diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/find.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/find.1 index bc26e53eec..4a3d260f6c 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/find.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/find.1 @@ -1,597 +1,631 @@ .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" This code is derived from software contributed to Berkeley by .\" the Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. 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.Ar utility で指定した名前のプログラムを実行し、終了コードが 0 の場合、真とします。argument は、utility への引数として渡されます。この 指定は、最後に必ずセミコロン .Pq Dq \&; をつけてください。 utility もしくは argument の指定 のなかで ``{}'' が使われていた場合は、その部分が、現在 .Nm が対象としているファイルのパス名に置き換えられます。ただし、 .Ar utility が実行されるときのカレントディレクトリは、 .Nm が起動されたディレクトリのままです。 .It Ic -execdir Ar utility Op argument ... ; .Ic \&-execdir プライマリは .Ic -exec プライマリと同様ですが、 .Ar utility が現在のファイルを持つディレクトリにおいて実行される点が異なります。 文字列 ``{}'' に対して置換されるファイル名は適切ではありません。 .It Ic -fstype Ar type 対象ファイルが格納されているファイルシステムのタイプが、 .Ar type で指定されたものである場合に真となります。 .Xr sysctl 8 コマンドを使用して、 システム上で利用可能なファイルシステムタイプを調べることができます: .Bd -literal -offset indent sysctl vfs .Ed さらに、2 つの 擬似タイプ ``local'' と ``rdonly'' があります。 ``local'' は、 .Nm を実行しているシステム上に物理的 にマウントされているファイルシステムです。``rdonly'' は、リードオンリーで マウントされているファイルシステムです。 .It Ic -group Ar gname ファイルが .Ar gname で指定したグループに属している場合、真になります。 .Ar gname が数字で、そのようなグループ名がない場合は、 .Ar gname をグループ ID として扱います。 .It Ic -inum Ar n ファイルの i ノード番号が .Ar n なら、真になります。 .It Ic -links Ar n ファイルのリンク数が .Ar n なら、真になります。 .It Ic -ls このプライマリは常に真になります。対象となっているファイルの情報を 標準出力に出力します。出力する内容は i ノード番号、 512 バイトブロックでのファイルの大きさ、 ファイルのパーミッション、ハードリンクの数、所有者、グループ、 バイトで表したファイルの大きさ、最後にファイルが修正された時刻、パス名です。 ファイルがブロック型もしくはキャラクタ型の特殊ファイルならば、 バイトで表したファイルの大きさの代わりにメジャー番号とマイナー番号を 出力します。ファイルがシンボリックリンクならば、 ``->'' の後にリンク先のファイルのパス名を表示します。 フォーマットは ``ls -dgils'' の出力結果と同じです。 .It Ic -maxdepth Ar n 現在のファイルのツリーにおける深さが .Ar n 以下である場合、真になります。 .It Ic -mindepth Ar n 現在のファイルのツリーにおける深さが .Ar n 以上である場合、真になります。 .It Ic -mmin Ar n 最後にファイルが修正された時刻と、 .Nm を起動した時刻との差 (1 分単位で切り上げます) が .Ar n 分であれば、真とします。 .It Ic -mtime Ar n 最後にファイルが修正された時刻と、 .Nm を起動した時刻との差(24 時間単位で切り上げます)が .Ar n 日であれば、真とします。 .It Ic \&-ok Ar utility Op argument ... ; .Ic exec とほぼ同じですが、 .Ar utility を実行するかどうかの確認をユーザに求め、端末にメッセージを出力します。 ``y'' 以外の返答をした場合は、 コマンドは実行されず、 このプライマリの値は偽になります。 .It Ic -name Ar pattern 対象ファイルのパス名の最後のファイル名部分が .Ar pattern で指定したものとマッチするかどうかを調べ、マッチした場合は真になります。 .Ar pattern としては、シェルで使われるパターンマッチ 指定 (``['', ``]'', ``*'', ``?'') を使用することができます。これらの文字は バックスラッシュ (``\e'') を前において、パターンマッチ指定ではなく文字として 扱う事を明示することができます。 +.It Ic -iname Ar pattern +.Ic -name +に似ていますが、大文字小文字を区別せずにマッチします。 +.It Ic -regex Ar pattern +ファイルのパス全体が、正規表現 +.Ar pattern +にマッチする場合、真になります。 +ファイル名 ``./foo/xyzzy'' にマッチさせるには、 +正規表現 ``.*/[xyz]*'' や ``.*/foo/.*'' が使えますが、 +``xyzzy'' や ``/foo/'' は使えません。 +.It Ic -iregex Ar pattern +.Ic -regex +に似ていますが、大文字小文字を区別せずにマッチします。 .It Ic -newer Ar file 対象ファイルの修正日付が、 .Ar file で指定したファイルのものより新しい場合は、真になります。 .It Ic -nouser 対象ファイルの所有者が unknown の場合、真になります。 .It Ic -nogroup 対象ファイルのグループが unknown の場合、真になります。 .It Ic -path Ar pattern 対象ファイルのパス名が、 .Ar pattern で指定したものとマッチす るかどうかを調べます、マッチした場合は真になります。 .Ar pattern としては、シェルで使われるパターンマッチ 指定 (``['', ``]'', ``*'', ``?'') を使用することができます。これらの文字は バックスラッシュ (``\e'') を前において、パターンマッチ指定ではなく文字として 扱う事を明示することができます。 ``/'' は、そのままパスのディレクトリの区切りにマッチします。 +.It Ic -ipath Ar pattern +.Ic -path +に似ていますが、大文字小文字を区別せずにマッチします。 .It Xo .Ic -perm .Op Fl .Ar mode .Xc ファイルのモードを、 .Ar mode と比較します。 .Ar mode は、シンボル 形式 ( .Xr chmod 1 参照) もしくは 8 進数形式で指定します。シンボル形式の場合は、 00000 から開始してパーミッションのセットとクリアを行います。 (プロセスのファイル生成マスクとは無関係です。) 8 進数形式の場合は、 ファイルのモードビットのうち、07777 .Pf ( Dv S_ISUID | .Dv S_ISGID | .Dv S_ISTXT | .Dv S_IRWXU | .Dv S_IRWXG | .Dv S_IRWXO ) の部分が比較対象になります。 .Ar mode の最初にダッシュ .Dq \- を指定した場合は、 .Ar mode でセットされているすべてのビットが ファイルのモードでもセットされていれば、このプライマリは真となります。 .Ar mode の最初にプラス .Pq Dq + を指定した場合は、 .Ar mode でセットされているビットのどれかがファイルのモードでもセットされていれば、 このプライマリは真となります。 どちらでもない場合、ファイルのモードと .Ar mode が完全に一致した場合にのみ真となります。 なお、 シンボル形式でモード指定をする場合は、少なくとも最初が .Dq \- にならない ようにする必要があります。 .It Ic -flags Op Fl Ns Ar flags このプライマリは、ファイルのフラグが指定された .Ar flags と完全に同じに設定されている場合 (ダッシュ .Pq Dq \- が前に付かない場合) か、 指定されたフラグにマッチする場合 (ダッシュが前に付く場合) に真になります。 .Ar flags はシンボル名 ( .Xr chflags 1 参照) で指定可能です。 これは、設定されたフラグの指定のみを許す .Ic -perm とは違うことに注意してください。 .It Ic -print このプライマリは常に真になります。 対象となっているファイルのパス名を標準出力に出力して改行します。 .Ic -exec , .Ic -ls , .Ic -ok , .Ic -print0 のどのプライマリも指定されなかった場合は、 与えられた式 given expression は .Cm \&( Ns Ar given\& expression Ns Cm \&) .Ic -print で置き換えられます。 .It Ic -print0 .Ic -print とほぼ同じですが、標準出力に対象となっているファイルのパス名を出力 したあと、改行ではなく、 .Tn ASCII .Tn NUL 文字 (文字コード 0) を出力します。 .It Ic -prune このプライマリは常に真になります。 対象となっているファイル配下のディレクトリに下りないようにします。 .Fl d オプションが指定されている場合は、 .Ic -prune の指定は無効になります。 .It Ic -size Ar n Ns Op Cm c ファイルサイズを 512 バイトのブロック単位で数えたとき (端数は切り上げ)、 .Ar n ブロックであれば真になります。 .Ar n のあとに ``c'' が指定されていた場合は、ファイルサイズが .Ar n バイトであれば真になります。 .It Ic -type Ar t ファイルタイプが .Ar t で指定されたタイプに一致すれば真になります。 タイプとして、次のような指定が可能です: .Pp .Bl -tag -width flag -offset indent -compact .\" jpman project では special file を「特殊ファイル」と訳している。 .\" これにあわせて block special を「ブロックスペシャル」ではなく .\" 「ブロック特殊」とするのは違和感があるので、「ファイル」を補った。 .\" Kazuo Horikawa 1999/03/10 .It Cm b ブロック型特殊ファイル .It Cm c キャラクタ型特殊ファイル .It Cm d ディレクトリ .It Cm f 普通のファイル .It Cm l シンボリックリンク .It Cm p FIFO .It Cm s ソケット .El .Pp .It Ic -user Ar uname ファイルの所有者が、 .Ar uname で指定されたユーザと一致すれば真になります。もし .Ar uname が数字で、そのようなユーザ名がなければ、 ユーザ ID が指定されたものとして扱います。 .El .Pp なお、数字を引数にとるプライマリは、 数字の前にプラス .Pq Dq + およびマイナス .Pq Dq \- をつけることができます。 それぞれ ``n より大'' および ``n より小'' の意味になり、 ``正確に n''という意味ではなくなります。 .Sh 演算子 .Pp 以下の演算子を使って、プライマリを組み合わせることができます。 演算子は優先度が下がる順番で示されています。 .Bl -tag -width (expression) .It Cm \&( Ar expression Cm \&) もし、括弧内の .Ar expression が真なら、真になります。 .Pp .It Cm \&! Ar expression 単項否定演算子 ( .Tn NOT ) です。 .Ar expression が偽なら、真となります。 .Pp .It Ar expression1 Cm -and Ar expression2 .It Ar expression1 expression2 論理積 ( .Tn AND ) 演算子です。 .Ar expression1 と .Ar expression2 の両方とも真のとき、真になります。 もし .Ar expression1 が偽なら、 .Ar expression2 は実行されません。 .Ic -and を書かずに、単に 2 つの expression を並べて .Pp .Ar expression1 expression2 .Pp と書いても同じです。 .Pp .It Ar expression1 Cm -or Ar expression2 論理和 ( .Tn OR ) 演算子です。 .Ar expression1 か .Ar expression2 のどちらか一方でも真であれば、真になります。もし .Ar expression1 が真なら、 .Ar expression2 は実行されません。 .El .Sh 使用例 .Pp コマンドラインからのタイプ例です。 .Nm の演算子がシェルの特殊文字と間違われないように、 エスケープ文字 ``\e'' を使用しています。 .Bl -tag -width findx .It Li "find / \e! -name \*q*.c\*q -print" 探索をルートディレクトリから開始し、ファイル名の終わりが ``.c'' でないものを表示します。 .It Li "find / -newer ttt -user wnj -print" 探索をルートディレクトリから開始し、 ファイルが ``ttt'' というファイルより新しく、 所有者が ``wnj'' であるようなものを表示します。 .It Li "find / \e! \e( -newer ttt -user wnj \e) -print" 探索をルートディレクトリから開始し、 ``ttt'' というファイルより古いか、 所有者が ``wnj'' 以外のファイルを表示します。 .It Li "find / \e( -newer ttt -or -user wnj \e) -print" 探索をルートディレクトリから開始し、 ファイルが ``ttt'' というファイルより新しいか、 所有者が ``wnj'' であるようなものを表示します。 .El .Sh 関連項目 .Xr chflags 1 , .Xr chmod 1 , .Xr locate 1 , .Xr whereis 1 , .Xr which 1 , .Xr stat 2 , .Xr fts 3 , .Xr getgrent 3 , .Xr getpwent 3 , .Xr strmode 3 , +.Xr re_format 7 , .Xr symlink 7 .Sh 規格 .Nm ユーティリティの文法は .St -p1003.2 の仕様で決められた文法のスーパセットです。 全 1 文字オプションと +.Ic -iname , .Ic -inum , .Ic -print0 , .Ic -delete , -.Ic -ls +.Ic -ls , +.Ic -regex のプライマリは .St -p1003.2 の拡張です。 .Pp 昔は .Fl d , .Fl h , .Fl x のオプションは それぞれ ``\-depth'', ``\-follow'', ``\-xdev'' のプライマリを 用いて実装されていました。 これらのプライマリは常に真に評価されていました。 これらのプライマリは 探索が始まる前に効果を与える本当のグローバル変数であったので、 いくつかの合法的な expression が予期しない結果となりました。 一例として ``\-print \-o \-depth''の expression があります。 \-print が常に真に評価されるため 標準の評価の順番では \-depth は決して評価されないはずですが、 そうではありませんでした。 .Pp 演算子の ``-or'' は ``\-o'' として実装されていました。 演算子の ``-and'' は ``\-a'' として実装されていました。 .Pp 昔の実装では .Ic exec と .Ic ok のプライマリでは、 utility 名やその引数中において、 空白以外の文字が前後に続く ``{}'' を置き換えませんでした。 このバージョンでは utility 名やその引数のどの場所に ``{}'' が現れても 置き換えます。 +.Pp +.Fl E +オプションは、 +.Xr grep 1 +および +.Xr sed 1 +の類推から実装されました。 .Sh バグ .Nm によって使われる特殊文字は多くのシェルにとっても 特殊文字です。 特に ``*'', ``['', ``?'', ``('', ``)'', ``!'', ``\e'', ``;'' は、 シェルからエスケープされなくてはならないでしょう。 .Pp オプションとファイル名との間および ファイル名と .Ar expression との間を区切るデリミタが存在しませんので、 ファイル名にオプションと間違えるようなもの (``-xdev'' のようなもの) や、 .Ar expression と間違えるようなもの (``!'' のようなもの) を指定することは難しいです。 このようなファイル名を指定する場合は .Fl f オプションを使うか、 .Xr getopt 3 で使われるオプション指定の終了記号 ``--'' を使用します。 .Pp .Ic -delete プライマリは、ファイルシステムツリーの検索順序に影響する 他のオプションとは十分には連係しません。 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .At v1 から登場しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/gtar.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/gtar.1 index 9cdff1f0e5..ff4fb9e181 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/gtar.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/gtar.1 @@ -1,584 +1,588 @@ .\" Copyright (c) 1991, 1992, 1993 Free Software Foundation -*- nroff -*- .\" See /usr/src/gnu/COPYING for conditions of redistribution .\" .\" Written by John F. Woods .\" Updated by Robert Eckardt .\" -.\" %FreeBSD: src/gnu/usr.bin/tar/tar.1,v 1.22.2.8 2001/01/01 19:52:02 obrien Exp % +.\" %FreeBSD: src/gnu/usr.bin/tar/tar.1,v 1.22.2.9 2001/02/26 07:48:39 ume Exp % .\" .\" jpman %Id: tar.1,v 1.2 1997/06/24 07:09:44 bobson Stab % .Dd December 23, 2000 .Os FreeBSD .Dt TAR 1 .Sh 名称 .Nm tar .Nd "テープアーカイバ; ""tar"" アーカイブファイルの操作" .Sh 書式 .Nm .Op [-] Ns Ar bundled-options Ar Args .Op Ar gnu-style-flags .Op Ar filenames | Fl C Ar directory-name .Ar ... .Sh 解説 .Nm は、歴史的な理由により .Dq tape archiver を省略して名付けられました。 .Nm プログラムは、 .Ar tarfile と呼ばれる .Nm フォーマットのアーカイブファイルを作成し、アーカイブにファイルを追加したり、 またアーカイブからファイルを抽出したりします。 .Ar tarfile は通常磁気テープを指しますが、フロッピディスケットや 通常のファイルでも構いません。 .Pp 通常、 .Nm コマンドラインの最初の引数は、機能文字および機能変更文字からなる単語であり、 その前に ダッシュ (-) を付けても付けなくてもいいようになっています。 単語には、次の機能文字のうち丁度 1 つを含んでいる必要があります: .Cm A , .Cm c , .Cm d , .Cm r , .Cm t , .Cm u , .Cm x , これらはそれぞれ、 .Em 追加 (append) 、 .Em 作成 (create) 、 .Em 差分 (difference) 、 .Em 置換 (replace) 、 .Em リスト表示 (table of contents) 、 .Em 更新 (update) 、 .Em 抽出 (extract) を意味しています (下記に詳細があります)。 これらの他に、以下に詳細を述べる機能変更文字を、コマンド単語に 含めることができます。それらのいくつかは、コマンド単語内と同じ順で コマンドライン引数を要求します ( .Sx 使用例 の節を参照)。 機能文字と機能変更文字は、GNU 形式の引数で指定することもできます (2 つのダッシュを最初に付け、1 つのコマンド単語ごとに機能文字か 機能変更文字を 1 つだけ指定する)。 アーカイブへの追加、アーカイブからの抽出、そしてリスト表示のために コマンドライン指定するファイル名には、 シェルのパターンマッチ文字列を使用することができます。 .Sh 機能 以下の機能のいずれか 1 つだけを必ず指定する必要があります。 .Pp .Bl -tag -width "--concatenate" -compact .It Fl A .It Fl -catenate .It Fl "-concatenate" 指定された ( .Nm アーカイブ形式の) ファイルを tar アーカイブの末尾 に追加します (追加する前の古い end-of-archive ブロックは削除さ れます)。 これは、指定されたファイルがアーカイブの中の 1 ファイルとなるので はなく、指定したファイルの中に含まれているファイルを、最初に指定 したアーカイブに追加するという効果を持ちます。 .Em 注 : このオプションは .Ar tarfile を再書き込みする必要があるため、1/4 インチカートリッジテープでは動作しません。 .It Fl c .It Fl -create 新しいアーカイブを作成して (もしくは古い内容を切り捨てて)、指定 されたファイルをアーカイブに書き込みます。 .It Fl d .It Fl -diff .It Fl -compare アーカイブの中のファイルと、それに相当するファイルシステム内の ファイルとの違いを調査します。 .It Fl -delete 指定されたファイルをアーカイブから削除します (1/4 インチテープでは動作しません)。 .It Fl r .It Fl -append アーカイブの末尾にファイルを追加します (1/4 インチテープでは動作しません)。 .It Fl t .It Fl -list アーカイブ内容のリスト表示をします。もし引数として .Ar filename が指定されていれば、そのファイルだけがリスト表示されます。 そうでなければ、アーカイブに含まれるすべてのファイルリストが表示されます。 .It Fl u .It Fl -update 指定したファイルのうち、アーカイブ内のファイルよりもディスク上の ファイルの変更時刻が新しいものだけを追加します。1/4 インチテープ では動作しません。 .It Fl x .It Fl -extract .It Fl -get アーカイブからファイルを抽出します。可能ならば、所有者、 変更時刻、ファイル属性はリストアされます。もし .Ar file 引数が指定されていなければ、アーカイブ内の全ファイルが抽出されます。 もし .Ar filename 引数がテープ上のディレクトリ名にマッチしていれば、そのディレクトリと ディレクトリ内のファイルが抽出されます (ディレクトリ内の すべてのディレクトリについても同様に抽出されます)。 もしアーカイブ内に、相当する同じファイルが複数含まれていれば (上記の .Fl -append コマンドを参照)、最後に含まれているものが他のすべてのファイルを 上書きする形で抽出されます。 .Sh オプション .Nm の他のオプションは、組み合わせて使用することができます。 1 文字オプションは、コマンド単語の中で指定することができます。 引数を与えるべきオプションの場合、オプションに続けて引数を指定し ます。1 文字オプションであれば、これに続くコマンドライン引数を 使用します (以下の .Sx 使用例 を参照してください)。 .Pp .Bl -tag -width "--preserve-permissions" -compact .It Fl -help .Nm のすべてのコマンドオプションについて一覧と解説を表示します。 .It Fl -atime-preserve テープに書かれている、ファイルのアクセス時刻をリストアします。 (inode の変更時刻が変更されることに注意してください!) .It Fl b .It Fl -block-size Ar number 読み書きするブロックサイズを .Ar number * 512-byte ブロック に設定します。 .It Fl B .It Fl -read-full-blocks 短い読みだしブロックを、完全なブロックに再組み立てします ( .Bx 4.2 パイプの読み込み用)。 .It Fl C Ar directory .It Fl -directory Ar directory 残りの引数を処理する前に .Ar directory へ移動します。 .It Fl -checkpoint アーカイブを読み書きする間に読み書きしたバッファの数を表示します。 .It Fl f Xo .Oo Ar hostname : Oc Ns Ar file .Xc .It Fl -file Xo .Oo Ar hostname : Oc Ns Ar file .Xc 指定された .Ar file (デフォルトは .Pa /dev/sa0 ) を読み書きします。 もし .Ar hostname が指定されていれば、 .Nm は .Xr rmt 8 を使って、リモートマシン上の .Ar file を読み書きします。 .Dq Ar - はファイル名として使用されることもありますが、 これは標準入力から読み出したり、標準出力へ書き出したりするために使用されます。 .It Fl -force-local コロンがある時でさえ、アーカイブファイルはローカルのものとします。 .It Fl F Ar file .It Fl -info-script Ar file .It Fl -new-volume-script Ar file それぞれのアーカイブが終ると、スクリプトを実行します (暗黙の .Fl M 指定が行なわれます)。 .It Fl -fast-read ワイルドカードで指定されていないすべての抽出ターゲットが アーカイブ内に見つかったら、その時点で終了します。 .It Fl G .It Fl -incremental 古い GNU-format インクリメンタルバックアップファイルを作成/リスト/抽出します。 .It Fl g Ar file .It Fl -listed-incremental Ar file 新しい GNU-format インクリメンタルバックアップファイルを 作成/リスト/抽出します。 .It Fl h .It Fl -dereference シンボリックリンクをシンボリックのまま書き込みません。シンボリックリンクが 指しているデータを書き込みます。 .It Fl i .It Fl -ignore-zeros アーカイブの中のゼロブロック (通常、End-Of-File を意味する) を無視します。 .It Fl -ignore-failed-read ファイルが読めなくても、非 0 のステータスで exit しません。 .It Fl j .It Fl y .It Fl -bzip .It Fl -bzip2 .It Fl -bunzip2 アーカイブを .Xr bzip2 1 でフィルタリングします。 .It Fl k .It Fl -keep-old-files ディスク上に既にあるファイルを保持します。つまり、アーカイブから 抽出するファイルは、ディスク上のファイルへ上書きしません。 .It Fl K Ar file .It Fl -starting-file Ar file アーカイブの中の .Ar file から (抽出、リストなどを) 始めます。 .It Fl l .It Fl -one-file-system あるファイルシステム内にあるファイルだけでアーカイブを作成します (他ファイルシステムへのマウントポイントを跨ぎません)。 .It Fl L Ar number .It Fl -tape-length Ar number .Ar number * 1024 バイト書き込んだ後でテープの交換を要求します。 .It Fl m .It Fl -modification-time ファイルの変更時刻を抽出しません。 .It Fl M .It Fl -multi-volume マルチボリュームアーカイブを作成/リスト/抽出します。 .It Fl n .It Fl -norecurse 作成時に再帰的にサブディレクトリを走査しません。 .It Fl -volno-file Ar file ボリューム番号付きのファイル名です。 .It Fl N Ar date .It Fl -after-date Ar date .It Fl -newer Ar date 作成時間が .Ar date より新しいファイルだけを抽出します。 .It Fl -newer-mtime Ar date 変更時間が .Ar date より新しいファイルだけを抽出します。 .It Fl o .It Fl -old-archive .It Fl -portability POSIX フォーマットではなく、V7 フォーマットのアーカイブを作成します。 .It Fl O .It Fl -to-stdout ファイルを標準出力に抽出します。 .It Fl p .It Fl -same-permissions .It Fl -preserve-permissions 保護情報を完全に抽出します。 .It Fl -preserve .Fl p s の指定と同じ効果を持ちます。 .It Fl P .It Fl -absolute-paths ファイル名から先頭の .Ql / をとりません。 .It Fl R .It Fl -record-number メッセージ中にアーカイブ内のレコード番号を埋め込み表示します。 .It Fl -remove-files アーカイブに追加したファイルを、追加後に削除します。 .It Fl s .It Fl -same-order .It Fl -preserve-order アーカイブ内から抽出するファイルを、指定された順のままにします。 .It Fl -show-omitted-dirs アーカイブ作成中に除外されたディレクトリを表示します。 .It Fl S .It Fl -sparse .Dq 疎な ファイルを効率的に扱うようにします。 .It Fl T Ar file .It Fl I Ar file .It Fl -files-from Ar file .Ar file から抽出もしくは作成するファイル名を得ます (1 行 1 ファイル名)。 .It Fl -null null で終わっている名前を考慮し、 .Fl T の振舞を変更します。 これは .Fl C 指定を無効にします。 .It Fl -totals .Fl -create によって書かれた総バイト数を表示します。 .It Fl U .It Fl -unlink .It Fl -unlink-first ファイルを作成する前に、いったん削除します。 .It Fl v .It Fl -verbose .Fl -create でアーカイブに書くファイルや .Fl -extract でアーカイブから 取り出すファイル名をリスト表示します。 ファイルの保護情報をファイル名とともに表示させるには、 .Fl -list を使います。 .It Fl V Ar volume-name .It Fl -label Ar volume-name 指定された .Ar volume-name を持ったアーカイブを作成します。 .It Fl -version .Nm プログラムのバージョン番号を表示します。 .It Fl w .It Fl -interactive .It Fl -confirmation すべての動作に対して、確認を求めるようになります。 .It Fl W .It Fl -verify アーカイブを書き込んだ後、ベリファイを試みます。 .It Fl -exclude Ar pattern .Ar pattern にマッチするファイルを除外します (抽出しません。追加しません。リスト表示しません)。 .It Fl X Ar file .It Fl -exclude-from Ar file .Ar file に一覧されているファイルを除外します。 .It Fl Z .It Fl -compress .It Fl -uncompress アーカイブを .Xr compress 1 でフィルタリングします。 .It Fl z .It Fl -gzip .It Fl -gunzip アーカイブを .Xr gzip 1 でフィルタリングします。 .It Fl -use-compress-program Ar program アーカイブを .Ar program でフィルタリングします (これは、 .Fl d が指定されたときは .Dq decompress を意味しなければなりません)。 .It Fl -block-compress テープもしくはフロッピのために、圧縮プログラムの出力をブロック 化します (そうしないと、ブロック長がおかしくなり、デバイスドライバは そのブロックを拒絶するでしょう)。 .It Fl Xo .Op Cm 0 Ns - Ns Cm 7 Ns .Op Cm lmh .Xc テープドライブと密度を指定します。 .El .Sh 環境 環境変数 .Ev TAR_OPTIONS に .Nm のデフォルトオプションを保持させることが可能です。 これらのオプションは最初に解釈されますので、 明示的なコマンドラインパラメータで上書き可能です。 .Sh 使用例 .Pa bert と .Pa ernie というファイルを含む、 ブロックサイズが 20 ブロックのアーカイブを、 テープドライブ .Pa /dev/sa0 に作るには、 .Dl "tar cfb /dev/sa0 20 bert ernie" もしくは .Dl "tar --create --file /dev/sa0 --block-size 20 bert ernie" と入力します。 .Fl f および .Fl b フラグは両方とも引数を必要としていることに注意してください。 この引数は、コマンド単語に書かれているのと同じ順序でコマンドラインから 取得されます。 .Pp .Pa /dev/sa0 はデフォルトのデバイスであり、20 はデフォルトのブロック サイズですので、上記の例は次のように単純化できます。 .Dl "tar c bert ernie" \&"backup.tar" というアーカイブから、すべての C ソース及びヘッダを 抽出するには、次のようにタイプします。 .Pp .Dl tar xf backup.tar '*.[ch]' .Pp シェルがカレントディレクトリ内のファイル名に展開しないよう、パターンを クォートしなければならないことに注意してください (当然、 シェルはアーカイブ内のファイル一覧にアクセスすることはできません)。 .Pp ファイルを階層構造ごとコピーするには、このようにコマンドを使用してください: .Bd -literal tar cf - -C srcdir . | tar xpf - -C destdir .Ed .Pp ディスケットに、 .Xr gzip 1 を使った圧縮アーカイブを作成するには、次の ようなコマンドラインを使うといいでしょう。 .Dl "tar --block-compress -z -c -v -f /dev/fd1a -b 36 tar/" .Pp まとめ指定フラグと .Fl - スタイルのフラグを混在させることができない ことに注意してください。次のようにタイプしなければならないわけで はなく、上記のような書き方で 1 文字フラグを使うことができます。 .Dl "tar --block-compress --gzip --verbose --file /dev/fd1a --block-size 20 tar/" .Pp 上のようにして作成したディスクの内容は、次のようにすればリスト 表示できます。 .Pp .Dl "tar tvfbz /dev/fd1a 36" .Pp 2 つの .Nm アーカイブを 1 つのアーカイブにまとめるには、 .Dl "tar Af archive1.tar archive2.tar" を使います。こうすると、 .Pa archive2.tar に含まれているファイルが .Pa archive1.tar の末尾に追加されます (単純に .Dl "cat archive2.tar >> archive1.tar" とタイプしてもうまくいかないことに注意してください。なぜなら、 .Nm アーカイブの末尾には end-of-file ブロックがあるからです)。 .Pp .Pa srcdir ディレクトリから 1997 年 2 月 9 日 13:00 以降に変更をされた 全てのファイルをアーカイブするためには、以下の形式を使って下さい。 .Dl "tar -c -f backup.tar --newer-mtime 'Feb 9 13:15 1997' srcdir/" .Pp 他の時間指定形式としては、 .Sq "02/09/97 13:15" , .Sq "1997-02-09 13:15" , .Sq "13:15 9 Feb 1997" , .Sq "'9 Feb 1997 13:15" , .Sq "Feb. 9, 1997 1:15pm" , .Sq "09-Feb" , .Sq "3 weeks ago" , .Sq "May first Sunday" があります。 正しいタイムゾーンを指定するためには、 .Sq "13:15 CEST" や .Sq "13:15+200" を使用して下さい。 .Sh 環境変数 .Nm プログラムは、以下の環境変数を参照します。 .Bl -tag -width "POSIXLY_CORRECT" .It Ev POSIXLY_CORRECT 通常、 .Nm はファイル指定の中に混ざったフラグを処理します。 この環境変数を設定すると、 .Nm は最初のフラグ以外の引数を見つける とそれ以降の引数に対してフラグ処理を行なわないという、POSIX 仕様 に合わせた動作を行なうようになります。 .It Ev SHELL インタラクティブモードにおいて、サブシェルの起動が要求されたとき、 .Ev SHELL 変数が設定されていればそれが、設定されていなければ .Pa /bin/sh が使用されます。 .It Ev TAPE .Nm のデフォルトのテープドライブを変更します (これは、さらに .Fl f フラグによって変更することができます)。 +.It TAR_RSH +TAR_RSH 環境変数は、デフォルトシェルに優先して、 +.Nm tar +のデータ転送に使用されます。 .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width "/dev/sa0" .It Pa /dev/sa0 デフォルトのテープドライブ .El .Sh 互換性 .Fl y は FreeBSD だけの機能です。 GNU .Nm メンテナは、 .Fl j を GNU .Nm 1.13.18 以降における公式な .Xr bzip2 1 圧縮オプションとして採用しました。 .Fl I オプションは、Solaris の .Nm との互換性のためにあります。 .Sh 関連項目 .Xr bzip2 1 , .Xr compress 1 , .Xr gzip 1 , .Xr pax 1 , .Xr rmt 8 .Sh 歴史 .Nm フォーマットは立派な歴史を持っていて、Sixth Edition UNIX に 原点があります。 この .Nm の実装は GNU 実装であり、 .An John Gilmore によって書かれた パブリックドメイン .Nm が元になっています。 .Sh 作者 .An -nosplit 次の人を含む、大変多くの人々。[ソースの中の .Pa ChangeLog ファイルに記述されている人々] .An John Gilmore (オリジナルのパブリックドメイン版の作者), .An Jay Fenlason (最初の GNU 作者), .An Joy Kendall , .An Jim Kingdon , .An David J. MacKenzie , .An Michael I Bushnell , .An Noah Friedman そして バグフィックスや追加を貢献してくれた無数の人々。 .Pp このマニュアルページは .Nx 1.0 release から、 .Fx グループが 取り込んだものです。 .Sh バグ 特徴的な .Fl C オプションの動作は、伝統的な .Nm プログラムのそれとは異なるので、 あまり頼りにはできません。 .Pp .Fl A コマンドで任意の数の .Nm アーカイブを結合できればいいのですが、それはできません。 これをやろうとしても、2 つ目以降のアーカイブの end-of-archive ブロックが削除されずに残ってしまいます。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/make.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/make.1 index 8c429cc170..aef98d5ce1 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/make.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/make.1 @@ -1,1202 +1,1202 @@ .\" Copyright (c) 1990, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" from: @(#)make.1 8.4 (Berkeley) 3/19/94 -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/make/make.1,v 1.29.2.7 2001/01/16 10:40:42 ru Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/make/make.1,v 1.29.2.8 2001/02/28 11:48:58 dwmalone Exp % .\" .\" this file based on that translated to japanese on NetBSD Japanese Reference .\" Manual Project, and modefied to fit FreeBSD Reference Manual .\" by Mochida Shuji 1996/04/26 .\" jpman %Id: make.1,v 1.2 1997/05/27 00:42:17 mutoh Stab % .\" .Dd March 19, 1994 .Dt MAKE 1 .Os .Sh 名称 .Nm make .Nd プログラムの依存関係をメンテナンスする .Sh 書式 .Nm .Op Fl BPSXeiknqrstv .Op Fl D Ar variable .Op Fl d Ar flags .Op Fl E Ar variable .Op Fl f Ar makefile .Op Fl I Ar directory .Bk -words .Op Fl j Ar max_jobs .Op Fl m Ar directory .Ek .Op Fl V Ar variable .Op Ar variable Ns No = Ns Ar value .Op Ar target ... .Sh 解説 .Nm は、プログラムのメンテナンスを単純化するためのツールです。 その入力はファイルの生成とプログラムとの間の依存関係を指定する リストが記述されています。 カレントディレクトリまたは特別なオブジェクトディレクトリ .Ql Va (.OBJDIR 参照) のどちらか一方において .Ql Pa makefile と .Ql Pa Makefile の最初に見つかった方から、この指定のリストが読み込まれます。 .Ql Pa .depend というファイルが見つかれば、それも読み込みます .Pq Xr mkdep 1 を参照 。 .Pp 本マニュアルはリファレンスのためのみのドキュメントです。 .Nm と makefile に関する詳しい紹介は .%T "Make \- A Tutorial" を参照してください。 .Pp オプションは以下のとおりです。 .Bl -tag -width Ds .It Fl B シーケンス中の依存行のソースを作成するために、各コマンドに対して 1 つのシェルを実行する、バックワード互換モードで実行しようとします。 このオプションは .Fl j が使用されない限り、デフォルトで有効になります。 .It Fl D Ar variable 大域変数 .Ar variable を 1 と定義します。 .It Fl d Ar flags デバッグモードを有効にし、 .Nm が表示するデバッグ情報の種類を指定します。 引数 .Ar flags には、以下のうち 1 つ以上を指定できます。 .Bl -tag -width Ds .It Ar A すべてのデバッグ情報を出力します。他のフラグをすべて指定したことと 等価です。 .It Ar a アーカイブ検索とキャッシュに関する情報を表示します。 .It Ar c 条件評価に関する情報を表示します。 .It Ar d ディレクトリ検索とキャッシュに関する情報を表示します。 .It Ar f for ループの実行に関するデバッグ情報を表示します。 今のところは何もしていません。 .It Ar "g1" 処理を行う前に、入力のグラフを表示します。 .It Ar "g2" すべての処理を行ったあと、あるいはエラーにより終了する前に入力のグラフを 表示します。 .It Ar j 複数のシェルを起動する場合の情報を表示します。 .It Ar l @ がコマンドに前置されていようといまいと、 また他の「静寂」フラグの有無に関わらず、Makefile のコマンドを表示します。 これは「やかましい」動作としても知られています。 .It Ar m ターゲットの作成と変更日付に関する情報を表示します。 .It Ar s 拡張子解釈に関する情報を表示します。 .It Ar t ターゲットリストのメンテナンスに関する情報を表示します。 .It Ar v 変数の値に関する情報を表示します。 .El .It Fl E Ar variable (存在すれば) 環境の値で上書きする、makefile の中の変数を指定します。 .It Fl e 環境の値で makefile 中のすべての変数の値を上書きするように指示します。 .It Fl f Ar makefile デフォルトの .Ql Pa makefile と .Ql Pa Makefile のかわりに、読み込むファイルを指定します。もし .Ar makefile が .Ql \- なら標準入力から読み込みます。複数のファイルが指定可能で、 指定した順に読み込まれます。 .It Fl I Ar directory makefile と、インクルードされる makefile を検索するためのディレクトリを 指定します。システムで定義してある makefile のあるディレクトリ (または、 複数のディレクトリ; .Fl m オプションを参照) は自動的にリストに含まれ、検索されます。 .It Fl i makefile から実行されたシェルコマンドが 0 でない終了ステータスを返し ても無視します。makefile 中でコマンドの先頭に .Ql \- を指定するのと同じです。 .It Fl j Ar max_jobs .Nm が同時に起動できるジョブの数を指定します。 .Ar B フラグを指定しなければ、互換性モードはオフになります。 .It Fl k エラーが発生しても処理を続行します。ただし、発生したエラーによって作成 が不能になったターゲットに依存したターゲットに関しては処理が中断されます。 .It Fl m Ar directory <...> 形式で読み込まれる sys.mk や makefile を検索するための ディレクトリを指定します。複数のディレクトリを検索パスに加えることが できます。このパスは、デフォルトのシステムインクルードパス .Pa /usr/share/mk を上書きします。 さらに、システムインクルードパスを "..." 形式のインクルードによって 追加することができます( .Fl I オプションを参照)。 .It Fl n make が実行するであろうコマンド内容の表示のみを行い、実行はしません。 .It Fl P 並行して動作するジョブを一緒に混ぜて出力するのでなく、 与えられたジョブの順番をそろえて、ジョブが終了するまで表示しません。 このオプションは .Fl j が使われた時のみ効果を持ちます。 .It Fl q いっさいのコマンドを実行せず、指定されたターゲットが最新のものであれば 0 を、そうでなければ 1 を終了ステータスとして返します。 .It Fl r システムの makefile で定義された組み込みのルールを使用しません。 .It Fl S エラーが起きた時に処理を中止します。 デフォルトの動作です。このオプションは 再帰的な構築の際に .Fl k オプションを打ち消すのに必要となります。 .It Fl s 実行するコマンドを表示しません。makefile のなかで、コマンドの先頭に .Ql Ic @ を指定するのと同じです。 .It Fl t makefile で指定されたターゲットを作り直すのではなく、ターゲットを作成 するか、あるいは最終更新日付を現在の時刻に設定することにより、 ターゲットが最新であるかのようにします。 .It Fl V Ar variable グローバルな文脈での .Nm の .Ar variable の値を表示します。如何なるターゲットも生成しません。 このオプションで複数のインスタンスを指定することができます。 変数は、各行毎に表示されます。未定義もしくは空の変数は、空行で 表現されます。 .It Fl v 特に冗長表示させます。 複数ジョブの make においては、ファイルバナーを生成させます。 .It Fl X .Fl V オプションを使用して変数の値を表示するときに、再帰的な値の展開をしません。 .It Ar variable Ns No = Ns Ar value 変数 .Ar variable の値を .Ar value に設定します。 .El .Pp makefile には 7 種類の行があります: 依存関係記述、シェルコマンド、変数 代入、インクルード文、条件命令、for ループ、コメントです。 .Pp 一般に、行は行末にバックスラッシュ .Pq Ql \e を置くことにより次行へ継続させることがで きます。この場合、バックスラッシュ直後の改行と、次の行の先頭の 空白部分は 1 つの空白に置き換えられます。 .Sh ファイル依存関係記述 入力ファイルにおける依存関係記述行は、1 つ以上のターゲット、オペレータ、 0 個 以上のソースからなります。 これは、ターゲットがソースに .Dq 依存 しているという関係を 定義しており、通常は、ソースからターゲットが作成されます。ターゲットと ソースとの厳密な関係はオペレータによって、両者間に指定します。 オペレータには以下の種類があります。 .Bl -tag -width flag .It Ic \&: ターゲットの最終更新日付が、いずれかのソースの最終更新日付よりも 古いものであれば、ターゲットは古いものであり、作り直されるべきものと 判断されます。 別の行でこのオペレータによる同じターゲットに関するソースの記述があれば、 それらはすべて 1 つにまとめられます。ターゲットの作成中に .Nm が中断されると、ターゲットは削除されます。 .It Ic \&! ターゲットはつねに作り直されます。ただし、作り直されるのは、 すべてのソースが検査され、必要と判断されたソースが作り直されたあとです。 このオペレータによる同じターゲットに関するソースの記述が別の行にもあれば、 それらはすべて 1 つにまとめられます。ターゲットの作成中に .Nm が中断されると、ターゲットは削除されます。 .It Ic \&:: ソースが指定されていなかった場合、つねにターゲットは作り直されます。 指定されていた場合にはソースのいずれかがターゲットよりも新しい時だけ ターゲットは作り直されます。本オペレータでは、別の行において同じ ターゲットに関するソースの記述があっても 1 つにまとめません。 ターゲットの作成中に .Nm が中断されても、ターゲットは削除されません。 .El .Pp ターゲットとソースは、シェルのワイルドカード表記として .Ql \&? , .Ql * , .Ql [] , .Ql {} を含むことができます。 .Ql \&? , .Ql * , .Ql [] の表記は、ターゲットまたはソースの最後の要素として記述でき、 存在するファイルを指定するものでなければなりません。 表記 .Ql {} はファイルが存在しなくてもかまいません。シェルのように辞書順に並べられて 展開されることはなく、ファイルシステム上に並んでいる順番のまま行われます。 .Sh シェルコマンド ターゲットは、シェルコマンドの列と関連付けることができ、通常はそれによって ターゲットを作成します。 これに含まれる各コマンドは、 .Em 必ず 行頭のタブに続けて記述します。同一のターゲットに 対して複数の依存記述行がある場合、 .Ql Ic :: オペレータを使用したのでなければ、それらのうちの 1 つにのみコマンド行を 続けることができます。 .Pp コマンドラインの先頭もしくは先頭 2 文字が .Ql Ic @ や .Ql Ic \- ならば、コマンドは特別な扱いを受けます。 .Ql Ic @ は、コマンドが実行前に、コマンド内容の表示を抑制します。 .Ql Ic \- は、コマンドの 0 ではない終了ステータスを無視するように指示します。 .Sh 変数代入 .Nm で使われる変数はシェルでの変数に類似しています。そして、歴史的な経緯から、 すべて大文字からなる名前が用いられます。変数代入には以下の 5 通りの オペレータを使用できます。 .Bl -tag -width Ds .It Ic \&= 変数に値を代入します。その時点までの値は失われます。 .It Ic \&+= 現在の変数の値に、右辺の値を追加します。 .It Ic \&?= 変数が未定義の場合のみ、値を代入します .It Ic \&:= 右辺を展開した値を代入します。つまり、変数に代入する前に値の展開を行います。 通常、値の展開は代入時には行われず、変数が参照されるときに行われます。 .It Ic \&!= 右辺を展開した値をシェルに実行させ、実行結果を左辺の変数に代入します。 結果のなかに含まれる改行は空白に置き換えられます。 .El .Pp いずれの場合も、値の前にある空白は無視されます。値が追加される場合、 変数の直前の値と追加する値との間に空白が挿入されます。 .Pp 変数は、ドル記号 .Pq Ql $ に続いて中括弧 .Pq Ql {} または小括弧 .Pq Ql () で囲まれた変数名を置くことにより展開されます。もし変数名が 1 文字な ら、変数名を囲む括弧は省略できますが、このような省略形は推奨できません。 .Pp 変数置換は、変数が用いられている場所により、 2 つの別々のタイミングで 行われます。依存関係記述行で用いられた変数は、その行が読み込まれたときに 展開されます。シェルコマンド内で用いられた変数は、シェルコマンド実行時に 展開されます。 .Pp 変数には、優先度に従って、4 つの異なるクラスがあります: .Bl -tag -width Ds .It 環境変数 .Nm の環境中で有効な変数 .It グローバル変数 makefile とインクルードされた makefile 内で有効な変数。 .It コマンドライン変数 コマンドラインで指定された変数。 .It ローカル変数 あるターゲットのみに対して定義される変数。ローカル変数には、 以下の 7 種類があります: .Bl -tag -width ".ARCHIVE" .It Va .ALLSRC このターゲットに対するすべてのソースのリスト。 .Ql Va \&> も同じです。 .It Va .ARCHIVE アーカイブファイル名。 .Ql Va \&! も同じです。 .It Va .IMPSRC ターゲット名に変換するのに使用するソースのファイル名またはパス名 ( .Dq 暗黙の ソース)。 .Ql Va \&< も同じです。 .It Va .MEMBER アーカイブのメンバ。 .Ql Va \&% も同じです。 .It Va .OODATE ターゲットよりも新しいソースのリスト。 .Ql Va \&? も同じです。 .It Va .PREFIX ターゲットのディレクトリ名と拡張子を取り除いた名前。 .Ql Va * も同じです。 .It Va .TARGET ターゲットの名前。 .Ql Va @ も同じです。 .El .Pp 短い形式 .Ql Va @ , .Ql Va \&! , .Ql Va \&< , .Ql Va \&% , .Ql Va ? , .Ql Va \&> , .Ql Va * は互換性のためのものですが、利用することは推奨できません。 また、 .Ql Va "@F" , .Ql Va "@D" , .Ql Va " .It Ic \&.include Ar \*qfile\*q 指定した makefile をインクルードします。 アングルブラケットが使用された場合は、 makefile はシステムの makefile ディレクトリにあるものを用います。 ダブルクォートが使用された場合は、 makefile が存在するディレクトリ、 .Fl I オプションで指定されたディレクトリ、システムの makefile ディレクトリの 順に検索します。 .It Ic \&.undef Ar variable 指定したグローバル変数を未定義とします。 グローバル変数のみ、未定義とすることができます。 .It Ic \&.error Ar message makefile の処理を即座に終了します。 makefile のファイル名と、どの行でエラーとなったかと、 指定したエラーメッセージとを、標準出力に表示し、 .Nm は終了コード 1 で終了します。 .El .Pp 条件文は Makefile のどの部分を処理するのかを判定するために使用します。 C プリプロセッサがサポートする条件文と同様に使用されます。 以下の条件文がサポートされています: .Bl -tag -width Ds .It Xo .Ic \&.if .Oo \&! Oc Ns Ar expression .Op Ar operator expression ... .Xc 式の値をテストします。 .It Xo .Ic .ifdef .Oo \&! Oc Ns Ar variable .Op Ar operator variable ... .Xc 変数の値をテストします。 .It Xo .Ic .ifndef .Oo \&! Oc Ns Ar variable .Op Ar operator variable ... .Xc 変数の値をテストします。 .It Xo .Ic .ifmake .Oo \&! Oc Ns Ar target .Op Ar operator target ... .Xc ターゲット .Ar target が作成中かどうかをテストします。 .It Xo .Ic .ifnmake .Oo \&! Oc Ns Ar target .Op Ar operator target ... .Xc ターゲット .Ar target が作成中かどうかをテストします。 .It Ic .else 最後に行った条件文の意味を逆にします。 .It Xo .Ic .elif .Oo \&! Oc Ns Ar expression .Op Ar operator expression ... .Xc .Ql Ic .else と直後の .Ql Ic .if を対にしたものです。 .It Xo .Ic .elifdef .Oo \&! Oc Ns Ar variable .Op Ar operator variable ... .Xc .Ql Ic .else と直後の .Ql Ic .ifdef を対にしたものです。 .It Xo .Ic .elifndef .Oo \&! Oc Ns Ar variable .Op Ar operator variable ... .Xc .Ql Ic .else と直後の .Ql Ic .ifndef を対にしたものです。 .It Xo .Ic .elifmake .Oo \&! Oc Ns Ar target .Op Ar operator target ... .Xc .Ql Ic .else と直後の .Ql Ic .ifmake を対にしたものです。 .It Xo .Ic .elifnmake .Oo \&! Oc Ns Ar target .Op Ar operator target ... .Xc .Ql Ic .else と直後の .Ql Ic .ifnmake を対にしたものです。 .It Ic .endif 条件文の本体を終了させます。 .El .Pp オペレータ .Ar operator は、以下のうちのいずれかです。 .Bl -tag -width "Cm XX" .It Cm \&|\&| 論理 OR。 .It Cm \&&& 論理 AND。 .Ql Ic || より優先順位が上です。 .El .Pp C 言語と同様、 .Nm は条件式を、式の値を決定するのに必要なところまでしか評価しません。 評価順序を変更するには括弧を使います。論理オペレータ .Ql Ic !\& は条件式全体の値を反転するのに使用します。 .Ql Ic !\& は .Ql Ic \&&& より優先順位が上です。 .Pp 式 .Ar expression は、以下のいずれかの形式です: .Bl -tag -width Ic .It Ic defined 引数として変数名をとり、変数が定義されていれば真となる。 .It Ic make 引数としてターゲット名をとり、そのターゲットが .Nm のコマンドライン引数に指定されているか、デフォルトのターゲット .Pq 明示的なものも暗黙的なものも含む。 Va .MAIN の項を参照 として宣言されている場合に真となる。 .It Ic empty 引数として変数名 .Pq と修飾子 をとり、展開した結果が空文字列ならば真となる。 .It Ic exists 引数としてファイル名をとり、ファイルが存在すれば真となる。 ファイルはシステム検索パス .Pq Va .PATH の項を参照 にそって検索される。 .It Ic target 引数としてターゲット名をとり、ターゲットが定義されているなら真となる。 .El .Pp 条件式 .Ar expression としては、数値あるいは文字列の比較を用いることもできます。比較オペレータの 両辺は、変数展開が適用されたあとに比較されます。値が 0x で始まるなら 16 進数 であると解釈し、さもなければ 10 進数と解釈します。8 進数はサポートして いません。標準的な C 言語の関係オペレータは全て利用可能です。 変数展開後、 .Ql Ic == または .Ql Ic "!=" の左辺値または右辺値のいずれかが数値とは認められない場合、文字列として 比較を行います。関係オペレータが指定されなかった場合、展開された変数と 0 とを 比較します。 .Pp 条件式を評価中に、評価できない単語が出現した場合は、条件式の形式によって、 .Dq make または .Dq defined オペレータを適用します。条件式が .Ql Ic .ifdef または .Ql Ic .ifndef ならば .Dq defined を、条件式が .Ql Ic .ifmake または .Ql Ic .ifnmake ならば .Dq make を、それぞれ適用します。 .Pp 条件式が真と評価されたなら、makefile の解析はそのまま続行されます。 偽と評価されたなら、 .Ql Ic .else または .Ql Ic .endif が見つかるまで makefile の解析をスキップします。 .Pp for ループは、いくつかのルールを一連のファイルに適用するのによく 用いられます。以下がループの形式です: .Bl -tag -width Ds .It Xo .Ic \&.for .Ar variable .Ic in .Ar expression .Xc .It Xo .Xc .It Xo .Ic \&.endfor .Xc .El .Ar expression は評価されたあとに単語に分解され、それぞれを .Ar variable に代入 しながら、 .Ic make-rules 部分を繰り返し展開します。 .Sh コメント コメントはハッシュ記号 .Pq Ql \&# から始まり、シェルコマンド行以外のどこにでも置くことができます。 コメントは改行で終わります。 .Sh 特殊ソース .Bl -tag -width Ic .It Ic .IGNORE 本ターゲットに関連したコマンドでのエラーを無視します。シェルコマンドの 先頭にダッシュ .Ql \- を指定したのと等価です。 .It Ic .MAKE たとえ、 .Fl n や .Fl t オプションが指定されていても、このターゲットに関連したシェルコマンドを 実行します。通常、再帰的な .Nm のために用いられます。 .It Ic .NOTMAIN 通常 .Nm は、最初に発見したターゲットをデフォルトのターゲットとみなします。 .Ic .NOTMAIN が指定されたターゲットはデフォルトのターゲットとはみなされなくなります。 .It Ic .OPTIONAL もし .Ic .OPTIONAL が指定されたターゲットの作り方がわからなくても、エラーとはせず、 そのターゲットは必要ないか、すでに存在しているものとみなします。 .It Ic .PRECIOUS 通常 .Nm が中断されたときは、作成途中のターゲットは削除されます。本ソースを 指定することで、そのターゲットを削除しなくなります。 .It Ic .SILENT 指定されたターゲットに関連づけられたシェルコマンドを実行するときに エコーを行いません。シェルコマンドの先頭に .Ql @ を指定したのと等価です。 .It Ic .USE 指定されたターゲットをマクロ的に扱います。 .Ic .USE をソースに持つターゲット .Pq 以下ではマクロと呼びます が別のターゲットのソースとなった場合、その ターゲットはコマンド、ソース、属性( .Ic .USE は除く) をマクロから受け取ります。もし、すでにターゲットにコマンドが指定されていた 場合は、マクロのコマンドが追加されます。 .It Ic .WAIT 特別な .Ic .WAIT ソースが依存関係行に現れた時には、ソースはその行中でソースが 作成されるまで待ちます。ループは検出されず、ループ形式のターゲットは 単に無視されます。 .El .Sh 特殊ターゲット 特殊ターゲットは、他のターゲットとともに使用してはいけません。すなわち、 依存関係記述行の唯一のターゲットとして指定する必要があります。 .Bl -tag -width Ic .It Ic .BEGIN 本ターゲットに指定されたシェルコマンドは他の処理に先立って実行されます。 .It Ic .DEFAULT これは、作成方法がわからないどんなターゲットにも適用される .Ic .USE ルールのようなものです。シェルスクリプトのみを使用します。 .Ic .DEFAULT に指定されたコマンド中の .Ic .IMPSRC 変数はターゲット自身の名前に置換されます。 .It Ic .END 本ターゲットに指定されたシェルコマンドは、他のすべての処理の終了後に 実行されます。 .It Ic .IGNORE 指定されたソースに .Ic .IGNORE 属性を付与します。もしソースが指定されていなければ、 .Fl i オプションを指定したのと同じ意味になります。 .It Ic .INCLUDES ソースファイル中で include される可能性のあるファイルの拡張子のリスト。 拡張子はあらかじめ .Ic .SUFFIXES で宣言されていなければなりません; このように宣言された拡張子は自身の検索パス( .Ic .PATH 参照) にそれぞれ .Fl I フラグを前に付けた状態で .Va .INCLUDES 特殊変数に設定されます。 .It Ic .INTERRUPT .Nm が中断されたとき、本ターゲットに指定されたコマンドを実行します。 .It Ic .LIBS .Ic .INCLUDES が include ファイルに対して行なうことと同じことを ライブラリに対して行ないます。ただし .Fl L フラグが使われます。 .It Ic .MAIN ターゲットを指定せずに .Nm が起動された場合、本ターゲットを処理します。 .Nm がデフォルトターゲットを選択した際に、 利用者がコマンドラインからデフォルトターゲットを指示できるようにするため、 明示的・暗黙的に関わらず必ず設定されます。 .It Ic .MAKEFLAGS ソースにおいて、 .Nm に指定するフラグを指定します。フラグはシェルでタイプしたのと同様に 渡されますが、 .Fl f オプションは無効になります。 .\" XXX: NOT YET!!!! .\" .It Ic .NOTPARALLEL .\" この名前のターゲットは、並列モードを使わすに実行されます。 .\" ターゲットが指定されていない時には、全てのターゲットが非並列モード .\" で実行されます。 .It Ic .NOTPARALLEL 並列モードを使いません。 .It Ic .NO_PARALLEL 上と同じですが、 pmake の変種のための互換性のためにあります。 .It Ic .ORDER シーケンス中の名前付きターゲットが作成されます。 .\" XXX: NOT YET!!!! .\" .It Ic .PARALLEL .\" 名前付きターゲットが並列モードで実行されます。 .\" ターゲットが指定されない時には、全てのターゲットが並列モードで実行 .\" されます。 .It Ic .PATH カレントディレクトリに発見できなかったときのファイルの検索パスを、 本ターゲットのソースとして指定します。ソースが指定されなかった場合、 以前に設定されていたディレクトリが無効になります。 可能であれば .Ic .PATH を利用する方が、 .Va VPATH 変数を利用するよりも好まれています。 .It Ic .PATH\fIsuffix\fR カレントディレクトリに発見できなかったときの suffix のついたファイルの検索パスをソースとして指定します。 .Nm はファイルが見つからなかった場合に、 デフォルトパスよりも先に、まず suffix の付いた検索パスで探します。 この形式は .Ic .LIBS と .Ic .INCLUDES が動作するために必要です。 .It Ic .PHONY .Ic .PHONY 属性を指定したソースに適用します。この属性を持ったターゲットは いつでも更新されていると考えられます。 .It Ic .PRECIOUS 指定されたソースに .Ic .PRECIOUS 属性を付与します。もし、ソースが指定されなかった場合、 すべてのターゲットに .Ic .PRECIOUS 属性を与えます。 .It Ic .SILENT 指定されたソースに .Ic .SILENT 属性を付与します。もし、ソースが指定されなかった場合、 ファイル中のすべてのコマンドに .Ic .SILENT 属性を与えます。 .It Ic .SUFFIXES ソースにおいて、 .Nm で用いる拡張子を指定します。ソースが指定されなかった場合は、 以前の指定が無効になります。 .El .Sh 互換性 .Nm の古いバージョンは .Ev MAKEFLAGS の代わりに .Ev MAKE を使っていました。 この機能は POSIX への互換性のために削除されました。 内部変数 .Va MAKE は .Va .MAKE と同じ値が代入されます ; この機能は将来削除されるかもしれません。 .Pp .Nm のたくさんの秘密にされいている機能の多くは、 より多くの互換性を保つために使用を避けるべきです。 .Sh 環境変数 .Nm は次の環境変数の値を用います: .Ev MACHINE , .Ev MAKE , .Ev MAKEFLAGS , .Ev MAKEOBJDIR , .Ev MAKEOBJDIRPREFIX , .Ev PWD .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /usr/share/doc/psd/12.make -compact .It Pa .depend 依存関係リスト .It Pa Makefile 依存関係リスト .It Pa makefile 依存関係リスト .It obj オブジェクトディレクトリ .It Pa sys.mk システム定義の makefile .It Pa /usr/share/mk システム定義の makefile が置かれるディレクトリ .It /usr/share/doc/psd/12.make PMake のチュートリアル .It Pa /usr/obj デフォルトの .Ev MAKEOBJDIRPREFIX ディレクトリ .El .Sh バグ .Va .OBJDIR の決定は不条理といっていいほどまで曲解されます。 .Pp 複数の .Ic .MAIN 特殊ターゲットが存在した場合、 .Nm は最初のもの以外は黙って無視します。 .Pp .Nm がターゲット名なしに起動された場合と .Ic .MAIN 特殊ターゲットが存在しなかった場合、 .Va .TARGETS は設定されません。 .Pp テスト時の .Ar expression の評価はあまり気が配られていません。今のところ、 .Ql .if ${VAR} op something という形式でしか動きません。 例えば、テストは .Ql .if ${VAR} = "string" のように書かなければなりません。 他の書き方では動きません。 .Pp for ループはテストされる前に展開されるため、 .Bd -literal \&.for TMACHINE in ${SHARED_ARCHS} \&.if ${TMACHINE} = ${MACHINE} ... \&.endif \&.endfor .Ed のような断片は動きません。他の方法を使って書き直す必要があります。 .Sh 関連項目 .Xr mkdep 1 .Rs .%T "PMake - A Tutorial" .Re .Sh 歴史 .Nm は .At v7 において追加されました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/mktemp.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/mktemp.1 index d8f5b06714..0a58b8ea5f 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/mktemp.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/mktemp.1 @@ -1,180 +1,184 @@ -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/mktemp/mktemp.1,v 1.7.2.3 2000/12/12 10:02:33 ru Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/mktemp/mktemp.1,v 1.7.2.4 2001/03/02 09:34:01 obrien Exp % .\" From: %OpenBSD: mktemp.1,v 1.8 1998/03/19 06:13:37 millert Exp % .\" .\" Copyright (c) 1989, 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/mktemp/mktemp.1,v 1.7.2.3 2000/12/12 10:02:33 ru Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/mktemp/mktemp.1,v 1.7.2.4 2001/03/02 09:34:01 obrien Exp % .\" .Dd November 20, 1996 .Dt MKTEMP 1 .Os .Sh 名称 .Nm mktemp .Nd (ユニークな) 一時ファイル名を作成する .Sh 書式 .Nm .Op Fl d .Op Fl q .Op Fl t Ar prefix .Op Fl u .Ar template ... .Nm .Op Fl d .Op Fl q .Op Fl u .Fl t Ar prefix .Sh 解説 .Nm ユーティリティは、引数のファイル名テンプレートの一つ一つに対して、 その一部を上書きすることにより、ファイル名を生成します。 このファイル名はユニークであり、アプリケーションが使用するのに適しています。 テンプレートは、いくつかの .Ql X が後続する任意のファイル名であり、例えば .Pa /tmp/temp.XXXX です。 後続する .Ql X は、現在のプロセス番号やユニークな文字の組み合わせと置き換えられます。 .Nm が返すことが可能なユニークなファイル名の数は、指定した .Ql X の数に依存します; .Ql X を 6 つ指定した場合には、およそ 26 ** 6 の組み合わせを .Nm が扱えることとなります。 .Pp .Nm がユニークなファイル名を生成することに成功した場合、 ファイルがモード 0600 ( .Fl u フラグ未指定時) で作成され、ファイル名が標準出力に出力されます。 .Pp .Fl t Ar prefix オプション指定時には、 .Nm はテンプレート文字列を .Ar prefix と、 .Ev TMPDIR 環境変数が設定されていればそれも用いて生成します。 .Ev TMPDIR が設定されていない場合の、デフォルトの場所は .Pa /tmp です。ユーザが指定したかもしれない環境変数の使用が適切であると保証 できるかどうかに注意を払ってください。 .Pp 1 回の起動でいくつでも一時ファイルを作ってかまいません。これには、 .Fl t フラグの結果の内部テンプレートをもとにするものひとつも含まれます。 .Pp .Nm は、シェルスクリプトが安全に一時ファイルを使用するために提供されています。 伝統的に多くのシェルスクリプトが、 プログラム名に pid を付けた名前を一時ファイル名として使用しています。 この種の命名法は予測されうるので、 レース状態となった場合に容易に攻撃者が勝ってしまいます。 より安全、しかしながらまだ劣ったアプローチとして、 同じ命名法でディレクトリを作るというものがあります。 この方法では一時ファイルが壊されないことを保証できますが、 単純なサービス停止攻撃を許してしまいます。 上記のような理由により、 .Nm の使用をお勧めします。 .Sh オプション 使用可能なオプションを以下に示します: .Bl -tag -width indent .It Fl d ファイルではなくディレクトリを作成します。 .It Fl q エラーが発生した場合、黙って失敗します。 エラー出力が標準エラーに出力されることが望ましくないスクリプトで有用です。 .It Fl t Ar prefix ファイル名テンプレートを生成するために必要なテンプレートを生成します (与えられた .Ar prefix と、設定されている場合には .Ev TMPDIR を使用します)。 .It Fl u .Dq 安全ではない モードで操作します。一時ファイルは .Nm が終了する前にアンリンクされます。これは .Xr mktemp 3 よりは少しましですが、依然レース状態を引き起こします。 このオプションの使用はお勧めしません。 .El .Sh 戻り値 .Nm ユーティリティは、成功時には値 0 で終了します。 いかなる失敗時にも値 1 で終了します。 .Sh 使用例 以下の .Xr sh 1 スクリプトの一部で、 .Nm の簡単な使用方法を説明します。 このスクリプトは、安全な一時ファイルを取得できない場合には終了します。 .Bd -literal -offset indent TMPFILE=`mktemp /tmp/$0.XXXXXX` || exit 1 echo "program output" >> $TMPFILE .Ed .Pp $TMPDIR を使用する場合には次のようにします: .Bd -literal -offset indent TMPFILE=`mktemp -t $0` || exit 1 echo "program output" >> $TMPFILE .Ed .Pp 次の場合、スクリプト自身でエラーをつかまえます。 .Bd -literal -offset indent TMPFILE=`mktemp -q /tmp/$0.XXXXXX` if [ $? -ne 0 ]; then echo "$0: Can't create temp file, exiting..." exit 1 fi .Ed .Sh 関連項目 .Xr mkdtemp 3 , .Xr mkstemp 3 , .Xr mktemp 3 , .Xr environ 7 .Sh 歴史 .Nm ユーティリティは .Ox 2.1 -に登場しました。この実装はマニュアルページとは独立に記述されました。 +に登場しました。この実装は +.Ox +のマニュアルページとは独立に記述され、 +.Fx 2.2.7 +に初めて登場しました。 このマニュアルページは .Ox 由来です。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/tar.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/tar.1 index 9cdff1f0e5..ff4fb9e181 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/tar.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/tar.1 @@ -1,584 +1,588 @@ .\" Copyright (c) 1991, 1992, 1993 Free Software Foundation -*- nroff -*- .\" See /usr/src/gnu/COPYING for conditions of redistribution .\" .\" Written by John F. Woods .\" Updated by Robert Eckardt .\" -.\" %FreeBSD: src/gnu/usr.bin/tar/tar.1,v 1.22.2.8 2001/01/01 19:52:02 obrien Exp % +.\" %FreeBSD: src/gnu/usr.bin/tar/tar.1,v 1.22.2.9 2001/02/26 07:48:39 ume Exp % .\" .\" jpman %Id: tar.1,v 1.2 1997/06/24 07:09:44 bobson Stab % .Dd December 23, 2000 .Os FreeBSD .Dt TAR 1 .Sh 名称 .Nm tar .Nd "テープアーカイバ; ""tar"" アーカイブファイルの操作" .Sh 書式 .Nm .Op [-] Ns Ar bundled-options Ar Args .Op Ar gnu-style-flags .Op Ar filenames | Fl C Ar directory-name .Ar ... .Sh 解説 .Nm は、歴史的な理由により .Dq tape archiver を省略して名付けられました。 .Nm プログラムは、 .Ar tarfile と呼ばれる .Nm フォーマットのアーカイブファイルを作成し、アーカイブにファイルを追加したり、 またアーカイブからファイルを抽出したりします。 .Ar tarfile は通常磁気テープを指しますが、フロッピディスケットや 通常のファイルでも構いません。 .Pp 通常、 .Nm コマンドラインの最初の引数は、機能文字および機能変更文字からなる単語であり、 その前に ダッシュ (-) を付けても付けなくてもいいようになっています。 単語には、次の機能文字のうち丁度 1 つを含んでいる必要があります: .Cm A , .Cm c , .Cm d , .Cm r , .Cm t , .Cm u , .Cm x , これらはそれぞれ、 .Em 追加 (append) 、 .Em 作成 (create) 、 .Em 差分 (difference) 、 .Em 置換 (replace) 、 .Em リスト表示 (table of contents) 、 .Em 更新 (update) 、 .Em 抽出 (extract) を意味しています (下記に詳細があります)。 これらの他に、以下に詳細を述べる機能変更文字を、コマンド単語に 含めることができます。それらのいくつかは、コマンド単語内と同じ順で コマンドライン引数を要求します ( .Sx 使用例 の節を参照)。 機能文字と機能変更文字は、GNU 形式の引数で指定することもできます (2 つのダッシュを最初に付け、1 つのコマンド単語ごとに機能文字か 機能変更文字を 1 つだけ指定する)。 アーカイブへの追加、アーカイブからの抽出、そしてリスト表示のために コマンドライン指定するファイル名には、 シェルのパターンマッチ文字列を使用することができます。 .Sh 機能 以下の機能のいずれか 1 つだけを必ず指定する必要があります。 .Pp .Bl -tag -width "--concatenate" -compact .It Fl A .It Fl -catenate .It Fl "-concatenate" 指定された ( .Nm アーカイブ形式の) ファイルを tar アーカイブの末尾 に追加します (追加する前の古い end-of-archive ブロックは削除さ れます)。 これは、指定されたファイルがアーカイブの中の 1 ファイルとなるので はなく、指定したファイルの中に含まれているファイルを、最初に指定 したアーカイブに追加するという効果を持ちます。 .Em 注 : このオプションは .Ar tarfile を再書き込みする必要があるため、1/4 インチカートリッジテープでは動作しません。 .It Fl c .It Fl -create 新しいアーカイブを作成して (もしくは古い内容を切り捨てて)、指定 されたファイルをアーカイブに書き込みます。 .It Fl d .It Fl -diff .It Fl -compare アーカイブの中のファイルと、それに相当するファイルシステム内の ファイルとの違いを調査します。 .It Fl -delete 指定されたファイルをアーカイブから削除します (1/4 インチテープでは動作しません)。 .It Fl r .It Fl -append アーカイブの末尾にファイルを追加します (1/4 インチテープでは動作しません)。 .It Fl t .It Fl -list アーカイブ内容のリスト表示をします。もし引数として .Ar filename が指定されていれば、そのファイルだけがリスト表示されます。 そうでなければ、アーカイブに含まれるすべてのファイルリストが表示されます。 .It Fl u .It Fl -update 指定したファイルのうち、アーカイブ内のファイルよりもディスク上の ファイルの変更時刻が新しいものだけを追加します。1/4 インチテープ では動作しません。 .It Fl x .It Fl -extract .It Fl -get アーカイブからファイルを抽出します。可能ならば、所有者、 変更時刻、ファイル属性はリストアされます。もし .Ar file 引数が指定されていなければ、アーカイブ内の全ファイルが抽出されます。 もし .Ar filename 引数がテープ上のディレクトリ名にマッチしていれば、そのディレクトリと ディレクトリ内のファイルが抽出されます (ディレクトリ内の すべてのディレクトリについても同様に抽出されます)。 もしアーカイブ内に、相当する同じファイルが複数含まれていれば (上記の .Fl -append コマンドを参照)、最後に含まれているものが他のすべてのファイルを 上書きする形で抽出されます。 .Sh オプション .Nm の他のオプションは、組み合わせて使用することができます。 1 文字オプションは、コマンド単語の中で指定することができます。 引数を与えるべきオプションの場合、オプションに続けて引数を指定し ます。1 文字オプションであれば、これに続くコマンドライン引数を 使用します (以下の .Sx 使用例 を参照してください)。 .Pp .Bl -tag -width "--preserve-permissions" -compact .It Fl -help .Nm のすべてのコマンドオプションについて一覧と解説を表示します。 .It Fl -atime-preserve テープに書かれている、ファイルのアクセス時刻をリストアします。 (inode の変更時刻が変更されることに注意してください!) .It Fl b .It Fl -block-size Ar number 読み書きするブロックサイズを .Ar number * 512-byte ブロック に設定します。 .It Fl B .It Fl -read-full-blocks 短い読みだしブロックを、完全なブロックに再組み立てします ( .Bx 4.2 パイプの読み込み用)。 .It Fl C Ar directory .It Fl -directory Ar directory 残りの引数を処理する前に .Ar directory へ移動します。 .It Fl -checkpoint アーカイブを読み書きする間に読み書きしたバッファの数を表示します。 .It Fl f Xo .Oo Ar hostname : Oc Ns Ar file .Xc .It Fl -file Xo .Oo Ar hostname : Oc Ns Ar file .Xc 指定された .Ar file (デフォルトは .Pa /dev/sa0 ) を読み書きします。 もし .Ar hostname が指定されていれば、 .Nm は .Xr rmt 8 を使って、リモートマシン上の .Ar file を読み書きします。 .Dq Ar - はファイル名として使用されることもありますが、 これは標準入力から読み出したり、標準出力へ書き出したりするために使用されます。 .It Fl -force-local コロンがある時でさえ、アーカイブファイルはローカルのものとします。 .It Fl F Ar file .It Fl -info-script Ar file .It Fl -new-volume-script Ar file それぞれのアーカイブが終ると、スクリプトを実行します (暗黙の .Fl M 指定が行なわれます)。 .It Fl -fast-read ワイルドカードで指定されていないすべての抽出ターゲットが アーカイブ内に見つかったら、その時点で終了します。 .It Fl G .It Fl -incremental 古い GNU-format インクリメンタルバックアップファイルを作成/リスト/抽出します。 .It Fl g Ar file .It Fl -listed-incremental Ar file 新しい GNU-format インクリメンタルバックアップファイルを 作成/リスト/抽出します。 .It Fl h .It Fl -dereference シンボリックリンクをシンボリックのまま書き込みません。シンボリックリンクが 指しているデータを書き込みます。 .It Fl i .It Fl -ignore-zeros アーカイブの中のゼロブロック (通常、End-Of-File を意味する) を無視します。 .It Fl -ignore-failed-read ファイルが読めなくても、非 0 のステータスで exit しません。 .It Fl j .It Fl y .It Fl -bzip .It Fl -bzip2 .It Fl -bunzip2 アーカイブを .Xr bzip2 1 でフィルタリングします。 .It Fl k .It Fl -keep-old-files ディスク上に既にあるファイルを保持します。つまり、アーカイブから 抽出するファイルは、ディスク上のファイルへ上書きしません。 .It Fl K Ar file .It Fl -starting-file Ar file アーカイブの中の .Ar file から (抽出、リストなどを) 始めます。 .It Fl l .It Fl -one-file-system あるファイルシステム内にあるファイルだけでアーカイブを作成します (他ファイルシステムへのマウントポイントを跨ぎません)。 .It Fl L Ar number .It Fl -tape-length Ar number .Ar number * 1024 バイト書き込んだ後でテープの交換を要求します。 .It Fl m .It Fl -modification-time ファイルの変更時刻を抽出しません。 .It Fl M .It Fl -multi-volume マルチボリュームアーカイブを作成/リスト/抽出します。 .It Fl n .It Fl -norecurse 作成時に再帰的にサブディレクトリを走査しません。 .It Fl -volno-file Ar file ボリューム番号付きのファイル名です。 .It Fl N Ar date .It Fl -after-date Ar date .It Fl -newer Ar date 作成時間が .Ar date より新しいファイルだけを抽出します。 .It Fl -newer-mtime Ar date 変更時間が .Ar date より新しいファイルだけを抽出します。 .It Fl o .It Fl -old-archive .It Fl -portability POSIX フォーマットではなく、V7 フォーマットのアーカイブを作成します。 .It Fl O .It Fl -to-stdout ファイルを標準出力に抽出します。 .It Fl p .It Fl -same-permissions .It Fl -preserve-permissions 保護情報を完全に抽出します。 .It Fl -preserve .Fl p s の指定と同じ効果を持ちます。 .It Fl P .It Fl -absolute-paths ファイル名から先頭の .Ql / をとりません。 .It Fl R .It Fl -record-number メッセージ中にアーカイブ内のレコード番号を埋め込み表示します。 .It Fl -remove-files アーカイブに追加したファイルを、追加後に削除します。 .It Fl s .It Fl -same-order .It Fl -preserve-order アーカイブ内から抽出するファイルを、指定された順のままにします。 .It Fl -show-omitted-dirs アーカイブ作成中に除外されたディレクトリを表示します。 .It Fl S .It Fl -sparse .Dq 疎な ファイルを効率的に扱うようにします。 .It Fl T Ar file .It Fl I Ar file .It Fl -files-from Ar file .Ar file から抽出もしくは作成するファイル名を得ます (1 行 1 ファイル名)。 .It Fl -null null で終わっている名前を考慮し、 .Fl T の振舞を変更します。 これは .Fl C 指定を無効にします。 .It Fl -totals .Fl -create によって書かれた総バイト数を表示します。 .It Fl U .It Fl -unlink .It Fl -unlink-first ファイルを作成する前に、いったん削除します。 .It Fl v .It Fl -verbose .Fl -create でアーカイブに書くファイルや .Fl -extract でアーカイブから 取り出すファイル名をリスト表示します。 ファイルの保護情報をファイル名とともに表示させるには、 .Fl -list を使います。 .It Fl V Ar volume-name .It Fl -label Ar volume-name 指定された .Ar volume-name を持ったアーカイブを作成します。 .It Fl -version .Nm プログラムのバージョン番号を表示します。 .It Fl w .It Fl -interactive .It Fl -confirmation すべての動作に対して、確認を求めるようになります。 .It Fl W .It Fl -verify アーカイブを書き込んだ後、ベリファイを試みます。 .It Fl -exclude Ar pattern .Ar pattern にマッチするファイルを除外します (抽出しません。追加しません。リスト表示しません)。 .It Fl X Ar file .It Fl -exclude-from Ar file .Ar file に一覧されているファイルを除外します。 .It Fl Z .It Fl -compress .It Fl -uncompress アーカイブを .Xr compress 1 でフィルタリングします。 .It Fl z .It Fl -gzip .It Fl -gunzip アーカイブを .Xr gzip 1 でフィルタリングします。 .It Fl -use-compress-program Ar program アーカイブを .Ar program でフィルタリングします (これは、 .Fl d が指定されたときは .Dq decompress を意味しなければなりません)。 .It Fl -block-compress テープもしくはフロッピのために、圧縮プログラムの出力をブロック 化します (そうしないと、ブロック長がおかしくなり、デバイスドライバは そのブロックを拒絶するでしょう)。 .It Fl Xo .Op Cm 0 Ns - Ns Cm 7 Ns .Op Cm lmh .Xc テープドライブと密度を指定します。 .El .Sh 環境 環境変数 .Ev TAR_OPTIONS に .Nm のデフォルトオプションを保持させることが可能です。 これらのオプションは最初に解釈されますので、 明示的なコマンドラインパラメータで上書き可能です。 .Sh 使用例 .Pa bert と .Pa ernie というファイルを含む、 ブロックサイズが 20 ブロックのアーカイブを、 テープドライブ .Pa /dev/sa0 に作るには、 .Dl "tar cfb /dev/sa0 20 bert ernie" もしくは .Dl "tar --create --file /dev/sa0 --block-size 20 bert ernie" と入力します。 .Fl f および .Fl b フラグは両方とも引数を必要としていることに注意してください。 この引数は、コマンド単語に書かれているのと同じ順序でコマンドラインから 取得されます。 .Pp .Pa /dev/sa0 はデフォルトのデバイスであり、20 はデフォルトのブロック サイズですので、上記の例は次のように単純化できます。 .Dl "tar c bert ernie" \&"backup.tar" というアーカイブから、すべての C ソース及びヘッダを 抽出するには、次のようにタイプします。 .Pp .Dl tar xf backup.tar '*.[ch]' .Pp シェルがカレントディレクトリ内のファイル名に展開しないよう、パターンを クォートしなければならないことに注意してください (当然、 シェルはアーカイブ内のファイル一覧にアクセスすることはできません)。 .Pp ファイルを階層構造ごとコピーするには、このようにコマンドを使用してください: .Bd -literal tar cf - -C srcdir . | tar xpf - -C destdir .Ed .Pp ディスケットに、 .Xr gzip 1 を使った圧縮アーカイブを作成するには、次の ようなコマンドラインを使うといいでしょう。 .Dl "tar --block-compress -z -c -v -f /dev/fd1a -b 36 tar/" .Pp まとめ指定フラグと .Fl - スタイルのフラグを混在させることができない ことに注意してください。次のようにタイプしなければならないわけで はなく、上記のような書き方で 1 文字フラグを使うことができます。 .Dl "tar --block-compress --gzip --verbose --file /dev/fd1a --block-size 20 tar/" .Pp 上のようにして作成したディスクの内容は、次のようにすればリスト 表示できます。 .Pp .Dl "tar tvfbz /dev/fd1a 36" .Pp 2 つの .Nm アーカイブを 1 つのアーカイブにまとめるには、 .Dl "tar Af archive1.tar archive2.tar" を使います。こうすると、 .Pa archive2.tar に含まれているファイルが .Pa archive1.tar の末尾に追加されます (単純に .Dl "cat archive2.tar >> archive1.tar" とタイプしてもうまくいかないことに注意してください。なぜなら、 .Nm アーカイブの末尾には end-of-file ブロックがあるからです)。 .Pp .Pa srcdir ディレクトリから 1997 年 2 月 9 日 13:00 以降に変更をされた 全てのファイルをアーカイブするためには、以下の形式を使って下さい。 .Dl "tar -c -f backup.tar --newer-mtime 'Feb 9 13:15 1997' srcdir/" .Pp 他の時間指定形式としては、 .Sq "02/09/97 13:15" , .Sq "1997-02-09 13:15" , .Sq "13:15 9 Feb 1997" , .Sq "'9 Feb 1997 13:15" , .Sq "Feb. 9, 1997 1:15pm" , .Sq "09-Feb" , .Sq "3 weeks ago" , .Sq "May first Sunday" があります。 正しいタイムゾーンを指定するためには、 .Sq "13:15 CEST" や .Sq "13:15+200" を使用して下さい。 .Sh 環境変数 .Nm プログラムは、以下の環境変数を参照します。 .Bl -tag -width "POSIXLY_CORRECT" .It Ev POSIXLY_CORRECT 通常、 .Nm はファイル指定の中に混ざったフラグを処理します。 この環境変数を設定すると、 .Nm は最初のフラグ以外の引数を見つける とそれ以降の引数に対してフラグ処理を行なわないという、POSIX 仕様 に合わせた動作を行なうようになります。 .It Ev SHELL インタラクティブモードにおいて、サブシェルの起動が要求されたとき、 .Ev SHELL 変数が設定されていればそれが、設定されていなければ .Pa /bin/sh が使用されます。 .It Ev TAPE .Nm のデフォルトのテープドライブを変更します (これは、さらに .Fl f フラグによって変更することができます)。 +.It TAR_RSH +TAR_RSH 環境変数は、デフォルトシェルに優先して、 +.Nm tar +のデータ転送に使用されます。 .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width "/dev/sa0" .It Pa /dev/sa0 デフォルトのテープドライブ .El .Sh 互換性 .Fl y は FreeBSD だけの機能です。 GNU .Nm メンテナは、 .Fl j を GNU .Nm 1.13.18 以降における公式な .Xr bzip2 1 圧縮オプションとして採用しました。 .Fl I オプションは、Solaris の .Nm との互換性のためにあります。 .Sh 関連項目 .Xr bzip2 1 , .Xr compress 1 , .Xr gzip 1 , .Xr pax 1 , .Xr rmt 8 .Sh 歴史 .Nm フォーマットは立派な歴史を持っていて、Sixth Edition UNIX に 原点があります。 この .Nm の実装は GNU 実装であり、 .An John Gilmore によって書かれた パブリックドメイン .Nm が元になっています。 .Sh 作者 .An -nosplit 次の人を含む、大変多くの人々。[ソースの中の .Pa ChangeLog ファイルに記述されている人々] .An John Gilmore (オリジナルのパブリックドメイン版の作者), .An Jay Fenlason (最初の GNU 作者), .An Joy Kendall , .An Jim Kingdon , .An David J. MacKenzie , .An Michael I Bushnell , .An Noah Friedman そして バグフィックスや追加を貢献してくれた無数の人々。 .Pp このマニュアルページは .Nx 1.0 release から、 .Fx グループが 取り込んだものです。 .Sh バグ 特徴的な .Fl C オプションの動作は、伝統的な .Nm プログラムのそれとは異なるので、 あまり頼りにはできません。 .Pp .Fl A コマンドで任意の数の .Nm アーカイブを結合できればいいのですが、それはできません。 これをやろうとしても、2 つ目以降のアーカイブの end-of-archive ブロックが削除されずに残ってしまいます。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/vacation.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/vacation.1 index 232beb1737..6ebb0e53c3 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/vacation.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/vacation.1 @@ -1,215 +1,233 @@ .\" Copyright (c) 1999-2000 Sendmail, Inc. and its suppliers. .\" All rights reserved. .\" Copyright (c) 1985, 1987, 1990, 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" .\" By using this file, you agree to the terms and conditions set .\" forth in the LICENSE file which can be found at the top level of .\" the sendmail distribution. .\" .\" %Id: vacation.1,v 8.11.4.6 2000/12/29 18:12:23 gshapiro Exp % .\" +.\" %FreeBSD: src/contrib/sendmail/vacation/vacation.1,v 1.1.1.1.2.3 2001/02/27 21:09:46 gshapiro Exp % +.\" .\" jpman %Id: vacation.1,v 1.3 1997/08/19 03:07:07 h-nokubi Stab % .TH VACATION 1 "%Date: 2000/12/29 18:12:23 %" .SH 名称 .B vacation \- 不在の通知を返送する .SH 書式 .B vacation .RB [ \-i ] .RB [ \-I ] .RB [ \-r .IR interval ] .RB [ \-x ] .RB [ \-a .IR alias ] +.RB [ \-d ] .RB [ \-f .IR database ] .RB [ \-m .IR message ] .RB [ \-s .IR address ] .RB [ \-t .IR time ] .RB [ \-z ] .I login .SH 解説 .B vacation は、メールの送信者に対して、あなたが現在メールを 読んでいない旨を通知するメッセージを返送します。通常、 .I .forward ファイルの中で使われます。 例えば、あなたの .I .forward ファイルの中で次のように記述します。 .IP \eeric, "|/usr/bin/vacation -a allman eric" .PP これで、あなた自身 (ここではログイン名が eric であるとします) にメッセージを送るとともに、 ``eric'' もしくは ``allman'' に宛てられたメッセージに自動応答します。 .PP 以下のオプションを指定することができます。 .TP .BI \-a " alias" .I alias 宛てのメッセージをユーザのログイン名に送られたメールと同様に処理します。 .TP +.B \-d +エラーおよびデバッグのメッセージを、syslog の代りに標準出力へ送ります。 +本オプションを使用しない場合、正しくない引数や存在しない +.I login +で +.B vacation +を呼び出す等の致命的なエラーは、 +syslog(8) +を使用して、システムログファイルへ記録します。 +.TP .BI \-f " filename" データベース名として、 .I filename を .IR ~/.vacation.db の代りに使用します。 .I filename が / で開始しない場合には、~ からの相対となります。 .TP .B \-i vacation データベースを初期化します。 これは、 .I .forward ファイルを変更する前に行なっておく必要があります。 .TP .B \-I .B \-i と同じです (後方互換性のためにあります)。 .TP +.B \-l +vacation データベースファイルの内容を列挙します。 +この情報には、 +アドレスと、それぞれのアドレスにおいて最後に自動応答した時刻を含みます。 +.TP .BI \-m " filename" 送信されるメッセージを含むファイルとして、 .I filename を .IR ~/.vacation.msg の代りに使用します。 .I filename が / で開始しない場合には、~ からの相対となります。 .TP .BI \-r " interval" 自動応答の間隔を .I interval 日に設定します。デフォルトは 1 週間です。間隔を ``0'' に設定すると、全てのメッセージに対して自動応答を行ないます。 ``infinite'' (実際には数字以外の文字ならなんでも) を設定すると、 同じ送信者には一度しか自動応答を行ないません。 .TP .BI \-s " address" 受け付けるメールの .I From 行にある送信者アドレスの代りに、 .I address を、vacation メッセージの受信者として使用します。 .TP .BI \-t " time" 無視されます。 Sun の vacation プログラムとの互換性のためだけに存在します。 .TP .B \-x 除外リストを標準入力から読み込みます (行毎に 1 アドレス)。 除外リストに含まれるアドレスから届くメールに対しては、 .BR vacation は返送しません。 除外リストの要素として ``@domain'' を指定することで、ドメイン全体を除外することも可能です。 .TP .B \-z vacation メッセージの送信者を、ユーザの代りに ``<>'' にします。 vacation メッセージの送信者を空の逆パスにすることは standards-track RFC は求めていませんので、RFC 違反となるかもしれません。 .PP .I login (もしくは .B \-a オプションによって指定された .I alias ) がメールの ``To:'' もしくは ``Cc:'' ヘッダになければ、自動応答は送られません。また、 ``???-REQUEST'', ``???-RELAY'', ``???-OWNER'', ``OWNER-???'', ``Postmaster'', ``UUCP'', ``MAILER'', ``MAILER-DAEMON'' から (大文字、小文字は区別されません) のメールや、 ``Precedence: bulk'' や ``Precedence: junk'' の行がヘッダに含まれているメールに対しても自動応答は送られません。 あなたへのメールの送信者のアドレスは ホームディレクトリの .Pa .vacation.db ファイル中で db(3) を使用して管理されます。 .PP .B vacation ではホームディレクトリに .I .vacation.msg ファイルを置くことによって、 あなたへのメールの送信者へのメッセージを指定します。 このファイルは (ヘッダを含む) 完全なメッセージでなければなりません。 以下に例を示します。 .IP .nf From: eric@CS.Berkeley.EDU (Eric Allman) Subject: I am on vacation Delivered-By-The-Graces-Of: The Vacation program Precedence: bulk わたしは 7 月 22 日まで休暇をとっています。緊急の場合は Keith Bostic に連絡願います。 --eric .fi .PP .B Vacation (訳註)返答メッセージに日本語を使う場合には、 漢字コードは JIS (ISO-2022-JP) でなければいけません。 .\" 上記(訳註)は日本語対応のために追加しました。 .\" 2.2.1-RELEASE 対象 .\" by mihara@prd.fc.nec.co.jp (Apr. 4, 1997) .PP .B vacation はメールの送信者を決定するために標準入力の 1 行目の UNIX ``From'' 行を読みます。この ``From'' 行は sendmail(8) が自答的に付加するものです。 .PP .B vacation が不正な引数で呼ばれたり、 .I login 名が存在しないような致命的なエラーはシステムのログファイルに syslog(8) を使って記録されます。 .SH 関連ファイル .TP 1.8i ~/.vacation.db デフォルトのデータベースファイル .TP ~/.vacation.msg デフォルトの送信メッセージ .SH 関連項目 sendmail(8), syslogd(8) .SH 歴史 .B vacation コマンドは 4.3BSD から登場しました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man5/named.conf.5 b/ja_JP.eucJP/man/man5/named.conf.5 index d920a48c36..4712994798 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man5/named.conf.5 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man5/named.conf.5 @@ -1,2459 +1,2465 @@ -.\" Copyright (c) 1999 by Internet Software Consortium +.\" Copyright (c) 1999-2000 by Internet Software Consortium .\" .\" Permission to use, copy, modify, and distribute this software for any .\" purpose with or without fee is hereby granted, provided that the above .\" copyright notice and this permission notice appear in all copies. .\" .\" THE SOFTWARE IS PROVIDED "AS IS" AND INTERNET SOFTWARE CONSORTIUM DISCLAIMS .\" ALL WARRANTIES WITH REGARD TO THIS SOFTWARE INCLUDING ALL IMPLIED WARRANTIES .\" OF MERCHANTABILITY AND FITNESS. IN NO EVENT SHALL INTERNET SOFTWARE .\" CONSORTIUM BE LIABLE FOR ANY SPECIAL, DIRECT, INDIRECT, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES OR ANY DAMAGES WHATSOEVER RESULTING FROM LOSS OF USE, DATA OR .\" PROFITS, WHETHER IN AN ACTION OF CONTRACT, NEGLIGENCE OR OTHER TORTIOUS .\" ACTION, ARISING OUT OF OR IN CONNECTION WITH THE USE OR PERFORMANCE OF THIS .\" SOFTWARE. .\" jpman %Id: named.conf.5,v 1.3 2000/05/16 01:24:38 horikawa Stab % .\" WORD: inbound zone transfer 内部へのゾーン転送 [named] .\" WORD: statement ステートメント .\" WORD: listener 待機タスク .\" WORD: address match list アドレスマッチリスト [named] .\" WORD: negative answers 否定応答 .\" WORD: positive 許可 .\" WORD: prefix プレフィックス .\" WORD: forwarder フォワードを行うサーバ [named] .\" WORD: octothorpe ナンバ記号 .\" WORD: severity 重大度 .\" WORD: outstanding 未解決の 処理中の .Dd January 7, 1999 .Dt NAMED.CONF 5 .Os BSD 4 .Sh 名称 .Nm named.conf .Xr named 8 .Nd 用の設定ファイル .Sh 概要 BIND 8 は、以前のリリースと比べて遥かに設定可能なものになっています。 完全に新しい設定項目があります。例えばアクセス制御リストやカテゴリ別の ログなどです。以前はゾーンすべてに対して適用されていたオプションの多くが、 選択的に使えるようになっています。 こうした機能に加え、 将来必要とされる設定がどのようなものになるかをよく考えた結果、 新たに設定ファイルのフォーマットを作ることにしました。 .Ss 一般的な文法 BIND 8 の設定には、一般的な特徴が 2 つあります。 それは、ステートメントとコメントです。 ステートメントはすべてセミコロンで終わります。ステートメントの多くは サブステートメントを持っており、サブステートメントもセミコロンで終わります。 .Pp 次のようなステートメントをサポートしています : .Bl -tag -width 1 .It Ic logging サーバが何をログに残すか、そしてどこにログメッセージを送るのかを指定します。 .It Ic options グローバルなサーバ設定オプションを制御し、 その他のステートメントに対するデフォルトを設定します。 .It Ic zone ゾーンを定義します。 .It Ic acl 名前つきの IP アドレスマッチングリストを定義します。これは、アクセス制御や その他の用途に使われます。 .It Ic key 認証と許可に使われる鍵情報を指定します。 .It Ic trusted-keys DNSSEC 鍵を定義します。これは、事前にサーバに設定されており、暗黙のうちに 信頼します。 .It Ic server 個々のリモートサーバ用の設定オプションを設定します。 .It Ic controls .Nm ndc ユーティリティが使用する制御チャネルを宣言します。 .It Ic include 他のファイルをインクルードします。 .El .Ic logging および .Ic options ステートメントは、各設定につき 1 回のみ記述可能です。それに対し、 その他のステートメントは何回でも記述可能です。各ステートメントの 詳細については、次に個々のセクションで述べます。 コメントは、BIND 設定ファイル中でホワイトスペースが現れて良い 所ならどこでも記述可能です。いろいろなプログラマの注意を引くように、 C や C++ 、あるいは シェルや perl の形式のコメントを書くことができます。 C のスタイルのコメントは、次の 2 つの文字から始まります。 .Li /* (スラッシュと星印) そして、 .Li */ (星印とスラッシュ) で終わります。 この形式のコメントは、これらの文字で完全に区切られるものであるので、 行の一部分のみでも複数行にまたがっても使用することができます。 C のスタイルのコメントは入れ子にはできません。例えば、次の例は 不適切なものです。なぜなら、コメント全体が最初の .Li */ で終わってしまうからです。 .Bd -literal -offset indent /* この行はコメントの最初です。 この行もコメントの一部です。 /* この行は、間違えてコメントを入れ子にしようとしています。 */ この行は、もうコメント内部ではありません。 */ .Ed C++ スタイルのコメントは、次の 2 文字から始まります。 .Li // (スラッシュとスラッシュ) そして、その行の終わりまでがコメントとして 続きます。この種類のコメントは、複数行にわたって続きません。意味としては 1 つだが複数行にまたがるようなコメントを書きたい場合は、各行に .Li // を書かなくてはなりません。例えば、次のようにです : .Bd -literal -offset indent // この行は、コメントの始まりです。次の行は、 // 新しいコメントになります。たとえ、意味としては // 前の行のコメントの一部分であってもです。 .Ed シェルスタイル (あるいは、お好みなら perl スタイル) のコメントは、 次の文字で始まります。 .Li # (ハッシュとかポンドとか番号とかナンバ記号とかどう呼んでも良い) そして、 C++ スタイルのコメントと同様に、その行の最後までコメントが続きます。 例えば、次のようにです : .Bd -literal -offset indent # この行は、コメントの始まりです。次の行は、 # 新しいコメントになります。たとえ、意味としては # 前の行のコメントの一部分であってもです。 .Ed .Em 注 : ゾーンファイルで書くように、 .Li ; (セミコロン) をコメントの始まりに使用することはできません。 セミコロンは、設定ステートメントの末尾を表すものですので、 その後ろに続く文字は、何であれ次のステートメントの先頭だと 解釈されてしまいます。 .Ss BIND 4.9.x から変更する .Pp BIND 4.9.x の設定ファイルは、 .Pa src/bin/named/named-bootconf という名前の、BIND 8.2.x のソースキットに同梱されている シェルスクリプトを使用することで新しいフォーマットに変換する ことができます。 .Sh 記述方法の定義 次から述べていることは、BIND 設定ファイルを記述する間使用される要素 についてです。1 つのステートメントとしか結びつかない要素は、その ステートメントについて述べているセクションにだけ記述があります。 .Bl -tag -width 1 .It Va acl_name .Ic acl ステートメントで定義される .Va address_match_list の名称です。 .It Va address_match_list .Va ip_addr , .Va ip_prefix , .Va key_id , .Va acl_name 要素が 1 つまたはそれ以上集まったリストです。これについては、 .Sx アドレスマッチリスト の項で述べます。 .It Va dotted-decimal ドット (``.'') だけで区切られた、 1 つまたはそれ以上の数の 0 から 255 までの整数です。 例えば、 .Li 123 , .Li 45.67 , .Li 89.123.45.67 などです。 .It Va domain_name DNS 名として使用される文字列をクォーテーションで囲んだものです。 例えば、 .Qq Li my.test.domain のようにです。 .It Va path_name パス名として使用される文字列をクォーテーションで囲んだものです。 例えば、 .Qq Li zones/master/my.test.domain のようにです。 .It Va ip_addr .Va dotted-decimal 表記でちょうど 4 つの要素からなる IP アドレスです。 .It Va ip_port IP ポートを表す .Va number です。 .Va number は、 .Li 0 から .Li 65535 までの値に限定されており、そのうち 1024 以下の値は、 典型的には、所有者が root のプロセスのみに制限されています。 場合によっては、適当に大きな番号を選択するように、穴埋めとしてアスタリスク文字 (``*'') を使うことができます。 .It Va ip_prefix .Va dotted-decimal 表記で指定された IP ネットワークです。その後に、``/'' が続き、 そしてネットマスクのビット数が続きます。 例えば、 .Li 127/8 は、 ネットワーク .Li 127.0.0.0 で、ネットマスクは .Li 255.0.0.0 です。 .Li 1.2.3.0/28 はネットワーク .Li 1.2.3.0 で、ネットマスクは .Li 255.255.255.240 です。 .It Va key_name 共有鍵の名前を表した文字列です。 これはトランザクションセキュリティに使用します。 .It Va number C 言語での符号つき整数 (32 ビット整数のマシンでは 2,147,483,647) の範囲全体をとる、非負整数です。 取り得る値の範囲は、 使用されるコンテキストによってさらに制限されるかもしれません。 .It Va size_spec .Va number または単語 .Li unlimited か単語 .Li default です。 .Pp .Va size_spec の最大値は、マシンの符号なし long 型整数の最大値になります。 .Li unlimited は、値を無制限に使用できるよう要求したり、 取り得る最大の値を要求したりするために使用します。 .Li default は、サーバが始動したときに有効だった制限が使われます。 .Pp .Va number には、次のようなスケールファクタを続けることもできます : .Li K または .Li k はキロバイトを、 .Li M または .Li m はメガバイトを、そして .Li G または .Li g はギガバイトを表します。 これらはそれぞれ、 1024, 1024*1024, 1024*1024*1024 倍であることを表します。 .Pp スケールファクタの変換時に、整数値の格納場所でオーバフローが発生しても、 現状では黙って無視します。 その結果、期待した結果よりも小さな値、おそらくは負の値にさえなってしまいます。 本当に大きな値を安全に設定したいなら .Li unlimited を使うのが最良の方法です。 .It Va yes_or_no .Li yes または .Li no です。あるいは .Li true と .Li false という単語でも受け付けます。 .Li 1 と .Li 0 という番号でも同様です。 .El .Sh アドレスマッチリスト .Ss 文法 .Bd -literal \fIaddress_match_list\fR = 1\&*\fIaddress_match_element\fR \fIaddress_match_element\fR = [ \&"!\&" ] ( \fIaddress_match_list\fR / \fIip_address\fR / \fIip_prefix\fR / \fIacl_name\fR / \&"key \&" \fIkey_id\fR ) \&";\&" .Ed .Ss 定義と使用法 アドレスマッチリストは、 主にいくつかのサーバの操作でのアクセス制御を決定するために使われます。 また、アドレスマッチリストは、他のネームサーバに問い合わせる際の優先順位や、 .Nm named が問い合わせを待つアドレスを決定するためにも使われます。 アドレスマッチリストを構成する要素は、次のうちのどれでもありえます : .Bl -bullet .It .Va ip-address ( .Va dotted-decimal 表記 .It .Va ip-prefix ('/' での表記) .It .Ic key ステートメントで定義された .Va key_id .It 先に .Ic acl ステートメントで定義されたアドレスマッチリスト名 .It 別の .Va address_match_list .El .Pp 要素は、エクスクラメーションマーク (``!'') で始めると無効にできます。 また、アドレスマッチリスト名に .Li any , .Li none , .Li localhost , .Li localnets が前もって定義されています。リスト名に関してのさらなる情報は、 .Ic acl ステートメントの説明のところにあります。 .Pp .Ic key 節が追加されたことにより、この文法の構成要素名はある種の誤用 になってしまっています。なぜなら、ホストやネットワークアドレス に関係なく、アクセスの認証には認証鍵を使用することができるからです。 それでもまだ、このドキュメントを通して「アドレスマッチリスト」という 用語が使われています。 .Pp 与えられた IP アドレスまたはプレフィックスがアドレスマッチリストと 比較されるときには、要素が合致するまでリストをスキャンしていきます。 合致したことをどう解釈するかは、アクセス制御、 .Ic listen-on ポート定義、またはトポロジのいずれの用途にリストを使ったか、 またその要素が無効にされていたかで決定します。 .Pp アクセス制御リストとしてアドレスマッチリストが使われる場合、合致した要素が 無効になっていないときはアクセスを許可し、無効になっているときはアクセスを 禁止します。アドレスマッチリスト中に合致するものが 1 つもない場合には、 アクセスは禁止されます。 .Ic allow-query , .Ic allow-transfer , .Ic allow-update , .Ic allow-recursion , .Ic blackhole 節はすべてこのようにアドレスマッチリストを使用します。同様に、 .Ic listen-on オプションを使うと、リストに合致しないマシンのアドレスでの問い合わせは、 いずれもサーバが受け取らないようになります。 .Pp .Ic topology オプションと一緒にアドレスマッチリストが使用される場合、合致した要素が 無効になっていない場合、リスト中で合致した位置に基づいた距離が返されます (合致した箇所がリストの先頭に近ければそれだけ、サーバとの間の距離は 短いことになります)。合致した要素が無効になっている場合、サーバから もっとも遠い距離が割り当てられることになるでしょう。合致するものが なかった場合は、そのアドレスには、無効になっていないリスト要素よりは 遠く、無効になっている要素よりは近い距離が返されるでしょう。 .Pp ファーストマッチアルゴリズムを使用していますので、リスト中で 他の要素のサブセットを定義している要素のほうが、より広い範囲の定義を している要素よりも、先に定義すべきです。これは、どちらか一方の要素が無効 になっていようがいまいが関係ありません。例えば、 .Dl 1.2.3/24; !1.2.3.13 では、1.2.3.13 という要素は無意味です。なぜなら、 このアルゴリズムでは、1.2.3.13 の検索を 1.2.3/24 という要素に合致 してしまうからです。 .Dl !1.2.3.13; 1.2.3/24 を使うと、1.2.3.13 は要素が無効になっていることにより拒否されますが、 その他の 1.2.3.* のホストは素通りになりますので、この問題を回避できます。 .Sh logging ステートメント .Ss 文法 .Bd -literal logging { [ channel \fIchannel_name\fR { ( file \fIpath_name\fR [ versions ( \fInumber\fR | unlimited ) ] [ size \fIsize_spec\fR ] | syslog ( kern | user | mail | daemon | auth | syslog | lpr | news | uucp | cron | authpriv | ftp | local0 | local1 | local2 | local3 | local4 | local5 | local6 | local7 ) | null ); [ severity ( critical | error | warning | notice | info | debug [ \fIlevel\fR ] | dynamic ); ] [ print-category \fIyes_or_no\fR; ] [ print-severity \fIyes_or_no\fR; ] [ print-time \fIyes_or_no\fR; ] }; ] [ category \fIcategory_name\fR { \fIchannel_name\fR; [ \fIchannel_name\fR; ... ] }; ] ... }; .Ed .Ss 定義と使用法 .Ic logging ステートメントは、ネームサーバに対する様々な種類のログ用オプションを 設定します。 その中の .Ic channel フレーズでは、出力方法とフォーマットオプションと重大度を 名前と結びつけます。 この名前は後で .Ic category フレーズで使用し、様々なメッセージクラスをどのようにログに落すかを選択します。 .Pp ただ 1 つの .Ic logging ステートメントを使用して、望むだけ多くのチャネルとカテゴリを 定義できます。設定中に、複数の logging ステートメントがあった場合、 最初以外の logging ステートメントに対しては警告が出されます。 logging ステートメントが 1 個も存在しなかった場合、ログ用の設定は 次のようになるでしょう : .Bd -literal logging { category default { default_syslog; default_debug; }; category panic { default_syslog; default_stderr; }; category packet { default_debug; }; category eventlib { default_debug; }; }; .Ed ログ用の設定は、 .Ic logging ステートメントがパースされたらすぐに確立されます。もし、設定ファイル 全体の処理状況についてのメッセージをリダイレクトしたいのであれば、 .Ic logging ステートメントが最初に出てくるようにしなければなりません。たとえ、 設定ファイルのパース状況を表すメッセージをリダイレクトしたくなくても、 .Ic logging ステートメントはファイルの先頭に置くことを勧めます。そうすることによって、 パーサの出すメッセージを再度設定する必要が生じたときに、意識して このルールを思い出す必要がなくなります。 .Ss チャネルフレーズ ログの出力はすべて、1 つまたはそれ以上の「チャネル」へと渡ります。 チャネルは好きなだけ作ることができます。 .Pp それぞれのチャネルの定義には、そのチャネル用に選択したメッセージが ファイルに落されるのか、特別な syslog ファシリティに渡されるのか、 または、捨てられるのかを指定する節が含まれていなくてはなりません。 チャネルの定義では、チャネルが受け取るメッセージの重大度を制限する こともオプションでできます (デフォルトは .Li info です)。また、 .Nm named が生成するタイムスタンプと、 カテゴリ名と、重大度を含めるかどうかを制限することもできます。 デフォルトでは、この 3 つのいずれも含めないようになっています。 .Pp チャネルに対するログの送り先のオプションに .Li null という単語を使用すると、そのチャネルに送られるメッセージはすべて 捨てられるようになります。チャネルに対するその他のオプションは意味が ありません。 .Pp .Ic file 節を使用すると、ログファイルがどれだけ大きくなっても良いかということと、 ログファイルがオープンされるごとに 何個のバージョンを残すのかということに関する制限を、取り込むことができます。 .Pp ログファイルに対する .Ic size オプションは、単純にログが大きくなるのを制限する固い天井になるものです。 ログファイルが size を超えると、 ログファイルが再度オープンされるまで .Nm named はファイルに何も書き込みません。size を超えていても、自動的にはファイルは オープンされません。デフォルトでは、ログファイルのサイズ制限はありません。 .Pp ログファイルオプションに .Ic version を使用すると、 .Nm named は、ログファイルがオープンされるときにファイルのバックアップバージョンの 名前を変更して、指定した数だけ保持します。例えば、lamers.log というファイルの 古いバージョンを 3 つ保持するように選択した場合、lamer.log がオープンされる 直前に lamers.log.1 というファイルは lamers.log.2 という名前に変更され、 lamers.log.0 というファイルは lamers.log.1 という名前に変更され、そして lamers.log というファイルが lamers.log.0 という名前に変更されます。バージョン名 が巡回するものはデフォルトでは保持されません。 すでに存在しているログファイルは、 ただ単に追加して書かれます。 .Li unlimited キーワードは、現在の BIND のリリースでは .Li 99 と同義です。size および versions オプションの使用例は次の通りです : .Bd -literal channel an_example_level { file "lamers.log" versions 3 size 20m; print-time yes; print-category yes; }; .Ed .Pp .Ic syslog 節の引数は、 .Xr syslog 3 マニュアルページに記述されている syslog ファシリティを表します。 .Nm syslogd がこのファシリティに送られるメッセージをどのように扱うかについては、 .Xr syslog.conf 5 マニュアルページに記述があります。 .Fn openlog() 関数に 2 つの引数しか使用しない、とても古いバージョンの syslog を 使用しているシステムをお使いの場合は、この節は黙って無視されます。 .Pp .Ic severity 節は、syslog の「優先度」のように働きます。ただし、syslog を 使用するかわりにファイルを直接書いても使用できるところが違います。 与えられた重大度よりも低いレベルのメッセージは、 このチャネルに対しては選択されません。与えられた重大度 よりも高いレベルのメッセージが受け取られます。 .Pp syslog を使っている場合、 .Pa syslog.conf での優先度によっても最終的に何が通り抜けるかが決定されます。 例えば、チャネルのファシリティおよび重大度を .Li daemon および .Li debug に定義しているが、 .Pa syslog.conf では .Li daemon.warning しかログに落とさないようにしている場合、 .Li info および .Li notice の重大度を持ったメッセージは捨てられてしまいます。 状況が逆になり、 .Nm named が .Li warning かそれ以上の重大度を持ったメッセージしか書きださないように なっている場合、 .Nm syslogd は、そのチャネルから受け取ったメッセージをすべて書き出すことでしょう。 .Pp デバッグモードになっている場合、サーバはもっと多くのデバッグ情報を 提供できます。サーバのデバッグレベルが 0 より大きくなっていれば、 デバッグモードは有効になっています。全体でのデバッグレベルは、 .Fl d フラグに正の整数値を続けて指定して .Nm named サーバを開始するか、または、動いているサーバに .Dv SIGUSR1 シグナルを送る (例えば、 .Ic ndc trace を使って) ことによって設定します。 全体でのデバッグレベルは 0 にも設定でき、このときは、デバッグモードは 無効になります。この状態には、サーバに .Dv SIGUSR2 シグナルを送る ( .Ic ndc notrace を使って) ことによってもできます。 サーバでのデバッグメッセージにはすべてデバッグレベルがあります。 そして、デバッグレベルが高いほどより詳細な出力になっています。 例えば、特定のデバッグ重大度を次のように指定したチャネル では、サーバがデバッグモードであればいつでも、レベル 3 または それ以下のレベルのデバッグ出力が得られます。 .Bd -literal channel specific_debug_level { file \&"foo\&"; severity debug 3; }; .Ed それは、全体でのデバッグレベルには依りません。 .Li dynamic 重大度を指定したチャネルでは、どのメッセージを出力するかを 決めるためにサーバ全体のデバッグレベルを使用します。 .Pp .Ic print-time がオンになっていれば、日付および時刻がログに落とされます。 .Ic print-time は、syslog チャネルに対しても指定できますが、通常は意味のないことです。 なぜなら、syslog も日付および時刻は出力するからです。 .Ic print-category が要求されている場合、メッセージのカテゴリも同様にログに落とされます。 最後に、 .Ic print-severity がオンになっていれば、メッセージの重大度がログに落とされます。 .Ic print- オプションはどういう組合せでも使うことができ、 常に次のような順番で出力されます : それは time, category, severity の順です。 次に示す例は、3 つすべての .Ic print- オプションをオンにした例です : .Bd -literal 28-Apr-1997 15:05:32.863 default: notice: Ready to answer queries. .Ed .Pp .Nm named でのデフォルトのログ取得用に使用されるチャネルには、次のような、 事前に定義された 4 つがあります。どのようにこのチャネルを使うのかに ついては次節 .Sx category フレーズ に記述があります。 .Bd -literal channel default_syslog { syslog daemon; # syslog の daemon ファシリティに送る severity info; # 優先度が info およびそれ以上のものだけ送る }; channel default_debug { file \&"named.run\&"; # 作業ディレクトリ内の named.run ファイルに # 書き込む # 注 : サーバが -f オプションつきで開始されている # 場合は、\&"named.run\&" の代わりに標準エラー # 出力が使われます。 severity dynamic; # サーバの現在のデバッグレベルをログに落とす }; channel default_stderr { # 標準エラー出力に書き出す file \&"\&"; # ここでは、見えるように書いただけです。現在、 # 内部のファイルディスクリプタを設定ファイルの # 文中に記述する方法はありません。 severity info; # 優先度が info およびそれ以上のものだけ送る }; channel null { null; # このチャネルに送られたメッセージはみなはじく }; .Ed いったんチャネルが定義されると、再設定はできません。そのため、組み込みの チャネルは直接変更できないわけです。しかし、定義したチャネルでのカテゴリを 指し示すことによって、デフォルトのログ用機能を変更することができます。 .Ss category フレーズ カテゴリはたくさんあります。そのため、見たいと思うログをどこへでも送る ことができ、見たくないログは見ないですますことができます。カテゴリに対して チャネルのリストを指定しなかった場合は、代わりに .Li default カテゴリにログが送られます。 default カテゴリを指定しなかった場合、次のような「デフォルトの default カテゴリ」が使われます : .Bd -literal category default { default_syslog; default_debug; }; .Ed 例として、セキュリティのイベントをファイルにログとして落としたいが、 デフォルトのロギングの挙動は維持したいとしましょう。そうすると、次のように 指定することになるでしょう : .Bd -literal channel my_security_channel { file \&"my_security_file\&"; severity info; }; category security { my_security_channel; default_syslog; default_debug; }; .Ed カテゴリ内のすべてのメッセージを捨てるには、 .Li null チャネルを指定してください : .Bd -literal category lame-servers { null; }; category cname { null; }; .Ed 次のようなカテゴリが使用可能です : .Bl -tag -width 1 .It Ic default すべて捕まえます。多くのメッセージがまだカテゴリ分けされておらず、 すべてここで捕まります。さらに、カテゴリに対して何のチャネルも 指定しなかった場合、代わりに default カテゴリが使われます。default カテゴリを指定しなかった場合、次のような定義が使われます : .Dl category default { default_syslog; default_debug; }; .It Ic config ハイレベルの設定ファイル処理です。 .It Ic parser ローレベルの設定ファイル処理です。 .It Ic queries サーバが受け取った問い合わせそれぞれに対して、短いログメッセージを生成します。 .It Ic lame-servers ``Lame server on ...'' というようなメッセージです。 .It Ic statistics 統計です。 .It Ic panic サーバ内部の問題でサーバ自体がシャットダウンしなくてはならなくなると、 問題の起きた元のカテゴリとこのカテゴリの両方に、 問題をログとして書きこみます。 panic カテゴリを定義していない場合には、次のような定義が使われます : .Dl category panic { default_syslog; default_stderr; }; .It Ic update 動的な更新です。 .It Ic ncache ネガティブキャッシングです。 .It Ic xfer-in サーバが受け取っているゾーン転送です。 .It Ic xfer-out サーバが送っているゾーン転送です。 .It Ic db すべてのデータベースの操作です。 .It Ic eventlib イベントシステムからのデバッグ情報です。このカテゴリには、ただ 1 つの チャネルが指定でき、そのチャネルはファイルチャネルでなくてはなりません。 eventlib カテゴリを指定しない場合は、次のような定義が使われます : .Dl category eventlib { default_debug; }; .It Ic packet 受け取ったパケットおよび送ったパケットのダンプです。このカテゴリには、 ただ 1 つのチャネルが指定でき、そのチャネルはファイルチャネルでなくては なりません。packet カテゴリを指定しない場合は、次のような定義が使われます : .Dl category packet { default_debug; }; .It Ic notify NOTIFY プロトコルです。 .It Ic cname ``... points to a CNAME'' のようなメッセージです。 .It Ic security 許可された / 許可されなかったリクエストです。 .It Ic os オペレーティングシステムの問題です。 .It Ic insist 内部の整合性チェックの失敗です。 .It Ic maintenance 定期的に行われるメンテナンスのイベントです。 .It Ic load ゾーンへのロードメッセージです。 .It Ic response-checks 応答のチェックから発生するメッセージです。例えば、 ``Malformed response ...'', ``wrong ans. name ...'', ``unrelated additional info ...'', ``invalid RR type ...'', ``bad referral ...'' といったものです。 .El .Sh options ステートメント .Ss 文法 .Bd -literal options { [ version \fIversion_string\fR; ] [ directory \fIpath_name\fR; ] [ named-xfer \fIpath_name\fR; ] [ dump-file \fIpath_name\fR; ] [ memstatistics-file \fIpath_name\fR; ] [ pid-file \fIpath_name\fR; ] [ statistics-file \fIpath_name\fR; ] [ auth-nxdomain \fIyes_or_no\fR; ] [ deallocate-on-exit \fIyes_or_no\fR; ] [ dialup \fIyes_or_no\fR; ] [ fake-iquery \fIyes_or_no\fR; ] [ fetch-glue \fIyes_or_no\fR; ] [ has-old-clients \fIyes_or_no\fR; ] [ host-statistics \fIyes_or_no\fR; ] + [ host-statistics-max \fInumber\fR; ] [ multiple-cnames \fIyes_or_no\fR; ] [ notify \fIyes_or_no\fR; ] [ recursion \fIyes_or_no\fR; ] [ rfc2308-type1 \fIyes_or_no\fR; ] [ use-id-pool \fIyes_or_no\fR; ] [ treat-cr-as-space \fIyes_or_no\fR; ] [ also-notify \fIyes_or_no\fR; ] [ forward ( only | first ); ] [ forwarders { [ \fIin_addr\fR ; [ \fIin_addr\fR ; ... ] ] }; ] [ check-names ( master | slave | response ) ( warn | fail | ignore); ] [ allow-query { \fIaddress_match_list\fR }; ] [ allow-recursion { \fIaddress_match_list\fR }; ] [ allow-transfer { \fIaddress_match_list\fR }; ] [ blackhole { \fIaddress_match_list\fR }; ] [ listen-on [ port \fIip_port\fR ] { \fIaddress_match_list\fR }; ] [ query-source [ address ( \fIip_addr\fR | * ) ] [ port ( \fIip_port\fR | * ) ] ; ] [ lame-ttl \fInumber\fR; ] [ max-transfer-time-in \fInumber\fR; ] [ max-ncache-ttl \fInumber\fR; ] [ min-roots \fInumber\fR; ] [ serial-queries \fInumber\fR; ] [ transfer-format ( one-answer | many-answers ); ] [ transfers-in \fInumber\fR; ] [ transfers-out \fInumber\fR; ] [ transfers-per-ns \fInumber\fR; ] [ transfer-source \fIip_addr\fR; ] [ maintain-ixfr-base \fIyes_or_no\fR; ] [ max-ixfr-log-size \fInumber\fR; ] [ coresize \fIsize_spec\fR ; ] [ datasize \fIsize_spec\fR ; ] [ files \fIsize_spec\fR ; ] [ stacksize \fIsize_spec\fR ; ] [ cleaning-interval \fInumber\fR; ] [ heartbeat-interval \fInumber\fR; ] [ interface-interval \fInumber\fR; ] [ statistics-interval \fInumber\fR; ] [ topology { \fIaddress_match_list\fR }; ] [ sortlist { \fIaddress_match_list|fR }; ] [ rrset-order { \fIorder_spec\fR ; [ \fIorder_spec\fR ; ... [ [ }; }; .Ed .Ss 定義および使用法 options ステートメントは BIND で使われるグローバルオプションを 設定します。このステートメントは、設定ファイル中で 1 度だけ出現できます。 もし複数のステートメントが出現した場合は、最初に出現したステートメントが 実際に使用されるオプションを決定し、警告が行われます。options ステートメントが 存在しない場合は、各オプションがデフォルトに設定された options ブロックが 使われます。 .Ss パス名 .Bl -tag -width 1 .It Ic version ndc コマンドの問い合わせや chaos クラスの .Pa version.bind 名の問い合わせを通してサーバがレポートするべきバージョンです。 デフォルトではサーバの本当のバージョン番号になっていますが、 サーバのオペレータの中にはこの文字列の方が好みという人もいます ( .Ic もちろん冗談に決まっていますが )。 .It Ic directory サーバの作業ディレクトリです。設定ファイル中の絶対パスでない パス名は、どんなものでもこのディレクトリからの相対パスと受け取られます。 大部分のサーバの出力ファイル (例えば、 .Pa named.run) のデフォルトの置き場所は、このディレクトリです。もし、ディレクトリの指定が なければ、作業ディレクトリはデフォルトで .Pa . になります。このディレクトリは、サーバが起動したディレクトリです。 指定されたディレクトリは絶対パスでなくてはいけません。 .It Ic named-xfer 内部へのゾーン転送用にサーバが使用する named-xfer プログラムへのパス名です。 指定されていない場合のデフォルトは、システム依存です (例えば、 .Pa /usr/sbin/named-xfer です)。 .It Ic dump-file .Dv SIGINT シグナルをサーバが受け取ったとき ( .Ic ndc dumpdb が送った場合のように) に、 データベースのダンプを落とすファイルへのパス名です。 指定されていない場合のデフォルトは、 .Pa named_dump.db です。 .It Ic memstatistics-file .Ic deallocate-on-exit が .Li yes になっている場合に、 サーバが終了時にメモリ使用統計を書き出すファイルへのパス名です。 指定されていない場合のデフォルトは、 .Pa named.memstats です。 .It Ic pid-file サーバが自分のプロセス ID を書き出すファイルへのパス名です。 指定されていない場合のデフォルトは、オペレーティングシステムに 依存しますが、通常は、 .Pa /var/run/named.pid あるいは .Pa /etc/named.pid です。 pid-file は、 .Nm ndc のような、動作しているネームサーバにシグナルを送りたい プログラムが使用します。 .It Ic statistics-file サーバが .Dv SIGILL シグナルを ( .Ic ndc stats から) 受け取った場合に、統計を追加書き込みするファイルへのパス名です。 指定されていない場合のデフォルトは、 .Pa named.stats です。 .El .Ss ブール値のオプション .Bl -tag -width 1 .It Ic auth-nxdomain これが .Li yes の場合、 .Li AA ビットは、常に .Dv NXDOMAIN の応答にセットされます。たとえサーバが実際には信頼できるものでは なくてもです。 デフォルトでは、 .Li yes になっています。 古くからあるソフトウェアが嫌うので、 自分のしていることに確信が持てないでいるのであれば、 .Ic auth-nxdomain をオフにしてはいけません。 .It Ic deallocate-on-exit これが .Li yes の場合には、サーバは、終了時に自分が確保したオブジェクトを 徹底して開放して、 .Ic memstatistics-file にメモリ使用レポートを書き出します。 デフォルトでは、 .Li no になっています。なぜなら、オペレーティングシステムにクリーンアップを やらせたほうが高速だからです。 .Ic deallocate-on-exit は、メモリリークを検出するために便利です。 .It Ic dialup これが .Li yes の場合には、サーバは、すべてのゾーンを、 要求時ダイヤルによるダイヤルアップリンクを通して ゾーン転送を行っているかのように扱います。 このダイヤルアップリンクは、このサーバから通信が始まった場合に 立ち上げられるものです。 これは、ゾーンの種類によって異なる効果をもたらし、ゾーンの保守に 専念できるようになります。これによって、 .Ic heartbeat-interval ごとに 1 度、願わくは、1 回の呼び出しの間という短い間隔で ゾーンの保守を行えるようになります。 このオプションはまた、通常のゾーン保守にかかるトラフィックを いくらか抑えることもできます。 デフォルトは、 .Li no です。 .Ic dialup オプションは、 .Ic zone ステートメント中でも指定することができます。この場合は、 .Ic options dialup ステートメントは上書きされます。 .Pp ゾーンが .Ic master である場合、 サーバは、すべてのスレーブに対して .Dv NOTIFY リクエストを送信するようになります。 これによって、スレーブをチェックし、呼び出しが生きている間に スレーブがゾーンを検証できるようにすることで、 ゾーンを最新のものにする契機ができます (サーバが .Dv NOTIFY をサポートする場合です)。 .Pp ゾーンが .Ic slave もしくは .Ic stub である場合、 サーバは、通常のゾーンのアップデート問い合わせを抑制し、 .Ic heartbeat-interval が時間切れになったときだけ問い合わせるようにします。 .It Ic fake-iquery これが .Li yes の場合、 サーバは、 .Dv IQUERY という、もう古くなって使われていない DNS 問い合わせをシミュレーション します。 デフォルトは .Li no です。 .It Ic fetch-glue これが .Li yes の場合 (デフォルトではそうです)、サーバは、追加の応答用データセクションを 作る際には持っていない「糊」となるリソースレコードを取得します。 サーバのキャッシュが大きくなったり、破壊されたりしないようにするため (こうなると、クライアントからもっと多くの仕事を要求されるという 代償を払うことになります)、 .Ic fetch-glue no は、 .Ic recursion no と一緒に使用できます。 .It Ic has-old-clients このオプションを .Li yes に設定することと、次の 3 つのオプションを設定することとは等価です : .Ic auth-nxdomain yes ;, .Ic maintain-ixfr-base yes ;, .Ic rfc2308-type1 no ; .Ic has-old-clients を .Ic auth-nxdomain , .Ic maintain-ixfr-base , .Ic rfc2308-type1 と一緒に使用することで起こることは、指定の順番によります。 .It Ic host-statistics これが .Li yes である場合、 ネームサーバと相互に作用する各ホストに対して統計が保持されます。 デフォルトでは .Li no です。 .Em 注 : .Ic host-statistics をオンにすると、膨大な量のメモリを消費する可能性があります。 +.It IC host-statistics-max +保持する最大のホストレコード数です。 +この限界に達っすると、ホストの統計情報に新規ホストは追加されません。 +0 に設定すると、限界はありません。 +デフォルト値は 0 です。 + .It Ic maintain-ixfr-base これが .Li yes -の場合、 -ネームサーバと相互に作用する各ホストに対して統計が保持されます。 +の場合、すべての動的に更新されるゾーンに対して、 +単一の IXFR データベースファイルが保持されます。 +これを有効にすると、 +ゾーン転送を非常に高速化可能な IXFR 問い合わせに、サーバは答えます。 デフォルトは .Li no です。 -.Em 注 : -.Li host-statistics -をオンにすると、膨大な量のメモリを消費する可能性があります。 .It Ic multiple-cnames これが .Li yes である場合、 1 つのドメイン名について複数の CNAME リソースレコードか許可されます。 デフォルトは .Li no です。複数の CNAME レコードを許可するということは、標準からは 外れており、推奨されることではありません。 以前のバージョンの BIND が複数の CNAME レコードを持つことを許しており、 このレコードがいくつかのサイトでは負荷のバランスを取るために 使用されていたことから、複数の CNAME のサポートを利用できるということです。 .It Ic notify これが .Li yes である場合 (それがデフォルトです)、 変更を行うためにゾーンサーバが信頼できる場合に DNS NOTIFY メッセージを 送るようになります。 NOTIFY を使用すると、マスタサーバとそのスレーブとの間の収束が 早まります。NOTIFY メッセージを受け取り、理解するスレーブサーバは そのゾーン用にマスタサーバに接続し、ゾーン転送を行う必要があるかを 点検します。そして、必要がある場合は直ちにゾーン転送を開始します。 .Ic notify オプションは .Ic zone ステートメント内でも指定できます。この場合は、 .Ic options notify ステートメントは上書きされます。 .It Ic recursion これが .Li yes であり、 DNS の問い合わせが再帰処理を要求している場合、 サーバはその問い合わせに答えるために必要な仕事をすべて行おうとします。 recursion がオンになっていない場合、サーバが答えを 知らない場合は、サーバはクライアントに照会を返します。デフォルトでは、 .Li yes です。前述の .Ic fetch-glue も参照してください。 .It Ic rfc2308-type1 これが .Li yes であれば、サーバは、否定応答用に SOA レコードと一緒に NS レコードを 送ります。もし、古い BIND サーバを持っていて、 SOA と NS の両方を含んだ否定応答を理解しないフォワード用サーバとして使用して いる場合や、古いバージョンの sendmail を持っている場合は、この オプションを no に設定する必要があります。正しい解決策は、 そういう壊れたサーバや sendmail を使用しないことです。デフォルトでは、 このオプションは .Li no です。 .It Ic use-id-pool これが .Li yes であれば、サーバは自分自身の未解決の問い合わせ ID を追跡して、 重複を避け、ランダム性を高めるようにします。これによって、 サーバが 128 KB も多くメモリを消費するようになります。 デフォルトは .Li no です。 .It Ic treat-cr-as-space これが .Li yes の場合、 サーバは、スペースやタブを扱うのと同じ方法で CR 文字を扱うように なります。NT あるいは DOS マシンで生成したゾーンファイルを UNIX システム上にロードするときに、このオプションは必要でしょう。 デフォルトでは、このオプションは .Li no です。 .El .Ss Also-Notify .Ic also-notify ゾーンの新しいコピーがロードされるときはいつでも送信された NOTIFY メッセージも受け取る IP アドレスのグローバルリストを定義します。 このオプションは、ゾーンのコピーが素早く「内密の」サーバ上で確実に収束 する助けになります。 .Ic also-notify リストが .Ic zone ステートメントで与えられた場合、 .Ic options also-notify ステートメントは上書きされます。 .Ic zone notify ステートメントが .Ic no に設定されている場合、 グローバルの .Ic also-notify リストの IP アドレスは、このゾーンに対する NOTIFY メッセージを 送信されません。デフォルトでは、このリストは空です (グローバルな notification リストはないということです)。 .Ss フォワード .Pp フォワード機能は、少数のサーバ上で大きなサイト単位のキャッシュを作成する ために使用することができます。これによって、外部のネームサーバへの リンクを越えたトラフィックを軽減できます。フォワード機能は、直接 インターネットに接続できないが、ともかく外部のホスト名を見つけ出したい というサーバの問い合わせを許可するためにも使用できます。 フォワードが発生するのは、そうした問い合わせに対してサーバが 権限を持たず、キャッシュにその応答が入っていない場合だけです。 .Bl -tag -width 1 .It Ic forward このオプションは、 .Ic forwarders リストが空でない場合にだけ意味があります。 .Li first という値がデフォルトですが、このときサーバは、まずフォワードを行うサーバに 問い合わせを行い、フォワードを行うサーバが要求に対して応答しない場合、 自分で応答を探します。 .Li only が指定された場合、サーバは、ただフォワードを行うサーバに問い合わせを 行うだけです。 .It Ic forwarders フォワードを行うために使用される IP アドレスを指定します。デフォルトでは、 これは空のリストです (フォワードを行いません)。 .El .Pp フォワード機能は、ゾーン単位をもとにして設定することもできます。 このときは、グローバルのフォワード用オプションが、さまざまな方法で 上書きできるようになります。 特定のゾーンに対し、 別のフォワード用サーバを使用したり、別の .Ic forward only/first の振るまいをもたせたり、あるいはまったくフォワードしなかったり できます。 さらなる情報については、 .Sx ゾーンステートメント のセクションを参照してください。 .Pp BIND 8 の将来のバージョンでは、もっと強力なフォワード用システムを 提供する予定です。先に述べた文法は引き続きサポートされる予定です。 .Ss ネームチェック サーバは、期待するクライアントの関係に基づいてドメイン名をチェックできます。 例えば、ホスト名として使用されるドメイン名は、正当なホスト名を 定義している RFC に準拠するかという点でチェックされます。 .Pp チェック方法には 3 通りのやり方が利用可能です : .Bl -tag -width 1 .It Ic ignore 何のチェックも行われません。 .It Ic warn 期待するクライアントの関係から名前をチェックします。不正な名前は ログに書かれますが、処理は普通に継続します。 .It Ic fail 期待するクライアントの関係から名前をチェックします。不正な名前は ログに書かれ、ルールに合わないデータは拒否されます。 .El .Pp サーバは、名前を 3 つのエリアでチェックできます : マスタゾーンファイル、 スレーブゾーンファイル、そして、サーバが発行した問い合わせへの応答 です。 .Ic check-names response fail が指定されており、クライアントの問い合わせに対する応答が クライアントに不正な名前を送る必要のあるものであった場合、 サーバは、 .Dv REFUSED 応答コードをクライアントに送ります。 .Pp デフォルトは、次の通りです : .Bd -literal check-names master fail; check-names slave warn; check-names response ignore; .Ed .Pp .Ic check-names は、 .Ic zone ステートメントでも指定できます。この場合、 .Ic options check-names は上書きされます。 .Ic zone ステートメントで使用した場合、 エリアは指定されません (なぜなら、ゾーンの種類からエリアは推測できる からです)。 .Ss アクセス制御 .Pp サーバへのアクセスは、アクセスを要求したシステムの IP アドレス または共有秘密鍵に基づいて制限することができます。 アクセス基準をどのように指定するかについての詳細は、 .Sx アドレスマッチリスト を参照してください。 .Bl -tag -width 1 .It Ic allow-query どのホストが通常の問い合せをすることができるかを指定します。 .Ic allow-query は、 .Ic zone ステートメントでも指定できます。この場合、 .Ic options allow-query ステートメントを上書きします。もし、allow-query オプションが 指定されていない場合は、デフォルトは、 すべてのホストからの問い合わせを許可します。 .Bl -tag -width 1 .It Ic allow-recursion -再帰的な問い合わせをすることができるかを指定します。 -.Ic allow-recursion -は、 -.Ic zone -ステートメントでも指定できます。この場合、 -.Ic options allow-recursion -ステートメントを上書きします。もし、allow-recursion オプションが +どのホストが再帰的な問い合わせが可能かを指定します。 指定されていない場合は、 デフォルトでは全てのホストから再帰的な問い合わせができます。 .It Ic allow-transfer どのホストがゾーン転送をサーバから受け取ることを許可されるかを 指定します。 .Ic allow-transfer は、 .Ic zone ステートメントでも指定できます。その場合、 .Ic options allow-transfer ステートメントは上書きされます。もし、allow-transfer オプションが 指定されていない場合は、デフォルトでは、 すべてのホストからの転送を許可します。 .It Ic blackhole サーバが問い合わせを受け取らないようになったり、問い合わせを解決するために 使用しないようになるアドレスのリストを指定します。これらのアドレスからの 問い合わせは、応答されることはありません。 .El .El .Ss インタフェース .Pp サーバが問い合わせに答えるインタフェースならびにポートは、 .Ic listen-on オプションを使って指定することができます。 .Ic listen-on は、オプションのポートおよびアドレスマッチリストを取ります。 サーバは、アドレスマッチリストで許可されたインタフェース全てで待機します。 ポートを指定しない場合は、53 番ポートが使われます。 .Pp .Ic listen-on ステートメントが複数あっても良いです。例えば、 .Bd -literal listen-on { 5.6.7.8; }; listen-on port 1234 { !1.2.3.4; 1.2/16; }; .Ed では、IP アドレスが 5.6.7.8 のマシン用にネームサーバに 53 番ポートの使用を 許可し、1234 番ポートを 1.2 のネットワークにいて、IPアドレスが 1.2.3.4 ではない マシンに使用を許可します。 .Pp .Ic listen-on が指定されていない場合は、サーバは、すべてのインタフェース上で 53 番ポートでの 待機をします。 .Ss 問い合わせアドレス .Pp サーバが問い合わせに対する答を知らない場合、そのサーバは、他の ネームサーバに問い合わせを行います。 .Ic query-source は、こうした問い合わせに使用されるアドレスおよびポートを指定します。 .Ic address が .Li * だったり、省略されている場合、ワイルドカード IP アドレス ( .Dv INADDR_ANY ) が使用されます。 .Va port が .Li * だったり、省略されている場合、特権のいらないポートがランダムに 使用されます。デフォルトでは .Dl query-source address * port *; です。 .Pp 注 : .Ic query-source は、現在 UDP 問い合わせのみ適用されます。 TCP 問い合わせには、常にワイルドカード IP アドレスとランダムに選ばれた 特権のいらないポートが使用されます。 .Ss ゾーン転送 .Bl -tag -width 1 .It Ic max-transfer-time-in ここで指定された時間より長く動作している内部へのゾーン転送 ( .Nm named-xfer プロセス) を終了します。 デフォルトでは、120 分 (2 時間) です。 .It Ic transfer-format サーバは 2 種類のゾーン転送方法をサポートしています。 .Li one-answer 転送されるリソースレコードそれぞれについて 1 つの DNS メッセージを使用します。 .Li many-answers できるだけ多くのリソースレコードを 1 つのメッセージに押し込みます。 .Li many-answers の方が効率的ではありますが、BIND 8.1 および、パッチの当たった BIND 4.9.5 でのみ 理解されるものです。デフォルトでは、 .Li one-answer になります。 .Ic transfer-format は、 .Ic server ステートメントを使用してサーバ単位で上書きすることができます。 .It Ic transfers-in 同時に動作させることのできる内部へのゾーン転送の最大値です。 デフォルトは 10 です。 .Ic transfers-in の数を増やすと、スレーブのゾーンの収束が早まりますが、ローカルシステムの負荷も 上がってしまう恐れがあります。 .It Ic transfers-out このオプションは、将来、 同時に動作する外部へのゾーン転送数を制限するために使用する 予定です。現在、文法はチェックしていますが、それ以上のことは無視しています。 .It Ic transfers-per-ns あるリモートのネームサーバから同時に実行できる内部へのゾーン転送 ( .Nm named-xfer プロセス) の最大値です。デフォルトは 2 です。 .Ic transfers-per-ns の数を増やすと、スレーブゾーンの収束は早まりますが、リモートのネームサーバの 負荷が上がってしまう恐れがあります。 .Ic transfers-per-ns は、 .Ic server ステートメントの .Ic transfers フレーズを使用してサーバ単位で上書きすることができます。 .It Ic transfer-source .Nm transfer-source は、サーバが内部に転送するゾーンをすべて取得するために使用される TCP コネクションと どのローカルアドレスとが結びつけられるかを決定します。 これが設定されていない場合、 システムが制御しているデフォルト値に設定されます。 この値は、通常、 リモート側の終端に「最も近い」インタフェースのアドレスになります。 このアドレスは、もし指定されているのなら、リモート側の終端の転送ゾーン用の .Nm allow-transfer オプションで登場していなくてはなりません。 このステートメントは、すべてのゾーンの .Nm transfer-source を設定しますが、設定ファイル中のゾーンブロック内に .Nm transfer-source ステートメントを含めることでゾーン単位で上書きすることができます。 .El .Ss リソースの制限 .Pp 多種のシステムリソースをサーバがどこまで使用してよいか制限可能です。 オペレーティングシステムによっては、 この制限をいくつかサポートしていないものもあります。 そうしたシステムでは、サポートされていない制限を使用すると警告が発生します。 また、オペレーティングシステムによっては、 リソース制限自体をサポートしていないものも あります。そうしたシステムでは、 .D1 cannot set resource limits on this system というメッセージがログに記録されます。 .Pp リソース制限を指定する際には、スケールを変えた値を使用することができます。 例えば、1 ギガバイトの制限を指定したい場合に、 .Li 1G を .Li 1073741824 の代わりに使用することができます。 .Li unlimited は、無制限にリソースを使用する、 つまり、利用可能な最大の量のリソースを要求します。 .Li default は、サーバが開始したときに有効だった制限値を使用します。 詳細については、 .Sx 記述方法の定義 のセクションの .Va size_spec の項を参照してください。 .Bl -tag -width 1 .It Ic coresize コアダンプの最大サイズです。デフォルト値は .Li default です。 .It Ic datasize サーバが使用できるデータメモリの最大領域です。デフォルト値は .Li default です。 .It Ic files サーバが同時にオープンできるファイルの最大数です。デフォルト値は .Li unlimited です。オペレーティングシステムによっては、unlimited という値を設定できず、 カーネルがサポートできるオープンするファイルの最大値を 決定できないものがあることに 注意してください。こうしたシステムでは、 .Li unlimited を選択すると、サーバが .Fn getrlimit RLIMIT_NOFILE から得られる .Va rlim_max の値よりも大きなファイル数を扱ってしまい、 .Fn sysconf _SC_OPEN_MAX を返してしまうことになります。 実際のカーネルの制限値がこの値よりも大きい場合は、 .Ic limit files を使用して、明示的に制限値を指定してください。 .It Ic max-ixfr-log-size .Li max-ixfr-log-size は、将来のサーバのリリースでは、インクリメンタルゾーン転送用に保持しておく トランザクションログの大きさに制限を設けるために使用する予定です。 .It Ic stacksize サーバが使用できるスタックメモリの最大量です。デフォルト値は .Li default です。 .El .Ss 定期的なタスクの間隔 .Bl -tag -width 1 .It Ic cleaning-interval サーバは、 .Ic cleaning-interval 分ごとに期限の切れたリソースレコードをキャッシュから削除します。 デフォルトは 60 分です。これが 0 に設定されているときは、 定期的にキャッシュがクリーニングされることはありません。 .It Ic heartbeat-interval サーバは、この間隔が過ぎればいつでも .Ic dialup yes の印のついたゾーンすべてに対してゾーン管理タスクを実行します。 デフォルトでは 60 分です。適切な値は 1 日 (1440 分) までです。 この値が 0 に設定されている場合、 これらのゾーンに対するゾーン管理は実行されません。 .It Ic interface-interval サーバは、 .Ic interface-interval 分ごとにネットワークインタフェースリストをスキャンします。 デフォルトでは 60 分です。 この値が 0 に設定されている場合、 インタフェースのスキャンを行うのは、設定ファイルが ロードされたときだけです。スキャンした後、待機タスク (listener) は、どの 新しいインタフェース上でも始動します (そのタスクが .Ic listen-on の設定がされていて許可されている場合です)。 取り除かれたインタフェース上で動作している待機タスクは、消去されます。 .It Ic statistics-interval ネームサーバの統計が .Ic statistics-interval 分ごとにログに記録されます。デフォルトは 60 です。 この値が 0 に設定されている場合、 何の統計も記録されません。 .El .Ss トポロジ .Pp ネームサーバのリストから問い合わせ先のネームサーバをサーバが 1 つ選ぶとき、 他の点ではすべて対等である場合、このサーバは、 自分自身からトポロジ的に最も近いものを選びます。 .Ic topology ステートメントは、アドレスマッチリストをとり、 特別な方法でそのリストを解釈します。 それぞれの一番上のリスト要素は距離が割り当てられています。 無効にされていない要素は、リスト中の位置に基づいて距離を取得します。ここで、 リストの先頭にマッチした地点が近ければ近いほど、サーバと要素との距離が 近いことになります。 無効にされているマッチには、サーバからの距離の最大が割り当てられます。 マッチするものがない場合は、そのアドレスは、無効にされていないリストの要素の どれよりも遠い距離を取得します。例えば、 .Bd -literal topology { 10/8; !1.2.3/24; { 1.2/16; 3/8; }; }; .Ed の場合では、ネットワーク 10 上のサーバが最も好ましいものになります。 次が、ネットワーク 1.2.0.0 (ネットマスクが 255.255.255.0) 上のホスト およびネットワーク 3 上のホストですが、 ネットワーク 1.2.3 (ネットマスクが 255.255.255.0) 上のホストは除外されます。 このネットワーク上のものは、どれよりも選ばれにくいものです。 .Pp デフォルトのトポロジは .Dl topology { localhost; localnets; }; です。 .Ss リソースレコードのソート .Pp 複数の RR (訳注: リソースレコード) が返ってくると、通常ネームサーバは、 .Ic ラウンドロビン でそれらを返します。 すなわち、各要求の後に、最初の RR がリストの最後に置かれます。 RR の順番が決まっていないので、これで問題ありません。 クライアントのリゾルバのコードが、これらの RR を適切に 構成しなおさなくてはなりません。すなわち、他のアドレスよりも、 ローカルネット上の任意のアドレスを優先して使用するということです。 しかしながら、すべてのリゾルバがこうすることができたり、 適切に設定されているわけではありません。 クライアントがローカルサーバを使用しているとき、サーバ内で、クライアントの アドレスに基づいたソートが実行できます。このソートのためには、 ただネームサーバを設定するだけでよく、すべてのクライアントを設定する 必要はありません。 .Ic sortlist ステートメントは、アドレスマッチリストをとり、 .Ic topology ステートメントより更に増した特別な方法でリストを解釈します。 ソートリスト中の各先頭のステートメントは、 それ自身、1 つまたは 2 つの要素を持った 明示的なアドレスマッチリストでなくてはなりません。各先頭のリストの最初の要素 (IP アドレス、IP のプレフィックス、ACL 名、 あるいはネストされたアドレスマッチリスト) に対し、マッチが見つかるまで、問い合わせ元のアドレスをチェックします。 ひとたび問い合わせ元のアドレスがマッチしたなら、 先頭のステートメントがただ 1 つの要素のみの場合、 問い合わせ元のアドレスとマッチした要素そのものが 応答のアドレスを選択するために使用され、それが応答の先頭に移動します。 ステートメントが 2 つの要素を持ったリストであった場合、2 番目の要素は、 topology ステートメントのアドレスマッチリストのように扱われます。 各先頭要素には、 距離が割り当てられており、最も短い距離を持った応答中のアドレスが、 その応答の先頭に移動されます。 次の例では、ホストそれ自身のアドレスから受け取った問い合わせは、 ローカルに接続された ネットワーク上のアドレスを優先するような応答を受け取ります。 次に優先されるのが、 192.168.1/24 ネットワーク上のアドレスで、その後に、192.168.2/24 あるいは 192.168.3/24 ネットワークがきます。 最後の 2 つのネットワーク間にはどちらが優先かは示されていません。 192.168.1/24 ネットワーク上のホストから受け取った問い合わせは、 そのネットワーク上の他のアドレスを 192.168.2/24 および 192.168.3/24 ネットワークよりも優先します。 192.168.4/24 あるいは 192.168.5/24 ネットワーク上の ホストから受け取った問い合わせは、 直接接続されたネットワーク上のアドレスを優先する だけです。 .Bd -literal sortlist { { localhost; // もし ローカルホストなら { localnets; // 次のネット上で 192.168.1/24; // 最初にフィットしたものにする { 192,168.2/24; 192.168.3/24; }; }; }; { 192.168.1/24; // もし クラス C 192.168.1 上なら { 192.168.1/24; // .1 あるいは、.2 か .3 を使用する { 192.168.2/24; 192.168.3/24; }; }; }; { 192.168.2/24; // もし クラス C 192.168.2 上なら { 192.168.2/24; // .2 あるいは、.1 か .3 を使用する { 192.168.1/24; 192.168.3/24; }; }; }; { 192.168.3/24; // もし クラス C 192.168.3 上なら { 192.168.3/24; // .3 あるいは、.1 か .2 を使用する { 192.168.1/24; 192.168.2/24; }; }; }; { { 192.168.4/24; 192.168.5/24; }; // .4 か .5 なら }; // そのネットを優先する }; .Ed 次の例は、ローカルホストおよび直接接続されたネットワーク上のホストに対する、 理にかなった振るまいを提供するものです。 これは、BIND 4.9.x でのアドレスのソートの振るまいと 似ています。ローカルホストからの問い合わせに対して送られた応答は、 直接接続された ネットワーク上のホストを優先します。 他の直接接続されたネットワーク上のホストからの 問い合わせに対して送られた応答は、 同じネットワーク上のアドレスを優先するでしょう。 その他の問い合わせに対する応答についてはソートされません。 .Bd -literal sortlist { { localhost; localnets; }; { localnets; }; }; .Ed .Ss RRset の順番付け .Pp 応答中に複数のレコードが返されている場合、 その応答中にレコードがどの順番で置かれるかを 設定するのが有益なことがあります。 例えば、あるゾーンに対するレコードは、ゾーンファイルで 定義された順番で常に返されるように設定されるかもしれません。 あるいは、 レコードが返されるときにランダムにシャッフルされるようにしたいということも あるでしょう。 rrset-order ステートメントを使用すると、 複数レコードが含まれる応答中のレコードの順番を 設定することができます。順番が定義されていない場合、デフォルトでは、巡回順 (ラウンドロビン) になります .Ic order_spec は次のように定義されています : .Bd -literal [ \fIclass class_name\fR ][ \fItype type_name\fR ][ \fIname\fR "FQDN" ] \fIorder\fR ordering .Ed クラスが指定されていない場合、デフォルトは .Ic ANY です。 .Li Ictype が指定されていない場合、デフォルトは .Ic ANY です。 名前が指定されていない場合、デフォルトは "*" です。 .Ic ordering の正当な値には、次のようなものがあります : .Bd -literal .Ic fixed レコードは、ゾーンファイルで定義された順番で返されます。 .Ic random レコードは、ある種のランダムな順番で返されます。 .Ic cyclic レコードは、ラウンドロビンに返されます。 例えば、 rrset-order { class IN type A name "rc.vix.com" order random; order cyclic; }; .Ed では、サフィックスに "rc.vix.com" を持ち、 クラス IN でタイプ A のレコードに対する 応答は、常にランダムな順番で返されます。 その他のレコードはすべて巡回順に返されます。 .Ic rrset-order ステートメントが複数現れた場合、ステートメントは連結されません。 最後のものが適用されます。 .Ic rrset-order ステートメントが指定されていない場合、デフォルトは .Bd -literal rrset-order { class ANY type ANY name "*" order cyclic ; }; .Ed が使われます。 .Ss チューニング .Bl -tag -width 1 .It Ic lame-ttl 不完全なサーバの指示をキャッシュしておく秒数を設定します。 0 の場合、キャッシュしません。 デフォルトは 600 (10 分) です。最大値は 1800 (30 分) です。 .It Ic max-ncache-ttl ネットワークの負荷を軽減しパフォーマンスを上げるために、 サーバが否定応答を蓄えます。 .Ic max-ncache-ttl は、サーバで、このような応答の最大保存時間を設定するために使います。 秒単位です。 \." for these answers in the server is seconds. のところが文になっていない。 デフォルトの .Ic max-ncache-ttl は 10800 秒 (3 時間) です。 .Ic max-ncache-ttl 通常の (肯定) 応答に対しては、最大保存時間を超えてはいけません (7 日)。 もし、この値が 7 日以上に設定されていた場合、 黙って 7 日に切り詰めてしまうでしょう。 .It Ic min-roots ルートサーバに対する要求を受け取るために必要なルートサーバの最小値です。 デフォルトは 2 です。 .El .Sh zone ステートメント .Ss 文法 .Bd -literal zone \fIdomain_name\fR [ ( in | hs | hesiod | chaos ) ] { type master; file \fIpath_name\fR; [ check-names ( warn | fail | ignore ); ] [ allow-update { \fIaddress_match_list\fR }; ] [ allow-query { \fIaddress_match_list\fR }; ] [ allow-transfer { \fIaddress_match_list\fR }; ] [ forward ( only | first ); ] [ forwarders { [ \fIip_addr\fR ; [ \fIip_addr\fR ; ... ] ] }; ] [ dialup \fIyes_or_no\fR; ] [ notify \fIyes_or_no\fR; ] [ also-notify { \fIip_addr\fR; [ \fIip_addr\fR; ... ] }; [ pubkey \fInumber\fR \fInumber\fR \fInumber\fR \fIstring\fR; ] }; zone \fIdomain_name\fR [ ( in | hs | hesiod | chaos ) ] { type ( slave | stub ); [ file \fIpath_name\fR; ] masters [ port \fIip_port\fR ] { \fIip_addr\fR; [ \fIip_addr\fR; ... ] }; [ check-names ( warn | fail | ignore ); ] [ allow-update { \fIaddress_match_list\fR }; ] [ allow-query { \fIaddress_match_list\fR }; ] [ allow-transfer { \fIaddress_match_list\fR }; ] [ forward ( only | first ); ] [ forwarders { [ \fIip_addr\fR ; [ \fIip_addr\fR ; ... ] ] }; ] [ transfer-source \fIip_addr\fR; ] [ max-transfer-time-in \fInumber\fR; ] [ notify \fIyes_or_no\fR; ] [ also-notify { \fIip_addr\fR; [ \fIip_addr\fR; ... ] }; [ pubkey \fInumber\fR \fInumber\fR \fInumber\fR \fIstring\fR; ] }; zone \fIdomain_name\fR [ ( in | hs | hesiod | chaos ) ] { type forward; [ forward ( only | first ); ] [ forwarders { [ \fIip_addr\fR ; [ \fIip_addr\fR ; ... ] ] }; ] [ check-names ( warn | fail | ignore ); ] }; zone \&".\&" [ ( in | hs | hesiod | chaos ) ] { type hint; file \fIpath_name\fR; [ check-names ( warn | fail | ignore ); ] }; .Ed .Ss 定義と使用法 .Ic zone ステートメントは、 特定の DNS ゾーンがサーバにどのように管理されるかを指定するために 使われます。ゾーンには 5 つの種類があります。 .Bl -tag -width 1 .It Ic master サーバは、 そのゾーン用データのマスタコピーを持っていて、ゾーンに対して信頼できる 応答を提供できます。 .It Ic slave .Ic slave ゾーンはマスタゾーンの複製です。 .Ic masters リストは、ゾーンの複製を更新するためにスレーブサーバが通信を行う 1 つ以上の IP アドレスを指定します。 .Ic port が指定されている場合、このポートに対し、 ゾーンが現在使用されているものであることの確認と、 ゾーン転送が行われます。 .Ic file が指定されている場合、 指定されたファイルへゾーンの複製が書き出されます。 .Ic file 節を使用することを強く勧めます。 なぜなら、大体においてサーバの起動を早めますし、 通信回線を無駄に使用することを防いでくれるからです。 .It Ic stub .Ic stub ゾーンは slave ゾーンのようなものですが、ゾーン全体を複製するのではなく、 マスタゾーンの NS レコードのみを複製するという点が違います。 .It Ic forward .Ic forward ゾーンは、自分に向けられた問い合わせを他のサーバに振り分けるために使用します。 このことは、 .Sx option ステートメント のセクションで説明しています。これらのゾーンでのオプション仕様は、 .Ic options ステートメントで宣言されたグローバルオプションを上書きします。 .Pp .Ic forwarders 節が zone ステートメント中に存在しないか、もしくは、 .Ic forwarders に対して空リストが与えられている場合は、 そのゾーンに対してフォワードは行われず、 .Ic options ステートメント中の .Ic forwarders は、すべて効力を失います。そのため、使用されるサーバではなく、グローバルの .Ic forward オプションの挙動を変更するためだけにこの種類のゾーンを使用したいのであれば、 グローバルの forwarders 節も指定しなおす必要があります。 .It Ic hint ルートネームサーバの初期集合は、 .Ic hint ゾーンを使用して指定されます。サーバが起動する際に、ルートヒントを使用して ルートネームサーバを見つけ、ルートネームサーバの最新リストを取得します。 .El .Pp 注 : 以前の BIND リリースでは、マスタゾーンに対しては .Ic primary という用語を使用し、スレーブゾーンに対しては、 .Ic secondary を、hint ゾーンに対しては .Ic cache という用語を使用していました。 .Ss クラス ゾーン名には、オプションでクラスを続けることができます。 もし、クラスが指定されていない場合は、 .Ic in クラス (「インターネット」用) であると仮定されます。これは、大半の場合正しいです。 .Pp .Ic hesiod クラスは、MIT の Project Athena 由来の情報サービス用のクラスです。 このクラスは、ユーザ、グループ、プリンタなどといった、 さまざまなシステムデータベースに 関する情報を共有するために使用されます。さらなる情報は、 ftp://athena-dist.mit.edu/pub/ATHENA/usenix/athena_changes.PS から入手できます。 キーワード .Ic hs は .Ic hesiod と同義語です。 .Pp MIT が開発したもう 1 つのものが、1970 年代半ばに作られた LAN プロトコルである CHAOSnet です。これは、LISP ステーションや AI コミュニティで使われている 他のハードウェアで、まだ時折見受けられます。CHAOSnet 用のゾーンデータは、 .Ic chaos クラスを使用して指定できます。 .Ss オプション .Bl -tag -width 1 .It Ic check-names .Sx options ステートメント の .Sx ネームチェック に関するサブセクションを参照してください。 .It Ic allow-query .Sx options ステートメント の .Sx アクセス制御 サブセクションの中の .Ic allow-query に関する説明を参照してください。 .It Ic allow-update どのホストが動的な DNS の更新をサーバに提出するかを指定します。デフォルトは、 どのホストからも更新を許可しないというものです。 .It Ic allow-transfer .Sx options ステートメント の .Sx アクセス制御 サブセクションの中の .Ic allow-transfer に関する説明を参照してください。 .It Ic transfer-source .Ic transfer-source どのローカルアドレスが、 このゾーンを取得するために使用される TCP 接続と結びつけられるかを 指定します。 これが設定されていない場合は、システムが制御する値がデフォルトになります。 この値は、通常は、リモート側の終端に「最も近い」インタフェースのアドレスです。 このアドレスは、 もし指定されているのであれば、このゾーンに対するリモート側の終端の .Ic allow-transfer オプション中に出てこなくてはなりません。 .It Ic max-transfer-time-in .Sx options ステートメント の .Sx ゾーン転送 サブセクション中の .Ic max-transfer-time-in の説明を参照してください。 .It Ic dialup .Sx options ステートメント の .Sx ブール値オプション サブセクション中の .Ic dialup の説明を参照してください。 .It Ic notify .Sx options ステートメント の .Sx ブール値オプション サブセクション中の .Sx notify の説明を参照してください。 .It Ic also-notify .Ic notify がこのゾーンに対してアクティブである場合のみ .Ic also-notify は意味を持ちます。 このゾーンに対する DNS NOTIFY メッセージを受け取るマシン群は、 そのゾーン用にリストされた すべてのネームサーバ (プライマリマスタを除く) と、 .Ic also-notify で指定された IP アドレスからなっています。 .Ic also-notify は .Ic stub ゾーンに対しては意味を持ちません。デフォルトでは、これは空のリストです。 .It Ic forward .Ic forward は、そのゾーンが .Ic forwarders リストを持っている場合のみ意味を持ちます。 .Ic only 値は、先に .Ic forwarders を試し、応答がなかった場合に検索を失敗させます。 それに対し、 .Ic first は、通常の検索を許可します。 .It Ic forwarders ゾーン中で .Ic forwarders オプションを使用すると、グローバルの forwarders リストが上書きされます。 .Ic forward タイプのゾーン中でこれが指定されていなかった場合は、 このゾーンに対しては .Em 何の フォワードも行いません。グローバルのオプションは使われないということです。 .It Ic pubkey DNSSEC のフラグ、プロトコル、アルゴリズムと、 base-64 でエンコードされた鍵を表す文字列を指定します。 .El .Sh acl ステートメント .Ss 文法 .Bd -literal acl \fIname\fR { \fIaddress_match_list\fR }; .Ed .Ss 定義と使用法 .Ic acl ステートメントは、名前のついたアドレスマッチリストを生成します。 このステートメントは、プライマリで使用しているアドレスマッチリスト、つまり、 アクセス制御リスト (ACL) からその名前を取得します。 .Pp アドレスマッチリスト名は、他のところで使用する前に .Ic acl を使用して定義しなくてはなりません。ファイルの前方への参照は許されていません。 .Pp 次のような組み込みの ACL があります : .Bl -tag -width 1 .It Ic any すべてのホストを許可します。 .It Ic none すべてのホストを拒否します。 .It Ic localhost システム上のすべてのインタフェースの IP アドレスを許可します。 .It Ic localnets システムがインタフェースを持ったネットワーク上のすべてのホストを許可します。 .El .Sh key ステートメント .Ss 文法 .Bd -literal key \fIkey_id\fR { algorithm \fIalgorithm_id\fR; secret \fIsecret_string\fR; }; .Ed .Ss 定義と使用法 .Ic key ステートメントは、鍵の ID を指定します。この ID は、 .Ic server ステートメントで使用され、単純な IP アドレスでのマッチングよりも厳格な 特定のネームサーバと認証方法とを関連づけます。 鍵の ID は、 .Ic server の定義やアドレスマッチリスト中で使用される前に .Ic key ステートメントを使用して作成されていなくてはなりません。 .Pp .Va algorithm_id は、セキュリティ / 認証アルゴリズムを指定する文字列です。 .Va secret_string は、指定されたアルゴリズムが使用する秘密の鍵で、 base-64 でエンコードされた文字列として扱われます。 言わずとも当然のことですが、為念指摘しておくと、 .Pa named.conf 中に .Va secret_string を入れている場合、 named.conf をスーパユーザ以外の誰にも読み込み可能にしてはいけません。 .Sh trusted-keys ステートメント .Ss 文法 .Bd -literal trusted-keys { [ \fIdomain_name\fR \fIflags\fR \fIprotocol\fR \fIalgorithm\fR \fIkey\fR; ] }; .Ed .Ss 定義と使用法 .Ic trusted-keys ステートメントは、もともと、RFC 2065 で仕様が決められている DNSSEC スタイルの セキュリティとともに使用されます。DNSSEC は、 3 つの異なったサービスを提供するものです : それは、鍵の配布、データの発生元の認証、 そして、トランザクションおよび要求の認証です。DNSSEC についての完全な説明と このドキュメントの範囲を超えた使い方を知りたい場合、 そして、読者がさらなる情報に 興味がある場合は、まず、RFC2065 を読むことから始めてください。そして、 http://www.ietf.org/ids.by.wg/dnssec.html から入手できるインターネット ドラフトへと続いてください。 .Pp 信頼された鍵はそれぞれ、ドメイン名と関連づけられています。その属性は、 非負の整数値である、 .Va flags , .Va protocol , .Va algorithm と、 .Va key を表す base-64 でエンコードされた文字列です。 .Pp 信頼された鍵の番号はすべて指定可能です。 .Sh server ステートメント .Ss 文法 .Bd -literal server \fIip_addr\fR { [ bogus \fIyes_or_no\fR; ] [ transfers \fInumber\fR; ] [ transfer-format ( one-answer | many-answers ); ] [ keys { \fIkey_id\fR [ \fIkey_id\fR ... ] }; ] }; .Ed .Ss 定義と使用法 server ステートメントは、リモートのネームサーバに関連付けられる 特徴を定義します。 .Pp サーバが間違ったデータを送っていることに気がついた場合、そのサーバを .Ic bogus にすることで、そのサーバへの問い合わせを抑止することができます。 .Ic bogus のデフォルト値は .Li no です。 +サーバに +.Ic bogus +の印を付けると、当該サーバのアドレスを名前で検索してマッチしたときに、 +当該サーバに対する他のアドレスもすべて +.Ic bogus +の印を付けます。 .Pp サーバは、2 つのゾーン転送方式をサポートしています。1 つ目は、 .Ic one-answer であり、 これは、転送される各リソースレコードに 1 つの DNS メッセージを使用します。 .Ic many-answers は、できるだけ多くのリソースレコードを 1 つのメッセージに押し込みます。 .Ic many-answers の方が効率的ではありますが、BIND 8.1 および、 パッチの当たった BIND 4.9.5 でのみ 理解されるものです。 サーバに対してどちらの方法を使用するかは、 .Ic transfer-format オプションを使用して指定することができます。 .Ic transfer-format が指定されていない場合は、 .Ic options ステートメントで指定された .Ic transfer-format が使用されます。 .Pp .Ic transfers は、将来のリリースでのサーバで、 指定されたサーバから同時に行われる内部へのゾーン転送数を 制限するために使用される予定です。 現在は、文法はチェックしますが、その他のことは 無視されます。 .Pp .Ic keys 節は、 .Ic key ステートメントで定義された .Va key_id を識別するために使用されます。これは、リモートサーバと通信する際の トランザクションのセキュリティ用に使用されます。 .Ic key ステートメントは、それを参照する .Ic server ステートメントよりも先に現れなくてはなりません。 .Pp .Ic keys ステートメントは、将来、サーバによって使用されることを期待されています。 現在は、文法はチェックされますが、その他のことは無視されます。 .Sh controls ステートメント .Ss 文法 .Bd -literal controls { [ inet \fIip_addr\fR port \fIip_port\fR allow { \fIaddress_match_list\fR; }; ] [ unix \fIpath_name\fR perm \fInumber\fR owner \fInumber\fR group \fInumber\fR; ] }; .Ed .Ss 定義と使用法 .Ic controls ステートメントは、 システム管理者がローカルのネームサーバの操作に影響を与えるために 使用する制御チャネルを宣言します。制御チャネルは、 .Nm ndc ユーティリティが、ネームサーバにコマンドを送り、 DNS 以外の結果を受け取るために 使用します。 .Pp .Ic unix 制御チャネルは、ファイルシステムでの FIFO です。このチャネルへのアクセスは、 通常のファイルシステムのパーミッションによって制御されます。 この制御チャネルは、 指定されたファイルモードのビット ( .Xr chmod 1 を参照) とユーザおよびグループの所有者情報を使用し、 .Nm named が作成します。 注意することは、 .Nm chmod とは違い、 .Ic perm に対して指定されるモードのビットには、通常先頭に .Li 0 がついていることです。そのため、数字は 8 進数として解釈されます。 さらに注意することは、 .Ic owner および .Ic group として指定されるユーザおよびグループの所有者情報は、数字で与えなくては ならないということです。名前ではありません。 このパーミッションは、管理者のみに制限することを勧めます。 そうしないと、このシステム上のユーザなら誰でもローカルネームサーバを 操作できてしまいます。 .Pp .Ic inet 制御チャネルは、インターネット接続のできる TCP/IP ソケットです。 これは、指定された .Va ip_addr 上の指定された .Va ip_port にあります。 最近の .Nm telnet クライアントは、こうしたソケットと直接対話ができます。 このときの制御プロトコルは、ARPAnet 形式のテキストです。 127.0.0.1 だけを .Va ip_addr に使用することを勧めます。これは、ネームサーバを管理するために、 ローカルホスト上の特権を持たないユーザを皆信用している場合だけに限ります。 .Sh include ステートメント .Ss 文法 .Bd -literal include \fIpath_name\fR; .Ed .Ss 定義と使用法 .Ic include ステートメントは、そのステートメントが現れた地点に、指定された ファイルを挿入します。ただし、他のステートメント内で使用することは できません。ですので、 .Dl acl internal_hosts { include "internal_hosts.acl"; }; というようには使用できません。 .Pp .Ic include を使用して、設定ファイルを簡単に管理できるかたまりに分けるように してください。例えば、次のようにです : .Bd -literal include "/etc/security/keys.bind"; include "/etc/acls.bind"; .Ed この例は、任意の ACL または 認証鍵情報を取り込むために、 BIND 設定ファイルの先頭で使うことができるでしょう。 .Pp C 言語でのプログラムでするように ``#include'' とタイプしないでください。 ``#'' はコメントの開始として使用するものだからです。 .Sh 使用例 実際に使用する場面でも実用的で、最も単純な設定ファイルは、 ただ単にルートサーバファイルへのフルパスを持ったヒントゾーンを 定義したものです。 .Bd -literal zone \&".\&" in { type hint; file \&"/var/named/root.cache\&"; }; .Ed 次の例は、もっと実世界に即したものです。 .Bd -literal /* * 単純な BIND 8 の設定 */ logging { category lame-servers { null; }; category cname { null; }; }; options { directory \&"/var/named\&"; }; controls { inet * port 52 allow { any; }; // これは良くない unix \&"/var/run/ndc\&" perm 0600 owner 0 group 0; // デフォルト }; zone \&"isc.org\&" in { type master; file \&"master/isc.org\&"; }; zone \&"vix.com\&" in { type slave; file \&"slave/vix.com\&"; masters { 10.0.0.53; }; }; zone \&"0.0.127.in-addr.arpa\&" in { type master; file \&"master/127.0.0\&"; }; zone \&".\&" in { type hint; file \&"root.cache\&"; }; .Ed .Sh ファイル .Bl -tag -width 1 -compact .It Pa /etc/namedb/named.conf BIND 8 .Nm named 設定ファイル .El .Sh 関連項目 .Xr named 8 , .Xr ndc 8 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/burncd.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/burncd.8 index 6670880f85..69c0f3e25d 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/burncd.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/burncd.8 @@ -1,143 +1,169 @@ -.\" -.\" Copyright (c) 2000 Sen Schmidt +.\" +.\" Copyright (c) 2000, 2001 Sen Schmidt .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer, .\" without modification, immediately at the beginning of the file. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. The name of the author may not be used to endorse or promote products .\" derived from this software without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHOR ``AS IS'' AND ANY EXPRESS OR .\" IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE IMPLIED WARRANTIES .\" OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE ARE DISCLAIMED. .\" IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR BE LIABLE FOR ANY DIRECT, INDIRECT, .\" INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL DAMAGES (INCLUDING, BUT .\" NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS OR SERVICES; LOSS OF USE, .\" DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) HOWEVER CAUSED AND ON ANY .\" THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT LIABILITY, OR TORT .\" (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY OUT OF THE USE OF .\" THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE. .\" -.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/burncd/burncd.8,v 1.6.2.2 2000/12/08 15:27:58 ru Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/burncd/burncd.8,v 1.6.2.3 2001/02/25 21:39:13 sos Exp % src/usr.sbin/burncd/burncd.8,v 1.6.2.2 2000/12/08 15:27:58 ru Exp .\" jpman %Id: burncd.8,v 1.3 2000/03/11 22:37:36 horikawa Stab % .\" .Dd January 6, 2000 .Os .Dt BURNCD 8 .Sh 名称 .Nm burncd .Nd ATAPI CD-R/RW ドライバの制御 .Sh 書式 .Nm .Op Fl f Ar device .Op Fl s Ar speed .Op Fl e +.Op Fl l +.Op Fl m .Op Fl p .Op Fl q -.Ar [command] -.Ar [command filename...] +.Op Fl t +.Op Ar command +.Op Ar command Ar .Sh 解説 .Nm ユーティリティは ATAPI cd ドライバを用いて CD-R/RW メディアを 焼きつけるために使用されます。 .Pp 利用可能なオプションとオペランド: .Pp .Bl -tag -width XXXXXXXXXXXX .It Fl f Ar device 焼きつけ過程において使用するデバイスを設定します。 .It Fl s Ar speed 焼きつけデバイスの速さを設定します。 -典型的には 1, 2, 4 のいずれかであり、 デフォルトは 1 に設定されます。 .It Fl e -終了時に CD-R/RW を排出します。 +終了時にメディアを排出します。 +.It Fl l +指定したファイルから、イメージファイルの一覧を読み取ります。 +.It Fl m +マルチセッションモードのディスクを閉じます +(指定しない場合には、シングルセッションとしてディスクを取じます)。 .It Fl p オーディオトラックに対して高域補正を行います。 .It Fl q 静かにします。進捗状況を出力しません。 .It Fl t 書き込みテストを行います。メディアに対して 実際に書き込みは行いません。 .El .Pp -.Ar command +.Ar command は以下のどれか一つになります。 .Pp .Bl -tag -width XXXXXXXXXXXX .It Ar msinfo メディア上の最後のトラックの最初の LBA と、 メディア上の次に書き込み可能なアドレスを表示します。 これは、 追加セッション付の ISO ファイルシステムに追加データを追記するときに、 .Xr mkisofs 1 の -.Fl C +.Fl C スイッチで使用します。 -.It Ar blank +.It Cm blank CD-RW メディアを消去します。 高速な消去方法を使用するため、データは物理的には上書きされず、 後で使う際にメディアが空である事を示す領域のみ上書きします。 -.It Ar mode2 -コマンドラインで後続するイメージファイルに対し、 -書き込みモードがデータ (mode2) トラックを生成するようにします。 -.It Ar XAmode1 -コマンドラインで後続するイメージファイルに対し、 -書き込みモードがデータ (XAmode1) トラックを生成するようにします。 +.It Cm erase +CD-RW メディアを消去します。 +メディア全体を消去します。 +完了までに 1 時間かかることもあります。 .It Ar fixate TOC が作成されメディアが普通の CD ドライブで使用できるように メディアを固定します。 -ドライバはデフォルトではマルチセッションメディアを作成します。 +ドライバはデフォルトではシングルセッションメディアを作成します ( +.Fl m +を参照してください)。 このコマンドが終了した時にプログラムが終了するように .Nm に渡される最後のコマンドとしてください。 -.It Ar raw | audio +.It Cm raw | audio コマンドラインで続いて指定されるイメージファイルを オーディオ (raw mode) トラックとして処理するように 書き込みモードを設定します。 -.It Ar data | mode1 +.It Cm data | mode1 コマンドラインで続いて指定されるイメージファイルを データ (mode1) トラックとして処理するように 書き込みモードを設定します。 -.It Ar filename +.It Cm mode2 +コマンドラインで後続するイメージファイルに対し、 +書き込みモードがデータ (mode2) トラックを生成するようにします。 +.It Cm XAmode1 +コマンドラインで後続するイメージファイルに対し、 +書き込みモードがデータ (XAmode1) トラックを生成するようにします。 +.It Ar file 他の全ての引数はメディアに書き込むためのイメージファイルとして 扱われます。 +.Fl l +オプション指定時には、 +イメージの一覧を含むファイルとして扱われます。 .El .Pp ファイルの長さが現在のメディアのブロックサイズの倍数でない場合 ブロックサイズの要求に合わせるために 0 が詰められます。 +慣習的なファイル名 +.Fl +は標準入力を指し、1 度だけ使用可能です。 .Pp .Sh 使用例 データ CD-R を焼きつけるための典型的な使い方: .Bd -literal # burncd -f /dev/acd0c data file1 fixate +.Ed .Pp オーディオ CD-R を焼きつけるための典型的な使い方: .Bd -literal # burncd -f /dev/acd0c audio file1 file2 file3 fixate +.Ed .Pp -ミックスモード CD-R を焼きつけるための典型的な使い型: +ミックスモード CD-R を焼きつけるための典型的な使い方: .Bd -literal # burncd -f /dev/acd0c data file1 audio file2 file3 fixate +.Ed .Pp +圧縮イメージファイルを標準入力から読んで焼きつけるための典型的な使い方: +.Bd -literal +# gunzip -c file.iso.gz | burncd -f /dev/acd0c data - fixate +.Ed .Sh バグ 多分あります。みつけたら報告してください。 .Sh 歴史 .Nm は現在開発中です。 .Nm コマンドは .Fx 4.0 で登場しました。 -.Sh AUTHORS -本プログラムは -.ie t S/oren Schmidt, -.el Soren Schmidt, +.Sh 作者 +.Nm +コマンドは +.An S\(/oren Schmidt , Denmark により提供されました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/inetd.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/inetd.8 index c8c2a06bb0..1ddbf837dd 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/inetd.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/inetd.8 @@ -1,777 +1,785 @@ .\" Copyright (c) 1985, 1991, 1993, 1994 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" from: @(#)inetd.8 8.3 (Berkeley) 4/13/94 -.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/inetd/inetd.8,v 1.46.2.4 2000/12/27 16:23:11 ru Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/inetd/inetd.8,v 1.46.2.5 2001/02/28 12:16:37 dwmalone Exp % .\" .\" jpman %Id: inetd.8,v 1.2 1997/05/16 07:22:24 yugawa Stab % .Dd February 7, 1996 .Dt INETD 8 .Os BSD 4.4 .Sh 名称 .Nm inetd .Nd インターネット .Dq スーパサーバ .Sh 書式 .Nm .Op Fl d .Op Fl l .Op Fl w .Op Fl W .Op Fl c Ar maximum .Op Fl C Ar rate -.Op Fl a Ar address|hostname +.Op Fl a Ar address | hostname .Op Fl p Ar filename .Op Fl R Ar rate .Op Ar configuration file .Sh 解説 .Nm は、ブート時に .Pa /etc/rc の中で起動されます ( .Xr rc 8 参照)。起動されると、 .Nm は定められたインターネットソケットを監視し、接続要求を待ちます。 監視しているソケットに対して接続要求が出されると、 .Nm はそのソケットに対応したサービスを 判定し、サービスを提供するプログラムを起動します。 サーバプログラムはサービスソケットを標準入力・標準出力・ エラー出力として起動されます。 サービスプログラムが完了すると、 .Nm は再びソケットの監視を行ないます (後述するような例外もあります)。 .Nm を用いれば 1 つのデーモンで 複数のサービスプログラムを起動することができるので、 システムの負荷を軽減することができます。 .Pp .Nm は、起動時に以下のオプションを指定できます。 .Bl -tag -width indent .It Fl d デバッグモードにします。 .It Fl l 成功した接続のログをとります。 .It Fl w 外部サービスに対して TCP Wrapping をオンにします。 TCP Wrappers サポートについての更なる情報については、 .Sx "実装に関する注" の節を参照してください。 .It Fl W .Nm 組み込みの内部サービスに対して TCP Wrapping をオンにします。 .It Fl c Ar maximum 同時に起動可能なサービスの、デフォルトにおける最大値を指定します。 デフォルトでは、無制限です。 サービスごとに指定される "max-child" パラメータによって上書きされ得ます。 .It Fl C Ar rate 1 分間に単一の IP アドレスから起動されるサービスのデフォルトにおける最大値 を指定します。 デフォルトは未設定です。 サービスごとに指定される "max-connections-per-ip-per-minute" パラメータによって上書きされ得ます。 .It Fl R Ar rate 1 分間に起動できる最大のサービス数を指定します。デフォルトは 256 です。 rate に 0 を指定すると、起動可能な数は無制限になります。 .It Fl a -バインドする IP アドレスを指定します。 +バインドする IP アドレスを 1 個指定します。 代りに、ホスト名を指定可能です。 この場合、ホスト名に対応する IPv4 または IPv6 のアドレスが使用されます。 通常、 .Nm が .Xr jail 8 内で起動される時点で、ホスト名が指定されます。 この場合、ホスト名は .Xr jail 8 環境に対応するものです。 .Pp ホスト名指定が使用され、IPv4 および IPv6 両方のバインドを望む場合、 .Pa /etc/inetd.conf の各サービスに対して、 各バインドに対する適切な .Em プロトコル のエントリが必要です。 例えば TCP ベースのサービスは 2 エントリが必要であり、 ひとつは .Em プロトコル に .Dq tcp4 を使用し、もうひとつは .Dq tcp6 を使用します。 後で説明する .Pa /etc/inetd.conf の .Em プロトコル フィールドを参照してください。 .It Fl p デフォルトとは異なるプロセス ID を保持するファイルを指定します。 .El .Pp .Nm は実行時に設定情報を設定ファイルから読み込みます。 デフォルトでは設定ファイルは .Pa /etc/inetd.conf です。 設定ファイルの各フィールドにはエントリが 1 つなければなりません。 各フィールドのエントリはタブやスペースで区切ります。 コメントは行頭に .Dq # をつけます。 設定ファイルのフィールドは以下のものからなります: .Pp .Bd -unfilled -offset indent -compact サービス名 ソケットタイプ プロトコル {wait|nowait}[/最大子プロセス数[/IPあたりの分あたりの最大接続数]] ユーザ名[:クループ名][/ログインクラス名] サーバプログラム名 サーバプログラム引数 .Ed .Pp .No Tn "ONC RPC" ベースのサービスを記述する場合には、以下のエントリを記述します。 .Pp .Bd -unfilled -offset indent -compact サービス名/バージョン ソケットタイプ RPC/プロトコル ユーザ名 サーバプログラム名 サーバプログラム引数 .Ed .Pp .Nm が起動することのできるサービスは 2 種類あります。 1 つは標準で、もう 1 つは TCPMUX です。 標準サービスには割り当てられた well-known ポートがあります。 これは公式のインターネット標準を実装したサービスや BSD 特有のサービスです。 .Tn RFC 1078 に書かれているように、TCPMUX は非標準サービスであり、 well-known ポートが割り当てられていません。 そういった非標準サービスは、あるプログラムが .Dq tcpmux well-known ポートに接続してそのサービス名を指定したとき、 .Nm によって起動されます。 この機能はローカルに開発されたサーバを追加するときに 便利です。 TCPMUX リクエストが受理されるのは、 TCPMUX ベースのサーバに至るまでにおいて、 マルチプレクササービス自身が有効にされているときのみです。 後述の内部サービスに関する議論を参照してください。 .Pp .Em サービス名 のエントリには、 .Pa /etc/services ファイルに記述されているサービス名が記述されます。 .Dq 内部 サービス (後述) については、 名前としてそのサービスのオフィシャル名 (すなわち .Pa /etc/services 内の最初のエントリ) を指定すべきです .No Tn "ONC RPC" ベースのサービスを指定するためには、このフィールドは .Pa /etc/rpc に書かれた有効な RPC サービス名でなければなりません。 .Dq / の右の部分が RPC のバージョン番号です。バージョン番号は、 数字もしくは、バージョンの幅 (レンジ) で指定します。 幅を指定する場合は低い番号から高い番号を指定します。たとえば .Dq rusers/1-3 のように記述します。 TCPMUX サービスでは、 .Em サービス名 のフィールドは、文字列 .Dq tcpmux 、スラッシュ、そしてローカルに選ばれたサービス名から なります。 .Pa /etc/services に書かれたサービス名と .Dq help は予約済であり、ローカルなサービス名には使用できません。 TCPMUX サービスのためにユニークな名前をつけるには、 頭に組織名をつけ、末尾にバージョン番号をつけるとよいでしょう。 .Pp .Em ソケットタイプ のエントリは、 .Dq stream , .Dq dgram , .Dq raw , .Dq rdm , .Dq seqpacket のいずれかである必要があります。それぞれ、ソケットが stream, datagram, raw, reliably delivered message, sequenced packet socket である場合に対応しています。 TCPMUX サービスは .Dq stream を使わなければなりません。 .Pp .Em プロトコル のエントリには、 -.Pa /etc/protocols -に記述されている有効なプロトコル名が記述されます。 +有効なプロトコル名が記述されます。 例えば .Dq tcp や .Dq udp などです。 この場合、後方互換性のため、暗黙的に本エントリは IPv4 を意味します。 名前 .Dq tcp4 , .Dq udp4 は、IPv4 のみを指定します。 名前 .Dq tcp6 , .Dq udp6 は、IPv6 のみを指定します。 名前 .Dq tcp46 , .Dq udp46 は、エントリに IPv6 とワイルドカード .Dv AF_INET6 ソケット経由の IPv6 の両方を受理させます。 サービスが T/TCP 経由で到達可能とするためには、 .Dq tcp/ttcp を指定する必要があります。 後方互換性のため、暗黙的に本エントリは IPv4 を意味します。 名前 .Dq tcp4/ttcp は、IPv4 のみを指定し、 名前 .Dq tcp6/ttcp は、IPv6 のみを指定します。 名前 .Dq tcp46/ttcp は、エントリに IPv6 とワイルドカード .Dv AF_INET6 ソケット経由の IPv6 の両方を受理させます。 RPC ベースのサービス (現在のところ IPv4 のみサポートされます) の場合、 .Dq rpc/tcp や .Dq rpc/udp のような指定になります。 TCPMUX サービスは .Dq tcp , .Dq tcp4 , .Dq tcp6 , .Dq tcp46 のいずれかを使用する必要があります。 .Pp .Em wait/nowait エントリは、 .Nm によって起動されたサーバがサービスアクセスポイントに 関連付けられたソケットを引き継ぐかどうか、すなわちサーバが終了するまで .Nm が新しいサービス要求を監視するのを待つ必要があるか否かを 指定します。 datagram サーバは、特定のサービスアドレスと結び付いた datagram ソケットで毎回起動されるため、 .Dq wait を使わなければなりません。こういったサーバは、終了する前に少なくとも 1 データグラムをソケットから読まなければなりません。 もし datagram サーバが相手に接続したときソケットを 開放するなら、 .Nm はソケットに対するメッセージをさらに受けることができます。 このようなサーバは .Dq マルチスレッド サーバと呼ばれます。 サーバはソケットから datagram を 1 つ読み込み、相手に接続する新しい ソケットをつくります。 サーバは fork() を行い、親プロセス側は終了なければいけません。 これにより .Nm は新しいサービス要求をチェックし、新しいサーバを起動することが できるようになります。 入って来る全ての datagram を処理し、 時間切れまで動作する datagram サーバは、 .Dq シングルスレッド サーバと呼ばれます。 .Xr comsat 8 , .Pq Xr biff 1 , .Xr talkd 8 は後者のタイプの datagram サーバの例です。 .Xr tftpd 8 はマルチスレッドで動く datagram サーバの例です。 .Pp stream ソケットを使うサーバは一般にマルチスレッドで動き .Dq nowait エントリを使います。 こういったサーバへの接続要求は .Nm で受け付けられ、新たに受理し、クライアントにつながった ソケットのみがサーバに与えられます。 多くの stream ベースのサービスはこのように行われます。 .Dq wait エントリを使う stream ベースのサーバは、 サービスのソケットを監視し、少なくとも 1 つの接続要求を受け入れてから 終了しなければなりません。 そういったサーバは通常、時間切れとなるまで、入って来る要求を 受け付け処理します。 TCPMUX サービスは .Dq nowait を使わなければなりません。 .Pp .Dq nowait サービスの子プロセス (あるいは .Dq スレッド ) の最大数は、 .Dq nowait キーワードの後に .Dq / と数字を付け加えることで指定できます。 通常 (あるいは 0 が指定された場合)、子プロセスの数に制限はありません。 一方、最大数に達すると、それ以降の接続要求は、存在する子プロセスが終了するまで 待ち行列に蓄えられます。これは、 .Dq wait モードでも同様ですが、通常は 1 (デフォルトの値) 以外は意味がありません。 指定した IP アドレスからの 1 分あたりの最大接続数を指定することも可能です。 この場合、 .Dq / および最大子プロセス数を指定します。 最大値に達っした場合、指定した IP アドレスからの接続は、 この 1 分が経過するまで、落とされます。 .Pp .Em ユーザ名 エントリには、サーバを実行するユーザ名を書きます。 これによりサーバを root よりも低い権限で実行できます。 オプションの .Em グループ名 部分は .Dq \&: で分けられ、 このユーザのデフォルトグループ以外のグループ名を指定可能です。 オプションの .Em ログインクラス名 部分は .Dq / で分けられ、 デフォルトの .Dq daemon 以外のログインクラス名を指定可能です。 .Pp .Em サーバプログラム名 のエントリには、ソケットに要求があったとき .Nm が起動し、当該エントリのサービスを提供する サーバプログラムのパス名を指定します。 .Nm 内部にすでに実装されているサービスを提供する場合には、サーバプログラムとして .Dq internal を指定します。 .Pp .Em サーバプログラム引数 のエントリは、サーバを起動する際の引数を、サーバプログラムの起動文字列 である argv[0] を含めて記述します。 .Nm 内部に実装されているサービスを提供する場合には、サーバプログラム引数 として、サービスの .Em サービス名 (と引数) または語 .Dq internal を指定します。 .Pp 現在、引数を取る内部サービスは .Dq auth のみです。 オプション無しだと、このサービスは常に .Dq ERROR\ : HIDDEN-USER を返します。 このサービスの動作を変更するために使用可能な引数は次の通りです: .Bl -tag -width indent .It Fl d Ar fallback .Ar fallback ユーザ名を指定します。 本物の .Dq auth サービスが (後述の .Fl r オプションで) 有効になっている場合、 ソケットの credential 取得またはユーザ名検索に失敗したときに、 エラーを返す代りにこのユーザ名を返します。 本物の .Dq auth サービスが無効になっている場合、 すべての要求に対してこのユーザ名を返します。 主に、本サービスを NAT マシン上で実行しているときに有用です。 -.It Fl t Ar sec[.usec] +.It Fl t Xo +.Ar sec Ns Op . Ns Ar usec +.Xc サービスのタイムアウトを指定します。 デフォルトのタイムアウトは 10.0 秒です。 .It Fl r RFC 1413 にある、真の .Dq auth サービスを提供します。残りのすべてのフラグが使用されるのは、この場合のみです。 .It Fl f 識別されるユーザのホームディレクトリに .Pa .fakeid というファイルがある場合、 本当のユーザ名の代りにそのファイル中のユーザ名を報告します。 +.Pa .fakeid +中のユーザ名が実在するユーザのものの場合、本当のユーザ名を報告します。 +.It Fl F +.Fl f +と同じですが、 +.Pa .fakeid +が実在するユーザ名にマッチしてはならないという制約が除外されます。 .It Fl g ident 要求者にユーザ名を返す代りに、 アルファベットと数字からなるランダムなユーザ名を報告します。 例えば .Dq c0c993 です。 .Fl g フラグは、ユーザ名に優先するだけでなく、 .Pa .fakeid や .Pa .noident のファイルにも優先します。 .It Fl n 識別されるユーザのホームディレクトリに .Pa .noident というファイルがある場合、 .Dq ERROR\ : HIDDEN-USER を代りに返します。 .It Fl o Ar osname .Xr uname 3 が報告するシステム名の代りに、 .Ar osname を使用します。 .El .Pp .Nm プログラムはまた、内部ルーチンを用いて簡単なサービスを自身で提供します。 これらのサービスとは .Dq echo , .Dq discard , .Dq chargen (文字生成), .Dq daytime (人間が読む形式で時間を出力します), .Dq time (機械可読形式の時間。1900 年 1 月 1 日 0 時からの経過秒数を出力します) です。 これらのサービスは TCP と UDP バージョンのいずれでも利用できます。 UDP バージョンは返事のポートとして内部サービスに相当するポートを 要求されたとき、サービスを拒否します。 (これはループ攻撃に対する防護です。リモート IP アドレスは記録されます。) これらのサービスの詳細については適当な .Tn RFC ドキュメントを参照して下さい。 .Pp TCPMUX のデマルチプレクスサービスもまた内部サービスとして実装されています。 TCPMUX ベースのサービスを動作させるためには、以下の行を .Pa inetd.conf に含む必要があります: .Bd -literal -offset indent tcpmux stream tcp nowait root internal .Ed .Pp .Fl l オプションが指定された場合、 .Nm は接続を受け付けるたび、エントリを syslog に記録します。 この際、利用可能であれば、 選択されたサービスと要求を発したリモートの IP 番号を記録します。 設定ファイルで他に指定しておらず、 .Fl W と .Fl w のオプションを指定していないと、 .Nm は .Dq daemon ファシリティに対してログ出力します。 .Pp .Dv SIGHUP を受けとると、 .Nm は、設定ファイルを再度読み込みます。設定ファイルを 再読み込みするとき、サービスを追加、削除、変更できます。 デバッグモードで起動された場合をのぞき、 .Nm は再設定を容易にするために、プロセス ID を .Pa /var/run/inetd.pid に記録します。 .Sh 実装に関する注 .Fl w オプションが指定されたとき、 .Dq stream nowait または .Dq dgram と指定さた全サービスのうち .Dq 内部 サービス以外を、 .Nm はラッピングします (包みます)。 .Fl W オプションが指定されると、 前述の条件の .Dq 内部 サービスがラッピングされます。 両方のオプションが指定された場合、 内部サービスと外部サービスの両方をラッピングするようになります。 どちらのラッピングオプションも、失敗した接続を .Dq auth syslog ファシリティでログします。 ラッピングオプションに .Fl l フラグを追加すると、成功した接続も .Dq auth ファシリティへのログに含めるようになります。 .Pp .Dq wait サービスに対する要求は、 サービス要求に対するサーバが無い間のみ .Nm はラッピングすることに注意してください。 このようなサービスに対してひとたび接続が許されると、 接続要求に対して listen するサーバが無くなるまで、 このサービスに対する後続の接続を inetd は制御できません。 .Pp ラッピングが有効にされた場合、この機能は組み込みであるため、 .Pa tcpd デーモンは不要です。 .Pp TCP Wrappers についての更なる情報は、関連する文書 ( .Xr hosts_access 5 ) を参照してください。 この文書を読むときには、 .Dq 内部 サービスに対しては、関連するデーモン名は無いことを覚えておいてください。 このような理由で、 .Dq 内部 サービスのデーモン名としては、 .Pa inetd.conf で指定されるサービス名を使用すべきです。 .Ss TCPMUX .Tn RFC 1078 は TCPMUX プロトコルについて述べています。 「 TCP クライアントは他のホストに TCP ポート番号 1 で接続します。 クライアントは、サービス名にを付加して送ります。 サービス名は大文字/小文字を区別しません。 サーバは、肯定 (+) もしくは否定 (\-) を表す 1 文字を返します。 + あるいは \- のすぐ後にメッセージが続く場合があります。 返答は で終わります。もし返答が肯定で あれば、選択されたプロトコルが開始されます。 そうでなければ接続は切られます。」 プログラムにはファイルディスクプリタ 0 と 1 で TCP コネクションが 渡されます。 .Pp TCPMUX サービス名が .Dq + で始まっているとき、 .Nm は、プログラムに肯定返答 (+) を返します。 これによって、 特別なサーバコードを追加することなく 標準入出力を使うプログラムを起動することができます。 .Pp 特別なサービス名である .Dq help により、 .Nm は .Pa inetd.conf にある TCPMUX サービスの一覧を出力します。 .Ss IPsec 本実装は、各ソケットに対する IPsec ポリシ設定のサポートのための ちょっとしたハックを含みます。 .Dq Li #@ から開始する特別な形式のコメント行が、ポリシ指示子として解釈されます。 .Dq Li #@ の後のすべてが、 .Xr ipsec_set_policy 3 に記述されているように、IPsec ポリシ文字列として使用されます。 各ポリシ指定子は、 .Pa inetd.conf 中で後続するすべての行に適用され、 これは次のポリシ指定子が登場するまで続きます。 空のポリシ指定子は、IPsec ポリシをリセットします。 .Pp 不正な IPsec ポリシ文字列が .Pa inetd.conf にあると、 .Nm は .Xr syslog 3 インタフェースを使用して エラーメッセージを残し、終了します。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /var/run/inetd.pid -compact .It Pa /etc/inetd.conf 設定ファイル .It Pa /etc/rpc サービス名を RPC プログラム番号に変換するテーブル .It Pa /etc/services サービス名をポート番号に変換するテーブル .It Pa /var/run/inetd.pid 現在実行中の .Nm の pid .El .Sh 使用例 .Pp 次に、いくつかのサービスについて サービスエントリの 例を挙げておきます。 .Bd -literal ftp stream tcp nowait root /usr/libexec/ftpd ftpd -l ntalk dgram udp wait root /usr/libexec/ntalkd ntalkd telnet stream tcp6 nowait root /usr/libexec/telnetd telnetd shell stream tcp46 nowait root /usr/libexec/rshd rshd tcpmux/+date stream tcp nowait guest /bin/date date tcpmux/phonebook stream tcp nowait guest /usr/local/bin/phonebook phonebook rstatd/1-3 dgram rpc/udp wait root /usr/libexec/rpc.rstatd rpc.rstatd #@ ipsec ah/require chargen stream tcp nowait root internal #@ .Ed .Sh エラーメッセージ .Nm サーバは、 .Xr syslog 3 を使ってエラーメッセージを記録します。 重要なエラーメッセージと その説明は以下の通りです。 .Pp .Bl -ohang -compact .It Xo .Ar service Ns / Ns Ar protocol .No "server failing (looping), service terminated." .Xc 直前の 1 分間に、そのサービスについての要求数が制限に達しました。 不完全なプログラムや悪意のあるユーザがシステムを ハングアップさせないために、このような制限が設けられています。 このメッセージが出力される理由はいくつかあります。 .Bl -enum -offset indent .It 短時間の間に多くのホストがこのサービスを要求している。 .It 不完全なクライアントプログラムがサービスを 頻繁に要求しすぎている。 .It 悪意あるユーザがあるプログラムを起動し、 サービスが '拒否' されるように攻撃している。 .It 起動されたサービスプログラムにエラーがあり、 クライアントがすぐにリトライを起こしてしまう。 .El .Pp .Fl R Ar rate オプションを使うと、制限を変えることができます。 制限に達したとき、10 分経つとサービスは自動的に 再許可されます。 .Pp .It Xo .Ar service Ns / Ns Ar protocol : .No \&No such user .Ar user , .No service ignored .Xc .It Xo .Ar service Ns / Ns Ar protocol : .No getpwnam : .Ar user : .No \&No such user .Xc .Xr passwd 5 データベースに .Ar user のエントリーがありません。 最初のメッセージは .Nm が設定ファイルを (再度) 読み込むときに出されます。 2 つ目のメッセージは、サービスが呼び出されたときに 出されます。 .Pp .It Xo .Ar service : .No can't set uid .Ar uid .Xc .It Xo .Ar service : .No can't set gid .Ar gid .Xc .Ar user フィールドのユーザ ID もしくは グループ IDが 無効です。 .Pp .It "setsockopt(SO_PRIVSTATE): Operation not supported" .Nm はそのソケットに設定されている特権状態を放棄しようとしましたが、 失敗しました。 .El .Sh 関連項目 .Xr ipsec_set_policy 3 , .Xr hosts_access 5 , .Xr hosts_options 5 , .Xr login.conf 5 , .Xr passwd 5 , .Xr rpc 5 , .Xr services 5 , .Xr comsat 8 , .Xr fingerd 8 , .Xr ftpd 8 , .Xr portmap 8 , .Xr rexecd 8 , .Xr rlogind 8 , .Xr rshd 8 , .Xr telnetd 8 , .Xr tftpd 8 , .Rs .%A Michael C. St. Johns .%T Identification Protocol .%O RFC1413 .Re .Sh 歴史 .Nm コマンドは .Bx 4.3 から登場しました。 TCPMUX は Mark Lottor によるコードとドキュメントを元にしています。 .Tn "ONC RPC" ベースのサービスのサポートは、 .Tn SunOS 4.1 が供給されてから、 それにならって作られました。 IPsec のハックは、1999 年に KAME プロジェクトが提供しました。 .Fx の TCP Wrappers サポートが最初に登場したのは .Fx 3.2 です。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/mount.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/mount.8 index 1f47d82923..e1b3ed2767 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/mount.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/mount.8 @@ -1,390 +1,391 @@ .\" Copyright (c) 1980, 1989, 1991, 1993 .\" The Regents of the University of California. All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)mount.8 8.8 (Berkeley) 6/16/94 .\" %FreeBSD: src/sbin/mount/mount.8,v 1.31.2.4 2000/12/18 15:38:27 ru Exp % .\" .\" jpman %Id: mount.8,v 1.2 1997/05/03 11:26:50 horikawa Stab % .\" .Dd June 16, 1994 .Dt MOUNT 8 .Os BSD 4 .Sh 名称 .Nm mount .Nd ファイルシステムをマウントする .Sh 書式 .Nm .Op Fl adfpruvw .Op Fl t Ar ufs | lfs | external_type .Nm .Op Fl dfpruvw .Ar special | node .Nm .Op Fl dfpruvw .Op Fl o Ar options .Op Fl t Ar ufs | lfs | external_type .Ar special node .Sh 解説 .Nm コマンドは .Xr mount 2 システムコールを使用して、 .Ar "スペシャルデバイス" かリモートノード (rhost:path) を ファイルシステムツリーの .Ar node へ接合します。 もし .Ar special または .Ar node が指定されなかった場合には、 .Xr fstab 5 ファイルから適切な情報を取得します。 .Pp システムは、現在マウントしているファイルシステムのリストを管理しています。 .Nm コマンドを引数を与えずに実行すると、このリストが表示されます。 .Pp オプションとしては以下のものがあります: .Bl -tag -width indent .It Fl a .Xr fstab 5 に記述されているファイルシステムを すべてマウントします。 例外は、``noauto'' が指定されているもの、 .Fl t フラグにて除外されているもの (後述)、 既にマウントされているもの (ルートファイルシステムは伝統的なシングルユーザモードの動作を保つ ために除外されます) です。 通常、これはシステムの起動時に実行されます。 .It Fl d システムコールの実行以外のすべてのことを行ないます。 このオプションを .Fl v とともに指定することで、 .Nm コマンドが何をしようとしているのかを確認することができます。 .It Fl f ファイルシステムのマウント状態を読み書き可能から読み込み専用へ 変更しようとするときに、 すでにオープンされているファイルへの書き込み許可を強制的に取り消します。 また、正常かどうか不明なファイルシステムも強制的に読み書き可能に マウントします (危険なため注意して使って下さい)。 .It Fl o オプションは .Fl o の後にコンマで区切って指定します。 衝突するオプションが指定された場合、最も右側のオプションが効果があります。 以下のオプションが指定できます: .Bl -tag -width indent .It async 指定したファイルシステムのすべての .Tn I/O を非同期に行います。 このフラグを指定することは非常に .Em 危険 ですので、 システムクラッシュ時にファイルシステムを 作り直す用意ができていないかぎりは使うべきではありません。 .It current .Fl u フラグとともに使用された場合、 マウントされているファイルシステムに対する現在の効果を指定することと同じです。 .It force .Fl f オプションと同じです。 ファイルシステムのマウント状態を読み書き可能から読み込み専用へ 変更しようとするときに、 すでにオープンされているファイルへの書き込み許可を強制的に取り消します。 また、正常かどうか不明なファイルシステムも強制的に読み書き可能に マウントします (危険なため注意して使って下さい)。 .It fstab .Fl u フラグとともに使用された場合、 ファイルシステムに対して .Xr fstab 5 に列挙されている全オプションを指定することと同じです。 .It noasync メタデータ I/O を同期に行い、データ I/O を非同期に行います。 これがデフォルトです。 .It noatime ファイル読み取り時に、ファイルアクセス時刻を更新しません。 このオプションが便利なのは、 多くのファイルを持ち、(ほとんどの場合重要ではない) ファイルアクセス時刻 を更新するよりも性能が重要であるファイルシステムです。 このオプションは現在ローカルファイルシステムでのみサポートされています。 .It noauto mount が .Fl a フラグ付きで動作しているときに、このファイルシステムをスキップします。 .It noclusterr リード時のクラスタリングを無効にします。 .It noclusterw ライト時のクラスタリングを無効にします。 .It nodev ファイルシステム上のキャラクタスペシャルデバイスや ブロックスペシャルデバイスを解釈しません。 このオプションは、サーバが自分自身以外のアーキテクチャ用の スペシャルデバイスを含むファイルシステムを持っている場合に有用です。 .It noexec マウントしているファイルシステム上のバイナリの 実行を許可しません。 このオプションは、サーバが自分自身以外のアーキテクチャ用の バイナリを含むファイルシステムを持っている場合に有用です。 .It nosuid 実効ユーザ ID (set-user-ID) セット、 実効グループ ID (set-group-ID) セットビットの 効果をなくします。 注意: .Xr suidperl 1 のような suid/sgid ラッパが 誰でも使えるようにシステムにインストールされている場合には、価値がありません。 .It nosymfollow マウントされたファイルシステムにおいては、シンボリックリンクを追跡しません。 .It rdonly .Fl r と同じく、マウントするファイルシステムを読み込み専用とします (スーパユーザでも書き込みできなくなります)。 .It sync ファイルシステムのすべての .Tn I/O を同期的に行います。 .It suiddir マウントされたファイルシステムにおけるディレクトリに SUID ビットがセットされると、 新規ファイルの所有者をディレクトリの所有者に設定します。 新規ディレクトリは親ディレクトリのビットを継承します。 -実行ビットはファイルから取り除かれ、root には与えられません。 +実行ビットはファイルから取り除かれ、 +ファイルは root の所有とはなりません。 .Pp この機能は PC ユーザに対して ftp, SAMBA, netatalk のサービスを行う ファイルサーバのためにデザインされました。 これはシェルユーザに対してセキュリティホールとなりますので、 特にホームディレクトリを持つシェルマシンでは使用すべきではありません。 このオプションが動作するためには、カーネルの SUIDDIR オプションが必要です。 UFS ファイルシステムのみがこのオプションをサポートします。 詳細は .Xr chmod 2 を参照してください。 .It update .Fl u と同じく、すでにマウントされているファイルシステムの状態を変化させることを 指示します。 .It union マウントポイント以下の名前空間に、マウントされたファイルシステムのルートと マウントポイントに元から存在するディレクトリの両方が見えるようにします。 名前を検索するときは、マウントしたファイルシステムが先に検索されます。 ファイルが存在しない ために検索が失敗した場合は、既存のディレクトリがアクセスされます。 ファイル等の作成は、すべて マウントしたファイルシステム上に対して行われます。 .El .Pp .Nm が内部で知っているファイルシステムタイプ .Pf ( Fl t オプションを参照) 以外の、ファイルシステムタイプに固有のオプションは、 コンマで区切って指定します。このオプションは、オプションの前に .Dq \&- (ダッシュ記号) をつけて区別します。値を持つオプションは、 -option=valueの形で指定します。 たとえば、 .Bd -literal -offset indent mount -t mfs -o nosuid,-N,-s=4000 /dev/dk0b /tmp .Ed .Pp では、 .Nm コマンドは以下と同じものを実行します: .Bd -literal -offset indent /sbin/mount_mfs -o nosuid -N -s 4000 /dev/dk0b /tmp .Ed .Pp ファイルシステムタイプに固有な追加オプションで、 内部的には分からないもの (下記 .Fl t オプションを参照してください) は、関連する .Pa /sbin/mount_ Ns Sy XXX ユーティリティのマニュアルページに記述されているかもしれません。 .It Fl p マウント情報を fstab の形式で表示します。暗黙的に .Fl v オプションを指定します。 .It Fl r ファイルシステムをリードオンリーで マウントします (スーパユーザでも書き込みは行えません)。 これは、 .Fl o オプションで .Dq rdonly を指定するのと同じです。 .It Fl t Ar "ufs \\*(Ba lfs \\*(Ba external type" .Fl t のあとの引数にはファイルシステムタイプを指定します。 デフォルトは、 .Ar ufs です。 .Fl t オプションによって、 .Nm コマンドの操作が、指定した特定のタイプのファイルシステムに対してのみ 行われるように指示することができます。 2つ以上のタイプを指定するにはコンマで区切ります。 ファイルシステムリスト の先頭に .Dq no という文字をつけることに よって、 .Nm コマンドの操作の対象と .Em しない ファイルシステムタイプを指定することができます。 以下に例を示します: .Bd -literal -offset indent mount -a -t nonfs,mfs .Ed .Pp は、 .Tn NFS と .Tn MFS を除いた、すべてのファイルシステムをマウントします。 .Pp type を内部で解釈できない場合、 .Nm は .Pa /sbin/mount_ Ns Sy XXX というプログラムを実行しようとします。 .Sy XXX の部分が type になります。たとえば nfs ファイルシステムは、 .Pa /sbin/mount_nfs というプログラムによってマウント されます。 .Pp ほとんどのファイルシステム用モジュールは カーネル中にない場合、ファイルシステム別のマウントプログラム によって動的に読み込まれます。 そこでは .Xr vfsload 3 サブルーチンが使われます。 この機構には書き込み可能な作業領域が必要なため、 .Pa /tmp があるファイルシステムタイプのモジュールはカーネルに 組み込まれている必要があります。さらに .Pa /etc/fstab において、 .Pa /tmp や .Pa /usr/bin/ld があるファイルシステムは 動的に読み込まれるファイルシステムよりも前に 記述されていなければいけません。 .It Fl u .Fl u フラグは、すでにマウントしているファイルシステム の状態の変更を指示します。 ファイルシステムを読み込み専用から読み書き可能へ、またその逆へも変更することを 含めて、すでに説明したすべてのオプション .Pf ( Fl o オプション) の内容を変更することができます。 読み書き可能なファイルシステムを読み出し専用に変更する場合、 書き込みのためにオープンしているファイルがあるときには、 .Fl f オプションを指定しなければ変更に失敗します。 どのオプションを適用するかを決定する際、最初に .Fl o オプションの引数を適用し、最後に .Fl r , .Fl w オプションが適用されます。 .It Fl v 詳細なメッセージを表示します。 .It Fl w ファイルシステムを読み書き可能とします。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /etc/fstab -compact .It Pa /etc/fstab ファイルシステムテーブル .El .Sh 診断 多岐に渡りますが、ほぼ全てが自明です。 .Pp .Dl XXXXX filesystem is not available .Pp カーネルはそのファイルシステムタイプをサポートしていません。 ファイルシステムのサポートは、 静的 (カーネルコンパイル時) もしくは動的 ( .Xr kldload 8 によってカーネルモジュールとしてロードされる) です。 通常、 .Nm もしくはそのサブプロセスは、 ファイルシステムモジュールが静的に組み込まれていない場合は、 .Xr vfsload 3 を使用して動的にそのファイルシステムモジュールをロードしようとします。 この場合上記エラーメッセージは、 モジュールをロードするパーミッションを持たないことも意味する場合があります。 .Sh 関連項目 .Xr mount 2 , .Xr vfsload 3 , .Xr fstab 5 , .Xr kldload 8 , .Xr mount_cd9660 8 , .Xr mount_devfs 8 , .Xr mount_fdesc 8 , .Xr mount_kernfs 8 , .Xr mount_mfs 8 , .Xr mount_msdos 8 , .Xr mount_nfs 8 , .Xr mount_null 8 , .Xr mount_portal 8 , .Xr mount_procfs 8 , .Xr mount_umap 8 , .Xr mount_union 8 , .Xr umount 8 .Sh バグ 異常なファイルシステムをマウントすると、 システムクラッシュを引き起こすことがあります。 .Sh 警告 マウントに成功した後にマウントされたファイルシステムから .Pa ".." がアクセス可能かどうかは、 元のマウントポイントのパーミッションが決定します。 全ユーザが双方向にマウントポイントを行き来可能とするために最低限必要な パーミッションは 0111 (全員が実行可能) です。 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .At v1 から登場しています。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/nsupdate.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/nsupdate.8 index c1e366e374..1efd9a5295 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/nsupdate.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/nsupdate.8 @@ -1,203 +1,205 @@ -.\" %Id: nsupdate.8,v 8.5 2000/02/29 03:50:48 vixie Exp % +.\" %FreeBSD: src/contrib/bind/doc/man/nsupdate.8,v 1.1.1.1.4.2 2001/02/27 09:42:33 asmodai Exp % +.\" %Id: nsupdate.8,v 8.6 2000/10/30 23:06:57 cyarnell Exp % .\" .\"Copyright (c) 1999 by Internet Software Consortium .\" .\"Permission to use, copy, modify, and distribute this software for any .\"purpose with or without fee is hereby granted, provided that the above .\"copyright notice and this permission notice appear in all copies. .\" .\"THE SOFTWARE IS PROVIDED "AS IS" AND INTERNET SOFTWARE CONSORTIUM DISCLAIMS .\"ALL WARRANTIES WITH REGARD TO THIS SOFTWARE INCLUDING ALL IMPLIED WARRANTIES .\"OF MERCHANTABILITY AND FITNESS. IN NO EVENT SHALL INTERNET SOFTWARE .\"CONSORTIUM BE LIABLE FOR ANY SPECIAL, DIRECT, INDIRECT, OR CONSEQUENTIAL .\"DAMAGES OR ANY DAMAGES WHATSOEVER RESULTING FROM LOSS OF USE, DATA OR .\"PROFITS, WHETHER IN AN ACTION OF CONTRACT, NEGLIGENCE OR OTHER TORTIOUS .\"ACTION, ARISING OUT OF OR IN CONNECTION WITH THE USE OR PERFORMANCE OF THIS .\"SOFTWARE. .\" .\" jpman %Id: nsupdate.8,v 1.3 2000/05/02 03:35:10 horikawa Stab % .Dd March 5, 1999 .Dt NSUPDATE 8 .Os BSD 4 .Sh 名称 .Nm nsupdate .Nd 対話的に Internet ネームサーバを更新する .Sh 書式 .Nm nsupdate .Op Fl Ar k keydir:keyname .Op Fl Ar d .Op Fl Ar v .Op Ar filename .Sh 解説 .Ic nsupdate は動的な更新をサポートした Internet ドメインネームサーバを更新する ためのプログラムです。 .Ic nsupdate は DNS のリソースレコード (RR) を追加したり削除したりする メッセージを DNS サーバ に伝えるために、DNS リゾルバライブラリを使用します。 .Ic nsupdate は入力を .Ar filename もしくは、標準入力から読み取ります。 .Sh 引数 .Bl -tag -width Fl .It Fl k TSIG を用いて更新に署名します。 .It Fl d デバッグモードを指定します。 .It Fl v バーチャルサーキット - サーバとの通信に TCP を使用します。既定値では UDP を 使用します。 .El .Sh 入力書式 .Ic nsupdate は 1 行ごとに 1 個の入力レコードを読みます。 それぞれの行は更新要求の対象になるリソースレコードです。 1 個の更新要求に含まれるすべてのドメイン名は、 同一の DNS ゾーンに含まれるものであることが必要です。 +更新は、SOA MNAME フィールドで定義されるマスタサーバへ送られます。 空行は、蓄積されたレコードを 1 個の更新要求としてまとめ、ゾーンの権威を もつネームサーバへの送信を指示します。 追加レコードを続けることが可能です。 これらは、追加的な、完全に独立した更新要求になります。 最後の要求が送信されるためには、空行が入力の最後にあることが必要です。 .Pp レコードはふたつの一般的な形式のうちのどちらかの形式です。 .Em 必要条件 (prerequisite) レコードは、要求が処理される前に満たされていることが必要な条件を指示します。 .Em 更新情報 (update) レコードは、DNS データベースになされる変更を指示します。 更新要求は、0 個以上の必要条件と、1 個以上の更新情報から成ります。 それぞれの更新要求は、すべての必要条件が満たされることが確認 されたあとで、すべての更新が実行されるという順番で、原子的に処理されます。 .Pp .Ic nsupdate は次のような入力レコードの書式を理解します。 .Pp .Bl -hang .It Ic prereq nxdomain Va domain-name .Va domain-name で指定したドメイン内に、どのような RR もないことを要求します。 .It Ic prereq yxdomain Va domain-name .Va domain-name で指定したドメイン内に、最低 1 個の RR が存在することを要求します。 .It Xo .Ic prereq nxrrset Va domain-name Op class .Va type .Xc .Va domain-name で指定したドメイン内に .Va type で指定した型の RR が存在しないことを要求します。 .It Xo .Ic prereq yxrrset .Va domain-name Op class .Va type Op data... .Xc .Va domain-name で指定したドメイン内に、 .Va type で指定した型の RR が存在することを要求します。 .Va data が指定された場合は、正確にチェックが行なわれます。 .It Xo .Ic update delete .Va domain-name Op class .Va Op type Op data... .Xc .Va domain-name で指定したドメイン名の RR を削除します。 もし .Va type (と、可能ならば .Va data ) が指定されれば、該当されるレコードだけが削除されます。 .It Xo .Ic update add .Va domain-name ttl Op class .Va type data... .Xc .Va ttl , type , data で指定した RR を追加します。 .El .Sh 使用例 下記の例は、 .Ic nsupdate の対話的な使用例を示しています。 あるドメイン名のすべての A レコードを削除して、新しいレコードを 追加することによって、IP アドレスを変更します。 ここでは必要条件が指定されていないので、削除するレコードがなくても新しい レコードが追加されます。 後に続く空行は要求を処理させるために必要であることに注意してください。 .Bd -literal -offset indent $ nsupdate > update delete test.example.com A > update add test.example.com 3600 A 10.1.1.1 > .Ed .Pp この例では、対象のドメインに A レコードまたは CNAME レコードがない場合に、 CNAME エイリアスがデータベースに追加されます。 .Bd -literal -offset indent $ nsupdate > prereq nxrrset www.example.com A > prereq nxrrset www.example.com CNAME > update add www.example.com 3600 CNAME test.example.com > .Ed .Pp この例では、nsupdate はディレクトリ "/var/named/keys" に存在するキー "mykey" で署名されます。 .Bd -literal -offset indent $ nsupdate -k /var/named/keys:mykey > update add ftp.example.com 60 A 192.168.5.1 > .Ed .Sh 診断 .Bl -hang .It Qq send error 一般に、権威のあるネームサーバに到達できなかったことを示します。 .It Qq failed update packet 一般に、ネームサーバが動的更新をサポートしていないためか、認証の失敗のために、 更新を拒否したことを示します。 .It Qq res_mkupdate: packet size = Va size (また他のメッセージが表示されないとき) 更新は正常に受信されてネームサーバに認証されました。 しかし必要条件が更新を妨げたかもしれません。更新が行なわれているか を確かめる方法は、デバッグモード .Fl ( d ) を使用して、ネームサーバからの応答フィールドを確認するしかありません。 .El .Sh 関連ファイル .Bl -hang .It Pa /etc/resolv.conf .El ドメイン名とネームサーバのアドレスの初期設定。 .Sh 関連項目 .Xr named 8 , .Xr resolver 3 , .Xr resolver 5 ; RFC-1034, .Dq Domain Names - Concepts and Facilities ; RFC-1035, .Dq Domain Names - Implementation and Specification ; RFC-2136, Dynamic Updates in the Domain Name System. .Sh 作者 Brent Baccala diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man8/ping6.8 b/ja_JP.eucJP/man/man8/ping6.8 index cd5aff438b..3dc8e95f1e 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man8/ping6.8 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man8/ping6.8 @@ -1,418 +1,447 @@ .\" %KAME: ping6.8,v 1.22 2000/05/31 17:00:07 itojun Exp % .\" .\" Copyright (C) 1995, 1996, 1997, and 1998 WIDE Project. .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. Neither the name of the project nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE PROJECT AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE PROJECT OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" -.\" %FreeBSD: src/sbin/ping6/ping6.8,v 1.3.2.5 2000/12/18 15:38:30 ru Exp % +.\" %FreeBSD: src/sbin/ping6/ping6.8,v 1.3.2.6 2001/02/26 07:40:49 ume Exp % .\" jpman %Id: ping6.8,v 1.3 2000/05/14 14:35:41 yt-kage Stab % .\" .\" WORD: ICMPv6 Node Information Node Addresses = ICMPv6 ノード情報(アドレス)問い合わせ .\" WORD: ICMPv6 Node Information FQDN query = ICMPv6 ノード情報(FQDN)問い合わせ .Dd May 17, 1998 .Dt PING6 8 .Os .Sh 名称 .Nm ping6 .Nd ネットワークホストに対して .Tn ICMPv6 ECHO_REQUEST パケットを送信する .Sh 書式 .Nm .\" without ipsec, or new ipsec .Op Fl dfHnNqRvw .\" old ipsec .\" .Op Fl AdEfnNqRvw .Bk -words .Op Fl a Ar addrtype .Ek .Bk -words .Op Fl b Ar bufsiz .Ek .Bk -words .Op Fl c Ar count .Ek .Bk -words .Op Fl h Ar hoplimit .Ek .Bk -words .Op Fl I Ar interface .Ek .Bk -words .Op Fl i Ar wait .Ek .Bk -words .Op Fl l Ar preload .Ek .Bk -words .Op Fl p Ar pattern .Ek .Bk -words .\" new ipsec .Op Fl P Ar policy .Ek .Bk -words .Op Fl S Ar sourceaddr .Ek .Bk -words .Op Fl s Ar packetsize .Ek .Bk -words .Op Ar hops...\& .Ek .Bk -words .Ek .Ar host .Sh 解説 .Nm は、 .Tn ICMPv6 プロトコルで必須の .Tn ICMP6_ECHO_REQUEST データグラムを使用し、ホストまたはゲートウェイから .Tn ICMP6_ECHO_REPLY データグラムを返させます。 .Tn ICMP6_ECHO_REQUEST データグラム (``ping'') は、IPv6 ヘッダと .Tn ICMPv6 を持ちます。 .Tn ICMPv6 の書式は RFC2463 に記述されています。 オプションは次の通りです: .Bl -tag -width Ds .\" old ipsec .\" .It Fl A .\" トランスポートモード IPsec 認証ヘッダを有効にします .\" (実験なものです)。 .It Fl a Ar addrtype .Tn ECHO_REQUEST ではなく ICMPv6 ノード情報 (アドレス) 問い合わせパケットを 生成します。 .Ar addrtype は以下の文字より構成される文字列でなければなりません。 .Bl -tag -width Ds -compact .It Ic a 応答者の全てのユニキャストアドレスを要求します。 もし省略されると、応答者のアドレスを持つ インタフェースに属するアドレスのみ要求します。 .It Ic c 応答者の IPv4 互換アドレスと IPv4 にマップされたアドレスを要求します。 .It Ic g 応答者のグローバルスコープアドレスを要求します。 .It Ic s 応答者のサイトローカルアドレスを要求します。 .It Ic l 応答者のリンクローカルアドレスを要求します。 .It Ic A 応答者のエニーキャストアドレスを要求します。 この文字がない場合、応答者はユニキャストアドレスのみ返します。 この文字がある場合、応答者はエニーキャストのみ返します。 仕様では、応答者のエニーキャストアドレスをどのように取得するかは 述べられていないことに注意してください。 これは実験的なオプションです。 .El .It Fl b Ar bufsiz ソケットのバッファサイズを設定します。 .It Fl c Ar count .Tn ECHO_RESPONSE パケットを .Ar count 回送出 .Pq そして受信 してから終了します。 .It Fl d 使用されているソケットに .Dv SO_DEBUG オプションを設定します。 .\" .It Fl E .\" トランスポートモード IPsec 暗号ペイロードを有効にします .\" (実験なものです)。 .It Fl f .Tn ECHO_REQUEST ping を垂れ流します。 パケットが返って来るとすぐ、もしくは 100 分の 1 秒に 1 回のうちの どちらか多い方の頻度でパケットを出力します。 .Tn ECHO_REQUEST パケットを送るたびに .Dq .\& が表示され、 .Tn ECHO_REPLY パケットを受信するたびにバックスペースが表示されます。 これによりどれだけのパケットが欠落したのかをすばやく表示することができます。 スーパユーザのみ使用可能です。 .Bf -emphasis このオプションはネットワークに非常に負荷をかけるので、注意して使用する 必要があります。 .Ef .It Fl H IPv6 アドレスの逆検索を試行するよう、指定します。 本オプションを指定しない場合、 .Nm コマンドは逆検索を試行しません。 .It Fl h Ar hoplimit IPv6 の中継限界数を設定します。 .It Fl I Ar interface 与えられたインタフェースアドレスに対して、送ります。 このフラグは、ping の宛先アドレスが マルチキャストアドレスの場合か、 リンクローカル / サイトローカルなユニキャストアドレスの場合に適用できます。 .It Fl i Ar wait .Ar wait で指定した秒数だけパケットの送出間隔を空けます。 デフォルトでは送出間隔は 1 秒です。 このオプションは .Fl f オプションとは同時に指定できません。 .It Fl l Ar preload .Nm は指定した .Ar preload 値だけ .Tn ECHO_REQUEST パケットを出来るだけ速く送信し、通常の動作に戻ります。 スーパユーザのみがこのオプションを使用できます。 .It Fl n 数値の出力のみになります。 ホストアドレスに対してシンボル名の解決を試みません。 .It Fl N ノード情報マルチキャストグループ (node information multicast group) をプローブします。 .Pq Li ff02::2:xxxx:xxxx . .Ar host はターゲットの文字列のホスト名であることが必要です .Pq 数値の IPv6 アドレスであってはなりません 。 ノード情報マルチキャストグループは、指定した .Ar host に基づいて計算し、最終的な終点として使用されます。 ノード情報マルチキャストグループは リンクローカルなマルチキャストグループなので、 終点リンクを .Fl I で指定する必要があります。 .It Fl p Ar pattern 送出するパケットを埋める .Dq pad バイトを指定します。 .Dq pad バイトは 16 バイトを上限とします。 これはネットワーク上でデータ依存の問題を診断するときに有効です。たとえば .Dq Li \-p ff は全て 1 の送出パケットを生成します。 .It Fl q 出力を抑制します。開始時と終了時の要約行しか表示しません。 .It Fl R 対象 .Po .Ar hops を指定した場合には最初の .Ar hop .Pc が到達可能であると、カーネルに信じさせます。 これは、上位層の到達可能性確認ヒントを挿入することで実現します。 本オプションは、対象 .Ar host .Pq または最初のホップ が隣である場合意味があります。 .It Fl S Ar sourceaddr 要求パケットの始点アドレスを指定します。 始点アドレスは、 送信元ノードのユニキャストアドレスのうちのひとつであることが必要です。 出力インタフェースを .Fl I で指定する場合には、 .Ar sourceaddr は当該インタフェースに割り当てたアドレスであることが必要です。 .It Fl s Ar packetsize 送出するデータのバイト数を指定します。 デフォルトでは 56 バイトです。 これは、 .Tn ICMP ヘッダデータの 8 バイトをつけた 64 バイトの .Tn ICMP データに変換されます。 .Fl b オプションも共に指定して、ソケットのバッファサイズを 拡張する必要があるかもしれません。 .It Fl v 冗長出力を有効にします。 .Tn ECHO_RESPONSE 以外の受信 .Tn ICMP パケットも表示されます。 .It Fl w .Tn ECHO_REQUEST ではなく ICMPv6 ノード情報 (FQDN) 問い合わせパケットを生成します。 .Fl w オプションを指定した場合 .Fl s オプションは無効となります。 .It Fl W .Fl w オプションと同じですが、03 ドラフトベースの古いパケット書式を使用します。 このオプションは後方互換性のために残されていました。 .Fl w オプションを指定した場合 .Fl s オプションは無効となります。 .It Ar hops タイプ 0 ルーティングヘッダ中に置かれる、中間ノード用の IPv6 です。 .It Ar host 最終的な終点ノードの IPv6 アドレスです。 .El .Pp 問題の切り分けのために .Nm を用いるには、ローカルインタフェースが up かつ running であることを 確認するため、まずローカルホスト上で実行します。 その後、より遠くのホストやゲートウェイに .Dq ping をしていきます。 経路周回時間 (round-trip time) と消失パケットの統計が計算されます。 重複したパケットが受信された場合、そのパケットは消失パケットの計算には 含まれませんが、経路周回時間の統計の計算には 使われます。 指定されたパケットの数が送信され .Pq 受信され たとき、もしくはプログラムが .Dv SIGINT で終了した場合、簡単な要約が表示されます。 要約に書き出されるのは、送出したパケット数、受信したパケット数、そして 経路周回時間の最小/最大/平均/標準偏差です。 .Pp このプログラムは主にネットワークのテスト、計測、管理に用いられることを 想定しています。 .Nm はそれ自体ネットワークに負荷をかけるので、トラブルのないときや自動スクリ プトで用いることは勧められません。 .\" .Sh ICMP PACKET DETAILS .\" An IP header without options is 20 bytes. .\" An .\" .Tn ICMP .\" .Tn ECHO_REQUEST .\" packet contains an additional 8 bytes worth of .\" .Tn ICMP .\" header followed by an arbitrary amount of data. .\" When a .\" .Ar packetsize .\" is given, this indicated the size of this extra piece of data .\" .Pq the default is 56 . .\" Thus the amount of data received inside of an IP packet of type .\" .Tn ICMP .\" .Tn ECHO_REPLY .\" will always be 8 bytes more than the requested data space .\" .Pq the Tn ICMP header . .\" .Pp .\" If the data space is at least eight bytes large, .\" .Nm .\" uses the first eight bytes of this space to include a timestamp which .\" it uses in the computation of round trip times. .\" If less than eight bytes of pad are specified, no round trip times are .\" given. .Sh 重複パケットと障害パケット .Nm は重複パケットと障害パケットを報告します。重複パケットは ユニキャストアドレスに対して ping をかけている場合は起こるはずの ないものですが、 リンク層での不適切な再送信によって引き起こされるようです。 重複は様々な状況で起こる可能性があります。低いレベルの重複の存在は 必ずしも警告にならないかもしれませんが、 .Pq まず よい兆候ではありません。 ブロードキャストもしくは マルチキャストアドレスに ping する時には、重複パケットが出ることが予想されます。 なぜなら、そのパケットは、実際には重複したパケットなのではなく、 異ったホストからの同じ要求に対する応答であるからです。 .Pp 障害パケットは、警告を引き起こす重大な原因であることは間違いありません。 多くの場合、 .Nm ping パケットの経路のどこか .Pq ネットワーク内かホスト内 のハードウェアの故障が 考えられます。 .Sh 異なったデータパターンの試行 (インタ) ネットワーク層は、データ部分に含まれるデータによってパケットの扱い を変えません。不幸にも、パケットがネットワークに侵入し、 長い間検知されないままとなるというデータに依存した問題が知られています。 多くの場合、問題を引き起こす特殊なパターンは、 たとえば全部 1 や全部 0 のようなもの、あるいは右端以外が 0 であるようなものといった、十分な .Dq 遷移 を持たないものです。コマンドラインで (たとえば) 全部 0 のデータパターンを指定するだけでは不十分かもしれません。なぜな ら問題のパターンはデータリンク層にあり、コマンドラインで指定したものと コントローラが送信するものとの関係は複雑である可能性があるからです。 .Pp このことは、つまり、データに依存した問題があるとき、それを見付けるためには テストをたくさんしなければならないということです。運がよければ、 あるネットワークを通して送れない、あるいは同じような長さのファイル よりも送るのにずっと長時間かかるようなファイルを見付けることが できるかもしれません。 この場合、そのファイルを調べ、繰り返し現われるパターンを .Nm の .Fl p オプションを使ってテストできます。 .Sh 戻り値 .Nm は、成功時 (ホストが生きている場合) には 0 を、 引数が正しくない場合やホストが応答しない場合には非 0 を返します。 .Sh 関連項目 .Xr netstat 1 , .Xr ifconfig 8 , .Xr ping 8 , .Xr routed 8 , .Xr traceroute 8 , .Xr traceroute6 8 .Rs .%A A. Conta .%A S. Deering .%T "Internet Control Message Protocol (ICMPv6) for the Internet Protocol Version 6 (IPv6) Specification" .%N RFC2463 .%D December 1998 .Re .Rs .%A Matt Crawford .%T "IPv6 Node Information Queries" .%N draft-ietf-ipngwg-icmp-name-lookups-05.txt .%D October 22, 1999 .%O work in progress material .Re +.Sh バグ +我々が何故 +.Xr ping6 8 +と +.Xr ping 8 +の実装を分けたのかという議論が沢山ありました。 +IPv4 と IPv6 両用の ping コマンドに統一した方が便利だと言う人もいました。 +この要求に対する答えは次の通りです。 +.Pp +開発者の視点から: +IPv4 と IPv6 とで下位 API が全く異りますので、 +2 種類のコードベースを持つことになります。 +ふたつのコマンドをあわせて単一コマンドにしても、実際、 +開発者の立場からは利益はないでしょう。 +.Pp +操作者の視点から: +リモートログインツールのような通常のネットワークアプリケーションとは異り、 +通常、ネットワーク管理ツールを使用するときはアドレスファミリを意識します。 +単にホストへの到達可能性を知りたいのではなく、 +IPv6 等の特定のプロトコルでのホスト到達性を知りたいのです。 +よって、IPv4 と IPv6 用に統合された +.Xr ping 8 +コマンドがあったとしても、常に +.Fl 6 +または +.Fl 4 +のオプション (またはこれに類するもの) を入力して、 +特定のアドレスファミリを指定することになるでしょう。 +これは、本質的に、ふたつの異なったコマンドを持つのと同じことを意味します。 .Sh 歴史 .Nm ping コマンドは .Bx 4.3 で登場しました。 IPv6 をサポートした .Nm コマンドは KAME IPv6 プロトコルスタックキットではじめて登場しました。 .Pp KAME Project (http://www.kame.net/) スタックを基とする IPv6 および IPsec のサポートは、 .Fx 4.0 で始めて組み込まれました。