eS, \es 空白文字。 .It \et タブ。 .It \exNN 16 進数のバイト値。 .It \e0NNN 8 進数のバイト値。 .El .Pp .Ql \ep 文字列は送信文字列でのみ有効で、前の文字と次の文字を送る間に 0.5 秒の 一時停止を発生することに注意のこと。 16 進数値は最大で 16 進数 2 桁で、 8 進数値は最大で 8 進数 3 桁です。 .Pp .Em \&ic チャットシーケンスはモデムやそれに類似したデバイスを初期化するのに 用いられます。ヘイズ互換のコマンドセットを持つモデム用の初期化チャット スクリプトの典型例は、以下のようなものでしょう。 .Pp .Dl :ic="" ATE0Q0V1\er OK\er ATS0=0\er OK\er: .Pp このスクリプトは何も待たず (つまり常に成功し)、モデムが正しいモード (コマンドエコーを抑制し、応答を返す際に冗長モードで返す) に確実になるようなシーケンスを送り、それから自動応答を 切ります。 終了する前に、"OK" という反応を待ちます。 この初期化シーケンスは、モデムの応答をチェックして モデムが正しく機能しているかを確かめるために 用いられます。 初期化スクリプトが完了するのに失敗した場合、 .Nm getty はこれを致命的な状態であると見なし、その結果として、 .Xr syslogd 8 を用いてログを残してから終了します。 .Pp 同様に、アンサーチャットスクリプトは (通常) "RING" に対して手動で電話に応答するために 用いることができます。 アンサースクリプトを指定して起動した場合、 .Nm getty はポートをノンブロッキングモードでオープンし、それ以前の余分な入力をすべて 消去し、ポートへのデータを待ちます。 何らかのデータが取得可能になるとすぐ、アンサーチャットスクリプトが 開始し、文字列がスキャンされ、アンサーチャットスクリプトに従って 応答します。 ヘイズ互換のモデムでは、スクリプトは通常以下のような感じのものになるでしょう。 .Pp .Dl :ac=RING\er ATA\er CONNECT: .Pp これは、"ATA" コマンドによってモデムに応答させ、続いて 入力をスキャンして文字列 "CONNECT" を探します。 もし .Em \&ct タイムアウトが生じる前にこの文字列を受け取った場合、 通常のログインシーケンスが開始されます。 .Pp .Em \&ct ケーパビリティはすべての送信文字列および想定される入力文字列 に適用されるタイムアウトの値を指定します。このタイムアウトは 文字列待ちを行うごと、および文字列送信を行うごとに設定されます。 少なくともリモートとローカルのモデムの間のコネクションが確立される のにかかる時間 (通常およそ 10 秒) だけの長さは必要です。 .Pp ほとんどの情況で、コネクションが検出された後に 追加の入力のすべてをフラッシュしたいと思うものですが、 この目的には .Em \&de ケーパビリティを使うことができます。これは、 コネクションが確立された後で短時間の遅延をかけ、 その間に接続データがすべてモデムによって送られてしまうのと 同じ効果を持ちます。 .Pp .Sh 関連項目 .Xr login 1 , .Xr gethostname 3 , .Xr uname 3 , .Xr termcap 5 , .Xr getty 8 , .Xr telnetd 8 . .Sh バグ 特殊文字 (文字消去、行削除など) は .Xr login 1 によってシステムのデフォルトに再設定されてしまいます。 .Em 常に、 ログイン名としてタイプした '#' あるいは '^H' は1文字消去として 扱われ、'@' は行消去として扱われます。 .Pp 遅延機能は実クロックです。 全般的に柔軟性がないという問題はさておき、遅延アルゴリズムのいくつかは 実装されていません。 端末ドライバが正常な遅延の設定をサポートしている必要があります。 .Pp .Em \&he ケーパビリティは全く知的ではありません。 .Pp 忌まわしい .Xr termcap 5 フォーマットより、もっと合理的なものを選ぶべきでした。 .Sh 歴史 .Nm ファイルフォーマットは .Bx 4.2 で登場しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man5/login.conf.5 b/ja_JP.eucJP/man/man5/login.conf.5 index 49f37433aa..d48c17ffd1 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man5/login.conf.5 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man5/login.conf.5 @@ -1,354 +1,356 @@ .\" Copyright (c) 1996 David Nugent .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, is permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice immediately at the beginning of the file, without modification, .\" this list of conditions, and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. This work was done expressly for inclusion into FreeBSD. Other use .\" is permitted provided this notation is included. .\" 4. Absolutely no warranty of function or purpose is made by the author .\" David Nugent. .\" 5. Modifications may be freely made to this file providing the above .\" conditions are met. .\" -.\" %Id: login.conf.5,v 1.15 1998/02/21 23:29:59 fenner Exp % -.\" jpman %Id: login.conf.5,v 1.3 1998/07/21 23:10:00 jsakai Stab % +.\" %Id: login.conf.5,v 1.15.2.1 1999/04/30 18:48:05 hoek Exp % .\" +.\" jpman %Id: login.conf.5,v 1.3 1998/07/21 23:10:00 jsakai Stab % .Dd November 22, 1996 .Dt LOGIN.CONF 5 .Os FreeBSD .Sh 名称 .Nm login.conf .Nd ログインクラス ケーパビリティ データベース .Sh 書式 .Pa /etc/login.conf , .Pa ~/.login_conf .Sh 解説 login.conf には、ログインクラスについてのさまざまな属性やケーパビリティが 含まれています。 ログインクラス (ユーザアカウントデータベースである .Pa /etc/master.passwd のそれぞれの行について自由に設定できる注釈) は、セッションの アカウンティングやリソース制限、ユーザ環境設定などを決定します。 ログインクラスはシステム内のさまざまなプログラムから利用され、 ユーザのログイン環境を設定するほか、 ポリシー、アカウンティング及び管理上の制限を設定します。 ログインクラスはまた、 システムや利用可能な種々の認証機構に対するユーザ認証手段を提供します。 .Pp システムのユーザクラスケーパビリティデータベースである .Pa /etc/login.conf の中の "default" という特別なレコードは、 .Pa /etc/master.passwd 内に有効なログインクラスを持たない root 以外のすべてのユーザに よって自動的に使われます。有効なログインクラスを持たない uid が 0 の ユーザは、"root" レコードが存在する場合はそのレコードが、 存在しない場合は "default" レコードがログインクラスとして使われます。 .Pp FreeBSD においては、個々のユーザは .Pa .login_conf というファイルをホームディレクトリに作成することができます。 このファイルは (/etc/login.conf と) 同じフォーマットで、 レコード id が "me" である 1 エントリのみで構成されます。 もし .login.conf が存在するならば、このファイルは .Xr login 1 によって使用され、システムのログインケーパビリティデータベースによって 指定されたユーザ環境設定を上書き設定します。 その際、ログインケーパビリティのサブセット、 典型的には承認やリソース制限そしてアカウンティングを含まないもの のみが上書きされます。 .Pp クラスケーパビリティデータベースのレコードは、コロンで区切られた いくつかのフィールドから構成されています。 各レコードの最初のフィールドは、レコードを特定するための 1 つまたは複数の名前で、それらは '|' 文字で区切られます。 その最初の名前が、最も一般化された短縮名称です。 最後の名前は、ログインケーパビリティエントリをより分かりやすく説明した 長い名前であるべきで、他の名前はその同義語です。 すべての名前は小文字かつ空白を含まないようにすべきですが、 最後の名前は可読性を考慮して、大文字やブランクを含んでいてもよいでしょう。 .Pp ケーパビリティデータベースのフォーマットについての詳細な説明は .Xr getcap 3 を参照してください。 .Sh ケーパビリティ データベース内のそれぞれの行に含まれるフィールドは、 .Xr getcap 3 の慣習に従い、ブール型、文字列型 .Ql \&= 数値型 .Ql \&# があります。 しかしながら数値データのところは、数値型が拒否され文字列型が 受け入れられることがあったり、両方の書式が両方の書式が受け入れられることも あります。 値は次のカテゴリに分類されます。 .Bl -tag -width "program" .It file データファイルへのパス名 .It program 実行可能ファイルへのパス名 .It list コンマや空白で区切られた値のリスト (または値の組) .It path 普通の csh の慣習に従った、空白やコンマで区切られたパス名のリスト (先頭のユーザ名を伴う/伴わないチルダはホームディレクトリに展開される等) .It number 10進数(デフォルト)、16進数(0xで始まる)、または 8進数(0で始まる)の 数値型の値。数値型の場合、設定できる値は 1 つだけです。 数値型は文字列型のフォーマットでも指定できる場合があります (ケーパビリティタグ '#' の代わりに '=' で値が区切られているなど)。 どの方法が使われた場合でも、データベース中のすべての行は修正したい行の値を 正確に上書きするために、同じ方法を用いなければなりません。 .It size サイズを表す文字。単位のデフォルトの解釈はバイトで、サフィックスに よって別の単位を指定できます。 .Bl -tag -offset indent -compact -width xxxx .It b 512バイトブロックの明示的な指定 .It k キロバイトの指定 (1024バイト) .It m 1 メガバイトの乗数の指定 (1048576 バイト) .It g ギガバイト単位の指定。そして .It t テラバイトの記述。 .El サイズの値は数値であり、サフィックスの大文字小文字は重要ではありません。 連続した値は足し込まれます。 .It time 時間の期間。デフォルトの単位は秒。 プレフィックスによって別の単位を指定できます。 .Bl -tag -offset indent -compact -width xxxx .It y 1 年を 365 日で数えた年数の指定 .It w 週の数の指定 .It d 日数 .It h 時間数 .It m 分数 .It s 秒数 .El 連続した値は足し込まれます。 たとえば 2 時間 40 分は 9600s、160m または 2h40m と 表現することができます。 .El .Pp 特別な .Em tc=value 表記を使用することにより、通常の約束事であるケーパビリティエントリの 補間が可能です。 .Pp .Sh リソース制限 .Bl -column coredumpsize indent indent .Sy Name Type Notes Description .It cputime time CPU 使用制限 .It filesize size ファイルサイズの最大値制限 .It datasize size データサイズの最大値制限 .It stacksize size スタックサイズの最大値制限 .It coredumpsize size コアダンプサイズの最大値制限 .It memoryuse size コアメモリ使用量の最大値制限 .It memorylocked size コアメモリロック可能量の最大値制限 .It maxproc number プロセス数の最大値制限 .It openfiles number プロセスごとにオープンできるファイル数の最大値制限 .El .Pp これらのリソース制限エントリは、実際には最大値と現在の 制限値の両方を指定します ( .Xr getrlimit 2 を参照してください)。 普通は現在の制限値 (ソフトリミット) が使われますが、 ユーザは現在の制限値を最大制限値 (ハードリミット) まで増やすことが 許されています。 最大制限値と現在の制限値はケーパビリティ名に各々 -max 及び -cur を 追加することによって指定できます。 .Pp .Sh 環境 .Bl -column ignorenologin indent xbinxxusrxbin .Sy Name Type Notes Description .It charset string $MM_CHARSET 環境変数の明示的な設定値 .It hushlogin bool false ~/.hushlogin ファイルがある場合と同じ .It ignorenologin bool false nologin によってログインを禁止されません .It lang string $LANG 環境変数を指定した値に設定します .It manpath path マニュアルページのデフォルト検索パス .It nologin file このファイルが存在する場合、ファイルの内容が画面に表示され、そのログインセッションは終了されます .It path path /bin /usr/bin デフォルトコマンド検索パス .It priority number 優先度 (nice) レベルの初期値 .It requirehome bool false ログインのために有効なホームディレクトリが必要 .It setenv list コンマで区切られた環境変数とその設定値のリスト .It shell prog パスワードファイルで指定されているシェルより優先して実行されるセッションシェル。SHELL 環境変数の値は、パスワードファイルで指定されているものになります。 .It term string su 他の手段によって決定できない場合のデフォルトの端末タイプ .It timezone string $TZ 環境変数のデフォルト値 .It umask number 022 umask の初期値。続く数字が 8進数と解釈されるように、常に 0 から始めます .It welcome file /etc/motd ウェルカムメッセージが入っているファイル .El .Pp .Sh 認証 .Bl -column minpasswordlen indent indent .Sy Name Type Notes Description .It minpasswordlen number 6 ローカルパスワード文字列長の最小値 .\" .It approve program Program to approve login. .It auth list passwd 許可される認証形式。 最初の値がデフォルトの形式になります。 .It auth- list 'type' で指定された認証タイプで許可される認証形式。 .It copyright file 追加のコピーライト情報を含んだファイル .\".It widepasswords bool false Use the wide password format. The wide password .\" format allows up to 128 significant characters in the password. .It host.allow list クラス内のユーザがアクセス可能なリモートホストワイルドカードのリスト .It host.deny list クラス内のユーザがアクセス不可なリモートホストワイルドカードのリスト .It times.allow list ログインが許されている時間帯のリスト .It times.deny list ログインが許されない時間帯のリスト .It ttys.allow list クラス内のユーザがアクセスに使用できる端末と端末グループのリスト .It ttys.deny list クラス内のユーザがアクセスに使用不可な端末と端末グループのリスト .El .Pp これらのフィールドは、ログイン認証システムの中で .Xr passwd 1 や、その他のプログラムから使用される予定です。 .Pp 環境変数を設定するケーパビリティは、その中の文字 .Ql \&~ と .Ql \&$ の両方がスキャンされ、これらはそれぞれ ユーザのホームディレクトリ及びユーザ名に置換されます。 環境変数中にこれらの文字をそのまま含める場合には、 その前にバックスラッシュ '\\' をつけてエスケープします。 .Pp .Em host.allow と .Em host.deny エントリはコンマで区切られたリストで、システムへのリモートアクセスの チェックに使われます。 これらはホスト名か IP アドレスまたはその両方を含むリストからなり、 それらに対してリモートログインのチェックが行われます。 このリストの各項目は、ワイルドカード一致用にシェルプログラムが使用しているのと 同じ書式のワイルドカードを含むことができます (実装の詳細は .Xr fnmatch 3 を参照してください)。 ホストのチェックは、リモートシステムのインターネットアドレス と (もし有効なら) ホスト名の両方をつきあわせて行われます。 両方のリストが空かもしくは指定されていない場合、あらゆるリモートホスト からのログインは許可されます。 host.allow が 1 つかそれ以上のホストを含む場合、リスト中の 各項目のどれかにマッチしたリモートシステムのみがログインを許されます。 host.deny が 1 つかそれ以上のホストを含む場合、そのリストのどれかに マッチしたホストからのログインが禁止されます。 .Pp .Em times.allow と .Em times.deny エントリはコンマで区切られた期間のリストであり、この期間はクラス内の ユーザがログインを許されます。 これらは 1 つ以上の日のコード指定と、これに続けて 24 時間表記の開始時刻と 終了時刻をハイフンまたはダッシュで区切ったものとして表現されます。 たとえば MoThSa0200-1300 は、月、木、土の 午前 2 時から午後 1 時と解釈されます。 これらの時間指定リストの両方が空だった場合、クラス内のユーザはいつでもアクセス 可能になります。 .Em times.allow が指定されている場合、ログインは指定された期間のみ許可されます。 もし .Em times.deny が指定されている場合、 .Em times.allow の中で期間が指定されているかどうかに関わらず、指定された期間は ログインできなくなります。 .Pp .Xr login 1 が強制することは、これらのエントリにより許可された期間内に実際の ログインが行なわれることのみである点に注意して下さい。 セッションの生存期間に関して更なる規制をかけるには、別のデーモンを用意し、 許可されている期間から許可されていない期間への 遷移を監視する必要があります。 .Pp .Em ttys.allow と .Em ttys.deny エントリは、クラス内のユーザがシステムにアクセスするために使う コンマで区切られた(/dev/ プレフィックスを除く)端末デバイスと、 端末グループ (ttygroup) のリストです (ttygroup の詳細は .Xr getttyent 3 と .Xr ttys 5 を参照して下さい)。 どちらのエントリも存在しない場合、ユーザが使用するログインデバイスの選択には 制限はありません。 .Em ttys.allow のみ指定されている場合、ユーザの使えるデバイスは指定されたグループ またはデバイスリストのみに制限されます。 .Em ttys.deny のみ指定されている場合、ユーザは指定されたデバイスやデバイス グループを使用できません。 両方が与えられていてかつどちらも空でない場合、ユーザは ttys.allow で指定されていて、ttys.deny では指定されていないデバイス群のみ 使用できます。 .Sh アカウント制限 -.Bl -column passwordperiod indent indent +.Bl -column host.accounted indent indent .Sy Name Type Notes Description .It accounted bool false このクラス内の全ユーザの セッション時間アカウウンティングを有効化 .It autodelete time アカウント失効後自動で削除されるまでの時間 .It bootfull bool false セッション終了時の「ttygroup が一杯の場合にのみブート」戦略を 有効にする .It daytime time 1 日あたりのログイン最大時間 .It expireperiod time 期限切れまでの割り当て時間 .It graceexpire time 失効したアカウントの猶予日数 .It gracetime time 追加された、猶予ログイン許可時間 .It host.accounted list ログインセッションがアカウントされる リモートホストワイルドカードのリスト .It host.exempt list ログインセッションのアカウンティング を免除されたリモートホストワイルドカードのリスト .It idletime time ログアウトまでの最大アイドル時間 .It monthtime time 月毎の最大ログイン時間 -.It passwordtime time パスワードが無効になるまでの時間 +.It passwordtime time 次回パスワード無効日を指定するために +.Xr passwd 1 +が使用 .It refreshtime time アカウントのリフレッシュ許可時間 .It refreshperiod str リフレッシュが行なわれる頻度 .It sessiontime time セッション毎の最大ログイン時間 .It sessionlimit number すべてのグループに対する tty 上の 同時最大ログイン数 .It ttys.accounted list ログインアカウントが有効な tty と ttygroup のリスト .It ttys.exempt list ログインアカウントが無効な tty と ttygroup のリスト .It warnexpire time 失効しそうなアカウントに対する事前の注意を 行なう時間 .It warnpassword time 失効しそうなパスワードに対する事前の 注意を行なう時間 .It warntime time 時間切れになりそうな場合に対する事前の注意を 行なう時間 .It weektime time 1 週間毎の最大ログイン時間 .El .Pp これらのフィールドは、ユーザのログインアクセスを規制、コントロール、記録する タイムアカウンティングシステムによって使われます。 .Pp .Em ttys.accounted と .Em ttys.exempt フィールドは、先に述べた .Em ttys.allow と .Em ttys.deny と同じような方法で状態を操作します。 .Em host.accounted と .Em host.exempt のリストも同様です。 .Sh 関連項目 .Xr login 1 , .Xr getcap 3 , .Xr getttyent 3 , .Xr login_cap 3 , .Xr login_class 3 , .Xr passwd 5 , .Xr ttys 5 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man5/rc.conf.5 b/ja_JP.eucJP/man/man5/rc.conf.5 index 917aa8db99..6ef8bc66a6 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man5/rc.conf.5 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man5/rc.conf.5 @@ -1,1028 +1,1041 @@ .\" Copyright (c) 1995 .\" Jordan K. Hubbard .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHOR ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" -.\" %Id: rc.conf.5,v 1.27.2.1 1999/03/24 17:24:32 brian Exp % +.\" %Id: rc.conf.5,v 1.27.2.2 1999/05/02 05:54:48 kris Exp % .\" .\" jpman %Id: rc.conf.5,v 1.3 1998/06/26 09:39:58 jsakai Stab % .\" .Dd April 26, 1997 .Dt RC.CONF 5 .Os FreeBSD 2.2.2 .Sh 名称 .Nm rc.conf .Nd システム設定情報 .Pp .Nm rc.conf.local .Nd ローカルのシステム設定情報 .Sh 解説 .Nm rc.conf ファイルはローカルホスト名、全ての潜在的なネットワークインタフェースに 関する設定の詳細、システムの初期起動時に立ち上げるべき サービスに関する記述可能な情報を含んできます。初めてインストールする際に は、一般に .Nm rc.conf ファイルはシステムインストールユーティリティ .Pa /stand/sysinstall によって初期化されます。 .Pp .Nm rc.conf.local ファイルは rc.conf で設定された変数を変更するために使用します。 典型的には、システム管理者はディストリビューションに含まれる .Nm rc.conf を使用して、ローカルの変更/追加を .Nm rc.conf.local に対して適用します。 .Pp .Nm rc.conf[.local] の目的は、 コマンドの実行やシステム起動操作を直接行うことではありません。 それに代わり、 そこに見出される設定にしたがって内部操作を条件付きで制御する .Pa /etc 下のいろいろな類の起動スクリプトの一部をなしています。 .Pp 以下に示すのは .Nm ファイル中で設定可能な各変数について、 その名前と簡単な解説をリストしたものです。 .Bl -tag -width Ar .It Ar swapfile (文字列) .Ar NO にセットすると スワップファイルはインストールされません。 .Ar NO 以外の場合、その値は追加スワップ領域のために利用するファイルの 完全パス名として用いられます。 .It Ar apm_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると .Xr apm 8 コマンドでの自動電源管理(Automatic Power Management)のサポートを有効に します。 .It Ar pccard_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると起動時にPCCARDのサポートを有効にします。 .It Ar pccard_mem (文字列) PCCARDコントローラメモリアドレスをセットします。 .Ar DEFAULT とするとデフォルト値になります。 .It Ar pccard_ifconfig (文字列) 挿入または起動時に動的にifconfigされるべきイーサネットデバイス のリストです。 (例 .Ar "ed0 ed1 ep0 ..." ) .It Ar local_startup (文字列) 起動スクリプトファイルを検索するためのディレクトリのリストです。 .It Ar local_periodic (文字列) 定期的に実行するスクリプトを検索するディレクトリのリストです (3.0 のみ)。 .It Ar hostname (文字列) ネットワーク上でのあなたのホストの完全な形のドメイン名 (The Fully Qualified Domain Name) です。あなたがネットワークに接続されていない 場合でも、この変数は確実に何か意味のあるものに設定すべきです。 .It Ar nisdomainname (文字列) あなたのホストの NIS ドメイン名。NIS が動いてないときは .Ar NO とします。 .It Ar firewall_enable (ブール値) 起動時にロードされるファイアウォール規則を持ちたくないときには .Ar NO 、持ちたいときには .Ar YES をセットします。 .Ar YES にセットし、かつカーネルが IPFIREWALL 付きで作られなかった場合、 ipfw カーネルモジュールがロードされます。 .It Ar firewall_type (文字列) .Pa /etc/rc.firewall 中で選択されたファイアウォールのタイプまたはローカルファイアウォール規則 の組を含むファイルを名付けます。 .Pa /etc/rc.firewall 中では以下のものが選択可能です: ``open''- 無制限の IP アクセス; ``closed''- lo0 経由を除く全ての IP サービスを禁止; ``client''- ワークステーション向けの基本的な保護; ``simple''- LAN 向けの基本的な保護。 ファイル名が指定される場合には完全なパス名でなければなりません。 .It Ar firewall_quiet (ブール値) .Ar YES にセットすると起動時にコンソール上で ipfw 規則の表示を行ないません。 .It Ar natd_program (文字列) .Xr natd 8 のパス。 .It Ar natd_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると natd を有効にします。 .Ar firewall_enable もまた .Ar YES にセットされ、 .Xr divert 4 ソケットがカーネルで有効にされている必要があります。 .It Ar natd_interface natd が実行されるパブリックインタフェースの名前です。 .Ar natd_enable が .Ar YES にセットされている場合には、これを設定する必要があります。 インタフェースの指定は、インタフェース名でも IP アドレスでもかまいません。 .It Ar natd_flags 追加の natd フラグはここに記述する必要があります。 .Fl n または .Fl a のフラグは上記 .Ar natd_interface とともに自動的に引数として追加されます。 .It Ar tcp_extensions (ブール値) デフォルトでは .Ar YES です。これは RFC 1323 や 1644 で述べられているような ある TCP オプションを有効にします。 もしネットワークコネクションが不規則にハングアップしたり、 それに類する他の不具合がある場合には、これを .Ar NO にセットして様子をみてみるのもよいかもしれません。世間に出回っている ハードウェア/ソフトウェアの中には、これらのオプションでうまく動作しない ものがあることが知られています。 .It Ar network_interfaces (文字列) このホスト上で形成されるネットワークインタフェースのリストを 設定します。 たとえば、ループバックデバイス (標準) および SMC Elite Ultra NIC があるなら .Qq Ar "lo0 ed0" という 2 つのインタフェースを設定します。 .Em interface の各値に対して .No ifconfig_ Ns Em interface という変数が存在すると仮定されます。 1 つのインタフェースに複数の IP アドレスを登録したい場合は、 ここに IP エイリアスのエントリを追加することも可能です。 対象とするインタフェースが ed0 であると仮定すると、 .Bd -literal ifconfig_ed0_alias0="inet 127.0.0.253 netmask 0xffffffff" ifconfig_ed0_alias1="inet 127.0.0.254 netmask 0xffffffff" .Ed というようになります。 見つかった各 ifconfig__alias エントリについて、 その内容が .Xr ifconfig 8 に渡されます。最初にアクセスに失敗した時点で実行は中止されるので .Bd -literal ifconfig_ed0_alias0="inet 127.0.0.251 netmask 0xffffffff" ifconfig_ed0_alias1="inet 127.0.0.252 netmask 0xffffffff" ifconfig_ed0_alias2="inet 127.0.0.253 netmask 0xffffffff" ifconfig_ed0_alias4="inet 127.0.0.254 netmask 0xffffffff" .Ed のようにすると、alias4 は追加され\fB ない\fR ことに注意してください。これは alias3 エントリを抜かしたことで検索が中止されるからです。 .It Ar syslogd_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると .Xr syslogd 8 デーモンを起動します。 .It Ar syslogd_flags (文字列) syslogd_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr syslogd 8 に渡すフラグになります。 .It Ar inetd_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると .Xr inetd 8 デーモンを起動します。 .It Ar inetd_flags (文字列)inetd_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr inetd 8 へ渡すフラグとなります。 .It Ar named_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると .Xr named 8 デーモンを起動します。 .It Ar named_program (文字列) .Xr named 8 -のパス。(デフォルトは -.Pa /usr/sbin/named ) +のパス (デフォルトは +.Pa /usr/sbin/named +です)。 .It Ar named_flags (文字列) .Ar named_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr named 8 に渡すフラグとなります。 .It Ar kerberos_server_enable (ブール値) ブート時に Kerberos 認証サーバを起動したい場合は .Ar YES にセットします。 .It Ar kadmind_server_enable .Xr kadmind 8 (Kerberos 管理デーモン) を実行したい場合は .Ar YES とします。スレーブサーバ上では .Ar NO にセットします。 .It Ar kerberos_stash (文字列) .Ar YES なら (唯一 .Ar kerberos_server_enable が .Ar YES にセットされ、かつ .Xr kerberos 1 および .Xr kadmind 8 の両方を用いるときにのみ) 隠されたマスタキーのプロンプト入力を行なう代りに、 そのキーを用いるよう Kerberos サーバに指示します。 .It Ar rwhod_enable (ブール値) .Ar YES にセットするとブート時に .Xr rwhod 8 デーモンを起動します。 .It Ar rwhod_flags (文字列) .Ar rwhod_enable が .Ar YES にセットされている場合、これらは rwhod に渡すフラグになります。 .It Ar amd_enable (ブール値) .Ar YES にセットするとブート時に .Xr amd 8 デーモンを起動します。 .It Ar amd_flags (文字列) .Ar amd_enable が .Ar YES にセットされている場合、これらは amd に渡すフラグとなります。 詳しくは\fBinfo amd\fR コマンドを利用してください。 .It Ar update_motd (ブール値) .Ar YES にセットするとブート時に実行されているカーネルリリースを反映するように .Nm /etc/motd を更新します。 .Ar NO にセットすると .Nm は更新を行いません。 .It Ar nfs_client_enable (ブール値) .Ar YES にセットするとブート時に NFS クライアントデーモンを起動します。 .It Ar nfs_client_flags (文字列) .Ar nfs_client_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr nfsiod 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Ar nfs_access_cache .Ar nfs_client_enable が .Ar YES の場合、この変数に .Ar 0 をセットして NFS ACCESS RPC キャッシングを無効化することができますし、 NFS ACCESS 結果がキャッシュされる秒数を指定することもできます。 2-10 秒の値を設定すると、 多くの NFS 操作のネットワークトラフィックを十分減らします。 .It Ar nfs_server_enable (ブール値) .Ar YES にセットするとブート時に NFS サーバデーモンを起動します。 .It Ar nfs_server_flags (文字列) .Ar nfs_server_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr nfsd 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Ar weak_mountd_authentication (ブール値) .Ar YES にセットすると、権限付けられていないマウント要求を行なうために \fBPCNFSD\fR のようなサービスを許可します。 .It Ar nfs_reserved_port_only (ブール値) .Ar YES にセットすると、安全なポート上でのみ NFS サービスを提供します。 .It Ar rcp_lockd_enable (ブール値) この変数が .Ar YES にセットされ、しかも NFS サーバである場合、ブート時に .Xr rpc.lockd 8 を起動します。 .It Ar rcp_statd_enable (ブール値) この変数が .Ar YES にセットされ、しかも NFS サーバである場合、ブート時に .Xr rpc.statd 8 を起動します。 +.It Ar portmap_program +(文字列) +.Xr portmap 8 +のパス (デフォルトは +.Pa /usr/sbin/portmap +です)。 .It Ar portmap_enable (ブール値) .Ar YES の場合、ブート時に .Xr portmap 8 サービスを起動します。 .It Ar portmap_flags (文字列) .Ar portmap_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr portmap 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Ar xtend_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、ブート時に .Xr xtend 8 デーモンを起動します。 .It Ar xtend_flags (文字列) .Ar xtend_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr xtend 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Ar timed_enable (ブール値) .Ar YES なら、ブート時に .Xr timed 8 サービスを実行します。このコマンドは、全ホストについて一貫した .Qq "ネットワーク時間" が確立されなければならないマシンネットワークのためにあります。 これが有用である典型例は、 ファイルのタイムスタンプがネットワークワイドで一貫性をもつことが 期待されるような、大規模 NFS 環境です。 .It Ar timed_flags (文字列) .Ar timed_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr timed 8 サービスに渡すフラグとなります。 .It Ar ntpdate_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、システムスタートアップ時に ntpdate を実行します。 このコマンドは、ある標準的な参照先を元に、ただ .Ar 1 回 だけシステム時刻を同期させるためにあります。 また、システムを最初にインストールする際、 これを (知られているサービスのリストから) 最初にセットアップするオプションが .Pa /stand/sysinstall プログラムによって提供されます。 .It Ar ntpdate_program (文字列) .Xr ntpdate 8 のパス (デフォルトは .Pa /usr/sbin/ntpdate です)。 .It Ar ntpdate_flags (文字列) .Ar ntpdate_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr ntpdate 8 コマンドに渡すフラグとなります (典型的にはホスト名)。 .It Ar xntpd_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、ブート時に .Xr xntpd 8 コマンドが起動されます。 .It Ar xntpd_program (文字列) .Xr xntpd 8 のパス (デフォルトは .Pa /usr/sbin/xntpd です)。 .It Ar xntpd_flags (文字列) .Ar xntpd_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr xntpd 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Ar nis_client_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、システムブート時に .Xr ypbind 8 サービスを起動します。 .It Ar nis_client_flags (文字列) .Ar nis_client_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr ypbind 8 サービスに渡すフラグとなります。 .It Ar nis_ypset_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、システムブート時に .Xr ypset 8 デーモンを起動します。 .It Ar nis_ypset_flags (文字列) .Ar nis_ypset_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr ypset 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Ar nis_server_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、システムブート時に .Xr ypserv 8 デーモンを起動します。 .It Ar nis_server_flags (文字列) .Ar nis_server_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr ypserv 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Ar nis_ypxfrd_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、システムブート時に .Xr ypxfrd 8 デーモンを起動します。 .It Ar nis_ypxfrd_flags (文字列) .Ar nis_ypxfrd_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr ypxfrd 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Ar nis_yppasswdd_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、システムブート時に .Xr yppasswdd 8 デーモンを起動します。 .It Ar nis_yppasswdd_flags (文字列) .Ar nis_yppasswdd_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr yppasswdd 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Ar defaultrouter (文字列) .Ar NO をセットしないと、このホスト名または IP アドレスへのデフォルトルートを 作成します (このルータがネームサーバへたどりつく必要がある 場合は IPアドレスを使用すること!)。 .It Ar static_routes (文字列) システムブート時に追加したいスタティックルートのリストを セットします。 .Ar NO 以外をセットした場合、その値を空白で区切った各要素について、 各 .Em element 毎に変数 .No route_ Ns em element が存在すると仮定され、その後、``route add'' 操作に渡されます。 .It Ar gateway_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、IP ルータとして動作する、 たとえばインタフェース間でパケットをフォワードするように ホストを設定します。 .It Ar router_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、 .Ar router および .Ar router_flags の設定に基づいて、ある種のルーティングデーモンを実行します。 .It Ar router (文字列) .Ar router_enable が .Ar YES にセットされると、これが使用するルーティングデーモン名になります。 .It Ar router_flags (文字列) .Ar router_enable が .Ar YES にセットされると、これらがルーティングデーモンへ渡すフラグとなります。 .It Ar mrouted_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、マルチキャストルーティングデーモン .Xr mrouted 8 を起動します。 .It Ar mrouted_flags (文字列) .Ar mrouted_enable が .Ar YES の場合、これらはマルチキャストルーティングデーモンへ渡すフラグとなります。 .It Ar ipxgateway_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、IPX トラフィックのルーティングを有効にします。 .It Ar ipxrouted_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、ブート時に .Xr ipxrouted 8 デーモンを起動します。 .It Ar ipxrouted_flags (文字列) .Ar ipxrouted_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr ipxrouted 8 デーモンへ渡すフラグとなります。 .It Ar arpproxy_all .Ar YES にセットするとグローバルプロキシ ARP を有効にします。 .It Ar forward_sourceroute これが .Ar YES にセットされ、更に .Ar gateway_enable もまた .Ar YES にセットされている場合、 送信元が経路指定したパケット (source routed packets) はフォワードされます。 .It Ar accept_sourceroute .Ar YES にセットすると、 システムは自分宛の送信元経路指定パケットを受け付けます。 .It Ar rarpd_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、システムブート時に .Xr rarpd 8 デーモンを起動します。 .It Ar rarpd_flags (文字列) .Ar rarpd_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr rarpd 8 デーモンへ渡すフラグとなります。 .It Ar atm_enable (bool) Set to .Ar YES システムブート時に ATM インタフェースの設定を有効にします。 次に説明する ATM 関連の変数に関し、 利用可能なコマンドパラメータの更なる詳細については、 .Xr atm 8 のマニュアルページを参照してください。 更なる詳細な設定情報に関しては、 .Pa /usr/share/examples/atm 中のファイルも参照してください。 .It Ar atm_netif_ (文字列) ATM 物理インタフェース .Va に対し、本変数は、 作成すべき ATM ネットワークインタフェースの 名前プレフィックスと数字を指定します。 値はコマンド .Dq atm set netif Va のパラメータとして渡されます。 .It Ar atm_sigmgr_ (文字列) ATM 物理インタフェース .Va に対し、本変数は使用すべき ATM シグナリングマネージャを定義します。 値はコマンド .Dq atm attach Va のパラメータとして渡されます。 .It Ar atm_prefix_ (文字列) ATM 物理インタフェース .Va に対し、本変数は、 UNI シグナリングマネージャを使用するインタフェースの NSAP プレフィックスを定義します。 .Em ILMI に設定すると、プレフィックスは自動的に .Xr ilmid 8 デーモンを介して設定されます。 そうでない場合、値はコマンド .Dq atm set prefix Va のパラメータとして渡されます。 .It Ar atm_macaddr_ (文字列) ATM 物理インタフェース .Va に対し、本変数は、 UNI シグナリングマネージャを使用するインタフェースの MAC アドレスを定義します。 .Em NO に設定すると、ATM インタフェースカードに格納されている ハードウェア MAC アドレスが使用されます。 そうでない場合、値はコマンド .Dq atm set mac Va のパラメータとして渡されます。 .It Ar atm_arpserver_ (文字列) ATM 物理インタフェース .Va に対し、本変数は、ATMARP サービスを提供するホストの ATM アドレスを定義します。 本変数は、UNI シグナリングマネージャを使用するインタフェースにおいてのみ 利用可能です。 .Em local に設定すると、本ホストが ATMARP サーバになります。 値はコマンド .Dq atm set arpserver Va のパラメータとして渡されます。 .It Ar atm_scsparp_ (bool) .Em YES に設定すると、ネットワークインタフェース .Va に対する SCSP/ATMARP サービスが、 .Xr scspd 8 および .Xr atmarpd 8 を使用して開始されます。 本変数は .So .No atm_arpserver_ Ns Va .No Ns = Ns Qq local .Sc が定義されている場合にのみ利用可能です。 .It Ar atm_pvcs (文字列) システムブート時に追加したい ATM PVC のリストを設定します。 値中で空白で区切られた .Em element ごとに、変数 .No atm_pvc_ Ns Em element が存在するものと仮定されます。これらの変数の値がコマンド .Dq atm add pvc のパラメータとして渡されます。 .It Ar atm_arps (文字列) システムブート時に追加したい、 永続的な ATM ARP エントリのリストを設定します。 値中で空白で区切られた .Em element ごとに、変数 .No atm_arp_ Ns Em element が存在するものと仮定されます。これらの変数の値がコマンド .Dq atm add arp のパラメータとして渡されます。 .It Ar keymap (文字列) .Ar NO にセットするとキーマップはインストールされません。それ以外の場合、 ここで指定した .Ar value がキーマップファイル .Pa /usr/share/syscons/keymaps/.kbd をインストールするのに用いられます。 .It Ar keyrate (文字列) キーボードのリピートスピードです。以下のいずれかにセットします。 .Ar slow , .Ar normal , .Ar fast デフォルト値を希望する場合は .Ar NO とします。 .It Ar keychange (文字列) .Ar NO 以外にセットすると、その値でファンクションキーをプログラムしようとします。 指定できる値は単一の文字列で, .Qq Ar " [ ]..." という形式でないといけません。 .It Ar cursor (文字列) カーソルの動作を明示的に指定する場合は .Ar normal , .Ar blink , .Ar destructive のいずれかの値にセットします。デフォルト動作を選ぶには .Ar NO とします。 .It Ar scrnmap (文字列) .Ar NO にセットすると、スクリーンマップはインストールされません。 それ以外の場合には、ここで指定した .Ar value がスクリーンマップファイル .Pa /usr/share/syscons/scrnmaps/ をインストールするのに用いられます。 .It Ar font8x16 (文字列) .Ar NO にセットするとスクリーンサイズの要求に対しデフォルトの 8x16 フォント値が 用いられます。それ以外の場合は .Pa /usr/share/syscons/fonts/ の値が用いられます。 .It Ar font8x14 (文字列) .Ar NO にセットするとスクリーンサイズの要求に対しデフォルトの 8x14 フォント値が 用いられます。それ以外の場合は .Pa /usr/share/syscons/fonts/ の値が用いられます。 .It Ar font8x8 (文字列) .Ar NO にセットすると、スクリーンサイズの要求に対しデフォルトの 8x8 フォント値が 用いられます。それ以外の場合は .Pa /usr/share/syscons/fonts/ の値が用いられます。 .It Ar blanktime (整数) .Ar NO にセットすると、デフォルトのスクリーンブランク時間間隔が用いられます。 それ以外の場合は .Ar value 秒にセットされます。 .It Ar saver (文字列) .Ar NO 以外にセットすると、これが実際に使用する スクリーンセーバ (ブランク, 蛇, デーモンなど) となります。 .It Ar moused_enable (文字列) .Ar YES にセットすると、コンソール上でのカット/ペーストセレクション用に .Xr moused 8 デーモンが起動されます。 .It Ar moused_type (文字列) 利用したいマウスのプロトコルのタイプ。 .Ar moused_enable が .Ar YES の場合、この変数は必ず設定しなければなりません。 多くの場合、 .Xr moused 8 デーモンは適切なマウスタイプを自動的に検出することができます。 デーモンにマウスを検出させるには、この変数を .Ar auto にセットします。 自動検出が失敗する場合、以下のリストから 1 つを選びます。 .Bd -literal microsoft Microsoft マウス intellimouse Microsoft IntelliMouse mousesystems Mouse system 社製のマウス mmseries MM シリーズのマウス logitech Logitech 製のマウス busmouse バスマウス mouseman Logitech の MouseMan および TrackMan glidepoint ALPS 製の GlidePoint thinkingmouse Kensignton 製の ThinkingMouse ps/2 PS/2 マウス mmhittab MM の HitTablet x10mouseremote X10 MouseRemote .Ed お使いのマウスが上記のリストにない場合でも、 リスト中のいずれかと互換性があるかも知れません。 互換性に関する情報については .Xr moused 8 のマニュアルページを参照してください。 .Pp また、 この変数が有効であるときは、(Xサーバのような) 他の全てのマウスクライアントは 仮想マウスデバイス .Pa /dev/sysmouse を通してマウスにアクセスし、 それを sysmouse タイプのマウスとして構成すべきであると いうことにも注意すべきです。これは、 .Xr moused 8 使用時は、全てのマウスデータがこの単一の標準フォーマットに変換されるためです。 クライアントプログラムが sysmouse タイプを サポートしないなら次に望ましいタイプとして mousesystems を指定してください。 .It Ar moused_port (文字列) .Ar moused_enable が .Ar YES の場合、これはマウスが接続されている実際のポートになります。 たとえば、COM1 シリアルマウスに対しては .Pa /dev/cuaa0 、PS/2 マウスに対しては .Pa /dev/psm0 、バスマウスに対しては .Pa /dev/mse0 となります。 .It Ar moused_flags (文字列) .Ar moused_type がセットされている場合、これらは .Xr moused 8 デーモンに渡す追加のフラグとなります。 .It Ar cron_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、システムブート時に .Xr cron 8 デーモンを起動します。 +.It Ar lpd_program +(文字列) +.Xr lpd 8 +のパス (デフォルトは +.Pa /usr/sbin/lpd +です)。 .It Ar lpd_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、システムブート時に .Xr lpd 8 デーモンを起動します。 .It Ar lpd_flags (文字列) .Ar lpd_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr lpd 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Ar sendmail_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、システムブート時に .Xr sendmail 8 デーモンを起動します。 .It Ar sendmail_flags (文字列) .Ar sendmail_enable が .Ar YES の場合、これらは .Xr sendmail 8 デーモンに渡すフラグとなります。 .It Ar savecore_enable (ブール値) .Ar YES にセットすると、クラッシュ後システムが復旧するとき、デバッグ用にカーネル のクラッシュダンプを保存します。クラッシュイメージは通常 .Pa /var/crash ディレクトリに格納されます。 .It Ar dumpdev (文字列) .Ar NO にセットしないと、カーネルクラッシュダンプ出力先を .Em value で指定したスワップデバイスに向けます。 .It Ar check_quotas (ブール値) .Xr quotacheck 8 コマンドによってユーザディスクのクォータチェックを有効にしたいなら、 .Ar YES にセットします。 .It Ar accounting_enable (ブール値) .Xr accton 8 ファシリティでシステムアカウンティングを有効にしたいなら .Ar YES にセットします。 .It Ar ibcs2_enable (ブール値) システム初期ブート時に iBCS2 (SCO) バイナリエミュレーションを有効にしたいなら .Ar YES にセットします。 .It Ar linux_enable (ブール値) システムブート時に Linux/ELF バイナリエミュレーションを有効にしたいなら .Ar YES にセットします。 .It Ar rand_irqs (文字列) 乱数生成用に監視する IRQ のリストをセットします ( .Xr rndcontrol 8 のマニュアル参照)。 .It Ar clear_tmp_enable (ブール値) 起動時に .Pa /tmp 下を消去したいなら .Ar YES をセットします。 .It Ar ldconfig_paths (文字列) .Xr ldconfig 8 で使用する共有ライブラリのパスのリストをセットします。注意: .Pa /usr/lib は常に先頭に追加されるので、このリストに指定する必要はありません。 .It Ar kern_securelevel_enable (ブール値) カーネルのセキュリティレベルをシステムスタートアップ時に設定したい場合に、 .Ar YES にセットします。 .It Ar kern_securelevel (整数) スタートアップ時にセットされるカーネルセキュリティレベルです。 .Ar 値 -として許される範囲は -1 (コンパイル時のデフォルト) から 2 (最も安全) です。 +として許される範囲は -1 (コンパイル時のデフォルト) から 3 (最も安全) です。 利用可能なセキュリティレベルとシステム操作への影響については、 .Xr init 8 を参照してください。 .Sh 関連項目 .Bl -tag -width /etc/rc.conf -compact .It Pa /etc/rc.conf .El .Pp .Bl -tag -width /etc/rc.conf.local -compact .It Pa /etc/rc.conf.local .El .Sh 関連項目 .Xr gdb 1 , .Xr info 1 , .Xr exports 5 , .Xr accton 8 , .Xr amd 8 , .Xr apm 8 , .Xr atm 8 , .Xr cron 8 , .Xr gated 8 , .Xr ifconfig 8 , .Xr inetd 8 , .Xr lpd 8 , .Xr motd 5 , .Xr moused 8 , .Xr mrouted 8 , .Xr named 8 , .Xr nfsd 8 , .Xr nfsiod 8 , .Xr ntpdate 8 , .Xr pcnfsd 8 , .Xr portmap 8 , .Xr quotacheck 8 , .Xr rc 8 , .Xr rndcontrol 8 , .Xr route 8 , .Xr routed 8 , .Xr rpc.lockd 8 , .Xr rpc.statd 8 , .Xr rwhod 8 , .Xr sendmail 8 , .Xr sysctl 8 , .Xr syslogd 8 , .Xr swapon 8 , .Xr tickadj 8 , .Xr timed 8 , .Xr vnconfig 8 , .Xr xntpd 8 , .Xr xtend 8 , .Xr ypbind 8 , .Xr ypserv 8 , .Xr ypset 8 .Sh 歴史 .Nm ファイルは .Fx 2.2.2 で登場しました。 .Sh 作者 .An Jordan K. Hubbard . diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man7/ports.7 b/ja_JP.eucJP/man/man7/ports.7 index 62e35b69ea..c0c2777030 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man7/ports.7 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man7/ports.7 @@ -1,342 +1,342 @@ .\" .\" Copyright (c) 1997 David E. O'Brien .\" .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE DEVELOPERS ``AS IS'' AND ANY EXPRESS OR .\" IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE IMPLIED WARRANTIES .\" OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE ARE DISCLAIMED. .\" IN NO EVENT SHALL THE DEVELOPERS BE LIABLE FOR ANY DIRECT, INDIRECT, .\" INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL DAMAGES (INCLUDING, BUT .\" NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS OR SERVICES; LOSS OF USE, .\" DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) HOWEVER CAUSED AND ON ANY .\" THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT LIABILITY, OR TORT .\" (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY OUT OF THE USE OF .\" THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE. .\" -.\" %Id: ports.7,v 1.9.2.1 1999/04/29 21:41:11 hoek Exp % +.\" %Id: ports.7,v 1.9.2.2 1999/05/02 05:06:30 hoek Exp % .\" .\" jpman %Id: ports.7,v 1.3 1999/01/24 06:53:11 horikawa Stab % .Dd January 25, 1998 .Dt PORTS 7 .Os FreeBSD 2.2 .Sh 名称 .Nm ports .Nd 寄贈されたアプリケーション .Sh 解説 .Nm FreeBSD ports コレクション によって、ユーザや管理者は簡単にアプリケーションをインストールする ことができます。 .Em port はそれぞれ、オリジナルのソースコードを BSD 上でコンパイルして実行 させるために必要なパッチのすべてを含んでいます。アプリケーションの コンパイルは、 port のディレクトリで .Ic make build と入力するだけで簡単にできます。 port の .Ql Pa Makefile は、ローカルディスクからもしくは ftp を使って、自動的にアプリケーションの ソースコードを取得 .Pq fetch して、自分のシステムでそれを展開して、 パッチを当て、コンパイルします。すべてが順調に進んだ場合、 .Ic make install を実行することにより、アプリケーションがインストールされます。 .Pp インストールされたシステムよりも新しい ports を、 FreeBSD リポジトリからダウンロードして使用できます。 ただし、最初に適切な「アップグレードキット」を http://www.FreeBSD.ORG/ports/ から取得してインストールすることが重要です! 新しい ports をダウンロードするときには、 .Xr portcheckout 1 スクリプト (もちろんこれも port です!) が役立つでしょう。 .Pp port の利用に関してさらに情報が必要ならば、 .Nm ports コレクション (The Ports Collection) (原文: file:/usr/share/doc/handbook/ports.html または、 http://www.FreeBSD.ORG/handbook/ports.html。 和文: file:/usr/share/doc/ja/handbook/ports.html または、 http://www.FreeBSD.ORG/ja/handbook/ports.html) ) に目を通して下さい。 port を新規に作成するための情報については、 .Nm 自分で port を作る (Porting applications) (原文: file:/usr/share/doc/handbook/porting.html または、 http://www.FreeBSD.ORG/handbook/porting.html、 和文: file:/usr/share/doc/ja/handbook/porting.html または http://www.FreeBSD.ORG/ja/handbook/porting.html) に目を通して下さい。 どちらも FreeBSD ハンドブックの一部です。 .Pp .Sh ターゲット .Pp ターゲットのいくつかは、サブディレクトリを再帰的に make して行きます。 これにより、例えば、biology の port すべてをインストールすることが できます。再帰的に make を行なうターゲットは、 .Ar build , checksum , clean , configure , .Ar depends , extract , fetch , install , .Ar package です。 .Pp 次のターゲットは、それぞれすぐ手前のターゲットによって順に自動的に 実行されます。すなわち、 .Ar build は、 .Pq 必要があれば、 .Ar install によって実行されます。以下のターゲットそれぞれについて、同様のルールが .Ar fetch まで順次適用されます。 通常は、ターゲットとして、 .Ar install を指定するだけでよいはずです。 .Bl -tag -width configure .It Ar fetch MASTER_SITES と PATCH_SITES でリストされたサイトから、 この port を構築するために必要なファイルすべてを取得 .Pq fetch します。 .Ev FETCH_CMD と .Ev MASTER_SITE_OVERRIDE とを参照して下さい。 .It Ar checksum 取得した distfile が port で動作確認されたものと一致するかどうかを検証 します。 .Ev NO_CHECKSUM を定義することで、このステップを飛ばすことができます。 .It Ar depends 現在の port と依存関係にある port をインストール .Pq もしくは、必要がある場合のみコンパイル します。ターゲット .Ar extract もしくは .Ar fetch により呼び出された場合、 .Ar fetch-depends , .Ar build-depends などとしてひとつずつ実行されます。 .Ev NO_DEPENDS を定義することで、このステップを飛ばすことができます。 .It Ar extract distfile を作業用ディレクトリに展開します。 .It Ar patch port に必要なパッチすべてを適用します。 .It Ar configure port を構成 (configure) します。port によっては、この段階で質問して くるものもあります。 .Ev INTERACTIVE と .Ev BATCH を参照して下さい。 .It Ar build port を構築します。これはターゲット .Ar all を呼び出すことと同じです。 .It Ar install port をインストールし、この port をインストールしたことを パッケージシステムに登録します。このターゲットは、実際に必要なこと すべてを行なってくれます。 .El .Pp 次のターゲットは、通常のインストールプロセスでは実行されません。 .Bl -tag -width fetch-list .It Ar fetch-list この port を構築するために取得が必要なファイルのリストを表示します。 .It Ar depends-list package-depends コンパイル依存 port リストと実行依存 port リストを表示します。 また、これらの依存 port リストが依存する port についても表示します。 .It Ar clean 展開されたソースコードを削除します。 .Ev NOCLEANDEPENDS を定義しておかない限り、削除は依存関係にある port に再帰的に適用されます。 .It Ar distclean その port の distfile を削除し、 .Ar clean を実行します。 .Ev NOCLEANDEPENDS を定義しておかない限り、 .Sq clean の部分は依存関係にある port に再帰的に適用されます。しかし、 .Sq distclean の部分は決して再帰的に適用されません .Pq この挙動はひょっとするとバグかもしれません 。 .It Ar reinstall .Ar deinstall を使用すべきところでうっかり .Xr pkg_delete 1 を使ってしまった場合、このターゲットを使って port を復活させて下さい。 .It Ar deinstall .Xr pkg_delete 1 と同様に、インストールした port をシステムから削除します。 .It Ar package この port のバイナリパッケージを作成します。まだインストールされて いなかった場合、その port をインストールします。 パッケージは\ .tgz ファイルであり、その port を他のマシンに .Xr pkg_add 1 を使ってインストールする際に使用することができます。 .Ev PACKAGES で指定されたディレクトリが存在しなければ、パッケージはカレントディレクトリに 置かれます。 .Ev PKGREPOSITORY と .Ev PKGFILE とを参照して下さい。 .It Ar readmes その port の .Pa README.html ファイルを生成します。 ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/FreeBSD-current/ports/templates/README.port を取得 .Pq Xr fetch 1 することが必要で、ディレクトリを .Ev TEMPLATES に設定しておく必要があります。 これはリリースエンジニアになる人のためのターゲットです。ほとんどの人は、 .Pa pkg/COMMENT と .Pa pkg/DESCR とを読むことができるだけです。 .El .Sh 環境変数 これら環境変数のすべてを変更することができます。 .Bl -tag -width MASTER_SITES .It Ev PORTSDIR port ツリーの場所を指定します。これは FreeBSD と OpenBSD では .Pa /usr/ports で、 .\"ZZZ: .Nx NetBSD では .\" .Fx .\" .Ox , .Pa /usr/pkgsrc です。 .It Ev DISTDIR distfile を探す場所であり、取得した distfile を置く場所です。通常は .Ev PORTSDIR の下の .Pa distfiles/ です。 .It Ev PACKAGES ターゲット .Ar package でのみ使用されます。 パッケージツリーのベースディレクトリです。通常は、 .Ev PORTSDIR の下の .Pa packages/ です。 このディレクトリが存在する場合、パッケージツリーが (部分的に) 構築されます。 このディレクトリは存在する必要はありません。存在しない場合、パッケージは カレントディレクトリに置かれます。もしくは、以下のいずれか一方を定義 することができます。 .Bl -tag -width PKGREPOSITORY .It Ev PKGREPOSITORY パッケージを置くディレクトリ。 .It Ev PKGFILE そのパッケージのフルパス。 .El .It Ev PREFIX 一般に、成果物をどこにインストールするかを指定します .Po 通常は .Pa /usr/local か、 .Pa /usr/X11R6 です .Pc 。 .It Ev MASTER_SITES ローカルマシンに配布ファイルが存在しない場合、最初に取得しに行くサイトです。 .It Ev PATCH_SITES ローカルマシンにパッチファイルが存在しない場合、最初に取得しに行くサイトです。 .It Ev MASTER_SITE_FREEBSD これが設定されている場合、すべてのファイルを FreeBSD のマスタサイトに 取りに行きます。 .It Ev MASTER_SITE_OVERRIDE すべてのファイルとパッチについて、まずこのサイトに行って取得を試みます。 .It Ev NOCLEANDEPENDS これが定義されている場合、依存関係にある port に対して .Sq clean を再帰的に適用しません。 .It Ev FETCH_CMD ファイルを取得する際に使用するコマンドです。通常は .Xr fetch 1 です。 .It Ev FORCE_PKG_REGISTER これが設定されている場合、既にシステムに存在するパッケージ登録情報を 上書きします。 .It Ev MOTIFLIB libXm.{a,so} の位置を指定します。 .It Ev INTERACTIVE これが設定されている場合、ユーザ入力が必要な port にのみ動作します。 .It Ev BATCH これが設定されている場合、100% 自動的にインストールできる port にのみ 動作します。 .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /usr/ports/xxxx -compact .It Pa /usr/ports デフォルトの port ディレクトリ (FreeBSD と OpenBSD)。 .It Pa /usr/pkgsrc デフォルトの port ディレクトリ (NetBSD)。 -.It Pa /usr/share/mk/bsd.port.mk +.It Pa /usr/ports/Mk/bsd.port.mk .\"kuma: big Kahuna というのはモアイのような巨大石のものらしい。 .\"kuma: だれか教えて?! ご本尊様であらしゃいます。 .Sh 関連項目 .Xr make 1 , .Xr pkg_add 1 , .Xr pkg_create 1 , .Xr pkg_delete 1 , .Xr pkg_info 1 , .Xr portcheckout 1 (port です), .Xr pib 1 (これも port です). .Pp FreeBSD ハンドブック .Pp http://www.FreeBSD.ORG/ports .Pq port すべてが検索可能なインデックス .Sh 作者 このマニュアルページは、もともとは .An David O'Brien によるものです。 ports コレクションは .An Satoshi Asami と恐るべき port チームによって維持管理されています。 .Sh 歴史 .Nm ports コレクション は、 .Fx 1.0 で登場しました。 .Sh バグ port に関する文書が 4 か所に分散されてしまっています。 .Pa /usr/ports/Mk/bsd.port.mk , ハンドブックの .Dq port コレクション のセクションと、 .Dq 既存のソフトウェアを port にする のセクション、 .Xr ports 7 の 4 つです。 .Pp このマニュアルページは長過ぎです。 .\"ZZZ: 3.0-RELEASE compliant by N. Kumagai, 98-12-26 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man7/symlink.7 b/ja_JP.eucJP/man/man7/symlink.7 index e31d8baf41..f715758139 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man7/symlink.7 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man7/symlink.7 @@ -1,433 +1,440 @@ .\" Copyright (c) 1992, 1993, 1994 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)symlink.7 8.3 (Berkeley) 3/31/94 +.\" %Id: symlink.7,v 1.8.2.1 1999/05/02 12:06:54 kris Exp % .\" %Id: symlink.7,v 1.8 1998/04/24 12:38:18 des Exp % .\" .\" jpman %Id: symlink.7,v 1.5 1999/01/21 17:50:41 kuma Stab % .\" .\" WORD: dereference 手繰る .\" WORD: traverse たどる .Dd March 31, 1994 .Dt SYMLINK 7 .Os BSD 4 .Sh 名称 .Nm symlink .Nd シンボリックリンクの扱い .Sh シンボリックリンクの扱い シンボリックリンクは、他のファイルへのポインタとして働くファイルです。 動作を理解するためには、ハードリンクの動作を理解する必要があります。 ファイルへのハードリンクは元のファイルとは区別できません。 なぜなら、ハードリンクは元のファイル名の下敷きとなるオブジェクトを 参照するからです。 ファイルに対する変更は、ファイルを参照するために使用する名前には依存しません。 ハードリンクは、ディレクトリを参照してはなりませんし、 他のファイルシステム上のファイルを参照してもなりません。 シンボリックリンクは、リンクされたファイルの名前を格納します。 すなわち、他の名前へのポインタです。 下敷きとなるオブジェクトを参照するわけではありません。 このため、シンボリックリンクは、ディレクトリを参照することができますし、 ファイルシステムをまたがることが可能です。 .Pp シンボリックリンクとこれが参照するオブジェクトは ファイルシステムの名前空間において共存しますので、 リンク自身と参照されるオブジェクトの区別に関して混乱が生じることがあります。 歴史的には、コマンドおよびシステムコールは、 場当たり的にそれぞれ独自のリンク追跡規則を採用してきました。 このシステムに実装されている、統一的なアプローチの規則をここに示します。 ユーザインタフェースをできる限り一貫性あるものとするために、 ローカルアプリケーションもまたこの規則を守ることが重要です。 .Pp シンボリックリンクの操作は、リンク自身への操作、 もしくはリンクによって参照されるオブジェクトへの操作によって実現されます。 後者の場合、アプリケーションまたはシステムコールがリンクを .Dq 追跡 (follow) したと言います。 シンボリックリンクは他のシンボリックリンクを参照することができます。 この場合、シンボリックリンクではないオブジェクトが見付かるか、 存在しないファイルを参照するシンボリックリンクが見付かるか、 ループが検出されるまで、 リンクが手繰られます。 (ループ検出は、追跡可能なリンク数の上限を設定することにより実現されます。 この制限を超過する場合にはエラーとなります。) .Pp 議論すべき領域で異なるものが 3 つあります。それらは次の通りです: .sp .Bl -enum -compact -offset indent .It システムコールのファイル名引数として使用されるシンボリックリンク。 .It ファイルツリーをたどらないユーティリティの コマンドライン引数として指定されるシンボリックリンク。 .It ファイルツリーをたどる (traverse) ユーティリティが扱うシンボリックリンク (コマンドラインで指定されるもの、 およびファイル階層をたどるときに出会うものの両方です)。 .El .Ss システムコール 最初の領域は、 システムコールのファイル名引数として使用されるシンボリックリンクです。 .Pp 次の例外を除き、全システムコールはシンボリックリンクを追跡します。 例えば、 .Dq Li afile という名前のファイルを指すシンボリックリンク .Dq Li slink が存在する場合、システムコール .Dq Li open("slink" ...) はファイル .Dq afile のファイルディスクリプタを返します。 .Pp リンクを追跡せずに、シンボリックリンク自身を操作するシステムコールが 5 つあります。 それらは次の通りです: .Xr lchown 2 , .Xr lstat 2 , .Xr readlink 2 , .Xr rename 2 , .Xr unlink 2 。 .Xr remove 3 は .Xr unlink 2 の別名ですから、これもまたシンボリックリンクを追跡しません。 .Pp 既存のシンボリックリンクの所有者およびグループの変更は、 .Xr lchown 2 システムコールにて可能です。 他のファイル属性、例えば修正時刻やアクセスパーミッションは、 システムが使用しませんし、変更不能です。 .Pp .Bx 4.4 システムは歴史的な 4BSD システムとは異なり、システムコール .Xr chown 2 がシンボリックリンクを追跡するように変更されました。 後になって、新しい .Xr chown 2 の制限が明らかになると、 .Xr lchown 2 システムコールが追加されました。 .Ss ファイルツリーをたどらないコマンド 第 2 の領域は、 ファイルツリーをたどらないコマンドに対する コマンドラインのファイル名引数として指定されるシンボリックリンクです。 .Pp 下に述べる例外を除き、コマンドは、 コマンドライン引数として指定されるシンボリックリンクを追跡します。 例えば、 .Dq Li afile という名前のファイルを指すシンボリックリンク .Dq Li slink が存在する場合、コマンド .Dq Li cat slink はファイル .Dq afile の内容を表示します。 .Pp この規則は、ファイルツリーをたどることもできるコマンドも含みます。 これを認識することが重要です。 例えば、コマンド .Dq Li "chown file" はこの規則に含まれますが、コマンド .Dq Li "chown -R file" は含まれません。 (後者は第 3 の領域で後述します。) .Pp -.\" FreeBSD の file コマンドで -h オプションをサポートしていない件については -.\" docs/8602 で報告済み -.\" 1998/11/08 horikawa@jp.freebsd.org コマンドがシンボリックリンクを追跡するのではなく シンボリックリンク自身を操作する ことが明示的に意図されている場合、 例えば -.Dq Li "file slink" -が +.Dq Li "chown slink" +が、シンボリックリンクであるか否かにかかわらず、 .Dq Li slink -のファイルタイプを表示、すなわちシンボリックリンクか否かを表示させたい場合、 +自身の所有者を変更したい場合、 .Fl h オプションを使用します。 先の例では、 -.Dq Li "file slink" +.Dq Li "chown root slink" は .Dq Li slink -が参照するファイルのタイプを報告しますが、 -.Dq Li "file -h slink" +が参照するファイルの所有者を変更しますが、 +.Dq Li "chown -h root slink" は .Dq Li slink -がシンボリックリンクであると報告します。 +自身の所有者を変更します。 .Pp -この規則には 3 つの例外があります。 +この規則には 4 つの例外があります。 .Xr mv 1 および .Xr rm 1 のコマンドは、引数として指定されるシンボリックリンクを追跡せずに、 それぞれシンボリックリンク自身を改名したり削除しようとします。 (シンボリックリンクがファイルを相対パスで指定する場合、 シンボリックリンクを他のディレクトリに移動してしまうと、 パスが正しくなくなってしまいますので、 追跡できなくなります。) .Pp .Xr ls 1 コマンドもまたこの規則の例外です。 歴史的なシステムとの互換性のために ( .Nm ls がツリーをたどらない場合、すなわち .Fl R オプションが指定されない場合)、 .Fl H , .Fl L オプションが指定されるか .Fl F , .Fl d , .Fl l オプションが指定されない場合、 .Nm ls コマンドは引数として指定されたシンボリックリンクを追跡します。( ファイルツリーをたどらない場合にも、 .Fl H , .Fl L オプションが動作に影響を与えるコマンドは .Nm ls だけです。) .Pp +.Xr file 1 +コマンドもまたこの規則の例外です。 +.Xr file 1 +コマンドは、引数として指定されるシンボリックリンクを、 +デフォルトでは追跡しません。 +.Fl L +オプションが指定されると、 +.Xr file 1 +コマンドは引数として指定されるシンボリックリンクを追跡します。 +.Pp .Bx 4.4 システムは歴史的な 4BSD システムとは異なり、 .Nm chown , -.Nm chgrp , -.Nm file -の各コマンドがコマンドラインに指定されたシンボリックリンクを追跡します。 +.Nm chgrp +のコマンドがコマンドラインに指定されたシンボリックリンクを追跡します。 .Ss ファイルツリーをたどるコマンド 次のコマンドは、オプションとしてまたは常にファイルツリーをたどります: .Xr chflags 1 , .Xr chgrp 1 , .Xr chmod 1 , .Xr cp 1 , .Xr du 1 , .Xr find 1 , .Xr ls 1 , .Xr pax 1 , .Xr rm 1 , .Xr tar 1 , .Xr chown 8 。 .Pp ファイルシステムをたどるときに出会うシンボリックリンクおよび コマンドライン引数として指定されるシンボリックリンクに対し、 次の規則が等しく適用されることを認識することが重要です。 .Pp 最初の規則は、 ディレクトリ型ではない ファイルを参照するシンボリックリンクに対して適用されます。 シンボリックリンクに対して適用される操作は、 リンク自身に対してなされますが、 そうでない場合にはリンクは無視されます。 .Pp 例えば、コマンド .Dq Li "chown -R user slink directory" は .Dq Li slink を無視します。 なぜなら本システムにおけるシンボリックリンクは所有者を持たないためです。 ツリーをたどるときに出会うシンボリックリンクもまた無視されます。 コマンド .Dq Li "rm -r slink directory" は .Dq Li slink を削除し、 .Dq Li directory のツリーをたどるときに出会うシンボリックリンクもまた削除します。 なぜなら、シンボリックリンクは削除可能であるためです。 いかなる場合も、 .Dq Li slink が参照するファイルに .Nm chown および .Nm rm が影響することはありません。 .Pp 第 2 の規則は、 タイプがディレクトリであるファイルを参照するシンボリックリンクに適用されます。 デフォルトでは、 タイプがディレクトリであるファイルを参照するシンボリックリンクは .Dq 追跡 されません。 これはしばしば .Dq 物理 探索と呼ばれ、 .Dq 論理 探索 (ディレクトリを参照するシンボリックリンクが追跡される場合です) の対極に位置します。 .Pp 可能な限り一貫性を持たせるため、 シンボリックリンクが参照するファイルのタイプに依存せずに、 ファイルツリーをたどるコマンドに コマンドラインで指定されるシンボリックリンクを追跡させるためには、 .Fl H .Pf ( Dq 半論理 ) フラグを指定します。 このフラグは、 コマンドラインの名前空間を論理的な名前空間とすることを意図しています。 (注: 常にファイルツリーをたどるわけではないコマンドにおいては、 .Fl R フラグも指定されていない場合には、 .Fl H フラグは無視されます。) .Pp 例えば、コマンド .Dq Li "chown -HR user slink" は、 .Dq Li slink で指されるファイルを根とするファイル階層をたどります。 注: .Fl H は、以前議論した .Fl h フラグとは同じではありません。 .Fl H フラグは、 実行される操作およびファイルツリーをたどるときの両方において、 コマンドラインで指定されるシンボリックリンクを手繰るようにします。 これにより、シンボリックリンクが指すファイルの名前を、 ユーザが指定したかのようになります。 .Pp 可能な限り一貫性を持たせるため、 シンボリックリンクが参照するファイルのタイプに依存せずに、 ファイルツリーをたどるコマンドに コマンドラインで指定されるシンボリックリンクだけでなく ファイルツリーをたどっているときに出会うシンボリックリンクも 追跡させるためには、 .Fl L .Pf ( Dq 論理 ) フラグを指定します。 このフラグは、 すべての名前空間を論理的な名前空間とすることを意図しています。 (注: 常にファイルツリーをたどるわけではないコマンドにおいては、 .Fl R フラグも指定されていない場合には、 .Fl L フラグは無視されます。) .Pp 例えば、コマンド .Dq Li "chown -LR user slink" は、 .Dq Li slink で指されるファイルの所有者を変更します。 .Dq Li slink がディレクトリを参照する場合、 .Nm chown は .Dq Li slink で指されるディレクトリを根とするファイル階層をたどります。 さらに、 .Nm chown がたどるファイルツリーの中でシンボリックリンクに出会うと、 そのシンボリックリンクは .Dq Li slink と同じ方法で扱われます。 .Pp 可能な限り一貫性を持たせるため、 デフォルトの動作を指定するには、 .Fl P .Pf ( Dq 物理 ) フラグを指定します。 このフラグは、 名前空間全体を物理的な名前空間のように見せるためのものです。 .Pp デフォルトでファイルツリーをたどらないコマンドにおいては、 .Fl R もまた指定しない場合には、 .Fl H , .Fl L , .Fl P フラグは無視されます。 また、 .Fl H , .Fl L , .Fl P オプションは複数回指定可能です。 この場合、最後に指定したものがコマンドの動作を指定します。 ある動作を行うようにコマンドをエイリアスし、 それをコマンドラインで上書きできるようにすることを意図しています。 .Pp .Xr ls 1 と .Xr rm 1 のコマンドは、これらの規則において例外を持ちます。 .Nm rm コマンドはシンボリックリンクを操作し、 シンボリックリンクが参照するファイルを操作しません。 また、シンボリックリンクを追跡しません。 .Nm rm コマンドは .Fl H , .Fl L , .Fl P のオプションをサポートしません。 .Pp 歴史的なシステムとの互換性を維持するために、 .Nm ls コマンドは少し異なる挙動を示します。 .Fl F, .Fl d, .Fl l オプションのいずれも指定しない場合、 .Nm ls コマンドは、コマンド行で指定したシンボリックリンクを追跡します。 .Fl L フラグが指定されると、シンボリックリンクのタイプにかかわらず、 またコマンドラインで指定されたのかファイルツリーをたどる途中に 出会ったのにかもかかわらず、 .Nm ls は全シンボリックリンクを追跡します。 .Sh 関連項目 .Xr chflags 1 , .Xr chgrp 1 , .Xr chmod 1 , .Xr cp 1 , .Xr du 1 , .Xr find 1 , .Xr ln 1 , .Xr ls 1 , .Xr mv 1 , .Xr pax 1 , .Xr rm 1 , .Xr tar 1 , .Xr lchown 2 , .Xr lstat 2 , .Xr readlink 2 , .Xr rename 2 , .Xr symlink 2 , .Xr unlink 2 , .Xr fts 3 , .Xr remove 3 , .Xr chown 8 .\"ZZZ: 3.0-RELEASE compliant by N. Kumagai 99-1-21 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/MAKEDEV.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/MAKEDEV.8 index f4dac07cb7..8c10dc0c55 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/MAKEDEV.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/MAKEDEV.8 @@ -1,95 +1,95 @@ .\" Copyright (c) 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)MAKEDEV.8 8.1 (Berkeley) 6/5/93 -.\" %Id: MAKEDEV.8,v 1.10 1997/08/11 01:25:06 steve Exp % -.\" jpman %Id: MAKEDEV.8,v 1.3 1997/07/22 09:19:04 mutoh Stab % +.\" %Id: MAKEDEV.8,v 1.10.2.1 1999/05/02 00:40:01 obrien Exp $% .\" +.\" jpman %Id: MAKEDEV.8,v 1.3 1997/07/22 09:19:04 mutoh Stab % .Dd June 5, 1993 .Dt MAKEDEV 8 i386 .Os .Sh 名称 .Nm MAKEDEV .Nd システムとデバイス特殊ファイルの作成 .Sh 書式 .Nm name ... .Sh 解説 このシェルスクリプト .Nm は、``/dev'' ディレクトリにあり、通常の特殊ファイルを作成するのに 使われます。 特殊ファイルに関するより徹底した議論が必要ならば、 .Xr intro 4 をご覧ください。 .Pp .Nm は、何個かのデバイス名を引数に取ります。 ここでのデバイス名は、デバイスに対する、よくある省略形です。 ``std'' と ``local'' という、二つの特殊デバイスがあります。 前者はそのアーキテクチャの標準デバイスを作成します。 後者はローカルサイトの固有のデバイスの為のもので、 シェルファイル ``MAKEDEV.local'' を実行します。 .Pp i386 アーキテクチャでは次のデバイスをサポートします。 ここで、ハッシュ記号 (``#'') を伴ったデバイス名は、 ハッシュ記号をユニット番号で置き換えます。 .Bl -tag -width indent .It std 標準デバイス (console, drum, fd/*, klog, kmem, mem, null, stderr, stdin, stdout, tty) です。 .It local コンフィギュレーション固有のデバイスです。 .It tty# 標準 PC COM ポートです。 .It fd# ``フロッピ'' ディスクドライブ (3 1/2, 5 1/4) です。 .It pty# -16 対の仮想端末マスタとスレーブです。 -.It sd# +32 対の仮想端末マスタとスレーブです。 +.It da# SCSI ディスクドライブです。 -.It st# +.It sa# SCSI テープドライブです。 .It vty# syscons/pcvt/codrv のための 12 の仮想コンソールの組です。 .It wd# ``ウィンチェスタ'' ディスクドライブ (ST506, IDE, ESDI, RLL など) です。 .It wt# QIC-インタフェースの (つまり、SCSI ではない) 3M カートリッジテープです。 .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /dev/xxxx -compact .It Pa /dev 特殊ファイルのディレクトリ .Sh 関連項目 .Xr intro 4 , .Xr config 8 , .Xr mknod 8 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/atrun.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/atrun.8 index 597fb87bed..32755ddba3 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/atrun.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/atrun.8 @@ -1,86 +1,86 @@ -.\" %Id: atrun.man,v 1.5.2.1 1999/02/15 08:46:21 fenner Exp % +.\" %Id: atrun.man,v 1.5.2.2 1999/05/02 09:35:00 brian Exp % .\" jpman %Id: atrun.8,v 1.2 1997/04/23 02:43:41 yugawa Stab % .Dd April 12, 1995 .Dt ATRUN 8 .Os FreeBSD 2.1 .Sh 名称 .Nm atrun .Nd ジョブキューのなかから予定時刻になったものを実行 .Sh 書式 .Nm atrun .Op Fl l Ar load_avg .Op Fl d .Sh 解説 .Nm コマンドは .Xr at 1 でキューに入れたジョブを実行するコマンドです。 .Pp .Xr atrun 8 が 5 分毎に起動されるようにするために、 root の .Xr crontab 5 ファイル .Pa /etc/crontab に、 .nf */5 * * * * root /usr/libexec/atrun .fi という設定を含めておく必要があります。 .Pp 呼び出しが起きるたびに .Nm は、小文字のキューの中のジョブのうち、 実行開始時間を過ぎたものすべてを開始します。 さらに、直前の 1 分間の負荷平均値 (load avarage) が指定した限界値より小さい場合、 優先順位が最も高いバッチジョブ (大文字のキューで表されます) ひとつを 開始します。 .\" 上記の記述はオリジナルの英語版では、"A maximum of one batch jobs (denoted .\" by uppercase queues) are started each time atrun is invoded." となっている。 .\" この記述だけでは非常にわかりにくいが、at(1) を見ると、バッチジョブには .\" A 〜 Z のキューがあり、A 〜 Z の順番で nice 値が高くなる(優先度が低くなる) .\" と書かれている。そこで、実際に試して見ると、同一のキューに登録されたジョブ .\" は登録された順番に実行されるが、異なるキューに登録されたジョブは登録された .\" 順番とは関係なく、より nice 値が低い(優先度の高い)ジョブから実行される .\" ので、上記の記述とした。 .\" 2.2.1-RELEASE 対象 .\" By yugawa@orleans.rim.or.jp (Apr 23 1997) .\" RELENG22-980710-SNAP(2.2.7 直前)でこの部分の記述は変更されたが、 .\" "A maximum of one batch jobs" の句は依然として残っているので、 .\" この句の訳はそのままにしてある。 .\" By kuma@jp.freebsd.org (Jul 10 1998) .Sh オプション .Bl -tag -width indent .It Fl l Ar load_avg 負荷の上限を指定します。 負荷がこの上限を越えている場合、バッチジョブは実行されません。 組み込みのデフォルトの値は 1.5 です。 .It Fl d デバッグ用。 .Xr syslog 3 を使う代わりに標準エラー出力にエラーメッセージを表示します。 .El .Sh 警告 .Nm を動かすためには .Xr cron 8 デーモンを起動しておく必要があります。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /var/at/spool -compact .It Pa /var/at/spool 出力ファイルを保管しておくディレクトリ .It Pa /var/at/jobs ジョブファイルを保管しておくディレクトリ .El .Sh 関連項目 .Xr at 1 , .Xr crontab 1 , .Xr syslog 3 , .Xr crontab 5 , .Xr cron 8 .Sh バグ .Nm の機能は .Xr cron 8 に統合されるべきです。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/camcontrol.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/camcontrol.8 index cf2abf4b0c..afaee0cd08 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/camcontrol.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/camcontrol.8 @@ -1,475 +1,475 @@ .\" .\" Copyright (c) 1998 Kenneth D. Merry. .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. The name of the author may not be used to endorse or promote products .\" derived from this software without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHOR AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" -.\" %Id: camcontrol.8,v 1.9 1998/12/20 18:51:56 mjacob Exp % -.\" jpman %Id: camcontrol.8,v 1.4 1998/12/22 02:35:45 oku Stab % +.\" %Id: camcontrol.8,v 1.9.2.1 1999/05/04 12:01:54 kris Exp % .\" +.\" jpman %Id: camcontrol.8,v 1.4 1998/12/22 02:35:45 oku Stab % .\" WORD: defect list ディフェクトリスト[camcontrol.8] .\" .Dd September 14, 1998 .Dt CAMCONTROL 8 .Os FreeBSD 3.0 .Sh 名称 .Nm camcontrol .Nd CAM コントロールプログラム .Sh 書式 .Nm camcontrol .Aq command .Op generic args .Op command args .Nm camcontrol devlist .Op Fl v .Nm camcontrol periphlist .Op Fl n Ar dev_name .Op Fl u Ar unit_number .Nm camcontrol tur .Op generic args .Nm camcontrol inquiry .Op generic args .Op Fl D .Op Fl S .Op Fl R .Nm camcontrol start .Op generic args .Nm camcontrol stop .Op generic args .Nm camcontrol eject .Op generic args .Nm camcontrol rescan .Aq bus Ns Op :target:lun .Nm camcontrol reset .Aq bus Ns Op :target:lun .Nm camcontrol defects .Op generic args .Aq Fl f Ar format .Op Fl P .Op Fl G .Nm camcontrol modepage .Op generic args .Aq Fl m Ar page .Op Fl P Ar pgctl .Op Fl e .Op Fl d .Nm camcontrol cmd .Op generic args .Aq Fl c Ar cmd Op args .Op Fl i Ar len Ar fmt .Bk -words .Op Fl o Ar len Ar fmt Op args .Ek .Nm camcontrol debug .Op Fl I .Op Fl T .Op Fl S .Op Fl c .Aq all|off|bus Ns Op :target Ns Op :lun .Sh 解説 .Nm camcontrol は、ユーザが .Tn FreeBSD CAM サブシステムにアクセスし制御できるようにする方法を提供する ために設計されたユーティリティです。 .Pp .Nm camcontrol を不適切に使用すると、 データの損失や、システムクラッシュにつながる可能性があります。経験 豊富なユーザであっても、このコマンドを使用する際には注意を払うことを お勧めします。素人さんはこのユーティリティに近付いてはいけません。 .Pp .Nm camcontrol はいくつかの主機能を持っています。その多くは下に示す 共通の引数(generic argument)のいくつかを取ります。 .Bl -tag -width 01234567890123 .It Fl C Ar count SCSI コマンドのリトライカウント。この機能が動作するためには、エラーリカバリ .Po .Fl E .Pc をオンにしておく必要があります。 .It Fl E 指定したコマンドのための汎用の SCSI エラーリカバリを遂行 するよう、カーネルに指示を出します。リトライカウント機能 .Po .Fl C .Pc を有効にするためにはこれが必要です。 コマンドのリトライの他に、コード中にある汎用のエラーリカバリによって、 回っていない HDD を回転させるような試みが通常なされます。コマンドから 返されたセンスコードによっては、他の操作が行なわれることもあります。 .It Fl n Ar dev_name 操作を行なうデバイスのタイプを指定します。デフォルトは .Em da です。 .It Fl t Ar timeout SCSI コマンドのタイムアウトを秒単位で指定します。指定したコマンドのすべてに おいて、これで指定する値はデフォルトのタイムアウトより優先されます。 .It Fl u Ar unit_number デバイスユニット番号を指定します。デフォルトは 0 です。 .It Fl v 冗舌になります。SCSI コマンドに失敗するとセンス情報を表示します。 .El .Pp 主コマンド機能は次のとおりです。 .Bl -tag -width periphlist .It devlist CAM サブシステムに接続されたすべての物理デバイス (論理ユニット) の リストを表示します。このリストには各デバイスに接続された周辺ドライバの 一覧も含まれます。 引数 .Fl v を指定すると、SCSI バス番号、アダプタ名、ユニット番号もあわせて 表示されます。 .It periphlist 指定した物理デバイス (論理ユニット) に接続されたすべての周辺ドライバの リストを表示します。 .It tur 指定したデバイスに SCSI test unit ready (0x00) コマンドを送信します。 .Nm camcontrol は、そのデバイスがレディ状態であるかどうかを報告します。 .It inquiry デバイスに SCSI inquiry (0x12) コマンドを送信します。デフォルトでは、 .Nm camcontrol 標準の inquiry データ、デバイスのシリアル番号、転送レート情報を表示します。 特定のタイプの inquiry データだけを表示するように指定することもできます。 .Bl -tag -width 1234 .It Fl D 標準 inquiry データを得ます。 .It Fl S シリアル番号を表示します。このフラグだけが指定された場合、 .Nm camcontrol は、ドライブが返す値の前に "Serial Number" を表示しません。これは スクリプトを書く際に役立ちます。 .It Fl R 転送レートの情報を表示します。 .El .It start 指定したデバイスに、start ビットをセットした SCSI Start/Stop Unit (0x1B) コマンドを送信します。 .It stop 指定したデバイスに、start ビットをクリアした SCSI Start/Stop Unit (0x1B) コマンドを送信します。 .It eject 指定したデバイスに、start ビットをクリアし eject ビットをセットした SCSI Start/Stop Unit (0x1B) コマンドを送信します。 .It rescan カーネルに指定したバス (XPT_SCAN_BUS)、もしくは bus:target:lun (XPT_SCAN_LUN) をスキャンさせ、新規のデバイスや外されたデバイスを 探させます。ユーザが指定できるのは、スキャンするバスもしくは 論理ユニット番号だけです。あるターゲットのすべての論理ユニット番号を スキャンすることはサポートされていません。 .It reset 指定したバス (XPT_RESET_BUS) または指定した bus:target:lun (XPT_RESET_DEV) を、 カーネルにリセットさせます。 前者は、バスに SCSI バスリセットを発行することにより行います。 後者は、典型的には当該デバイスにコネクトした後に、 BUS DEVICE RESET メッセージを発行することにより行います。 本コマンドはシステムに破壊的な影響を与えることがあることに注意してください。 .It defects 指定したデバイスに、SCSI READ DEFECT DATA (10) コマンド (0x37) を送信し、 ディフェクト総数、初期ディフェクトリスト (PLIST)、増分ディフェクトリスト (GLIST) を組み合わせて表示します。 .Bl -tag -width 01234567890 .It Fl f Ar format 書式オプションは以下の 3 つです。 .Em block , リストを論理ブロック形式で表示します。 .Em bfi , リストをインデックスからのバイト数の形式で表示します。 .Em phys , リストを物理セクタ形式で表示します。書式引数は必須です。ほとんどのドライブ は、物理セクタ形式をサポートしています。一部のドライブは論理ブロック形式を サポートしています。指定した書式をサポートしていない場合、多くのドライブは、 指定したデータ書式をサポートしていないことを示すセンス情報とともに、 別の書式でデータを返します。 .Nm camcontrol は、それを検知して ドライブが返す書式ならどのようなものでも表示しようとします。ドライブが 指定した書式をサポートしていないことを報告する際に、非標準のセンスコードを 用いた場合、 .Nm camcontrol は、おそらくそのエラーをリクエスト完了に失敗したためのものと見なすでしょう。 .It Fl G 増分ディフェクトリストを表示します。これは、工場出荷時以降に再マップ された不良ブロックのリストです。 .It Fl P 初期ディフェクトリストを表示します。 .El .Pp .Fl P も .Fl G もどちらも指定していない場合、 .Nm camcontrol は、ドライブから返された READ DEFECT DATA ヘッダから得られるディフェクト数を 表示します。 .It modepage SCSI モードページを表示します。もしくは、オプション指定により ユーザがモードページを編集できるようにします。モードページの書式は .Pa /usr/share/misc/scsi_modes にあります。 環境変数 .Ev SCSI_MODES に別のファイルが指定されている場合はそちらが優先されます。 modepage コマンドは以下のようないくつかの引数を取ります。 .Bl -tag -width 012345678901 .It Fl B モードセンスのためのブロック記述子を禁止します。 .It Fl e このフラグを指定することで、ユーザはモードページ中の値を編集することが できます。 .It Fl m Ar mode_page ユーザが表示/編集したいモードページ番号を指定します。この引数は必須です。 .It Fl P Ar pgctl このフラグを指定することで、ユーザはページ制御フィールドを指定することが できます。指定可能な値は次の通りです。 .Bl -tag -width xxx -compact .It 0 現在の値 .It 1 変更可能な値 .It 2 デフォルトの値 .It 3 保存された値 .El .El .It cmd 任意のデバイスに任意の SCSI CDB を送信するために用いることができます。 cmd 機能は、CDB を指定するための .Fl c 引数が必要です。他の引数はオプションで、コマンドの型に依存します。コマンドと データを指定する文法は、 .Xr cam 3 に記述されています。 注釈: 指定した CDB によって、対象の SCSI デバイスとのデータ送受信が 発生する場合、 .Fl i または .Fl o を指定する必要があります。 .Bl -tag -width 01234567890123456 .It Fl c Ar cmd Op args これは SCSI CDB を指定します。CDB は 6, 10, 12, 16 バイトのいずれか が可能です。 .It Fl i Ar len Ar fmt これは、読み込むデータの量と、どのように表示するかとを指定します。書式が .Sq - である場合、 .Ar len バイトのデータがデバイスから読み込まれ、標準出力に書き出されます。 .It Fl o Ar len Ar fmt Op args これは、デバイスに書き出すデータの量と、書き出されるデータとを指定します。 書式が .Sq - である場合、 .Ar len バイトのデータが標準入力から読み込まれデバイスに書き出されます。 .El .It debug カーネルの CAM デバッグ用 printf をオンにします。カーネルの設定 ファイル中に CAMDEBUG オプションが指定されている必要があります。 注意: 現在のところ、デバッグ 用 printf を使えるようにすると、極めて多数のカーネル printf が生じる ことになります。 一度デバッグ用 printf をスタートさせてしまうと、停止させるのは難しい でしょう。というのは、カーネルはメッセージを表示するのに忙しくなるので、 他のリクエストをすぐにサービスすることができなくなるからです。 デバッグ機能はいくつかの引数を取ります。 .Bl -tag -width 012345678901234567 .It Fl I CAM_DEBUG_INFO printf を有効にします。 .It Fl T CAM_DEBUG_TRACE printf を有効にします。 .It Fl S CAM_DEBUG_SUBTRACE printf を有効にします。 .It Fl c CAM_DEBUG_CDB printf を有効にします。これにより、カーネルが、指定した デバイスに送信した SCSI CDB を表示することになります。 .It all すべてのデバイスについてデバッグ出力を有効にします。 .It off すべてのデバイスについてデバッグ出力を無効にします。 .It bus Ns Op :target Ns Op :lun 指定したバス、ターゲット、論理ユニット番号(lun)についてデバッグ出力を 有効にします。論理ユニット番号、もしくはターゲットと論理ユニット番号が 指定されない場合は、ワイルドカード指定されたものとして扱います。(すなわち、 バスだけを指定すると、そのバスのすべてのデバイスについてデバッグ用 printf が有効になります。) .El .El .Sh 環境変数 変数 .Ev SCSI_MODES によって、別のモードページの書式ファイルを指定することができます。 .Pp 変数 .Ev EDITOR によって、 .Nm camcontrol は、モードページの編集を行なう際に どのテキストエディタを起動するかを決定します。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /usr/share/misc/scsi_modes -compact .It Pa /usr/share/misc/scsi_modes SCSI モード書式データベース。 .It Pa /dev/xpt0 トランスポート層デバイス。 .It Pa /dev/pass* CAM アプリケーションパススルーデバイス。 .El .Sh 使用例 .Dl camcontrol eject -n cd -u 1 -v .Pp cd1 から CD をイジェクトし、コマンド実行に失敗した場合は SCSI センス情報を 出力します。 .Pp .Dl camcontrol tur .Pp SCSI test unit ready コマンドを da0 に送信します。 .Nm camcontrol はそのディスクがレディ状態であるかどうかを報告しますが、 .Fl v スイッチが指定されていないため、コマンド実行に失敗してもセンス情報を 表示しません。 .Pp .Bd -literal -offset foobar camcontrol tur -n da -u 1 -E -C 4 -t 50 -v .Ed .Pp SCSI test unit ready コマンドを da1 に送信します。カーネルエラーリカバリ を有効にします。リトライカウントを 4 に、タイムアウトを 50 秒に 設定します。コマンド実行に失敗した場合( .Fl v フラグがあるので)センス情報が出力されます。エラーリカバリが設定されて いるので、ディスクが回転していない場合は回転させられます。 .Nm camcontrol はディスクがレディ状態かどうかを報告します。 .Bd -literal -offset foobar camcontrol cmd -n cd -u 1 -v -c "3C 00 00 00 00 00 00 00 0e 00" \e -i 0xe "s1 i3 i1 i1 i1 i1 i1 i1 i1 i1 i1 i1" .Ed .Pp READ BUFFER コマンド (0x3C) を cd1 に対して発行します。cd1 のバッファサイズと cd1 のキャッシュの最初の 10 バイトを表示します。コマンド実行に失敗した場合 SCSI センス情報を表示します。 .Pp .Bd -literal -offset foobar camcontrol cmd -n cd -u u -v -c "3B 00 00 00 00 00 00 00 0e 00" \e -o 14 "00 00 00 00 1 2 3 4 5 6 v v v v" 7 8 9 8 .Ed .Pp WRITE BUFFER コマンド (0x3B) を cd1 に対して発行します。(予約済の) 4 バイト ヘッダを含まないデータ 10 バイトを書き出します。コマンド実行に失敗した場合 センス情報を表示します。このコマンドには細心の注意を払って下さい。不適切に 使用した場合、データが破壊されるかもしれません。 .Pp .Bd -literal -offset foobar camcontrol modepage -n da -u 3 -m 1 -e -P 3 .Ed .Pp da3 のモードページ 1 (Read-Write Error Recover ページ)を編集し、編集結果を そのドライブにセーブします。モードページ 1 には、 ディスクドライブの読み出し、書き込みの自動再配置の設定などが含まれます。 .Pp .Dl camcontrol rescan 0 .Pp SCSI バス 0 を再スキャンし、追加、削除、変更されたデバイスを探します。 .Pp .Dl camcontrol rescan 0:1:0 .Pp SCSI バス 0, ターゲット 1, 論理ユニット番号 0 を再スキャンし、そのデバイスが 追加、削除、変更されたかどうかを調べます。 .Sh 関連項目 .Xr cam 3 , .Xr pass 4 , .Xr cam 9 , .Xr xpt 9 .Sh 歴史 .Nm camcontrol コマンドは、 .Fx 3.0 で最初に現れました。 .Pp モードページ編集のコードと任意の SCSI コマンドのコードは、 -Julian Ellischer と Peter Dufault が書いた、かつての +Julian Elischer と Peter Dufault が書いた、かつての .Xr scsi 8 ユーティリティと .Xr scsi 3 ライブラリのものに基づいています。 .Xr scsi 8 プログラムが最初に出現したのは 386BSD 0.1.2.4 で、 .Tn FreeBSD で最初に出現したのは、 .Fx 2.0.5 です。 .Sh 作者 .An Kenneth Merry Aq ken@FreeBSD.ORG .Sh バグ マニュアルページのクロスリファレンスのほとんどはまだ存在していません。 これは近いうちに修正されます。 .Pp コマンド行引数を解釈するコードは、どのサブコマンドが複数の引数を取るかを 知りません。ですから、たとえば、 .Bd -literal -offset foobar camcontrol -n da -u 1 -c "00 00 00 00 00 v" 0x00 -v .Ed .Pp のようなことを試みた場合、test unit ready コマンドで得られるセンス情報は 出力されません。というのは、 .Fl c の 2 番目の引数 .Po 0x00 .Pc を見た時点で、 .Nm camcontrol の最初の .Xr getopt 3 呼び出しが 終ってしまうためです。 この動作を修正するには、ある程度の規模のコードを書き加えるか、 .Xr getopt 3 インタフェースを変更するかのどちらかが必要でしょう。 この問題を回避するもっとも良い方法は、常に .Nm camcontrol 共通の引数をコマンド固有の引数の前に指定していることを確認することです。 .Pp bus/target/lun か、デバイス名 (たとえば "da1" などの)でデバイスを 指定できるようにするほうがよいかもしれません。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/fdisk.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/fdisk.8 index 99a650a4d5..635f6eb1a0 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/fdisk.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/fdisk.8 @@ -1,450 +1,454 @@ .Dd October 4, 1996 .\" jpman %Id: fdisk.8,v 1.4 1997/07/26 21:56:04 horikawa Stab % .Dt FDISK 8 .\".Os BSD 4 .Sh 名称 .Nm fdisk .Nd DOS パーティションのメンテナンスプログラム .Sh 書式 .Nm fdisk .Op Fl i .Op Fl u .Op Fl a .Op Fl b .Op Fl 1234 .Op Ar disk .Bl -tag -width time .Nm fdisk .Op Fl f Ar configfile .Op Fl i .Op Fl v .Op Fl t .Op Ar disk .Sh 前置き BIOS がカーネルをブートするために、 一定の約束をちゃんと守らねばなりません。 ディスクのセクタ 0 はブートコード、パーティションテーブル、 マジックナンバを含んでいなければならないのです。 BIOS パーティションはディスクをいくつかの部分に分けるのにも使われます。 BIOS はセクタ 0 を読み込んできて、(本当にそのコードを使うか?) マジックナンバを確かめます。 それから、 セクタ 0 に書き込まれた 4 つの BIOS パーティションを探して、 それらのどれが .Em アクティブ かを決定します。 それから、二次ブートブロックを .Em アクティブ パーティションから読み込み、それを実行します。 DOS では一つの以上のパーティションと一つの .Em アクティブ を持てます。 DOS の .Nm プログラムは、 ディスク空間を一つ以上のパーティションに分割して、一つの .Em アクティブ を設定することができます。 .Sh 解説 .Bx Free のプログラム .Nm は、DOS のそれと似た目的に役立ちます。 第一の形は、パーティション情報の表示や、 パーティションテーブルの対話的な編集に使われます。 第二の形は、 .Ar configfile を使ってパーティションテーブルを書き込むという使い方であり、 他のスクリプト/プログラムから利用するよう設計されています。 .Pp オプション: .It Fl u ディスクのセクタ 0 を更新 (編集) するのに使われます。 .Fl f があるときには無視されます。 .It Fl i ディスクのセクタ 0 を初期化します。 もし .Fl f がなければ、 .Fl u の意味も含みます。 .It Fl a アクティブパーティションの変更のみを行ないます。 .Fl f があるときには無視されます。 .It Fl b ディスクのセクタ 0 にあるブートコードを再初期化します。 .Fl f があるときには無視されます。 +.Nm +が書き込む標準のブートコードは、 +ハードドライブ 0 (BIOS ドライブ 0x80) からのみブート可能であることに +注意してください。 .It Fl 1234 一つの fdisk エントリの操作だけを行ないます。 .Fl f があるときには無視されます。 .It Fl f Ar configfile パーティションの値をファイル .Ar configfile を使って設定します。 .Fl i もあるときには、 .Ar configfile が読み込まれるに先立って、 存在するパーティションは全部消され(つまり「未使用」の印をつけられる) ますが、この場合を除いて、 .Ar configfile はいつも存在するパーティションの変更を行ないます。 .Ar configfile は "-" であってもよく、この場合 .Ar 標準入力 が読まれます。 ファイルの構文は、以降の .Sx 設定ファイル の節をご覧下さい。 .Pp .Em 警告 Ns : .Fl f が使われたときには、 (対話モードで尋ねられるように) 本当にパーティションテーブルを書き込むのかどうかを尋ねられません。 用心して使うこと! .It Fl t テストモード; パーティションテーブル値を書き込みません。一般に .Fl f オプションを付けて、パーティションテーブルに書き込まれるはずのものを 見るのに使われます。 .Fl v の意味を含みます。 .It Fl v 冗長になります。 .Fl f が使われたときには、 .Nm はディスクに書き込まれるパーティションテーブルを表示します。 .El .Pp 最後のディスク名 .Ar disk は、 .Sq 裸の ディスク名だけ、 つまり .Ql da0 か、あるいは .Pa /dev の下に完全に限定されたデバイスノードで与えることができます。 もし省略された場合、ディスク .Ql wd0 , .Ql da0 , と .Ql od0 が、一つが応答して見付かるまで この順序で検索されます。 .Pp 引数なしで呼び出されたときには、 セクタ 0 パーティションテーブルを表示します。 例えば: .Bd -literal ******* Working on device /dev/rwd0 ******* parameters extracted from in-core disklabel are: cylinders=769 heads=15 sectors/track=33 (495 blks/cyl) parameters to be used for BIOS calculations are: cylinders=769 heads=15 sectors/track=33 (495 blks/cyl) Warning: BIOS sector numbering starts with sector 1 Information from DOS bootblock is: The data for partition 1 is: sysid 165,(FreeBSD/NetBSD/386BSD) start 495, size 380160 (185 Meg), flag 0 beg: cyl 1/ sector 1/ head 0; end: cyl 768/ sector 33/ head 14 The data for partition 2 is: sysid 164,(unknown) start 378180, size 2475 (1 Meg), flag 0 beg: cyl 764/ sector 1/ head 0; end: cyl 768/ sector 33/ head 14 The data for partition 3 is: The data for partition 4 is: sysid 99,(ISC UNIX, other System V/386, GNU HURD or Mach) start 380656, size 224234 (109 Meg), flag 80 beg: cyl 769/ sector 2/ head 0; end: cyl 197/ sector 33/ head 14 .Ed .Pp このディスクは、たまたまディスク全体を満す 3 つのパーティションに分割されています。 二つ目のパーティションは最初のパーティションの最後に重なっています。 (デバッグ目的に使われます) .Bl -tag -width "cyl, sector と head" .It Em "sysid" パーティションのラベル付に使われます。 .Bx Free ではマジックナンバ 165 (10進) A5 (16進)を予約しています。 .It Em "start と size" パーティションのセクタ単位での 開始アドレスとサイズです。 .It Em "flag 80" これがアクティブパーティションであることを指定します。 .It Em "cyl, sector と head" パーティションの 開始アドレスと終了アドレスを指定するのに使われます。 .It Em "注釈:" これらの数字は、 BIOS の理解するディスクジオメトリを使って計算され、 ブートブロックに保存されます。 .El .Pp フラグ .Fl i または .Fl u は、 もし .Fl f オプションが使われていない限り、 パーティションデータを更新すべきであることを指示します。 もし .Fl f がなければ、 .Nm プログラムは対話モードに入ります。 このモードでは明示的に指示しない限り、どんなデータも変更しないように 設計されています。 .Nm はこのような振舞いを保証するよう、質問のデフォルトを選択しています。 .Pp .Nm は各々のパーティションを表示し、 それを編集したいかどうかを尋ねます。 yes と答えたら、 古い値を表示し、新しい値を尋ねて 各々のフィールドを進みます。 一つのパーティションが終了したら、 .Nm はそれを表示して、それで正しいかどうかを尋ねます。 そして .Nm は次のエントリに進みます。 .Pp .Em cyl, sector, と .Em head のフィールドを正しく得るにはちょっとした芸当が要ります。 そのためデフォルトでは、 .Nm が代わって計算しますが、選択してそれらの値を指定することもできます。 .Pp 全てのパーティションが進行した後、 .Em アクティブ パーティション変更をすることができます。 最後に、 最初のセクタのデータが全部集めれらたときに、 本当にセクタ 0 を書換えても良いか尋ねられます。 yes と答えた場合だけ、データはディスクに書き込まれます。 .Pp .Fl u フラグと .Fl i の間の違いは、 .Fl u フラグはディスク上にあるフィールドの値を編集するだけですが、 一方 .Fl i フラグはセクタ 0 を "初期化" するのに使われます; ディスク全体を .Bx Free 用に使えるように、 最後の BIOS パーティションをセットアップして、それをアクティブにします。 .Sh 注釈 開始シリンダ等の自動計算は、 BIOS がそのドライブのジオメトリであると思っている数字をもとに行なわれます。 これらの数字はデフォルトでは、メモリ上のディスクラベルから取りますが、 プログラムの起動時にそれらを変更する機会が与えられます。 このおかげでユーザは、 BIOS がジオメトリ変換を行なうドライブでも動作できるブートブロックを 作ることができます。 .Pp もしディスクのレイアウトを手作業で変更するのなら、 どうか .Bx Free パーティションがシリンダ境界から開始することを確認してください。 その後のたくさんの決定がこのことを仮定しています。 (これは必要ではなかったのかもしれませんが) .Pp すでにあるパーティションを編集すると、 たぶんそのパーティションのデータを失うことになるでしょう。 .Pp このプログラムがどう働くかを調べるために、 一度か二度は対話的に実行するべきです。 これは、最後の質問に否定で答える限り完全に安全です。 このマニュアルでは完全に説明されていませんが、 プログラムが検出する微妙な点があります。 .Sh 設定ファイル .Fl f オプションが与えられたとき、 .Ar configfile の値を使ってディスクのパーティションテーブルを書換えることができます。 このファイルの構文はたいへん単純です。 各行はコメントか仕様のどちらかで、空白 (改行を除く) は無視されます。 .Bl -tag -width Ds .It Xo .Ic # .No Ar comment ... .Xc "#" で開始している行はコメントで無視されます。 .It Xo .Ic g .No Ar spec1 .No Ar spec2 .No Ar spec3 .Xc パーティション計算で使う BIOS ジオメトリを設定します。 前に文字を伴った数字で、三つの値を指定しなければいけません。 .Bl -tag -width Ds .Sm off .It Cm c No Ar num .Sm on シリンダの数を .Ar num に設定します。 .Sm off .It Cm h No Ar num .Sm on ヘッドの数を .Ar num に指定します。 .Sm off .It Cm s No Ar num .Sm on トラックあたりのセクタの数を .Ar num に設定します。 .El .Pp これらの指定はどんな順序でもよく、先頭の文字がどの値かを決定します; しかし、三つ全てを指定しなければなりません。 .Pp この行はパーティション情報を指定するどんな行よりも前に現れなくてはなりません。 .Pp 次の条件が真でなければ、エラーです: .Pp .nf 1 <= シリンダの数 1 <= ヘッドの数 <= 256 1 <= トラックあたりのセクタの数 < 64 .fi .Pp シリンダの数は 1024 以下でなければなりませんが、 しかしこれは強制されるものではなく、警告が出力されるでしょう。 ブート可能な .Bx Free パーティション ("/" ファイルシステム) は 最初の 1024 シリンダ以内に収まっていなといけません; もしそうでなければ、ブートに失敗するかもしれません。 ブートしないパーティションには、この制限はありません。 .Pp 1019 シリンダ、39 ヘッド、63 セクタのディスクの例 (これらの全てはみな等価): .Pp .nf g c1019 h39 s63 g h39 c1019 s63 g s63 h39 c1019 .fi .It Xo .Ic p .No Ar partition .No Ar type .No Ar start .No Ar length .Xc .Ar partition (1-4) で与えられたパーティションに、タイプ .Ar type 、開始セクタ .Ar start 、長さ (セクタ数) .Ar length を設定します。 .Pp これらの行で明示的に言及されたパーティションだけが変更されます; "p" 行で参照されていないパーティションは変更されません。 しかし、無効なパーティションテーブルがあるか、 .Fl i オプションが指定されているなら、 存在するパーティションエントリは全て取り除かれ (未使用の印がつけられ)、 パーティション情報を明示的に設定するのに、 "p" 行が使われなければなりません。 もし複数のパーティションを設定する必要があるなら、 複数の "p" 行が指定されなければなりません; 一つの行で一つのパーティションを設定します。 .Pp これらのパーティション行は、もしあればジオメトリ指定行の後に現れなければ なりません。 .Pp .Bx Free パーティションの .Ar type は 165 です。0 のパーティションタイプを指定すると、 パーティションを取り除き未使用の印をつけたのと同じことになります; しかし、("0" とかの) ダミーの値が .Ar start と .Ar length に指定されなければなりません。 .Pp 注: パーティションの開始オフセットはヘッド境界まで必要なら繰り上げられ、 終了オフセットはシリンダ境界まで必要なら繰り下げられます。 .Pp 例: パーティション 4 を取り除いて、未使用の印をつける: .Pp .nf p 4 0 0 0 .fi .Pp 例: パーティション 1 を .Bx Free パーティションであって、 セクタ 1 から始まって 2503871 セクタの長さに設定する (注: これらの値は、 対応するヘッドとシリンダ境界に繰り上げ/繰り下げられます): .Pp .nf p 1 165 1 2503871 .fi .It Xo .Ic a .No Ar partition .Xc .Ar partition パーティションをアクティブにします。 設定ファイルのどこに現われても構いませんが、 一つだけしか現われてはいけません。 .Pp 例: パーティション 1 をアクティブパーティションにします: .Pp .nf a 1 .fi .El .Pp .Sh 関連項目 .Xr disklabel 8 .Sh バグ プログラム全体をよりユーザフレンドリにするべきです。 .Pp このマニュアルを通して使われている術語 .Sq パーティション は、他で使われる術語に一致させるため、 本当は .Sq スライス であるべきです。 .Pp ディスク全体を .Bx Free に捧げるためには、このコマンドは使えません。 これには .Xr disklabel 8 コマンドを使わなればなりません。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/ftpd.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/ftpd.8 index 7346b58fb1..5e23f0f3f9 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/ftpd.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/ftpd.8 @@ -1,465 +1,466 @@ .\" Copyright (c) 1985, 1988, 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)ftpd.8 8.2 (Berkeley) 4/19/94 -.\" %Id: ftpd.8,v 1.25 1999/01/12 14:09:14 asami Exp % -.\" jpman %Id: ftpd.8,v 1.3 1997/09/08 07:23:46 kuma Stab % +.\" %Id: ftpd.8,v 1.25.2.1 1999/05/04 19:46:55 ghelmer Exp % .\" +.\" jpman %Id: ftpd.8,v 1.3 1997/09/08 07:23:46 kuma Stab % .Dd April 19, 1994 .Dt FTPD 8 .Os BSD 4.2 .Sh 名称 .Nm ftpd .Nd インターネットファイル転送プロトコルサーバ .Sh 書式 .Nm ftpd .Op Fl dl +.Op Fl A .Op Fl D .Op Fl R .Op Fl S .Op Fl U .Op Fl T Ar maxtimeout .Op Fl t Ar timeout .Op Fl a Ar address .Op Fl p Ar file .Sh 解説 .Nm は、インターネットファイル転送プロトコルサーバプロセスです。 このサーバは .Tn TCP プロトコルを用いて、 .Dq ftp サービスに割り当てられたポートを listen() します。 .Dq ftp サービスについては、 .Xr services 5 を参照して下さい。 .Pp 利用可能なオプションは以下の通りです: .Bl -tag -width indent .It Fl d syslog の LOG_FTP のファシリティ (facility) を用いてデバッグ情報を出力します。 .It Fl l .Xr ftp 1 セッションそれぞれの結果を、成功も失敗もともども syslog の LOG_FTP のファシリティを用いて ログに残します。このオプションが 2 回指定されると、 retrieve (get), store (put), append, delete, make directory, remove directory, rename の各操作およびそれらの引数で指定された ファイル名も記録されます。 注意: LOG_FTP メッセージはデフォルトでは .Xr syslogd 8 によって表示されません。場合によっては .Xr syslogd 8 Ns の設定ファイルでそれを有効にしなければなりません。 .It Fl D このオプションがセットされると、 .Nm は制御端末を切り離してデーモンとなり、 FTP ポートへの接続要求を待ち、 子プロセスを生成して接続要求に対応します。 この方式は .Nm を .Xr inetd 8 から起動するよりオーバヘッドが少ないため、 処理量の多いサーバで負荷を低減するのに役立ちます。 .It Fl R このオプションがセットされると、 .Nm は、ユーザ操作のセキュリティチェックや PORT 要求の制限に関して 古き良き時代の振る舞いに戻ります。 現在では、 .Nm はリモートユーザのホストの非特権ポートに向けられた PORT コマンド だけを用います (これは FTP プロトコルの仕様に違反していますが、 いくつかのセキュリティホールを閉じることができます)。 .It Fl S このオプションがセットされると、 .Nm は匿名 (anonymous) による転送の全てについてのログを、ファイル .Pa /var/log/ftpd が存在する場合に限り、このファイルに残します。 .It Fl U 以前のバージョンの .Nm では、パッシブモードのクライアントがサーバにデータ接続を要求すると、 サーバは 1024 〜 4999 の範囲のデータポートを使用していました。 現在のバージョンでは、サーバはデフォルトでは 49152 〜 65535 の範囲の データポートを使用しますが、 このオプションを指定することにより、以前の振る舞いに戻ります。 .It Fl T クライアントは異なったタイムアウト秒数を要求することもできます。 .Fl T オプションにより、 .Ar タイムアウト までの最大待ち時間を設定できます。 デフォルトは 2 時間です。 .It Fl t 何も操作しないで放置した場合のタイムアウト時間を .Ar timeout 秒に設定します (デフォルトは 15 分)。 .It Fl a .Fl D オプションが指定されている場合、 .Ar address で指定されたアドレスに対する接続のみを許可します。 .It Fl p .Fl D オプションが指定されている場合、 デーモンのプロセス ID を .Ar file に書き出します。 .It Fl A 匿名 ftp アクセスのみ許可します。 .El .Pp ファイル .Pa /var/run/nologin は、ftp アクセスを拒否するのに使うことができます。 このファイルが存在する場合、 .Nm はそのファイルの内容を表示して終了します。 .Pa /etc/ftpwelcome ファイルが存在する場合、 .Nm は .Dq ready メッセージを表示する前にその内容を表示します。 もし .Pa /etc/ftpmotd ファイルが存在する場合、 ログイン成功後に .Nm はその内容を出力します。 使用される motd ファイルはログイン環境に対して相対であることに 注意してください。 つまり、匿名ユーザの場合には、 .Pa ~ftp/etc に存在することを意味じます。 .Pp この ftp サーバは、現在、以下の ftp リクエストをサポートしています。 リクエストの文字の大文字小文字の区別は無視されます。 .Bl -column "Request" -offset indent .It Sy リクエスト Ta Sy "説明" .It ABOR Ta "abort previous command" .It ACCT Ta "specify account (ignored)" .It ALLO Ta "allocate storage (vacuously)" .It APPE Ta "append to a file" .It CDUP Ta "change to parent of current working directory" .It CWD Ta "change working directory" .It DELE Ta "delete a file" .It HELP Ta "give help information" .It LIST Ta "give list files in a directory" Pq Dq Li "ls -lgA" .It MKD Ta "make a directory" .It MDTM Ta "show last modification time of file" .It MODE Ta "specify data transfer" Em mode .It NLST Ta "give name list of files in directory" .It NOOP Ta "do nothing" .It PASS Ta "specify password" .It PASV Ta "prepare for server-to-server transfer" .It PORT Ta "specify data connection port" .It PWD Ta "print the current working directory" .It QUIT Ta "terminate session" .It REST Ta "restart incomplete transfer" .It RETR Ta "retrieve a file" .It RMD Ta "remove a directory" .It RNFR Ta "specify rename-from file name" .It RNTO Ta "specify rename-to file name" .It SITE Ta "non-standard commands (see next section)" .It SIZE Ta "return size of file" .It STAT Ta "return status of server" .It STOR Ta "store a file" .It STOU Ta "store a file with a unique name" .It STRU Ta "specify data transfer" Em structure .It SYST Ta "show operating system type of server system" .It TYPE Ta "specify data transfer" Em type .It USER Ta "specify user name" .It XCUP Ta "change to parent of current working directory (deprecated)" .It XCWD Ta "change working directory (deprecated)" .It XMKD Ta "make a directory (deprecated)" .It XPWD Ta "print the current working directory (deprecated)" .It XRMD Ta "remove a directory (deprecated)" .El .Pp 以下に示した非標準コマンドあるいは .Tn UNIX に特有のコマンドが、SITE リクエストでサポートされています。 .Pp .Bl -column Request -offset indent .It Sy リクエスト Ta Sy 説明 .It UMASK Ta change umask, e.g. ``SITE UMASK 002'' .It IDLE Ta set idle-timer, e.g. ``SITE IDLE 60'' .It CHMOD Ta "change mode of a file, e.g. ``SITE CHMOD 755 filename''" .It HELP Ta give help information. .El .Pp Internet RFC 959 で規定されている ftp リクエストのうちの、これ以外のものは 解釈はされますがインプリメントされていません。 MDTM および SIZE は RFC 959 では規定されていませんが、次に改訂される FTP RFC には登場するでしょう。 .Pp ftp サーバがアクティブなファイル転送を中断するのは、ABOR コマンドの前に、 Telnet "Interrupt Process" (IP) シグナルか Telnet "Synch" シグナルが Telnet ストリーム内にある場合だけです。 これは Internet RFC 959 に記述されています。 もし、データの転送中に STAT コマンドを受けとり、その前に Telnet IP や Synch があった場合、転送ステータスが返されます。 .Pp .Nm は、 .Xr csh 1 で使われているファイル名展開を解釈します。これにより、 ユーザはメタキャラクタ .Dq Li \&*?[]{}~ を利用できます。 .Pp .Nm は、5 つのルールに従ってユーザの認証を行います。 .Pp .Bl -enum -offset indent .It ログイン名はパスワードデータベース になければならず、空のパスワードであってはいけません。 この場合、あらゆるファイルの操作に先だって、クライアント側からパスワードが 提供されていなければなりません。ユーザが S/Key のキーを持っている場合は、 USER コマンドが成功した際の応答には S/Key チャレンジを含めて送られます。 クライアントは、それに対して PASS コマンドを使って応答する際に、 通常のパスワードか S/Key のワンタイムパスワードのどちらをつけて応答 するかを選択できます。サーバはどちらのパスワードを受け取ったかを自動的に 判定し、それに応じて認証を試みます。S/Key の認証に関する詳細は .Xr key 1 を参照して下さい。S/Key は Bellcore 社の商標です。 .It ログイン名はファイル .Pa /etc/ftpusers に載っていてはいけません。 .It ログイン名はファイル .Pa /etc/ftpusers で指定されているグループのメンバであってはいけません。 このファイルでグループ名として解釈されるエントリの先頭には アットマーク .Ql \&@ が付きます。 .It ユーザは .Xr getusershell 3 が返す標準のシェルを持っていなければなりません。 .It ユーザ名がファイル .Pa /etc/ftpchroot に載っているか、そのファイルにあるグループエントリ (つまり .Ql \&@ で始まるエントリ) のメンバである場合、アカウント .Dq anonymous や .Dq ftp と同様、 .Xr chroot 2 によって、 そのセッションのルートディレクトリが ユーザのログインディレクトリに変ります (次の項目を参照して下さい)。 この機能は、 .Xr login.conf 5 でブール型フラグ "ftp-chroot" をオンにしても有効になります。 しかし、ユーザは依然、パスワードを与える必要があります。 この特徴は、完全に匿名 (anonymous) なアカウントと 完全な特権のあるアカウントの間での妥協的な利用のためのものです。 このアカウントは匿名アカウントで設定するのと同様に設定されていなければ なりません。 .It もしユーザ名が .Dq anonymous または .Dq ftp の場合は、匿名の ftp アカウントがパスワードファイル (ユーザ .Dq ftp ) で提供されていなければなりません。 この場合、ユーザはどのようなパスワードでもログインを許可されます (慣習としては ユーザの email アドレスをパスワードとして用いることになっています)。 .Fl S オプションがセットされていると、全ての転送操作も記録されます。 .El .Pp 最後のケースの場合、 .Nm は特別な手段でクライアントのアクセス権を制限します。 サーバは .Dq ftp ユーザのホームディレクトリへ .Xr chroot 2 します。 システムのセキュリティが侵害されないために、 .Dq ftp サブツリーは、以下の規則に従って慎重に構築することを推奨します。 .Bl -tag -width "~ftp/pub" -offset indent .It Pa ~ftp ホームディレクトリは .Dq root の所有とし、誰も書き込みできないようにします。 .It Pa ~ftp/bin このディレクトリは .Dq root の所有とし、誰も書き込みできないようにします (モード 555)。 list コマンドのサポートのため、ここに .Xr ls 1 プログラムを置くことが必要です。 このプログラムのモードは 111 とすべきです。 .It Pa ~ftp/etc このディレクトリは .Dq root の所有とし、誰も書き込みできないようにします (モード 555)。 .Xr ls が所有者を数字でなく名前で表示できるようにするために、 ファイル pwd.db ( .Xr passwd 5 参照) 及び .Xr group 5 が必要です。 ファイル .Xr passwd 中のパスワードは使用されませんので、本当のパスワードを入れてはいけません。 ファイル .Pa ftpmotd が存在すると、ログイン成功後、その内容が表示されます。 このファイルのモードは 444 とすべきです。 .It Pa ~ftp/pub このディレクトリのモードは 777、所有者は .Dq ftp とします。 ゲストユーザは、このディレクトリ中にあって匿名アカウントで アクセス可能なファイルをアクセスします。 .El .Pp システムに複数の IP アドレスがある場合、 .Nm は仮想ホストの概念をサポートします。 仮想ホストは、複数の匿名 ftp 領域それぞれを別々のインターネットアドレス に割り当てる機能を提供します。 ファイル .Pa /etc/ftphosts は各仮想ホストに関連した情報を保持します。 各ホストはそれぞれの行で定義され、 各行は空白で区切ったいくつかのフィールドからなります: .Bl -tag -offset indent -width hostname .It hostname 仮想ホストのホスト名あるいは IP アドレス。 .It user システムのパスワードファイル中のユーザレコードを含みます。 普通の匿名 ftp と同様に、このユーザのアクセス UID, GID および グループによって匿名 ftp 領域のファイルアクセス権が決まります。 匿名 ftp 領域 (ログイン時にユーザが chroot するディレクトリ) は、 そのアカウントに対するホームディレクトリとして決定されます。 他の ftp アカウントのユーザ ID およびグループも、 標準 ftp ユーザと同じであって構いません。 .It statfile 全てのファイル転送のログが記録されるファイル。デフォルトでは .Pa /var/log/ftpd です。 .It welcome サーバがプロンプトを出す前に表示される welcome メッセージ。デフォルトでは .Pa /etc/ftpwelcome です。 .It motd このファイル内容はユーザがログインした後に表示されます。デフォルトでは .Pa /etc/ftpmotd です。 .El .Pp 文字 '#' で開始する行は無視されますので、コメントを含むことが可能です。 .Pp プライマリ IP アドレスあるいはホスト名に対する仮想ホストを定義すると、 そのアドレスへの ftp ログインのデフォルト値が変更されます。 \&'user', 'statfile', 'welcome', 'motd' の各フィールドは デフォルト値を用いる場合、ブランクのままもしくはハイフン一つ \&'-' と しても構いません。 .Pp いかなる匿名ログインの設定についても言えることですが、 設定と保守には十分に注意を払い、セキュリティ上の問題をきたさないよう 防御しなければなりません。 .Pp .Em FTPD_INTERNAL_LS オプションをつけてコンパイルすると、 .Nm はリモートからのファイル一覧表示要求に対応するための内部サポートを用意し、 chroot された環境でもそれ以外でも .Pa /bin/ls を実行しなくなります。 この場合、 .Pa ~/bin/ls の実行形式ファイルは chroot されたディレクトリになくてよく、 .Pa ~/bin ディレクトリも存在する必要はありません。 このサポートは、 .Pa /etc/make.conf あるいはシェルの環境で .Em INTERNAL_LS 変数を設定して ftpd を作成することで追加されます。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /etc/ftpwelcome -compact .It Pa /etc/ftpusers 歓迎されない/制限を受けるユーザのリスト。 .It Pa /etc/ftpchroot chroot される一般ユーザのリスト。 .It Pa /etc/ftphosts 仮想ホストのための設定ファイル .It Pa /etc/ftpwelcome welcome メッセージ。 .It Pa /etc/ftpmotd login 後の welcome メッセージ。 .It Pa /var/run/nologin 内容を表示し、アクセスを拒否します。 .It Pa /var/log/ftpd 匿名による転送のログファイル。 .El .Sh 関連項目 .Xr ftp 1 , .Xr key 1 , .Xr getusershell 3 , .Xr login.conf 5 , .Xr inetd 8 , .Xr syslogd 8 .Sh バグ 特権ポート番号を用いてソケットを作成するために、 ftpd はスーパーユーザの権限で実行させて下さい。 サーバはログインユーザの実効ユーザ ID を保持しておき、 アドレスをソケットにバインドする場合にのみスーパユーザの権限を使います。 考えられるセキュリティホールについてはかなり詳細にわたって調べ込みをおこないましたが、 それでも不完全かもしれません。 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .Bx 4.2 から登場しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/inetd.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/inetd.8 index 3a90e6c3f6..9d6d856bbe 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/inetd.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/inetd.8 @@ -1,525 +1,538 @@ .\" Copyright (c) 1985, 1991, 1993, 1994 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" from: @(#)inetd.8 8.3 (Berkeley) 4/13/94 -.\" %Id: inetd.8,v 1.22 1998/06/10 12:34:25 phk Exp % -.\" jpman %Id: inetd.8,v 1.2 1997/05/16 07:22:24 yugawa Stab % +.\" %Id: inetd.8,v 1.22.2.1 1999/05/01 22:01:52 obrien Exp % .\" +.\" jpman %Id: inetd.8,v 1.2 1997/05/16 07:22:24 yugawa Stab % .Dd February 7, 1996 .Dt INETD 8 .Os BSD 4.4 .Sh 名称 .Nm inetd .Nd インターネット .Dq スーパサーバ .Sh 書式 .Nm inetd .Op Fl d .Op Fl l .Op Fl c Ar maximum .Op Fl C Ar rate .Op Fl a Ar address .Op Fl p Ar filename .Op Fl R Ar rate .Op Ar configuration file .Sh 解説 .Nm は、ブート時に .Pa /etc/rc の中で起動されます( .Xr rc 8 参照)。起動されると、 .Nm は定められたインターネットソケットを監視し、接続要求を待ちます。 監視しているソケットに対して接続要求が出されると、 .Nm はそのソケットに対応したサービスを 判定し、サービスを提供するプログラムを起動します。 サーバプログラムはサービスソケットを標準入力・標準出力・ エラー出力として起動されます。 サービスプログラムが完了すると、 .Nm は再びソケットの監視を行ないます(後述するような例外もあります)。 .Nm を用いれば 1 つのデーモンで 複数のサービスプログラムを起動することができるので、 システムの負荷を軽減することができます。 .Pp .Nm は、起動時に以下のオプションを指定できます。 .Bl -tag -width indent .It Fl d デバッグモードにします。 .It Fl l ログをとります。 .It Fl c Ar maximum 起動可能なサービスのデフォルトにおける最大値を指定します。 サービスごとに指定される "max-child" パラメータによって上書きされ得ます。 .It Fl C Ar rate 1 分間に単一の IP アドレスから起動されるサービスのデフォルトにおける最大値 を指定します。 デフォルトは未設定です。 サービスごとに指定される "max-connections-per-ip-per-minute" パラメータによって上書きされ得ます。 .It Fl R Ar rate 1 分間に起動できる最大のサービス数を指定します。デフォルトは 256 です。 .It Fl a 監視する IP アドレスを指定します。 .It Fl p デフォルトとは異なるプロセス ID を保持するファイルを指定します。 .El .Pp .Nm は実行時に設定情報を設定ファイルから読み込みます。 デフォルトでは設定ファイルは .Pa /etc/inetd.conf です。 設定ファイルの各フィールドにはエントリが 1 つなければなりません。 各フィールドのエントリはタブやスペースで区切ります。 コメントは行頭に ``#'' をつけます。 設定ファイルのフィールドは以下のものからなります: .Pp .Bd -unfilled -offset indent -compact サービス名 ソケットタイプ プロトコル {wait|nowait}[/最大子プロセス数[/IPあたりの分あたりの最大接続数]] ユーザ名[:クループ名][/ログインクラス名] サーバプログラム名 サーバプログラム引数 .Ed .Pp .No Tn "ONC RPC" ベースのサービスを記述する場合には、以下のエントリを記述します。 .Pp .Bd -unfilled -offset indent -compact サービス名/バージョン ソケットタイプ RPC/プロトコル ユーザ名 サーバプログラム名 サーバプログラム引数 .Ed .Pp .Nm が起動することのできるサービスは 2 種類あります。 1 つは標準で、もう 1 つは TCPMUX です。 標準サービスには割り当てられた well-known ポートがあります。 これは公式のインターネット標準を実装したサービスや BSD 特有のサービスです。 .Tn RFC 1078 に書かれているように、TCPMUX は非標準サービスであり、 well-known ポートが割り当てられていません。 そういった非標準サービスは、あるプログラムが .Dq tcpmux well-known ポートに接続してそのサービス名を指定したとき、 .Nm によって起動されます。 この機能はローカルに開発されたサーバを追加するときに 便利です。 TCPMUX リクエストが受理されるのは、 TCPMUX ベースのサーバに至るまでにおいて、 マルチプレクササービス自身が有効にされているときのみです。 後述の内部サービスに関する議論を参照してください。 .Pp .Em サービス名 のエントリには、 .Pa /etc/services ファイルに記述されているサービス名が記述されます。 .Dq 内部 サービス (後述) については、 名前としてそのサービスのオフィシャル名 (すなわち .Pa /etc/services 内の最初のエントリ)を指定 .Em しなければなりません。 .No Tn "ONC RPC" ベースのサービスを指定するためには、このフィールドは .Pa /etc/rpc に書かれた有効な RPC サービス名でなければなりません。 .Dq / の右の部分が RPC のバージョン番号です。バージョン番号は、 数字もしくは、バージョンの幅(レンジ)で指定します。 幅を指定する場合は低い番号から高い番号を指定します。たとえば .Dq rusers/1-3 のように記述します。 TCPMUX サービスでは、 .Em サービス名 のフィールドは、文字列 .Dq tcpmux 、スラッシュ、そしてローカルに選ばれたサービス名から なります。 .Pa /etc/services に書かれたサービス名と .Dq help は予約済であり、ローカルなサービス名には使用できません。 TCPMUX サービスのためにユニークな名前をつけるには、 頭に組織名をつけ、末尾にバージョン番号をつけるとよいでしょう。 .Pp .Em ソケットタイプ のエントリは、 .Dq stream , .Dq dgram , .Dq raw , .Dq rdm , .Dq seqpacket のいずれかである必要があります。それぞれ、ソケットが stream, datagram, raw, reliably delivered message, sequenced packet socket である場合に対応しています。 TCPMUX サービスは .Dq stream を使わなければなりません。 .Pp .Em プロトコル のエントリには、 .Pa /etc/protocols に記述されている有効なプロトコル名が記述されます。 例えば .Dq tcp や .Dq udp などです。 サービスが T/TCP 経由で到達可能とするためには、 .Dq tcp/ttcp を指定する必要があります。 RPC ベースのサービスの場合、 .Dq rpc/tcp や .Dq rpc/udp のような指定になります。 TCPMUX サービスは .Dq tcp を使わなければなりません。 .Pp .Em wait/nowait エントリは、 .Nm によって起動されたサーバがサービスアクセスポイントに 関連付けられたソケットを引き継ぐかどうか、すなわちサーバが終了するまで .Nm が新しいサービス要求を監視するのを待つ必要があるか否かを 指定します。 datagram サーバは、特定のサービスアドレスと結び付いた datagram ソケットで毎回起動されるため、 .Dq wait を使わなければなりません。こういったサーバは、終了する前に少なくとも 1 データグラムをソケットから読まなければなりません。 もし datagram サーバが相手に接続したときソケットを 開放するなら、 .Nm はソケットに対するメッセージをさらに受けることができます。 このようなサーバは .Dq マルチスレッド サーバと呼ばれます。 サーバはソケットから datagram を 1 つ読み込み、相手に接続する新しい ソケットをつくります。 サーバは fork() を行い、親プロセス側は終了なければいけません。 これにより .Nm は新しいサービス要求をチェックし、新しいサーバを起動することが できるようになります。 入って来る全ての datagram を処理し、 時間切れまで動作する datagram サーバは、 .Dq シングルスレッド サーバと呼ばれます。 .Xr comsat 8 , .Pq Xr biff 1 , .Xr talkd 8 は後者のタイプの datagram サーバの例です。 .Xr tftpd 8 はマルチスレッドで動く datagram サーバの例です。 .Pp stream ソケットを使うサーバは一般にマルチスレッドで動き .Dq nowait エントリを使います。 こういったサーバへの接続要求は .Nm で受け付けられ、新たに受理し、クライアントにつながった ソケットのみがサーバに与えられます。 多くの stream ベースのサービスはこのように行われます。 .Dq wait エントリを使う stream ベースのサーバは、 サービスのソケットを監視し、少なくとも 1 つの接続要求を受け入れてから 終了しなければなりません。 そういったサーバは通常、時間切れとなるまで、入って来る要求を 受け付け処理します。 TCPMUX サービスは .Dq nowait を使わなければなりません。 .Pp ``nowait'' サービスの子プロセス(あるいは ``スレッド'')の最大数は、 ``nowait'' キーワードの後に ``/'' と数字を付け加えることで指定できます。 通常(あるいはゼロが指定された場合)、子プロセスの数に制限はありません。 一方、最大数に達すると、それ以降の接続要求は、存在する子プロセスが終了するまで 待ち行列に蓄えられます。これは、``wait'' モードでも同様ですが、通常は 1 (デフォルトの値)以外は意味がありません。 指定した IP アドレスからの 1 分あたりの最大接続数を指定することも可能です。 この場合、``/'' および最大子プロセス数を指定します。 最大値に達っした場合、指定した IP アドレスからの接続は、 この 1 分が経過するまで、落とされます。 .Pp .Em ユーザ名 エントリには、サーバを実行するユーザ名を書きます。 これによりサーバを root よりも低い権限で実行できます。 オプションの .Em グループ名 部分は ``:'' で分けられ、 このユーザのデフォルトグループ以外のグループ名を指定可能です。 オプションの .Em ログインクラス名 部分は ``/'' で分けられ、 デフォルトの ``daemon'' 以外のログインクラス名を指定可能です。 .Pp .Em サーバプログラム名 のエントリには、ソケットに要求があったとき .Nm が起動し、当該エントリのサービスを提供する サーバプログラムのパス名を指定します。 .Nm 内にすでに実装されているサービスを提供する場合には、サーバプログラムとして .Dq internal を指定します。 .Pp .Em サーバプログラム引数 のエントリは、サーバを起動する際の引数を、サーバプログラムの起動文字列 である argv[0] を含めて記述します。 .Nm 内に実装されているサービスを提供する場合には、サーバプログラム引数 として .Dq internal を指定します。 .Pp .Nm は、内蔵ルーチンを用いて簡単なサービスを自身で提供します。 これらのサービスとは .Dq echo , .Dq discard , .Dq chargen (文字生成), .Dq daytime (人間が読む形式で時間を出力します), .Dq time (機械可読形式の時間。1900 年 1 月 1 日 0 時からの経過秒数を出力します) です。 これらのサービスは TCP と UDP バージョンのいずれでも利用できます。 UDP バージョンは返事のポートとして内部サービスに相当するポートを 要求されたとき、サービスを拒否します。 (これはループ攻撃に対する防護です。リモート IP アドレスは記録されます。) これらのサービスの詳細については適当な .Tn RFC ドキュメントを参照して下さい。 .Pp TCPMUX のデマルチプレクスサービスもまた内部サービスとして実装されています。 TCPMUX ベースのサービスを動作させるためには、以下の行を .Pa inetd.conf に含む必要があります: .Bd -literal -offset indent tcpmux stream tcp nowait root internal .Ed .Pp .Fl l オプションが指定された場合、 .Nm は、 .Xr accept 2 が終了した時点で、選択されたサービスと要求を発したリモートの IP 番号を syslog に記録します。 .Pp .Dv SIGHUP を受けとると、 .Nm は、設定ファイルを再度読み込みます。設定ファイルを 再読み込みするとき、サービスを追加、削除、変更できます。 デバッグモードで起動された場合をのぞき、 .Nm は再設定を容易にするために、プロセス ID を .Pa /var/run/inetd.pid に記録します。 +.Pp +TCP Wrappers サポートが提供されています; +関連する文書 ( +.Xr hosts_access 5 +) を参照してください。この機能は組み込みであるため、 +.Pa tcpd +デーモンは不要です。これにより、「内部」サービスも包むことができます。 .Sh TCPMUX .Pp .Tn RFC 1078 は TCPMUX プロトコルについて述べています。 「 TCP クライアントは他のホストに TCP ポート番号 1 で接続します。 クライアントは、サービス名にを付加して送ります。 サービス名は大文字/小文字を区別しません。 サーバは、肯定(+)もしくは否定(\-)を表す 1 文字を返します。 + あるいは \- のすぐ後にメッセージが続く場合があります。 返答は で終わります。もし返答が肯定で あれば、選択されたプロトコルが開始されます。 そうでなければ接続は切られます。」 プログラムにはファイルディスクプリタ 0 と 1 で TCP コネクションが 渡されます。 .Pp TCPMUX サービス名が ``+'' で始まっているとき、 .Nm は、プログラムに肯定返答(+)を返します。 これによって、 特別なサーバコードを追加することなく 標準入出力を使うプログラムを起動することができます。 .Pp 特別なサービス名である .Dq help により、 .Nm は .Pa inetd.conf にある TCPMUX サービスの一覧を出力します。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /var/run/inetd.pid -compact .It Pa /etc/inetd.conf 設定ファイル .It Pa /etc/rpc サービス名を RPC プログラム番号に変換するテーブル .It Pa /etc/services サービス名をポート番号に変換するテーブル .It Pa /var/run/inetd.pid 現在実行中の .Nm の pid .El .Sh 使用例 .Pp 次に、いくつかのサービスについて サービスエントリの 例を挙げておきます。 .Bd -literal ftp stream tcp nowait root /usr/libexec/ftpd ftpd -l ntalk dgram udp wait root /usr/libexec/ntalkd ntalkd tcpmux/+date stream tcp nowait guest /bin/date date tcpmux/phonebook stream tcp nowait guest /usr/local/bin/phonebook phonebook rstatd/1-3 dgram rpc/udp wait root /usr/libexec/rpc.rstatd rpc.rstatd .Ed .Sh エラーメッセージ .Nm サーバは、 .Xr syslog 3 を使ってエラーメッセージを記録します。 重要なエラーメッセージと その説明は以下の通りです。 .Pp .Bl -ohang -compact .It Xo .Ar service Ns / Ns Ar protocol .No " server failing (looping), service terminated." .Xc 直前の 1 分間に、そのサービスについての要求数が制限に達しました。 不完全なプログラムや悪意のあるユーザがシステムを ハングアップさせないために、このような制限が設けられています。 このメッセージが出力される理由はいくつかあります。 .Bl -enum -offset indent .It 短時間の間に多くのホストがこのサービスを要求している。 .It 不完全なクライアントプログラムがサービスを 頻繁に要求しすぎている。 .It 悪意あるユーザがあるプログラムを起動し、 サービスが '拒否' されるように攻撃している。 .It 起動されたサービスプログラムにエラーがあり、 クライアントがすぐにリトライを起こしてしまう。 .El .Pp .Fl R Ar rate オプションを使うと、制限を変えることができます。 制限に達したとき、10 分経つとサービスは自動的に 再許可されます。 .Pp .It Xo .Ar service Ns / Ns Ar protocol : .No \&No such user .Ar user , .No service ignored .Xc .It Xo .Ar service Ns / Ns Ar protocol : .No getpwnam : .Ar user : .No \&No such user .Xc .Xr passwd 5 データベースに .Ar user のエントリーがありません。 最初のメッセージは .Nm が設定ファイルを(再度)読み込むときに出されます。 2 つ目のメッセージは、サービスが呼び出されたときに 出されます。 .Pp .It Xo .Ar service : .No can't set uid .Ar uid .Xc .It Xo .Ar service : .No can't set gid .Ar gid .Xc .Ar user フィールドのユーザ ID もしくは グループ IDが 無効です。 .Pp .It "setsockopt(SO_PRIVSTATE): Operation not supported" .Nm はそのソケットに設定されている特権状態を放棄しようとしましたが、 失敗しました。 .El .Sh 関連項目 +.Xr hosts_access 5 , +.Xr hosts_options 5 , .Xr login.conf 5 , .Xr passwd 5 , .Xr rpc 5 , .Xr services 5 , .Xr comsat 8 , .Xr fingerd 8 , .Xr ftpd 8 , .Xr portmap 8 , .Xr rexecd 8 , .Xr rlogind 8 , .Xr rshd 8 , .Xr telnetd 8 , .Xr tftpd 8 , .Sh 歴史 .Nm コマンドは .Bx 4.3 から登場しました。 TCPMUX は Mark Lottor によるコードとドキュメントを元にしています。 .Tn "ONC RPC" ベースのサービスのサポートは、 .Tn SunOS 4.1 が供給されてから、 それにならって作られました。 +.Tn FreeBSD +の TCP Wrappers サポートが最初に登場したのは +.Fx 3.2 +です。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/natd.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/natd.8 index 56380528a6..3409533462 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/natd.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/natd.8 @@ -1,462 +1,462 @@ .\" manual page [] for natd 1.4 -.\" %Id: natd.8,v 1.16.2.1 1999/03/24 17:12:59 brian Exp % +.\" %Id: natd.8,v 1.16.2.2 1999/05/04 12:12:01 kris Exp % .\" jpman %Id% .Dd 15 April 1997 .Os FreeBSD .Dt NATD 8 .Sh 名称 .Nm natd .Nd ネットワークアドレス変換デーモン .Sh 書式 .Nm .Op Fl ldsmvu .Op Fl dynamic .Op Fl i Ar inport .Op Fl o Ar outport .Op Fl p Ar port .Op Fl a Ar address .Op Fl n Ar interface .Op Fl f Ar configfile .Nm .Op Fl log .Op Fl deny_incoming .Op Fl log_denied .Op Fl use_sockets .Op Fl same_ports .Op Fl verbose .Op Fl log_facility Ar facility_name .Op Fl unregistered_only .Op Fl dynamic .Op Fl inport Ar inport .Op Fl outport Ar outport .Op Fl port Ar port .Op Fl alias_address Ar address .Op Fl interface Ar interface .Op Fl config Ar configfile .Op Fl redirect_port Ar linkspec .Op Fl redirect_address Ar localIP publicIP .Op Fl reverse .Op Fl proxy_only .Op Fl proxy_rule Ar proxyspec .Op Fl pptpalias Ar localIP .Sh 解説 このプログラムは、FreeBSD における .Xr divert 4 ソケットと共に用いることによって、ネットワークアドレスの変換を 行います。 -コマンドラインオプションのほとんどは、1 文字の短縮形か、長い表記が -利用できます。 -見る人がはっきりと理解しやすいように、長い表記を使うことが -推奨されています。 +このプログラムは、複数の NIC とともに使用することを意図しています - +PPP リンク上で NAT を行いたい場合、 +.Xr ppp 8 +の -alias スイッチを使用してください。 .Pp .Nm natd は通常、デーモンとしてバックグラウンドで実行します。 .Nm はマシンに入ってくるパケット、またはマシンから出て行くパケットを 生 (raw) のまま扱い、場合により IP パケットストリームに 再び送り出す前に手を加えます。 .Pp .Nm natd は他のホストへ向かうすべてのパケットについて、発信元 IP アドレスを 現在のマシンのものにする、という変換を行います。 このように変換された各パケットについて、変換内容を記録するために 内部テーブルエントリが作成されます。 発信元ポート番号も、パケットに適用したテーブルエントリを示すように 変更されます。 現在のホストの、対象となる IP アドレスを使ったパケットが受信されると、 この内部テーブルがチェックされます。 エントリが見つかると、パケットに正しい対象 IP アドレスとポート番号を 入れるのに利用されます。 .Pp 以下のコマンドラインオプションが利用できます。 .Bl -tag -width Fl .It Fl log | l 様々な alias の統計や情報をファイル .Pa /var/log/alias.log に記録します。このファイルは natd が起動されるたびに切りつめられます。 .It Fl deny_incoming | d 現在の IP アドレスへ向かうパケットのうち、内部変換テーブルに エントリの無いものを拒否します。 .It Fl log_denied 拒否した入力パケットを syslog を介してログします (log_facility を参照してください)。 .It Fl log_facility Ar facility_name syslog を介して情報をログするときに、指定したログファシリティを使用します。 ファシリティ名は .Xr syslog.conf 5 にある通りです。 .It Fl use_sockets | s FTP data コネクションや IRC DCC send コネクションを確立するのに .Xr socket 2 を割り当てます。このオプションはよりシステムリソースを消費しますが、 ポート番号が衝突する場合でもコネクションが成功することを保証します。 .It Fl same_ports | m 出て行くパケットを変換する時に、できるだけポート番号を同じまま 保つようにします。このオプションにより、RPC のようなプロトコルが うまく働く可能性があがります。ポート番号を維持することができない時には、 暗黙のうちに通常と同じ方法で変換されます。 .It Fl verbose | v 起動時に .Xr fork 2 や .Xr daemon 3 を呼び出しません。よって、制御端末から切り離されずに、標準出力に すべてのパケット変換を表示します。このオプションはデバッグの目的に のみ用いるべきです。 .It Fl unregistered_only | u 登録されていない発信元アドレスを伴う出て行くパケットのみを変換します。 rfc 1918 によれば、登録されていない発信元アドレスは 10.0.0.0/8 と 172.16.0.0/12 と 192.168.0.0/16 となっています。 .It Fl redirect_port Ar proto targetIP:targetPORT [aliasIP:]aliasPORT [remoteIP[:remotePORT]] 指定されたポートに入ってくるコネクションを別のホストとポートに リダイレクトします。 proto は tcp または udp、 targetPORT は希望する対象ポート番号、 aliasPORT は (クライアントが) 要求するポート番号、 aliasIP は alias を行うアドレスです。 remoteIP と remotePORT は、必要な場合により正確なコネクションを 指定するのに利用できます。 例えば、 .Ar tcp inside1:telnet 6666 という引数は、このマシンのポート 6666 に向けられた tcp パケットが マシン inside1 の telnet ポートに送られることを示しています。 .It Fl redirect_address Ar localIP publicIP 公式な IP アドレスへのパケットの流れを、ローカルネットワーク内の マシンにリダイレクトします。この機能は "静的 NAT (static NAT)" と 呼ばれています。 静的 NAT はあなたの ISP が IP アドレスの小さなブロックをあなたに 割り当てた時に、単一のアドレスとして用いるのにも利用できます: redirect_address 10.0.0.8 0.0.0.0 上記のコマンドは入ってくすべてのパケットをマシン 10.0.0.8 に リダイレクトします。 下記のように、いくつかのアドレス alias が同一の公式アドレスを 示すように指定すると、 redirect_address 192.168.0.2 public_addr redirect_address 192.168.0.3 public_addr redirect_address 192.168.0.4 public_addr 入ってくるパケットの流れは最後に変換されたローカルアドレス (192.168.0.4) に向けられますが、最初の二つのアドレスの出て行く パケットの流れは指定された公式アドレスへの alias のままになります。 .It Fl dynamic .Fl n オプションや .Fl interface オプションが用いられると、 .Nm は 指定された .Ar interface へルーティングする変換ソケットを監視します。 .\" (訳注) kuriyama@opt.phys.waseda.ac.jp (Nov 29 1997) .\" 上の訳はどうも意味が通らない。原文は以下の通り。誰か直して。 .\" .Nm .\" will monitor the routing socket for alterations to the .\" .Ar interface .\" passed. .\" (訳注2) kuriyama@opt.phys.waseda.ac.jp (Jan 4 1998) .\" ちょっと直してみたけどまだ不満。 インタフェースの IP アドレスが変化すると、 .Nm は alias アドレスを動的に変更します。 .It Fl i | inport Ar inport すべてのパケットをマシンに入ってくるものとして扱い、 .Ar inport から読み込み、 .Ar inport へ書き出します。 .It Fl o | outport Ar outport すべてのパケットをマシンから出て行くものとして扱い、 .Ar outport から読み込み、 .Ar outport へ書き出します。 .It Fl p | port Ar port .Xr divert 4 によって指定されたルールを用いてパケットを識別し、入ってくるパケットを .Ar port から読み、出て行くパケットを .Ar port へ書き出します。 .Ar port が数字でない場合、関数 .Xr getservbyname 3 を用いて .Pa /etc/services データベースが検索されます。 このフラグが指定されない時には、デフォルトとして natd という名前の divert ポートが用いられます。 .Pa /etc/services データベースのエントリの例としては以下のようになります: natd 8668/divert # Network Address Translation socket より詳しい説明は、 .Xr services 5 を参照してください。 .It Fl a | alias_address Ar address alias アドレスとして .Ar address を用います。このオプションが指定されない場合は、 .Fl n オプションか .Fl interface オプションが指定されなければなりません。 指定されたアドレスは、 公開されたネットワークインタフェースに割当てられたアドレスである 必要があります。 .Pp このアドレスのインタフェースを通って出る全データのソースアドレスは .Ar address に書換えられます。 外部からこのインタフェースに到着する全データは、 既に alias された外向け接続にマッチするかどうかチェックされます。 マッチする場合、パケットはそれぞれ変換されます。 マッチしない場合、 .Fl redirect_port と .Fl redirect_address の割り当てをチェックしそれぞれの動作を行います。 他の動作が行えない場合かつ .Fl deny_incoming が指定されていない場合、 パケットに指定された通りに パケットはローカルのマシンのポートに配送されます。 .It Fl n | interface Ar interface alias アドレスを決めるのに、 .Ar interface を用います。 .Ar interface に関連づけられた IP アドレスが変化する可能性がある場合には、 .Fl dynamic フラグも指定されるべきです。 .Pp 指定された .Ar interface は公開されたネットワークインタフェースである必要があります。 .It Fl f | config Ar configfile .Ar configfile から設定を読み込みます。 .Ar configfile はオプションのリストを含み、上記のコマンドラインフラグの長い表記と 同じ物が 1 行ずつ入ります。例えば、 alias_address 158.152.17.1 という行は alias アドレスに 158.152.17.1 を指定します。 設定ファイル内では、引数を持たないオプションは .Ar yes か .Ar no を伴って指定されます。例えば、 log yes は .Fl log と同じ意味になります。空行と '#' で始まる行は無視されます。 .It Fl reverse natd の逆操作です。 出力トラフィックがローカルマシンにリダイレクトされ、 natd が入力インタフェースで走行している (通常は出力インタフェースで走行します) といった、透過プロキシを実行している状況で有用な場合があります。 .It Fl proxy_only natd が透過プロキシのみを実行するよう強制します。 通常のアドレス変換は実行されません。 .It Fl proxy_rule Ar [type encode_ip_hdr|encode_tcp_stream] port xxxx server a.b.c.d:yyyy 透過プロキシを有効にします。 指定したポートのパケットでこのホストから他のホストへ向かうものは、 指定したサーバのポートへリダイレクトされます。 オプションとして、元の宛先アドレスがパケットにエンコードされます。 .Dq encode_ip_hdr は、この情報を IP オプションフィールドに置きます。 .Dq encode_tcp_stream は、このデータを TCP ストリームの先頭に挿入します。 .It Fl pptpalias Ar localIP PPTP パケットが指定した localIP アドレスに行くことを許可します。 PPTP は、VPN または安全な IP トンネル技術であり、 最初に Microsoft が開発しました。 暗号化したトラフィック用に、 GRE (47) と呼ばれる古い IP カプセル化プロトコルを使用します。 この natd オプションは、 このプロトコルのすべてのトラフィックを単一の指定した IP アドレスに変換します。 これにより、 単一のクライアントまたは単一のサーバに対するサービスを natd が許可します。 サーバを設定する場合、 PPTP 設定の TCP トラフィックを許すことを忘れないでください。 ファイアウォールリストが有効ならば、 クライアントまたはサーバのために GRE (protocol 47) を許可する必要があります。 .El .Sh NATD の実行 .Nm natd を走らせようとする前には以下の手順が必要となります: .Bl -enum .It バージョン 2.2 かそれ以上の FreeBSD を手に入れる。これより前の バージョンは .Xr divert 4 ソケットをサポートしていません。 .It 自分のカーネルを以下のオプションを付けて構築します: options IPFIREWALL options IPDIVERT 自分のカーネルを構築する方法については、ハンドブックに詳しい説明が あるのでそちらを参照してください。 .It あなたのマシンがゲートウェイとして働くようにします。これは .Pa /etc/rc.conf に gateway_enable=YES と指定するか、 sysctl -w net.inet.ip.forwarding=1 というコマンドを用いることで機能するようになります。 .It .Fl n フラグや .Fl interface フラグを使いたい場合は、そのインタフェースがすでに設定済みとなるように します。例えば、 .Ar interface として tun0 を指定しようとし、そのインタフェースで .Xr ppp 8 を使っている場合には、 .Nm natd を起動する前に .Nm ppp を起動するようにしなければなりません。 .It .Pa /etc/services にエントリ: natd 8668/divert # Network Address Translation socket を作成します。これは .Fl p フラグや .Fl port フラグのデフォルトの値となります。 .El .Pp .Nm の実行は至って簡単です。 natd -interface ed0 という行でほとんどの場合充分です (正しいインタフェース名に置き換えて ください)。 .Nm が起動されたら、パケットの流れの方向が natd の方に変わる (divert される) ようにしなければなりません: .Bl -enum .It .Pa /etc/rc.firewall スクリプトをうまく調整する必要があります。防火壁 (firewall) に 興味が無ければ、以下のようにすれば良いでしょう: /sbin/ipfw -f flush /sbin/ipfw add divert natd all from any to any via ed0 /sbin/ipfw add pass all from any to any 2 番目の行はあなたのインタフェースに依ります (ed0 を適切に 変更してください)。 また、前項のように .Pa /etc/services に natd のエントリが入るように更新されていると仮定します。 本物の防火壁ルールを指定する場合、スクリプトの先頭で上記の 2 行目を 指定すると良いでしょう。 そうすることによって、防火壁により排除されてしまう前に、 .Nm がすべてのパケットを見ることができるようになります。 すべての divert ルールを除き、 .Nm により変換された各パケットには再び防火壁のルールが適用されます。 .It .Pa /etc/rc.conf で firewall_enable=YES と設定し、防火壁を作動させます。これはシステムの起動時のスクリプトに .Pa /etc/rc.firewall スクリプトを実行するように伝えます。 今すぐ再起動したくない場合には、コンソールから手で実行してください。 バックグラウンドで実行させるのでない限り、これは決して仮想セッションから 行ってはいけません。もし実行させてしまうと、flush が行われた後に あなたは締め出されてしまい、すべてのアクセスを永久に遮断するために この地点で .Pa /etc/rc.firewall の実行は止まってしまいます。スクリプトをバックグラウンドで実行すれば、 この災害を避けることができます。 .El .Sh 関連項目 .Xr getservbyname 2 , .Xr socket 2 , .Xr divert 4 , .Xr services 5 , .Xr ipfw 8 .Sh 作者 このプログラムは、多くの人々の細切れの努力の結果です: .An Archie Cobbs Aq archie@whistle.com (divert ソケット) .An Charles Mott Aq cmott@srv.net (パケットエイリアス) .An Eivind Eklund Aq perhaps@yes.no (IRC サポートとその他の追加) .An Ari Suutari Aq suutari@iki.fi (natd) .An Dru Nelson Aq dnelson@redwoodsoft.com (PPTP サポート) .An Brian Somers Aq brian@awfulhak.org (まとめ役) diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/newfs.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/newfs.8 index d43366a9f4..029dddb9fc 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/newfs.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/newfs.8 @@ -1,336 +1,379 @@ .\" Copyright (c) 1983, 1987, 1991, 1993, 1994 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)newfs.8 8.6 (Berkeley) 5/3/95 -.\" %Id: newfs.8,v 1.20 1998/11/29 13:09:01 bde Exp % -.\" jpman %Id: newfs.8,v 1.3 1997/07/26 22:02:06 horikawa Stab % +.\" %Id: newfs.8,v 1.20.2.1 1999/05/04 12:16:19 kris Exp % .\" +.\" jpman %Id: newfs.8,v 1.3 1997/07/26 22:02:06 horikawa Stab % .Dd May 3, 1995 .Dt NEWFS 8 .Os BSD 4.2 .Sh 名称 .Nm newfs , .Nm mfs .Nd 新しいファイルシステムを作成する .Sh 書式 .Nm newfs .Op Fl NO .Op Fl S Ar sector-size .Op Fl T Ar disktype .Op Fl a Ar maxcontig .Op Fl b Ar block-size .Op Fl c Ar cylinders .Op Fl d Ar rotdelay .Op Fl e Ar maxbpg .Op Fl f Ar frag-size .Op Fl i Ar bytes .Op Fl k Ar skew .Op Fl l Ar interleave .Op Fl m Ar free space .Op Fl n Ar rotational positions .Op Fl o Ar optimization .Op Fl p Ar sectors .Op Fl r Ar revolutions .Op Fl s Ar size .Op Fl t Ar tracks .Op Fl u Ar sectors .Op Fl v .Op Fl x Ar sectors .Ar special .Nm mount_mfs .Op Fl N .Op Fl F Ar file .Op Fl T Ar disktype .Op Fl a Ar maxcontig .Op Fl b Ar block-size .Op Fl c Ar cylinders .Op Fl d Ar rotdelay .Op Fl e Ar maxbpg .Op Fl f Ar frag-size .Op Fl i Ar bytes .Op Fl m Ar free space .Op Fl n Ar rotational positions .Op Fl o Ar options .Op Fl s Ar size .Ar special node .Sh 解説 .Nm は、わかりにくい .Xr mkfs 8 の代わりとなるものです。 .Nm や .Nm mount_mfs を走らせる前に、 .Xr disklabel 8 を使ってディスクラベルが書き込んでいなければなりません。 .Nm は、指定した特殊ファイルにファイルシステムを作成します。 (しばしば .Dq 特殊ファイル を .Dq ディスク として扱いますが、特殊ファイルは物理ディスクである必要はありません。 事実、特殊ファイルである必要もありません。) デフォルト値はたいてい妥当な値となりますが、 .Nm にはこの値を変更するための数多くのオプションがあります。 .Pp .Nm mount_mfs は、仮想メモリ上にファイルシステムを構築し、指定したノード にそのファイルシステムをマウントするために使います。 ファイルシステムがアンマウントされると、 .Nm mount_mfs は終了し、このファイルシステムの内容は失われます。 .Nm mount_mfs にシグナルが送られると、 ファイルシステムをアンマウントしようとします。たとえば、 シャットダウンする場合がこれにあたります。 .Nm mount_mfs に指定するパラメータは .Nm のものと同じです。 .Fl T フラグが指定されると (下記参照)、特殊ファイルを使用しません。 そうでない場合、特殊ファイルはディスクラベルを読むためにのみ使われ、 それによってメモリベースファイルシステムへのコンフィギュレーション パラメータが得られます。 この特殊ファイルは通常、第一スワップ領域を指定します。という のは、フリーメモリが少なくなって、ファイルシステムをサポートす るメモリ領域がページングされるとき、ファイルシステムがそこに バックアップされるからです。 .Pp 以下のオプションにて一般的な配置方針を定義します。 .Bl -tag -width indent .It Fl T Ar disktype 過去のものとの互換性のためと .Nm mount_mfs のための物です。 .It Fl F Ar file .Nm mount_mfs は、ファイルシステムのイメージとしてこのファイルを使用します。 .Nm mount_mfs が終了した時、このファイルは残されます。 .It Fl N 実際にはファイルシステムを構築せずに、ファイルシステム パラメータの表示のみを行います。 .It Fl O .Bx 4.3 フォーマットのファイルシステムを作成します。この オプションは、古いブート ROM が理解できるルートファイル システムを使う必要がある場合に使います。 .It Fl T 指定したディスクのための情報を .Pa /etc/disktab から得て、disklabel を使用しません。 .It Fl a Ar maxconting 回転遅延 (rotational delay) を強制する前に 配置される連続ブロックの最大数を指定します ( .Fl d オプションを参照)。 デフォルトは 1 です。このオプションをどのように設定す るかについて、詳しくは .Xr tunefs 8 を参照してください。 .It Fl b Ar block-size ファイルシステムのブロックサイズをバイト単位で指定します。 +2 のべき乗である必要があります。 +デフォルトサイズは 8192 バイトであり、 +可能な最小サイズは 4096 バイトです。 .It Fl c Ar #cylinders/group -ファイルシステムのシリンダグループごとのシリンダ数を指定 -します。デフォルトは 16 です。 +ファイルシステムのシリンダグループごとのシリンダ数を指定します。 +デフォルトは 16 です。 +最大値は、他の多くのパラメータ、特にブロックサイズに依存します。 +特定のファイルシステムに対する最大値を知るための最良の方法は、 +とても大きな値を指定しようとすることです: +.Nm +は最大値を表示します。 .It Fl d Ar rotdelay -同じディスクに対する -ディスク転送完了割り込みサービスと新たな転送開始に費す時間の -期待値を指定します (ミリ秒単位)。デフォルトは 0 ミリ秒です。詳細は、 +かつては、 +同じシリンダに対して他のディスク転送を開始するために要する最小時間を +ミリ秒で指定しました。 +この値は、 +ファイル中の各ブロックを、回転に対して最適に配置するために使用しました。 +読み込み/書き込みを背後で行う近年のディスクでは、 +この機能を無効にした方が性能が高いです。 +よって、この値はデフォルト値の 0 ミリ秒に設定すべきです。 .Xr tunefs 8 を参照してください。 .ne 1i .It Fl e Ar maxbpg 単一のファイルが他のシリンダグループへまたがることを強制される前に、 1 つのシリンダグループから割り当てることのできる最大のブロック数を指定し ます。デフォルト値は、シリンダグループのブロック数の約 1/4 です。この オプションの詳細については、 .Xr tunefs 8 を参照してください。 .It Fl f Ar frag-size ファイルシステムのフラグメントサイズをバイト単位で指定します。 +.Ar blocksize/8 +から +.Ar blocksize +までの範囲の、2 のべき乗である必要があります。 .It Fl i Ar number of bytes per inode ファイルシステム中の i ノードの密度を設定します。デフォルト は、(4 * フラグメントサイズ) バイトのデータ領域ごとに 1 つの i ノードを作ります。 i ノード数を少なくしたい場合は大きな値を指定し、 i ノード数を多くしたい場合は小さな値を指定します。 +各ファイルに対して i ノードが 1 個必要ですので、 +ファイルシステム上の平均ファイルサイズを、 +この値は効果的に指定します。 .It Fl m Ar free space \&% 通常のユーザからは保護されている領域のパーセンテージを 指定します。 これは最低限の空き領域のしきい値となります。 デフォルト値は .Ao Pa ufs/ffs/fs.h Ac にて .Dv MINFREE と定義され、現在 8% です。 このオプションの詳細については、 .Xr tunefs 8 を参照してください。 .It Fl n Ar number of distinguished rotational positions -ディスク一回転あたりに確保する回転時間の数を設定します。デフォルトは 1 -で、回転位置テーブルを無効にすることを意味します。 +UFS には、 +異なった回転位置にある利用可能なブロックを管理する能力があります。 +これにより、最小の回転遅延でデータを拾えるように、 +データをレイアウト可能です。 +このパラメータは、区別すべき回転位置数のデフォルトを指定します。 +.Pp +今日では、この値は 1 に設定すべきです (回転位置テーブルを無効にします)。 +先読みと後書きがある近年のドライブでは、 +回転位置テーブル無しの方が性能がよいからです。 .It Fl o Ar optimization\ preference .Pq ``space'' か ``time'' ブロック確保に費す時間を最小にするか、 ディスク上のフラグメント領域を最小にするかを、 ファイルシステムに指示します。 デフォルトで minfree (前述) が 8% を下回る場合は、 領域の最小化が行われ、8% 以上ならば時間の最小化が行われます。 このオプションの詳細については、 .Xr tunefs 8 を参照してださい。 .It Fl s Ar size ファイルシステムサイズをセクタ単位で指定します。 +デフォルト値は、 +.Ar special +で指定される raw パーティションのサイズです (言い換えると、 +.Nm +はパーティション全体をファイルシステムに使用します)。 .It Fl v ディスクにはパーティションが含まれておらず、 .Nm はディスク全体の上にファイルシステムを構築すべきであることを指定します。 本オプションは .Nm vinum のような統合ディスクを扱うのに便利です。 .El .Pp 次のオプションは、ディスクジオメトリの標準設定を変更します。 デフォルトの値はディスクラベルから得られます。 これらの値を変更するのは、 最初にファイルシステムを構築したときとは異なるタイプのディスク上で ロウイメージを使用してファイルシステムを構築するようなときだけです (たとえば、ライトワンスディスク上など)。 これらの値をデフォルトの 値から変更すると、標準のスーパブロックが壊れたときに、 .Xr fsck 8 が代替のスーパブロックを見つけることができなくなるので注意して ください。 .Bl -tag -width indent .It Fl S Ar sector-size セクタサイズ (バイト単位) です (通常 512 以外は使用しません)。 .It Fl k Ar sector \&0 skew , per track 遅いコントローラを補うためにメディアのフォーマット時の補正を指定します。 トラックスキューは同じシリンダ上のトラック N のセクタ 0 とトラック N-1 のセクタ 0 のオフセットです。 +このオプションは、歴史的には重要でした。 +近年のコントローラは十分高速であり、 +操作を続けざまに (back-to-back で) 行います。 .It Fl l Ar hardware sector interleave 遅いコントローラを補うためにメディアのフォーマット時の補正を指定します。 インタリーブはトラック毎の物理セクタのインタリーブで、次の比の分母で 定義されます: .Dl 読まれるセクタ/通過するセクタ つまりインタリーブの 1/1 は連続的に配置されていることを、 1/2 は論理 セクタ 0 と論理セクタ 1 との間に 1 セクタあることを示します。 +このオプションは、歴史的には重要でした。 +近年のディスクの物理レイアウトは、外部からは見えません。 .It Fl p Ar spare sectors per track 予備セクタ (不良セクタと置き換えるセクタ) は、 各トラックの最後の物理セクタを使用します。 これらには、ファイルシステムとしてデータを割り当てることができないため、 セクタ/トラック .Pq Fl u に含まれません。 +このオプションは、歴史的には重要でした。 +近年のディスクは、ディスク固有の不良セクタ割り当てを行います。 .It Fl r Ar revolutions/minute 1 分間あたりのディスク回転速度を指定します。 +この値はもはや価値がありません。 +この値に依存するすべてのパラメータは、通常は無効になっているからです。 .ne 1i .It Fl t Ar #tracks/cylinder ファイルシステムによってデータを割り当てることができるシリンダあたりの トラック数です。デフォルトは 1 です。0 が設定された場合にはディスクラベル に指定されている値が使われます。 .It Fl u Ar sectors/track ファイルシステムによってデータを割り当てることができるトラックあたりの セクタ数です。デフォルトは 4096 です。 0 が設定された場合にはディスクラベルに 指定されている値が使われます。この値には、各トラックの最後に確保 される不良ブロックの置き換えのための予備セクタは含まれません ( .Fl p オプションを参照)。 .It Fl x Ar spare sectors per cylinder 予備セクタ (不良セクタと置き換えるセクタ) は、シリンダの最後のトラック の物理セクタを使用します。これらには、ファイルシステムとしてデータを 割り当てることができないため、セクタ/トラック .Pq Fl u には含まれません。 +このオプションは、歴史的には重要でした。 +近年のディスクは、ディスク固有の不良セクタ割り当てを行います。 .El .Pp .Nm mount_mfs コマンドのオプションは、 .Fl o オプションを除いて .Nm コマンドと同じものです。 .Pp .Fl o オプションは以下のとおりです: .Bl -tag -width indent .It Fl o .Fl o フラグに続いて指定されるオプションは、コンマで区切られた文字列です。 指定できるオプションとその意味は .Xr mount 8 を参照してください。 .El .Sh 使用例 .Pp .Dl mount_mfs -s=131072 -o nosuid,nodev /dev/da0s1b /tmp .Pp .Xr mount 8 の nosuid と nodev のオプションを指定し、 64 MB の大きさのメモリファイルシステムを /tmp にマウントします。 .Sh バグ .Bx Free のブートコードは、カーネルが置かれているファイルシステムのブロックサイズ が 8 キロバイトでフラグメント 1 キロバイトであることを仮定しています。 他のサイズを使用しているファイルシステムからブートすることはできません。 .Sh 関連項目 .Xr fdformat 1 , .Xr disktab 5 , .Xr fs 5 , .Xr disklabel 8 , .Xr diskpart 8 , .Xr dumpfs 8 , .Xr fsck 8 , .Xr mount 8 , .Xr scsiformat 8 , .Xr tunefs 8 .Rs .%A M. McKusick .%A W. Joy .%A S. Leffler .%A R. Fabry .%T A Fast File System for UNIX , .%J ACM Transactions on Computer Systems 2 .%V 3 .%P pp 181-197 .%D August 1984 .%O (reprinted in the BSD System Manager's Manual) .Re .Sh 歴史 .Nm コマンドは、 .Bx 4.2 から登場しています。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/nextboot.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/nextboot.8 index 00b0ddb3d8..8e4ce83a41 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/nextboot.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/nextboot.8 @@ -1,110 +1,112 @@ -.\" %Id: nextboot.8,v 1.8 1998/06/30 06:28:17 charnier Exp % +.\" %Id: nextboot.8,v 1.8.2.1 1999/05/04 12:08:16 kris Exp % .\" jpman %Id: nextboot.8,v 1.3 1997/08/16 13:35:00 horikawa Stab % .Dd July 9, 1996 .Dt NEXTBOOT 8 .\".Os BSD 4 .Sh 名称 .Nm nextboot .Nd ブートディスクにデフォルトのブートストリングブロックをインストールする .Sh 書式 .Nm nextboot .Op Fl b .Ar filename bootstring .Ar .Nm nextboot .Op Fl ed .Ar filename .Sh 解説 FreeBSD の .Nm プログラムは、次回ブート時のブートブロックの動作を制御します。 正しいオプションと共にコンパイルされていれば、 ブートに用いるマジックナンバとデフォルトネームがあるかどうか、 ブートブロックはネームブロックをチェックします。 ブートブロックがそのようにコンパイルされている場合、 ブートが失敗したら再度ブートを試みないように ブートブロックはブロックからネームを削除します。 ブートが成功した場合に .Nm を用いてブートストリングを再インストールするのは .Pa /etc/rc の仕事です。 これにより、リモートデバッギングや 新しく信頼のおけないカーネルをインストールするといった場合に、 一度だけのブートストリングを用いることができるようになります。 コンパイル時に、ネームブロックはディスクの 2 番目の物理ブロックとして 定義されています。 .Pp 次のオプションを使用可能です: .Bl -tag -width time .It Fl b ネームブロックをブートストラップする (最初に構成する) のに用いられます。 このオプションを指定しない場合、 .Nm はマジックナンバをまだもっていないブロックへの書き込みを拒否します。 .It Fl d マジックナンバ中のビットを変更して、既存のネームブロックを 一時的に無効化します。 .It Fl e .Fl d オプションで無効化されたブロックに、 有効なマジックナンバを再設定します。 .El .Pp .Fl e および .Fl d のフラグは相互排除です。 .Sh 解説 .Nm はまず、指定ディスクが fdisk テーブルを持ち、 そのテーブルで定義されている全パーティションがネームブロックを含んでいない ことをチェックします。 ネームブロックが使われていないことが明らかになれば、 .Nm は 引数に指定されたブートストリングを一つずつ、小さいマジックナンバを前につけ、 最後に NULL を加えてインストールします。 ストリングのリストの最後は 0xff バイトの列で区切られます。 ブートブロックがブートの度にネームブロックを書き戻す (write back) ように コンパイルされている場合、 ブートブロックはブート毎に一つずつ供給されたネームをゼロクリアします。 これは 0xff に到達するまで続き、 その時点でコンパイル時に組み込まれたブートストリングに戻ります。 この時点で、ネームブロックはゼロクリアされたネームだけになります。 .Pp 使用例を示します: .Bd -literal nextboot -b /dev/rwd0 1:sd(0,a)/kernel.experimental wd(0,a)/kernel.old .Ed .Pp これは、次回ブート時に実験カーネルを SCSI ディスクからブートしてみるよう、 ブートブトックに指示します。 何らかの理由でこれが失敗すると、その次のブートではカーネル .Pa /kernel.old を IDE ドライブからブートしようと試みます。 (書き戻しオプションが有効であると仮定しています。) これも失敗すると、コンパイル時に組み込まれたデフォルトが用いられます。 .Pp 書き戻し機能が無効化されている場合、nextboot はデフォルトのブートストリングを 変更する簡便な手段となります。 もしネームブロックで指定されたファイルが存在しないと、 ネームブロックの次のネームではなく、コンパイル時にブートブロックの中に 組み込まれたネームがブート用に用いられることに注意して下さい。 ネームブロックはブート毎に .Em "1 回だけ" チェックされます。 .Sh 関連項目 .Xr boot 8 , .Xr disklabel 8 , .Xr fdisk 8 .Sh バグ +このプログラムは、古いブートコードとの組み合わせでのみ動作します。 +.Pp プログラム全体にもっとユーザフレンドリにすべきです。 書き戻しの有効無効オプション設定はコンパイル時オプションではなく、 ディスク上にストアすべきです。 fdisk パーティションテーブルが存在しないディスク (つまり 純粋にディスクラベルだけのシステム) と共存できるように、 将来、この点に関して再考したいと考えています。 .Pp 書き戻しを有効とするか否かは実行時にネームブロックで指定し、 この機能を得るためにブートブロックを書き換える必要のないようにすべきです。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/ntpq.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/ntpq.8 index bc39e2c1fd..f01700155f 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/ntpq.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/ntpq.8 @@ -1,518 +1,518 @@ .\" -.\" %Id: ntpq.8,v 1.5 1998/02/19 08:05:38 charnier Exp % +.\" %Id: ntpq.8,v 1.5.2.1 1999/05/02 12:14:35 kris Exp % .\" .\" jpman %Id: ntpq.8,v 1.3 1997/09/21 12:35:15 seki Stab % .\" .\" 対訳覚え書き (seki@sysrap.cs.fujitsu.co.jp 作成) .\" association アソシエーション .\" association identifier アソシエーション番号 (訳しすぎか?) .\" authentication 認証 .\" clock 時計 .\" dispersion ばらつき .\" fuzzball fuzzball (固有名詞; xntpd ベースでない NTP サーバ) .\" offset ずれ .\" peer peer のまま .\" poll ポーリングする .\" query 問い合わせ .\" reference clock 参照時計 .\" request 要求 .\" status word 状態ワード .\" time out (名詞) 制限時間 .Dd December 21, 1993 .Dt NTPQ 8 .Os .Sh 名称 .Nm ntpq .Nd ネットワークタイムプロトコルの標準問い合わせプログラム .Sh 書式 .Nm .Op Fl inp .Op Fl c Ar command .Op Ar host ... .Sh 解説 .Nm ntpq は、 推奨されている NTP モード 6 制御メッセージフォーマットを実装する NTP サーバに、 現在の状態について問い合わせを行なったり、 状態の変更を要求するために使われます。 このプログラムは対話的モードでも、 コマンドラインの引数を使っても走らせることができます。 任意の変数を読み書きする要求を組み立てることができ、 生のまま、または綺麗に整形して出力するオプションがあります。 .Nm ntpq は、サーバに複数の問い合わせを送ることで、共通フォーマットにした peer のリストを得て、出力することができます。 .Pp .Nm ntpq を実行するときに一つ以上の要求オプションがコマンドラインに含まれていれば、 それぞれの要求は、 コマンドラインで指定された各ホストで走っている NTP サーバ、 またはデフォルトでは .Ar localhost で走っている NTP サーバに送られます。 要求オプションが与えられなかった場合、 .Nm ntpq は、コマンドを標準入力から読み込み、 コマンドラインで指定された最初のホストで走っている NTP サーバに対して実行しようとします。 このときも、 ホストが指定されていないときは、デフォルトで .Ar localhost になります。 標準入力が端末装置である場合は、 .Nm ntpq はコマンドを求めるプロンプトを出します。 .Pp NTP サーバと通信するために、 .Nm ntpq は NTP モード 6 パケットを使います。 それゆえ、許可されていれば、 互換のあるどんなネットワーク上のサーバにでも問い合わせることができます。 NTP は UDP のプロトコルなので、特にネットワークトポロジ的に 遠くにある場合は、この伝達はやや信頼性に欠けるということを覚えておいて 下さい。 .Nm ntpq は、要求を再送する試みを一度行ない、 適当な制限時間の範囲内でリモートホストから返事がなかったときは、 その要求は時間切れとなります。 .Pp コマンドラインオプションは以下の通りです。 .Fl i または .Fl n 以外のコマンドラインオプションを指定すると、指定したホスト (群) に、 指定した問い合わせ (または複数の問い合わせ) を直ちに送ることになります。 そうでなければ .Nm ntpq は、標準入力から対話形式のコマンドを読み込もうとします。 以下のオプションが利用可能です。 .Bl -tag -width indent .It Fl c Ar command 後に続く引数は、対話形式の .Ar コマンド として解釈され、 指定されたホスト (群) に対して実行すべきコマンドのリストに 付け加えられます。 複数の .Fl c オプションも与えることができます。 .It Fl i .Nm ntpq の操作を強制的に対話モードにします。標準出力にプロンプトが書き出され、 標準入力からコマンドが読み込まれます。 .It Fl n すべてのホストアドレスを数字四つを点で区切った形式で出力し、 正規のホスト名に変換しません。 .It Fl p そのサーバに知られている peer の一覧を、その状態の概要と共に出力します。 これは、対話コマンド .Em peers と同等です。 .El .Sh 内部コマンド .Pp 対話形式コマンドは、キーワードとそれに続く 0 個から 4 個の 引数からなります。 キーワードの単語のうち、他に同じものがないとわかる数の文字がタイプされ ていれば大丈夫です。コマンドの出力は、通常標準出力に出力されますが、 コマンドラインの後に .Qq > とファイル名をつけると、 個々のコマンドの出力をファイルに出力することもできます。 .Pp 多くの対話形式コマンドは、 .Nm ntpq プログラム自身の中で実行されてしまい、 サーバへ送られる NTP モード 6 リクエストとはなりません。 この種のコマンドを以下に挙げます。 .Pp .Bl -tag -width indent .It ? Op Ar command_keyword 単独の .Qq ? は、現在の .Nm ntpq のすべてのコマンドキーワードの一覧を出力します。 .Qq ? の後にコマンドキーワードが続くときは、関数とコマンドの使いかた を出力します。このコマンドは、 .Nm ntpq について、多分このマニュアルよりも良い情報源になります。 .Pp .It timeout Ar millseconds サーバへの問い合わせに対する応答の、制限時間の長さを指定します。 デフォルトは約 5000 ミリ秒です。 .Nm ntpq は制限時間が過ぎるとそれぞれの問い合わせを一回リトライするので、 合計の待ち時間は設定された制限時間の値の 2 倍になることを覚えておいて下さい。 .It delay Ar milliseconds 認証を必要とする要求に含めるタイムスタンプに追加すべき時間間隔を指定します。 これは、長い遅延のあるネットワーク経路や時計が同期していない マシン間での (信頼性の低い) サーバの再設定を可能にするために 使われます。 実際には、サーバは、今では認証される要求のタイムスタンプを必要としません。 そのため、このコマンドは、すたれているかもしれません。 .It host Ar hostname 問い合わせを送るホストをセットします。 .Ar hostname はホスト名でも数値アドレスでもかまいません。 .It Xo poll .Op Ar # .Op Ar verbose .Xc クライアントモードで現在のサーバをポーリングします。最初の引数はポーリングする 回数 (デフォルトは 1) であり、 2 番目の引数は結果の出力をより詳しく 得るために与えることができます。 このコマンドは、今のところ希望的観測でしかありません。 .It keyid Ar # このコマンドは、設定要求を認証するために用いるキー番号を指定します。 これは、この目的で使うためにサーバに設定されているキー番号に 対応していなければなりません。 .It passwd このコマンドは、設定要求を認証するために使われるパスワード (画面に表示されません) の入力を求めるプロンプトを出します。 その要求を成功させるためには、 このパスワードが、 NTP サーバがこの目的で使うように設定されたキーに 対応していなければなりません。 .It hostnames Ar yes | no .Ar yes が指定されると、情報を表示するときにホスト名が出力されます。 .Ar no が与えられると、代わりに数値アドレスが表示されます。 コマンドラインの .Fl n スイッチが使われなければ、デフォルトは .Ar yes になります。 .It raw 問い合わせコマンドに対するすべての出力を、リモートサーバから受け取った 通りに出力します。 データに対して行なわれる唯一の整形/解釈は、印字できる (しかしめったに理解できない) 形になるように、アスキー文字でないデータを 変換することです。 .It cooked 問い合わせコマンドからの出力を、 .Qq 加工済み (cooked) 形にします。 サーバに認識された変数は、人間に使える形に再整形された値に なります。 .Nm ntpq が、その変数は本来デコードできる値を持っていると判断したのに、 デコードされていないものには、その後に .Qq ? が付けられます。 .It ntpversion Ar 1 | Ar 2 | Ar 3 .Nm ntpq がパケットの中で自称する NTP のバージョン番号をセットします。 デフォルトでは 3 です。 モード 6 制御メッセージ (詳しく言うとモードも) は、 NTP バージョン 1 には存在しなかったことに注意して下さい。 バージョン 1 を必要とするサーバは残っていないようですが。 .It authenticate Ar yes | Ar no 通常、 .Nm ntpq は、 書き込み要求でない限り要求を認証しません。 コマンド .Em authenticate yes は、 .Nm ntpq が生成するすべての要求に認証をつけて送るようにします。 認証された要求は、サーバによっては少し異なって扱われます。 もしも peer 表示を行う前に認証をオンにすると、 時々 fuzzball の CPU を溶かしてしまうかもしれません。 .It Xo addvars .Aq variable_name Ns .Op = Ns Aq value> Ns .Op ,... .Xc .It Xo rmvars .Aq variable_name Ns .Op ,... .Xc .It clearvars NTP モード 6 メッセージが運ぶデータは、次の形の 項目のリストから成ります。 .Xo Aq variable_name Ns .Pf = Aq value .Xc ここで、サーバの変数を読み取る要求では、この .Qq = Ns Aq value は無視されるので、省略することができます。 .Nm ntpq は、制御メッセージに含まれるデータを組み立てるための内部リストを保持しており、 以下に述べる .Em readlist や .Em writelist コマンドを使って送ります。 .Em addvars コマンドで、このリストに、変数と省略可能な値を追加することができます。 一つ以上の変数を追加するときには、リストはコンマで区切り、 空白を含んではいけません。 .Em rmvars コマンドは、個々の変数をリストから削除するために用い、 .Em clearlist コマンドは、リストからすべての変数を削除します。 .It debug Ar more | Ar less | Ar off 問い合わせプログラムの内部のデバッグをオンまたはオフにします。 .It quit .Nm ntpq を終了します。 .El .Sh 制御メッセージコマンド ある NTP サーバが知っている各 peer には、 .Em アソシエーション番号 .Em (association identifier) という 16 ビット整数が割り当てられています。 peer 変数を使う NTP 制御メッセージは、 アソシエーション番号を含めることによって、 その値が対応する peer を識別しなければなりません。 0 というアソシエーション番号は特別で、 その変数がシステム変数であることを表します。 システム変数の名前は、独立した名前空間から取りだされます。 .Pp 制御メッセージコマンドは、 サーバに一つ以上の NTP モード 6 メッセージを送り、 戻ってきたデータを何らかの書式で出力します。 現在実装されているほとんどのコマンドは、 一つのメッセージを送って、一つの応答を受け取ります。 今のところ例外は、必要なデータを得るためにあらかじめプログラムされた一連の メッセージを送る .Em peers コマンドと、 アソシエーションをある範囲で変えながら繰り返す .Em mreadlist と .Em mreadvar コマンドです。 .Bl -tag -width indent .It associations 問い合わせ対象のサーバの規格内 (in\-spec) の peer についての、 アソシエーション番号と peer の状態の一覧を得て出力します。 一覧は複数の欄から成っています。 最初の欄は、内部で使用のために 1 から振ったアソシエーションの索引番号 (index)、 2 番目はサーバから返って来た実際のアソシエーション番号、 3 番目は peer の状態ワードです。 その後に、状態ワードをデコードしたデータを含む欄がいくつか続きます。 \*(L"associations\*(R" コマンドによって返されたデータは .Nm ntpq の内部でキャッシュされるということを覚えておいて下さい。 このため、索引番号は、 人間にはほとんど打ち込むることができないアソシエーション番号を使う 愚かなサーバを相手にするときに役立ちます。 すなわち、 それ以降の任意のコマンドが引数としてアソシエーション番号を必要とするときに、 代わりに .Em &index という形を使うことができます。 .It lassocations .Pp サーバが状態を保持しているすべてのアソシエーションについて アソシエーション番号と peer の状態の一覧を得て、出力します。 このコマンドと .Em associations コマンドは、 規格外 (out\-of\-spec) のクライアントのアソシエーション の状態を保持するサーバ (つまり fuzzball) の場合にだけ異なります。 .Em associations コマンドが使われたとき、通常そういう関係は 表示から省略されますが、 .Em lassociations の出力には含まれます。 .It passociations 内部でキャッシュされたアソシエーションの一覧から、 規格内 (in\-spec) の peer に関する アソシエーションのデータを出力します。 このコマンドは、新しい問い合わせをするのではなく 内部に蓄えられたデータを表示するということを除けば、 .Em associations と同じに働きます。 .It lpassociations 規格外 (out\-of\-spec) のクライアントとのアソシエーションを含む 全てのアソシエーションに関するデータを、 内部にキャッシュされたアソシエーションの一覧から出力します。 このコマンドは、fuzzball を扱う場合だけ、 .Em passociations と異なります。 .It pstatus Ar assocID 与えられたアソシエーションに対応するサーバに対し、 状態読み取り要求を送ります。 返された peer 変数の名前と値を出力します。 変数の前に、ヘッダから得た状態ワードが 16 進数と下手な英語で 表示されることに注意して下さい。 .It Xo readvar .Op Ar assocID Ns .Pf [ Aq variable_name Ns .Op = Ns Aq value Ns .Op ,...] .Xc 変数読み取り要求を送ることで、指定した変数の値を返すようにサーバに要求します。 アソシエーション番号 (assocID) を省略するか 0 を指定したならば、 変数はシステム変数です。 そうでなければ peer 変数であり、 返される値は対応する peer のものとなります。 変数のリストを省略すると、データ無しの要求を送ります。 これは、サーバにデフォルトのディスプレイを返させます。 .It Xo rv .Op Ar assocID Ns .Pf [ Aq variable_name Ns .Op = Ns Aq value Ns .Op ,...] .Xc .Em readvar コマンドの打ちやすい短縮形です。 .It Xo writevar .Ar assocID .Aq variable_name Ns .Pf = Ns Aq value Ns .Op ,... .Xc .Em readvar リクエストと似ていますが、 指定した変数を読み取る代わりに書き込みます。 .It readlist Op Ar assocID 内部の変数リストの中の変数の値を返すようにサーバに要求します。 アソシエーション番号が省略されるか 0 の場合、 変数はシステム変数であるとみなされます。 そうでなければ、 peer 変数として扱われます。 内部の変数リストが空の場合は、 要求はデータ無しで送られます。 これは、リモートサーバにデフォルトのディスプレイを返させます。 .It rl Op Ar assocID .Em readlist コマンドの打ちやすい短縮形です。 .It writelist Op Ar assocID .Em readlist リクエストと似ていますが、 内部のリストの変数を読み取る代わりに書き込みます。 .It Xo mreadvar .Ar assocID assocID [ .Aq variable_name Ns .Op = Ns Aq value Ns .Op ,...] .Xc .Em readvar コマンドと似ていますが、 問い合わせを (0でない) アソシエーション番号の範囲のそれぞれに 行ないます。 ここで言う範囲は、直前に実行された .Em associations コマンドでキャッシュされたアソシエーションの一覧から決めます。 .It Xo mrv .Ar assocID assocID [ .Aq variable_name Ns .Op = Ns Aq value Ns .Op ,...] .Xc .Em mreadvar コマンドの打ちやすい短縮形です。 .It mreadlist Ar assocID assocID .Em readlist コマンドと似ていますが、 (0 でない) アソシエーション番号の範囲のそれぞれに問い合わせを行います。 ここで言う範囲は、直前に実行された .Em associations コマンドでキャッシュされたアソシエーションの一覧から決めます。 .It mrl Ar assocID assocID .Em mreadlist コマンドの打ちやすい短縮形です。 .It Xo clockvar .Op Ar assocID Ns .Pf [ Aq variable_name Ns .Op = Ns Aq value Ns .Op ,...] .Xc サーバの時計変数 (clock variable) の一覧を送るように要求します。 ラジオ時計や他の外部同期機構を持っているサーバは、 このコマンドに肯定的に応答します。 アソシエーション番号が省略されるか 0 だと、 要求は .Qq システム時計 の変数に対するものとなり、 一般に、時計を持つすべてのサーバから肯定的な応答が得られるでしょう。 サーバが時計を擬似的な peer として扱い、 結果として一度に二つ以上の時計を接続することができるようになっていれば、 適切な peer のアソシエーション番号を参照すれば 特定の時計の変数が表示されます。 変数のリストを省略すると、サーバはデフォルトの変数のディスプレイを 返すことになります。 .It Xo cv .Op Ar assocID Ns .Pf [ Aq variable_name Ns .Op = Ns Aq value Ns .Op ,...] .Xc .Em clockvar コマンドの打ちやすい短縮形です。 .It peers サーバの規格内の peer の一覧を、各 peer の状態の概要と共に得ます。 概要の情報には、リモート peer のアドレス、 参照 ID (参照 IDが不明のときは 0.0.0.0)、 リモート peer の階層 (stratum)、 peer の種類 (ローカル、ユニキャスト、マルチキャスト、ブロードキャストのいずれか)、 最後のパケットを受信した時間、 秒単位のポーリング間隔、 8 進数表記の到達可能性レジスタ そして、その peer に関する (全て秒単位で) 現在の遅延の推定値、ずれ (offset)、ばらつき (dispersion) を含んでいます。 .Pp 左端の文字は、時計選択処理におけるこの peer の運命を示します。 コードの意味は以下です: 階層が高いか、または妥当性のチェックにより捨てられたもの; .Qq x 交差アルゴリスムにより指示された誤りのチェッカ (falsticker); -.Qq . +.Qq \&. 候補リストの最後から間引かれたもの; .Qq - クラスタリングアルゴリスムにより捨てられたもの; .Qq + 最終の選択セットに含まれたもの; .Qq # 同期用に選択されたが隔たりが最大値を越えるもの; .Qq * 同期用に選択されたもの; .Qq o 同期用に選択され pps シグナル使用中のもの。 .Em peers コマンドは、得られた応答の中の値を解析できるかどうかに依るため、 データ形式の制御が貧弱なサーバでは、時々動作に失敗するかも しれません。 .Pp ホストフィールドの内容は、次の四つの型のうちの一つになります。 ホスト名、 IP アドレス、 参照時計 (reference clock) の実装名とパラメタ、 .Qq REFCLK(<実装番号>, <パラメータ>) のいずれかです。 .Qq hostnames no が設定されているときには、IP アドレスだけが表示されます。 .It lpeers .Em peers と似ていますが、 サーバが状態を保持しているすべてのアソシエーションの概要を出力します。 これは fuzzball サーバの、より長い peer のリストを生成することがあります。 .It opeers 古い型の .Em peers コマンドで、 参照 ID がローカルのインタフェースアドレスになります。 .El .Sh 歴史 Toronto 大学の Dennis Ferguson によって書かれました。 .Sh バグ .Em peers コマンドは不可分 (atomic) ではないため、 不正なアソシエーションという誤ったエラーメッセージが発生し コマンドが終了することがあります。 .Pp 時間切れまでの時間は固定された定数です。 これは、ある種の最悪の場合を考えてあるため、 時間切れになるまで長時間待たされることになります。 このプログラムは、 特定のホストへ何回も問い合わせを送る間に 制限時間の見積もりを改善すべきですが、 実際には行なっていません。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/ppp.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/ppp.8 index 58179ecb8f..a60c8887dd 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/ppp.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/ppp.8 @@ -1,4691 +1,4700 @@ -.\" %Id: ppp.8,v 1.142.2.5 1999/04/23 13:46:28 brian Exp % +.\" %Id: ppp.8,v 1.142.2.6 1999/05/02 08:59:50 brian Exp % .\" jpman %Id: ppp.8,v 1.4 1997/06/08 18:41:58 saeki Stab % .\" WORD: expect string 受信待ち文字列 (chat.8) .\" WORD: negotiation 交渉 .Dd 20 September 1995 .nr XX \w'\fC00' .Os FreeBSD .Dt PPP 8 .Sh 名称 .Nm ppp .Nd PPP (Point to Point Protocol) (別名 user-ppp) .Sh 書式 .Nm .Oo .Fl auto | .Fl background | .Fl ddial | .Fl direct | .Fl dedicated .Oc .Op Fl alias .Op Ar system Ns .No ... .Sh 解説 本プログラムは、ユーザプロセスとして動作する .Em PPP パッケージです。 .Em PPP は通常、( .Xr pppd 8 でそうなっているように) カーネルの一部として実装されますが、 そのため、デバッグや動作の変更が少々難しい場合があります。 それに対し、この実装ではトンネルデバイスドライバ (tun) を利用して、 ユーザプロセスで .Em PPP を実現しています。 .Sh 主な特徴 .Bl -diag .It 対話的なユーザインタフェースを提供 コマンドモードで利用する場合、ユーザがコマンドを 入力することで、簡単にリモートコンピュータとの接続の確立、 接続状態の確認、 接続の切断を行うことができます。 オプションとして、セキュリティ確保のために すべての機能をパスワードで保護することができます。 .It 手動と自動でのダイヤルをサポート 対話モードでは、直接モデムと通信できるように .Dq term コマンドが用意されています。 モデムがリモートホストと接続されて、 .Em PPP での通信が始まったら、 .Nm はそれを検出して自動的にパケットモードに移行します。 ひとたびリモートホストとの接続に必要なコマンドシーケンスがわかったら、 後々の接続を簡単にするため、必要なダイヤル手順やログイン手順を定義した チャットスクリプトを書くことができます。 .It オンデマンドでのダイヤルアップをサポート .Fl auto モード (自動モード) では .Nm はデーモンとして動作し、 .Em PPP リンクを通して送られるパケットを待ちうけます。 パケットを検出すると、デーモンが自動的にダイヤルを行って接続を確立します。 .Fl ddial モード (直接ダイヤルモード) でも ほぼ同様に、自動ダイヤルと接続の確立を行います。 しかしながらこのモードは、送るべきパケットが存在しない場合にも、 リンクが切れていることを検出するといつでもリモートへダイヤルするという点が auto モードと異なります。 このモードは、電話料金よりも常時接続されていることが重視される場合に有用です。 3 番目の .Fl dedicated モード (専用線モード) も利用可能です。 このモードは 2 つのマシン間の専用線を対象にしています。 専用線モードでは .Nm は自発的に動作を終了することはありません - 終了するには .Dq quit all コマンドを診断ソケットを介して送る必要があります。 .Dv SIGHUP は LCP の再交渉を強要し、 .Dv SIGTERM は終了を強要します。 .It クライアントコールバックをサポート .Nm は標準 LCP コールバックプロトコルならびに Microsoft コールバック制御プロトコル (ftp://ftp.microsoft.com/developr/rfc/cbcp.txt) を使用できます。 .It パケットエイリアシングをサポート パケットエイリアシング (別名: IP マスカレード) により、 未登録でプライベートなネットワーク上のコンピュータからも インターネットにアクセスすることが可能です。 .Em PPP ホストはマスカレードゲートウェイとして動作します。 送信パケットの IP アドレスと TCP や UDP のポート番号は どちらもエイリアスされ、返信パケットではエイリアスが元に戻されます。 .It バックグラウンド PPP 接続をサポート バックグラウンドモードでは、接続を確立するのに成功した場合に .Nm はデーモンになります。 それ以外の場合はエラーで終了します。 これにより、 接続が成功裏に確立した場合のみコマンドを実行するようなスクリプト をセットアップすることが出来ます。 .It サーバとしての PPP 接続をサポート ダイレクトモードでは、 .Nm は標準入力/標準出力からの .Em PPP 接続を受け入れるサーバとして動作させることができます。 .It PAP と CHAP (rfc 1994) による認証をサポート PAP もしくは CHAP を用いることにより、Unix スタイルの .Xr login 1 手続きをスキップし、 .Em PPP プロトコルを代りに認証に使用することが可能です。 相手が Microsoft CHAP 認証を要求し、かつ .Nm が DES をサポートするようにコンパイルされている場合、適当な MD4/DES 応答がなされます。 .It RADIUS (rfc 2138) 認証をサポート PAP と CHAP の拡張である .Em \&R Ns No emote .Em \&A Ns No ccess .Em \&D Ns No ial .Em \&I Ns No n .Em \&U Ns No ser .Em \&S Ns No ervice は、集中データベースまたは分散データベースに、 ユーザごとに異なる接続特性を含んだ認証情報を、格納できます。 コンパイル時に .Pa libradius が利用可能な場合、利用するように設定すると、 .Nm はこれを使用して .Em RADIUS 要求を作成します。 .It 代理 arp (Proxy Arp) をサポート .Nm が相手のために 1 個以上の代理 arp エントリを作成するように、設定可能です。 LAN 上の各マシンでの設定を行わずに、 相手側から LAN へのルーティングを可能とします。 .It パケットのフィルタリングをサポート ユーザは 4 種類のフィルタを定義できます。 .Em in は受信パケットに対するフィルタです。 .Em out は送信パケットに対するフィルタです。 .Em dial はダイヤルを行うきっかけとなるパケットを定義するフィルタで、 .Em alive は接続を保持するためのパケットを定義するフィルタです。 .It トンネルドライバは bpf (Berkeley Packet Filter) をサポート .Em PPP リンクを流れるパケットを調べるために、 .Xr tcpdump 1 を使うことができます。 .It PPP オーバ TCP をサポート デバイス名が .Em host Ns No : Ns Em port 形式で指定された場合、 .Nm は通常のシリアルデバイスを使うのではなく、データ転送のための TCP 接続を開きます。 .It "IETF ドラフトの Predictor-1 (rfc 1978) と DEFLATE (rfc 1979) 圧縮をサポート .Nm は VJ 圧縮の他に Predictor-1 と DEFLATE 圧縮もサポートしています。 モデムは通常 (例えば v42.bis のような) 組み込みの圧縮機能を持っており、 その結果システムは .\"(訳注)「転送データレートよりも」をここにいれたいと考えています。 .\" 2.2.1R 対象(1997/04/02) Takeshi MUTOH より高いデータレートで通信できます。 これは一般には良いことですが、より高速のデータによってシリアル回線からの 割り込みが増加します。 システムはこの割り込みをモデムと通信して処理しなくてはならないため、 システムの負荷と遅延時間が増加することになります。 VJ 圧縮とは異なり、Predictor-1 と DEFLATE 圧縮はリンクを通る .Em すべての ネットワークトラフィックをあらかじめ圧縮しておくことで、オーバヘッドを 最小にします。 .It Microsoft の IPCP 拡張をサポート Microsoft の .Em PPP スタックを使用するクライアント (つまり Win95, WinNT) との間で ネームサーバのアドレスと NetBIOS ネームサーバのアドレスを 交渉することができます。 .It マルチリンク PPP をサポート (rfc 1990) 接続先への複数の物理的な回線をオープンし、すべてのリンクの 帯域幅を合わせてより高いスループットを得ることができます。 .El .Sh パーミッション .Nm はユーザ .Dv root 、グループ .Dv network 、パーミッション .Dv 04554 でインストールされます。 デフォルトでは .Nm は、起動したユーザ ID が 0 でない場合には実行しません。 これは .Dq allow users コマンドを .Pa /etc/ppp/ppp.conf に記載することにより変更することが可能です。 通常ユーザとして実行する場合には、 .Nm はユーザ ID 0 に変わり、システムの経路表の変更と、 システムロックファイルの作成と、 ppp の設定ファイルの読み込みを行います。 すべての外部コマンド ("shell" や "!bg" で実行されます) は、 .Nm を起動したユーザ ID で実行されます。 ユーザ ID 0 にて正確になにが行われているのかに興味がある場合には、 ログ機能の .Sq ID0 を参照してください。 .Sh 始める前に 次のコマンドラインスイッチを .Nm ppp は理解します: .Bl -tag -width XXX -offset XXX .It Fl auto .Nm は tun インタフェースをオープンし、これを設定した後バックグラウンドになります。 出力データが tun インタフェース上で検出されるまでリンクはアップせず、 出力データが tun インタフェース上で検出されると .Nm はリンクをアップしようとします。 .Nm がリンクをアップしようとしている間に受信したパケット (最初のものを含みます) は、デフォルトで 2 分間キューにとどまります。 後述の .Dq set choked コマンドを参照してください。 .Pp コマンドラインには少なくとも 1 つの .Dq system を指定する必要があり (後述)、 インタフェース設定時に使用する相手の IP アドレスを指定する .Dq set ifaddr を、システムプロファイルで実行する必要があります。 通常、 .Dq 10.0.0.1/0 のようなものが適切です。例としては、 .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.conf.sample の .Dq pmdemand システムを参照してください。 .It Fl background この場合、 .Nm は相手との接続をすぐに確立しようとします。 成功すると、 .Nm はバックグラウンドになり、親プロセスは終了コード 0 を返します。 失敗すると、 .Nm は非 0 の結果で終了します。 .It Fl direct これは入力接続を受け付けるために使用します。 .Nm は .Dq set device 行を無視し、リンクにデスクリプタ 0 を使用します。 .Pp コールバックの設定を行うと、ダイヤルバック時に .Nm は .Dq set device 情報を使用します。 .It Fl dedicated このオプションは、専用線で接続されたマシンのためにデザインされています。 .Nm はデバイスを常にオープンに保ち、設定チャットスクリプトは一切使用しません。 .It Fl ddial .Fl auto モードと等価ですが、なんらかの理由でリンクが落ちた場合に .Nm が再度リンクをアップすることが違います。 .It Fl interactive これは no-op であり、前述のフラグがどれも指定されなかった場合の動作を行います。 .Nm はコマンドラインで指定されたシステムをロードし、対話プロンプトを提供します。 .It Fl alias このフラグは .Nm のモードを制御しません。 .Dq enable alias yes と等価です。さらに、 .Fl auto もまた指定されている場合、暗黙的に .Dq enable iface-alias が実行されます。 詳細については後述しているものを参照してください。 .Pp IP エイリアシングを有効にすると、 .Nm は、内部 LAN 上の全マシンに対する NAT もしくはマスカレーディングエンジンとして動作します。詳細は .Xr libalias 3 を参照してください。 .El .Pp さらに、1 つ以上の system をコマンドライン上に指定可能です。 .Sq system は .Pa /etc/ppp/ppp.conf の設定エントリです。起動時に .Nm は .Pa /etc/ppp/ppp.conf から .Dq default システムを読み込み、その後コマンドラインで指定した各 system を読み込みます。 .Pp .Fl auto , .Fl background , .Fl ddial , .Fl direct , .Fl dedicated , .Fl interactive のいずれか 1 つのスイッチのみ指定可能です。 .Nm の .Sq モード は、 .Dq set mode コマンド (後述) を使用することで後で変更可能です。 .Pp 以降、対話モードの使用方法について説明します。 .Pp 最初に .Nm を実行する時には、いくつかの初期設定を整える必要があります。 .Bl -bullet .It カーネルにトンネルデバイスが含まれていなければ なりません (GENERIC カーネルではデフォルトで 1 つ含まれます)。 もし含まれていない場合や複数の tun インタフェースが必要な場合、 次の行をカーネル設定ファイルに追加して、 カーネルを再構築する必要があります: .Pp .Dl pseudo-device tun N .Pp ここで .Ar N は .Em PPP 接続を行いたい最大の数です。 .It .Pa /dev ディレクトリにトンネルデバイスのエントリ .Pa /dev/tunN があるかどうかを調べてください。 ここで .Sq N は、0 から始まる tun デバイスの番号です。 もし無いようならば、"sh ./MAKEDEV tunN" を実行すれば作ることができます。 これにより 0 から .Ar N までの tun デバイスが作成されます。 .It あなたのシステムの .Pa /etc/group ファイルに .Dq network グループがあり、そのグループが .Nm を使うと想定されるすべてのユーザ名を含んでいることを確かめてください。 詳細は .Xr group 5 マニュアルページを参照してください。また、これらのユーザは .Pa /etc/ppp/ppp.conf ファイルで .Dq allow users コマンドを使用してアクセス権が与えられなければなりません。 .It ログファイルを作成します。 .Nm は .Xr syslog 3 を使用して情報を記録します。通常のログファイル名は .Pa /var/log/ppp.log です。 このファイルに出力を行うためには、次の行を .Pa /etc/syslog.conf ファイルに記述してください: .Bd -literal -offset indent !ppp *.*/var/log/ppp.log .Ed .Pp .Nm の実行形式にリンクを作成することにより、複数の .Em PPP ログファイルを持つことが可能です: .Pp .Dl # cd /usr/sbin .Dl # ln ppp ppp0 .Pp として .Pa /etc/syslog.conf で .Bd -literal -offset indent !ppp0 *.*/var/log/ppp0.log .Ed .Pp とします。 .Pa /etc/syslog.conf を更新した後に、 .Xr syslogd 8 に .Dv HUP シグナルを送ることをお忘れなく。 .It 厳密には .Nm の操作とは関係ありませんが、リゾルバが正しく働くように設定した方が 良いでしょう。 これは .Pq Xr named 8 を用いて ローカルな DNS サーバを設定するか、もしくは .Pa /etc/resolv.conf ファイルに適切な .Sq name-server 行を加えることで行われます。 詳細は .Xr resolv.conf 5 のマニュアルを参照してください。 .Pp 他の方法として、もし接続先がサポートしている場合には .Nm が接続先にネームサーバのアドレスを尋ねて、自動的に .Pa /etc/resolv.conf を更新することができます。詳細は後述の .Dq enable dns コマンドを参照してください。 .El .Sh 手動ダイヤル 次の例では、あなたのマシン名が .Dv awfulhak であるとして説明します。 .Nm を引数無しで起動すると (前述の .Sx パーミッション 参照) 次のプロンプトが表示されます: .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> .Ed .Pp プロンプトの .Sq ON の部分は常に大文字であるべきです。ここが小文字の場合、 .Dq passwd コマンドを使用してパスワードを入力しなければならないことを意味します。 実行中の .Nm に接続し、 まだ正しいパスワードを入力していない場合にのみこのような状態になります。 .Pp .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> set device /dev/cuaa0 ppp ON awfulhak> set speed 38400 .Ed .Pp 通常ハードウェアフロー制御 (CTS/RTS) を使用します。 しかし、特定の場合 (特定の PPP 可能な端末サービスに直接接続している場合に起り得ます)、 .Nm が通信リンクにデータを書き込もうとしたときに、 永遠に来ない CTS (送信時にクリア) シグナルを待つことにより .Nm がハングします。 直通線で接続できない場合は、 .Dq set ctsrts off で CTS/RTS をオフにしてみてください。 これが必要な場合、後述の .Dq set accmap の記述も参照してください - .Dq set accmap 000a0000 も必要かもしれません。 .Pp 通常、パリティは .Dq none に設定します。これが .Nm ppp のデフォルトです。 パリティはどちらかというと古風なエラーチェック機構であり、 今となっては使用しません。 最近のモデムは各自のエラーチェック機構を持っており、 ほとんどのリンク層プロトコル ( .Nm はこれです) はより信頼できるチェック機構を使用します。 パリティは相対的に大きなオーバヘッドを持ちますので (トラフィックが 12.5% 増加します)、 .Dv PPP がオープンされると常に無効化 .Pq set to Dq none されます。 しかし、ISP (インターネットサービスプロバイダ) によっては、 特定のパリティ設定を接続時 ( .Dv PPP がオープンする前) に使用するものがあります。 特に、Compuserve はログイン時に偶数パリティに固執しています: .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> set parity even .Ed .Pp ここで、現在のモデム設定がどのようになっているか見られます: .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> show modem Name: deflink State: closed Device: N/A Link Type: interactive Connect Count: 0 Queued Packets: 0 Phone Number: N/A Defaults: Device List: /dev/cuaa0 Characteristics: 38400bps, cs8, even parity, CTS/RTS on Connect time: 0 secs 0 octets in, 0 octets out Overall 0 bytes/sec ppp ON awfulhak> .Ed .Pp ここでは、直接モデムと通信するために term コマンドを使用可能です: .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> term at OK atdt123456 CONNECT login: myispusername Password: myisppassword Protocol: ppp .Ed .Pp 相手が .Em PPP で話しはじめると、 .Nm はそれを自動的に検出してコマンドモードに戻ります。 .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> # リンクは確立していません Ppp ON awfulhak> # 接続完了、LCP 完了 PPp ON awfulhak> # 認証完了 PPP ON awfulhak> # IP アドレス合意完了 .Ed .\" your end で「あなた側」 .Pp このようにならない場合、接続先がこちらの開始交渉を 待っている可能性があります。 強制的に .Nm に接続先への PPP 設定パケットの送出を開始させるためには .Dq ~p コマンドを使い、端末モードを抜けてパケットモードに移行して下さい。 .Pp それでもログインプロンプトが得られない場合、 Unix 的なログイン/パスワード認証ではなく、PAP または CHAP の認証を、 相手は要求している可能性が非常に高いです。 正しく設定するためには、プロンプトに戻り、 認証用の名前とキーを設定し、再度接続します: .Bd -literal -offset indent ~. ppp ON awfulhak> set authname myispusername ppp ON awfulhak> set authkey myisppassword ppp ON awfulhak> term at OK atdt123456 CONNECT .Ed .Pp ここで再度、交渉開始するように ppp に指定できます: .Bd -literal -offset indent ~p ppp ON awfulhak> # リンクは確立していません Ppp ON awfulhak> # 接続完了、LCP 完了 PPp ON awfulhak> # 認証完了 PPP ON awfulhak> # IP アドレス合意完了 .Ed .Pp これで接続されました! プロンプトの .Sq PPP が大文字に変化して、接続されたことを知らせます。もし 3 つの P の内 いくつかだけが大文字になっている場合には、すべての文字が大文字もしくは 小文字になるまで待ってください。もし小文字に戻った場合には、それは .Nm が接続先との交渉に成功しなかったことをを意味します。 この時点での問題解決の第一歩としては、次のようにし、再挑戦します。 .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> set log local phase lcp ipcp .Ed .Pp 詳細は、下記の .Dq set log コマンドの説明を参照してください。 この時点でも失敗する場合、 ログを有効にして再挑戦することが非常に重要です。 プロンプトの変化に注意し、あなたを助けてくれる人に報告することもまた重要です。 .Pp リンクが確立したら、show コマンドを使用することで、 どのように事態が進行しているのかが分ります: .Bd -literal -offset indent PPP ON awfulhak> show modem * モデム関連の情報がここに表示されます * PPP ON awfulhak> show ccp * CCP (圧縮) 関連の情報がここに表示されます * PPP ON awfulhak> show lcp * LCP (回線制御) 関連の情報がここに表示されます * PPP ON awfulhak> show ipcp * IPCP (IP) 関連の情報がここに表示されます * PPP ON awfulhak> show link * (高レベル) リンク関係の情報がここに表示されます * PPP ON awfulhak> show bundle * (高レベル) 論理接続関係の情報がここに表示されます * .Ed .Pp この時点で、マシンは接続先に対するホスト単位の経路 (host route) を持っています。 これはリンクの相手のホストとのみ接続可能であるという意味です。 デフォルト経路のエントリ (他の経路エントリを持たずに、全パケットを .Em PPP リンクの相手に送る ように、あなたのマシンに指示します)を追加したければ、 次のコマンドを入力してください。 .Bd -literal -offset indent PPP ON awfulhak> add default HISADDR .Ed .Pp .Sq HISADDR という文字列は、相手側の IP アドレスを表します。 既存の経路のために失敗する場合には、 .Bd -literal -offset indent PPP ON awfulhak> add! default HISADDR .Ed .Pp を用いることで既存の経路を上書きできます。 このコマンドは、実際に接続を作成する前に実行可能です。 新しい IP アドレスを接続時に交渉する場合、これに従って .Nm がデフォルト経路を更新します。 .Pp ここで、(ping, telnet, ftp のような) ネットワークアプリケーションを、 あなたのマシンの別のウィンドウまたは端末で使用可能です。 現在の端末を再利用したい場合、 .Nm をバックグラウンドモードにするために、 標準のシェルのサスペンドとバックグラウンドコマンド (通常 .Dq ^Z の後に .Dq bg ) を使用可能です。 .Pp 使用可能コマンドの詳細は .Sx PPP コマンドリスト の節を参照してください。 .Sh 自動ダイヤル 自動ダイヤルを行うためには、ダイヤルとログインのチャットスクリプトを 用意しなければなりません。定義の例は .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.conf.sample を見てください ( .Pa /etc/ppp/ppp.conf の書式は非常に簡単です)。 各行は単一のコメント、インクルード、ラベル、コマンドのいずれかを含みます。 .Bl -bullet .It .Pq Dq # 文字で始まる行は、コメントとして扱われます。 コメント行と認識した場合、先行する空白は無視されます。 .It インクルードは語 .Sq !include から始まる行です。 1 つの引数 - インクルードするファイル - を持つ必要があります。 古いバージョンの .Nm との互換性のために、 .Dq !include ~/.ppp.conf を使用したいかもしれません。 .It ラベルは行頭から始まり、最後にコロン .Pq Dq \&: が続かなければなりません。 .It コマンド行は、最初の桁に空白かタブを含む必要があります。 .El .Pp .Pa /etc/ppp/ppp.conf ファイルには少なくとも .Dq default セクションが存在する必要があります。 このセクションは常に実行されます。 このファイルには 1 つ以上のセクションが含まれます。 セクション名は用途に応じて付けます。例えば、 .Dq MyISP はあなたの ISP を表したり、 .Dq ppp-in は入力の .Nm 構成を表したります。 .Nm ppp を立ち上げる際に、接続先のラベル名を指定可能です。 .Dq default ラベルに関係づけられたコマンドが実行されてから、 接続先ラベルに関連づけられたコマンドが実行されます。 .Nm を引数無しで起動した場合、 .Dq default だけは実行されます。load コマンドを使用して、 .Pa /etc/ppp/ppp.conf のセクションを手動でロード可能です: .Bd -literal -offset indent PPP ON awfulhak> load MyISP .Ed .Pp ひとたび接続が確立したなら、プロンプトの .Sq ppp は .Sq PPP に変わります: .Bd -literal -offset indent # ppp MyISP \&... ppp ON awfulhak> dial Ppp ON awfulhak> PPp ON awfulhak> PPP ON awfulhak> .Ed .Pp Ppp プロンプトは .Nm が認証フェースに入ったことを示します。PPp プロンプトは .Nm がネットワークフェーズに入ったことを示します。PPP プロンプトは .Nm がネットワーク層プロトコルの交渉に成功し、使用可能状態にあることを示します。 .Pp もし .Pa /etc/ppp/ppp.linkup が利用可能ならば、 .Em PPP 接続が確立された時に、その内容が実行されます。 接続が確立された後のバックグラウンドでのスクリプト実行については、 提供されている .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.conf.sample (使用可能な置換文字列については、後述の .Dq shell と .Dq bg を参照してください) の .Dq pmdemand の例を参照してください。 同様に、接続が閉じられると、 .Pa /etc/ppp/ppp.linkdown ファイルの内容が実行されます。 これらのファイルのフォーマットは .Pa /etc/ppp/ppp.conf と同じです。 .Pp 以前のバージョンの .Nm では、デフォルト経路のような経路は .Pa ppp.linkup ファイルで追加し直す必要がありました。 現在では .Nm は、 .Dv HISADDR もしくは .Dv MYADDR が変化したときに、自動的に .Dv HISADDR もしくは .Dv MYADDR 文字列を含むすべての経路を更新する .Sq スティッキー経路 をサポートします。 .Sh バックグラウンドダイヤル .Nm を使って非対話的に接続を確立したい場合 (例えば .Xr crontab 5 エントリや .Xr at 1 ジョブから使うような場合) には、 .Fl background オプションを使います。 .Fl background が指定された場合、 .Nm はすぐに接続を確立しようとします。 複数の電話番号が指定された場合には、各電話番号が 1 回づつ試されます。 これらに失敗すると、 .Nm は即座に終了し、0 でない終了コードを返します。 接続に成功すると .Nm はデーモンになり、呼び出し側に終了コード 0 を返します。 デーモンは、リモートシステムが接続を終了した場合、 もしくは .Dv TERM シグナルを受け取った場合に、自動的に終了します。 .Sh ダイヤルオンデマンド デマンドダイヤル機能は .Fl auto または .Fl ddial オプションにて有効にされます。この場合にも .Pa /etc/ppp/ppp.conf で定義された接続先のラベルを指定しなければなりません。 これには、リモート接続先の IP アドレスを指定するための .Dq set ifaddr コマンドも書かれていなければなりません ( .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.conf.sample を参照してください)。 .Bd -literal -offset indent # ppp -auto pmdemand .Ed .Pp .Fl auto または .Fl ddial が指定された時に .Nm はデーモンとして動作しますが、 .Pa /etc/ppp/ppp.conf 中で .Dq set server コマンドを使うことで、設定を確認したり変更したりすることができます。 .Po たとえば、 .Dq set server +3000 mypasswd とすると .Pc 次のように診断ポートを通じて接続することができます。 .Bd -literal -offset indent # pppctl 3000 (tun0 を仮定) Password: PPP ON awfulhak> show who tcp (127.0.0.1:1028) * .Ed .Pp .Dq show who コマンドは現在 .Nm 自身に接続しているユーザの一覧を表示します。診断ソケットが閉じられる、 もしくは異なるソケットに変更された場合、すべての接続は即座に終了します。 .Pp .Fl auto モードにて 送信パケットが検出された時、 .Nm は (チャットスクリプトに基づいて) ダイヤルを行い、 通信相手に接続しようとします。 .Fl ddial モードでは回線がダウンしていることが確認された場合にはいつでも ダイヤルが行われます。 接続に失敗したら、デフォルトの動作では 30 秒間待ってから、 別の送信パケットが検出された時に接続しようとします。 .Pp この動作は .Dq set redial コマンドで変更できます。 .Pp .No set redial Ar secs Ns Xo .Oo + Ns Ar inc Ns .Op - Ns Ar max Ns .Oc Op . Ns Ar next .Op Ar attempts .Xc .Pp .Bl -tag -width attempts -compact .It Ar secs は、再び接続しようとするまでの秒数です。 引数がリテラル文字列 .Sq Li random の場合には、待ち時間を 1 秒以上から 30 秒以下の間でランダムに選びます。 .It Ar inc は秒数であり、 新規にダイヤルするときに .Ar secs に加えられます。 このタイムアウト値が .Ar secs に戻るのは、接続が成功裏に確立した後だけです。 .Ar inc のデフォルト値は 0 です。 .It Ar maxinc は、 .Nm が .Ar secs を増加させる最大回数です。 .Ar maxinc のデフォルト値は 10 です。 .It Ar next は電話番号リストの中の次の番号をダイヤルする前に待つ秒数です。( .Dq set phone コマンドを参照してください)。これのデフォルトは 3 秒です。 繰り返しますが、引数がリテラル文字列 .Sq Li random の場合には、待ち時間を 1 秒以上 30 秒以下の間でランダムに選びます。 .It Ar attempts は、受け取った個々の送信パケットに対して、何回接続を試みるのかを示す 数字です。 .It Ar attempts に 0 を指定すると、接続されるまで試みを続けます。 .Bd -literal -offset indent set redial 10.3 4 .Ed .Pp は個々の送信パケットに対して 4 回接続を試み、 番号間の待ち時間が 3 秒で、すべての番号を試した後に 10 秒待つことを表します。 複数の電話番号が指定されている場合でも、トータルのダイヤル回数は 4 回のままです。 (それぞれの番号を 4 回ダイヤルするのではありません)。 .Pp 代りに、 .Pp .Bd -literal -offset indent set redial 10+10-5.3 20 .Ed .Pp は、 .Nm に接続を 20 回試みさせます。最初の試みの後は、 .Nm は 10 秒待ちます。 次の試みの後は 20 秒待ちということを、 6 番目の試みの後では 1 分待つところまで行います。 次の 14 回の停止は、同じ 1 分間となります。 .Nm が接続し、切断した後、再度接続に失敗した場合、 タイムアウト値は再度 10 秒から開始します。 .Pp リンクの両端が .Nm の .Fl auto ダイヤルモードを利用している場合は、 ダイヤル間隔を変更しておくのが良いでしょう。 もし、リンクの両端が同じタイムアウト時間に設定されていて、 リンクが切れて両方に送信待ちのパケットがあった場合、 両方が同時に相手を呼び出しあうことになってしまいます。 場所によっては、シリアルリンクに信頼性がなく、 切れるべきでない時にキャリアが失われるかもしれません。 セッションの途中で予期せずキャリアが失われた場合、 .Nm にリダイヤルさせることができます。 .Bd -literal -offset indent set reconnect timeout ntries .Ed .Pp このコマンドは、キャリアが失われた時に .Ar timeout 秒の間隔を置いて .Ar ntries 回まで接続を再確立するよう .Nm に指示します。例えば、 .Bd -literal -offset indent set reconnect 3 5 .Ed .Pp は、予期せぬキャリア喪失の際に .Ar 3 秒待ってから再接続を試みるように .Nm に指示します。これは .Nm があきらめる前に .Ar 5 回まで行われます。 ntries のデフォルト値は 0 (再接続しない) です。 このオプションを使用する際には注意が必要です。 もしローカル側のタイムアウトがリモート側よりもわずかに長いと、 リモート側がタイムアウトにより回線を切断した場合に、 再接続機能が (指定した回数まで) 起動されてしまいます。 注: この文脈においては、多くの LQR を喪失するとキャリア喪失を引き起こし、 ひいては再接続を引き起こします。 .Fl background フラグが指定された場合、接続が行えるまで すべての電話番号が最大 1 回ダイヤルされます。 .Dq set redial コマンドにて、リダイヤル期間の後に、 再接続回数を指定します。 リダイヤル値が指定した電話番号数より少ない場合、 指定した電話番号で使用されないものが出来ます。 プログラムを終了させるには、次のように入力してください。 .Bd -literal -offset indent PPP ON awfulhak> close ppp ON awfulhak> quit all .Ed .Pp .Dq quit コマンドは .Xr pppctl 8 もしくは .Xr telnet 1 による接続を終了しますが、 プログラム自身は終了させません。 .Nm も終了させたい場合には、 .Dq quit all を実行してください。 .Sh PPP 接続の受け入れ (方法その 1) .Em PPP 接続要求を受け入れるには、次の手順にしたがってください。 .Bl -enum .It モデムと、 (必要であれば) .Pa /etc/rc.serial が正しく設定されていることを確認します。 .Bl -bullet -compact .It フロー制御にはハードウェアハンドシェイク (CTS/RTS) を使います。 .It モデムはエコーバックを行わず (ATE0) 、コマンドの結果も報告しない (ATQ1) ように設定されていなければなりません。 .El .Pp .It モデムが接続されているポートで .Xr getty 8 が起動されるように .Pa /etc/ttys を編集します。 例えば、次のように設定すれば良いでしょう: .Pp .Dl ttyd1 "/usr/libexec/getty std.38400" dialup on secure .Pp .Xr getty 8 を起動するために .Xr init 8 プロセスに .Dv HUP シグナルを送るのを 忘れないでください: .Pp .Dl # kill -HUP 1 .It .Pa /usr/local/bin/ppplogin ファイルを次のような内容で作成します: .Bd -literal -offset indent #!/bin/sh exec /usr/sbin/ppp -direct incoming .Ed .Pp ダイレクトモード .Pq Fl direct では、 .Nm は標準入力と標準出力を使って動作します。クライアント動作の .Nm と同様に、 .Xr pppctl 8 を使用することで、構成された診断ポートに接続可能です。 .Pp ここで .Pa /etc/ppp/ppp.conf 中の .Ar incoming セクションが設定されていなければなりません。 .Pp .Ar incoming セクションに適当な .Dq allow users コマンドがあることを確かめておいてください。 .It 受け入れるユーザのアカウントを用意してください。 .Bd -literal ppp:xxxx:66:66:PPP Login User:/home/ppp:/usr/local/bin/ppplogin .Ed .Pp 詳細は .Xr adduser 8 と .Xr vipw 8 のマニュアル項目を参照してください。 .Dq accept dns および .Dq set nbns コマンドを使うことで IPCP によるドメインネームサーバと NetBIOS ネームサーバの 交渉を有効にすることが可能です。 下記の記述を参照してください。 .El .Pp .Sh PPP 接続の受け入れ (方法その 2) この方法は、 .Xr login 1 ではなく .Nm ppp で接続の認証を行うという点が異なります。 .Bl -enum .It .Pa /etc/gettytab の default セクションに .Dq pp ケーパビリティを指定することで ppp を自動的に認識するように 設定してください。 .Bd -literal default:\\ :pp=/usr/local/bin/ppplogin:\\ ..... .Ed .It 上記の方法その 1 の最初の 3 手順と同じように、 シリアルデバイスを設定し、 .Xr getty 8 を有効にして、 .Pa /usr/local/bin/ppplogin を作成してください。 .It .Pa /etc/ppp/ppp.conf の .Sq incoming ラベル (もしくは .Pa ppplogin が用いるラベルならなんでも構いません) 下に .Dq enable chap か .Dq enable pap .Pq もしくはその両方 を加えてください。 .It .Pa /etc/ppp/ppp.secret に、受け入れるユーザそれぞれについて、エントリを作成してください。 .Bd -literal Pfredxxxx Pgeorgeyyyy .Ed .El .Pp これで、 .Xr getty 8 は (HDLC フレームヘッダを認識することで) ppp 接続を検出すると、すぐに .Dq /usr/local/bin/ppplogin を実行します。 .Pp 上記のように PAP もしくは CHAP を有効にすることは .Em 必須 です。そうしなければ、あらゆる人があなたのマシンにパスワード .Em なしに ppp セッションを確立することを許可し、 あらゆる種類の潜在的な攻撃に対して門戸を開いていることになります。 .Sh 内向き接続の認証 通常、接続の受信側は相手が相手自身を認証することを要求します。 これは通常 .Xr login 1 にて行われますが、代りに PAP か CHAP を使用可能です。 2 つのうちで CHAP の方がより安全ですが、 クライアントによってはサポートしていないものがあります。 どちらを使いたいか決めたら、 .Sq enable chap または .Sq enable pap を .Pa ppp.conf の適切なセクションに追加してください。 .Pp その後、 .Pa /etc/ppp/ppp.secret ファイルの設定を行う必要があります。 このファイルは、クライアントになりうるマシンごとに 1 行を含みます。 各行は 5 つまでのフィールドからなります: .Pp .Ar name Ar key Oo .Ar hisaddr Op Ar label Op Ar callback-number .Oc .Pp .Ar name と .Ar key は期待されるクライアントのユーザ名とパスワードを指定します。 .Ar key が .Dq \&* で PAP が使用される場合、 .Nm は認証時にパスワードデータベース .Pq Xr passwd 5 を検索します。 .Pa ppp.secret の如何なる .Ar name Ns No / Ar key の組み合わせにおいても適切でない返答をクライアントが与える場合、 認証は失敗します。 .Pp 認証に成功したならば、 .Pq 指定時には .Ar hisaddr を IP 番号交渉時に使用します。詳細は .Dq set ifaddr コマンドを参照してください。 .Pp 認証に成功し .Ar label が指定された場合、現在のシステムラベルは .Ar label にマッチするように修正されます。 このことはファイル .Pa ppp.linkup と .Pa ppp.linkdown の後続のパーズに影響があります。 .Pp 認証に成功し .Ar callback-number が指定され .Dq set callback が .Pa ppp.conf で指定された場合、クライアントは指定された番号でコールバックされます。 CBCP が使用される場合、 .Dq set cbcp コマンドに渡すのと同様の形式で、 .Ar callback-number にもまた番号のリストまたは .Dq \&* を含むことが可能です。 この値は、 .Nm で後続する CBCP フェーズで使用します。 .Sh PPP オーバ TCP (別名: トンネリング) シリアルリンク上以外の .Nm の使用方法として、 device にホストとポートを指定することにより、 TCP 接続を使用することが可能です: .Pp .Dl set device ui-gate:6669 .Pp シリアルデバイスをオープンする代りに、 .Nm は指定されたマシンの指定されたソケットへの TCP 接続をオープンします。 .Nm は telnet プロトコルを使用しないこと、 telnet サーバと交渉できないことに注意を払うべきです。 受信マシン (ui-gate) 上に、 この ppp 接続を受信するポートを設定する必要があります。まず .Pa /etc/services を更新して、サービスを定義します: .Pp .Dl ppp-in 6669/tcp # Incoming PPP connections over tcp .Pp そして .Pa /etc/inetd.conf を更新して、このポートへの受信接続をどのように扱うかを .Xr inetd 8 に指示します: .Pp .Dl ppp-in stream tcp nowait root /usr/sbin/ppp ppp -direct ppp-in .Pp .Pa /etc/inetd.conf を更新した後には、 .Xr inetd 8 に .Dv HUP シグナルを送るのをお忘れなく。 ここではラベル名 .Dq ppp-in を使用します。 ui-gate (受信側) の .Pa /etc/ppp/ppp.conf エントリは次の内容を含みます: .Bd -literal -offset indent ppp-in: set timeout 0 set ifaddr 10.0.4.1 10.0.4.2 add 10.0.1.0/24 10.0.4.2 .Ed .Pp セキュリティのために PAP もしくは CHAP の設定をしたいかもしれません。 PAP を有効にするには次の行を追加します: .Bd -literal -offset indent enable PAP .Ed .Pp また、次のエントリを .Pa /etc/ppp/ppp.secret に作成する必要があります: .Bd -literal -offset indent MyAuthName MyAuthPasswd .Ed .Pp .Ar MyAuthPasswd が .Pq Dq * の場合には、パスワードは .Xr passwd 5 データベースから検索されます。 .Pp awfulhak (起動側) の .Pa /etc/ppp/ppp.conf エントリは次の内容を含む必要があります: .Bd -literal -offset indent ui-gate: set escape 0xff set device ui-gate:ppp-in set dial set timeout 30 set log Phase Chat Connect hdlc LCP IPCP CCP tun set ifaddr 10.0.4.2 10.0.4.1 add 10.0.2.0/24 10.0.4.1 .Ed .Pp PAP を有効にしようとしている場合、次の設定も必要です: .Bd -literal -offset indent set authname MyAuthName set authkey MyAuthKey .Ed .Pp 我々は、 ui-gate に 10.0.4.1 のアドレスを割り当て、 awfulhak に 10.0.4.2 のアドレスを割り当てようとしています。 接続をオープンするためには、次の内容をタイプするだけで良いです。 .Pp .Dl awfulhak # ppp -background ui-gate .Pp 結果として、 awfulhak にはネットワーク 10.0.2.0/24 への新たな「経路」が、 ui-gate にはネットワーク 10.0.1.0/24 への新たな「経路」が、 TCP 接続経由でそれぞれ作成されます。 ネットワークは実質的にブリッジされます - 下位レベルの TCP 接続はパブリックなネットワーク (例えばインターネット) を またがっても良いです。 また 2 つのゲートウェイ間では ppp トラフィックは 概念的に TCP ストリーム中でカプセル化されます (パケットがパケットに対応するわけではありません)。 この機構の大きな欠点は、同時に 2 つの「配送保証」機構が存在することです - この 2 つとは、下位レベルの TCP ストリームと .Em PPP リンク上で使用されるプロトコルであり、おそらくまた TCP でしょう。 パケット喪失が起ると、両者はそれぞれの方法で喪失した パケットを再送しようと するでしょう。 .Sh パケットエイリアシング .Fl alias コマンドラインオプションにより、 パケットエイリアシングが有効になります。 これにより、 .Nm ホストがローカルエリアネットワークの他のコンピュータに対して マスカレードゲートウェイとして動作するようになります。 送信される IP パケットは、まるで .Nm ホストから来たかのようにエイリアスされ、 受信パケットは、それがローカルエリアネットワークの正しいマシンに 送られるようにエイリアスが戻されます。 パケットエイリアシングにより、 未登録でプライベートなサブネット上のコンピュータを 外部から見えないようにしつつ、 インターネットへアクセス可能とします。 一般に、 .Nm が正しく動作していることの確認は、 まず最初にパケットエイリアシングを禁止して行います。 次に .Fl alias オプションを有効にして、 .Nm ホストの上で (ウェブブラウザや .Xr telnet 1 , .Xr ftp 1 , .Xr ping 8 , .Xr traceroute 8 などの) ネットワークアプリケーションの動作を確認します。 最後に、LAN 上の別のコンピュータの上で同様なアプリケーションの 動作を確認することになります。 .Nm ホストではネットワークアプリケーションが正しく動作するのに、 LAN 上の別のコンピュータでは動かないのであれば、マスカレードソフトウェアは 正しく動いているけれども、ホストが IP パケットをフォワーディングしないか、 ひょっとするとパケットが送られて来ていないかのどちらかです。 .Pa /etc/rc.conf で IP フォワーディングが有効にされていることと、 他のコンピュータで .Nm ホストがその LAN のゲートウェイとして 指定されていることを確認してください。 .Sh パケットのフィルタリング この実装では、パケットのフィルタリングがサポートされています。 .Em in フィルタ、 .Em out フィルタ、 .Em dial フィルタ、そして .Em alive フィルタの 4 種類のフィルタがあります。 ここでは基本的なことについて書くことにします。 .Bl -bullet .It フィルタ定義は次のような構文になっています。 .Pp set filter .Ar name .Ar rule-no .Ar action .Oo .Ar src_addr Ns Op / Ns Ar width .Op Ar dst_addr Ns Op / Ns Ar width .Oc .Oo Ar proto Op src Ar cmp port .Op dst Ar cmp port .Op estab .Op syn .Op finrst .Oc .Bl -enum .It .Ar name は .Sq in , .Sq out , .Sq dial , .Sq alive のいずれかです。 .It .Ar rule-no は .Sq 0 から .Sq 19 までの数値で、ルール番号を指定します。 ルールは .Ar rule-no の番号順に指定されます。 ただしルール .Sq 0 が指定されている場合のみです。 .It .Ar action は .Sq permit , .Sq deny のいずれかです。 もし、あるパケットがルールに一致した場合、 結びつけられた action が直ちに実行されます。 .It .Op Ar src_addr Ns Op / Ns Ar width と .Op Ar dst_addr Ns Op / Ns Ar width は始点と終点の IP アドレスです。 .Op / Ns Ar width が指定された場合には、それによって適切なネットマスクのビット値を与え、 アドレスの範囲を指定することができます。 .It .Ar proto は .Sq icmp , .Sq udp , .Sq tcp のうちのいずれか 1 つです。 .It .Ar cmp は .Sq \< , .Sq \&eq , .Sq \> のうちいずれか 1 つです。それぞれ、より小さい、等しい、 より大きいを意味します。 .Ar port はポート番号で指定するか、 .Pa /etc/services のサービス名で指定することができます。 .It .Sq estab , .Sq syn , .Sq finrst フラグは .Ar proto が .Sq tcp に設定されているときにのみ許可され、それぞれ TH_ACK、TH_SYN、および TH_FIN もしくは TH_RST という TCP フラグを表わします。 .El .Pp .It 各フィルタはルール 0 から始まり、40 個までのルールをもつことができます。 規則のルールは、ルール 0 が定義されていなければ、有効にはなりません。 すなわち、デフォルトではすべてが通されます。 .It パケットにマッチするルールが無い場合は、パケットは破棄 (ブロック) されます。 .It すべての規則を消去するには、 .Dq set filter Ar name No -1 を使ってください。 .El .Pp .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.conf.sample . を参照してください。 .Sh アイドルタイマの設定 アイドルタイマを調べたり/設定するためには、それぞれ .Dq show bundle と .Dq set timeout コマンドを使ってください: .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> set timeout 600 .Ed .Pp タイムアウト時間は秒数で指定します。デフォルト値は timeout が 180 秒 .Pp 3 分 です。 アイドルタイマ機能を使わないようにするためには、 次のコマンドを利用してください。 .Bd -literal -offset indent ppp ON awfulhak> set timeout 0 .Ed .Pp .Fl ddial と .Fl dedicated モードではアイドルタイムアウトは無視されます。 .Fl auto モードでは、アイドルタイムアウトが発生すると .Nm プログラムは実行したままで .Em PPP セッションを終了します。別の引金となるパケットがきた時に リンクを再び確立しようとします。 .Sh Predictor-1 および DEFLATE 圧縮 .Nm は Predictor type 1 圧縮および deflate 圧縮をサポートしています。 デフォルトでは、 .Nm は、接続相手が同意 .Pq あるいは要求 した場合に、 この機能を使おうと (もしくは受け入れようと) します。 .Nm は deflate プロトコルを優先します。 これらの機能を使用したくない時には .Dq disable と .Dq deny のコマンドを参照してください。 .Pp .Dq disable deflate か .Dq deny deflate の一方を使用することにより、 方向ごとに異ったアルゴリズムを使用することができます。 .Pq 接続相手が両方のプロトコルをサポートしていると仮定しています。 .Pp デフォルトでは、DEFLATE について交渉するときには .Nm はウィンドウサイズとして 15 を使います。この動作を変更したい場合には .Dq set deflate コマンドを参照してください。 .Pp デフォルトでは無効にされ受け付けませんが、DEFLATE24 と呼ばれる特殊な アルゴリズムを使用することもできます。これは CCP ID 24 を 交渉に使う点を除いては DEFLATE と完全に同じものです。 これを使用することで .Nm は .Nm pppd バージョン 2.3.* と DEFLATE 交渉を成功させることができます。 .Sh IP アドレスの制御 .Nm は IP アドレスの交渉のために IPCP を使います。接続の両側は、自分が 使おうとするアドレスを提示し、要求された IP アドレスが受け入れ可能な ものであれば、相手に ACK (肯定応答) を返します。 受け入れることができなければ、別の IP アドレスの使用を促すために .Nm は相手に NAK (否定応答) を返します。 接続の両側が受け取った要求に同意し (ACK を送っ) た時、 IPCP はオープン状態にセットされ、ネットワーク層での接続が確立されます。 IPCP の動作を制御するために、この実装はローカルとリモートの IP アドレスを定義するための .Dq set ifaddr コマンドを持っています。 .Bd -literal -offset indent .No set ifaddr Oo Ar src_addr Ns .Op / Ns Ar \&nn .Oo Ar dst_addr Ns Op / Ns Ar \&nn .Oo Ar netmask .Op Ar trigger_addr .Oc .Oc .Oc .Ed .Pp ここで、 .Sq src_addr はローカル側で使おうと思っている IP アドレスで、 .Sq dst_addr はリモート側が使用すべき IP アドレスです。 .Sq netmask は使用すべきネットマスクです。 .Sq src_addr のデフォルトは現在の .Xr hostname 1 のもの、 .Sq dst_addr のデフォルトは 0.0.0.0 であり、 .Sq netmask のデフォルトは .Sq src_addr に適したマスク値です。 .Sq netmask はデフォルトより小さくすることのみ可能です。 ほとんどのカーネルが POINTOPOINT インタフェースのネットマスクを 無視するので、便利な値は 255.255.255.255 でしょう。 .Pp 誤った .Em PPP の実装には、接続交渉のために、 .Sq src_addr ではなく特別な IP アドレスを使用しなければならないものがあります。 この場合、 .Sq trigger_addr で指定した IP アドレスが使用されます。 相手がこの提案された番号に同意しない限り、経路表には影響しません。 .Bd -literal -offset indent set ifaddr 192.244.177.38 192.244.177.2 255.255.255.255 0.0.0.0 .Ed .Pp 上の例の意味は次の通りです: .Pp .Bl -bullet -compact .It 自分の IP アドレスとしてまず 0.0.0.0 を提案しますが、アドレス 192.244.177.38 のみは受け付けます。 .It 相手側のアドレスとして 192.244.177.2 を使うように要求し, 192.244.177.2 以外のどんなアドレスを使うことも許可しません。 相手側が別の IP アドレスを要求してきた時は、いつでも 192.244.177.2 を提案します。 .It 経路表のネットマスク値は 0xffffffff に設定されます。 .El .Pp これは、両側が既に決まった IP アドレスを持っている場合には うまくいきますが、多くの場合、一方がすべての IP アドレスを制御する サーバとして動作しており、もう一方はその方針に従います。 より柔軟な動作をさせるために、 .Dq set ifaddr コマンドで IP アドレス指定をもっと緩やかにすることが可能です: .Pp .Dl set ifaddr 192.244.177.38/24 192.244.177.2/20 .Pp スラッシュ .Pq Dq / に続く数字は、この IP アドレスで意味のあるビットの数を 表現しています。上の例は次のことを示しています。 .Pp .Bl -bullet -compact .It 可能なら自分のアドレスとして 192.244.177.38 を使おうとしますが、 192.244.177.0 から 192.244.177.255 の間の任意の IP アドレスも受け入れます。 .It 相手のアドレスとして 192.244.177.2 を使うことを希望しますが、 192.244.176.0 から 192.244.191.255 の間の任意の IP アドレスも許可します。 .It すでにお気づきと思いますが、 192.244.177.2 は 192.244.177.2/32 と書くことと 等価です。 .It 例外として、0 は 0.0.0.0/0 と等価であり、希望する IP アドレスは 特に無く、リモート接続先の選択に従うことを意味します。 0 を使用した場合は、接続が確立するまで、経路表のエントリは まったく設定されません。 .It 192.244.177.2/0 は、どんな IP アドレスでも受け入れる/許可することを 意味しますが、最初に 192.244.177.2 を使うように提案します。 .El .Pp .Sh インターネットサービスプロバイダと接続する プロバイダに接続する際には、次のステップを踏む必要があるでしょう: .Bl -enum .It .Dq set phone コマンドを使って、ダイヤルスクリプトにプロバイダの電話番号を記述します。 ダイヤルやリダイヤルに使用する電話番号は、 パイプ .Pq Dq \&| またはコロン .Pq Dq \&: で区切って複数指定することができます。例えば、次のようになります。 .Pq Dq \&: : .Bd -literal -offset indent .No set phone Ar telno Ns Xo .Oo \&| Ns Ar backupnumber .Oc Ns ... Ns Oo : Ns Ar nextnumber .Oc Ns ... .Xc .Ed .Pp 最初のパイプで区切られたリストの番号は、 直前の番号でダイヤルもしくはログインスクリプトが失敗した場合のみ使用されます。 コロンで区切られた番号は、直前の番号の使用によりなにが起ったのかにかかわらず、 この順番で使用されます。例えば: .Bd -literal -offset indent set phone "1234567|2345678:3456789|4567890" .Ed .Pp この場合、まず 1234567 にダイヤルしてみます。 ダイヤルもしくはログインスクリプトに失敗したら、 次は 2345678 を使用します。 しかしこれはダイヤルもしくはログインスクリプトに失敗したとき *のみ* です。 このダイヤルの後、3456789 が使用されます。 4567890 は 345689 でダイヤルもしくはログインスクリプトに失敗したときのみ 使用されます。 2345678 のログインスクリプトが失敗したとしても、次の番号は 3456789 です。 必要な数だけ、パイプとコロンを使用可能です (しかし、通常はパイプのみかコロンのみであり両方の使用はないでしょう)。 次の番号へのリダイヤルまでのタイムアウトは、すべての番号にて使用されます。 リストが終了すると、 通常のリダイヤル期間だけ待ち、 最初から再開します。 .Dq set dial コマンドの \\\\T 文字列は選択された番号で置きかえられます。 (以降を参照してください)。 .It リダイヤルに関する設定は、 .Dq set redial で行います。 例えば回線の調子が悪かったり、 (最近では それほど多くないでしょうが) プロバイダがいつも話中だったりすると、 次のように設定したくなるかもしれません: .Bd -literal -offset indent set redial 10 4 .Ed .Pp これは最初の番号にリダイヤルを行う前に 10 秒待って、 4 回までダイヤルしてみるという意味になります。 .It .Dq set dial と .Dq set login コマンドを使ってログイン手続きを記述します。 .Dq set dial コマンドはモデムと通信してプロバイダへのリンクを確立するのに使われます。 例えば、次のようになります: .Bd -literal -offset indent set dial "ABORT BUSY ABORT NO\\\\sCARRIER TIMEOUT 4 \\"\\" \e ATZ OK-ATZ-OK ATDT\\\\T TIMEOUT 60 CONNECT" .Ed .Pp このモデム「チャット」文字列の意味は次の通りです。 .Bl -bullet .It \&"BUSY" または "NO CARRIER" を受信した場合には処理を中止します。 .It タイムアウトを 4 秒にセットします。 .It 文字列の受信待ちは行いません。 .It ATZ を送信します。 .It OK の受信待ちを行います。もし 4 秒以内に受信できなければ、 もう 1 度 ATZ を送信し、OK の受信待ちを行います。 .It ATDTxxxxxxx を送信します。xxxxxxx は 上記の電話番号リストの中の、次にダイヤルする番号です。 .It タイムアウトを 60 にセットします。 .It 文字列 CONNECT の受信待ちを行います。 .El .Pp 一旦接続が確立されると、ログインスクリプトが実行されます。 このスクリプトはダイヤルスクリプトと同じスタイルで書かれますが、 パスワードが記録されないように注意してください: .Bd -literal -offset indent set authkey MySecret set login "TIMEOUT 15 login:-\\\\r-login: awfulhak \e word: \\\\P ocol: PPP HELLO" .Ed .Pp このログイン「チャット」文字列の意味は次の通りです。 .Bl -bullet .It タイムアウトを 15 秒にセットします。 .It "login:" の受信待ちを行います。もし受信できなければ 復改文字を送信して、再び "login:" の受信待ちを行います。 .It "awfulhak" を送信します。 .It "word:" ("Password:" プロンプトの末尾) の受信待ちを行います。 .It .Ar authkey に現在設定されている値を送信します。 .It "ocol:" ("Protocol:" プロンプトの末尾) の受信待ちを行います。 .It "PPP" を送信します。 .It "HELLO" の受信待ちを行います。 .El .Pp .Dq set authkey コマンドのログは特別な方法でとられます。 .Ar command または .Ar chat のログが有効な時は、実際のパスワードは記録されません。 代りに .Sq ******** Ns が記録されます。 .Pp ログインスクリプトはプロバイダによって大きく違うものになるでしょう。 始めてそれを設定するときには .Em チャットログを有効化 することで、あなたのスクリプトが予定通りに動いているかを 調べることができます。 .It シリアル回線と通信速度を指定するためには .Dq set device と .Dq set speed を使います。例えば次のようになります。 .Bd -literal -offset indent set device /dev/cuaa0 set speed 115200 .Ed .Pp FreeBSD では cuaa0 が 1 つめのシリアルポートになります。 OpenBSD で .Nm を実行している場合には cua00 が 1 つめです。 あなたのモデムが 28800 かそれ以上のビットレートで通信することが できるなら、シリアルポートの速度には 115200 を指定しておくべきでしょう。 一般に、シリアルポートの速度はモデムの速度の約 4 倍にしておきます。 .It .Dq set ifaddr コマンドで IP アドレスを定義します。 .Bl -bullet .It プロバイダがどの IP アドレスを使っているのか知っている場合には、 それをリモートアドレス (dst_addr) として使ってください。 知らない場合には、10.0.0.2/0 か何かを使ってください (以降を参照してください)。 .It 特定の IP アドレスをプロバイダから割り当てられている場合は、 それをローカルアドレス (src_addr) として使ってください。 .It プロバイダが IP アドレスを動的に割り当てる場合は、適当に控えめで 緩やかに記述した IP アドレスをローカルアドレスに選んでください。 10.0.0.1/0 が適切でしょう。 / に続く数値は、このアドレスのうち何ビットを重視しているかを示します。 もしもクラス C のネットワーク 1.2.3.0 上のアドレスを使うことを 主張したいのなら、1.2.3.1/24 と指定することができます。 .It プロバイダがあなたが提示した最初の IP 番号を受け付ける場合、 第 3, 4 の引数に .Dq 0.0.0.0 を指定してください。 これによりプロバイダが番号を割り当てます。 (3 つめの引数は、 .Sq src_addr に対してデフォルトのマスクよりも制約が緩いため、無視されます。) .El .Pp 自分の IP アドレスもプロバイダの IP アドレスも 知らない場合には、次の例のようにするとよいでしょう。 .Bd -literal -offset indent set ifaddr 10.0.0.1/0 10.0.0.2/0 0.0.0.0 0.0.0.0 .Ed .Pp .It ほとんどの場合、プロバイダはデフォルトルータでもあるでしょう。 この場合、次の行を .Pa /etc/ppp/ppp.conf に追加します。 .Bd -literal -offset indent add default HISADDR .Ed .Pp これは、 .Nm 接続先のアドレスが何であっても .Pq この例では 10.0.0.2 デフォルト経路として追加するように指示します。 この経路は .Sq スティッキー です。これは .Dv HISADDR の値が変わると、経路もそれに従って自動的に更新されるという意味です。 .Pp 以前のバージョンの .Nm では .Pa /etc/ppp/ppp.linkup ファイルにこれと似たエントリが必要でした。 .Sq スティッキー経路 の出現により、これはもはや必要ではなくなりました。 .It プロバイダが PAP/CHAP による認証を要求している場合は、 .Pa /etc/ppp/ppp.conf ファイルに次の行を追加してください: .Bd -literal -offset indent set authname MyName set authkey MyPassword .Ed .Pp デフォルトではどちらも受け付けられますので、ISP が何を要求しても大丈夫です。 .Pp PAP もしくは CHAP を使用する場合、ログインスクリプトはほとんどの場合、 必要とされないことを記述しておくべきでしょう。 .It 次のような行を加え、ISP にネームサーバアドレスを確認してください。 .Bd -literal -offset indent enable dns .Pp .Ed ローカル DNS を走らせている場合には、これを .Em やらない でください。 .Nm は単純に .Pa /etc/resolv.conf に nameserver 行を入れることで、ローカル DNS の使用を 出し抜いてしまうからです。 .El .Pp 現実の例を見たい場合には、 .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.conf.sample と .Pa /usr/share/examples/ppp/ppp.linkup.sample を参照してください。 ラベル pmdemand は、ほとんどのプロバイダで使用できるでしょう。 .Sh ログ機能 .Nm は次のログ情報を、 .Xr syslog 3 経由で、もしくはスクリーンに出力することができます: .Pp .Bl -tag -width XXXXXXXXX -offset XXX -compact .It Li Async 非同期レベルパケットの 16 進ダンプ。 .It Li CBCP CBCP (CallBack Control Protocol) ログの生成。 .It Li CCP CCP パケットトレースの生成。 .It Li Chat .Sq dial , .Sq login , .Sq hangup のチャットスクリプトのトレースログの生成。 .It Li Command コマンド実行のログ。 .It Li Connect 文字列 "CONNECT" を含むチャット行のログ。 .It Li Debug デバッグ情報のログ。 .It Li HDLC HDLC パケットの 16 進ダンプ。 .It Li ID0 ユーザ ID 0 で実行された全関数呼び出しを詳細に記録。 .It Li IPCP IPCP パケットトレースの生成。 .It Li LCP LCP パケットトレースの生成。 .It Li LQM LQR レポートの生成。 .It Li Phase フェーズ遷移ログの出力。 .It Li TCP/IP 全 TCP/IP パケットのダンプ。 .It Li Timer タイマ操作のログ。 .It Li TUN ログの各行に tun デバイスを含めます .It Li Warning 端末デバイスへの出力。端末が存在しない場合は、 .Dv LOG_WARNING を使用してログファイルに送ります。 .It Li Error 端末デバイスとログファイルへの出力で、 .Dv LOG_ERROR を使用します。 .It Li Alert ログファイルへの出力で、 .Dv LOG_ALERT を使用します。 .El .Pp .Dq set log コマンドで、ログの出力レベルを設定することができます。 また、複数のレベルを単一コマンドラインにて指定することも可能です。 デフォルトは、 .Dq set log Phase です。 .Pp スクリーンに直接ログを表示することも可能です。 文法は同じで、語 .Dq local が .Dq set log の直後に付くことだけが違います。 デフォルトは .Dq set log local (つまり、マスクされない警告、エラーと注意のみ出力) です。 .Pp .Dq set log Op local への最初の引数が .Sq + か .Sq - の文字で始まる場合、現在のログレベルを消去せずに修正します。例えば: .Bd -literal -offset indent PPP ON awfulhak> set log phase PPP ON awfulhak> show log Log: Phase Warning Error Alert Local: Warning Error Alert PPP ON awfulhak> set log +tcp/ip -warning PPP ON awfulhak> set log local +command PPP ON awfulhak> show log Log: Phase TCP/IP Warning Error Alert Local: Command Warning Error Alert .Ed .Pp レベル Warning, Error, Alert のメッセージログは .Dq set log Op local では制御できません。 .Pp .Ar Warning レベルは特別で、ローカルに表示可能な場合には記録されません。 .Sh シグナルハンドリング .Nm は次のシグナルを扱います: .Bl -tag -width XX .It INT このシグナルを受信すると、現在の接続がもしあればそれを終了します。 .Fl auto もしくは .Fl ddial のモードではない場合、 .Nm は終了します。 .It HUP, TERM, QUIT .Nm を終了させます。 .It USR2 .Nm に全サーバソケットを閉じさせ、すべての既存の診断ポートへの接続を 取り下げます。 .El .Pp .Sh マルチリンク PPP .Em PPP 相手に接続するのに複数の物理的なリンクを利用したいなら、 接続相手も .Em マルチリンク PPP プロトコルを理解する必要があります。 仕様の詳細は RFC 1990 を参照してください。 .Pp 接続先は、 .Dq 終点の選択 とその .Dq 認証 ID の組み合わせによって識別されます。 これらの一方、もしくは両方を指定することができます。 最低でも片方は指定しておくことが推奨されます。 そうでないと、すべてのリンクが実際に同一のプログラムに接続されていることを 確認する方法がなくなり、 混乱してロックアップを引き起こすことがあります。 ローカルには、これらの識別変数は .Dq set enddisc と .Dq set authname コマンドを用いることで指定されます。先立って接続相手と .Sq authname .Pq と Sq authkey について合意しておく必要があります。 .Pp マルチリンクの能力は .Dq set mrru コマンド (set maximum reconstructed receive unit) を用いることで 有効になります。一度マルチリンクが有効になれば、 .Nm は接続相手とマルチリンク接続の交渉を行います。 .Pp デフォルトでは .Po .Sq deflink と呼ばれる .Pc ただ 1 つの .Sq リンク のみが有効です。さらにリンクを作成するには .Dq clone コマンドが使われます。このコマンドは既存のリンクを複製します。 それは次の点を除いてすべての性質が同じものです: .Bl -enum .It 新しいリンクは .Dq clone コマンドラインで指定された独自の名前を持ちます。 .It 新しいリンクは .Sq interactive リンクです。そのモードは次の .Dq set mode コマンドで変更することができます。 .It 新しいリンクは .Sq closed の状態にあります。 .El .Pp すべての有効なリンクのまとめは、 .Dq show links コマンドを用いて見ることができます。 .Pp 一度リンクが作成されると、コマンドの使用方法が変わります。 すべてのリンク固有のコマンドの前には、 .Dq link Ar name プレフィックスをつけて、 コマンドを適用するリンクを指定する必要があります。 .Nm は十分賢いので、 利用可能なリンクが 1 つだけの場合には、 .Dq link Ar name プレフィックスは不要です。 .Pp コマンドの中には依然としてリンクの指定なしに使用できるものがあり、それは .Sq バンドル レベルの操作を行います。たとえば、2 つ以上のリンクが存在するとき .Dq show ccp はマルチリンクレベルの CPP 設定と統計を表示し .Dq link deflink show ccp は .Dq deflink のリンクレベルの同じ情報を表示します。 .Pp これらの情報を用いて、次の設定を用いることができます: .Pp .Bd -literal -offset indent mp: set timeout 0 set log phase chat set device /dev/cuaa0 /dev/cuaa1 /dev/cuaa2 set phone "123456789" set dial "ABORT BUSY ABORT NO\\sCARRIER TIMEOUT 5 \\"\\" ATZ \e OK-AT-OK \\\\dATDT\\\\T TIMEOUT 45 CONNECT" set login set ifaddr 10.0.0.1/0 10.0.0.2/0 set authname ppp set authkey ppppassword set mrru 1500 clone 1,2,3 link deflink remove .Ed .Pp すべての複製が設定の最後で行われていることに注意してください。 一般にはリンクは最初に設定され、そして複製されます。 あなたが常にすべてのリンクがアップ状態であることを望む場合には、 設定の最後に次の行を追加することができます。 .Pp .Bd -literal -offset indent link 1,2,3 set mode ddial .Ed .Pp リンクが必要に応じてダイヤルされることを望む場合には、次のコマンドを 使うことができます。 .Pp .Bd -literal -offset indent link * set mode auto .Ed .Pp 上記の .Dq set device 行を取り除き、 .Dq clone コマンドに続けて次の内容を指定することで、 リンクを特定の名前に結びつけることもできます: .Pp .Bd -literal -offset indent link 1 set device /dev/cuaa0 link 2 set device /dev/cuaa1 link 3 set device /dev/cuaa2 .Ed .Pp どのコマンドが ( .Dq link コマンドを使用した) コンテキスト (文脈) を要求し、 どのコマンドがコンテキストをオプションとし、 そしてどのコマンドがコンテキストを一切とらないかを調べるには、 .Dq help コマンドを使用します。 .Pp .Nm が接続相手と .Em マルチリンク モードで交渉をすると、 .Nm はローカルドメインソケットを .Pa /var/run ディレクトリに作成します。このソケットは、 リンク情報 (実際のリンクファイル記述子も含む) を、異なる .Nm の間で受け渡しするために使われます。 この機能によって、 .Nm はシリアル回線の初期制御を行う必要なしに .Xr getty 8 から、もしくは直接 .Pa /etc/gettydefs から ( .Sq pp= ケーパビリティを用いて) 実行することが可能となっています。 ひとたび .Nm がマルチリンクモードの交渉を行うと、 .Nm は自分がオープンした リンクをすでに実行されている任意の他のプロセスに渡すことができます。 すでに実行されているプロセスがない場合、 .Nm はマスタとして振る舞い、ソケットを作成し、新たな接続を待ちます。 .Sh PPP コマンドリスト この節では利用可能コマンドとその効果をリストします。 .Nm ppp セッションで対話的に使用することも、 設定ファイルで指定することも、 .Xr pppctl 8 もしくは .Xr telnet 1 セッションで指定することも可能です。 .Bl -tag -width XX .It accept|deny|enable|disable Ar option.... これらのディレクティブは 最初の接続においてどのように相手と交渉するかを .Nm に指示します。各 .Dq option は、accept/deny および enable/disable のデフォルトを持ちます。 .Dq accept は相手がこのオプションを要求したら、ACK を送ることを意味します。 .Dq deny は相手がこのオプションを要求したら、NAK を送ることを意味します。 .Dq enable はこのオプションを当方が要求することを意味します。 .Dq disable はこのオプションを当方が要求しないことを意味します。 .Pp .Dq option は次のいずれかです: .Bl -tag -width XX .It acfcomp デフォルト: enable かつ accept。 ACFComp はアドレスおよびコントロールフィールド圧縮 (Address and Control Field Compression) を意味します。 -LCP パケット以外は非常に良く似たフィールドを持ちますので、 -簡単に圧縮可能です。 +LCP パケット以外は通常、 +アドレスフィールド 0xff (全ステーションアドレス) と +制御フィールド 0x03 (番号付けされていない情報コマンド) を持ちます。 +このオプションが交渉されると、これらの 2 バイトは単に送信されなくなり、 +流量が少なくなります。 +.Pp +詳細は +.Pa rfc1662 +を参照してください。 .It chap Ns Op \&05 デフォルト: disable かつ accept。 CHAP はチャレンジ交換認証プロトコル (Challenge Handshake Authentication Protocol) を意味します。 CHAP もしくは PAP (後述) のどちらか一方のみ交渉可能です。 CHAP では、認証者は「チャレンジ」メッセージを相手に送ります。 相手は一方向ハッシュ関数を使用して「チャレンジ」を暗号化し、 結果を送り返します。 認証者は同じことを行い結果を比較します。 この機構の利点は、接続を介してパスワードを送らないことです。 接続が最初に確立する時にチャレンジが行われます。 更なるチャレンジが行われるかもしれません。 相手の認証を行いたい場合は、 .Dq enable chap を .Pa /etc/ppp/ppp.conf に書き、相手のエントリを .Pa /etc/ppp/ppp.secret に書く必要があります。 .Pp クライアントとして CHAP を使用する場合、 .Dq AuthName と .Dq AuthKey を .Pa /etc/ppp/ppp.conf に指定するだけで良いです。 CHAP はデフォルトで accept されます。 .Em PPP の実装によっては、チャレンジの暗号化に MD5 ではなく "MS-CHAP" を使用するものがあります。 MS-CHAP は MD4 と DES の組み合わせです。もし .Nm が DES ライブラリの存在するマシン上で構築された場合 MS-CHAP 認証要求に応答しますが、MS-CHAP 認証を要求することは 決してありません。 .It deflate デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは圧縮制御プロトコル (Compression Control Protocol; CCP) に deflate 圧縮を使用するか否かを決定します。 使用されるアルゴリズムは .Xr gzip 1 プログラムが使用するものと同じです。 注: .Xr pppd 8 - 多くのオペレーティングシステムで使用可能な .Em PPP の実装 - との .Ar deflate 能力についての交渉には問題があります。 .Nm pppd (バージョン 2.3.1) が .Ar deflate 圧縮の交渉を行おうとする CCP コンフィギュレーションタイプは、 .Pa rfc1979 に規定されたタイプ .Em 26 ではなくタイプ .Em 24 であり、誤っています。 タイプ .Ar 24 は実際には .Pa rfc1975 では .Dq PPP Magna-link Variable Resource Compression と指定されています! .Nm は .Nm pppd と交渉する能力がありますが、 .Dq deflate24 が .Ar enable かつ .Ar accept されている場合のみです。 .It deflate24 デフォルト: disable かつ deny。 これは .Ar deflate のバリエーションで、 .Xr pppd 8 プログラムとの交渉を許可します。 詳細は上記の .Ar deflate セクションを参照してください。 これは .Pa rfc1975 に反するため、デフォルトでは disable となっています。 .It dns デフォルト: disable かつ deny。 このオプションは DNS 交渉を許可します。 .Pp .Dq enable にすることにより、 .Nm は接続相手が .Pa /etc/resolv.conf ファイルのエントリを確認することを要求します。 もし接続相手が当方の要求に否定応答をした場合 (新しい IP アドレスを 提案したら)、 .Pa /etc/resolv.conf ファイルは更新され、新しいエントリを確認するように要求を送ります。 .Pp .Dq accept にすることにより、 .Nm は接続相手からの DNS 検索要求を拒否せずに、返答します。 .Dq set dns コマンドの使用によって上書きされていない場合には、応答は .Pa /etc/resolv.conf から採られます。 .It LANMan|chap80lm デフォルト: disable かつ accept。 この認証プロトコルの使用は勧められません。 単一の CHAP タイプ (0x80) を装って、 2 つの異った機構 (LANMan と NT) を実装することにより、 部分的に認証プロトコルを侵害しているからです。 .Dq LANMan は単純な DES 暗号化機構を使用するものであり、 CHAP 代替としては最低の安全性のものです (それでも PAP よりは安全です)。 .Pp 更なる詳細は後述の .Dq MSChap の記述を参照してください。 .It lqr デフォルト: disable かつ accept。 このオプションはリンク品質要求 (Link Quality Request) を送信する、 もしくは受け入れるかどうかを決定します。 LQR は、モデムのキャリア検出を使用せずに、リンクダウンを .Nm に決定させるプロトコルです。 LQR が enable になっていると、 .Nm は LCP 要求の一部として .Em QUALPROTO オプション (後述の .Dq set lqrperiod を参照) を送ります。 接続相手が同意した場合、両端は同意した間隔で LQR パケットを交換し、 LQM ロギングを有効にすることで、詳細なリンク品質を監視することが 可能になります。 接続相手が同意しなかった場合、ppp は代りに ECHO LQR 要求を 送ります。これらのパケットは興味ある情報を何も渡しませんが、 .Em 必ず 接続相手に応答しなければなりません。 .Pp LQR, ECHO LQR のいずれを用いるにせよ、 .Nm は 5 つのパケットを送ったが確認応答が無い場合、6 つ目のパケットを送らずに 回線を切断します。 メッセージを .Em PHASE レベルで記録し、回線切断の原因が接続相手にあるものとして、適当な .Dq reconnect 値を使用します。 .It MSChap|chap80nt デフォルト: disable かつ accept。 この認証プロトコルの使用は勧められません。 単一の CHAP タイプ (0x80) を装って、 2 つの異った機構 (LANMan と NT) を実装することにより、 部分的に認証プロトコルを侵害しているからです。 標準の CHAP (タイプ 0x05) に非常に良く似ていますが、 チャレンジを固定 8 バイト長で発行し、 標準の MD5 機構ではなく MD4 と DES を組み合わせてチャレンジを暗号化するところが違います。 LANman 用の CHAP タイプ 0x80 もまたサポートされています - 詳細は .Dq enable LANMan を参照してください。 .Pp .Dq LANMan と .Dq NT の両方が CHAP タイプ 0x80 を使用しますので、両方を .Dq enable にして認証者として動作するときには、 相手が誤った方のプロトコルを使用して応答した場合には、 .Nm は最大 3 回相手に再チャレンジします。 これにより、相手が両方のプロトコルを使用する機会を与えます。 .Pp 逆に、両プロトコルを .Dq enable にして .Nm が被認証者となる場合、チャレンジに答えるたびに使用プロトコルを交換します。 .Pp 注釈: LANMan のみが enable にされた場合、 .Xr pppd 8 (バージョン 2.3.5) は被認証者としては誤った動作を行います。 NT と LANMan の両方の応答を行いますが、 NT の応答のみ使用すべきことも指示してしまうのです。 .It pap デフォルト: disable かつ accept。 PAP はパスワード認証プロトコル (Password Authentication Protocol) を 意味します。 CHAP (前述) もしくは PAP のどちらか一方のみ交渉可能です。 PAP では、ID とパスワードが相手に送られ続け、 認証されるか接続が終了されるまでこれが続きます。 これは比較的良くないセキュリティ機構です。 接続が最初に確立した時のみ実行可能です。 相手の認証を行いたい場合は、 .Dq enable pap を .Pa /etc/ppp/ppp.conf に書き、相手のエントリを .Pa /etc/ppp.secret に書く必要があります (ただし、後述の .Dq passwdauth と .Dq set radius オプションを参照)。 .Pp クライアントとして PAP を使用する場合、 .Dq AuthName と .Dq AuthKey を .Pa /etc/ppp/ppp.conf に指定するだけで良いです。 PAP はデフォルトで accept されます。 .It pred1 デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは圧縮制御プロトコル (Compression Control Protocol; CCP) に Predictor 1 圧縮を使用するかどうかを決定します。 .It protocomp デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは PFC (プロトコルフィールド圧縮) の交渉を行うために使用されます。 この機構により、 プロトコルフィールド数が 2 オクテットから 1 オクテットに減ります。 .It shortseq デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは .Nm がマルチリンクモードの交渉時に .Pq 12 ビットの 短いシーケンス番号を要求し、そして受け入れるかどうかを決定します。 これは、当方の MMRU が設定されたときのみ (マルチリンクが有効になっているときのみ) 適用されます。 .It vjcomp デフォルト: enable かつ accept。 このオプションは Van Jacobson ヘッダ圧縮を使用するかどうかを決定します。 .El .Pp 次に示すオプションは、実際には相手と交渉しません。 それゆえ accept および deny は意味を持ちません。 .Bl -tag -width 20 .It idcheck デフォルト: enable。 低レベルな LCP, CCP, IPCP 設定トラフィックを交換するときに、 すべての応答の識別子フィールドはその要求の識別子フィールドと 同一であることが予定されています。デフォルトでは .Nm は予定された識別子フィールドを持たないすべての応答パケットを 捨て、それぞれのログレベルで報告します。もし .Ar idcheck が disable になっている場合、 .Nm は識別子フィールドを無視します。 .It loopback デフォルト: enable。 .Ar loopback が enable の場合、 .Nm は自動的に .Em PPP インタフェースと同じ終点アドレス宛に送出されたパケットを ループバックします。 disable の場合、 .Nm がパケットを送ると、おそらく他の終点からの ICMP リダイレクトとなります。 インタフェースがデフォルト経路であるため、 ループバック経路を必要とすることを避けたい場合、 このオプションを enable にすると便利です。 .It passwdauth デフォルト: disable。 このオプションを enable にすることにより、 PAP 認証コードが呼び出し側を認証する時に、 .Pa /etc/ppp/ppp.secret ファイル中でみつからない場合、パスワードデータベース ( .Xr passwd 5 参照) を使用します。 .Pa /etc/ppp/ppp.secret は常に、最初に調べられます。 .Xr passwd 5 からパスワードを調べ、かつそのクライアントに対して IP アドレスもしくは ラベルを指定したい場合には、 .Pa /etc/ppp/ppp.secret ファイル中のクライアントのパスワードとして .Dq \&* を用いてください。 .It proxy デフォルト: disable。 このオプションを enable にすることにより、 .Nm に相手のために代理 ARP をさせます。 .Dv HISADDR と .Dv HISADDR がいるローカルネットワークの .Dv MAC アドレスを使用して、 .Nm が ARP 表に単一エントリを作成することを意味します。 .Dv HISADDR が LAN からのアドレスではない場合、代理エントリは作成できません。 .It proxyall デフォルト: disable。 このオプションを enable にすることにより、 .Nm に代理 ARP エントリを追加させます。 追加されるエントリは、 tun インタフェースによってルーティングされる すべてのクラス C もしくはそれ以下のサブネットの中の、全 IP アドレスです。 .Pp 代理 arp エントリは、 .Dq add コマンドによって追加されたスティッキー経路に対してのみ作成されます。( .Dq set ifaddr コマンドによって作成された) インタフェースアドレス自身に対しては、代理 arp エントリは作成されません。 .It sroutes デフォルト: enable。 .Dq add コマンドが .Dv HISADDR もしくは .Dv MYADDR という値とともに用いられると、エントリは .Sq スティック経路 リストに格納されます。 .Dv HISADDR もしくは .Dv MYADDR が変更される度に、このリストが経路表に適用されます。 .Pp このオプションを disable にすると、 スティッキー経路が適用されなくなります。 .Sq スティック経路 リストは依然として保守されます。 .It throughput デフォルト: enable。 このオプションを有効にすると、 .Nm はスループット統計を収集します。 ずれ動く 5 秒間のウィンドウにおいて入出力が検査され、 現在、最良時、総計の数値が保持されます。 このデータは関連する .Em PPP 層が終了するときに出力され、また .Dq show コマンドで表示することで得られます。スループット統計は .Dq IPCP と .Dq modem のレベルで利用可能です。 .It utmp デフォルト: enable。 通常ユーザが PAP もしくは CHAP で認証された時で、 .Nm が .Fl direct モードで実行されている時は、このユーザのエントリが utmp ファイルおよび wtmp ファイルに作成されます。 このオプションを disable にすると、 .Nm は utmp および wtmp のエントリを作成しません。 通常、 ユーザがログインしかつ認証することを要求する場合のみ必要です。 .It iface-alias デフォルト: .Fl alias が指定された場合 enable。 このオプションは、 インタフェースのアドレスを交換するのではなく、 インタフェースに新規アドレスを追加するように、 .Nm に指示します。 IP エイリアシングが有効な場合のみ .Pq Dq alias enable yes 、本オプションを enable にできます。 .Pp 本オプションを enable にすると、 .Nm は古いインタフェースアドレスのトラフィックを IP エイリアスエンジン .Pq Xr libalias 5 参照 を通すようになり、( .Fl auto モードでは) 最初に PPP リンクを立ち上げたプロセスが正しく接続できるようにします。 .Pp .Dq alias enable off として IP エイリアシングを disable すると、 .Sq iface-alias も disable します。 .El .Pp .It add Ns Xo .Op \&! .Ar dest Ns Op / Ns Ar nn .Op Ar mask .Op Ar gateway .Xc .Ar dest は宛先 IP アドレスです。 ネットマスクは .Ar /nn によってビット数で指定するか、もしくは .Ar mask を用いて IP 番号で指定します。 .Ar 0 0 ならびにマスクなしの .Ar 0 はデフォルト経路を意味します。 .Ar 0 の代りにシンボル名 .Ar default を使うことが可能です。 .Ar gateway は、 .Ar dest マシン/ネットワークに至る、次のホップのゲートウェイです。 詳細は .Xr route 8 コマンドを参照してください。 .Pp 宛先にシンボル名 .Sq MYADDR と .Sq HISADDR を使用可能であり、 .Ar gateway には .Sq HISADDR を使用可能です。 .Sq MYADDR はインタフェースアドレスに置き換えられ、 .Sq HISADDR はインタフェースの宛先 (相手の) アドレスに置き換えられます。 .Pp .Ar add! コマンド .Po .Dq \&! に注意 .Pc 使用時には、経路が存在する場合には .Sq route change コマンド (詳細は .Xr route 8 参照) にて経路を更新します。 .Pp .Dq HISADDR もしくは .Dq MYADDR を含む経路は .Sq スティッキー と見なされます。これらはリスト (リストを見るには .Dq show ipcp コマンドを使用します) に格納され、 .Dv HISADDR もしくは .Dv MYADDR の値が変更される度に、経路表の関連するエントリが更新されます。 この機能は .Dq disable sroutes を使用することで無効にできます。 .It allow user Ns Xo .Op s .Ar logname Ns No ... .Xc このコマンドは .Nm と設定ファイルへのアクセスを制御します。 ユーザレベルでのアクセスは可能であり、 設定ファイルのラベルと .Nm の実行モードに依存します。 例えば、ユーザ .Sq fred のみがラベル .Sq fredlabel に .Fl background モードでアクセスできるように、 .Nm を構成したいかもしれません。 .Pp ユーザ ID 0 はこれらのコマンドの対象外です。 .Bl -tag -width XX .It allow user[s] Ar logname... デフォルトでは、ユーザ ID 0 のみが .Nm へのアクセスを許されています。 このコマンドが指定されると、 .Dq allow users が記載されているセクションに列挙されているユーザのアクセスが可能となります。 .Sq default セクションは 常に最初にチェックされます (スタートアップ時に常にロードされる唯一の セクションです)。後続する .Dq allow users コマンドは、先行するコマンドに優先します。 あるラベル以外のすべてにアクセスを許すことが可能であり、 そのためにはデフォルトユーザを .Sq default セクションで指定し、新しいユーザリストをこのあるラベルに指定します。 .Pp ユーザ .Sq * が指定されると、全ユーザにアクセスが許されます。 .It allow mode Ns Xo .Op s .Ar mode Ns No ... .Xc デフォルトでは全 .Nm モードが使用可能です。 このコマンドが使用されると、 このコマンドが指定されたラベルのロードに許されるアクセス .Ar mode が制限されます。 .Dq allow users コマンドと同様、 各 .Dq allow modes コマンドは先行するコマンドに優先し、 .Sq default セクションは常に最初にチェックされます。 .Pp 使用可能なモードは次の通りです: .Sq interactive , .Sq auto , .Sq direct , .Sq dedicated , .Sq ddial , .Sq background , .Sq * 。 .Pp マルチリンクモードで動作するときには、 現在存在する回線モードを許可するセクションをロード可能です。 .El .Pp .It alias Ar command Op Ar args このコマンドは .Nm 組込みのエイリアシング (マスカレーディング) 機能を 制御するために使用します。 あなたのシステムでエイリアシングが有効になると (コンパイル時に削除できます)、 次のコマンドが使用可能となります: .Bl -tag -width XX .It alias enable Op yes|no エイリアシングを有効もしくは無効にします。 .Fl alias コマンドラインフラグは .Dq alias enable yes と同じ意味です。 .It alias addr Op Ar addr_local addr_alias このコマンドには、 .Ar addr_alias のデータを .Ar addr_local へリダイレクトします。 少数の実 IP アドレスを持ち、 それらをゲートウェイの後の特定のマシンにマップしたい場合に有用です。 .It alias deny_incoming Op yes|no yes に設定すると、 ファイアウォールとほぼ同様にパケットを落とすことにより、 このコマンドは全入力接続を拒否します。 .It alias help|? このコマンドは、使用可能な alias コマンドのまとめを表示します。 .It alias log Op yes|no このオプションは、alias の様々な統計と情報がファイル .Pa /var/log/alias.log に記録されるようにします。 .It alias port Ar proto Ar targetIP Ns Xo .No : Ns Ar port Ns .Oo .No - Ns Ar port .Oc Ar aliasport Ns .Oo .No - Ns Ar aliasport Ns .Oc .Xc このコマンドは、ポート .Ar aliasport への入力の .Ar proto 接続を、 .Ar targetIP のポート .Ar port へリダイレクトします。 .Ar proto は、 .Dq tcp または .Dq udp です。 .Pp ポート番号の範囲は、前述のように指定可能です。 -範囲は同じ大きさであることが必用です。 +範囲は同じ大きさであることが必要です。 .Pp あなたのゲートウェイの後のマシンでインターネット電話等を実行したい場合に、 このオプションは有用です。 しかし、ポートあたり内部マシン 1 台のみに接続可能という制限があります。 .It alias pptp Op Ar addr すべての .Em G Ns No eneral .Em R Ns No outing .Em E Ns No encapsulated .Pq Dv IPPROTO_GRE パケットを、ローカルインタフェースアドレスではなく .Ar addr を使用することにより、 .Nm にエイリアスさせます。 これは、マシンの内部ネットワーク上で .Em P Ns No oint to .Em P Ns No oint .Em T Ns No unneling .Em P Ns No rotocol の使用を許します。 .Pp .Ar addr を指定しないと、 .Dv PPTP エイリアスは無効になります。 .It "alias proxy cmd" Ar arg Ns No ... このコマンドは、 .Nm に特定の接続に対する代理をさせ、 これらの接続を指定したサーバにリダイレクトします。 使用可能なコマンドについての詳細は .Xr libalias 3 の .Fn PacketAliasProxyRule の記述を参照してください。 .It alias same_ports Op yes|no 有効になると、 エイリアスライブラリが出力パケットのポート番号を変更しようとすることを 止めさせます。 RPC や LPD といった、 ウェルノウンポート (well known port) からの接続を要求する プロトコルをサポートするのに有用です。 .It alias use_sockets Op yes|no 有効になると、 エイリアスライブラリにソケットを作成させ、 正しい ftp データ入力や IRC 接続を保証できるようになります。 .It alias unregistered_only Op yes|no 登録されていない送信元アドレスの出力パケットのみを、変更します。 RFC1918 によると、登録されていない送信元アドレスは 10.0.0.0/8, 172.16.0.0/12, 192.168.0.0/16 です。 .El .Pp これらのコマンドはソース配布物の .Pa README.alias ファイル中でも議論されています。 .Pp .It Op \&! Ns Xo .No bg Ar command .Xc 指定した .Ar command を、次の語を置換した後に、バックグラウンドで実行します: .Bl -tag -width PEER_ENDDISC .It Li AUTHNAME これは、ローカルの .Ar authname の値と置き換えられます。後述の .Dq set authname コマンドを参照してください。 .It Li ENDDISC これは、ローカルの終点選択値と置き換えられます。 後述の .Dq set enddisc コマンドを参照してください。 .It Li HISADDR これは、相手の IP 番号と置き換えられます。 .It Li INTERFACE これは、使用中のインタフェース名と置き換えられます。 .It Li LABEL これは、最後に使用したラベル名と置き換えられます。 ラベルは、 .Nm のコマンドラインから .Dq load または .Dq dial のコマンドから指定するか、 .Pa ppp.secret ファイルから指定可能です。 .It Li MYADDR これは、ローカルインタフェースに割り当てられた IP 番号と置き換えられます。 .It Li PEER_ENDDISC これは、相手の終点選択番号と置き換えられます。 .It Li PROCESSID これは、現在のプロセス ID と置き換えられます。 .It Li USER これは、PAP もしくは CHAP で認証されたユーザ名と置き換えられます。 通常、この変数は -direct モードでのみ割り当てられます。 この値は、utmp ロギングが有効になっているかどうかに関わらず、利用可能です。 .El .Pp これらの置換は .Dq set proctitle コマンドによっても実行されます。 .Pp コマンド実行中に .Nm を停止させたい場合は、 .Dq shell コマンドを使用してください。 .It clear modem|ipcp Op current|overall|peak... .Dq modem もしくは .Dq ipcp 階層で、指定されたスループット値をクリアします。 .Dq modem を指定する場合にはコンテキストが与えられなければなりません (後述の .Dq link コマンドを参照)。 第 2 引数が与えられない場合、すべての値がクリアされます。 .It clone Ar name Ns Xo .Op \&, Ns Ar name Ns .No ... .Xc 指定されたリンクを複製し、引数の .Ar name に関連づけた新しいリンクを作成します。 このコマンドは、リンクが 1 つしかない場合 (この場合にはそのリンクがデフォルトになります) を除いて後述の .Dq link コマンドから使用する必要があります。 リンクは下記の .Dq remove コマンドで削除できます。 .Pp デフォルトのリンク名は .Dq deflink です。 .It close Op lcp|ccp Ns Op \&! 引数が与えられないと、適切なプロトコル層がダウンし、リンクが閉じられます。 .Dq lcp が指定されると LCP 層がダウンしますが、 .Nm をオフラインにはしません。例えば .Dq slirp のようなものを使用すれば、 .Dq term .Pq 後述 を使用して相手のマシンと会話できます。 .Dq ccp が指定されると適切な圧縮層が閉じられます。 .Dq \&! が使用されると、圧縮層はクローズ状態のままとなります。 使用されない場合には、STOPPED 状態へ再度入り、 相手が更なる CCP 交渉を開始するのを待ちます。 なにが起きようとも、ユーザを .Nm から切り離すことはありませんし、 .Nm を終了させることもありません。 後述の .Dq quit を参照してください。 .It delete Ns Xo .Op \&! .Ar dest .Xc このコマンドは指定した .Ar dest IP アドレスの経路を削除します。 .Ar dest に .Sq ALL が指定された場合、 現在のインタフェースの経路表の非直接エントリと .Sq スティッキー経路 がすべて削除されます。 .Ar dest に .Sq default が指定された場合、デフォルト経路が削除されます。 .Pp .Ar delete! コマンドが使用された場合 .Po 最後の .Dq \&! に注意 .Pc 、存在しない経路について .Nm は文句を言わなくなります。 .It dial|call Op Ar label 引数なしで使用された場合、このコマンドは .Dq open コマンドと同一です。 .Ar label が 1 つ以上指定された場合、最初に .Dq load が実行されます。 .It down Op Ar lcp|ccp 適切な階層をダウンさせますが、 綺麗な方法ではなく、下位層が使用不能になったように見えます。 オープン状態にある有限状態機械でこのコマンドを使用することは、 丁寧ではないとされています。 引数が与えられない場合、すべてのリンクが閉じられます (コンテキストが与えられない場合にはすべてのリンクが終了されます)。 .Sq lcp が指定された場合、 .Em LCP 層は終了されますが、モデムはオフラインに移行せず、 リンクも閉じられません。 .Sq ccp が指定された場合、 関連する圧縮層のみが終了されます。 .It help|? Op Ar command 利用可能なコマンドをリストします。 .Ar command を指定した場合、このコマンドの使用方法を表示します。 .It iface add Ns Xo .Op \&! .Ar addr Ns Op / Ns Ar bits .Op Ar peer .Xc .It iface add Ns Xo .Op \&! .Ar addr .Ar mask .Ar peer .Xc このコマンドは、 .Nm ppp が使用するインタフェースを制御します。 .Ar command は次のいずれかです: .Bl -tag -width XX .It iface add[!] Ar addr[[/bits| mask] peer] 指定された .Ar addr mask peer の組み合わせをインタフェースに追加します。 .Ar mask を指定する代りに、 .Ar /bits を使用可能です .Pq addr との間に空白を入れてはなりません 。指定したアドレスが既に存在する場合、 .Dq \&! を使用していない限りコマンドは失敗します - この場合、 以前のインタフェースアドレスエントリは新しいもので置き換えられ、 ネットマスクと相手のアドレスの変更を許します。 .Pp .Ar addr のみが指定されると、 .Ar bits はデフォルト値 .Dq 32 になり、 .Ar peer はデフォルト値 .Dq 255.255.255.255 になります。 このアドレス (ブロードキャストアドレス) は、 相手のアドレスとして複数存在することを .Nm が唯一許すものです。 .It iface clear .Nm が OPENED 状態または .Fl auto モードの場合にこのコマンドを使用すると、 IPCP 交渉されたアドレス以外の全アドレスがインタフェースから削除されます。 .Nm が OPENED 状態でも .Fl auto モードでもない場合、全インタフェースアドレスが削除されます。 .Pp .It iface delete Ns Xo .Op \&! Ns .No |rm Ns Op \&! .Ar addr .Xc このコマンドは、指定した .Ar addr をインタフェースから削除します。 .Dq \&! が指定されると、現在そのアドレスがインタフェースに割り当てられていなくても、 エラーは報告されません (削除も行われません)。 .It iface show インタフェースの現在の状態と現在のアドレスを表示します。 .Dq ifconfig INTERFACE を実行することと、ほとんど同じです。 .It iface help Op Ar sub-command このコマンドを .Ar sub-command 無しで起動すると、利用可能な .Dq iface サブコマンドと、おのおのの短い書式を表示します。 .Ar sub-command 付きで起動すると、指定した sub-command の書式のみを表示します。 .El .It Op data Ns Xo .No link .Ar name Ns Op , Ns Ar name Ns .No ... Ar command Op Ar args .Xc コマンドが影響を与えるリンクを特定したい場合に、このコマンドを 任意の他のコマンドのプレフィックスとして使うことができます。 これはマルチリンクモードで .Dq clone コマンドを使って複数のリンクを作成した後でのみ適用されます。 .Pp .Ar name は存在するリンク名を指定します。 .Ar name がコンマ区切りのリストの場合には、 .Ar command はそれぞれのリンクに対して実行されます。 .Ar name が .Dq * の場合には、 .Ar command はすべてのリンクに対して実行されます。 .It load Op Ar label Ns Xo .No ... .Xc .Pa ppp.conf ファイルから指定された .Dq label (複数指定可) をロードします。 .Dq label が指定されない場合、 .Dq default ラベルが仮定されます。 .It open Op lcp|ccp|ipcp これは .Dq close の反対のコマンドです。 .Dq open コマンドを引数なしで用いることは .Dq dial を引数なしで用いることと同一です。 すなわちすべての閉じられたリンクが、現在の設定を用いて起動されます ( .Dq set autoload コマンドに基づいた自動リンクの中には起動されないものもあります)。 .Pp LCP 層がすでにオープンされているときに .Dq lcp を指定すると、LCP は再度交渉されます。 したがって、種々の LCP オプションを変更したあとで .Dq open lcp コマンドを用いることで、変更を有効にすることができます。 LCP が再度交渉された後、 同意したあらゆる認証が実行されます。 .Pp .Dq ccp 引数が用いられると、関連する圧縮層がオープンされます。 すでにオープンされている場合には、再度交渉されます。 .Pp .Dq ipcp 引数が用いられると、リンクが通常通り起動されます。すでに IPCP が オープンされている場合には、IPCP は再度交渉され、 ネットワークインタフェースが再設定されます。 .Pp このようにして PPP の状態機械を再オープンするのは、 おそらく良い手段ではありません。 接続相手が正しく振る舞わない可能性があるためです。 しかしながら、強制的に CCP もしくは VJ 辞書をリセットする手段としては 便利です。 .It passwd Ar pass すべての .Nm コマンドセットにアクセスするために要求されるパスワードを指定します。 このパスワードは診断ポート ( .Dq set server コマンド参照) に接続するときに必要です。 .Ar pass は .Dq set server コマンドラインで指定します。 .Ar command ログが有効でも、値 .Ar pass は記録されず、文字列 .Sq ******** が記録されます。 .It quit|bye Op all .Dq quit が制御接続もしくはコマンドファイルから実行されると、 ppp はすべての接続を閉じた後に終了します。その他の場合、 つまりユーザが診断ソケットから接続している場合には、 単にその接続が失われます。 .Pp .Ar all 引数が与えられた場合、 .Nm はコマンドがどこから発行されたかに関わらず、 すべての存在する接続を閉じて終了します。 .It remove|rm このコマンドは与えられたリンクを消去します。 これはマルチリンクモードでのみ有用です。リンクは消去する前に .Dv CLOSED 状態になっていなければなりません。 .It rename|mv Ar name このコマンドは与えられたリンクの名前を .Ar name に変更します。 .Ar name がすでに他のリンクで使用されている場合には、失敗します。 .Pp デフォルトリンクの名前は .Sq deflink です。これを .Sq modem , .Sq cuaa0 , .Sq USR のいずれかに変更すると、ログファイルの可読性が向上するかも知れません。 .It save このオプションは (まだ) 実装されていません。 .It set Ns Xo .No Op up .Ar var value .Xc このオプションは次に示す変数の設定のために使用します: .Bl -tag -width XX .It set accmap Ar hex-value ACCMap は非同期制御文字マップ (Asyncronous Control Character Map) を 意味します。 これはいつも相手と交渉され、デフォルト値は 16 進数で 00000000 です。 このプロトコルが必要なのは、 (XON/XOFF などの) 特定の文字を終点間で受渡すことに依存するハードウェアを 使用する場合です。 .Pp XON/XOFF については .Dq set accmap 000a0000 を使用します。 .It set Op auth Ns Xo .No key Ar value .Xc クライアントモードでの PAP または CHAP の交渉で使用される 認証キー (もしくはパスワード) を、指定した値に設定します。 ダイヤルまたはログインスクリプトの .Sq \\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\P シーケンスで使用するパスワードもまた指定します。 これにより実際のパスワードは記録されません。 .Ar command または .Ar chat のログが有効な場合、セキュリティの観点から、 .Ar value は .Sq ******** として記録されます。 .Pp .Ar value の最初の文字がエクスクラメーションマーク .Pq Dq \& の場合、 .Nm は残りの文字列を、 .Dq authname と .Dq authkey の値を確定するために実行すべきプログラムとして扱います。 .Pp .Dq \&! を無視し、前述の .Dq !bg コマンドと同様に特殊な名前を同様に置換しながら、 .Ar value は実行すべきプログラムとしてパーズされます。 プログラムを実行すると、 .Nm はこのプログラムに対して 3 行の入力を与えます。 各行は改行文字で終了しています: .Bl -bullet .It CHAP チャレンジに含めて送られるホスト名。 .It CHAP チャレンジに含めて送られるチャレンジ文字列。 .It ローカルに定義された .Dq authname 。 .El .Pp 2 行の出力が期待されています: .Bl -bullet .It CHAP 応答と共に送るべき .Dq authname 。 .It チャレンジと要求 ID で暗号化した .Dq authkey であり、応答は CHAP 応答パケットに含めて送られます。 .El .Pp .Nm をこのように設定するとき、 ホストチャレンジは ASCII の数値もしくは文字であることが期待されます。 指定されたチャレンジに対する適切な秘密情報を、 暗号化デバイスまたは Secure ID カードが計算することが求められています。 .It set authname Ar id クライアントモードでの PAP または CHAP の交渉で使用される 認証 ID を設定します。 .Pp CHAP を enable にして .Fl direct モードで利用すると、 .Ar id は初期認証チャレンジで用いられ、通常はローカルマシン名に設定されます。 .It set autoload Xo .Ar max-duration max-load Op Ar min-duration min-load .Xc これらの設定はマルチリンクモードでのみ適用され、 デフォルト値はすべて 0 です。 1 つ以上の .Ar demand-dial .Po .Fl auto としても知られる .Pc モードのリンクが存在する場合、 .Nm が最初に tun デバイスからデータを読むときには最初のリンクのみが 有効になっています。 次の .Ar demand-dial リンクは、 .Ar max-duration 秒の間、送出キューに .Ar max-load 以上のパケットが存在した場合にのみ開かれます。 両方のデフォルト値が 0 であるため、 .Ar demand-dial リンクはデフォルトでは 1 つだけオープンされます。 .Pp 複数のリンクが開かれていて、少なくともその内の 1 つが .Ar demand-dial リンクである場合、 .Ar min-duration 秒の間、送出キューに最大 .Ar min-packets 未満のパケットしか存在しなかったときに閉じられます。 .Ar min-duration が 0 の場合には、タイマは無効になります。 デフォルトでは両方の値が 0 であるため、 .Ar demand-dial リンクはバンドルされたアイドルタイマが期限切れになるまで アクティブであり続けます。 .It set callback Ar option Ns No ... 引数が与えられない場合、コールバックは disable になります。 そうでない場合には、 .Nm は与えられた .Ar option でコールバックを要求します (もしくは .Ar direct モードでは受け付けます)。 クライアントモードで、 .Ar option の否定応答が返されると、 .Nm は他に選択肢がなくなるまで別の .Ar option 要求を出します ( .Ar option のひとつとして .Dq none を指定していた場合を除きます)。 サーバモードでは、 .Nm は与えられるプロトコルをなんでも受け付けますが、 クライアントがいずれかひとつを要求する .Em 必要があります 。コールバックをオプションにしたいのであれば、オプションとして .Ar none を指定する必要があります。 .Pp .Ar option は下記の通りです (優先度順): .Pp .Bl -tag .It auth コールバック応答側は、認証に基づいてコールバック番号を 決定することが求められます。 .Nm がコールバック応答側である場合、番号は .Pa /etc/ppp/ppp.secret 中の接続先エントリの 5 番目のフィールドで指定されます。 .It cbcp Microsoft コールバック制御プロトコルが用いられます。後述の .Dq set cbcp を参照してください。 .It E.164 *| Ns Xo .Ar number Ns Op , Ns Ar number Ns .No ... .Xc コールバック要求側が .Ar number を指定します。 .Nm がコールバック応答側である場合、 .Ar number は許可する番号をコンマで区切って並べたリスト、もしくは 任意の番号を許可するという意味の .Dq \&* とします。 .Nm がコールバック要求側である場合、1 つの数字だけを指定します。 .Pp .Dq \&* を用いる場合、このオプションはとても危険なものとなることに 注意してください。 というのは、悪意あるコールバック要求者が、最初の認証なしに 電話すべき番号として任意の (国際通話番号も可能です) 番号を 伝えることができるからです。 .It none 接続相手がコールバックをまったく望まない場合、 .Nm はそのことを受け入れ、接続を終了するのではなく コールバックせずに処理を続けます。 コールバックをオプションにしたいのであれば、これを指定する必要があります。 .El .Pp .It set cbcp Oo Xo .No *| Ns Ar number Ns No .Oo .No , Ns Ar number Ns .Oc .No ... .Op Ar delay Op Ar retry .Oc .Xc 引数が与えられない場合、CBCP (Microsofts CallBack Control Protocol) は disable です。言い換えれば .Dq set callback コマンドで CBCP を設定すると .Nm が CBCP フェーズでコールバック要求を行わなくなります。 そうでない場合、 .Nm は与えられた電話番号 .Ar number を使おうとします。 .Pp サーバモード .Pq Fl direct では、 .Dq \&* を使わない限り .Nm はクライアントがこれらの番号の 1 つを使うことを主張します。 .Dq \&* を使った場合には、クライアントが番号を指定するものと想定します。 .Pp クライアントモードでは .Nm は与えられた番号 (そのうち接続相手と合意可能なもの) を使用しようとします。 .Dq \&* が指定された場合には、 .Nm 接続相手が番号を指定するものと想定します。 .It set cd Ar seconds Ns Op \&! 通常、ログインスクリプト完了の 1 秒後に、 .Nm はキャリアの存在をチェックします。 キャリアが設定されていないと、 デバイスがキャリアをサポートしていない (ほとんどのヌルモデムケーブルの場合がそうです) と .Nm は仮定し、この事実を記録して、キャリアのチェックを止めます。 しかし、モデムによってはキャリアのアサートに時間がかかるものがあるので、 リンクが落ちたときを .Nm ppp は検知できなくなります。 .Ar seconds は、ログインスクリプトが完了してから最初のキャリアチェックを行う前に、 .Nm が待つべき秒数を指定します。 .Pp .Ar seconds の直後にエクスクラメーションマーク .Pq Dq \&! がある場合、 .Nm はキャリアを .Em 要求 します。 最初のチェックでキャリアを検知しないと、リンクは切断されているとみなされます。 .Pp リンクが tty でない場合、キャリアの .Em 必要性 は無視されます。 .It set choked Op Ar timeout これは .Nm がすべての未送出パケットを破棄する前に 送出キュー詰まりを保持する秒数を設定します。 .Ar timeout が 0 以下もしくは .Ar timeout が指定されない場合、デフォルト値の .Em 120 秒 に設定されます。 .Pp 送出キュー詰まりは .Nm がローカルネットワークから特定の数の送出パケットを読み込んだが、 リンク失敗 (接続相手がビジーなど) のためにデータを送れない場合に 発生します。 .Nm はパケットを無限には読み込みません。代りに .Em 20 パケット (マルチリンクモードでは .Em 20 No + .Em nlinks No * .Em 2 パケット) まで読み込み、 .Ar timeout 秒経過するか、1 つ以上のパケットが送られるまで ネットワークインタフェースの読み込みを停止します。 .Pp .Ar timeout 秒が経過すると、すべての未送出パケットは破棄されます。 .It set ctsrts|crtscts on|off ハードウェアフロー制御をセットします。 デフォルトではハードウェアフロー制御は .Ar on です。 .It set deflate Ar out-winsize Op Ar in-winsize DEFLATE アルゴリズムの、 デフォルトの出力ウィンドウサイズと入力ウィンドウサイズを設定します。 .Ar out-winsize および .Ar in-winsize は、 .Em 8 から .Em 15 までの値をとる必要があります。 .Ar in-winsize が指定されると、 .Nm はこのウィンドウサイズの使用を強要し、相手が他の値を示しても受け入れません。 .It set dns Op Ar primary Op Ar secondary .Dq accept dns コマンドで使用される、DNS 上書きを設定します。 詳細については前述の .Dq accept コマンドの記述を参照してください。本コマンドは .Dq enable dns を使用して要求される IP 番号には影響を与えません。 .It set device|line Xo .Ar value Ns No ... .Xc .Nm が使用するデバイスを、指定された .Dq value に設定します。 全シリアルデバイス名は .Pa /dev/ から始まることが仮定されています。 .Dq value が .Pa /dev/ から始まらない場合、エクスクラメーションマーク .Pq Dq \&! から始めるか、 .Dq host:port の形式である必要があります。 .Pp エクスクラメーションマークで始まる場合、 デバイス名の残りはプログラム名として扱われ、 そのデバイスがオープンされるときにそのプログラムが実行されます。 標準入出力およびエラーは .Nm にフィードバックされ、それらが通常デバイスであるかのように読み書きされます。 .Pp .Dq host:port の組が与えられる場合、 .Nm は、指定された .Dq host の指定された .Dq port と接続しようとします。 詳細は上述の .Em PPP オーバ TCP の節を参照してください。 .Pp 複数の .Dq value を指定した場合、 .Nm は成功するか全デバイスについて実行し終るまで、順番にオープンを試みます。 .It set dial Ar chat-script 相手へダイヤルする際に使用されるチャットスクリプトを指定します。 後述の .Dq set login コマンドも参照してください。 チャットスクリプトのフォーマットの詳細については、 .Xr chat 8 と設定ファイルの例を参照してください。 次の特殊な .Sq value をチャットスクリプトに指定可能です: .Bd -unfilled -offset indent .It \\\\\\\\\\\\\\\\c .Sq 送信 文字列の最後の文字として使用した場合、 改行を追加してはならないことを意味します。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\d チャットスクリプトがこのシーケンスに出会うと、2 秒待ちます。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\p チャットスクリプトがこのシーケンスに出会うと、1/4 秒待ちます。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\n 改行文字と置き換えられます。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\r 復改文字と置き換えられます。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\s 空白文字と置き換えられます。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\t タブ文字と置き換えられます。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\T 現在の電話番号と置き換えられます (後述の .Dq set phone 参照)。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\P 現在の .Ar authkey 値と置き換えられます (前述の .Dq set authkey 参照)。 .It \\\\\\\\\\\\\\\\U 現在の .Ar authname 値と置き換えられます (前述の .Dq set authname 参照)。 .Ed .Pp 2 つのパーザがこれらのエスケープシーケンスを検査することに注意してください。 .Sq チャットのパーザ にエスケープ文字を見せるには、 .Sq コマンドパーザ からエスケープする必要があります。 つまり、2 つのエスケープを使用する必要があります。例えば次のようにします: .Bd -literal -offset indent set dial "... ATDT\\\\T CONNECT" .Ed .Pp チャットスクリプトから外部コマンドを実行することもできます。 そうするためには、 受信待ち文字列または送信文字列の最初の文字をエクスクラメーションマーク .Pq Dq \&! にします。 コマンドが実行されると、標準入力と標準出力がモデムデバイス ( .Dq set device 参照) に向けられ、標準エラー出力が .Nm に読まれて受信待ち文字列もしくは送信文字列に置き換えられます。 .Nm が対話モードで実行されている場合、ファイルデスクリプタ 3 は .Pa /dev/tty に接続されます。 .Pp 例えば (読み易さのために折り返しています); .Bd -literal -offset indent set login "TIMEOUT 5 \\"\\" \\"\\" login:--login: ppp \e word: ppp \\"!sh \\\\\\\\-c \\\\\\"echo \\\\\\\\-n label: >&2\\\\\\"\\" \e \\"!/bin/echo in\\" HELLO" .Ed .Pp は次のチャットシーケンスになります (ダイヤル前の .Sq set log local chat コマンドによる出力): .Bd -literal -offset indent Dial attempt 1 of 1 dial OK! Chat: Expecting: Chat: Sending: Chat: Expecting: login:--login: Chat: Wait for (5): login: Chat: Sending: ppp Chat: Expecting: word: Chat: Wait for (5): word: Chat: Sending: ppp Chat: Expecting: !sh \\-c "echo \\-n label: >&2" Chat: Exec: sh -c "echo -n label: >&2" Chat: Wait for (5): !sh \\-c "echo \\-n label: >&2" --> label: Chat: Exec: /bin/echo in Chat: Sending: Chat: Expecting: HELLO Chat: Wait for (5): HELLO login OK! .Ed .Pp 複数レベルのネストについて、 エスケープ文字の使用方法に (再度) 注意してください。 ここでは、4 つのパーザが動作してます。 1 番目は、オリジナルの行をパーズし、3 つの引数として読みます。 2 番目は、第 3 引数を 11 個の引数として読みます。 ここで、 .Dq \&- 記号がエスケープされていることが重要です。 そうでなければパーザは、 受信待ち-送信-受信待ちのシーケンスとして見てしまいます。 .Dq \&! 文字を見付けると、実行パーザは最初のコマンドを 3 つの引数として読み、 .Xr sh 1 自身が .Fl c 以降の引数を展開します。 我々は出力をモデムに送り返したいので、 1 番目の例では出力をファイルデスクリプタ 2 (stderr) にリダイレクトして .Nm 自身に送信および記録させ、 2 番目の例では単に stdout に出力して直接モデムに出力させます。 .Pp もちろん全体を、組み込みのものではなく外部の .Dq chat コマンドに実行させることが可能です。 良い代替方法については .Xr chat 8 を参照してください。 .Pp 実行される外部コマンドは、 .Dq !bg コマンドと同様に、特殊語の展開対象となります。 .It set enddisc Op label|IP|MAC|magic|psn value このコマンドは、ローカル終点の選択値を設定します。 LCP 交渉の前に設定されると、 .Nm は LCP 終点選択値オプションを使用して、相手に情報を送ります。 次の選択値を設定可能です。 .Bd -unfilled -offset indent .It Li label 現在のラベルが使用されます。 .It Li IP 当方のローカル IP 番号を使用します。 LCP は IPCP より前に交渉されますので、 IPCP 層が後からこの値を変更することが可能です。 その場合、手動でリセットしない限り、終点の選択値は古い値のままとなります。 .It Li MAC 前述の .Ar IP オプションに似ていますが、 ローカル IP 番号に関係する MAC アドレスが使用される点が異なります。 ローカル IP 番号がどのイーサネットインタフェースにも存在しない場合、 本コマンドは失敗します。 .Pp ローカル IP 番号のデフォルトは、 マシンホスト名がなんであれ、その名前になりますので、通常 .Dq set enddisc mac を .Dq set ifaddr コマンドよりも先に実行します。 .It Li magic 20 桁の乱数が使用されます。 .It Li psn Ar value 指定された .Ar value が使用されます。 .Ar value は、絶対的な公衆スイッチネットワーク番号の先頭に 国コードを付けたものであるべきです。 .Ed .Pp 引数が与えられない場合、終点の選択値はリセットされます。 .It set escape Ar value... このオプションは前述の .Dq set accmap オプションに似ています。 リンクを経由する時に .Sq エスケープ される文字を指定するために使用します。 .It set filter dial|alive|in|out Ar rule-no Xo .No permit|deny .Oo Ar src_addr Ns Op / Ns Ar width .Op Ar dst_addr Ns Op / Ns Ar width .Oc Oo tcp|udp|icmp Op src lt|eq|gt Ar port .Op dst lt|eq|gt Ar port .Op estab .Op syn .Op finrst .Oc .Xc .Nm は 4 つのフィルタセットをサポートします。 .Em alive フィルタは接続を活性状態に保つパケットを指定します - アイドルタイマをリセットします。 .Em dial フィルタは、 .Fl auto モード時に .Nm にダイヤルさせるパケットを指定します。 .Em in フィルタは、マシンに入力可能なパケットを指定します。 .Em out フィルタは、マシンから出力可能なパケットを指定します。 .Pp フィルタリングは、 エイリアスエンジンが行う IP 変更の前に適用されます。 デフォルトでは、全フィルタセットが全パケットの通過を許可します。 ルールは .Ar rule-no に従って順番に処理されます。 各セットに対し 40 までのルールを指定可能です。 指定されるセットにおけるどのルールにもマッチしないパケットは破棄されます。 .Em in と .Em out のフィルタでは、パケットをドロップすることを意味します。 .Em alive フィルタでは、アイドルタイマをリセットしないことを意味します。 .Em dial フィルタではダイヤルさせることにはならないことを意味します。 ダイヤルを引き起こさないパケットは、 キューされるのではなく、捨てられることに注意してください。 上述の .Sx パケットのフィルタリング の節を参照してください。 .It set hangup Ar chat-script モデムを閉じる前にこれをリセットする時に使用する、 チャットスクリプトを指定します。 通常は不要であるべきですが、 閉じる時に自己を正しくリセットできないデバイスに対して使用できます。 .It set help|? Op Ar command 利用可能な set コマンドのまとめを表示するか、 .Ar command が指定されると、コマンドの使用方法を表示します。 .It set ifaddr Oo Ar myaddr Ns .Op / Ns Ar \&nn .Oo Ar hisaddr Ns Op / Ns Ar \&nn .Oo Ar netmask .Op Ar triggeraddr .Oc Oc .Oc このコマンドは、IPCP 交渉の間使用される IP アドレスを指定します。 アドレスのフォーマットは次の通りです。 .Pp .Dl a.b.c.d/nn .Pp ここで .Dq a.b.c.d は希望する IP アドレスであり、 .Ar nn はこのうち何ビットが有効であるかを示します。 .No / Ns Ar nn が省略された場合、デフォルトの .Dq /32 になります。 ただし IP アドレスが 0.0.0.0 である場合には、マスクのデフォルトは .Dq /0 です。 .Pp .Ar hisaddr に IP 番号の範囲として .Bd -literal -offset indent .Ar \&IP Ns Oo \&- Ns Ar \&IP Ns Xo .Oc Oo , Ns Ar \&IP Ns .Op \&- Ns Ar \&IP Ns .Oc No ... .Xc .Ed .Pp のフォーマットを指定できます。例えば: .Pp .Dl set ifaddr 10.0.0.1 10.0.1.2-10.0.1.10,10.0.1.20 .Pp は .Dq 10.0.0.1 のみをローカル IP 番号として交渉しますが、指定された 10 個の IP 番号から 相手に割り当てを行います。 相手がこれらの番号のうちの 1 つを要求し、この番号が未使用な場合には、 .Nm は相手の要求を認めます。 相手がリンクを再確立して前回割り当てていた IP 番号を使用したい場合に有用です (既存の TCP 接続を保存します)。 .Pp 相手が要求した IP 番号が範囲外もしくは使用中の場合、 .Nm は範囲内の未使用 IP 番号をランダムに指示します。 .Pp .Ar triggeraddr が指定された場合、この値が .Ar myaddr の代りに IPCP 交渉で使用されます。 ただし、 .Ar myaddr の範囲のアドレスのみ受け入れられます。 これが有用なのは、相手が .Dq 0.0.0.0 を要求しない限り IP アドレスを割り当てようとしない .Dv PPP 実装と交渉するときです。 .Pp .Fl auto モードでは設定ファイルの .Dq set ifaddr 行を読んだ直後に .Nm がインタフェースを構成することに注意してください。 他のモードではこれらの値は IPCP 交渉で使用され、 IPCP 層がアップするまでこれらのインタフェースは構成されません。 .Pp .Po PAP か CHAP が .Dq enable である場合 .Pc クライアントが自己証明をした後では、 .Ar HISADDR 引数は .Pa ppp.secret ファイルの第 3 引数で上書きされうることに注意してください。 .Sx 内向き接続の認証 の節を参照してください。 .Pp どの場合でも、インタフェースが既に構成されている場合には、 .Nm はインタフェースの IP 番号を保存して、 既にバインドされているソケットが正しいままであるようにします。 .It set ccpretry|ccpretries Oo Ar timeout .Op Ar reqtries Op Ar trmtries .Oc .It set chapretry|chapretries Oo Ar timeout .Op Ar reqtries .Oc .It set ipcpretry|ipcpretries Oo Ar timeout .Op Ar reqtries Op Ar trmtries .Oc .It set lcpretry|lcpretries Oo Ar timeout .Op Ar reqtries Op Ar trmtries .Oc .It set papretry|papretries Oo Ar timeout .Op Ar reqtries .Oc これらのコマンドは .Nm が有限状態機械 (Finite State Machine; FSM) に要求パケットを送る前に 待つ秒数を指定します。 .Ar timeout のデフォルトは、全 FSM において 3 秒です (ほとんどの場合十分です)。 .Pp .Ar reqtries を指定すると、 相手から応答を受信しなくても諦めるまでに設定要求を作成する回数を、 .Nm に指示します。 デフォルトの試行回数は、CCP, LCP, IPCP の場合 5 回であり、 PAP と CHAP の場合 3 回です。 .Pp .Ar trmtries を指定すると、 相手の応答を待つことを諦めるまでに終了要求を作成する回数を、 .Nm に指示します。 デフォルトの試行回数は 3 回です。 認証プロトコルは終了されませんので、 PAP や CHAP に対して指定することは不正です。 .Pp 合意できない相手との交渉を避けるために、 どのような交渉セッションであっても諦めたり層をクローズする前には、 .Nm は最大で .Ar reqtries の設定値の 3 倍までのみ送信します。 .It set log Xo .Op local .Op +|- Ns .Ar value Ns No ... .Xc このコマンドにより現在のログレベルを修正できます。 詳細はログ機能の節を参照してください。 .It set login chat-script この .Ar chat-script はダイヤルスクリプトを補います。 もし両方が指定された場合、ダイヤルスクリプトの後で、 ログインスクリプトが実行されます。 ダイヤルスクリプト中で使用可能なエスケープシーケンスはここでも使用可能です。 .It set lqrperiod Ar frequency このコマンドは、 .Em LQR または .Em ECHO LQR のパケットが送信される頻度 .Ar frequency を秒で指定します。デフォルトは 30 秒です。 相手に LQR 要求を送りたい場合には、 .Dq enable lqr コマンドもまた使用する必要があります。 .It set mode Ar interactive|auto|ddial|background 指定したリンクにおけるモード .Sq mode を変更できます。通常マルチリンクモードでのみ有用ですが、 単一リンクモードでも使用可能です。 .Pp .Sq direct または .Sq dedicated のリンクを変更することはできません。 .Pp 注釈: コマンド .Dq set mode auto を発行し、IP エイリアシングが enable にされていた場合、後で .Dq enable iface-alias を行うと便利です。 .Nm が必要なアドレス変換を行うようにすることにより、 相手が当方に新しい (動的な) IP アドレスを割り当てたとしても、 リンクがアップすると接続のトリガとなるプロセスが接続できるようにします。 .It set mrru Op Ar value このオプションを設定すると、 マルチリンクプロトコルまたは MP としても知られる、 マルチリンク PPP 交渉を有効にします。 MRRU (Maximum Reconstructed Receive Unit) の値にはデフォルトはありません。 引数を指定しないと、マルチリンクモードは無効にされます。 .It set mru Op Ar value デフォルトの MRU (最大受信単位; Maximum Receive Unit) は 1500 です。 この値を増加させた場合、相手は MTU を増加させても *かまいません*。 デフォルトの MRU より減らすことは意味がありません。 なぜなら、 .Em PPP プロトコルでは少なくとも 1500 オクテットのパケットを 受信できなければ *ならない* からです。 引数が指定されないと、1500 が仮定されます。 .It set mtu Op Ar value デフォルトの MTU は 1500 です。 交渉時に、(296 バイト未満でなければ) 相手が望むいかなる MRU および MRRU も受け付け可能です。 MTU が設定されると、 .Nm は .Ar value よりも小さい MRU/MRRU の値を受け付けなくなります。 交渉が完了すると、相手がより大きな MRU/MRRU を要求していたとしても、 インタフェースに対して MTU が割り当てられます。 当方のパケットサイズを制限するのに有用です (よりよくバンド幅を共有できるようになりますが、 ヘッダデータが増えるというコストがかかります)。 .Pp .Ar value を指定しないと、1500 または相手が要求した値が使用されます。 .It set nbns Op Ar x.x.x.x Op Ar y.y.y.y このオプションは、相手の要求によって返される Microsoft NetBIOS ネームサーバの値を設定します。 値を指定しないと、 .Nm はそのような要求を拒否するようになります。 .It set openmode active|passive Op Ar delay デフォルトでは、 .Ar openmode は常に、1 秒の .Ar delay をもって .Ar active となります。 この場合、 .Nm は回線が設定されてから 1 秒が経過したなら いつでも LCP/IPCP/CCP の交渉を開始します。 相手が交渉を開始するのを待ちたい場合は、値 .Dq passive を使用します。 直ちにもしくは 1 秒以上待ってから交渉を開始したい場合、 .Ar delay を秒単位で指定します。 .It set parity odd|even|none|mark 回線のパリティを設定できます。デフォルト値は .Ar none です。 .It set phone Ar telno Ns Xo .Oo \&| Ns Ar backupnumber .Oc Ns ... Ns Oo : Ns Ar nextnumber .Oc Ns ... .Xc ダイヤルおよびログインのチャットスクリプトで使用される \\\\T 文字列が 置き換えられる電話番号を指定できます。 複数の電話番号をパイプ .Pq Dq \&| もしくはコロン .Pq Dq \&: で区切って指定可能です。 .Pp パイプの後の番号がダイヤルされるのは、 直前の番号へのダイヤルもしくはログインのスクリプトが失敗した場合のみです。 回線の切断の理由にかかわらず、 コロンで区切られた番号は順番に試行されます。 .Pp 複数の番号を指定した場合、接続が確立するまで .Nm はこのルールに基づいてダイヤルします。 再試行の最大値は、後述の .Dq set redial で指定します。 .Fl background モードでは各番号は最大 1 回試行されます。 .It set Op proc Ns Xo .No title Op Ar value .Xc .Xr ps 1 が表示する現在のプロセスタイトルを、 .Ar value に従って変更します。 .Ar value が指定されないと、元のプロセスタイトルが回復されます。 シェルコマンドが行うすべての語置換 (前述の .Dq bg コマンドを参照してください) は、ここでも行われます。 .Pp プロセスタイトル中に USER が必要な場合、 .Dq set proctitle コマンドは .Pa ppp.linkup 中に登場する必要があることに注意してください。 .Pa ppp.conf が実行されているときには、分からないからです。 .It set radius Op Ar config-file このコマンドは RADIUS サポートを (組み込まれていれば) 有効にします。 .Ar config-file は、 .Xr radius.conf 5 に記述されている radius クライアント設定ファイルを参照します。 PAP または CHAP が .Dq enable にされている場合、 .Nm は .Em \&N Ns No etwork .Em \&A Ns No ccess .Em \&S Ns No erver として振舞い、設定されている RADIUS サーバを使用して認証し、 .Pa ppp.secret ファイルやパスワードデータベースによる認証は行いません。 .Pp PAP と CHAP のいずれも有効になっていない場合、 .Dq set radius は効果がありません。 .Pp .Nm は、RADIUS 応答中の、次の属性を使用します: .Bl -tag -width XXX -offset XXX .It RAD_FRAMED_IP_ADDRESS 相手の IP アドレスは指定された値に設定されました。 .It RAD_FRAMED_IP_NETMASK tun インタフェースのネットマスクは指定された値に設定されました。 .It RAD_FRAMED_MTU 指定された MTU が LCP 交渉で合意された相手の MRU より小さい場合であり、 *かつ* 設定された MTU のいずれよりも小さい場合 ( .Dq set mru コマンド参照)、 tun インタフェースの MTU は指定した値に設定されます。 .It RAD_FRAMED_COMPRESSION 受信した圧縮タイプが .Dq 1 の場合、 .Dq disable vj 設定コマンドが指定されていたとしても、IPCP 交渉において .Nm は VJ 圧縮を要求します。 .It RAD_FRAMED_ROUTE 受信した文字列は、 .Ar dest Ns Op / Ns Ar bits .Ar gw .Op Ar metrics という書式であると期待します。 指定した metrics は無視されます。 .Dv MYADDR と .Dv HISADDR は、 .Ar dest と .Ar gw の正当な値として理解されます。 .Dq default を .Ar dest に使用可能であり、デフォルト経路を指定します。 .Dq 0.0.0.0 は、 .Ar dest に対する .Dq default と同じであると解釈され、 .Ar gw に対する .Dv HISADDR と同じであると解釈されます。 .Pp 例えば、戻り値 .Dq 1.2.3.4/24 0.0.0.0 1 2 -1 3 400 は 1.2.3.0/24 ネットワークへは .Dv HISADDR を介するという経路表エントリになり、 戻り値 .Dq 0.0.0.0 0.0.0.0 または .Dq default HISADDR は .Dv HISADDR 行きのデフォルト経路になります。 .Pp すべての RADIUS の経路は、 すべてのスティッキーな経路が適用された後で適用されます。 これにより、RADIUS の経路が、設定済みの経路に優先します。 これは、 .Dv MYADDR または .Dv HISADDR というキーワードを含まない RADIUS の経路にもあてはまります。 .Pp .El RADIUS サーバから受信した値は、 .Dq show bundle を使用して見られます。 .It set reconnect Ar timeout ntries (CD の喪失もしくは LQR の失敗により) 予想外の回線切断となった場合、 指定した .Ar timeout の後に接続が再確立されます。 回線は最大 .Ar ntries 回、再接続されます。 .Ar ntries のデフォルトは 0 です。 .Ar timeout に .Ar random を指定すると、1 から 30 秒の間の任意時間の停止となります。 .It set recvpipe Op Ar value ルーティングテーブルの RECVPIPE 値を設定します。 最適な値は、MTU 値を 2 倍した値を丁度越える値です。 .Ar value が指定されないまたは 0 の場合、デフォルトの、カーネルが制御する値を使用します。 .It set redial Ar secs Ns Xo .Oo + Ns Ar inc Ns .Op - Ns Ar max Ns .Oc Op . Ns Ar next .Op Ar attempts .Xc .Nm に .Ar attempts 回のリダイヤルを指示できます。 1 より大きな数を指定した場合 (前述の .Ar set phone 参照)、 各番号にダイヤルする前に、 .Ar next だけ停止します。 最初の番号に戻ってダイヤル開始する前に .Ar secs だけ停止します。リテラル値 .Dq Li random を .Ar secs および .Ar next のところで使用でき、1 から 30 秒の間の任意時間の停止となります。 .Pp .Ar inc が指定されると、 .Nm が新規番号を試すたびに、この値が .Ar secs に加えられます。 .Ar secs が増加されるのは、最大 .Ar maxinc 回だけです。 .Ar maxinc のデフォルト値は 10 です。 .Ar attempts が経過した後でも .Ar secs の遅延は効果があるので、 すぐに手動でダイヤルしても何も起ってないように見えるかもしれません。 すぐにダイヤルする必要がある場合、 .Dq \&! を .Dq open キーワードの直後に付けます。 更なる詳細については、前述の .Dq open の記述を参照してください。 .It set sendpipe Op Ar value ルーティングテーブルの SENDPIPE 値を設定します。 最適な値は、MTU 値を 2 倍した値を丁度越える値です。 .Ar value が指定されないまたは 0 の場合、デフォルトの、カーネルが制御する値を使用します。 .It set server|socket Ar TcpPort|LocalName|none password Op Ar mask このコマンドは .Nm に指定したソケットもしくは .Sq 診断ポート にてコマンド接続の入力を listen するように指示します。 .Pp 語 .Ar none は .Nm に既に存在するソケットを閉じさせます。 .Pp ローカルドメインソケットを指定したい場合、 .Ar LocalName に絶対ファイル名を指定します。そうしないと、TCP ポートの名前もしくは番号 であると解釈されます。 ローカルドメインソケットに使用される 8 進 umask を指定する必要があります。 .Sq 0 から始まる 4 桁 8 進数で指定します。 umask の詳細については .Xr umask 2 を参照してください。TCP ポート名がどのように変換されるかについては .Xr services 5 を参照してください。 .Pp このソケットにクライアントが接続するときに使用されねばならないパスワードも 指定可能です ( 前述の .Dq passwd コマンドを使用します)。 パスワードが空文字列として指定される場合、 クライアントが接続するときにパスワードを必要とされません。 .Pp ローカルドメインソケットが指定される場合、ソケット名中の最初の .Dq %d シーケンスは現在のインタフェースユニット番号で置換されます。 複数接続のために同一のプロファイルを使用したい場合に便利です。 .Pp 同様の方法で TCP ソケットの前に .Dq + 文字を付けることができます。 この場合、現在のインタフェースユニット番号が、ポート番号に加算されます。 .Pp .Nm をサーバソケットと共に使用する場合、通信機構として .Xr pppctl 8 コマンドを使用することが好ましいです。 現在 .Xr telnet 1 も使用可能ですが、将来リンク暗号化が実装されるかもしれませんので、 .Xr telnet 1 に依存しないようにしてください。 .It set speed Ar value シリアルデバイスの速度を指定します。 .It set stopped Op Ar LCPseconds Op Ar CCPseconds このオプションが指定されると、 指定した FSM (有限状態機械; Finite State Machine) が停止状態になってから .Dq seconds で指定した秒数だけ停止したのち、 .Nm はタイムアウトします。 このオプションは、 相手が終了要求を送り我々が終了確認応答を送ったにもかかわらず 実際には接続を閉じない場合に、有用かもしれません。また、 .Dq set openmode passive を使用した場合に相手が指定時間内に Configure Request を送らないことを タイムアウト検出する場合には、便利かもしれません。 .Dq set log +lcp +ccp を使用すると、 .Nm は適切な状態遷移を記録します。 .Pp デフォルト値は 0 であり、 停止状態による .Nm のタイムアウトは発生しません。 .Pp この値は openmode の遅延 (上述の .Dq set openmode 参照) より小さくなってはなりません。 .It set timeout Ar idleseconds このコマンドはアイドルタイマの値を指定します。 更なる詳細については .Sx アイドルタイマの設定 というタイトルの節を参照してください。 .It set vj slotcomp on|off このコマンドは .Nm に VJ スロット圧縮を交渉するか否かを指示します。 デフォルトではスロット圧縮は .Ar on です。 .It set vj slots Ar nslots このコマンドは最初の .Ar slots 番号を指定します。 .Nm は VJ 圧縮が enable されている時には、 これを使用して相手と交渉をします (前述の .Sq enable コマンドを参照してください)。 デフォルト値は 16 です。 .Ar nslots は .Ar 4 以上 .Ar 16 以下の値です。 .El .Pp .It shell|! Op Ar command .Ar command が指定されない場合、 .Dv SHELL 環境変数で指定されるシェルが起動されます。 そうでなければ指定された .Ar command が実行されます。 語の置換は、前述の .Dq !bg コマンドと同様の方法で行われます。 .Pp 文字 ! を使用する場合、コマンドとの間に空白が必要です。 このコマンドはフォアグラウンドで実行されることに注意してください - .Nm はプロセスが終了するまでは実行を続けません。 バックグラウンドでコマンド処理を行いたい場合には、 .Dv bg コマンドを使用してください。 .It show Ar var このコマンドを使用して、次の内容を確認できます: .Bl -tag -width 20 .It show bundle 現在のバンドル設定を表示します。 .It show ccp 現在の CCP 圧縮統計を表示します。 .It show compress 現在の VJ 圧縮統計を表示します。 .It show escape 現在のエスケープ文字を表示します。 .It show filter Op Ar name 指定したフィルタの現在のルールをリストします。 .Ar name を指定しないと、全フィルタが表示されます。 .It show hdlc 現在の HDLC 統計を表示します。 .It show help|? 利用可能な show コマンドのまとめを表示します。 .It show iface 現在のインタフェース情報 .Po Dq iface show と同じです .Pc を表示します。 .It show ipcp 現在の IPCP 統計を表示します。 .It show lcp 現在の LCP 統計を表示します。 .It show Op data Ns Xo .No link .Xc 高レベルリンク情報を表示します。 .It show links 利用可能な論理リンクのリストを表示します。 .It show log 現在のログ値を表示します。 .It show mem 現在のメモリ統計を表示します。 .It show modem 現在の下位レベルリンク情報を表示します。 +.It show mp +マルチリンク情報を表示します。 .It show proto 現在のプロトコルの総計を表示します。 .It show route 現在の経路表を表示します。 .It show stopped 現在の stopped タイムアウト値を表示します。 .It show timer アクティブアラームタイマを表示します。 .It show version .Nm の現在のバージョン番号を表示します。 .El .Pp .It term 端末モードに移行します。 キーボードからタイプした文字はモデムに送られます。 モデムから読んだ文字はスクリーンに表示されます。 モデムの相手側に .Nm の相手が認識された時には、 .Nm は自動的にパケットモードを有効にし、コマンドモードに戻ります。 .El .Pp .Sh 更に詳細について .Bl -bullet .It 設定ファイルの例を読んでください。良い情報源です。 .It 何が利用できるかについては、 .Dq help , .Dq alias ? , .Dq enable ? , .Dq set ? , .Dq show ? コマンドを使って、オンライン情報を取得してください。 .It 次の URL に有用な情報があります: .Bl -bullet -compact .It http://www.FreeBSD.org/FAQ/userppp.html .It http://www.FreeBSD.org/handbook/userppp.html .El .Pp .El .Pp .Sh 関連ファイル .Nm は、4 つのファイル .Pa ppp.conf , .Pa ppp.linkup , .Pa ppp.linkdown , .Pa ppp.secret を参照します。 これらのファイルは .Pa /etc/ppp に置かれます。 .Bl -tag -width XX .It Pa /etc/ppp/ppp.conf システムのデフォルト設定ファイル。 .It Pa /etc/ppp/ppp.secret 各システム用の認証設定ファイル。 .It Pa /etc/ppp/ppp.linkup .Nm がネットワークレベルの接続を確立した時に実行されるファイル。 .It Pa /etc/ppp/ppp.linkdown .Nm がネットワークレベルの接続を閉じる時にチェックするファイル。 .It Pa /var/log/ppp.log ログとデバッグ情報のファイル。このファイル名は .Pa /etc/syslogd.conf にて指定されます。詳細は .Xr syslog.conf 5 を参照してください。 .It Pa /var/spool/lock/LCK..* tty ポートをロックするためのファイル。詳細は .Xr uucplock 3 を参照してください。 .It Pa /var/run/tunN.pid tunN デバイスに接続されている .Nm プログラムのプロセス ID (pid) 。 ここで .Sq N はデバイスの番号です。 .It Pa /var/run/ttyXX.if このポートで使われている tun インタフェース。 このファイルも .Fl background , .Fl auto , .Fl ddial のいずれかのモードの時のみ作成されます。 .It Pa /etc/services サービス名でポート番号が指定されている場合に、ポート番号を取得します。 .It Pa /var/run/ppp-authname-class-value マルチリンクモードでは、 相手の認証名称 .Pq Sq authname と相手の終点選択クラス .Pq Sq class と相手の終点選択値 .Pq Sq value を使用して、ローカルドメインソケットが生成されます。 終点選択値はバイナリ値であってもかまわないため、 実際のファイル名を判定するために 16 進数に変換されます。 .Pp このソケットは、別の .Nm のインスタンスとリンクを受け渡しを行うために使用します。 .El .Pp .Sh 関連項目 .Xr at 1 , .Xr ftp 1 , .Xr gzip 1 , .Xr hostname 1 , .Xr login 1 , .Xr tcpdump 1 , .Xr telnet 1 , .Xr libalias 3 , .Xr syslog 3 , .Xr uucplock 3 , .Xr crontab 5 , .Xr group 5 , .Xr passwd 5 , .Xr radius.conf 5 , .Xr resolv.conf 5 , .Xr syslog.conf 5 , .Xr adduser 8 , .Xr chat 8 , .Xr getty 8 , .Xr inetd 8 , .Xr init 8 , .Xr named 8 , .Xr ping 8 , .Xr pppctl 8 , .Xr pppd 8 , .Xr route 8 , .Xr syslogd 8 , .Xr traceroute 8 , .Xr vipw 8 .Sh 歴史 元のプログラムは Toshiharu OHNO (tony-o@iij.ad.jp) が作成し、 FreeBSD-2.0.5 に Atsushi Murai (amurai@spec.co.jp) が提出しました。 .Pp 1997 年中に Brian Somers (brian@Awfulhak.org) が本格的な修正をし、 11 月に OpenBSD に移植されました (2.2-RELEASE の直後です)。 .Pp 1998 年初頭にマルチリンク ppp サポートが追加されたときに、 ほとんどのコードを Brian Somers が書き直しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/route.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/route.8 index 0601f0d2cf..290e25792a 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/route.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/route.8 @@ -1,335 +1,346 @@ .\" Copyright (c) 1983, 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)route.8 8.3 (Berkeley) 3/19/94 -.\" %Id: route.8,v 1.12 1998/07/28 06:25:33 charnier Exp % +.\" %Id: route.8,v 1.12.2.1 1999/05/04 18:41:32 ghelmer Exp % .\" .\" jpman %Id: route.8,v 1.3 1997/07/28 05:33:13 konuma Stab % .\" .Dd March 19, 1994 .Dt ROUTE 8 .Os BSD 4.4 .Sh 名称 .Nm route .Nd マニュアルでルーティングテーブルを操作する .Sh 書式 .Nm route .Op Fl dnqtv .Ar command .Oo .Op Ar modifiers .Ar args .Oc .Sh 解説 .Nm はネットワークルーティングテーブルを マニュアルで操作するユーティリティです。 通常は、 .Xr routed 8 のようなシステムルーティングテーブル管理デーモンが 保守をしているので、マニュアルでの操作は必要ありません。 .Pp .Nm ユーティリティは指定できるオプションは少数ですが、 強力なコマンド言語をサポートしています。ユーザは .Xr route 4 において解説されているプログラム可能なインタフェイスを通して、 任意の要求を指定することができます。 .Pp 以下のオプションを使用可能です: .Bl -tag -width indnent .It Fl n レポートの出力において、ホスト名とネットワーク名のシンボル名での表示を 抑止します。 (シンボル名と数字によるアドレスの変換処理には時間がかかり、 またネットワークが正常に動作している必要があります。 そのため、特にネットワークの動作の修正中には、 変換処理を行なわない方が好都合かもしれません。) .It Fl v (冗長モード) 詳細な情報を出力します。 .It Fl q 全ての出力を行ないません。 .El .Pp .Nm ユーティリティでは以下の 6 つのコマンドを提供しています。 .Pp .Bl -tag -width Fl -compact .It Cm add ルートを追加します。 .It Cm flush 全てのルートを削除します。 .It Cm delete 指定されたルートを削除します。 .It Cm change ルートの属性 (ゲートウェイなど) を変更します。 .It Cm get ある宛先に対するルートを検索し、表示します。 .It Cm monitor ルーティング情報ベースの変更、ルーティング検索の失敗、 ネットワーク分割の疑いなどの情報を継続的に報告します。 .El .Pp monitor コマンドは以下の書式です。 .Pp .Bd -filled -offset indent -compact .Nm route Op Fl n .Cm monitor .Ed .Pp flush コマンドは以下の書式です。 .Pp .Bd -filled -offset indent -compact .Nm route Op Fl n .Cm flush .Op Ar family .Ed .Pp .Cm flush コマンドが指定されると、 .Nm は全てのゲートウェイのエントリにおけるルーティングテーブルを削除します。 アドレスファミリが .Fl osi , .Fl xns , .Fl atalk , .Fl inet のいずれかの修飾子によって指定されている場合、 そのアドレスファミリの宛先を持つルートだけが削除されます。 .Pp その他のコマンドは以下の書式です。 .Pp .Bd -filled -offset indent -compact .Nm route Op Fl n .Ar command .Op Fl net No \&| Fl host .Ar destination gateway .Ed .Pp ここで .Ar destination は宛先のホストもしくはネットワークです。 .Ar gateway はパケットがルートされるべき次の中継点です。 ある特定のホストへのルートは、 .Ar destination で指定されたインターネットアドレスを解釈することによって、 ネットワークへのルートと区別されます。 オプションの修飾子 .Fl net , .Fl host が指定されると、 .Ar destination をそれぞれネットワークもしくはホストとして強制的に解釈します。 これらの修飾子がないなら、 .Ar destination -に INADDR_ANY の ``ローカルアドレス部'' が含まれるか +に INADDR_ANY +.Pq Li 0.0.0.0 +の +.Dq ローカルアドレス部 +が含まれるか .Ar destination がネットワークのシンボル名である場合はネットワークへのルート、 その他の場合はホストへのルートと想定します。 .Pp 例えば、 .Li 128.32 は .Fl host Li 128.0.0.32 として解釈されます。 .Li 128.32.130 は .Fl host Li 128.32.0.130 として、 .Fl net Li 128.32 は .Li 128.32.0.0 として、 .Fl net Li 128.32.130 は .Li 128.32.130.0 として解釈されます。 .Pp +.Ar destination +に対する +.Ar default +指定は、 +.Fl net Li 0.0.0.0 +と同じ意味であり、デフォルト経路です。 +.Pp 宛先がゲートウェイとして動作する中継点なしで、 あるインタフェイスから直接到達可能な場合、 .Fl interface 修飾子を指定しなければなりません。 この場合、指定されたゲートウェイは共通なネットワーク上の ローカルホストのアドレスとなり、 そのインタフェイスが転送に使用されることを示します。 また、インタフェイスが point to point 接続の場合、 インタフェイスをその名前で指定できます。 この場合、ローカルやリモートのアドレスが変更されても そのルートは有効のまま残ります。 .Pp オプションの修飾子 .Fl xns , .Fl osi , .Fl atalk , .Fl link はそれに続いて指定されるアドレスが、それぞれ .Tn XNS , .Tn OSI , .Tn AppleTalk アドレスファミリである、もしくはリンクレベルのアドレスであることを指定します。 これらの場合、名前はシンボル名ではなく、 数字によって指定をおこなわなければなりません。 .Pp オプションの修飾子 .Fl netmask はネットマスクオプションつきの .Tn OSI .Tn ESIS プロトコルによるリダイレクトの効果を実現するためのものです。 つまり、ネットワークインタフェイスの暗黙のネットマスクとは異なる ネットマスクをもつサブネットを手動で追加します。 (この方法によらない場合は、OSPF や ISIS ルーティングプロトコルによって 通信します。) この修飾子に続いて、アドレスパラメータ (これはネットワークマスクとして解釈されます) を指定します。 AF_INET の場合に生成される暗黙のネットワークマスクは、 このオプションを .Ar destination パラメータに続いて指定することによって、上書きすることができます。 .Pp ルートにはいくつかのフラグがあり、 そのルートを使う宛先にデータを送信する時のプロトコルの動作に 影響をおよぼします。 これらのフラグは以下の修飾子によってセット (もしくはクリア) できます。 .Bd -literal -cloning RTF_CLONING - 使用中のルートを新たにひとつ生成する。 -xresolve RTF_XRESOLVE - (外部からの検索に対して) 使用中である旨のメッ セージを発行する。 -iface ~RTF_GATEWAY - 宛先が直接到達可能。 -static RTF_STATIC - 手動でルートを追加する。 -nostatic ~RTF_STATIC - カーネルかデーモンによってルートが追加された ように振舞う。 -reject RTF_REJECT - マッチした場合に ICMP unreachable を出力する。 -blackhole RTF_BLACKHOLE - (更新中に) 何も報告せずにパケットを捨てる。 -proto1 RTF_PROTO1 - プロトコルに特有のフラグ #1 をセットする。 -proto2 RTF_PROTO2 - プロトコルに特有のフラグ #2 をセットする。 -llinfo RTF_LLINFO - プロトコルアドレスからリンクアドレスへの変換の 正当性をチェックする。 .Ed .Pp オプションの修飾子 .Fl rtt , .Fl rttvar , .Fl sendpipe , .Fl recvpipe , .Fl mtu , .Fl hopcount , .Fl expire , .Fl ssthresh によって TCP や TP4 のトランスポートレベルのプロトコルによる ルーティングのエントリ中でメインテナンスされる値の初期値を指定します。 これらは各々の修飾子の前に .Fl lock メタ修飾子を指定することによって、個別にその値をロックすることができます。 また .Fl lockrest メタ修飾子をつけることによって、 その後に続く全ての値をロックすることもできます。 .Pp .Cm change もしくは .Cm add コマンドにおいて、 .Ar destination もしくは .Ar gateway がルートを特定するのに不十分であった場合 (たとえば .Tn ISO のケースにおいて、複数のインタフェイスが同じアドレスを持っているような場合)、 .Fl ifp や .Fl ifa 修飾子を使うことによって、 インタフェイスやインタフェイスアドレスを特定することができます。 .Pp .Ar destination や .Ar gateway で指定された全てのシンボル名は、まずホスト名として .Xr gethostbyname 3 を使用して検索されます。検索に失敗した場合は、その名前をネットワーク名と見なし .Xr getnetbyname 3 によって検索されます。 .Pp .Nm はルーティングソケットと新しいメッセージタイプである RTM_ADD, RTM_DELETE, RTM_GET, RTM_CHANGE を使います。 ルーティングテーブルの変更はスーパユーザのみがおこなうことができます。 .Sh 診断 .Bl -tag -width Ds .It Sy "add [host \&| network ] %s: gateway %s flags %x" 指定されたルートがテーブルに追加されました。 出力された値は .Xr ioctl 2 の呼出しの中で使われたルーティングテーブルのエントリからのものです。 指定されたゲートウェイアドレスがそのゲートウェイのプライマリアドレス ( .Xr gethostbyname 3 によって返される最初のもの) でなかった場合、 ゲートウェイアドレスがシンボル名に加えて、数字でも表示されます。 -.It Sy "delete [ host &| network ] %s: gateway %s flags %x" +.It Sy "delete [ host \&| network ] %s: gateway %s flags %x" 指定されたルートがテーブルから削除されました。 .It Sy "%s %s done" .Cm flush コマンドが指定された場合、削除された各ルーティングテーブルエントリが この形式のメッセージで報告されます。 .It Sy "Network is unreachable" 指定されたゲートウェイが直接到達可能なネットワーク上にないために、 ルートの追加に失敗しました。 hop 数が 1 であるゲートウェイを指定しなければなりません。 .It Sy "not in table" テーブルにないエントリを削除しようとしました。 .It Sy "routing table overflow" ルートの追加を試みましたが、システムの資源が少なく、 新しいエントリを作成するためのメモリを割り当てられませんでした。 .El .Sh 関連項目 .Xr netintro 4 , .Xr route 4 , .Xr IPXrouted 8 , .Xr routed 8 .\" .Xr XNSrouted 8 .\" Xr esis 4 , .Sh 歴史 .Nm コマンドは .Bx 4.2 から登場しました。 .Sh バグ 最初の段落は多少 .Xr routed 8 の能力を大げさに書いています。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/syslogd.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/syslogd.8 index 9d57540242..d37883bb51 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/syslogd.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/syslogd.8 @@ -1,243 +1,245 @@ .\" Copyright (c) 1983, 1986, 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)syslogd.8 8.1 (Berkeley) 6/6/93 -.\" %Id: syslogd.8,v 1.16 1998/07/22 06:15:18 phk Exp % +.\" %Id: syslogd.8,v 1.16.2.1 1999/05/01 18:49:16 des Exp % .\" .\" jpman %Id: syslogd.8,v 1.3 1997/05/19 17:08:30 horikawa Stab % .\" .Dd October 12, 1995 .Dt SYSLOGD 8 .Os BSD 4.2 .Sh 名称 .Nm syslogd .Nd システムメッセージの記録をとる .Sh 書式 .Nm syslogd .Op Fl dsuv .Op Fl a Ar allowed_peer .Op Fl f Ar config_file .Op Fl m Ar mark_interval .Op Fl p Ar log_socket .Op Fl l Ar path .Sh 解説 .Nm デーモンは設定ファイルに指定された通りに、システムコンソール、 ログファイル、他のマシンやユーザへのメッセージを読み込み、記録します。 オプションには以下のものがあります。 .Bl -tag -width indent .It Fl a Ar allowed_peer .Ar allowed_peer がこの .Nm に UDP データグラムを使用してログすることを許します。複数の .Fl a オプションを指定可能です。 .Pp .Ar allowed_peer は以下のいずれかです: .Bl -tag -width "ipaddr/masklen[:service]XX" .It Ar ipaddr/masklen Ns Op Ar :service .Ar ipaddr (通常のドット表記の 4 つ組) からのデータグラムを受け付けます。 アドレス比較の際、 .Ar masklen ビットを考慮します。 .Ar service が指定された場合、パケット送出元が属すべき UDP service の名前もしくは番号となります ( .Xr services 5 参照)。 .Ar service に .Ql \&* を指定すると、全ての UDP ポートから送信されたパケットを受け付けます。 デフォルトの .Ar service は .Ql syslog です。 .Ar masklen を指定しないと、 .Ar ipaddr がクラス A もしくは B のアドレス範囲に属す場合にはそれぞれ 歴史的なクラス A もしくは B のネットマスクが使用され、 そうでない場合には 24 が使用されます。 .It Ar domainname Ns Op Ar :service 送信アドレスのアドレス逆引きにおいて .Ar domainname が得られたデータグラムを受け付けます。 .Ar service の意味は前述の通りです。 .It Ar *domainname Ns Op Ar :service 上述の通りですが、送信ホスト名が .Ar domainname で .Em 終る 全てのホストから受け付けます。 .El .It Fl d .Nm をデバッグモードで実行します。これは恐らく、 .Nm の開発者にのみ役立ちます。 .It Fl f 代りの設定ファイルのパス名を指定します。 デフォルトは .Pa /etc/syslog.conf です。 .It Fl m .Dq mark されたメッセージの間隔を分単位で指定します。 デフォルトは 20 分です。 .It Fl p 代りに使用するログ用ソケットのパス名を指定します。 デフォルトは .Pa /var/run/log です。 .It Fl l .Nm syslogd が追加のログ用ソケットを置く場所を指定します。 19 個まで追加のログ用ソケットを指定可能です。 主な用法は、 様々に chroot したファイル空間において追加のログ用ソケットを .Pa /dev/log に置くというものです。 .It Fl s セキュアモードで操作します。リモートマシンからのログメッセージをログしません。 +1 度指定すると、 メッセージは受信計数され、 カウントが 2 の羃乗を越える時にログエントリが生成されます。 +2 度指定すると、ネットワークソケットを全くオープンしません。 .It Fl u ただ 1 つの優先度のログのみ行います。 指定した優先度のメッセージのみログします。 このオプションを指定しないと、指定した優先度以上のメッセージがログされます。 このオプションにより、デフォルトの比較を .Dq => から .Dq = に変更します。 .It Fl v 冗長なログを行います。1 度指定すると、ローカルに書き込まれたメッセージと共に、 ファシリティと優先度が数値でログされます。 複数回指定すると、ローカルに書き込まれたメッセージと共に、 ファシリティと優先度が名前でログされます。 .El .Pp .Nm デーモンは 起動時と hangup シグナルを受けとった時はいつでも設定ファイルを 読み込みます。 設定ファイルのフォーマットに関する情報は、 .Xr syslog.conf 5 参照して下さい。 .Pp .Nm デーモンは .Tn UNIX ドメインソケット .Pa /var/run/log、 .Pa /etc/services で指定されるインターネットドメインソケット および特殊デバイス .Pa /dev/klog (カーネルメッセージを読むため) からメッセージを読み込みます。 .Pp .Nm デーモンはファイル .Pa /var/run/syslog.pid を作成し、プロセス ID を記録します。 これは .Nm を kill や、設定ファイルを読み込ませるために使えます。 .Pp .Nm に送られるメッセージは単一の行で構成されます。このメッセージは先頭に 優先順位コードを含んでいます。このコードは .Sq Aq 5 のように括弧でくくられた 10 進数から構成されており、インクルードファイル .Aq Pa sys/syslog.h で定義されている優先順位に対応します。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /var/run/syslog.pid -compact .It Pa /etc/syslog.conf コンフィギュレーションファイル .It Pa /var/run/syslog.pid 動作中の .Nm のプロセス ID .It Pa /var/run/log .Tn UNIX ドメインデータグラムのログ用ソケットの名前 .It Pa /dev/klog カーネルログ用のデバイス .El .Sh 関連項目 .Xr logger 1 , .Xr syslog 3 , .Xr services 5 , .Xr syslog.conf 5 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .Bx 4.3 から登場しました。 .Pp .Fl a , .Fl s , .Fl u , .Fl v のオプションは .Fx 2.2 における拡張です。 .Sh バグ UDP パケットで受けとったメッセージを記録する能力は認証されていない ディスクを溢れさせるリモートサービスと等価であり、恐らくデフォルトで無効に されるべきです。ある種の .Nm 間の認証メカニズムが用意されるべきでしょう。 最悪の無駄遣いを避けるために、 .Fl a オプションの使用を強く勧めます。 .Pp .Fl a のマッチングアルゴリズムは非常に効率的には見えません; ドメイン名比較より、数値による IP アドレスを使用する方が高速です。 許可されたピアのリストの検索は線型に行なわれるため、 多くのメッセージを受け付けると予測されるピアグループは .Fl a リストの最初の方に置くべきです。 .Pp ログ用ソケットは読み込み専用のルートファイルシステムの扱いを容易にする ために .Pa /dev から移されました。このことは古いバイナリを混乱させるかもしれないので、 過渡期の間はシンボリックリンクが役に立つでしょう。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/tzsetup.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/tzsetup.8 index ff6a0bbadb..92ffd7154b 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/tzsetup.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/tzsetup.8 @@ -1,76 +1,131 @@ .\" Copyright (c) 1996 Wolfram Schneider . Berlin. .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHOR AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" -.\" %Id: tzsetup.8,v 1.8 1997/10/27 07:49:45 charnier Exp % +.\" %Id: tzsetup.8,v 1.8.2.1 1999/05/02 12:18:52 kris Exp % +.\" .\" jpman %Id: tzsetup.8,v 1.3 1997/07/22 17:04:38 horikawa Stab % - .Dd January 1996 .Dt TZSETUP 8 .Os FreeBSD - .Sh 名称 .Nm tzsetup .Nd ローカルタイムゾーンを設定する - .Sh 書式 .Nm tzsetup .Op Fl n - +.Op Ar default .Sh 解説 .Nm -は、メニューによるローカルタイムゾーンの設定を行うためのプログラムです。 -もっとも良くあなたの場所を表現している大陸と (例えば、あなたの首都の様な) -都市を選びます。すると +プログラムは、タイムゾーン情報データベースを読み込み、 +メニューをユーザに提供してタイムゾーンを選択させます。 +ユーザはデータベースのレイアウトの詳細を知る必要はありません。 +選択されたゾーンは、システムのデフォルトのゾーンとしてインストールされます。 +また .Nm -が全ての仕事を行ってくれます。 +は、ハードウェアクロックが +.Tn UTC +でないシステムにおいてなんらかの修正が必要か否かを判定します。 .Pp 以下のオプションが使用可能です: -.Bl -tag -width indent +.Bl -tag -offset indent -width Fl .It Fl n -実際には何も行わない。 +ファイルの生成やコピーを行いません。 +.El +.Pp +コマンドラインで +.Ar default +を指定することにより、メニューシステムを略すことができます; +これは主に、設定済のインストールスクリプトのためにあります。 +.Sh タイムゾーンデータベース +タイムゾーンデータベースの内容は、 +.Pa /usr/share/zoneinfo/zone.tab +でインデックスされます。 +このファイルは、各タイムゾーンデータファイルに対し、 +.Tn ISO +3166 領土コードと、 +.Pq Tn ISO No 6709 書式の +おおよその地理的な位置と、領土内の場所を列挙します。 +.Pp +データベースの管理者は、次の方針で管理を行います: +.Bl -enum -offset indent +.It +国または居住者のない地理的な領土おのおのに対し、 +最低 1 個のゾーンを割り当てます。 +.It +.Ux +の基準時点 ( +.Tn GMT +1970 年 1 月 1 日) からのタイムゾーンの履歴の記述されている、 +区別するものおのおのに対し、 +1 個のゾーンを割り当てます。 +.It +各ゾーンの名前は、その中で最も人口の多い都市からとります。 +(可能であれば、データベースには 1970 以前のその都市の歴史を含めます。) .El - +データベース +.Pq Pa /usr/src/share/zoneinfo/[a-z]* +のソースコードには、 +さらに多くのコメントと歴史的な事情に関する文書への参照が含まれています。 .Sh バグ -変更が効果を持つためには、機械をリブートする必要があります。 - +.Nm +が +.Pa /etc/localtime +を生成または更新したときにすでに実行中であるプログラムは、 +更新されたタイムゾーンを反映しません。 +システムが最初に非 +.Tn UTC +ハードウェアクロックに設定されたときには、 +.Xr adjkerntz 8 +を実行する必要があります (通常システム起動時に実行されます)。 +これは、正しいタイムゾーンオフセットに関するカーネルの理解を +更新する必要があるためです。 .Sh 関連ファイル -.Bl -tag -width /etc/wall_cmos_clock -compact +.Bl -tag -width /usr/share/zoneinfo/zone.tab -compact .It Pa /etc/localtime 現在のタイムゾーンのファイル -.It Pa /usr/share/zoneinfo -ゾーン情報ファイルのためのディレクトリ .It Pa /etc/wall_cmos_clock .Xr adjkerntz 8 を見てください。 +.It Pa /usr/share/misc/iso3166 +.Tn ISO +3166 領土コードから名前へのマッピング +.It Pa /usr/share/zoneinfo +ゾーン情報ファイルを置くディレクトリ +.It Pa /usr/share/zoneinfo/zone.tab +タイムゾーンファイルから国と場所へのマッピング .El - .Sh 関連項目 .Xr date 1 , .Xr adjtime 2 , .Xr ctime 3 , .Xr timezone 3 , .Xr tzfile 5 , .Xr adjkerntz 8 , .Xr zdump 8 , .Xr zic 8 +.Sh 否認証明 +各地に対して特定の国や領土と関連付けているのは、識別だけを目的としています。 +なんらかの領土問題に対する +.Tn FreeeBSD +Project の支持や拒否を意図しているのではありません。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/vinum.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/vinum.8 index 7b4d37d153..396ebb7f0c 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/vinum.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/vinum.8 @@ -1,2132 +1,2214 @@ .\" Hey, Emacs, edit this file in -*- nroff-fill -*- mode .\"- .\" Copyright (c) 1997, 1998 .\" Nan Yang Computer Services Limited. All rights reserved. .\" .\" This software is distributed under the so-called ``Berkeley .\" License'': .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by Nan Yang Computer .\" Services Limited. .\" 4. Neither the name of the Company nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" This software is provided ``as is'', and any express or implied .\" warranties, including, but not limited to, the implied warranties of .\" merchantability and fitness for a particular purpose are disclaimed. .\" In no event shall the company or contributors be liable for any .\" direct, indirect, incidental, special, exemplary, or consequential .\" damages (including, but not limited to, procurement of substitute .\" goods or services; loss of use, data, or profits; or business .\" interruption) however caused and on any theory of liability, whether .\" in contract, strict liability, or tort (including negligence or .\" otherwise) arising in any way out of the use of this software, even if .\" advised of the possibility of such damage. .\" -.\" %Id: vinum.8,v 1.5.2.3 1999/04/06 08:59:36 grog Exp % +.\" %Id: vinum.8,v 1.5.2.4 1999/05/05 05:13:09 grog Exp % .\" .\" jpman %Id: vinum.8,v 1.3 1999/01/05 15:15:53 horikawa Stab % .\" WORD: attach 結合 (する) .Dd 28 March 1999 .Dt vinum 8 .Sh 名称 .Nm vinum .Nd 論理ボリュームマネージャの制御プログラム .Sh 書式 .Nm .Op command .Op Fl options .Sh コマンド -.Cd create -.Fl f -.Ar description-file +.Cd create Op Fl f Ar description-file .in +1i .Ar description-file の記述に従ってボリュームを作成します。 .in .\" XXX remove this .Cd attach Ar plex Ar volume .Op Nm rename .Cd attach Ar subdisk Ar plex Ar [offset] .Op Nm rename .in +1i プレックスをボリュームに、またはサブディスクをプレックスに結合します。 .in .\" XXX remove this .Cd debug .in +1i ボリュームマネージャをカーネルデバッガに移行させます。 .in .Cd debug .Ar flags .in +1i デバッグフラグを設定します。 .in .Cd detach .Op Ar plex | subdisk .in +1i 結合されていたボリュームやプレックスから、プレックスやサブディスクを分離します。 .in .Cd info .Op Fl v .in +1i ボリュームマネージャの状態を表示します。 .in .Cd init .Op Fl v +.Op Fl w +.Ar plex .in +1i .\" XXX 下位の全サブディスクに 0 を書き込んでそのプレックスを初期化します。 .in .Cd label .Ar volume .in +1i ボリュームラベルを作成します。 .in .Cd list .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op volume | plex | subdisk .in +1i 指定したオブジェクトの情報を表示します。 .in .Cd l .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op volume | plex | subdisk .in +1i 指定したオブジェクトの情報を表示します ( .Cd list コマンドの別形式)。 .in .Cd ld .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op volume .in +1i ドライブの情報を表示します。 .in .Cd ls .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op subdisk .in +1i サブディスクの情報を表示します。 .in .Cd lp .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op plex .in +1i プレックスの情報を表示します。 .in .Cd lv .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op volume .in +1i ボリュームの情報を表示します。 .in .Cd printconfig -.Pa file +.Op Pa file .in +1i 現在の設定のコピーを .Pa file へ書き込みます。 .in .Cd makedev .in +1i .Ar /dev/vinum にデバイスノードを再作成します。 .in .Cd quit .in +1i 対話モード時に、 .Nm プログラムを終了します。通常 .Ar EOF 文字を入力することにより実現できます。 .in .Cd read .Ar disk Op disk... .in +1i 指定したディスクから .Nm の設定を読み出します。 .in .Cd rename Op Fl r .Ar [ drive | subdisk | plex | volume ] .Ar newname .in +1i 指定したオブジェクトの名前を変更します。 .ig .XXX .in .Cd replace .Ar [ subdisk | plex ] .Ar newobject .in +1i オブジェクトを同一の他のオブジェクトと入れ換えます。XXX まだ実装されていません。 .. .in .Cd resetconfig .in +1i すべての .Nm の設定をリセットします。 .in .Cd resetstats .Op Fl r .Op volume | plex | subdisk .in +1i 指定したオブジェクトの統計情報をリセットします。指定がない場合はすべての オブジェクトが対象です。 .in .Cd rm .Op Fl f .Op Fl r .Ar volume | plex | subdisk .in +1i オブジェクトを削除します。 .in .Cd saveconfig .in +1i .Nm の設定をディスクへ保存します。 .in .ig XXX .Cd set .Op Fl f .Ar state .Ar volume | plex | subdisk | disk .in +1i オブジェクトの状態を \fIstate\fP\| に設定します。 .in .. .Cd setdaemon .Op value .in +1i デーモンの設定を与えます。 .in .Cd start +.in +1i +全 vinum ドライブから設定を読み込みます。 +.in +.Cd start .Op volume | plex | subdisk .in +1i システムがオブジェクトへアクセスできるようにします。 .in .Cd stop .Op Fl f .Op volume | plex | subdisk .in +1i オブジェクトへのアクセスを終了させます。 パラメータを指定しないと、 .Nm を停止させます。 .in .Sh 解説 .Nm は \fBVinum\fP\| 論理ボリュームマネージャと通信するための ユーティリティプログラムです。 ボリュームマネージャの詳細については .Xr vinum 4 を参照してください。 .Xr vinum 8 は対話形式と、単独のコマンドを実行する形式のいずれも実行可能になっています。 コマンドを伴わずに .Nm を起動すると対話形式になる一方、引数としてコマンドを指定するとそのコマンド だけを実行します。 対話モードでは、 .Nm はコマンドラインヒストリを保持します。 .Ss オプション .Nm のコマンドにはオプションを付加することができます。どのコマンドにも 下記オプションのどれでも指定することができますが、指定しても変化がない場合も あります。 その場合にはそのオプションは無視されます。例えば、 .Nm stop コマンドは .Fl v オプションと .Fl V オプションを無視します。 .Bl -hang -.It Cd -v -.Nm -v -オプションはどのコマンドにも使えて、より詳細な情報を引き出します。 -.It Cd -V -.Nm -V -オプションはどのコマンドにも使えて、 -.Nm -v -オプションが表示するものよりさらに詳細な情報を引き出します。 -.It Cd -f -.Nm -f +.Nm Fl f +.Fl f +.if t (``force: 強制'') +.if n ("force: 強制") オプションは安全性の確認を無効にします。細心の注意を払って 使用して下さい。 このオプションは緊急時にのみ使用するものです。例えば、 コマンド .Bd -unfilled -offset indent rm -f myvolume .Ed .Pp は -.Nm myvolume +.Ar myvolume がオープンされていたとしても削除します。以降、このボリュームに アクセスすると、ほぼ確実にパニックを起こします。 -.It Cd -r -.Nm -r +.It Fl -r +.Fl r .if t (``recursive: 再帰的'') .if n ("recursive: 再帰的") オプションは表示系のコマンドで使い、 指示したオブジェクト だけでなく、下位のオブジェクトの情報も表示します。 例えば、 .Nm lv コマンドとともに使われる場合、 -.Nm -r +.Fl r オプションは対象のボリュームに属するプレックスとサブディスクの情報も表示します。 -.It Cd -s -.Nm -s +.It Fl s +.Fl s +.if t (``statistics: 統計'') +.if n ("statistics: 統計") オプションは表示系のコマンドで統計情報を表示するために使います。 +.It Fl v +.Fl v +.if t (``verbose: 冗長'') +.if n ("verbose: 冗長") +オプションは、 +任意のコマンドにおいて、さらに詳細な情報を要求するために使用します。 +.It Fl V +The +.Fl V +.if t (``Very verbose: とても冗長'') +.if n ("Very verbose: とても冗長") +オプションは、 +任意のコマンドにおいて、 +.Fl v +オプションが提供するものよりもさらに詳細な情報を要求するために使用します。 +.It Fl w +.Fl w +.if t (``wait: 待ち'') +.if n ("wait: 待ち") +オプションは、 +.Nm init +のように通常はバックグラウンドで実行するコマンドの完了を、 +.Nm +に待たせます。 .El .Pp .Ss コマンドの詳細 .Pp .Nm コマンドは以下の機能を実行します。 .Bl -hang .It Nm attach Ar plex Ar volume .Op Nm rename .if n .sp -1v .if t .sp -.6v .It Nm attach Ar subdisk Ar plex Ar [offset] .Op Nm rename .sp .Nm .Ar attach は指定されたプレックスやサブディスクをそれぞれボリュームやプレックスに 組み込みます。サブディスクに ついては、プレックス中の始点 (オフセット) を指定することができます。 指定がない場合、 サブディスクは有効な最初の位置に結合されます。空でないボリュームにプレックスが 結合されると、 .Nm はそのプレックスを再統合します。 .Pp .Nm rename キーワードが指定されると、 .Nm はオブジェクトの (プレックスの場合には下位のサブディスクの) 名前を変更して デフォルトの .Nm 命名規則に合わせます。 .Pp サブディスク結合に際しては、いくつか考慮すべきことがあります: .Bl -bullet .It サブディスクの結合対象は、通常、コンカチネート化プレックスのみです。 .It ストライプ化プレックスおよび RAID-5 プレックスにおいて サブディスクが失われた場合 (例えばドライブの故障後など)、 当該サブディスクを置き換えられるのは同じ大きさのサブディスクだけです。 別のサブディスクを結合することは、現在許されていません。 .It コンカチネート化プレックスに対しては、 .Ar offset パラメータが、プレックスの先頭からのブロック単位のオフセットを指定します。 ストライプ化プレックスおよび RAID-5 プレックスに対しては、 本パラメータは、サブディスクの最初のブロックのオフセットを指定します。 別の表現をするなら、オフセットは、 サブディスクの数値指定による位置とストライプの大きさとの積になります。 例えば、ブロックの大きさが 256k のプレックスでは、 最初のサブディスクはオフセット 0 に、2 番目のオフセットは 256k に、 3 番目は 512k に、などとなります。 この計算では、RAID-5 プレックスのパリティブロックは無視されます。 .El -.It Nm create Fl f Ar description-file +.It Nm create Op Fl f Ar description-file .sp .Nm .Ar create はどのオブジェクトの作成にも使われます。相互の関連性が比較的複雑で .Nm オブジェクトの作成には潜在的に危険があることを考慮して、この機能には対話的な -インタフェースはありません。詳細は後述の設定ファイルの節を参照して下さい。 +インタフェースはありません。 +ファイル名を指定しないと、 +.Nm +は一時ファイルに対してエディタを起動します。 +環境変数 +.Ev EDITOR +が設定されている場合、 +.Nm +はこのエディタを起動します。設定されていない場合のデフォルトは +.Nm vi +です。 +詳細は後述の設定ファイルの節を参照して下さい。 .Pp .Nm の .Ar create 機能は加法的であることに注意してください: 複数回実行すると、名前付けしていない全オブジェクトのコピーを、 複数生成することになります。 .Pp 通常 .Nm create は既存の .Nm ドライブの名前を変更しません。これは、誤って消去してしまうのを避けるためです。 不要な .Nm ドライブを破棄する正しい方法は、 .Nm resetconfig コマンドで設定をリセットすることです。 しかし、起動できない .Nm ドライブ上に新規データを生成する必要がある場合があります。 この場合、 .Nm create Fl f を使用してください。 .It Nm debug .Pp .Nm .Ar debug はリモートカーネルデバッガに入るために使用します。これは .Nm が .Ar VINUMDEBUG オプション付きで作成されている場合にのみ実行可能です。 このオプションはカーネルデバッガから抜け出るまでオペレーティング システムの実行を停止させます。 リモートデバッグが設定されており、 カーネルデバッガへのリモートコネクションがないと、 デバッガから抜け出るためにはシステムをリセットしてリブート することが必要になります。 .It Nm debug .Ar flags .Pp 内部デバッグフラグのビットマスクを設定します。 本製品が改良されるにつれ、このビットマスクは警告無しに変更されるでしょう。 確認のために、ヘッダファイル .Pa sys/dev/vinumvar.h を見てください。 ビットマスクは次の値から構成されます: .Bl -hang .It DEBUG_ADDRESSES (1) .br リクエスト中のバッファ情報を表示します。 .It DEBUG_NUMOUTPUT (2) .br .Dv vp->v_numoutput の値を表示します。 .It DEBUG_RESID (4) .br .Fd complete_rqe においてデバッガに移行します。 .It DEBUG_LASTREQS (8) .br 最新のリクエストのリングバッファを保存します。 .It DEBUG_REVIVECONFLICT (16) .br 再生における衝突に関する情報を表示します。 .It DEBUG_EOFINFO (32) .br ストライププレックスで EOF を返すとき、内部状態の情報を表示します。 .It DEBUG_MEMFREE (64) .br 最後にメモリアロケータが解放したメモリ領域に関する循環リストを管理します。 .It DEBUG_REMOTEGDB (256) .br .Nm debug コマンドが発行されたときに、リモート .Ic gdb に移行します。 .El .It Nm detach Op Fl f .Ar plex .if n .sp -1v .if t .sp -.6v .It Nm detach Op Fl f .Ar subdisk .sp .Nm .Ar detach は指定されたプレックスやサブディスクを、 結合されているボリュームやプレックスから 分離します。分離するとボリュームのデータが欠ける可能性のある 場合、この操作は .Fl f オプションを指定しない限り実行されません。 オブジェクトが上位のオブジェクトに従った名前になっている場合 (例えば、プレックス vol1.p7 に結合されているサブディスク vol1.p7.s0 の場合)、 その名前は頭に .if t ``ex-'' .if n "ex-" がついたものに変更されます (例えば ex-vol1.p7.s0 に変更されます)。 その後の処理で必要であれば、その名前から頭の部分が外されます。 .Pp ストライプ化プレックスおよび RAID-5 プレックスにおいては、 .Nm detach はサブディスク数を減らしません。 その代わり、サブディスクには存在しないという印が付けられ、後で .Nm attach コマンドを使用して交換可能となります。 .It Nm info .br .Nm .Ar info は .Nm のメモリ使用に関する情報を表示します。これは主にデバッグのためのものです。 .Fl v オプションを付けると、使用中のメモリ領域についての詳細な情報を表示します。 .Pp .Fl V オプションを付けると、 .Nm ドライバが扱った最大 64 個までの最近の I/O リクエストに関する情報を、 .Ar info は表示します。 この情報は、デバッグフラグ 8 が設定されているときのみ収集されます。 書式は次のようになります: .Pp .Bd -literal vinum -> info -V Flags: 0x200 1 opens Total of 38 blocks malloced, total memory: 16460 Maximum allocs: 56, malloc table at 0xf0f72dbc Time Event Buf Dev Offset Bytes SD SDoff Doffset Goffset 14:40:00.637758 1VS Write 0xf2361f40 0x5b03 0x10 16384 14:40:00.639280 2LR Write 0xf2361f40 0x5b03 0x10 16384 14:40:00.639294 3RQ Read 0xf2361f40 0x427 0x104109 8192 19 0 0 0 14:40:00.639455 3RQ Read 0xf2361f40 0x417 0xd2109 8192 17 0 0 0 14:40:00.639529 3RQ Read 0xf2361f40 0x40f 0x6e109 8192 16 0 0 0 14:40:00.652978 4DN Read 0xf2361f40 0x427 0x104109 8192 19 0 0 0 14:40:00.667040 4DN Read 0xf2361f40 0x40f 0x6e109 8192 16 0 0 0 14:40:00.668556 4DN Read 0xf2361f40 0x417 0xd2109 8192 17 0 0 0 14:40:00.669777 6RP Write 0xf2361f40 0x427 0x104109 8192 19 0 0 0 14:40:00.685547 4DN Write 0xf2361f40 0x427 0x104109 8192 19 0 0 0 .Ed .Pp .Ar Buf フィールドは、ユーザバッファヘッダのアドレスを常に含みます。 ユーザリクエストに関連付けられるリクエスト (複数可) を識別するために 使用できますが、100% 信頼できるものというわけではありません: 理論的には、シーケンス中の 2 個のリクエストが同じバッファヘッダを使い得ますが、 これは一般的ではありません。 リクエストの先頭は、イベント .Ar 1VS で識別可能です。 前記の例では、複数のリクエストが単一のユーザリクエストに含まれています。 .Pp .Ar Event フィールドは、 リクエストチェーン中のイベントシーケンスに関連する情報を含みます。 .Ar 1 から .Ar 6 までの数字はイベントの大まかなシーケンスを示し、 2 文字の省略形は位置のニーモニックです。 .Bl -hang .It 1VS (vinum の strategy) .Fd vinumstrategy の入口にある、ユーザリクエストに関する情報を表示します。 デバイス番号は .Nm デバイスであり、オフセットと長さはユーザパラメータです。 本ニーモニックは、常にリクエストシーケンスの先頭になります。 .It 2LR (リクエスト発行) 関数 .Fd launch_requests において低レベル .Nm リクエストを発行する直前の、ユーザリクエストを表示します。 パラメータは .Ar 1VS の情報と同じはずです。 .Pp ここから後のリクエストでは、利用可能である場合、 .Ar Dev は関連付けられたディスクパーティションのデバイス番号であり、 .Ar Offset はパーティションの先頭からのオフセットであり、 .Ar SD は .Dv vinum_conf 中のサブディスクインデックスであり。 .Ar SDoff はサブディスクの先頭からのオフセットであり、 .Ar Doffset は関連付けられたデータリクエストのオフセットであり、 .Ar Goffset は関連付けられたグループリクエストのオフセットです。 .It 3RQ (リクエスト) 高レベルのリクエストを満たすために発行される、 いくつかありうる低レベル .Nm リクエストのうちのひとつを表示します。 この情報は、 .Fd launch_requests においても記録されます。 .It 4DN (完了) .Fd complete_rqe から呼ばれ、リクエストの完了を表示します。 この完了は、ステージ .Ar 4DN において .Fd launch_requests から発行されたリクエストか、またはステージ .Ar 5RD か .Ar 6RP の .Fd complete_raid5_write から発行されたリクエストにマッチするはずです。 .It 5RD (RAID-5 データ) .Fd complete_raid5_write から呼ばれ、 パリティ計算後に RAID-5 データストライプへ書き込まれたデータを表現します。 .It 6RP (RAID-5 パリティ) .Fd complete_raid5_write から呼ばれ、 パリティ計算後に RAID-5 パリティストライプへ書き込まれたデータを表現します。 .El .\" XXX -.It Nm init Ar plex +.It Nm init Op Fl w +.Ar plex .Pp .Nm .Ar init は指定したプレックスのすべてのサブディスクに 0 を書き込んでプレックスを初期化 します。これはプレックス中のデータに矛盾のないことを確実にする唯一の方法です。 RAID-5 プレックスの使用前には、この初期化が必要です。 他の新規プレックスに対しても、この初期化を推奨します。 -.Pp .Nm はプレックス中のすべてのサブディスクを並行して初期化します。 この操作には長い時間が -かかるため、バックグラウンドで実行されます。 +かかるため、通常バックグラウンドで実行されます。 +このコマンドの完了を待ちたい場合、 +.Fl w +(待ち) オプションを使用してください。 .Nm は初期化が完了するとコンソールメッセージを出力します。 .It Nm label .Ar volume .Pp .Nm label コマンドは、ボリュームに .Ar ufs 形式のボリュームラベルを書き込みます。これは適切に .Ar disklabel を呼び出すことに対しての、単純な代替方法です。 いくつかの .Ar ufs コマンドはラベルを入手するために正規の .Ar ioctl コールを使わず、依然としてラベルを捜してディスクの読み込みを行う ため、このコマンドは必要になります。 .Nm はボリュームのデータとは別にボリュームラベルを保持しているため、この コマンドは .Ar newfs 用には必要ありません。 このコマンドの価値は低下しています。 .Pp .It Nm list .Op Fl r .Op Fl V .Op volume | plex | subdisk .if n .sp -1v .if t .sp -.6v .It Nm l .Op Fl r .Op Fl V .Op volume | plex | subdisk .if n .sp -1v .if t .sp -.6v .It Nm ld .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op volume .if n .sp -1v .if t .sp -.6v .It Nm ls .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op subdisk .if n .sp -1v .if t .sp -.6v .It Nm lp .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op plex .if n .sp -1v .if t .sp -.6v .It Nm lv .Op Fl r .Op Fl s .Op Fl v .Op Fl V .Op volume .Pp .Ar list は指定したオブジェクトの情報を表示するために使われます。引数が省略されると .Nm が認識しているすべてのオブジェクトについての情報が表示されます。 .Ar l コマンドは .Ar list と同じものです。 .Pp .Fl r オプションはボリュームとプレックスに関連します。 指定されると、そのオブジェクト下位のサブディスクと (ボリュームに対しては) プレックスの情報を再帰的に表示します。 .Ar lv , .Ar lp , .Ar ls , .Ar ld のコマンドは、それぞれボリューム、プレックス、サブディスク、そしてドライブの 情報だけを表示します。これはパラメータを指定しないで使う場合に特に有用です。 .Pp .Fl s オプションで .Nm は装置の統計情報を出力するようになり、 .Op Fl v (verbose: 饒舌な) オプションはいくらかの付加情報を出力させ、 そして .Op Fl V は数多くの付加情報を出力させます。 .It Nm makedev .br .Nm makedev コマンドは、ディレクトリ /dev/vinum を除去した上で、 現在の設定を反映するようなデバイスノードと共にこのディレクトリを再作成します。 本コマンドは、通常の場合に使用されることを意図していません。 非常時にのみ使用するために提供しています。 .Pp .It Nm quit 対話モードで実行中のときに、 .Nm プログラムを終了します。通常は、文字 .Ar EOF を入力することで実現できます。 -.It Nm printconfig Pa file +.It Nm printconfig Op Pa file 現在の設定のコピーを、 .Nm 設定を再生成可能な書式で、 .Pa file に書き込みます。 ディスク上に保存された設定とは違い、ドライブの定義を含みます。 +.Pa file +を指定しないと、 +.Nm +は一覧を +.Pa stdout +へ書き込みます。 .It Nm read .Ar disk Op disk... .Pp .Nm read コマンドは、指定したディスクを走査し、作成済の設定情報を含む .Nm パーティションを探します。 そして、最近更新されたものから過去に更新されたものの順番で、 設定を読み込みます。 .Nm は最新のすべての設定情報を各ディスクパーティションに保持しています。 このコマンドの パラメータとして、設定の中の全スライスを指定する必要があります。 .Pp .Nm read コマンドは、他の .Nm パーティションを持つシステム上で、 .Nm 設定を選択的にロードすることを意図しています。 システム上の全パーティションを起動したい場合、 .Nm start コマンドを使用する方が簡単です。 .Pp 本コマンド実行時に .Nm がエラーになると、 ディスク上のコピーが壊れないようにするため、自動的な設定更新を無効にします。 これは、ディスク上の設定が、設定エラーを示す (例えば、有効な空間指定を持たないサブディスク) 場合にも同様です。 再度更新をオンにするには、 .Nm setdaemon と .Nm saveconfig のコマンドを使用してください。 デーモンオプションマスクのビット 4 をリセットして、 設定保存を再度有効にしてください。 .It Nm rename .Op Fl r .Ar [ drive | subdisk | plex | volume ] .Ar newname .Pp 指定したオブジェクトの名前を変更します。 .Fl r オプションが指定されると、下位のオブジェクトがデフォルトの規則に従って命名され ます。プレックスの名前はボリューム名に .p\f(BInumber\fP を付加して作られ、 サブディスクの名前はプレックス名に .s\f(BInumber\fP を付加して作られます。 .It Nm replace .Ar [ subdisk | plex ] .Ar newobject .Pp 指定したオブジェクトを同一の他のオブジェクトで置き換えます。このコマンドはまだ 実装されていません。 .It Nm resetconfig .Pp .Nm resetconfig コマンドはシステム内の .Nm 設定を完全に削除します。設定を完全に消去したい場合にだけ使って下さい。 .Nm は確認を求めます。NO FUTURE (前途なし) という語句を以下の通りに入力する必要が あります。 .Bd -unfilled -offset indent # \f(CBvinum resetconfig\f(CW WARNING! This command will completely wipe out your vinum configuration. All data will be lost. If you really want to do this, enter the text NO FUTURE Enter text -> \f(BINO FUTURE\fP Vinum configuration obliterated (訳注: ここから上記テキストの翻訳です) 警告! このコマンドはあなたの vinum 設定を完全に消し去ります。 全データは失われます。本当にこれを実行したい場合は、語句 NO FUTURE を入力して下さい。 入力してください -> \f(BINO FUTURE\fP vinum の設定は削除されました。 (訳注: ここまで上記テキストの翻訳です) .Ed .ft R .Pp メッセージが示すように、どたん場のコマンドです。 既存の設定をもう見たくもないとき以外は、このコマンドを使わないでください。 .It Nm resetstats .Op Fl r .Op volume | plex | subdisk .Pp .Nm は各オブジェクトについて多数の統計カウンタを保持しています。詳細は ヘッダファイル .Fi vinumvar.h を参照して下さい。 .\" XXX 仕上がったらここに入れる これらのカウンタをリセットするためには .Nm resetstats コマンドを使って下さい。 .Fl r オプションも共に指定すると、 .Nm は下位のオブジェクトのカウンタもリセットします。 .It Nm rm .Op Fl f .Op Fl r .Ar volume | plex | subdisk .Pp .Nm rm はオブジェクトを .Nm 設定から消去します。ひとたびオブジェクトが消去されるとそれを復旧する方法は ありません。通常 .Nm はオブジェクトを消去する前に数多くの一貫性確認を行います。 .Fl f オプションを指定すると、 .Nm はこの確認を省略し、オブジェクトを無条件に消去します。このオプションは細心の 注意を払って使用して下さい。ボリューム上のすべてのデータを失うことも あり得ます。 .Pp 通常、 .Nm は下位にプレックスを持つボリュームや、下位にサブディスクを持つプレックスを 消去することを拒否します。 .Fl f フラグを指定すると、 .Nm は無条件にオブジェクトを消去します。または .Fl r (recursive: 再帰的) フラグを使うことで、同様に下位のオブジェクトを 消去することができます。 .Fl r フラグを付けてボリュームを消去すると、プレックスとそれに属するサブディスクも 消去します。 .It Nm saveconfig .Pp 現在の設定をディスクに保存します。 本コマンドの第一義は整備用です。 例えば、起動時にエラーが発生した場合、更新は無効化されます。 再度有効化しても、設定は自動的にはディスクへ保存されません。 このコマンドを使用して設定を保存してください。 .ig .It Nm set .Op Fl f .Ar state .Ar volume | plex | subdisk | disk .Nm set は指定したオブジェクトに、妥当な状態 (下記「オブジェクト状態」参照) のひとつを セットします。 通常、 .Nm は変更を加える前に非常に多くの一貫性の調査を実行します。 .Fl f オプションを指定すると、 .Nm はこの調査を省略し、無条件に変更を行います。このオプションは大いに注意して 使って下さい。ボリューム上のすべてのデータを失うこともあり得ます。 .\"XXX .Nm このコマンドはまだ実装されていません。 .. .It Nm setdaemon .Op value .Pp .Nm setdaemon は .Nm デーモンの変数ビットマスクを設定します。 本コマンドは一時的なものであり、将来置き換えられます。 現在、ビットマスクにはビット 1 (全アクションを syslog へ記録する) と ビット 4 (設定を更新しない) があります。 オプションビット 4 はエラー回復時に有用かもしれません。 .It Nm start .Op volume | plex | subdisk .Pp .Nm start は 1 つまたはそれ以上の .Nm オブジェクトを起動します ( .Ar up 状態に移行させます)。 .Pp オブジェクト名を指定しないと、システムが .Nm ドライブであると知っているディスクを、 .Nm は走査します。その後、 .Nm read コマンドのところに書いてあるように、設定を読み込みます。 .Nm ドライブにはそのドライブ中のデータについてのすべての情報を持つヘッダが 入っており、その情報としてはプレックスとボリュームを表現するために必要な 他のドライブの名前を含んでいます。 .Pp 本コマンド実行時に .Nm がエラーになると、 ディスク上のコピーが壊れないようにするため、自動的な設定更新を無効にします。 これは、ディスク上の設定が、設定エラーを示す (例えば、有効な空間指定を持たないサブディスク) 場合にも同様です。 再度更新をオンにするには、 .Nm setdaemon と .Nm saveconfig のコマンドを使用してください。 デーモンオプションマスクのビット 4 をリセットして、 設定保存を再度有効にしてください。 .Pp オブジェクト名が指定されると、 .Nm はそれらを起動します。 通常、この操作はサブディスクに対してのみ行います。 動作はオブジェクトの現在の状態に依存します: .Bl -bullet .It オブジェクトが既に .Ar up 状態の場合、 .Nm はなにもしません。 .It オブジェクトがサブディスクであり、 .Ar down または .Ar reborn の状態の場合、 .Nm は .Ar up 状態に変更します。 .It オブジェクトがサブディスクであり、 .Ar empty 状態の場合、変更はサブディスクに依存します。 サブディスクがプレックスの一部であり このプレックスが他のプレックスを含むボリュームの一部である場合、 .Nm はサブディスクを .Ar reviving 状態にし、データをボリュームからコピーしようとします。 操作完了時に、サブディスクは .Ar up 状態に設定されます。 サブディスクがプレックスの一部であり このプレックスが他のプレックスを含まないボリュームの一部である場合、 またはサブディスクがプレックスの一部ではない場合、 .Nm は即時にサブディスクを .Ar up 状態にします。 .It オブジェクトがサブディスクであり、 .Ar reviving 状態である場合、 .Nm は .Ar revive 操作をオフラインにて継続します。 操作完了時に、サブディスクは .Ar up 状態に設定されます。 .El .Pp サブディスクが .Ar up 状態になると、 .Nm は自動的に、 サブディスクが属す可能性のあるプレックスとボリュームの状態をチェックし、 これらの状態を適切に更新します。 .Pp オブジェクトがボリュームまたはプレックスの場合、 .Nm start は現在のところ効果がありません: 下位のサブディスクの (ボリュームの場合にはこれに加えてプレックスの) 状態を チェックし、これに従ってオブジェクトの状態を設定します。 将来のバージョンでは、本操作はサブディスクに影響を与えるようになります。 .Pp マルチプレックスボリュームの中の 1 つのプレックスを起動するには、 ボリューム中の他のプレックスからデータをコピーする必要があります。 これにはしばしば長い時間がかかるため、バックグラウンドで実行されます。 .It Nm stop .Op Fl f .Op volume | plex | subdisk .Pp パラメータを指定しないと、 .Nm stop は .Nm kld を削除し、 .Xr vinum 8 を停止します。 活動状態のオブジェクトが存在しない場合のみ、行うことが可能です。 特に、 .Fl f フラグはこの要求に優先しません。 このコマンドが動作するのは、 .Nm が kld としてロードされている場合のみです。 静的に構成されたドライバをアンロードすることはできないからです。 .Nm が静的に構成されている場合、 .Nm .Nm stop は失敗します。 .Pp オブジェクト名が指定されると、 .Nm stop はそのオブジェクトへのアクセスを無効化します。 オブジェクトに下位オブジェクトがある場合、 それらのサブオブジェクトは既に非活動状態 (stop また error) となっているか、 .Fl r と .Fl f のフラグが指定されていることが必要です。 このコマンドは、オブジェクトを設定から取り除きません。 .Nm start コマンドの後で再度アクセスができるようになります。 .Pp デフォルトでは .Nm は動作中のオブジェクトは停止しません。例えば、動作中のボリュームに結合 されているプレックスは停止できないし、オープン中のボリュームは停止できません。 .Fl f オプションは .Nm にこの確認を省略して無条件に削除するよう指示します。このオプションは 大いに注意し、よく理解した上で使って下さい。もし間違って使うとひどい データ破壊を起こすことがあります。 .El .Ss 設定ファイル .Nm では、 .Nm create コマンドに渡すすべての引数は設定ファイルに入っている必要があります。 設定ファイルのエントリは、ボリュームやプレックスやサブディスクを定義します。 エントリは 1 行に 1 つということ以外には決まった書式はありません。 .Pp 設定ファイルのいくつかの引数では、大きさ (長さ、ストライプ長) を指定します。 -これらの長さは、バイト単位でも、512バイトのセクタ数 (\f(CWb\fRを後ろにつける) +これらの長さは、バイト単位でも、512バイトのセクタ数 (\f(CWs\fRを後ろにつける) でも、キロバイト単位 (\f(CWk\fRをつける) でも、メガバイト単位(\f(CWm\fRを つける)でも、またはギガバイト単位 (\f(CWg\fRをつける) でも指定することが できます。これらの数はそれぞれ 2**10、2**20、2**30を表しています。例えば、 \f(CW16777216\fR バイトという値は \f(CW16m\fR とも \f(CW16384k\fR とも \f(CW32768b\fR とも記述することができます。 .Pp +互換性のために、 +文字 \f(CWb\fP (ブロック) を \f(CWs\fP (セクタ) と同じものとして受け付けます。 +ブロックサイズは文脈に強く依存しますので、この短縮形の価値は低下しています。 +.Pp 設定ファイルには以下のエントリを記述することができます。 .Pp .Bl -hang -width 4n .It Nm volume .Ar name .Op options .Pp .Ar name という名前でボリュームを定義します。 .Pp オプションには次のものがあります。 .Pp .Bl -hang -width 18n .It Nm plex Ar plexname 指定したプレックスをボリュームに追加します。 .Ar plexname が .Ar * として指定されると、 .Nm は設定ファイル中のボリューム定義の後で、次の妥当なエントリとなり得るプレックス の定義を捜します。 .It Nm readpol Ar policy ボリュームの .Ar read policy (読み込み方針) を定義します。 .Ar policy は .Nm round か .Nm prefer Ar plexname のどちらかです。 .Nm は読み込み要求を、ただ 1 つのプレックスによって満たします。 .Ar round 読み込み方針は、読み込みを別々のプレックスから \fIラウンドロビン\fR\| 方式で 行うように指定します。 .Ar prefer 読み込み方針では、指定したプレックスから毎回読み込みを行います。 .It Nm setupstate .Pp マルチプレックスボリュームを作成する際に、すべてのプレックスの内容に一貫性が あると仮定します。通常こうなることはないため、正式には .Nm init コマンドを使って、最初に一貫性のある状態にする必要があります。しかし ストライプ化プレックスとコンカチネート化プレックスの場合には、普通は一貫性が ないままでも問題にはなりません。ボリュームをファイルシステムや スワップパーティションとして使う場合にはディスク上の以前の内容は どうでもよいため、それは無視されます。この危険を受け入れる場合には、 このキーワードを使って下さい。 設定ファイル中でボリュームの直後で定義されるプレックスに対してのみ 適用されます。 後でプレックスをボリュームに追加する場合には、 これらのプレックスを統合する必要があります。 .Pp RAID-5 プレックスには .Nm init を使うことが \fI必要\fP\| なことに注意して下さい。さもないと 1 つのサブディスクに障害が起きた時、大きくデータが破壊されます。 .fi .El .It Nm plex Op options .Pp プレックスを定義します。ボリュームとは違い、名前は不要です。 オプションには次のものを指定可能です: .Pp .Bl -hang -width 18n .It Nm name Ar plexname プレックスの名前を指定します。プレックスやサブディスクに名前をつける場合には .Ar name キーワードが必要になることに注意して下さい。 .sp .It Nm org Ar organization Op stripesize .Pp プレックスの編成を指定します。 .Ar organization は .Ar concat か .Ar striped か .Ar raid5 のいずれかです。 .Ar striped と .Ar raid5 のプレックスに対しては .Ar stripesize 引数を指定する必要がありますが、 .Ar concat のプレックスに対しては省略する必要があります。 .Ar striped タイプについては各ストライプの幅を指定します。 .Ar raid5 については、グループの大きさを指定します。 グループとはプレックスの一部分であり、 同じサブディスクに入っているすべてのデータのパリティが入っています。 それはプレックスの大きさの約数である必要があり (つまり、プレックスの大きさをストライプの大きさで割ったものは 整数である必要があり)、 ディスクセクタ長 (512バイト) の倍数である必要があります。 .sp 最適な性能のためには、ストライプの大きさは少なくとも 128kB であるべきです。 これより小さくすると、 個々のリクエストが複数のディスクに対して割り当てられることにより、 I/O のアクティビティが非常に増加します。 本マッピングによる並行転送数増加に起因する性能向上は、 レイテンシ増加に起因する性能劣化を引き起しません。 ストライプの大きさの目安は、256 kB から 512 kB の間です。 .Pp ストライプ化プレックスは最低 2 つのサブディスクを持つ必要がありますし (そうでないとコンカチネート化プレックスになります)、 それぞれは同じ大きさである必要があります。 RAID-5 プレックスは最低 3 つのサブディスクを持つ必要があり、 それぞれは同じ大きさである必要があります。 実際には RAID-5 プレックスは最低 5 つのサブディスクから構成されるべきです。 .Pp .It Nm volume Ar volume プレックスを、指定したボリュームに追加します。 .Nm volume キーワードが指定されないと、プレックスは設定ファイル中の最後に記述された ボリュームに追加されます。 .sp .It Nm sd Ar sdname Ar offset 指定したサブディスクをプレックスの .Ar offset の位置に追加します。 .br .fi .El .It Nm subdisk Op options .Pp サブディスクを定義します。オプションには次のものを指定可能です: .Pp .Bl -hang -width 18n .nf .sp .It Nm name Ar name サブディスクの名前を指定します。これは必ずしも指定する必要は ありません\(em 上記の「オブジェクトの命名」を参照してください。 サブディスクに名前をつける場合には .Ar name キーワードを指定する必要があることに注意して下さい。 .sp .It Nm plexoffset Ar offset プレックス内のサブディスクの始点を指定します。指定がないと、 .Nm はすでにサブディスクがあればその直後の領域を割り当て、なければ プレックスの先頭から割り当てます。 .sp .It Nm driveoffset Ar offset ドライブ内のサブディスクの始点を指定します。指定がないと、 .Nm はドライブ中で最初の .Ar length バイト連続の空き領域を割り当てます。 .sp .It Nm length Ar length サブディスクの大きさを指定します。このキーワードは必須です。 デフォルト値はありません。 値 0 を指定すると、 .if t ``ドライブ上で最大限利用可能な連続空き領域を使用'' .if n "ドライブ上で最大限利用可能な連続空き領域を使用" という意味になります。 ドライブが空の場合、サブディスクとしてドライブ全体を使用することを意味します。 .Nm length は .Nm len と短縮することもできます。 .sp .It Nm plex Ar plex サブディスクが属すプレックスを指定します。デフォルトでは、サブディスクは 最後に記述されたプレックスに属します。 .sp .It Nm drive Ar drive サブディスクが乗るドライブを指定します。デフォルトでは最後に記述された ドライブ上に位置します。 .br .fi .El .It Nm drive Ar name Op options .Pp ドライブを定義します。オプションには次のものを指定可能です: .Pp .Bl -hang -width 18n .It Nm device Ar devicename ドライブが乗るデバイスを指定します。 .El .El .Sh 設定ファイル例 .Bd -literal # vinum 設定ファイル例 # # ドライブ drive drive1 device /dev/da1h drive drive2 device /dev/da2h drive drive3 device /dev/da3h drive drive4 device /dev/da4h drive drive5 device /dev/da5h drive drive6 device /dev/da6h # 1 つのストライプ化プレックスをもつボリューム volume tinyvol plex org striped 512b sd length 64m drive drive2 sd length 64m drive drive4 volume stripe plex org striped 512b sd length 512m drive drive2 sd length 512m drive drive4 # 2 つのプレックス volume concat plex org concat sd length 100m drive drive2 sd length 50m drive drive4 plex org concat sd length 150m drive drive4 # 1 つのストライプ化プレックスと 1 つのコンカチネート化プレックスを持つボリューム volume strcon plex org striped 512b sd length 100m drive drive2 sd length 100m drive drive4 plex org concat sd length 150m drive drive2 sd length 50m drive drive4 # 1 つの RAID-5 プレックスと 1 つのストライプ化プレックスを持つボリューム # RAID-5 ボリュームの方が 1 つのサブディスク分だけ大きいことに注意 volume vol5 plex org striped 64k sd length 1000m drive drive2 sd length 1000m drive drive4 plex org raid5 32k sd length 500m drive drive1 sd length 500m drive drive2 sd length 500m drive drive3 sd length 500m drive drive4 sd length 500m drive drive5 .Ed .Ss ドライブレイアウト上の考慮点 現在、 .Nm ドライブは BSD ディスクパーティションです。それは ファイルシステムの上書きを避けるために .Ar vinum タイプである必要があります。 互換性のために、現在の .Nm はパーティションタイプ .Ar unused を受け付けますが、次のリリースではこの種類のパーティションは許しません。 タイプ .Ar unused であるパーティションから設定を読み出すと、 .Nm は警告メッセージを表示します。 .Nm disklabel .Ar -e を使用して、パーティションタイプ定義を編集してください。 次の表示は、 .Nm disklabel が示す典型的なパーティションレイアウトです: .Bd -literal 8 partitions: # size offset fstype [fsize bsize bps/cpg] a: 81920 344064 4.2BSD 0 0 0 # (Cyl. 240*- 297*) b: 262144 81920 swap # (Cyl. 57*- 240*) c: 4226725 0 unused 0 0 # (Cyl. 0 - 2955*) e: 81920 0 4.2BSD 0 0 0 # (Cyl. 0 - 57*) f: 1900000 425984 4.2BSD 0 0 0 # (Cyl. 297*- 1626*) g: 1900741 2325984 vinum 0 0 0 # (Cyl. 1626*- 2955*) .Ed .sp この例では、パーティション .Nm g を .Nm パーティションとして使用可能です。パーティション .Nm a , .Nm e , .Nm f は、 .Nm UFS ファイルシステムまたは .Nm ccd パーティションとして使用可能です。パーティション .Nm b はスワップパーティションであり、パーティション .Nm c はディスク全体を表現するため他の用途に使用できません。 .Pp .Nm は各パーティションの先頭から 265 セクタを設定情報に使用するため、 サブディスクの最大の大きさはドライブよりも 265 セクタ小さくなります。 +.Sh ログファイル +.Nm +はログファイルを管理します。 +ログファイルは、デフォルトでは +.Pa /var/tmp/vinum.history +であり、 +.Nm vinum +に対して発行したコマンドの履歴を保持します。 +環境変数 +.Ev VINUM_HISTORY +をファイルの名前に設定することにより、 +このファイルの名前をオーバライド可能です。 +.Pp +ログファイル中のメッセージの前には日付が付きます。 +デフォルトの書式は +.Li %e %b %Y %H:%M:%S +です。書式の文字列に関するさらなる詳細については +.Xr strftime 3 +を参照してください。 +これは環境変数 +.Ev VINUM_DATEFORMAT +でオーバライド可能です。 .Sh VINUM 設定法 本節では、 .Nm システムの実装方法に関する、現実的なアドバイスを行います。 .Ss データを何処に置くか まず決定が必要な選択は、データを何処に置くかです。 .Nm 専用のディスクパーティションが必要です。 前述した、ドライブレイアウト上の考慮点にある使用例を参照してください。 .Xr disklabel 8 がパーティションタイプ .Nm を理解しないバージョンである場合を除き、パーティションタイプ .Nm を選択してください。 .Xr disklabel 8 が理解しない場合には、これを更新するまで、パーティションタイプ .Nm unused を使用する必要があります。 真のパーティション名 (例えば .Pa /dev/da0s1g ) ではなく、互換パーティション名 (例えば .Pa /dev/da0g ) を使用してください。 現在のところ、 .Nm start コマンドには互換パーティションのみを .Nm は使用しますので、問題を避けることが可能となっています。 .Ss ボリュームのデザイン .Nm ボリュームの設定方法は、あなたの意図に依存します。 次のように多くの可能性があります: .Bl -enum .It 多くの小さなディスクを結合して、 適切な大きさのファイルシステムを作成したいと考えるかもしれません。 例えば、小さなディスクを 5 個持っていて、 全空間を単一ボリュームとして使用したい場合、次のような設定ファイルを書きます: .Bd -literal -offset 4n drive d1 device /dev/da2e drive d2 device /dev/da3e drive d3 device /dev/da4e drive d4 device /dev/da5e drive d5 device /dev/da6e volume bigger plex org concat sd length 0 drive d1 sd length 0 drive d2 sd length 0 drive d3 sd length 0 drive d4 sd length 0 drive d5 .Ed .Pp この場合、サブディスクの長さを 0 と指定します。 これは、 .if t ``ドライブ上にある空き空間のうち、最大領域を使用する'' .if n "ドライブ上にある空き空間のうち、最大領域を使用する" ことを意味します。 指定するサブディスクが、ドライブ上の唯一のサブディスクである場合、 このサブディスクは使用可能な空間全体を使用します。 .It ディスク故障に対する追加の回復力 (レジリエンス; resilience) を .Nm に与えたい場合を考えます。 選択肢としては、 .if t ``ミラーリング'' .if n "ミラーリング" とも呼ばれる RAID-1 か、 .if t ``パリティ'' .if n "パリティ" とも呼ばれる RAID-5 があります。 .Pp ミラーリングの設定のためには、 単一ボリュームの中に複数のプレックスを作成する必要があります。 例えば、 2 GB のミラー化ボリュームを作成するには、 次のような設定ファイルを作成します: .Bd -literal -offset 4n drive d1 device /dev/da2e drive d2 device /dev/da3e volume mirror plex org concat sd length 2g drive d1 plex org concat sd length 2g drive d2 .Ed .Pp ミラー化ドライブを作成するときには、 各プレックスからのデータが、 違う物理ディスク上にあることを保証することが重要です。 これにより、単一ドライブ故障においても、 .Nm はボリュームの完全なアドレス空間にアクセス可能となります。 各プレックスが、 完全なボリュームと同じだけのデータを必要とすることに注意してください: この例では、ボリュームは 2 GB の大きさですが、各プレックス (と各サブディスク) は 2 GB を必要としますので、全体のディスクストレージ要求は 4 GB となります。 .Pp RAID-5 の設定をするには、タイプ .Ar raid5 の単一プレックスを作成します。 例えば、回復力を持つ 2 GB に相当するボリュームを作成するには、 次のような設定ファイルを使用します: .Bd -literal -offset 4n drive d1 device /dev/da2e drive d2 device /dev/da3e drive d3 device /dev/da4e drive d4 device /dev/da5e drive d5 device /dev/da6e volume raid plex org raid5 512k sd length 512m drive d1 sd length 512m drive d2 sd length 512m drive d3 sd length 512m drive d4 sd length 512m drive d5 .Ed .Pp RAID-5 プレックスは、最低 3 個のサブディスクを必要とします。 これらのうち 1 個には、パリティ情報を格納するので、 データストレージとしては使用しません。 より多くのディスクを使用すると、 より多くの割合のディスクストレージを、 データストレージとして使用可能となります。 この例では、総ストレージ使用量は 2.5 GB です。 これに対し、ミラー設定での総ストレージ使用量は 4 GB です。 最小の 3 個のディスクだけを使用する場合、 情報格納のために次のように 3 GB を必要とします: .Bd -literal -offset 4n drive d1 device /dev/da2e drive d2 device /dev/da3e drive d3 device /dev/da4e volume raid plex org raid5 512k sd length 1g drive d1 sd length 1g drive d2 sd length 1g drive d3 .Ed .Pp ミラー化ドライブを作成するときには、 各サブディスクからのデータが、 違う物理ディスク上にあることを保証することが重要です。 これにより、単一ドライブ故障においても、 .Nm はボリュームの完全なアドレス空間にアクセス可能となります。 .It また、 .Nm の設定により、 ファイルシステムへのアクセスの並行性を増したいと考えるかもしれません。 多くの場合、単一のファイルシステムへのアクセスは、 ディスク速度により制限されます。 ボリュームを複数のディスクに分散することにより、 複数アクセス環境でのスループットを増すことが可能です。 この技術は、単一アクセス環境では、 ほとんど効果がないかまったく効果がありません。 .Nm は .if t ``ストライピング'' .if n "ストライピング" または RAID-0 とも呼ばれる技術を使用し、アクセスの並行性を増します。 RAID-0 という名称は誤解を生じさせるものです: なぜなら、ストライピングは冗長性も更なる信頼性も提供しないからです。 実際、信頼性は低下します。 なぜなら、単一ディスクの故障はボリュームを使用不可とし、 多くのディスクを使うほどこれらのうち 1 個が故障する確率は増加するからです。 .Pp ストライピングの実装のためには、 .Ar striped (ストライプ化) プレックスを使用します: .Bd -literal -offset 4n drive d1 device /dev/da2e drive d2 device /dev/da3e drive d3 device /dev/da4e drive d4 device /dev/da5e volume raid plex org striped 512k sd length 512m drive d1 sd length 512m drive d2 sd length 512m drive d3 sd length 512m drive d4 .Ed .Pp ストライプ化プレックスの最低サブディスク数は 2 個です。 多くのディスクを使用するほど、性能が向上します。 .It 両方の最良点を得ることにより、回復力と性能の両方を得ることを考えます。 これは、RAID-10 (RAID-1 と RAID-0 の組み合わせ) と呼ばれることがあります。 この名称もまた誤解を生じさせるものです。 .Nm では、次のような設定ファイルを使用可能です: .Bd -literal -offset 4n drive d1 device /dev/da2e drive d2 device /dev/da3e drive d3 device /dev/da4e drive d4 device /dev/da5e volume raid plex org striped 512k sd length 512m drive d1 sd length 512m drive d2 sd length 512m drive d3 sd length 512m drive d4 plex org striped 512k sd length 512m drive d4 sd length 512m drive d3 sd length 512m drive d2 sd length 512m drive d1 .Ed .Pp ここでは、プレックスはストライプ化され、性能を向上しています。 そして、このようなプレックスが 2 個あり、回復力を向上しています。 この例で、2 番目のプレックスのサブディスクの順番が、 1 番目のプレックスの逆になっていることに注意してください。 これは性能のためであり、後で議論します。 .El .Ss ボリュームの作成 ひとたび設定ファイルを作成した後は、 .Nm を起動し、ボリュームを作成します。 この例では、設定ファイルは .Pa configfile です: .Bd -literal # vinum create -v configfile 1: drive d1 device /dev/da2e 2: drive d2 device /dev/da3e 3: volume mirror 4: plex org concat 5: sd length 2g drive d1 6: plex org concat 7: sd length 2g drive d2 Configuration summary Drives: 2 (4 configured) Volumes: 1 (4 configured) Plexes: 2 (8 configured) Subdisks: 2 (16 configured) Drive d1: Device /dev/da2e Created on vinum.lemis.com at Tue Mar 23 12:30:31 1999 Config last updated Tue Mar 23 14:30:32 1999 Size: 60105216000 bytes (57320 MB) Used: 2147619328 bytes (2048 MB) Available: 57957596672 bytes (55272 MB) State: up Last error: none Drive d2: Device /dev/da3e Created on vinum.lemis.com at Tue Mar 23 12:30:32 1999 Config last updated Tue Mar 23 14:30:33 1999 Size: 60105216000 bytes (57320 MB) Used: 2147619328 bytes (2048 MB) Available: 57957596672 bytes (55272 MB) State: up Last error: none Volume mirror: Size: 2147483648 bytes (2048 MB) State: up Flags: 2 plexes Read policy: round robin Plex mirror.p0: Size: 2147483648 bytes (2048 MB) Subdisks: 1 State: up Organization: concat Part of volume mirror Plex mirror.p1: Size: 2147483648 bytes (2048 MB) Subdisks: 1 State: up Organization: concat Part of volume mirror Subdisk mirror.p0.s0: Size: 2147483648 bytes (2048 MB) State: up Plex mirror.p0 at offset 0 Subdisk mirror.p1.s0: Size: 2147483648 bytes (2048 MB) State: up Plex mirror.p1 at offset 0 .Ed .Pp .Fl v フラグは、設定に従ってファイルをリストするよう、 .Nm に指示します。その後、 .Nm list Fl v コマンドと同じ書式で、現在の設定をリストします。 .Ss より多くのボリュームを作成する ひとたび .Nm ボリュームを作成した後は、 .Nm はこれらの情報を内部の設定ファイルにて管理します。 再度作成する必要はありません。 特に、 .Nm create コマンドを再実行すると、追加のオブジェクトを作ることになります: .Bd -literal .if t .ps -2 # vinum create sampleconfig Configuration summary Drives: 2 (4 configured) Volumes: 1 (4 configured) Plexes: 4 (8 configured) Subdisks: 4 (16 configured) D d1 State: up Device /dev/da2e Avail: 53224/57320 MB (92%) D d2 State: up Device /dev/da3e Avail: 53224/57320 MB (92%) V mirror State: up Plexes: 4 Size: 2048 MB P mirror.p0 C State: up Subdisks: 1 Size: 2048 MB P mirror.p1 C State: up Subdisks: 1 Size: 2048 MB P mirror.p2 C State: up Subdisks: 1 Size: 2048 MB P mirror.p3 C State: up Subdisks: 1 Size: 2048 MB S mirror.p0.s0 State: up PO: 0 B Size: 2048 MB S mirror.p1.s0 State: up PO: 0 B Size: 2048 MB S mirror.p2.s0 State: up PO: 0 B Size: 2048 MB S mirror.p3.s0 State: up PO: 0 B Size: 2048 MB .if t .ps .Ed .Pp この例では (今回は .Fl f フラグを付けています)、 .Nm create の再実行により 4 個の新規プレックスを作成し、 それぞれが新規サブディスクを持ちます。 他のボリュームを追加したい場合、これらのための新規設定ファイルを作成します。 .Nm が既に知っているドライブを参照する必要はありません。 例えば、ボリューム .Pa raid を 4 個のディスク .Pa /dev/da1e , .Pa /dev/da2e , .Pa /dev/da3e , .Pa /dev/da4e 上に作成するには、他の 2 個についてのみ記述するだけで良いです: .Bd -literal drive d3 device /dev/da1e drive d4 device /dev/da4e volume raid plex org raid5 512k sd size 2g drive d1 sd size 2g drive d2 sd size 2g drive d3 sd size 2g drive d4 .Ed .Pp この設定ファイルでは、次のようになります: .Bd -literal # vinum create newconfig Configuration summary Drives: 4 (4 configured) Volumes: 2 (4 configured) Plexes: 5 (8 configured) Subdisks: 8 (16 configured) D d1 State: up Device /dev/da2e Avail: 51176/57320 MB (89%) D d2 State: up Device /dev/da3e Avail: 53220/57320 MB (89%) D d3 State: up Device /dev/da1e Avail: 53224/57320 MB (92%) D d4 State: up Device /dev/da4e Avail: 53224/57320 MB (92%) V mirror State: down Plexes: 4 Size: 2048 MB V raid State: down Plexes: 1 Size: 6144 MB P mirror.p0 C State: init Subdisks: 1 Size: 2048 MB P mirror.p1 C State: init Subdisks: 1 Size: 2048 MB P mirror.p2 C State: init Subdisks: 1 Size: 2048 MB P mirror.p3 C State: init Subdisks: 1 Size: 2048 MB P raid.p0 R5 State: init Subdisks: 4 Size: 6144 MB S mirror.p0.s0 State: up PO: 0 B Size: 2048 MB S mirror.p1.s0 State: up PO: 0 B Size: 2048 MB S mirror.p2.s0 State: up PO: 0 B Size: 2048 MB S mirror.p3.s0 State: up PO: 0 B Size: 2048 MB S raid.p0.s0 State: empty PO: 0 B Size: 2048 MB S raid.p0.s1 State: empty PO: 512 kB Size: 2048 MB S raid.p0.s2 State: empty PO: 1024 kB Size: 2048 MB S raid.p0.s3 State: empty PO: 1536 kB Size: 2048 MB .Ed .Pp RAID-5 プレックスの大きさに注意してください: 6 GB しかありませんが、 これを構成するためにディスク空間を 8 GB 使用しています。 これは、サブディスク 1 個分相当をパリティデータ格納に使用しているからです。 .Ss Vinum の再起動 システムのリブート時に、 .Nm start コマンドで .Nm を起動します: .Bd -literal # vinum start .Ed .Pp これにより、システム中の全 .Nm ドライブが起動します。 なんらかの理由で一部のドライブのみを起動したい場合、 .Nm read コマンドを使用してください。 .Ss 性能関連 最高性能の RAID アレイ設定に関する、多くの誤った考えが存在しています。 特に、ほとんどのシステムで使用しているストライプの大きさは、小さ過ぎます。 以降の議論は、 .Nm vinum だけでなく、全 RAID システムにあてはまります。 .Pp FreeBSD のブロック I/O システムは、.5 kB から 60 kB までの要求を発行します; .\" mix = workload mix ? 典型的なミックスでは、ほぼ 8 kB です。 どんなストライピングシステムにおいても、 ある要求が 2 個の物理要求に分割されることを避けることはできませんし、 より悪くするならばより多くに分割されてしまいます。 これにより、甚大な性能劣化となります: ディスクあたりの転送時間の削減は、 より大きなオーダで増加するレイテンシによって相殺されてしまいます。 .Pp 最近のディスクの大きさと FreeBSD のブロック I/O システムでは、 ストライプの大きさを 256 kB から 512 kB にすると、 適度に少数な要求に分割されることを期待できます; 正しい RAID の実装では、 大きなディスクでのストライプの大きさを 2 または 4 MB に増さない 明確な理由はありません。 .Pp 複数アクセスシステムでの転送のインパクトを考えるためのもっとも容易な方法は、 潜在的なボトルネック、すなわちディスクサブシステムの観点から見ることです: つまり、転送に要するディスク時間の総計はいくらか?です。 ほとんどすべてがキャッシュされているので、 要求と完了との時間的な関係はそれほど重要ではありません: 重要なパラメータは、要求がディスクを活動状態にする総時間であり、 この間ディスクは他の転送ができなくなります。 この結果、転送が同時に発生しても違う時に発生しても、 実際には問題とはなりません。 実際的には、我々が見ている時間は、レイテンシの総和 (位置決定時間と回転遅延、 言い替えるとデータがディスクヘッド下に来るまでの時間) と総転送時間です。 同じ速度のディスクへの転送においては、 転送時間は転送の大きさの合計のみに依存します。 .Pp 24 kB の典型的なニュースの記事やウェブページを考えると、 これは 1 回の I/O で読み込めます。 ディスクが転送レート 6 MB/s で平均位置決定時間 8 ms であり、 ファイルシステムを 4 kB ブロックであるとします。 24 kB ですから、断片化を考慮する必要はなく、 ファイルは 4 kB 境界から開始します。 必要な転送回数はブロック開始位置に依存します: 式は (S + F - 1) / S となり、 S はファイルシステムブロック数でのストライプの大きさ、 F はファイルシステムブロック数でのファイルの大きさです。 .Pp .Bl -enum .It ストライプの大きさは 4 kB。転送回数は 6 回。 サブシステムの負荷: レイテンシ 48 ms、転送 2 ms、合計 50 ms。 .It ストライプの大きさは 8 kB。転送回数は 3.5 回。 サブシステムの負荷: レイテンシ 28 ms、転送 2 ms、合計 30 ms。 .It ストライプの大きさは 16 kB。転送回数は 2.25 回。 サブシステムの負荷: レイテンシ 18 ms、転送 2 ms、合計 20 ms。 .It ストライプの大きさは 256 kB。平均転送回数は 1.08 回。 サブシステムの負荷: レイテンシ 8.6 ms、転送 2 ms、合計 10.6 ms。 .It ストライプの大きさは 4 MB。平均転送回数は 1.0009 回。 サブシステムの負荷: レイテンシ 8.01 ms、転送 2 ms、合計 10.01 ms。 .El .Pp ハードウェア RAID システムによっては、 大きなストライプでは問題があるものがあるようです: このようなシステムでは完全なストライプを常にディスクとの間で転送するようで、 大きなストライプは性能に逆効果となります。 .Nm ではこの問題の被害を受けません: すべてのディスク転送を最適化し、不要なデータを転送しないからです。 .Pp 良く知られたベンチマークプログラムで真の複数アクセス状態 (100 を越える同時ユーザ) をテストするものはないので、 この主張の正しさを証明することは困難であることに注意してください。 .Pp これらのことを考えると、次の事項が .Nm ボリュームの性能に影響します: .Bl -bullet .It ストライピングは、複数アクセスのみの性能を向上します。 各要求が違うディスク上にある確率が増加するからです。 .It 複数ドライブにまたがるコンカチネート化 UFS ファイルシステムもまた、 複数ファイルアクセスの性能を向上します。 UFS は、ファイルシステムをシリンダグループに分割し、 ファイルを単一のシリンダグループに置こうとするからです。 一般的に、ストライピングほどは効果がありません。 .It ミラーリングは、読み込み複数アクセスの性能を向上可能です。 デフォルトでは .Nm は、連続する複数の読み込みを、 連続する複数のプレックスに対して発行するからです。 .It ミラーリングは、複数アクセスか単一アクセスかに関わらず、 すべての書き込みの性能を劣化させます。 両方のプレックスに対し、データを書き込む必要があるからです。 これが、前述のミラーリング設定におけるサブディスクのレイアウトの説明です: 各プレックス中の対応するサブディスクが別の物理ディスクにある場合、 書き込みコマンドは並列に発行可能です。 しかし、同じ物理ディスクにある場合、逐次的に実行されてしまいます。 .It RAID-5 の読み込みは、 ストライプ化の読み込みと本質的に同じ考慮すべき点があります。 ただし、ストライプ化プレックスがミラー化ボリュームの一部である場合を除きます。 この場合、ミラー化ボリュームの方が性能が良くなります。 .It RAID-5 の書き込みは、ストライプ化の書き込みの約 25% の速度です: 書き込みを行うには、 .Nm はまずデータブロックと対応するパリティブロックを読み込み、 いくばくかの計算を行い、 パリティブロックとデータブロックを書き戻す必要がありますので、 ストライプ化プレックスに対する書き込みの 4 倍の転送回数となります。 一方、これはミラーリングのコストにより相殺されますので、 単一 RAID-5 プレックスのボリュームへの書き込みは、 2 個のストライプ化プレックスからなる正しく設定されたボリュームへの 書き込み速度の半分となります。 .It .Nm の設定が変わると (例えば、オブジェクトの追加や削除、またはオブジェクトの状態変更)、 .Nm は 128 kB までの更新された設定を各ドライブに書き込みます。 ドライブ数が増加すると、この時間が長くなります。 .El .Ss Vinum ボリューム上にファイルシステムを作成する .Nm ボリューム上にファイルシステムを作成する前に .Nm disklabel を実行する必要はありません。 raw デバイスに対して .Nm newfs だけを実行してください。 .Fl v オプションを使用して、 デバイスがパーティションに分割されないようにしてください。 例えば、ボリューム .Pa mirror 上にファイルシステムを作成するには、次のコマンドを入力します: .Bd -literal -offset 4n # newfs -v /dev/vinum/rmirror .Ed .Pp .Pa rmirror という名前が raw デバイスを参照していることに注意してください。 .Sh その他のことがら .Nm の設定に関係する数個のその他のことがらがあります: .Bl -bullet .It 複数のドライブを単一ディスク上に作成しても、利益はありません。 各ドライブは 131.5 kB のデータをラベルと設定情報に使用し、 設定変更時に性能が劣化します。 適切な大きさのサブディスクを使用してください。 .It コンカチネート化 .Nm プレックスの大きさを増すことはできますが、 現在のところストライプ化プレックスと RAID-5 プレックスでは増せません。 現在のところ既存の UFS ファイルシステムの大きさを増すこともできません。 プレックスおよびファイルシステムを拡張可能とする計画はあります。 .El .Sh 分かりにくい仕様 (GOTCHAS) 次の事柄はバグではありませんし、存在する理由があるのですが、 混乱を引き起こすものです。 各項目は適切な節において議論されています。 .Bl -enum .It .Nm はデバイスを UFS パーティション上には作成するよう要求されると、 ``wrong partition type'' というエラーメッセージを返します。 パーティションタイプは、現在のところ、``unused'' である必要があります。 .It 複数のプレックスからなるボリューム作成時に、 .Nm はプレックスを自動的には初期化しません。 これは、内容については分からなくても、 これらの間には確かに一貫性がないということを意味しています。 その結果デフォルトでは、 新規作成されたプレックスのうち最初のものを除いたすべての状態を、 .Nm は .Ar 古い (stale) 状態に設定します。 .sp 実際上は、プレックス作成時にその内容に多大な興味を持つ人はいないので、 他のボリュームマネージャはどんなときでも .Ar 起動 (up) に設定して騙します。 .Nm は、新規作成されたプレックスが .Ar 起動 (up) 状態であることを保証するために、2 つの方法を提供します: .Bl -bullet .It プレックスを作成し、それらを .Nm vinum start で同期します。 .It キーワード .Ar setupstate 付きでボリューム (プレックスではありません) を作成します。 このキーワードは、矛盾が存在しても無視してプレックスの状態を .Ar 起動 (up) 状態にするように、 .Nm に指示します。 .El .It 現在 .Nm がサポートしているコマンドには、実際には不要なものがあります。 私には理解できない理由があるのでしょうが、 .Nm label および .Nm resetconfig のコマンドを使おうとするユーザをしばしば見掛けます。特に .Nm resetconfig は、あらゆる種類の恐しいメッセージを表示するにもかかわらずです。 正当な理由無しに、これらのコマンドを使わないでください。 .It 状態遷移には非常に分り難いものがあります。 事実、これがバグであるのか仕様であるのかは明かではありません。 .Ar reborn サブディスクなどの、奇妙な状態になったオブジェクトを起動できない場合には、 .Nm stop または .Nm stop Ar -f のコマンドを使用して、まず .Ar stopped 状態に遷移させてください。 これが上手くいけば、オブジェクトを起動できるはずです。 簡単な方法では上手くいかなくて、これが唯一の回復手段である場合、 その状況を報告してください。 .It カーネルモジュールを .Ar -DVINUMDEBUG オプション付きで構築した場合、 .Nm vinum(8) もまた .Ar -DVINUMDEBUG オプション付きで構築する必要があります。 なぜなら、両方のコンポーネントで使用されるデータオブジェクトに、 大きさが本オプションに依存しているものがあるからです。 前記のようにしないと、 .Ar Invalid argument というメッセージを表示してコマンドは失敗し、 次のようなコンソールメッセージが記録されます: .Pp .Bd -literal vinumioctl: invalid ioctl from process 247 (vinum): c0e44642 .Ed .Pp 古いバージョンの kld やユーザランドプログラムを使うと、 このエラーが発生することがあります。 .It .Nm ドライブは UNIX ディスクパーティションであり、パーティションタイプ .Ar vinum を使用します。 これは、パーティションタイプが .Ar 4.2BSD となる .Nm ccd とは違います。 この ccd の動作は、自分の足元をすくうことになります: .Nm ccd では、容易にファイルシステムを上書きできてしまいます。 .Nm ではそのようなことは許しません。 .Pp 同様の理由で、 .Nm vinum Ar start コマンドは、パーティション .Ar c 上のドライブを受け付けません。 パーティション .Ar c は、ディスク全体を表現するためにシステムが使用し、タイプ .Ar unused である必要があります。 ここには明確な矛盾があるので、 .Ar c パーティションを使用しないことにより .Nm は問題を解決しています。 .It .Nm vinum Ar read コマンドの文法は、吐き気を催すものです。 これが唯一の .Nm vinum 起動のためのコマンドでしたが、今の好ましい方法は .Nm vinum Ar start です。 .Nm vinum Ar read は整備のみに使用すべきです。 文法が変更されたので、引き数が .Pa /dev/da0 のようなディスクスライスであり .Pa /dev/da0e のようなパーティションではないことに注意してください。 .El .\"XXX.Sh BUGS .Sh 関連ファイル .Ar /dev/vinum - .Nm オブジェクトのデバイスノードがあるディレクトリ .br .Ar /dev/vinum/control - .Nm vinum の制御デバイスがあるディレクトリ .br .Ar /dev/vinum/plex - .Nm プレックスのデバイスノードがあるディレクトリ .br .Ar /dev/vinum/sd - .Nm サブディスクのデバイスノードがあるディレクトリ +.Sh 環境変数 +.Bl -hang +.It VINUM_HISTORY +ログファイルの名前です。デフォルトでは /var/log/vinum_history です。 +.It VINUM_DATEFORMAT +ログファイル中の日付の書式です。デフォルトは %e %b %Y %H:%M:%S です。 +.It EDITOR +設定ファイルの編集に使用するエディタの名前です。デフォルトは +.Nm vi +です。 +.El .Sh 関連項目 .Xr vinum 4 , .Xr disklabel 8 , .Xr newfs 8 , +.Xr strftime 3 , .Pa http://www.lemis.com/vinum.html , .Pa http://www.lemis.com/vinum-debugging.html . .Sh 作者 Greg Lehey .Pa .Sh 歴史 .Nm コマンドは FreeBSD 3.0 から登場しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/xtend.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/xtend.8 index 3dbd3d0720..636192f94b 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/xtend.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/xtend.8 @@ -1,177 +1,177 @@ .\" Copyright (c) 1992, 1993 Eugene W. Stark .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by Eugene W. Stark. .\" 4. The name of the author may not be used to endorse or promote products .\" derived from this software without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY EUGENE W. STARK (THE AUTHOR) ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR BE LIABLE FOR ANY DIRECT, .\" INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL DAMAGES .\" (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS OR .\" SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" -.\" %Id: xtend.8,v 1.9.2.1 1999/02/15 08:46:22 fenner Exp % -.\" jpman %Id: xtend.8,v 1.2 1997/06/16 08:01:33 yugawa Stab % +.\" %Id: xtend.8,v 1.9.2.2 1999/05/02 09:36:22 brian Exp % .\" +.\" jpman %Id: xtend.8,v 1.2 1997/06/16 08:01:33 yugawa Stab % .Th XTEND 8 "30 Oct 1993" .Dd Oct 30, 1993 .Dt XTEND 8 .Os FreeBSD .Sh 名称 .Nm xtend .Nd X-10 デーモン .Sh 書式 .Nm /usr/libexec/xtend .Sh 解説 .Nm は、ユーザレベルのプログラムと TW523 X-10 コントローラとのインタフェースを 行います。TW523 から受信した全てのパケットを記録し、全ての X-10 デバイスの 状態を可能な限り追跡し、X-10 デバイスの操作を必要とするユーザレベルの クライアントプログラムからのソケット接続を受け付けます。 .Pp .Nm を起動すると、自分自身をフォークし、制御端末を切り離し、以降発生する 全ての X-10 の活動状況と診断メッセージを記録するログファイルを開きます。 その後、TW523 から受信したパケットの処理を開始し、X-10 のコマンドを発行する クライアントの接続を 1 度にひとつだけ受け付けます。 .Nm は、 .Pa /etc/rc.conf スクリプトにて有効に設定された場合、 .Pa /etc/rc.i386 起動スクリプトから実行されます。 .Pp .Nm に SIGHUP を送ると、ログファイルを一旦閉じ、再び開きます。これは、 ログファイルの肥大化を避けるために、シェルスクリプトによりログファイルを 変更する場合に便利でしょう。 .Nm が SIGTERM を受け取ると、素直にシャットダウンし、終了します。 SIGPIPE を送ると、 .Nm は現在のクライアント接続を強制的に切り離します。 .Pp .Nm は、クライアントのプロセスと、単純なプロトコルを用いて通信を行います。 このプロトコルは、クライアントから送られる 1 行のコマンドに対して、 デーモンが 1 行の応答を行うような単純な物です。 .Pp .Nm には、4 種類のコマンドがあります。コマンド: .Bl -tag .It status H U .El .Pp に対して、 .Nm は指定されたデバイスの状態を 1 行で返答します。ここで、H はハウスコードを 示す 1 文字で、U は数字のユニットコードです。 コマンド: .Bl -tag .It send H U N .El .Pp に対して、 .Nm は指定された X-10 の送信を行います。ここで、H はハウスコードを示す 1 文字で、 U は数字のユニットコードまたはリストに対する機能コード ( .Pa xtend/packet.c ソースファイル参照)、N はギャップなしに送信されるパケットの数 (通常は 2) です。送信が成功すると、 .B OK と応答し、それ以外の場合は、 .B ERROR と応答します。 コマンド: .Bl -tag .It dump .El .Pp に対して、 .Nm はスプールディレクトリの .Tn ASCII ファイルに全てのデバイスの現在の状態を ダンプします。状態のダンプに成功したかどうかに関わらず、 .B OK と応答します。 コマンド: .Bl -tag .It monitor H U .El .Pp に対して、 .Nm は指定された X-10 デバイスに関する活動状況を報告するクライアントのリストに、 現在のクライアントのソケット接続を加えます。 リスト中のクライアント数の最大値 (現状では 5) を超えなければ、 .B OK を返答し、それ以外は .B ERROR を返答します。その後、 .Nm クライアントからの接続を受け付ける通常モードに戻ります。 しかし、それ以降に指定されたデバイスの状態が変化すると、 .Nm は ( .B status コマンドにより得られる場合と同じ形式で) デバイスの状態を保存したソケットに送ります。 この機能は、動作検出機等、デバイスの活動状況をモニタする必要があり、 X-10 送信を行うプログラムを作成する場合に便利でしょう。 .Sh オプション なし。 .Sh 関連項目 .Xr xten 1 , .Xr tw 4 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /var/spool/xten/Status -compact .It Pa /dev/tw0 TW523 特殊ファイル .It Pa /var/run/tw523 クライアント接続用ソケット .It Pa /var/run/xtend.pid pid ファイル .It Pa /var/spool/xten/Log ログファイル .It Pa /var/spool/xten/Status デバイス状態ファイル (バイナリ) .It Pa /var/spool/xten/status.out デバイス情報の .Tn ASCII ダンプ .El .Sh バグ 現状では、クライアントのソケット接続にタイムアウトはありません。そのため、 ハングしたクライアントプログラムがあると、他のクライアントはデーモンに アクセスする事ができなくなります。 .Pp .Nm はできる限りデバイスの状態を追跡しますが、デバイスが手動で操作された ことを知る方法はありません。これは、ほとんどの X-10 デバイスが状態の 問い合わせに対して応答する事ができないからです。 .Sh 作者 .An Eugene W. Stark Aq stark@cs.sunysb.edu